JP2005300755A - 無端ベルト、加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無端ベルト加熱方式の加熱装置において、無端ベルトを用いた場合の該無端ベルトの端部バリによる該無端ベルトの端部からの破損や無端ベルト内の内容物の破損を防止して、装置の耐久性・信頼性を確保すること。
【解決手段】金属基層を有する無端ベルトを製造する際の切断工程において、無端ベルト内面側より切断し、無端ベルト端部に生じるバリがベルト外側に向くようにする。これにより、ベルトの内面に接触する部材を傷付けることなく、ヒータ破損、ベルト端部破壊を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、無端ベルト(フィルム)加熱方式・加圧回転体駆動方式の加熱装置及び該加熱装置を像加熱装置として備えた電子写真装置・静電記録装置等の画像形成装置に関する。
無端ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方式の加熱装置は、加熱回転体としての無端ベルトと、無端ベルトの内側に位置し無端ベルトをルーズに外嵌させる無端ベルト内部部材と、無端ベルトを挟んで無端ベルト内部部材と相互圧接してニップ部を形成し、且つ、回転駆動される加圧回転体を有し、加圧回転体の回転駆動により無端ベルトがニップ部において無端ベルト内側部材の面を摺動しながら回転され、ニップ部の無端ベルトと加圧回転体の間で被加熱材を挟持搬送して加熱する装置構成のものである。
加熱回転体としての無端ベルトを電磁誘導発熱性部材にして磁場発生手段の発生磁場の作用で無端ベルト自体を発熱させ、その発熱で被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式(特許文献1等)や、ニップ部に対応する無端ベルト内側位置にセラミックヒータや電磁誘導発熱体等のヒータ(発熱体、加熱体)を固定して配設し、該ヒータの熱を無端ベルトを介して被加熱材に与えて加熱する方式(特許文献2、特許文献3等)等がある。
このような無端ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方式の加熱装置は、熱ローラ方式の加熱装置等との対比においてクイックスタート性や省エネルギー性に優れている。
又、加熱回転体としての無端ベルトの駆動力を低減化することができ、無端ベルトの回転時における無端ベルト軸線方向への寄り力を小さくすることができることから、該無端ベルトの寄り移動規制手段は無端ベルトの端部を受け止めるフランジ部材等の簡単な手段構成のものとすることが可能で、装置構成を簡略化・小型化・低コスト化できる。
そのため、複写機・プリンタ等の画像形成装置においては、電子写真プロセス・静電記録プロセス・磁気記録プロセス等の適宜の画像形成プロセス手段部で被記録材(転写材シート・エレクトロファックスシート・静電記録紙・OHPシート・印刷用紙・フォーマット紙など)に転写方式或は直接方式にて形成担持させた目的の画像情報の未定着画像(トナー画像)を被記録材面に永久固着画像として加熱定着させる定着装置として、上記のような無端ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方式の加熱装置が実用化されている。
ところで、このような無端ベルトに用いる材料として、電磁誘導発熱方式では導電性である金属が用いられることが多い。又、近年セラミックヒータ加熱方式においても、高速化のために無端ベルトの材料として従来の耐熱樹脂性のものにステンレス鋼、ニッケル等の金属が用いられることが多くなっている。
特開平9−171889号公報 特開平4−44075号〜44083号公報 特開平9−139282号公報
しかしながら、上述のように金属層を有する無端ベルトにおいては、製造段階において次のような理由から切断工程を有していた。
1)無端ベルトの基材である金属ベルトを形成する際、金属平板をプレス加工し、有底素管を作成した後、底部を切断した後、スピニング加工等の方法で薄肉化する。
2)加熱部材用無端ベルトとして金属ベルト基材上に、弾性層や離型層を成型する成型法として、仕上がり長手寸法よりも大きな長手寸法のものを用意しなければならない成型法がある。
このような切断工程は、通常、無端ベルト外部より回転カッター等で切断をするが、この場合、無端ベルト内部に向かうバリを生じ易い。このようなバリがあると端面近傍において無端ベルト内容物を傷付けることがある。これが例えばセラミックヒータ方式であると、セラミックヒータ表面のガラス保護層に傷を生じ、ヒータに流れる電流のリークが生じる。又、電磁誘導加熱方式の場合、電磁誘導コイルの素線の被覆を破壊し、コイルの絶縁性を保てない恐れがある。更に、これらのバリが無端ベルトの寄りを規制する無端ベルト突き当て部材に当たることで、無端ベルト端部にマイクロクラックを生じ、これにより無端ベルトが破壊することがある。
バリを生じさせない方法として無端ベルト外面よりバイト等を用いて溝を形成した後、突っ切り工具等で切断する方法があるが、この方法は工数が余計に掛かっていた。
そこで、本発明は、無端ベルト加熱方式・加圧回転体駆動方式の加熱装置の破損トラブルを無くして、装置の耐久性・信頼性を確保することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、少なくとも金属基層を有する無端ベルトにおいて、該無端ベルトを製造する工程において軸方向に対して概略垂直な面で切断する工程を有し、前記工程において該無端ベルトを製造する際に、該無端ベルト内面より該無端ベルト外面に向かって切断を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無端ベルトと、前記無端ベルトの内側に位置する無端ベルト内部部材と、前記無端ベルトを挟んで前記無端ベルト内部部材と相互圧接してニップ部を形成し、且つ、回転駆動される加圧部材を有し、前記ニップ部の前記無端ベルトと前記加圧回転体の間で被加熱材を挟持搬送して加熱することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記無端ベルト内部部材は、該無端ベルトの内側に位置し、該無端ベルトをルーズに外嵌させ、前記加圧回転体の回転駆動により前記無端ベルトが前記ニップ部において前記無端ベルト内側部材の面を摺動しながら回転されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記無端ベルトは電磁誘導発熱性であり、磁場発生手段の発生磁場の作用で発熱することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記無端ベルト内部部材は少なくとも固定された発熱体を含むことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、被記録材上に単色若しくは複数色のトナー像を形成する画像形成手段と、該被記録材上のトナー像を熱定着する定着装置と、を有する画像形成装置において、前記定着装置は請求項2〜5の何れかに記載の加熱装置であることを特徴とする。
本発明によれば、金属基層を有する無端ベルトを製造する際の切断工程において、無端ベルト内面側より切断し、無端ベルト端部に生じるバリがベルト外側に向くようにする。これにより、ベルトの内面に接触する部材を傷付けることなく、ヒータ破損、ベルト端部破壊を防止することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
(1)画像形成装置例
図1は画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は電子写真カラープリンタである。
101は有機感光体やアモルファスシリコン感光体等で構成された感光体ドラム(像担持体)であり、矢示の反時計方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動される。そして、この感光体ドラム101は、その回転過程で帯電ローラ等の帯電装置102で所定の極性・電位の一様な帯電処理を受ける。
次いで、感光体ドラム101は、その帯電処理面にレーザ光学箱(レーザスキャナー)110から出力されるレーザ光103による目的の画像情報の走査露光処理を受ける。レーザ光学箱110は、不図示の画像読み取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ)したレーザ光103を出力して回転感光体ドラム101面に走査露光した目的画像情報に対応した静電潜像が形成される。109はレーザ光学箱110からの出力レーザ光を感光体ドラム101の露光位置に偏向させるミラーである。
フルカラー画像形成の場合は、目的のフルカラー画像の第1の色分解成分画像、例えばイエロー成分画像についての走査露光・潜像形成がなされ、その潜像が4色カラー現像装置104のうちのイエロー現像器104Yの作動でイエロートナー画像として現像される。そして、そのイエロートナー画像は、感光体ドラム101と中間転写体ドラム105との接触部(或は近接部)である1次転写部T1において中間転写体ドラム105の面に転写される。
中間転写体ドラム105面に対するトナー画像転写後の回転感光体ドラム101面は、クリーナ107により転写残りトナー等の付着残留物の除去を受けて清掃される。
上記のような帯電・走査露光・現像・一次転写・清掃のプロセスサイクルが、目的のフルカラー画像の第2の色分解成分画像(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器104Mが作動)、第3の色分解成分画像(例えばシアン成分画像、シアン現像器104Cが作動)、第4の色分解成分画像(例えば黒成分画像、黒現像器104BKが作動)の各色分解成分画像について順次実行され、中間転写体ドラム105面にイエロートナー画像・マゼンタトナー画像・シアントナー画像・黒トナー画像の都合4色のトナー画像が順次重ねて転写されて、目的のフルカラー画像に対応したカラートナー画像が合成形成される。
中間転写体ドラム105は、金属ドラム上に中抵抗の弾性層と高抵抗の表層を有するもので、感光体ドラム101に接触して或は近接して感光体ドラム101と略同じ周速度で矢示の時計方向に回転駆動され、中間転写体ドラム105の金属ドラムにバイアス電位を与えて感光体ドラム101との電位差で感光体ドラム101側のトナー画像を前記中間転写体ドラム105面側に転写させる。
上記回転中間転写体ドラム105面に合成形成されたカラートナー画像は、前記回転中間転写体ドラム105と転写ローラ106との接触ニップ部である二次転写部T2において、前記二次転写部T2に不図示の給紙部から所定のタイミングで送り込まれた被記録材Pの面に転写されていく。転写ローラ106は、被記録材Pの背面からトナーと逆極性の電荷を供給することで中間転写体ドラム105面側から被記録材P側へ合成カラートナー画像を順次に一括転写する。
二次転写部T2を通過した被記録材Pは、中間転写体ドラム105の面から分離されて像加熱装置(定着装置)100へ導入され、未定着トナー画像の加熱定着処理を受けてカラー画像形成物として機外の不図示の排紙トレーに排出される。定着装置100については次の(2)項で詳述する。
被記録材Pに対するカラートナ一画像転写後の回転中間転写体ドラム105は、クリーナ108により転写残りトナー・紙粉等の付着残留物の除去を受けて清掃される。このクリーナ108は、常時は中間転写体ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム105に接触状態に保持される。
又、転写ローラ106も常時は中間転写体ドラム105に非接触状態に保持されており、中間転写体ドラム105から被記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写実行過程において中間転写体ドラム105に被記録材Pを介して接触状態に保持される。
尚、本例装置は、白黒画像等のモノカラー画像のプリントモードも実行できる。又、両面画像プリントモード、或は多重画像プリントモードも実行できる。
両面画像プリントモードの場合は、定着装置100を出た1面目画像プリント済みの被記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されて再び二次転写部T2へ送り込まれて2面に対するトナー画像転写を受け、再度、定着装置100に導入されて2面に対するトナー画像の定着処理を受けることで両面画像プリントが出力される。
多重画像プリントモードの場合は、定着装置100を出た1回目画像プリント済みの被記録材Pは、不図示の再循環搬送機構を介して表裏反転されないで再び二次転写部T2へ送り込まれて1回目画像プリント済みの面に2回目のトナー画像転写を受け、再度、定着装置100に導入されて2回目のトナー画像の定着処理を受けることで多重画像プリントが出力される。
(2)定着装置100
本実施の形態における定着装置100は、電磁誘導加熱方式の装置である。図2は該定着装置100の一部切欠き正面模型図、図3は縦断面模型図、図4は横断面模型図である。
A)装置の全体的な概略構成:
10は無端ベルトとしての定着ベルトである。この定着ベルト10は後述するように電磁誘導発熱層(導電体層、磁性体層、金属発熱層)を有する、電磁誘導発熱性の回転体としての円筒状部材である。
16は無端ベルト内部部材としての略円筒形状のベルトガイド部材である。このベルトガイド部材16に上記定着ベルト10をルーズに外嵌させてある。ベルトガイド部材16の下面部分は長手に沿ってフラット面として切り欠いてある。又、ベルトガイド部材16の両端側部分は他の部分よりも外径を少し小さくした環状溝部16a,16bとしてある。
23a,23bは定着ベルト10の左右端部を規制・保持する略円筒状の無端ベルト保持部材としての左右一対の環状のフランジ部材である。それぞれスリーブ部分と鍔座部分(フランジ部分)を有し、上記ベルトガイド部材16の左右両端側部分の環状溝部16a,16bにスリーブ部分を回転自由に嵌め合わせて嵌着させてある。
この左右のフランジ部材23a,23bのスリーブ部分にそれぞれ定着ベルト10の左右端部を外嵌することで定着ベルト10の両端部に定着ベルトには回転不可能に該フランジ部材23a,23bを装着してある。
15は磁性コア17a,17b,17cと励磁コイル18から構成される磁場発生手段であり、ベルトガイド部材16の内側の、図4において右半部側に配設してある。19は励磁コイル保持部材である。
22はベルトガイド部材16内に挿通した横断面下向きコ字型の剛性のある加圧ステーである。この加圧ステー22の左右両端部はベルトガイド部材16の左右両端部から外方に突出させてある。
21a,21bは上記加圧ステー22の左右両端部に嵌着してビス締め等の手段で固定した左右の加圧ブロックである。図5は左側の加圧ブロック21aの斜視図である。右側の加圧ブロック21bも同形の部材である。
以上の組み立て体16,10,23a,23b,22,21a,21bが加熱アセンブリである。
30は加圧回転体としての加圧ローラである。この加圧ローラ30は、芯金30aと、該芯金30a回りに同心一体にローラ状に形成被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂等の耐熱性・弾性材層30bとで構成されている。
この加圧ローラ30はその芯金30aの左右両端部を装置シャシー70の左右側板70a,70b間に軸受28a,28bを介して回転自由に軸受保持させて配設してある。又、芯金30aの左端部にはドライブギアGを固着してあり、このドライブギアGに駆動系Mから回転力が伝達されて該加圧ローラが所定の周速度をもって図4において矢印の反時計方向に回転駆動される(加圧ローラ駆動方式)。
装置シャシー70の左右側板70a,70bには、上端側を開放した縦方向のガイド穴部70c,70dを有しており、このガイド長穴70c,70dに対してその上部開口部から前述した加熱アセンブリの左右の加圧ブロック21a,21b部分を加圧ブロック側の縦溝部21c(図5)をガイド長穴の縦縁部に係合させて下方に落とし込むことで、加熱アセンブリを装置シャシー70の左右側板70a,70b間において上記加圧ローラ30の上側に配置させてある。この場合、ベルトガイド部材16は下面の切欠きフラット面16cが下向きであり、定着ベルト10を介して加圧ローラ10の上面部に対向する。
24は装置シャシー70の左右側板70a,70bの上端部間に取り付けた定着フレームである。そして、この定着フレーム24の左右端部と、加熱アセンブリの左右の加圧ブロック21a,21bとの間にそれぞれ加圧ばね25a,25bを縮設することで、加圧ブロック21a,21bに所定の押し下げ力を作用させてある。
これにより、加圧ステー22によりベルトガイド部材16が加圧ローラ30の耐熱性・弾性材層30bの弾性に抗して押し下げられてベルトガイド部材16の下面の切欠きフラット面16cが定着ベルト10を挟んで加圧ローラ10の上面部に所定の押圧力で圧接して所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
加圧ローラ30が駆動手段Mにより図4において反時計方向に回転駆動されると、定着ニップ部Nにおける加圧ローラ30と定着ベルト10の外面との摩擦力で定着ベルト10に回転力が作用して定着ベルト10はその内周面が定着ニップ部Nにおいてベルトガイド部材16の下面の切欠きフラット面16cに密着して摺動しながら、加圧ローラ30の回転周速度にほぼ対応した周速度をもってベルトガイド部材16の外回りを図4において時計方向に回転する。即ち、定着ベルト10は加圧ローラ30の駆動回転に従動して回転する。
上記回転駆動時の駆動トルクを減少させるため、定着ニップ部Nにおけるベルトガイド部材16の下面の切欠きフラット面16cには低摩擦係数の別部材である摺動板41を装着しても良い。この摺動板41の材料には、フッ素樹脂、ガラス、2硫化モリブデンをコートした金属板等が挙げられる。
ベルトガイド部材16の内側の右半部側に配設してある磁場発生手段15の励磁コイル18には、図10に示すように、その給電部18a,18bに励磁回路27を接続してある。この励磁回路27は、20kHz〜500kHzの高周波をスイッチング電源で発生できるようになっている。励磁コイル18は励磁回路27から供給される交番電流(高周波電流)によって交番磁束を発生する。電磁誘導発熱性ベルトである定着ベルト10の電磁誘導発熱層には前記交番磁界を打ち消す方向に渦電流が流れ、ジュール熱が発生し、定着ベルト10が発熱する。
定着ニップ部Nの温度は定着ニップ部Nの近傍においてベルトガイド部材16の外面に設けた温度検知手段26を含む不図示の温調系により励磁コイル18に対する電流供給が制御されることで所定の温度が維持されるように温調される。
温度検知手段26は、本例においては定着ニップ部Nの近傍においてベルトガイド部材の外面に配設した定着ベルト10の温度を検知するサーミスタ等の温度センサであり、この温度センサ26で測定した定着ベルト10の温度情報に基づいて定着ニップ部Nの温度を制御するようにしている。
而して、加圧ローラ30が回転駆動され、それに伴って定着ベルト10が回転し、励磁回路27から励磁コイル18への給電により上記のように定着ベルト10の電磁誘導発熱がなされて定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成手段部から搬送された未定着トナー画像tが形成された被記録材Pが定着ニップ部Nに導かれ、定着ニップ部Nの定着ベルト10と加圧ローラ30との間に画像面が上向き、即ち定着ベルト面に対向して導入され、定着ニップ部Nにおいて画像面が定着ベルト10の外面に密着して定着ベルト10と一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。この定着ニップ部Nを定着ベルト10と一緒に被記録材Pが挟持搬送されていく過程において定着ベルト10の電磁誘導発熱で加熱されて被記録材P上の未定着トナー画像tが加熱定着される。被記録材Pは、定着ニップ部Nを通過すると回転定着ベルト10の外面から分離して排出搬送されていく。被記録材上の加熱定着トナー画像は、定着ニップ部通過後、冷却して永久固着像となる。
本例では、トナーtに低軟化物質を含有させたトナーを使用したため、定着装置にオフセット防止のためのオイル塗布機構を設けていないが、低軟化物質を含有させていないトナーを使用した場合にはオイル塗布機構を設けても良い。又、低軟化物質を含有させたトナーを使用した場合にもオイル塗布や冷却分離を行っても良い。
B)無端ベルト保持部材:
無端ベルトである円筒状の定着ベルト10の左右両端部には、前述したように端部を規制・保持する無端ベルト保持部材としての厚さ約2mmのフランジ部材23a,23bが定着ベルト10を覆うように設けられている。このフランジ部材23a,23bは、略円筒状のベルトガイド部材16の左右両端側部分の環状溝部16a,16bに固定して嵌め合わせて嵌着させてある。このフランジ部材23a,23bにはフェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマー樹脂やこれらの混合樹脂やアルミニウム、鉄等の金属等耐熱性の高い材料が用いられる。
上記フランジ部材23a,23bによって定着ベルト10の回転軸方向(スラスト方向、長手方向)の位置決めがなされ、該フランジ部材23a,23bは、定着ベルト10の回転時に該定着ベルト10の端部を受けて定着ベルト10のベルトガイド部材16の長手に沿う寄り移動を規制する役目を果たす。
C)定着ベルト10:
図9は本実施の形態における電磁誘導発熱性の定着ベルト10の層構成を示す模型図である。
本例の定着ベルト10は、電磁誘導発熱性の定着ベルトの基層となる金属ベルト等で構成された金属基層1と、その外面に積層した弾性層2と、更にその外面に積層した離型層3の複合構造のものである。
金属基層1と弾性層2との間の接着、弾性層2と離型層3との間の接着のために、各層間にプライマー層(不図示)を設けても良い。
略円筒形状である定着ベルト10において、金属基層1が内面側であり、離型層3が外面側である。前述したように、金属基層1に交番磁束が作用することで、金属基層1に渦電流が発生して金属基層1が発熱する。この層で誘導発熱した熱が弾性層2・離型層3を介して定着ベルト10全体を加熱し、定着ニップ部Nに通紙される被記録材Pを加熱してトナーt画像の加熱定着がなされる。
a.金属基層(電磁誘導発熱層)1:
金属基層1は、ニッケル、鉄、強磁性SUS、ニッケル−コバルト合金といった強磁性体の金属を用いると良い。
非磁性の金属でも良いが、より好ましくは磁束の吸収の良いニッケル、鉄、磁性ステンレス、コバルト−ニッケル合金等の金属が良い。
その厚みは次の式で表される表皮深さより厚く且つ200μm以下にすることが好ましい。表皮深さσ[m]は、励磁回路の周波数f[Hz]と透磁率μと固有抵抗ρ[Ωm]を用いて、
σ=503×(ρ/fμ)1 / 2
と表される。
これは電磁誘導で使われる電磁波の吸収の深さを示しており、これより深いところでは電磁波の強度は1/e以下になっていることを示す。逆に言うと、殆どのエネルギーはこの深さまでで吸収されている(図10)。
金属基層1の厚さは好ましくは1〜100μmが良い。金属基層1の厚みが1μmよりも小さいと殆どの電磁エネルギーが吸収し切れないために効率が悪くなる。又、金属基層1が100μmを超えると剛性が高くなり過ぎ、又、屈曲性が悪くなり、回転体として使用するには現実的ではない。従って、金属基層1の厚みは1〜100μmが好ましい。
本実施の形態において、金属基層はNiをベース材としており、添加物としてリンや硫黄が加えられており、電気鋳造法にて形成される。又、鉄、磁性ステンレス等を用いる場合は、平板を押し出し成型し、有底無端ベルトを形成した後、底部を切断することで無端ベルトを形成する方法や平板を電縫加工して無端ベルトを得る等の公知の方法が用いられる。このようにして得られた無端ベルトを引き抜き成型やスピニング処理等の公知の方法で薄膜化していき、所望の厚みにすることができる。
b.弾性層2:
弾性層2は、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等で、耐熱性、熱伝導率が良い材質である。
弾性層2の厚さは10〜500μmが好ましい。この弾性層2は定着画像品質を保証するために必要な厚さである。
カラー画像を印刷する場合、特に写真画像等では被記録材P上で大きな面積に亘ってベタ画像が形成される。この場合、被記録材Pの凹凸或はトナー層tの凹凸に加熱面(離型層3)が追従できないと加熱ムラが発生し、伝熱量が多い部分と少ない部分で画像に光沢ムラが発生する。伝熱量が多い部分は光沢度が高く、伝熱量が少ない部分では光沢度が低い。
弾性層2の厚さとしては、10μm以下では被記録材或はトナー層の凹凸に追従し切れず画像光沢ムラが発生してしまう。又、弾性層2が1000μm以上の場合には弾性層の熱抵抗が大きくなり、クイックスタートを実現するのが難しくなる。より好ましくは弾性層2の厚みは50〜500μmが良い。
弾性層2は、硬度が高過ぎると被記録材P或はトナー層tの凹凸に追従し切れず画像光沢ムラが発生してしまう。そこで、弾性層2の硬度としては60゜(JIS−A:JIS−K A型試験機)以下、より好ましくは45゜以下が良い。
弾性層2の熱伝導率λに関しては、2.52×10-1〜8.4×10-1 W/m・℃(6×10-4〜2×10-3cal/cm・sec・deg)が良い。熱伝導率λが2.52×10-1 W/m・℃よりも小さい場合には、熱抵抗が大きく、定着ベルト10の表層(離型層3)における温度上昇が遅くなる。熱伝導率λが8.4×10-1 W/m・℃よりも大きい場合には、硬度が高くなり過ぎたり、圧縮永久歪みが悪化する。よって、熱伝導率λは2.52×10-1〜8.4×10-1 W/m・℃が良い。より好ましくは3.36×10-1〜3×10-1 W/m・℃(8×10-4〜1.5×10-3cal/cm・sec・deg)が良い。
c.離型層3:
離型層3は、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性と耐熱性が高い材料を選択することができる。
離型層3の厚さは1〜100μmが好ましい。離型層3の厚さが1μmよりも小さいと塗膜の塗ムラで離型性の悪い部分ができたり、耐久性が不足するといった問題が発生する。又、離型層が100μmを超えると熱伝導が悪化するという問題が発生し、特に樹脂系の離型層の場合は硬度が高くなり過ぎ、弾性層2の効果がなくなってしまう。
d.定着ベルトの切断:
本実施の形態における定着ベルトは前述したような方法で得られた金属ベルト素管の外表面にゴム及び離型層を公知の方法で成型することで得られる。この際、成型方法によっては金属ベルト素管の両端部を支持する必要があるため、仕上がり寸法よりも長い金属ベルト素管を用意する必要がある。そして、所望の長手寸法に仕上げるために、最終工程としてベルト端部の切断が必要となる。
本実施の形態では、図6に示すように、カッタ等により内面より切断する方法を用いている。比較例(a)として図7のように外面よりカッタ200で切断する場合、又、比較例(b)として端部図8のように研磨機202で溝を付けた後、突っ切り治具203にて切断する方法で定着ベルトを作製し、加熱条件下で空回転耐久実験を行ったところ、比較例(a)では20時間程で端部にマイクロクラックが発生し、40時間程でベルト自体が破壊した。それに対し、本実施の形態及び比較例(b)では500時間の空回転を行っても、端部にクラックの発生はなかった。
D)磁場発生手段15:
磁性コア17a,17b,17cは、高透磁率の部材であり、フェライトやパーマロイ等といったトランスのコアに用いられる材料が良く、より好ましくは100kHz以上でも損失の少ないフェライトを用いるのが良い。
励磁コイル18は、コイル(線輪)を構成させる導線(電線)として、1本ずつがそれぞれ絶縁被覆された銅製の細線を複数本束ねたもの(束線)を用い、これを複数回巻いて励磁コイルを形成している。本例では、10ターン巻いて励磁コイル18を形成している。
絶縁被覆としては、定着ベルト10の発熱による熱伝導を考慮して耐熱性を有する被覆を用いるのが良い。例えば、アミドイミドやポリイミド等の被覆を用いると良い。励磁コイル18は外部から圧力を加えて密集度を向上させても良い。
励磁コイル18の形状は、図4に示すように、電磁誘導発熱性部材である定着ベルト10の電磁誘導発熱層1の曲面に沿うようにしている。本例では定着ベルト10の金属基層1と励磁コイル18との間の距離は略2mmになるように設定した。
磁性コア17a,17b,17c及び励磁コイル18と、定着ベルト10の金属基層1の間の距離はできる限り近づけた方が磁束の吸収効率が高いのであるが、この距離が5mmを超えるとこの効率が著しく低下するため、5mm以内にするのが良い。又、5mm以内であれば定着ベルト10の金属基層1と励磁コイル18の距離が一定である必要はない。
励磁コイル18の励磁コイル保持部材19からの引出線については励磁コイル保持部材19から外の部分について束線の外側に絶縁被覆を施している。
励磁コイル保持部材19の材質としては、絶縁性に優れ、耐熱性が高いものが良い。例えば、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、FEP樹脂、LCP樹脂等を選択すると良い。
励磁コイル18には前述したように給電部18a,18b(図11)に励磁回路27を接続してある。この励磁回路27は、約20kHz〜500kHzの高周波電流をスイッチング電源で発生できるようになっている。励磁コイル18は、励磁回路27から供給される交番電流(高周波電流)によって交番磁束を発生する。電磁誘導発熱性部材である定着ベルト10の電磁誘導発熱層1には上記の交番磁束を打ち消す方向に渦電流が流れ、ジュール熱が発生し、定着ベルト10が発熱する。
図11は交番磁束の発生の様子を模式的に表したものである。磁束Cは発生した交番磁束の一部を表す。磁性コア17a,17b,17cに導かれた交番磁束Cは、磁性コア17aと磁性コア17bとの間、そして、磁性コア17aと磁性コア17cとの間において定着ベルト10の電磁誘導発熱層1に渦電流を発生させる。この渦電流は、電磁誘導発熱層1の固有抵抗によって電磁誘導発熱層1にジュール熱(渦電流損)を発生させる。
ここでの発熱量Qは電磁誘導発熱層1を通る磁束の密度によって決まり、図11のグラフような分布を示す。図11のグラフは、縦軸が磁性コア17aの中心を0とした角度θで表した定着ベルト10における円周方向の位置を示し、横軸が定着ベルト10の電磁誘導発熱層1での発熱量Qを示す。ここで、発熱域Hは最大発熱量をQとした場合、発熱量がQ/e以上の領域と定義する。これは、定着に必要な発熱量が得られる領域である。
E)安全回路:
本例においては、定着ベルト10の発熱域H(図12)の対向位置に暴走時の励磁コイル18への給電を遮断するため温度検知素子であるサーモスイッチ50(図2及び図4)を配設している。
図10は本例で使用した安全回路の回路図である。
温度検知素子であるサーモスイッチ50は、+24VDC電源とリレースイッチ51と直列に接続されており、サーモスイッチ50が切れると、リレースイッチ51への給電が遮断され、リレースイッチ51が動作し、励磁回路27への給電が遮断されることにより励磁コイル18への給電を遮断する構成を採っている。サーモスイッチ50はOFF動作温度を220℃に設定した。
又、サーモスイッチ50は、定着ベルト10の発熱域Hに対向して定着ベルト10の外面に非接触に配設した。サーモスイッチ50と定着ベルト10との間の距離は略2mmとした。これにより、定着ベルト10にサーモスイッチ50の接触による傷が付くことがなく、耐久による定着画像の劣化を防止することができる。
本例によれば、装置故障による装置暴走時に、定着ニップ部Nに被記録材Pが挟まった状態で装置が停止し、励磁コイル18に給電が続けられ、定着ベルト10が発熱し続けた場合でも、被記録材Pが挟まっている定着ニップ部Nでは発熱していないために被記録材Pが直接加熱されることがない。又、発熱量が多い発熱域Hには、サーモスイッチ50が配設してあるため、サーモスイッチ50が220℃を感知して、サーモスイッチ50が切れた時点で、リレースイッチ51により励磁コイル18への給電が遮断される。
よって、被記録材としての紙の発火温度は約400℃近辺であるため紙が発火することなく、定着ベルト10の発熱を停止することができる。
温度検知素子としてサーモスイッチ50の他に温度ヒューズを用いることもできる。
<その他の実施例>
1)電磁誘導発熱性部材である定着ベルト10は、モノクロ或は1パスマルチカラー画像等の加熱定着用の場合は弾性層2を省略した形態のものとすることもできる。発熱層単層の部材とすることもできる。
2)磁場発生手段15は定着ベルト10の外部に配設することもできる。
3)加圧部材30はローラ体に限らず、回動ベルト型等、他の形態の部材にすることもできる。
又、加圧部材30側からも被記録材に熱エネルギーを供給するために、加圧部材30側にも電磁誘導加熱等の発熱手段を設けて所定の温度に加熱・温調する装置構成にすることもできる。
4)図13は他の装置構成例である。即ち、この装置は、無端ベルトとしての定着ベルト10Aを電磁誘導発熱性を有していない耐熱性の部材にし、定着ニップ部Nにおける定着ベルト10Aの内面側に固定の発熱体(加熱体、ヒータ)として鉄板等の電磁誘導発熱部材60を配設し、この電磁誘導発熱部材60をベルトガイド部材16の内側に配設した磁場発生手段15により電磁誘導発熱させ、定着ニップ部Nにおいて該部材60の熱を定着ベルト10Aを介して被記録材Pに伝熱するものである。本発明はこのような装置にも適用できる。
5)図14及び図15は更に他の装置構成例である。即ち、この装置は、無端ベルトとしての定着ベルト10AをNi、SUS等の金属の部材にし、定着ニップ部Nにおける定着ベルト10Aの内面側に固定の発熱体(加熱体、ヒータ)としてセラミックヒータ61を配設し、このセラミックヒータ61を発熱させ、定着ニップ部Nにおいて該セラミックヒータ61の熱を定着ベルト10Aを介して被記録材Pに伝熱するものである。セラミックヒータ61は、図15に示すように、アルミナや窒化アルミ等のセラミック基板64上に抵抗発熱体62をスクリーン印刷等の厚膜形成プロセスにより形成し、定着ベルト側の面に保護層としてガラス膜63を形成したものである。定着ベルト10A内面に向かってバリが生じていると、このガラス保護膜63を傷付け、それによりヒータ電流のリーク等の障害が発生する恐れがある。このようなことより、本形態を用いると、ベルト内面に固定発熱体を用いた系において大きな効果が得られる。
6)本発明に係る加熱装置は、実施の形態の画像加熱定着装置としてに限らず、画像を担持した被記録材を加熱してつや等の表面性を改質する像加熱装置、仮定着する像加熱装置、その他、被加熱材の加熱乾燥装置、加熱ラミネート装置等、広く被加熱材を加熱処理する手段・装置として使用できる。
7)図16は更に他の実施の形態である。この装置はベルト10Bの中にハロゲンヒータ83を内部に配した加熱ローラ81及びベルト搬送ローラ82を配したものである。本形態を用いることで、これらのローラ類に障害を発生させずに使用することができる。
本発明は、無端ベルト(フィルム)加熱方式・加圧回転体駆動方式を採用する加熱装置とこれを像加熱装置として備える電子写真装置や静電記録装置等の画像形成装置に対して有用である。
画像形成装置例の概略構成図である。 定着装置の一部切欠き正面模型図である。 同装置の縦断面模型図である。 同装置の横断面模型図である。 加圧ブロックの斜視図である。 本発明に係る無端ベルトの端部切断法を示した模式図である。 比較例(a)を用いた無端ベルトの端部切断法を示した模式図である。 比較例(b)を用いた無端ベルトの端部切断法を示した模式図である。 定着ベルトの断面模型図である。 発熱層深さと電磁波強度の関係を示したグラフである。 安全回路を示した図である。 磁場発生手段と発熱量Qの関係を示した図である。 他の装置構成の定着装置の横断面模型図である。 他の装置構成の定着装置の横断面模型図である。 他の装置構成の定着装置のセラミックヒータの横断面模型図である。 更に他の装置構成の定着装置の横断面模型図である。
符号の説明
1 金属基層(発熱層)
2 弾性層
3 離型層
10 定着ベルト(電磁誘導発熱性部材)
10A,10B 耐熱性ベルト
15 磁場発生手段アセンブリ
16 ベルトガイド部材
17 磁性コア
18 励磁コイル
19 励磁コイル保持部材
21a,21b 加圧ブロック
22 加圧ステー
23a,23b 定着ベルト端部の規制・保持用フランジ部材
24 定着フレーム(ステー)
25a,25b 加圧ばね
26 温度検知素子(サーミスタ)
30 加圧ローラ
41 摺動板
50 安全用温度検知素子
51 リレースイッチ
60 固定の発熱体(電磁誘導発熱性部材)
61 固定の発熱体(セラミックヒータ)
62 発熱体
63 保護ガラス膜
64 セラミック基板
81 加熱ローラ
82 ベルト搬送ローラ
83 ハロゲンヒータ
200 カッタ
202 研磨機
203 突っ切り治具

Claims (6)

  1. 少なくとも金属基層を有する無端ベルトにおいて、
    該無端ベルトを製造する工程において軸方向に対して概略垂直な面で切断する工程を有し、前記工程において該無端ベルトを製造する際に、該無端ベルト内面より該無端ベルト外面に向かって切断を行うことを特徴とする無端ベルト。
  2. 請求項1記載の無端ベルトと、前記無端ベルトの内側に位置する無端ベルト内部部材と、前記無端ベルトを挟んで前記無端ベルト内部部材と相互圧接してニップ部を形成し、且つ、回転駆動される加圧部材を有し、前記ニップ部の前記無端ベルトと前記加圧回転体の間で被加熱材を挟持搬送して加熱することを特徴とする加熱装置。
  3. 前記無端ベルト内部部材は、該無端ベルトの内側に位置し、該無端ベルトをルーズに外嵌させ、前記加圧回転体の回転駆動により前記無端ベルトが前記ニップ部において前記無端ベルト内側部材の面を摺動しながら回転されることを特徴とする請求項2記載の加熱装置。
  4. 前記無端ベルトは電磁誘導発熱性であり、磁場発生手段の発生磁場の作用で発熱することを特徴とする請求項2又は3記載の加熱装置。
  5. 前記無端ベルト内部部材は少なくとも固定された発熱体を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の加熱装置。
  6. 被記録材上に単色若しくは複数色のトナー像を形成する画像形成手段と、該被記録材上のトナー像を熱定着する定着装置と、を有する画像形成装置において、
    前記定着装置は請求項2〜5の何れかに記載の加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
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JP2007298554A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Canon Inc 像加熱用部材及び像加熱装置
JP2008158482A (ja) * 2006-11-28 2008-07-10 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP2010145958A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 定着装置及びそれを備えた画像形成装置

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