JP2015111188A - 加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Jinsuke Nakao
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Abstract

【課題】媒体を搬送するベルトを電磁誘導により発熱する発熱部材により加熱する加熱装置において、ベルトの加熱の開始からベルトが予め定められた温度に達するまでの時間を、阻害層を設けない場合と比べて短縮する。【解決手段】蓄熱板58は、電磁誘導部53が生成した交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、定着ベルト51に熱を伝導する部材である。蓄熱板58は、磁路形成部材581、樹脂層582、および熱容量調整部材583を、定着ベルト51の内周面側から軸O1に向かってこの順に重ねて備える。樹脂層582は、磁路形成部材581に沿って、磁路形成部材581が定着ベルト51に相対する面の反対側に設けられている。樹脂層582の熱伝導性は、磁路形成部材581の熱伝導性及び熱容量調整部材583の熱伝導性よりも低く、磁路形成部材581から熱容量調整部材583への熱移動を阻害する。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
IHヒータによって加熱を行う定着装置が提案されている。特許文献1には、移動機構を有する定着加圧部材を備える誘導加熱方式の定着装置において、導電層を有し導電層が電磁誘導加熱されることで記録材にトナーを定着する定着ベルトと、定着ベルトの内周面と接触して配設されIHヒータで生成された交流磁界の磁路を形成するとともに電磁誘導加熱されることで熱を伝導する感温磁性部材とを備えることが記載されている。特許文献2には、シート状の金属材質の発熱体を覆うように層が構成されている加熱体において、その層が、加熱体の被加熱材を加熱する側の面がその反対側の面に比べ、熱伝導率が良い層が形成されている加熱体を用いることが記載されている。
特開2010−231094号公報 特開2003−272806号公報
本発明は、媒体を搬送するベルトを電磁誘導により発熱する発熱部材により加熱する加熱装置において、ベルトの加熱の開始からベルトが予め定められた温度に達するまでの時間を、阻害層を設けない場合と比べて短縮することを目的とする。
本発明の請求項1に係る加熱装置は、交流磁界を発生する磁界発生手段と、前記交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、媒体を搬送するベルトの表面を加熱する面状の発熱部材と、前記発熱部材に沿って、前記発熱部材が前記ベルトに相対する面の反対側に設けられ、前記発熱部材よりも低い熱伝導性を有する阻害層とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る加熱装置は、請求項1に記載の構成において、前記阻害層に沿って、前記阻害層が前記発熱部材に相対する面の反対側に設けられ、熱を蓄える蓄熱層を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る加熱装置は、請求項2に記載の構成において、前記阻害層と前記蓄熱層に挟まれる位置に設けられ、前記阻害層と前記蓄熱層を接着する接着層を備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る加熱装置は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構成において、前記阻害層と前記発熱部材に挟まれる位置に設けられ、前記阻害層と前記発熱部材を接着する接着層を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る定着装置は、回転することによって外周面に接する媒体を搬送する無端のベルトと、前記ベルトを加熱する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加熱装置とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る定着装置は、媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像が形成された媒体を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送されてくる媒体に画像を定着させる請求項5に記載の定着装置とを備えることを特徴とする。
請求項1、5及び6に係る発明によれば、媒体を搬送するベルトを電磁誘導により発熱する発熱部材により加熱する加熱装置において、ベルトの加熱の開始からベルトが予め定められた温度に達するまでの時間を、阻害層を設けない場合と比べて短縮することができる。
請求項2に係る発明によれば、発熱部材と蓄熱層との間に阻害層を設けない場合と比べて、ベルトの加熱の開始からベルトが予め定められた温度に達するまでの時間を短くすることができる。
請求項3に係る発明によれば、阻害層と蓄熱層の間に接着層を設けない場合と比べて、阻害層と蓄熱層の密着性を高くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、阻害層と発熱部材の間に接着層を設けない場合と比べて、阻害層と発熱部材の密着性を高くすることができる。
画像形成装置の全体構成を示す図である。 定着部の概要を示す図である。 図2における矢視IIIから定着部を見た図である。 定着ベルトの一部を拡大して示す図である。 蓄熱板の一部を拡大して示す断面図である。 定着部が定着ベルトの加熱を開始してからの各部材の温度の時間的な変化の一例を示す図である。 定着部の概要を示す図である。
1.実施形態
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。画像形成装置1は電子写真方式で画像を形成する装置である。本実施形態に係る画像形成装置1は、所謂タンデム型であり、画像を表す画像データに基づいて媒体の一例である用紙Pに画像を形成する。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有し、CPUがROMや記憶部12に記憶されているコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)を読み出して実行することにより画像形成装置1の各部を制御する。記憶部12はハードディスクドライブ等の大容量の記憶手段であり、制御部11のCPUに読み込まれるプログラムを記憶する。操作部17は各種の指示を入力するための操作ボタン等を備えており、ユーザによる操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に供給する。
現像部13Y、13M、13C、13Kは、用紙Pにトナー像を形成する。なお、符号のY、M、C、Kはそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーに対応した構成であることを意味している。現像部13Y、13M、13C、13Kのそれぞれは、用いるトナーが異なるものの、その構成に大きな差異はない。以下、現像部13Y、13M、13C、13Kのそれぞれを特に区別する必要がない場合には、トナーの色を示す符号末尾のアルファベットを省略して「現像部13」とする。
各現像部13は、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光装置33と、現像器34と、一次転写ロール35と、ドラムクリーナ36とを備えている。感光体ドラム31は電荷発生層や電荷輸送層を有する像保持体であり、図示しない駆動部により図中の矢線D13の方向に回転させられる。帯電器32は感光体ドラム31の表面を帯電させる。露光装置33はレーザー発光源やポリゴンミラー等(いずれも図示せず)を備え、制御部11の制御の下、画像データに応じたレーザー光を、帯電器32により帯電させられた後の感光体ドラム31に向けて照射する。これにより、各感光体ドラム31には潜像が保持される。なお、上記の画像データは、制御部11が図示しない通信部を介して外部装置から取得したものであってもよい。外部装置とは、例えば原画像を読み取る読取装置や画像を示すデータを記憶した記憶装置等である。
現像器34はY、M、C、Kのいずれかの色のトナーと、フェライト粉等の磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する。そして現像器34に形成された磁気ブラシの穂先が感光体ドラム31の表面に接触することで、トナーは感光体ドラム31表面で露光装置33により露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着し、感光体ドラム31に画像が形成(現像)される。
一次転写ロール35は転写部14の中間転写ベルト41が感光体ドラム31と対向する位置において予め定めた電位差を生じさせ、この電位差によって中間転写ベルト41に画像を転写する。ドラムクリーナ36は、画像の転写後に感光体ドラム31の表面に残留している未転写のトナーを取り除き、感光体ドラム31表面を除電する。即ち、ドラムクリーナ36は、次の画像形成に備えて、感光体ドラム31から不要なトナーや電荷を除去するものである。
転写部14は、中間転写ベルト41と、二次転写ロール42と、ベルト搬送ロール43と、バックアップロール44とを備えており、現像部13によって形成された画像を、ユーザの操作に応じて決められた紙種の用紙Pに転写する転写部である。中間転写ベルト41は無端のベルト部材であり、ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44はこの中間転写ベルト41を張架する。ベルト搬送ロール43およびバックアップロール44の少なくとも1つには駆動部(図示せず)が備えられており、中間転写ベルト41を図中の矢印D14方向に移動させる。なお、駆動部を有さないベルト搬送ロール43またはバックアップロール44は、中間転写ベルト41の移動に従動して回転する。中間転写ベルト41が図中の矢印D14方向に移動して回転することにより、中間転写ベルト41上の画像は、二次転写ロール42とバックアップロール44とに挟まれる領域に移動させられる。
二次転写ロール42は、中間転写ベルト41との電位差によって、中間転写ベルト41上の画像を搬送部16から搬送されてきた用紙Pに転写させる。ベルトクリーナ49は、中間転写ベルト41の表面に残留している未転写のトナーを取り除く。そして、転写部14または搬送部16は、画像が転写された用紙Pを定着部15へと搬送する。なお、現像部13および転写部14は、本発明における媒体に画像を形成する画像形成手段の一例である。
搬送部16(搬送手段の一例)は、容器と搬送ロールとを有する。容器には、予め定められたサイズにカットされた、媒体としての用紙Pが収容される。用紙Pのサイズのうち搬送方向に対して垂直な方向、すなわち幅方向には少なくとも2つ以上の異なるサイズが定められている。ここでは、最大幅用紙P1と、最大幅用紙P1よりも幅の狭い小幅用紙P2の2種類の用紙Pが用いられる。最大幅用紙P1とは、画像形成装置1で取り扱う用紙Pのうち、幅方向のサイズが最大のものである。これら2種類の用紙Pは収容されている容器によって制御部11に区別される。各容器に収容されている用紙Pは、制御部11の指示により搬送ロールによって1枚ずつ取り出され、用紙搬送路を経由して転写部14へと搬送される。なお、媒体は用紙に限らず、例えば樹脂製のシート等であってもよい。要するに、媒体は、表面に画像を形成し得るものであればよい。
定着部15(定着装置の一例)は、加熱によって用紙Pに転写された画像を定着させる。図2は、定着部15の概要を示す図である。以下、図において、定着部15の各構成の配置を説明するため、各構成が配置される空間をxyz右手系座標空間として表す。また、図に示す座標記号のうち、内側が白い円の中に黒い円を描いた記号は、紙面奥側から手前側に向かう矢印を表している。空間においてx軸に沿う方向をx軸方向という。また、x軸方向のうち、x成分が増加する方向を+x方向といい、x成分が減少する方向を−x方向という。y、z成分についても、y軸方向、+y方向、−y方向、z軸方向、+z方向、−z方向を定義する。また、用紙Pは定着部15を通過する際に、画像が形成された面を+y方向に向けた状態で、z軸方向に搬送される。すなわち、z軸方向は用紙Pの搬送方向であり、x軸方向は用紙Pの幅方向である。
定着部15は、定着ベルト51と、加圧ロール52と、電磁誘導部53と、磁心54と、押圧パッド56と、ホルダ57と、蓄熱板58とを備えている。図2に示すように定着ベルト51はx軸方向に平行な軸O1を中心に矢印D51方向に回転する。また、図2に示すように加圧ロール52は、金属製の円筒状の芯材521と、この芯材521の表面に設けられた弾性層522とを備える。芯材521は、軸O1に並行な軸である軸O2を中心に矢印D52方向に回転し、これに伴って弾性層522が矢印D52方向に回転する。弾性層522の材質は、例えばシリコーンゴム層や、フッ素ゴム層等である。また、弾性層522は、その表面に表面離型層(フッ素樹脂層)を備えてもよい。加圧ロール52は、図示しない駆動部により回転しつつ搬送部16により搬送された用紙Pを定着ベルト51に押し付けることにより、定着ベルト51による用紙Pの加熱を補助する。加圧ロール52は、図示しないラッチ機構により、定着ベルト51に押し付けられる(ラッチされる)。なお、ラッチ機構により加圧ロール52が定着ベルト51に押し付けられていない状態においては、加圧ロール52と定着ベルト51とは接触せず、両者の間には空隙がある。定着ベルト51は、加圧ロール52が押し付けられていない状態においては、図示しない駆動部により回転する一方、加圧ロール52が押し付けられている状態においては、加圧ロール52からの摩擦力によって加圧ロール52に従動回転する。
押圧パッド56、ホルダ57、および蓄熱板58は、定着ベルト51の内周側に配置されている。ホルダ57は、x軸方向に伸びる棒状の部材であり、図示しない両端部を画像形成装置1の筐体に固定されている。ホルダ57は、例えば、ガラス混入PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の耐熱性樹脂や、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)または銅(Cu)等の非磁性金属等を材料に用いて形成されている。これにより、ホルダ57は、他の材料を用いる場合に比べて比較的、誘導磁界に影響を与えにくくなっており、且つ、誘導磁界から影響を受けにくくなっている。ホルダ57は、押圧パッド56を図2に示す矢印D56方向(−y方向)、すなわち加圧ロール52に向かう方向に押圧するように支持する。
押圧パッド56は、LCP(Liquid Crystal Polymer)等の耐熱性樹脂で構成され、加圧ロール52と対向する位置でホルダ57に支持される。押圧パッド56は、定着ベルト51を介して加圧ロール52から押圧される状態で配置され、加圧ロール52の方向(−y方向)に向けて定着ベルト51を内側から押圧する。これにより、定着ベルト51と加圧ロール52との間にニップ領域R1が形成される。用紙Pは、ニップ領域R1を通過するように搬送される。ニップ領域R1において押圧パッド56は、加圧ロール52の押圧によって軸O1に向かって凹むように変形しており、定着ベルト51はこの変形した押圧パッド56の形状に沿った形状となる。なお、押圧パッド56は、シリコーンゴム等やフッ素ゴム等の弾性体で構成されていてもよい。
電磁誘導部53は、制御部11の指示に応じて図示しない励磁回路から定められた周波数の交流電流が供給される励磁コイルを備えている。この周波数は、例えば、一般的な汎用電源により生成される交流電流の周波数であり、例えば20kHz以上100kHz以下の周波数である。この交流電流の電流量は、制御部11によって制御される。励磁コイルは、相互に絶縁された銅線材を束ねたリッツ線が、楕円形状または長方形状等の中空きの閉ループ状に巻かれて形成されているコイルである。励磁コイルに励磁回路から上記の交流電流が供給されることにより、電磁誘導部53の周囲には、上記のリッツ線を中心とする交流磁界が発生する。上記の電流量が大きいほど、生成される交流磁界の強度が大きくなる。なお、電磁誘導部53は、本発明における磁界発生手段の一例である。
磁心54は、例えば焼成フェライト、フェライト樹脂、パーマロイ等を材料に形成された、断面が円弧を描く柱形状の強磁性体である。これらの材料は、透磁率が比較的高い酸化物や合金材質である。磁心54は、電磁誘導部53の励磁コイルの周囲に生成された交流磁界の磁力線(磁束)を内部に誘導し、磁心54から定着ベルト51を透過して磁心54に戻る磁力線の通路(磁路)を形成する。磁心54が磁路を形成することにより、上記の交流磁界の磁力線が、定着ベルト51のうち磁心54と対向する部分に集中することになる。軸O1から見て磁心54の外側には図示しないシールドが設けられている。このシールドは、交流磁界を遮蔽して外部への漏洩を抑制する。
図3は、図2における矢視IIIから定着部15を見た図である。図3に示すように定着部15は、x軸方向に間隔をあけて並べられた複数の磁心54を有している。各磁心54は互いに接触していない。磁心54のこの配置は、磁心54を通過する磁束をx軸方向に分散させるためである。例えば、磁心54をx軸方向に連続した一枚の板部材で構成した場合、磁心54を通過する磁束は中央に集中してしまい、定着ベルト51を貫通する磁束密度がx軸方向の中央部に偏ってしまう。これを防ぐために、磁心54は複数用意され、互いに接触しないようにx軸方向に間隔をあけて並べられる。なお、磁束がベルトなど層状の部材を「貫通」するとは、磁束がこれら層状の部材における厚みの方向に通り抜けることである。
定着ベルト51は、後述のように無端ベルト状の複数の部材で構成される。電磁誘導部53の励磁コイルに交流電流が供給されるとその周囲に高周波交流磁界が発生し、回転する定着ベルト51に含まれる誘電発熱する部材がこの高周波交流磁界により発熱し、定着ベルト51の外周面に接する用紙Pが加熱される。その結果、電磁誘導部53は、供給される電力に応じた熱量により定着ベルト51を介して媒体を加熱し、媒体に転写された画像をその媒体に定着させる。
図4は、定着ベルト51の一部を拡大して示す図である。定着ベルト51は、基材層511と、導電発熱層512と、弾性層513と、表面離型層514とを有する。基材層511は、耐熱性のシート状部材で形成され、導電発熱層512を支持するとともに、定着ベルト51全体が要する機械的強度を確保する役割を果たす。また、基材層511は、交流磁界を貫通させる物性(比透磁率、固有抵抗)を持った材質および厚さで形成されている。基材層511は、交流磁界の作用により発熱しない、または導電発熱層512よりも発熱しにくくなっている。基材層511は、例えば、厚さ30μm以上200μm以下(望ましくは50μm以上150μm以下、より望ましくは100μm以上150μm以下)の非磁性ステンレススチール、軟質磁性材料(例えばパーマロイ、センダスト等)、又は硬質磁性材料(Fe−Ni−CoやFe−Cr−Co合金)等の非磁性金属や、厚さ50μm以上200μm以下のポリイミドベルト等の樹脂材料を用いて形成されている。
導電発熱層512は、例えば、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)または銅(Cu)等の非磁性金属やこれらの金属合金を材料に用いて、厚さが2μm以上20μm以下(望ましくは5μm以上10μm以下)となるように形成されている。これらの材料は、比透磁率が概ね1の常磁性体であり、固有抵抗が2.7×10−8Ω・m以下のものである。導電発熱層512の厚さ方向に電磁誘導部53が生成した交流磁界が貫通すると、電磁誘導が生じて導電発熱層512の内部に渦電流が流れる。導電発熱層512は、この渦電流が流れることにより、熱を発生する。このように、導電発熱層512は、電磁誘導部53が生成する交流磁界によって発熱する。
弾性層513は、例えばシリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等、圧力を加えられると変形し、当該圧力から開放されると元の形状に戻る材料を用いて形成されている。例えば、弾性層513は、硬度が10°以上30°以下(JIS−A)のシリコーンゴムを材料に用いて、厚みが100μm以上600μm以下となるように形成されている。二次転写ロール42により用紙Pに転写された画像は、粉体である各色トナーが積層して形成されているため、微細な出っ張りや窪みがある。弾性層513は、この画像の出っ張りや窪みに合わせて変形するようになっている。弾性層513がこのように変形しなければ、画像において定着ベルト51と接触する部分としない部分とで供給される熱量にばらつきが生じてしまい、その画像が定着される度合いにムラが生じてしまう。弾性層513が上記のとおり変形することで、このムラが低減される。
表面離型層514は、用紙に形成された画像(トナー)と直接接触するため、トナーに対する離型性が高いほど望ましい。表面離型層514は、トナーに対する離型性が比較的高いものとして、例えば、PFA(Tetrafluoroetylene- Perfluoroalkylvinylether Copolymer:テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル重合体)、PTFE(polytetrafluoroethylene:ポリテトラフルオロエチレン)、シリコーン共重合体、またはこれらの複合層等を材料に用いて形成されている。また、表面離型層514の厚みが小さいほど、摩耗により層が薄くなって離型層としての機能を果たせなくなるまでに要する期間が短くなる、すなわち定着ベルト51の寿命が短くなる。一方、この厚みが大きいほど、定着ベルト51の熱容量が大きくなり、定着ベルト51が決められた温度となるまで加熱するために要する時間が長くなる。表面離型層514は、これらの寿命および時間が定められた範囲に収まるものとして、厚みが1μm以上50μm以下となるように形成されている。
蓄熱板58は、電磁誘導部53が生成した交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、定着ベルト51に熱を伝導する部材である。蓄熱板58と電磁誘導部53は本発明に係る加熱装置の一例である。蓄熱板58は、磁路形成部材581、樹脂層582、および熱容量調整部材583を、定着ベルト51の内周面側から軸O1に向かってこの順に重ねて備える。蓄熱板58は、図示しない支持機構によって定着ベルト51の内側から定着ベルト51に対し押し付けられるように支持されており、これによって、定着ベルト51の内周面との接触状態が維持されている。
磁路形成部材581は、電磁誘導部53が生成した交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、定着ベルト51の表面を加熱する発熱部材の一例である。磁路形成部材581は、キュリー点を持つ金属材料を含む層であり、例えば、Ni−Fe系、Ni−Cr−Fe系の整磁合金である。このキュリー点は、定着ベルト51の設定温度以上、定着ベルト51の耐熱温度以下の範囲であることがよく、具体的には、例えば170℃〜250℃であることが望ましく、より望ましくは190℃〜230℃である。磁路形成部材581は、定着ベルト51の内周面に沿った形状に構成され、定着ベルト51の内周面に接するとともに電磁誘導部53に定着ベルト51を介して対向して配置されている。また、磁路形成部材581は、ホルダ57とは非接触で定着ベルト51を円筒形状に維持させつつ、定着ベルト51の内周面に接して配置されている。磁路形成部材581は、電磁誘導部53から発生する交流磁界の作用により電磁誘導されて発熱し、回転する定着ベルト51の内周面に滑りながら接触して定着ベルト51に対し熱を伝える。
磁路形成部材581の厚みは、例えば、0.05〜1.0mm、望ましくは0.3〜0.6mmである。磁路形成部材581の形状は、上記の厚みを有する円筒形状に形成された合金から、或る決められた中心角の範囲(例えば30°〜180°)に相当する部分を切り出した形状等が挙げられるが、これに限られない。
樹脂層582は、磁路形成部材581に沿って、磁路形成部材581が定着ベルト51に相対する面の反対側に設けられている。樹脂層582は、本発明に係る阻害層の一例である。この実施形態では、樹脂層582の熱伝導性は、磁路形成部材581の熱伝導性及び熱容量調整部材583の熱伝導性よりも低く、例えば、樹脂層582は、ポリイミド系樹脂やポリアミドイミド系樹脂等の耐熱性を有する樹脂で構成されている。
熱容量調整部材583は、樹脂層582に沿って、樹脂層582が磁路形成部材581に相対する面の反対側に設けられている。熱容量調整部材583は、定着ベルト51や磁路形成部材581で発生した熱を蓄えるものであり、本発明に係る蓄熱層の一例である。熱容量調整部材583は、アルミニウム(Al)等の非磁性体で構成され、図示しない支持部材によってホルダ57に固定されている。
図5は、蓄熱板58の一部を拡大して示す断面図である。図示のように、磁路形成部材581と樹脂層582の間には、磁路形成部材581と樹脂層582を接着する接着層584が設けられている。また、樹脂層582と熱容量調整部材583の間には、樹脂層582と熱容量調整部材583を接着する接着層585が設けられている。樹脂層582と接着層584、585の具体例としては、例えばポリイミド表面に接着層を有する熱溶融ポリイミドが用いられてもよい。
磁路形成部材581と熱容量調整部材583との間に樹脂層582を介在させることにより、定着部15の立ち上げ時間(加熱を開始してから定着ベルト51が予め定められた温度に至るまでの時間)が、樹脂層582を介在させない場合と比べて短縮される。以下、この作用について図面を参照しつつ説明する。
図6は、定着部が定着ベルトの加熱を開始してからの各部材の温度の時間的な変化の一例を示す図である。図6の(b)は本実施形態に係る定着部15の加熱による各部材の温度の時間的な変化の一例を示すグラフであり、図6の(a)は磁路形成部材と熱容量調整部材との間に樹脂層を挟まない構成の蓄熱層を用いた定着装置(以下「定着装置100」という)における各部材の温度の時間的な変化の一例を示すグラフである。図6の(a)、(b)において、横軸は時間を示し、縦軸は温度を示す。
図6の(a)において、実線A1は、定着装置100における定着ベルトの温度の時間的な変化を示す。実線A2は磁路形成部材の温度の時間的な変化を示し、実線A3は熱容量調整部材の温度の時間的な変化を示す。また、実線A4は加圧ロールの温度の時間的な変化を示す。また、図6の(b)において、実線B1は、本実施形態に係る定着ベルト51の温度の時間的な変化を示す。実線B2は磁路形成部材581の温度の時間的な変化を示し、実線B3は熱容量調整部材583の温度の時間的な変化を示す。また、実線B4は加圧ロール52の温度の時間的な変化を示す。加圧ロール52は、予め定められたタイミングT3において定着ベルト51に押し付けられる。加圧ロール52と定着ベルト51が接触することにより、定着ベルト51の温度の上昇速度が遅くなる。図6の(a)においても、予め定められたタイミングT1において加圧ロールが定着ベルトに押し付けられる。
図6の(a)に示す例では、定着ベルトと磁路形成部材が電磁誘導により発熱すると、各部材の温度の上昇速度は、各部材の熱容量の差に起因して、定着ベルトが最も速く、続いて磁路形成部材が速く、熱容量調整部材が最も遅い。このとき、定着ベルトと磁路形成部材で発生した熱は熱容量調整部材へ移動し、熱容量調整部材は、磁路形成部材から受ける熱により、磁路形成部材に追随して温度上昇する。
一方、本実施形態では、図6の(b)に示されるように、磁路形成部材581と熱容量調整部材583との間に樹脂層582が配置されていることにより、磁路形成部材581から熱容量調整部材583への熱移動の速度が遅くなる。そのため、図6の(b)に示されるように、磁路形成部材581の温度の上昇が、図6の(a)に例示した定着装置100に比べて速くなる。
その結果、定着ベルト51から磁路形成部材581への熱の移動速度が遅くなり、立ち上げ時間(加熱を開始してから定着ベルトの温度が予め定められた温度に上昇する(図6の時刻T2、T4参照)までの時間)が短縮される。図6に示す例では、(a)に示すグラフと(b)に示すグラフとを比較すると明らかなように、立ち上げ時間は時刻T2と時刻T4の差分、すなわち時間Δtだけ短縮される。
上述したように、樹脂層が設けられていない蓄熱板が用いられた場合には、定着ベルトと磁路形成部材で発生した熱が速やかに熱容量調整部材に奪われてしまい、結果、立ち上げ時間が遅くなってしまう場合がある。それに対しこの実施形態では、磁路形成部材581と熱容量調整部材583の間に樹脂層582が介在される結果、定着ベルト51と磁路形成部材581で発生した熱が熱容量調整部材583へ移動する速度が遅くなり、これにより、定着部15の立ち上げ時間が短縮される。
また、磁路形成部材581と熱容量調整部材583の間に樹脂層が設けられていない場合、共に金属材料が用いられている磁路形成部材581と熱容量調整部材583が直接、重ね合わされることになり、それらの良好な接触状態が担保されない場合がある。それに対しこの実施形態では、磁路形成部材581や熱容量調整部材583よりも弾性の高い樹脂を間に配置することにより、磁路形成部材581と熱容量調整部材583とを直接重ね合わせる場合よりも両者の密着性が高まり、温度分布のばらつきが抑制され易い。
2.変形例
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその例を示す。なお、以下の各態様を組み合わせてもよい。
2−1.接着層
上述の実施形態では、蓄熱板58は、磁路形成部材581と樹脂層582の間に接着層584を有するとともに、樹脂層582と熱容量調整部材583との間に接着層585を有する構成であったが、これに限らず、蓄熱板58が、接着層584及び接着層585の少なくともいずれか一方を有しない構成であってもよい。
2−2.蓄熱板
蓄熱板58は、定着ベルト51の内周側に配置されていたが、定着ベルト51の外周側に配置されていてもよい。この場合、蓄熱板58は、磁路形成部材581、樹脂層582、および熱容量調整部材583を、定着ベルト51の外周面側から径方向外側(軸O1から離れる方向)に向かってこの順に重ねて備えていればよい。そして、蓄熱板58は、回転する定着ベルト51の外周面に滑りながら接触して定着ベルト51に対し熱を与えればよい。
また、上述の実施形態では、湾曲した形状の蓄熱板58を用いたが、蓄熱板の形状は上述した実施形態で示したものに限られない。例えば、蓄熱板は、湾曲していない形状であってもよい。この場合も、磁路形成部材と熱容量調整部材との間に樹脂層が設けられることにより、定着ベルトへの熱移動の効率が向上する。
2−3.熱容量調整部材
上述の実施形態では、蓄熱板58が熱容量調整部材583を有する構成について説明したが、図7に示すように、蓄熱板58Bが熱容量調整部材583を有しない構成であってもよい。図7に例示する蓄熱板58Bは、磁路形成部材581と樹脂層582とが積層されて構成される。なお、図7に示す例では、上述した実施形態において図2で説明した構成要素と同様のものについては同じ符号を付している。
この態様においては、樹脂層582は磁路形成部材581よりも熱伝導性が低く、さらに、外気よりも熱伝導性が低いため、樹脂層582が設けられていない構成(すなわち蓄熱板58が樹脂層582を有していない構成)と比較すると、磁路形成部材581で発生した熱が定着ベルト51の反対側へ移動する速度が遅い。これにより、蓄熱板58が樹脂層582を有していない場合と比べて、定着ベルト51の加熱の開始から定着ベルと51が予め定められた温度に達するまでの時間が短縮される。
2−4.樹脂層(阻害層)
上述の実施形態では、樹脂層で用いられる樹脂として、ポリイミド系樹脂やポリアミドイミド系樹脂を例示したが、樹脂層を構成する材質はこれらに限定されるものではなく、他の種類の樹脂が採用されてもよい。また、樹脂層に代えて、例えばガラスファイバーシート等の樹脂以外の他の材質を用いた層が熱移動を阻害する層(阻害層)として採用されてもよい。すなわち、阻害層は、磁路形成部材581及び熱容量調整部材583よりも熱伝導性が低い材質であればよい。なお、阻害層は、耐熱性を有する材質であることが好ましく、また、磁路形成部材及び熱容量調整部材よりも弾性の高い材質であることが好ましい。
2−5.保護層
蓄熱板58の面のうち、定着ベルト51に接触する面には、磨耗等から保護する保護層を設けることが好ましい。この保護層には、定着ベルト51を滑りやすくさせる材質が含まれていることが好ましく、例えばPFA、PTFE、シリコーン共重合体、またはこれらの複合材料等が用いられる。
2−6.画像形成装置の構成
定着部15を備える画像形成装置は、上述した実施形態のタンデム型に限定されるものではなく、ロータリー型など他の構成であってもよい。また、定着部15を備える画像形成装置は、複数色のトナー像を重ねて画像を形成する画像形成装置に限定されるものではなく、単一の色のトナー像を形成する画像形成装置であってもよい。
1…画像形成装置、11…制御部、12…記憶部、13Y,13M,13C,13K…現像部、14…転写部、15…定着部、17…操作部、31…感光体ドラム、32…帯電器、33…露光装置、34…現像器、35…一次転写ロール、36…ドラムクリーナ、41…中間転写ベルト、42…二次転写ロール、43…ベルト搬送ロール、44…バックアップロール、49…ベルトクリーナ、51…定着ベルト、58…蓄熱板、581…磁路形成部材、582…樹脂層、583…蓄熱層。

Claims (6)

  1. 交流磁界を発生する磁界発生手段と、
    前記交流磁界が作用して生じる電磁誘導により発熱し、媒体を搬送するベルトの表面を加熱する面状の発熱部材と、
    前記発熱部材に沿って、前記発熱部材が前記ベルトに相対する面の反対側に設けられ、前記発熱部材よりも低い熱伝導性を有する阻害層と
    を備える加熱装置。
  2. 前記阻害層に沿って、前記阻害層が前記発熱部材に相対する面の反対側に設けられ、熱を蓄える蓄熱層
    を備える請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記阻害層と前記蓄熱層に挟まれる位置に設けられ、前記阻害層と前記蓄熱層を接着する接着層
    を備える請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記阻害層と前記発熱部材に挟まれる位置に設けられ、前記阻害層と前記発熱部材を接着する接着層
    を備える請求項1乃至3のいずれか1項に記載の加熱装置。
  5. 回転することによって外周面に接する媒体を搬送する無端のベルトと、
    前記ベルトを加熱する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の加熱装置と
    を備える定着装置。
  6. 媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により画像が形成された媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送されてくる媒体に画像を定着させる請求項5に記載の定着装置と
    を備える画像形成装置。
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