JP2010001615A - 止水箱の設置方法および止水箱 - Google Patents

止水箱の設置方法および止水箱 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼製矢板構造物の補修関連作業のための止水箱を海面に浮かせて、比較的狭隘な水路内等の任意の設置予定個所に持ち込むことができ、大がかりな支援設備や機材を使用せずに、止水箱を能率よく設置できるようにする。
【解決手段】鋼製矢板構造物51の補修関連作業に際し、前面開放形の止水箱Aを鋼製矢板構造物51に設置するに際し、止水箱Aを、外面に付設した浮力タンク20,30及び40により海面に浮かせて設置予定個所の鋼製矢板構造物51の前方へ曳行し、浮力タンク20,30及び40の浮力調整により、止水箱Aの姿勢及び深度を調整して、止水箱Aの前面を鋼製矢板構造物51に対向させ、かつ表面に当接させて取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、港湾の岸壁や護岸等における水中構造物として鋼製矢板を使用した構造物、すなわち鋼製矢板構造物の検査、清掃、補修、補強工事等の補修関連作業用の空間を確保するための止水箱を鋼製矢板構造物の表面に取り付け設置する方法と、これに使用する止水箱に関するものである。
港湾の岸壁等において水中構造物として鋼製矢板を使用した鋼製矢板構造物は、竣工後、かなりの年月が経過したものが多くて老朽化しており、その劣化状態に適した補修、補強工事が必要になる。特に、腐蝕や損傷の多い干満帯や飛沫帯等の鋼製矢板構造物の気液変動部での検査、補修、補強工事においては、従来のダイバーによる水中工事は困難であることから、気中工事を可能にできるように海水の影響を受けない所定の作業空間を確保することが望まれ、その要望に応えるために、前面開放形の止水箱を鋼製矢板構造物に当接させて所定の作業空間を確保する工法が開発され提案されている。
例えば、下記の特許文献1には、前面が開放形状をなす止水箱の底板部の前端部及び両側板部の前端部に、鋼製矢板に対して当接するチューブ状のシール材を設けておいて、該シール材を鋼製矢板に当接させて止水箱と鋼製矢板の間を止水し、所定の作業空間を保有することが提案されており、その設置のために、岸壁近くの陸上に仮設した支持台に懸垂棹をピン連結し、該懸垂棹により前記止水箱を懸垂状に支持し、該懸垂棹の回動により前記止水箱を海側に降ろして鋼製矢板構造物に当接させて取り付けることが示されている。
また、特許文献2には、前面が開放形状をなす止水箱の底板部及び両側板部の前端部にそれぞれゴム材や発泡樹脂等の弾性体を装着しておいて、該弾性体を鋼製矢板の表面に当接させることで止水箱と鋼製矢板の間を止水し、所定の作業空間を保有することが提案され、その設置のために、該止水箱をクレーン等の起重機により吊り下げて海側に降ろして取り付けることが示されている。
このように、従来工法においては、前記止水箱を岸壁近くの陸部に設置したアーム式懸垂装置やクレーン等により吊り下げて海側に降ろし、これを岸壁の鋼製矢板構造物に当接させるように操作して取り付けて設置している。
実開昭62−163532号公報 特開2003−212186号公報
陸上の起重機等を利用する従来の設置の方法では、岸壁近くの陸部に懸垂装置や起重機等を設置する必要があり、これらの工事用機材の設置に十分に耐える強度が要求されるが、港湾の陸部表面のコンクリート等の舗装部分も劣化が進行していて、前記起重機等の工事用機材の設置に必要とされる強度を保持できず、前記機材を設置できない場合がある。また、作業対象となる港湾の岸壁に近接して防潮堤が設けられていて、陸上部に起重機等の工事用機材を搬入・設置するスペースを確保するのが困難な場合も多い。さらに、岩場等の起伏の激しい地形の場合にも、前記機材を搬入・設置するのが困難な場合がある。仮に、狭小なスペースしかなくて前記工事用機材を設置できない場合には、前記止水箱を取り付ける作業が困難になる。
また、陸上からの起重機等による吊り下げ方式では、鋼製矢板構造物の表面と止水箱の相対的な関係が起重機の操作位置から確認できないため、作業上の安全面での不安要素となり、それだけ水中のダイバーの負担が大きくなる。さらに、工事範囲の規模によっては、工事の進捗により前記止水箱の設置個所を移動させる必要があるが、この止水箱の設置個所の移動に合わせて、起重機等の工事用機材の設置個所も同時に移動させる必要があり、その移動のための労力が大きくなる。
また、クレーン等の起重機を備える専用の作業船を使用して、海上からの起重機の操作で止水箱を鋼製矢板構造物の表面に当接させて取り付けて設置することも考えられているが、この専用の作業船を使用する場合は、対象とする鋼製矢板構造物を備える岸壁付近まで作業船が入り込める十分に大きな水路が必要であり、作業船が通れない比較的狭隘な水路が存する場合、該水路より内方の岸壁には利用できない。
さらに、止水箱設置のための支援設備として、陸上に設置した起重機等の機材を使用する場合、あるいは専用の作業船を用いる場合のいずれにおいても、これらの支援設備のために莫大な費用が必要になると言った問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになしたものであり、老朽化した鋼製矢板構造物の検査、補修、補強工事等の補修関連作業に際して、作業空間を確保するための止水箱を鋼製矢板構造物の表面に取り付け設置する方法として、特に、前記止水箱自体を海面に浮かせて曳行できる構造にして、比較的狭隘な水路より内方の港湾内にも曳行して持ち込むことができ、しかも起重機や専用の作業船のような大がかりな支援設備や機材を使用せずとも、該止水箱を所定の姿勢及び深度に保持して鋼製矢板構造物の表面に当接させて取り付けて設置することができ、取り付け作業を能率よく行える、止水箱の設置方法及び止水箱を提供するものである。
本発明の止水箱の設置方法は、鋼製矢板構造物を備える岸壁において、前記鋼製矢板構造物の補修関連作業に際して、作業空間を確保するための前面開放形の止水箱を鋼製矢板構造物の表面に取り付け設置する方法であって、上記の課題を解決するために、前記止水箱を、外面に付設した浮力タンクにより海面に浮かせて設置予定個所の鋼製矢板構造物の前方へ曳行するとともに、該鋼製矢板構造物の前方において浮力タンクの浮力調整により該止水箱の姿勢及び深度を調整して、該止水箱の前面を鋼製矢板構造物に対向させ、該止水箱を鋼製矢板構造物の表面に引き寄せ当接させて取り付けることを特徴とする。
この止水箱の設置方法によれば、止水箱自体を海面に浮かせることで、港湾内等の任意の岸壁の個所に曳行することができ、例えば比較的狭隘な水路でも小型船で曳行できて、該水路より内方の比較的狭い港湾内の個所にも止水箱を持ち込み設置することができる。しかも、前記浮力タンクの浮力調整により前記止水箱の姿勢及び深度を容易に調整でき、またそのために止水箱の前面を鋼製矢板構造物と対向させるのも容易になる。そのため、専用の作業船や起重機等の大がかりな支援設備を使用せずに、前記止水箱を、例えば鋼製矢板構造物との間に設けた牽引手段等により該鋼製矢板構造物の側に引き寄せることにより、鋼製矢板構造物の表面に対し所定の深度位置に取り付けることができる。
前記の止水箱の設置方法において、前記止水箱の底板部、後板部および両側板部の外面に、それぞれ空気と水が給排可能な浮力タンクが付設されており、各浮力タンクの空気と水の給排による浮力調整により、曳行時は前面を上に向けるように傾倒姿勢にして浮かせ、さらに設置予定個所の鋼製矢板構造物の前方において、該止水箱を竪姿勢にするとともに深度を調整して該止水箱の前面を鋼製矢板構造物に対向させることができる。これにより、前記止水箱を鋼製矢板構造物の表面に対し所定の深度位置に調整して取り付けることができる。
前記の設置方法に使用する本発明の止水箱は、水中の鋼製矢板構造物に当接させて作業空間を形成するための止水箱で、底板部、後板部および両側板部により前面及び上面が開放形をなすように形成され、前記底板部及び両側板部の前端部にそれぞれ鋼製矢板構造物の壁面に当接する止水用の弾性体が装着されてなる止水箱において、前記底板部、後板部および両側板部の外面に、それぞれ浮力調整が可能な浮力タンクが付設され、各浮力タンクの浮力調整により、海面に浮かせることができ、かつ姿勢及び深度を調整できるように設けられてなることを特徴とする。
この止水箱を使用することにより、止水箱を海面に浮かせて傾倒させ手抵抗を少なくした状態で設置予定個所近くの海面まで容易に曳行でき、しかも、設置予定個所の前方において所定の姿勢及び深度に調整して鋼製矢板構造物の表面に取り付けることができ、上記の本発明の設置方法を好適にかつ容易に実施できる。
前記の止水箱において、各浮力タンクは、それぞれ空気と水とが給排可能であり、空気と水との給排により浮力調整可能に設けられてなるものとすることができる。これにより、各浮力タンクの浮力調整が容易に可能になる。
前記の止水箱において、前記後板部および両側板部に付設された浮力タンクには、それぞれタンク上部に空気給排用の弁付き口部が、タンク下部に給排水用の弁付き口部が設けられ、竪姿勢において浮力調整可能に設けられてなるものが好ましい。これにより、例えば、浮力を上げるときは、タンク内の水を下部の給排水用口部から排出するのと同時に、上部の給排気用口部から空気を給入し、また浮力を低下させるときは、上部の空気給排用口部から空気を排出しながら下部の給排水用口部から水を給入することにより、タンク内の空気と水の置き換えによる浮力調整を容易に行うことができる。
前記の止水箱において、前記後板部および両側板部に付設された浮力タンクは、空気充填時の浮力が上部側ほど大きくなる形状の内部室が形成されてなるものが好ましい。これにより、止水箱の上部側を上にして傾倒させた状態に保持して海面に浮かべることができ、曳行時の抵抗を小さくし安定性をよくすることができる。
前記底板部、後板部および両側板部に付設された各浮力タンクは、内部室が複数の室に画成され、各室毎に空気及び水の給排が可能に設けられてなるものが好ましい。これにより各浮力タンクの浮力を止水箱の形態や姿勢に応じて適宜調整でき、海面に安定性よく浮かせて曳行できる。
また、前記止水箱の上端部に、該上端部の水没を抑制する浮力タンクが設けられてなるものが好ましい。
上記したように、本発明の止水箱の設置方法及び止水箱によれば、老朽化した鋼製矢板構造物の検査、清掃、補修、補強工事等の補修関連工事を施工する場合において、前記止水箱を設置する際、前記止水箱自体を海面に浮かべて小型船等で曳行して岸壁の任意の設置予定個所の近くまで容易に持ち込むことができる。例えば、小型船や止水箱が航行できれば、比較的狭い港湾内にも容易に曳行して持ち込むことができる。しかも、浮力調整により海面に浮かせた止水箱の姿勢及び深度を調整することができるため、作業船や起重機等の大がかりな支援設備を使用せずに、該止水箱を所定の深度に調整して鋼製矢板構造物に対向させて取り付けることができる。
さらに、本発明によれば、作業空間を確保するための止水箱を、海面に浮かせて海側からの作業で容易に設置できるので、前記止水箱の設置時間を大幅に短縮でき、また、岸壁近くの陸部が岩場等の起伏の激しい地形であったり、狭小なスペースしかない場合であっても、前記止水箱を問題なく取り付け設置できる。そのため、止水箱を取り付け使用する場合の作業時間及び労力を大幅に削減でき、ひいては鋼製矢板構造物の補修作業の効率化、合理化、低コスト化を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施に使用する止水箱の概略斜視図、図2は同上の止水箱の背面側からの斜視図、図3は同止水箱の平面図、図4は前図のIV−IV線の断面図、図5A及び図5Bは後板部の浮力タンクの浮力調整状態の略示説明図、図6は側板部の浮力タンクの浮力調整状態の略示説明図、図7は後板部の浮力タンクの変更例を示す略示説明図、図8は側板部の浮力タンクの変更例を示す略示説明図、図9〜図11は止水箱の姿勢制御状態の説明図、図12は止水箱の設置状態の断面図である。
図において、Aは本発明の設置方法の実施に使用する止水箱である。この止水箱Aは、平面矩形の底板部2と、該底板部2の後端部に連結された後板部3と、該底板部2の両側に連結されかつ前記後板部3に連結された両側板部4,4とにより、岸壁50における鋼製矢板構造物51との対向側になる前面及び上面が開放形をなす箱本体1が構成されてなる。
前記底板部2、後板部3及び両側板部4,4は、それぞれ鋼材等よりなる枠や桟等を骨組にしてその内外に鉄板等を張り付けた二重壁構造をなしているが、後述する浮力タンクの付設構造を考慮して、骨組に1枚の板材を張り付けて構成することもできる。いずれにしても、前記底板部2、後板部3及び両側板部4,4は、相互に溶接手段等により一体に連結され、該連結部分からは水が浸入しないように構成される。なお、図の場合は、前記箱本体1の下部の本体部1aの上に、上部体1bがボルト締結手段等により締結されることにより、止水箱として必要な高さを保有するように構成されており、該上部体1bの両側板部4b,4bの前端部の上部には、岸壁50における前方に張り出した突縁部50aに対応する切欠部4c、4cが設けられている。
前記底板部2の前端部は、鋼製矢板構造物51の表面の凹部51aと凸部51bに略対応する凹凸形状をなしている。2aは前記凹部51aに嵌合する突出部分を示している。前記両側板部4,4は、前記底板部2の前端部が鋼製矢板構造物51に対し凹凸形状に対応して当接するときに、前記両側板部4,4の前端部が鋼製矢板構造物51の凹部51aの内底面に当接するように形成され、前記底板部2の凹凸形状をなす前端部の突出部分2aと同程度突出している。前記両側板部4,4の前端部が、鋼製矢板構造物51の凸部51bの面に当接するように形成しておくこともできるが、当接時の安定性の点からは凹部51aの内底面に当接するように設けておくのが望ましい。
通常、これらの底板部2及び左右両側板部4,4の前端部には、それぞれ鋼製矢板構造物51に対する当接時の緩衝及び気密性保持のために弾性体25及び45が付設されている。これらの弾性体25及び45は、通常のゴム材のほか、スポンジ状ゴム材や中空のチューブ状物を利用することもできる。前記底板部2における前端部の凹凸形状における突出部分2aについては、その周縁部に前記弾性体25を凸部51bの前面に当接する部分に連続して設けておくほか、該突出部分2aの全体を、弾性係数の異なる複数枚のゴム板を重ね合わせた弾性体、その他の弾力性を有する弾性体により形成し、鋼製矢板構造物51の凹部51aに対し弾力的に押し込めるように形成しておくこともできる。
なお、前記鋼製矢板構造物51の凹凸形状は、Z型やU型等の鋼製矢板の種類によって異なるので、前記底板部2の前端部の凹凸形状についても、前記鋼製矢板構造物51の形状に応じてそれぞれに適した形状に形成される。
符号5は、前記箱本体1の内部の前記底板部2上に設置した作業用床体で、枠体に多孔板等の網状体を張設して形成したものからなる。符号6は前記箱本体1内の前記床体5の下部に浸入した水を排水するための排水ポンプ、符号7は前記排水ポンプ6に接続された排水管、8は前記箱本体1を保持しかつ岸壁50の鋼製矢板構造物51の側に引き寄せるためのレバーブロック等の牽引手段や連結部材9を係止するための係止部である。このほか、必要に応じて、両側板部4,4の上端部等の所要の個所に、クレーン等による吊り下げ用の係止部(図示せず)も設けられる。
前記止水箱Aの箱本体1における底板部2、後板部3及び両側板部4,4の外面には、それぞれ浮力調整が可能な浮力タンク20、30及び40,40が付設されており、各浮力タンク20、30及び40の浮力調整により、海面に浮かせることができるように設けられ、さらに浮力調整を利用して、海面に浮かせた状態の姿勢及び深度を調整できるように設けられている。前記底板部2の浮力タンク20については、前記鋼製矢板構造物51の凹部51aに嵌まり込む突出部分2aを除く領域の下面に設けられ、また両側板部4,4の浮力タンク40についても、前記底板部2の浮力タンク20と同様に、鋼製矢板構造物51の凹部51aに嵌まり込む前端部を除く領域の外面に設けられている。
前記各浮力タンク20、30及び40の浮力調整の手段としては、種々の実施が可能であるが、通常、各浮力タンク20、30及び40について、それぞれ空気と水の給排が可能に設けられ、この空気と水の給排により浮力調整できるように設けられる。そのため、前記各浮力タンク20、30及び40には、それぞれ空気及び水の給排用口部が設けられる。
例えば、前記後板部3及び側板部4の各浮力タンク30及び40には、空気給排用の弁付き口部31及び41と、水(海水)を給排できる給排水用の弁付き口部32及び42が設けられ、内部に空気を充填することにより各タンクの浮力を最大に保持でき、また、前記内部の空気に置き換えて水を給入することにより、浮力を漸次低下させることができるようになっている。底板部2の浮力タンク20についても、図示は省略しているが、前記同様の空気給排用の弁付き口部及び給排水用の弁付き口部が設けられる。
特に、後板部3及び両側板部4,4の浮力タンク30及び40における空気給排用の弁付き口部31及び41はタンク上部に、また給排水用の弁付き口部32及び42はタンク下部に設けられており、例えば、浮力を上げるときは、図5A及び図6のように、タンク内の水を下部の給排水用の口部32及び42から排出するのと同時に、上部の空気給排用の口部31及び41から空気を給入し、また浮力を低下させるときは、図5Bのように上部の空気給排用の口部31及び41から空気を排出しながら下部の給排水用の口部32及び42から水を給入できるように設けられており、竪姿勢において空気と水の置き換えによる浮力調整を容易に行えるようになっている。
なお、前記の空気及び水の給排には必要に応じてポンプ手段を利用する。特に空気の給入にはポンプ手段を利用するのが好ましい。
前記後板部3及び両側板部4,4には、安全装置として、開閉弁付きのオーバーフロー用管33及び43が設けられ、水を給入する際に、一定以上の水量の給入を抑制するように設けられている。その手段として、図示する実施例の場合は、空気給排用の弁付き口部31,41を、通常状態において、空気の給入はできるが、排出を阻止できる逆止弁31a,41aを設けておき、これとは別に、上端から所要の高さ位置まで垂下したオーバーフロー管33及び43が設けられ、タンク内部への給水時には該オーバーフロー管33及び43の下端が水没するまでは、該オーバーフロー管33及び43の開閉弁33a及び43aを開にして、該オーバーフロー管33及び43を通じて排気することで給水でき、かつオーバーフロー管33及び43の下端が水没すると、上部空間の空気がある程度圧縮されるまで給水でき、かつそれ以上になるとオーバーフロー管33及び43を通じて排水されることで、一定以上の給水を阻止できるようになっている(図5A,B及び図6)。これにより、過剰に給水により浮力が低下して沈下するのを防止できるようになっている。また、空気の給入時には前記オーバーフロー管33,34の開閉弁33a,43aを閉にして、給排水用の弁付き口部32,42から水を排出しながら給入し充填する。一定量の給入が完了した後は給排水用の口部32,42を閉じて、給入した空気による浮力を確保する。
前記のオーバーフロー管33及び43は、必ずしも必要ではなく、前記各弁付き口部31、41の開閉を制御することにより、内部の水量を設定できかつ浮力調整を行うこともできる。
このほか、安全のために、エアバッグのように、インフレータガスを利用して急激に気体を給入できる安全装置を設けておくこともできる。
前記後板部3および両側板部4,4に付設された浮力タンク30及び40は、通常の長方体形状をなすものとするほか、空気充填時の浮力が上部側ほど大きくなる形状、例えば図7及び図8のようにタンク表裏板間の間隔が上部側ほど大きくなるように形成しておくのが、海面に浮かせた状態において、止水箱1の上端部の側を上にして海面上に持ち上げた傾倒姿勢に保持することが容易に可能になり、好ましい。
前記底板部2、後板部3および両側板部4,4に付設された各浮力タンク20,30及び40は、図のような単一の内部室を有するタンクのほか、内部室を複数の室に区画形成して、各室毎に空気及び水の給排を可能に設けて実施することも、また複数のタンクを接合して構成し、各タンク毎に浮力調整できるように構成することもできる。この場合、各浮力タンク20,30及び40の浮力を、止水箱Aの形態や姿勢に応じて適宜調整でき、海面に安定性よく浮かせて曳行でき、かつ竪姿勢にするのも容易に可能になる。
前記の止水箱Aは、鋼製矢板構造物51を備える岸壁50が存する港湾等において、岸壁50に続く陸部のスペースが十分に広い場所、或いは専用の作業船から、クレーン等により海面に降ろして、該止水箱Aの外面に付設した浮力タンク20,30及び40の浮力により海面に浮かべ、該止水箱Aを小型船(図示せず)により港湾内等の岸壁50における任意の設置予定個所の鋼製矢板構造物51の前方近くまで曳行する。
この際、前記各浮力タンク20,30及び40の浮力を適宜調整して、例えば、図9のように、前記止水箱Aの前面を上向きにしてかつ上端部を水没させずに傾倒姿勢に保持して、特に好ましくは底板部2の前端部が海面よりやや上方位置になるように保持して浮かべることにより、前記小型船による曳行時の抵抗を抑え、かつ安定性よく曳行できることになる。また、前記のように小型船で曳行できるため、前記止水箱A及び小型船が通過できる比較的狭い水路より内方にまで曳行して持ち込むことができる。
前記止水箱Aを、岸壁50の設置予定個所の鋼製矢板構造物51の前方近くまで曳行した後、前記各浮力タンク20,30及び40のそれぞれの浮力を調整することにより、図10及び図11のように、前記止水箱Aを竪姿勢にするとともに、海面下に沈みこむ深度を、鋼製矢板構造物51における設置高さに対応するように調整する。例えば、底板部2に付設した浮力タンク20の空気排出、水の給入により浮力を小さくし、さらに後板部3に付設した浮力タンク30及び両側板部4、4に付設した浮力タンク40の浮力を大きくすることにより、作業用床体5や排水ポンプ6により重量が大きくなっている底板部2の側が沈下して竪姿勢にでき、さらに、この状態での各浮力タンク20,30,40の浮力調整により深度も調整できる。
こうして、竪姿勢にした前記止水箱Aの前面を、設置予定個所の鋼製矢板構造物51に対し対向させて近づけ、ダイバー等が前記止水箱A及び鋼製矢板構造物51における設置個所を確認し位置合わせしながら、前記止水箱Aの前面、すなわち底板部2、両側板部4,4の前端部を前記鋼製矢板構造物51に対し当接させるとともに、該止水箱Aと鋼製矢板構造物51との間に架け渡した牽引手段、すなわち止水箱Aに有する係止部8と、鋼製矢板構造物51に予め取設したフック等の係止部との間に架け渡したチェーンブロックやレバーブロック等の牽引手段や連結部材9等により連結し、該連結部材9等により鋼製矢板構造物51に引きつけるようにする。
そして、前記止水箱A内の海水を排水ポンプ6で排出することにより、該止水箱Aに作用する水圧を利用して該止水箱Aの前端部を前記鋼製矢板構造物51の表面に対し強く密着させるようにして水密性を確保し、所定の作業空間を確保する(図12)。通常、この状態において、前記牽引手段により鋼製矢板構造物51に対し締結した状態に保持する。 このようにして、止水箱Aによる作業空間内での所定の補修関連作業が完了し、該止水箱Aの設置位置を、前記作業完了個所に続く作業予定個所に変更する場合は、前記牽引手段による鋼製矢板構造物51との連結を外して、各浮力タンク20,30及び40の浮力で前記竪姿勢で浮かせたまま鋼製矢板構造物51の表面から離し、そのまま次の補修対象個所に移動させて前記同様に鋼製矢板構造物の表面に対向させて牽引手段により鋼製矢板構造物51に引き寄せ当接させて取り付ければよく、大型のクレーン等を使用せずに設置位置を移動させることができる。やや離れた岸壁の鋼製矢板構造物の作業個所まで移動させる場合は、前記同様に小型船で曳行すればよい。
このように、本発明の止水箱Aを用いることにより、鋼製矢板構造物51の補修作業のための作業空間を確保する止水箱Aの設置作業を、クレーン等の起重機や専用の大型の作業船を用いることなく、海面に浮かべた状態で設置でき、安全にかつ容易に作業でき、設置作業を効率化できる。さらに設置位置を変更する場合にも、海面に浮かべた状態で容易に移動できる。また、岸壁における陸部が岩場等の起伏の激しい地形であったり、狭小なスペースしかない場合であっても、海面を曳行して移動させることで、前記止水箱を所定の設置予定個所の鋼製矢板構造物に問題なく設置することができ、以て、鋼製矢板構造物の補修関連作業を効率化でき、作業費用の低減を図ることができる。
本発明の止水箱の設置方法び止水箱は、港湾における岸壁の鋼製矢板構造物の検査、清掃、補修及び補強等の補修関連作業に好適に利用でき、また港湾以外の岸壁における鋼製矢板構造物の補修関連作業にも好適に利用できる。
本発明において使用する止水箱の概略斜視図である。 同止水箱の背面側からの斜視図である。 同止水箱の略示平面図である。 前図のIV−IV線における断面図である。 後板部の浮力タンクの浮力調整状態の略示説明図である。 後板部の浮力タンクの浮力調整状態の略示説明図である。 側板部の浮力タンクの浮力調整状態の略示説明図である。 後板部の浮力タンクの変更例を示す略示説明図である。 側板部の浮力タンクの変更例を示す略示説明図である。 止水箱の姿勢制御状態の説明図である。 止水箱の姿勢制御状態の説明図である。 止水箱の姿勢制御状態の説明図である。 止水箱の設置状態の説明図である。
符号の説明
A…止水箱、1…箱本体、1a…本体部、1b…上部体、2…底板部、2a…突出部分、3…後板部、4…側板部、4b…上部体の側板部、4c…切欠部、5…作業用床体、6…排水ポンプ、7…配水管、8…係止部、9…連結部材、20,30,40…浮力タンク、31,41…空気給排用の弁付き口部、32,42…給排水用の弁付き口部、33,43…オーバーフロー管、50…岸壁、51…鋼製矢板構造物、51a…凹部、51b…凸部。

Claims (8)

  1. 鋼製矢板構造物を備える岸壁において、前記鋼製矢板構造物の補修関連作業に際して、作業空間を確保するための前面開放形の止水箱を鋼製矢板構造物の表面に取り付け設置する方法であって、
    前記止水箱を、外面に付設した浮力タンクにより海面に浮かせて設置予定個所の鋼製矢板構造物の前方へ曳行するとともに、該鋼製矢板構造物の前方において浮力タンクの浮力調整により該止水箱の姿勢及び深度を調整して、該止水箱の前面を鋼製矢板構造物に対向させ、該止水箱を鋼製矢板構造物の表面に引き寄せ当接させて取り付けることを特徴とする止水箱の設置方法。
  2. 前記止水箱の底板部、後板部および両側板部の外面に、それぞれ空気と水が給排可能な浮力タンクが付設されており、各浮力タンクの空気と水の給排による浮力調整により、曳行時は前面を上に向けるように傾倒姿勢にして浮かせ、さらに設置予定個所の鋼製矢板構造物の前方において、該止水箱を竪姿勢にするとともに深度を調整して該止水箱の前面を鋼製矢板構造物に対向させる請求項1に記載の止水箱の設置方法。
  3. 水中の鋼製矢板構造物に当接させて作業空間を形成するための止水箱で、底板部、後板部および両側板部により前面及び上面が開放形をなすように形成され、前記底板部及び両側板部の前端部にそれぞれ鋼製矢板構造物の壁面に当接する止水用の弾性体が装着されてなる止水箱において、
    前記底板部、後板部および両側板部の外面に、それぞれ浮力調整が可能な浮力タンクが付設され、各浮力タンクの浮力調整により、海面に浮かせることができ、かつ姿勢及び深度を調整できるように設けられてなることを特徴とする止水箱。
  4. 各浮力タンクは、それぞれ空気と水とが給排可能であり、空気と水との給排により浮力調整可能に設けられてなる請求項3に記載の止水箱。
  5. 前記後板部および両側板部に付設された浮力タンクには、それぞれタンク上部に空気の給排用の弁付き口部が、タンク下部に給排水用の弁付き口部が設けられ、竪姿勢において浮力調整可能に設けられてなる請求項3又は4に記載の止水箱。
  6. 前記後板部および両側板部に付設された浮力タンクは、空気充填時の浮力が上部側ほど大きくなる形状の内部室が形成されてなる請求項3〜5のいずれか1項に記載の止水箱。
  7. 前記底板部、後板部および両側板部に付設された各浮力タンクは、内部室が複数の室に画成され、各室毎に空気及び水の給排が可能に設けられてなる請求項3〜5のいずれか1項に記載の止水箱。
  8. 止水箱の上端部に、該上端部の水没を抑制する浮力タンクが設けられてなる請求項3〜7のいずれか1項に記載の止水箱。
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