JPH0440488B2 - - Google Patents

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JPH0440488B2
JPH0440488B2 JP59030108A JP3010884A JPH0440488B2 JP H0440488 B2 JPH0440488 B2 JP H0440488B2 JP 59030108 A JP59030108 A JP 59030108A JP 3010884 A JP3010884 A JP 3010884A JP H0440488 B2 JPH0440488 B2 JP H0440488B2
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JP
Japan
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float
tubular
flexible
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diffusion prevention
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JP59030108A
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Yasuharu Kawaguchi
Isao Nagaoka
Noryoshi Asada
Masanori Ogino
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPH0440488B2 publication Critical patent/JPH0440488B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B15/00Cleaning or keeping clear the surface of open water; Apparatus therefor
    • E02B15/04Devices for cleaning or keeping clear the surface of open water from oil or like floating materials by separating or removing these materials
    • E02B15/08Devices for reducing the polluted area with or without additional devices for removing the material
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B15/00Cleaning or keeping clear the surface of open water; Apparatus therefor
    • E02B15/04Devices for cleaning or keeping clear the surface of open water from oil or like floating materials by separating or removing these materials
    • E02B15/08Devices for reducing the polluted area with or without additional devices for removing the material
    • E02B15/0814Devices for reducing the polluted area with or without additional devices for removing the material with underwater curtains
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B15/00Cleaning or keeping clear the surface of open water; Apparatus therefor
    • E02B15/04Devices for cleaning or keeping clear the surface of open water from oil or like floating materials by separating or removing these materials
    • E02B15/08Devices for reducing the polluted area with or without additional devices for removing the material
    • E02B15/0857Buoyancy material
    • E02B15/0864Air

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浚渫、埋立等の水中工事により発生
する浮遊泥土等が、工事区域外に流出、拡散して
漁場を汚す等の事態を未然に防ぐために使用する
浮上式汚濁拡散防止膜に関するものである。
〔従来技術および解決しようとする課題〕
例えば、第1図に示すように、護岸01に隣接
した海域Aにおいて浚渫、または埋立作業を行う
場合、海域Aを包囲して浮上式汚濁拡散防止膜0
2を設置することが行われる。浮上式汚濁拡散防
止膜02の一部には、作業船Dが通過するための
出入口Bが設けてあり、出入口Bでは、一対の開
閉扉08,09を交互に開閉することによつて、
外部海域Oと海域Aとの間で作業船等が往来す
る。この開閉扉08,09は、出入口Bを通じ
て、海域Aから海域Oへ浮遊泥土等が流出しない
ように設置されるのであるが、浮上式の開閉扉0
8,09を開閉するにはそのため作業船および人
員を必要とし、開閉扉08,09の開閉操作を迅
速に行うことができないため、泥土運搬船等の作
業船Dの通過のスムーズに行われず、工期が長く
なり、工事費増(開閉扉08,09の開閉作業費
を含む)を招来していた。なお、浮上式汚濁拡散
防止膜02として使用されるのは、第2図に示す
タイプ、即ち発泡樹脂体を塩化ビニールで被包し
た長尺のフロート03に沿つて可撓性膜04を接
続、垂下させ、その下端に重錘05を付し、ロー
プ06、重錘07をもつて海底に繋留設置したも
のが一般的である。かかる固形のフロート03を
用いた開閉扉08,09を開閉させるには、第1
図図示の如く揺動式によるか、あるいは浮上式汚
濁拡散防止膜02本体部に沿うように進退式にす
る以外はなく、いずれも作業船を使つて行うた
め、迅速性に欠ける。
また、強風時には、波浪の影響を避けるために
浮上式汚濁拡散防止膜02を沈下させる必要があ
るが、沈下用の重錘を別途取付ける作業は多大の
労力を必要とする。
〔課題を解決するための手段および作用効果〕
本願第一の発明はこのような難点を克服した浮
上式汚濁拡散防止膜の改良に係り、水中工事区域
からその外部に汚濁を拡散させないように繋留し
て用いる浮上式汚濁拡散防止膜において、空気を
給、排出可能に充填した第一の可撓性管状フロー
トに対して可撓性管状沈下フロートをT字状に連
結して連通させ、その閉じた下端に重錘を付すと
ともに、前記第一の可撓性管状フロートの全長に
亘つて所定垂下長の第一の可撓性膜を接続し、か
つ該第一の可撓性膜の下端に沿つて、前記第一の
可撓性管状フロートと平行に、第二のフロートを
接続するととともに、その全長に亘つて第二の可
撓性膜を接続し、その下端に重錘を付して垂下さ
せてなり、前記第一の可撓性管状フロートおよび
前記可撓性管状沈下フロート内の空気を排出して
前記第二のフロートよりも上位に位置する部分を
倒伏させても全体が沈下することはなく、その上
方を船舶が通行可能であるように前記所定垂下長
を設定したことを特徴としている。
また本願第二の発明は、同じく浮上式汚濁拡散
防止膜において、空気を給、排出可能に充填した
第一の可撓性管状フロートに対して可撓性管状沈
下フロートをT字状に連結して連通させ、その閉
じた下端を重錘を付すとともに、前記第一の可撓
性管状フロートに第二のフロートを一体的に添設
し、該両フロートのいずれか一方に対し、その全
長に亘つて可撓性膜の接続し、その下端に重錘を
付して垂下させてなり、前記第一の可撓性管状フ
ロートおよび可撓性管状沈下フロート内の空気を
排出することにより、前記第一の可撓性管状フロ
ートを除く他の部分が起立姿勢を維持したまま全
体が沈下しうるように構成したことを特徴として
いる。
本願第一の発明のこのような構成によれば、第
一の可撓性管状フロートおよびこれに連通する可
撓性管状沈下フロート内の空気を排出すると、最
深位置にある可撓性管状沈下フロートの閉じた下
端部から収縮が始まつて、その収縮が上部へ移行
し、それに伴なつて該沈下フロート下端に付した
重錘の重さが該沈下フロート部の浮力に勝つてT
字状に連なる第一の可撓性管状フロートをV字状
に引き込みながら該沈下フロート部が沈降する。
その排気を途中で止めれば、第一の可撓性管状フ
ロートのT字状連結部近傍のみがV字状に沈み込
んだ状態で、なお浮上式汚濁拡散防止膜を浮上さ
せておくことができ、さらに排気を進めることに
より全体が水底に沈降する。
このように、排気の進行に伴なつて、可撓性管
状沈下フロートの下端部から収縮が始まり、第一
の可撓性管状フロートがそのT字状連結部からV
字状に引き込まれつつ、T字状連結部を中心とし
てその左右に収縮が進行して行くので、場所によ
つて空気が部分的に残留して迅速な排気が行われ
難いという可撓性管特有の現象も生せず、迅速、
かつ確実な排気が行われ、浮上式汚濁拡散防止膜
の沈降が迅速に行われる。
そして、長尺の部状式汚濁拡散防止膜を用いる
場合には、可撓性管状沈下フロート部を水中工事
区域の出入口とし、その部分のみをV字形状に沈
み込ませて泥土運搬船等の船舶を通過させ、その
後直ちに沈み込んだ部分を上昇させることができ
る。
また、水中工事区域の出入口のみを運航する開
閉体として使用する場合には、該開閉体としての
浮上式汚濁拡散防止膜を全体として沈下させて船
舶を通過させその通過後に上昇させれば良い。
このような出入口の開閉は、陸上において給排
気のバルブ操作によつて行うことができるから、
オペレーターが一人居れば良く、作業船も不要で
あり、かつ短時間で出入口の開閉を行うことがで
きるから、水中高知の作業能率が向上し、工事費
が低減化され、工期が短縮される。
また、出入口の開閉を短時間で行い得るため、
出入口を通じて工事区域から外域へ浮遊泥土等が
洩出し難い。
さらに、台風襲来時には、バルブ操作を行うだ
けで迅速に浮上式汚濁拡散防止膜を沈下させるこ
とができるから、そのための特別な経費が不要で
あり、波浪による損傷を未然に防止し得る。
そして、第一の可撓性膜の垂下長を通過船舶の
最大喫水に略ぼ一致させておくことにより、第一
の可撓性管状フロートを収縮させると、第二のフ
ロートよりも上位に位置する部分が倒伏し、第二
のフロートの浮力によつて残部を鉛直垂下姿勢に
維持したまま、浮上式汚濁拡散防止膜の上方を船
舶が通過することができる。このように、浮上式
汚濁拡散防止膜の一部を動かすだけで良いから、
出入口の開閉操作を極めて短時間で行うことがで
きる。そして、第二のフロートは、これを固形
式、または空気充填式にすることができるが、後
者の場合、排気によつて浮上式汚濁拡散防止膜全
体を沈降させることもできる。
さらに、本願第二の発明によれば、前記第一の
発明と略ぼ同様な作用、効果を奏しうる他、第一
の可撓性管状フロートを収縮させると、鉛直垂下
姿勢を維持したまま、浮上式汚濁拡散防止膜が沈
降し、水底に達した後も立上つた姿勢を維持す
る。この後、第一の可撓性管状フロート内に空気
を充填して上昇させる際に、既に前記拡散防止膜
が立上つた姿勢にあるために、完全倒伏状態から
上昇させる場合に比して上昇時間が短縮される。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例について説明する。
第3図は、浮上式汚濁拡散防止膜(以下、単に
拡散防止膜と称する)1を要部斜視図として示し
ており、該拡散防止膜1は、重錘14、ロープ1
5をもつて海底に繋留されている。
また、拡散防止膜1は、第4図に示すように、
海中工事区域Aを包囲する長尺の拡散防止膜1A
として使用することができ、あるいは第5図に示
すように長尺の拡散防止膜1Bで包囲される海中
工事区域Aの出入口を遮断する短尺の拡散防止膜
1Cとして使用することもでき。なお、第5図に
おいて拡散防止膜1Bの代りに他のフエンスを使
用した場合の出入口に拡散防止膜を設置すること
もできる。
しかして、拡散防止膜1は、帆布で補強された
ゴム製第一管状フロート2と、該第一管状フロー
ト2に対して連通状態でT字状に連結された(連
結部11)同材質の管状沈下フロート4と、第一
管状フロート2の下方に、これと一定感覚を置い
て平行に設けられた同じくゴム製の第二管状フロ
ート3とを主体部としており、同フロート2,4
内には、空気を給、排出しうるようになつてい
る。この空気の給、排出は、管状フロート2の端
部に連通させた給、排出管を通じて、陸上のポン
プを運転し、かつバルブ操作をもつて行う。図
中、5はT字状の第二管状フロート3を補強する
押え金である。
そして、管状沈下フロート4の閉塞された下端
には、継手7を介して重錘6が取付けられてい
る。この重錘6の重量は、管状沈下フロート4
と、その上位の連結部11における第一管状フロ
ート2とによつて生ずる浮力とバランスするか、
または僅かに重くなされている。
また、第一管状フロート2の下端および管状沈
下フロート4の端部に沿つて、補強ベルト9で補
強された帆布8が取付けられ、その下端部に沿つ
て重錘としての鎖13が一体的に取付けられてい
る。鎖13は、帆布8を鉛直、垂下姿勢に保つた
めのものであるから、この鎖13に代えて縦方向
補強ベルト9の下端にそれぞれ小重量の重錘を付
しても良い。
第二管状フロート3には空気が充填されている
が、これは完全密閉されており、給、排気は行わ
れない。そして、第二管状フロート3とを管状沈
下フロート4とは押え金12部で直角に交差する
が、両者3,4は連通していない。なお、第二管
状フロート3の代りに、固形フロートを用いても
良い。
また、第一管状フロート2と第二管状フロート
3との間には、補強ベルト9で補強された第一帆
布8が接続、配設され、第二管状フロート3の下
端に補強ベルト9で補強された第二帆布10が接
続され、その下端部に付された鎖13にて鉛直、
垂下姿勢を保つている。
このような構造の拡散防止膜1を例えば第4
図、第5図図示の如く、海中工事区域Aを包囲し
て浮上させておけば、工事によつて発生した浮遊
泥土等が外域に拡散することはない。なお、拡散
防止膜1は、海面下一定深さまで垂下させておけ
ば十分であり、拡散防止膜1の下端を海底に到達
させる必要はない。
しかして、陸上に設置したバルブを操作し、ポ
ンプを運転して導管を通じて第一管状フロート2
の排気を開始すると、内圧が管状沈下フロート4
の下端部が位置する部分の水圧以下になつた時点
で、該管状沈下フロート4の下端部から収縮が始
まり、管状沈下フロート4部の浮力と重錘6との
バランスが崩れて管状沈下フロート4部が沈降し
始める。その沈降の進行とともに、第一管状フロ
ート2は、第二管状フロート3からV字形状とな
つて海中へ引き込まれてゆく。管状沈下フロート
4がその上端部までの収縮すると、第一管状フロ
ート2の収縮が始まるが、その収縮は、連結部1
1を中心として左、右方向へ進行する形態で行わ
れる。
そして、第一管状フロート2のV字形状の沈み
込み深さがある程度大きくなつた時に、第4図図
示の形式では、排気を止めて、V字形状に沈下し
た第二管状フロート3の上方を出入口として、泥
土運搬船等の船舶を通過させ、通過後直ちに第一
管状フロート2内へ給気を行つて原形を戻す。
一方、第5図図示の形式では、十分な排気を行
つて拡散防止膜1Cを沈降させ、船舶の通過を許
す。その後、直ちに給気を行つて拡散防止膜1C
を上昇させる。
このように、本実施例では、第一管状フロート
2およびこれに連なる管状沈下フロート4に対し
て空気を給、排出するだけで、船舶通過用の出入
口を開閉し得るから、操作が簡易で、開閉時間が
大幅に短縮され、海中工事の作業能率が向上し、
工期の短縮、工事費の節減が可能である。
また、出入口開閉作業用の船を通過させる必要
がないことから、出入口の開閉頻度が低下し、し
かも出入口の開閉を迅速に行い得るため、出入口
を通じた汚濁水の拡散を可及的に低減化できる。
さらに、台風襲来時には、排気を行つて拡散防
止膜1を海底まで沈下させておくことができるた
め、波浪による損傷を効果的に防止し得る。しか
も、沈下のための特別な作業(多大の労力を要す
る作業)も不要である。
前記構成において、第一管状フロート2の排気
を開始すると、これと連通する管状沈下フロート
4の下端部から収縮が始まり、重錘6の重量とバ
ランスするか、またはそれよりも若干小さかつた
管状沈下フロート4部の浮力と、該重錘6の重量
とのバランスが崩れて、管状沈下フロート4部が
沈降し始め、第一管状フロート2は、T字状の連
結部11からV字形状に海中に引き込まれる。な
お、この間の管状沈下フロート4のスムーズな沈
降は、第一および第二帆布8,10と管状沈下フ
ロート4とを接続せず、かつ管状沈下フロート4
が押え金12内で上、下に動きうるようにしてお
くことによつて保証される。
そして、両フロート2,4内の排気が完了する
と、第二管状フロート3よりも上位に位置する部
分即ち第一帆布8と第一管状フロート2が図の二
点鎖線で示すように倒伏する。
ところで、第二管状フロート3によつて得られ
る浮力を、拡散防止膜1全体の重量に勝るように
しておくことによつて、両フロート2,4の排気
にもかかわらず、第二管状フロート3以下の部分
を不動にして、その鉛直姿勢を維持できる。しか
も、第二管状フロート3が、出入口を通過する船
舶の最大喫水よりも深い位置に在るように、第一
帆布8を垂下長を定めておくことにより、拡散防
止膜1の上方を船舶が通過することが可能であ
る。
このように、本実施例では、拡散防止膜1を沈
降させず、その一部を倒伏、起立させて、出入口
の開閉を行うことができるから、その開閉に要す
る時間が極めて短くて済む。
なお、第二管状フロート3は、完全密閉式であ
るが、これを第一管状フロート2とは独立して
給、排気しうるように構成しておけば、必要に応
じて全体を沈降させることも可能である。
次に、第6図に示した実施例について説明す
る。図中、第3図に示したものと同一の部材には
同一符号を付した。
拡散防止膜20は、第5図図示の形式として使
用され、帆布で補強されたゴム製第一管状フロー
ト21と、該フロート21と一体に成形され、か
つ空気を充填して密閉した第二管状フロート22
と、連結部23にて第一管状フロート21とT字
状に連結、連通された同じくゴム製の管状沈下フ
ロート24とを主体部として形成されている。該
管状沈下フロート24の閉じた下端には、重錘6
が付されている。第一管状フロート21と管状沈
下フロート24の連結部、及び第二管状フロート
22と管状沈下フロート24の交差部は、押え金
25で強化されている。そして、第一管状フロー
ト21およびこれと連通する管状沈下フロート2
4に対しては、第3図図示のものと同様な方法で
給、排気しうるようになされている。
また、その下端に重錘としての鎖13を担持す
る帆布26(補強ベルト27で補強されている)
が、第二管状フロート22の下端および管状沈下
フロート24の端部に接続されている。そして、
帆布26の下端には、所定長の鎖28を介して重
錘29が連結、垂下されている。
前記構成において、第一管状フロート21内の
排気を開始すると、前記各実施例の場合と同様
に、管状沈下フロート24の下端から収縮が始ま
り、重錘6の重量と、管状沈下フロート24部と
のバランスが崩れて管状沈下フロート24が沈降
し始め、それに伴つて第一管状フロート21およ
びこれと一体の第二管状フロート22が、T字状
連結部23からV字形状に海中に引き込まれる。
両フロート24,21の排気が完了すると拡散防
止膜20が沈降開始するが、第二管状フロート2
2による浮力が重錘29を除く拡散防止膜20の
重量(鎖28重量を含む)に勝つており、起立姿
勢を維持したまま沈降し、重錘29が海底に到達
して沈降が停止する。そして、拡散防止膜20の
上方を船舶が通過した後、給気によつて拡散防止
膜20を上昇させるのであるが、拡散防止膜20
は起立姿勢を維持したままであつて、しかも帆布
26と重錘29の間に鎖28が介挿されているた
め、上昇に要する時間が極めて短くて済む。な
お、鎖28の長さの選択により、拡散防止膜20
を浮上させた状態で、重錘29と海底面の間隔を
船舶の最大喫水に略ぼ一致させておけば、最も効
果的である。
第7図に示した拡散防止膜30は、拡散防止膜
20を形状をシンプルにした変形であつて、第一
管状フロート31の内部に第二管状フロート32
が挿入されている他は、拡散防止膜20と略ぼ同
一の構造になされている。第二管状フロート32
は密閉され、内部に空気が充填されている。第一
管状フロート31と管状沈下フロート34とは、
連結部33にてT字状に連結、連通せしめられて
おり、該T字状連結部33は、押え金35で強化
されている。そして、拡散防止膜30は、拡散防
止膜30と略ぼ同様の作用、効果を奏し得る。
なお、前記各実施例において、帆布8,10,
26に代えてゴムシートを使用すれば、油輸送タ
ンカー等の範囲に設置してオイルフエンスとして
利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は公知に係る浮上式汚濁拡散防
止膜の設置例を示す図、第3図は本発明の一実施
例に係る浮上式汚濁拡散防止膜の要部斜視図、第
4図、第5図はその設置例を示す概念図、第6図
ないし第7図はそれぞれ他の実施例に係る浮上式
汚濁拡散防止膜の要部斜視図である。 1……拡散防止膜、2……第一管状フロート、
3……第二管状フロート、4……管状沈下フロー
ト、5……押え金、6……重錘、7……継手、8
……第一帆布、9……補強ベルト、10……第二
帆布、11……連結部、12……押え金、13…
…鎖、14……重錘、15……ロープ、20……
拡散防止膜、21……第一管状フロート、22…
…第二管状フロート、23……連結部、24……
管状沈下フロート、25……押え金、26……帆
布、27……補強ベルト、28……鎖、29……
重錘。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水中工事区域からその外部に汚濁を拡散させ
    ないように繋留して用いる浮上式汚濁拡散防止膜
    において、空気を給、排出可能に充填した第一の
    可撓性管フロートに対して可撓性管状沈下フロー
    トをT字状に連結して連通させ、その閉じた下端
    に重錘を付すとともに、前記第一の可撓性管状フ
    ロートの全長に亘つて所定垂下長の第一の可撓性
    膜を接続し、かつ該第一の可撓性膜の下端に沿つ
    て、前記第一の可撓性管状フロートと平行に、第
    二のフロートを接続するとともに、その全長に亘
    つて第二の可撓性膜を接続し、その下端に重錘を
    付して垂下させてなり、前記第一の可撓性管状フ
    ロートおよび前記可撓性管状沈下フロート内の空
    気を排出して前記第二のフロートよりも上位に位
    置する部分を倒伏させても全体が沈下することは
    なく、その上方を船舶が通行可能であるように前
    記所定垂下長を設定したことを特徴とする浮上式
    汚濁拡散防止膜。 2 水中工事区域からその外部に汚濁を拡散させ
    ないように繋留して用いる浮上式汚濁拡散防止膜
    において、空気を給、排出可能に充填した第一の
    可撓性管状フロートに対して可撓性管状沈下フロ
    ートをT字状に連結して連通させ、その閉じた下
    端に重錘を付すとともに、前記第一の可撓性管状
    フロートに第二のフロートを一体的に添設し、該
    両フロートのいずれか一方に対し、その全長に亘
    つて可撓性膜を接続し、その下端に重錘を付して
    垂下させてなり、前記第一の可撓性管状フロート
    および可撓性管状沈下フロート内の空気を排出す
    ることにより、前記第一の可撓性管状フロートを
    除く他の部分が起立姿勢を維持したまま全体が沈
    下しうるように構成したことを特徴とする浮上式
    汚濁拡散防止膜。
JP3010884A 1984-02-20 1984-02-20 浮上式汚濁拡散防止膜 Granted JPS60175616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010884A JPS60175616A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 浮上式汚濁拡散防止膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3010884A JPS60175616A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 浮上式汚濁拡散防止膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60175616A JPS60175616A (ja) 1985-09-09
JPH0440488B2 true JPH0440488B2 (ja) 1992-07-03

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ID=12294579

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JP3010884A Granted JPS60175616A (ja) 1984-02-20 1984-02-20 浮上式汚濁拡散防止膜

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