JP2544612B2 - 作業台船 - Google Patents

作業台船

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JP2544612B2
JP2544612B2 JP62037448A JP3744887A JP2544612B2 JP 2544612 B2 JP2544612 B2 JP 2544612B2 JP 62037448 A JP62037448 A JP 62037448A JP 3744887 A JP3744887 A JP 3744887A JP 2544612 B2 JP2544612 B2 JP 2544612B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は防波堤等として用いられるケーソンの如きコ
ンクリート構造物の進水に用いるドルフィンドックやフ
ローティングドック等の作業台船に関する。
(従来の技術) 一般にケーソン等のコンクリート構造物を進水させる
場合、作業台船を用いて行っている。
第5図〜はその進水方法を示すもので、先ず、
図に示すように、所定の大きさまで製作されたコンクリ
ート構造物Cを載せた作業台船1″をその進水場所まで
曳航する。
ついで、図に示すように、例えば自吸式ポンプ11が
搭載されたポンプ台船15を作業台船1″に近づけ、自吸
式ポンプ11で作業台船1″の内部に注入する。作業台船
1″はコンクリート構造物Cとともに水中に沈降してい
くが、コンクリート構造物Cの自重より浮力が優ると、
コンクリート構造物Cは作業台船1″から離れ、進水さ
れる。
なお、図に示すように、コンクリート構造物Cを曳
航した後、自吸式ポンプ11等で作業台船1″の内部を排
水し、これを浮上させ、回収している。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、これらの過程においてコンクリート構造物
Cを進水させるにあたっては、水を作業台船1″内に徐
々に注水していくと作業台船1″は沈降し、やがてコン
クリート構造物Cが進水するわけであるが、この時、通
常、浮力と重力とのバランスがうまくとれず、作業台船
1″やコンクリート構造物Cは傾き、大きく揺れ動きな
がら沈降する場合がある。この場合、ポンプ台船15の自
吸式ポンプ11は作業台船1″とホースによって接続され
ているのでそのホースによってポンプ台船15が水中に引
込まれたり、また、コンクリート構造物Cも揺れ動くの
で、ポンプ台船15とぶつかる等の危険性があった。
(発明の目的) 本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的
とするところは、ケーソンの如きコンクリート構造物が
傾いて進水し、揺れ動いても簡単な作業により安全に進
水作業が行え、安全性を格段に向上させた作業台船を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上面に作業床を有する中空状の作業床版6
の下部と、この作業床版6の下部の外周部にフロート2
を備えた作業台船1であって、この作業台船1はフロー
ト2の底版に設けられた注排水用の孔7と、このフロー
ト2の上部に設けられたバルブ9を有する給排気管8
と、この給排気管8に一端が接続され、かつ先端にバル
ブ13および浮体14が取付けられ、水面に延設されるとと
もに、コンプレッサ10が接続可能なホース12とを備えた
構成としている。
また、本発明は、上面に作業床を有する中空状の作業
床版6の下部と、この作業床版6の下部の外周部にフロ
ート2を備えた作業台船1であって、この作業台船1は
フロート2の底版および作業床版6の下部の下方に設け
られた注排水用の孔7,7′と、このフロート2の上部お
よび作業床に設けられたバルブ9,9′を有する給排気管
8,8′と、この給排気管8,8′に一端が接続され、かつ先
端にバルブ13,13′および浮体14,14′が取付けられ、水
面に延設されるとともに、コンプレッサ10が接続可能な
ホース12,12′とを備えた構成としている。
(作用) 本発明ではポンプ台船を用いることなく、簡単な操作
により作業台船内に水を自然流入させて作業台船を沈降
させ、コンクリート構造物を進水させるようにしてい
る。
(実施例1) 第1図は本発明にかかる作業台船の第1実施例の断面
図である。しかして、この図中は作業台船であり、こ
の作業台船は内部が中空状をなし、かつ略ロ字状を呈
するフロート2と、このフロート2の内側の下方に設け
られた作業床版下部3とを備えている。
そして、この作業床版下部3の下側に底版4があり、
その上にはマス状の隔壁5が設けられ、これによって内
部はいくつかの部屋に区切られている。なお、隔壁5の
適位置には開口部5aがあり、区切られた各部屋は連通し
ている。また、隔壁の上部には作業床版6が設けられて
いる。そして、作業床版6の上面は作業床となり、この
ようにして構成された作業床版下部3の四方は箱状をな
す前記フロート2で囲まれている。
この場合、作業床版6の外周とフロート2の対応する
内壁2aとの間には適数の開口部Sが形成されている。
フロート2の底版4には水の注入、排出ができる適数
の孔7を有する。
また、このフロート2の頂部には、外部と内部とを連
通するバルブ9のついた給排気管8が設けられている。
なお、図示した実施例では一組のバルブ9、給排気管
8及び孔7を図示しているが、多数組設け、同様の作用
をさせ得ることはもちろんである。また、フロートはロ
字状のものに限定されるものでなく、二字状、コ字状と
してもよい。
次に、第2図を参照しつつ同上の作業台船を用いた
進水方法について説明する。
給排気管8のバルブ9を開き、フロート2内の空気
を排出しつつ、フロート2内に注水し、また例えば水中
ポンプ(図示せず)等により作業床版下部3内に注水
し、作業台船をマウンドGに着底させ、作業床版6の
上でコンクリート構造物Cを所定の大きさまで製作す
る。
自吸式ポンプ11等により作業床版下部3内の水を排水
し、また、給排気管8とコンプレッサ10をホース等で接
続し、フロート2内に圧さく空気を送ることによりその
内部の水を孔7より外部に排水し、バルブ9を閉じる。
これにより、作業台船の浮力が増大し、作業台船
浮上する。そして作業台船を所定の進水場まで曳航す
る。
コンクリート構造物Cの進水位置において、一端が
給排気管8に接続されたホース12の先端にバルブ13の付
いたホース12を接続し、ホース12の先端部を、例えばブ
イ14につなぎ、海面に浮かべる。なお、ホース12は作業
台船が海底地盤Gに着底しても、先端のバルブ13が海
面まで十分達するような長さを有する。
例えば自吸式ポンプ等により作業床版下部3内に注
水し、次にバルブ9及びバルブ13を開くとフロート2内
の空気はホース12を経て排気され、フロート2内には水
圧によって孔7から水が流入し、作業台船の浮力の減
少により作業台船は水中に沈降していく。やがてコン
クリート構造物Cに働く重力よりも浮力が優ると、コン
クリート構造物Cは作業台船から離れ、進水する。
このような進水方法を行えば、従来の方法のように作
業台船とポンプ台船等がホース等によって接続されてい
ないので、作業台船とポンプ台船とがぶつかったり、作
業台船によってポンプ台船が水中に吹き込まれたりする
ことがなく非常に安全である。
ポンプ台船15のコンプレッサ10と海面に浮いている
バルブ13をつなぎ、ホース12を介しフロート2内に圧さ
く空気を送る。これによりフロート2内の水は、徐々に
孔7より排水され、フロートに浮力が生じることにより
作業台船は浮上する。
浮上した後、バルブ9を閉じ、自吸式ポンプ11等て
作業床版下部3内の水を排水すれば、作業台船は完全
に浮上する。
(実施例2) 第3図は本発明の第2実施例を示すもので、この実施
例の作業台船1′はフロート2の内壁2aの内周側を作業
床版6で密閉するとともに作業床版下部3内と外部とを
連通可能な給排気管8′及びバルブ9′を設け、かつ作
業床版下部3の下方にも適数の孔7′を設け、作業床版
下部3内に水が出入りできるようにしたものである。
同上の作業台船1′を用いた作業工程の一部を第4図
に示す。
浮上している作業台船1′の給排気管8,8′にそれぞ
れ先端にバルブ13,13′のついたホース12,12′の一端を
つなぎ、海面に浮かべておき、バルブ9,9′及びバルブ1
3,13′を開くとフロート2及び作業床版下部3内の空気
は、バルブ13,13′から排出され、それぞれ内部には、
孔7,7′を通じて水が流入してくるため、作業台船1′
は水中に沈降する。
次にバルブ13,13′にコンプレッサをつなぎ、フロー
ト2及び作業床版下部3内に圧さく空気を送れば、それ
ぞれ内部の水は排水され、作業台船1′は浮上する。こ
の場合、給排気管8′及びバルブ9′を設けなくとも、
フロート2と作業床版下部3を連通させることによりそ
れぞれ内部の水を、給排気管8及びバルブ9のみで注排
水することも可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明では、上面に作業床を有する中空
状の作業床版6の下部と、こ作業床版6の下部の外周部
にフロート2を備えた作業台船1であって、この作業台
船1はフロート2の底版に設けられた注排水用の孔7
と、このフロート2の上部に設けられたバルブ9を有す
る給排気管8と、この給排気管8が一端に接続され、か
つ先端にバルブ13および浮体14が取付けられ、水面に延
設されるとともに、コンプレッサ10が接続可能なホース
12とを備えた構成としている。
また、同じく、上面に作業床を有する中空状の作業床
版6の下部と、この作業床版6の下部の外周部にフロー
ト2を備えた作業台船1であって、この作業台船1はフ
ロート2の底版および作業床版6の下部の下方に設けら
れた注排水用の孔7,7′と、このフロート2の上部およ
び作業床に設けられたバルブ9,9′を有する給排気管8,
8′と、この給排気管8,8′に一端が接続され、かつ先端
にバルブ13,13′および浮体14,14′が取付けられ、水面
に延設されるとともに、コンプレッサ10が接続可能なホ
ース12,12′とを備えた構成としている。
このため、進水時に、コンクリート構造物が載った作
業台船を水中に沈降させるための自吸式ポンプを必要と
しないため、ポンプ台船も必要としないので、コンクリ
ート構造物が傾いて進水し、揺れ動いても、ポンプ台船
とぶつかるような危険もないし、また、ポンプ台船が作
業台船と連結されていないため、作業台船が揺れ動いて
沈降した場合、水中に引込まれるようなこともなくな
り、進水作業時の安全性が格段に向上する効果がある。
また、フロート上部に給排気管が設けられ、かつ底版
自体に注排水用の孔が設けられているため作業台船を沈
める場合、その上方に設けられた給排気管のバルブを単
に開くといったきわめて簡単な作業だけで、内部に水が
自然流入され、作業台船を簡単に沈めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の作業台船の断面図、第2
図〜は同上の作業台船を用いコンクリート構造物を
進水させる工程を示した説明図、第3図は本発明の第2
実施例を作業台船の断面図、第4図は同上の作業台船を
用いた一進水工程説明図、第5図〜は従来例の進水
工程説明図である。 ……作業台船、2……フロート、3……作業床版下
部、8……給排気管、9……バルブ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に作業床を有する中空状の作業床版
    (6)の下部と、この作業床版(6)の下部の外周部に
    フロート(2)を備えた作業台船(1)であって、この
    作業台船(1)はフロート(2)の底版に設けられた注
    排水用の孔(7)と、このフロート(2)の上部に設け
    られたバルブ(9)を有する給排気管(8)と、この給
    排気管(8)に一端が接続され、かつ先端にバルブ(1
    3)および浮体(14)が取付けられ、水面に延設される
    とともに、コンプレッサ(10)が接続可能なホース(1
    2)とを備えることを特徴とした作業台船。
  2. 【請求項2】上面に作業床を有する中空状の作業床版
    (6)の下部と、この作業床版(6)の下部の外周部に
    フロート(2)を備えた作業台船(1)であって、この
    作業台船(1)はフロート(2)の底版および作業床版
    (6)の下部の下方に設けられた注排水用の孔(7,
    7′)と、このフロート(2)の上部および作業床に設
    けられたバルブ(9,9′)を有する給排気管(8,8′)
    と、この給排気管(8,8′)に一端が接続され、かつ先
    端にバルブ(13,13′)および浮体(14,14′)が取付け
    られ、水面に延設されるとともに、コンプレッサ(10)
    が接続可能なホース(12,12′)とを備えることを特徴
    とした作業台船。
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