JPH0526101Y2 - - Google Patents

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JPH0526101Y2
JPH0526101Y2 JP1990025013U JP2501390U JPH0526101Y2 JP H0526101 Y2 JPH0526101 Y2 JP H0526101Y2 JP 1990025013 U JP1990025013 U JP 1990025013U JP 2501390 U JP2501390 U JP 2501390U JP H0526101 Y2 JPH0526101 Y2 JP H0526101Y2
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、汚濁水拡散防止膜に係わり、更に
詳しくは汚濁水拡散防止膜を構成するフロートの
補強構造と、エアー抜き構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、海洋・土木工事の際に発生する遊泥・土
砂・ヘドロを遮断し、海水等の汚染を防止する目
的で、汚濁水拡散防止膜が使用されている。
この汚濁水拡散防止膜は、第5図に示すよう
に、下端に重り1を取付けたカーテン基布2をフ
ロート3に吊設し、図示しないエアーホースを介
してエアーを供給または排気させることによつ
て、必要に応じてカーテン基布2とフロート3及
びエアーホース等を浮沈させるものである。
また、フロート3の両側には、ロープ4を介し
てサブフロート5a,5bが配設され、このサブ
フロート5a,5bは、アンカーロープ6を介し
てアンカー7に取付けられている。
ところで、従来のフロート3の構造は、第6図
に示すように、補強層8を埋設したゴム状弾性体
から成るベルト9a,9bを重ねた状態で、その
両側縁部を加硫プレスし、中央の気室10内にエ
アーを供給、または排出させることにより浮沈さ
せるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら、上記のようなフロート3は、重量
が大きいために、取扱に不便であり、また剛性が
あるために、波形に対して追従性が悪く、アンカ
ーロープ6とフロート3の取付け部には力が加わ
ると言う問題があつた。
また、気室10の構造が、第6図のようになつ
ているので、気室10とベルト9a,9bとの境
界部Xには、エアー圧力の楔効果により応力が集
中して、境界部Xを裂くような剥離作用が生じ、
設計通りの耐圧性を得ることが難しいと言う問題
があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の課題に着目して案出
されたもので、軽量であることから取扱が容易
で、しかもフロート内部の一部に応力集中が生じ
ると言うことがないので、設計通りの耐圧性及び
耐久性を得ることが出来、またインナーチユーブ
とアウターチユーブとの間のエアーを排出する場
合にも、エアー溜まりが生ずることなく容易に沈
降させることが出来る汚濁水拡散防止膜を提供す
ることを目的とするものである 〔課題を解決するための手段〕 この考案は上記目的を達成するため、フロート
を、補強層を埋設したインナーチユーブ外周にア
ウターチユーブを覆つて多層構造に構成し、前記
フロートの端末部に強制沈下物を設けると共に、
その反対側の端末部近傍に、インナーチユーブと
アウターチユーブとの間のエアーを排出させるエ
アー排出用のバルブを設けたことを要旨とするも
のである。
〔考案の作用〕
この考案は、上記のように構成され、フロート
を、エンドレス状のインナーチユーブと、その外
周面を覆うアウターチユーブとで構成することに
より、エアー注入時に、インナーチユーブの一部
に応力集中が生ずると言うことが無く、従つて、
耐圧性、耐久性を向上させることが出来、またこ
のような多層構造のフロートにおいて、インナー
チユーブとアウターチユーブとの間にエアーが入
つたとしても、容易に排出できることから、フロ
ートを容易に沈降させることが出来るものであ
る。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を
説明する。
なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付
して説明は省略する。
第1図は、この考案を実施した汚濁水拡散防止
膜の概略構成図を示し、2は下端に重り1を取付
けたカーテン基布、3はカーテン基布2を支持す
るフロートであつて、このフロート3には、フロ
ート3内にエアーの給排用のエアーホース(図示
せず)が接続されている。
前記フロート3は、第2図に示すように、補強
層を埋設したエンドレス構造のインナーチユーブ
11と、その外周にアウターチユーブ12を覆つ
た多層構造(二重構造)に構成されており、アウ
ターチユーブ12のスカート部13は接合させた
状態で、その外側から補強布14を重合させてカ
ーテン基布2と共に、ボルト・ナツト15により
締付け固定している。
なお、アウターチユーブ12の構成は、上記の
ように巻付ける他、第2図aに示すように、すし
巻状に巻付けて、その一端をスカート部13aと
しても良い。
また、上記のような多層構造のフロート3の場
合、インナーチユーブ11と、アウターチユーブ
12とは密着していないため、エアーの供給時に
インナーチユーブ11とアウターチユーブ12と
の間にエアーが洩れて入ることがある。
このように中間層にエアーが入つている状態
で、フロート3内からエアーを抜き、カーテン基
布2及びフロート3を一端側から沈降させると、
第7図に示すように、フロート3の他端側に前記
中間層のエアーが逃げて溜まり、カーテン基布2
及びフロート3を沈降させることが出来なくなる
と言う問題が生ずる。
そこで、この考案では多層構造のフロート3に
した場合に生じる不具合も同時に解消している。
即ち、第3図及び第4図に示すように、フロート
3の端末部に設けた強制沈下物16と反対側の端
末部近傍に、エアー排出用のバルブ17を設け
て、カーテン基布2及びフロート3を一端側から
沈降させる場合、インナーチユーブ11とアウタ
ーチユーブ12との間に溜まつているエアーを積
極的に排出させ、フロート3及びカーテン基布2
を容易に沈降させることが出来るようにしてい
る。
この考案は、フロート3を、エンドレス状のイ
ンナーチユーブ11と、その外周面を覆うアウタ
ーチユーブ12とで構成することにより、エアー
注入時に、インナーチユーブ11の一部に応力集
中が生ずると言うことが無く、従つて、耐圧性、
耐久性を向上させることが出来るのである。
また、このような多層構造のフロート3におい
て、インナーチユーブ11とアウターチユーブ1
2との間にエアーが入つたとしても、容易に排出
できることから、フロートを容易に沈降させるこ
とが出来るものである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のようにフロートを、補強層
を埋設したインナーチユーブ外周にアウターチユ
ーブを覆つて多層構造に構成し、前記フロートの
端末部に強制沈下物を設けると共に、その反対側
の端末部近傍に、インナーチユーブとアウターチ
ユーブとの間のエアーを排出させるエアー排出用
のバルブを設けたので、以下のような優れた効果
を奏するものである。
(a) 軽量化を図ることが出来るので取扱が容易
で、しかも水中重量が重量タイプの1/3である
ため、浮力損失が少ない。
(b) 部分的な構造の変化が可能であり、例えば部
分的に断面形状を変えることが出来る。
(c) アンカー取付け部、或いはフロート端末部等
に有効な局部補強が出来る。
(d) フロートがエンドレス状になつているので内
部応力を剪断方向で受けることが出来、フロー
ト内部の一部に応力集中が生じると言うことが
ないので、設計通りの耐圧性及び耐久性を得る
ことが出来る。
(e) インナーチユーブとアウターチユーブとの間
のエアーを排出させる場合にも、エアー溜まり
が生ずることなく容易に沈降させることが出来
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を実施した汚濁水拡散防止
膜の正面図、第2図は第1図の−矢視拡大断
面図、第2図aはこの考案の他の実施例を示す断
面図、第3図はフロートの一端側にエアー排出用
のバルブを設けた実施例の汚濁水拡散防止膜の正
面図、第4図は第3図の−矢視断面図、第5
図は従来の汚濁水拡散防止膜の構成を示す説明
図、第6図は従来のフロートの断面図、第7図は
フロートを二重構造にした場合の不具合を示す説
明図である。 1……重り、2……カーテン基布、3……フロ
ート、11……インナーチユーブ、12……アウ
ターチユーブ、16……強制沈下物、17……エ
アー排出用のバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロートにカーテン基布を吊設して成る汚濁水
    拡散防止膜において、前記フロートを、補強層を
    埋設したインナーチユーブ外周にアウターチユー
    ブを覆つて多層構造に構成し、前記フロートの端
    末部に強制沈下物を設けると共に、その反対側の
    端末部近傍に、インナーチユーブとアウターチユ
    ーブとの間のエアーを排出させるエアー排出用の
    バルブを設けたことを特徴とする汚濁水拡散防止
    膜。
JP1990025013U 1990-03-15 1990-03-15 Expired - Lifetime JPH0526101Y2 (ja)

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JPH03119031U JPH03119031U (ja) 1991-12-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4636985B2 (ja) * 2005-09-26 2011-02-23 海和テック株式会社 汚濁防止装置
JP6202675B2 (ja) * 2013-11-25 2017-09-27 海和テック株式会社 汚濁防止膜装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558763U (ja) * 1978-06-30 1980-01-21
JPS60175616A (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 Bridgestone Corp 浮上式汚濁拡散防止膜

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