JPH01151612A - 自立式汚濁拡散防止膜 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｌ１上立剋ユ１１ 本発明は、浚渫、埋立等の水中工事により発生する浮遊
泥土等が工事区域外に流出、拡散して漁場を汚ず等の事
態を未然に防ぐために使用する汚濁拡散防止膜に関する
ものである。

１氷且ｌ 水中工事区域から発生する汚濁の拡散を防ぐために、水
中工事区域の周囲に自立式汚濁拡散防止膜（可撓性膜）
を設置するのは一般的に採用される手段である。第６図
はその一例を示しており、水中工事を行う水域Ａを包囲
して自立式汚濁拡散防止膜０１が設置されている。この
自立式汚濁拡散防止膜０１は、可撓性膜（一般に、ゴム
あるいは樹脂被膜を施した帆布、または単なる帆布が用
いられる）０２と、その上端に付された浮体０３と、可
撓性膜０２の下端に付され、その内部に水を充填・し、
これを排出することが可能な鋼製重錘管０４とから成っ
ている。

重錘管０４内に水を充填すると、可撓性膜０２は第６図
図示のように鉛直姿勢で自立し、重錘管０４内の充填水
を空気と置換すると、重錘管０４は浮体となって浮上す
る〈第７図）。第７図では可撓性膜０２が折り返し形状
になっており、この状態で自立式汚濁拡散防止１ｐＪＯ
１は移設される。

し　　　　と　　る 斯かる構造の自立式汚濁拡散防止膜０１では、水が充填
される重錘管０４内に錆が生じるとともに、重錘管０４
に接続された給、排出ホース内に前記錆層あるいは他の
水中浮遊物等が蓄積されることにより・重錘管０４に対
する水あるいは空気の給、排出に支障を来たし、重錘管
０４の浮上、沈下を迅速に行い得ないことが多かった。

。　　を　゛するための 本発明の目的は、その上端に浮体が付設され、少くとも
その下端に重錘が付設された可撓性膜を水中に配置する
ことにより、水中工事区域を源とする汚濁の拡散を防ぐ
汚濁拡散防止膜であって、重錘の浮上、沈下を迅速に行
い得る自立式汚濁拡散防止膜を提供することである。

この目的は、可撓性膜の丈方向の任意高さ位置に長さ方
向に沿う可撓性膜製気嚢気崩を一体に設けるとともに、
該気嚢内に空気を注入、排出可能になし、気嚢内に空気
を充填することによって前記重錘を浮上させ得るように
構成することによって達成される。

夫−厘−１ 以下、第１図、第２図に示した本発明の一実施例につい
て説明する。

第１図は水中に設置された自立式汚濁拡散防止膜１０を
概略縦断面図として示している。汚濁拡散防止ｍ１Ｇは
水中工事を行う水域Ａを包囲して設置され、帆布等で形
成された可撓性膜１２と、その上端に付された複数個の
浮体１６と、可撓性膜１２の下端に付された複数個の重
錘１８とから成っている。

可撓性１１１２の丈はＨであり、その上端部分が長さ方
向（図の紙面に垂直な方向）に沿う気ｆｉ１４になされ
ている。気＠１４はゴム引き帆布、樹脂引き帆布等の非
通気性膜で形成されており、接続された給排気用ホース
（図示せず）を通じてその内部に空気を加圧充填して膨
張させ（第２図）、また充填空気を排出して収縮させ得
る（第１図）ようになっている。

気嚢１４が収縮した第１図の状態では重錘１８が水底Ｃ
に接しており、浮体１６の浮力によって可撓性１１１２
が直立し、可撓性膜１２が工事水域へと外部水域Ｂの間
を遮断して水域Ａから水１４Ｂへの汚濁の−拡散を防止
する。

また、水中工事区域の移動に伴って汚濁拡散防止膜１０
を移設させる場合には、重錘１８を引きずったままでは
具合が悪いため、空気を加圧充填して気１１１４を膨張
させ、その浮力をもって重錘１８を浮上させれば良い（
第２図）。

斯かる構造の汚濁拡散防止１１ｍ１０にあっては、重錘
１８を浮上させる際の浮体として機能する可撓性膜製気
嚢１４に鎖が生じる心配がなく、しかも空気の給、排出
は円滑かつ迅速にこれを行うことができ、重錘１８の浮
上、沈下操作を従来に比して短時間で行うことが可能で
ある。

なお、第１図、第２図図示例では浮体１６が水面高さ位
置にあるが、可撓性１１１２の丈（Ｈ）を第３図図示の
ように短くし、浮体１６を水晶から離隔させてもよく、
その場合汚濁拡散防止９１１Ｇが水流を完全に遮断せず
、水面近傍の流れを許容する。

第４図、第５図に示した汚濁拡散防止＠　１０Ａは、汚
濁拡散防止膜１０の変形例であり、その気嚢１４が可撓
性膜１２Ａの下端部に付されている。第４図は気１１１
４が収縮した状態を示し、第５図は空気を加圧充填して
気嚢１４を膨張させ、もって重錘１８を浮上させた状態
を示している。

なお、前記実施例において、気嚢１４は可撓性膜１２、
１２Ａの丈方向の任意高さ位置にこれを設けることがで
きる。

２１日と九里 以上の説明から明らかな様に、可撓性膜の丈方向の任意
高さ位置に長さ方向に沿う可撓性膜製筒状気嚢を一体に
設けるとともに、該気嚢内に空気を注入、排出可能にな
し、気嚢内に空気を充填することによって重錘を浮上さ
せ得るように成した自立式汚濁拡散防止膜が提案された
。

この汚濁拡散防止膜の気嚢は発錆の心配がなく（耐久性
向上）、気嚢内への空気の供給とその排出は円滑かつ迅
速にこれを行うことができ、汚濁拡散防止膜の移設およ
び設置作業に要する時間が短縮される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る自立式汚濁拡敗防止膜
の水中設置状態を示す縦断面図、第２図はその気嚢に空
気を充填して膨張させ重錘を浮上させた状態を示す図、
第３図は前記可撓性膜の丈（１１）を短くした状態を示
す図、第４図は変形例に係る自立式汚濁拡散防止膜の水
中設置状態を示す縦断面図、第５図はその気嚢に空気を
充填して膨張させ重錘を浮上させた状態を示す図、第６
図は公知に係る自立式汚濁拡散防止膜の水中設置状態を
示す縦断面図、第７図はその気嚢に空気を充填して膨張
させ重錘を浮上させた状態を示す図である。 １０・・・汚濁拡散防止膜、１２・・・可撓性膜、１４
・・・気嚢、１６・・・浮体、１８・・・重錘。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 その上端に浮体が付設され、少くともその下端に重錘が
   付設された可撓性膜を水中に配置することにより、水中
   工事区域を源とする汚濁の拡散を防ぐ汚濁拡散防止膜に
   おいて、 前記可撓性膜の丈方向の任意高さ位置に長さ方向に沿う
   可撓性膜製筒状気嚢を一体に設けるとともに、該気嚢内
   に空気を注入、排出可能になし、気嚢内に空気を充填す
   ることによって前記重錘を浮上させ得るように構成した
   ことを特徴とする自立式汚濁拡散防止膜。