JPH0986485A - 大型構造物の製造作業方法及び修理作業方法並にこれらの方法の実施に用いるバージ - Google Patents

大型構造物の製造作業方法及び修理作業方法並にこれらの方法の実施に用いるバージ

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JPH0986485A
JPH0986485A JP7273704A JP27370495A JPH0986485A JP H0986485 A JPH0986485 A JP H0986485A JP 7273704 A JP7273704 A JP 7273704A JP 27370495 A JP27370495 A JP 27370495A JP H0986485 A JPH0986485 A JP H0986485A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船舶や橋梁の鋼床版の如き大型構造物の建造
及び修理作業を一般的な岸壁を利用して行えるようにす
る。 【解決手段】 バージ本体3内部に区画形成された複数
のバラストタンク4単位でバラスト水の水量を調節する
ことにより、上甲板の傾斜と全体の浮沈を操作できるよ
うにしてなるバージ2を構成する。該バージ2を岸壁2
8に接岸させ、バラストタンク4内に注水して沈降させ
て上甲板と岸壁28とがほぼ同一な高さとなるようにし
て底面を海底に着座させる。バージ2を作業ステージと
し、岸壁28より上甲板上へ資材や機器を直接搬入して
作業を行うようにする。作業が完了すると、バラストタ
ンク4より排水してバージ2を上甲板上に船舶1を載せ
た状態のまま浮上させ、タグボートにより所要の海域ま
で曵航する。その海域にてバージ2を水沈させて船舶1
を進水させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶や橋梁の鋼床版
の如き大型構造物を製造したり、修理するときの作業方
法及び該方法の実施に用いるバージに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】大型構造物の一例として船舶について説
明すると、従来、船舶の建造を行う場合、あるいは、既
造船の損傷個所の補修や船体外板の再塗装等の修理を行
う場合は、造船所内に建造ドックや修理ドック、又船台
等の超大型設備を構築しておくことが必要であった。
【0003】造船所内に建造ドックを構築する場合、図
12(イ)(ロ)に示す如く、深さ十数メートルで奥行
き数百メートルもの巨大なコンクリート製の渠aを陸岸
線と直角になるようにして岸壁bに構築し、該渠aの入
り口にゲートcを設置すると共に、渠aの周辺には工事
に必要な電気、水道、空気管、クレーン、ウインチ等の
諸設備を配置することが行われており、又、造船所内に
船台を構築する場合は、図13に示す如く、海側よりも
陸側の方が高くなるように上面が傾斜する船台eを構築
して、その上面に、船舶dを固定支持するための固定台
fを海側から陸側へ延びるように設置する。そして立地
条件により、船台e上の海側寄りの位置にゲートgを備
えるようにしている。
【0004】従来、かかる建造ドックで船舶の建造作業
を行うときは、上記ゲートcを閉じて渠a内に残された
水を渠a外へ排出した後、造船所内の工場にて作られた
船殻構造物や種々雑多の艤装品等を渠a内へ搬入して船
舶dの建造作業を行うようにしており、又、船台aを利
用して船舶の建造作業を行うときは、造船所内の工場に
て作られた船殻構造物や艤装品等を船台e上に搬入して
船舶dとして立体的に組み立てるようにしている。
【0005】更に、既存の船舶の修理を行うときは、図
12(イ)(ロ)に示す渠a内に水を張った後、既存の
船舶dを渠a内へ入進させてからゲートcを閉じ、次い
で、渠a内の水を排出した後、船体外板の再塗装といっ
たような船舶dの修理作業を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した如
き従来の船舶の建造作業や修理作業を行う場合は、設備
として、造船所内に建造ドックとか船台という超大型、
超高価な設備が必要であり、これらの設備の構築に多大
な時間と費用が必要になると共に広いスペースを施設内
に必要とすることになる。したがって、新規に造船所を
建設して建造ドックとか船台eを構築する場合、あるい
は既存の造船所に新たに建造ドックとか船台を構築する
ことは、膨大な設備投資と長期に亘る大規模工事を要す
るという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、船舶の建造作業とか既
存船舶の修理を行う場合にも、新規に造船所を建設した
り、あるいは既存の造船所内に建造ドックとか船台とい
った超大型設備を構築する必要をなくし、一般的な岸壁
を利用して船舶の建造及び修理作業のみならず、橋梁関
係構造物の製造作業等をも行うことができるような大型
構造物の製造作業、修理作業方法及びこれらの方法の実
施に用いるバージを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、バージ本体の内部に複数のバラストタン
クを区画形成し且つ各バラストタンク毎にバラスト水を
注入排出するための注入排出設備を備え、それぞれのバ
ラストタンク内のバラスト水の水量を個別に調節するこ
とによって前後及び両舷方向の傾斜と全体の沈降及び浮
上とを自在に制御できるようにしてあるバージを岸壁に
接岸させた後、バラストタンク内に注水しながら岸壁に
沿いバージを沈降させて底面を水底に着座させ、該バー
ジの上面に岸壁から運搬車が乗入れられるようにして、
バージ上面を作業ステージとして使用するようにし、該
バージ上面に、大型構造物の製造に必要な資材や機器を
岸壁より直接搬入してバージ上で大型構造物の組立作業
を行い、作業終了後、該バージを、バラストタンク内の
バラスト水を排出させて上面に大型構造物を載せた状態
のまま浮上させて曵航させるようにして大型構造物の製
造作業を行うようにする。
【0009】これにより、比較的浅い海岸や河川沿いに
ある一般的な岸壁を利用して大型構造物の製造及び修理
を行うことができ、しかもバージの底面を水底に着座さ
せるようにしたことによってバージに浮体動揺が生じる
ことがないので、バージを安定させて作業効率を向上さ
せることができ、バージ上面に周囲の岸壁から運搬車が
乗入れられるようにしたことによって運搬車や移動式の
揚重機を最大限に活用することができてそれらが持つ機
動性を充分に発揮させることができる。
【0010】大型構造物を船舶とし、バージ上で船舶の
建造作業を行い、作業終了後、バージを浮上させて曵航
してからバージの各バラストタンク内に注水してバージ
を水中に水没させるようにすれば、船舶を進水させるこ
とができ、造船所内に構築されていた建造ドックや船台
の如き超大型設備を不要にすることができる。
【0011】一方、大型構造物を橋梁関係構造物とし、
バージ上で橋梁関係構造物の製造を行い、作業が終了す
ると、バージを浮上させて橋梁の建設現場まで曵航する
ようにすると、船舶の場合と全く同様にしてバージ上の
作業ステージにて橋梁関係構造物の構築作業を行うこと
ができる。
【0012】又、大型構造物を既造の船舶とし、予め、
所要の水域にて各バラストタンク内に注水してバージを
水中に水没させておき、上方に修理する船舶を導き入れ
た後、バラストタンク内のバラスト水を排出させて上面
に船舶を載せた状態のままバージを浮上させて岸壁まで
曵航し、バージを岸壁に沿わせて沈降させて水底に着座
させ、バージ上での船舶の修理作業を行い、作業が終了
すると、バージを浮上させて曵航してからバージを再び
水没させて船舶を進水させるようにすると、建造ドック
や船台の如き超大型設備を必要とせずに船舶の修理をす
ることができると共に、新造船の場合と同様にして既造
船の修理作業をバージ上の作業ステージにて行うことが
できる。
【0013】更に、複数のバージを組合せて用いて複数
の作業ステージを形成するようにすると、各作業ステー
ジを目的別に使い分けることができて作業の能率を向上
させることができる。
【0014】又、上述した大型構造物の製造及び修理作
業方法に用いるためのバージは、バージ本体の内部に前
後左右に隔壁を配して複数のバラストタンクを区画形成
すると共に、前後方向の少なくとも一側にポンプルーム
を形成し、上記ポンプルームの一側壁に設けた吸水口と
他側壁に設けた排水口とを、吸水口側と排水口側に逆止
弁と開閉バルブを設け且つ排水口側の位置に排水ポンプ
を設けたメインパイプで接続し、該メインパイプより分
岐させて各々開閉バルブを設けた複数の分岐ラインを、
各バラストタンクに導設して、各バラストタンク毎にバ
ラスト水を注入排出させるようにした注入排出設備を備
え、且つ上記開閉バルブ、排水ポンプに指令を与えて自
動的に制御して各バラストタンク内のバラスト水の水量
を調節させるようにする制御盤をポンプルーム内に設置
してなる構成とする。
【0015】各バラストタンクに導かれた分岐ラインの
開閉バルブの開閉とメインパイプの開閉バルブの開閉及
び排水ポンプの運転状態とを制御盤によってそれぞれ個
別に制御して各バラストタンク内のバラスト水の水量を
調節するようにすると、バージの前後及び両舷方向の傾
斜と全体の浮沈を自在に操作することができる。
【0016】上記バージは、バージ本体に設けられてい
るポンプルーム用のマンホールに、バージ本体を水没さ
せた際に頂部が水面より上方へ位置するような長さと
し、且つ内部に階段を設けてある筒状のポンプルームハ
ッチを着脱自在に取り付けられるようにすることができ
る。
【0017】ポンプルームハッチをポンプルーム上のマ
ンホールに取り付けると、バージを水没させて新造船を
進水させるとき、あるいは修理船をバージ上に載せると
きにも、自由に外部からポンプルーム内に出入すること
ができる。
【0018】又、ポンプルームハッチにケーブルを通し
てポンプルームと外部とをケーブルで連絡するようにす
ると、バージを水没させたときに外部から有線でポンプ
ルーム内に電源供給や操作信号の送信を行うことが可能
となる。
【0019】更に、ポンプルーム内に電源供給用のジェ
ネレータと該ジェネレータの起動用のバッテリーとを配
置すると、外部から無線により操作信号の送信を行うよ
うにすることもできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】図1乃至図6は本発明の実施の一形態とし
て船舶1の建造及び修理作業を行う場合を示すもので、
船舶1の建造作業及び修理作業のための作業ステージと
して、バージ2を用いるようにする。
【0022】すなわち、本発明で用いる上記バージ2
は、図1(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、矩形をした所
要サイズのバージ本体3の内部に隔壁を前後方向及び両
舷方向に配置してNo.1からNo.8まで8個のバラ
ストタンク4とポンプルーム5を区画形成し、各バラス
トタンク4内への海水の注入排出設備6を設け、更に、
上記バージ本体3の上甲板の中央線寄りの位置には、各
バラストタンク4内へ出入りするためのマンホール7を
各々設けると共に、上甲板の両舷部のポンプルーム5の
上部位置にも該ポンプルーム5内へ出入りするためのマ
ンホール8をそれぞれ設け、該ポンプルーム5用のマン
ホール8には、建造や修理を終えた船舶1を進水させる
ためにバージ2を海水中に水没させるときにポンプルー
ムハッチ9が着脱自在に取り付けられるようにしてあ
り、該ポンプルームハッチ9は、バージ2を水没させた
際に頂部が水面より上方へ位置するような長さとし且つ
内部に階段10を設けてある筒状の構成としてある。更
に、バージ本体3の前後方向両端部の上甲板上と中間デ
ッキ上に、両舷方向に等間隔を隔てて複数個のボラード
11をそれぞれ取り付けてなり、バージ本体3の上甲板
上を作業ステージとして利用するようにする。
【0023】上記注入排出設備6は、図2(イ)(ロ)
に示す如く、、バージ本体3の両舷のポンプルーム5の
側壁にそれぞれ設けた吸水口12と排水口13とを、吸
水口12側と排水口13側に逆止弁14と15を有する
メインパイプ16にて接続させて、該メインパイプ16
の吸水口12側には電動バルブ17を、又、排水口13
側には電動バルブ18と排水ポンプ19をそれぞれ設け
ると共に、上記メインパイプ16に、それぞれ途中に電
動バルブ20を有する8本の分岐ライン21を分岐させ
て、各分岐ライン21の先端部をNo.1からNo.8
のバラストタンク4のそれぞれまで1本ずつ導設して、
メインパイプ16と各バラストタンク4とを連通させる
ようにした構成としてあり、更に、上記各バラストタン
ク4内の所要位置には、注入された海水の水量を検出す
るセンサ22を設置すると共に、上記ポンプルーム5内
には電動バルブ17,18,20及びセンサ22の集中
制御用の制御盤23と、上記電動バルブ17,18,2
0、排水ポンプ19、センサ22、制御盤23、ポンプ
ルーム5内の照明の電源としてのジェネレータ24と、
該ジェネレータ24の起動用のバッテリー25とを配置
した構成としてある。
【0024】図1中、26は防舷材を示し、27はバー
ジ本体3の上面と船舶1の船底外板との間に介在させる
盤木を示す。また、WL1はバージ2の底面を海底に着
座させた際の水位、WL2は上甲板上の船舶1を進水さ
せるためにバージ2を水沈させた際の水位を示す。
【0025】上記バージ本体3の内部に区画形成された
各バラストタンク4内へバラスト水を注入、排出させる
ための注入排出設備6は、図2(ロ)に示すように構成
されており、制御盤23からの指令によりメインパイプ
16上の電動バルブ17と分岐ライン21上の電動バル
ブ20を開くと同時にメインパイプ16上の電動バルブ
18を閉じるようにすると、海水を吸水口12よりメイ
ンパイプ16を通して各分岐ライン21から各バラスト
タンク4内へ注入させることができる。又、メインパイ
プ16上の電動バルブ17を閉じ、電動バルブ18を開
いて更に排水ポンプ19を稼動させるようにすると、バ
ラストタンク4内の海水を各分岐ライン21とメインパ
イプ16を通して排水口13より排出させることができ
るようにしてあり、この際、各分岐ライン21の電動バ
ルブ20を開閉させるタイミングを変えることにより、
それぞれのバラストタンク4単位で水量の調整を行うこ
とができて、バージ2の前後方向及び両舷方向の傾斜、
全体の沈降及び浮上を自在に制御することができる。
【0026】今、図3(イ)(ロ)に示すように岸壁2
8に設けられた入り江29内にて船舶1の建造を行おう
とする場合、入り江29の間口、奥行及び深さに対応さ
せた幅、長さ及び高さとしたバージ2を、タグボート3
0によって入り江29の入口付近まで曵航すると共に、
入り江の両脇に敷かれたレール上を移動する大型クレー
ン31や岸壁上のクローラクレーン32によって引き寄
せて入り江内に入渠させるようにし、且つ内部に区画形
成された全てのバラストタンク4内に海水を注入してバ
ージ2を入り江29の内壁に沿って沈降させて該バージ
2の底面が海底に着座した状態でバージ2の上甲板が周
囲の岸壁28の上面とほぼ同一な高さとなるようにす
る。しかる後、造船所内の工場にて製作された船殻構造
物(船殻ブロック)や種々雑多の艤装品を、作業ステー
ジとしてのバージ2の上甲板上へ所要の運搬車33によ
って岸壁28から直接搬入し、上記大型クレーン31や
クローラクレーン32を用いて船舶1として組み立てる
ようにする。なお、船舶1の建造作業中においては、上
記ポンプルームハッチ9は作業の邪魔とならないように
取り外しておくようにする。
【0027】船舶1の建造に関する一連の作業が完了す
ると、ポンプルーム5用の2つのマンホール8に上記ポ
ンプルームハッチ9をそれぞれ取り付けてから各バラス
トタンク4より排水する水量を調節して上面に船舶1を
塔置した状態でバージ2を浮上させるようにするが、こ
の際、建造された船舶1では主機関がある船尾側が重く
なっているので、図4に示すように主機関等の重量機器
が据え付けてある船舶1の機関室1Aの下方にあるN
o.1、No.2のバラストタンク4内からは多くの海
水あるいは全ての海水Wを排出させるようにし、No.
3、No.4のバラストタンク4内には海水Wを少し残
し、No.5、No.6、No.7、No.8のバラス
トタンク4内には海水Wを多目に残すようにしてバラス
ト調整し、バージ2が前後方向に傾くようにして船舶1
の上甲板の水平を保つようにする。
【0028】バージ2を浮上させると、バージ2は上面
の船舶1の船体重量によって海面から上甲板までの高さ
が異なるので、上甲板上のボラード11又は中間デッキ
上のボラード11のいずれか一方、あるいは両方のボラ
ート11とタグボート30との間に牽引ワイヤ34を掛
け渡した後、図5に示すようにタグボート30によって
バージ2上の船舶1が進水可能となる水深の海域までバ
ージ2を曵航させるようにする。進水位置に来ると、再
度バラストタンク4内に注入してバージ2を水没させて
船舶1の船底外板から離すようにする。これにより船舶
1をそのまま進水させることができる。
【0029】この際、作業員が上記ポンプルームハッチ
9よりポンプルーム5内へ入って操作盤23を直接操作
する方式だけでなく、図6に示すように、タグボート3
0等の外部からバージ2へ有線による電源供給及び操作
信号の送信が可能な場合には、タグボート30から導か
れたケーブル35を上記ポンプルームハッチ9を通して
ポンプルーム5内に引き込むようにし、外部からバージ
2へ有線による電源供給及び操作信号の送信を行うよう
にしてもよく、又、それが不可能な場合には、バージ2
のポンプルーム5内に設けられたジェネレータ19の発
電によって操作電源を供給すると共にタグボート30等
から無線によって操作信号を送信するようにすることも
できる。その後、船舶1をバージ2から充分離れた水域
まで移動させてからバラストタンク4内の海水を排出さ
せてバージ2を再浮上させ、タグボート30により元の
入り江29まで曵航し、ポンプルーム5用の2つのマン
ホール8上のポンプルームハッチ9を取外して次の船舶
1の建造作業に備えるようにする。
【0030】又、既造の船舶1の船底外板の再塗装や喫
水線の下側にあるプロペラ等の装置の清掃修理といった
ような既造船の修理作業を行おうとする場合には、予
め、ポンプルーム5用のマンホール8にポンプルームハ
ッチ9を取り付けておき、所要の水深の海域まで曵航し
たバージ2のバラストタンク4内に注入してバージ2を
水没させてから該バージ2の上方に修理すべき船舶1を
導き入れた後、バラストタンク4内より排水してバージ
2を浮上させて上面を船舶1の船底外板に接触させた
後、更にバージ2を浮上させて上面に船舶1を搭載させ
るようにする。次いで、船舶1を載せたバージ2をタグ
ボートによって岸壁28の入り江29まで牽引誘導して
岸壁28上の大型クレーン31及びクローラクレーン3
2によって入り江29内へ入渠させた後、バラストタン
ク4内へ注水してバージ2を沈降させて底面を海底に着
座させ且つ上面が周囲の岸壁28の高さとほぼ同一とな
るようにする。次に、作業ステージとしてのバージ2上
面に修理作業に必要な機器や資材を陸上より直接搬入し
て船舶1の修理作業を行うようにする。
【0031】船舶の修理作業が完了すると、上述した新
造船の場合と同様の手順により、バージ2を浮上させた
後、船舶1を載せた状態のバージ2を、タグボート30
によって所要深さの水域まで曵航して、バージ2を水没
させることによって船舶を進水させるようにする。この
場合もバージ2が水没中に、図6に示す如くタグボート
30からケーブル35をポンプルームハッチ9を通して
ポンプルーム5内に導くようにすると、外部から有線で
バラストタンク4内への注排水を行わせることができ、
又、ポンプルーム5内のジェネレータ19を外部から無
線で操作させるようにすることができる。
【0032】このように本発明においては、内部に複数
のバラストタンク4を備えて各バラストタンク4毎に自
在に浮力を調節することができるバージ2を入り江29
内に入渠して岸壁28に接岸させると共に底面を海底に
着座させるように沈降させて固定化し、且つ該バージ2
の上面と周囲の岸壁28とをほぼ同一の高さとして上面
を作業ステージとして船舶1の建造作業及び修理作業を
実施するようにしてあることから、水深が比較的浅い岸
壁28を利用して小型の船舶1から大型の船舶1までを
取り扱うことができて造船所内に構築されていた建造ド
ックや船台の如き大型設備を不要にすることができ、し
かもバージ2は着底させておくので、バージ2に浮体動
揺が生じることがなくて安定させることができて効率的
に作業を実施することができる。又、陸上の運搬車33
の如き全ての運搬機械を最大限に活用することができる
と共に、岸壁上の揚重機についても必ずしも固定式設備
を必要とせずにクローラクレーン32等の移動式揚重機
も有効利用することができる。
【0033】次に、図7(イ)(ロ)は本発明の他の実
施の形態を示すもので、図1乃至図6に示した岸壁28
に形成された入り江29内に入渠されたバージ2の上甲
板上を作業ステージとして船舶1の建造作業及び修理作
業を行うようにした方法に代えて、直線的な岸壁28に
バージ2を直接接岸させて底面を海底に着座させるよう
にし、船舶の建造作業及び修理作業を行うようにしたも
のである。
【0034】図7(イ)(ロ)の実施の形態の場合、図
1乃至図6に示したと同様の作用効果を得ることができ
ることに加え、バージ2を入渠させるための入り江29
を岸壁に形成する必要がないことから、既存の岸壁28
を利用して船舶1の建造及び修理作業を行おうとする場
合に適した方法である。
【0035】次いで、図8は本発明の更に他の実施の形
態を示すもので、図7に示した直線的な岸壁28にバー
ジ2を直接接岸させるようにした方法において、複数の
バージ2を組合わせて用いるようにしたものである。
【0036】図8の実施の形態の場合、たとえば、先行
部建造作業ステージA、延伸部建造作業ステージB、修
理作業ステージCといったように目的に合わせて複数の
作業ステージを容易に形成することができ、しかも、船
舶1の先行部1aの建造が終了した段階で図中二点鎖線
で示すように先行部建造作業ステージAを延伸部建造作
業ステージBの元へ牽引誘導して2つの作業ステージA
とBとを一体化させ、引き続き船舶1の延伸部1bを建
造するようにすると共に、別のバージ2を用いて新たな
先行部建造作業ステージAを形成して船舶1の先行部1
aの建造作業に着手するようにすることにより、船舶1
を効率的に建造することができる。
【0037】続いて、図9は本発明の応用例として、岸
壁28周辺の水深が浅いために、バラストタンク4内に
注水してバージ2を沈降させて底面を海底に着座させた
際にバージ2の上甲板が周囲の岸壁28よりも著しく高
くなってしまう場合について示したものである。
【0038】図9のような場合には、バージ2の上甲板
上と岸壁28との間にランプウエー36を設けて上甲板
と岸壁28の上面とを滑らかに結ぶようにすることで、
上述した実施の形態と全く同様にして船舶1の建造及び
修理作業を行うことができる。
【0039】更に、図10は本発明の別の応用例とし
て、図9に示す実施の形態とは反対に、岸壁28前の水
深が深いためにバージ2を沈降させて底面を海底に着座
させようとした場合に、バージ2の上甲板が周囲の岸壁
面よりも著しく低くなってしまったり、あるいはバージ
2が完全に水没してしまうような場合について示したも
のである。
【0040】図10のような場合には、岸壁28前の海
底にコンクリートブロック等の台座37を所要個数配置
してバージ2の上甲板上と周囲の岸壁28との段差を補
正するようにすることで、上述した実施の形態と同様の
作用効果を得ることができ、更に、台座37を配置する
ことによって海底の状態に影響を受けることがないの
で、岩場等で海底が荒れていてバージ2の底面を海底に
直接着座させることができないような場合にも好適であ
る。
【0041】加えて、図11(イ)(ロ)は大型構造物
として、海上や河川に架設される橋梁の大型構造物、た
とえば、橋脚上に設置する鋼床版、吊橋の主塔、補剛ト
ラスの如き橋梁関係構造物のうち、橋梁の鋼床版につい
て示すもので、上述した船舶の場合と同様に、バージ2
を岸壁28に接岸させて各バラストタンク4内に注水
し、底面を海底に着座させて上甲板が周囲の岸壁28と
ほぼ同一な高さとなるようにして上甲板上を作業ステー
ジとし、岸壁28より鋼床版用U型鋼(Uリブ)の如き
縦リブ38やデッキプレート39等を直接搬入して鋼床
版40の構築作業を行うようにし、作業完了後、バラス
トタンク4より排水してバージ2を鋼床版40を載せた
状態のまま浮上させてタグボートにより橋梁の建設現場
まで曵航し、建設現場に配備されている水上クレーン等
によりバージ2上の鋼床版40を吊り上げて所要個所の
橋脚上に据え付けるようにする。
【0042】図11(イ)(ロ)に示す実施の形態の場
合、バージ2の上甲板上で製作された鋼床版40をその
ままの状態で橋梁の建設現場まで曵航することができる
ので、陸上の工場内にて鋼床版40を製作した場合のよ
うに運搬用の台船やトラックへの積込み作業を必要とせ
ず、しかも、トラックによる陸上輸送の場合のように積
載貨物の重量制限や長さ制限を受けることもないので、
鋼床版40の1つ当りの大きさを長大化させることがで
きて作業能率を向上させることができる。
【0043】吊橋の主塔や補剛トラスを構築する場合も
同様にバージ上で実施できる。
【0044】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、たとえば、図1(イ)(ロ)
(ハ)乃至図2(イ)(ロ)に図示されているバージ2
においては、4列2段で合計8個のバラストタンク4が
内部に区画形成するようにしているが、バラストタンク
4は4列3段で合計12個等とすることもでき、あるい
は、ポンプルーム5が前後方向の片側のみに設けるよう
にしているが、ポンプルーム5は前後方向の両側に分割
して設けるようにしてもよく、要は、バージ2の内部に
複数のバラストタンク4を区画形成してポンプルーム5
内に各バラストタンク4単位で水量調整を行うためのバ
ラスト水の注入排出設備6を設置できればよい。又、上
記実施の形態においては海岸に面する岸壁28にバージ
2を接岸させるようにした場合について示したが、河川
沿いの岸壁28に接岸されたバージ2の上面にて船舶1
の建造及び修理作業や橋梁の鋼床版の製造作業を行うと
共に、河川上にて船舶1を進水させるようにしてもよ
く、更に、大型構造物として船舶、橋梁関係構造物につ
いて例示したが、これら以外の海洋構造物や大型建築物
でも同様に取り扱えること、その他本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0045】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の大型構造物の
製造作業方法及び修理作業方法並にこれらの方法の実施
に用いるバージによれば、バージ本体の内部に複数のバ
ラストタンクとポンプルームを区画形成して該ポンプル
ームの側壁に設けた吸水口と排水口とを接続するメイン
パイプより分岐された分岐ラインを各バラストタンクへ
導設し、メインパイプとサブラインにそれぞれ設けられ
ているバルブの開閉とメインパイプに備えられている排
水ポンプの運転状態とを制御盤にて制御させることによ
り、各バラストタンク単位でバラスト水の水量を調節し
て上甲板の傾斜及び全体の浮沈を操作するようにしてな
り、しかも、バージ本体に設けられているポンプルーム
用のマンホールに所要長さとした筒状のポンプルームハ
ッチを着脱自在に取り付けられるようにしてあるバージ
を構成し、該バージを岸壁に接岸させて底面を水底に着
座させ、上甲板と周囲の岸壁とがほぼ同一な高さとなる
ようにして上甲板上を作業ステージとし、作業のために
必要な資材及び機器を岸壁より直接搬入して船舶や橋梁
の鋼床版の如き大型構造物の製造及び修理作業を行うよ
うにし、作業が完了すると、バージを上甲板上に大型構
造物を載せた状態のまま浮上させてタグボートにより船
舶を進水させるための水域や橋梁の建設現場まで曵航す
るようにし、船舶の場合にはその水域にてバージを水没
させて船舶を進水させるようにしてあることから、海岸
や河川沿いにある比較的浅い岸壁を利用して大型構造物
の製造及び修理作業を行うことができて従来より造船所
内に構築されていた建造ドックや船台の如き大型設備を
不要にすることができ、しかも、作業時にバージは水底
に着座して浮体動揺が生じることがなくて安定している
ことから効率的に作業を実施することができると共に、
上甲板と岸壁との高さをほぼ同一にさせるようにしたこ
とにより全ての運搬用具や移動式揚重機を最大限に活用
することができてそれらが持つ機動性を充分に発揮させ
ることができ、又、複数のバージを組み合わせて複数の
作業ステージを形成するようにすると、各作業ステージ
を目的別に使い分けることができて作業能率を向上させ
ることができ、更に、ポンプルーム用マンホールにポン
プルームハッチを取り付けて、該ポンプルームハッチに
ケーブルを通してポンプルーム内と外部とをケーブルで
連絡させるようにすることにより、外部から有線で水没
中のバージのバラストタンクへの注排水の操作を行うこ
とができ、ポンプルーム内にジェネレータを設置してお
けば、外部から無線で制御させることもできる、という
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態として、大型構造物とし
ての船舶の建造、修理作業を行うときの状態を示すもの
で、(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は側面図
である。
【図2】本発明の要部であるバージ本体のバラスト水の
吸入排出についての概要を示すもので、(イ)はバラス
トタンクと注入排出設備との関係を示す平面図、(ロ)
は注入排出設備の拡大図である。
【図3】岸壁に形成された入り江内にバージ本体を入渠
させた状態を示すもので、(イ)は平面図、(ロ)は側
面図である。
【図4】船舶を上甲板上に載せた状態でバージを浮上さ
せた際のバラストタンク内のバラスト水の様子を示す概
要図である。
【図5】船舶を載せたバージをタグボートにて曵航して
いる状態を示す概念図である。
【図6】外部から有線により船舶を進水させている状態
を示す概念図である。
【図7】本発明の他の実施の形態として直線的な岸壁に
バージ本体を接岸させた状態を示すもので、(イ)は平
面図、(ロ)は側面図である。
【図8】本発明の更に他の実施の形態を示す概要図であ
る。
【図9】本発明の応用例を示す側面図である。
【図10】本発明の他の応用例を示す正面図である。
【図11】本発明の別の実施の形態として、大型構造物
として橋梁関係の構造物である鋼床版を構築する状態を
示すもので、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図12】従来より造船所内に構築されている船舶の建
造及び修理作業用の設備として、建造ドックの概略を示
すもので、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図13】従来より造船所内に構築されている船台を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 船舶 2 バージ 3 バージ本体 4 バラストタンク 5 ポンプルーム 6 注入排出設備 8 マンホール 9 ポンプルームハッチ 10 階段 12 吸水口 13 排水口 14,15 逆止弁 16 メインパイプ 17,18 電動バルブ(開閉バルブ) 19 排水ポンプ 20 電動バルブ 21 分岐ライン 23 制御盤 24 ジェネレータ 25 バッテリー 28 岸壁 30 タグボート 33 運搬車 35 ケーブル 40 鋼床版

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バージ本体の内部に複数のバラストタン
    クを区画形成し且つ各バラストタンク毎にバラスト水を
    注入排出するための注入排出設備を備え、それぞれのバ
    ラストタンク内のバラスト水の水量を個別に調節するこ
    とによって前後及び両舷方向の傾斜と全体の沈降及び浮
    上とを自在に制御できるようにしてあるバージを岸壁に
    接岸させた後、バラストタンク内に注水しながら岸壁に
    沿いバージを沈降させて底面を水底に着座させ、該バー
    ジの上面に岸壁から運搬車が乗入れられるようにして、
    バージ上面を作業ステージとして使用するようにし、該
    バージ上面に、大型構造物の製造に必要な資材や機器を
    岸壁より直接搬入してバージ上で大型構造物の組立作業
    を行い、作業終了後、該バージを、バラストタンク内の
    バラスト水を排出させて上面に大型構造物を載せた状態
    のまま浮上させて曵航させるようにして大型構造物の製
    造作業を行うことを特徴とする大型構造物の製造作業方
    法。
  2. 【請求項2】 大型構造物を船舶とし、水底に着座させ
    たバージ上で船舶の組立作業を行い、作業終了後、バー
    ジを浮上させて進水位置まで曵航し、次に、バージの各
    バラストタンク内に注水してバージを水中に水没させて
    船舶を進水させるようにして船舶の建造作業を行うよう
    にする請求項1記載の大型構造物の製造作業方法。
  3. 【請求項3】 大型構造物を橋梁関係構造物とし、水底
    に着座させたバージ上で橋梁関係構造物の組立作業を行
    い、作業終了後、バージを浮上させて橋梁の建設現場ま
    で曵航するようにして橋梁関係構造物の製造作業を行う
    ようにする請求項1記載の大型構造物の製造作業方法。
  4. 【請求項4】 複数のバージを用いて大型構造物の組立
    てを分けて行い、各バージ上で組立てたもの同士を接合
    して大型構造物の製造作業を行うようにする請求項1記
    載の大型構造物の製造作業方法。
  5. 【請求項5】 バージ本体の内部に複数のバラストタン
    クを区画形成し且つ各バラストタンク毎にバラスト水を
    注入排出するための注入排出設備を備え、それぞれのバ
    ラストタンク内のバラスト水の水量を個別に調節するこ
    とによって前後及び両舷方向の傾斜と全体の沈降及び浮
    上とを自在に制御できるようにしてあるバージを、予
    め、所要の水域にて各バラストタンク内に注水して水中
    に水没させ、その上方に修理すべき船舶の如き大型構造
    物を位置させた後、バラストタンク内のバラスト水を排
    出させてバージを上面に載せた状態のまま浮上させて岸
    壁まで曵航し、次いで、バージを岸壁に接岸させた後、
    バラストタンクに注水してバージを岸壁に沿い沈降させ
    て底面を水底に着座させ、バージ上で修理作業を行い、
    作業終了後、バージを浮上させて曵航して搬送させるこ
    とを特徴とする大型構造物の修理作業方法。
  6. 【請求項6】 バージ本体の内部に前後左右に隔壁を配
    して複数のバラストタンクを区画形成すると共に、前後
    方向の少なくとも一側にポンプルームを形成し、上記ポ
    ンプルームの一側壁に設けた吸水口と他側壁に設けた排
    水口とを、吸水口側と排水口側に逆止弁と開閉バルブを
    設け且つ排水口側の位置に排水ポンプを設けたメインパ
    イプで接続し、該メインパイプより分岐させて各々開閉
    バルブを設けた複数の分岐ラインを、各バラストタンク
    に導設して、各バラストタンク毎にバラスト水を注入排
    出させるようにした注入排出設備を備え、且つ上記開閉
    バルブ、排水ポンプに指令を与えて自動的に制御して各
    バラストタンク内のバラスト水の水量を調節させるよう
    にする制御盤をポンプルーム内に設置してなる構成を有
    することを特徴とするバージ。
  7. 【請求項7】 バージ本体のポンプルーム用のマンホー
    ルを設け、該マンホールに、バージ本体を水没させた際
    に頂部が水面より上方へ位置するような長さとし且つ内
    部に階段が設けてある筒状のポンプルームハッチを着脱
    自在に取り付けるようにした請求項6記載のバージ。
  8. 【請求項8】 ポンプルームハッチ内にケーブルを通し
    てポンプルームと外部とを連絡するようにして、外部か
    ら有線により電源供給及び操作信号の送信を行うように
    した請求項7記載のバージ。
  9. 【請求項9】 ポンプルーム内に、電源供給用のジェネ
    レータと該ジェネレータの起動用のバッテリーとを配置
    し、且つ外部から無線により操作信号の送信を行うよう
    にした請求項6又は7記載のバージ。
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