JP2010001396A - 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 - Google Patents
透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010001396A JP2010001396A JP2008161989A JP2008161989A JP2010001396A JP 2010001396 A JP2010001396 A JP 2010001396A JP 2008161989 A JP2008161989 A JP 2008161989A JP 2008161989 A JP2008161989 A JP 2008161989A JP 2010001396 A JP2010001396 A JP 2010001396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylate resin
- glycol
- transparent film
- transparent
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性酸化物微粒子とマトリックス形成成分と溶媒とからなる透明被膜形成塗料であって、マトリックス形成成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレート樹脂(B)とからなることを特徴とする透明被膜形成塗料。前記非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)が固形分として5〜50重量%の範囲にある。
【選択図】なし
Description
また、前記導電性の酸化物微粒子を用いた場合、帯電防止性能を向上させるために、例えば、被膜中の導電性酸化物微粒子の含有量を多くすれば膜の強度、基材との密着性等が不充分となる場合があり、また、この場合、用途によって膜厚を厚くすると着色する問題があった。さらに、五酸化アンチモン微粒子、あるいは酸化錫微粒子を用いた場合、得られるハードコート膜、透明被膜の表面抵抗値が比較的高く、このため帯電防止性能が不充分であり、このため、導電性の高い、Sbをドープした酸化錫(ATO)あるいはSnをドープした酸化インジウム(ITO)を配合して用いると、膜厚が0.5μm以上の透明被膜では着色する問題が発生し、また、着色した透明被膜付基材を用いた表示装置では、例えば、外観が問題になるほか、読み込み、書き込みを阻害するという新たな問題点もあ
った。
コール系アクリレート樹脂(B)とを所定比で混合して用いると、透明性および導電性が著
しく向上することを見いだして本発明を完成するに至った。
[1]導電性酸化物微粒子とマトリックス形成成分と溶媒とからなる透明被膜形成塗料であ
って、
マトリックス形成成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレ
ート樹脂(B)とからなり、
マトリックス形成成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が、固形分とし
て10〜80重量%の範囲にある透明被膜形成塗料。
[2]前記非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、
非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、
非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)
が固形分として5〜50重量%の範囲にある[1]の透明被膜形成塗料
[3]前記導電性酸化物微粒子が、酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化イン
ジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、5酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上である[1]または[2]の透明被膜形成塗料。
[4]前記導電性酸化物微粒子の平均粒子径が、5〜200nmの範囲にある[1]〜[3]の透
明被膜形成塗料。
前記マトリックス形成成分の固形分濃度が1〜45重量%の範囲にあり、
塗料中の全固形分濃度が5〜50重量%の範囲にある[1]〜[4]の透明被膜形成塗料。
[6]基材と、該基材上に形成された透明被膜とからなり、
該透明被膜が導電性酸化物微粒子とマトリックス成分とを含み、
マトリックス成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレート
樹脂(B)とからなり、
マトリックス成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が固形分として10
〜80重量%の範囲にある透明被膜付基材。
[7]前記非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、
非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)
が固形分として5〜50重量%の範囲にある[6]の透明被膜付基材。
[8]前記導電性酸化物微粒子が酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジ
ウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、5酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上である[6]または[7]の透明被膜付基材。
[9]前記導電性酸化物微粒子の平均粒子径が5〜200nmの範囲にある[6]〜[8]の透明
被膜付基材。
[10]前記導電性酸化物微粒子の透明被膜中の含有量が固形分として10〜80重量%の範囲にある[6]〜[9]の透明被膜付基材。
[11]透明被膜の膜厚が30nm〜20μmの範囲にある[6]〜[10]の透明被膜付基材。
たとえば、透明被膜の膜厚が概ね30〜300nmの場合では、表示装置等に有用な帯電防止性能、経済性等に優れた透明被膜付基材を提供することができる。また、透明被膜の膜厚が0.3〜20μmの厚さになっても、着色することなく、耐擦傷性、帯電防止性能に優れたハードコート膜付基材を提供することができる。また、特定のマトリックスと導電性酸化物微粒子とを組合わせているので、透明性および導電性が向上し、表示装置等に用いた場合、耐擦傷性、帯電防止性能等に加えて着色することもなく、透明性が高く、読込性、書込性に優れた表示装置等を提供することができる。
[透明被膜形成用塗料]
本発明に係る透明被膜形成用塗料は、導電性酸化物微粒子とマトリックス形成成分と溶媒とからなる。
導電性酸化物微粒子
導電性酸化物微粒子は従来公知の導電性酸化物微粒子を用いることでき、例えば、酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化アンチモン、低次酸化チタン等の導電性酸化物微粒子から選ばれる1種または2種以上は好適に用いることができる。
導電性酸化物微粒子の平均粒子径は5〜200nm、さらには10〜100nmの範囲にあることが好ましい。
加水分解性有機珪素化合物としては、下記式(1)で表される有機珪素化合物が用いられ
る。またかかる加水分解性有機珪素化合物にはシランカップリング剤も含まれる。
Rn-SiX4-n (1)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、シラノール基、ハロゲン、水素、n:0〜3の整数)
具体的には、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシシラン、テトラブトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β-メトキシエトキシ)シラン、3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、メチル-3,3,3−トリフルオロプロピルジメトキシシラン、β−(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシメチルトリメトキシ
シラン、γ-グリシドキシメチルトリエキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシエチルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−(β-グリシドキシエトキシ)プロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシメチルトリメト
キシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシメチルトリエキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシエチルトリエトキシシラ
ン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ-(メタ)アクリロオキシプロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラ
ン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラオクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、イソブチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、3-ウレイドイソプロピルプロピルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリメトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリエトキシシラン、パーフルオロオクチルエチルトリイソプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、N-フェニル-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、トリメチルシラノール、
メチルトリクロロシラン等が挙げられる。
前記重量比が大きすぎると、導電性酸化物微粒子の表面が有機珪素化合物で厚く被覆されるようになり、導電性酸化物微粒子自体の導電性が低下し、帯電防止性能が不充分となる場合がある。
グリセリルエーテル、モノラウリル酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシアルキレントリデシルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシアルキレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンイソデシルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノリルフェノールホスフェート、ポリオキシエチレンノリルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等の非イオン性界面活性剤、ポリエキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリエキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリエキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸ナトリウム、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム等の陰イオン性界面活性剤等およびこれらの混合物が挙げられる。
このときの、界面活性剤による導電性酸化物微粒子の表面処理量は、導電性酸化物微粒子の平均粒子径によっても異なるが、界面活性剤と導電性酸化物微粒子との重量比(界面活性剤の重量/導電性酸化物微粒子の固形分としての重量)は0.01〜0.2さらには0.02〜0.1の範囲にあることが好ましい。
マトリックス形成成分
本発明に用いるマトリックス形成成分はグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコ
ール系アクリレート樹脂(B)とからなっている。マトリックス形成成分は。上記アクリレ
ート樹脂(A)および(B)の未硬化物であり、重合反応前のものである。
グリコール系アクリレート樹脂(A)
グリコール系アクリレート樹脂(A)としては、ポリエチレングリコールジアクリレート
、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート等およびこれらの混合物が挙げられる。グリコール系アクリレート樹脂(A)を配合することで、
その理由は明確でないものの、導電性を向上させる効果がある。
で、10〜80重量%、さらには20〜60重量%の範囲にあることが好ましい。マトリックス形成成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が少ないと、導電性向上
効果が不充分となり、得られる透明被膜の帯電防止性能が不充分となる場合がある。マトリックス形成成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が多すぎると、膜が基
材との密着性、耐擦傷性が不充分となる場合がある。
非グリコール系アクリレート樹脂(B)
非グリコール系アクリレート樹脂(B)としては、1,4−ブタンジオールジメタクレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクレート、1,9−ノナンジオールジメタクレート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、グリセリンジメタクリレート、2ヒドロキシ
−3−アクリロイロキシプロピルメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート、1,9−ノナンジオールジアクレート、ジメチロール-トリシクロデカンジアクリレート、2-ヒドロキシ−3-アクリロイロキシプロピルメタクレート等の非グリコール系2
官能アクリレート樹脂、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー等の3官能(ウレタン)アクリレート樹脂、ペンタエリストールテトラアクリレート等の4官能アクリレート樹脂、ジペンタエリスルトールヘキサアクリレート等の6官能アクリレート樹脂およびこれらの混合物が挙げられる。
、カーリング防止性や、密着性、耐擦傷性を向上する効果がある。
一方、マトリックス形成成分中の非グリコール系アクリレート樹脂(B)の含有量が固形
分として20〜90重量%、さらには40〜80重量%の範囲にあることが好ましい。マトリックス形成成分中の非グリコール系アクリレート樹脂(B)の含有量が少ないと、基材
などとの密着性、耐擦傷性等が不充分となる場合がある。
、グリコール系アクリレート樹脂(A)が少なくなるために導電性向上効果が不充分となり
、得られる透明被膜の帯電防止性能が不充分となる場合がある
本発明では、非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、非グリコール系2官能アクリレ
ート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系多官能アクリレート樹脂(B2)との混合物からなる。
が固形分として5〜50重量%、さらには10〜40重量%の範囲にあることが好ましい。非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)の含有量が少ないと、膜の収縮が大きく得られる透明被膜付基材がカーリングしたり、基材との密着性が不充分となる場合がある。非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)の含有量が多すぎると、被膜の硬化が不充分となったり、基材との密着性、耐擦傷性等が不充分となる場合がある。
脂(B2)の含有量は固形分として50〜95重量%、さらには60〜90重量%の範囲にあることが好ましい。
の含有量が少ないと、耐擦傷性等が不充分となる場合がある。非グリコール系多官能アクリレート樹脂(B2)の含有量が多すぎると、膜の収縮が大きく得られる透明被膜付基材がカーリングしたり、基材との密着性が不充分となる場合がある。
重合開始剤
本発明では、上記導電性酸化物微粒子およびマトリックス形成成分とともに、重合開始剤が含まれていても良い。重合開始剤としては、公知のものを特に制限なく使用することが可能であり、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6-トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、2,4,4-トリメチル-ペン
チルフォスフィンオキサイド、2-ヒドロキシ-メチル-2-メチル-フェニル-プロパン-1-ケ
トン、2,2-ジメトキシ-1,2-ジフェニルエタン-1-オンなどが挙げられる。また、光増感剤、安定剤、助剤などが含まれていても良い。
溶媒
本発明に用いる溶媒としては前記マトリックス形成成分、必要に応じて添加される重合開始剤などを溶解あるいは分散できるとともにPドープ酸化錫微粒子を均一に分散することができる従来公知の溶媒を用いることができる。
塗料組成
本発明に係る透明被膜形成用塗料中の導電性酸化物微粒子の固形分濃度は0.5〜40重量%、さらには1〜30重量%の範囲にあることが好ましい。導電性酸化物微粒子の固形分濃度が低すぎると、透明被膜中の導電性酸化物微粒子の含有量が少なくなり、充分な帯電防止性能が得られない場合がある。また導電性酸化物微粒子の固形分濃度が高すぎても、透明被膜中の導電性酸化物微粒子の含有量が多くなり、マトリックス成分が少ないために耐擦傷性が不充分となる場合がある。
の他の成分)は5〜50重量%、さらには10〜45重量%の範囲にあることが好ましい
。
きくなり耐擦傷性が不充分となる場合がある。
は、導電性酸化物微粒子の量を調整することによって、適宜調整することができる。
[透明被膜付基材]
本発明に係る透明被膜付基材は、基材と、基材上に形成された透明被膜とからなる。
基材
本発明に用いる基材としては、公知のものを特に制限なく使用することが可能であり、ガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂、PET、TAC等のプラスチックシート、プラスチックフィルム等、プラスチックパネル等があげられる。中でも樹脂系基材は好適に用いることができる。
透明被膜
透明被膜は、導電性酸化物微粒子とマトリックス成分とを含み、マトリックス成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレート樹脂(B)とからなり、マトリックス成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が固形分として10〜80
重量%の範囲にある。
(i)導電性酸化物微粒子
導電性酸化物微粒子は前記した通りである。導電性酸化物微粒子の透明被膜中の含有量は固形分として10〜80重量%、さらには20〜70重量%の範囲にあることが好ましい。
(ii)マトリックス成分
本発明に用いるマトリックス成分はグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール
系アクリレート樹脂(B)とからなる。マトリックス成分は透明被膜中に、20〜90重量%、
さらには30〜80重量%の範囲で含まれている。かかるマトリックス成分としては前記したマトリックス形成成分から誘導されるものであり、通常前記マトリックス形成成分の硬化物や重合物である。
0〜80重量%、さらには20〜60重量%の範囲にあることが好ましい。マトリックス成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が少ないと、導電性向上効果が不充
分となり、帯電防止性能が不充分となる場合がある。グリコール系アクリレート樹脂(A)
の含有量が多すぎると、基材との密着性、耐擦傷性が不充分となる場合がある。
として20〜90重量%、さらには40〜80重量%の範囲にあることが好ましい。マトリックス成分中の非グリコール系アクリレート樹脂(B)の含有量が少なすぎると、基材と
の密着性、耐擦傷性等が不充分となる場合がある。また、非グリコール系アクリレート樹脂(B)の含有量が多すぎるとグリコール系アクリレート樹脂(A)が少なくなるために導電性向上効果が不充分となり、得られる透明被膜の帯電防止性能が不充分となる場合がある。
ート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系多官能アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)が固形分として5〜50重量%
、さらには10〜40重量%の範囲にあることが好ましい。
脂(B2)の含有量は固形分として50〜95重量%、さらには60〜90重量%の範囲にあることが好ましい。非グリコール系多官能アクリレート樹脂(B2)が少ないと、耐擦傷性等が不充分となる場合がある。非グリコール系多官能アクリレート樹脂(B2)が多すぎても、膜の収縮が大きく得られる透明被膜付基材がカーリングしたり、基材との密着性が不充分となる場合がある。
基材上に形成される透明被膜の膜厚は30nm〜20μmの範囲にあることが好ましい。
を用いるので、着色性のATO、ITO粒子などの導電性酸化物微粒子の含有量を少なくしても、透明性に優れ、帯電防止性能、耐擦傷性等に優れた透明被膜を得ることができる。具体的には10〜30重量%、さらには15〜25重量%の範囲にしても、優れた導電性、耐擦傷性、透明性が高く(着色性の少ない)透明被膜を形成でき、従来より使用量を低減することもできる。
透明被膜の表面抵抗値が105Ω/□未満のものは得ることが困難であり、1012Ω/
□を越えると帯電防止性能が不充分となる。
本発明の透明被膜付基材には、透明被膜上に反射防止膜が設けられていてもよい。
本発明に用いる反射防止膜としては、反射防止性能を有していれば特に制限はなく従来公知の反射防止膜を用いることができる。具体的には、前記透明被膜よりも屈折率が低いものであれば反射防止性能を具備している。
反射防止膜形成用マトリックスとは、反射防止膜を形成しうる成分であり、基材との密着性や硬度および塗工性等の点から選択して用いることができる。具体的には、前記透明被膜と同様のマトリックス成分を使用することができる。
具体的には、たとえば、アルコキシシランとアルコールの混合液に、水および触媒としての酸またはアルカリを加えることにより、アルコキシシランの部分加水分解物が好適に使用される。
無機酸化物微粒子の表面をシリカで被覆した複合酸化物微粒子を用いると屈折率が低く反射防止性能に優れた反射防止膜を得ることができる。
[実施例]
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
[実施例1]
透明被膜形成用塗料(1)の調製
(i)Pドープ酸化錫微粒子の調製
純水8060gに硝酸アンモニウム13gと15%アンモニア水20gを入れ攪拌し、50℃に昇温した。この中に純水4290gに錫酸カリウム1519gを溶解した液を10時間かけてローラーポンプで添加した。このときpHコントローラーでpHを8.8に保つよう濃度10重量%の硝酸を添加して調整した。添加終了後、1時間50℃をキープし、濃度10重量%の硝酸を添加しpHを3.0まで下げた。
は12重量%であった。このスラリーの中に濃度16重量%のリン酸水溶液264gを添加し、0.5時間攪拌した。これを乾燥し、700℃で2時間焼成して、Pドープ酸化錫
微粒子を調製した。
・cmであった。
(ii)表面処理Pドープ酸化錫微粒子分散液の調製
Pドープ酸化錫微粒子217g、イオン交換水335gを2Lガラスビーカーに入れ、濃度20重量%のKOH水溶液50gを加えた後、石英ビーズ(0.15mm)1000gを入れ、ビーズミルで充分に撹拌して粉砕分散させた後、325メッシュ(目開き44ミクロン)のステンレス製金網で石英ビーズと分散液を分離し、さらに、金網上に残った石英ビーズをイオン交換水1560gで洗浄した液を充分に混合し、この液を90℃1時間熱処理した後、室温まで冷却し、陰イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪拌した後、陰
イオン交換樹脂を分離、次に陽イオン交換樹脂96gを入れ1時間攪拌した後、陽イオン
樹脂を分離してPドープ酸化錫微粒子水分散液(濃度10重量%)を得た。
0.8g(Pドープ酸化錫微粒子(10)との重量比=100/3)と、メタノール2000gを入れ50℃で18時間攪拌し表面処理を行った。このあと、エタノールに溶媒置換して濃度30重量%のシランカップリング材で表面処理したPドープ酸化錫微粒子(1)分散
液を調製した。
(iii)透明被膜形成用塗料(1)の調製
表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)12.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)7.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)15gとイソプロピルアルコール55g
とブチルセロソルブ26.7gと光開始剤2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビーエーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.4gとを混合して透明被膜形成用塗布液(1)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-1)の製造
透明被膜形成用塗布液(1)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65全
光線透過率90.0%、ヘーズ0.6%)にバーコーター法(バー#14)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。得られた透
明被膜の表面抵抗を、表面抵抗計(三菱化学(株)製:ハイレスタ)にて測定し、結果を表1に示す。
・着色性
着色性を以下の観点で評価した。
ハードコート膜が透明で着色が全く認められない :◎
ハードコート膜が透明で着色が僅かに認められる :○
ハードコート膜が透明性を有しているが着色が認められる :△
ハードコート膜が不透明で着色が認められる :×
さらに、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を以下の方法および評価基準で評価し、結果を表1に示す。
・鉛筆硬度の測定
JIS−K−5400に準じて鉛筆硬度試験器により測定した。
・耐擦傷性の測定
#0000スチールウールを用い、荷重500g/cm2で50回摺動し、膜の表面を
目視観察し、以下の基準で評価し、結果を表に示す。
筋条の傷が認められない :◎
筋条に傷が僅かに認められる:○
筋条に傷が多数認められる :△
面が全体的に削られている :×
・密着性
透明被膜付基材(F-1)の表面にナイフで縦横1mmの間隔で11本の平行な傷を付け1
00個の升目を作り、これにセロハンテープ(登録商標)を接着し、ついで、セロハンテープ(登録商標)を剥離したときに被膜が剥離せず残存している升目の数を、以下の4段階に分類することによって密着性を評価した。結果を表1に示す。
残存升目の数95個以上 :◎
残存升目の数90〜94個:○
残存升目の数85〜89個:△
残存升目の数84個以下 :×
[実施例2]
(iii)透明被膜形成用塗料(2)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂ポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)12.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)17.5gと、イソプロピルアル
コール55gとブチルセロソルブ26.7gと、光開始剤2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビーエーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.4gとを混合して透明被膜形成用塗布液(2)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-2)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(2)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-2)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例3]
(iii)透明被膜形成用塗料(3)の調製
実施例1と同様にして調製した表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂ポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)17.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)2.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)15gとイソプロピルアルコ
ール55gとブチルセロソルブ26.7gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.4gとを混合して透明被膜形成用塗布液(3)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-3)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(3)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-3)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例4]
(iii)透明被膜形成用塗料(4)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリプロピレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルAPG−400)12.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、9−ノナンジオールジアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレート1,9ND−A)7.5gと非グリコール系4官能アクリレート樹脂としてペンタエリスリトールテトラアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートPE-4A)15g
とを混合した以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(4)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(4)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-4)を調製した。
[実施例5]
(iii)透明被膜形成用塗料(5)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−600)12.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として3メチル−1,5−ペンタンジオールジアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートMPD−A)7.5gと非グリコール系3官能アクリレート樹脂としてペンタエリスリトールトリアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートPE-3A)15g
とを混合した以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(5)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(5)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-5)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例6]
(iii)透明被膜形成用塗料(6)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液37.5gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)20gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)10.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)12gとを混合し
た以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(6)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(6)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-6)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例7]
(iii)透明被膜形成用塗料(7)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子分散液100gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)2.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)2.5gと、非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)15gとを混合し
た以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(7)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-7)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(7)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-7)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例8]
(iii)透明被膜形成用塗料(8)の調製
スズドープ酸化インジウム微粒子(触媒化成工業(株)製:ELCOM TL−130、SnO2含有量8重量%、平均粒子径20nm、体積抵抗値0.05Ω・cm)60g
とエタノール140gを、2Lガラスビーカーに入れ、アセチルアセトン1.8g、61%硝酸水0.02gを加えた後、石英ビーズ(0.15mm)1000gを入れ、ビーズミルで充分に撹拌して粉砕分散させた後、325メッシュ(目開き44ミクロン)のステンレス製金網で石英ビーズと分散液を分離し、さらに、金網上に残った石英ビーズをエタノール100gで洗浄した液を充分に混合してスズドープ酸化インジウム微粒子分散液(濃度20重量%)を得た。
ルセロソルブ30gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.7gとを混合して透明被膜形成用塗布液(8)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-8)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(8)を用いた以外は同様にして透明被膜付基
材(F-8)を調製した。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆
硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例9]
(iii)透明被膜形成用塗料(9)の調製
アンチモンドープ酸化錫微粒子(触媒化成工業(株)製:ELCOM TL−30HK、Sb2O5含有量16重量%、平均粒子径8nm、体積抵抗値1.0Ω・cm)60gを濃度4.3重量%の水酸化カリウム水溶液140gに分散させ、分散液を30℃に保持しながらサンドミルで3時間粉砕してゾルを調製した。
.0gを3分で添加した後、30分攪拌を行った。その後エタノ−ル100gを1分かけて添加し、50℃に30分間で昇温、15時間過熱処理を行った。このときの固形分濃度は10重量%であった。
表面処理したSbドープ酸化錫微粒子分散液50gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)15gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)7.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)17.5gとイソプロピルアルコール45
gとブチルセロソルブ30gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビーエーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.6gとを混合して透明被膜形成用塗布液(9)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-9)の製造
透明被膜形成用塗布液(9)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65全
光線透過率90.0%、ヘーズ0.6%)にバーコーター法(バー#14)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-9)を調製した。このときの透明被膜の厚さは4μmであった。
[実施例10]
(iii)透明被膜形成用塗料(10)の調製
純水8000gに苛性カリ(旭硝子(株)製:純度85%)250gを溶解した溶液中に三酸化アンチモン(日本精鉱(株)製;パテックスM)500gを懸濁した。この懸濁液を95℃に加熱し、過酸化水素水(林純薬(株)製:特級、濃度35重量%)150gを純水500gで希釈した水溶液を9時間で添加し、三酸化アンチモンを溶解し、その後、11時間熟成した。ついで、冷却後、得られた溶液から8000gをとり、この溶液を純水48kgで希釈し、陽イオン交換樹脂(三菱化学(株)製:pk−216)でpHが3.5になるまで処理して脱イオンを行った。脱イオンして得られた溶液を温度70℃で10時間熟成した後、限外膜で濃縮して固形分濃度14%の五酸化アンチモンからなる導電性微粒子分散液を調製した。この導電性微粒子分散液のpHは4.0であった。導電性微粒子の平均粒子径は20nmであった。
0分攪拌を行った。その後メタノ−ル1000gを1分かけて添加し、50℃に30分間で昇温、19時間過熱処理を行った。このときの固形分濃度は7重量%であった。
gとブチルセロソルブ15gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)1.6gとを混合して透明被膜形成用塗布液(10)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-10)の製造
透明被膜形成用塗料(10)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65)にバーコーター法(#20)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(80W/cm)を1分間照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-10)を調製した。このときの透明被膜の厚さは12μmであった。透明被膜の厚さ、表面抵抗、全光線透過率、ヘーズ、着色性、鉛筆硬度、耐擦傷性および密着性を評価し、結果を表に示す。
[実施例11]
(iii)透明被膜形成用塗料(11)の調製
実施例8と同様にして調製した表面処理したスズドープ酸化インジウム微粒子分散液100gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)3gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)3gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)14g
とイソプロピルアルコール1000gとブチルセロソルブ200gと光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)0.8gとを混合して透明被膜形成用塗布液(11)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-11)の製造
透明被膜形成用塗布液(11)をアクリル基板(厚さ:3mm、屈折率:1.52)、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%にバーコーター法(バー#4)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-11)を調製した。このときの透明被膜の厚さは120nmであった。
[実施例12]
(iii)透明被膜形成用塗料(12)の調製
実施例9と同様にして調製した表面処理したアンチモンドープ酸化錫微粒子分散液100gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)1.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1,6-ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)1.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールトリアクリレートヘキサメチレンジイソシアネートウレタンプレポリマー(共栄社化学(株)製:ウレタンアクリレートUA−306H)10.3gと、イソプロピルアルコール1000gとブチルセロソルブ200gと、光開始剤2.4.6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド(ビ−エーエスジャパン(株)製:ルシリンTPO)0.6gとを混合して透明被膜形成用塗布液(12)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(F-12)の製造
透明被膜形成用塗布液(12)をアクリル基板(厚さ:3mm、屈折率:1.52)、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%にバーコーター法(バー#4)で塗布し、80℃で
1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(F-12)を調製した。このときの透明被膜の厚さは100nmであった。
[実施例13]
(iii)透明被膜形成用塗料(13)の調製
実施例1において、非グリコール系アクリレート樹脂として非グリコール系6官能アクリレート樹脂、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)22.5gを用いた以外は、同様にして透明被膜形成用塗布液(13)を調
製した。
(iv)透明被膜付基材(F-13)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(13)を用いた以外は同様にして、透明被膜付基材(F-13)を調製した。
[比較例1]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-1)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子(1)分散液50gに、グリコー
ル系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)35gとを混合し、非グリコール系2官能アクリレート樹脂と非グリコール系6官能アクリレート樹脂を添加しなかった以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-1)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-1)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-1)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-1)を調製した。
[比較例2]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-2)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子(1)分散液50gに、非グリコ
ール系2官能アクリレート樹脂として1,6-ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)20gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)15gとを混合した以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-2)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-2)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-2)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-2)を調製した。
[比較例3]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-3)の調製
実施例1において、表面処理したPドープ酸化錫微粒子(1)分散液50gに、グリコー
ル系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)31.5gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂とし
て1,6-ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)1gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)2.5gとを混合した以
外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-3)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-3)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-3)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-3)を調製した。
[比較例4]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-4)の調製
実施例1おいて、表面処理したPドープ酸化錫微粒子(1)分散液50gに、グリコール
系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)2gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1,6-ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)7.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)25.5gとを混合した以外
は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-4)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-4)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-4)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-4)を調製した。
[比較例5]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-5)の調製
実施例8において、表面処理したスズドープ酸化インジウム微粒子分散液37.5gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)38gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1、6−ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)0.6gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)1.3g
とを混合した以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-5)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-5)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-5)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-5)を調製した。
[比較例6]
(iii)透明被膜形成用塗料(R-6)の調製
実施例8において、表面処理したスズドープ酸化インジウム微粒子分散液37.5gに、グリコール系アクリレート樹脂としてポリエチレングリコールジアクリレート(新中村化学(株)製:NKエステルA−400)2.1gと、非グリコール系2官能アクリレート樹脂として1,6-ヘサンジオールジアクリレート(日本化薬(株)製:カヤラッドKS−HDDA)8.5gと非グリコール系6官能アクリレート樹脂としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学(株)製:ライトアクリレートDPE-6A)31.9g
とを混合した以外は同様にして透明被膜形成用塗布液(R-6)を調製した。
(iv)透明被膜付基材(RF-6)の製造
実施例1において、透明被膜形成用塗布液(R-6)を用いた以外は同様にして透明被膜付
基材(RF-6)を調製した。
[参考例1]
(iv)透明被膜付基材(SF-1)の製造
実施例11と同様にして調製した透明被膜形成用塗布液(11)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65、全光線透過率90.0%、ヘーズ0.6%)にバーコーター法(バー#30)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(120W/cm)を搭載した紫外線照射装置(日本電池製UV照射装置CS30L21−3)で600mJ/cm2照射して硬化させ、透明被膜付基材(SF-1)を調製した。このときの透明被膜の厚さは2μmであった。
[参考例2]
(iv)透明被膜付基材(SF-2)の製造
実施例12と同様にして調製した透明被膜形成用塗料(12)をPETフィルム(厚さ:188μm、屈折率:1.65)にバーコーター法(#30)で塗布し、80℃で1分間乾燥した後、高圧水銀灯(80W/cm)を1分間照射して硬化させ、透明被膜付基材(RF-8)を調製した。このときの透明被膜の厚さは2μmであった。
Claims (11)
- 導電性酸化物微粒子とマトリックス形成成分と溶媒とからなる透明被膜形成塗料であって、
マトリックス形成成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレ
ート樹脂(B)とからなり、
マトリックス形成成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が、固形分とし
て10〜80重量%の範囲にあることを特徴とする透明被膜形成塗料。 - 前記非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、
非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、
非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)
が固形分として5〜50重量%の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の透明被膜形成塗料。 - 前記導電性酸化物微粒子が、酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、5酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の透明被膜形成塗料。
- 前記導電性酸化物微粒子の平均粒子径が、5〜200nmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の透明被膜形成塗料。
- 塗料中の前記導電性酸化物微粒子の固形分濃度が0.5〜40重量%の範囲にあり、
前記マトリックス形成成分の固形分濃度が1〜45重量%の範囲にあり、
塗料中の全固形分濃度が5〜50重量%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の透明被膜形成塗料。 - 基材と、該基材上に形成された透明被膜とからなり、
該透明被膜が導電性酸化物微粒子とマトリックス成分とを含み、
マトリックス成分がグリコール系アクリレート樹脂(A)と非グリコール系アクリレート
樹脂(B)とからなり、
マトリックス成分中のグリコール系アクリレート樹脂(A)の含有量が固形分として10
〜80重量%の範囲にあることを特徴とする透明被膜付基材。 - 前記非グリコール系アクリレート樹脂(B)が、非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)と、非グリコール系3官能アクリレート樹脂、非グリコール系4官能アクリレート樹
脂および非グリコール系6官能アクリレート樹脂から選ばれる1種以上の非グリコール系アクリレート樹脂(B2)との混合物からなり、
非グリコール系アクリレート樹脂(B)中の非グリコール系2官能アクリレート樹脂(B1)
が固形分として5〜50重量%の範囲にあることを特徴とする請求項6に記載の透明被膜付基材。 - 前記導電性酸化物微粒子が酸化錫、SbまたはPがドープされた酸化錫、酸化インジウム、SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、5酸化アンチモン、低次酸化チタンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項6または7に記載の透明被膜付基材。
- 前記導電性酸化物微粒子の平均粒子径が5〜200nmの範囲にあることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の透明被膜付基材。
- 前記導電性酸化物微粒子の透明被膜中の含有量が固形分として10〜80重量%の範囲にあることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の透明被膜付基材。
- 前記透明被膜の膜厚が30nm〜20μmの範囲にあることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の透明被膜付基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008161989A JP5554904B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008161989A JP5554904B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010001396A true JP2010001396A (ja) | 2010-01-07 |
JP5554904B2 JP5554904B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=41583376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008161989A Active JP5554904B2 (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5554904B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140534A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jgc Catalysts & Chemicals Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 |
JP2012215819A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-11-08 | Fujifilm Corp | 帯電防止性ハードコート層形成用組成物、光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板、及び画像表示装置 |
WO2013031173A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | パナソニック株式会社 | 光学材料及びこれを含む光学素子 |
JP2014058652A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Jgc Catalysts & Chemicals Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 |
JP2014170128A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Bridgestone Corp | ベルト用樹脂組成物およびそれを用いた導電性エンドレスベルト |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060166A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPS60219270A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 透明導電性塗料組成物 |
JPS6142577A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-03-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPH0665530A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPH0733893A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止透明シートの製造方法 |
JPH0748463A (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止用透明シートの製造方法 |
JPH07242843A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Mitsubishi Materials Corp | 導電膜形成用組成物 |
JP2001064547A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-13 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型導電性ペースト、それを用いた導体回路および非接触id |
JP2003105268A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明導電性被膜付基材、表示装置 |
JP2004050810A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-02-19 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ハードコート膜付基材 |
JP2004244564A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Kimoto & Co Ltd | 導電性ハードコート塗料及びこれを用いた成形体 |
-
2008
- 2008-06-20 JP JP2008161989A patent/JP5554904B2/ja active Active
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6060166A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPS60219270A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 透明導電性塗料組成物 |
JPS6142577A (ja) * | 1984-08-02 | 1986-03-01 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPH0665530A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JPH0733893A (ja) * | 1993-07-19 | 1995-02-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止透明シートの製造方法 |
JPH0748463A (ja) * | 1993-08-06 | 1995-02-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 帯電防止用透明シートの製造方法 |
JPH07242843A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Mitsubishi Materials Corp | 導電膜形成用組成物 |
JP2001064547A (ja) * | 1999-09-01 | 2001-03-13 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 活性エネルギー線硬化型導電性ペースト、それを用いた導体回路および非接触id |
JP2003105268A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明導電性被膜付基材、表示装置 |
JP2004050810A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-02-19 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | ハードコート膜付基材 |
JP2004244564A (ja) * | 2003-02-17 | 2004-09-02 | Kimoto & Co Ltd | 導電性ハードコート塗料及びこれを用いた成形体 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012215819A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-11-08 | Fujifilm Corp | 帯電防止性ハードコート層形成用組成物、光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板、及び画像表示装置 |
JP2012140534A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jgc Catalysts & Chemicals Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 |
WO2013031173A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | パナソニック株式会社 | 光学材料及びこれを含む光学素子 |
JP5214077B1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-06-19 | パナソニック株式会社 | 光学材料及びこれを含む光学素子 |
JP2014058652A (ja) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Jgc Catalysts & Chemicals Ltd | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 |
JP2014170128A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Bridgestone Corp | ベルト用樹脂組成物およびそれを用いた導電性エンドレスベルト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5554904B2 (ja) | 2014-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5078620B2 (ja) | 中空シリカ微粒子、それを含む透明被膜形成用組成物、および透明被膜付基材 | |
JP5558414B2 (ja) | 反射防止積層体の製造方法 | |
JP5209855B2 (ja) | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 | |
JP6016548B2 (ja) | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 | |
JP5555082B2 (ja) | 透明被膜形成用塗布液および透明被膜付基材 | |
TWI492899B (zh) | A method for producing a silica-alumina alumina sol, a silica-alumina sol, a transparent coating film containing the sol, and a substrate coated with a transparent film | |
JP5546239B2 (ja) | ハードコート膜付基材およびハードコート膜形成用塗布液 | |
JP5700903B2 (ja) | ハードコート膜付基材およびハードコート膜形成用塗布液 | |
JP2008291174A (ja) | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 | |
JP5148846B2 (ja) | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 | |
JP5587573B2 (ja) | 樹脂被覆金属酸化物粒子分散ゾルの製造方法および該樹脂被覆金属酸化物粒子を含む透明被膜形成用塗布液ならびに透明被膜付基材 | |
JP5554904B2 (ja) | 透明被膜形成用塗料および透明被膜付基材 | |
JP6480657B2 (ja) | ハードコート膜付基材およびハードコート膜形成用塗布液 | |
JP2018123043A (ja) | シリカ系粒子分散液の製造方法、シリカ系粒子分散液、透明被膜形成用塗布液及び透明被膜付基材 | |
JP4409169B2 (ja) | 着色顔料粒子を含む塗料、可視光遮蔽膜付基材 | |
JP5754884B2 (ja) | リン酸(ただし、リン酸の塩を除く)処理金属酸化物微粒子およびその製造方法、該リン酸(ただし、リン酸の塩を除く)処理金属酸化物微粒子を含む透明被膜形成用塗布液ならびに透明被膜付基材 | |
JP5877708B2 (ja) | ハードコート膜付基材および該ハードコート膜形成用塗布液 | |
JP5875367B2 (ja) | 透明性着色膜付基材および透明着色膜形成用塗布液 | |
JP2012236921A (ja) | 帯電防止ハードコート塗材及び光学部材 | |
JP2011132343A (ja) | 帯電防止ハードコート塗材及び光学部材 | |
JP2009059506A (ja) | 透明導電性被膜付基材および透明導電性被膜形成用塗布液 | |
JP2011063478A (ja) | リン含有五酸化アンチモン微粒子および該微粒子を含む透明導電性被膜形成用塗布液ならびに透明導電性被膜付基材 | |
JP5686942B2 (ja) | ハードコート膜形成用塗料およびハードコート膜付基材 | |
JP2004204173A (ja) | 赤外線遮蔽膜形成用塗料および赤外線遮蔽膜付基材 | |
JP5503241B2 (ja) | ハードコート膜付基材およびハードコート膜形成用塗布液 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110330 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140520 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5554904 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |