JP2003105268A - 透明被膜形成用塗布液および透明導電性被膜付基材、表示装置 - Google Patents

透明被膜形成用塗布液および透明導電性被膜付基材、表示装置

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JP2003105268A
JP2003105268A JP2001303679A JP2001303679A JP2003105268A JP 2003105268 A JP2003105268 A JP 2003105268A JP 2001303679 A JP2001303679 A JP 2001303679A JP 2001303679 A JP2001303679 A JP 2001303679A JP 2003105268 A JP2003105268 A JP 2003105268A
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film
acid
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transparent conductive
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JP2001303679A
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Yuuji Tawarasako
迫 祐 二 俵
Toshiharu Hirai
井 俊 晴 平
Michio Komatsu
松 通 郎 小
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JGC Catalysts and Chemicals Ltd
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Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電防止性能、電磁波遮蔽性能等に優れた透明
導電性被膜付基材の製造することが可能な透明被膜形成
用塗布液を提供する。 【解決手段】マトリックス前駆体と酸化防止剤とを含ん
でなる透明被膜形成用塗布液。前記酸化防止剤が、キノ
ン類化合物、食用有機酸化合物、有機第1鉄化合物、糖
類、アルデヒド化合物からなる群から選ばれる1種以上
であり、特に前記酸化防止剤が、アントラキノン、ベン
ゾキノン、ナフトキノン、ヒドロキノン、エリソルビン
酸およびその塩類、ジブチルヒドロキシトルエン、クエ
ン酸イソプロピル、ビタミンE、ノルジヒドログアヤレ
チック酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロ
ピル等、ビタミンB1、ビタミンB2、L−アスコルビ
ン酸、グルコン酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳
酸、グルコン酸第1鉄、クエン酸第1鉄、コハク酸第1
鉄、乳酸鉄、D−グルコース、スクラロース、D−ソル
ビトール、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、透明被膜形成用塗布液、
該塗布液を用いて形成された透明被膜からなる透明導電
性被膜付基材および該基材を備えた表示装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、陰極線管、蛍光表示
管、液晶表示板などの表示パネルのような透明基材の表
面の帯電防止および反射防止を目的として、これらの表
面に帯電防止機能および反射防止機能を有する透明被膜
を形成することが行われていた。また、陰極線管などか
ら電磁波が放出されること知られており、従来の帯電防
止、反射防止に加えてこれらの電磁波および電磁波の放
出に伴って形成される電磁場を遮蔽することが望まれて
いる。
【0003】これらの電磁波などを遮蔽する方法の一つ
として、陰極線管などの表示パネルの表面に電磁波遮断
用の導電性被膜を形成する方法がある。帯電防止用導電
性被膜であれば表面抵抗が少なくとも108Ω/□程度
の表面抵抗を有していれば十分であるのに対し、電磁遮
蔽用の導電性被膜では102〜104Ω/□のような低い
表面抵抗を有することが必要であった。
【0004】このように表面抵抗の低い電磁遮蔽用の導
電性被膜を、従来のSbドープ酸化錫またはSnドープ酸
化インジウムのような導電性酸化物を含む塗布液を用い
て形成しようとすると、従来の帯電防止性被膜の場合に
比べて膜厚を厚くする必要があった。ところで、このよ
うな導電性被膜を、電磁遮蔽用被膜としての機能ととも
に反射防止膜用被膜として機能させようとすると、導電
性被膜の膜厚を10〜200nm程度の薄さにする必要
がある。しかしながら、従来のSbドープ酸化錫または
Snドープ酸化インジウムのような導電性酸化物を用い
る場合、このような薄さの被膜を形成すると、表面抵抗
が低くなりすぎてしまい、電磁波遮断性が低下してしま
い、逆に膜厚を厚くしすぎると、反射防止性能が低下し
てしまうという問題があった。
【0005】また、電磁遮蔽用および反射防止用の低表
面抵抗の導電性被膜として、Agなどの金属微粒子を含
む導電性被膜形成用塗布液を用いて形成された金属微粒
子含有被膜も知られている。この方法では、金属微粒子
含有被膜形成用塗布液として、コロイド状の金属微粒子
が極性溶媒に分散したものが用いられていた。しかしな
がら、このような塗布液では、コロイド状金属微粒子の
分散性を向上させるために、金属微粒子表面がポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドンまたはゼラチンな
どの有機系安定剤で表面処理されているので、形成され
た導電性被膜中で金属微粒子同士が安定剤を介して接触
していることになる。このため、導電性被膜中の粒界抵
抗が大きくなってしまい、被膜の表面抵抗が低くならな
いことがあった。このため、製膜後、400℃程度の高
温で焼成して安定剤を分解除去することも行われていた
が、安定剤の分解除去をするため高温で焼成すると、金
属微粒子同士の融着や凝集が起こり、導電性被膜の透明
性やへーズが低下してしまうという新たな問題が発生し
てしまうという欠点もあった。また、陰極線管などの場
合は、高温に晒すと劣化してしまうという問題もあっ
た。
【0006】また、金属微粒子は前記導電性酸化物と異
なり本来光を透過しないために金属微粒子を用いて形成
された導電性被膜は導電性被膜中の金属微粒子の量、分
布状態や膜厚等に依存して透明性が低下する問題もあっ
た。さらに従来のAg等の金属微粒子を含む透明導電性
被膜では、耐塩水性や耐酸化性が低く、金属が酸化され
たり、イオン化による粒子成長したり、また場合によっ
ては腐食が発生することがあり、塗膜の導電性や光透過
率が低下し、表示装置が信頼性を欠くという問題があっ
た。
【0007】本発明者らは、帯電防止性能、電磁波遮蔽
性能等を向上させるために、さらに鋭意研究を重ねた結
果、導電性微粒子を含む透明導電性被膜上に、酸化防止
剤を含んでなる透明被膜形成用塗布液を用いて透明被膜
を形成することによって、下層である透明導電性被膜の
酸化を防止できるとともに、透明導電性被膜の耐薬品性
も向上できることを見出して本発明を完成するに至っ
た。
【0008】
【発明の目的】本発明は、透明導電性被膜上に透明被膜
を形成したときに、帯電防止性能、電磁波遮蔽性能等に
優れた透明導電性被膜付基材の製造することが可能な透
明被膜形成用塗布液、該塗布液を用いて形成された透明
被膜を具備した透明導電性被膜付基材および該基材を備
えた表示装置を提供することを目的としている。
【0009】
【発明の概要】本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、
マトリックス前駆体と酸化防止剤とを含んでなることを
特徴としている。前記酸化防止剤としては、キノン類化
合物、食用有機酸化合物、有機第1鉄(二価鉄)化合
物、糖類、アルデヒド化合物からなる群から選ばれる1
種以上が好ましい。さらに、前記酸化防止剤が、アント
ラキノン、ベンゾキノン、ナフトキノン、ヒドロキノ
ン、エリソルビン酸およびその塩類、ジブチルヒドロキ
シトルエン、クエン酸イソプロピル、ビタミンE、ノル
ジヒドログアヤレチック酸、ブチルヒドロキシアニソー
ル、没食子酸プロピル等、ビタミンB1、ビタミンB
2、L−アスコルビン酸、グルコン酸、クエン酸、フマ
ル酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸第1鉄、クエン酸第
1鉄、コハク酸第1鉄、乳酸鉄、D−グルコース、スク
ラロース、D−ソルビトール、アセトアルデヒド、ホル
ムアルデヒドからなる群から選ばれる1種以上であるこ
とが好ましい。
【0010】本発明に係る透明導電性被膜付基材は、基
材と、基材上の導電性微粒子を含む透明導電性被膜と、
該透明導電性被膜上に設けられ、該透明導電性被膜より
も屈折率が低い透明被膜とからなり、透明被膜が前記透
明被膜形成用塗布液を用いて形成されたことを特徴とし
ている。前記導電性微粒子が酸化錫、Sb、FまたはP
が ドーピングざれた酸化錫、酸化インジウム、Snまた
はFがドーピングされた酸 化インジウム、酸化アンチ
モン、低次酸化チタンなどの酸化物系導電性微粒子およ
び/または金属微粒子から選ばれる1種以上であること
が好ましい。
【0011】本発明に係る表示装置は、前記透明導電性
被膜付基材で構成された前面板を備え、透明導電性被膜
が該前面板の外表面に形成されていることを特徴として
いる。
【0012】
【発明の具体的説明】以下、本発明について具体的に説
明する。透明被膜形成用塗布液 本発明に係る透明被膜形成用塗布液は、マトリックス前
駆体と酸化防止剤とからなっている。
【0013】[マトリックス前駆体]マトリックス前駆体
としては加水分解性有機ケイ素化合物の加水分解重縮合
物、またはアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を脱アルカリし
て得られるケイ酸液が好ましく、特に下記一般式[1]
で表されるアルコキシシランの加水分解重縮合物が好ま
しい。このようなマトリックス前駆体を含む塗布液から
形成されるシリカ系被膜は、通常、導電性微粒子含有を
含有する導電性被膜よりも屈折率が小さく、反射防止性
に優れている。
【0014】RaSi(OR')4-a [1] (式中、Rはビニル基、アリール基、アクリル基、炭素
数1〜8のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子で
あり、R'はビニル基、アリール基、アクリル基、炭系
数1〜8のアルキル基、−C24OCn2n+1(n=1
〜4)または水素原子であり、aは1〜3の整数であ
る。) このようなアルコキシランとしては、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシ
ラン、テトラブトキシシラン、テトラオクチルシラン、
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、メチルトリイソプロポ
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリ
メトキシシラン、ジメチルジメトキシシランなどが挙げ
られる。
【0015】上記のアルコキシシランの1種以上を、た
とえば水−アルコール混合溶媒中で酸触媒の存在下、加
水分解すると、アルコキシシランの加水分解重縮合物を
含む透明被膜形成用塗布液が得られる。このような塗布
液中に含まれる被膜形成成分の濃度は、酸化物換算で
0.5〜2.0重量%であることが好ましい。 [酸化防止剤]酸化防止剤としては、導電性微粒子と反応
して透明導電性被膜の導電性を低下させるものではない
限り特に制限はなく使用できる。
【0016】具体的には、酸化防止剤として、キノン類
化合物、食用有機酸化合物、有機第1鉄(二価鉄)化合
物、糖類、アルデヒド化合物からなる群から選ばれる1
種以上が好適に使用される。このような酸化防止剤とし
て、具体的にはアントラキノン、ベンゾキノン、ナフト
キノン、ヒドロキノン等のキノン類、エリソルビン酸お
よびその塩類、ジブチルヒドロキシトルエン、クエン酸
イソプロピル、ビタミンE、ノルジヒドログアヤレチッ
ク酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロピ
ル、ビタミンB1、ビタミンB2、L−アスコルビン
酸、グルコン酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸
等の食品用有機酸化合物、グルコン酸第1鉄、クエン酸
第1鉄、コハク酸第1鉄、乳酸鉄等の有機酸第1鉄化合
物、 D−グルコース、スクラロース、D−ソルビトール等の
糖類 アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド等のアルデヒド化
合物 が例示される。
【0017】本発明では、特に酸化防止剤として、キノ
ン化合物、食品用有機酸化合物が好適である。これらの
酸化防止剤は、使用量が少なく済む上に、下層に浸透し
て下層導電性被膜の導電性低下を抑制でき、高い導電性
を維持できる。このため、同一の表面抵抗を有する透明
導電性被膜としては膜厚を薄くすることができ、経済性
が向上するとともに、広い波長領域にわたって反射率が
低下し、すなわち視感反射率の低い表示性能に優れた透
明導電性被膜付基材を得ることができる。なお、導電性
被膜が金属微粒子を含む場合、酸化防止剤により金属の
酸化が抑制されるため、導電性低下が抑制される。ま
た、導電性被膜が導電性酸化物を含む場合は、酸化防止
剤によって、酸化物の格子欠陥に酸素が入ることが抑制
され、その結果導電性の低下が抑制される。
【0018】このような酸化防止剤は、透明被膜形成用
塗布液中に0.005〜5重量%、さらには0.01〜1
重量%の範囲で含まれていることが好ましい。酸化防止
剤の含有量が0.005重量%未満の場合は、下層の導
電性微粒子に対する割合が少ないためか、導電性微粒子
の酸化やイオン化等を充分抑制することができず、導電
性の低下を抑制したり、導電性を向上させたりする効果
が充分得られないことがある。
【0019】酸化防止剤の含有量が5重量%を越える
と、かえって導電性を阻害することがある。また、酸化
防止剤によっては透明被膜形成用塗布液の安定性が低下
し、透明被膜の強度が低下したり、表面に筋条の傷が生
成して外観不良を起こすことがある。また、酸化防止剤
によっては得られる透明被膜のヘーズが上昇することが
ある。
【0020】本発明に係る透明被膜形成用塗布液には、
平均粒子径が5〜300nm、好ましくは10〜200
nmの範囲にあり屈折率が1.28〜1.42、さらには
1.28〜1.40の範囲にある低屈折率粒子が含まれて
いてもよい。用いる低屈折率粒子の屈折率が1.42以
下であれば、得られる透明導電性被膜付基材は、ボトム
反射率および視感反射率が低く、優れた反射防止性能を
発揮することができる。
【0021】このような低屈折率粒子の使用量は、透明
被膜中の低屈折率粒子の含有量が酸化物に換算して、1
0〜90重量%、好ましくは20〜80重量%の範囲と
なるように用いることが望ましい。このような低屈折率
粒子としては、平均粒子径および屈折率が上記範囲にあ
れば特に制限はなく従来公知の粒子を用いることができ
る。たとえば本願出願人の出願による特開平7−133
105号公報に開示した複合酸化物ゾル、WO00/3
7359号公報に開示した被覆層を有する多孔質の複合
酸化物粒子は好適に用いることができる。
【0022】さらにまた、本発明の透明被膜形成用塗布
液には、フッ化マグネシウムなどの低屈折率材料で構成
された微粒子、透明被膜の透明度および反射防止性能を
阻害しない程度に少量の導電性微粒子および/または染
料または顔料などの添加剤が含まれていてもよい。この
ような透明被膜形成用塗布液を用いて透明被膜を形成す
る場合、塗布して形成した被膜を、乾燥時、または乾燥
後に、150℃以上で加熱するか、未硬化の被膜に可視
光線よりも波長の短い紫外線、電子線、X線、γ線など
の電磁波を照射するか、あるいはアンモニアなどの活性
ガス雰囲気中に晒してもよい。このようにすると、被膜
形成成分の硬化が促進され、得られる透明被膜の硬度が
高くなる。
【0023】さらに、透明被膜形成用塗布液を塗布して
被膜を形成する際に、透明導電性被膜を約40〜90℃
に保持しながら透明被膜形成用塗布液を塗布して、前記
のような処理を行うと、透明被膜の表面にリング状の凹
凸が形成し、ギラツキの少ないアンチグレアの透明被膜
付基材が得られる。透明導電性被膜付基材 次に、本発明に係る透明導電性被膜付基材について具体
的に説明する。
【0024】本発明に係る透明導電性被膜付基材では、
ガラス、プラスチック、セラミックなどからなるフィル
ム、シートあるいはその他の成形体などの基材上に、平
均粒子径が1〜200nmの導電性微粒子からなる透明
導電性被膜と、該透明導電性被膜上に該透明導電性被膜
よりも屈折率が低い透明被膜が形成されている。本発明
に用いる導電性微粒子としては、得られる透明導電性被
膜の表面抵抗が概ね102〜108Ω/□の範囲にあれば
特に制限はなく従来公知の導電性微粒子を用いることが
できる。
【0025】導電性微粒子としては、酸化錫、Sb、F
またはPがドーピングざれた酸化錫、酸化インジウム、
SnまたはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化
アンチモン、低次酸化チタンなどの酸化物系導電性微粒
子が挙げられる。酸化物系導電性微粒子は、平均粒子径
が1〜200nm、好ましくは2〜150nmの範囲に
あることが好ましい。
【0026】平均粒子径が1nm未満の場合は、粒子が
小さすぎて凝集する傾向があり、また粒子層の表面抵抗
が急激に大きくなるため、本発明の目的を達成しうる程
度の低抵抗値を有する被膜を得ることができないことが
ある。また、平均粒子径が200nmを越えると、粒子
が大きいために粒子同士の接点が減少し充分な導電性が
得られないことがあり。また膜強度や基材との密着性が
低下したり、得られる透明導電性被膜のヘーズが高くな
ることがある。
【0027】また、導電性微粒子として、従来公知の金
属微粒子を用いることができ、この金属微粒子は単一成
分からなる金属微粒子であってもよく、2種以上の金属
成分を含む複合金属微粒子であってもよい。具体的に
は、Au,Ag,Pd,Pt,Rh,Ru,Cu,Fe,Ni,Co,Sn,T
i,In,Al,Ta,Sbなどの金属から選ばれる少なくとも
1種または2種以上の金属からなる金属微粒子等が挙げ
られる。
【0028】また、複合金属微粒子における好ましい2
種以上の金属の組合せとしては、Au-Cu,Ag-Pt,Ag-
Pd,Au-Pd,Au-Rh,Pt-Pd,Pt-Rh,Fe-Ni,Ni-P
d,Fe-Co,Cu-Co,Ru-Ag,Au-Cu-Ag,Ag-Cu-Pt,
Ag-Cu-Pd,Ag-Au-Pd,Au-Rh-Pd,Ag-Pt-Pd,A
g-Pt-Rh,Fe-Ni-Pd,Fe-Co-Pd,Cu-Co-Pd など
が挙げられる。
【0029】前記複合金属微粒子を構成する2種以上の
金属は、固溶状態にある合金であっても、固溶状態にな
い共晶体であってもよく、合金と共晶体が共存していて
もよい。このような複合金属微粒子は、金属の酸化やイ
オン化が抑制されるため、複合金属微粒子の粒子成長等
が抑制され、複合金属微粒子の耐腐食性が高く、導電
性、光透過率の低下が小さいなど信頼性に優れている。
【0030】金属微粒子の平均粒径は、1〜200n
m、好ましくは2〜70nmの範囲にあることが望まし
い。このような粒径の範囲にあると、形成された導電層
は透明となる。また、金属微粒子の平均粒径が200n
mを越えると、金属による光の吸収が大きくなり、粒子
層の光透過率が低下するとともにへーズが大きくなる。
このため被膜付基材を、たとえば陰極線管の前面板とし
て用いると、表示画像の解像度が低下することがある。
また、金属微粒子の平均粒径が1nm未満の場合には粒
子層の表面抵抗が急激に大きくなるため、本発明の目的
を達成しうる程度の低抵抗値を有する被膜を得ることが
できないこともある。
【0031】このような導電性被膜は、導電性被膜形成
用塗布液を使用して作製することができる。導電性被膜
形成用塗布液は、上記導電性微粒子と極性溶媒とを含ん
でいる。導電性被膜形成用塗布液に用いられる極性溶媒
としては、水;メタノール、エタノール、n-プロピル
アルコール、i-プロピルアルコール、ブタノール、ジ
アセトンアルコール、フルフリルアルコール、テトラヒ
ドロフルフリルアルコール、エチレングリコール、ヘキ
シレングリコールなどのアルコール類;酢酸メチルエス
テル、酢酸エチルエステルなどのエステル類;ジエチル
エーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、イソプロピルグリコールなどのエーテル類;アセト
ン、メチルエチルケトン、アセチルアセトン、アセト酢
酸エステルなどのケトン類などが挙げられる。これらは
単独で使用してもよく、また2種以上混合して使用して
もよい。
【0032】なお、酸化物系導電性微粒子を含む塗布液
を使用すると、帯電防止効果、電磁波遮蔽効果が発現す
る102〜108Ω/□程度の表面抵抗を有する透明導電
性層を形成することができる。酸化物系導電性微粒子を
使用して導電層を形成する場合、酸化物系導電性微粒子
は、導電性被膜形成用塗布液中の酸化物系導電性微粒子
の濃度が0.2〜5重量%、好ましくは1〜5重量%の
量で含まれていることが望ましい。
【0033】導電性被膜形成用塗布液中の酸化物系導電
性微粒子の量が0.2重量%未満の場合は、得られる被
膜の膜厚が薄くなり、このため充分な導電性が得られな
いことがある。また、酸化物系導電性微粒子が5重量%
を越えると、膜厚が厚くなり、膜のヘーズが悪化すると
ともに外観も悪くなる。また、金属微粒子を含む塗布液
を使用すると、電磁波遮蔽効果が発現される102〜1
8Ω/□程度の表面抵抗を有する透明導電性層を形成
することができる。金属微粒子を使用して電磁遮蔽用の
導電層を形成する場合、金属微粒子は、導電性被膜形成
用塗布液中の金属微粒子の濃度が0.05〜5重量%、
好ましくは0.1〜2重量%の量で含まれていることが
望ましい。
【0034】導電性被膜形成用塗布液中の金属微粒子の
量が、0.05重量%未満の場合は、得られる被膜の膜
厚が薄くなり、このため充分な導電性が得られないこと
がある。また、金属微粒子が5重量%を越えると、膜厚
が厚くなり、光透過率が低下して透明性が悪化するとと
もに外観も悪くなる。さらに導電性被膜形成用塗布液に
は、前記した酸化防止剤が含まれていてもよく、必要に
応じて、着色剤、マトリックス前駆体、有機系安定剤等
を含んでいてもよい。
【0035】酸化防止剤を含む場合、透明導電性被膜形
成用塗布液中に0.005〜5重量%、さらには0.01
〜1重量%の範囲で含まれていることが好ましい。酸化
防止剤の含有量が0.005重量%未満の場合は、導電
性微粒子に対する割合が少ないためか、導電性微粒子の
酸化やイオン化等を充分抑制することができず、導電性
の低下を抑制したり、導電性を向上しする効果が充分得
られないことがある。
【0036】酸化防止剤の含有量が5重量%を越える
と、かえって導電性を阻害することがある。また、酸化
防止剤によっては透明被膜形成用塗布液の安定性が低下
し、透明被膜の強度が低下したり、表面に筋条の傷が生
成して外観不良を起こすことがある。また、酸化防止剤
によっては得られる透明被膜のヘーズが上昇することが
ある。
【0037】また着色剤としては、微粒子カーボンブラ
ック、チタンブラック、染料、顔料などが挙げられ、こ
のような着色剤が含まれているとコントラストに優れた
表示装置を得ることができる。マトリックス前駆体とし
ては、透明被膜形成用塗布液で用いたと同様のものを用
いることができ、被膜形成後の導電性微粒子のバインダ
ーとして作用する。マトリックス形成成分が含まれてい
てもよい。このようなマトリックス前駆体としては、シ
リカからなるものが好ましく、具体的には、アルコキシ
シランなどの有機ケイ素化合物の加水分解重縮合物また
はアルカリ金属ケイ酸塩水溶液を脱アルカリして得られ
るケイ酸重縮合物、あるいは塗料用樹脂などが挙げられ
る。このマトリックス形成成分は、固形分として導電性
微粒子1重量部当たり、0.01〜0.5重量部、好まし
くは0.03〜0.3重量部の量で含まれていればよい。
【0038】有機系安定剤としては、ゼラチン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、シュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸、クエン酸など
の多価カルボン酸およびその塩、複素環化合物あるいは
これらの混合物などが挙げられる。 このような有機系
安定剤は、特に金属微粒子を含む場合に有効で、金属微
粒子1重量部に対し、0.005〜0.5重量部、好まし
くは0.01〜0.2重量部含まれていればよい。有機系
安定剤の量が0.005重量部未満の場合は充分な金属
微粒子の分散性が得られず、0.5重量部を超えて高い
場合は導電性が阻害されることがある。
【0039】透明導電性被膜は、上記透明導電性被膜形
成用塗布液を基材上に塗布し・乾燥して、透明導電性被
膜を基材上に形成する。透明導電性被膜を形成する方法
としては、たとえば、透明導電性被膜形成用塗布液をデ
ィッピング法、スピナー法、スプレー法、ロールコータ
ー法、フレキソ印刷法などの方法で、基材上に塗布した
のち、常温〜約90℃の範囲の温度で乾燥する。
【0040】透明導電性被膜形成用塗布液中に上記のよ
うなマトリックス前駆体が含まれている場合には、マト
リックス前駆体の硬化処理を行ってもよい。たとえば、
透明導電性被膜形成用塗布液を塗布して形成した被膜
を、乾燥時、または乾燥後に、150℃以上で加熱する
か、未硬化の被膜に可視光線よりも波長の短い紫外線、
電子線、X線、γ線などの電磁波を照射するか、あるい
はアンモニアなどの活性ガス雰囲気中に晒してもよい。
このようにすると、被膜形成成分の硬化が促進され、得
られる被膜の硬度が高くなる。
【0041】上記のような方法によって形成された透明
導電性被膜の膜厚は5〜200nm、さらには10〜1
50nmの範囲が望ましく、この範囲の膜厚であれば帯
電防止性および電磁遮蔽性に優れた透明導電性被膜付基
材を得ることができる。得られる透明導電性被膜の膜厚
は、5〜200nm、好ましくは10〜150nmの範
囲にあることが好ましく、この範囲の膜厚であれば帯電
防止性、電磁遮蔽性に優れた透明導電性被膜付基材を得
ることができる。 [透明被膜]本発明に係る透明導電性被膜付基材では、
前記透明導電性被膜の上に、前記透明被膜形成用塗布液
から透明被膜が形成されている。かかる透明被膜は、前
記透明導電性被膜よりも屈折率が低い。
【0042】前記したように透明被膜中には酸化防止剤
が含まれており、このため、導電性被膜中の導電性成分
の酸化・劣化を抑制できるので、長期間にわたって、導
電性被膜の導電性を維持できる。また透明被膜は透明性
にも優れているので、広い波長領域にわたって反射率が
低下し、すなわち視感反射率の低い表示性能に優れた透
明導電性被膜付基材を得ることができる。
【0043】透明被膜の形成方法としては、前記透明被
膜形成用塗布液をディッピング法、スピナー法、スプレ
ー法、ロールコーター法、フレキソ印刷法などの湿式薄
膜形成方法を採用することができる。このときの透明被
膜の膜厚は、50〜300nm、好ましくは80〜20
0nmの範囲にあることが好ましい。
【0044】透明被膜の膜厚が50nm未満の場合は、
膜の強度や反射防止性能が劣ることがある。透明被膜の
膜厚が300nmを越えると、膜にクラックが発生した
り膜の強度が低下したりすることがあり、また膜が厚す
ぎて反射防止性能が不充分となることがある。
【0045】表示装置 本発明に係る透明導電性被膜付基材は、帯電防止、電磁
遮蔽に必要な概ね10 2〜108Ω/□の範囲の表面抵抗
を有し、また透明性に優れるとともに可視光領域および
近赤外領域で充分な反射防止性能を有し、表示装置の前
面板として好適に用いられる。
【0046】本発明に係る表示装置は、ブラウン管(C
RT)、蛍光表示管(FIP)、プラズマディスプレイ
(PDP)、液晶用ディスプレイ(LCD)などのよう
な電気的に画像を表示する装置であり、上記のような透
明導電性被膜付基材で構成された前面板を備えている。
従来の前面板を備えた表示装置を作動させると、前面板
に画像が表示されると同時に前面板が帯電したり、電磁
波が前面板から放出されるが、本発明に係る表示装置で
は、前面板が前記した概ね102〜108Ω/□の表面抵
抗を有する透明導電性被膜付基材で構成されているの
で、このような帯電を防止したり、電磁波およびこの電
磁波の放出に伴って生じる電磁場を効果的に遮蔽するこ
とができる。
【0047】また、表示装置の前面板で反射光が生じる
と、この反射光によって表示画像が見にくくなるが、本
発明に係る表示装置では、前面板が可視光領域および近
赤外領域で充分な反射防止性能を有する透明導電性被膜
付基材で構成されているので、このような反射光を効果
的に防止することができる。さらに、ブラウン管の前面
板が、本発明に係る透明導電性被膜付基材で構成され、
この透明導電性被膜のうち、透明導電性被膜、その上に
形成された透明被膜の少なくとも一方に少量の染料また
は顔料が含まれている場合には、これらの染料または顔
料がそれぞれ固有な波長の光を吸収し、これによりブラ
ウン管から放映される表示画像のコントラストを向上さ
せることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、透明被膜形成用塗布液
に酸化防止剤を含んでおり、この塗布液を用いて、基材
上に形成された導電性被膜上に透明被膜が形成されてい
るので、導電性被膜が酸化されたり、劣化したりするこ
とがなく、このため表面抵抗が低く、かつ長期にわたっ
て低表面抵抗を維持することが可能な導電性被膜付基材
を得ることができる。また、透明被膜は導電性被膜より
も屈折率が低いので反射防止性能に優れた透明導電性被
膜付基材を提供することができる。
【0049】さらに、このような透明導電性被膜付基材
を表示装置の前面板として用いれば、帯電防止性能、電
磁遮蔽性能に優れるとともに反射防止性能等に優れ、さ
らに耐久性に優れた表示装置を提供することができる。
【0050】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0051】
【製造実施例】a)微粒子分散液の調製 本実施例および比較例で用いた導電性微粒子の分散液を
以下のように調製した。Snドープ酸化インジウム(ITO)微粒子(P-1)分散液の調
硝酸インジウム79.9gを水686gに溶解して得ら
れた溶液と、錫酸カリウム12.7gを濃度10重量%
の水酸化カリウム溶液に溶解して得られた溶液とを調製
し、これらの溶液を、50℃に保持された1000gの
純水に2時間かけて添加した。この間、系内のpHを1
1に保持した。得られたSnドープ酸化インジウム水和
物分散液からSnドープ酸化インジウム水和物を濾別・
洗浄した後、再び水に分散させて固形分濃度10重量%
の金属酸化物前駆体水酸化物分散液を調製した。この分
散液を、温度100℃で噴霧乾燥して金属酸化物前駆体
水酸化物粉体を調製した。上記粉体を、窒素ガス雰囲気
下、550℃で2時間加熱処理した。
【0052】これを濃度が30重量%となるようにエタ
ノールに分散させ、さらに硝酸水溶液でpHを3.5に
調製した後、この混合液を30℃に保持しながらサンド
ミルで0.5時間粉砕してゾルを調製した。次いで、エ
タノールを加えて濃度20重量%のSnドープ酸化イン
ジウム微粒子(P-1)分散液を調製した。得られた導電性
金属酸化物粒子(P-1)については、TEM写真を撮影
し20個の粒子について粒子径を測定しこの平均値を平
均粒子径とした。
【0053】Sbドープ酸化錫(ATO)微粒子(P-2)分散液
の調製 塩化錫57.7gと塩化アンチモン7.0gとをメタノー
ル100gに溶解して溶液を調製した。調製した溶液を
4時間かけて、90℃、攪拌下の純水1000gに添加
して加水分解を行い、生成した沈殿を濾別・洗浄した
後、再び水に分散させて固形分濃度10重量%の金属酸
化物前駆体水酸化物分散液を調製した。この分散液を、
温度100℃で噴霧乾燥して金属酸化物前駆体水酸化物
粉体を調製した。上記粉体を、窒素ガス雰囲気下、55
0℃で2時間加熱処理した。この粉末30gを水酸化カ
リウム水溶液(KOHとして3.0g含有)70gに加
え、混合液を30℃に保持しながらサンドミルで、3時
間粉砕してゾルを調製した。次いでこのゾルをイオン交
換樹脂処理して、脱アルカリし、純水を加えて濃度20
重量%のSbドープ酸化錫微粒子(P-2)分散液を調製し
た。前記と同様にして平均粒子径を測定した。
【0054】銀パラジウム合金微粒子(P-3)の分散液の
調製 純水100gに、あらかじめクエン酸3ナトリウムを得
られる合金微粒子1重量部当たり0.01重量部となる
ように加え、これに金属換算で濃度が10重量%とな
り、銀とパラジウムの重量比が8:2となるように硝酸
銀および硝酸パラジウム水溶液を加え、さらに硝酸銀お
よび硝酸パラジウムの合計モル数と等モル数の硫酸第一
鉄の水溶液を添加し、窒素雰囲気下で1時間攪拌して銀
パラジウム合金微粒子の分散液を得た。得られた分散液
は遠心分離器により水洗して不純物を除去した後、水に
分散させて濃度4重量%の銀パラジウム合金微粒子(P-
3)の分散液を調製した。銀パラジウム合金微粒子の平均
粒子径は8nmであった。b)透明導電性被膜形成用塗布液の調製 透明導電性被膜形成用塗布液(C-1) 上記で得た微粒子(P-1)分散液とエタノール/n-プロパ
ノール/エチルセロソルブ/イソプロピルグリコール/
ジアセトンアルコール(68:12:8:8:4重量
比)の混合溶媒とを混合し導電性微粒子濃度が3.5重
量%の透明導電性被膜形成用塗布液(C-1)を調製した。
【0055】透明導電性被膜形成用塗布液(C-2) 上記と同様にして調製した透明導電性被膜形成用塗布液
(C-1)100重量部に対し、酸化防止剤として濃度2重
量%のL−アスコルビン酸水溶液2.5重量部を溶解し
て透明導電性被膜形成用塗布液(C-2)を調製した。透明導電性被膜形成用塗布液(C-3) 上記で得た微粒子(P-2)分散液と水とブチルセルソルブ
の2:1の混合溶媒とを混合し導電性微粒子濃度が2.
2重量%の透明導電性被膜形成用塗布液(C-3)を調製し
た。透明導電性被膜形成用塗布液(C-4)の調製 上記で得た微粒子(P-3)分散液と水とブチルセルソルブ
の2:1の混合溶媒とを混合し導電性微粒子濃度が0.
4重量%の透明導電性被膜形成用塗布液(C-4)を調製し
た。
【0056】以上のようにして調製した塗布液(C-1)〜
(C-4)の組成および、塗布液中の導電性微粒子の平均粒
子径を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【実施例1】透明被膜形成用塗布液(B-1)の調製 正珪酸エチル(SiO2:28重量%)17.9g、エタ
ノール65.5g、濃塩酸4.7gおよび純水11.9g
の混合溶液を50℃で24時間攪拌してSiO2濃度5重
量%のマトリックス前駆体を含む混合溶液(M-1)を調製
した。
【0059】また、エタノール75.9g、濃塩酸4.1
gおよび純水10.1gを混合し、これに正珪酸メチル
(SiO2:51重量%)9.8gを加えた後、混合溶液
を50℃で24時間攪拌してSiO2濃度5重量%のマト
リックス前駆体を含む混合溶液(M-2)を調製した。次い
で、混合溶液(M-1)100gと混合溶液(M-2)50gとを
混合し、エタノール/n-プロパノール/エチルセロソ
ルブ/イソプロピルグリコール/ジアセトンアルコール
(72:12:6:6:4重量比)の混合溶媒を加えて
透明被膜形成用塗布液(B)を調製した。次いで、これに
酸化防止剤として濃度2重量%のL−アスコルビン酸水
溶液3.75gを加えて、表2に示す透明被膜形成用塗
布液(B-1)を調製した。透明導電性被膜付パネルガラスの製造 ブラウン管用パネルガラス(17")の表面を40℃で保
持しながら、スピナー法で150rpm、90秒の条件で
上記透明導電性被膜形成用塗布液(C-1)を塗布し乾燥し
た。このときの導電層の膜厚を測定し、結果を表3に示
した。
【0060】次いで、このようにして形成された透明導
電性被膜上に、同じように、スピナー法で150rpm、
90秒の条件で透明被膜形成用塗布液(B-1)を塗布・乾
燥し、160℃で30分間焼成して透明導電性被膜付基
材を得た。このときの透明被膜の膜厚は50nmとなる
ように形成した。これらの透明導電性被膜付基材の表面
抵抗を表面抵抗計(三菱油化(株)製:LORESTA)で測定
し、ヘーズをへーズコンピューター(日本電色(株)製:3
000A)で測定した。反射率は反射率計(大塚電子(株)
製:MCPD-2000)を用いて測定し、波長400〜700n
mの範囲で反射率が最も低い波長における反射率をボト
ム反射率とし、また波長400〜700nmの平均反射
率を視感反射率として求めた。結果を表3に示す。
【0061】耐久性の評価 上記で得た透明導電性被膜付基材を80℃で200時
間、空気中で熱暴露したのち、再び表面抵抗値を測定
し、熱暴露前の抵抗値(Rb)と熱暴露後の抵抗値(R
a)との比(Ra)/(Rb)を求めた。結果を表3に
示す。
【0062】
【実施例2】透明被膜形成用塗布液(B-2)の調製 透明被膜形成用塗布液(B-1)と同様にして透明被膜形成
用塗布液(B)を調製した。次いで、これに酸化防止剤と
して濃度2重量%のL−アスコルビン酸15gを加えて
表2に示す透明被膜形成用塗布液(B-2)を調製した。透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
1)を塗布し乾燥した。
【0063】次いで、透明導電性被膜上に、同じよう
に、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透明被膜
形成用塗布液(B-2)を塗布・乾燥し、160℃で30分
間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このときの透
明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。得られ
た透明導電性被膜付基材について表面抵抗、ヘーズ、透
過率、ボトム反射率、視感反射率および耐久性を評価し
た。
【0064】結果を表3に示す。
【0065】
【実施例3】透明被膜形成用塗布液(B-3)の調製 酸化防止剤としてエリソルビン酸0.075gを用いた
以外は透明被膜形成用塗布液(B-1)と同様にして表2に
示す透明被膜形成用塗布液(B-3)を調製した。透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
1)を塗布し乾燥した。
【0066】次いで、透明導電性被膜上に、同じよう
に、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透明被膜
形成用塗布液(B-3)を塗布・乾燥し、160℃で30分
間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このときの透
明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。得られ
た透明導電性被膜付基材について表面抵抗、ヘーズ、透
過率、ボトム反射率、視感反射率および耐久性を評価し
た。結果を表3に示す。
【0067】
【実施例4】透明被膜形成用塗布液(B-4)の調製 酸化防止剤としてナフトキノン0.075gを用いた以
外は透明被膜形成用塗布液(B-1)と同様にして表2に示
す透明被膜形成用塗布液(B-4)を調製した。透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
1)を塗布し乾燥した。
【0068】次いで、透明導電性被膜上に、同じよう
に、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透明被膜
形成用塗布液(B-4)を塗布・乾燥し、160℃で30分
間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このときの透
明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。得られ
た透明導電性被膜付基材について表面抵抗、ヘーズ、透
過率、ボトム反射率、視感反射率および耐久性を評価し
た。結果を表3に示す。
【0069】
【実施例5】透明被膜形成用塗布液(B-5)の調製 酸化防止剤としてD−ソルビトール0.075gを用い
た以外は透明被膜形成用塗布液(B-1)と同様にして表2
に示す透明被膜形成用塗布液(B-5)を調製した。透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
1)を塗布し乾燥した。
【0070】次いで、透明導電性被膜上に、同じよう
に、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透明被膜
形成用塗布液(B-5)を塗布・乾燥し、160℃で30分
間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このときの透
明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。得られ
た透明導電性被膜付基材について表面抵抗、ヘーズ、透
過率、ボトム反射率、視感反射率および耐久性を評価し
た。結果を表3に示す。
【0071】
【比較例1】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
2)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で、
実施例1と同様にして調製した透明被膜形成用塗布液
(B)を塗布・乾燥し、160℃で30分間焼成して透明
導電性被膜付基材を得た。このときの透明被膜の膜厚は
50nmとなるように形成した。
【0072】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0073】
【実施例6】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 比較例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
2)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B-1)を塗布・乾燥し、160℃で
30分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このと
きの透明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。
【0074】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0075】
【実施例7】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
3)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B-1)を塗布・乾燥し、160℃で
30分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このと
きの透明被膜の膜厚は40nmとなるように形成した。
【0076】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0077】
【実施例8】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
4)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B-1)を塗布・乾燥し、160℃で
30分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このと
きの透明被膜の膜厚は30nmとなるように形成した。
【0078】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0079】
【比較例2】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例1と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
1)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B)を塗布・乾燥し、160℃で3
0分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このとき
の透明被膜の膜厚は50nmとなるように形成した。
【0080】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0081】
【比較例3】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例7と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
3)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B)を塗布・乾燥し、160℃で3
0分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このとき
の透明被膜の膜厚は40nmとなるように形成した。
【0082】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0083】
【比較例4】透明導電性被膜付パネルガラスの製造 実施例8と同様にして透明導電性被膜形成用塗布液(C-
4)を塗布し乾燥した。次いで、透明導電性被膜上に、同
じように、スピナー法で150rpm、90秒の条件で透
明被膜形成用塗布液(B)を塗布・乾燥し、160℃で3
0分間焼成して透明導電性被膜付基材を得た。このとき
の透明被膜の膜厚は30nmとなるように形成した。
【0084】得られた透明導電性被膜付基材について表
面抵抗、ヘーズ、透過率、ボトム反射率、視感反射率お
よび耐久性を評価した。結果を表3に示す。
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】表3より、酸化防止剤を含む透明被膜形成
用塗布液を使用することで、耐久性に優れた透明導電性
被膜付を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 9/00 H05K 9/00 U (72)発明者 小 松 通 郎 福岡県北九州市若松区北湊町13番2号 触 媒化成工業株式会社若松工場内 Fターム(参考) 4D075 CA22 DC21 EA02 EA05 EA43 EC49 4F100 AA17B AA21B AA28B AA29B AA33B AB01B AH02C AH03C AH08C AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CA06C CC00C DE01B GB41 JG01B JG04 JN01B JN01C JN06 JN08 4J038 DL031 HA066 HA166 HA216 KA06 KA09 KA12 NA19 NA20 NA27 PB11 PC03 5E321 BB57 BB60 GG01 GG05 GH01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス前駆体と酸化防止剤とを含ん
    でなる透明被膜形成用塗布液。
  2. 【請求項2】前記酸化防止剤が、キノン類化合物、食用
    有機酸化合物、有機第1鉄(二価鉄)化合物、糖類、ア
    ルデヒド化合物からなる群から選ばれる1種以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の透明被膜形成用塗布
    液。
  3. 【請求項3】前記酸化防止剤が、アントラキノン、ベン
    ゾキノン、ナフトキノン、ヒドロキノン、エリソルビン
    酸およびその塩類、ジブチルヒドロキシトルエン、クエ
    ン酸イソプロピル、ビタミンE、ノルジヒドログアヤレ
    チック酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸プロ
    ピル等、ビタミンB1、ビタミンB2、L−アスコルビ
    ン酸、グルコン酸、クエン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳
    酸、グルコン酸第1鉄、クエン酸第1鉄、コハク酸第1
    鉄、乳酸鉄、D−グルコース、スクラロース、D−ソル
    ビトール、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒドからな
    る群から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求
    項2に記載の透明被膜形成用塗布液。
  4. 【請求項4】基材と、基材上の導電性微粒子を含む透明
    導電性被膜と、該透明導電性被膜上に設けられ、該透明
    導電性被膜よりも屈折率が低い透明被膜とからなる透明
    導電性被膜付基材であって、 透明被膜が請求項1〜3のいずれかに記載の透明被膜形
    成用塗布液を用いて形成されたことを特徴とする透明導
    電性被膜付基材。
  5. 【請求項5】前記導電性微粒子が酸化錫、Sb、Fまた
    はPがドーピングざれた酸化錫、酸化インジウム、Sn
    またはFがドーピングされた酸化インジウム、酸化アン
    チモン、低次酸化チタンなどの酸化物系導電性微粒子お
    よび/または金属微粒子から選ばれる1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の透明導電性被膜付基
    材。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の透明導電性被膜
    付基材で構成された前面板を備え、透明導電性被膜が該
    前面板の外表面に形成されていることを特徴とする表示
    装置。
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