JP2009029971A - 油性インキ組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂板などのインキ非吸収面に筆記することができ、かつ、筆跡の白化現象を起こさず、鮮明な筆跡を得ることができる油性インキ組成物を提供する。
【解決手段】着色材と、炭素数4以下の脂肪族アルコールよりなる溶剤と、前記溶剤に可溶な樹脂と、少なくともスクラロースよりなる油性インキ組成物とする。
【選択図】なし

Description

本発明は油性インキ組成物に関し、更に詳細には、樹脂板、金属板、ホーロー板、ガラス板、焼き付け塗装板、フィルムなどのインキ非吸収面面に筆記することができ、且つ、所謂、筆跡の白化現象(筆跡が乾燥する過程で白っぽく見えるようになる現象)の発生しにくい油性インキ組成物に関する。
従来、有機溶剤を主溶剤とした油性インキ組成物を使用したマーキングペンは、紙、布等のインキ吸収面やプラスチック、ガラス、金属等のインキ非吸収面のどちらにも筆記可能であり、しかも速乾性があることから広く使用されている。これらのインキ組成物には、筆跡の定着性の強い一般的なものから、剥離剤等の添加により、非吸収面に書いた筆跡を乾いた布等による軽い擦過で消去し得るタイプの筆記板用消去性のインキ組成物がある。一般に、マーキングペンはペン先に繊維芯を使用しているが、最近ではペン先にボールペンチップを取り付けたボールペンタイプのものも知られている。
筆跡が速乾性となるようにエタノール等の揮発性の溶剤が用いられているが、筆跡の白化現象という問題点を有している。
この白化現象について説明する。筆跡が乾燥する過程で溶剤の蒸発時に奪われる気化熱によって、筆跡表面の温度が低下して大気中の水分が凝結し、その水分を筆跡中のアルコールが吸収する。そして、アルコールに可溶な樹脂は水に溶解しないので、アルコールが蒸発しきった時、筆跡皮膜中に残った水分のために樹脂の存在しない場所が発生し、筆跡にひび割れが生じる。そして、筆跡にひび割れが生じた結果、筆記表面が乱反射して白っぽく見え、本来のインキ色が発現しないという問題が発生する。
この白化現象を防止するために、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル及び有機溶剤を含有してなるもの(特許文献1参照)や、低級アルコールと、平均重合度600〜1000のポリビニルブチラ−ルと、平均重合度300〜500のポリビニルブチラ−ルとを少なくとも含有してなるもの(特許文献2参照)や、軟化点60〜100℃のエタノール可溶性フェノール樹脂もしくはその誘導体、および軟化点60〜100℃のエタノール可溶性ケトン樹脂を少なくとも含有してなるもの(特許文献3参照)や、HLB11〜18のデカグリセリン脂肪酸エステルを少なくとも含有してなるもの(特許文献4参照)や、プロピレングリコールモノメチルエーテルを少なくとも含有してなるもの(特許文献5参照)や、乳酸−n−ブチルを少なくとも含有してなるもの(特許文献6参照)が知られている。
特開平08−157763号公報 特開2000−160088号公報 特開平05−017717号公報 特開平05−148444号公報 特開平08−048926号公報 特開昭63−135468号公報
しかし、これらの特許文献1〜4に記載のインキは、筆跡中に存在する有効成分が水分を吸収して筆跡の白化現象を抑制すると記載されているが、アルコールに可溶な樹脂に溶解しない水分が存在するので結局は筆跡のひび割れが生じてしまい、充分な白化防止効果は得られない。さらに、有効成分が低温で析出するので、筆記したときには析出した有効成分がペン先から出てくることができず、低温下では白化防止効果が得られず、白化防止が未だ不充分であった。また、特許文献5及び6に記載されるインキは有効成分が高沸点溶剤なので、空気中の水分を吸収する量が少なくなるだけで、白化防止が不充分である上、筆記後の筆跡乾燥性が悪くなり、本来アルコールを使用する目的である速乾性が打ち消されてしまうものであった。
本発明は、着色材と、炭素数4以下の脂肪族アルコールよりなる溶剤と前記溶剤に可溶な樹脂と、スクラロースより少なくともなる油性インキ組成物を要旨とするものである。
本発明ので得られるスクラロースは、スクラロースの塩素基が溶剤の分子や水の分子と水素結合を作りながら溶解することができるものである。
油性インキ組成物中のアルコールの蒸発の際に奪われる気化熱によって、大気中から凝結する水分を筆跡中に存在するスクラロースが吸収するが、スクラロースはアルコールへの溶解性が優れているので、水分を吸収したままアルコール可溶性の樹脂中に細かく存在することができる。その結果、アルコールが蒸発しきってもアルコール可溶性の樹脂中に水分が大きく存在することなく、筆跡のひび割れを防止すると思われる。これによって筆跡の白化現象を抑制するので、高沸点溶剤の添加による抑制と異なって筆跡の乾燥を遅らせることはないと思われる。
さらに、低温下においてもアルコール溶解性に優れており、析出することがないので、さらに前記の白化防止は低温下での筆記にかかわらず効果があるので、油性インキ組成物に普遍的に用いることができる。
以下に発明を詳細に説明する。本発明に使用する着色材は、従来油性インキ組成物に用いられている顔料・染料が使用可能である。染料としては、有機溶剤に可溶であればよく、ニグロシン系染料、オイル染料、造塩タイプ油溶性染料、含金属錯塩染料、塩基性染料などが挙げられる。例えば、ソルベントイエロー2、同6、同14、同15、同16、同19、同21、同33、同56、同61、同62、同79、同80、同82、同83:1、同151、ソルベントオレンジ1、同2、同5、同6、同14、同37、同40、同41、同44、同45、同62、ソルベントレッド1、同3、同8、同23、同24、同25、同27、同30、同49、同81、同82、同83、同84、同89、同91、同100、同109、同121、同122、同127、同132、同218、ディスパースレッド9、ソルベントバイオレット8、同13、同14、同21、同21:1、同27、ディスパースバイオレット1、ソルベントブルー2、同4、同5、同11、同12、同25、同35、同36、同38、同44、同45、同55、同67、同70、同73、ソルベントグリーン3、ソルベントブラウン3、同5、同20、同28、同37、ソルベントブラック3、同5、同7、同22、同22:1、同23、同27、同29、同34、同43、同123、ベーシックブルー7等を用いることができる。
顔料としては、従来公知のピグメントブラック6、同7等のカーボンブラック、ピグメントブルー27、同9、ピグメントバイオレット15、ピグメントレッド259等の金属錯塩系顔料、ピグメントホワイト6、ピグメントイエロー42、ピグメントブラック11、ピグメントレッド101等の金属酸化物系顔料、ピグメントイエロー53、ピグメントブラウン24等の複合酸化物系顔料等、ピグメントホワイト21、同22、同27、同28、同19、同24、カオリンクレー、焼成クレー、タルク、ベントナイト、マイカ、白雲母、金雲母、ネフェリンシナイト等の体質顔料、アルミニウムペースト、アルミニウムフレークパウダー、ブロンズ粉等の金属粉系顔料、ピグメントホワイト1、同14、二酸化チタン、被覆雲母等の真珠光沢顔料等の無機顔料、ピグメントレッド81、同81:1、同81:2、同81:3、同81:4、同82、同83、同84、同90、同90:1、同151、同169、同172、同173、同174、同191、ピグメントオレンジ39、ピグメントイエロー18、同100、同104、同115、同117、ピグメントブルー1、同1:2、同2、同3、同8、同9、同10、同11、同12、同14、同53、同62、同63、ピグメントバイオレット1、同2、同2:2、同3、同3:1、同3:3、同4、同5、同5:1、同6:1、同7:1、同9、同12、同20、同26、同27、同39、ピグメントグリーン1、同2、同3、同4、同8、同9、同10、同12、同45、ピグメントブラウン3等のレーキ系顔料、ピグメントレッド1、同3、同21、同112、同114、同146、同170、同187、同150、同185、同38、同41、ピグメントオレンジ5、同38、同36、同16、同13、同34、ピグメントイエロー1、同3、同97、同167、同154、同12、同13、同14、同17、同55、同83、同81、同10、ピグメントブラウン25等の不溶性アゾ顔料、ピグメントレッド144、同166等の縮合アゾ顔料、ピグメントレッド53、同53:1、同53:3、同50、同50:1、同49、同49:1、同49:2、同49:3、同57:1、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同52:1、同63:1、同63:2、同58:2、同58:4、同51、同60:1、同64:1、ピグメントオレンジ17、同18、同19、ピグメントイエロー61、同62等のアゾレーキ系顔料、ピグメントブルー15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:5、同15:6、同16、同17:1、ピグメントグリーン7、同36、同37等のフタロシアニン系顔料、ピグメントレッド122、同202、同206、同207、同209、ピグメントオレンジ48、ピグメントバイオレット19等のキナクリドン系顔料、ピグメントレッド168、同177、ピグメントオレンジ51、ピグメントイエロー24、同108、ピグメントブルー60等のアントラキノン系顔料、ピグメントレッド123、同149、同178、同179、同190、同224、ピグメントバイオレット29、ピグメントブラック31、同32等のペリレン系顔料、ピグメントレッド194、ピグメントオレンジ43等のペリノン系顔料、ピグメントレッド88、同181、ピグメントブラウン27、ピグメントブルー66、同63等のインジゴ系顔料、ピグメントバイオレット23、同37等のジオキサジン系顔料、ピグメントイエロー138等のキノフタロン系顔料、ピグメントオレンジ61、ピグメントイエロー109、同110、同173等のイソインドリノン系顔料、ピグメントレッド260、ピグメントオレンジ66、同69、ピグメントイエロー139、同185等のイソインドリン系顔料、ピグメントイエロー150、ピグメントグリーン8、ピグメントグリーン10等のアゾ金属錯体顔料、ピグメントレッド257、ピグメントオレンジ68、ピグメントイエロー129、同153、同65等のアゾメチン金属錯体顔料、ピグメントレッド254、同255、同264、同270、同272、ピグメントオレンジ71、同73等のジケトピロロピロール系顔料、ピグメントブルー18、同19、同56、同57、同61、同56:1、同61:1等のアルカリブルー顔料、ピグメントブラック1等のアニリンブラック、ベーシックイエロー40、ベーシックレッド1、ベーシックバイオレット10、アシドイエロー7、アシドレッド92、アシドブルー9、ディスパーズイエロー121、ディスパーズブルー7、ダイレクトイエロー85、フルオロセントブライティングホワイテックスWS52、ソルベントイエロー44、ソルベントブルー5等の蛍光染料を合成樹脂中で固溶体とした蛍光顔料等の有機顔料等の中から、マーキングインキ組成物中に微粒子として安定に分散し得るものを1種または2種以上を適宣選択して用いることができる。着色材としての染料および顔料の使用量は、染料および顔料の種類や他のインキ成分に起因するものの、油性インキ組成物全量に対して1〜30重量%が好ましい。
本発明に使用する溶剤は、筆跡乾燥性を付与するため、例えば従来公知のメチルアルコール、エチルアルコール、ノルマル−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマル−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、第2ブチルアルコール、第3ブチルアルコール等の炭素数4以下の低級アルコールの中から、1種または2種以上混合して使用する。その使用量は、使用する他の成分との混和性を考慮して種々の混合比が決定されるが、マーキングインキ組成物全量に対して30〜90重量%が好ましい。
また、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素や、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の低級脂肪族ケトンや、酢酸エチル、酢酸ブチル等の低級脂肪酸の低級アルコールエステルや、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素や、シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素や、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールアルキルエーテルやこれらのエステル等の有機溶剤を単独もしくは複数混合して使用可能である。
本発明に使用するスクラロースは白化防止剤として使用するが、その添加量はマーキングインキ組成物全量に対して0.05〜10重量%が好ましい。
本発明に使用される樹脂は、インキ非吸収面での耐水性付与、皮膜形成付与、被筆記面への付着性付与およびインキの粘度調整の為に使用するもので、水に難溶性の天然樹脂、合成樹脂が使用でき、具体的には、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性グリセリンエステル、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性フェノールグリセリンエステル等のロジン系樹脂、エチルセルロース、アセチルセルロース等のセルロース樹脂、石油系樹脂、ケトン系樹脂、ポリビニルブチラール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合物、セラック等が挙げられ、単独もしくは複数混合して使用可能であり、これらの使用量はインキ組成物全量に対して1〜30重量%が好ましい。
以上に示した成分以外に必要に応じて、湿潤剤及びペン先乾燥防止剤として、例えば炭素数4以上のアルコール系溶剤、グリコール類やグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル等、粘度調整剤としてヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース類など、種々の添加剤を適宣選択して使用することができる。
また、更に油性インキ組成物を好適にするために、必要に応じて、非イオン界面活性剤、アニオン系界面活性剤、防錆剤、筆跡の滲み止め剤、筆跡の平滑付与材等の添加剤が用いられてもよい。また、筆記板用インキとする場合は、脂肪酸エステル、流動パラフィン等の筆跡消去剤が用いられてもよい。
これら添加剤がインキ中に存在しても、スクラロースの筆跡白化防止作用に悪影響を及ぼすことはない。
本発明のマーキングインキ組成物の製造方法は、上記せる各成分を必要量混合し、ホモミキサー、ラボミキサー等の高速撹拌機や、ボールミル、サンドミルまたはビーズミル等の分散機にて混合・分散することにより容易に得ることができる。
本発明の油性インキ組成物を製造するに際しては、従来知られている種々の方法が採用できる。例えば、上記各成分を配合し、ホモミキサー、ラボミキサー等の高速撹拌機や、ボールミル、サンドミルまたはビーズミル等の分散機にて混合・分散することにより容易に得ることができる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
実施例1
ニグロシンベースEX(油溶性染料、オリエント化学工業(株)製) 10.00重量部
エチルアルコール 60.00重量部
ノルマルプロピルアルコール 12.00重量部
YP−90L(テルペンフェノール共重合樹脂、ヤスハラケミカル(株)製)
8.00重量部
スクラロース 5.00重量部
エスレックBX−10(ポリビニルブチラール樹脂、積水化学工業(株)製)
2.00重量部
オレオイルサルコシン(染料可溶化剤) 3.00重量部
上記成分を混合し1時間攪拌して油性インキ組成物を得た。
実施例2
ニグロシンベースEX(染料、オリエント化学工業(株)製) 10.00重量部
エチルアルコール 65.00重量部
イソプロピルアルコール 10.00重量部
ベンジルアルコール 5.00重量部
ガムロジンX(溶剤可溶性樹脂、ハリマ化成工業(株)製) 7.00重量部
スクラロース 1.00重量部
ITOWAX J−400(ヒドロキシ脂肪酸系アミド 、伊藤製油(株)製
0.50重量部
オレイン酸(染料可溶化剤) 2.00重量部
実施例1と同様にして、油性インキ組成物を得た。
実施例3
フジASブラック810(ポリビニルブチラールで黒色顔料をコーティングした加工顔料、冨士色素(株)製) 9.00重量部
エチルアルコール 50.00重量部
イソプロピルアルコール 28.50重量部
デンカブチラール#3000−2(電気化学工業(株)製、ポリビニルブチラール、平均重合度約700) 3.00重量部
スクラロース 0.50重量部
CIO(イソオクタン酸セチル、日光ケミカルズ(株)製) 7.00重量部
BS−2(ポリオキシエチレンステアリルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)
2.00重量部
実施例1と同様にして、油性インキ組成物を得た。
比較例1
実施例1においてスクラロースを添加せず、その分ジグリセリンモノ脂肪酸エステルを加えた以外は同様に為してインキを得た。
比較例2
実施例2においてスクラロースを添加せず、その分プロピレングリコールモノメチルエーテルを加えた以外は同様に為してインキを得た。
比較例3
実施例3においてスクラロースを添加せず、その分エタノールを加えた以外は同様に為してインキを得た。
以上、実施例1〜3および比較例1〜3より得た油性インキ組成物について、ぺんてる(株)製のぺんてるペン(製品符号NN50)に使用されるインキ以外の部材を使用して組み立て、試験サンプルとした。
評価試験用の各筆記具及び下記の試験の評価結果を表1に示す。
(耐白化性)
25℃、5℃の条件でガラス板上に各インキを、筆記板(FB−115Wc、ホーロー板面、コクヨ(株)製)に、アプリケーター(塗布厚25ミクロン)を用いて塗布し、乾燥後の皮膜を透明なセロハンテープで被覆した後、カラーコンピューター(NF777、日本電色工業(株)製)にて皮膜の明度を測定した。明度が高いほど筆跡が白く見えやすいことの指標となるものとして、この比較にて筆跡の白化状況を確認した。
(筆跡乾燥性)
ガラス板に筆記し、筆跡に上質紙で100g/cmの荷重をかけてインキの付着状態を確認し、筆跡が乾燥するまでの時間を確認した。
表1に示すように、本発明の油性インキ組成物は、インキ非吸収面に筆記した時、筆跡の白化現象を防止し、鮮明な筆跡を得ることができる油性インキ組成物である。

Claims (1)

  1. 着色材と、炭素数4以下の脂肪族アルコールよりなる溶剤と、前記溶剤に可溶な樹脂とスクラロースより少なくともなる油性インキ組成物。
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