JP2009543761A - レボドパ/カルビドパの長期間24時間腸内投与 - Google Patents

レボドパ/カルビドパの長期間24時間腸内投与 Download PDF

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Abstract

16時間より長い時間におよぶ継続的な、それを必要としている患者へのレボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効な量の組成物の腸内への投与を含むパーキンソン病治療方法。

Description

関連出願
本願は、2006年5月31日に出願された米国仮出願番号第60/809,889号に基づく優先権を主張し、この内容はここで参照をもってその全体が、法律が許可する範囲内で開示されたものとする。
分野
本発明はパーキンソン病("PD")治療へのレボドパおよび随意にカルビドパを含む医薬組成物の使用に関する。
背景
パーキンソン病は、進行性の疾病であり、それは悪化し続ける。例えば、パーキンソン病がより進行したとき("進行性PD")、顔面の動き、まばたきおよび自発的な笑顔および表情の全てがより難しくなり、人々が自力で動作する難しさが増す。
レボドパ/カルビドパを含む医薬組成物、例えば、商品名Duodopa(登録商標)の下で、米国外で販売されている組成物の腸内、例えば十二指腸内および/または空腸内投与(外部の出入り箇所を経由)は、PD患者における1つの治療選択肢に発展している。Duodopaは、日中のみの使用が推奨されている。その1つの理由は、医師が耐性の発生を恐れているからである。
Duodopa(登録商標)(レボドパ/カルビドパ腸内ゲル)は、パーキンソン医薬品の組み合わせでは、重度の不能状態の運動症状の変動および高度ジスキネジア/ジスキネジアの充分な抑制が達成できない、進行レボドパ応答PDの治療に有用であり得る。Duodopa(登録商標)は、携帯型で患者が制御するCADD−Legacy Duodopa(登録商標)ポンプによる直接投与(点滴)によって小腸上部(十二指腸あるいは空腸)に送達され、それは経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)による、腹壁に留置アクセスチューブの挿入を必要とする。留置PEGチューブの挿入に先立ち、一時的な経鼻十二指腸経腸チューブを介してのDuodopa(登録商標)への臨床応答の陽性試験が全ての患者に推奨されている。
現在、Duodopa(登録商標)の用量は、3つの個々に調整された用量:朝のボーラス用量、持続的な維持用量、および追加のボーラス用量で投与されて良い。朝のボーラス用量は、ポンプによって投与され、素早く治療用量水準に達する(例えば、10〜30分)。合計の朝の用量は、通常、約5〜10mLであり、約100〜200mgのレボドパに相当する。合計の朝の用量は、約15mL(例えば約300mgのレボドパ)を超えるべきでない。維持用量は、約2mg/時間(0.1mL/時間)の刻みで調整可能である。継続的な維持用量は、約1〜10mL/時間(例えば約20〜200mg/時間のレボドパ)の範囲内に保たれるべきであり、且つ通常は約2〜6mL/時間(例えば約40〜120mg/時間のレボドパ)である。追加用量は、通常約0.5〜2.0mLに個別に調整するべきである。
ポンプの使用説明書に提供される指示に従って、Duodopa(登録商標)を含有するカセットを携帯ポンプに取り付け、そして投与のためにその系を経鼻十二指腸経腸チューブあるいは経腹孔/十二指腸経腸チューブに使用の直前に接続するべきである。薬剤のカセットは使い捨てであり、たとえいくらか医薬品が残っていたとしても、1日より長く使用するべきでない(16時間まで)。開封したカセットは、再度使用してはいけない。保管時間の最後までには(即ち16時間の使用後、あるいは使用期限日が迫っているとき)、前記のゲルは若干黄色くなる。これは薬剤の濃度あるいは治療に影響しない。
しかしながら、夜間の障害および睡眠障害はPD患者の一般的な問題であり、特に進行性PDにおいては、臨床的に関連する耐性あるいは副作用を生じないで、PD、特に進行性PD患者の運動機能を増加でき、且つ睡眠を改善できる治療方法の必要性がある。
本発明の要旨
1つの実施態様において、本発明は一日あたり16時間より長く、一日あたり24時間まで継続的に投与される、PDの治療のためのレボドパおよび随意にカルビドパを含む腸ゲルの形態の医薬組成物を提供する。
他の実施態様において、本発明はPDの治療方法において、それを必要としている患者へ、レボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効な量の組成物を、24時間にわたる時間継続的に、腸内(例えば十二指腸内あるいは空腸内)で投与することを含む方法を提供する。
他の実施態様において、本発明はPDの治療方法において、それを必要としている患者へ、レボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効な量の組成物を、1日を超える長時間継続的に、腸内に投与することを含む方法を提供する。
図面の簡単な説明
図1は5人の患者のレボドパ/カルビドパの時間に対する必要用量を示す線図である。
図2は一人の患者の時間に対するPD睡眠尺度の格付けを示す棒グラフである。
詳細な説明
本発明は様々な形態で実施できる一方で、下記のいくつかの実施態様の記載は、本開示を本発明の1つの具体例としてみなすものの、本発明を特定の説明された実施態様に限定する意図ではないと理解される。
特段の明文規定のない限り、本願で特記された様々な範囲の数値の使用は、述べられた範囲の最小値および最大値の両方で、"約"の語が頭につく場合、近似値として述べられる。このようにして、述べられた範囲の上下に若干ばらついた値を、範囲内の値と実質的に同じ結果を達成するために使用できる。ここで使用される場合、用語"約"および"およそ"は、数値を参照するとき、それらの単純で、且つ薬学分野あるいは問題となっている範囲または要素に関連する技術分野の当業者にとっての通常の意味を有するものとする。厳密な数値境界からの広がりの量は、多くの要因による。例えば、考慮されるべきいくつかの要因は、所定の量のばらつきが特許請求された事柄の性能を有する、要素および/または効果の臨界、並びに当業者に公知の他の事情を含んでよい。従って、一般的な事柄として、"約"あるいは"およそ"は数値を拡張する。例えば、いくつかの場合において、"約"あるいは"およそ"は、関連技術によって、±5%、または±10%、または±20%、または±30%を意味してよい。同様に、範囲の開示は、列挙された最小値と最大値との間の全ての値を含む連続範囲として意図されている。
ここにある任意の数値あるいはデータによって形成できる任意の範囲、比率、および比率の範囲は、本発明のさらなる実施態様を意味すると理解されるべきである。これは、有限の上限および/または下限を含むあるいは含まない、形成できる範囲を含む。従って、当業者は前記の比率、範囲および値が曖昧でなくここにあるデータから導出されることがわかる。
ここで使用される場合、用語"改善する"は、その単純且つ薬学あるいは医学分野の当業者にとって通常の意味を有するものとする。さらには、"改善する"はPDの症状を改善する、あるいはPDの副作用を低下または少なくすることも意味するものとする。
ここで使用される場合、用語"減少する"あるいは"減少している"は、その単純且つ薬学あるいは医学分野の当業者にとって通常の意味を有するものとする。さらには、"減少する"は、PDの副作用、例えばジスキネジア、あるいは幻覚の多くの発現、その持続、あるいはその強度を減らすあるいは低下させることを意味するものとする。
ここで使用される場合、用語"治療する"および"治療している"は、その単純且つ薬学あるいは医学分野の当業者にとって通常の意味を有するものとする。さらには、"治療する"および"治療している"は生活の質を改善する、あるいはPDの症状を減少することを意味するものとする。
ここで使用される場合、用語"用量"、"用量単位"および/または"投与単位"は、治療効果を提供する一回の投与に適した量の治療剤を含有する医薬組成物の部分を指す。前記の投与単位は、持続的に、一日あたり1から少ない複数回(例えば1〜約4回)、あるいは必要に応じて多数回投与して、治療応答を誘発してよい。特定の供与量形態は、特定の一日あたりの用量に達する、任意の所望の投与頻度に適用するように選択されてよい。典型的には、1つの持続的用量単位、1投与単位、あるいは少ない複数回(例えば約4回まで)の用量単位は、所望の応答あるいは効果を生ずるのに充分な量の活性な薬剤を供給する。
ここで使用される場合、用語"治療上に有効な量"あるいは"治療および/または予防に有効な量"は、特定の治療の文脈が必要とするとき、必要なあるいは所望の治療上および/または予防の応答を誘発するのに充分な化合物あるいは薬剤の量を指す。
患者への治療および/または予防に有効な量の薬剤は、とりわけ、患者の体重によると理解される。ここで治療の薬剤あるいは化合物が投与される"患者"は、両方の性別および任意の年齢の人間を含み、且つ、人間ではない動物、特に室内あるいは伴侶の動物、例として猫、犬あるいは馬も含む。
本発明の下で、レボドパおよび随意のカルビドパを含有するゲルは、腸内投与を介して投与される。ゲルを腸、例えば十二指腸あるいは空腸の中に直接、外部の経腹チューブおよび内部の経腸チューブを有し経皮内視鏡的胃瘻造設術を介した留置チューブによって投与できる。他の実施態様において、放射線胃空腸吻合術を介してゲルを投与できる。留置チューブの挿入前に本発明の治療方法に患者が好ましく応答するかどうか判断するために、最初に患者に挿入される一時的な経鼻十二指経腸チューブを介しても、ゲルを投与できる。
本発明の1つの実施態様において、ゲルを携帯ポンプ、例えば商品名CADD−Legacy Duodopa(登録商標)ポンプの名称で販売されているポンプで投与する。特に、ゲルはカセット、小袋あるいは小瓶内に収容され、ポンプに取り付けて送達系を構成する。送達系をその後、腸内投与のために、経鼻十二指経腸チューブ、経腹孔、十二指経腸チューブあるいは空経腸チューブと接続する。
他の実施態様において、PDの治療方法において一日あたり16時間より長い時間にわたって継続的に、それを必要とする患者にレボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効量の組成物を、腸内に投与することを含む方法を開示する。
追加的に、PD患者の睡眠障害を減少する方法において、一日あたり16時間より長い時間にわたって継続的に、それを必要とする患者にレボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効量の組成物を、腸内に投与することを含む方法を開示する。
さらに他の実施態様において、PD患者の運動機能の改善方法において、一日あたり16時間より長い時間にわたって継続的に、それを必要とする患者にレボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効量の組成物を腸内に投与することを含む方法を開示する。
1つの実施態様において、PD患者の夜間の障害を減少させる方法において、一日あたり16時間より長い時間にわたって継続的に、それを必要とする患者にレボドパおよび随意にカルビドパを含む製剤学的に有効量の組成物を腸内に投与することを含む方法を開示する。
従って、本発明の全ての組成物を、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間にわたる時間、継続的に投与してよい。さらには、前記組成物を、約26時間、約28時間、約30時間、約32時間、約34時間、約36時間、約38時間、約40時間、約42時間、約44時間、約46時間、約48時間、あるいはより長くにわたる時間、継続的に投与してよい。
さらに本発明は、水性担体中に懸濁された粒子の形態でのレボドパおよび随意にカルビドパを含む組成物を使用する患者の治療に関し、前記粒子は約80μmを超えない最大粒子サイズを有し、且つ前記担体は穏やかな剪断速度で少なくとも300mPasの粘度を有する。1つの実施態様において、粒子は超微粉砕されている。超微粉砕化および粒子サイズ分布分析は、英国のMicron Technologiesによって行われた。粒子は約20μmあるいはそれより小さいD90値によって特徴付けられる。前記の粒子は、約20μmあるいはそれより小さいD50値によって特徴付けられてもよい。他の実施態様において、最大粒子サイズは約70μm、約60μm、約50μm、約40μm、あるいは約30μmを超えない。さらに他の実施態様において、穏やかな剪断速度で、担体は約350mPas、約400mPas、約450mPas、約500mPas、約550mPasあるいは約600mPasの粘度を有する。
前記組成物を、レボドパおよびカルビドパの質量比が約10:1から約1:1、あるいは約5:1から約2:1、あるいは約4.5:1から約3.5:1の範囲で配合してもよく、ここで前記質量比は約4:1である。
他の実施態様において、レボドパおよび/またはカルビドパのゲルの用量を患者によって実現される臨床応答を最適化するように調整し、それはオフ時間の発現(即ち運動緩徐)の回数および持続を最小化し、且つジスキネジアのオン時間を最小化することで、日中、機能的なオン時間を最大化することを意味する。
さらに他の実施態様において、24時間にわたり継続的にレボドパおよび随意にカルビドパのゲルを投与されたPD患者は、睡眠の質の向上を経験する。
本発明の1つの実施態様の下で、レボドパおよび随意にカルビドパのゲルを単独治療として投与する。他の実施態様において、レボドパおよび/またはカルビドパのゲルをPD治療に使用される他の医薬品と同時に投与する。
1つの実施態様において、本発明の方法によれば、患者が受けるレボドパの用量は、例えば一日あたり約20〜約5000mg、約20〜約4000mg、約20〜約3000mg、約20〜約2000mg、あるいは約20〜約1000mgであってよい。例えば、本発明の方法によれば、患者は一日あたり20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490、500、510、520、530、540、550、560、570、580、590、600、610、620、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、770、780、790、800、810、820、830、840、850、860、870、880、890、900、910、920、930、940、950、960、970、980、990、1000、1010、1020、1030、1040、1050、1060、1070、1080、1090、1100、1110、1120、1130、1140、1150、1160、1170、1180、1190、1200、1210、1220、1230、1240、1250、1260、1270、1280、1290、1300、1310、1320、1330、1340、1350、1360、1370、1380、1390、1400、1410、1420、1430、1440、1450、1460、1470、1480、1490、1500、1510、1520、1530、1540、1550、1560、1570、1580、1590、1600、1610、1620、1630、1640、1650、1660、1670、1680、1690、1700、1710、1720、1730、1740、1750、1760、1770、1780、1790、1800、1810、1820、1830、1840、1850、1860、1870、1880、1890、1900、1910、1920、1930、1940、1950、1960、1970、1980、1990、2000、2010、2020、2030、2040、2050、2060、2070、2080、2090、2100、2110、2120、2130、2140、2150、2160、2170、2180、2190、2200、2210、2220、2230、2240、2250、2260、2270、2280、2290、2300、2310、2320、2330、2340、2350、2360、2370、2380、2390、2400、2410、2420、2430、2440、2450、2460、2470、2480、2490、2500、2600、2700、2800、2900、3000、3100、3200、3300、3400、3500、3600、3700、3800、3900、4000、4100、4200、4300、4400、4500、4600、4700、4800、4900あるいは5000mgのレボドパを受けてよい。
他の実施態様において、本発明の方法によれば、患者が受けるカルビドパの用量は、例えば一日あたり0〜約625mg、0〜約500mg、0〜約375mg、0〜約250mg、あるいは0〜約125mgであってよい。例えば、本発明の方法によれば、患者は一日あたり約20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490、500、510、520、530、540、550、560、570、580、590、600、610、620、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、770、780、790、800、810、820、830、840、850、860、870、880、890、900、910、920、930、940、950、960、970、980、990、1000、1010、1020、1030、1040、1050、1060、1070、1080、1090、1100、1110、1120、1130、1140、1150、1160、1170、1180、1190、1200、1210、1220、1230、1240あるいは1250mgのカルビドパを受けてよい。
他の実施態様において、本発明はレボドパおよびカルビドパを4対1の比で含むゲルである医薬組成物を含む。1つの実施態様において、調合物(Duodopa(登録商標))は以下の成分を含む(質量比):
レポドパ 2.0%
カルビドパ一水化物 0.5%
カルメロースナトリウム 2.92%
精製水で100%にする
他の実施態様において、レポドパおよび随意にカルビドパを含む医薬組成物の持続的な腸内投与は、運動症状の変動を減少させ、且つ以前にレボドパ/デカルボキシラーゼ抑制剤の錠剤による治療を受けていた、進行性PDの患者の"オン"時間を増加させる。運動症状の変動および高度ジスキネジア/ジスキネジアは、レポドパの血漿濃度が個人の治療ウィンドー内で一定の水準に保たれているために、本発明によって減少させられる。さらに他の実施態様において、運動症状の変動および高度ジスキネジア/ジスキネジアへの治療効果は、治療の初日の間に実現する。
出願人らは予想外にも、ここに記載されるレボドパ/カルビドパ組成物の持続的な腸内投与に起因する、低い耐性あるいはタキフィラキシーを見出した。さらには、1つの実施態様において、レボドパ/カルビドパの持続的な腸内投与の用量を1年の期間にわたって増加させても、副作用、例えばジスキネジアあるいは幻覚の増加が観察されなかった。さらに他の実施態様において、レボドパ/カルビドパの持続的な腸内投与の用量を2年の期間にわたって増加させても、副作用、例えばジスキネジアあるいは幻覚の増加が観察されなかった。さらに他の実施態様において、レボドパ/カルビドパの持続的な腸内投与の用量を3年の期間にわたって増加させても、副作用、例えばジスキネジアあるいは幻覚などの増加が観察されなかった。
さらには、レボドパの半減期が、持続的な投与で延長された。
従って、本組成物を、夜間、レボドパ/カルビドパを経口で投与する必要なしに、持続的に腸内投与して睡眠を補助できる。下記の実施例に示されるように、前記組成物が持続的に投与された場合、睡眠が改善され、PDに関連する他の障害が減少する。1つの実施態様において、レボドパおよびカルビドパの腸内投与によって、患者は改善した睡眠の質を経験した。さらに他の実施態様において、PDSSを調査された患者は、終日投与が開始されたとき、ある夜から次の夜にかけて、合計スコアに130%(53から122)の増加を報告した。さらに他の実施態様において、PDSSを調査された患者は、終日投与が開始されたとき、ある夜から次の夜にかけて、合計スコアに約100%、110%、120%、130%、140%、150%、160%、170%、180%、190%あるいは200%の増加を報告した。さらに他の実施態様において、PDSSスコアの改善が、2年後の追跡調査においても持続していることを示した。
1つの実施態様において、本発明は20mg/mLのレボドパ、5mg/mLのカルビドパ、増粘剤(例えばセルロース)および水を含む組成物の使用を包含する。
本発明の組成物は、随意に1つあるいはそれより多くの追加の製剤学的に適格の賦形剤を含む。用語"賦形剤"はここで、それ自身は治療剤ではなく、治療剤を対象に送達するための担体あるいは媒介剤として使用される、あるいは医薬組成物に添加してその取り扱いあるいは保存特性を改善する、または組成物の用量単位の構成を可能または容易にする、任意の物質を意味する。
例示的な賦形剤は、酸化防止剤、pHおよび容量オスモル濃度調整剤、防腐剤、増粘剤、着色剤、緩衝剤、静菌薬および安定剤を含む。一般的に言って、特定の賦形剤は、存在するなら、約0.001質量%〜約95質量%、約0.01質量%〜約80質量%、約0.02質量%〜約25質量%、あるいは約0.3質量%〜約10質量%の量で存在する。
本発明での使用のための例示的な酸化防止剤は、限定されずに、ブチル化水酸化トルエン、ブチル化水酸化アニソール、メタ重亜硫酸カリウムおよびその種のものを含む。
粘度を増加する例示的な薬剤(例えば増粘剤)は、限定されずに、セルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、カラギーナン、カルボポール、および/またはそれらの組み合わせを含む。
1つの実施態様において、本発明の組成物は随意に緩衝剤を含む。緩衝剤はpH変化減少剤を含む。本発明の様々な実施態様における使用のための例示的な類の緩衝剤は、例えば第IA族金属の重炭酸塩、第IA族金属の炭酸塩を含む第IA族金属の塩、アルカリあるいはアルカリ土類金属緩衝剤、アルミニウム緩衝剤、カルシウム緩衝剤、ナトリウム緩衝剤あるいはマグネシウム緩衝剤を含む。適した緩衝剤は、任意の前述のものの炭酸塩、リン酸塩、重炭酸塩、クエン酸塩、ホウ酸塩、酢酸塩、フタル酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩、例えばナトリウムあるいはカリウムのリン酸塩、クエン酸塩、ホウ酸塩、酢酸塩、重炭酸塩および炭酸塩を含む。
適した緩衝剤の限定されない例は、アルミニウム、水酸化マグネシウム、グリシン酸アルミニウム、酢酸カルシウム、重炭酸カルシウム、ホウ酸カルシウム、炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、グリセロ燐酸カルシウム、水酸化カルシウム、乳酸カルシウム、フタル酸カルシウム、リン酸カルシウム、コハク酸カルシウム、酒石酸カルシウム、リン酸二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、酢酸マグネシウム、アルミン酸マグネシウム、ホウ酸マグネシウム、重炭酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、乳酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、フタル酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、コハク酸マグネシウム、酒石酸マグネシウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、ホウ酸カリウム、クエン酸カリウム、メタリン酸カリウム、フタル酸カリウム、リン酸カリウム、ポリリン酸カリウム、ピロリン酸カリウム、コハク酸カリウム、酒石酸カリウム、酢酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、酪酸ナトリウム、フタル酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、合成ヒドロタルシト、ピロリン酸四カリウム、ピロリン酸四ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸三ナトリウムおよびトロメタノル(trometarnol)を含む。(一部は、The Merck Index,Merck&Co.Rahway,N.J.(2001)内に提供されているリストに基づく)。さらには、上述の緩衝剤の任意の2つあるいはそれより多くの組み合わせまたは混合物が、ここで記載される医薬組成物内で使用できる。
先述の賦形剤は当該技術分野で公知の多重の役目を有してよい。従って、上記の賦形剤の分類は決して限定としては解釈されない。
5人の患者のレボドパ/カルビドパの時間に対する必要用量を示す線図である。 一人の患者の時間に対するPD睡眠尺度の格付けを示す棒グラフである。
本発明のこれらおよび多くの他の側面は、下に示す実施例を見れば当業者には完全に明らかである。ここで提供される実施例は例示的であり、且つ、決して本発明を限定するとは解釈されない。
実施例1
ほとんどのPD患者は睡眠障害に苦しんでいる。進行性PDにおいて、ドーパミン作用性の薬剤が時には頻繁に夜間に使用され、睡眠を改善する。レボドパの24時間持続投与はごく少人数の患者および短期間においてしか調査されておらず、なぜなら耐性の発生および精神医学上の副作用に対する恐れがあるためである。5人の患者の37ヶ月までのレボドパ/カルビドパ(Duopora(登録商標))の24時間十二指腸内投与を調査した。
方法
腸内投与を介して、ゲル内の質量比4:1のレボドパ/カルビドパ(Duopora(登録商標))の24時間持続的な十二指腸内投与を受けた5人のPD患者について、病院のカルテを遡って見直した。前記調合物は、米国特許番号5,635,213号に記載されており、これはここで参照をもって開示されたものとする。供与量、効能、睡眠パターン、および副作用を記録した。
患者らを健康のためにこの養生法で治療した。従って、前向き研究記録は使用していない。一人の患者で、PD睡眠スケール("PDSS")を用いて本投与の睡眠への影響を評価した。
背景および臨床データを下の表1に示す。全ての患者は、従来の薬剤を個別に最適化された組み合わせでも、"オン−オフ"変動を有しており、全員が夜間の運動不能症を経験していた。十二指腸内レボドパ投与は、初めは日中のみで、全ての患者において運動症状の変動およびジスキネジアの著しい減少をもたらした。24時間投与では、患者全員に初めは夜間に低い投与速度で投与したが、3人は最終的には終日の最適用量を必要とした。最新の追跡調査での日平均供与量はレボドパ3015mg(2002mg〜4320mgの範囲)であった。
表1:患者背景、供与量および結果
Figure 2009543761
PD=パーキンソン病;br=ブロモクリプチン;en=エンタカポン;se=セレギリン;ro=ロピニロール;ap−inf=アポモルフィン投与(16時間あるいは24時間);am=アマンタジン;ap−inj:アポモルフィン注射;ca=カベルゴリン;トルカポン
事例1は、初めは2.5年の日中投与で治療された。24時間投与で、睡眠が著しく改善し、且つ本患者は6時間眠ることができ、それは彼が長年できなかったことであった。PDSSの自己採点は、持続的投与の最初の夜の後、53から122に上昇した。最新の追跡調査で、運動症状の変動および睡眠の両方が良好であった。
事例2は、先にドーパミン作用薬の幻覚を含む副作用を経験していた。1年の日中投与の後、24時間持続的な投与が、夜間の運動症状の変動および睡眠の両方を実質的に改善した。最新の追跡調査で、運動機能は安定していた。
事例3は、一時間ごとのレボドパ/カルビドパおよびアポモルフィンの24時間投与で過去4年間治療されていた。軽症の夜間の幻覚が数年間クロザピンで治療されていた。レボドパの用量が非常に高いレベルに増加されたにもかかわらず、クロザピンが幻覚の障害なく中止され得た。3年間の終日レボドパ投与の後、現在180mg/時間で、本患者は実質的に全く運動症状の変動がなかった。
事例4は、1週間の日中投与の後に終日投与を開始した。日中の運動機能は安定していたが、彼は未だに夜間にジストニーおよび断続的な睡眠パターンを有していた。3ヶ月、運動亢進症に基づいてアマンタジンを加え、そして彼の運動機能が改善した。本患者は現在、頻繁に投与速度を変更しており、従って経口治療と似ている。彼の"オン−オフ"変動は、最新の追跡調査では経口型混合治療と同等の程度であった。
事例5は、投与治療の開始の2週間後に終日投与を開始した。彼の運動機能および特に睡眠パターンはこの投与計画で改善した。彼は睡眠遮断および栄養不良の期間の後に生じた、幻覚症状の一回の発現がみられた。彼の運動機能は、足に軽症のジストニーがあるだけで安定したままであった。
結果
最新の観察において、患者らを23ヶ月間の持続投与で治療した(13〜37ヶ月の範囲)。全員が比較的高いレボドパの用量を有していた(単剤治療)。必要な用量は3人の患者で時間にわたって増加したが、臨床的観察によれば、一人を除いて全員に十二指腸内でのレボドパ投与に対して安定した応答が維持された(図1参照)。初めに全員の患者に、夜間に低い投与速度で投与したが、最終的には3人が終日の最適な用量を必要とした。副作用、例えばジスキネジアあるいは幻覚の増加は見られなかった。全員の患者は投与によって睡眠の質の改善を経験した。PDSSを調査された患者は、終日投与が開始されたとき、ある夜から次の夜にかけて、合計スコアに130%(53から122)の増加を報告した(図2参照)。PDSSスコアにおける改善は、2年後の追跡調査で持続していることが示された。
考察
24時間十二指腸内レボドパ投与治療は、我々の5人の患者に対して、夜間の頻繁な経口薬剤の摂取を置き換えた。投与速度の平均変化は約2年間の平均治療期間にわたって+14%であった。以前の終日レボドパ投与からの長期的な経験は、一人の患者に対して限定的であり、ここで投与速度は約5週間で86から100mg/時間(16%)に増加しなければならなかった。必要な用量における前記の素早い増加は、我々の患者の誰にも見られなかった。前記の供与量は2人の患者において時間と共に減少した。ジスキネジアあるいは幻覚の増加は見られなかった。レボドパ投与に対する安定した応答が一人を除く全ての患者で維持された。従って、24時間継続の十二指腸内レボドパ投与は、臨床的な関連耐性あるいは副作用の発現なしに、進行性PD患者の運動機能を向上させ、且つ睡眠を改善する。
本発明は特定の実施態様および実施例に関して記載されているが、本発明の概念を使用した他の実施態様が本発明の範囲を逸脱しないで可能であることが理解されるべきである。本発明は特許請求された要素、および、根本をなす原則の真の趣旨および範囲内に属する任意および全ての修正、変更、あるいは等価物によって定義される。

Claims (17)

  1. パーキンソン病治療用の薬剤製造のためのレボドパおよび随意にカルビドパの使用において、前記薬剤が、一日あたり16時間より長い時間、好ましくは一日あたり24時間までの時間、より好ましくは一日あたり24時間の時間にわたる持続的な腸内投与のために製剤学的に有効な量のレボドパおよび随意にカルビドパを含むことを特徴とする使用。
  2. 治療が進行性パーキンソン病のためであることを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 投与を1日より長い長期治療として継続することを特徴とする、請求項1あるいは2に記載の使用。
  4. パーキンソン病患者における睡眠障害の治療のための薬剤製造のためのレボドパおよび随意にカルビドパの使用において、前記薬剤が、一日あたり16時間より長い時間、好ましくは一日あたり24時間までの時間、より好ましくは一日あたり24時間の時間にわたる持続的な腸内投与のために製剤学的に有効な量のレボドパおよび随意にカルビドパを含むことを特徴とする使用。
  5. 治療が進行性パーキンソン病のためであることを特徴とする、請求項4に記載の使用。
  6. 投与を1日より長い長期治療として継続することを特徴とする、請求項4あるいは5に記載の使用。
  7. パーキンソン病患者における運動機能の治療のための薬剤製造のためのレボドパおよび随意にカルビドパの使用において、前記薬剤が、一日あたり16時間より長い時間、好ましくは一日あたり24時間までの時間、より好ましくは一日あたり24時間の時間にわたる持続的な腸内投与のために製剤学的に有効な量のレボドパおよび随意にカルビドパを含むことを特徴とする使用。
  8. 治療が進行性パーキンソン病のためであることを特徴とする、請求項7に記載の使用。
  9. 投与を1日より長い長期治療として継続することを特徴とする、請求項7あるいは8に記載の使用。
  10. パーキンソン病患者における夜間の障害の治療のための薬剤製造のためのレボドパおよび随意にカルビドパの使用において、前記薬剤が、一日あたり16時間より長い時間、好ましくは一日あたり24時間までの時間、より好ましくは一日あたり24時間の時間にわたる持続的な腸内投与のために製剤学的に有効な量のレボドパおよび随意にカルビドパを含むことを特徴とする使用。
  11. 治療が、進行性パーキンソン病のためであることを特徴とする、請求項10に記載の使用。
  12. 投与を1日より長い長期治療として継続することを特徴とする、請求項10あるいは11に記載の使用。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の使用において、組成物が水性担体中に懸濁された粒子の形態でのレボドパおよび随意にカルビドパを含み、前記粒子が80μmを超えない最大粒子サイズを有し、且つ前記担体は穏やかな剪断速度で少なくとも300mPasの粘度を有することを特徴とする使用。
  14. 粒子が、20μmまたはそれより小さいD90値、および好ましくは5μmまたはそれより小さいD50値によって特徴付けられることを特徴とする、請求項1から13のいずれか1項に記載の使用。
  15. レボドパの一日あたりの用量が、0.5mg〜5000mg、好ましくは20mg〜4000mg、より好ましくは20mg〜3000mg、さらにより好ましくは20mg〜2000mg、および最も好ましくは20mg〜1000mgの範囲内であることを特徴とする、請求項1から14のいずれか1項に記載の使用。
  16. レボドパおよびカルビドパの質量比が、10:1から1:1、好ましくは5:1から2:1、より好ましくは4.5:1から3.5:1で変動し、且つ最も好ましくは前記質量比が4:1であることを特徴とする、請求項1から15のいずれか1項に記載の使用。
  17. 薬剤がゲルの形態であることを特徴とする、請求項1から16のいずれか1項に記載の使用。
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