JP2009539924A - ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法 - Google Patents

ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法 Download PDF

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Abstract

ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法であって、次の工程:a)ホルムアルデヒドおよび水を含有する供給流A1と、主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットに供給し、かつホルムアルデヒドに富む流A2と、本質的に水から成る流A3とに分離する工程、b)トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する生成物流C1、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、場合によっては流A2を、第一の低圧蒸留塔に供給し、かつ0.1〜1.5barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサンが富化された、主としてトリオキサンおよび同時に水およびホルムアルデヒドを含有する流B1、本質的にホルムアルデヒドおよび水とから成る塔底排出流B2と、側方排出流としての主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を取り出す工程、c)塔底排出流B2と、場合によっては流A2を、トリオキサン合成反応器に供給し、かつ反応させ、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する流C1を得る工程、d)流B1を中圧蒸留塔に供給し、かつ1.0〜3.0barの圧力で蒸留し、その際、メタノール、メチラールおよびギ酸メチルを含有する低沸点物流D1と、主としてトリオキサンおよび同時にホルムアルデヒドおよび水を含有する流D2を得る工程、e)流D2を、高圧蒸留塔に供給し、かつ2.5〜10.0barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、本質的にトリオキサンから成る生成物流E2を得る工程;を有し、その際、流A2は、低圧蒸留塔またはトリオキサン合成反応器または両方に供給してよい。

Description

本発明は、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法に関する。
トリオキサンは、一般に、酸性触媒の存在下でホルムアルデヒド水溶液の反応性蒸留によって製造される。その際、蒸留物として、トリオキサン、ホルムアルデヒドおよび水を含有する混合物が発生する。引き続き、この混合物から、トリオキサンが、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレンまたは1,2−ジクロロエタン、または水と混合可能ではないその他の溶媒を用いた抽出によって分離される。
DE−A1668867は、有機溶媒を用いた抽出による、水、ホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する混合物からのトリオキサンの分離法を記載する。その際、2つの部分セクションから成る抽出セクションに、一方の端部では、水と実際に混合可能ではないトリオキサン用の有機抽出剤が送り込まれ、もう一方の端部では水が送り込まれる。この2つの部分セクション間に、トリオキサン合成からの分離されるべき蒸留物が供給される。その際、溶媒供給の側ではホルムアルデヒド水溶液が得られ、かつ水供給の側では実質的にホルムアルデヒド不含のトリオキサンの溶液が有機溶媒中で得られる。
この方法様式の欠点は、精製されなければならない抽出剤の発生である。使用される抽出剤は、一部では危険物質(ドイツ国の危険物質規定の意味でのTまたはT−物質)であり、それらの取り扱いには特別な予防措置が必要とされる。
DE−A19732291には、水性混合物からのトリオキサンの分離法が記載され、該混合物は、実質的にトリオキサン、水およびホルムアルデヒドとから成り、その際、該混合物からトリオキサンが浸透気化法によって取り出され、かつトリオキサンが富化された透過液が精留によって、一方では純粋なトリオキサンと、他方ではトリオキサン、水およびホルムアルデヒドからの共沸混合物とに分離される。実施例では、トリオキサン40質量%、水40質量%およびホルムアルデヒド20質量%とから成る水性混合物が、第一の蒸留塔内で常圧下において、水/ホルムアルデヒド−混合物と、共沸性のトリオキサン/水/ホルムアルデヒド−混合物とに分離される。該共沸性混合物は、疎水性ゼオライトを有するポリジメチルシロキサンからの膜を含有する浸透気化ユニットに導通される。トリオキサンが富化された混合物は、第二の蒸留塔内で常圧下において、トリオキサンと、再度、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドからの共沸性混合物とに分離される。この共沸性混合物は、浸透気化段階の前に返送される。
この方法様式は非常に煩雑である。殊に、浸透気化ユニットは高い投資を必要とする。
本発明の課題は、純粋なトリオキサンを獲得しながら、ホルムアルデヒド水溶液からトリオキサンを製造するための代替法を提供することである。殊に課題は、純粋なトリオキサンを獲得するための抽出工程または浸透気化工程の実施を回避する方法を提供することである。
該課題は、次の工程を有する、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法によって解決される:
a)ホルムアルデヒドおよび水を含有する供給流A1と、主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットに供給し、かつホルムアルデヒドに富む流A2と、本質的に水から成る流A3とに分離する工程;
b)トリオキサンおよび水を含有する生成物流C1、トリオキサンおよび水を含有する返送流E1と、場合によってはホルムアルデヒドに富む流A2を、第一の低圧蒸留塔に供給し、かつ0.1〜1.5barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサンが富化された、主としてトリオキサンおよび同時に水およびホルムアルデヒドを含有する流B1、本質的にホルムアルデヒドおよび水とから成る塔底排出流B2と、側方排出流としての主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を取り出す工程;
c)塔底排出流B2と、場合によっては流A2を、トリオキサン合成反応器に供給し、かつ反応させ、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する流C1を得る工程;
d)流B1を、中圧蒸留塔に供給し、かつ1.0〜4.0barの圧力で蒸留し、その際、メタノール、メチラールおよびギ酸メチルを含有する低沸点物流D1と、主としてトリオキサンおよび同時にホルムアルデヒドおよび水を含有する流D2を得る工程;
e)流D2を、高圧蒸留塔に供給し、かつ2.0〜10.0barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサンおよび水を含有する返送流E1と、本質的にトリオキサンから成る生成物流E2を得る工程;
であって、その際、流A2は、低圧蒸留塔またはトリオキサン合成反応器または両方に供給してよい。
"本質的に〜から成る"とは、前述および後述で、該当する流の少なくとも80質量%、有利には少なくとも90質量%が、挙げられた成分から成ることを意味する。"主として〜を含有する"とは、挙げられた成分が流中で主成分を表すことを、有利にはこの中に少なくとも50質量%含有されていることを意味する。
トリオキサン、ホルムアルデヒドおよび水が、1barの圧力でトリオキサン69質量%、ホルムアルデヒド5質量%および水26質量%とから成る三成分共沸混合物を形成することは公知である。
本発明により、該三成分共沸混合物は、第一および第二の蒸留段階を異なる圧力で実施することによる、圧力交互変化蒸留(Druckwechseldestillation)によって分離される。低圧蒸留段階では、トリオキサンおよびホルムアルデヒドに富む水性混合物から、ほんの少しに過ぎないホルムアルデヒドを含有するトリオキサン富化のトリオキサン/水/ホルムアルデヒド−混合物が分離除去される。トリオキサン富化のトリオキサン/水/ホルムアルデヒド−混合物は、後接続された高圧蒸留段階で、一方ではトリオキサン富化のトリオキサン/水/ホルムアルデヒド−混合物と、他方では実際に純粋なトリオキサンとに分離される。低圧蒸留段階と高圧蒸留段階との間には、低沸点物を分離除去するために、なお中圧蒸留段階が準備されている。本発明により、さらに低圧蒸留段階から、高い割合の水を有するホルムアルデヒド/水−混合物が側方排出物として取り出され、これは水−分離のために水性のホルムアルデヒド−供給流と一緒にホルムアルデヒド−濃縮段階に供給される。
高圧蒸留塔、中圧蒸留塔もしくは低圧蒸留塔として、任意の蒸留塔、例えば規則充填塔または棚段塔が考慮に入れられる。蒸留塔は、任意の内部構造物、規則充填物または不規則充填堆積物を含有してよい。以下において、全ての圧力データは、該当する塔の頂部での圧力に適用される。
第一の方法工程a)では、ホルムアルデヒドおよび水を含有する供給流A1と、主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3が、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットに供給され、かつホルムアルデヒド含有流A2と、本質的に水から成る流A3とに分離される。
一般的に、供給流A1は、ホルムアルデヒド20〜65質量%および水35〜80質量%を含有する。返送流B3は、一般的に、水15〜70質量%、ホルムアルデヒド10〜50質量%およびトリオキサン1〜30質量%を含有する。ホルムアルデヒドに富む流A2は、一般的に、ホルムアルデヒド45〜75質量%、水20〜55質量%およびトリオキサン0.1〜15質量%を含有する。本質的に水から成る流A3は、一般的に、水90〜100質量%および同時になお僅かな量のホルムアルデヒドおよびギ酸ならびに、通常、トリオキサン合成に際して生じるその他の成分、例えばジメトキシジメチルエーテルおよびトリメトキシジメチルエーテルを、例えば計10.0質量%までの量で含有する。
ホルムアルデヒド/水−混合物の濃縮a)は、一般的に0.1〜10.0barの圧力で、有利には圧力蒸留塔内で、一般的に1.0〜10.0barの圧力で行われ、その際、塔底で、本質的に水から成る水性流が排出される。そのような塔は、例えば5.5barの圧力、147℃の塔頂温度および156℃の塔底温度で運転されうる。
方法工程b)では、トリオキサン合成反応器中で作製される、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する生成物流C1、トリオキサンおよび水を含有する返送流E1と、場合によっては濃縮−ユニットからのホルムアルデヒドに富む流A2が、第一の低圧蒸留塔に供給される。流A2は、完全にまたは部分的にトリオキサン合成反応器に直接供給してもよい。
有利には、低圧蒸留塔に、流E1が側方フィード流として、塔の上部三分の一で、例えば塔頂部より1〜20理論段下に供給され、かつ流C1が側方フィード流として、塔の下部三分の一で、有利には塔底部より1〜20理論段上に供給される。流A2が、完全にまたは部分的に低圧塔に供給される場合、これは一般的に、塔の下部三分の一で、有利には塔底より1〜15理論段上で行われる。
低圧塔は、一般的に0.1〜1.5barの圧力で、有利には真空中で0.5〜0.9barの圧力で運転される。有利には塔頂排出流として、トリオキサンが富化された、主としてトリオキサンおよび同時に水およびホルムアルデヒドを含有する流B1、本質的にホルムアルデヒドおよび水とから成る塔底排出流B2と、側方排出流としての主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3が発生する。側方排出流は、一般的に上部半分で、有利には塔の上部三分の一で取り出される。任意に、低圧蒸留塔から、有利には下部三分の一で、高沸点物を含有する側方排出流B4が取り出され、その結果、高沸点物が該方法から放出される。
低圧蒸留塔は、一般的に2〜50、有利には4〜40の理論段を有する。
トリオキサンが富化された流B1は、一般的に、トリオキサン50〜75質量%、ホルムアルデヒド1〜25質量%および水10〜40質量%を含有する。塔底排出流B2は、一般的に、ホルムアルデヒド50〜95質量%および水5〜40質量%を含有する。それは同時にトリオキサンを、一般的に0〜10質量%の量で、ならびに場合によっては僅かな量のギ酸を含有してよい。
方法工程c)では、塔底排出流B2および場合によっては流A2がトリオキサン合成反応器に供給され、かつ反応され、その際、トリオキサンおよび水を含有する流C1が得られる。ホルムアルデヒド−濃縮からの流A2は、完全にまたは部分的にトリオキサン合成反応器に供給されうる。
本発明による方法の一実施態様では、水/ホルムアルデヒド−混合物は、トリオキサン合成段階c)で、酸性の均一触媒または不均一触媒、例えばイオン交換体樹脂、ゼオライト、硫酸またはp−トルエンスルホン酸の存在下で、一般的に70〜130℃の温度で反応される。トリオキサン合成は、固定床反応器または流動床反応器中で、不均一触媒、例えばイオン交換体樹脂またはゼオライトを用いて実施されうる。
生成物流C1は、一般的に、トリオキサン、ホルムアルデヒドおよび水を主成分として、かつ同時に、通常、トリオキサン合成に際して形成された低沸点物および高沸点物を含有する。それは一般的に、トリオキサン−低沸点物0.1〜35質量%を含有し、かつ高沸点物を、例えば0.1〜10.0質量%の量で含有していてよい。
有利には、生成物流C1は、低圧蒸留塔に塔底近くで供給される蒸気流である。高沸点物を放出するために、トリオキサン合成反応器中に含まれた反応混合物の一部を時々取り出してよい。
本発明による方法の一実施態様では、トリオキサン合成段階c)と低圧蒸留段階b)とは一緒に反応性蒸留として反応塔内で実施される。これは留去部で、不均一触媒からの触媒−固定床を含有してよい。代替的に、反応性蒸留は均一触媒の存在下でも実施されえ、その際、酸性触媒は、水/ホルムアルデヒド−混合物と一緒に塔底で存在する。次いで側方排出流B3が、反応性蒸留塔から精留部での適した箇所で取り出される。
方法工程d)では、流B1が中圧蒸留塔に供給され、かつ1.0〜3.0bar、有利には1.5〜2.5barの圧力で蒸留され、その際、一般的にメタノール、メチラールおよびギ酸メチルを含有する低沸点物流D1と、主としてトリオキサンおよび同時にホルムアルデヒドおよび水を含有する流D2が得られる。流D2は、本質的に流B1のように構成されており、しかしながら、本質的に低沸点物をもはや含有しない。
一般的に、低沸点物流は少なくとも25質量%が、一般的にメタノール、メチラールおよびギ酸メチルからの低沸点物と、場合によっては他の低沸点物とから成る。低沸点物流D1は、一般的に塔頂排出流として獲得され、流D2は、塔底部で取り出される。
中圧蒸留塔は、一般的に2〜50、有利には4〜40の理論段を有する。
さらなる工程e)では、流D2が高圧蒸留塔に供給され、かつ2.0〜10.0bar、有利には3.0〜6.0barの圧力で蒸留され、その際、トリオキサンおよび水を含有する返送流E1と、本質的にトリオキサンから成る生成物流E2が得られる。
返送流E1は、一般的に、トリオキサン25〜75質量%、水10〜50質量%およびホルムアルデヒド1〜25質量%を含有する。トリオキサン−流E2は、一般的に少なくとも99.0質量%が、有利には少なくとも99.99質量%がトリオキサンから成る。それは同時に、水およびギ酸を、例えば>0.001質量%の量で、かつ高沸点物を含有してよい。
高圧蒸留塔は、一般的に2〜50、有利には4〜40の理論段を有する。
有利には、高圧蒸留塔から流D2が側方フィード流として供給され、流E1が塔頂排出流として取り出され、かつ流E2が塔底排出流として取り出される。流E2はまた、ガス状の側方排出として、フィード部と塔底部との間で取り出されうる。
本発明による方法のとりわけ有利な一実施態様では、低圧蒸留b)は、0.5〜0.9barの圧力で、中圧蒸留c)は、1.5〜2.5barの圧力で、かつ高圧蒸留d)は、4.0〜6.0barの圧力で実施される。
本発明による方法の一実施態様では、生成物流E2は、さらになお精製される。このために、それは精留塔に供給かつ蒸留されえ、その際、純粋−トリオキサン−流F1と、トリオキサンおよび高沸点物を含有する流F2が得られる。流F1は、一般的に塔頂部で取り出され、かつ>99.9質量%の純度を有する純粋なトリオキサンから成る。流F2は、一般的に塔底部で取り出され、かつ高沸点物を含有する。それは同時に、トリオキサンを、一般的に少なくとも10質量%、有利には少なくとも50質量%含有する。有利には、流F2は、トリオキサン合成反応器中に返送される。トリオキサン精留塔は、一般的に1〜40、有利には2〜20の理論段を有し、かつ一般的に0.1〜2.5barの圧力で、有利には0.75〜1.5barの圧力で運転される。
精留塔内への供給前に、流E2は吸着床に導通されえ、その結果、微量の水およびギ酸が除去される。適した吸着体は、例えばモレキュラーシーブ、イオン交換体、ゼオライト、モルデン沸石およびシリカゲルならびに当業者に公知の他の吸着体である。
その純度が一般的に>99.9質量%、有利には>99.99質量%である、得られた純粋−トリオキサンは、有利には、ポリオキシメチレン(POM)またはポリオキシメチレン誘導体、例えばポリオキシメチレンジメチルエーテル(POMDME)およびジアミノジフェニルメタン(MDA)の製造のために使用される。
本発明は、以下の実施例によって詳細に説明される。
本発明による方法の一実施態様を示す図
実施例
図は、本発明による方法の一実施態様を示す。そこでは単に主成分のホルムアルデヒド、水およびトリオキサンのみが示される。これらの主成分の含有率が合計で100%未満である流は、通常、トリオキサン合成に際して形成された副成分を含有する。
圧力蒸留塔2に、ホルムアルデヒド49質量%および水51質量%からの供給流1(=A1)と、ホルムアルデヒド22質量%、水70質量%およびトリオキサン8質量%からの返送流10(=B3)を供給する。圧力蒸留塔2を、6barの圧力、160℃の塔底温度および148℃の塔頂温度で運転する。塔頂排出流3(=A2)として、ホルムアルデヒド54質量%、水41質量%およびトリオキサン5質量%からの混合物を得る。塔底排出流4(=A3)として、なお僅かな量のギ酸(1.4質量%)およびホルムアルデヒド(0.6質量%)を含有する、水98質量%からの排水流を得る。塔頂排出流3を、攪拌容器として形成されているトリオキサン合成反応器5に供給する。生成物流6(=C1)は、トリオキサン25質量%、水22質量%、ホルムアルデヒド45質量%およびギ酸5質量%ならびに僅かな量の合成に際して形成された副成分を含有する。この生成物流6は、蒸気状で、20の理論段を有する低圧蒸留塔7に、第一の理論段の高さで供給する。さらに、蒸留塔7に、トリオキサン65質量%、水31質量%およびホルムアルデヒド4質量からの返送流15(=E1)を、19段目の理論段の高さで側方フィード流として供給する。塔7を、0.6barの圧力で運転し、塔底温度は約93℃であり、塔頂温度は約62℃である。ホルムアルデヒド3質量%、水26質量%およびトリオキサン70質量%からの塔頂排出流8(B=1)と、ホルムアルデヒド65質量%、水22質量%およびトリオキサン7質量%からの塔底排出流9(=B2)を得る。該塔底排出流9を、トリオキサン合成反応器5に供給する。そのうえ、14段目の理論段の高さで、返送流10(=B3)を側方排出流として取り出す。塔頂排出流8を、23の理論段を有する中圧蒸留塔11に、5段目の理論段の高さで供給する。塔11を、1.6barの圧力で運転し、塔底温度は約105℃であり、塔頂温度は約62℃である。塔頂排出流12(=D1)として、メタノール19質量%、メチラール54質量%およびギ酸メチル25質量%からの混合物を得る。塔底排出流13(=D2)として、ホルムアルデヒド3質量%、水26質量%およびトリオキサン71質量%からの混合物を得る。塔底排出流13を、24の理論段を有する高圧蒸留塔14に、22段目の理論段の高さで供給する。この塔を5barで運転し、塔底温度は約176℃であり、塔頂温度は約143℃である。塔頂排出流としての返送流15(=E1)と、塔底排出流としてのトリオキサン>99.9質量%からの純粋生成物流16(=E2)を得る。
1 供給材料、 2 圧力蒸留塔、 3 塔頂排出流、 4 塔底排出流、 5 トリオキサン合成反応器、 6 生成物流、 7 蒸留塔、 8 塔頂排出流、 9 塔底排出流、 10 返送流、 11 中圧蒸留塔、 12 塔頂排出流、 13 塔底排出流、 14 高圧蒸留塔、 15 返送流、 16 純粋生成物流

Claims (13)

  1. ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法であって、次の工程:
    a)ホルムアルデヒドおよび水を含有する供給流A1と、主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットに供給し、かつホルムアルデヒドに富む流A2と、本質的に水から成る流A3とに分離する工程;
    b)トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する生成物流C1、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、場合によっては流A2を、第一の低圧蒸留塔に供給し、かつ0.1〜1.5barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサンが富化された、主としてトリオキサンおよび同時に水およびホルムアルデヒドを含有する流B1、本質的にホルムアルデヒドおよび水とから成る塔底排出流B2と、側方排出流としての主として水および同時にホルムアルデヒドおよびトリオキサンを含有する返送流B3を取り出す工程;
    c)塔底排出流B2と、場合によっては流A2を、トリオキサン合成反応器に供給し、かつ反応させ、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する流C1を得る工程;
    d)流B1を、中圧蒸留塔に供給し、かつ1.0〜3.0barの圧力で蒸留し、その際、メタノール、メチラールおよびギ酸メチルを含有する低沸点物流D1と、主としてトリオキサンおよび同時にホルムアルデヒドおよび水を含有する流D2を得る工程;
    e)流D2を、高圧蒸留塔に供給し、かつ2.5〜10.0barの圧力で蒸留し、その際、トリオキサン、水およびホルムアルデヒドを含有する返送流E1と、本質的にトリオキサンから成る生成物流E2を得る工程;
    を有し、その際、流A2は、低圧蒸留塔またはトリオキサン合成反応器または両方に供給してよい、ホルムアルデヒドからトリオキサンを製造するための一体化法。
  2. 低圧蒸留b)を、0.1〜1.5barの圧力で、中圧蒸留c)を、1.0〜4.0barの圧力で、かつ高圧蒸留d)を、2.0〜10.0barの圧力で実施することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 低圧蒸留塔から流B1を塔頂排出流として取り出すことを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 低圧蒸留塔に、流E1を側方フィード流として、塔の上部三分の一で、塔頂部より1〜20理論段下に供給し、かつ流C1を側方フィード流として、塔の下部三分の一で、塔底部より1〜20理論段上に供給することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 中圧蒸留塔から、流D1を塔頂排出流として取り出し、かつ流D2を塔底排出流として取り出すことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 高圧蒸留塔から、流E1を塔頂排出流として取り出し、かつ流E2を塔底排出流として取り出すことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 工程a)で、ホルムアルデヒド−濃縮ユニットが圧力蒸留塔であり、かつ流A3を水性の塔底排出流として取り出すことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. ホルムアルデヒド−濃縮ユニットが流下液膜式蒸発器であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  9. 低圧蒸留塔から、下部三分の一で、塔底部より1〜5理論段上で、高沸点物を含有する側方排出流B4を取り出すことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. トリオキサン合成反応器から、高沸点物を含有する流B4を取り出すことを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  11. 生成物流E2を精留塔に供給かつ蒸留し、その際、純粋−トリオキサン−流F1と、トリオキサンおよび高沸点物を含有する流F2を得ることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 流F2をトリオキサン合成反応器中に返送することを特徴とする、請求項11記載の方法。
  13. 流E2を、精留塔内への供給前に吸着床に導通し、その際、微量の水およびギ酸を流E2から除去することを特徴とする、請求項11または12記載の方法。
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