JP2009536933A5 - - Google Patents

Claims (22)

1. 下記式(I)の化合物を有する薬物。
   

   

   （I）
   （式中、
   R¹及びR²は、相互独立に水素又はC₁-C₁₂-アルキルであり、
   R³〜R¹¹は、相互独立に水素、C₁-C₁₂-アルキル、ヒドロキシル又はC₁-C₁₂-アルコキシであり、かつ
   破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）
2. 下記式(Ia)、(Ib)、(Ic)及び/又は(Id)の化合物を有する薬物。
   

   
3. 下記式(I)の化合物：
   

   

   （I）
   （式中、
   R ¹ 及びR ² は、相互独立にC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
   R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
   破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
4. R¹及びR²がメチルである、請求項3に記載の化合物。
5. 下記式(Ia)、(Ib)、(Ic)及び(Id)の請求項3に記載の化合物。
   

   
6. (a)AhRの細胞核内への転位置を低減又は阻止するため、(b)UVB-誘導遺伝子発現を低減又は阻止するため、(c)多環式芳香族炭化水素によって誘導されるか又は誘導可能な遺伝子発現を低減又は阻止するため、及び/又は(d)UVB-誘導されるか又はUVB-誘導可能な皮膚損傷を低減又は阻止するため十分な量の下記式(I)の化合物を含む製剤：
   

   

   （I）
   （式中、
   R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
   R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
   破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
7. 1種以上のUVフィルターを更に有する、請求項6に記載の製剤。
8. 前記式（Ｉ）の化合物が、下記式（Ｉａ）、（Ｉｂ）、（Ｉｃ）若しくは（Ｉｄ）の化合物であることを特徴とする、請求項６又は７に記載の製剤。
   

   
9. 前記多環式芳香族炭化水素がTCDDであることを特徴とする、請求項６〜８のいずれか１項に記載の製剤。
10. 前記UVB-誘導されるか又はUVB-誘導可能な皮膚損傷が、皮膚癌、皮膚老化、皮膚炎症又は日焼けであることを特徴とする、請求項６〜９のいずれか１項に記載の製剤。
11. 前記1種以上のUVフィルターが、1種以上のUVBフィルター及び/又は1種以上のUVAフィルターであることを特徴とする、請求項７〜１０のいずれか１項に記載の製剤。
12. 下記式(I)の化合物、又は請求項６〜１１のいずれか１項に記載の製剤の、皮膚保護剤、光防護剤及び/又はAhRアンタゴニストとしての使用：
    

    

    （I）
    （式中、
    R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
    R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
    破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
13. 前記式（Ｉ）の化合物が、下記式（Ｉａ）、（Ｉｂ）、（Ｉｃ）若しくは（Ｉｄ）の化合物であることを特徴とする、請求項１２に記載の使用。
    

    
14. 下記式(I)の化合物、又は請求項６〜１１のいずれか１項に記載の製剤の、薬物の調製のための使用：
    

    

    （I）
    （式中、
    R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
    R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
    破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
15. 前記式（Ｉ）の化合物が、下記式（Ｉａ）、（Ｉｂ）、（Ｉｃ）若しくは（Ｉｄ）の化合物であることを特徴とする、請求項１４に記載の使用。
    

    
16. 下記式(I)の化合物の、(a)AhRの細胞核内への転位置を低減又は阻止するため、(b)UVB-誘導遺伝子発現を低減又は阻止するため、(c)多環式芳香族炭化水素によって誘導されるか又は誘導可能な遺伝子発現を低減又は阻止するため、及び/又は(d)UVB-誘導されるか又はUVB-誘導可能な皮膚損傷を低減又は阻止するための製剤の調製のための使用：
    

    

    （I）
    （式中、
    R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
    R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
    破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
17. 前記式（Ｉ）の化合物が、下記式（Ｉａ）、（Ｉｂ）、（Ｉｃ）若しくは（Ｉｄ）の化合物であることを特徴とする、請求項１６に記載の使用。
    

    
18. 前記多環式芳香族炭化水素がTCDDであることを特徴とする、請求項１６又は１７に記載の使用。
19. 前記UVB-誘導されるか又はUVB-誘導可能な皮膚損傷が、皮膚癌、皮膚老化、皮膚炎症又は日焼けであることを特徴とする、請求項１６〜１８のいずれか１項に記載の使用。
20. 皮膚を保護する化粧方法であって、保護すべき皮膚に、下記式(I)の化合物、又は請求項６〜１１のいずれか１項に記載の製剤を適用することを特徴とする方法：
    

    

    （I）
    （式中、
    R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、
    R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシであり、かつ
    破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。
21. 前記式（Ｉ）の化合物が、下記式（Ｉａ）、（Ｉｂ）、（Ｉｃ）若しくは（Ｉｄ）の化合物であることを特徴とする、請求項２０に記載の方法。
    

    
22. 下記式(I)の化合物の調製方法であって、下記スキームに従うインダンと芳香族アルデヒドとの反応工程を有する方法：
    

    

    （式中、R ¹ 及びR ² は、相互独立に水素又はC ₁ -C ₁₂ -アルキルであり、R ³ 〜R ¹¹ は、相互独立に水素、C ₁ -C ₁₂ -アルキル、ヒドロキシル又はC ₁ -C ₁₂ -アルコキシである。）；
    

    

    （I）
    （式中、R ¹ 〜R ¹¹ は上記で定義された通りであり、破線は、二重結合又は2個の水素のどちらかを表す。）。