JP2009536913A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009536913A5 JP2009536913A5 JP2009508195A JP2009508195A JP2009536913A5 JP 2009536913 A5 JP2009536913 A5 JP 2009536913A5 JP 2009508195 A JP2009508195 A JP 2009508195A JP 2009508195 A JP2009508195 A JP 2009508195A JP 2009536913 A5 JP2009536913 A5 JP 2009536913A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- stream
- hydrogen chloride
- heat exchanger
- condensate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 111
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N HCl Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 46
- IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N hydrogen chloride Substances Cl.Cl IXCSERBJSXMMFS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 45
- 229910000041 hydrogen chloride Inorganic materials 0.000 claims description 45
- 238000004821 distillation Methods 0.000 claims description 25
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 21
- 239000000356 contaminant Substances 0.000 claims description 20
- 239000003344 environmental pollutant Substances 0.000 claims description 16
- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 claims description 16
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 11
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims description 10
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 9
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 9
- 238000005755 formation reaction Methods 0.000 claims description 9
- 238000010992 reflux Methods 0.000 claims description 8
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 5
- 150000001491 aromatic compounds Chemical class 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 3
- YGYAWVDWMABLBF-UHFFFAOYSA-N phosgene Chemical group ClC(Cl)=O YGYAWVDWMABLBF-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 230000005587 bubbling Effects 0.000 claims 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 239000004788 BTU Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005345 coagulation Methods 0.000 description 2
- 230000015271 coagulation Effects 0.000 description 2
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Description
別の好ましい態様において、工程i)は:
i1)液体を、前記塔の底部からリボイラー(または再煮沸器)へ供給して、塔の底部に対するストリッピング(または放散)蒸気を発生させること、および
i2)残存するいずれの液体をも、処理のためにリボイラーから収集容器へ移すこと
を含み、前記i1)においては、泡立ち(またはフォーミング)作用を防ぐために、リボイラーが前記液体を小さい熱流束で加熱する。好ましくは、リボイラーに到達する液体の5%〜95%が蒸発させられる。最も好ましくは、リボイラーの設計はフォーム(または泡)の生成を防ぎ、かつ下限として500〜20,000BTU/hr/ft2、および上限として3,000〜30,000BTU/hr/ft2の熱流束を有する。いずれのより好ましい態様においても、リボイラーから除去された液体の一部は塩化水素および汚染物質を含み、第一熱交換器に供給されるガスストリーム中に、最も好ましくは、入ってくるガスストリームの重量の1〜25重量%の量で噴霧される。
i1)液体を、前記塔の底部からリボイラー(または再煮沸器)へ供給して、塔の底部に対するストリッピング(または放散)蒸気を発生させること、および
i2)残存するいずれの液体をも、処理のためにリボイラーから収集容器へ移すこと
を含み、前記i1)においては、泡立ち(またはフォーミング)作用を防ぐために、リボイラーが前記液体を小さい熱流束で加熱する。好ましくは、リボイラーに到達する液体の5%〜95%が蒸発させられる。最も好ましくは、リボイラーの設計はフォーム(または泡)の生成を防ぎ、かつ下限として500〜20,000BTU/hr/ft2、および上限として3,000〜30,000BTU/hr/ft2の熱流束を有する。いずれのより好ましい態様においても、リボイラーから除去された液体の一部は塩化水素および汚染物質を含み、第一熱交換器に供給されるガスストリーム中に、最も好ましくは、入ってくるガスストリームの重量の1〜25重量%の量で噴霧される。
蒸留工程の間、蒸留塔に供給されるガスの温度は好ましくは0〜−35℃の温度まで低下させられる。
第二の広い態様において、本発明は:
a)前記塩化水素含有ガスを圧縮すること、
b)得られる圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却して、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること、
c)前記第一熱交換器からの前記第一ガスストリームを、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給し、その結果、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、それによって、前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部からの前記塩化水素ガスを第三熱交換器の一方の側に供給し、前記塔の底部からの前記汚染物質を前記第三熱交換器の他方の側に供給して、前記第三熱交換器を通る塩化水素ガスと接触させてフラッシュ(flash、または急速に再蒸発)させ、かつ冷却し、それによって以下のストリーム:
1)汚染物質を含む第二ガスストリーム、
2)汚染物質ストリーム、
3)冷却された第三ガスストリーム、および
4)第二凝縮物ストリーム
を形成すること、
e)前記第三ガスストリームを第二熱交換器に供給し、それによって、塩化水素ガスを一部凝縮して第三凝縮物ストリームおよび第四ガスストリームを形成すること、
f)前記第二凝縮物ストリームと前記第三凝縮物ストリームとを組み合わせて、結果として生じる複合ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して前記塔に還流を供給すること、
g)前記第一凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給される場所よりも下にて供給すること、
h)工程d)からの前記第四ガスストリームを、前記第一熱交換器へ、冷媒として供給すること、および
i)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること
を含む。
a)前記塩化水素含有ガスを圧縮すること、
b)得られる圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却して、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること、
c)前記第一熱交換器からの前記第一ガスストリームを、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給し、その結果、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、それによって、前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部からの前記塩化水素ガスを第三熱交換器の一方の側に供給し、前記塔の底部からの前記汚染物質を前記第三熱交換器の他方の側に供給して、前記第三熱交換器を通る塩化水素ガスと接触させてフラッシュ(flash、または急速に再蒸発)させ、かつ冷却し、それによって以下のストリーム:
1)汚染物質を含む第二ガスストリーム、
2)汚染物質ストリーム、
3)冷却された第三ガスストリーム、および
4)第二凝縮物ストリーム
を形成すること、
e)前記第三ガスストリームを第二熱交換器に供給し、それによって、塩化水素ガスを一部凝縮して第三凝縮物ストリームおよび第四ガスストリームを形成すること、
f)前記第二凝縮物ストリームと前記第三凝縮物ストリームとを組み合わせて、結果として生じる複合ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して前記塔に還流を供給すること、
g)前記第一凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給される場所よりも下にて供給すること、
h)工程d)からの前記第四ガスストリームを、前記第一熱交換器へ、冷媒として供給すること、および
i)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること
を含む。
図1に示されるように、汚染された塩化水素ガス(ストリームAとして示される)がコンプレッサー(または圧縮器)1に入り、コンプレッサーを出て第一熱交換器2に入る。第一熱交換器を通る時に、圧縮ガスは、汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低い温度に、かつ霧の発生を防ぐのに十分な低速で冷却される。二個のストリーム、即ち、第一凝縮物ストリームCおよび第一ガスストリームBが、第一熱交換器から流れ出る。第一ガスストリームBは、蒸留塔3へ、塔の頂部と底部との間の場所にて供給される。蒸留塔において、液体とガスとの間で物質輸送が起こり、汚染物質が塔の底部で濃縮され、塩化水素ガスが塔の下方部で濃縮される。塩化水素ガスは、塔の頂部から第二熱交換器4(ストリーム(図中に、交換器の一方の側から入り他方の側から出る矢印で示されている)を介して適切な冷却剤が供給される)に供給され(ストリームD)、そこでガスは一部凝縮されて、第二凝縮物ストリームEおよび第二ガスストリームFが生成される。第二凝縮物ストリームEは、塔の頂部にフィードバックされて塔に還流を供給する。第一凝縮物ストリームCは、塔の、第一ガスストリームBが供給される場所よりも下に供給される。第二ガスストリームFは、冷媒として第一熱交換器にフィードバックされる。精製された塩化水素ガスはストリームGを介して第一熱交換器から回収され、塔の缶出液(濃縮された汚染物質を含む)は、後続の処理のために、ストリームHを介して収集容器(図示せず)に供給される。
図2の配置は図1の配置と類似しており、数個の追加の改良が示されている。図2において、改良点の全てが使用されるような方法が説明される。技術者はもちろん、改良点を全部は使用しなくてよいことを理解するだろう。図示されるように、入口ガスストリームAはコンプレッサー1に入り、コンプレッサーを出て、第一熱交換器2に入る。第一熱交換器を通る時に、圧縮ガスは、汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低い温度に、かつ霧の発生を防ぐのに十分な低速で冷却される。二個のストリーム、即ち、第一凝縮物ストリームCおよび第一ガスストリームBが、第一熱交換器から流れ出る。第一ガスストリームBは、蒸留塔3へ、塔の頂部と底部との間の場所にて供給される。蒸留塔において、液体とガスとの間で物質輸送が起こり、汚染物質が塔の底部で濃縮され、塩化水素ガスが塔の下方部で濃縮される。第一熱交換器からの凝縮物は固体トラップ容器5の中に流れ込む(ストリームC’)。一個より多くの容器を使用する場合、それらは互いに取り換えて使用してよい。分離容器において二つのストリーム、即ち、収集され、除去されて廃棄物にされ得る固体ストリームC’’および第三凝縮物ストリームCが結果として生じる。第三凝縮物ストリームC(固体を含まない)は、蒸留塔へ、第一ガスストリームが供給される場所よりも下の場所にて、液体フィードとして供給される。
コンプレッサー1は、圧力を約5〜30barの絶対圧力、好ましくは12barより大きい絶対圧力に増加させることのできる装置であれば、いずれの種類のものであってもよい。好ましいコンプレッサーには、適宜オイル・インジェクションを備えた、ピストンコンプレッサー、スクリューコンプレッサー、および遠心コンプレッサーが含まれる。ガスの最終圧力は、システム全体における圧力降下に打ち勝つように調節しなければならない。
例示の目的のために、先に本発明を詳細にわたって記載してきたが、このような詳細はその目的のためだけのものであって、特許請求の範囲によって限定されているものを除いて、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その中で変更され得ると理解されるべきである。
本願発明は以下の態様を含む。
(態様1)
塩化水素を含むガスから、塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素を含むガスを圧縮すること、
b)得られた圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却し、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること
c)前記第一ガスストリームを、前記第一熱交換器から、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給して、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、そしてそれによって前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部から第二熱交換器へ前記塩化水素ガスを供給し、塩化水素ガスを一部凝縮して第二凝縮物ストリームおよび第二ガスストリームを生成させること、
e)前記第二凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して、前記塔に還流を供給すること、
f)前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給された場所よりも下にて、前記第一凝縮物ストリームを供給すること、
g)工程d)からの前記第二ガスストリームを、前記第一熱交換器へ冷媒として供給すること、
h)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること、および
i)前記塔の底部から収集容器へ、前記汚染物質を供給すること
を含む方法。
(態様2)
ガスストリームに含まれる汚染物質が塩素化芳香族化合物である、態様1に記載の方法。
(態様3)
塩化水素の沸点と塩素化芳香族化合物の沸点との間の中間沸点範囲にある汚染物質もまた、ガスストリームに含まれる、態様2に記載の方法。
(態様4)
前記中間物がホスゲンであり、前記中間物を前記蒸留塔から取り出す、態様3に記載の方法。
(態様5)
前記第一熱交換器において、圧縮ガスの温度を+10℃〜−25℃の温度に低下させる、態様1に記載の方法。
(態様6)
工程a)において、ガスを5〜30barの絶対圧力に圧縮する、態様1に記載の方法。
(態様7)
工程f)が:
f1)前記第一凝縮物を(一個または複数個の)分離容器に供給して固体をトラップし、そこで固体ストリームおよびあふれ出た凝縮物ストリームを形成させること、
f2)前記あふれ出た凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、第一ガスストリームが供給される場所よりも下の場所にて供給すること
を含む、態様1に記載の方法。
(態様8)
工程e)が:
e1)存在するいずれの固体をもトラップするため、および固体ストリームおよび第三凝縮ストリームを形成するために使用される、一個またはそれより多くの分離容器に、前記第二凝縮物ストリームを供給すること、
e2)前記第三凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部に供給して、前記塔に還流を供給すること
を含む、態様1に記載の方法。
(態様9)
工程i)が:
i1)前記塔の底部からの液体を、リボイラーへ供給して、塔の底部のためにストリッピング蒸気を発生させること、および
i2)残存するいずれの液体をも、処理のためにリボイラーから収集容器へ移すこと
を含み、リボイラーは、泡立ち作用を防ぐために前記液体を小さい熱流束で加熱する、態様1に記載の方法。
(態様10)
リボイラーが、フォームの生成を防ぐように設計され、かつ下限として500〜20,000BTU/hr/ft 2 および上限として3,000〜30,000BTU/hr/ft 2 の熱流束を有する、態様9に記載の方法。
(態様11)
リボイラーから取り出される液体の一部が塩化水素および汚染物質を含み、第一熱交換器に供給されるガスストリーム中に噴霧される、態様9に記載の方法。
(態様12)
前記リボイラーに供給される液体の5〜95重量%を蒸発させる、態様9に記載の方法。
(態様13)
第一熱交換器からの精製された塩化水素ガスを、活性炭で処理することにより更に精製する、態様1に記載の方法。
(態様14)
塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を、塩化水素含有ガスから除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素含有ガスを圧縮すること、
b)得られる圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却して、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること
c)前記第一熱交換器からの前記第一ガスストリームを、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給し、その結果、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、それによって、前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部からの前記塩化水素ガスを、第三熱交換器の二次気水分離器の一方の側に供給し、前記塔の底部からの前記汚染物質を前記第三熱交換器の他方の側に供給して、前記第三熱交換器を通る塩化水素ガスと接触させてフラッシュさせ、かつ冷却し、それによって以下のストリーム:
1)汚染物質を含む第二ガスストリーム、
2)汚染物質ストリーム、
3)冷却された第三ガスストリーム、および
4)第二凝縮物ストリーム
を形成すること、
e)前記第三ガスストリームを第二熱交換器に供給し、それによって、塩化水素ガスを一部凝縮して第三凝縮物ストリームおよび第四ガスストリームを形成すること、
f)前記第二凝縮物ストリームと前記第三凝縮物ストリームとを組み合わせて、結果として生じる複合ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して前記カラムに還流を供給すること
g)前記第一凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給される場所よりも下にて供給すること、
h)工程d)からの前記第四ガスストリームを、前記第一熱交換器へ、冷媒として供給すること、および
i)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること
を含む方法。
本願発明は以下の態様を含む。
(態様1)
塩化水素を含むガスから、塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素を含むガスを圧縮すること、
b)得られた圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却し、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること
c)前記第一ガスストリームを、前記第一熱交換器から、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給して、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、そしてそれによって前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部から第二熱交換器へ前記塩化水素ガスを供給し、塩化水素ガスを一部凝縮して第二凝縮物ストリームおよび第二ガスストリームを生成させること、
e)前記第二凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して、前記塔に還流を供給すること、
f)前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給された場所よりも下にて、前記第一凝縮物ストリームを供給すること、
g)工程d)からの前記第二ガスストリームを、前記第一熱交換器へ冷媒として供給すること、
h)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること、および
i)前記塔の底部から収集容器へ、前記汚染物質を供給すること
を含む方法。
(態様2)
ガスストリームに含まれる汚染物質が塩素化芳香族化合物である、態様1に記載の方法。
(態様3)
塩化水素の沸点と塩素化芳香族化合物の沸点との間の中間沸点範囲にある汚染物質もまた、ガスストリームに含まれる、態様2に記載の方法。
(態様4)
前記中間物がホスゲンであり、前記中間物を前記蒸留塔から取り出す、態様3に記載の方法。
(態様5)
前記第一熱交換器において、圧縮ガスの温度を+10℃〜−25℃の温度に低下させる、態様1に記載の方法。
(態様6)
工程a)において、ガスを5〜30barの絶対圧力に圧縮する、態様1に記載の方法。
(態様7)
工程f)が:
f1)前記第一凝縮物を(一個または複数個の)分離容器に供給して固体をトラップし、そこで固体ストリームおよびあふれ出た凝縮物ストリームを形成させること、
f2)前記あふれ出た凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、第一ガスストリームが供給される場所よりも下の場所にて供給すること
を含む、態様1に記載の方法。
(態様8)
工程e)が:
e1)存在するいずれの固体をもトラップするため、および固体ストリームおよび第三凝縮ストリームを形成するために使用される、一個またはそれより多くの分離容器に、前記第二凝縮物ストリームを供給すること、
e2)前記第三凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部に供給して、前記塔に還流を供給すること
を含む、態様1に記載の方法。
(態様9)
工程i)が:
i1)前記塔の底部からの液体を、リボイラーへ供給して、塔の底部のためにストリッピング蒸気を発生させること、および
i2)残存するいずれの液体をも、処理のためにリボイラーから収集容器へ移すこと
を含み、リボイラーは、泡立ち作用を防ぐために前記液体を小さい熱流束で加熱する、態様1に記載の方法。
(態様10)
リボイラーが、フォームの生成を防ぐように設計され、かつ下限として500〜20,000BTU/hr/ft 2 および上限として3,000〜30,000BTU/hr/ft 2 の熱流束を有する、態様9に記載の方法。
(態様11)
リボイラーから取り出される液体の一部が塩化水素および汚染物質を含み、第一熱交換器に供給されるガスストリーム中に噴霧される、態様9に記載の方法。
(態様12)
前記リボイラーに供給される液体の5〜95重量%を蒸発させる、態様9に記載の方法。
(態様13)
第一熱交換器からの精製された塩化水素ガスを、活性炭で処理することにより更に精製する、態様1に記載の方法。
(態様14)
塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を、塩化水素含有ガスから除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素含有ガスを圧縮すること、
b)得られる圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却して、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること
c)前記第一熱交換器からの前記第一ガスストリームを、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給し、その結果、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、それによって、前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部からの前記塩化水素ガスを、第三熱交換器の二次気水分離器の一方の側に供給し、前記塔の底部からの前記汚染物質を前記第三熱交換器の他方の側に供給して、前記第三熱交換器を通る塩化水素ガスと接触させてフラッシュさせ、かつ冷却し、それによって以下のストリーム:
1)汚染物質を含む第二ガスストリーム、
2)汚染物質ストリーム、
3)冷却された第三ガスストリーム、および
4)第二凝縮物ストリーム
を形成すること、
e)前記第三ガスストリームを第二熱交換器に供給し、それによって、塩化水素ガスを一部凝縮して第三凝縮物ストリームおよび第四ガスストリームを形成すること、
f)前記第二凝縮物ストリームと前記第三凝縮物ストリームとを組み合わせて、結果として生じる複合ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して前記カラムに還流を供給すること
g)前記第一凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給される場所よりも下にて供給すること、
h)工程d)からの前記第四ガスストリームを、前記第一熱交換器へ、冷媒として供給すること、および
i)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること
を含む方法。
Claims (10)
- 塩化水素を含むガスから、塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素を含むガスを圧縮すること、
b)得られた圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却し、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること
c)前記第一ガスストリームを、前記第一熱交換器から、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給して、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、そしてそれによって前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部から第二熱交換器へ前記塩化水素ガスを供給し、塩化水素ガスを一部凝縮して第二凝縮物ストリームおよび第二ガスストリームを生成させること、
e)前記第二凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して、前記塔に還流を供給すること、
f)前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給された場所よりも下にて、前記第一凝縮物ストリームを供給すること、
g)工程d)からの前記第二ガスストリームを、前記第一熱交換器へ冷媒として供給すること、
h)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること、および
i)前記塔の底部から収集容器へ、前記汚染物質を供給すること
を含む方法。 - ガスストリームに含まれる汚染物質が塩素化芳香族化合物である、請求項1に記載の方法。
- 塩化水素の沸点と塩素化芳香族化合物の沸点との間の中間沸点範囲にある汚染物質もまた、ガスストリームに含まれる、請求項2に記載の方法。
- 前記中間物がホスゲンであり、前記中間物を前記蒸留塔から取り出す、請求項3に記載の方法。
- 前記第一熱交換器において、圧縮ガスの温度を+10℃〜−25℃の温度に低下させる、請求項1に記載の方法。
- 工程a)において、ガスを5〜30barの絶対圧力に圧縮する、請求項1に記載の方法。
- 工程f)が:
f1)前記第一凝縮物を(一個または複数個の)分離容器に供給して固体をトラップし、そこで固体ストリームおよびあふれ出た凝縮物ストリームを形成させること、
f2)前記あふれ出た凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、第一ガスストリームが供給される場所よりも下の場所にて供給すること
を含む、請求項1に記載の方法。 - 工程e)が:
e1)存在するいずれの固体をもトラップするため、並びに固体ストリームおよび第三凝縮物ストリームを形成するために使用される、一個またはそれより多くの分離容器に、前記第二凝縮物ストリームを供給すること、
e2)前記第三凝縮物ストリームを前記塔の前記頂部に供給して、前記塔に還流を供給すること
を含む、請求項1に記載の方法。 - 工程i)が:
i1)前記塔の底部からの液体を、リボイラーへ供給して、塔の底部のためにストリッピング蒸気を発生させ、リボイラーが、泡立ち作用を防ぐために前記液体を小さい熱流束で加熱すること、および
i2)残存するいずれの液体をも、処理のためにリボイラーから収集容器へ移すこと
を含む、請求項1に記載の方法。 - 塩化水素より高い沸点を有する汚染物質を、塩化水素含有ガスから除去するための冷却および蒸留方法であって:
a)前記塩化水素含有ガスを圧縮すること、
b)得られる圧縮ガスを第一熱交換器において、前記汚染物質を一部凝縮させるのに十分な低温に、霧の形成を妨げるのに十分な低速度で、冷却して、それにより、第一凝縮物ストリームおよび第一ガスストリームを発生させること、
c)前記第一熱交換器からの前記第一ガスストリームを、頂部および底部を有する蒸留塔の前記頂部と前記底部との間の場所に供給し、その結果、液体とガスとの間の物質輸送を生ぜしめ、それによって、前記塔の底部の汚染物質および前記塔の頂部の塩化水素ガスを濃縮すること、
d)前記頂部からの前記塩化水素ガスを、第三熱交換器の二次気水分離器の一方の側に供給し、前記塔の底部からの前記汚染物質を前記第三熱交換器の他方の側に供給して、前記第三熱交換器を通る塩化水素ガスと接触させてフラッシュさせ、かつ冷却し、それによって以下のストリーム:
1)汚染物質を含む第二ガスストリーム、
2)汚染物質ストリーム、
3)冷却された第三ガスストリーム、および
4)第二凝縮物ストリーム
を形成すること、
e)前記第三ガスストリームを第二熱交換器に供給し、それによって、塩化水素ガスを一部凝縮して第三凝縮物ストリームおよび第四ガスストリームを形成すること、
f)前記第二凝縮物ストリームと前記第三凝縮物ストリームとを組み合わせて、結果として生じる複合ストリームを前記塔の前記頂部へ供給して前記塔に還流を供給すること
g)前記第一凝縮物ストリームを、前記蒸留塔へ、前記第一ガスストリームが供給される場所よりも下にて供給すること、
h)工程d)からの前記第四ガスストリームを、前記第一熱交換器へ、冷媒として供給すること、および
i)精製された塩化水素ガスを前記第一熱交換器から回収すること
を含む方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/433,809 | 2006-05-12 | ||
US11/433,809 US20070261437A1 (en) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | Enhanced process for the purification of anhydrous hydrogen chloride gas |
PCT/EP2007/003813 WO2007131623A2 (en) | 2006-05-12 | 2007-04-30 | Enhanced process for the purification of anyhydrous hydrogen chloride gas |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009536913A JP2009536913A (ja) | 2009-10-22 |
JP2009536913A5 true JP2009536913A5 (ja) | 2010-05-27 |
JP5303453B2 JP5303453B2 (ja) | 2013-10-02 |
Family
ID=38683841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009508195A Expired - Fee Related JP5303453B2 (ja) | 2006-05-12 | 2007-04-30 | 無水塩化水素ガスを精製するための改良された方法 |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20070261437A1 (ja) |
EP (1) | EP2021275B1 (ja) |
JP (1) | JP5303453B2 (ja) |
KR (1) | KR101332914B1 (ja) |
CN (1) | CN101448738B (ja) |
AT (1) | ATE502898T1 (ja) |
DE (1) | DE602007013388D1 (ja) |
ES (1) | ES2362019T3 (ja) |
PL (1) | PL2021275T3 (ja) |
PT (1) | PT2021275E (ja) |
RU (1) | RU2438970C2 (ja) |
TW (1) | TWI387558B (ja) |
WO (1) | WO2007131623A2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007016973A1 (de) * | 2007-04-10 | 2008-10-16 | Bayer Materialscience Ag | Regenerativer Adsorptionsprozess zur Entfernung organischer Komponenten aus einem Gasstrom |
DE102007020144A1 (de) * | 2007-04-26 | 2008-10-30 | Bayer Materialscience Ag | Kondensations-Adsorptionsprozess zur Entfernung organischer Komponenten aus einem Chlorwasserstoff enthaltenden Gasstrom |
EP2464625A2 (de) * | 2009-08-11 | 2012-06-20 | Basf Se | Verfahren zur herstellung von diisocyanaten durch gasphasenphosgenierung |
CN101817506B (zh) * | 2010-03-22 | 2011-07-20 | 临沭县华盛化工有限公司 | 原甲酸三乙酯生产中所用氯化氢气体的纯化方法 |
EP2559658A1 (en) * | 2011-08-19 | 2013-02-20 | Huntsman International LLC | A process to separate phosgene and hydrogen chloride from a fluid stream comprising phosgene and hydrogen chloride |
EP2559659A1 (en) * | 2011-08-19 | 2013-02-20 | Huntsman International Llc | A process for separating hydrogen chloride gas out of a mixture of hydrogen chloride and phosgene |
MY156181A (en) * | 2011-10-11 | 2016-01-15 | Hong In Chemical Co Ltd | Method and system for producing high-purity hydrogen chloride |
CN104755458B (zh) * | 2012-10-24 | 2017-06-20 | 巴斯夫欧洲公司 | 通过在液相中光气化胺制备异氰酸酯的方法 |
JPWO2014185499A1 (ja) * | 2013-05-15 | 2017-02-23 | 旭硝子株式会社 | 塩化水素の精製方法 |
KR101470311B1 (ko) * | 2013-07-24 | 2014-12-08 | 코아텍주식회사 | 공업용 암모니아 정제장치 |
PT2949622T (pt) * | 2014-05-27 | 2022-05-02 | Covestro Intellectual Property Gmbh & Co Kg | Processo para processar cloreto de hidrogénio a partir da produção de isocianatos |
KR102567679B1 (ko) | 2015-03-12 | 2023-08-16 | 바스프 에스이 | 포스겐 및 염화수소 함유 스트림의 분리 |
HUE046418T2 (hu) * | 2015-06-29 | 2020-03-30 | Covestro Deutschland Ag | Eljárás kémiai átalakításokhoz hidrogénklorid biztosítására |
CN107848799B (zh) * | 2015-08-10 | 2020-07-17 | 昭和电工株式会社 | 氯化氢的制造方法 |
US10577311B2 (en) | 2015-09-24 | 2020-03-03 | Covestro Deutschland Ag | Method for producing isocyanates |
CN108137488B (zh) | 2015-09-30 | 2021-02-26 | 科思创德国股份有限公司 | 制备异氰酸酯的方法 |
CN107556215B (zh) * | 2016-06-30 | 2022-04-19 | 科思创德国股份有限公司 | 从氯化氢液体混合物中分离和处理杂质的方法和系统 |
JP6932768B2 (ja) | 2016-09-01 | 2021-09-08 | コベストロ、ドイチュラント、アクチエンゲゼルシャフトCovestro Deutschland Ag | イソシアネートの製造方法 |
CN110997751B (zh) | 2017-07-03 | 2022-07-15 | 科思创德国股份有限公司 | 用于通过使h-官能反应物与光气反应制备化学产品的生产设备及其运行方法 |
CN109110732A (zh) * | 2018-09-11 | 2019-01-01 | 安徽东至广信农化有限公司 | 氯化苯生产工艺中用于降低副产物盐酸中有害物质的方法 |
DE102019204498A1 (de) * | 2019-03-29 | 2020-10-01 | Sgl Carbon Se | HCl-Rückgewinnungseinheit |
CN210683206U (zh) * | 2019-07-04 | 2020-06-05 | 南通星球石墨设备有限公司 | 一种废酸处理系统 |
KR102666415B1 (ko) * | 2020-12-14 | 2024-05-17 | 한화솔루션 주식회사 | 염소화 반응의 HCl 제거방법 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
PL138938B1 (en) * | 1983-05-18 | 1986-11-29 | * Instytut Ciezkiej Syntezy Organicznej Blachownia | Method of isolating hydrogenchloride from post-reaction mixture originated in the process of propylene to allyl chloride chlorination |
DE3508371A1 (de) * | 1985-03-08 | 1986-09-11 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zur nachreinigung von chlorwasserstoff aus einer 1,2-dichlorethan-pyrolyse |
JPH0742085B2 (ja) * | 1986-08-20 | 1995-05-10 | ダイセル化学工業株式会社 | 塩化水素ガスの精製方法 |
DE3816783A1 (de) * | 1988-05-17 | 1989-11-30 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zur reinigung von rohem, gasfoermigem chlorwasserstoff |
DE3832804A1 (de) * | 1988-09-28 | 1990-03-29 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von aox-armer, chlorfreier salzsaeure |
US5799507A (en) * | 1996-10-25 | 1998-09-01 | Elcor Corporation | Hydrocarbon gas processing |
US6896865B2 (en) * | 2000-04-28 | 2005-05-24 | Tosoh Corporation | Method for recovering hydrogen chloride from chlorine based waste and use of recovered hydrogen chloride |
US6719957B2 (en) * | 2002-04-17 | 2004-04-13 | Bayer Corporation | Process for purification of anhydrous hydrogen chloride gas |
DE10260084A1 (de) * | 2002-12-19 | 2004-07-01 | Basf Ag | Auftrennung eines Stoffgemisches aus Clorwasserstoff und Phosgen |
JP2006290649A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 塩化水素の分離・回収方法 |
JP2006290757A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 芳香族化合物の分離・回収方法 |
-
2006
- 2006-05-12 US US11/433,809 patent/US20070261437A1/en not_active Abandoned
-
2007
- 2007-04-30 EP EP07724740A patent/EP2021275B1/en not_active Not-in-force
- 2007-04-30 CN CN2007800172612A patent/CN101448738B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2007-04-30 AT AT07724740T patent/ATE502898T1/de not_active IP Right Cessation
- 2007-04-30 PT PT07724740T patent/PT2021275E/pt unknown
- 2007-04-30 DE DE602007013388T patent/DE602007013388D1/de active Active
- 2007-04-30 PL PL07724740T patent/PL2021275T3/pl unknown
- 2007-04-30 RU RU2008148885/05A patent/RU2438970C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2007-04-30 KR KR1020087027568A patent/KR101332914B1/ko active IP Right Grant
- 2007-04-30 JP JP2009508195A patent/JP5303453B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-04-30 WO PCT/EP2007/003813 patent/WO2007131623A2/en active Application Filing
- 2007-04-30 ES ES07724740T patent/ES2362019T3/es active Active
- 2007-05-11 TW TW096116733A patent/TWI387558B/zh not_active IP Right Cessation
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009536913A5 (ja) | ||
JP5303453B2 (ja) | 無水塩化水素ガスを精製するための改良された方法 | |
JP5442621B2 (ja) | 主にエタノール及び水の混合物を脱水するための方法 | |
CN100512930C (zh) | 用于气体的脱水的方法 | |
NO743735L (ja) | ||
JP2016500633A (ja) | ハロゲン化水素水溶液を濃縮するための方法 | |
EP3229940A1 (en) | Method for energy efficient recovery of carbon dioxide from an absorbent and a plant suitable for operating the method | |
JP2005060225A (ja) | アンモニアを濃縮するための方法及び装置 | |
JP2012529622A5 (ja) | ||
KR101380032B1 (ko) | 1,2-디클로로에탄 정제 및 연관된 수산화나트륨액 증발농축을 위한 증류탑 가동 방법 | |
TWI466826B (zh) | 用於純化矽烷之方法及系統 | |
KR100352513B1 (ko) | 산소 기체의 제조 방법 | |
TWI373461B (ja) | ||
JP2013542163A5 (ja) | ||
US10016701B2 (en) | Recovery of halogens by partial condensation | |
JP6250794B2 (ja) | 分画による原料ガスの精製方法 | |
JP2007503308A (ja) | 水処理方法及び装置 | |
WO2022018076A1 (en) | High pressure desorption of hydrogen chloride gas | |
WO1991019142A1 (en) | Method of and device for producing nitrogen of high purity | |
MX2014003393A (es) | Metodo para la produccion de soluciones acuosas de hf de alta concentracion. | |
JP2009204193A (ja) | 超高純度酸素の製造方法 | |
KR101947130B1 (ko) | 방향족 화합물 산화 공정에서 초산을 회수하는 방법 | |
JP5105295B2 (ja) | 成分濃縮プラントおよび成分濃縮方法 | |
SA517381197B1 (ar) | نظام وعملية لإزالة الشوائب الثقيلة | |
JPS595525B2 (ja) | 純粋な塩化アルミニウムの製造方法 |