JP2009526081A - Hcvns5b阻害剤 - Google Patents

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Abstract

本発明には、式Iの化合物、並びに該化合物を用いた組成物および方法が含まれる。該化合物は、C型肝炎ウイルス(HCV)に対して活性を有し、HCVに感染したものを治療するのに有用である。
Figure 2009526081

I

Description

関連出願への相互参照
本願は、2006年2月8日に出願された米国仮出願番号60/771391の利益を主張する。
背景技術
C型肝炎ウイルス(HCV)は重大なヒトでの病原体であり、全世界で推定170,000,000人が感染しており、ヒト免疫不全ウイルス1型の感染者数のおおよそ5倍である。これらのHCV感染者の相当な割合は、重篤な進行性肝疾患、例えば肝硬変および肝細胞癌へと進行する(Lauer, G. M.; Walker, B. D. N. Engl. J. Med. 2001, 345, 41-52)。
HCVはプラス鎖RNAウイルスである。推定されるアミノ酸配列の比較および5’−非翻訳領域における広範囲な類似性に基づき、HCVはフラビウイルス科ファミリーにおける分離した属として分類されている。フラビウイルス科ファミリーのすべてのメンバーは、単一の中断されていない翻訳領域の翻訳を介してすべて公知のウイルス特異的タンパク質をコードするプラス鎖RNAゲノムを含むビリオンを包んでいる。
HCVゲノムのいたるところで、ヌクレオチドおよびコードされたアミノ酸配列中にかなりの不均一性が見つかっている。少なくとも6つの主要な遺伝子型が特徴付けられており、50以上のサブタイプが記述されている。HCVの主要な遺伝子型は国際分類において異なり、HCVの遺伝子の不均一性の臨床上の意義は、病原における遺伝子型の可能な効果および治療の非常に多くの研究にもかかわらず、わかりにくいままである。
一本鎖のHCV RNAゲノムは、長さが約9500ヌクレオチドであり、約3000アミノ酸の単一の長鎖ポリタンパク質をコードする単一の読み取り枠(ORF)を有する。感染細胞において、このポリタンパク質は、細胞のおよびウイルスのプロテアーゼによって、多様な部位で開裂し、構造的なおよび非構造的な(NS)タンパク質を産生する。HCVの場合、成熟した非構造的なタンパク質(NS2、NS3、NS4A、NS4B、NS5A、およびNS5B)の生成は、2つのウイルスのプロテアーゼによってもたらされる。第1のプロテアーゼはメタロプロテアーゼであると信じられており、NS2−NS3接合部で開裂し;第2のプロテアーゼはNS3のN末端領域(NS3プロテアーゼとして本明細書ではまた言及される)内に含まれるセリンプロテアーゼであり、すべての後に続くNS3の下流の開裂を、シス(NS3−NS4A開裂部位)、およびトランス(残るNS4A−NS4B、NS4B−NS5A、NS5A−NS5B部位)の両方において媒介する。NS4Aタンパク質は、多様な機能を供給するために現れ、NS3プロテアーゼの補因子として作用し、NS3および他のウイルスのレプリカーゼ構成成分の膜局在化に可能な補助を行う。NS4AとのNS3タンパク質の複合体の形成は、プロセシングイベントに必要と思われ、すべての部位においてタンパク質分解の効率を高める。NS3タンパク質はまた、ヌクレオシドトリホスファターゼおよびRNAヘリカーゼ活性を示す。NS5B(HCV ポリメラーゼとして本明細書ではまた言及される)は、HCVの複製に含まれるRNA依存性RNAポリメラーゼである。HCV NS5Bタンパク質は、「Structural Analysis of the Hepatitis C Virus RNA Polymerase in Complex with Ribonucleotides」(Bressanelli; S. et al., Journal of Virology 2002, 3482-3492; および Defrancesco and Rice, Clinics in Liver Disease 2003, 7, 211-242)に記載されている。
現在、最も効果的なHCV療法はα型インターフェロンとリバビリンとの併用が用いられ、40%の患者で持続性の効力がもたらされている(Poynard, T. et al. Lancet 1998, 352, 1426-1432)。最近の臨床結果では、ペグ化α型インターフェロンが 、単剤療法としての未修飾のα型インターフェロンよりも優れることを示している(Zeuzem, S. et al. N. Engl. J. Med. 2000, 343, 1666-1672)。しかしながら、ペグ化α型インターフェロンとリバビリンの併用を含む実験的な治療投与計画をもってでさえ、患者の実質的な分画はウイルスの負荷における持続的な減少を有さない。このように、HCV感染の治療のための効果的な治療剤を開発するのに、明確かつ重要な必要性がある。
発明の開示
本発明には、式Iの化合物および医薬的に許容される塩、並びにこれらの化合物を用いた組成物および治療方法が含まれる。
本発明の一つの態様は、式I:
Figure 2009526081
I
[式中、
1は、CO25またはCONR67であり;
2は、フラニル、ピロリル、チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルであり、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、(シクロアルキル)アルキル、ヒドロキシアルキル、(テトラヒドロフラニル)アルキル、(テトラヒドロピラニル)アルキル、(CO25)アルキル、(CON(R52)アルキル、(COR9)アルキル、(アルキルスルホニル)アルキル、および((R9)アルキル)CON(R5)から選択される0〜2個の置換基で置換されており;
3は、C5-7シクロアルキルであり;
4は、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、またはアルコキシであり;
5は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;
6は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、またはSO28であり;
7は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;あるいは、
NR67は一緒になって、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルとなり;
8は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはフェニルであり;あるいは
8は、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルであり;
9は、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルであり;並びに
(a)は、単結合または二重結合であり、(b)は、単結合または二重結合であるが、但し(a)および(b)の少なくとも一つは単結合である]
の化合物、またはその医薬的に許容される塩である。
本発明の別の態様は、
Figure 2009526081
からなる群より選択される、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、
1がCONR67であり;
6がSO28であり;および
7が水素である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R3がシクロヘキシルである、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R4が水素である、式Iの化合物である。
本発明の別の態様は、R4がメトキシである、式Iの化合物である。
式Iの化合物について、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、(a)、および(b)のいずれの範囲も、いずれの他の記号(変数)(variable)の範囲内でも独立して用いられうる。
特に断りがなければ、これらの用語は以下の意味を有する。「アルキル」とは、1〜6個の炭素で構成される直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「アルケニル」とは、少なくとも一つの二重結合を有しており、2〜6個の炭素で構成される直鎖または分枝鎖のアルキル基を意味する。「シクロアルキル」とは、3〜7個の炭素で構成される単環式環化合物を意味する。「ヒドロキシアルキル」、「アルコキシ」および置換アルキル部位を有する他の用語には、アルキル部位に1から6個の炭素原子を含む直鎖および分枝鎖の異性体が含まれる。「ハロアルキル」および「ハロアルコキシ」には、モノハロ置換アルキルからペルハロ置換アルキルまでのすべてのハロゲン化異性体が含まれる。「アリール」には、炭素環およびヘテロ環芳香族置換基が含まれる。括弧でくくられた用語(Parenthetic term)、および複数の括弧でくくられた用語(multiparenthetic term)は、当業者に対して結合関係を明確化するように意図されている。例えば、((R)アルキル)のような用語は、置換基Rでさらに置換されたアルキル置換基を意味する。
本発明は、該化合物の全ての医薬的に許容し得る塩形態を含む。医薬的に許容し得る塩とは、対イオンが該化合物の生理学的な活性または毒性に有意に寄与せず、例えば薬理学的な等価物として機能する塩である。これらの塩は、商業的に入手可能な試薬を使用する通常の有機学的な技術に従って製造することができる。アニオン性塩形態は、酢酸塩、アシストラート(acistrate)、ベシル酸塩、臭化物塩、塩化物塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルクロン酸塩(glucouronate)、臭化水素塩、塩酸塩、ヨウ化水素塩、ヨウ化物塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メシレート、硝酸塩、パモ酸塩、リン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、トシレート、およびキシノフォエート(xinofoate)を含む。カチオン性塩形態は、アンモニウム、アルミニウム、ベンザチン、ビスマス、カルシウム、コリン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、リチウム、マグネシウム、メグルミン、4−フェニルシクロヘキシルアミン、ピペラジン、カリウム、ナトリウム、トロメタミン(tromethamine)および亜鉛の塩を含む。
本発明の化合物のいくつかは、不斉炭素原子(例えば、以下の構造)を有する。本発明には、エナンチオマーおよびジアステレオマー、並びにラセミ体のような立体異性体の混合物を含むすべての立体異性体が含まれる。いくつかの立体異性体は、当該技術分野で公知の方法を用いて生成され得る。化合物および関連中間体の立体異性体の混合物は、当該技術分野で周知の方法に従って個々の異性体に分離され得る。
Figure 2009526081
合成方法
式Iの化合物は、当該技術分野で公知の方法、例えば下記のものによって生成されうる。いくつかの試薬および中間体は、当該技術分野で公知である。他の試薬および中間体は、容易に入手可能な物質を用いて、当該技術分野で公知の方法によって生成されうる。式Iの化合物の合成を記載するために用いられる変数(記号)(例えば、番号付けされた「R」置換基)は、生成方法を説明するためにのみ意図され、特許請求の範囲において、または明細書の他の節において用いられる記号(変数)と混同すべきでない。反応式の中で用いられる略語は、一般に当該技術分野で用いられる慣例に従う。
反応式の中で用いられる略語は、一般に当該技術分野で用いられる慣例に従う。いくつかの例は以下のとおりである。
THF:テトラヒドロフラン;
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;
RCM:閉環メタセシス;
Boc:tert−ブトキシカルボニル;
TFA:トリフルオロ酢酸;
DMA:N,N−ジメチルアセトアミド;
PPh3:トリフェニルホスフィン;
OAc:アセテート;
Me:メチル;
COD(またはcod):1,5−シクロオクタジエン;
dtbpy:4,4’−ジ−tert−ブチル−2,2’−ビピリジン;
dba:ジベンジリデンアセトン;
Xantphos:4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンチン;
aq:水の;
EtOH:エタノール;
MeOH:メタノール;
TBTU:2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウム テトラフルオロホウ酸塩;
DMSO:ジメチルスルホキシド;
HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロリン酸塩;
EEDQ:2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキノリン;
WSC:1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩;
DMAP:4−ジメチルアミノピリジン;
n−Bu:n−ブチル;
BEMP:2−tert−ブチルイミノ−2−ジエチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン、ポリマー結合;
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン;および
TEA:トリエチルアミン。
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
生物学的方法
以下のHCV RdRpアッセイで決定されるように、該化合物は、HCV NS5Bに対して活性を示した。
HCV NS5B RdRpのクローニング、発現、および精製
HCVのNS5Bタンパク質をコード化するcDNA、遺伝子型1bは、pET21a発現ベクターにクローン化された。該タンパク質を、溶解性を高めるために18アミノ酸C末端切断で発現した。大腸菌コンピテント細胞株BL21(DE3)を、該タンパク質の発現に用いた。培養物が600nmで2.0の光学密度に達するまで、培養物を〜4時間37℃で育成させた。該培養物を20℃に冷却し、1mM IPTGで誘導した。新たなアンピシリンを50μg/mlの最終濃度まで加え、細胞を終夜20℃で育成した。
細胞ペレット(3L)を精製のために溶解し、精NS5Bを得た(15〜24mg)。該溶解バッファーは、20mM トリス−HCl、pH 7.4、500 mM NaCl、0.5% トリトン X−100、1mM DTT、1mM EDTA、20%グリセロール、0.5 mg/ml リゾチーム、10 mM MgCl2、15μg/mlデオキシリボヌクレアーゼI、およびコンプリートTM プロテアーゼ阻害剤錠(ロッシュ社)からなる。溶解バッファーの添加後、凍結した細胞ペレットを組織ホモジナイザーを用いて再懸濁した。サンプルの粘度を落とすために、可溶化液のアリコートをブランソン ソニケーターに付いたマイクロチップを用いて、氷の上で超音波処理した。該超音波処理した可溶化液を1時間4℃で100,000×gで遠心分離し、0.2μmフィルターユニット(コーニング)で濾過した。
該タンパク質を、3つの一連のクロマトグラフィーステップ:ヘパリン セファロースCL−6B、ポリU セファロース4B、およびハイトラップ(Hitrap)SPセファロース(ファルマシア社)を用いて精製した。クロマトグラフィーバッファーは溶解バッファーに一致するが、リゾチーム、デオキシリボヌクレアーゼI、MgCl2またはプロテアーゼ阻害剤を含まず、バッファーのNaCl濃度は、カラム上に該タンパク質を負荷させる必要に応じて調節させた。各カラムは、カラムのタイプにより5−50カラム量からの長さで変化するNaClグラジエントで溶離した。最終クロマトグラフィー工程後、生じた酵素の純度は、SDS−PAGE分析に基づき>90%である。該酵素を等分し、−80℃で保存した。
標準的HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
HCV RdRp 遺伝子型1bアッセイを、96ウェルプレート(Costar 3912)中60μLの最終量で走査した。該アッセイバッファーは、20mM Hepes、pH 7.5、2.5mM KCl、2.5mM MgCl2、1mM DTT、1.6 U RNAse阻害剤(Promega N2515)、0.1 mg/ml BSA(Promega R3961)、および2%グリセロールから構成される。すべての化合物はDMSO中に連続的に希釈し(3倍)、アッセイ中のDMSOの最終濃度が2%になるように、更に水に希釈した。HCV RdRp遺伝子型1b酵素を、28nMの最終濃度で使用した。ポリAテンプレートを6nMで使用し、ビオチン標識されたオリゴ−dT12プライマーを180nMの最終濃度で用いた。テンプレートは市販品から入手した(Amersham 27−4110)。ビオチン標識されたプライマーはシグマゲノシス(Sigma Genosys)によって製造された。3H−UTPを0.6μCi(0.29μM、全UTP)で使用した。反応を酵素の添加により開始し、60分間30℃でインキュベートし、SPAビーズ(4μg/μl、Amersham RPNQ 0007)を含む50mM EDTA(25μL)を加えて停止した。プレートは、室温での1時間以上のインキュベート後、パッカード トップ カウント(Packard Top Count)NXTで読み取った。
改良HCV NS5B RdRp酵素アッセイ
改良酵素アッセイは本質的には、以下の点以外標準的な酵素アッセイとして記載されているように実施した。プライマーとビーズをアッセイバッファー中混ぜて、室温で1時間インキュベートして、ビオチン標識されたオリゴdT12プライマーを、ストレプトアビジンで覆われたSPAビーズ上であらかじめ捕獲した。未結合のプライマーは、遠心分離後除去した。プライマー結合ビーズを20mM Hepesバッファー(pH 7.5)中に再懸濁し、20nMプライマーおよび0.67μg/μlビーズの最終濃度でのアッセイに用いた。アッセイにおける添加の順序:酵素(14nM)を希釈した化合物加え、続いてテンプレート(0.2nM)、3H−UTP(0.6μCi、0.29μM)、およびプライマー結合ビーズの混合物を添加して、反応を開始した(示した濃度は最終である)。反応は4時間30℃で続けた。
化合物のIC50値は、7つの異なる[I]を用いて決定した。IC50値は、式:y=A+((B−A)/(1+((C/x)^D)))を用いて、阻害から計算した。
FRETアッセイプレパレーション
HCV FRETスクリーニングアッセイを行うために、96ウェル細胞培養プレートを用いた。FRETペプチド(アナスペック社)(Taliani et al., Anal. Biochem. 1996, 240, 60-67)は、ペプチドの一方の末端付近に蛍光ドナー、EDANS、もう一方の末端付近にアクセプター、DABCYLを含む。該ペプチドの蛍光発光をドナーとアクセプターとの間の分子間共鳴エネルギー転移(RET)でクエンチするが、NS3プロテアーゼが該ペプチドを開裂するため、生成物はRETクエンチングから免れ、ドナーの蛍光ははっきりとなる。アッセイ試薬は以下のようにして調製された。プロメガ(#E153A)から入手した5倍濃縮の細胞ルシフェラーゼ細胞培養溶解試薬をdH2Oで1倍まで希釈し、NaClを加えて最終濃度150mMにし、FRETペプチドを2mMストックから20μM最終濃度に希釈した。
プレートを調製するため、ウミシイタケルシフェラーゼレポーター遺伝子を含めた、または含んでいないHCVレプリコン細胞をトリプシン処理し、カラム3〜12に加えられた滴定された試験化合物と共に96ウェルプレートの各ウェルにのせた[カラム1および2は対照化合物(HCVプロテアーゼ阻害剤)を含み、一番下の列は化合物を含まない細胞を含む]。該プレートを次いで37℃のCO2インキュベーター中に置いた。
アッセイ
上述の試験化合物(FRETアッセイプレパレーション)の添加に続いて、様々な回数でプレートを取り除き、アラマーブルー(Alamar Blue) 溶液(Trek Diagnostics、#00−100)を、細胞毒性の測定のようにウェル毎に加えた。サイトフロアー(Cytoflour)4000装置(PEバイオシステムズ)に読み込み後、次いでプレートをPBSですすぎ、上記のFRETペプチドアッセイ試薬(FRETアッセイプレパレーション)をウェルあたり30μl添加して、FRETアッセイに用いた。該プレートを次いでサイトフロアー(Cytoflour) 4000装置中に置き、340 励起/490 発光、20サイクルで自動モードおよびキネティックモードでのプレート読み取りにセットした。典型的には、読み取り後のエンドポイント分析を用いてのノイズへのシグナルは、少なくとも3倍であった。あるいは、アラマーブルー(Alamar Blue)読み取り後、プレートをPBSですすぎ、フェノールレッドを含まないDMEM(高グルコース)50μlを加え、プレートを次いで、プロメガ(Promega) デュアル−グロ(Dual−Glo)ルシフェラーゼアッセイシステムを用いて、ルシフェラーゼアッセイに用いた。
化合物分析は、相対HCVレプリコン阻害値および相対細胞毒性値の定量で決定した。細胞毒性値を計算するために、対照ウェルからの平均アラマーブルー(Alamar Blue)蛍光シグナルを100%無毒として設定した。各化合物試験ウェルにおける個々のシグナルを次いで平均対照シグナルで割り、100%で掛けて、パーセント細胞毒性を決定した。HCVレプリコン阻害値を計算するために、平均バックグランド値を、アッセイ期間の終わりにHCVプロテアーゼ阻害剤の最高量を含む2つのウェルから得た。これらの数値はnaive Huh−7細胞から得たものと類似した。
バックグランドの数値を次いで、対照ウェルから得られた平均シグナルから差し引き、この数値を100%活性として用いた。各化合物試験ウェルの個々のシグナルを次いで、バックグランド差し引き後の平均した対照値で割り、100%で掛けて、パーセント活性を決定した。プロテアーゼ阻害剤滴定に対するEC50値は、FRETまたはルシフェラーゼ活性における50%減少を引き起こす濃度として計算された。化合物プレートに対して得られる2つの数値、すなわちパーセント細胞毒性およびパーセント活性は、更なる分析に対して興味がある化合物を決定するのに用いられた。
式Iの化合物についての代表的なデータを表1で報告する。
Figure 2009526081
Figure 2009526081
A>0.5μM;B 0.001μM−0.5μM;C<0.02μM であるが、正確な値は決定されておらず;IC50値は、プレインキュベーションプロトコルを用いて決定した。EC50値は、FRETアッセイを用いて決定した。
また、2005年7月14日に出願された米国特許出願11/181639で開示された化合物が、これらのアッセイにおいて活性を有することが示された(表2参照)。
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
医薬組成物および治療方法
該化合物はHCV NS5Bに対して活性を示し、HCVおよびHCV感染の治療に有用でありうる。したがって、本発明の別の態様は、化合物またはその医薬的に許容される塩、および医薬的に許容される担体を含む組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物を更に含む組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がインターフェロンである組成物である。本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物がシクロスポリンである組成物である。本発明の別の態様は、シクロスポリンがシクロスポリンAである場合である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞反応の進行を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンからなる群より選択される組成物である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入(HCV entry)、HCV集合(HCV assembly)、HCV放出(HCV egress)、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染治療用ヌクレオシドアナログから選択されるターゲットの機能を阻害するのに効果がある組成物である。
本発明の別の態様は、化合物、またはその医薬的に許容される塩、医薬的に許容される担体、インターフェロンおよびリバビリンを含む組成物である。
本発明の別の態様は、HCVレプリコンを式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質を式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩と接触させることを特徴とする、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、化合物またはその医薬的に許容される塩の治療上の有効量を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染の治療方法である。本発明の別の態様は、HCVレプリコンの機能を阻害する方法である。本発明の別の態様は、HCV NS5Bタンパク質の機能を阻害する方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する別の化合物と併用して(前に、後に、または同時に)、化合物またはその医薬的に許容される塩の治療上の有効量を患者に投与することを特徴とする、患者におけるHCV感染の治療方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がインターフェロンである方法である。
本発明の別の態様は、インターフェロンが、インターフェロンα2B、ペグ化インターフェロンα、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンα2A、およびリンパ芽球インターフェロンτから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物がシクロスポリンである方法である。
本発明の別の態様は、シクロスポリンがシクロスポリンAである方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、インターロイキン2、インターロイキン6、インターロイキン12、1型ヘルパーT細胞反応の進行を高める化合物、干渉RNA、アンチセンスRNA、イミキモド、リバビリン、イノシン 5’−一リン酸デヒドロゲナーゼ阻害剤、アマンタジン、およびリマンタジンから選択される方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCVメタロプロテアーゼ、HCVセリンプロテアーゼ、HCVポリメラーゼ、HCVヘリカーゼ、HCV NS4Bタンパク質、HCV侵入、HCV集合、HCV放出、HCV NS5Aタンパク質、IMPDH、およびHCV感染治療用ヌクレオシドアナログからなる群より選択されるターゲットの機能を阻害するのに効果がある方法である。
本発明の別の態様は、抗HCV活性を有する他の化合物が、HCV NS5Bタンパク質以外のHCVライフサイクルにおけるターゲットの機能を阻害するのに効果がある方法である。
「治療学的に有効な」とは、肝炎およびHCV感染症の分野における当業者によって理解されている通り、意味ある患者に利点を供するのに必要とされる剤の量を意味する。
「患者」とは、HCVウイルスによって感染され、そして肝炎およびHCV感染症の分野における当業者によって理解されている通り療法に適当である人を意味する。
「治療」、「療法」、「レジメ」、「HCV感染症」および関連用語は、肝炎およびHCV感染症の分野における当業者によって理解されている通り使用される。
本発明の化合物は通常、化合物またはその医薬的に許容し得る塩の治療学的に有効な量、および医薬的に許容し得る担体を含む医薬組成物として提供され、そして通常の賦形剤を含み得る。治療学的に有効な量とは、意味ある患者に利点を供するのに必要とされる量である。医薬的に許容し得る担体とは、許容し得る安全性プロファイルを有する慣習的に知られる担体である。組成物は、全ての通常の固体および液体の形態(例えば、カプセル剤、錠剤、トローチ剤、および散剤を含む)、並びに液体懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤、および液剤を包含する。組成物は通常の製剤技術を用いて製造され、そして通常の賦形剤(例えば、結合剤および湿潤剤)およびベヒクル(例えば、水およびアルコール)は一般的に、組成物のために使用される。
固体組成物は通常、投与形態で製剤化され、そして用量当たり活性成分の約1〜1000mgを供する組成物が好ましい。ある用量の例としては、1mg、10mg、100mg、250mg、500mg、および1000mgが挙げられる。通常、他の薬剤が、臨床的に使用される該クラスの剤と同様な単位レンジで存在する。典型的には、これは0.25〜1000mg/単位である。
液体組成物は通常、用量単位レンジである。通常、該液体組成物は、1〜100mg/mLの単位用量レンジである。用量の例は、1mg/mL、10mg/mL、25mg/mL、50mg/mL、および100mg/mLである。通常、他の薬剤は、臨床的に使用されるクラスの剤と同様な単位レンジで存在する。典型的には、これは、1〜100mg/mLである。
本発明は、全ての通常の投与様式を包含し;経口および非経口の方法が好ましい。通常、該投与レジメは、臨床的に使用される他の薬剤と同様である。典型的には、該1日用量は、1日当たり1〜100mg/体重kgである。通常、経口的にはより多くの化合物が必要とされ、そして非経口的にはより少ない。しかしながら、該具体的な用量レジメは、正常な医学的な判断を用いて医師によって決定される。
本発明はまた、該化合物が組み合わせ療法として与えられる方法をも包含する。すなわち、該化合物は、肝炎およびHCV感染症を治療するのに有用な他の剤と組み合わせて(但し、別々にする)使用することができる。これらの併用方法において、該化合物は通常、他の薬物と組み合わせて毎日、1〜100mg/体重kgの1日用量を与える。該他の剤は通常、治療学的に使用される量で与える。しかしながら、該具体的な投与レジメは、正常な医学的な判断を用いて医師によって決定される。
組成物および方法に適した化合物のいくつかの例を表2に記載する。
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
Figure 2009526081
具体的な態様の記載
220nMでのUV検出による島津−VP装置およびWaters Micromassを用いることによって、分析用HPLCおよびLC/MSを行った。ブルカー(Bucker) DPX−300MHzまたはDRX−500MHz装置を用いて、NMRスペクトルを収集した。
中間体1
Figure 2009526081
6−(アミノカルボニル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル(1.10g、2.65mmol)のDMF(7.0mL)およびDIPEA(1.85mL、10.6mmol)溶液に、TBTU(1.28g、3.97mmol)を加えた。生じた溶液を22℃で15分間攪拌した。アンモニア(0.5M ジオキサン溶液、21.2mL、10.6mmol)を加え、この溶液を22℃で18時間攪拌した。HCl(1M、50mL)を加え、水層をCHCl3で抽出した(2×50mL)。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(4:1 EtOAc:ヘキサン)によって、黄色油として標題の化合物を得た(900mg、82%)。
MS m/z 415 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm 1.17-1.69 (m, 5H), 1.79 (m, 2H), 1.87-2.16 (m, 3H), 2.86 (m, 1 H), 3.94 (s, 3H), 4.14 (幅広 m, 1 H), 5.72 (幅広 m, 1 H), 7.38 (s, 1 H), 7.46 (m, 2 H), 7.53 (dd, J=7.6, 8.4 Hz ,1 H), 7.61 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.29 (s, 1 H).
中間体2
Figure 2009526081
6−シアノ−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(アミノカルボニル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(220mg、0.531mmol)のジクロロメタン溶液(5.1mL)に、バージェス試薬(506mg、2.12mmol)を加えた。生じた溶液を22℃で6時間攪拌した。HCl(1M、50mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、黄色油として標題の化合物を得た(200mg、95%)。
MS m/z 397 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CDCl3) δppm 1.21-1.72 (m, 5H), 1.79 (m, 2H), 1.82-2.14 (m, 3H), 2.81 (m, 1 H), 3.96 (s, 3H), 4.47 (幅広 m, 1 H), 5.08 (幅広 m, 1 H), 7.42 (d, J=8.4 Hz,1H), 7.49-7.59 (m, 4 H), 7.78 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1 H).
中間体3
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,10−メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,ジメチルエステル(98mg、0.23mmol)をTHF(1.5ml)に溶解し、テトラブチル水酸化アンモニウムのメタノール溶液(1.0M、0.24mL)を加えた。反応液を室温で16時間攪拌し、次いで酢酸エチルと塩酸(1N)の間で分液した。有機層を、塩酸(1N)、水、次いで食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、モノ酸生成物を得た(93mg、98%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.29 (s, 1 H) 8.00 (s, 1 H) 7.88 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.58 - 7.65 (m, 1 H) 7.45 - 7.59 (m, 3 H) 5.67 (s, 1 H) 4.21 (s, 1 H) 2.84 (t, J=12.05 Hz, 1 H) 1.99 - 2.18 (m, 3 H) 1.92 (d, 3 H) 1.77 (d, J=7.63 Hz, 2 H) 1.40 (d, J=12.51 Hz, 2 H) 1.17 - 1.31 (m, 6 H, 微量 Bu4NOH). MS m/z 416(MH+).
中間体4
Figure 2009526081
6−(クロロカルボニル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル(1.50g、3.61mmol)を、無水ジクロロメタン(30mL)中で懸濁した。塩化オキサリルのジクロロメタン溶液(4.0ml、2.0M、8.0mMol)を反応液に加えた。触媒量のDMF(3滴)を加えた。反応液を窒素下で一時的に還流させ、窒素下で2.5時間、冷却および攪拌した。反応揮発物を減圧留去した。残渣の塩化オキサリルを、ベンゼン/ジクロロメタンの混合物で共沸によって除き、黄色固形物を得た(1.59g)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.25 (s, 1 H) 8.22 (s, 1 H) 7.89 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.75 - 7.80 (m, 1 H) 7.61 - 7.66 (m, 2 H) 7.57 - 7.61 (m, 1 H) 7.54 (dd, J=5.95, 1.98 Hz, 1 H) 5.62 - 5.75 (m, J=14.65 Hz, 2 H) 4.23 (s, 1 H) 3.96 (s, 3 H) 2.79 - 2.88 (m, 1 H) 1.99 - 2.17 (m, 3 H) 1.87 - 1.99 (m, 2 H) 1.77 (d, J=7.63 Hz, 2 H) 1.31 - 1.68 (m, 3 H) 1.13 - 1.30 (m, 1 H).
中間体5
Figure 2009526081
2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトイミド酸エチル塩酸塩
無水塩化水素レクチャーボトル(lecture bottle)に連結したピペットガス注入管(pipet gas inlet tube)およびエタノールを入れたバブラーへのガス出口アダプター(gas out let adapter)を備えた3つ口丸底フラスコに、4−シアノメチルテトラヒドロピラン(970mg、775mMol)および無水エタノール(約15ml)を満たした。反応液を氷浴で冷却し、塩化水素を反応液に1時間バブリングした。次いで反応液にゴム隔膜をキャップし、3日間フリーザーの中に置いた。反応液をフリーザーから移し、室温まで加温し、揮発物を反応混合物から減圧留去して、琥珀油を得た(1.657g)。該油を窒素下に置き、フリーザーの中に置いて、オフホワイトの固形物になるまで終夜結晶化した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 12.41 (s, 1 H) 11.52 (s, 1 H) 4.62 (q, J=7.12 Hz, 2 H) 3.92 (dd, J=11.44, 3.51 Hz, 2 H) 3.29 - 3.44 (m, 2 H) 2.65 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 2.04 - 2.18 (m, 1 H) 1.54 - 1.63 (m, 2 H) 1.43 - 1.51 (m, 4 H) 1.38 - 1.43 (m, 1 H).
中間体6
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,10−メチルエステル,6−ヒドラジド
酸 7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル(2.527g、6.08mmol)を、ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(1.27g、9.4mmol)と共にDMF(45mL)に溶解した。カップリング剤 1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.752g、9.14mmol)を反応混合物に加えた。室温で攪拌しながら1時間以内に明黄色沈殿が形成され、THF(50ml)を加えて沈殿物を溶解した。反応液を、ヒドラジン(2ml、63.7mmol)のTHF溶液(25mL)を含む攪拌しているフラスコにカニューレで移し、室温で3時間攪拌した。反応液をエルレンマイヤーフラスコ(1L)に移し、勢いよく攪拌しながら水(500mL)を加えた。黄色沈殿を濾去し、水ですすぎ、五酸化リンで減圧乾燥した。淡黄色固形物を得た(2.618g、100%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.25 (s, 1 H) 7.85 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.57 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.48 - 7.54 (m, 1 H) 7.40 - 7.48 (m, 2 H) 7.30 (s, 1 H) 5.57 (s, 1 H) 4.17 (s, 1 H) 3.92 (s, 3 H) 3.21 (s, 2 H) 2.76 - 2.90 (m, 1 H) 1.87 - 2.23 (m, 4 H) 1.47 - 1.82 (m, 3 H) 1.07 - 1.47 (m, 4 H); MS m/z 430(MH+).
中間体7
Figure 2009526081
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(フェニルスルホニル)−,tert−ブチルエステル
3−シクロヘキシル−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(6.00g、13.8mmol)のジオキサン(28.0mL)およびBEMP(7.97mL、27.6mmol)溶液に、フェニルビニルスルホン(27.6g、2.21mmol)を加えた。生じた混合物を、封管中、マイクロ波の中で、120℃で15分間攪拌した。生じた溶液を減圧濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(CH2Cl2)によって、黄色油として標題の化合物を得た(5.64g、70%)。MS m/z 584 (MH+).
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.18-1.33 (1 H, m), 1.34-1.45 (2 H, m), 1.49-57 (1 H, m), 1.64 (9 H, s.), 1.74-1.82 (2 H, m), 1.90-2.09 (4 H, m), 2.73 (1 H, m,), 3.93 (3 H, s), 4.38 (1 H, 幅広 d), 5.08 (1 H, br. d), 7.09 (1 H, d, J=2.75 Hz), 7.12-7.18 (3 H, m), 7.22 (1 H, d, J=7.45 Hz), 7.30 (1 H, s), 7.48 (1 H, d, J=8.85 Hz), 7.54 (1 H, dd, J=8.55, 1.22 Hz), 7.61 (2 H, m), 7.67 (1 H, d, J=8.55), 8.01 (1 H, s).
中間体8
Figure 2009526081
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(トリブチルスタンニル)−,1,1−ジメチルエチルエステル
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−6−(トリブチルスタンニル(stannanyl))−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸 1,1−ジメチルエチル。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(フェニルスルホニル)−,1,1−ジメチルエチルエステル(1.00g、1.71mmol)を、ベンゼン(26ml)並びにビス(トリブチルスズ)(2.8ml、5.54mmol)、水素化トリブチルスズ(136μL、0.513mMol)およびトリエチルアミン(1.05ml、7.5mmol)に溶解する。溶液を、約10分間窒素でスパージし(sparge)、次いで2,2’−ビスアゾイソブチロニトリル(AIBN)(96mg、0.58mMol)を反応液に加えた。反応液を、窒素下で2時間、還流するまで加熱した。続いて反応液に、以下のHPLC条件を用いたLC−MSを行った:
ディスカバリーVPソフトウェア(Discovery VP software)を用いた島津分析用HPLC:
%A=5% アセトニトリル、95% 水、10mMol 酢酸アンモニウム
%B=95% アセトニトリル、5% 水、10mMol 酢酸アンモニウム;
初期%B=0;
最終%B=100;
グラジエント=3分;
実行時間=10分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=Waters Xterra、3mm×50mm、S7。
反応液に、水素化トリブチルスズ(0.45ml、1.7mMol)およびAIBN(95mg、0.58mMol)を加え、反応液を還流するまで2時間加熱し、進行を分析した。AIBN(99mg、0.60mMol)を反応液に加え、タイマーを用いてさらに6時間、反応液を還流するまで加熱した。反応の進行をLC−MSで分析し、次いで水素化トリブチルスズ(1.0ml、3.8mMol)およびAIBN(97mg、0.59mMol)を加え、反応液を還流するまで2時間20分加熱した。反応液をLC−MSで分析し、AIBN(97mg、0.59mMol)を反応液に加えた。反応液を、窒素下で1時間、還流で加熱し、冷却し、LC−MSで分析した。揮発物を反応液から減圧留去し、反応液を、YMC GEL ODS−A,120A 球状 75μM(190g)のC18パッキングを用いたカラムクロマトグラフィーで精製した。反応残渣(6.67gの黄色油)を最小限のジクロロメタンに溶解し、該溶液を10% ジクロロメタンのアセトニトリル溶液の中に充填した逆相カラムに注入した。10% ジクロロメタンのアセトニトリル溶液を用いて最初の溶離を行い、次いで15% ジクロロメタンのアセトニトリル溶液で溶離を行った。15% ジクロロメタンのアセトニトリル溶液を用いて溶離する、ワットマン MKC18F 逆相 1「×3」 厚さ(thickness)200μM TLCプレートを用いたTLCで、クロマトグラフィーをモニターした。254nmでのUVランプおよびTLCプレートのヨウ素染色によって、化合物の観察を遂行した。生成物画分を収集し、揮発物を減圧留去して、淡黄色泡として得た(647mg、52%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 0.71 - 0.83 (m, 9 H) 0.85 - 0.96 (m, 3 H) 0.95 - 1.08 (m, 6 H) 1.15 - 1.27 (m, 7 H) 1.27 - 1.49 (m, 11 H) 1.53 (s, 5 H) 1.60 - 1.67 (m, 9 H) 1.68 - 1.82 (m, 2 H) 1.84 - 1.96 (m, 1 H) 1.96 - 2.16 (m, 3 H) 2.74 - 2.91 (m, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 4.16 - 4.40 (m, 1 H) 4.82 - 5.03 (m, 1 H) 6.72 - 6.90 (m, 2 H) 6.96 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 1 H) 7.43 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.66 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 1 H) 7.81 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 8.04 (s, 1 H).
LC−MS:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=5% アセトニトリル、95% 水、10mMol 酢酸アンモニウム;
%B=95% アセトニトリル、5% 水、10mMol 酢酸アンモニウム;
初期%B=0;
最終%B=100;
グラジエント=3分;
実行時間=10分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=Waters Xterra、3mm×50mm、S7。
保持時間=4.2分、MS m/z 734(MH+).
中間体9
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−6−(((5−(メチルオキシ)−2,5−ジオキソペンチル)アミノ)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−10−((メチルオキシ)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6−カルボン酸(1.00g、2.24mMol)を、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(483mg、3.5mMol)と共にDMF(20mL)に溶解した。反応液を窒素下に置き、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(663mg、3.5mMol)を加え、反応液を室温で1時間攪拌した。5−アミノレブリン酸塩酸塩(5-aminolevleunic acid hydrochloride)(608mg、3.35mMol)を反応液に加え、次いでジイソプロピルエチルアミン(0.44ml、2.5mMol)を加えた。反応液を窒素下、室温で終夜攪拌した。揮発物を減圧留去し、残渣を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液した。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去して、粗生成物(1.47g)を得、それを先の実験の698mgと合わせた。粗生成物を、10% 酢酸エチル/ジクロロメタン〜25% 酢酸エチル/ジクロロメタンのグラジエントで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、黄色固形物として生成物を得た(1.64g、84%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.12 - 1.30 (m, 1 H) 1.32 - 1.50 (m, 2 H) 1.77 (d, J=9.16 Hz, 2 H) 1.89 - 1.99 (m, 1 H) 1.99 - 2.18 (m, 3 H) 2.67 (t, J=6.10 Hz, 2 H) 2.72 - 2.87 (m, 3 H) 3.67 (s, 3 H) 3.91 (s, 3 H) 3.94 (s, 3 H) 4.15 (d, J=19.23 Hz, 1 H) 4.31 (d, J=34.79 Hz, 2 H) 5.62 (d, J=12.82 Hz, 1 H) 6.70 (t, J=4.12 Hz, 1 H) 6.96 (d, J=2.44 Hz, 1 H) 7.08 (dd, J=8.55, 2.75 Hz, 1 H) 7.33 (s, 1 H) 7.51 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.84 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 8.26 (s, 1 H); MS m/z 573(MH+); MS m/z 571(M-H)-.
中間体10
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−10−((メチルオキシ)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6−カルボン酸(1.50g、3.37mMol)を、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(697mg、5.1mMol)と共にDMF(32ml)に溶解した。反応液を窒素下に置き、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(967mg、5.04mMol)を加え、反応液を室温で1.5時間攪拌した。アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール(0.44ml、4.1mMol)を反応液に加え、反応液を窒素下、室温で16時間攪拌した。揮発物を減圧留去し、残渣を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液した。水相を酢酸エチルで抽出し、有機相を合わせて、塩酸(0.1N)、次いで食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去して、粗生成物(1.98g)を得、それを精製せずに次反応に用いた。クルードのアセタール(1.4g、2.7mMol)をアセトン(30mL)および塩酸(2M、1.6ml、3.2mMol)に溶解し、還流するまで一時的に加熱し、次いで2.5時間攪拌し、次いで還流するまで一時的に再び加熱し、さらに1.5時間攪拌した。塩酸(1N、200mL)を反応液に加え、沈殿物を濾去し、水ですすぎ、減圧乾燥して、粗生成物を得た(1.14g、87%)。生成物を、酢酸エチルのヘキサン溶液〜25% 酢酸エチルのヘキサン溶液のグラジエントで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、黄色固形物として生成物を得た(0.81g、62%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.25 (t, J=7.17 Hz, 1 H) 1.31 - 1.48 (m, 2 H) 1.48 - 1.63 (m, 3 H) 1.77 (d, J=9.46 Hz, 2 H) 1.86 - 1.98 (m, 1 H) 1.98 - 2.16 (m, 3 H) 2.77 - 2.89 (m, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 3.94 (s, 3 H) 4.18 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 4.32 (d, J=34.79 Hz, 2 H) 5.62 (d, J=11.29 Hz, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 6.97 (d, J=2.75 Hz, 1 H) 7.09 (dd, J=8.55, 2.75 Hz, 1 H) 7.35 (s, 1 H) 7.52 (d, J=8.85 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.84 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 8.26 (s, 1 H) 9.71 (s, 1 H).
島津 LC−MS ディスカバリーソフトウェア;
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
UV@ 220nm;
カラム=フェノメネックスルナ(Phenomenex Luna) C18、10μ、3.0mm×50mm
生成物の保持時間=4.2分。
MS m/z 487(MH+).
中間体11
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[[(5−メトキシ−2,5−ジオキソペンチル)アミノ]カルボニル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(クロロカルボニル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(499mg、1.15mMol)を無水ジクロロメタン(10ml)に溶解し、5−アミノレブリン酸メチル塩酸塩(244mg、1.34mMol)を反応混合物に加え、次いでピリジン(0.5ml、6.2mMol)を加えた。反応液を窒素下、室温で40時間攪拌した。揮発物を減圧留去し、残渣を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、粗生成物を得た(603mg)。生成物を、同一条件下で実行した先の反応液(433mg)と合わせた。混合物を、20% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液〜20% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液のグラジエントで溶離するシリカカラムクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た(0.56g、45%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.28 (s, 1 H) 7.87 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.74 (dd, J=8.55, 1.22 Hz, 1 H) 7.59 (d, J=7.93 Hz, 1 H) 7.43 - 7.56 (m, 3 H) 7.38 (s, 1 H) 6.71 (t, J=4.12 Hz, 1 H) 5.65 (d, J=10.99 Hz, 1 H) 4.31 (d, J=27.16 Hz, 2 H) 4.14 - 4.23 (m, 1 H) 3.94 (s, 3 H) 3.67 (s, 3 H) 2.80 - 2.91 (m, 1 H) 2.01 - 2.16 (m, 3 H) 1.70 - 2.00 (m, 3 H) 1.29 - 1.70 (m, 6 H) 1.14 - 1.31 (m, 2 H); MS m/z 543(MH+), 560(MNH4 +).
中間体12
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−,6−[2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセチル]ヒドラジド]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸
上記のHPLC条件を用いて、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−,メチルエステルの加水分解からの副生成物として、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,6−[2−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセチル]ヒドラジド]を単離した。保持時間は6.9分であった。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 11.64 (s, 1 H) 9.68 (d, J=5.80 Hz, 1 H) 8.56 (s, 1 H) 7.92 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.78 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.65 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.46 - 7.61 (m, 4 H) 5.84 (d, J=14.95 Hz, 1 H) 4.18 (d, J=14.34 Hz, 1 H) 3.93 (d, J=10.99 Hz, 2 H) 3.37 (t, J=11.44 Hz, 2 H) 2.79 - 2.91 (m, 1 H) 2.44 (d, J=6.71 Hz, 2 H) 1.92 - 2.25 (m, 7 H) 1.76 (t, J=11.29 Hz, 3 H) 1.67 (t, J=9.92 Hz, 3 H) 1.53 (d, J=10.99 Hz, 2 H) 1.32 - 1.50 (m, 5 H) 1.15 - 1.28 (m, 1 H); MS m/z 542(MH+).
実施例1
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−シアノ−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(200mg、0.504mmol)のトルエン溶液(2.0mL)に、アジ化トリブチルスズ(502mg、1.51mmol)を加えた。生じた溶液を、封管中、マイクロ波の中で、150℃で30分間攪拌した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(9:1 EtOAc:メタノール)によって、黄色油として標題の化合物(191mg、86%)を得た。
MS m/z 440 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 5H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.15 (m, 3H), 2.87 (m, 1 H), 3.94 (s, 3H), 4.52 (幅広 m, 1 H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.49-7.54 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.68 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.75 (s, 1 H), 7.86 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 8.38 (s, 1 H).
実施例2および3
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−,メチルエステル(40mg、0.09mmol)のDMF溶液(1.0mL)および炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)に、ヨードエタン(28mg、0.18mmol)を加えた。生じた混合物を18時間60℃で加熱した。水(1mL)を加え、混合物をさらに8時間60℃で加熱した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、標題の化合物を得た。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−:20mg、収率49%。
MS m/z 454 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.17-1.66 (m, 5H), 1.68 (t, 3 H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.15 (m, 3H), 2.88 (m, 1 H), 4.49 (幅広 m, 1 H), 4.70 (q, 2 H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.47-7.58 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.41 (s, 1 H).
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−:11mg、収率27%。
MS m/z 454 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.16-1.64 (m, 5H), 1.68 (t, 3 H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.15 (m, 3H), 3.05 (m, 1 H), 3.68 (幅広 m, 1 H), 4.13 (幅広 m, 1 H), 4.67 (q, 2 H), 7.31-7.39 (m, 2 H), 7.41-7.48 (m, 2 H), 7.96 (t, J=8.4, 8.4 Hz, 2 H), 8.20 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H).
実施例4
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[2−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−(87mg、0.19mmol)のCH2Cl2溶液(1.0mL)に、塩化オキサリル(2M、0.48mL、0.96mmol)を加えた。この溶液を22℃で3時間攪拌し、次いで減圧濃縮した。BEMP(0.22mL、0.76mmol)、CH2Cl2(1.0mL)およびN,N−ジメチルスルファミド(120mg、0.96mmol)を、生じた油に加えた。生じた混合物を22℃で6時間攪拌した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、黄色糊として標題の化合物を得た(56mg、52%)。
MS m/z 561 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.16-1.64 (m, 5H), 1.68 (t, 3 H), 1.80 (m, 2H), 1.86-2.16 (m, 3H), 2.89 (m, 1 H), 3.09 (s, 6H), 4.52 (幅広 m, 1 H), 4.71 (q, 2 H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.45-7.56 (m, 3 H), 7.61 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.83 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 8.40 (s, 1 H), 8.69 (幅広 s, 1H).
実施例5
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−,メチルエステル(40mg、0.09mmol)のDMF溶液(1.0mL)および炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)に、2−クロロエタノール(15mg、0.18mmol)を加えた。生じた混合物を18時間60℃で加熱した。水(1mL)を加え、混合物をさらに8時間60℃で加熱した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、黄色糊として標題の化合物を得た(21mg、収率49%)。
MS m/z 470 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 5H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.15 (m, 3H), 2.89 (m, 1 H), 4.20 (幅広 m, 1 H), 4.32-4.56 (幅広 m, 2H), 4.68-4.92 (幅広 m, 2H), 5.92 (幅広 m, 1 H), 7.48-7.58 (m, 3 H), 7.61 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.66 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.75 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H).
実施例6および7
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−,メチルエステル(40mg、0.09mmol)のDMF溶液(1.0mL)および炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)に、(ブロモメチル)シクロプロパン(24mg、0.18mmol)を加えた。生じた混合物を18時間60℃で加熱した。水(1mL)を加え、混合物をさらに8時間60℃で加熱した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、標題の化合物を得た。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−:22mg、収率50%。
MS m/z 480 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 0.58 (m, 2 H), 0.70 (m, 2 H), 1.17-1.67 (m, 6H), 1.80 (m, 2H), 1.85-2.15 (m, 3H), 2.90 (m, 1 H), 4.42-4.58 (幅広 m, 3 H), 5.94 (幅広 m, 1 H), 7.49-7.54 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.72 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 8.49 (s, 1 H).
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−:11mg、収率25%。
MS m/z 480 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 0.50 (m, 2 H), 0.59 (m, 2 H), 1.19-1.69 (m, 6H), 1.81 (m, 2H), 1.85-2.15 (m, 3H), 3.10 (m, 1 H), 3.71 (幅広 m, 1 H), 4.18 (幅広 m, 1H), 4.49 (d, 2H), 7.31-7.39 (m, 2 H), 7.42-7.49 (m, 2 H), 7.96 (t, J=8.4, 8.4 Hz, 2 H), 8.20 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H).
実施例8、9、および10
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−,メチルエステル(40mg、0.09mmol)のDMF溶液(1.0mL)および炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)に、2−(ブロモメチル)−テトラヒドロフラン(30mg、0.18mmol)を加えた。生じた混合物を18時間60℃で加熱した。水(1mL)を加え、混合物をさらに8時間60℃で加熱した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、標題の化合物を得た。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−:22mg、収率48%。
MS m/z 510 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 5H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.27 (m, 7H), 2.92 (m, 1 H), 3.78 (m, 1H), 3.93 (m, 1H), 4.52 (幅広 m, 1 H), 4.54-4.87 (m, 3H), 5.98 (幅広 m, 1 H), 7.49-7.54 (m, 3 H), 7.64 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.91 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 8.49 (s, 1 H).
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−:10mg、収率22%。
MS m/z 510 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.19-1.69 (m, 5H), 1.81 (m, 2H), 1.83-2.25 (m, 7H), 3.12 (m, 1 H), 3.71 (幅広 m, 1 H), 3.83 (m, 1H), 3.92 (m, 1H), 4.15 (幅広 m, 1H), 4.51 (m, 1H), 4.62 (m, 1H), 4.73 (m, 1H), 7.32-7.38 (m, 2 H), 7.42-7.49 (m, 2 H), 7.98 (t, J=8.4, 8.4 Hz, 2 H), 8.20 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H).
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−:8mg、収率17%。
MS m/z 510 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.19-1.70 (m, 5H), 1.78 (m, 2H), 1.84-2.26 (m, 7H), 2.92 (m, 1 H), 3.80 (m, 1H), 3.92 (m, 1H), 4.50 (幅広 m, 1 H), 4.55-4.87 (m, 3H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.49-7.54 (m, 3 H), 7.65 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.90 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 8.48 (s, 1 H).
実施例11、12、13、および14
Figure 2009526081
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸および13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−,メチルエステル(40mg、0.09mmol)のDMF溶液(1.0mL)および炭酸セシウム(60mg、0.18mmol)に、4−(ブロモメチル)−テトラヒドロ−2H−ピラン(31mg、0.18mmol)を加えた。生じた混合物を18時間60℃で加熱した。水(1mL)を加え、混合物をさらに8時間60℃で加熱した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、標題の化合物を得た。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−:21mg、収率44%。
MS m/z 524 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 6H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.20 (m, 7H), 2.91 (m, 1 H), 3.39 (m, 2H), 3.96 (m, 2H), 4.52 (幅広 m, 3 H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.48-7.54 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 8.39 (s, 1 H).
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−:9mg、収率19%。
MS m/z 524 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.19-1.69 (m, 6H), 1.81 (m, 2H), 1.83-2.21 (m, 7H), 3.10 (m, 1 H), 3.42 (m, 2H), 3.71 (幅広 m, 1 H), 3.98 (m, 2H), 4.12 (幅広 m, 1H), 4.51 (m, 2H), 7.32-7.38 (m, 2 H), 7.42-7.49 (m, 2 H), 7.98 (t, J=8.4, 8.4 Hz, 2 H), 8.20 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H).
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−:6mg、収率13%。
MS m/z 524 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 6H), 1.79 (m, 2H), 1.86-2.20 (m, 7H), 2.90 (m, 1 H), 3.59 (m, 2H), 3.89 (m, 2H), 4.52 (幅広 m, 1 H), 4.69 (m, 2H), 5.97 (幅広 m, 1 H), 7.48-7.54 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.71 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.87 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 8.40 (s, 1 H).
5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−:3mg、収率6%。
MS m/z 524 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.70 (m, 6H), 1.79 (m, 2H), 1.84-2.21 (m, 7H), 3.11 (m, 1 H), 3.41 (m, 2H), 3.70 (幅広 m, 1 H), 4.01 (m, 2H), 4.12 (幅広 m, 1H), 4.52 (m, 2H), 7.32-7.38 (m, 2 H), 7.43-7.48 (m, 2 H), 7.99 (t, J=8.4, 8.4 Hz, 2 H), 8.21 (s, 1 H), 8.36 (s, 1 H).
実施例15
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−(100mg、0.19mmol)のCH2Cl2溶液(1.0mL)に、塩化オキサリル(2M、0.48mL、0.96mmol)を加えた。この溶液を22℃で3時間攪拌し、次いで減圧濃縮した。BEMP(0.22mL、0.76mmol)、CH2Cl2(1.0mL)およびN,N−ジメチルスルファミド(120mg、0.96mmol)を、生じた油に加えた。生じた混合物を22℃で6時間攪拌した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、黄色糊として標題の化合物を得た(41mg、34%)。
MS m/z 631 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.17-1.71 (m, 6H), 1.78 (m, 2H), 1.86-2.20 (m, 7H), 2.89 (m, 1 H), 3.11 (s, 6H), 3.40 (m, 2H), 3.97 (m, 2H), 4.52 (幅広 m, 3 H), 5.99 (幅広 m, 1 H), 7.49-7.55 (m, 3 H), 7.62 (d, J=7.6 Hz, 1 H), 7.69 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.85 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.71 (幅広 s, 1H).
実施例16
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−(上記を参照)に類似した方法で、7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−を生成して、黄色固形物を得た(最終段階で110mg、収率90%)。
MS m/z 555 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 6H), 1.81 (m, 2H), 1.92-2.38 (m, 7H), 2.89 (m, 1 H), 3.46 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.99 (m, 2H), 4.52 (幅広 m, 1H), 4.56 (m, 2 H), 5.89 (幅広 m, 1 H), 7.05 (s, 1 H), 7.11 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.79 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.88 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 8.44 (s, 1 H).
実施例17
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−(110mg、0.20mmol)のCH2Cl2溶液(1.0mL)に、塩化オキサリル(2M、0.50mL、1.00mmol)を加えた。この溶液を22℃で3時間攪拌し、次いで減圧濃縮した。BEMP(0.23mL、0.80mmol)、CH2Cl2(1.0mL)およびN,N−ジメチルスルファミド(124mg、1.00mmol)を、生じた油に加えた。生じた混合物を22℃で6時間攪拌した。HCl(1M、15mL)を加え、水層をCHCl3(2×30mL)で抽出した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。この油を逆相分取用HPLCで精製して、黄色糊として標題の化合物を得た(84mg、64%)。
MS m/z 661 (MH+), 1H NMR (300 MHz, CD3OD) δppm 1.18-1.69 (m, 6H), 1.79 (m, 2H), 1.93-2.40 (m, 7H), 2.89 (m, 1 H), 3.09 (s, 6H), 3.42 (m, 2H), 3.93 (s, 3H), 3.96 (m, 2H), 4.52 (幅広 m, 1H), 4.56 (m, 2 H), 5.92 (幅広 m, 1 H), 7.05 (s, 1 H), 7.09 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.58 (d, J=8.4 Hz, 1 H), 7.78 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.86 (d, J=7.8 Hz, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.47 (s, 1 H), 8.69 (幅広 s, 1 H).
実施例18
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
ヒドラジド(771mg、1.80mmol) 7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル,6−ヒドラジドを、部分に分けてTHF(18ml)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)(0.34ml、1.95mmol)を加え、5分間攪拌し、次いで1,1’−カルボニルジイミダゾール(CDI)(316mg、1.95mmol)を加え、反応液を窒素下、室温で終夜攪拌した。追加のCDI(100mg)およびDIEA(0.1ml)を加えて、反応を完了に至らせた。反応液を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液した。有機相を、塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、生成物を得た(0.82g)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 9.43 (s, 1 H) 8.20 (s, 1 H) 7.79 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.67 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.61 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.54 (t, J=7.32 Hz, 1 H) 7.43 - 7.51 (m, 2 H) 7.41 (s, 1 H) 5.44 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 4.00 (d, J=15.87 Hz, 1 H) 3.90 (s, 3 H) 2.80 (t, J=15.87 Hz, 1 H) 2.00 - 2.17 (m, 2 H) 1.89 (d, J=41.20 Hz, 2 H) 1.51 - 1.80 (m, 3 H) 1.28 - 1.53 (m, 4 H) 1.11 - 1.22 (m, 1 H); MS m/z 456(MH+), MS m/z 454(M-H)-.
実施例19
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−,メチルエステル(91mg、0.20mmol)を酢酸(5ml)中で懸濁し、臭化水素酸水溶液(48%、2.5ml)を加えた。反応液を4時間111℃に加熱した。反応液を冷却し、黄色沈殿を濾去し、少量の酢酸、次いで水ですすいだ。生成物を室温で減圧乾燥して、生成物を得た(75mg)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D, MeOD) δppm 8.17 (s, 1 H) 7.75 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.61 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.48 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 7.35 - 7.44 (m, 3 H) 7.30 (s, 1 H) 5.52 (d, J=12.82 Hz, 1 H) 4.18 (d, J=8.85 Hz, 1 H) 2.65 - 2.78 (m, 1 H) 1.89 - 2.04 (m, 2 H) 1.71 - 1.85 (m, 1 H) 1.63 (d, J=10.99 Hz, 2 H) 1.16 - 1.49 (m, 3 H) 1.11 (s, 2 H); MS m/z 442(MH+).
実施例20
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[4,5−ジヒドロ−5−オキソ−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−,メチルエステル(203mg、0.45mMol)を、DMF(2ml)およびTHF(1ml)の混合物に加熱しながら溶解した。反応液に、4−(ブロモメチル)テトラヒドロピラン(115mg、0.64mMol)を加え、炭酸セシウム(201mg、0.62mMol)およびヨウ化ナトリウム(90mg、0.6mMol)を加えた。反応液をキャップし(capped)、終夜60℃に加熱した。反応内容物をエルレンマイヤーフラスコ(25ml)に移し、勢いよく攪拌しながら水を加えた。明黄色沈殿を濾去し、水ですすぎ、風乾して、物質を得た(236mg、95%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.32 (s, 1 H) 7.88 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.74 (dd, J=8.55, 1.22 Hz, 1 H) 7.62 (d, J=7.02 Hz, 1 H) 7.48 - 7.56 (m, 3 H) 7.43 (s, 1 H) 5.64 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 4.31 (d, J=14.95 Hz, 1 H) 3.88 - 4.02 (m, 5 H) 3.67 (s, 2 H) 3.25 - 3.44 (m, 2 H) 2.77 - 2.87 (m, 1 H) 1.88 - 2.21 (m, 5 H) 1.70 - 1.82 (m, 2 H) 1.50 - 1.70 (m, 4 H) 1.11 - 1.50 (m, 6 H); MS m/z 554(MH+).
実施例21
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[4,5−ジヒドロ−5−オキソ−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[4,5−ジヒドロ−5−オキソ−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−,メチルエステル(225mg、0.41mMol)を酢酸(5ml)中で懸濁し、臭化水素酸水溶液(48%、2.5ml)を加えた。反応液を2時間100℃に加熱し、次いで1.5時間120℃に加熱し、最後にさらに3時間130℃に加熱し、次いで終夜冷却した。反応混合物(55mg)から黄色固形物を濾去し、HPLC分析により、その主成分は出発物質であった。濾液を水(50ml)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を水、次いで食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。粗生成物の残渣を、揮発物の減圧留去によって単離した。粗生成物をアセトニトリル\DMF混合物に溶解し、以下の条件下、逆相HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA
初期%B=35;
最終%B=100;
グラジエント=30分;
実行時間=40分
流速=20ml/分;
波長=220nm;
カラム=YMCプロパック(YMC Pro Pack) 20mm×150mm S5。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.40 (s, 1 H) 7.92 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.82 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.63 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.47 - 7.58 (m, 3 H) 7.44 (s, 1 H) 5.66 (d, J=14.95 Hz, 1 H) 4.33 (d, J=14.65 Hz, 4 H) 3.87 - 4.13 (m, 2 H) 3.72 (dd, J=29.76, 5.95 Hz, 2 H) 3.26 - 3.52 (m, 2 H) 2.78 - 2.93 (m, 1 H) 2.14 - 2.26 (m, 1 H) 1.86 - 2.12 (m, 4 H) 1.31 - 1.84 (m, 9 H) 1.12 - 1.32 (m, 1 H); MS m/z 538(M-H)-.
実施例22
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[3−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[3−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−の合成を、文献:Kap-Sun Yeung, Michelle E. Farkas, John F. Kadow および Nicholas A. Meanwell; Tetrahedron Letters, 46 (2005) 3429-3432の方法を用いて、前もって形成した。マイクロ波反応管(2ml)中で、以下の試薬をn−ブタノール(0.47ml)に混合した:7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル,6−ヒドラジド(100mg、0.23mmol)、4−シアノメチルテトラヒドロピラン(88.3mg、0.71mmol)、炭酸カリウム(16.6mg、0.12mmol)。反応液をマイクロ波中、7時間150℃で加熱した。中間体n−ブチルエステルをLC/MSによって同定した。m/z 579(MH+) 反応液からの揮発物を減圧留去し、クルードの反応混合物を、4時間80℃〜100℃で、酢酸(10ml)、臭化水素酸水溶液(48%、5ml)の加水分解条件に付して、最終生成物を得た。反応混合物からの揮発物を減圧留去して、以下の条件を用いたプレパラティブHPLCによる単離のために、残渣をDMF/メタノールに溶解し:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLCに2回注入(2ml)した:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=35;
最終%B=100;
グラジエント=30分;
実行時間=40分;
流速=20ml/分;
カラム=YMCプロパック 20mm×150mm S5。
LC/MS−によって同定された生成物ピークはMS m/z 442(MH+)であり、合わせて25.2mgを得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D, MeOD) δppm 8.35 (s, 1 H) 7.78 (d, J=8.55 Hz, 3 H) 7.59 - 7.67 (m, 2 H) 7.53 (dd, J=5.65, 3.51 Hz, 1 H) 7.44 - 7.49 (m, 1 H) 7.35 - 7.43 (m, 2 H) 5.89 (d, J=15.26 Hz, 1 H) 4.29 (d, J=14.34 Hz, 1 H) 3.84 (dd, J=11.90, 3.05 Hz, 2 H) 2.80 (t, J=11.44 Hz, 1 H) 2.63 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 1.60 - 2.18 (m, 8 H) 1.48 - 1.60 (m, 2 H) 1.08 - 1.41 (m, 6 H).
実施例23
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
1,2,4−オキサジアゾール環構造は、Ying Wang and Regan L. Miller et. al. Organic Letters 7 (5) 2005 p. 925-928の文献の方法に従って合成されうる。7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(クロロカルボニル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(250mg、0.58mMol)を無水THF(4.4ml)に溶解した。アセトアミドオキシム(48mg、0.65mMol)およびジイソプロピルエチルアミン(0.2ml、1.15mMol)を、マイクロ波反応管(5ml)中で反応液に加えた。反応液を窒素下でキャップし、マイクロ波中、15分間150℃で加熱した。追加のアセトアミドオキシム(12.8mg、0.17mMol)を反応液に加え、10分間150℃で加熱した。反応液を酢酸エチルと塩酸(1N)の間で分液した。有機相を次いで、塩酸(1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、粗生成物を得た(244mg)。ジクロロメタンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーから、純生成物(105mg、40%)を単離した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.36 (s, 1 H) 7.92 (s, 1 H) 7.88 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.75 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.60 - 7.66 (m, 1 H) 7.47 - 7.59 (m, 3 H) 5.85 (s, 1 H) 4.48 (s, 1 H) 3.96 (s, 3 H) 2.85 (t, J=11.75 Hz, 1 H) 2.44 (s, 3 H) 1.84 - 2.21 (m, 4 H) 1.77 (d, J=7.93 Hz, 2 H) 1.31 - 1.48 (m, 3 H) 1.15 - 1.29 (m, 1 H); MS m/z 454(MH+).
実施例24
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−,メチルエステル(97mg、0.21mMol)を、ヨウ化リチウム(91mg、0.68mMol)と共にピリジン(2.5ml)に溶解した。反応液をマイクロ波中、2時間180℃に加熱した。反応揮発物を次いで減圧留去し、残渣を酢酸エチルと塩酸(1N)の間で分液した。有機相を、塩酸(1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。5% メタノールのジクロロメタン溶液で溶離することによって、純生成物(42mg、45%)をシリカゲルクロマトグラフィーで単離した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.46 (s, 1 H) 7.88 - 8.02 (m, 2 H) 7.83 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 7.61 - 7.70 (m, 1 H) 7.48 - 7.61 (m, 3 H) 5.89 (s, 1 H) 4.49 (s, 1 H) 2.86 (t, J=11.44 Hz, 1 H) 2.47 (s, 3 H) 1.86 - 2.29 (m, 4 H) 1.78 (d, J=7.63 Hz, 2 H) 1.31 - 1.51 (m, 2 H) 1.13 - 1.32 (m, 2 H); MS m/z 440(MH+); MS m/z 438(M-H)-.
実施例25
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−(38mg、0.086mMol)を丸底フラスコ(25ml)に入れ、塩化オキサリルのジクロロメタン溶液(2.0M、2ml)を加え、次いでDMF(1滴)を加えた。反応液を還流するまで一時的に加熱し、次いで室温で2時間攪拌した。揮発物を減圧留去し、残渣の酸塩化物を無水THF(1ml)に溶解し、以下のように製造したN,N−ジメチルスルファミドの前もって形成された陰イオンに、7分かけて滴下して加えた:
N,N−ジメチルスルファミド(35.9mg、0.289mMol)を無水THF(0.4ml)に溶解し、2−tert−ブチルイミノ−2−ジエチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン(62μL、0.214mMol)を加え、反応液を窒素下、室温で10分間攪拌した。反応液を不活性雰囲気下で1時間、室温で進行させた。反応混合物を、塩酸(0.1N)と酢酸エチル(30mL)の間で分液した。有機相を、塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去し、残渣をアセトニトリルに溶解し、以下の条件を用いてプレパラティブHPLCで精製して、黄色固形物として純生成物を得た(26.8mg、57%)。
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=25分;
流速=25ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 21.2mm×100mm s10。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.60 (s, 1 H) 8.19 (s, 1 H) 7.89 - 7.95 (m, 2 H) 7.61 - 7.66 (m, 1 H) 7.50 - 7.61 (m, 3 H) 7.47 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 1 H) 5.81 (s, 1 H) 4.50 (s, 1 H) 3.08 (s, 6 H) 2.80 - 2.91 (m, 1 H) 2.45 (s, 3 H) 1.84 - 2.18 (m, 4 H) 1.77 (d, J=10.68 Hz, 2 H) 1.10 - 1.62 (m, 5 H); MS m/z 546(MH+).
実施例26
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(クロロカルボニル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(776mg、1.79mMol)を、マイクロ波管(20mL)中で無水THF(13ml)に溶解した。N−ヒドロキシ−2−(メチルスルホニル)エタンイミドアミド(308mg、2.02mMol)を、ジイソプロピルエチルアミン(0.64ml、3.67mMol)と共に反応液に加えた。反応液を室温で5分間攪拌し、次いでマイクロ波中、15分間150℃で加熱した。反応液を塩酸(0.1N)と酢酸エチルの間で分液し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに供し、生成物を2% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液で溶離して、287mg(30%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.13 - 1.23 (m, 1 H) 1.29 - 1.64 (m, 5 H) 1.77 (d, J=9.77 Hz, 2 H) 1.87 - 2.00 (m, 1 H) 2.04 - 2.17 (m, 2 H) 2.79 - 2.90 (m, 1 H) 3.23 (s, 3 H) 3.94 (s, 3 H) 4.47 (s, 2 H) 4.51 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 5.84 (d, J=11.29 Hz, 1 H) 7.51 - 7.62 (m, 3 H) 7.62 - 7.67 (m, 1 H) 7.70 - 7.78 (m, 1 H) 7.88 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.99 (s, 1 H) 8.30 (s, 1 H); MS m/z 532(MH+).
実施例27
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−,メチルエステル(193mg、0.36mMol)を、マイクロ波管中でピリジン(3.6ml)に溶解した。ヨウ化リチウム(166mg、1.24mMol)を加え、反応液を窒素下に置き、マイクロ波中、1時間180℃に加熱した。反応液を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液し、相分離を促進するために食塩水を加えた。有機層を塩酸(0.1N)/食塩水の混合物で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、茶色固形物を得た(180mg)。反応粗生成物を、先の試行実験からの反応粗生成物(73mg)と合わせ、5% メタノールのジクロロメタン溶液で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、生成物を得た(75mg、29%)。分離した低純度の画分(13.6mg)を、以下の条件下、分取用HPLCでさらに精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=15分
実行時間=20分;
流速=25ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 21.2mm×100mm s10。
生成物の保持時間=13.0分、生成物(5.9mg)を回収した。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.13 - 1.52 (m, 4 H) 1.53 - 1.85 (m, 3 H) 1.86 - 2.23 (m, 4 H) 2.82 - 2.91 (m, 1 H) 3.29 (s, 3 H) 4.44 - 4.65 (m, 3 H) 5.89 (d, J=12.21 Hz, 1 H) 7.52 - 7.65 (m, 3 H) 7.64 - 7.70 (m, 1 H) 7.83 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.94 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 8.00 (s, 1 H) 8.39 (s, 1 H); MS m/z 518(MH+).
実施例28
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−(75mg、0.13mMol)をTHF(1.5ml)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(27.7mg、0.17mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で40分間攪拌し、次いで還流するまで40分間加熱した。反応液を窒素下で室温まで冷却し、DBU(22μL、0.15mMol)と共にN,N−ジメチルスルファミド(84mg、0.68mMol)を加えた。反応液を室温で終夜(〜16時間)攪拌し、次いで酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液し、塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去し、残渣を以下の条件下、分取用HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=20分
流速=40ml/分;
波長=220nm;
カラム=Waters サンファイア(Sunfire) 30mm×100mm S5。
生成物の保持時間=13.3分、生成物を回収した(45.3mg、51%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.10 - 1.50 (m, 3 H) 1.50 - 1.65 (m, 1 H) 1.69 - 1.83 (m, 2 H) 1.85 - 2.16 (m, 7 H) 2.79 - 2.92 (m, 1 H) 3.07 (s, 6 H) 3.22 (s, 3 H) 4.51 (s, 3 H) 5.84 (d, J=11.60 Hz, 1 H) 7.47 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.52 - 7.64 (m, 3 H) 7.63 - 7.69 (m, 1 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.95 (s, 1 H) 8.13 (s, 1 H) 8.83 (s, 1 H); MS m/z 624(MH+).
実施例29
Figure 2009526081
6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル,6−ヒドラジド(1.01g、2.35mMol)の1,4−ジオキサン懸濁液(20mL)に、炭酸水素ナトリウム(203mg、2,42mMol)の水溶液(5.3ml)を加えた。反応液を室温で20分間攪拌し、次いで臭化シアン(256mg、2.42mMol)を反応液に加えた。反応液をキャップし、室温で18時間攪拌し、その後、臭化シアン(35mg、0.33mMol)を加えた。反応液を室温でさらに6時間攪拌した。反応液を濾過し、水ですすぎ、沈殿物を減圧乾燥して、生成物を得た(880mg、82%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δppm 8.21 (s, 1 H) 7.93 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.63 - 7.69 (m, 2 H) 7.53 - 7.62 (m, 3 H) 5.74 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 4.39 (d, J=14.95 Hz, 1 H) 3.89 (s, 3 H) 2.73 - 2.87 (m, 1 H) 1.94 - 2.12 (m, 3 H) 1.84 - 1.94 (m, 1 H) 1.70 (d, J=6.71 Hz, 2 H) 1.32 - 1.48 (m, 3 H) 1.06 - 1.18 (m, 1 H); MS m/z 455(MH+), MS m/z 453(M-H)-.
実施例30
Figure 2009526081
6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(27.7mg、0.061mMol)をTHF(0.6ml)中で懸濁し、テトラブチル水酸化アンモニウムのメタノール溶液(1.0M、0.2ml)を反応液に加えた。テトラブチル水酸化アンモニウム溶液を添加すると、反応液は均一になった。反応液を室温で16時間攪拌し、一部分だけが生成物に変換された。反応液を2時間60℃に加熱し、次いで冷却し、塩酸(1N)およびDMFを加えた。溶液を分取用HPLCに注入して、以下の条件を用いて生成物を単離した(7.4mg):
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=35;
最終%B=100;
グラジエント=30分;
実行時間=50分;
流速=20ml/分;
カラム=YMCプロパック 20mm×150mm S5。
1H NMR (500 MHz, DMF) δppm 12.90 (s, 1 H) 8.38 - 8.41 (m, 1 H) 7.70 - 7.78 (m, 3 H) 7.63 - 7.69 (m, 1 H) 7.59 - 7.63 (m, 1 H) 7.45 (s, 2 H) 7.40 (s, 1 H) 5.91 (d, J=17.09 Hz, 1 H) 4.51 (d, J=12.82 Hz, 1 H) 2.03 - 2.22 (m, 3 H) 1.92 (t, J=10.68 Hz, 1 H) 1.73 (d, J=7.02 Hz, 2 H) 1.39 - 1.52 (m, 3 H) 1.18 (d, J=12.82 Hz, 1 H) 0.84 - 0.91 (m, 1 H).
実施例31
Figure 2009526081
6−[5−[(ブロモアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(50.7mg、0.125mMol)をTHF(1.0ml)中で懸濁し、ピリジン(12μL、0.148mMol)を加えた。反応液を窒素下、0℃に冷却し、次いで臭化ブロモアセチル(13μL、0.15mMol)を加えた。反応液を0℃で1時間攪拌し、室温まで30分かけて加温した。反応液を、水と、酢酸エチル、THFおよびジクロロメタンからなる有機物との間で分液した。有機相を、塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、生成物を得た(65mg、90%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δppm 12.28 (s, 1 H) 8.25 (s, 1 H) 7.94 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.57 - 7.70 (m, 5 H) 5.80 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 4.49 (d, J=11.90 Hz, 1 H) 4.17 (s, 2 H) 3.90 (s, 3 H) 2.74 - 2.86 (m, 1 H) 1.94 - 2.12 (m, 3 H) 1.82 - 1.95 (m, 1 H) 1.70 (d, J=7.32 Hz, 2 H) 1.36 - 1.50 (m, 3 H) 1.08 - 1.20 (m, 1 H); MS m/z 575(MH+); MS m/z 573(M-H)-.
実施例32
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[(4−モルホリニルアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,6−[5−[(ブロモアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−13−シクロヘキシル−,メチルエステル(62mg、0.11mMol)をDMF(1ml)中で攪拌し、モルホリン(28μL、0.32mMol)を反応液に加えた。小粒(small pea)のヨウ化ナトリウムを反応液に加え、反応液をキャップし、室温で16時間攪拌した。反応液をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の間で分液した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を除去して、生成物を得た(67mg)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.35 (s, 1 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.74 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 7.58 - 7.66 (m, 2 H) 7.44 - 7.56 (m, 3 H) 5.81 - 5.98 (m, 1 H) 4.37 - 4.53 (m, 1 H) 3.94 (s, 3 H) 3.83 (s, 4 H) 2.69 - 2.87 (m, 5 H) 1.85 - 2.20 (m, 6 H) 1.34 - 1.86 (m, 14 H) 1.12 - 1.37 (m, 17 H) 0.74 - 0.94 (m, 9 H)
NMRの脂肪族領域には、HPLCで観察されない炭化水素(グリース)混入物(contaminate)が含まれる;
MS m/z 582(MH+); MS m/z 580(M-H)-.
実施例33
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[(4−モルホリニルアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(4−モルホリニルアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−,メチルエステル(60mg、0.10mMol)を無水THF(1ml)に溶解し、カリウムトリメチルシラノエート(potassium trimethylsilanoate)(78mg、0.61mMol)を加えた。反応液をキャップし、室温で2.5時間攪拌した。塩酸(6ml、0.1M)を反応液に加え、生成物を酢酸エチル中に抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣を熱ジエチルエーテルでトリチュレートして、黄色固形物として生成物を得た(18.7mg、32%)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-D6) δppm 12.64 (s, 1 H) 11.55 (s, 1 H) 8.23 (s, 1 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.72 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.51 - 7.69 (m, 5 H) 5.79 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 4.48 (d, J=12.21 Hz, 1 H) 3.55 (s, 4 H) 2.72 - 2.91 (m, 1 H) 1.80 - 2.17 (m, 4 H) 1.61 - 1.81 (m, 2 H) 1.29 - 1.56 (m, 3 H) 1.03 - 1.22 (m, 1 H); MS m/z 568(MH+); MS m/z 566 (M-H)-.
実施例34
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[[(5−メトキシ−2,5−ジオキソペンチル)アミノ]カルボニル]−,メチルエステル(0.25g、0.46mMol)をトルエン(4.6ml)に溶解し、オキシ塩化リン(93μL)を加えた。反応液を還流で約1.5時間加熱した。反応液を冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムの氷冷溶液の中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させて、生成物を得た(221mg、92%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.38 (s, 1 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.56 - 7.62 (m, 2 H) 7.42 - 7.54 (m, 3 H) 6.90 (s, 1 H) 5.93 (d, J=12.51 Hz, 1 H) 4.36 (d, J=11.29 Hz, 1 H) 3.95 (s, 3 H) 3.69 (s, 3 H) 3.03 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 2.82 - 2.92 (m, 1 H) 2.69 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 1.68 - 2.19 (m, 8 H) 1.49 - 1.61 (m, 1 H) 1.31 - 1.49 (m, 2 H) 1.14 - 1.31 (m, 2 H); MS m/z 525(MH+).
実施例35
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−2−オキサゾリル]−,メチルエステル(281mg、0.53mmol)をTHF(3.5ml)に溶解し、テトラブチル水酸化アンモニウムのメタノール溶液(1.0M、0.8ml)を反応液に加えた。反応液を室温で3.5時間攪拌し、塩酸(0.1N)と酢酸エチルの間で分液することによってクエンチした。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を除去し、サンプルを減圧乾燥して、黄色固形物(232mg、86%)を得、それをさらに精製することなく用いた。黄色固形物をジクロロメタン(3mL)中で懸濁し、塩化オキサリルのジクロロメタン溶液(2.0M、2ml)を反応液に加え、次いでDMF(1滴)を加えた。反応液を窒素下、室温で3時間20分攪拌した。反応からの揮発物を減圧留去し、サンプルを室温で2時間45分減圧乾燥し、次いでジクロロメタン(5ml)に溶解し、モルホリン(0.15ml、1.72mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で2日間攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、残渣を得た(282mg)。反応生成物を、5% 酢酸エチル/ジクロロメタン〜30% 酢酸エチル/ジクロロメタンのグラジエント溶離を用いたシリカカラムクロマトグラフィーで精製して、黄色非晶質固形物を得た(157mg、60%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.38 (s, 1 H) 7.86 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.73 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.57 - 7.63 (m, 2 H) 7.45 - 7.53 (m, 3 H) 6.92 (s, 1 H) 5.92 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 4.37 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 3.95 (s, 3 H) 3.47 - 3.76 (m, 6 H) 3.38 (d, J=4.27 Hz, 2 H) 3.07 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 2.80 - 2.92 (m, 1 H) 2.65 (t, J=7.48 Hz, 2 H) 1.87 - 2.19 (m, 5 H) 1.66 - 1.86 (m, 4 H) 1.50 - 1.66 (m, 2 H) 1.15 - 1.50 (m, 5 H); MS m/z 580(MH+).
実施例36
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−,メチルエステル(22.4mg、0.039mMol)およびカリウムトリメチルシラノレート(potassium trimethyl silanolate)(75mg、0.19mMol)を、磁気攪拌子を有する1ドラムのバイアルに入れ、無水THF(0.4ml)を加えた。反応液を窒素下でキャップし、室温で22時間攪拌した。反応液を酢酸の添加によって酸性化し、アセトニトリルで希釈し、以下の条件を用いた分取用HPLCで精製して、生成物を得た(12.7mg、57%):
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=20分;
流速=25ml/分;
カラム=フェノメネックスルナ 21.2mm×100mm s10;
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.52 (s, 1 H) 7.90 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.80 (dd, J=8.55, 1.22 Hz, 1 H) 7.65 (s, 1 H) 7.59 - 7.64 (m, 1 H) 7.44 - 7.56 (m, 3 H) 7.01 (s, 1 H) 5.88 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 5.46 (s, 4 H, H2O/H+ピーク) 4.40 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 3.51 - 3.69 (m, 6 H) 3.34 - 3.45 (m, 2 H) 3.10 (t, J=7.32 Hz, 2 H) 2.82 - 2.91 (m, 1 H) 2.66 - 2.73 (m, 2 H) 1.98 - 2.19 (m, 3 H) 1.87 - 1.99 (m, 1 H) 1.70 - 1.85 (m, 2 H) 1.34 - 1.65 (m, 3 H) 1.15 - 1.34 (m, 3 H); MS m/z 566(MH+).
実施例37
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−(75mg、0.13mMol)をTHF(1.5ml)に溶解した。カルボニルジイミダゾール(28mg、0.17mMol)を反応液に加え、反応液を窒素下、室温で40分間攪拌し、次いで還流するまで40分間加熱した。反応液を窒素下で冷却し、N,N−ジメチルスルファミド(84mg、0.68mMol)を反応液に加え、次いでDBU(22μL、0.15mMol)を加えた。反応液を室温で終夜攪拌した。反応液を塩酸(0.1N)と酢酸エチルの間で分液した。有機相を、塩酸(0.1N)、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去し、以下の条件下、残渣を分取用HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:;
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=12分;
実行時間=22分;
流速=25ml/分;
カラム=Waters サンファイア 19×100mm S5;
保持時間=10.6分で、橙色固形物として生成物を集めた(49.6mg、55%);
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.09 - 1.32 (m, 1 H) 1.32 - 1.61 (m, 3 H) 1.68 - 1.87 (m, 2 H) 1.91 - 2.18 (m, 4 H) 2.69 - 2.79 (m, 2 H) 2.82 - 2.93 (m, 1 H) 3.05 (s, 6 H) 3.07 - 3.11 (m, 1 H) 3.14 (s, 1 H) 3.44 (d, J=4.58 Hz, 2 H) 3.53 - 3.75 (m, 6 H) 4.40 (d, J=9.16 Hz, 1 H) 5.76 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 6.97 (s, 1 H) 7.49 - 7.57 (m, 3 H) 7.62 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 7.68 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.71 (s, 1 H) 7.92 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 8.49 (s, 1 H) 9.99 (s, 1 H); MS m/z 672(MH+); MS m/z 670(M-H)-.
実施例38
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド,13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−(18mg、0.027mMol)を、THF(1.0ml)、メタノール(0.5ml)の混合物に溶解し、パラジウム炭素(10%、7mg)を加えた。反応液を水素下(バルーン圧)に置き、室温で22時間攪拌した。反応液をセライトプラグで濾過し、セライトをメタノールおよびTHFですすいだ。濾液からの揮発物を減圧留去し、残渣をメタノールに溶解し、以下の条件下、分取用HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:;
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=35;
最終%B=100;
グラジエント=30分;
実行時間=50分;
流速=20ml/分;
カラム=YMCプロパック 20mm×150mm S5;
生成物の保持時間=29.4分;
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.19 - 1.32 (m, 1 H) 1.31 - 1.53 (m, 2 H) 1.68 (d, J=12.21 Hz, 1 H) 1.78 (d, J=9.46 Hz, 2 H) 1.93 (d, J=11.90 Hz, 1 H) 1.97 - 2.11 (m, 3 H) 2.55 - 2.75 (m, 2 H) 2.80 - 2.89 (m, 1 H) 2.89 - 3.14 (m, 10 H) 3.16 - 3.24 (m, 1 H) 3.33 - 3.61 (m, 3 H) 3.62 - 3.74 (m, 5 H) 3.84 (dd, 1 H) 4.06 (dd, J=15.11, 5.95 Hz, 1 H) 4.80 (d, J=15.26 Hz, 1 H) 6.89 - 6.95 (m, 1 H) 7.45 (d, J=5.19 Hz, 4 H) 7.62 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.90 (d, J=8.54 Hz, 1 H) 8.05 (s, 1 H) 9.68 (s, 1 H); MS m/z 674(MH+).
実施例39
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6,10−ジカルボン酸,13−シクロヘキシル−,10−メチルエステル,6−ヒドラジド(720mg、1.68mMol)および2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アセトイミド酸エチル塩酸塩(422mg、2.05mMol)をイソプロパノール(5.2mL)中で懸濁し、ジイソプロピルエチルアミン(DIEA)(4.4ml、25.3mMol)を反応液に加えた。反応液を10分間攪拌し、窒素下、2時間約70℃に加熱し、次いで反応温度を80℃に上昇させた。21時間加熱した後、反応液のHPLC分析によって、非環化中間体としての約72%と共に、環化トリアゾールへの約27%の変換が示された。反応液をマイクロ波容器(20mL)に移し、追加のイソプロパノール(5ml)を反応液に加えた。反応液をマイクロ波中、1時間150℃に加熱した。反応揮発物を減圧留去し、残渣を、酢酸エチルおよび塩酸(1N)と共に分液漏斗中で振とうした。反応残渣は有機相に十分溶解しなかったため、水相の大部分を排水し、ジクロロメタンを加えた。飽和炭酸水素ナトリウムで洗浄することによって、有機相のpHを上げた。この段階は、固形物の溶解を促進するようであった。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、橙黄色固形物を得た(905mg)。10% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液〜30% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液のグラジエントで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを用いて、オキサジアゾール生成物(25% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液において、Rf=0.55)を単離した。黄色固形物として、生成物の重量=182mg。熱メタノール(2mL)によるトリチュレーションによって、分析的に純粋なサンプル(164.6mg)を得、室温でメタノール(2ml)ですすいだ。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 7.88 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.63 (t, J=3.36 Hz, 2 H) 7.46 - 7.58 (m, 3 H) 5.94 (d, J=7.32 Hz, 1 H) 4.46 (d, J=11.29 Hz, 1 H) 3.86 - 4.01 (m, 5 H) 3.38 (t, J=11.60 Hz, 2 H) 2.75 - 2.95 (m, 3 H) 2.00 - 2.23 (m, 4 H) 1.88 - 2.00 (m, 1 H) 1.66 - 1.85 (m, 5 H) 1.51 - 1.66 (m, 2 H) 1.33 - 1.50 (m, 4 H) 1.13 - 1.31 (m, 1 H); MS m/z 538(MH+).
実施例40
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−,メチルエステルの製造で記載される反応混合物から、上記のシリカゲルカラムクロマトグラフィーで標題の化合物を単離して(25% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液において、Rf=0.17)、黄色固形物として得た(476mg、53%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.38 (s, 1 H) 7.75 - 7.90 (m, 2 H) 7.68 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 7.56 - 7.63 (m, 1 H) 7.50 - 7.56 (m, 1 H) 7.41 - 7.50 (m, 2 H) 5.91 (d, J=12.21 Hz, 1 H) 4.26 (d, J=11.90 Hz, 1 H) 3.87 - 4.02 (m, 5 H) 3.33 (t, J=11.29 Hz, 2 H) 2.87 (s, 1 H) 2.76 (s, 2 H) 1.84 - 2.17 (m, 6 H) 1.68 - 1.82 (m, 2 H) 1.30 - 1.66 (m, 8 H) 1.13 - 1.29 (m, 2 H); MS m/z 537(MH+).
実施例41
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−,メチルエステル(167mg、0.31mMol)をDMF(3ml)に溶解した。ヨードメタン(39μL、0.62mMol)を反応液に加え、次いで水素化ナトリウム(60% 鉱油中、0.47mMol)を加えた。反応液を窒素下でキャップし、室温で16時間攪拌した。揮発物を減圧留去し、反応液を酢酸エチルと飽和塩化アンモニウム水溶液の間で分液した。水相を酢酸エチルで抽出した。有機画分を合わせて、飽和塩化アンモニウム、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、黄褐色固形物を得た(174mg)。残渣を、10% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液を用いたシリカゲルクロマトグラフィーに供して、生成物を得た(100mg、58%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.47 (s, 1 H) 7.85 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.67 - 7.76 (m, 2 H) 7.60 (dd, J=5.19, 3.66 Hz, 1 H) 7.49 - 7.56 (m, 1 H) 7.41 - 7.49 (m, 2 H) 5.97 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 4.35 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 3.90 - 3.98 (m, 5 H) 3.87 (s, 3 H) 3.37 (t, J=11.44 Hz, 2 H) 2.84 - 2.93 (m, 1 H) 2.68 (d, J=7.02 Hz, 4 H) 2.68 (d, J=7.02 Hz, 2 H) 1.89 - 2.18 (m, 6 H) 1.67 - 1.83 (m, 2 H) 1.64 (d, J=12.82 Hz, 2 H) 1.49 - 1.61 (m, 3 H) 1.32 - 1.48 (m, 5 H) 1.14 - 1.31 (m, 3 H)
実施例42
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−,メチルエステル(94mg、0.17mMol)を無水THF(1.7ml)に溶解し、カリウムトリメチルシラノレート(104mg、0.81mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素下でキャップし、室温で22時間攪拌した。反応液を塩酸(1N)でクエンチし、生成物を酢酸エチル中に抽出し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去して、粗生成物を得た(89mg)。生成物をジエチルエーテルによるトリチュレーションで精製して、59mg(64%)を得た。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.55 (s, 1 H) 7.89 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.78 (d, J=8.55 Hz, 2 H) 7.61 (dd, J=5.34, 3.51 Hz, 1 H) 7.51 - 7.58 (m, 1 H) 7.46 (dd, J=5.49, 3.36 Hz, 2 H) 5.97 (d, J=14.04 Hz, 1 H) 4.36 (d, J=13.43 Hz, 1 H) 3.94 (dd, J=11.44, 3.51 Hz, 2 H) 3.88 (s, 3 H) 3.38 (t, J=11.29 Hz, 2 H) 2.83 - 2.96 (m, 1 H) 2.71 (d, J=6.41 Hz, 2 H) 1.88 - 2.25 (m, 6 H) 1.76 (d, J=11.60 Hz, 2 H) 1.65 (d, J=11.90 Hz, 2 H) 1.30 - 1.59 (m, 6 H) 1.16 - 1.27 (m, 2 H); MS m/z 537(MH+).
実施例43
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−(58mg、0.11mMol)を、塩化オキサリル(2.0M)を含むジクロロメタン(2ml)に溶解した。DMF(1滴)を反応混合物に加え、反応液を窒素下で2.5時間攪拌した。揮発物を減圧留去し、酸塩化物を必要があるまで窒素下で保管した。N,N−ジメチルスルファミド(45.7mg、0.37mMol)をTHF(0.5ml)に溶解し、2−tert−ブチルイミノ−2−ジエチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン(68.8μL、0.238mMol)を加えた。反応液を室温で約15分間攪拌し、次いでTHF(1ml)に溶解した上記の酸塩化物をシリンジで滴下して加えた。反応液を窒素下でキャップし、室温で2時間攪拌し、その後、反応の進行をHPLCでモニターした。追加のN,N−ジメチルスルファミド(20mg、0.16mMol)および2−tert−ブチルイミノ−2−ジエチルアミノ−1,3−ジメチルペルヒドロ−1,3,2−ジアザホスホリン(46μL、 Mmol)のTHF溶液(0.3ml)を反応液に加えた。反応液を窒素下でさらに15.5時間攪拌した。反応液を酢酸エチルとクエン酸(0.1M)の間で分液し、クエン酸(0.1M)で洗浄した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、茶色油を得た(125mg)。生成物(4.3mg、6%)を以下の条件下で分取用HPLCによって単離した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:;
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=35;
最終%B=100;
グラジエント=30分;
実行時間=50分;
流速=20ml/分;
波長=220nm;
カラム=YMCプロパック 20mm×150mm S5。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.73 (s, 1 H) 8.27 (s, 1 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.77 - 7.88 (m, 2 H) 7.58 - 7.65 (m, 1 H) 7.44 - 7.57 (m, 5 H) 5.81 (d, J=14.34 Hz, 1 H) 4.41 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 3.91 - 4.04 (m, 7 H) 3.32 - 3.44 (m, 2 H) 3.13 - 3.23 (m, 1 H) 3.07 (s, 6 H) 2.81 - 2.95 (m, 4 H) 1.85 - 2.16 (m, 7 H) 1.67 - 1.83 (m, 3 H) 1.50 - 1.65 (m, 4 H) 1.15 - 1.51 (m, 8 H); MS m/z 643(MH+).
実施例44
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−,メチルエステル(156mg、0.29mMol)を無水THFに溶解し、カリウムトリメチルシラノレート(198mg、1.54mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素下でキャップし、室温で19時間攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸(0.1N)の間で分液した。反応液を酢酸エチルで抽出し、有機相を合わせて食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、粗物質を得た(166mg)。クルードの反応液(約87mg)をメタノール/アセトニトリル/DMFの混合物に溶解し、以下の条件を用いたHPLC精製に付した:
%A=10% アセトニトリル、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% アセトニトリル、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=30;
最終%B=100;
グラジエント=10分;
実行時間=15分;
流速=25ml/分;
カラム=フェノメネックスルナ 21.2mm×100mm s10;
7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸,13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−の保持時間は9.9分であった。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 8.48 (s, 1 H) 7.91 (d, J=8.55 Hz, 1 H) 7.80 (dd, J=8.55, 1.53 Hz, 1 H) 7.61 - 7.68 (m, 2 H) 7.49 - 7.58 (m, 3 H) 5.96 (d, J=13.12 Hz, 1 H) 4.48 (d, J=8.24 Hz, 1 H) 3.96 (dd, J=11.44, 3.20 Hz, 2 H) 3.33 - 3.44 (m, 3 H) 2.81 - 2.92 (m, 3 H) 2.01 - 2.20 (m, 4 H) 1.90 - 2.01 (m, 1 H) 1.65 - 1.84 (m, 4 H) 1.51 - 1.62 (m, 1 H) 1.32 - 1.52 (m, 5 H) 1.16 - 1.29 (m, 1 H); MS m/z 524(MH+); MS m/z 522 (M-H)-.
実施例45
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−6−(フラン−3−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
段階1:水素化ナトリウム(44mgの95%、1.74mmol)を、3−シクロヘキシル−2−(2−ビニルフェニル) 1H−インドール−6−カルボン酸メチル(0.500mg、1.34mmol)のTHF氷冷溶液(6mL)に加えた。水素の放出がひいた際に、2,3−ジブロモプロパ−1−エン(402mg、2.01mmol)を1回で加えた。攪拌を0℃で2時間継続し、次いで22℃で24時間継続した。溶液を濃縮し、残渣を、フラッシュ技術(flash technique)を用いた石油エーテル−酢酸エチル(10:1)によるSiO2クロマトグラフィーに供して、ゴム状固形物として1−(2−ブロモアリル)−3−シクロヘキシル−2−(2−ビニルフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチルを得た(285mg、44.5%)。
MS m/z 479 (MH+).
段階2:テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(38mg、0.033mmol)を、1−(2−ブロモアリル)−3−シクロヘキシル−2−(2−ビニルフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(157mg、0.33mmol)、3−フリルボロン酸(54.5mg、0.49mmol)、LiCl(55mg、0.66mmol)のエタノール溶液(2mL)および炭酸ナトリウム水溶液(1M、0.82mL、0.82mmol)を含むトルエン(2mL)の攪拌および脱気した混合物に加えた。混合物を還流下で1時間加熱し、冷却し、酢酸エチルと水の間で分液した。有機層を洗浄し(水、食塩水)、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。粗生成物を、ケイ酸の厚い層のプレート上で精製した。プレートをヘキサン−酢酸エチル(10:1)で溶離して、ゴム質として3−シクロヘキシル−1−(フラン−3−イル)−2−(2−ビニルフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチルを得た(57mg、37%)。
MS m/z 466 (MH+); 1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.15 - 1.89 (m, 10 H) 2.42 - 2.53 (m, 1 H) 3.91 (s, 3 H) 4.25 (s, 1 H) 4.48 (d, J=17.40 Hz, 1 H) 4.82 (d, J=17.40 Hz, 1 H) 4.82 (d, J=17.40 Hz, 1 H). 5.09 - 5.17 (m, 2 H) 5.69 (d, J=17.70 Hz, 1 H) 6.34 - 6.47 (m, 2 H) 7.18 - 7.23 (m, 2 H) 7.28 (t, J=7.93 Hz, 1 H) 7.32 (t, J=1.68 Hz, 1 H) 7.42 (t, J=7.63 Hz, 1 H) 7.69 (d, J=7.63 Hz, 1 H) 7.79 - 7.85 (m, 2 H) 8.00 (s, 1 H).
段階3:グラブス第二世代触媒(10mg)を、3−シクロヘキシル−1−(フラン−3−イル)−2−(2−ビニルフェニル)−1H−インドール−6−カルボン酸メチル(47 mg)の塩化メチレン溶液(8mL)に加えた。溶液を還流下で18時間攪拌し、乾燥するまで濃縮した。残渣をケイ酸分取プレート上で精製した。プレートをヘキサン−酢酸エチル(10:1)で溶離した。生成物含有バンドを抽出し、抽出物を濃縮した。二つ目の厚い層のプレート上で精製することによって、金色固形物として13−シクロヘキシル−6−(フラン−3−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸を得た(17mg、39%)。
MS m/z 438 (MH+); 1H NMR (300 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.11 - 2.16 (m, 10 H) 2.78 - 2.95 (m, 1 H) 3.94 (s, 3 H) 4.34 - 4.49 (m, 1 H) 5.00 - 5.15 (m, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 6.93 (s, 1 H) 7.38 - 7.45 (m, 4 H) 7.55 (d, J=8.42 Hz, 1 H) 7.70 (dd, J=8.42, 1.46 Hz, 1 H) 7.81 - 7.88 (m, 2 H) 8.17 (s, 1 H).
段階4:前述のエステル(17 mg)のTHF溶液(250μL)、メタノール(250μL)、およびNaOH(1.0N、200μL)の混合物を、マイクロ波装置において、15分間100℃で加熱した。生じた溶液を冷却し、希HClで酸性化して、金色固形物として標題の酸を沈殿させた。
MS m/z 424 (MH+).
実施例46
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−6−(((5−(メチルオキシ)−2,5−ジオキソペンチル)アミノ)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(1.60g、2.79mMol)を、オキシ塩化リン(0.58ml、6.34mMol)と共にトルエン(38ml)中で懸濁した。混合物を窒素下、還流するまで3時間加熱し、冷却し、氷および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を入れた分液漏斗の中に注いだ。水性混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を、飽和炭酸水素水溶液(aqueous saturated bicarbonate)、食塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物の除去および減圧乾燥によって、定量的収量で標題の生成物を生成した(1.55g)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.27 (1 H, br. s.),1.36 - 1.45 (2 H, m), 1.59 (2 H, br. s.), 1.78 (2 H, d, J=9.77 Hz), 1.96 (1 H, br. s.), 2.06 (2 H, br. s.), 2.71 (2 H, t, J=7.48 Hz), 2.81 - 2.90 (1 H, m), 3.04 (2 H, t, J=7.32 Hz), 3.70 (3 H, s), 3.95 (3 H, s), 3.98 (3 H, s), 4.37 (1 H, d, J=11.60 Hz), 5.93 (1 H, d, J=12.51 Hz), 6.91 (1 H, s), 7.02 (1 H, d, J=2.75 Hz),7.07 (1 H, dd, J=8.70, 2.59 Hz), 7.53 (2 H, s), 7.74 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.85 (1 H, d, J=8.55 Hz), 8.38 (1 H, s).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm s10;
保持時間=4.48分、純度96%。
フローインジェクション質量分析:MS m/z 555(MH+).
実施例47
Figure 2009526081
3−(2−(13−シクロヘキシル−3−メトキシ−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6−イル)−1,3−オキサゾール−5−イル)プロパン酸
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(1.53g、2.92mMol)をTHF(20mL)に溶解し、テトラブチル水酸化アンモニウムのメタノール溶液(1.0M、5.8ml)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、完了するまで2時間攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液した。酢酸エチル層を塩酸(1N)で洗浄し、次いで水層を合わせて、酢酸エチルで逆抽出した。有機層を合わせて、塩酸(1N)、食塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物を減圧留去して、非晶質黄色固形物/泡を得た(1.54g)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.21 - 1.31 (2 H, m), 1.32 - 1.50 (2 H, m), 1.56 (1 H, br. s.), 1.72 - 1.82 (2 H, m), 2.01 (1 H, br. s.), 2.03 - 2.13 (3 H, m), 2.76 (2 H, d, J=6.41 Hz), 2.80 - 2.89 (1 H, m), 3.13 (2 H, t, J=6.26 Hz), 3.92 (3 H, s), 4.00 (3 H, s), 4.40 (1 H, d, J=12.82 Hz), 5.81 (1 H, d, J=16.17 Hz), 6.92 (1 H, s), 7.01 - 7.09 (0 H, m), 7.03 (1 H, d), 7.07 (1 H, dd), 7.53 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.73 (2 H, s), 7.86 (1 H, d, J=8.55 Hz), 8.40 (1 H, s).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=4.11分、純度97%.
フローインジェクション質量分析:MS m/z 541(MH+), m/z 539(MH-).
実施例48
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル
3−(2−(13−シクロヘキシル−3−メトキシ−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6−イル)−1,3−オキサゾール−5−イル)プロパン酸(1.522g、2.82mMol)をTHF(28ml)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(548mg、3.38mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素下、室温で1時間攪拌し、次いで窒素下で還流するまで1時間加熱した。反応液を冷却し、モルホリン(0.3ml、3.44mMol)を加え、反応液を窒素下で2時間攪拌した。反応液からの揮発物を減圧留去し、残渣を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液した。水相を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせて、塩酸(1N)および食塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して、粗生成物を得た(1.62g)。標題の化合物を、50% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液〜65% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液のグラジエントで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、非晶質黄色固形物として生成物を得た(1.28g、74%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.27 (2 H, t, J=7.17 Hz), 1.40 (1 H, t, J=7.63 Hz), 1.53 - 1.62 (2 H, m), 1.78 (2 H, d, J=10.99 Hz), 1.95 (1 H, br. s.), 2.05 (2 H, br. s.), 2.66 (2 H, t, J=7.48 Hz), 2.86 (1 H, td, J=11.83, 3.51 Hz), 3.09 (2 H, t, J=7.48 Hz), 3.36 - 3.44 (2 H, m), 3.56 (2 H, d, J=4.27 Hz), 3.62 (2 H, br. s.), 3.64 (2 H, d, J=2.75 Hz), 3.93 (3 H, s), 3.96 (3 H, s), 4.38 (1 H, d, J=12.21 Hz), 5.92 (1 H, d, J=14.65 Hz), 6.92 (1 H, s), 7.02 (1 H, d, J=2.75 Hz), 7.07 (1 H, dd, J=8.85, 2.75 Hz), 7.55 (2 H, t, J=4.27 Hz), 7.73 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.85 (1 H, d, J=8.24 Hz), 8.38 (1 H, s).
LC−MS:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=0;
最終%B=100;
グラジエント=2分;
実行時間=4分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=2.93分、MS m/z 610(MH+).
実施例49
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(610mg、1.00mMol))をTHF(15ml)およびメタノール(5ml)に溶解した。この反応液に、パラジウム炭素(10%、83mg)を加えた。反応液を水素雰囲気下(1atm、バルーン圧)に置き、室温で22時間攪拌した。反応液をセライトプラグで濾過し、THFですすいだ。揮発物を濾液から減圧留去して、黄色固形物として標題の化合物を得た(569mg、93%)。
LC−MS:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=3分;
実行時間=4分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=2.55分、MS m/z 612(MH+).
実施例50
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(560mg、0.92mMol)をTHFに溶解し、カリウムトリメチルシラノレート(585mg、4.56mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で20時間攪拌した。塩酸水溶液(1N)を反応液に加えた。反応液を酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、黄色非晶質泡を得た(585mg)。
LC−MS:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=4.05分、MS m/z 598(MH+), 1195 (2M+H)+.
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸のキラル分割
条件:キラルパック AD−H 分析カラム、4.6mm×250mm、5μm;
移動相:二酸化炭素中の35%(0.1%TFA)メタノール;
温度=35℃;
流速=2.0ml/分(16分間);
213nmでのUVモニター;
注入:約1mg/mlのエタノール溶液の5μL
異性体Aの保持時間:5.96分;
異性体Bの保持時間:11.65分。
分取キラル分離:キラルパック AD−H、30mm×250mm、5μm;
移動相:65% 二酸化炭素、0.1% トリフルオロ酢酸を有する35% メタノール;
温度:35℃;
圧力:150bar;
流速:70ml/分;
UV:213nm;
ピーク1 異性体A:7.20分〜9.20分;
ピーク2 異性体B:12.4分〜16.6分。
ラセミ体(498mg)から、異性体A(216mg)および異性体B(231mg)を得た。
実施例51
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク1−キラル異性体A)
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.20 - 1.52 (m, 3.3 H) 1.68 (t, J=12.97 Hz, 1.1 H) 1.79 (d, J=8.55 Hz, 2 H) 1.88 - 2.12 (m, 4 H) 2.46 (t, J=7.32 Hz, 1.4 H) 2.71 (t, J=7.63 Hz, 0.5 H) 2.79 - 2.88 (m, 1 H) 2.88 - 3.11 (m, 3.5 H) 3.15 (dd, J=12.97, 5.95 Hz, 0.8 H) 3.19 - 3.31 (m, 1.4 H) 3.45 - 3.75 (m, 6.3 H) 3.84 (s, 0.7 H) 3.87 - 3.95 (m, 3 H) 3.94 - 4.03 (m, 0.5 H) 4.07 (dd, J=15.11, 5.34 Hz, 0.8 H) 4.81 (d, J=14.95 Hz, 0.9 H) 6.82 - 6.97 (m, 1.4 H) 6.97 - 7.04 (m, 1.5 H) 7.38 (t, J=7.63 Hz, 1 H) 7.72 - 7.84 (m, 1 H) 7.85 - 7.93 (m, 1 H) 7.98 - 8.08 (m, 0.7 H) 8.22 (s, 0.2 H).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm s10;
保持時間=3.16分、純度98%.
フローインジェクション質量分析:MS m/z 598(MH+), m/z 596(MH-).
実施例52
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク2−キラル異性体B)
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.18分、純度99%.
フローインジェクション質量分析:MS m/z 598(MH+), m/z 596(MH-).
実施例53
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド(異性体B)
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク2−キラル異性体B)(100mg、0.17mMol)を無水THF(1.9ml)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(37.1mg、0.23mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で1時間攪拌し、窒素下、還流で1時間加熱した。反応液を窒素下で冷却し、ジメチルスルファミド(145mg、1.17mMol)およびDBU(27.5μL、0.18mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素雰囲気下、4時間50℃に加熱し、次いで室温まで冷却し、進行をHPLCで分析した。反応液をさらに2.5時間50℃で加熱し、再びHPLCでモニターした。ジメチルスルファミド(100mg)およびDBU(27μL)を反応液に加え、反応液を窒素下、還流するまで3時間加熱した。熱を取り除き、反応液を室温まで冷却し、終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液し、水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、塩酸水溶液(1N)、食塩水で連続して洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥した。揮発物の減圧留去によって、粗生成物(209mg)が残存し、それを以下の条件下、逆相HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=15分;
流速=45ml/分;
カラム=Waters サンファイア 30mm×100mm;
ピーク収集 8.2分〜9.1分;
標題の化合物を無色固形物として単離した(71.2mg、60%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.25 (q, J=12.82 Hz, 1.2 H) 1.31 - 1.53 (m, 2.1 H) 1.58 - 1.85 (m, 3.2 H) 1.86 - 2.12 (m, 4.2 H) 2.54 - 2.76 (m, 2.1 H) 2.81 - 2.99 (m, 3.3 H) 2.99 - 3.12 (m, 7.3 H) 3.14 - 3.24 (m, 1 H) 3.34 - 3.61 (m, 3.1 H) 3.60 - 3.73 (m, 5.3 H) 3.72 - 3.82 (m, 0.9 H) 3.84 (s, 0.6 H) 3.90 (s, 2.5 H) 4.02 (dd, J=14.95, 6.10 Hz, 0.9 H) 4.77 - 4.92 (m, 1.3 H) 6.78 - 6.87 (m, 1 H) 6.88 - 7.05 (m, 2 H) 7.30 - 7.51 (m, 1.2 H) 7.64 (dd, J=8.39, 1.37 Hz, 0.8 H) 7.81 - 7.95 (m, 1.0 H) 8.01 - 8.21 (m, 1 H) 8.67 (s, 0.2 H) 9.86 (s, 0.8 H).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.03分、純度99%。
フローインジェクション質量分析:MS m/z 704(MH+), 726(M+Na)+, m/z 702(M-H)-.
キラル純度:カラム:キラルセル OJ−H 分析カラム 4.6mm×250mm;
移動相:二酸化炭素中の12% メタノール;
温度:35℃;
流速:2.0ml/分(40分間);
UVモニタリング=213nm;
注入:約1mg/ml エタノール溶液の5μL;
保持時間:32.5分、純度=100% EE=99.9%。
実施例54
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド(異性体A)
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク1−キラル異性体A)を出発物質として用いたことを除いて、上記エナンチオマーの製造と同じ方法を用いた。
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.03分、純度99%;
フローインジェクション質量分析:MS m/z 704(MH+), 726(M+Na)+, m/z 702(M-H)-.
キラル純度:カラム:キラルセル OJ−H 分析カラム 4.6mm×250mm;
移動相:二酸化炭素中の12% メタノール;
温度:35℃;
流速:2.0ml/分(40分間);
UVモニタリング=213nm;
注入:約1mg/ml エタノール溶液の5μL。
保持時間:27.1分、純度=100% EE>99.9%。
実施例55
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル
13−シクロヘキシル−3−(メチルオキシ)−6−(((2−オキソエチル)アミノ)カルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(410mg、0.84mMol)を、攪拌子を入れたマイクロ波反応管中でTHF(10ml)に溶解した。バージェス試薬(602mg、2.53mMol)、すなわち水酸化(メトキシカルボニルスルファモイル)トリエチルアンモニウム,分子内塩を反応容器に加えた。反応液を窒素雰囲気下に置き、マイクロ波中、100ワットで1分間加熱した。反応液をHPLCでモニターし、追加のバージェス試薬(200mg、0.84mMol)を反応液に加えた。反応液を100ワットの電力で1分間さらに加熱した。反応液を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液した。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を合わせて、塩酸水溶液(1N)と食塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、粗生成物(0.71g)を得た。標題の化合物を、0% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液〜15% 酢酸エチルのジクロロメタン溶液のグラジエントで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、黄色固形物として得た(150mg、38%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.27 (1 H, br. s.), 1.32 - 1.50 (2 H, m), 1.57 (1 H, br. s.), 1.78 (2 H, d, J=9.77 Hz), 1.95 (1 H, br. s.), 2.07 (3 H, br. s.), 2.71 - 2.98 (1 H, m), 3.94 (3 H, s), 3.97 (3 H, s), 4.43 (1 H, br. s.), 5.92 (1 H, br. s.), 7.03 (1 H, d, J=2.44 Hz), 7.09 (1 H, dd, J=8.70, 2.59 Hz), 7.29 (1 H, s), 7.55 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.68 (2 H, d, J=10.99 Hz), 7.74 (1 H, dd, J=8.55, 1.22 Hz), 7.86 (1 H, d, J=8.55 Hz), 8.38 (1 H, s).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=4.43分、純度97%;
フローインジェクション質量分析:MS m/z 469(MH+).
実施例56
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル(75.4mg、0.16mMol)をTHF(2ml)に溶解し、カリウムトリメチルシラノレート(103mg、0.80mMol)を反応液に加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で19時間攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液した。有機相を塩酸水溶液(1N)および食塩水で連続して洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、黄色固形物として標題の生成物を得た(68mg、93%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.18 - 1.33 (1 H, m), 1.36 - 1.45 (2 H, m), 1.58 (1 H, br. s.), 1.79 (2 H, d, J=10.07 Hz), 1.96 (1 H, br. s.), 2.08 (3 H, br. s.), 2.88 (1 H, t, J=12.05 Hz), 3.94 (3 H, s), 4.44 (1 H, br. s.), 6.00 (1 H, br. s.), 7.04 (1 H, d, J=2.75 Hz), 7.09 (1 H, dd, J=8.70, 2.59 Hz), 7.31 (1 H, s), 7.56 (1 H, d, J=8.85 Hz), 7.65 (1 H, s), 7.68 (1 H, s), 7.82 (1 H, dd, J=8.55, 1.22 Hz), 7.90 (1 H, d, J=8.55 Hz), 8.54 (1 H, s).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.83分、純度96%;
フローインジェクション質量分析:MS m/z 455(MH+), m/z 453(M-H)-.
実施例57
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(63mg、0.14mMol)をTHF(1.7ml)に溶解し、カルボニルジイミダゾール(31mg、0.19mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、室温で1時間攪拌し、次いで還流するまで1時間加熱した。反応液を窒素雰囲気下で冷却し、ジメチルスルファミド(91mg、0.73mMol)を加え、続いてDBU(23μL、0.15mMol)を加えた。反応液を窒素雰囲気下、4時間50℃に加熱し、窒素下で冷却し、室温で終夜攪拌した。反応液を酢酸エチルと塩酸水溶液(1N)の間で分液した。有機相を食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、揮発物を減圧留去して、非晶質黄色フィルムとして粗生成物を得た(103mg)。粗生成物をメタノールに溶解し、以下の条件下、分取用HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:;
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=25分;
流速=25ml/分;
カラム=Waters サンファイア 19mm×100mm;
ピーク収集=12.16分〜12.96分。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-d) δppm 1.23 (1 H, br. s.), 1.36 - 1.45 (2 H, m), 1.56 (1 H, br. s.), 1.78 (2 H, d, J=10.07 Hz), 2.00 (2 H, br. s.), 2.07 (2 H, br. s.), 2.78 - 2.91 (1 H, m), 3.09 (6 H, s), 3.94 (3 H, s), 4.43 (1 H, br. s.), 5.91 (1 H, br. s.), 7.03 (1 H, d, J=2.44 Hz), 7.10 (1 H, dd, J=8.55, 2.75 Hz), 7.50 (1 H, d, J=1.53 Hz), 7.55 (1 H, d, J=8.55 Hz), 7.65 (1 H, s), 7.69 (1 H, s), 7.89 (1 H, d, J=8.55 Hz), 8.24 (1 H, s), 8.81 (1 H, br. s.).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.65分、純度93%;
フローインジェクション質量分析:MS m/z 561(MH+), m/z 559(M-H)-.
実施例58
Figure 2009526081
13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド
13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド (45mg、0.08mMol)をTHF(3.8ml)に溶解し、メタノール(0.9ml)を加えた。パラジウム炭素(10%、13mg)を加え、反応液を水素雰囲気の1atm(バルーン)下に置き、室温で18時間攪拌した。反応液をセライトのプラグで濾過し、ジクロロメタンを用いてセライトをすすいだ。濾液からの揮発物の減圧留去によって、物質(47mg)を得、それを以下の条件下、分取用HPLCで精製した:
ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分取用HPLC:;
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% TFA;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% TFA;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=15分;
実行時間=20分;
流速=25ml/分;
カラム=Waters サンファイア 19mm×100mm;
ピーク収集=10.09分〜10.88分。
無色固形物として標題の化合物を得た(33.7mg、75%)。
1H NMR (500 MHz, クロロホルム-D) δppm 1.20 - 1.31 (m, 1.1 H) 1.31 - 1.52 (m, 2.1 H) 1.66 (d, J=13.12 Hz, 1.1 H) 1.78 (d, J=9.16 Hz, 2.0 H) 1.93 (d, J=13.12 Hz, 1.1 H) 1.96 - 2.09 (m, 2.9 H) 2.82 - 2.98 (m, 2.2 H) 3.03 - 3.08 (m, 6.0 H) 3.11 - 3.19 (m, 1.0 H) 3.73 - 3.81 (m, 1.0 H) 3.84 (s, 1.3 H) 3.90 (s, 1.8 H) 3.97 - 4.02 (m, 0.9 H) 4.05 (dd, J=14.95, 5.80 Hz, 0.7 H) 4.75 - 4.85 (m, 0.4 H) 4.90 (d, J=14.95 Hz, 0.6 H) 6.84 (d, J=2.44 Hz, 0.4 H) 6.94 (dd, J=8.55, 2.44 Hz, 0.5 H) 6.97 - 7.01 (m, 1.2 H) 7.09 - 7.17 (m, 1.0 H) 7.32 - 7.49 (m, 2.0 H) 7.64 (s, 0.6 H) 7.69 (s, 0.4 H) 7.78 - 7.87 (m, 1.2 H) 7.90 (d, J=8.55 Hz, 0.4 H) 8.02 (s, 0.4 H) 8.42 (s, 0.5 H) 8.59 (s, 0.4 H).
HPLC分析:ディスカバリーVPソフトウェアを用いた島津分析用HPLC:
%A=10% メタノール、90% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
%B=90% メタノール、10% 水、0.1% トリフルオロ酢酸;
初期%B=50;
最終%B=100;
グラジエント=5分;
実行時間=6分;
流速=5ml/分;
波長=220nm;
カラム=フェノメネックスルナ 3.0mm×50mm S10。
保持時間=3.02分、純度99%;
フローインジェクション質量分析:MS m/z 563(MH+), m/z 561(M-H)-.

Claims (10)

  1. 式I:
    Figure 2009526081
    I
    [式中、
    1は、CO25またはCONR67であり;
    2は、フラニル、ピロリル、チエニル、ピラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、またはテトラゾリルであり、オキソ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、(シクロアルキル)アルキル、ヒドロキシアルキル、(テトラヒドロフラニル)アルキル、(テトラヒドロピラニル)アルキル、(CO25)アルキル、(CON(R52)アルキル、(COR9)アルキル、(アルキルスルホニル)アルキル、および((R9)アルキル)CON(R5)から選択される0〜2個の置換基で置換されており;
    3は、C5-7シクロアルキルであり;
    4は、水素、ハロ、ヒドロキシ、アルキル、またはアルコキシであり;
    5は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;
    6は、水素、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、またはSO28であり;
    7は、水素、アルキル、またはシクロアルキルであり;あるいは、
    NR67は一緒になって、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルとなり;
    8は、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、またはフェニルであり;あるいは
    8は、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルであり;
    9は、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル、ホモモルホリニル、ホモピペリジニル、モルホリニル、またはチオモルホリニルであり;並びに
    (a)は、単結合または二重結合であり、(b)は、単結合または二重結合であるが、但し(a)および(b)の少なくとも一つは単結合である]
    の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  2. 1がCONR67であり;
    6がSO28であり;および
    7が水素である、請求項1の化合物。
  3. 3がシクロヘキシルである、請求項1の化合物。
  4. 4が水素である、請求項1の化合物。
  5. 4がメトキシである、請求項1の化合物。
  6. 13−シクロヘキシル−6−(1H−テトラゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−(2−エチル−2H−テトラゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[2−エチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−6−[2−(2−ヒドロキシエチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2−フラニル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[1−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−テトラゾール−5−イル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−3−メトキシ−6−[2−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−2H−テトラゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−(4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[4,5−ジヒドロ−5−オキソ−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[4,5−ジヒドロ−5−オキソ−4−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[3−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[3−[(メチルスルホニル)メチル]−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    6−(5−アミノ−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    6−[5−[(ブロモアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−13−シクロヘキシル−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[(4−モルホリニルアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[(4−モルホリニルアセチル)アミノ]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−[5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6,7−ジヒドロ−6−[5−[3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル]−2−オキサゾリル]−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸、メチルエステル;
    13−シクロヘキシル−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−[(ジメチルアミノ)スルホニル]−6−[1−メチル−5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    13−シクロヘキシル−6−[5−[(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル]−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−6−(フラン−3−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−メトキシ−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル;
    3−(2−(13−シクロヘキシル−3−メトキシ−10−(メトキシカルボニル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−6−イル)−1,3−オキサゾール−5−イル)プロパン酸;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク1−キラル異性体A);
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸(ピーク2−キラル異性体B);
    13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド(異性体B);
    13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(5−(3−(4−モルホリニル)−3−オキソプロピル)−1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド(異性体A);
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸メチル;
    13−シクロヘキシル−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボン酸;
    13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−7H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;および
    13−シクロヘキシル−N−((ジメチルアミノ)スルホニル)−3−メトキシ−6−(1,3−オキサゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[2,1−a][2]ベンゾアゼピン−10−カルボキサミド;
    からなる群より選択される、請求項1の化合物またはその医薬的に許容される塩。
  7. 請求項1の化合物またはその医薬的に許容される塩、並びに医薬的に許容される担体を含む組成物。
  8. HCVについての治療効果を有する少なくとも一つの追加の化合物をさらに含む組成物であって、該化合物が、インターフェロン、シクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項7の組成物。
  9. 請求項1の化合物の治療上の有効量を患者に投与することを特徴とする、C型肝炎感染の治療方法。
  10. HCVについての治療効果を有する少なくとも一つの追加の化合物を投与することをさらに特徴とし、該化合物が、インターフェロン、シクロスポリン、インターロイキン、HCVメタロプロテアーゼ阻害剤、HCVセリンプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS4Bタンパク質阻害剤、HCV侵入阻害剤、HCV集合阻害剤、HCV放出阻害剤、HCV NS5Aタンパク質阻害剤、HCV NS5Bタンパク質阻害剤、およびHCVレプリコン阻害剤からなる群より選択される、請求項9の方法。
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