JP2009514882A - がんおよび他の過剰増殖性疾患の処置のためのピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンIGF−1Rキナーゼ阻害剤 - Google Patents

がんおよび他の過剰増殖性疾患の処置のためのピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンIGF−1Rキナーゼ阻害剤 Download PDF

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Abstract

この発明は、式(I)(式中、変化しうる基は、明細書および請求項に定義されている通りである)の新規化合物、それらを含む医薬組成物、およびがんの処置のために、それらを用いて、処置する方法に関する。
【化1】

Description

本発明は、新規化合物およびその製造方法、および前記化合物を投与することを含んでなる、増殖の増大または調節解除によって特徴付けられる疾患、特にがんの処置方法、並びに過剰増殖性疾患、および特にがんの処置または予防のための医薬組成物の製造方法に関する。
細胞が正常な成長調節シグナルに応答しない制御不可能な細胞増殖が、がんの特質である。組織定常性は、細胞増殖を調節し、そしてプログラムされた細胞死(アポトーシス)を調節するシグナル間のバランスである。こうしたプロセス間の相互作用によって、組織安定性および機能が維持される。細胞増殖および生存は、複雑なプロセスであり、両者とも細胞外および細胞内の現象の相互作用によって調節される。この20年間に、科学によって、こうした細胞プロセスおよびそこの根底にある生化学的メカニズムの理解が顕著に進展した。こうした進展の中で最たるものは、細胞の増殖および生存を調節・調整するシグナル伝達構成成分および経路の解明である。
異常なシグナル伝達は、制御不可能な細胞増殖およびアポトーシスを誘起するシグナルに対する妨害の根底にある原因として関係してきている。実際、細胞表面受容体あるいは細胞基質蛋白からの異常なシグナル伝達は、種々のがんの原因に関連してきている。活性化変異、過剰発現または異常な受容体発現およびダウンレギュレーションは、多種多様ながんにおいて述べられてきており、がん病変の根底にある原因である。詳しくは、受容体チロシンキナーゼ(RTK)の異常な活性化は、イン・ビボにおいて腫瘍発生を誘起することが示されてきている。RTKは、細胞外刺激のネキサスとして機能し、そして細胞増殖および生存に影響を与える内在性チロシンキナーゼ活性との膜結合受容体である。RTKの活性化によって、究極的には、細胞の表現型および遺伝子型を変化させることができるシグナル現象のカスケードが誘起される。タイプIインシュリン様成長因子1受容体(IGF−1R)は、細胞増殖と細胞生存の両方のシグナル伝達カスケードを調節している。IGF−1Rは、胎児と成人の両方の組織中で広範囲に発現される。この受容体は、同族リガンド、IGF−1およびIGF−2の結合を介して活性化され、その結果、受容体内で自己リン酸化およびトランス活性化に至る。受容体活性化は、Raf−MEK−ERKおよびPI3K−AKTカスケードを含む多くの重要なシグナル伝達カスケードを刺激する。
正常細胞の増殖のみならず、がんの発生および腫瘍生物学においてもIGF−1Rの重要な役割をサポートする実際の証拠が存在する。IGF−1Rは、新生児と出生後の増殖の両方に重要である。標的IGF−1R遺伝子欠失ホモ接合体マウスは、誕生後すぐに死に、極度な成長不全を示す(Liu et al., Cell 1993 Oct 8;75(1):59-72)。IGF−1Rレベルの上昇が、乳がんおよび大腸がんを含む広範囲のヒト腫瘍において示されてきた。同様に、IGF−1リガンドレベルの増加は、乳がんおよび前立腺がんにおける予後が悪いことに関連している。
不死化マウスNIH 3T3線維芽細胞におけるヒトIGF−1Rの強制過剰発現によって、ソフトアガーおよびヌードマウスでの増殖によって明らかに示されているように、リガンド依存性(IGF−1またはインスリン)細胞トランスフォーメションが誘起される(Kaleko et al., Mol Cell Biol. 1990 Feb;10(2):464-73)。更に、機能的IGF−1Rの発現は、細胞トランスフォーメーションおよびトランスフォーム表現型の維持には、準必須である。IGF−1R発現は、Ras、SV40ラージT抗原、EGFRおよびPDGFRを含む公知のがん遺伝子による細胞トランスフォーメーションに必須であることが示されてきている。加えて、悪性腫瘍細胞におけるIGF−1RのHER2およびc−Kitとの共同性が示されてきている。細胞トランスフォーメーションおよびこうした他のがん遺伝子との共同性における役割に加えて、不適切なIGF−1R活性は、その細胞生存を調節する能力を通して、放射線および化学療法抵抗性に関連している。受容体レベル、あるいは受容体活性のモジュレーションによって、腫瘍増殖が阻害されることが示されてきている。IGF−1R機能の阻害によって、また、腫瘍は、前アポトーシスシグナルおよび薬剤に対して感じやすくなる(イン・ビトロおよびイン・ビボにおいて)。IGF−1R活性をモジュレートするのに、いくつかの方法が使用されてきた。こうしたものには、低分子阻害剤およびドミナント−ネガティブ受容体コンストラクトによるそのキナーゼ活性の直接的阻害、特異抗体によるリガンド結合の阻害(disruption)、および低分子干渉RNAs(siRNA)およびアンチセンスアプローチを用いる蛋白レベルのダウンレグレーションが含まれる。それ故、IGF−1Rによるシグナリングを阻害することは、過剰増殖、特にがんによって特徴付けられる広範囲なヒトの疾患を処置するための極めて魅力的な、見込みのある治療ストラティジーに相当する。
ある実施態様では、本発明は、式(I):
Figure 2009514882
[式中、Lは、結合、アルカンジイル、アルケンジイル、アルキンジイル、カルボニル、フェニル、アルキルフェニル、フェニルアルキルおよびピリジルから成る群から選択される(ここで、アルカンジイルにおいて、ひとつの鎖炭素原子は、−NH−または−NMe−基によって置換されていてもよい);
は、水素またはハロである;
または、
とRは、それらが結合する炭素原子と一体となって、ピラゾール環を形成する(ここで、前記ピラゾール環は、ベンジル、ハロベンジルまたはアルキルベンジルで置換されている);
は、水素またはハロである;
は、ベンジルオキシであり、このベンジルオキシは、1、2または3個のハロまたはアルコキシで置換されていてもよい:
は、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、または窒素を含有する、複素環またはヘテロアリールであり、この複素環またはヘテロアリールは、アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、ハロ、アルキルスルホニル、アルキルカルボニル、およびアルキルオキシカルボニルから成る群より独立して選択される、1、2または3個の置換基で置換されていてもよい]
の化合物または医薬的に許容され得るその塩を提供する。
本発明による化合物は、その構造によっては、立体異性体形(エナンチオマー、ジアステレオマー)として存在することができる。それ故、本発明は、エナンチオマーまたはジアステレオマーおよびそのそれぞれの混合物に関連する。エナンチマーまたはジアステレオマーのこうした混合物は、立体異性体的に均一な成分に公知の方法で単離することができる。
別途述べない限り、次の定義が、本明細書および請求項を通して使用されている技術的表現に適用される。
本発明では、は、好ましくは、本発明による化合物の医薬的に許容され得る塩である。たとえば、S. M. Berge, et al. “Pharmaceutical Salts, ”J. Pharm. Sci. 1977, 66, 1-19を参照。
医薬的に許容され得る塩には、鉱酸、カルボン酸およびスルホン酸の酸付加塩、たとえば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、フマール酸、マレイン酸および安息香酸の塩が含まれる。
医薬的に許容され得る塩には、また、例証かつ好ましいものとして、アルカリ金属塩(たとえば、ナトリウム塩およびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(たとえば、カルシウム塩およびマグネシウム塩)およびアンモニアから誘導されるアンモニウム塩または1〜16個の炭素原子を有する有機アミン、例証かつ好ましいものとして、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、ジメチルアミノエタノール、プロカイン、ジベンジルアミン、N−メチルモルホリン、ジヒドロアビエチルアミン、アルギニン、リシン、エチレンジアミンおよびメチルピペリジンのような通例の塩基の塩も含まれる。
アルキルは、通例1〜6、1〜4、または1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝したアルキルラジカルを表し、例証としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルを表す。
シクロアルキルは、環状アルカンを意味する。シクロアルキル基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを挙げることができる。
アルカンジイル、アルケンジイルおよびアルキンジイルは、末端でジ置換されているアルキル、アルケニルおよびアルキニルラジカルを表し、それぞれ、たとえば、3−プロパン−1−イルまたは3−プロパ−2−イン−1−イルである。換言すれば、“アルカンジイル”という用語は、CH単位の鎖を意味し、その鎖の末端が他の基に連結している。アルカンジイル単位の例としては、−(CH−が挙げられ、ここで、下付き文字“n”は、1−4の整数である。“アルケンジイル”という用語は、CH単位且つ少なくとも一つの二重結合を含む炭素鎖を意味する。アルケンジイル単位の例としては、−CH−CH=CH−CH−CH−および−CH=CH−CH−が挙げられる。“アルキンジイル”という用語は、CH単位且つ少なくとも一つの三重結合を含む炭素鎖を意味する。アルキンジイル単位の例としては、−CH−C≡C−CH−CH−が挙げられる。
アルコキシは、1〜6、1〜4、または1〜3個の炭素原子を有し且つ酸素原子を介して結合している直鎖または分枝した炭化水素ラジカルを表し、例証としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、ヘキソキシ、イソヘキソキシを表す。“アルコキシ”および“アルキルオキシ”という用語は、しばしば、同義語として使用される。
アルキルアミノは、一つまたは二つの(独立して選択される)アルキル置換基を有するアルキルアミノラジカルを表し、例証としては、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、N−メチル−N−n−プロピルアミノ、N−イソプロピル−N−n−プロピルアミノ、N−t−ブチル−N−メチルアミノ、N−エチル−N−n−ペンチルアミノおよびN−n−ヘキシル−N−メチルアミノを表す。
アルキルカルボニルは、アルキルラジカルで置換されているカルボニルラジカルを表し、例証としては、メチルカルボニルまたはエチルカルボニルを表す。
アルコキシカルボニルは、アルコキシラジカルで置換されているカルボニルラジカルを表し、例証としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニルおよびn−ヘキソキシカルボニルを表す。
アルキルスルホニルは、−S(O)アルキルを表す。
アリールは、少なくとも一つの環が芳香族である、通例、6〜14個の炭素原子を有する、単〜三環式の炭素環ラジカルを表し、例証としては、フェニル、ナフチルおよびフェナントレニルを表す。
アルキルフェニルは、アルキル基で置換されているフェニルラジカル、たとえば、トリルを表す。
フェニルアルキルは、フェニル基で置換されているアルキルラジカル、たとえば、ベンジルまたはPh−CHCHを表す。
窒素含有ヘテロアリールは、少なくとも一つの環が芳香族である、単環または二環ラジカルであり、前記ラジカルは、5〜10個または5または6個の環原子を有し、且つ、酸素および硫黄、および1、2または3個の窒素原子から成る群から選択される、最高4個までまたは最高3個までのヘテロ原子を有している。これは、環炭素原子または環窒素原子を介して結合することができる。二環式を表す場合(ここで、一つの環は芳香族であり、他の一つは芳香族でない)は、どちらの環にも結合することができる。例証としては、チエニル、フリル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、インドリル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、キノリニルおよびイソキノリニルである。
窒素含有ヘテロシクリルは、3〜8個または5〜6個の環原子を含み、且つ、酸素および硫黄、SおよびSO、および1、2または3個の窒素原子から成る群から独立して選択される1〜2個のヘテロ原子またはヘテロ群を含む、飽和または一部不飽和の単環式または二環式へテロ環を表し、たとえば、テトラヒドロフラン−2−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、ピロリニル、ピペリジニル、モルホリニル、ペルヒドロアゼピニルがある。これは、環炭素原子または環窒素原子を介して結合することができる。
ハロ”および“ハロゲン”は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を表す。
結合の隣の記号は、分子内での結合部位を示す。
構成単位を列挙することにより複数の官能基を命名する際は、末端単位が最初に示され、次いでその隣の単位が示される。この形式での命名法の例としては、“アルキルフェニル”が挙げられるが、これは、アルキル基が、分子の残りと結合するフェニル基上に置かれていることを意味する。逆に、“フェニルアルキル”という用語は、フェニル基が、分子の残りと結合するアルキル基上に置かれていることを意味する。もう一つの例としては、“シクロアルキルアルキル”は、シクロアルキル基が、分子の残りと結合するアルキル基に結合していることを意味する。
NRが複素環の一部として示されている場合は、N原子が環原子であり、そしてRが置換基であるということを意味している。
化学構造あるいは官能基から伸びている化学結合を示している線の末端を横切っている波型の線は、構造または基が、この結合を介して分子の残りと結合していることを意味している。
カルボニル基は、化学構造式または部分構造式中でC=Oとして示されるているか、あるいは、タイプ式でC(O)によって示されている。
フェニルまたはベンジル基が、置換されていることもあると記載されている場合は、この意味するところは、フェニル環が、たとえば、ハロゲン、(C−C)アルキル、O(C−C)アルキル、アミノ、モノ−またはジ−(C−C)アルキルアミノ、アシルアミノ[ここで、アシル基は、−C(O)(C−C)アルキルまたは−C(O)フェニル、CN、−NHC(O)NH、C(O)NH、C(O)NH(C−C)アルキル、C(O)N((C−C)アルキル)、およびC(O)NH−フェニルであり、そしてこれらの基中、アルキルおよびフェニル基は更にハロゲンで置換されていてもよい]の一つまたはそれ以上の(但し、通常は、3個以下である)置換基を有していてもよいことを意味している。
本書面を通して、簡素化のため、複数形よりも単数形の使用が優先されているが、しかしながら、通例、特段述べられていない限り、複数形も含んでいることを意味する。たとえば、“A method of treating a disease in a patient, comprising administering to a patient an effective amount of a compound of claim 1(患者に、有効量の請求項1の化合物を投与することを含んでなる患者の疾患を処置する方法)”という表現は、一つ以上の疾患の同時処置並びに、請求項1の一つ以上の化合物の投与を含んでいることを意味している。
別の実施態様では、本発明は、式(I)において、
Lが、結合、アルカンジイル、フェニル、メチルフェニルおよびピリジルから成る群から選択され(ここで、アルカンジイルにおいて、ひとつの鎖炭素原子は、−NH−基によって置換されていてもよい;
は、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、イミダゾリルおよびピリジニルから成る群より選択される;
式(I)の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を提供する。
更に、別の実施態様では、本発明は、式(I)において、
Lが、結合、プロパンジイル、およびブタンジイルから成る群から選択され;
とRは、それらが結合する炭素原子と一体となって、ピラゾール環を形成する(ここで、前記ピラゾール環は、ベンジルで置換されている);
は、水素である;
式(I)の化合物またはその医薬的に許容され得る塩を提供する。
別の実施態様では、本発明は、式(I):
Figure 2009514882
《式中、
環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、
それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意味し;
環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、
・−C(O)−NR[ここで、Rは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、Rは、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
・−OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
または、
Figure 2009514882
を表すか、
または、
とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
Figure 2009514882
{ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
12は、
H;
(C−C)アルキル;
ハロゲン;
Figure 2009514882
CN;
または、
NR12a12b
[ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、R12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
13は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
16は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
17は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
から成る群より選択される、部分構造を有する縮合複素環を形成することができ、
Lは、
・結合;
・(C−C)アルカンジイル;
・(C−C)アルケンジイル;
・(C−C)アルキンジイル;
・カルボニル基;
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
・−C(O)−CH−;
・−CH−C(O)−;
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
または、
Figure 2009514882
を表し、
は、
Figure 2009514882
〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
19は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CH−OR20
[ここで、R20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
C(O)−R21
{ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは (C−C)アルキルを表す]を表す};
Figure 2009514882
[ここで、R24は、H、(C−C)アルキル、または−C(O)−O(C−C)アルキルを表す];
SO25
{ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、
26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
Figure 2009514882
{ここで、
下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
28は、
H;
OR29で置換されていることもある、(C−C)アルキル[ここで、
29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
OR30
[ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
ハロゲン;
−C(O)−R31
[ここで、R31は、(C−C)アルキルを表す];
−NR3233
[ここで、R32とR33は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR32とR33は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となってピロリジンまたはピペリジン環を形成するすることができる];
−C(O)−NR3435
[ここで、R34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
または、
−CO36
[ここで、R36は、(C−C)アルキルを表す]
を表す};
Figure 2009514882
〈ここで、
37は、
H;
(C−C)アルキル;
(CH−OR38[ここで、
下付き文字“d”は、2、3または4を表し;そして、
38は、
Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CH−C(O)−(CH−NR3940
{ここで、下付き文字“e”は、0または1を表し;
下付き文字“f”は、0、1、2または3を表す;そして、
39とR40は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、または、
39とR40は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR41[ここで、R41は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
C(O)−OR42
[ここで、R42は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
(ここで、N含有環は、ハロゲンで置換されていることもある;そして、
下付き文字“h”は、0または1を表し;
下付き文字“i”は、0、1、2または3を表し;
下付き文字“j”は、0または1を表す);
(CH−C(O)−R43
[ここで、下付き文字“k”は、0または1を表し、;そして、R43は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル、またはハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
(CH−SO44
[ここで、下付き文字“m”は、1、2または3を表し;そして、R44は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、またはNR4546(ここで、R45およびR46は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す)を表す];
(CH−CN
(ここで、下付き文字“n”は、1、2または3を表す);
Figure 2009514882
[ここで、R47は、CNまたは(C−C)アルキルを表す];または、
Figure 2009514882
[ここで、R48は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシル、および(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
49は、
H;
(C−C)アルキル;
(CH−OR50
[ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、R50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CH−C(O)−(CH−NR5152
{ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR53[ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
C(O)−(CH−OR54
[ここで、下付き文字“t”は、0、1、2または3を表し;そして、
54は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
[ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
(ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
下付き文字“u”は、0または1を表し;
下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
下付き文字“w”は、0または1を表す);
(CH−C(O)−R57
[ここで、下付き文字“x”は、0または1を表し;そして、R57は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表すか、または、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
Figure 2009514882
[ここで、下付き文字“y”は、0または1を表し;そして、
58は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
または、
−SO59
{ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
・OR62[ここで、R62は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
・ハロゲン;
・CN;
Figure 2009514882
[ここで、R63は、ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表し;そして、下付き文字“z”は、0、1または2を表す];
Figure 2009514882
(ここで、下付き文字“aa”は、0、1または2を表す);
Figure 2009514882
〈ここで、
64は、
H;
ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル;
−C(O)−(CHbb−NR6566[ここで、下付き文字“bb”は、0、1、2または3を表す;R65とR66は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルであるか、または、R65とR66は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、ピロリジン環を形成することができる];
−C(O)−(C−C)アルキル;
−C(O)−O(C−C)アルキル;
−SO67[ここで、R67は、(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
[ここで、R68は、(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
・−SO69[ここで、R69は、(C−C)アルキルを表す];
・−O−CH−フェニル;
Figure 2009514882
[ここで、R70は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
[ここで、R71は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
[ここで、R72は、H、(C−C)アルキル、または−C(O)O(t−ブチル)を表す];
Figure 2009514882
Figure 2009514882
[ここで、
73は、
H;
(C−C)アルキル
を表す];
Figure 2009514882
〈ここで、
78は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
−SO79[ここで、R79は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−C(O)−(C−C)アルキル;
−C(O)−(置換されていることもあるフェニル);
Figure 2009514882
[ここで、R80は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−(CHee−C(O)−(CHff−NR8182[ここで、下付き文字“ee”は、0または1を表し;下付き文字“ff”は、0、1、2または3を表し;そして、
81とR82は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
[ここで、R83は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
Figure 2009514882
〈ここで、
85は、
H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
88は、
H、(C−C)アルキル、または−(CHkk−C(O)−(CHmm−NR8990[ここで、下付き文字“kk”は、0または1を表し;
下付き文字“mm”は、0、1、2または3を表し;そして、
89とR90は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
(ここで、下付き文字“nn”は、0または1を表す);
Figure 2009514882
(ここで、下付き文字“oo”は、0、1または2を表し;そして、
91は、(C−C)アルキルを表す);
Figure 2009514882
[ここで、
92は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
〈ここで、
93は、
H;
(CHpp−OR94
[ここで、下付き文字“pp”は、2または3を表し;そして、
94は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(CHqq−C(O)−(CHrr−NR9596
[ここで、下付き文字“qq”は、0または1を表し;下付き文字“rr”は、0または1を表し;そして、R95およびR96は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
C(O)−R97
[ここで、R97は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−SO98[ここで、R98は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CHss−CH(OR99)−(CHtt100
[ここで、下付き文字“ss”は、0または1を表し;下付き文字“tt”は、1、2または3を表し;そして、R99とR100は、それぞれ、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
101は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CHuu−OR102
[ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、
102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
SO103
[ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
(CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
[ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−C(O)O(t−ブチル);
C(O)−R106
{ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}
を表す〉
を表し;
は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す》
の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体を提供する。
更に、別の実施態様では、本発明は、式(I):
Figure 2009514882
《式中、
環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、
それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意
味し;
環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、
−OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
または、
とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
Figure 2009514882
{ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す;
12は、
H;
(C−C)アルキル;
ハロゲン;
Figure 2009514882
CN;または
NR12a12b
[ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
16は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
17は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
から成る群より選択される、部分構造を有する縮合複素環を形成することができる、
Lは、
・結合;
・(C−C)アルカンジイル;
・カルボニル基;
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
Figure 2009514882
または、
Figure 2009514882
を表し、
は、
Figure 2009514882
〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
19は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CH−OR20[ここで、
20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして
下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
C(O)−R21
{ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェ
ニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは (C−C)アルキルを表す]を表す};
SO25
{ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、
26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
Figure 2009514882
{ここで、
下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
28は、
H;
OR29で置換されていることもある、(C−C)アルキル[ここで、
29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
OR30[ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
ハロゲン;
−C(O)−R31[ここで、
31は、(C−C)アルキルを表す];
−C(O)−NR3435[ここで、
34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
または
−CO36[ここで、
36は、(C−C)アルキルを表す]
を表す};
Figure 2009514882
〈ここで、
37は、
H;
(C−C)アルキル;
(CH−OR38[ここで、
下付き文字“d”は、2、3または4を表し;そして、
38は、
Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CH−C(O)−(CH−NR3940
{ここで、下付き文字“e”は、0または1を表し;
下付き文字“f”は、0、1、2または3を表す;そして、
39とR40は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、または、
39とR40は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR41[ここで、R41は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
Figure 2009514882
(ここで、N含有環は、ハロゲンで置換されていることもある;そして、
下付き文字“h”は、0または1を表し;
下付き文字“i”は、0、1、2または3を表し;
下付き文字“j”は、0または1を表す);または、
(CH−SO44
{ここで、下付き文字“m”は、1、2または3を表し;そして、R44は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、またはNR4546[ここで、R45およびR46は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシル、および(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
49は、
H;
(C−C)アルキル;
(CH−OR50
[ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、
50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CH−C(O)−(CH−NR5152
{ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、それらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR53[ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
C(O)−(CH−OR54
[ここで、下付き文字“t”は、0、1、2または3を表し;そして、
54は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
[ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
(ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
下付き文字“u”は、0または1を表し;
下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
下付き文字“w”は、0または1を表す);
(CH−C(O)−R57
[ここで、下付き文字“x”は、0または1を表し;そして、
57は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表すか、または、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
Figure 2009514882
または、
−SO59
{ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
・OR62[ここで、R62は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
・ハロゲン;
・CN;
Figure 2009514882
[ここで、R63は、ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表し;そして、下付き文字“z”は、0、1または2を表す];
Figure 2009514882
(ここで、下付き文字“aa”は、0、1または2を表す);
Figure 2009514882
〈ここで、
64は、
H;
ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル;
−C(O)−(CHbb−NR6566[ここで、下付き文字“bb”は、0、1、2または3を表す;R65とR66は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルであるか、または、R65とR66は、連結し、それらが結合しているNと一体となって、ピロリジン環を形成することができる];
−C(O)−(C−C)アルキル;
−C(O)−O(C−C)アルキル;
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
78は、

(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
−SO79[ここで、R79は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−C(O)−(C−C)アルキル;
−(CHee−C(O)−(CHff−NR8182[ここで、下付き文字“ee”は、0または1を表し;下付き文字“ff”は、0、1、2または3を表し;そして、
81とR82は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
85は、
H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
93は、
H;
(CHpp−OR94
[ここで、下付き文字“pp”は、2または3を表し;そして、
94は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(CHqq−C(O)−(CHrr−NR9596
[ここで、下付き文字“qq”は、0または1を表し;下付き文字“rr”は、0または1を表し;そして、R95およびR96は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
C(O)−R97
[ここで、R97は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
−SO98
[ここで、R98は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
101は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CHuu−OR102
[ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、R102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
SO103
[ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
(CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
[ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
C(O)−R106
{ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}を表す〉
を表し、
は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す;》
の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体を提供する。
更に、別の実施態様では、本発明は、式(I):
Figure 2009514882
《式中、
環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意味し;
環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、Hまたはハロゲンを表し;
は、
−OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
または、
とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
Figure 2009514882
{ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す;
12は、
H;
(C−C)アルキル;
ハロゲン;
Figure 2009514882
CN;または
NR12a12b
[ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、R12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
から成る群より選択される、部分構造を有する縮合複素環を形成することができ、
Lは、
・結合;または
・(C−C)アルカンジイル;
を表し、
は、
Figure 2009514882
〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
19は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CH−OR20
[ここで、R20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
C(O)−R21
{ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェ
ニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは (C−C)アルキルを表す]を表す};
SO25
{ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、
26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
Figure 2009514882
{ここで、
下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
28は、
H;
OR29で置換されていることもある、(C−C)アルキル(ここで、
29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す);
OR30[ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
ハロゲン;
−C(O)−R31[ここで、R31は、(C−C)アルキルを表す];
−C(O)−NR3435[ここで、R34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
または
−CO36[ここで、R36は、(C−C)アルキルを表す]を表す};
Figure 2009514882
〈ここで、
下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシル、および(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
49は、
H;
(C−C)アルキル;
(CH−OR50
[ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、R50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
(C−C)シクロアルキル;
(CH−C(O)−(CH−NR5152
{ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR53(ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す)を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
Figure 2009514882
[ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
Figure 2009514882
(ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
下付き文字“u”は、0または1を表し;
下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
下付き文字“w”は、0または1を表す);または
−SO59
{ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、R85は、
H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
を表す〉;
Figure 2009514882
〈ここで、
101は、
H;
(C−C)アルキル;
(C−C)シクロアルキル;
(CHuu−OR102
[ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、R102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
SO103
[ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
(CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
[ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
C(O)−R106
{ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}
を表す〉
を表し、;
は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す》
の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体を提供する。
出発物質は、購入できるか、または容易に当技術分野でよく知られている標準的な方法によって調製されることもまた理解されるべきである。こうした方法には、本明細書中に記載されている変更が含まれるが、これらに限定はされない。
別途言及されていない限り、反応は、通例、反応条件のもとで変化しない不活性な有機溶媒中で行われる。こうした溶媒には、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンまたはテトラヒドロフランのようなエーテル類、ジクロロメタン、トリクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタンまたはテトラクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサンまたは鉱油画分のような炭化水素類、メタノール、エタノールまたはイソプロパノールのようなアルコール類、ニトロメタン、ジメチルホルムアミドまたはアセトニトリルが含まれる。こうした溶媒類の混合物を使用することも可能である。
反応は、通例、0℃〜150℃、好ましくは、0℃〜100℃の温度範囲で行われる。反応は、大気圧、高圧または減圧(たとえば0.5〜5バール)で行うことができる。別途明記されない限り、これらは、空気またはまたは不活性ガス、通例、窒素ガスの大気圧のもとで行われる。
本発明の化合物は、公知の化学反応および方法を使用することによって調製される。しかしながら、前記化合物を合成する際に読者に役立つように、より詳細な特定の例を、実施例を説明している実験のセクション中で下記に提供して、次の一般的な調製方法が提供される。この発明の化合物の調製は、次の合成スキームによって図解することができる。
本発明化合物製造の一般的方法
Figure 2009514882
式Iの本発明の化合物は、下記の反応スキームに述べられている明瞭な手段によるか、あるいは本技術分野の当業者によく知られた方法によって製造することができる。
スキーム1
Figure 2009514882
本発明化合物の製造は、スキーム1に図解されているように構造1−5の化合物の製造から開始される。適切に保護された(たとえば、本技術分野の当業者によく知られている保護基)ヒドラジン誘導体を、2,5−ジアルコキシテトラヒドロフラン誘導体で、1,4−ジオキサンなどのような溶媒中のHClなどのような酸の存在下で処理することによって、保護されたアミノピロール誘導体1−1が提供される。アセトニトリルなどのような溶媒中でクロロスルホニルイソシアネートを用いるシアノ化によって、2−シアノ誘導体1−2が提供され、これは脱保護(本技術分野で知られている方法/試薬を用いる)されてアミノピロール生成物1−3を遊離する。エタノールのような溶媒中でリン酸カリウムなどのような塩基の存在下で、1−3をホルムアミジン試薬と反応させることによって、1−4タイプの化合物が提供される。ブロム化は、1−4を、DMFなどのような適切な溶媒中の、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切な薬剤のような適切なブロム化剤と反応させることによって行われ、1−5を生じさせる。
スキーム2は、同様な製造を図解し、それは、適切に保護された(たとえば、本技術分野の当業者によく知られている保護基)ヒドラジン誘導体を、1,4−ジオキサンなどのような溶媒中のHClなどのような酸の存在下で、2,5−ジアルコキシテトラヒドロフラン誘導体で処理することによって開始され、保護されたアミノピロール誘導体2−1が提供される。アセトニトリルなどのような溶媒中でクロロスルホニルイソシアネートを用いるシアノ化によって、2−シアノ誘導体2−2が提供され、これは脱保護(本技術分野で知られている方法/試薬を用いる)されてアミノピロール生成物2−3を遊離する。エタノールまたは類似物のような溶媒中でリン酸カリウムなどのような塩基の存在下で、2−3をホルムアミジン試薬と反応させることによって、構造2−4の化合物が提供される。ブロム化は、2−4を、DMFなどのような適切な溶媒中の、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切な薬剤のような適切なブロム化剤と反応させることによって行われ、2−5を生じさせる。次のスキームは、こうしたタイプの化合物を式Iの化合物に変換することを示している。
スキーム2
Figure 2009514882
スキーム3
Figure 2009514882
式I−Aの化合物は、スキーム3に示されている反応シークエンスによって製造するのが好都合である。すなわち、式1−5の化合物を、DMFなどのような溶媒中、Pd(II)触媒、Cu(I)共触媒およびピロリジンまたトリエチルアミンなどのようなアミン塩基の存在下で式3−1の適切な末端アセチレン(ここで、X=Hまた適切な保護基(たとえば、トリアルキルシラン))と反応させることによって、式3−2の化合物が提供される。酢酸などのような溶媒中、PtOなどのような金属触媒の存在下で水素ガスを用いて三重結合を還元することによって、式3−3の化合物が提供される。3−3を、DMFなどのような適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤と処理することによって、3−4が提供される。3−4を、3−5のようなボロン酸、または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングさせることによって、式3−7の化合物が提供される。3−7の式3−8の化合物(ここで、LGは適切な脱離基である)への変換は、公知の方法によって行うことができる。必要ならば、保護基(PG)を、3−8への変換の前に、本技術分野で知られている方法によって除去することができる。3−8を、リン酸カリウムなどまたはフーニッヒ塩基(Hunig's Base)などのような三級アミンのような適切な塩基の存在下で、第一級または第二級アミンと処理することによって、式1−Aの化合物が提供される。
スキーム4
Figure 2009514882
式1−Aの化合物の別の製造は、スキーム4に示される。このシークエンスにおいて、式1−5の化合物は、化合物4−1(ここで、X=Hまたはトリアルキルシランのような適切な保護基)などのようなビニルボロネートを、本技術分野で知られている条件下でカップッリングさせることによって、式4−2の化合物に変換される。式4−2の化合物の式1−Aの化合物への変換は、スキーム3の場合に上記に述べられているように進行させる。あるいは、スキーム3および4の工程シークエンスは(特に後半の工程)は、本技術分野における当業者には自明であるように、変更し、他の例の式1−Aの化合物の製造に対処することができる。
スキーム5
Figure 2009514882
式I−Bの化合物は、スキーム5に示された反応シークエンスに従って製造される。すなわち、クロロスルホニルイソシアネートなどを用いて、5−1のようなブロモピロールのシアノ化によって式5−2の化合物が提供される。DMFまたは類似物などのような溶媒中、水素化ナトリムなどのような塩基の存在下でO−ジフェニルホスホリルヒドロキシルアミンなどを用いるピロールのN−アミノ化によって、アミノピロール5−3が提供される。式5−4の化合物は、本技術分野でよく知られている条件のもとで、ボロン酸3−5またはボロネート3−6とのSuzuki反応によって提供される。エタノールなどのようなの溶媒中、水素化ホウ素ナトリウムなどを用いるエステルの還元によって、式5−5の対応するヒドロキシル化合物が提供される。5−6タイプの化合物は、エタノールまたは類似物のような溶媒中、リン酸カリウムなどのような塩基の存在下で、5−5をホルムアミジン試薬と反応させることによって提供される。ジクロロメタンなどのような溶媒中、デス−マーチンペルヨージナンなどを用いて、それらを酸化させてアルデヒドにすることにより式5−7の化合物が提供され、引き続いて、本技術分野でよく知られている条件の下で、ウィッティヒ反応により、式1Bの化合物が提供される。
スキーム6
Figure 2009514882
式I−Cおよび式I−Dの化合物は、スキーム6に示されている反応シークエンスに従って製造される。式6−3の化合物は、化合物1−5をタイプ6−1のアリールボロン酸またはタイプ6−2のアリールボロネートと本技術分野で知られている条件下で処理することによって提供される。式6−4の化合物は、6−3を、THFまたはDMFなどのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのような適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供される。式1−Cの化合物は、式6−4の化合物を、本技術分野でよく知られている条件を使用して、タイプ3−5のボラン酸またはタイプ3−6のボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。脱保護(必要ならば)は、本技術分野においてよく知られている手段によって行うことができ、引き続いて、必要ならば、遊離されたヒドロキシル基を適切な脱離基(ハロ、スルホナートなどのような)への変換(同様に先例がよくある)を行うことができ、これによってタイプ6−5の構造が提供される。式I−Cの化合物を、水酸化ナトリウムのような適切な塩基の存在下でエチレンカルボナートのような適切なアルキル化剤と反応させると、式I−Dの化合物が提供される。式I−Dの化合物はまた(アミノ基が脱保護によって遊離された場合)、式6−5の化合物を、ホルムアルデヒドなどのようなアルデヒドおよびナトリウムトリアセトキシボロヒドリドなどのような還元剤(1,2−ジクロロエタンなどのような溶媒中)と処理することによって製造される。
式I−Eの化合物は、スキーム7に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。化合物1−5を、本技術分野でよく知られている条件の下で、7−1のようなボロネートと処理することによって、適切に保護された式7−3のジ−デヒドロサイクリックアミン(di-dehydrocyclic amines)が提供される。あるいは、こうした保護されたアミンは、THFのような溶媒中、トリメチルシリルクロリドのような一時的な保護剤(temporary protecting agent)の存在下で、イソプロピルマグネシウムクロリドのような適切なグリニャール試薬と反応させることによって行うことができる、それらのグリニャール試薬への変換によって製造することができる。1−5から形成されるこのグリニャール試薬を、式7−2の保護されたピペリドンと反応させて、式7−3の化合物が提供される(中間体ヒドロキシ化合物を除去する酸性後処理後)。酢酸などのような溶媒中でPtOなどのような触媒の存在下、水素で7−3の二重結合を還元することによって、式7−4の環状アミンが提供される。式7−5の化合物は、7−4を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供される。式7−6の化合物は、7−5を、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートと、本技術分野でよく知られている条件のもとで、Suzukiカップリングすることによって提供される。式I−Eの化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて保護基を除去することによって提供される。式I−Fの化合物は、式I−Eの化合物を、水酸化ナトリウムのような好適な塩基の存在下で、エチレンカルボナートのような適切なアルキル化剤と反応させることによって提供される。式I−Fの化合物は、また式I−Eの化合物を、ホルムアルデヒドなどのようなアルデヒドおよびナトリウムトリアセトキシボロヒドリドなどのような還元剤(1,2−ジクロロエタンなどのような溶媒中)と処理することによって製造される。式I−Fの化合物は、また式I−Eのアミンを、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような好適な塩基の存在下、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、アシル無水物(acyl anhydride)、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化またはスルホン化試薬と反応させることによって製造することができる。
スキーム7
Figure 2009514882
式1−Gの化合物は、スキーム8に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式1−5の化合物を、スキーム7に与えられている条件のもとでその対応するグリニャール試薬に変換し、そして保護された式8−1の3−ピペリドンと反応させて、式8−2に該当する構造を有する化合物を得る。式8−3の化合物は、式8−2の化合物を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供される。式8−4の化合物は、8−3を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。式I−Gの化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて保護基を除去することによって提供される。
スキーム8
Figure 2009514882
式I−Hの化合物は、スキーム9に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式9−2の化合物は、THFなどのような溶媒中、約−78℃の温度で化合物1−5を、n−BuLiなどのようアルキルリチウム(過剰)と処理し、引き続いて式9−1の化合物を添加することによって提供される。式9−3の化合物は、式9−2の化合物を、THFまたはDMFなどのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどを用いてブロム化することによって提供される。式9−4の化合物は、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートを用いるSuzuki反応によって提供される。式I−H(R=H)の化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて、保護基を除去することによって提供される。式I−Iの化合物は、THFなどのような溶媒中、トリエチルアミンなどのような塩基の存在下で、式I−Hの化合物を、エチルブロミドまたはプロピルブロミドなどのようなアルキル化剤と処理することによって提供される。
スキーム9
Figure 2009514882
式I−Jの化合物は、スキーム10に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。すなわち、化合物2−5を、一級、二級(環式または非環式)アミンのようなアミン(R−H)とホルムアルデヒド(酢酸などのような酸性溶媒中)で処理することによって、式10−1のマンニッヒ化合物が提供される。式10−2の化合物は、10−1を、THFなどのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどを用いてブロム化することによって提供される。式I−Jの化合物は、式10−2を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、式3−5のボロン酸または式3−6のボロネートとSuzuki反応させることによって提供される。
スキーム10
Figure 2009514882
式1−Kの化合物は、スキーム11に示されている反応シークエンスに従って製造される。式1−5の化合物は、スキーム7に述べられている条件のもとでその対応するグリニャール試薬に変換し、そして式11−1の相当するシクロプロパンカルボキシラートエステルカルボキシアルデヒドと反応させて、式11−2の化合物を得る。次いでこの化合物を、本技術分野でよく知られている条件のもとで脱酸素化し、たとえば、TFAのような強酸の存在下でトリアルキルシランと反応させることによって式11−3の化合物が得られる。式11−4の化合物は、この化合物を1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供される。式11−5の化合物は、11−4を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。次いでこうした化合物を、THFなどのような溶媒中、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、または他の好適な強還元剤のような標準的な薬剤によって還元することによって式11−6のアルコールが得られる。次いでこれを、THFのような適切な溶媒中でスルホン酸無水物のような試薬と反応させることによって適切な脱離基に変換し、式11−7の化合物が提供され、これは、炭酸カリウムまたはジイソプロピルエチルアミンのような三級アミンのような好適な塩基の存在下で、DMFなどのような溶媒中、一級、二級(環式または非環式)アミンのような所望の求核試薬と反応させることによって式1−Kの化合物に変換される。
スキーム11
Figure 2009514882
式1−Lの化合物は、スキーム12に示されている反応シークエンスに従って製造される。出発物質アミン11−1は、三級アミンおよび触媒量のジメチルアミノピリジンの存在下で、THFのような溶媒中、この無水物と反応させることによって、そのBOCカルバマート12−2として保護される。化合物12−2は、本技術分野の当業者によく知られている方法を用いて対応するボロネートエステル12−3に変換され、そしてこの化合物を、更に先例のよくある金属触媒によるカップリング反応によって式1−5の化合物と反応させて、式12−4の化合物が得られる。式12−5の化合物は、この化合物を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の好適ななブロム化剤を用いてブロム化することによって提供される。式12−6の化合物は、本技術分野でよく知られている条件のもとで、12−5を、3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。式12−7のアミンは、このBOC基を、ジクロロメタン、ジオキサンなどのような溶媒の存在下で、TFAまたはHClのような酸を用いて除去することによって提供される。式I−Lの化合物は、水酸化ナトリウムのような好適な塩基の存在下で、この化合物をエチレンカルボナートのようなしかるべきアルキル化剤と反応させることによって提供される。式I−Lの化合物は、また1,2−ジクロロエタンなどのような溶媒中、式12−7の化合物を、ホルムアルデヒドなどのようなアルデヒドおよびナトリウムトリアセトキシボロヒドリドなどのような還元剤で処理することによって製造される。式1−Lの化合物は、また、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、式12−7のアミンを、アシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって製造することができる。
スキーム12
Figure 2009514882
スキーム13
Figure 2009514882
式I−Mの化合物は、スキーム13に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式1−5の該当する化合物を、スキーム7のようにその相当するグリニャール試薬に変換し、そしてこの分子を、インサイツ(in situ)で、トリメチルボレートと反応させて、式13−1のボロン酸を生じさせる。この化合物を、前例がよくある金属触媒を用いるカップリング条件で、式13−2のしかるべきブロム化された複素環式化合物と反応させて、式13−3の化合物が提供される。13−3を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって、式I−Mの化合物が提供される。
式I−Nの化合物は、スキーム14に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式1−5に該当する化合物は、スキーム7のようにその相当するグリニャール試薬に変換し、そしてこの分子を、インサイツで、式14−1のワインレブ・エステル(Weinreb esters)と反応させて、式13−1に該当する化合物を生じさせる。これを、本技術分野の当業者によく知られている方法によって式14−3の化合物に還元するが、たとえば、メタノールまたは他の低級アルコールのような溶媒中、ナトリウムボロヒドリドのような適切な水素化物還元剤との反応を含むシークエンスによって二級ヒドロキシル中間体が提供され、これはTFAのような強酸の存在下でトリアルキルシランのような薬剤によって更に還元される。式14−4の化合物は、14−3を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供され、次いでこれを、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとでSuzukiカップリングに処し、式14−5の化合物が提供される。次いでこのシークエンス中でこの時点まで使用されている保護基は、様々な前例がよくある方法(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)のもとで、除去することができ、そしてその結果生じる式14−6のアミンは、様々な求電子試薬と反応させることによって式I−Nの化合物に変換することができる(たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、式14−6のアミンをアシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって)。
スキーム14
Figure 2009514882
スキーム15
Figure 2009514882
式I−OおよびI−Pの化合物は、スキーム15に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式1−5の化合物は、その相当するグリニャール試薬に変換し、そしてスキーム14と同様な方法で、インサイツでワインレブ・アミド(Weinreb amides)と反応させると、式15−2の化合物が供給される。式15−3の化合物は、15−2を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供され、次いでこれを、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとでSuzukiカップリングに処し、式15−4の化合物が提供される。このタイプの構造を式I−Oの化合物に変換するには、このカルボニル基をスキーム14に示されている方法と同様な方法で還元することが可能であり、その結果中間体メチレン化合物が提供される。次いでこのシークエンス中でこの時点まで使用されている保護基は、様々な前例がよくある方法(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)のもとで、除去することができ、そしてその結果生じるアミンは、様々な求電子試薬と反応させることによって式I−Oの化合物に変換することができる:たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、式14−6のアミンをアシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって。あるいは、このカルボニル基は、変更しないままにしておくことができ、その場合は、以前の場合と同様なよく知られた方法のもとで、アミンの脱保護によって、式15−5の化合物が提供される。これは、同様な方法で置換することが可能で、その結果式I−Pに該当する化合物が得られる。
式I−QおよびI−Rの化合物は、スキーム16に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式1−5の化合物は、その相当するグリニャール試薬に変換し、そしてスキーム14と同様な方法で、インサイツで保護されたピペラジニルアリールワインレブ・アミドと反応させると、式16−2の化合物が供給される。式16−3の化合物は、16−2を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインまたは他の適切なブロム化剤を用いてブロム化することによって提供され、次いでこれを、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとでSuzukiカップリングに処し、式16−4の化合物が提供される。このタイプの構造を式I−Qの化合物に変換するには、このカルボニル基をスキーム14に示されている方法と同様な方法で還元することが可能であり、その結果中間体メチレン化合物が提供される。次いでこのシークエンス中でこの時点まで使用されている保護基は、様々な前例がよくある方法(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)のもとで、除去することができ、そしてその結果生じるアミンは、様々な求電子試薬と反応させることによって式I−Qの化合物に変換することができる:たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、式14−6のアミンをアシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって。あるいは、このカルボニル基は、変更しないままにしておくことができ、その場合は、以前の場合と同様なよく知られた方法のもとで、アミンの脱保護によって、式16−5の化合物が提供される。これは、同様な方法で置換することが可能で、その結果式I−Qに該当する化合物が得られる。
スキーム16
Figure 2009514882
式I−Sの化合物は、スキーム17に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。化合物1−5のを、THFなどのような溶媒中、iPrMgClなどのような有機金属試薬の過剰と処理し、引き続いて式17−1の化合物を添加して、式17−2の化合物が提供される。エタノールなどのような溶媒中、ナトリウムボロヒドリドなどを用いて、カルボニルを還元することにより、式17−3の対応するヒドロキシル化合物が提供される。式17−4の化合物は、TFAなどのような酸の存在下でトリエチルシランなどを用いてメチレン基への還元によって提供される。式17−5の化合物は、式17−4の化合物を、THFまたはDMFなどのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどを用いてブロム化することによって提供される。式17−6の化合物は、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートを用いてSuzuki反応させることによって提供される。式17−7の化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて保護基を除去することによって提供される。式I−Sの化合物は、式17−7の化合物を、DMFなどのような溶媒中、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどのような好適な塩基の存在下で、適切なアルキル化剤と反応させることによって提供される。式I−Sの化合物は、また式17−7の化合物を、メタノールなどのような溶媒中、酢酸などのような酸の存在下で、アセタールと、ナトリウムシアノボロヒドリドなどのような還元剤で処理することによって製造される。更に、式I−Sの化合物は、式17−7の化合物を、DMFなどのような溶媒中、カルボン酸およびEDCIなどのようなカップリング試薬およびN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどのような塩基と反応させることによって製造することもできる。式I−Sの化合物は、DMFなどのような溶媒中、N,N−ジイソプロピルエチルアミンなどのような塩基の存在下で、式17−7の化合物を適切なスルホン化剤と反応させることによって提供される。
スキーム17
Figure 2009514882
スキーム18
Figure 2009514882
式I−Tの化合物は、スキーム18に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。化合物1−5は、THFなどのような溶媒中、iPrMgClなどのような有機金属試薬の過剰と処理し、引き続いて式18−1の化合物を添加することによって、化合物18−2に変換される。式18−2の化合物の式I−Tの化合物への変換は、前記スキーム17の場合に述べられているのと同様に進行する。
スキーム19
Figure 2009514882
式I−Uの化合物は、スキーム19に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。化合物1−5は、THFなどのような溶媒中、iPrMgClなどのような有機金属試薬の過剰で処理し、引き続いて式19−1の化合物を添加することによって化合物18−2に変換される。式19−3のチアゾール化合物は、式19−2の化合物を、エタノールなどのような溶媒中、適切な構造のチオアセトアミドで処理することによって提供される。式19−4の化合物は、19−3を、DMFのような適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤を用いて処理することによって提供される。式19−5の化合物は、19−4を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。式19−6の化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて、保護基を除去することによって提供される。19−6の式I−Uへの変換(ここで、Xは適切な脱離基である)は、本技術分野で知られた方法によって行うことができる。たとえば、式19−6の化合物を、炭酸カリウムなどのような塩基の存在下で、ヨードメタンのような適切なアルキル化剤と反応させることによって式I−U(式中、Rはアルキル基である)の化合物が提供される。また、式19−6の化合物を、メタンスルホニルクロリドなどのような適切なスルホン化剤と反応させることによって式I−U(式中、Rはアルキルスルホニル基である)の化合物が提供される。更に、式19−6の化合物を、DMFなどのような好適な溶媒中、適切に官能化されたカルボン酸、BOPなどのような適切なカップリング剤、およびトリエチルアミンなどのような適切な塩基と反応させることにより、式I−U(式中、Rはアミドである)の化合物が与えられる。
スキーム20
Figure 2009514882
式I−Vの化合物は、スキーム20に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。TMS−Clの存在下で、式1−5のブロム体をイソプロピルマグネシウムクロリドのようなグリニャール試薬を用いて金属化し、引き続いて、2−クロロ−N−メトキシ−N−メチル−アセトアミドと処理することによって、式20−1のα−ハロケトンが提供される。アセトニトリルのような溶媒中、クロリド体を適切に保護されたアミン求核試薬と置き換えることによって式20−2の対応するα−アミノケトンが提供される。20−2の式20−3のジオールへ変換は、テトラヒドロフランのような好適な溶媒中、還元剤、好ましくはDIBAL−Hを加えて行うことができる。式20−4の環化化合物は、20−3をメタンスルホン酸のような強酸と処理することによって提供される。20−5は、DMFのような適切な溶媒中、20−4を1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤を用いて処理することによって提供される。式20−6の化合物は、20−5を、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。次いでこのシークエンス中、この時点まで使用されている保護基は、様々な前例によくある方法(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)のもとで、除去することができ、そしてその結果生じる式I−V(R=H)のモルホリンは、様々な求電子試薬と反応させることによってこうした化合物に変換することができる(たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、式I−Vのアミンをアシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって)。
スキーム21
Figure 2009514882
式I−Wの化合物は、スキーム21に示されている反応シークエンスに従って製造される。すなわち、DMFなどのような溶媒中、炭酸カリウムのような適切な塩基、およびヨウ化カリウムのような適切な触媒の存在下で、式20−1の化合物を、文献(J. Med Chem., 1993, 36, 2075)に示されている式21−1の二級アミンと処理することによって、式21−2を有している化合物が提供される。式21−1の化合物を、テトラヒドロフランのような適切な溶媒中、適切な還元剤、好ましくはDIBAL−Hと処理することで、ケトンを還元し、引き続いて一級アルコールの脱保護に至り、その結果式21−3のジオールが提供される。21−3を、ジクロロメタンなどのような溶媒中、メタンスルホン酸のような適切な酸で環化することによって式21−4が与えられる。21−5は、DMFなどのようなを適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのような適切なブロム化剤を用いて21−4をブロム化することによって提供される。式21−6の化合物は、21−5を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。式21−7の化合物は、本技術分野で知られている条件を用いて、保護基を除去することによって提供される。21−7の式I−Wの化合物への変換(ここで、Xは適切な脱離基である)は、本技術分野で知られた方法によって行うことができる。たとえば、式21−7の化合物を、炭酸カリウムなどのような塩基の存在下で、ヨードメタンのような適切なアルキル化剤と反応させることによって、式I−W(式中、Rはアルキル基である)の化合物が提供される式の化合物が提供される。また、式21−7の化合物を、メタンスルホニルクロリドなどのような適切なスルホン化剤と反応させることによって式I−W(式中、Rはアルキルスルホニル基である)の化合物が提供される。更に、式21−7の化合物を、DMFなどのような好適な溶媒中、適切に官能化されたカルボン酸、BOPなどのような適切なカップリング剤、およびトリエチルアミンなどのような適切な塩基と反応させることにより、式I−W(式中、Rはアミドである)の化合物が与えられる。
スキーム22
Figure 2009514882
式I−Xの化合物は、スキーム22に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。すなわち、式2−5の化合物は、酢酸などのような酸の存在下で、モルホリンおよびホルムアルデヒドで処理することによって22−1に変換することができる。式22−2は、DMFなどのような適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのような適切なブロム化剤を用いて22−1をブロム化することによって提供される。式I−Xの化合物は、22−2を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。
スキーム23
Figure 2009514882
式I−Yの化合物は、スキーム23に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。すなわち、式20−1の化合物を、DMFなどのような適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのような適切なブロム化剤と処理し、23−1を提供することができる。式23−1の化合物を、DMFなどのような適切な溶媒中、モルホリンなどのような適切なアミンの過剰と処理し、23−2を提供することができる。式I−Yの化合物は、式23−2の化合物を、本技術分野でよく知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。
スキーム24
Figure 2009514882
スキーム24は、式I−Zの化合物の製造を図解している。式24−1の化合物は、式1−4の化合物を、クロロホルムのような適切な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤と処理することによって提供されることになる。式24−2の化合物は、24−1を、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。24−3は、24−2を、DMFのような好適な溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤と処理することによって提供されることになる。式24−4の化合物は、24−3を、文献(Eastwood, P. R., Tetrahedron Letters, 2000, 41, 3705)中に知られた方法によって製造される、適切なボロネートエステルとSuzukiカップリングすることによってもたらされることになる。次いでこのシークエンス中でこの時点まで使用されている保護基は、様々な前例によくある方法(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)のもとで、除去することができ、そして式I−Zの遊離アミンは、適切な求電子試薬(ここで、Xは適切な脱離基である)と反応させることによって式I−ZのN−置換化合物に変換することができる(たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、アシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって)。
スキーム25
Figure 2009514882
式I−A−Aの化合物は、スキーム25に示されている反応シークエンスに従って製造するのが好都合である。式25−2の化合物は、式25−1の化合物を、THFなどのような溶媒中、グリニャール試薬と処理することによって提供されることが可能である。式25−3の化合物は、式25−2の化合物を、1,4−ジオキサンなどのような溶媒中、p−TsOHなどののような酸の存在下で、適切に保護された(たとえば、本技術分野の当業者によく知られている保護基)ヒドラジン誘導体と処理することによって提供される。式25−4の化合物は、式25−3の化合物を、酢酸などのような酸の存在下で、環化することによって提供される。式25−5の化合物は、式25−4の化合物を、アセトニトリルなどのような溶媒中、クロロスルホニルイソシアネートを用いて、シアノ化することによって提供される。式25−6の化合物は、本技術分野でよく知られている条件を用いて保護基を除去することによって提供される。式25−7の化合物は、式25−6の化合物を、n−BuOHなどのような溶媒中、ホルムアミジン試薬と反応させることによって提供される。式25−8の化合物は、式25−7の化合物を、THFまたはDMFなどのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを用いてブロム化することによって提供される。式25−9の化合物は、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートを用いて、本技術分野でよく知られている条件下で、Suzuki反応をおこなうことによって提供される。式25−10のアミンは、本技術分野でよく知られている条件を用いて保護基を除去する(たとえば、BOCカルバマートの酸触媒による除去)ことによって提供される。式25−10の遊離アミンは、様々な求電子試薬との反応によって、式I−A−Aの化合物に変換することができる(たとえば、好適な塩基の存在下で適切なアルキル化剤との反応によって、または、THF、ジクロロメタンなどのような適切な溶媒中、ピリジン、炭酸カリウム、三級アミンなどのような適切な塩基の存在下で、アシル無水物、塩化アシル、塩化スルホニルなどのようなアシル化剤またはスルホン化剤と反応させることによって)。
スキーム26
Figure 2009514882
スキーム26は、式I−B−Bの化合物の製造を図解している。式26−1の化合物は、式13−1のボロン酸の、文献(Occhiato: J. Org. Chem., 2005, 70, 7324の方法)中で知られている、適切なリン酸ビニルとのSuzuki-Miyauraカップリングによって提供される。26−2は、26−1を、水素および酸化白金(IV)のような適切な触媒を用いて還元することによって提供される。式26−3の化合物は、DMFのような溶媒中、26−2を、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤と処理することによって提供されことになる。式26−4の化合物は、26−3を、本技術分野で知られている条件のもとで、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。26−4の保護基(PG)は、本技術分野で知られた方法によって除去し、式26−5の遊離アミンを与えることができる。26−5の式I−B−Bの化合物への変換(ここで、Xは適切な脱離基である)は、本技術分野で知られている、そしてスキーム25中で述べられている方法によって行うことができる。
スキーム27
Figure 2009514882
スキーム27は、式(I−C−C)の化合物の製造を図解している。式1−5のブロミドを、n−ブチルリチウムのような適切な塩基で金属化し、引き続いてエチレンオキシドと処理することによって式27−1のアルコールが提供される。式27−2の化合物は、27−1を、DMFのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤で処理して提供される。式27−3の化合物は、27−2を、3−5のようなボロン酸または3−6のようなボロネートとSuzukiカップリングすることによって提供される。式27−4の化合物は、アルコール27−3を、トリフェニルホスフィンの存在下で臭素のような試薬を加えて、対応するハロゲンに変換することによって提供される。27−4の式(I−C−C)の化合物への変換は、DMFのような好適な溶媒中、そして炭酸カリウムのような塩基の存在下で、適切に置換されたアミンと処理することによって行われる。
スキーム28
Figure 2009514882
スキーム28は、式1−5の化合物の製造を図解している。式28−1のビス−シアノピロールは、購入できるなピロールを、ジクロロメタンのような適切な溶媒中、クロロスルホニルイソシアネートおよびDMFと処理することによってもたらされる。28−1の28−2への変換は、水素化ナトリウムのような塩基、およびアミノ化試薬、好ましくは、O−ジフェニルホスフィニルヒドロキシルアミンと処理(DMFのような溶媒中)することによって行うことができる。28−2の式1−4の複素環への環化は、リン酸カリウムのような塩基の存在下で、適切なホルムアミジン誘導体(式中、Rは上記の定義と同様である)と処理するすることによって進行する。1−4の式1−5の化合物への変換は、DMFのような溶媒中、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインなどのようなブロム化剤と処理することによって達成される。
スキーム29
Figure 2009514882
スキーム29は、式29−2の化合物の製造を図解している。式29−2のC−2アルキル化化合物は、6−ブロモインダゾールを、好ましくは、塩基の非存在下でかつジオキサンのような溶媒中で、適切な1ブロミドと処理することによって提供される。29−1の式29−2のボロネートへの変換は、パラジウム触媒、好ましくは、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドの存在下で、かつ塩基として酢酸カリウムを加えて、ビス(ピナコラト)−ジボロンと処理することによって行われる。
スキーム30
Figure 2009514882
スキーム30は、式30−4と式30−5のベンゾイミダゾール化合物の製造を図解している。式30−2のアミドは、式30−1の化合物を、ジクロロメタンのような溶媒中、適切なフェニル酢酸およびカルボニルジイミダゾールのようなカップリング試薬と処理することによって提供される。30−2を環化して式30−3のベンゾイミダゾールを生じさせることは、MeOHのような溶媒中、HClのような酸で処理することによって行われる。30−3の式30−4のボロネートへの変換は、パラジウム触媒、好ましくは、1、1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリドの存在下で、かつ塩基として酢酸カリウムを加えて、ビス(ピナコラト)−ジボロンと処理することによって行われる。あるいは、30−3は、最初に、塩基、好ましくは炭酸カリウムの存在下ヨードメタンと処理し、引き続いて30−4の場合に使用されていたのと同一条件を用いてボロネートに変換することによって式30−5のN−メチラート化合物に変換することができ、30−5の化合物が、レジオアイソマー(regioisomers)の混合物として提供される。
本発明の化合物は、有用な薬理学的および薬物動態学的特性を示す。それ故、これらはヒトおよび動物の疾患、特にがんの処置または予防に有用でありえる。
本発明は、哺乳動物の過剰増殖疾患を処置するための、本発明の化合物およびその組成物の使用方法に関する。これらの化合物は、細胞増殖および/または細胞分裂を阻害し、ブロックし、減少し、低下させるなど、および/またはアポトーシスを引き起こすのに使用することができる。この方法は、それを必要とする、ヒトを含む哺乳動物に、疾患を処置するのに有効な量の本発明化合物、またはその医薬的に許容され得る塩、異性体、多形体polymorph)、代謝産物、水和物、溶媒和物またはエステルを投与することを含んでなる。過剰増殖疾患には、たとえば、乾癬、ケロイド、および皮膚に影響を与える他の過形成、良性前立腺肥大(BPH)、乳、気道、脳、生殖器官、消化管、泌尿器管、眼、肝臓、皮膚、頭頚、甲状腺、副甲状腺およびその遠位転移がんのような固形がんが含まれるが、これらには限定されない。こうした疾患はまた、リンパ腫、肉腫、および白血病を含む。
乳がんの例には、浸潤性腺管がん、浸潤性小葉がん、乳管内がん(ductal carcinoma in situ)、および乳腺小葉非浸潤上皮内がんが含まれるが、これらに限定されない。
気道のがんの例には、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、ならびに気管支腺腫および胸膜肺芽細胞腫が含まれるが、これらに限定されない。
脳のがんの例には、脳幹および視床下部グリオーマ、小脳および大脳星状細胞腫、髄芽腫、脳室上皮腫、および神経外胚葉性および松果体腫瘍が含まれるが、これらに限定されない。
雄性生殖器官の腫瘍には、前立腺および睾丸がんが含まれるが、これらには限定されない。雌性生殖器官の腫瘍には、子宮内膜、子宮頚部、卵巣、膣、および外陰部がん、および子宮肉腫が含まれるが、これらに限定されない。
消化管の腫瘍には、肛門、大腸、結腸直腸、食道、胆嚢、胃、すい臓、直腸、小腸、および唾液腺がんが含まれるが、これらには限定されない。
泌尿器管の腫瘍には、膀胱、陰茎、腎臓、腎盤、尿管、尿道およびヒト乳頭状腎臓がんが含まれるが、これらには限定されない。
眼のがんには、眼球内メラノーマおよび網膜芽腫が含まれるが、これらには限定されない。
肝臓がんの例には、肝細胞がん(線維層板変異体をもつかあるいはもたない肝細胞がん)、胆管がん(肝内胆管がん)、および肝細胞がん、胆管がんの混合型が含まれるが、これらに限定されない。
皮膚がんには、扁平上皮細胞がん、カポジ肉腫、悪性黒色腫、メルケル細胞皮膚がん(Merkel cell skin cancer)、および非メラノーマ皮膚がんが含まれるが、これらには限定されない。
頭頚がんには、咽頭部、下咽頭、鼻咽頭、口咽頭がん、唇および口腔がん並びに扁平上皮細胞が含まれるが、それらには限定されない。リンパ腫には、AIDS関連リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、ホジキン病、および中枢神経系リンパ腫が含まれるが、これらには限定されない。
肉腫には、軟部組織の肉腫、骨肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ腫、および横紋筋肉腫が含まれるが、これらには限定されない。
白血病には、急性骨髄性白血病、急性リンパ芽球性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、および毛様細胞性白血病が含まれるが、これらには限定されない。
これらの疾患は、ヒトでは特徴づけがなされてきているが、他の哺乳動物でも同様な病因が存在し、本発明の医薬組成物を投与することによって処置できる。
本明細書を通して述べられている“処置する(treating)”または“処置(treatment)”という用語は、慣習的に(たとえば対象の管理または治療)、たとえば、がんのような疾患または病気の抑制、緩和、縮小、和らげること、状態を改善することなどの目的のために使用される。
もう一つの実施態様では、本発明は、少なくともひとつの本発明による化合物を含んでなる医薬組成物を提供する。別の実施態様では、本発明は、少なくともひとつの本発明による化合物を、一つまたはそれ以上の薬理学的に安全な賦形剤または担体物質と一緒に含んでなる医薬組成物を提供する。更なる実施態様では、本発明は、疾患の処置のための前記化合物および組成物の使用、および治療的に有効な量の前記化合物または組成物を患者に投与することによって疾患を処置する方法を提供する。
この活性化合物は、全身的に、局所的にまたは双方に作用することができる。この目的のために、それは、たとえば、経口、非経口、肺、鼻内、舌下、舌、口内、直腸、皮膚、経皮、結膜、または耳の投与のような適切な方法で、またはインプラントまたはステントの形態で投与することができる。この活性化合物は、こうした投与形態に適切な形で投与することができる。
経口投与の適切な形態は、活性成分を急速、または改変され、または制御された方法で放出することによって機能し、そして活性成分を結晶、非晶または溶解形で含んでいる、先行技術による形態であり、たとえば、錠剤(コーティングを施していない錠剤、または、たとえばエンテリックコーティングまたは不溶性であるか、遅延溶解であるか、および活性化合物の放出を制御するコーティングを施した錠剤)、口腔で急速に崩壊する錠剤またはフィルム(ウェハ)、フィルム/凍結乾燥物(lyophilisates)、カプセル剤(たとえば、ハードまたはソフトゼラチンカプセル)、糖衣錠、ペレット、散剤、乳剤、懸濁剤および溶液である。利用形態の概略については、Remington's Pharmaceutical Sciences, 18th ed. 1990, Mack Publishing Group, Enolo に示されている。
非経口投与は、吸収ステップを回避するか(たとえば、静脈内、動脈内、心臓内、髄腔内、または腰椎内投与)、または吸収を含む(たとえば、筋肉内、皮下、皮内、または腹腔内投与)ことによって行うことができる。非経口投与に適した投与形態には、たとえば、溶液、懸濁液、乳化液、凍結乾燥、および無菌散剤の形態での注射および点滴製剤がある。こうした非経口医薬組成物については、Part 8, Chapter 84 of Remington's Pharmaceutical Sciences, 18th ed. 1990, Mack Publishing Group Enoloに述べられている。
他の投与形態の場合の適切な形態は、たとえば、吸入装置(たとえば、粉末吸入器、ネブライザ)、鼻用滴剤、液剤、およびスプレー;舌、舌下、または口内投与のための錠剤またはフィルム/ウェハまたはカプセル剤、坐剤、耳および眼用製剤、膣用カプセル、水溶性懸濁液(ローション、または振蕩剤(shaking mixtures))、脂肪親和性懸濁液(lipophilic suspensions)、軟膏、クリーム、経皮治療系、ミルクローション、ペースト、発泡剤、ダスティングパウダー(dusting powders)インプラントまたはステントである。
活性化合物は、当業者に知られている方法で、そして不活性な、非毒性の、薬学的に好適な賦形剤を用い先行技術に従って、上述した投与形態に変換することができる。後者には、たとえば、賦形剤(たとえば、微結晶セルロース、乳糖、マンニトールなど)、溶媒(たとえば、液体ポリエチレングリコール)、乳化剤および分散剤または湿潤剤(たとえば、ドデシル硫酸ナトリウム、ポリオキシソルビタンオレエートなど)、結合剤(たとえば、ポリビニルピロリドン)、合成および/または天然高分子(たとえば、アルブミン)、安定化剤(たとえば、抗酸化剤、たとえばアスコルビン酸のような)、着色剤(たとえば、酸化鉄のような無機色素)または矯味および/または矯臭剤が含まれる。
通例、有効な結果を得るためには、体重あたり約0.001〜300mg/kg、そして好ましくは、体重あたり約0.010〜100mg/kgの一日量を投与することが、有利であることが立証されている。
しかしながら、体重、投与形態、活性化合物に対する患者個々の応答、製剤のタイプおよび投与時間または間隔いかんによって、上述した量を逸脱することも必要でありうる。
活性化合物として用いる場合、本発明による化合物は、合成方法からの残留物がほとんどない、ほぼ不純物のない形で単離されるのが好ましい。純度の程度については、化学者または薬学者に知られた方法によって決定される( Remington's Pharmaceutical Sciences, 18th ed. 1990, Mack Publishing Group, Enolo 参照)。99%以上の純度(w/w)が好ましいが、95%、90%あるいは85%以上の純度の化合物が必要な場合に使用されることもありうる。
以下の試験および実施例におけるパーセンテージは、特に述べない限り、重量によるものであり(w/w)、部は重量によるものである。溶媒比、希釈比、および液体/液体溶液の場合に報告されている濃度は、それぞれ、容積に基づくものである。
A.実施例
略号および頭字語のリスト
ACN=アセトニトリル
AcOH=酢酸
aq.=水溶性
atm=雰囲気
Biotage(登録商標)=シリカゲルクロマトグラフィーシステム(バイオタージ インク(Biotage Inc.)
Isco(登録商標)=シリカゲルクロマトグラフィーシステム(イスコ インク(Isco Inc.)
t−BOC=tert−ブトキシカルボニル
BOP=ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート
BSA=ウシ血清アルブミン
n−BuLi=n−ブチルリチウム
calcd=計算値
Cbz=カルボベンジルオキシ
CDI=カルボニルジイミダゾール
Celite(登録商標)=珪藻土ろ過剤(Celite Corp.)
conc=濃縮
d=二重線
dd=二重線の二重線
ddd=二重線の二重線の二重線
dppf=(ジフェニルホスフィノ)フェロセン
DCE=ジクロロエタン
DCM=ジクロロメタン
DIEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン
DIBAL−H=ジイソブチルアルミニウムヒドリド
DMF=N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
DMSO−d=ジメチルスルホキシド−d
DTT=ジチオトレイトール
EDCI=1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩
EDTA=エチレンジアミンテトラ酢酸
EI−MS=電子衝撃質量分析
ES−MS=電子スプレー質量分析
EtN(iPr)=N,N−ジイソプロピルエチルアミン
EtOAc=酢酸エチル
EtOH=エタノール
EtO=ジエチルエーテル
GC/MS=ガスクロマトグラフィー/質量分析
GHLF=シリカゲルGハードレア蛍光(hard layer fluorescent)(TLCプレート)
GST=グルタチオン−S−トランスフェラーゼ
h=時間
H NMR=プロトン核磁気共鳴
HEPES=4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸
HOBt=N−ヒドロキシベンゾトリアゾール
HPLC=高性能液体クロマトグラフィー
IPA=イソプロピルアルコール
J=結合定数(NMRスペクトロスコピー)
LC=液体クロマトグラフィー
LC−MS=液体クロマトグラフィー−質量分析
m=多重線
M=モル濃度
MeCN=アセトニトリル
MeOH=メタノール
MeSi=テトラメチルシラン
min=分
MPLC=中圧液体クロマトグラフィー
MS=質量分析
m/z=質量対電荷比
NBS=N−ブロモスクシンイミド
N=規定度
NMP=N−メチルピロリジン
OAc=アセタート
OMe=メトキシ、メトキシド
=保持係数(TLC)
RB=丸底フラスコ
RP−HPLC=逆相HPLC
RT=保持時間(HPLC)
rt=室温
s=一重線
SPA=シンチレーション近接アッセイ
t=三重線
TBDMS=t−ブチルジメチルシリル
THF=テトラヒドロフラン
TFA=トリフルオロ酢酸
TLC=薄層クロマトグラフィー
UV=紫外線
v/v=容積比
w/v=重量−容積比
w/w=重量比
一般的情報
質量スペクトル
電子衝撃質量スペクトル(EI−MS)は、J & W HP-5 column(カラム) (0.25 uM coating; 30 m × 0.32 mm, Agilent Technologies, Palo Alto, CA, USA)付のHewlett Packard 6890 Gas Chromatographを装備したHewlett Packard 5973 mass spectrometerを用いて得られた。イオン源は250℃で維持され、スペクトラムは、スキャンにつき0.34秒で50−550amuからスキャンされた。
HPLC−電子スプレー質量スペクトル(HPLC ES−MS)は、クォータナリーポンプ(quaternary pump)、254nmにセットされた可変波長検出器(variable wavelength detector)、Sunfire C-18 カラム(2.1×30mm、3.5ミクロン、Waters Corp., Milford, MA, USA)、Gilson autosampler(Gilson Inc., Middleton, WI, USA)およびFinnigan LCQ ion trap mass spectrometer(電子スプレーイオン化(Thermoelctron Corp., San Jose, CA, USA)付)を装備されているHewlett-Packard 1100 HPLC (Agilent Technologies, Palo Alto, CA, USA)を用いて得られた。スペクトルは、源のイオンの数に従って可変イオン時間を用いて、120−1200amuからスキャンした。溶出剤は、A:水(0.02%TFA)中2%アセトニトリル、そしてB:アセトニトリル(0.018%TFA)中2%水であった。3.5分にわたって、流速1.0mL/分で、10%B〜95%のグラジエント溶出が、最初のホールド0.5分そして最後のホールド0.5分95%Bで使用された。実行時間全体は6.5分であった。
NMRスペクトル
ルーチンの一次元NMRスペクトロスコピーが、300MHzまたは400MHz Varian Mercury-plus spectrometers(スペクトロメーター) (Varian Inc., Palo Alto, CA, USA)を用いて行われた。試料を、Cambridge Isotope Labs (Cambridge MA, USA)から得られた重水素化溶媒に溶解し、5mm ID Wilmad NMR管(Wilmad Glassworks, Inc., Buena, NJ, USA)に移した。スペクトルを、293°Kで得た。この化学シフトを、ppmスケールで記録し、そしてしかるべき溶媒シグナル、たとえば、Hスペクトルの場合の、2.49ppm(DMSO−d)、1.93ppm(CDCN)、3.30ppm(DOD)、5.32ppm(CDCl)、そして7.26ppm(CDCl);そして13Cスペクトルの場合の、39.5ppm(DMSO−d)、1.3ppm(CDCN)、49.0ppm(CDOD)、53.8ppm(CDCl)、そして77.0ppm(CDCl)を基準にした。
フローNMR法
ジメチルスルホキシド(DMSO)中の化合物の10mM溶液150−200uLを、96−ウェルディープウェルマイクロタイタープレートにTecanを用いてピペットで移す。このプレートを、Genevac Speedvac中に置き、これらの化合物を蒸発・乾燥する。ジメチルスルホキシド−d(DMSO-d)500ulを、乾燥化合物を含んでいる各ウェルに加える。この化合物を、マルチピペッターを用いて繰り返し吸引しながら溶解する。
すべてのNMRスペクトルを、Hの場合400.23MHz、そして13Cの場合100.63MHzで稼動するBruker DPX400 Spectrometer(スペクトロメーター)を用いて得た。このスペクトロメーターに、Gilson 215リキッドハンドリングシステム(Gilson 215 liquid handling system)およびバルブメイトアクセサリ(Valvemate accessory)を搭載した。このNMRプローブは、Zグラジエント適応性を有するデュアルセルH、13C 4mmフロープローブであった。プロトンスペクトルを、カーボンデカップリングを含むダブルプリサチュレーションパルスシークエンス(double presaturation pulse sequence)を用いて得た。このGilson 215 リキッドハンドリングシステムを、作動可能な状態にし、各ウェルからの350ulを注入した。試料注入の間に、このNMRフロープローブを250ulのDMSO−dで洗浄した。このデータを、NMRマネージャー(Advanced Chemical Development, Inc (ACD)) V8.0.を用いることによって処理した。場合によっては溶媒サプレッションのために、この方法を用いるシグナルが、強度がより弱く、幅広く、または無い例もある。
主要中間体の製造
中間体A:ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:ピロール−1−イル−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
窒素下で、1,4−ジオキサン(700mL)中のカルバジン酸tert−ブチル(100、0.757mol)、2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン(108g、0.832mol)および2N HCl(10mL)の撹拌溶液を含んでいるフラスコ(ディーン・スタークトラップを備えている)を、90℃で加熱した。反応を数時間にわたって進めると、この溶液は、淡黄色から橙色に変化し、還流し始めた。この反応は、D/S trap(主としてCHOH、2モル/1モル試薬)中に回収した蒸留物量によってモニタリングされた。メタノール回収が理論量(50mL)に近づいたとき、サンプルをTLC(シリカゲル、GHLF、1:3 EtOAc/ヘキサン、ニンヒドリン染色)によって分析し、反応終了を確認した。加熱をやめ、そして、この反応物を少し冷却せしめ、その後、飽和重炭酸ナトリウム溶液(〜25mL)を加え、塩酸で中和した。このクエンチされた混合物を、焼結ガラスロートに通してろ過し、真空下で濃縮すると、橙色、半固形物残渣が残った。この残渣を、ジエチルエーテル(最小量)に懸濁し、そしてほとんど無色の固形物を吸引ろ過によって回収し、ヘキサンで洗浄し、風乾すると、60.2g(40%)の生成物を与えた。母液からの二番目の産出物(黄褐色固形物)を単離した:29.0g(19%)。この母液中に存在する更なる物質は、シリカゲルクロマトグラフィーによって回収し、収量を増加することができた。
H-NMR (CDOD): δ 10.23 (br s, 1H), 6.66 (t, 2H, J = 2.2 Hz), 5.94 (t, 2H, J = 2.2), 1.42 (s, 9H); MS: GC/MS (+esi): m/z=182.9 [MH]
工程2:(2−シアノ−ピロール−1−イル)−カルバミン酸,tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
2Lの三頸RBに、撹拌棒、窒素(N)吸入口、ゴム隔壁低温温度計および氷/アセトン冷却浴を装備した。ピロール−1−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(99.0g、0.543mol)を、反応器に加え、無水アセトニトリル(700mL)に溶解し、そして、この撹拌溶液を0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシアネート(49.7mL、0.57mol)を、シリンジ(内部温度を5℃より低く維持して)を通して滴下した;〜20分後に、懸濁液を観察した。45分後、N,N−ジメチルホルムアミド(無水、100mL)を添加ロートを通して滴下する(内部温度を5℃より低く維持して)と、反応混合物は溶液になった。0℃での撹拌を45分間継続し、次いでこの反応物を室温に暖めた;TLC(シリカゲル、1:3 酢酸エチル/ヘキサン、UV、ニンヒドリン染色)によって、クエンチサンプルをモニタリングすることによって、反応が完全に進んだことが示された。この混合物を、氷(〜2L)に注ぎ、そして、EtOAc(2L)を添加して、撹拌した。層分離し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。この乾燥溶液を、30/40マグネソールに通してろ過し、このろ液を、真空下で濃縮・乾燥し、次いでこの残渣を最小量のジクロロメタンに溶解し、そして酢酸エチル/ヘキサン、0−50%酢酸エチルで溶出して、シリカゲルプラグ(plug)でクロマトグラフィー処理する。このきれいな生成物を含んでいるフラクションを集め、真空下で濃縮・乾燥すると、所望の生成物が白色固形物として69.8g(62%)生成された。幾分不純なフラクションから更なる物質、16.8g(15%)が提供されて、全体の回収は86.6g、(77%)となった。
H-NMR (CDOD): δ 7.01 (dd, 1H, J = 3.0, 1.6 Hz), 6.82 (dd, 1H, J = 4.4, 1.7 Hz), 6.19 (dd, 1H, J=4.2, 2.9 Hz), 4.88 (s, 1H, HO+NH-), 1.50 (br s, 9H, HN-BOC);
MS: LC/MS (+esi), m/z=207.9 [M+H]
工程3:1−アミノ−1H−ピロール−2−カルボニトリル・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
3Lの三頚RBフラスコに、機械的撹拌器、窒素吸入口、熱電対/JKEM 熱調整器、添加ロートおよび氷水冷却浴を備えた。(2−シアノ−ピロール−1−イル)−カルバミン酸、tert−ブチルエステル(85g、0.41mol)を加え、そして1,4−ジオキサン(400mL)に溶解し、次いで撹拌橙色溶液を0℃に冷却し、内部温度を5℃より低く維持しながら、HCl/ジオキサン(4N、820mL、8当量)を添加ロートからゆっくり添加した。〜30分後、この溶液は濁ったが、室温での撹拌を5時間継続した;この反応は、TLC(シリカゲル、GHLF、1:3 EtOAc/ヘキサン、UV;注:遊離の塩基は、高−Rfスポット(high Rf-spot)として観察することができ、そして、不完全な反応であると誤解されうる)によって、完了の有無がモニタリングされた。この反応混合物を、ジエチルエーテル(2L)で希釈し、そして析出した固形物を、吸引ろ過によって回収し、そしてエーテル(1L)で洗浄した。乾燥し(真空オーブン50℃)することによって、所望の生成物を褐色固形物として50.5g(85%)得た。
H-NMR (CDOD): δ 7.05 (dd, 1H, J =2.8, 1.9 Hz ), 6.75 (dd, 1H, J =1.8, 4.2 Hz), 6.13 (dd, 1H, J =2.8, 4.4 Hz ), 5.08 (s, 3H, NH ); MS: GC/MS, m/z= 108.2 [M+H].
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水エタノール(800mL)中の1−アミノ−1H−ピロール−2−カルボニトリル・塩酸塩(50g、0.35mol)の撹拌懸濁液に、ホルムアミジン酢酸塩(181.3g、1.74mol)とリン酸カリウム(370g、1.74mol)を加えた。この懸濁液を、78℃で18時間加熱し(N下で)、次いで冷却し、ろ過し、真空下で濃縮・乾燥した。この残渣を、氷水(2L)と混和し、暗灰褐色固形物を吸引ろ過によって回収した。このろ過ケーキを、水で洗浄し、吸引乾燥し、次にこの固形物を暖かい酢酸エチルと溶解し(ロートで)、次にろ過し、回収容器に入れる。この暗溶液を、長いプラグの30/40マグネソールに通してろ過し、そして淡黄色のろ液を、真空下で濃縮・乾燥すると、黄色を帯びた固形物(20.6g、収率44.1%)が生成された。このプラグを酢酸エチル/エタノールで洗浄し、そしてこの洗浄物を真空下で濃縮すると、更なる物質が10.7g(23%)生成された。水性のワークアップろ液を酢酸エチルで抽出し、引き続いて乾燥し、マグネソールろ過し、そして濃縮すると、更に6.3g(14%)のきれいな生成物が生成され、全体の回収は、37.6g(81%)に達した。
H-NMR (CDOD): δ 7.72 (s, 1H), 7.52 (dd, 1H, J =2.5, 1.6 Hz), 6.85 (dd, 1H, J = 4.5, 1.6 Hz), 6.64 (dd, 1H, J = 4.5, 2.7 Hz) LC/MS (+esi): m/z=135.1 [M+H].
中間体B:7−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
無水DMF(200mL)中の中間体A(21.0g、0.157mol)を含んでいる撹拌溶液を、−20℃に冷却し、そして、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(22.4g、0.078mol)を〜45分にわたって少しずつ加えた。この反応物を更に45分間撹拌し、反応の完了の有無をTLC(シリカゲル、GHLF、5%CHOH/CHCl)によってモニタリングした。飽和NaSO溶液(300mL)を加え、この結果生じた懸濁液を、撹拌し、次にこの固形物を吸引ろ過によって回収した。このろ過ケーキを、水で洗浄し、吸引によって乾燥し、次いで酢酸エチル(1L)と5%炭酸ナトリウム溶液(1L)の間で分配した。層分離し、この有機層を新しい炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。ワークアップからのろ液を更に抽出し、メインバッチと一緒にし、次いで一パッドのマグネソールに通してろ過し、真空下で濃縮すると、粗モノブロミド、KRAM 206−3−1、29.9g、収率90%が生成される。暖かい酢酸エチル(300mL、70C)中の21.5g量の粗生成物をトリチュレーションすると、無色固形物(12.3g)が提供されるが、これはわずか〜2%のジブロム化されたサイドプロダクト(side-product)を含んでいる。
H-NMR (CDOD) :δ 7.84 (s, 1H), 6.95 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 6.71 (d, 1H, J = 4.7 Hz), 4.89 (s, 3H, -NH + HO); MS: LC/MS (+esi), m/z = 213.1 [M+H].
中間体C:2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
6−ブロモインダゾール(14.42g、73.2mmol)を、50mLのジオキサンに懸濁し、次にこの混合物をベンジルブロミド(10.5mL、88.8mmol)で処理し、次いで120℃に、機械的撹拌をしながら、油浴で一晩加熱した。この結果生じた濃い懸濁液を、80℃に冷却し(浴温度)、そして200mLのEtOAcを加えた。この混合物を、20分間激しく撹拌し、次に析出した橙褐色の固形物をろ過により回収し、そして、EtOAcでよく洗浄し、空気乾燥した。この結果生じた褐色の固形物を、固形物物質のすべてが溶解するまで、撹拌しながら、飽和NaHCO水溶液(100mL)とEtOAc(300mL)の間で分配した。層分離後、この水相をEtOAc(2×100mL)で抽出した。集められた有機相を、塩水で洗浄し、乾燥し、ろ過し、真空で濃縮すると、褐色の固形物が生成した。この固形物を200mLの2:1 EtOH:水から再結晶すると、褐色針状としての所望の生成物が12.78g(61%)生成された。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.72 (d, 1H), 7.48 - 7.28 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 5.62 (s, 2H);
LC-MS [M+H]= 287.3, 289.0, RT = 3.53 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾール(12.60g、43.9mmol)、ビス(ピナコラト)−ジボロン(12.26g、48.3mmol)およびK−OAc(12.92g、131.6mmol)を、ジオキサンに溶解し、真空パージ/窒素充填(a vaccum purge/N2 fill)を用いて脱ガスした。1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.96g、1.3mmol)を加え、次に最終真空/窒素パージを行った。この混合物を、80℃で2.5時間(TLC分析は、完全なSMの消費を示した)加熱し、次いで室温に冷却せしめた。この混合物を、200mLのEtOAcで希釈し、そしてセライト(登録商標)プラグSiO(a plug of Celite atop SiO)(1”×4”、EtOAcであらかじめ湿らせておく)ろ過した。このパッドを400mLのEtOAcで洗浄し、そしてこのろ液を、濃縮すると暗油状物となった。この油状物を〜75mLのEtOAcに溶解し、そして〜250mLのヘキサンを〜1.5時間にわたって撹拌しながら滴下した。この混合物を10分間撹拌し、そしてセライト(登録商標)ろ過した。このパッドを、25%EtOAc/ヘキサンで洗浄し、そして濃縮した。この油状物を、250mLのEtOAcと水(100mL)の間で分配した。層分離後、この水相を150mLのEtOAcで抽出した。集められた有機抽出物を100mLの飽和NaHCO水溶液、水、塩水で抽出し、次いで乾燥し(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、褐色油状固形物が与えられた。この粗生成物を50mLのEtOAcに懸濁し、固形物が溶解するまで加熱した。50mLのヘキサンをかき混ぜながら加え、この混合物を室温に冷却し、次いで3日間フリーザーに置いた。この固形物を、ろ過によって回収し、そして冷却した1:1 EtOAc/ヘキサンで洗浄し、そして真空下、40℃のオーブンで乾燥すると、9.78gの淡褐色の固形物が与えられた。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をイスコ(登録商標)(Redisep 120, 15%−70% EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、更に3.49g、全収量=90%が与えられた。
1H-NMR (DMSO-d6) δ 8.45 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.38 - 7.24 (m, 5H), 7.22 (d, 1H), 5.64 (s, 2H), 1.30 (s, 12H); LC-MS [M+H] = 335.2, RT = 3.77 分
中間体D−F:
中間体Cに述べられている方法を用い、そして適切なベンジルブロミドを用いて、中間体D−Fが製造された。
Figure 2009514882
中間体G:6−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:ピロール−1−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(700mL)中のtert−ブチル カルバザート(100、0.757mol)、2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン(108g、0.832mol)と2N HCl(10mL)の撹拌溶液を含んでいるフラスコ(ディーン・スターク・トラップを備えている)を窒素下、90℃で加熱した。この反応が、数時間にわたって進行した時に、この溶液は淡黄色から橙色に変わり、そして還流し始めた。この反応は、ディーン・スターク・トラップ(第一級CHOH、2モル/1モル試薬)中に回収された留出量によってモニタリングされた。メタノール回収が理論量(50mL)に近づいたとき、サンプルを、TLC(シリカゲル、1:3 EtOAc/ヘキサン、ニンヒドリン染色)によって分析し、反応の完結を確認した。加熱をやめ、そしてこの反応物を幾分冷却し、その後 飽和重炭酸ナトリウム水溶液(〜25mL)を加え、塩酸を中和した。このクエンチされた混合物を、焼結ガラスロートに通してろ過し、真空下で濃縮すると、橙色の半固形物残渣がもたらされた。この残渣をジエチルエーテル(最少量)に懸濁し、次いでほとんど無色の固形物を吸引ろ過によって回収し、ヘキサンで洗浄し、そして空気乾燥すると、60.2g(40%)の生成物が与えられた。母液から二回目の生成物(黄褐色の固形物)を単離した:29.0g(19%)。
H-NMR (CDOD): δ 10.23 (br s, 1H), 6.66 (t, 2H, J = 2.2 Hz), 5.94 (t, 2H, J = 2.2), 1.42 (s, 9H); MS: GC/MS (+esi): m/z=182.9 [MH]
工程2:(2−シアノ−ピロール−1−イル)−カルバミン酸,tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
2Lの三頸フラスコに、撹拌棒、N吸入口、ゴム隔壁、温度計および氷/アセトン冷却浴を装備した。ピロール−1−イル−カルバミン酸 tert−ブチルエステル(99.0g、0.543mol)を反応器に加え、無水アセトニトリル(700mL)に溶解し、そしてこの撹拌溶液を0℃に冷却した。クロロスルホニルイソシアネート(49.7mL、0.57mol)を、シリンジを介して滴下した(内部温度を5℃以下に維持)。〜20分後、懸濁液を観察した。45分後、N,N−ジメチルホルムアミド(無水、100mL)を、添加ロートを介して滴下する(内部温度を5℃以下に維持)と、この反応混合物は溶液となった。0℃での撹拌を45分間継続し、次いでこの反応物を室温に温めた。クエンチされたサンプルを、TLC(シリカゲル、1:3 酢酸エチル/ヘキサン、UV、ニンヒドリン染色)によりモニタリングすると、この反応が完全に進行したことが示された。この混合物を、氷(〜2L)の上に注ぎ、そしてEtOAc(2L)を添加して撹拌した。層分離後、この有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した。この乾燥溶液を一パッドの30/40マグネソールに通してろ過し、そしてこのろ液を真空下で濃縮・乾燥し、次いでこの残渣を最小量のジクロロメタンに溶解し、シリカゲルのプラグでクロマトグラフィー処理した(酢酸エチル/ヘキサン、0−50%酢酸エチルで溶出)。このきれいな生成物を含んでいるフラクションを集め、真空下で濃縮・乾燥すると、所望の生成物が白色固形物として、69.8g(62%)得られた。幾分不純なフラクションから更なる物質16.8g(15%)が提供された(総回収物は、86.6g、(77%))。
H-NMR (CDOD): δ7.01 (dd, 1H, J = 3.0, 1.6 Hz), 6.82 (dd, 1H, J = 4.4, 1.7 Hz), 6.19 (dd, 1H, J= 4.2, 2.9 Hz), 4.88 (s, 1H), 1.50 (br s, 9H); MS: LC/MS (+esi), m/z=207.9 [M+H].
工程3:tert−ブチル (4−ブロモ−2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)カルバマートの製造
Figure 2009514882
1Lの3頸RBフラスコを、機械的撹拌器、窒素吸入口、熱電対と温度調節計およびドライアイス−アセトニトリル冷却浴を装備した。2−シアノ−ピロール−1−イル−カルバミン酸、tert−ブチルエステル(20g、96.5mmol)を加え、350mLのアセトニトリルに溶解し、−30℃以下に冷却した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(13.79g、48.26mmol)を固形物として加え、そしてこの反応を室温に2時間にわたって暖めた。2時間のRP−HPLCによる分析によって、約10%の出発物質が残存していることがわかった。この反応を再び−30℃以下に冷却し、次に更に1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(1.3g、4.8mmol)で処理した。この反応を室温で3時間にわたってゆっくり暖めた。この反応物を500mLのEtOAcで希釈し、分液ロートに移した。この有機層を1N炭酸ナトリウム水溶液、水および塩水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。有機層をシリカゲルに通してろ過して、多くの着色している不純物を除去した。真空下で溶媒を蒸発させると、赤色の油状物が提供され、シード添加すると、所望の生成物が橙褐色の結晶で提供された(27.16g、98%)。
H-NMR (DMSO): δ10.95 (bs, 1H), 7.61 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 2 Hz), 1.44 (s, 9H, J = 4.4, 1.7 Hz). MS: LC/MS (+esi), m/z= [M+H].
工程3:1−アミノ−4−ブロモ−1H−ピロール−2−カルボニトリル・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
1Lの3頚フラスコに、機械的撹拌器、窒素吸入口、熱電対と温度調節計、冷却浴および添加ロートを備え付けた。tert−ブチル(4−ブロモ−2−シアノ−1H−ピロール−1−イル)カルバマート(19g、66mmol)を加え、そして1,4−ジオキサン(50mL)と共に溶解し、次いでこの撹拌橙色溶液を0℃に冷却し、次にHCl/ジオキサン(4N、100mL、8当量)を、内部温度を25℃くらいに維持しながら添加ロートからゆっくり加えた。2時間後、この溶液は、不透明になるが、撹拌を室温で7時間継続した。この反応は、TLC(シリカゲル、1:3 EtOAc/ヘキサン、UV;注意:遊離塩基を高−Rfスポットとして観察することができるが、不完結な反応と誤解することがある)によって完結の有無をモニタリングした。この反応混合物をジエチルエーテル(150mL)で希釈し、析出した固形物を吸引ろ過により回収し、そしてエーテル(200mL)で洗浄した。乾燥し(真空オーブン 50℃)すると、白色固形物の所望の生成物10.9g(93%)が生成された。
H-NMR (DMSO): δ7.24 (d, 1H, J =2 Hz ), 6.93 (d, 1H, J =2 Hz), 6.2 (bs, 3H, J =2.8, 4.4 Hz );MS: GC/MS, m/z= [M+H].
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水エタノール(350mL)中の1−アミノ−4−ブロモ−1H−ピロール−2−カルボニトリル・塩酸塩(17g、61.1mmol)の撹拌懸濁液に、ホルムアミジンアセテート(31.8g、305mmol)とリン酸カリウム(64.9g、305mol)を加えた。この懸濁液を78℃で18時間加熱し(N下で)、次いで冷却し、ろ過し、真空下で濃縮・乾燥した。この残渣を、氷水(2L)と混和し、暗灰褐色の固形物を吸引ろ過で回収した。この固形物を、還流MeOHに加え、炭素で脱色処理し、次いでセライト(登録商標)に通してろ過し、真空下で濃縮・乾燥した。この固形物をTHF:DCE(1:3)に加え、そして一パッドのシリカに通してろ過した。真空下で溶媒を除去すると、黄褐色の固形物が生成された。この物質をTHF・ヘキサンから再結晶すると、所望の化合物が黄色の固形物として生成された(9.86g、75%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.85 (bs, 2H), 7.81 (s, 1H), 7.80 (d, 1H, J = 2 Hz), 6.96 (d, 1H, J = 2 Hz) LC/MS (+esi): m/z= [M+H].
中間体H:4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−オール−2−ベンジル−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1:1)の製造
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−6−クロロ−3−メチル−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
200mLのトルエン中の1−(4−クロロ−2−ニトロフェニル)エタノン(12.5g、63mmol)とベンジルアミン(13.7g、125mmol)の溶液を、チタン(IV)イソプロポキシド(53.5g、188mmol)で処理し、60℃で16時間加熱した。この溶媒を真空下で除去し、そしてこの残渣を亜リン酸トリエチル(31g、187mmol)に入れ、この混合物を150℃に2時間注意深く加熱した。この反応を室温に冷却し、そして30mLの無水エタノールで希釈した。3mLの4N NaOH水溶液を激しく撹拌しながら滴下した。5分後、この固形物をろ別し、この溶液を60mLの無水エタノールそして60mLの1N NaOH水溶液で希釈した。一晩撹拌後、エタノールを真空下で除去し、この残渣を水で希釈した。ろ過すると、所望の生成物が暗褐色の固形物として生成された(9.86g、62%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.72 (dd, 1H, J = 9, 1 Hz), 7.61 (dd, 1H, J = 2, 1 Hz), 7.23 to 7.36 (m, 3H), 7.15 to 7.20 (m, 2H), 6.96 (dd, 1H, J = 9, 2 Hz), 5.60 (s, 2H), 2.58 (s, 1H); MS: LC/MS (+esi): m/z=275.1 [MH] ;LC/MS rt = 3.51 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
3頚RBフラスコに、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(970mg、1.06mmol)とトリシクロへキシルホスフィン(713mg、2.54mmol)を入れ、そしてこのフラスコにNで5分間フラッシュした。新たに脱ガスしたジオキサンを加え(100mL)そしてこの溶液をNで10分間パージした。25℃で30分撹拌した後、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.92g、23.3mmol)、酢酸カリウム(6.24g、63.6mmol)および2−ベンジル−6−クロロ−3−メチル−2H−インダゾール(5.44g、21.2mmol)を加え、そしてこの反応をNで脱ガスした。この反応を80℃に加熱し、そしてN下で22時間撹拌した。この反応を室温に冷却し、ヘキサン(600mL)で希釈し、一パッドのセライト(登録商標)に通してろ過した。溶媒真空下で溶媒を除去した後、この残渣をCHClに入れ、一パッドのシリカに通してろ過した。真空下で溶媒を除去した後、自然に結晶化する黄色の油状物が提供された(5.28g、72%)。
H-NMR (CDCl): δ8.12 (at, 1H, J = 1 Hz), 7.56 (d, 1H, J = 8 Hz), 7.28 - 7.36 (m, 4H), 7.11 - 7.17 (m, 2H), 5.61 (s, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.37 (s, 6H), 1.27 (s, 6H));
MS: LC/MS (+esi), m/z= 349.1 [M+H]; LC/MS rt = 3.82.
中間体I:tert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピロリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
2Lの3頸RBフラスコに、機械的撹拌器、窒素吸入口、熱電対と温度調節器、および水冷却浴を備えた。フラスコ内に、7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(18.4g、86.3mmol)をテトラヒドロフラン(250mL)に懸濁し、そしてクロロトリメチルシラン(18.8g、172mmol)で処理した。この混合物を室温で16時間撹拌せしめた。THF中のイソプロピルマグネシウムブロミド溶液(2M、173mL、345mmol)を、内部温度を40℃以上にあげないように注意しながら、20分にわたってゆっくり加えた。1.5時間後、サンプルをMeOH中でクエンチし、そしてRP−HPLCによって分析すると、金属化が95%完結したことを示した。水浴を、氷−アセトン浴で置き換え、撹拌を内部温度が−10℃になるまで継続した。tert−ブチル 3−オキソピロリジン−1−カルボキシラート(20g、108mmol)を固形物として加え、そしてこの反応を室温で30分にわたって暖めた。この反応を、再び−10℃に冷却し、次に注意深く、トリフルオロ無水酢酸(45.4g、216mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(33.5g、259mmol)およびジメチルアミノピリジン(527mg、4.3mmol)で処理した。この反応を室温に暖め、30分撹拌し、次いでMeOH中の25%NaOMe溶液(46g、215mmol)で処理し、そしてさらに15分間撹拌した。この反応物をEtOAcと1Nクエン酸水溶液の間で分配した。15分撹拌後、有機層を分離し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。この溶液をシリカのプラグに通してろ過後、有機層を真空下で除去し、そしてこの残渣をエチルエーテルでトリチュレートすると、所望の生成物を明るい黄色固形物(16.8g、65%)として得た。
H-NMR (DMSO):δ 7.72 (dd, 1H), 7.61 (dd, 1H), 7.23 - 7.36 (m, 3H), 7.15 - 7.20 (m, 2H), 6.96 (dd, 1H), 5.60 (s, 2H), 2.58 (s, 1H);
MS: LC/MS (+esi): m/z=275.1 [MH] ; LC/MS rt = 3.51 分.
工程2:tert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピロリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
AcOH(150mL)中の酸化白金(IV)(2.1g、9.5mmol)およびtert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボキシラート(11.4g、37.8mmol)の懸濁液をH雰囲気下で16時間撹拌した。この反応をNでパージし、セライト(登録商標)を通してろ過し、AcOHで洗浄する。溶媒を真空下で除去後、残渣をTHF:EtOAcに溶解し、飽和炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。この有機層を真空下で乾燥・濃縮すると、所望の生成物が黒ずんだ固形物(10.7g、93%)として得られた。
MS: LC/MS (+esi): m/z = 304.1 [MH] ; LC/MS rt = 2.74 分.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(20mL)中のtert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピロリジン−1−カルボキシラート(1.2g、3.96mmol)を−40℃に冷却し、そして1,3−ジブロモ−5,5,ジメチルヒダントイン(508mg、1.78mmol)で処理した。この反応を2時間にわたって室温にゆっくり暖め、次いでEtOAcと重炭酸塩溶液の間で分配した。濃縮後、この残渣をEtOAcでトリチュレートすると、所望の生成物が生成された(1.28g、85%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.86 (s, 1H), 6.69 (s, 1H), 3.68 - 3.80 (m, 2H), 3.36 - 3.46 (m, 1H), 3.20 - 3.30 (m, 2H), 2.16 - 2.30 (m, 1H), 1.98 - 2.08 (m, 1H), 1.37 (s, 9H);
MS: LC/MS (+esi), m/z= 382.1 [M+H]; LC/MS rt = 3.08.
中間体J:7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノンの製造
Figure 2009514882
1Lの3頚RBフラスコに機械的撹拌器、窒素吸入口、熱電対および温度調節器、および水冷却浴を備え付けた。フラスコ内に7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(175g、352mmol)をテトラヒドロフラン(100mL)中に懸濁し、クロロトリメチルシラン(7.65g、70.4mmol)で処理した。この混合物を室温で3時間撹拌させた。THF中のイソプロピルマグネシウムブロミド溶液(2M、70.4mL、141mmol)を、内部温度が40℃以上にならないように注意しながら20分にわたってゆっくり加えた。1時間後、サンプルをMeOH中でクエンチし、そしてRP−HPLCによって分析すると、金属化が>90%完結したことを示した。水浴を、氷−アセトン浴で置き換え、撹拌を内部温度が−10℃になるまで継続した。2−クロロ−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(7.3g、53mmol)を固形物として加え、そしてこの反応を室温で30分にわたって暖めた。この反応をMeOHでクエンチし、そしてEtOAc(200mL)および500mLのクエン酸バッファー(citrate buffer)(pH4)で希釈した。この混合物を15分間撹拌すると、その間に濃い褐色の析出物が形成された。これを、ろ別すると、所望の化合物が褐色の固形物(2g、27%)として提供された。この有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そしてシリカプラグに通してろ過した。真空下で溶媒を除去し、残渣をEtOAcでトリチュレーションすると、第二のバッチの所望の生成物(4.3g、58%)が与えられた。この第二のバッチを集めると、所望の生成物が褐色の粉末として得られた(6.25g、84%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.88 (bs, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.08 (d, 1 H, J = 5 Hz), 6.70 (d, 1H, J = 5 Hz), 4.82 (s, 2H), 3.06 (bs, 1);
MS: LC/MS (+esi): m/z=211.2 [MH] ;LC/MS rt = 1.69 分.
工程2:1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[ベンジル(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)アミノ]エタノンの製造
Figure 2009514882
DMF(40mL)中の1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノン(4.0g、19mmol)およびN−ベンジル−2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エタンアミン(6.05g、22.8mmol){Rosenstroem; J. Med. Chem, 2004,47, 859-870 の方法によって製造}の懸濁液を、炭酸ナトリウム(3.93g、28.5mmol)およびヨウ化ナトリウム(315mg、1.9mmol)で処理し、そして60℃に16時間加熱した。この反応を室温に冷却し、EtOAcおよび1N炭酸ナトリウム溶液で希釈した。この有機相を分離し、水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をDCM:THF中に入れ、そしてカラムろ過によって精製し、所望の化合物(3.47g、42%)を得た。
MS: LC/MS (+esi): m/z=440.9 [MH] ;LC/MS rt = 2.80 分.
工程3:1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[ベンジル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノールの製造
Figure 2009514882
1Lの3頚RBフラスコに、窒素吸入口、熱電対および温度調節器、および水冷却浴を備え付けた。フラスコ内で、THF(150mL)に1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[ベンジル(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)アミノ]エタノン(6.23g、14.2mmol)溶解し、そしてTHF中のジイソブチルアルミニウムヒドリド(1M、85mL、85mmol)溶液で処理した。この混合物を室温で0.5時間撹拌し、次いでMeOHを注意深く添加することによってクエンチした。この反応物をEtOAcおよびロッシェル塩溶液で希釈した。この混合物を50℃に加熱し、そして、一晩激しく撹拌した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮すると、褐色の固形物が提供された。EtOAcでトリチュレーションすると、所望の生成物が褐色粉末として得られた(2.89g、62%)。
MS: LC/MS (+esi): m/z=328.3 [MH] ;LC/MS rt = 1.11 分.
工程4:7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[ベンジル(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール(3.50g、10.7mmol)のサンプルをメタンスルホン酸(15mL)中に 懸濁し、そして10分間激しく撹拌した。この均質な溶液をEtOAcと氷で希釈し、そして2N NaOH水溶液を滴下することによって塩基性にした。この有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下で溶媒を除去して、所望の生成物を褐色固形物として得た(3.15g、95%)。
MS: LC/MS (+esi): m/z=310.4 [MH] ; LC/MS rt = 1.12 分.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(35mL)中の7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(3.15g、9.7mmol)の溶液を−30℃以下に冷却し、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(1.38g、4.8mmol)で処理した。この反応物を室温でそれに続く4時間ゆっくり暖めた。この混合物を、EtOAcと1N炭酸ナトリウム溶液の間で分配した。この有機層を分離し、水で2回、塩水で1回洗浄した。溶媒を蒸発させた後、この残渣をエーテルでトリチュレートし、そして10分間激しく撹拌した。次いでこの均質な溶液をEtOAcと氷で希釈し、そして2N NaOHを滴下することによって塩基性にした。この有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥した。真空下で溶媒を除去し、所望の生成物を褐色固形物として得た(3.15g、95%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.84 (s, 1H), 7.30 - 7.35 (m, 4H), 7.20 - 7.28 (m, 1H), 6.76 (s, 1H), 5.02 (dd, 1H), 3.84 (d, 1H), 3.64 (ddd, 1H), 3.55 (d, 1H), 3.49 (d, 1H), 2.89 (app d, 1H), 2.64 (app d, 1H), 2.15 - 2.31 (m, 2H);(s, 1H); MS: LC/MS (+esi), m/z= 320.1 [M+H]; LC/MS rt = 2.23.
中間体K:tert−ブチル 2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]モルホリン−4−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 2−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)モルホリン−4−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
EtOH(40mL)中の7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(1.25g、4.04mmol)および10%パラジウム・炭素(214mg、0.2mmol)の溶液を16時間、H雰囲気のもとで撹拌する。この溶液をNでパージした後、この混合物をセライト(登録商標)に通してろ過し、そして真空下で溶媒を除去し、818mgの中間体アミンを得た。この物質をEtOH(10mL)中に入れ、0℃に冷却した。この溶液をトリエチルアミン(755mg、7.64mmol)およびジ−tert−ブチル−ジカルボナート(896mg、4.1mmol)で処理し、次に室温に暖めた。1時間後、この反応物をEtOAcで希釈し、1Nクエン酸バッファー(pH4)と重炭酸塩で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、所望の生成物を半固形物として得た(880mg、84%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.84 (s, 1H), 7.75 (bs, 1H), 6.84 (d, 1 H, J = 5 Hz), 6.63 (d, 1H, J = 5 Hz), 4.87 (dd, 1H, J = 11, 3 Hz), 3.95 - 4.06 (m, 1H), 3.68 - 3.92 (m, 2H), 3.50 - 3.62 (m, 1H), 3.37 - 3.46 (m, 1H), 2.80 - 3.15 (m, 2H), 1.37 (s, 9H);
MS: LC/MS (+esi): m/z=320.1 [MH] ;LC/MS rt = 2.23 分.
工程2:tert−ブチル 2−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)モルホリン−4−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(20mL)中のtert−ブチル 2−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)モルホリン−4−カルボキシラート(840mg、2.63mmol)の溶液を−40℃に冷却し、次に1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(376mg、1.32mmol)で処理する。この反応物を室温で3時間にわたって暖め、次いでEtOAcと1N炭酸ナトリウムの間で分配した。この有機層を分離し、水および塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、真空下で溶媒を除去し、エーテルでトリチュレーションして、所望の化合物を褐色の固形物として得た(880mg、84%)。
H-NMR (DMSO): δ 7.89 (s, 1H), 4.88 (dd, 1H, J = 10, 3 Hz), 3.95 - 4.06 (m, 1H), 3.82 - 3.91 (m, 1H), 3.70 - 3.79 (m, 1H), 3.55 (ddd, 1H, J = 11, 11 ,3 Hz), 2.92 - 3.28 (m, 2H), 1.37 (s, 9H);
MS: LC/MS (+esi): m/z=400.2 [MH] ;LC/MS rt = 2.76 分.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
1mLのDMFおよび1mLのジオキサン中のtert−ブチル 2−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)モルホリン−4−カルボキシラート(880mg、2.63mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスホラニル)パラジウム(512mg、0.44mmol)の溶液を、真空下で脱ガスし、次にNで3回バックフィルした。この混合物を100℃で30分間撹拌した。次いでこの反応混合物を2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(812mg、2.43mmol)、粉末リン酸カリウム(937mg、4.42mmol)および4滴の水で処理した。この混合物を100℃で30分間撹拌した。この反応物を室温に冷却し、EtOAc:MeOHで希釈し、そしてシリカプラグろ過した。溶媒を蒸発させると、橙色半−固形物。これをDCM中に溶解し、そしてイスコ(登録商標)器材を用いて精製し、所望の化合物を褐色固形物として得た(380mg、33%)。
MS: LC/MS (+esi): m/z=526.2 [MH] ;LC/MS rt = 3.26 分.
中間体L:tert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[4−ベンジル−2−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)ピペラジン−1−イル]エタノンの製造
Figure 2009514882
DMF(20mL)中の1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノン(1.00g、4.75mmol)、(1.97g、14.2mmol)およびヨウ化カリウム(79mg、0.47mmol)の溶液に、1−ベンジル−3−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)ピペラジン(1.53g、4.79mmoL、Naylor et al J. Med. Chem 36, 2075の方法によって製造)を加えた。この反応物を17時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(200mL)と飽和NaCO水溶液(100mL)の間で分配した。層分離し、有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)し、蒸発した。粗製物を、ヘキサン中の50%〜100%の酢酸エチルからのグラジエント溶出を用いて、イスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物を1.9g(81%)得た。
LC-MS [M+H] = 495.6, RT = 2.56 分.
工程2:7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
THF(10mL)中の1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−[4−ベンジル−2−({[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)ピペラジン−1−イル]エタノン(2.30g、4.65mmol)溶液を、DIBAL−H(THF中の46.5mL、46.5mmoL、1.0M溶液)−78℃溶液に滴下した。この反応物を室温に温めながら3時間撹拌した。この混合物をMeOH(1.0mL)でクエンチし、酢酸エチル(400mL)と飽和酒石酸ナトリウムカリウム水溶液(300mL)の撹拌溶液に移した。この溶液を60℃に温め、2時間撹拌した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)し、蒸発させた。粗物質(1.5g、84%)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、メタンスルホン酸(5mL)で処理し、そして室温で1時間撹拌した。この混合物を、酢酸エチル(300mL)と飽和NaCO水溶液(300mL)の間で分配し、そして30分間撹拌した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、所望の生成物1.3g(91%)を得た。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.81 (s, 1 H), 7.69 (br s, 1 H), 7.31-7.29 (m, 5 H), 6.81 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 6.57 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 5.03-5.01 (m, 1 H), 3.71 (dd, J = 3.0, 11.4 Hz, 1 H) 3.45 (s, 2H), 3.33-3.26 (m, 1H), 2.92 (dd, J = 2.1, 11.7 Hz, 1H), 2.72-2.68 (m, 2H), 2.62-2.58 (m, 1H), 2.33 (t, J = 10.8 Hz, 1H), 2.23-2.13 (m, 3H), 1.70 (t, J = 10.4 Hz, 1H);
LC-MS [M+H] = 365, RT = 0.22 分.
工程3:7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(200mg、10%(重量))を不活性雰囲気のもとに置き、AcOH(20mL)中に懸濁した。AcOH(30mL)中に溶解した7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(2.00g、5.48mmol)の溶液を加えた。この反応混合物をH雰囲気(1気圧)のもとにおき、そして一晩撹拌した。この結果生じた混合物を一パッドのセライト(登録商標)に通してろ過し、そして溶媒を減圧下で濃縮した。EtOでトリチュレーションすると、所望の生成物を白色固形物として1.45g(96%)得た。
LC-MS [M+H] = 275, RT = 1.11 分
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水エタノール(40mL)中の7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(1.20g、4.37mmol)溶液にトリエチルアミン(1.3mL、9.62mmol)、引き続いてジ−tert−ブチルジカルボネート(1.05g、4.81mmol)を加えた。この反応物を室温で1時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(200mL)と飽和NaCO水溶液(150mL)の間で分配した。層分離後、有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)し、そして濃縮・乾燥した。粗物質をDMF(40mL)に溶解し、−40℃に冷却し、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(610mg、2.14mmol)で処理した。この反応物を室温に温めながら30分撹拌した。この混合物を酢酸エチル(300mL)と飽和NaCO水溶液(150mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮・乾燥した。粗物質をアセトニトリルでトリチュレートすると、1.51g(78%)の所望の生成物が淡黄色固形物として得られた。
LC-MS [M+H] = 453, 455, RT = 2.18 分.
中間体M:7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
−40℃に冷却した、DMF(20mL)中の7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(700mg、1.92mmol)の溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(274mg、0.96mmol)を加えた。反応物を室温に温めながら、30分撹拌した。この混合物を、酢酸エチル(200mL)と飽和NaCO水溶液(150mL)の間で分配した。層分離後、有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)し、濃縮・乾燥した。粗物質をアセトニトリルでトリチュレートすると、500mg(59%)の所望の生成物が、淡黄色の固形物として得られた。
LC-MS [M+H] = 443, 445, RT = 1.91 分
中間体N:1−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−モルホリン−4−イルエタノンの製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノンの製造
Figure 2009514882
−40℃で、DMF(40mL)中の1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノン(500mg、2.37mmol)の溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(339mg、1.19mmol)を加えた。反応物を室温に温めながら1時間撹拌した。析出物が形成し、そして、この反応物をろ過し、析出物をEtOで洗浄すると、360mg(52%)の所望の生成物が白色粉末として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.12 (s, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 5.10 (s, 2H); LC-MS [M+H] = 291, RT = 2.51 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(3mL)中の1−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノン(90mg、0.31mmol)の溶液に、モルホリン(274μL、3.11mmol)を加えた。反応物を室温で15分撹拌した。この混合物を酢酸エチル(20mL)と飽和NaCO水溶液(15mL)の間で分配した。層分離後、有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮・乾燥した。EtOでトリチュレーションすると、90mg(85%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
LC-MS [M+H] = 340,342, RT = 1.11 分.
中間体O:5−ブロモ−6−メチル−7−(モルホリン−4−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:6−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(10mL)中の6−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(316mg、1.48mmol)とビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウムジクロリド(30mg、.037mmol)の脱ガス溶液に、ジメチル亜鉛(2.97mL、5.93mmoL、トルエン中2.0M)を加えた。この反応物を90℃で17時間撹拌した。この反応をMeOH(1.0mL)でクエンチし、酢酸エチル(200mL)と二塩基性リン酸緩衝液カリウムpH10(100mL)の間で分配した。層分離後、有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮・乾燥した。EtOでトリチュレーションすると、175mg(79%)の所望の生成物が得られた。
LC-MS [M+H] = 149, RT = 1.16 分
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(5mL)中の6−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(350mg、2.36mmol)溶液に、室温で4−メチレンモルホリン−4−ニウムクロリド(4-methylenemorpholin-4-ium chloride)(750mg、2.84mmol)を加えた。この反応物を、17時間撹拌し(−78℃に冷却し)、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(337mg、1.18mmol)で処理した。この反応物を室温に温めながら30分撹拌した。この混合物を、酢酸エチル(200mL)と飽和NaCO水溶液(150mL)の間で分配した。層分離後、有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮・乾燥した。アセトニトリルでトリチュレーションすると、300mg(39%)の所望の生成物が得られた。
LC-MS [M+H]+ = 326, 328, RT = 1.10 分.
中間体Q:7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
実施例101の製造の場合に述べられている方法と同様にして、7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、550mg(58%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 557, RT = 2.81 分.
中間体R:2−ベンジル−5−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
工程1:6−クロロ−5−フルオロ−1H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
n−ブタノール(35mL)中の4−クロロ−2,5−ジフルオロベンズアルデヒド(20.6g、105.0mmol)とヒドラジン水和物(77.2mL、1575.2mmoL、15当量)の混合物を140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、次に氷水(750mL)の中に注いだ。この混合物を激しく2時間撹拌し、次に橙色固形物をろ過した。ろ液をEtOAc(3x250mL)で抽出し、そして、集められた有機相を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮した。この残渣を橙色固形物と混合し、次いでMPLC(バイオタージ(登録商標)(Biotage)、グラジエント溶出25%EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、2.81g(16%)の白色固形物が得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 13.3 (ブロード s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.80 - 7.76 (m, 2H);
ES-MS m/z 171.2/173.2 [M+H], RT (分) 3.02.
工程2:2−ベンジル−6−クロロ−5−フルオロ−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
この化合物は、2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾールの製造の場合に述べられている方法と同様にして、6−ブロモインダゾールの代わりに、6−クロロ−5−フルオロ−1H−インダゾールを用いて製造された。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.90 (d, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 5.64 (s, 2H);
ES-MS m/z 261.0 [M+H], RT (分) 3.56.
工程3:表題化合物の製造
マイクロウェーブバイアルに、2−ベンジル−6−クロロ−5−フルオロ−2H−インダゾール(500mg、1.92mmol)、ビス−ピナコラトジボラン(bis-pinacoldiborane)(535.7mg、2.11mmoL、1.1当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(53.7mg、0.06mmoL、0.03mmol)、トリシクロへキシルホスフィン(38.7mg、0.14mmoL、0.07当量)、および酢酸カリウム(564.7mg、5.75mmoL、3.0当量)を加えた。脱ガス無水DMF(12mL)を加えた。このバイアルのふたをし、次にこの反応物を180℃で20分マイクロウェーブ反応器中で輻射過熱した。この混合物を室温に冷却し、次にEtOAc中に注いだ。この有機層を50%塩水溶液(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出10〜25%EtOAc/ヘキサン)によって精製し、生成物(337.3mg、50%)を油状物として得た。
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 8.24 (s, 1H), 8.04 (d, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.26 (d, 1H), 5.64 (s, 2H), 1.37 (s, 12H);
ES-MS m/z 247.2 [M+H], RT (分) 1.07.
中間体S:2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−イルアミン
Figure 2009514882
工程1:6−ブロモ−2−フェニル−2H−インダゾール−3−イルアミンの製造
Figure 2009514882
乾燥フラスコにn−ブタノール(60mL)中の4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(4.0g、18.0mmol)を入れ、これにn−ブタノール(35mL)中のフェニルヒドラジン・塩酸塩(10.4g、72.0mmoL、4.0当量)とジイソプロピルエチルアミン(13.2mL、75.6mmoL、4.2当量)の溶液を加えた。この反応混合物をN下、140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、次にEtOAcと水の間で分配した。この有機層を水と塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物をイスコ(登録商標)器材(グラジエント 10〜65% EtOAc/ヘキサン)を用いて精製し、フラクションを含む生成物を濃縮した。DCM−ヘキサンから結晶化すると、1.33g(26%)の表題化合物がベージュ色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.71 (d, 1H), 7.69 - 7.66 (m, 2H), 7.58 - 7.54 (m, 2H), 7.47 - 7.44 (m, 2H), 6.78 (dd, 1H), 6.50 (s, 2H);
ES-MS m/z 288.1/290.1 [M+H], RT (分) 2.28.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
この化合物は、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−{1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(中間体C、工程2)の製造の場合に述べられている方法と同様にして、2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾールの代わりに、6−ブロモ−2−フェニル−2H−インダゾール−3−イルアミンを用いて製造された。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.72 - 7.69 (m, 3H), 7.64 (s, 1H), 7.56 (t, 2H), 7.44 (t, 1H), 6.93 (d, 1H), 6.25 (s, 2H), 1.30 (s, 12H);
ES-MS m/z 336.2 [M+H], RT (分) 2.51.
中間体T:ピペラジン−1−カルボン酸メチルアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:4−ベンジル−ピペラジン−1−カルボン酸メチルアミドの製造
Figure 2009514882
無水DCE(36mL)中の1−ベンジル−ピペラジン(1.28g、7.3mmol)の懸濁液に、N−メチルイソシアネート(0.50g、8.76mmoL、1.2当量)を加え、この反応混合物をN下、50℃で6時間撹拌した。この反応物を室温に冷却し、MeOH(10mL)を加えて、反応をクエンチした。溶媒を減圧下で蒸発させた。DCM−エーテルでトリチュレーションすると、1.58g(92%)の所望の生成物がオフホワイトの固形物として得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.33 - 7.23 (m, 5H), 6.37 (ブロード d, 1H), 3.45 (s, 2H), 3.23 (t, 4H), 2.52 (d, 3H), 2.27 (t, 4H);
ES-MS m/z 234.1 [M+H], RT (分) 1.08.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(300mg、10%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(10mL)中に懸濁した。2:1 v/v EtOH/THF(96mL)中に溶解した4−ベンジル−ピペラジン−1−カルボン酸メチルアミド(1.50g、6.43mmol)溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮すると、916mg(99%)の表題化合物を透明な油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 6.30 (ブロード d, 1H), 3.15 - 3.12 (m, 5H), 2.59 - 2.55 (m, 4H), 2.53 (d, 3H).
中間体T:ピペラジン−2−イル−メタノールの製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(40mg、10%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(10mL)中に懸濁した。EtOH(9.6mL)中に溶解した(4−ベンジル−ピペラジン−2−イル)メタノール(200mg、0.970mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮した。エーテル-ヘキサンから結晶化すると、112.4mg(99%)の表題化合物が白色固形物として得られた。
H-NMR (300 MHz, CDCl) δ 3.62 - 3.57 (m, 1H), 3.48 - 3.45 (m, 1H), 3.03 - 2.99 (m, 1H), 2.94 - 2.89 (m, 2H), 2.86 - 2.79 (m, 2H), 2.76 - 2.70 (m, 1H), 2.56 - 2.50 (m, 1H), 1.89 - 1.86 (ブロード s, 3H).
中間体U:アゼチジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
DCM(14mL)中のN−boc−3−ヒドロキシアゼチジン(500mg、2.89mmol)の撹拌混合物に、トリフルオロ酢酸(2.9mL)を加えた。この混合物を室温で1時間撹拌し、真空下で濃縮すると、粗生成物が得られた。この物質をDMFと混和して1Mストック溶液とし、そのまま使用した。
中間体V:ヘキサヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オンの製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−ベンジル−2−ヒドロキシメチル−ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−エタノンの製造
Figure 2009514882
0℃、N下で、アセトン(9.7mL)と水(24.2mL)中の(4−ベンジル−ピペラジン−2−イル)メタノール(500mg、2.42mmol)および酢酸ナトリウム(397.6mg、4.85mmoL、2.0当量)の撹拌溶液に、クロロアセチルクロリド(0.20mL、2.54mmoL、1.05当量)を5分にわたって滴下した。この混合物を0℃で5分間、そして室温で1時間撹拌した。この混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、そして有機相を水、飽和NaHCO水溶液、および塩水で洗浄した。この有機層をNaSOで乾燥し、ろ過し、真空下で濃縮すると、680mg(99%)の所望の生成物が油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.32 - 7.23 (m, 5H), 4.51 (d, 1H), 4.32 - 3.98 (m, 4H), 3.82 - 3.73 (m, 1H), 3.62 - 3.42 (m, 3H), 3.06 - 3.00 (m, 1H), 2.91 - 2.82 (m, 2H), 2.25 - 1.98 (m, 2H).
工程2:8−ベンジル−ヘキサヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オンの製造
Figure 2009514882
下で、無水THF(10mL)中の1−(4−ベンジル−2−ヒドロキシメチル−ピペラジン−1−イル)−2−クロロ−エタノン(425mg、1.50mmol)の撹拌混合物に、60%水素化ナトリウム(240.5mg、6.0mmoL、4.0当量)を加えた。この混合物を室温で6時間撹拌し、そして飽和NHCl水溶液でクエンチした。この混合物をEtOAc中に注ぎ、そしてこの有機層を50%塩水(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント 溶出 75〜100% EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、生成物が透明な油状物として得られた(265mg、72%)。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.34 - 7.24 (m, 5H), 4.34 - 4.29 (m, 1H), 3.99 (s, 2H), 2.92 (dd, 1H), 3.57 to 3.52 (m, 1H), 3.49 (d, 2H), 3.47 - 3.42 (dd, 1H), 2.82 - 2.74 (m, 2H), 2.69 (dt, 1H), 1.89 (dt, 1H), 1.77 (t, 1H);
ES-MS m/z 247.2 [M+H], RT (分) 1.07.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(53mg、20%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(2mL)中に懸濁した。EtOH(10mL)中に溶解した8-ベンジル-ヘキサヒドロ-ピラジノ[2,1-c][1,4]オキサジン-4-オン(265mg、1.08mmol)溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮すると、168mg (99.9%)の表題化合物が透明な油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 4.45 (dt, 1H), 4.11 (ブロード s, 2H), 4.02 - 3.96 (m, 1H), 3.60 - 3.50 (m, 2H), 3.03 - 2.92 (m, 2H), 2.75 - 2.59 (m, 2H), 2.55 - 2.47 (m, 1H).
中間体W:ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オンの製造
Figure 2009514882
工程1:7−ベンジル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オンの製造
Figure 2009514882
無水DCE(8.0mL)中の(4−ベンジル−ピペラジン−2−イル)メタノール(250mg、1.21mmol)の撹拌溶液に、トリホスゲン(133mg、0.45mmoL、0.37当量)、引き続いてジイソプロピルエチルアミン(0.25mL、1.45mmoL、1.2当量)を加えた。この混合物をN下、50℃で、16時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、飽和NHCl水溶液(2.0mL)でクエンチし、そしてEtOAc中に注いだ。この有機相を水と塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出 80〜100% EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、生成物が透明な油状物として得られた(91.2mg、32%)。
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.35 - 7.24 (m, 5H), 4.38 (t, 1H), 3.96 - 3.87 (m, 2H), 3.71 - 3.66 (m, 1H), 3.57 (q, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 1H), 2.97 - 2.93 (m, 2H), 2.04 (dt, 1H), 1.93 (t, 1H);
ES-MS m/z 233.2 [M+H], RT (分) 0.29.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
10%パラジウム・炭素(18mg、20%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(1mL)中に懸濁した。EtOH(3.8mL)中に溶解した7−ベンジル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オン(90mg、0.39mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮すると、53.6mg(97%)の表題化合物が透明な油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, CDCl) δ 4.36 (t, 1H), 3.89 - 3.81 (m, 1H), 3.79 - 3.69 (m, 2H), 3.10 - 2.88 (m, 3H), 2.67 - 2.50 (m, 2H), 2.00 - 1.90 (m, 1H).
中間体X:ヘキサヒドロ−ピリド[4,3−b][1,4]オキサジン−3−オンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、PCT/US2004/043169に述べられている方法に従って、製造された。
H-NMR (300 MHz, CDCl) δ 7.13 (ブロード s, 1H), 4.27 (q, 2H), 3.31 - 3.22 (m, 3H), 3.09 - 3.03 (m, 1H), 2.66 - 2.53 (m, 2H), 1.90 - 1.85 (m, 1H), 1.81 - 1.72 (ブロード s, 1H), 1.54 - 1.43 (m, 1H).
中間体Y:シクロプロピル−ピペラジン−1−イル−メタノンの製造
Figure 2009514882
工程1:(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−シクロプロピル−メタノンの製造
Figure 2009514882
無水DCE(23mL)中の1−ベンジル−ピペラジン(1.20g、6.81mmol)の混合物に、シクロプロパンカルボン酸クロリド(854mg、8.17mmoL、1.2当量)、引き続いてジイソプロピルエチルアミン(1.3mL、7.49mmoL、1.1当量)を加え、この反応混合物を、N下、50℃で15時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、そしてEtOAc中に注いだ。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出75%EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、生成物(1.65g、99%)が褐色油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.34 - 7.23 (m, 5H), 3.64 (ブロード s, 2H), 3.48 (s, 2H), 3.44 (ブロード s, 2H), 2.37 (ブロード s, 2H), 2.28 (ブロード s, 2H), 1.95 - 1.91 (m, 1H), 0.70 - 0.65 (m, 4H);
ES-MS m/z 245.2 [M+H], RT (分) 1.12.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(175mg、10%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(5mL)中に懸濁した。EtOH(25mL)中に溶解した(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−シクロプロピル−メタノン(1.75g、7.16mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮すると、1.07g(97%)の表題化合物が透明な油状物として得られた。
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 3.74 (ブロード s, 2H), 3.57 (ブロード s, 2H), 2.87 (ブロード s, 2H), 2.80 (ブロード s, 2H), 1.97 - 1.91 (m, 1H), 0.89 - 0.78 (m, 4H);
ES-MS m/z 154.9 [M+H], RT (分) 1.02.
中間体Z:N−メチル−2−ピペラジン−1−イル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:2−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−N−メチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
無水THF(23mL)中の1−ベンジル−ピペラジン(1.0g、5.67mmol)、2−クロロ−N−メチルアセトアミド(671.2mg、6.24mmoL、1.1当量)、および炭酸カリウム(941mg、6.81mmoL、1.2当量)の混合物を、N下、60℃で18時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、そしてEtOAc中に注いだ。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出 1:4:5 v/v MeOH:アセトン:DCM)によって精製すると、1.16g(83%)の生成物を、白色固形物として得た。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d)δ 7.62 - 7.56 (ブロード d, 1H), 7.33 - 7.20 (m, 5H), 3.45 (s, 2H), 2.85 (s, 2H), 2.58 (d, 3H), 2.44 - 2.33 (ブロード s, 8H);
ES-MS m/z 248.2 [M+H], RT (分) 0.33.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(115mg、10%(重量))を不活性雰囲気下におき、EtOH(5mL)中に懸濁した。EtOH(18mL)中に溶解した2−(4−ベンジル−ピペラジン−1−イル)−N−メチル−アセトアミド(1.15g、4.65mmol)の溶液を加えた。反応混合物を、H雰囲気下(1大気圧)におき、一晩撹拌した。この結果生じた混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、そして溶媒を真空中で濃縮すると、723mg(98.9%)の表題化合物を白色固形物として得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.61 (ブロード s, 1H), 2.80 (s, 2H), 2.68 (t, 4H), 2.59 (d, 3H), 2.31 - 2.26 (m, 4H);
ES-MS m/z 158.0 [M+H], RT (分) 1.13.
中間体AA:2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
1−アミノ−1H−ピロール−2−カルボニトリル・塩酸塩(2.77g、19.3mmol)、リン酸カリウム(21.11g、96.5mmol)、アセトアミジン・塩酸塩(9.6g、96.5mmol)および1−ブタノール(166mmol)の混合物を、窒素雰囲気下で還流した。166.5時間の還流後、この混合物を室温に冷却し、次いで酢酸エチルと水の間で分配した。相分離後、この有機相を1N塩酸水溶液で抽出した。この酸抽出物を塩基性(pH>7)にし、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を水および塩水で洗浄後、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)そして濃縮すると、1.63g(57%)の固形物が得られた。
H-NMR (CD Cl): δ 7.51 (m, 1 H), 6.40 (m, 2 H), 6.72 (br s, 2 H), 2.32 (s, 3 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 149 [M+H]. RT = 1.12 分.
中間体BB:5−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(10mL)中の2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(54mg、0.34mmol)の撹拌溶液を、窒素雰囲気下、−70℃以下に冷却し、そしてジクロロメタン(10mL)中の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(49mg、0.17mmol)の溶液を1時間にわたって滴下した。室温で一晩撹拌後、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、そしてこの混合物を数分間激しく撹拌した。相分離後、ジクロロメタン相を水、次いで塩水で洗浄し、その後乾燥した(無水硫酸ナトリウム)。この抽出物をろ過し、そして真空下で濃縮し、この固形物をMPLC(ヘキサン/酢酸エチル グラジエント)によって精製すると、19mg(25%)のサンドカラーの(sand-colored)の固形物が得られた。
H-NMR (CD Cl): δ 6.68 (s, 2 H), 5.51 (br s, 2 H), 2.41 (s, 3 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 227 [M+H]. RT = 1.25 分.
中間体CC:7−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
上記の実験作業によって、また17mg(22%)の表題化合物が無色の固形物として得られた。
H-NMR (CD CN): δ 7.44 (d, 1 H), 6.64 (d, 1 H), 6.27 (br s, 2 H), 2.23 (s, 3 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 227 [M+H]. RT = 1.28 分.
中間体EE:5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(100mL)中のピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.5g、0.004mol)の懸濁液を撹拌し、窒素雰囲気下で、−10℃と−14℃の間に冷却した。ジクロロメタン(100mL)中の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(544mg、0.002mol)の溶液を1時間にわたって滴下した。4時間後、100mLの10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、次にこの混合物を数分間激しく撹拌した。相分離後、ジクロロメタン相を、水、次いで塩水で洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(ジクロロメタン/酢酸エチル グラジエント)によって精製した。精製された物質をジクロロメタンでトリチュレートし、ろ過し、洗浄し、そして真空下で乾燥すると、289mg(36%)の無色のふわふわした固形物が得られた。
H-NMR (DMSO-d): δ 8.01 (br s, 1 H), 7.82 (s, 1 H), 7.70 (d, 1 H), 6.78 (d, br s, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 212.5, 213.1 [M+H]. RT = 1.34 分.
計算値CBrNとして: C, 33.83; H, 2.37; Br, 37.50; N, 26.3. 実測値: C, 33.85; H, 2.24; Br, 38.24; N, 26.21.
中間体FF:tert−ブチル 4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの代わりに7−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD): δ 7.02 (s, 1 H), 6.83 (d, 1 H), 6.62 (d, 1 H), 4.13 (s, 2 H), 3.64 (s, 2 H), 2.62 (d, 2 H), 2.33 (s, 3 H), 1.49 (s, 9 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 330 [M+H]. RT = 2.47 分.
中間体GG:tert−ブチル 4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートを用いて、tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CD Cl): δ 6.59 (d, 1 H), 6.41 (d, 1 H), 5.53 (br s, 2 H), 4.18 (m, 2 H), 3.33 (m, 1 H), 2.89 (m, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.03 (m, 2 H), 1.58 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H)
MS: LC/MS (+esi), m/z = 332 [M+H]. RT = 2.39 分.
中間体HH:tert−ブチル 5−ブロモ−4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDCl): δ 6.44 (d, 1 H), 6.26 (br s, 2 H), 4.19 (m, 2 H), 3.33 (m, 1 H), 2.86 (m, 2 H), 2.34 (s, 3 H), 2.0 (m, 2 H), 1.56 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H). MS: LC/MS (+esi), m/z = 410 [M+H]. RT = 2.82 分.
中間体II:2−ピロリジン−1−イルエタノールの製造
Figure 2009514882
アセトニトリル(25mL)中の2−クロロエタノール(3.5mL、0.05mol)の溶液を、窒素雰囲気下、アセトニトリル(75mL)中のピロリジン(4.5mL、0.053mol)と無水粉末炭酸カリウム(6.0g、0.043mol)の撹拌・還流混合物に滴下した。19時間の還流後、この混合物を室温に冷却し、そして固形物をろ別し、そして酢酸エチルで洗浄した。このろ液を真空下で濃縮し、残存する油状物をジエチルエーテルに入れ、そしてこの溶液をセライト(登録商標)に通してろ過した。ろ液を真空下で濃縮すると、6.24gの黄色油状物が得られるが、これは次の工程にそのまま使用した。
中間体JJ:3−ピロリジン−1−イルプロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−クロロエタノールの代わりに3−クロロプロパノールを用いて、中間体IIの場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CD Cl): δ 3.72 (t, 2 H), 2.7 (m, 2 H), 2.54 (m, 4 H), 2.81 (m, 2 H), 1.76 - 1.65 (m, 6 H).
中間体KK:1−(2−クロロエチル)ピロリジン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
2−ピロリジン−1−イルエタノール(6.24g、0.05mol)を、チオニルクロリド(40mL、0.54mol)を注意深く加えながら撹拌した。この撹拌混合物を、窒素雰囲気下で、1時間還流し、次いで真空下で濃縮した。この残渣をジエチルエーテルでトリチュレートすると、固形物が得られ、次にこの液体をデカントした;このプロセスを、デカンタ物(decantate)がほとんど無色になるまで、数回繰り返した。固体を含んでいるフラスコを蒸発・濃縮させて、易流動性の、ココア色の固形物を得た(4.21g、46%)。
H-NMR (CD Cl): δ 13.1 (br s, 1 H), 3.97 (t, 3 H), 3.7 (m, 2 H), 3.33 (dd, 2 H), 2.81 (m, 2 H), 2.14 - 1.95 (m, 3 H).
中間体LL:1−(3−クロロプロピル)ピロリジン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ピロリジン−1−イルエタノールの代わりに3−ピロリジン−1−イルプロパン−1−オールを用いて、中間体KKの場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CD Cl): δ 12.69 (br s, 1 H), 3.74 - 3.69 (m, 4 H), 33.21 3.16 (m, 2 H), 2.80 - 2.76 (m, 2 H), 2.42 - 2.37 (m, 2 H), 2.18 - 2.06 (m, 4 H).
中間体MM:2−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ベンゾオキサゾールの製造
Figure 2009514882
フェニルアセチルクロリド(1.43mL、10.6mmol)を、トルエン(60mL)中の2−アミノ−4−ブロモフェノール(1.99g、10.6mmol)の撹拌懸濁液に加え、そしてこの混合物を窒素雰囲気下、ディーン・スターク・トラップ中に還流した。30分還流後、この混合物を冷却し、そしてp−トルエンスルホン酸一水和物(119mg、0.63mmol)を加えた。2.5時間還流後、この混合物を冷却し、次いで真空下で濃縮し、固形物を得た。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/ジクロロメタングラジエント)によって精製すると、2.74g(89%)のほとんど無色の固形物が得られた。
H-NMR (CDCN): δ 7.83 (t, 1 H), 7.47 (d, 2 H), 7.37 - 7.27 (m, 5 H), 4.28 (s, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 287.5, 288.5 [M+H]. RT = 3.83 分.
中間体NN:2−ベンジル−6−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−アミノ−4−ブロモフェノールの代わりに2−アミノ−5−クロロフェノールを用いて、2−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ベンゾオキサゾールの製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDCN): δ 7.61 (s, 1 H), 7.60 (d, 1 H), 7.36 - 7.29 (m, 6 H), 4.27 (s, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 244 [M+H]. RT = 3.67 分.
中間体OO:2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾオキサゾールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−7−クロロイミダゾ[1,2−a]ピリジンの代わりに2−ベンジル−6−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾールを用いて、中間体RRの場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDCl): δ 7.88 (s, 1 H), 7.72 (dd, 1 H), 7.65 (dd, 1 H), 7.40 - 7.29 (m, 5 H), 4.30 (s, 2 H), 1.34 (s, 12 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 336 [M+H]. RT = 4.03 分.
中間体PP:2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾオキサゾールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾールの代わりに2−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ベンゾオキサゾールを用いて、中間体Cの工程2の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (CDCl): δ 8.04 (s, 1 H), 7.72 (dd, 1 H), 7.47 (dd, 1 H), 7.39 - 7.27 (m, 5 H), 4.28 (s, 2 H), 1.34 (s, 12 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 336 [M+H]. RT = 4.09 分.
中間体SS:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(50mL)中の中間体B(2.50g、9.39mmol)の撹拌懸濁液に、クロロトリメチルシラン(2.98mL、23.47mmol)を滴下した。この混合物を室温で3時間撹拌し、そして2−プロピルマグネシウムクロリド(THF中2M;24.64mL、49.29mmol)を滴下した。この懸濁液は速やかに溶液となった。この混合物を室温で3時間撹拌した。そして1−Boc−3−ピペリドン(3.51g、17.60mmol)を一度で加えた。この反応物を室温で16時間撹拌し。この反応物を氷と飽和塩化アンモニウム水溶液(250mL)の混合物に注いだ。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(3×100mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中の50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、2.77g(71%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 334.08 [M+H], HPLC RT (分) 0.97.
工程2:tert−ブチル 5−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
ピリジン(55mL)中のtert−ブチル3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(2.77g、8.31mmol)の冷却溶液(0℃)に、無水トリフルオロ酢酸(2.35mL、14.1mmol)を滴下した。氷浴を除去し、そしてこの混合物を室温で17時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥した。この粗固形物を3:1 EtOAc/ヘキサン、次いでMeOHでトリチュレートすると、2.09g(76%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 316.04 [M+H], HPLC RT (分) 2.50.
工程3:tert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
でパージされた乾燥フラスコに酸化白金(IV)(150mg、0.66mmol)、引き続いて酢酸(60mL)中の溶液としてのtert−ブチル 5−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(2.09mg、6.63mmol)を入れた。この混合物をH雰囲気下で64時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドに通してろ過した(酢酸およびEtOHですすいだ)。この溶媒を減圧下で蒸発させ、そして、この残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解した。この有機混合物を飽和NaHCO水溶液(200mL)、引き続いて塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、濃縮・乾燥すると、1.60g(76%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 318.22 [M+H], HPLC RT (分) 2.43.
工程4:tert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(8.7mL)と酢酸(7.0mL)中のtert−ブチル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(891mg、2.81mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(401mg、1.40mmol)を、10分にわたって3回で加えた。この混合物を−20℃で90分間撹拌した、この反応を5%KCO水溶液(20mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(3×20mL)。集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、そして、蒸発・濃縮させると、1.07g(96%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 396.06 [M+H], HPLC RT (分) 3.05.
工程5:tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(27mL)中のtert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(1.20g、3.03mmol)、中間体C(1.52g、4.54mmol)、NaCO(963mg、9.08mmol)およびHO(4.5mL)の撹拌、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(350mg、0.30mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(110℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(75mL)とHO(75mL)の間で分配した。層分離後、この水層を更に酢酸エチルで抽出した(1×75mL)。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.4g(75%)の所望の生成物が得られるが、これは微量の不純物を含んでいた。
ES-MS m/z 524.26 [M+H], HPLC RT (分) 3.16.
工程6:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(8mL)中のtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの懸濁液に、ジオキサン(4mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で17時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥すると、1.5g(100%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 424.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.21.
中間体TT:7−アゼパン−4−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(40mL)中の中間体B(2.00g、9.39mmol)の撹拌懸濁液に、クロロトリメチルシラン(2.38mL、18.78mmol)を滴下した。この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を氷浴中におき、そして2−プロピルマグネシウムクロリド(THF中2M;19.71mL、39.43mmol)を滴下した。この懸濁液は、速やかに溶液となった。氷浴を除去し、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を氷浴中におき、そして4−オキサゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(3.00g、14.1mmol)を一度で加えた。氷浴をもう一度除去し、そして反応物を室温で16時間撹拌した。この反応物を氷と飽和塩化アンモニウム水溶液(200mL)の混合物に注いだ。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(4×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、2.55g(78%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 348.32 [M+H], HPLC RT (分) 2.18.
工程2:tert−ブチル 5−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
CHCl(49mL)中のtert−ブチル4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−4−ヒドロキシアゼパン−1−カルボキシラート(2.45g、7.05mmol)およびトリエチルアミン(2.95mL、21.2mmol)の冷却溶液(0℃)に、トリフルオロ無水酢酸(1.99mL、14.1mmol)を滴下した。氷浴を除去し、そしてこの混合物を室温で3時間撹拌した。この反応をHO(40mL)でクエンチし、そして層分離させた。この有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣を1:1 酢酸エチル/ヘキサンを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.66g(72%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 330.11 [M+H], HPLC RT (分) 2.47.
工程3:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼパン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
でパージされた乾燥フラスコに酸化白金(IV)(114mg、0.50mmol)、引き続いて酢酸(25mL)中の溶液としてのtert−ブチル 5−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン−1−カルボキシラート(1.66mg、5.04mmol)を入れた。この混合物をH雰囲気下で16時間撹拌した。更に、酸化白金(IV)(114mg、0.50mmol)を加え、H雰囲気下で20時間撹拌し、反応を継続した。この混合物を、セライト(登録商標)パッドに通してろ過した(酢酸ですすいだ)。このろ液を減圧下で濃縮し、そしてこの残渣を酢酸エチル(200mL)に溶解した。この有機混合物を飽和NaHCO水溶液(1×200mL)で洗浄し、そして水性混合物を酢酸エチル(2×75mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、1.44g(86%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 332.11 [M+H], HPLC RT (分) 2.46.
工程4:tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼパン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(22mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼパン−1−カルボキシラート(1.44g、4.35mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(621mg、2.17mmol)を4回に分けて15分にわたって加えた。この混合物を4時間撹拌した(−20℃)。この反応を5%KCO水溶液(20mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。集められた有機層を5%KCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、蒸発・濃縮すると、1.74g(98%)の所望の生成物が得られたが、これは微量の不純物を含んでいた。
ES-MS m/z 411.91 [M+H], HPLC RT (分) 2.92.
工程5:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]アゼパン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(14mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)シクロヘプタンカルボキシラート(740mg、1.80mmol)、中間体C(904mg、2.71mmol)、NaCO(573mg、5.41mmol)およびHO(2.7mL)の撹拌した脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(208mg、0.18mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(110℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(100mL)とHO(100mL)の間で分配した。層分離後、この水層を酢酸エチル(1×75mL)で更に抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、882mg(91%)の所望の生成物が得られたが、これは微量不純物を含んでいた。
ES-MS m/z 537.67 [M+H], HPLC RT (分) 3.32.
工程6:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(10mL)中のtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]アゼパン−1−カルボキシラートの溶液に、ジオキサン(5mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で5時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥すると、924mg(100%)の所望の生成物が得られたが、これは微量の不純物を含んでいた。
LC-MS [M+H] = 438.28, RT = 2.10 分.
中間体UU:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペリジン−4−イル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノンの製造
Figure 2009514882
THF(50mL)中の中間体B(3.00g、14.08mmol)の撹拌懸濁液に、クロロトリメチルシラン(3.57mL、28.16mmol)を加えた。この混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物を水氷浴におき、そして2−プロピルマグネシウムクロリド(THF中2M;29.6mL、59.14mmol)を滴下した。この懸濁液は、速やかに溶液となった。氷浴を除去し、そしてこの混合物を室温で3時間撹拌した。この混合物を再び氷浴中におき、そして2−クロロ−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(2.91g、21.12mmol)を一回で加えた。この氷浴を取り除き、そして反応物を室温で16時間撹拌した。この反応物を氷と飽和塩化アンモニウム水溶液(250mL)の混合物に注いだ。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(200mL)を加えた。溶解しない固形物をろ過によって回収すると、636mg(21%)の所望の生成物が得られた。ろ液層を分離し、水相をEtOAc(2×100mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗固形物をEtOAcでトリチュレートすると、更なる1.62g(55%)の所望の生成物が得られた(合体した収量は2.26g(76%))。
ES-MS m/z 211.47 [M+H], HPLC RT (分) 1.67.
工程2:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
EtOH(12.5mL)中の1−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−クロロエタノン(500mg、2.37mmol)の混合物に、tert−ブチル 4−アミノカルボチオイル)テトラヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(580mg、2.37mmol)を加えた。この混合物を78℃で4.5時間撹拌し、次いで室温に冷却し、一晩撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(50mL)とEtOAc(50mL)の間で分配した。層分離後、この水相をEtOAc(50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、914mg(96%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 400.94 [M+H], HPLC RT (分) 3.12.
工程3:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(12.6mL)およびAcOH(5mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(914mg.2.28mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(326mg、1.14mmol)を10分かけて3回に分けて加えた。この混合物を0℃で3時間撹拌した。この反応を5%KCO水溶液(50mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発・濃縮した。この粗物質をヘキサン中の50%〜75%のグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、596mg(54%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 480.85 [M+H], HPLC RT (分) 3.45.
工程4:tert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(10.5mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(596mg、1.24mmol)、中間体C(623mg、1.87mmol)、NaCO(395mg、3.73mmol)およびHO(1.9mL)の撹拌した、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(143mg、0.12mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(110℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、この水層を酢酸エチル(50mL)で更に抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、586mg(78%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 607.00 [M+H], HPLC RT (分) 3.50.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(4mL)中のtert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート(586mg、0.97mmol)の溶液に、ジオキサン(2mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を濃縮すると、577mg(100%)の所望の生成物が得られた(これは、更にキャラクタリゼーションすることなく使用した)。
中間体VV:7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(50mL)中の1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(2.00g、9.94mmol)の溶液に、EDCI(2.10g、10.93mmol)、HOBt(1.48g、10.93mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.19mL、29.82mmol)を加えた。この混合物を室温で15分撹拌した。N,O−ジメチルヒドロキシルアミン・塩酸塩(1.16g、11.93mmol)を加え、撹拌を64時間継続した。この粗反応物を3:1 エチル/ヘキサンを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、2.4g(99%)の所望の生成物が得られた(これは、更にキャラクタリゼーションすることなく使用した)。
工程2:tert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)カルボニル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(31mL)中の中間体B(1.30g、6.08mmol)の撹拌懸濁液に、クロロトリメチルシラン(1.54mL、12.15mmol)を滴下した。この混合物を室温で3時間撹拌し、そして2−プロピルマグネシウムクロリド(THF中2M;12.76mL、25.52mmol)を滴下した。この懸濁液は、速やかに溶液となった。この混合物を2時間室温で撹拌し、tert−ブチル 3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]アゼチジン−1−カルボキシラート(1.93g、7.90mmol)を一回で加えた。この反応物を室温で16時間撹拌した。この反応物を氷と飽和塩化アンモニウム水溶液の混合物(200mL)に注いだ。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(3×100mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.6g(83%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 318.14 [M+H], HPLC RT (分) 2.58.
工程3:tert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)(ヒドロキシ)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
EtOH(25mL)中のtert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)カルボニル]アゼチジン−1−カルボキシラート(1.35g、4.25mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(644mg、17.01mmol)を加えた。この混合物を78℃で2時間撹拌した。反応をHO(20mL)を添加することによってクエンチした。この結果生じた固形物をろ過によって除去し、そしてこのろ液をEtOAc(3×20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、1.0g(74%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 320.16 [M+H], HPLC RT (分) 2.02.
工程4:tert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
CHCl(12mL)中のtert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)(ヒドロキシ)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラート(1.35g、4.25mmol)の冷却溶液(0℃)に、TFA(3.7mL、47.54mmol)引き続いてトリエチルシラン(3.80mL、23.77mmol)を滴下した。この混合物を室温で17時間撹拌した。更にTFA(1.8mL)とトリエチルシラン(1.9mL)を加え、この混合物を室温で22時間の撹拌を継続した。この反応物を濃縮・乾燥した。THF(10mL)中のこの残渣の溶液に、2M NaCO水溶液(36mL、71.32mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(713mg、3.27mmol)を加えた。この混合物を室温で17時間撹拌した。この混合物をEtOAc(50mL)とHO(25mL)の間で分配し、そして固形物をろ過によって除去した。このろ液層を分離し、そして水層を更にEtOAc(2×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、259mg(29%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 304.02 [M+H], HPLC RT (分) 2.35.
工程5:tert−ブチル 3−[(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(5mL)およびAcOH(1mL)中のtert−ブチル 3−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラート(325mg、1.07mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(153mg、0.54mmol)を10分にわたり3回で加えた。この混合物を−20℃で3時間撹拌した。KCO水溶液(5%、20mL)を加え、そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発・濃縮すると、397mg(97%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 382.08 [M+H], HPLC RT (分) 3.05.
工程6:tert−ブチル 3−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(10mL)中のtert−ブチル 3−[(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]アゼチジン−1−カルボキシラート(397mg、1.04mmol)、中間体C(521mg、1.56mmol)、NaCO(330mg、3.12mmol)およびHO(1.6mL)の撹拌、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(120mg、0.10mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(110℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、この水層を酢酸エチル(1×50mL)で更に抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、500mg(80%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 510.19 [M+H], HPLC RT (分) 3.16.
工程7:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(3mL)中のtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(500mg、0.98mmol)の懸濁液に、ジオキサン(1.5mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で2.5時間撹拌した。更にジオキサン(1.5mL)中の4M HClを加え、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥すると、481mg(100%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 410.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.05.
中間体WW:6−ブロモ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(15mL)中の6−ブロモ−1H−インダゾール(2g、10.15mmol)と3−(ブロモメチル)ピリジンヒドロブロミド(5.29g、20.31mmol)の混合物に、DMF(5mL)中のトリエチルアミン(2.83mL、20.30mmol)の溶液を加え、この混合物を室温で18時間撹拌した。次いでこの混合物を150℃で3日間加熱した。この淡いピンク色のスラリーを酢酸エチルで希釈し、そしてろ過した。このろ液を濃縮し、この結果生じたピンク色の泡状の残渣を、35−100%酢酸エチルヘキサンを用いるイスコ(登録商標)器材によって精製した。
LC-MS [M+H] = 288.3, 290.1, RT = 1.47 分.
中間体XX:2−ベンジル−6−ブロモ−4−フルオロ−2H−インダゾール
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(10mL)中の6−ブロモ−4−フルオロ−1H−インダゾール(0.5g、2.26mmol)およびベンジルブロミド(0.55g、3.16mmol)の混合物を、18時間還流して撹拌した。DMF(5mL)とNaHCO(0.95g、11.28mmol)をこの混合物に加え、100℃での加熱を18時間継続した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、引き続いて水および塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、そして濃縮した。この生成物(0.25g、36%)を、ヘキサン中の0−10%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)器材を使用して単離した。
LC-MS [M+H] = 305.4, 307.0, RT = 3.81 分.
中間体YY:6−ブロモ−2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
DMF(16mL)中の6−ブロモ−4−フルオロ−1H−インダゾール(2.0g、10.15mmol)およびKCO(7.01g、50.75mmol)の混合物に、シクロヘキシルメチルブロミド(3.67g、20.30mmol)を加え、そしてこの混合物を室温で18時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、水および飽和NaHCO水溶液で順に洗浄し、次いでMgSOで乾燥し、そして濃縮した。この生成物(0.97g、32%)を、ヘキサン中0−15%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)器材を使用して単離した。
LC-MS [M+H] = 293.3, 295.1, RT = 4.04 分.
2−(ピリジン−3−イルメチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(20mL)中の6−ブロモ−2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール(1.07g、3.71mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(bis(pinacolato)-diboron)(1.41g、5.57mmol)およびKOAc(1.09g、11.14mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.09g、0.111mmol)を加え、この混合物を更に5分間脱ガスした。この混合物を85℃に3時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)ろ過し、そして濃縮した。この残渣を、ヘキサン中50−100%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)器材を使用して精製した。所望のフラクションを濃縮すると、生成物が、黄色固形物として得られた(0.89g、72%)。
LC-MS [M+H] = 336.2, RT = 2.39 分.
中間体ZZ:2−ベンジル−4−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
DMSO(8mL)中の2−ベンジル−6−ブロモ−4−フルオロ−2H−インダゾール(0.25g、819mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(0.312g、1.23mmol)およびKOAc(0.482g、4.92mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.02g、0.025mmol)を加え、この混合物を更に5分間脱ガスした。この混合物を85℃に3時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)ろ過し、そして濃縮した。この残渣を、水(200mL)に注ぎ、そして10分間撹拌し、この混合物をセライト(登録商標)ろ過した。この残渣を、ヘキサン中0−40%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)器材を使用して精製した。所望のフラクションを濃縮すると、生成物(0.26g、90%)が得られた。
LC-MS [M+H] = 353.3, RT = 3.99 分.
中間体AAA:2−(シクロヘキシルメチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(15mL)中の6−ブロモ−2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール(1.08g、3.67mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.40g、5.51mmol)およびKOAc(1.08g、11.02mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.09g、0.11mmol)を加え、この混合物を更に5分間脱ガスした。この混合物を85℃に3時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)ろ過し、そして濃縮した。この残渣を、シリカゲルパッドに通して、次にヘキサン中の25%酢酸エチルで溶出した。所望のフラクションを濃縮すると、生成物が白色ワックス状の固形物として得られた(1.15g、92%)。
LC-MS [M+H] = 341.3, RT = 3.82 分.
中間体BBB:2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾール−3−イルアミンの製造
Figure 2009514882
n−ブタノール(60mL)中の4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(5.0g、22.5mmol)を充填した乾燥フラスコに、ベンジルヒドラジン・塩酸塩(17.56g、90mmoL、4.0当量)とジイソプロピルエチルアミン(32.1mL、184.48mmoL、8.2当量)の溶液を加えた。この反応混合物を、N下、140℃で3日間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、そしてEtOAcと水の間で分配した。この有機層を飽和NaHCO水溶液、水、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物をイスコ(登録商標)器材(グラジエント5〜60%EtOH/DCM)を用いて精製し、そして生成物を含んでいるフラクションを濃縮すると、3.4g(50%)の表題化合物が、ベージュ色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, CDCl) δ 7.63 (dd, 1H), 7.37 - 7.30 (m, 4H), 7.20 - 7.16 (m, 2H), 6.94 (dd, 1H), 5.44 (s, 2H), 4.02 (ブロード s, 2H);
ES-MS m/z 302.3/304.3 [M+H], RT (分) 2.34.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
この化合物は、2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾールの代わりに2−ベンジル−6−ブロモ−2H−インダゾール−3−イルアミンを用いて、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−{1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(中間体C、工程2)の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (300 MHz, CDCl) δ 7.95 (s, 1H), 7.44 (dd, 1H), 7.63 - 7.29 (m, 3H), 7.29 - 7.17 (m, 3H), 5.51 (s, 2H), 3.88 (ブロード s, 2H), 1.36 (s, 12H).
中間体CCC:2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール
Figure 2009514882
工程1:6−クロロ−2−フェニル−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
4−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド(1.86g、10.0mmol)を5mLのエタノール中に懸濁し、そしてアニリン(0.91mL、10.0mmol)を加えた。溶液が速やかに形成されるが、この混合物を30分間加熱還流し、そしてこの混合物を穏やかに撹拌しながら冷却した。結晶化が開始されたとき、この撹拌を停止し、この混合物を室温に冷却した。次いでこれを0℃の冷蔵庫に2時間入れておいた。黄色の結晶固形物をろ過によって回収し、冷エタノールで洗浄し、真空下で1時間乾燥すると、2.42g(93%)のイミンが黄色の結晶固形物として得られた。この物質を亜リン酸トリエチル(5.1mL、30mmol)と混和し、そしてN雰囲気下で2時間150℃に加熱し、そして室温に冷却した。この混合物を40mLのエタノールに注ぎ、次に10mLの4N NaOHを注意深く加え、そしてこの混合物を一晩撹拌した。この結果生じた褐色の混合物を〜150mLの水で希釈し、次に10分間撹拌した.析出した固形物をろ過によって回収し、次に、このろ液が透明になるまで水で洗浄した。回収した固形物を真空下で1.5時間乾燥(40℃)すると、1.76グラムの褐色の固形物が得られた(これはさらに精製することなく使用した)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.12 (s, 1H), 8.07 (d, 2H), 7.83 (d, 2H), 7.60 (m, 2H), 7.44 (m, 1H), 7.10 (m, 1H).
ES-MS m/z 229.2, 231.1 [M+H], HPLC RT (分) 3.62.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
100mLの3Nフラスコに、工程1からの生成物(641mg、2.80mmol)を充填し、Nをフラッシュした。ジオキサン(14mL)を加え、そしてこの混合物を真空パージ/Nフラッシュ工程によって脱ガスした。この方法を更に2回繰り返した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(77mg、0.084mmol)およびトリシクロヘキシルホスフィン(tricyclhexylphosphine)(56mg、0.20mmol)を加え、この混合物を30分間撹拌した。KOAc(825mg、8.41mmol)およびビスピナコラトジボラン(bispinacolatodiborane)(783mg、3.08mmol)を順に加えた。この混合物をあらかじめ80℃に加熱した油浴中に置き、そして撹拌を4時間継続した。この混合物を油浴から取り除き、次に室温に冷却した。この反応を50mLのヘキサンで希釈し、次に5分間激しく撹拌し、次いでセライト(登録商標)パッドろ過した。このセライト(登録商標)パッドをこのろ液が無色になるまでヘキサン(〜100mL)で洗浄した。このろ液を真空下で濃縮すると濃い褐色油状物となった。この油状物を〜10mLのヘキサン中に加え、そして溶液がえられるまで40℃の水浴中で穏やかに暖めた。この混合物を室温に放置すると、結晶がフラスコの底部に形成され始めた。これを一晩放置した。このフラスコを6時間冷蔵庫に置き、この結果生じた結晶をろ過によって回収し、冷ヘキサンで洗浄し、そして空気乾燥すると、620mgのこの表題化合物が、褐色結晶固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.12 (s, 1H), 8.08 (d, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.60 (m, 2H), 7.45 (m, 1H), 7.31 (d, 1H), 1.26 (s, 12H).
ES-MS m/z 321.5, 231.1 [M+H], HPLC RT (分) 3.92.
中間体DDD:(R)3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
Figure 2009514882
工程1:(R)3−(4,4−ジメトキシブチリル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
500mLの3−Nフラスコ中に、削り屑状マグネシウム(2.27g、93.4mmol)を入れ、Nの流れを1.5時間それらの上に通過させながら、激しく撹拌した。この削り屑状マグネシウムを10mLのTHF中に懸濁し、そして〜1.0mLの3−ブロモプリオンアルデヒド ジメチルアセタール(3-bromoprionaldehyde dimethylacetal)(前もって活性アルミナのプラグを通してろ過した)を加えた。この反応は〜2分以内に開始した。40mLのTHF中の残存するブロミドを〜1時間にわたって滴下した。反応は、添加の間穏やかに発熱し、フラスコは、ブロミドの添加の完了後15分間あったまっていた。その後、この混合物を油浴中に置き、そして、40℃で1.5時間加熱し、次いで氷浴中で冷却した。40mLのTHF(+10mLリンス(rinse))中の(R)−3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル(WO200246157)を30分にわたって滴下し、次に一晩撹拌した(その間、氷浴は融解した)。この混合物を氷浴中で<10℃に再度冷却し、そして内部温度<25℃になるように50mLの冷1M HPO水溶液の添加によってクエンチした。この混合物を50mLの1M HPO水溶液および100mLのEtOAcの間で分配し、層分離させた。この水層を50mL(1×)のEtOAcで抽出し、集められた有機相を水と塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、透明な油状物(20.40g)が得られた(これは更に精製することなく使用された)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.40 - 7.28 (m, 5H), 5.05 (s, 2H), 4.28 (m, 1H), 3.96 (bs, 1H), 3.80 (m, 1H), 3.19 (s, 3H), 3.18 (s, 3H), 3.04 (m, 1H), 2.87 (m. 2H), 2.54, (m, 2H), 1.91 (m, 1H), 1.71-1.59 (m, 3H), 1.50-1.24 (m, 2H).
ES-MS m/z 372.2 [M+Na], HPLC RT (分) 3.26
工程2:(R)3−[1−(tert−ブトキシカルボニル−ヒドラゾノ)−4,4−ジメトキシ−ブチル]−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(16.32g、46.70mmol)を、100mLのCHClに溶解し、カルバジン酸tert−ブチル(6.48g、49.04mmol)、引き続いてパラ−トルエンスルホン酸・一水和物(0.44g、2.33mmol)で処理し、そしてこの混合物を4時間撹拌した。この混合物を分液ロートに注ぎ、そして50mLの2M NaCO水溶液で抽出した。この水相を50mLのCHClで抽出し、そして集められた有機相を乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)器材(Red−Sep330、30%−100% EtOAc ヘキサン)を用いて精製すると、20.40gの透明な油状物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.48 (bs, 1H), 7.40 - 7.28 (m, 5H), 5.04 (s, 2H), 4.32 (m, 1H), 4.05 (bd, 1H), 3.96 (bd, 1H), 3.20 (m, 6H), 2.88-2.63 (m, 2H), 2.31-2.11 (m, 1H), 1.87 (m. 1H), 1.66, (m, 1H), 1.59 (m, 1H), 1.42 (s, 9H), 1.40-1.24 (m, 5H).
ES-MS m/z 463.9 [M+Na], HPLC RT (分) 3.67
工程3:(R)3−(1−tert−ブトキシカルボニルアミノ−1H−ピロール−2−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
工程2からの生成物(20.25g、43.68mmol)を、125mLのAcOHに溶解し、そして40℃で8時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。この残渣をEtOAc(200mL)に溶解し、そして50mLの水、100mL 2M NaCO水溶液(2×)、塩水で抽出し、NaSOで乾燥した。この混合物を1”×4”パッドのSiO(あらかじめEtOAcで湿らす)に通してろ過し、そしてこのパッドを300mLのEtOAcで洗浄し、次にこのろ液を真空下で濃縮すると、この表題化合物が、淡褐色のシロップ(light bown syrup)として得られた(これは更に精製することなく使用された)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 10.14 (bs, 1H), 7.40 - 7.24 (m, 5H), 6.59 (d, 1H), 5.90 (dd, 1H), 5.78 (d, 1H), 5.15-4.92 (m, 2H), 4.13 (bd, 1H), 3.99 (bd, 1H), 2.91-2.60 (m, 3H), 1.91 (m. 1H), 1.74-1.62, (m, 1H), 1.42 (s, 12H). ES-MS m/z 400.0 [M+H], HPLC RT (分) 3.93
工程4:(R)3−(1−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
工程3からの生成物(12.00g、30.04mmol)を90mLアセトニトリルに溶解し、氷/イソプロパノール/ドライアイス浴中で〜−10℃に冷却した。10mLのアセトニトリル中のクロロスルホニルイソシアネート(2.87mL、33.04mL)溶液を、内部温度を<−10℃に維持しながら滴下した(〜30分)。沈殿物が形成され、このスラリーを4時間撹拌し、次いでDMFを滴下し(内部温度を<−10℃に維持)、そして撹拌を1時間継続した(この間、反応物は、0℃(沈殿物を溶解)次いで周囲温度に暖めた)。この混合物を砕氷(500g)および2M NaCO水溶液(25mL)およびEtOAc(300mL)に注ぎ、次に20分間撹拌した。層分離後、水相を100mLのEtOAc(1×)で抽出した。集められた有機相を水(2×)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、黄色の泡状の固形物(12.20g)が得られた。この固形物をイスコ(登録商標)器材(RediSep 120、35−100% EtOAc/ヘキサン、2バッチ)によって精製した。生成物を含んでいるフラクションを集め、そして濃縮すると、7.13gの表題化合物が、白色の泡状固形物として得られた(45%ee)。この物質を更にキラルHPLC(OJバルク相(bulk phase)を充填した2インチ×250mmのカラムを用いる;5%(3−1 MeOH−EtOH)、95%ヘキサンおよび0.1%TFA)によって精製すると、4.64gの表題化合物が得られた(>98%ee)。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.42-7.24 (m, 5H), 6.80 (d, 1H), 6.05 (d, 1H), 5.13 (dd, 2H), 4.12-4.03 (m, 2H), 2.96 (m, 2H), 2.72 (m, 1H), 2.00 (m. 1H), 1.77, (m, 1H), 1.74 (m, 1H) 1.60-1.29 (m, 10H)
ES-MS m/z 424.8 [M+H], HPLC RT (分) 3.78
工程5:(R)3−(1−アミノ−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
工程4からの生成物(4.64g、10.93mmol)を20mLのMeOHに溶解し、次に0℃に冷却した。ジオキサン(27mL、109.3mmol)中の4M HClを滴下し、次にこの混合物を30分間撹拌した。この浴を除去し、この混合物を4時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。この残渣を100mLのEtOAcに溶解し、そして2M NaCO水溶液、水および塩水(各50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、油状物が得られるが、これを真空オーブン下、40℃で一晩乾燥すると、表題化合物(3.57g)が、一部固形化したガラス状物として得られた。この物質は更に精製することなく使用された。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.42 - 7.28 (m, 5H), 6.71 (d, 1H), 6.09 (s, 2H), 5.92 (d, 1H), 5.08 (bs, 2H), 4.11 (d, 1H), 3.97 (d, 1H), 3.00-2.75 (m, 3H), 1.98 (m, 1H), 1.69, (m, 1H), 1.43 (m, 2H).
ES-MS m/z 325.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.45.
工程6:(R)3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
工程5からの生成物(3.57g、11.00mmol)を40mLのn−BuOHに溶解し、ホルムアミジンアセタート(formamidine acetate)(11.48g、110.0mmol)で処理した。この混合物を8時間加熱・還流し、その後、更に2.75g(26.4mmol)のホルムアミジンアセタートを加えた。1.5時間の加熱を継続し、次いでこの反応物を室温に一晩冷却した。この黒い反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、セライト(登録商標)パッドを100mLのEtOHで洗浄した。このろ液を真空下で濃縮し、そしてこの残渣を水(100mL)と3×75mLのEtOAcの間で分配した。集められた有機抽出物を水、2M NaCO水溶液、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして1”(d)×4”(w)のパッドのSiO(あらかじめEtOAcで湿らせておく)に通してろ過し、そしてこのパッドを〜500mLのEtOAcで洗浄した。このろ液を真空下で濃縮し、次にこの残渣をオーブンで真空下、40℃で2時間乾燥すると、この表題化合物が、黄褐色の固形物(3.60g)として得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.82 (s, 1H), 7.64 (bs, 2H), 7.42-7.24 (m, 5H), 6.81 (d, 1H), 6.44 (d, 1H), 5.08 (bs, 2H), 4.2 (d, 1H), 3.96 (d, 1H), 3.23 (m, 1H), 3.16-2.84 (m, 2H), 2.03, (m, 1H), 1.79-1.62 (m, 2H), 1.46 (m, 1H)
ES-MS m/z 352.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.49.
工程7:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程6の生成物(3.59g、10.22mmoL)を40mLのDMFに溶解し、氷/イソプロパノール/ドライアイス浴中で−20℃に冷却し、そして1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(1.46g、5.11mmol)を15分の間隔をあけて4回等しい量で加えた。この混合物を最後の添加後10分間撹拌し、そして氷(400g)、飽和NaSO水溶液(20mL)および2M NaCO水溶液(20mL)の混合物に添加してクエンチし、そしてこの混合物を室温にし、次に30分激しく撹拌した。固形物をろ過によって回収し、オーブン中真空下で一定の重量が得られるまで乾燥した。この表題化合物(4.28g)が、流動性のある固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.83 (s, 1H), 7.40 - 7.25 (m, 5H), 6.66 (s, 1H), 5.06 (bs, 2H), 4.19 (d, 1H), 3.92 (m, 1H), 3.22 (m, 1H), 3.12-2.83 (m, 3H), 1.99, (m, 1H), 1.78-1.62 (m, 2H), 1.48 (m, 1H).
ES-MS m/z 430.1, 432.0 [M+H], HPLC RT (分) 2.98.
中間体EEE:(S)−3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル
Figure 2009514882
(S)−3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステル(WO 0246157)から出発することを除いて、中間体DDDの製造に使用されている条件と同様な条件を用いて、この表題化合物が製造された。このH NMR、ES−MS スペクトルおよびHPLC RTは、あらゆる点で対応する(R)−異性体と同一であった。
中間体FFF:2−ベンジル−1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
工程1:N−(2−アミノ−5−ブロモフェニル)−2−フェニルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
DCM(60mL)中の4−ブロモ−o−フェニルジアミン(4.18g、22.35mmol)、フェニル酢酸(3.04g、22.35mmol)および1,1'−カルボニルジイミダゾール(3.99g、24.58mmol)の混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そして生成物(3.64g、53%)をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の33%酢酸エチル)によって単離した。
LC-MS [M+H] = 306.1, RT = 3.66 分
工程2:2−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
濃塩酸(12滴)を、メタノール(80mL)中のN−(2−アミノ−5−ブロモフェニル)−2−フェニルアセトアミド(4.10g、13.44mmol)溶液に加え、この混合物を室温で2.5日間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、次にDCM中に加えた。固体の重炭酸ナトリウムを懸濁液に何回かにわけて加え、この混合物を30分間撹拌し、次に水(20mL)を加えた。有機層を単離し、NaSOで乾燥した。この生成物(3.2g、82%)をカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル中50%ヘキサン)によって精製することによって単離した。
LC-MS [M+H] = 288.5, RT = 2.11 分
工程3:2−ベンジル−1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
2−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾール(120mg)を用いて、5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程1に述べられている方法と同様にした。
中間体GGG:2−ベンジル−1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
粉末KOH(5.25g、93.50mmol)を、アセトン(100mL)中の2−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾール(5.37g、18.70mmol)の撹拌溶液に加え、10分後、ヨードメタン(1.28mL、20.57mmol)を加え、この混合物を1時間撹拌し、そしてDCMで希釈した。この混合物を水および塩水で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、そして濃縮した。この残渣をDCMおよびヘキサン中に加え、この結果生じた懸濁液をろ過した。このろ液を濃縮し、そして油状の残渣をヘキサン中に入れ、約1時間撹拌した。この結果生じた固形物をろ過し、そしてろ過ケーキをヘキサンで洗浄し、乾燥した(2.0g、34%)。
LC-MS [M+H] = 302.1, RT = 2.47 分.
工程2:2−ベンジル−1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
2−ベンジル−6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールを用いて、5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程1に述べられている方法と同様にして、270mg、(42%)の所望の生成物が単離された。
中間体HHH:2−ベンジル−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−5−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
粉末KOH(5.25g、93.50mmol)を、アセトン(100mL)中の2−ベンジル−5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾール(5.37g、18.70mmol)の撹拌溶液に加え、10分後、ヨウ化メチル(1.28mL、20.57mmol)を加え、この混合物を1時間撹拌し、そしてDCMで希釈した。この混合物を水および塩水で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、そして濃縮した。この残渣をDCMおよびヘキサン中に加え、この結果生じた懸濁液をろ過した。このろ過ケーキをヘキサンで洗浄し、次に高真空ポンプで乾燥すると、オフホワイト固形物(2.07g、37%)が得られた。
LC-MS [M+H] = 302.1, RT = 2.47 分
工程2:2−ベンジル−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールの製造
Figure 2009514882
2−ベンジル−5−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾールを用いて、5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程1の場合に述べられている方法と同様にして、1.83g、(77%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 349.3, RT = 2.62 分.
中間体III:{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
工程1.[3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ベンジル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
DME(100mL)中の[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−ベンジル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(7g、21mmol)の溶液に、7−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(2.5g、11.7mmol)、PdCl(dppf)CHCl錯体(850mg、1.2mmol)および2N NaCO(12mL)を加えた。この混合物を20分脱ガスし、次いで80℃に23時間加熱した。冷却後、この混合物をEtOAcとHOの間で分配し、そしてこの有機層を分離し、乾燥した。バイオタージ(登録商標)クロマトグラフィー(50−100%EtOAc)によって、表題の生成物がオフホワイト固形物として2.6g(76%)得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.80-7.50 (m, 6 H), 7.20-7.0 (m, 3 H), 4.80 (s, 2 H), 1.30 (s, 9 H);
ES-MS m/z 339 [M+H], HPLC RT (分) 2.41.
工程2.[3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ベンジル]−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
−20℃に冷却(イソプロパノール/氷/CO)した、THF(73mL)中の[3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ベンジル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(3.3g、9.7mmol)の溶液に、2,5−ジブロモ−4,4−ジメチル−シクロペンタン−1,3−ジオン(1.4g、4.9mmol)を15分にわたって4回に分けて加えた。この混合物を−20℃で2時間撹拌した。この混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液(20mL)でクエンチした。この有機層を分離し、水相を酢酸エチル(100mL)で抽出した。集められた有機層を水、塩水で洗浄し、NaSOによって乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると所望の生成物が得られた(3g(72%))。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.80-7.7 (m, 3 H), 7.5 (m, 2 H), 7.2 (m, 2 H), 4.0 (m, 2 H), 1.5 (s, 9 H);
ES-MS m/z 420 [M+H], HPLC RT (分) 2.91.
工程3.{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
DMF(20mL)中の[3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ベンジル]−カルバミン酸tert−ブチルエステル(2.65g、6.1mmol)の溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(3.26g、9.8mmol)、Pd(PPh(700mg、0.6mmol)および2N NaCO(12mL)を加えた。この混合物を20分間脱ガスし、次いでマイクロウェーブ反応器中で150℃で10分間加熱した。冷却後、この混合物をEtOAc/HOの間で分配し、そして有機層を分離し、乾燥した。バイオタージ(登録商標)クロマトグラフィー(50−100%EtOAc)によって、表題生成物がオフホワイトの固形物として2.6g(76%)得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (d, 2 H), 0.9 (s, 9 H);
ES-MS m/z 561.34 [M+H], HPLC RT (分) 4.06.
実施例1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(18mL)中の中間体B(523mg、2.46mmol)、tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(Eastwood, P. R. Tetrahedron Lett. 2000, 41, 3705)(950mg、3.07mmol)、および1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(180mg、0.25mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、3.7mL)を加えた。この反応物を17時間加熱(80℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、この有機層を塩水(25mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)器材によって精製すると、584mg(75%)の所望の生成物がオフホワイトの固形物として得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.85 (s, 1 H), 7.68 (br s, 2 H), 6.97 (br s, 1 H), 6.87 (d, 1 H), 6.66 (d, 1H), 4.07-4.00 (m, 2 H), 3.53 (t, 2 H), 2.56-2.50 (m, 2 H), 1.42 (s, 9 H);
ES-MS m/z 316.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.31.
tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの別の合成
工程A:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
クロロトリメチルシラン(89mL、0.70mol)を、テトラヒドロフラン(1.6L、無水)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの撹拌溶液に滴下し、撹拌を3時間継続した。この溶液を0℃に冷却し、そして2−プロピルマグネシウムクロリド溶液(THF中2M、740mL、1.48mol)をゆっくり加えた。反応物を25℃に暖め、撹拌を2時間継続し、次いで冷却を−5℃にもどし、そしてTHF(1L)中のN−tert−ブトキシカルボニルピペリジン(91.0g、0.68mol)の溶液を滴下した。反応物を25℃で18時間継続し、次いでこの混合物を激しく撹拌した氷水(8L)中に注いだ。水溶性混合物を酢酸エチル(3×3L)で抽出し、集められた有機層部分を硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過し、そして真空下で濃縮すると、暗橙色の油状物が得られ、これを最小量のジクロロメタンに溶解し、結晶化を誘起した。この混合物を数時間冷却(−10℃)後、この結晶生成物を吸引ろ過によって回収し、ジエチルエーテルで洗浄し、そして乾燥すると、無色固形物(61g、52%)が得られた。シリカゲルクロマトグラフィー(5%メタノール/ジクロロメタン)によってこのろ液を精製すると、更に生成物(37g、32%)がもたらされた。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.77 (s, 1H), 7.69 (br s, 2H), 6.80 (d, 1H), 6.55 (d, 1H), 5.74 (s, 1H), 3.77 (m, 2H), 3.15 (br m, 2H), 2.48 (m, 2H), 1.70 (d, 2H), 1.40 (s, 9H). ES-MS m/z=334.1 [M+H], RT (分) 2.15.
工程B:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
トリフルオロ無水酢酸(9mL、63mmol)を、ジクロロメタン(420mL)中tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(21g、63mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(16.5mL、94mmol)を含む、冷却した(0℃)撹拌混合物に滴下した。反応物を25℃で18時間撹拌し、次いでこの混合物を10%酢酸、引き続いて水で洗浄した。この有機層溶液を硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し、そして濃縮すると、ガム状の暗橙色油状物が得られた。この残渣をメタノール(350mL)に溶解し、そして過剰の水酸化カリウム溶液を加えた。この混合物を25℃で18時間撹拌した。この混合物を濃縮し、次に析出した生成物を吸引ろ過によって回収した。この乾燥黄橙色固形物(19.4g、98%)は、更に精製することなく使用した。
H-NMR (DMSO-d) δ7.91 (s,1H), 7.74 (br s, 2H), 7.03 (br s, 1H), 6.93 (d, 1H), 6.71 (d, 1H), 4.08 (br s, 2H), 3.57 (m, 2H), 2.57 (m, 2H), 1.45 (s, 9H).
ES-MS m/z= 316.0 [M+H], RT (分) 2.44.
工程2:tert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
でパージした乾燥フラスコに、酸化白金(IV)(platinum (IV)oxide)(127mg、0.56mmol)引き続いてtert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(587mg、1.86mmol)を酢酸(19mL)溶液として加えた。この混合物をH雰囲気下で16時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過した(酢酸およびエタノールですすいだ)。溶媒を減圧下で蒸発させ、そして残渣を酢酸エチル(100mL)に溶解した。有機層を飽和NaHCO水溶液(2×75mL)で洗浄し、この水溶性混合物を酢酸エチル(3×50mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、610mg(100%)の所望の生成物が灰色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (s, 1 H), 7.57 (br s, 2 H), 6.78 (d, 1 H), 6.42 (d, 1 H), 4.08-3.97 (m, 2H), 3.28-3.18 (m, 1 H), 1.94 (d, 2 H), 1.55-1.42 (m, 2 H), 1.41 (s, 9 H);
ES-MS m/z 318.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.21.
工程3:tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(10mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(660mg、2.08mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(297mg、1.04mmol)を10分で3回に分けて加えた。この混合物を1時間撹拌した(−20℃)。この反応物を、飽和NaSO水溶液(10mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(3×20mL)。集められた有機層を塩水(25mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして蒸発させた。この粗物質をヘキサン中の75〜100%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)器材によって精製すると、494mg(60%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.83 (s, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 4.10-3.96 (m, 2H), 3.29-3.19 (m, 1 H), 1.90 (d, 2 H), 1.55-1.42 (m, 2 H), 1.41 (s, 9 H); ES-MS m/z 396.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.79.
工程4:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(5.5mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(494mg、1.25mmol)、中間体C(1.04g、1.87mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(144mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、1.87mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、水相を酢酸エチル(50mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中25〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、378mg(58%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.36-7.31 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.13-3.98 (m, 2 H), 3.35-3.25 (m, 1 H), 2.05-1.96 (m, 2 H), 1.63-1.1.50 (m, 2 H), 1.41 (s, 9 H);
ES-MS m/z 524.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.08.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(3mL)中のtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(325mg、0.62mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。この反応物を17時間撹拌した(室温)。この混合物を飽和NaHCO水溶液を添加して塩基性(pH9)にすると、層分離した。この水相をジクロロメタン(2×10mL)で逆抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させると、299mg(100%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.36-7.30 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.41 (br s, 1 H), 3.30-3.18 (m, 1 H), 3.07 (d, 2 H), 2.75-2.64 (m, 2 H), 1.97 (d, 2H), 1.68-1.53 (m, 2 H);
ES-MS m/z 424.3 [M+H], HPLC RT (分) 0.78.
実施例2:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−メチルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.18mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(水中37%溶液)(80μL、1.06mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(113mg、0.53mmol)を加えた。この反応物を17時間撹拌した(室温)。この混合物をジクロロメタンで希釈し、そしてHO(1×10mL)で洗浄した。この有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この残渣を水中15%〜50%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、13mg(17%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.37-7.28 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.11-2.97 (m, 1 H), 2.85 (d, 2 H), 2.18 (s, 3 H), 2.04-1.94 (m, 4H), 1.77-1.61 (m, 2 H);
ES-MS m/z 438.3 [M+H]+, HPLC RT (分) 2.11.
実施例3:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}エタノールの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(96mg、0.23mmol)の溶液に、(2−ブロモエトキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(53μL、0.25mmol)、トリエチルアミン(95μL、0.68mmol)、およびヨウ化ナトリウム(3.4mg、0.023mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱し(55℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層をHO(20mL)で洗浄した。集められた水層を酢酸エチル(20mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この粗物質を100%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、39mg(29%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.50 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.38-7.23 (m, 5 H), 7.10 (d, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 5.61 (s, 2 H), 3.65 (t, 2 H), 3.09-2.98 (m, 1 H), 2.98-2.88 (m, 2 H), 2.44-2.36 (m, 2 H), 2.09 (t, 2H), 1.99-2.02 (m, 2 H), 1.73-1.56 (m, 2 H), 0.82 (s, 9 H), 0.00 (s, 6 H);
ES-MS m/z 582.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.87.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
95%エタノール水溶液(300μL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(38mg、0.065mmol)の溶液に、濃塩酸(6μL)を加えた。反応物を48時間(室温)撹拌した。この混合物を、飽和NaHCO水溶液を添加して塩基性(pH9)にし、そして蒸発させて揮発性物質を取り除いた。水性混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、そして集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。粗物質をEtOでトリチュレートすると、18mg(61%)の所望の生成物が淡黄色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 7.94 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.54 (s, 1 H), 7.46-7.33 (m, 5 H), 7.20 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60-3.51 (m, 2 H), 3.18-3.08 (m, 1 H), 3.06-2.98 (m, 2 H), 2.46 (t, 2 H), 2.14 (t, 2H), 2.02 (d, 2 H), 1.82-1.68 (m, 2 H);
ES-MS m/z 468.34 [M+H], HPLC RT (分) 0.82.
実施例4:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(25mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(801mg、3.76mmol)、tert−ブチル 4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]テトラヒドロ−1(2H)−ピラジンカルボキシラート(2.19g、5.64mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(275mg、0.38mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、5.6mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過した(酢酸エチルを用いてすすいだ)。このろ液を水(75mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.22g(74%)の所望の生成物がオフホワイトの固形物として得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.94-7.88 (m, 2 H), 7.86 (s, 1 H), 7.65 (br s, 2 H), 7.03-6.97 (m, 1 H), 6.94 (d, 1H), 6.89 (d, 1 H), 3.51-3.42 (m, 4 H), 3.19-3.11 (m, 4 H), 1.42 (s, 9 H); ES-MS m/z 395.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.52.
工程2:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(15mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート(1.20g、3.04mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(435mg、1.21mmol)を15分間で4回に分けて加えた。この混合物を3時間撹拌した(−20℃)。この反応物を飽和NaSO水溶液(20mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。集められた有機層を乾燥し(NaSO)そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中25〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製した。H−NMRによって、残存するヒダントイン・サイドプロダクトの存在が示されたので、この物質を酢酸エチル(50mL)と5%KCO水溶液(50mL)の間で分配した。層分離後、有機層を更に5%KCO水溶液2×25mL)で洗浄し、集められた水層を酢酸エチル(2×25mL)で逆抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮すると、340mg(23%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.91-7.83 (m, 3 H), 7.09 (s, 1 H), 7.00 (d, 2H), 3.50-3.42 (m, 4 H), 3.20-3.14 (m, 4 H), 1.42 (s, 9 H);
ES-MS m/z 473.0 [M+H], HPLC RT (分) 3.25.
工程3:tert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(5.5mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート(4mg、1.25mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1.04g、1.87mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(144mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、1.87mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、この水相を酢酸エチルで逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中25〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、378mg(58%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.36-7.31 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.13-3.98 (m, 2 H), 3.35-3.25 (m, 1 H), 2.05-1.96 (m, 2 H), 1.63-1.50 (m, 2 H), 1.41 (s, 9 H);
ES-MS m/z 524.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.08.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシラート(610mg、1.02mmol)の懸濁液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を加えた。反応物を17時間(室温)撹拌した。この混合物を蒸発・乾燥し、そして飽和NaHCO水溶液をこの残渣に加えた。この結果生じた固形物をろ過によって回収し、そして真空下で乾燥すると、489mg(96%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.99-7.91 (m, 3 H), 7.81 (d, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.41-7.25 (m, 5 H), 7.19 (d, 1 H), 7.06-6.96 (m, 3 H), 5.65 (s, 2 H), 3.14 (s, 4 H), 2.89 (s, 4 H);
ES-MS m/z 501.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.25.
実施例5:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−プロピルピペラジン−1−イル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.15mmol)および1−ヨードプロパン(31mg、0.18mmol)の溶液に、炭酸カリウム(37mg、0.27mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(50℃)した。この反応物を室温に冷却し、そして酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この残渣を水中15%〜50%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLC、引き続いてEtOでトリチュレーションすることによって精製すると、21mg(25%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.97-7.91 (m, 3 H), 7.81 (d, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.37-7.26 (m, 5 H), 7.19 (d, 1 H), 7.04-6.96 (m, 3 H), 5.66 (s, 2 H), 3.25-3.15 (m, 4 H), 2.51-2.48 (m, 4 H), 2.32-2.24 (m, 2 H), 1.53-1.42 (m, 2 H), 0.88 (t, 3 H), 2.89 (s, 4 H);
ES-MS m/z 543.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.40.
実施例6:7−[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)フェニル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.20mmol)の溶液に、ピリジン(23μL、0.28mmol)、引き続いてアセチルクロリド(17μL、0.24mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌した(室温)。この混合物をジクロロメタン(25mL)で希釈し、そしてHO(20mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この残渣を水中15%〜50%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、28mg(26%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 7.97 (d, 2 H), 7.94 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.66-7.64 (m, 1 H), 7.36-7.26 (m, 5 H), 7.19 (dd, 1 H), 7.06-7.01 (m, 3 H), 5.66 (s, 2 H), 3.62-3.55 (m, 4 H), 3.26-3.21 (m, 2 H), 3.20-3.14 (m, 2 H), 2.05 (s, 3 H);
ES-MS m/z 543.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.65.
実施例7:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(3mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(89mg、0.18mmol)の溶液に、ホルムアルデヒド(水中37%)(80μL、1.06mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(113mg、0.53mmol)を加えた。反応物を17時間(室温)撹拌した。この混合物をジクロロメタン(25mL)で希釈し、そしてHO(1×20mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして蒸発させた。この残渣を水中5%〜30%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、53mg(58%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 7.99-7.91 (m, 3 H), 7.86-7.79 (m, 1 H), 7.69-7.63 (m, 1 H), 7.39-7.26 (m, 5 H), 7.23-7.17 (m, 1 H), 7.06-6.98 (m, 3 H), 5.66 (s, 2 H), 3.27-3.14 (m, 4 H), 2.47-2.40 (m, 4 H), 2.22 (s, 3 H);
ES-MS m/z 515.32 [M+H], HPLC RT (分) 2.36.
実施例8:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(33mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(937mg、4.40mmol)、1−メチル−4−[4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]ピペラジン(2.00g、6.60mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(322mg、0.44mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、6.6mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過した(酢酸エチルですすいだ)。このろ液を水(75mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、1.0g(74%)の所望の生成物が褐色固形物として得られた(これは、更に精製することなく、次の反応で使用された)。
ES-MS m/z 310.15 [M+H], HPLC RT (分) 1.08.
工程2:5−ブロモ−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(5mL)中の7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(250mg、0.81mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(115mg、0.40mmol)を15分間に4回に分けて加えた。この混合物を4時間撹拌した(−20℃)。この反応物を飽和NaSO水溶液(10mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチルで抽出した(2×20mL)。集められた有機層をろ過し、微細析出物を取り除き、このろ液を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この残渣を、水中0%〜25%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、60mg(19%)の所望の生成物が黄色泡沫として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.70 (d, 1 H), 8.14 (dd, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 6.90 (d, 1 H), 3.55-3.50 (m, 4 H), 2.40-2.34 (m, 4 H), 2.20 (s, 3 H); ES-MS m/z 388.12 [M+H], HPLC RT (分) 1.38.
工程3:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(1.2mL)中の5−ブロモ−7−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(60mg、0.16mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(103mg、0.31mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(5.6mg、0.008mmol)の撹拌溶液に、炭酸ナトリウム水溶液(2M、232μL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配し、層分離させた。この有機相を塩水(25mL)で洗浄し乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質を水中5%〜35%アセトニトリルからのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、17mg(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.81-8.79 (m, 1 H), 8.58 (s, 1 H), 8.28-8.21 (s, 1 H), 7.98-7.94 (m, 1 H), 7.87-7.81 (m, 1 H), 7.68 (s, 1H), 7.41-7.29 (m, 5 H), 7.24-7.19 (m, 1 H), 7.12-7.08 (m, 1 H), 6.97-6.91 (m, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 3.58-3.52 (m, 4 H), 2.44-2.37 (m, 4 H), 2.22 (s, 3 H);
ES-MS m/z 516.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.28.
実施例9:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタ−3−イン−1−オールの製造
Figure 2009514882
脱ガスピロリジン(45mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(2.25g、10.6mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(610mg、0.53mmol)、およびヨウ化銅(copper(I) iodide)(500mg、2.64mmol)の溶液に、3−ブチン−1−オール(1.6mL、21.1mmol)を滴下した。この反応物を17時間加熱(50℃)した。室温に冷却後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加え(50mL)、そしてこの混合物を最初に酢酸エチル(4×50mL)で、次いで3:1 クロロホルム/イソプロパノール(5×100mL)で抽出した。有機層を分離して乾燥し(NaSO)、溶媒を蒸発させた。集められた粗油状物を100%酢酸エチルで溶出するシリカゲルを用いるフラッシュクロマトグラフィー、引き続いて酢酸エチルでのトリチュレーションによって精製すると、1.3g(61%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.85 (s, 1 H), 7.81 (br s, 2 H), 6.82 (d, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 4.91 (t, 1H), 3.58 (q, 2 H), 2.63 (t, 2 H);
ES-MS m/z 203.2 [M+H], HPLC RT (分) 1.05.
工程2:4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタン−1−オールの製造
Figure 2009514882
でパージされた乾燥フラスコに、酢酸中の溶液(50mL)として、酸化白金(platinum (IV)oxide)(440mg、1.93mmol)を加え、引き続いて、4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタ−3−イン−1−オール(1.30g、6.43mmol)を加えた。この混合物をH雰囲気で、16時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過した(酢酸およびエタノールですすいだ)。この溶媒を減圧下で蒸発させ、そしてこの残渣をEtOAc(100mL)中に加えた。有機層を飽和NaHCO水溶液(1×100mL)で洗浄し、そしてこの水相を酢酸エチル(3×50mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、1.2g(91%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.77 (s, 1 H), 7.52 (br s, 2 H), 6.78 (d, 1 H), 6.39 (d, 1 H), 4.36 (br s, 1H), 3.39 (t, 2 H), 2.81 (t, 2 H), 1.72-1.61 (m, 2 H), 1.50-1.41 (m, 2 H);
ES-MS m/z 207.2 [M+H], HPLC RT (分) 1.11.
工程3:4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタン−1−オールの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(30mL)中の4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタン−1−オール(1.20g、5.82mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(832mg、2.91mmol)を10分間に4回に分けて加えた。この混合物を3時間撹拌した(−20℃)。この反応物をを飽和NaSO水溶液(30mL)を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×25mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中75%〜100%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.2g(72%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.81 (s, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 4.37 (t, 1H), 3.39 (q, 2 H), 2.80 (t, 2 H), 1.70-1.60 (m, 2 H), 1.48-1.39 (m, 2 H);
ES-MS m/z 285.1 [M+H], HPLC RT (分) 1.55.
工程4:4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ブタン−1−オールの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(13mL)中の4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタン−1−オール(500mg、1.75mmol)、4−ベンジルオキシベンゼンボロン酸(1.20g、5.26mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(203mg、0.18mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、2.63mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、この水相を酢酸エチルで逆抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質を3:1酢酸エチル/ヘキサンで溶出するイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると489mg(72%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ7.87 (s, 1 H), 7.47-7.42 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.08-7.05 (m, 1 H), 7.03-6.97 (m, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 4.39 (t, 1H), 3.42 (q, 2 H), 2.87 (t, 2 H), 1.78-1.66 (m, 2 H), 1.56-1.44 (m, 2 H));
ES-MS m/z 389.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.59.
工程5:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(8mL)中の4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ブタン−1−オール(489mg、1.26mmol)およびトリフェニルホスフィン(495mg、1.89mmol)の冷却(0℃)溶液に、四臭化炭素(501mg、1.51mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌し(0℃)、次いで室温に暖め、更に17時間撹拌した。水(25mL)を加え、そしてこの混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして蒸発させた。この粗物質をヘキサン中の25〜50%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、484mg(85%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.88 (s, 1 H), 7.46-7.42 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.08-7.05 (m, 1 H), 7.03-6.97 (m, 2 H), 6.57 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 3.57 (t, 2 H), 2.90 (t, 2 H),1.92-1.77 (m, 4 H);
ES-MS m/z 451.1 [M+H], HPLC RT (分) 3.22.
工程6:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(129mg、0.29mmol)の溶液に、ピロリジン(26μL、0.31mmol)、トリエチルアミン(120μL、0.86mmol)、およびヨウ化ナトリウム(0.4mg、0.003mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱し(55℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と水(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層を水(2×20mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させると、121mg(96%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.87 (s, 1 H), 7.46-7.41 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.08-7.04 (m, 1 H), 7.02-6.97 (m, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 2.87 (t, 2 H), 2.42-2.33 (m, 6 H), 1.76-1.66 (m, 2 H), 1.67-1.60 (m, 4 H), 1.56-1.46 (m, 2 H);
ES-MS m/z 442.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.30.
実施例10:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−[4−(ジメチルアミノ)ブチル]ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
実施例9の製造の場合に述べられている方法と同様の方法で、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、30mg(44%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.87 (s, 1 H), 7.46-7.41 (m, 2 H), 7.41-7.27 (m, 4 H), 7.08-7.03 (m, 1 H), 7.03-6.95 (m, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 2.87 (t, 2 H), 2.20 (t, 2 H), 2.09 (s, 6 H), 1.74-1.64 (m, 2 H), 1.53-1.41 (m, 2 H);
ES-MS m/z 416.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.23.
実施例11:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−[4−(ジエチルアミノ)−ブチル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例9の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、31mg(42%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.87 (s, 1 H), 7.47-7.41 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.07-7.04 (m, 1 H), 7.03-6.96 (m, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 2.87 (t, 2 H), 2.44-2.34 (m, 6 H), 1.74-1.63 (m, 2 H), 1.50-1.39 (m, 2 H), 0.92 (t, 6 H);
ES-MS m/z 444.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例12:7−(4−アゼチジン−1−イルブチル)−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例9の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、40mg(56%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.87 (s, 1 H), 7.47-7.41 (m, 2 H), 7.41-7.27 (m, 4 H), 7.08-7.04 (m, 1 H), 7.03-6.96 (m, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 3.01 (t, 4 H), 2.84 (t, 2 H), 2.31 (t, 2 H), 1.95-1.85 (m, 2 H), 1.73-1.61 (m, 2 H), 1.36-1.26 (m, 2 H);
ES-MS m/z 428.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例13:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−{4−[(2R)−2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−l]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例9の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、64mg(79%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.87 (s, 1 H), 7.48-7.42 (m, 2 H), 7.41-7.27 (m, 4 H), 7.08-7.04 (m, 1 H), 7.03-6.96 (m, 2 H), 6.54 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 3.36-3.27 (m, 4 H), 3.17-3.06 (m, 1 H), 3.01-2.94 (m, 1 H), 2.91-2.84 (t, 2 H), 2.84-2.74 (m, 1 H), 2.28-2.18 (m, 1 H), 2.13-2.00 (m, 1 H), 1.85-1.55 (m, 5 H), 1.55-1.38 (m, 4 H);
ES-MS m/z 486.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.35.
実施例14:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−ピペリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(1mL)中の4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ブタン−1−オール(80mg、0.21mmol)の冷却(0℃)溶液にトリエチルアミン(32μL、0.23mmol)およびメタンスルホニルクロリド(17μL、0.22mmol)を加えた。反応物を4時間撹拌し(0℃)、次いで室温に暖めた。この混合物を氷水(1mL)を添加してクエンチした。層分離後、有機層を乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この残渣をDMF(1mL)に溶解し、そして炭酸カリウム(85mg、0.62mmol)およびピペリジン(18μL、0.22mol)をこの混合物に加えた。この反応物を17時間撹拌し(60℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(15mL)と水(15mL)の間で分配した。層分離後、この水相を更に酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。。集められた有機層を乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この残渣を水中の15%〜45%のアセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、4mg(5%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDCN) δ7.86 (s, 1 H), 7.51-7.46 (m, 2 H), 7.45-7.32 (m, 4 H), 7.12-7.09 (m, 1 H), 7.09-7.06 (m, 1 H), 7.04-7.00 (s, 1 H), 6.56 (s, 1 H), 5.17 (s, 2 H), 2.96 (t, 2 H), 2.47-2.27 (m, 6 H), 1.83-1.73 (m, 2 H), 1.63-1.1.51 (m, 6 H), 1.48-1.40 (m, 2 H);
ES-MS m/z 456.3 [M+H] HPLC RT (分) 2.29.
実施例15:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例14の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ブタン−1−オールを用いて、11mg(11%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, CDCN) δ7.86 (s, 1 H), 7.51-7.45 (m, 2 H), 7.45-7.32 (m, 4 H), 7.12-7.05 (m, 1 H), 7.05-6.99 (m, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 5.17 (s, 2 H), 2.95 (t, 2 H), 2.48-2.29 (m, 11 H), 2.01-1.94 (m, 2 H), 1.83-1.73 (m, 2 H), 1.61-1.51 (m, 2 H);
ES-MS m/z 471.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.04.
実施例16:5−{3−[(3,5−ジメトキシベンジル)オキシ]フェニル}−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−ブロモ−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(15mL)中の4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ブタン−1−オール(600mg、2.10mmol)およびトリフェニルホスフィン(828mg、3.16mmol)の冷却(0℃)溶液に、四臭化炭素(837mg、2.53mmol)を加えた。反応物を90分間撹拌し(0℃)、次いで室温に暖め、そして更に1時間撹拌した。水(25mL)を加え、そしてこの混合物を酢酸エチルで抽出した(2×25mL)。集められた有機層を乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この粗物質をヘキサン中25%〜50%の酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、597mg(82%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.82 (s, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 3.54 (t, 2 H), 2.84 (t, 2 H),1.86-1.70 (m, 4 H);
ES-MS m/z 347.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.58.
工程2:5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(10mL)中の5−ブロモ−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(597mg、1.72mmol)の溶液に、ピロリジン(158μL、1.89mmol)、トリエチルアミン(717μL、5.15mmol)、およびヨウ化ナトリウム(26mg、0.17mmol)を加えた。この反応物を22時間加熱し(55℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)の間で分配した。層分離後、この水相を、更に酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を水(1×50mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させると、467mg(80%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.81 (s, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 2.81 (t, 2 H), 2.40-2.31 (m, 6 H), 1.70-1.59 (m, 6 H), 1.50-1.40 (m, 2 H);
ES-MS m/z 338.1 [M+H], HPLC RT (分) 1.12.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(1.5mL)中の5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(70mg、0.21mmol)、3−(3,5−ジメトキシベンジルオキシ)フェニルボロン酸(179mg、0.62mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(23mg、0.021mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、310μL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と水(25mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣を20%〜70%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLC、引き続いて9:1酢酸エチル/メタノール(1%濃水酸化アンモニウムを含む)で溶出する分取TLCによって精製すると、29mg(28%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.88 (s, 1 H), 7.36 (t, 1 H), 7.07-7.04 (m, 1 H), 7.03-6.96 (m, 2 H), 6.60 (d, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 6.43 (t, 1 H), 5.07 (s, 2 H), 3.73 (s, s H), 2.88 (t, 2 h), 2.56-2.48 (m, 6 H), 1.78-1.65 (m, 6 H), 1.60-1.49 (m, 2 H);
ES-MS m/z 502.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例17:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:7−((1E)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブタ−1−エン−1−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(175mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(5.0g、23.5mmol)、トランス−1−ブテン−1−イル−(4−tert−ブチルジメチルシロキシ(butylsimethysiloxy)−4',4',5',5'−テトラメチル−(1',3',2')−ジオキサボロラン(14.6g、46.9mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(1.72g、2.35mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、35.2mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(200mL)と水(200mL)の間で分配し、層分離させた。この有機相を更に水(200mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーで精製すると、5.35g(72%)の所望の生成物が淡黄色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.76 (s, 1 H), 7.59 (br s, 2 H), 6.81-6.78 (m, 1 H), 6.76-6.67 (m, 2 H), 6.38-6.29 (m, 1 H), 3.65 (t, 2 H), 2.35 (q, 2 H), 0.82 (s, 9 H) 0.00 (s, 6 H);
ES-MS m/z 319.3 [M+H], HPLC RT (分) 3.01.
工程2:7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
でパージした乾燥フラスコに、酸化白金(platinum(IV)oxide)(635mg、2.80mmol)を加え、引き続いて7−((1E)−4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブタ−1−エン−1−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(6.35g、19.9mmol)を酢酸(100mL)溶液として加えた。この混合物をH雰囲気下で16時間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過した(酢酸ですすいだ)。この溶媒を減圧下で蒸発させ、そしてこの残渣を飽和NaHCO水溶液で塩基性にした。この結果生じた固形物をろ過によって回収し、そして真空下で乾燥すると、5.6g(88%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.76 (s, 1 H), 7.52 (br s, 2 H), 6.77 (d, 1 H), 6.38 (d, 2 H), 3.57 (t, 2 H), 2.82 (t, 2 H), 1.74-1.62 (m, 2 H),1.54-1.43(m, 2 H), 0.83 (s, 9 H), 0.00 (s, 6 H);
ES-MS m/z 321.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.11.
工程3:5−ブロモ−7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(85mL)中の7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(5.60g、17.5mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(2.50g、8.74mmol)を15分間に4回に分けて加えた。この混合物を2時間撹拌した(−20℃)。この反応物を飽和NaSO水溶液を添加してクエンチし、そして室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中の50%〜75%のグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、6.29g(90%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.80 (s, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 3.56 (t, 2 H), 2.81 (t, 2 H), 1.72-1.61 (m, 2 H),1.51-1.42 (m, 2 H), 0.83 (s, 9 H), 0.00 (s, 6 H); ES-MS m/z 399.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.72.
工程4:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(50mL)中の5−ブロモ−7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(3.00g、7.51mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(3.77g、11.3mmol)、そして[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・ジクロロメタン付加物(550mg、0.75mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、11.3mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(75mL)と水(75mL)の間で分配し、層分離させた。水相を更に酢酸エチル(2×75mL)で抽出した。集められた有機層をろ過し、微細な析出物を取り除き、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中25〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.9g(48%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.51 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.77 (dd, 1 H), 7.57-7.54 (m, 1 H), 7.35-7.25 (m, 5 H), 7.11 (dd, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 3.59 (t, 2 H), 2.88 (t, 2 H), 1.79-1.68 (m, 2 H),1.58-1.48 (m, 2 H), 0.83 (s, 9 H), 0.00 (s, 6 H);
ES-MS m/z 527.3 [M+H], HPLC RT (分) 3.62.
工程5:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブタン−1−オールの製造
Figure 2009514882
95%エタノール水溶液(30mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(3.00g、5.70mmol)の溶液に、濃塩酸(500μL)を加えた。反応物を1時間(室温)撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液を添加して塩基性とし(pH8)、蒸発させ、揮発性物質を取り除いた。水性混合物を酢酸エチル(3×25mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮すると、2.54g(97%)の所望の生成物が得られた(これは、微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.82 (d, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.40-7.29 (m, 5 H), 7.17 (dd, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 5.68 (s, 2 H), 4.43 (t, 1 H), 3.46 (q, 2 H), 2.92 (t, 2 H), 1.82-1.71 (m, 2 H),1.60-1.50 (m, 2 H);
ES-MS m/z 413.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.50.
工程6:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(30mL)中の4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブタン−1−オール(2.54g、6.16mmol)およびトリフェニルホスフィン(2.42g、9.24mmol)の冷却(0℃)溶液に、四臭化炭素(2.45g、7.39mmol)を加えた。反応物を2時間撹拌し(0℃)、次いで室温に暖め、そして更に17時間撹拌した。この混合物を水(50mL)と酢酸エチル(50mL)の間で分配した。層分離後、この水層を酢酸エチル(2×50mL)で更に抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この粗物質をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製し、引き続いて酢酸エチルでトリチュレーションすることによって精製すると、2.0g(68%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.37-7.26 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.57 (t, 2 H), 2.92 (t, 2 H), 1.95-1.78 (m, 4 H).
工程7:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(5.0mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(440mg、0.93mmol)の溶液に、ピロリジン(155μL、1.86mmol)、トリエチルアミン(387μL、2.78mmol)、およびヨウ化ナトリウム(1.4mg、0.009mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱し(55℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と水(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層をで水(2×20mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして蒸発・濃縮させると、360mg(84%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.36-7.26 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 2.88 (t, 2 H), 2.42-2.33 (m, 6 H), 1.78-1.66 (m, 2 H), 1.67-1.60 (m, 4 H), 1.57-1.46 (m, 2 H);
ES-MS m/z 466.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.20.
実施例18:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、22mg(44%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.36-7.24 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.65 (d, 1 H), 4.17-4.09 (m, 1 H), 2.88 (t, 2 H), 2.68-2.61 (m, 1 H), 2.43-2.32 (m, 3 H), 2.30-2.21 (m, 1 H), 2.00-1.88 (m, 1 H), 1.77-1.66 (m, 2 H), 1.55-1.43 (m, 2 H);
ES-MS m/z 428.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.05.
実施例19:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、27mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.51 (s, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.77 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.38-7.24 (m, 5 H), 7.12 (dd, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 2.88 (t, 2 H), 2.81 (t, 2 H), 2.62 (t, 2 H), 2.42 (t, 2 H), 2.25-2.11 (m, 2 H), 1.76-1.65 (m, 2 H), 1.55-1.44 (m, 2 H);
ES-MS m/z 502.30 [M+H], HPLC RT (分) 2.66.
実施例20:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−モルホリン−4−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、17mg(17%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.37-7.23 (m, 5 H), 7.12 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.53 (t, 4 H), 2.89 (t, 2 H), 2.37-2.21 (m, 6 H), 1.78-1.66 (m, 2 H), 1.57-1.45 (m, 2 H);
ES-MS m/z 482.25 [M+H], HPLC RT (分) 2.15.
実施例21:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、68mg(66%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.56 (s, 1 H), 7.36-7.24 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 2.88 (t, 2 H), 2.45-2.20 (m, 10 H), 2.11 (s, 3 H), 1.75-1.64 (m, 2 H), 1.54-1.43 (m, 2 H);
ES-MS m/z 495.27 [M+H], HPLC RT (分) 1.90.
実施例22:5−[4−(2H−インダゾール−2−イルメチル)フェニル]−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(2.3mL)中の5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.30mmol)、2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]−2H−インダゾール(153mg、0.46mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・ジクロロメタン付加物(34mg、0.030mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、443μL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と水(25mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この残渣を15%〜50%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、77mg(56%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (d, 1 H), 7.88 (s, 1H), 7.73-7.69 (m, 1 H), 7.62-7.58 (m, 1 H), 7.46-7.39 (m, 4 H), 7.25-7.19 (m, 1 H), 7.06-7.00 (m, 1 H), 6.52 (s, 1 H), 5.69 (s, 2 H), 2.86 (t, 2 H), 2.42-2.33 (m, 6 H), 1.74-1.60 (m, 6 H), 1.54-1.44 (m, 2 H);
ES-MS m/z 466.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.21.
実施例23:5−[2−(3−クロロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例22の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、15mg(30%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 1 H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.43 (s, 1 H), 7.39-7.37 (m, 3 H), 7.33-7.28 (m, 1 H), 7.14 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 2.87 (t, 2 H), 2.41-2.32 (m, 6 H), 1.76-1.59 (m, 6 H), 1.55-1.46 (m, 2 H);
ES-MS m/z 500.20 [M+H], HPLC RT (分) 2.37.
実施例24:5−[2−(3−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例22の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、21mg(20%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.43-7.36 (m, 1 H), 7.20-7.11 (m, 4 H), 6.59 (s, 1 H), 5.68 (s, 2 H), 2.88 (t, 2 H), 2.44-2.34 (m, 6 H), 1.76-1.60 (m, 6 H), 1.56-1.46 (m, 2 H);
ES-MS m/z 484.25 [M+H], HPLC RT (分) 2.29.
実施例25:5−[2−(3−メチルベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例22の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−ブロモ−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、27mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ8.58 (s, 1 H), 7.94 (s, 1H), 7.85 (d, 1 H), 7.63 (s, 1 H), 7.32-7.14 (m, 5 H), 6.64 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 2.94 (t, 2 H), 2.49-2.39 (m, 6 H), 2.33 (s, 3 H), 1.82-1.63 (m, 6 H), 1.62-1.51 (m, 2 H); ES-MS m/z 480.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.36.
実施例26:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
工程1:3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トラジン−7−イル)−プロパ−2−イン−1−オールの製造
Figure 2009514882
無水DMF(78mL)およびトリエチルアミン(47mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(10.0g、46.9mmol)の脱ガス溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(2.17g、1.88mmoL、0.04当量)および臭化銅(I)・硫化ジメチル錯体(copper(I)bromide dimethylsulfide complex)(0.77g、3.75mmoL、0.08当量)を加えた。Nで5分間脱ガス後、プロパルギルアルコール(8.2mL、140.8mmoL、3.0当量)を加え、そして反応混合物を90℃で6時間撹拌した。反応物を飽和NHCl水溶液中の5%NH水溶液でクエンチした。水層をEtOAc(1×)、引き続いてDCM中の25%iPrOH(3×)で洗浄した。集められた有機層をMgSOで乾燥し、セライト(登録商標)パッドろ過し、そして減圧下で濃縮した。粗生成物を5%EtOH/DCMで溶出するMPLCによって精製した。EtOAcでトリチュレーションすると、4.75g(53.8%)の所望の生成物が黄色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ7.89 (s, 1H), 7.88 (ブロード s, 2H), 6.85 (dd, 2H), 5.39 (t, 1H), 4.36 (d, 2H);
LC-MS [M+H] = 189, RT = 1.08 分.
工程2:3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(474mg、10%(重量))を、不活性雰囲気の下に置き、そしてEtOH(15mL)中に懸濁した。2:1 v/v EtOH/THF中に溶解した3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トラジン−7−イル)−プロパ−2−イン−1−オール(4.74g、25.2mmol)の溶液を加えた。反応混合物をH雰囲気(1気圧)の下に置き、そして一晩撹拌した。この結果生じた混合物をセライト(登録商標)パッドろ過し、そして溶媒を減圧下で濃縮した。EtOAc/ヘキサンからトリチュレーションすると、4.64g(95.8%)の所望の生成物がオフホワイトの固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.77 (s, 1H), 7.54 (ブロード s, 2H), 6.78 (d, 1H), 6.39 (d, 1H), 4.50 (t, 1H), 3.43 (q, 2H), 2.84 (t, 2H), 1.74 - 1.82 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 193, RT = 1.06 分.
工程3:3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
無水DMF(56mL)中の3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オール(5.40g、28.09mmol)の溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(3.96g、13.9mmoL、0.50当量)を、−50℃で少しずつ(proportion wise)加えた。反応混合物を0℃に暖め、そして0℃で2時間撹拌した。この反応混合物を水でクエンチし、そしてEtOAc中に注いだ。有機層を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。DCMから結晶化すると、6.54g(85.9%)の所望の生成物がベージュ色の固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.83 (s, 1H), 6.61 (s, 1H), 4.52 (ブロード s, 1H), 3.41 (t, 2H), 2.83 (t, 2H), 1.75 - 1.77 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 271/273, RT = 1.40 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オール(4.0g、14.75mmol)および2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(6.66g、19.9mmoL、1.35当量)を1:1 v/v EtOH−トルエンに溶解し、そして窒素で脱ガスした。30分後、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(1.20g、1.47mmoL、0.1当量)、引き続いて2M炭酸ナトリウム溶液(22mL、44.26mmoL、3.0当量)を加えた。反応混合物を80℃で6時間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水の間で分配し、そしてセライト(登録商標)パッドろ過し、過剰のパラジウム塩を取り除いた。有機層をで水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。この粗生成物を1%EtNと10%MeOH/DCMで溶出するMPLCによって精製すると、所望の生成物が白色泡状物として得られた(3.41g、58%)。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.28 - 7.35 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 4.53 (t, 1H), 3.47 (q, 2H), 2.91 (t, 2H), 1.82 - 1.86 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 399, RT = 2.41 分.
実施例27:3−{4−アミノ−5−[2−(3−クロロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの代わりに2−(3−クロロ−ベンジル)−6−(4,4,5,5−テトラ−メチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、実施例26、工程4の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.57 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.40 - 7.37 (m, 2H), 7.31 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.67 (s, 2H), 4.53 (t, 1H), 3.48 - 3.46 (m, 2H), 2.93 - 2.89 (m, 2H), 1.86 - 1.82 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 433, RT = 2.96 分.
実施例28:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ブロモプロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
0℃で、無水THF(85mL)中の3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]プロパン−1−オール(工程4、実施例24、3.40g、8.53mmol)の溶液に、四臭化炭素(3.68g、11.0mmoL、1.3当量)およびトリフェニルホスフィン(2.46g、9.4mmoL、1.1当量)を加え、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応物をEtOAc中に注いだ。有機層を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。この粗生成物を、15%アセトン/DCMで溶出するMPLCによって精製すると、2.45g(62.4%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.52 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.15 - 7.35 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.74 (s, 2H), 3.61 (t, 2H), 3.03 (t, 2H), 2.22 - 2.26 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 461/463, RT = 3.16 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水DMF(28mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ブロモプロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−4−イルアミン(2.62g、5.68mmol)、ピロリジン(808mg、11.36mmoL、2.0当量)、トリエチルアミン(575mg、5.68mmoL、1.0当量)、およびヨウ化ナトリウム(85mg、0.56mmoL、0.1当量)の溶液を、55℃で17時間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水の間で分配し、そして有機層を50%ブライン(brine)水溶液(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をMeOHからトリチュレートし、ろ過し、そして冷MeOHおよびエーテルで洗浄すると、2.16g(84.2%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 2.90 (t, 2H), 2.48 - 2.39 (m, 6H), 1.87 - 1.83 (m, 2H), 1.67 - 1.64 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 452, RT = 2.14 分.
実施例29:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−クロロ−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
無水DMF(1.0mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ブロモプロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−4−イルアミン(50mg、0.108mmol)、3,3−ジフルオロピロリジン・塩酸塩(78mg、0.54mmoL、5.0当量)、トリエチルアミン(77mg、0.76mmoL、7.0当量)、およびヨウ化ナトリウム(3.3mg、0.022mmoL、0.2当量)の溶液を、50℃で6時間撹拌した。反応混合物をEtOAcと水の間で分配し、そして有機層を50%ブライン水溶液(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして減圧下で濃縮した。この粗生成物を、MeOH(3mL)に溶解し、そしてHPLC(RT=10.16分)を用いて精製すると、無色油状物が得られた。DCM/ヘキサンから結晶化すると、9.4mg(20.8%)の副生成物が白色固形物として得られた。
H-NMR (CDOD) δ 8.35 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.36 to 7.30 (m, 5H), 7.23 (d, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 3.64 (t, 2H), 3.14 (t, 2H), 2.26 to 2.22 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 417/419, RT = 2.91 分
実施例30:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−{3−[(2−メトキシエチル)メチルアミノ]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン・二塩酸塩の製造
Figure 2009514882
工程1:3−[4−アミノ−5−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの代わりに、3−ベンジルオキシフェニルボロン酸を用いて、実施例25、工程4の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.87 (s, 1H), 7.45 - 7.29 (m, 6H), 7.07 (t, 1H), 7.02 - 6.98 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.53 (t, 1H), 3.47 (q, 2H), 2.89 (t, 2H), 1.87 - 1.80 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 375, RT = 2.55 分; TLC (100% EtOAc), R= 0.29.
工程2:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−ブロモプロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロパン−1−オールの代わりに、3−[4−アミノ−5−(3−ベンジルオキシフェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロパン−1−オールを用いて、実施例25、工程5の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.89 (s, 1H), 7.45 - 7.29 (m, 6H), 7.08 (s, 1H), 7.07 - 6.99 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 3.60 (t, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.27 - 2.19 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 437/439, RT = 3.11 分; TLC (50% EtOAc/ヘキサン), R= 0.28.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水THF(0.50mL)中の5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−ブロモプロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(40mg、0.09mmol)、N−メチル(メトキシエチル)アミン(41mg、0.45mmoL、5.0当量)、ジイソプロピルエチルアミン(28mg、0.27mmoL、3.0当量)、およびヨウ化ナトリウム(1.3mg、0.01mmoL、0.1当量)の溶液を、55℃で17時間撹拌した。揮発性溶媒を減圧下で蒸発させた。この粗生成物を、MeOH(3mL)中に溶解し、そしてHPLC(RT=7.62分)を用いて精製すると、無色の油状物が得られた。この油状物を再度無水THF(1.0mL)中に溶解し、そしてエーテル(0.45mL、5.0当量)中の1.0M HClを、析出物が見られるまで滴下した。この析出物をろ過によって回収し、そして冷却THFで洗浄すると、25mg(52.7%)の二塩酸塩が白色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 9.83 (ブロード s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.46 - 7.30 (m, 6H), 7.09 (s, 1H), 7.05 (t, 2H), 6.77 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 3.64 (t, 2H), 3.39 -
3.28 (m, 1H), 3.27 (s, 3H), 3.26 - 3.17 (m, 2H), 3.14 - 3.05 (m, 1H), 2.95 (t, 2H), 2.76 (d, 3H), 2.15 - 2.06 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 446, RT = 2.65 分.
実施例31−39は、容易に入手できるしかるべきアミン出発物質および/または本明細書中で教示されている合成を選んで、そして上記に述べられている方法のプロセスまたは本技術分野で知られている他の標準的な化学プロセスを用い、実施例30を用いて、上記に述べられている場合と同様に製造された。
実施例31:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,24]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 7.79 (s, 1H), 7.43 (d, 2H), 7.38 - 7.33 (m, 3H), 7.31 - 7.27 (m, 1H), 7.07 - 7.00 (m, 3H), 6.53 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 2.97 (t, 2H), 2.60 - 2.55 (m, 6H), 2.04 - 1.98 (m, 2H), 1.85 - 1.77 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 428, RT = 2.23 分.
実施例32:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−[3−(2−(S)−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)−プロピル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン・二塩酸塩の製造
Figure 2009514882
H-NMR(遊離塩基)(CDOD) δ 7.80 (s, 1H), 7.45 - 7.28 (m, 6H), 7.08 - 7.07 (m, 1H), 7.06 - 7.02 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 3.41 (dd, 1H), 3.34 (dd, 1H), 3.29 (s, 3H), 3.21 - 3.16 (m, 1H), 3.09 - 3.03 (m, 1H), 2.98 (t, 2H), 2.70 (ブロード s, 1H), 2.45 - 2.37 (m, 1H), 2.33 - 2.27 (m, 1H), 2.05 - 1.90 (m, 3H), 1.81 - 1.74 (m, 2H), 1.63 - 1.54 (m, 1H);
LC-MS [M+H] = 472, RT = 2.25 分; HPLC RT = 7.73 分.
実施例33:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−[3−(2−(R)−メトキシメチル−ピロリジン−1−イル)プロピル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン・二塩酸塩の製造
Figure 2009514882
LC-MS [M+H] = 472, RT = 2.42 分; HPLC RT = 7.90 分.
実施例34:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 7.87 (s, 1H), 7.45 - 7.42 (m, 2H), 7.40 - 7.28 (m, 4H), 7.05 (t, 1H), 7.01 - 6.98 (m, 2H), 6.55 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 3.54 (t, 4H), 2.88 (t, 2H), 2.36 - 2.32 (m, 6H), 1.88 - 1.80 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 442, RT = 2.32 分.
実施例35:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−ピペリジン−1−イル−プロピル)−ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 7.79 (s, 1H), 7.45 - 7.42 (m, 2H), 7.40 - 7.28 (m, 4H), 7.07 - 7.01 (m, 3H), 6.54 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 2.97 (t, 2H), 2.50 - 2.45 (m, 6H), 2.04 - 1.97 (m, 2H), 1.65 - 1.60 (m, 4H), 1.50 - 1.48 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 442, RT = 2.32 分.
実施例36:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 7.79 (s, 1H), 7.45 - 7.42 (m, 2H), 7.40 - 7.29 (m, 4H), 7.06 - 7.00 (m, 3H), 6.53 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 2.98 (t, 2H), 2.55 - 2.46 (m, 10H), 2.31 (s, 3H), 2.00 - 1.29 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 457, RT = 2.07 分.
実施例37:(3−(3−ベンジルオキシフェニル)−2−メチル−5−{3−[(ピリジン−2−イルメチル)−アミノ]プロピル}−ピロール−1−イル)エチリデン−アミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 8.45 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.77 - 7.73 (m, 1H), 7.45 - 7.24 (m, 8H), 7.05 - 7.01 (m, 3H), 6.51 (s, 1H), 5.15 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.04 - 2.00 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 465, RT = 2.24 分.
実施例38:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−(3−イミダゾール−1−イル−プロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 7.88 (s, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.45 - 7.31 (m, 6H), 7.20 (s, 1H), 7.08 - 7.01 (m, 3H), 6.87 (s, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.04 (t, 2H), 2.82 (t, 2H), 2.17 - 2.12 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 425, RT = 2.24 分.
実施例39:1−{3−[4−アミノ−5−(3−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 7.80 (s, 1H), 7.45 - 7.42 (m, 2H), 7.39 - 7.29 (m, 4H), 7.06 (t, 1H), 7.05 - 7.01 (m, 2H), 6.54 (s, 1H), 5.14 (s, 2H), 4.40 - 4.35 (m, 1H), 3.00 (t, 2H), 2.94 (dd, 1H), 2.89 - 2.84 (m, 1H), 2.75 - 2.62 (m, 4H), 2.17 - 2.12 (m, 1H), 2.05 - 1.99 (m, 3H), 1.79 - 1.75 (m, 1H);
LC-MS [M+H] = 444, RT = 2.12 分.
実施例40−79は、容易に入手できるか、および/または本明細書中で教示されているしかるべきアミン出発物質を選んで、そして上記に述べられている方法のプロセスまたは本技術分野で知られている他の標準的な化学プロセスを用い、実施例28を用いて、上記に述べられている場合と同様に製造された。
実施例40:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−プロピル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 8.36 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.23 (dd, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 3.03 (t, 2H), 2.93 (t, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.59 (t, 2H), 2.32 - 2.23 (m, 2H), 2.02 - 1.96 (m, 2H); LC-MS [M+H] = 488, RT = 1.69 分.
実施例41:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]プロピル}−ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (CDOD) δ 8.36 (s, 1H), 7.82 - 7.80 (m, 2H), 7.64 (s, 1H), 7.37 - 7.30 (m, 5H), 7.23 (d, 1H), 6.63 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.36 (ブロード s, 1H), 3.03 (t, 2H), 2.95 (dd, 1H), 2.88 (t, 1H), 2.76 - 2.64 (m, 5H), 2.18 - 2.12 (m, 1H), 2.04 (t, 2H), 1.80 - 1.75 (m, 1H);
LC-MS [M+H] = 468, RT = 1.21 分.
実施例42:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピロリジン−3−(S)−オールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.65 (d, 1H), 4.16 (ブロード s, 1H), 2.89 (t, 2H), 2.67 (dd, 1H), 2.56 - 2.37 (m, 4H), 2.26 (dd, 1H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.87 - 1.79 (m, 2H), 1.54 - 1.46 (m, 1H);
LC-MS [M+H] = 468, RT = 2.13 分.
実施例43:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピロリジン−3−(R)−オールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.65 (d, 1H), 4.16 (ブロード s, 1H), 2.89 (t, 2H), 2.68 (dd, 1H), 2.53 - 2.32 (m, 4H), 2.27 (dd, 1H), 2.00 - 1.90 (m, 1H), 1.87 - 1.79 (m, 2H), 1.54 - 1.46 (m, 1H);
LC-MS [M+H] = 468, RT = 2.13 分.
実施例44:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(3−メタンスルホニル−ピロリジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.73 (ブロード s, 1H), 2.91 - 2.87 (m, 5H), 2.79 (d, 2H), 2.56 - 2.43 (m, 4H), 2.08 - 2.04 (m, 2H), 1.86 - 1.83 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 530, RT = 2.10 分.
実施例45:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.37 - 7.30 (m, 5H), 7.15 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 2.88 (t, 2H), 2.35 - 2.25 (m, 10H), 2.12 (s, 3H), 1.84 (t, 2H);
LC-MS [M+H] = 481, RT = 2.05 分.
実施例46:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.55 (t, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.37 - 2.33 (m, 6H), 1.89 - 1.82 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 468, RT = 2.16 分.
実施例47:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.15 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.35 - 3.26 (m, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.65 (ブロード s, 2H), 2.40 - 2.26 (m, 5H), 1.86 - 1.82 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 467, RT = 1.97 分.
実施例48:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[(ピリジン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 8.44 (d, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.69 (t, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.19 (dd, 1H), 7.11 (d, 1H), 6.56 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 2.93 (t, 2H), 2.60 (t, 2H), 1.90 - 1.84 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 489, RT = 1.15 分.
実施例49:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[(3−メチル−ピリジン−2−イルメチル)−アミノ]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 9.13 (ブロード s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.42 (d, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 4.35 (s, 2H), 3.14 - 3.07 (m, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.25 (s, 3H), 2.20 - 2.13 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 503, RT = 2.30 分.
実施例50:5−[2−(3−クロロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−(3−ピロリジン−1−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.58 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.40 - 7.38 (m, 2H), 7.33 - 7.30 (m, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.67 (s, 2H), 2.90 (t, 2H), 2.48 - 2.39 (m, 6H), 1.89 - 1.82 (m, 2H), 1.68 - 1.63 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 486, RT = 2.35 分.
実施例51:5−[2−(3−クロロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.58 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.42 - 7.38 (m, 2H), 7.33 - 7.31 (m, 1H), 7.16 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.68 (s, 2H), 2.88 (t, 2H), 2.35 - 2.16 (m, 10H), 2.12 (s, 3H), 1.86 - 1.82 (t, 2H);
LC-MS [M+H] = 515, RT = 2.18 分.
実施例52:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[(2−メトキシ−エチル)−メチル−アミノ]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 8.32 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.77 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.20 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.46 (t, 2H), 3.28 (s, 3H), 2.94 (t, 2H), 2.58 (t, 2H), 2.50 (dd, 2H), 2.26 (s, 3H), 1.98 - 1.92 (m, 2H);
ES-MS m/z 470.0 [M+H], RT (分) 2.07.
実施例53:2−({3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−メチル−アミノ)−エタノールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.47 - 3.42 (m, 2H), 3.14 (d, 1H), 2.87 (t, 2H), 2.40 - 2.38 (m, 4H), 2.17 (s, 3H), 1.86 - 1.80 (m, 2H);
ES-MS m/z 456.2 [M+H], RT (分) 1.98.
実施例54:(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−モルホリン−2−イル)−メタノールの製造
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.64 - 4.62 (m, 1H), 3.73 (d, 1H), 3.48 - 3.35 (m, 4H), 3.29 - 3.25 (m, 1H), 2.89 (t, 2H), 2.81 (d, 1H), 2.66 (d, 1H), 2.34 (t, 2H), 1.95 (t, 1H), 1.87 - 1.82 (m, 2H);
ES-MS m/z 498.2 [M+H], RT (分) 2.16.
実施例55:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−カルボン酸ジメチルアミドの製造
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.15 (d, 2H), 3.07 (t, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.70 (s, 6H), 2.38 - 2.34 (m, 4H), 1.88 - 1.84 (m, 2H);
ES-MS m/z 538.3 [M+H], RT (分) 2.05.
実施例56:(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−モルホリン−4−イル−メタノン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.53 (t, 4H), 3.14 - 3.12 (m, 4H), 3.10 - 3.07 (m, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.38 - 2.32 (m, 6H), 1.88 - 1.84 (m, 2H);
ES-MS m/z 580.3 [M+H], RT (分) 2.28.
実施例57:(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−ピロリジン−1−イル−メタノン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.23 - 3.19 (m, 4H), 3.12 - 3.10 (m, 4H), 2.88 (t, 2H), 2.37 - 2.31 (m, 6H), 1.87 - 1.83 (m, 2H), 1.72 - 1.68 (m, 4H);
ES-MS m/z 564.4 [M+H], RT (分) 2.20.
実施例58:2−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−1−ピロリジン−1−イル−エタノン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.34 - 7.27 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.62 (s, 2H), 3.47 - 3.42 (m, 4H), 3.26 - 3.22 (m, 4H), 3.02 (s, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.43 - 2.25 (m, 6H), 1.83 - 1.71 (m, 6H);
ES-MS m/z 578.4 [M+H], RT (分) 2.12.
実施例59:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル エステル
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.29 - 3.25 (m, 4H), 2.88 (t, 2H), 2.36 (t, 2H), 2.29 (t, 4H), 1.88 - 1.84 (m, 2H), 1.37 (s, 9H);
ES-MS m/z 567.2 [M+H], RT (分) 2.34.
実施例60:2−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−エタノール
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.35 (ブロード s, 1H), 3.46 - 3.44 (m, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.37 - 2.28 (m, 12H), 1.85 - 1.81 (m, 2H);
ES-MS m/z 511.3 [M+H], RT (分) 1.91.
実施例61:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−2−オン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.72 (ブロード s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.61 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.14 - 3.11 (m, 2H), 2.91 - 2.87 (m, 4H), 2.53 (t, 2H), 2.42 (t, 2H), 1.88 - 1.84 (m, 2H);
ES-MS m/z 481.2 [M+H], RT (分) 1.99.
実施例62:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(4−ピリジン−2−イル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 8.08 (dd, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.49 (ddd, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.15 (dd, 1H), 6.78 (d, 1H), 6.62 (s, 1H), 6.60 (dd, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.44 (t, 4H), 2.92 (t, 2H), 2.46 - 2.38 (m, 4H), 1.92 - 1.88 (m, 2H);
ES-MS m/z 544.2 [M+H], RT (分) 2.17.
実施例63:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[4−(4−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.93 (d, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.62 (s, 2H), 6.46 (d, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.42 (t, 4H), 2.91 (t, 2H), 2.51 - 2.36 (m, 6H), 2.18 (s, 3H), 1.94 - 1.86 (m, 2H);
ES-MS m/z 558.2 [M+H], RT (分) 2.07.
実施例64:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[4−(3−メチル−ピリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル]−プロピル}−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.40 - 7.29 (m, 6H), 7.14 (dd, 1H), 6.62 (s, 1H), 6.56 (d, 1H), 6.47 (d, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.42 (t, 4H), 2.91 (t, 2H), 2.45 - 2.37 (m, 6H), 2.27 (s, 3H), 1.92 - 1.87 (m, 2H);
ES-MS m/z 558.2 [M+H], RT (分) 2.10.
実施例65:2−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−ニコチノニトリル
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 8.39 - 8.37 (m, 1H), 8.03 (dd, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.88 (dd, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.61 - 3.57 (m, 4H), 2.91 (t, 2H), 2.52 - 2.48 (DMSOピークによって不明瞭, 4H), 2.42 (t, 2H), 1.92 - 1.87 (m, 2H); ES-MS m/z 569.3 [M+H], RT (分) 2.23.
実施例66:3−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−プロピオニトリル
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.34 (s, 1H), 7.83 - 7.80 (m, 2H), 7.66 (s, 1H), 7.36 - 7.31 (m, 5H), 7.24 (d, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.0 (t, 2H), 2.69 - 2.46 (m, 14H), 2.02 - 1.97 (m, 2H);
ES-MS m/z 520.3 [M+H], RT (分) 2.06.
実施例67:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(4−メタンスルホニル−ピペラジン−1−イル)−プロピル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.06 (t, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.83 (s, 3H), 2.44 - 2.38 (m, 6H), 1.88 - 1.83 (m, 2H);
ES-MS m/z 545.3 [M+H], RT (分) 2.08.
実施例68:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペリジン−4−オール
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 4.52 (s, 1H), 3.39 - 3.34 (m, 1H), 2.85 (t, 2H), 2.69 - 2.66 (m, 2H), 2.30 (t, 2H), 1.93 (t, 2H), 1.86 - 1.78 (m, 2H), 1.68 - 1.65 (m, 2H), 1.37 - 1.29 (m, 2H);
ES-MS m/z 482.3 [M+H], RT (分) 0.86.
実施例69:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−アゼチジン−3−オール
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 4.59 - 4.50 (m, 1H), 4.15 - 4.06 (m, 1H), 3.49 (t, 2H), 2.87 - 2.83 (m, 2H), 2.61 (t, 2H), 2.42 - 2.38 (m, 2H), 2.32 - 2.25 (m, 0.5H), 1.84 - 1.79 (m, 0.5H), 1.69 - 1.67 (m, 1H);
ES-MS m/z 454.2 [M+H], RT (分) 2.17.
実施例70:3−({3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.83 (ブロード s, 2H), 3.50 (ブロード s, 2H), 2.91 (t, 2H), 2.74 (d, 2H), 2.65 - 2.58 (m, 3H), 2.51 - 2.49 (m, 1H), 1.86 - 1.82 (m, 2H), 1.34 (s, 9H);
ES-MS m/z 567.2 [M+H], RT (分) 2.79.
実施例71:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピルアミノ}−ピペリジン−1−カルボン酸エチルエステル
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.28 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.98 (q, 2H), 3.80 (ブロード d, 2H), 2.90 (t, 2H), 2.83 (ブロード s, 2H), 2.58 - 2.54 (m, 2H), 1.81 - 1.71 (m, 4H), 1.57 (s, 1H), 1.14 (t, 3H), 1.09 - 1.05 (m, 2H); ES-MS m/z 553.3 [M+H]+, RT (分) 1.67.
実施例72:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−カルボン酸メチルアミド
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 6.39 - 6.36 (m, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.22 (t, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.52 (d, 3H), 2.35 (t, 2H), 2.28 (t, 4H), 1.89 - 1.84 (m, 2H);
ES-MS m/z 524.2 [M+H], RT (分) 2.08.
実施例73:(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−2−イル)−メタノール
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.35 - 7.30 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 5.04 (ブロード s, 1H), 3.42 - 3.28 (m, 8 H), 2.95 - 2.79 (m, 5H), 2.39 (ブロード s, 1H), 1.86 - 1.84 (m, 2H); ES-MS m/z 497.2 [M+H], RT (分) 1.93.
実施例74:8−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ヘキサヒドロ−ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−4−オン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.41 - 7.29 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.61 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.30 (d, 1H), 3.99 - 3.93 (m, 3H), 3.52 - 3.43 (m, 2H), 2.92 - 2.85 (m, 4H), 2.66 (t, 2H), 2.41- 2.37 (m, 2H), 1.89 - 1.83 (m, 2H), 1.68 (t, 1H);
ES-MS m/z 537.2 [M+H], RT (分) 2.10.
実施例75:7−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,4−a]ピラジン−3−オン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, CDOD) δ 8.38 (s, 1H), 7.84 - 7.82 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.38 - 7.33 (m, 5H), 7.24 (dd, 1H), 6.63 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 4.41 (t, 1H), 3.98 (dd, 1H), 3.92 - 3.86 (m, 1H), 3.72 - 3.69 (m, 1H), 3.14 - 2.99 (m, 5H), 2.92 - 2.86 (m, 1H), 2.52 (dt, 2H), 2.05 - 1.96 (m, 3H);
ES-MS m/z 523.3 [M+H], RT (分) 2.11.
実施例76:6−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ヘキサヒドロ−ピリド[3,4−b][1,4]オキサジン−2−オン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.39 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 4.02 (s, 2H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 3.01 - 2.94 (m, 2H), 2.87 - 2.79 (m, 3H), 2.46 - 2.38 (m, 2H), 1.96 - 1.75 (m, 4H), 1.30 - 1.23 (m, 2H);
ES-MS m/z 537.3 [M+H], RT (分) 2.15.
実施例77:(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−シクロプロピル−メタノン
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.61 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.63 (ブロード s, 2H), 3.42 (ブロード s, 2H), 2.90 (t, 2H), 2.38 (t, 4H), 2.29 (ブロード s, 2H), 1.94 - 1.85 (m, 3H), 0.70 - 0.64 (m, 4H);
ES-MS m/z 535.3 [M+H], RT (分) 1.18.
実施例78:2−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−N−メチル−アセトアミド
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.60 - 7.57 (m, 2H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.15 (d, 2H), 2.90 - 2.84 (m, 4H), 2.58 (d, 3H), 2.44 - 2.33 (m, 8H), 1.87 - 1.82 (m, 2H);
ES-MS m/z 538.3 [M+H], RT (分) 0.82.
実施例79:1−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−エタノンの製造
Figure 2009514882
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.41 - 3.36 (m, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.38 - 2.31 (m, 4H), 2.28 (t, 2H), 1.95 (s, 3H), 1.91 - 1.83 (m, 2H); ES-MS m/z 509.3 [M+H], RT (分) 2.17.
実施例80:{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−メタノールの製造
Figure 2009514882
工程1:[3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−メタノールの製造
Figure 2009514882
中間体B(3.00g、14.1mmol)および3−ヒドロキシメチルフェニルボロン酸(2.57g、16.9mmol)を、トルエン:ジオキサン(8:1)36mL中に懸濁し、そして真空/Nパージ(3サイクル)によって脱ガスした。1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.52g、0.7mmol)、引き続いて21mLの2M 炭酸ナトリウム水溶液を加え、そしてこの混合物を75℃で一晩撹拌しながら加熱した。この混合物を室温に冷却し(固形物が形成される)、水とEtOAcで希釈した。この混合物をセライト(登録商標)ろ過し、そしてこのパッドをEtOAc、引き続いてMeOHでよく洗浄した。このろ液を分液ロートに注ぐと、層分離した。この有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)(Red−Sep 120、75%−100%EtOAc(ヘキサン)で溶出)によって精製すると、1.54g(45%)の表題化合物が、オフホワイトの固形物として提供された。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.98 (s, 1H), 7.91 (m, 2H), 7.22 (bs, 2H), 7.38 (t, 1H), 7.24 (d, 1H), 6.99 (s, 2H), 5.25 (t, 12H), 4.55 (d, 2H);
LC-MS [M+H] = 241.3, RT = 1.51 分.
工程2:[3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−メタノールの製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(1.54g、6.4mmol)を1:1 DMF:THF 18mLに溶解した。この混合物を−20℃(内部温度)に冷却し、次に1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.92g、3.2mmol)を40分にわたって4回等量ずつ加えた。この混合物を更に1時間撹拌した(この間、内部温度は−5℃に上昇した)。形成された固形物を、2M NaCO 15mL、飽和NaSO 10mLと水 60mLの混合物で希釈し、そしてこの混合物を更に30分間撹拌した。固形物をろ過によって回収し、水で洗浄し、そして真空オーブン下40℃でで乾燥すると、1.96g(95%)の表題化合物が、褐色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.10 (bs, 1H), 7.94 (s, 2H), 7.86 (d, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.29 (d, 1H), 7.17 (s, 1H), 6.84 (bs, 1H), 5.22 (t, 1H), 4.56 (d, 2H);
LC-MS [M+H] = 319.3, 321.1, RT = 2.29 分.
工程3:5−ブロモ−7−[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程2からの生成物(1.96g、6.1mmol)を6mLのDMFに溶解し、そしてイミダゾール(0.92g、13.5mmol)を加えた。この結果生じた溶液に、TBDMSクロリド(1.0M溶液6.8mL)のTHF溶液を、2分に亘って滴下した。この混合物を室温で6時間撹拌し、そして一晩50℃で加熱した。TLC分析によって、〜50%変換にすぎないことが示された。更にTHF中の1M TBDMSCl 6.8mLを50℃で加え(穏やかな発熱を伴うので注意深く加えた)、そして50℃で更に1時間、撹拌を継続した。この混合物を室温に冷却し、そして水100mLとEtOAc3×50mLとの間で分配した。集められた有機相を水、および塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、褐色の固形物が得られた。この固形物をヘキサンでトリチュレートし、ろ過によって回収し、ヘキサンで洗浄し、そして真空オーブンで40℃で乾燥すると、2.19g(82%)の表題化合物が褐色の固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.08 (bs, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.18 (d, 1H), 7.07 (s, 1H), 6.77 (bs, 1H), 4.63 (s, 2H), 0.81 (s, 9H), 0.02 (s, 6H);
LC-MS [M+H] = 433.4, 435.2, RT = 4.06 分.
工程4:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
Pd(OAc)(11mg、0.05mmol)を、3:2 トルエン:ジオキサンの脱ガス混合物中に懸濁し、次にPPh(52mg、0.20mmol)を加えた。この混合物を10分間撹拌し、次いで工程3からの生成物(433mg、1.00mmol)および中間体C(434mg、1.30mmol)、引き続いて2.5mLの2M NaCO水溶液を加えた。この混合物を90℃で一晩加熱した。この反応物を室温に冷却し、そして水とEtOAcの間で分配した。層分離後、水相をEtOAcで抽出した。集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣を、イスコ(登録商標)器材(Redi−sep40、75−100% EtOAc/ヘキサンで溶出)によって精製すると368mg(66%)の表題化合物が、オフホワイト固形物として提供された。
H NMR (DMSO-d) δ 8.44 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.82 (m, 1H), 7.74 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.50 - 7.39 (m, 2H), 7.31 (t, 1H), 7.26 - 7.12 (m, 5H), 7.08 (d, 1H), 7.00, (s, 1H), 5.57 (s, 2H), 4.64 (s, 2H) 0.82 (s, 9H), 0.01 (s, 6H);
LC-MS [M+H] = 561.5, RT = 3.65 分.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程4からの生成物(367mg、0.65mmol)を1:1 EtOH:THF4mLに溶解し、次に0.5mLの水を加え、引き続いて1滴の濃塩酸水溶液を添加した。この混合物を1時間撹拌し(ppt形成)そしてこの固形物をろ過によって回収し、次にTHFで洗浄し、一晩空気乾燥すると、286mg(98%)の表題化合物が白色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 9.00 (bs, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.02, (s, 1H) 7.96 - 7.86 (m, 2H) 7.80 (s, 1H), 7.49 (t, 1H), 7.46 - 7.30 (m, 6H), 7.28 (d, 1H), 7.26 (bs, 1H), 5.72 (s, 2H), 4.60 (s, 2H);
LC-MS [M+H] = 447.3, RT = 2.72 分.
実施例81:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−クロロメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−メタノール(254mg、0.57mmol)を、2mLのジオキサン中に懸濁し、そしてSOCl(83μL、1.1mmol)を加え、引き続いてピリジン(0.14mL、1.7mmol)を滴下添加した。この混合物を1.5時間撹拌し、そして2M NaCO水溶液を添加して、注意深くクエンチした。この混合物を水で希釈し、そして10% MeOH/EtOAc(3×10mL)で抽出した。集められた有機フラクションを1M HPO水溶液、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)器材(Redi−sep 12、80%〜100%EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、65mg(24%)の表題化合物が、表面の堅い固形物として得られた。
H NMR (DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 8.08, (d, 1H) 7.99 (s, 1H) 7.83 (d, 1H) 7.70 (s, 1H), 7.46 (t, 1H), 7.40 (t, 1H), 7.38 - 7.26 (m, 4H), 7.24 (d, 1H), 7.22 (s, 1H), 5.72 (s, 2H), 4.60 (s, 2H);
LC-MS [M+H] = 465.3, 467.2, RT = 3.24 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(60mg、0.13mmol)を1mLのDMFに溶解し、そしてKPO(33mg、0.16mmol)を加えた。この混合物をピロリジン(0.15mL、1.55mmol)で処理し、そして1時間撹拌した。この混合物を水(10mL)で希釈し、そして10分間撹拌した。析出物を回収し、そして10%−90%アセトニトリル/水(0.1%TFA)で溶出する分取HPLCによって精製すると、29mg(54%)の表題化合物が提供された。
H NMR (DMSO-d) δ 8.56 (s, 1H), 8.02 - 7.93 (m, 3H), 7.84, (d, 1H) 7.69 (s, 1H) 7.40 (t, 1H) 7.37 - 7.34 (m, 6H), 7.22 (d, 1H), 7.13 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.63 (s, 2H), 2.42 (bs, 4H), 1.70 (bs, 4H);
LC-MS [M+H] = 500.2, RT = 2.42 分.
実施例82:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペラジン−1−イル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:4−(3−ブロモ−フェニル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
N−3−ブロモフェニルピペラジン(2.41g、10.0mmol)を10mLのCHCLに溶解し、そして10mLのCHCl中の二炭酸ジ−tert−ブチル(2.18g、10.0mmol)の溶液を、〜10分にわたって滴下した(激しいガスの発生)。この混合物を室温で、ガス発生停止後1時間撹拌し、次いで真空下で濃縮し、真空オーブン中、30℃で3時間乾燥して生成物を得た。
H-NMR (CDCl) δ 8.14 (t, 1H), 7.08 (m, 1H), 6.97, (dd, 1H) 6.84 (dd, 1H) 7.40 (t, 1H) 3.55 (m, 4H), 3.16 (m, 4H), 1.48 (s, 9H);
LC-MS [M+H] = 343.0, RT = 4.03 分.
工程2:4−(4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−フェニルボロン酸の製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(682mg、2.00mmol)を8mLのTHFに溶解し、ドライアイス/イソプロパノール浴中で−70℃に冷却した。n−BuLi(ヘキサン中2.5M溶液0.88mL、2.20mmol)を10分間にわたって滴下した。この混合物を−70℃で1時間撹拌し、そしてホウ酸トリイソプロピル(0.56mL、2.40mmol)を加え、この混合物を一晩室温で置いた。この混合物を水でクエンチし、4M NaOH水溶液を1mL加え、撹拌を1時間継続した。反応混合物を水に注ぎ、そして2回、EtOで抽出した。このEtO層を水で逆抽出し、集められた水相のpHを1M HPO水溶液で6に調整した。この有機相をEtOAcで2回抽出し、集められたEtOAc層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮すると、406mgの白色粘着性固形物が得られた。
LC-MS [M+H] = 343.0, RT = 4.03 分.
工程3:4−[3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
中間体B(230mg、1.08mmol)および工程2からの生成物(396mg、1.30mmol)を、3:2 ジオキサン:トルエン5mLに溶解し、そして真空/Nパージ(3サイクル)によって脱ガスした。1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−ジクロロメタン錯体(39mg、0.05mmol)を加え、引き続いて2M NaCO水溶液2.2mLを加え、この混合物を85℃で撹拌しながら、一晩加熱した。この暗緑色の反応混合物を室温に冷却し、セライト(登録商標)パッドろ過し、そしてこのパッドをEtOAcでよく洗浄した。この有機相を水、2MNaCO水溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この残渣を、Isoc Red−−Sep 40、80%−100%EtOAc/ヘキサンによって精製すると、173mg(41%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 7.90 (s, 1H), 7.75 (bs, 2H), 7.61, (s, 1H), 7.53 (d, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.02 (d, 1H), 6.97 (d, 1H), 6.83 (dd, 1H) 3.45 (m, 4H), 3.16 (m, 4H), 1.43 (s, 9H);
LC-MS [M+H] = 395.10, RT = 2.71 分.
工程4:4−[3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
工程3からの生成物(160mg.0.40mmol)を1mLのDMFに溶解し、そして1mLのTHFを加えた。この混合物を−20℃に冷却(イソプロパノール/氷/ドライアイス浴)し、そして、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(58mg、0.20mmol)を、40分間で4回で加えた。この混合物を更に1時間撹拌した(その間、内部温度は−5℃に上昇した)。これを1mLの2M NaCO、1mLの飽和NaSOおよび6mLの水の混合物で希釈し、この混合物を5分間撹拌した。EtOAc(10mL)を加え、層分離させた。水相を15mLのEtOAcで抽出し、集められた有機フラクションを2M NaCO水溶液、水、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)(Red−sep 12、60−100%ヘキサン/EtOAcで溶出する)によって精製すると、157mg(82%)の表題化合物が泡状固形物として提供された。
H NMR (DMSO-d) δ 7.98 - 7.64 (bs, 2H), 7.61 (s, 1H), 7.797 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.03 (d, 1H), 7.00 - 6.93 (m, 2H), (d, 1H), 6.71 (d, 1H), 3.43 (m, 4H), 3.13 (m, 4H), 1.40 (s, 9H);
LC-MS [M+H] = 473, 475, RT = 2.80 分.
工程5:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
工程4からの生成物(150mg、0.32mmol)および中間体C(138mg、0.41mmol)を、1:1 トルエン:ジオキサン2mLに溶解し、そして真空/Nパージ・シーケンス(3×)で脱ガスした。1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−メチレンクロリド錯体(12mg、0.02mmol)を加え、引き続いて2M NaCO水溶液1mLを加え、そしてこの混合物を80℃で一晩加熱した。加熱浴を除去し、そしてこの混合物を水およびEtOAc(各5mL)で希釈した。層分離後、水相をEtOAcで抽出し、次に集められた有機相を水、および塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)(Red−sep 12,70%−100%EtOAc/ヘキサンで溶出)によって精製すると、77mg(40%)の表題化合物が、褐色固形物として得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.33 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.57 (bs, 2H), 7.40 - 7.24 (m, 7H), 7.22 (s, 1H), 7.08, (d, 1H), 7.06 (s, 1H), 6.77 (d, 1H), 6.58 (d, 1H), 6.25 (d, 1H), 5.55 (s, 2H), 3.47 (m, 4H), 3.18 (m, 4H), 1.42 (s, 9H);
LC-MS [M+H] = 601.3, RT = 3.12 分.
工程6:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程5からの生成物(55mg、(0.09mmol)を1mLのCHClに溶解し、次に1mLのTFAを滴下した。この混合物を1時間撹拌し、次いで濃縮・乾燥した。この残渣をアセトニトリルに溶解し、そして水を加え、次にpHをKPO水溶液を添加することによって9に調整した。この混合物を真空下で濃縮し、そして得られた固形物をMeOHで抽出し、次いで真空下で再び濃縮した。この得られた固形物残渣を、MeOHで再抽出し、ろ過し、そしてこのろ液を分取HPLCによって精製すると、14mg(30%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 835 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.58 (bs, 2H), 7.39 - 7.24 (m, 7H), 7.22 (s, 1H), 7.11 - 7.01, (m, 2H), 6.77 (d, 1H), 6.57 (d, 1H), 6.26 (d, 1H), 5.57 (s, 2H), 3.10 (m, 4H), 2.84 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 501.2, RT = 2.24 分.
実施例83:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:7−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン合成の製造
Figure 2009514882
中間体A(150mg、1.1mmol)、N−メチルピペラジン(0.13mL、1.2mmol)およびホルムアルデヒド水溶液(0.09mL、1.2mmol)の混合物を酢酸(3mL)中に溶解した。この結果生じた混合物を60℃で3時間撹拌し、次いで真空下で濃縮した。この結果生じた残渣を分取HPLCによって精製すると、この表題化合物が得られた。
H NMR (CDOD) δ 2.20 (s, 3H), 2.40 -2.80 (br, 8H), 4.00 (s, 2H), 6.60 (d, 1H), 6.90 (d, 1H), 7.80 (s, 1H).
工程2:5−ブロモ−7−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(350mg、1.2mmol)をTHFに溶解した。この温度を−40℃まで低くし、そして1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(203mg、0.6mmol)を3回に分けて固体として溶液に加えた。この結果生じた混合物を2時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。この有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製した。
H NMR (CDCl) δ 2.20 (s, 3H), 2.40 -2.80 (m, 8H), 3.80 (s, 2H), 6.20 (br, 2H), 6.60 (s, 1H), 7.80 (s, 1H).
LC-MS M+1 325.1, 1.02 分.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程2からの生成物(50mg、0.15mmol)、中間体C(51mg、0.15mmol)、およびPdCl(dppf)−ジクロロメタン錯体(5mg、0.015mmol)を、1:1 トルエン/ジオキサン(10mL)溶液に溶解し、次に2M NaCO(5mL)を加えた。この結果生じた混合物を脱ガスし、そしてN下、80℃で2時間撹拌した。有機層をこの結果生じた混合物から分離しそして真空下で濃縮した。この残渣をシリカゲルカラム(CHCl/MeOH 6/4)によって精製すると、14mg(20%)の表題化合物が得られた。
H NMR (CDOD) δ 2.20 (s, 3H), 2.40 -2.80 (m, 8H), 4.00 (s, 2H), 5.70 (s, 2H), 6.80 (s, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.30 (m, 5H), 7.60 (s, 1H), 7.80 (m, 2H), 8.40 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 453.0, RT = 2.12 分.
実施例84:5−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−7−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3中で述べられている方法を用い、中間体Cの代わりに3−ベンジルオキシフェニルボロン酸を使用して、この表題化合物が製造された。
H NMR (CDOD) δ 7.89 (s, 1H), 7.47 (m, 1H), 7.45 (bs, 1H), 7.43 - 7.32 (m, 4H), 7.10 - 7.06 (m, 2H), 7.01 (m, 1H), 6.64 (s, 1H), 5.37 (bs, 2H), 5.34, (m, 2H), 5.15 (s, 2H), 2.76 - 2.29 (m, 4H), 2.24 (s, 3H),
LC-MS [M+H] = 428.9, RT = 2.17 分.
実施例85:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−4−イルメチル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例83中で述べられている方法を用い、N−メチルピペラジンの代わりにモルホリンを使用して、中間体Aを表題化合物に変換した。
H NMR (DMSO d) δ 8.04 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.74 (s, 1H), 7.40 - 7.29 (m, 5H), 7.23 (d, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.62 (s, 2H), 5.33 (s, 2H), 3.96 (bs, 2H), 3.70 (m, 6H) ;
LC-MS [M+H] = 439.9, RT = 1.08 分.
実施例86:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
工程1:4−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
N−BOC−ピペリジン−4−カルボン酸(3.00g、13.08mmol)を、THFに溶解し、そしてCDI(4.00g、24.7mmol)を少しずつ加えた。この混合物を2時間撹拌し、そしてN,O−ジメチルヒドロキシルアミン・塩酸塩(4.00g、41mmol)を加え、撹拌を12時間継続した。この混合物をEtOAcで希釈し、塩水で3回抽出し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると、この表題化合物が得られた。
H NMR (CDCl) δ 4.12 (d,2H), 3.71 (s, 3H), 3.15 ( s, 3H), 2.83 (m, 1H), 2.76 (t, 2H), 1.70 (dd, 2H), 1.59 (m, 2H), 1.45(s, 9H).
工程2:4−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,24]トリアジン−7−カルボニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル合成の製造
Figure 2009514882
5mLのTHF中の中間体B(524mg、2.46mmol)の溶液を−78℃に冷却して、そしてn−BuLi(ヘキサン中2.5M溶液3.7mL、9.84mmol)を加えた。この結果生じた混合物を−78℃で2時間撹拌し、そして5mLのTHF中の工程1からの生成物(1.00g、3.6mmol)の溶液をゆっくり加えた。この結果生じた混合物を−78℃で4時間、そして室温で1時間撹拌した。この結果生じた混合物に、NHCl水溶液を加え、酢酸エチルを使用して生成物を抽出した。有機層を分離し、そして真空下で濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると、350mg(41%)の表題化合物が得られた。
H NMR (CDOD) δ 1.50 (s, 9H), 1.60 -2.00 (m, 3H), 2.80 ( m, 2H), 3.80 (t, 1H), 4.10 (m, 3H), 6.80 (d, 1H), 7.40 (d, 1H), 8.00 (s, 1H);
LC-MS [M+Na] = 368, RT = 2.53 分.
工程3:4−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
工程2からの生成物(280mg、0.810mmol)を、THFに溶解した。この溶液を−30℃に冷却した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(139mg、0.49mmol)をこの溶液に加えた。この結果生じた混合物を2時間撹拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、次に、炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして減圧真空下で濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると、この表題化合物が提供された。
LC-MS [M+H] = 425.82, RT = 3.16 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程3からの生成物(330mg、0.78mmol)および中間体C(337mg、1.01mmol)を、7mLのジオキサン:エタノール(5:2)に溶解し、そしてこの混合物を2M炭酸ナトリウム(7mL)で処理し、そして1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノフェロセニル)パラジウムジクロリド(27mg)を加えた。この混合物を80℃で4時間撹拌しながら加熱した。この混合物を冷却し、セライト(登録商標)ろ過した。酢酸エチルを加え、この生成物を水溶液から抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この結果生じた残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製するとこの表題化合物が提供された。
H NMR (CDCl) δ 1.50 (s, 9H), 1.60 -2.00 (m, 3H), 2.80 (m, 2H), 3.80 (t, 1H), 4.10 (m, 3H), 5.60 (s, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.40 (m, 6H), 7.80 (dd, 2H), 8.10 (m, 2H).
LC-MS [M+H] = 574.1, RT = 3.36 分.
実施例87:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−4−イル−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例86の工程4からの生成物(25mg、0.045mmol)を1mLの1:1TFA:CHClに溶解し、3時間撹拌した。この混合物を真空下で濃縮し、そしてこの残渣をメタノールに溶解し、次に分取HPLCによって精製するとこの表題化合物が提供された。
H NMR (CDOD) δ 1.80 -2.20 (m, 4H), 3.20 (m, 2H), 3.50 (m, 2H), 4.00 (m, 1H), 5.70 (s, 2H), 7.20 (d, 1H), 7.40 (m, 6H), 7.50 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 8.10 (s, 1H), 8.40 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 453.1, RT = 2.15 分.
実施例88:4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−3−イル−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例86の工程1−4および実施例87中で述べられている方法を用い、N−BOC−ピペリジン−4−カルボン酸の代わりにN−BOCピペリジン3−カルボン酸を使用して、この表題化合物が製造された。
H NMR (CDOD) δ 8.50 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 7.94 (d, 1H), 7.78 (s, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.35 (s, 5H), 7.30 (m, 1H), 5.70 (s, 2H), 3.72 (m, 1H), 3.45 (m, 2H), 3.14 (m, 1H), 2.28, (m, 1H), 1.98 - 1.73 (m, 3H);
LC-MS [M+H] = 453.1, RT = 2.25 分.
実施例89:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1−プロピル−ピペリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例88(30mg、0.066mmol)を3mLのアセトンに溶解し、そしてトリエチルアミン(1mL)を加え、引き続いて1−ブロモプロパン(7μL.0.079mmol)を加えた。この混合物を1撹拌し、次にこの混合物を真空下で濃縮した。この残渣を分取HPLCによって精製すると、この表題化合物が提供された。
H NMR (CDOD) δ 8.41 (s, 1H), 8.11 (d, 1H), 7.88 (m, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.39 - 7.28 (m, 6H), 7.22 (m, 1H), 5.68 (s, 2H), 4.52 (m, 1H), 3.26 - 2.94 (m, 6H), 2.40 - 1.56 (m, 6H), 1.41 (t, 3H);
LC-MS [M+H] = 494.3, RT = 2.83 分.
実施例90:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1−エチル−ピペリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例89中で述べられている方法を用い、1−ブロモプロパンの代わりに1−ブロモエタンを使用して、実施例88を表題化合物に変換した。
H NMR (CDOD) δ 8.42 (s, 1H), 8.10 (d, 1H), 7.87 (m, 1H), 7.70 (m, 1H), 7.39 - 7.29 (m, 6H), 7.23 (m, 1H), 5.68 (s, 2H), 4.52 (m, 1H), 3.26 - 2.94 (m, 6H), 2.40 - 1.56 (m, 4H), 1.40 (t, 3H);
LC-MS [M+H] = 480.3, RT = 2.27 分.
実施例91:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペリジン−4−イル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
工程1:4−[3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−フェニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
中間体Cの製造の場合に述べられている方法を用い、4−(3−ブロモ−フェニル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを表題化合物に変換した。
H NMR (CDOD) δ 7.63 (bs, 1H), 7.60 (m, 1H), 7.32 (m, 1H), 7.31 (m, 1H), 4.23 (m, 2H), 2.83 - 2.62 (m, 3H), 1.80 (m, 2H), 1.62 (ddd, 2H), 1.47 (s, 6H), 1.33 (s, 3H), 1.24 (s, 9H).
工程2:4−[3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステルの製造
Figure 2009514882
実施例80の工程1中に述べられている方法を用い、上記工程1からの生成物および中間体Bを表題化合物に変換した。
H NMR (CDCl) δ 1.50 (s, 9H), 1.60 (m, 1H), 1.80 (m, 2H), 2.80 (m, 3H), 4.10 - 4.30 (m, 3H), 5.50 (br, 2H), 6.80 (m, 1H), 7.00 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.40 (m, 1H), 7.80 (m, 2H), 8.10 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 393.9, RT = 2.87 分.
工程3:4−[3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−フェニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
実施例80の工程2中に述べられている方法を用い、上記工程2からの生成物を表題化合物に変換した。
H NMR (CDCl) δ 1.50 (s, 9H), 1.60 (m, 1H), 1.80 (m, 2H), 2.80 (m, 3H), 4.10 - 4.30 (m, 3H), 5.50 (br, 2H), 6.80 (m, 1H), 7.00 (d, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.80 (m, 2H), 8.10 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 473.8, RT = 3.52 分.
工程4:4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
実施例80の工程4中に述べられている方法を用い、上記工程3からの生成物および中間体Cを表題化合物に変換した。
H NMR (CDCl) 1.50 (s, 9H), 1.60 (m, 1H), 1.80 (m, 2H), 2.80 (m, 3H), 4.10 - 4.30 (m, 3H), 5.60 (s, 2H), 5.80 (br, 2H), 7.00 (s, 1H), 7.10 - 7.50 (m, 9H), 7.80 (m, 2H), 7.90 (m, 2H), 7.95 (s, 1H), 8.10 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 600.1, RT = 3.55 分.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程4からの生成物を、ジオキサン中4M HCl(5mL)に溶解し、そしてこの混合物を4時間撹拌した。酢酸エチル(10mL)をこの結果生じた混合物に加え、次に2M NaCO(2mL)で洗浄した。この結果生じた有機溶液をNaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この残渣を分取TLC(CHCl/MeOH)で精製した。
H-NMR (CDCl) δ 1.60 (m, 1H), 1.80 (m, 2H), 2.80 (m, 3H), 4.10 - 4.30 (m, 3H), 5.60 (s, 2H), 5.80 (br, 2H), 7.00 (s, 1H), 7.10 - 7.50 (m, 9H), 7.80 (m, 2H), 7.90 (m, 2H), 7.95 (s, 1H), 8.10 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 500.2, RT = 2.39 分
実施例92:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−[(1Z)−4−ピロリジン−1−イルブタ−1−エン−1−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:エチル 4−ブロモ−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
アセトニトリル(200mL)中のエチル4−ブロモ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(Belanger, P. Tetrahedron Lett. 1979, 20, 2505)(9.50g、43.6mmol)の冷却(0℃)溶液に、クロロスルホニルイソシアネート(3.87mL、43.6mmol)を滴下した。この反応物を室温に暖め、17時間撹拌した。この反応物をDMF(17mL)を添加してクエンチし、この反応物を50℃で2時間加熱し、次いで室温に冷却し、そして更に2時間撹拌した。この混合物を氷水(500mL)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×250mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質をヘキサン中10%〜25%酢酸エチルで溶出するシリカゲルを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製すると、7.88g(74%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 13.77 (br s, 1 H), 7.01 (s, 1 H), 4.28 (q, 2 H), 1.29 (t, 3 H).
工程2:エチル 1−アミノ−4−ブロモ−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(75mL)中のエチル 4−ブロモ−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(2.70g、11.1mmol)の溶液に、95%水素化ナトリウム粉末(323mg、12.8mmol)を加えた。この混合物を20分撹拌(室温)し、次いで(アミノオキシ)(ジフェニル)ホスフィンオキシド(3.89g、16.7mmol)を1回で加えた。15分後、反応混合物が濃厚になり、更にDMF(25mL)を加えた。この反応物を3時間加熱(50℃)し、そして室温に冷却し、そして17時間撹拌した。反応物を飽和NaHCO水溶液(200mL)に注ぎ、そして酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。集められた有機層を水(2×100mL)で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥すると、2.8g(100%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 6.95 (s, 1 H), 6.57 (s, 2 H), 4.28 (q, 2 H), 1.29 (t, 3 H).
工程3:エチル 1−アミノ−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(41mL)中のエチル 1−アミノ−4−ブロモ−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.43g、5.55mmol)、4−ベンジルオキシベンゼンボロン酸(3.80g、16.7mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(453mg、0.56mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、8.3mL)を加えた。この反応物を17時間加熱し(80℃)、次いで室温に冷却した。反応物をセライト(登録商標)パッドろ過し、そしてろ過ケーキを酢酸エチルで十分すすいだ。このろ液を酢酸エチル(100mL)と水(100mL)の間で分配し、層分離させた。この有機相を更にで水(75mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質を10〜20%酢酸エチル(ヘキサン中)のグラジエントを用いるシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーによって精製すると、1.0g(50%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.47-7.43 (m, 2 H), 7.41-7.25 (m, 6 H), 7.18 (s, 1 H), 7.02-6.97 (m, 1 H), 6.55 (s, 2 H), 5.15 (s, 2 H), 4.31 (q, 2 H), 1.33 (t, 3 H);
ES-MS m/z 362.02 [M+H], HPLC RT (分) 3.38.
工程4:1−アミノ−3−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−2−カルボニトリルの製造
Figure 2009514882
エタノール(24mL)中のエチル 1−アミノ−4−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5−シアノ−1H−ピロール−2−カルボキシラート(1.00g、2.77mmol)の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(523mg、13.8mmol)を加えた。この混合物を17時間加熱(80℃)し、次いで室温に冷却した。この反応物を水(25mL)を添加してクエンチし、そしてこの混合物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして濃縮・乾燥すると、883mg(100%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.48-7.42 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.25-7.19 (m, 2 H), 6.97-6.93 (m, 1 H), 6.41 (s, 1 H), 6.07 (s, 2 H), 5.23 (t, 1 H), 5.13 (s, 2 H), 4.49 (d, 2 H).
工程5:{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}メタノールの製造
Figure 2009514882
エタノール(20mL)中の1−アミノ−3−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−5−(ヒドロキシメチル)−1H−ピロール−2−カルボニトリル(883mg、2.77mmol)の溶液に、ホルムアミジンアセタート(formamidine acetate)(3.81g、36.6mmol)を加えた。この混合物を2時間加熱(80℃)し、次いで炭酸カリウム(5.89g、42.6mmol)を加えた。この混合物を更に加熱(80℃)を4時間継続し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)と水(50mL)の間で分配した。層分離後、この水相を、更に酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質を50〜75%酢酸エチル(ヘキサン中)のグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、330mg(31%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1 H), 7.48-7.42 (m, 2 H), 7.41-7.28 (m, 4 H), 7.07-7.05 (m, 2 H), 7.04-6.99 (m, 2 H), 6.67 (s, 1 H), 5.19 (t, 1 H), 5.15 (s, 2 H), 4.74 (d, 2 H);
ES-MS m/z 347.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.40.
工程6:4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルバルデヒドの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(5mL)中の{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}メタノール(300mg、0.87mmol)の溶液に、デス・マーチン・ペルヨージナン(492mg、1.13mmol)を加えた。この混合物を4時間撹拌(室温)した。この反応物を飽和NaHCO水溶液と飽和Na水溶液の1:1混合物(5mL)を添加してクエンチし、そしてこの混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物をジクロロメタン(3×5mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮すると、105mg(35%)の所望の生成物が得られた(これは、更に精製することなく使用した)。
ES-MS m/z 345.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.12.
工程7:表題化合物の製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(9.7mL)中のトリフェニル(3−ピロリジン−1−イルプロピル)ホスホニウムブロミド(660mg、1.45mmol)の懸濁液に、ヘキサン中の2.5Mn−BuLi(700μL、1.74mmol)を滴下した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いで4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルバルデヒド(carbaldehyde)(100mg、0.29mmol)を加えた。この混合物を更に17時間、室温で撹拌し続けた。この反応物を飽和NaHCO水溶液(5mL)を添加してクエンチし、そしてこの混合物を酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮した。この粗物質を9:1酢酸エチル/メタノール(1%濃水酸化アンモニウムを含む)で溶出する分取TLCによって精製すると、1.4mg(1%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.83 (s, 1 H), 7.48-7.28 (m, 6 H), 7.14-7.04 (m, 3 H), 6.98 (d, 1 H), 6.86 (s, 1 H), 5.84-5.75 (m, 1 H), 5.16 (s, 2 H), 2.91-2.73 (m, 8 H), 1.94-1.85 (m, 4 H);
ES-MS m/z 440.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.54.
実施例93:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル 2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]モルホリン−4−カルボキシラート(680mg、1.3mmol)の懸濁液を、トリフルオロ酢酸(4mL)で処理し、そしてこの溶液を10分間撹拌せしめた。揮発性物質を真空下で取り除き、そしてこの残渣を25mLの1,2−ジクロロエタン中に加えた。この溶液を1,2−ジクロロエタン中に再び溶解し、そして真空下で濃縮した。このプロセスを更に2回繰り返し、褐色の半−固形物を得た。エーテル:ヘキサンでトリチュレーションすると、所望の生成物が褐色固形物として得られた(560mg(99%))。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H, J = 9 Hz), 7.65 to 7.73 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.26 to 7.41 (m, 5H), 7.13 (d, 1 H, J = 9 Hz), 6.76 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 5.09 (dd, 1H, J = 10, 2 Hz), 4.12 (dd, 1H, J = 6, 2 Hz), 3.85 - 3,94 (m, 1H), 3.65 - 3.76 (m, 1H), 3.15 - 3.23 (m, 1H), 2.98 - 3.08 (m, 1H), 2.80 -2.96 (m, 2H);
ES-MS m/z 426.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.11.
実施例94:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(ジメチルアミノ)アセチル]モルホリン−2−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(170mg、0.315mmol)、(1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)[トリス(ジメチルアミノ)]ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(209mg、0.47mmol)、N−メチルモルホリン(111mg、1.1mmol)およびN,N−ジメチルグリシン・塩酸塩(65.9mg、0.47mmol)を含むTHF(1mL)溶液を、室温で1時間撹拌した。この反応物を、1mL MeOHで希釈し、そしてMeOH中の25%ナトリウムメトキシドの溶液(100uL、2mmol)で処理した。更に30分間室温で撹拌した後、反応物をEtOAcと2N炭酸ナトリウム溶液の間で分配した。この有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空下で濃縮すると、暗橙色固形物が提供された。この物質を9.5mLのCHClとMeOH中の0.5mLの7N NHに加えた。この結果生じた溶液をシリカプラグ(NHで前処理)ろ過し、そして揮発性物質を真空下で取り除いた。この結果生じた固形物をエーテルでトリチュレーションすると、114mg(71%)の所望の生成物が褐色固形物として生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.98 (d, 1 H, J = 4 Hz)), 7.60 (s, 1 H), 7.50-7.60 (m, 2H), 7.14 (d, 1H, J = 7 Hz), 6.80 (s, 1H), 7.27-7.41 (m, 5H), 5.65 (s, 2H), 4.89-5.06 (m, 1H), 4.18-4.52 (m, 2H), 3.86-4.04 (m, 2H), 3.21-3.65 (m, 2H), 3.30 (s, 2H), 2.19 (s, 3H), 2.15 (s, 3H);
ES-MS m/z 511.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.12 分.
実施例95:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]モルホリン−2−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(59.1mg、0.11mmol)の溶液を、0℃に冷却し、そして4−メチルピペラジン−1−カルボニルクロリド(18mg、0.11mmol)およびN−メチルモルホリン(28mg、0.28mmol)で処理した。室温で1時間撹拌後、反応物を1mL MeOHで希釈し、そしてEtOAcと1N炭酸ナトリウム溶液で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この残渣をアセトニトリルでトリチュレートすると、41mg(67%)の所望の生成物がオフホワイト固形物として生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.95 (d, 1 H, J = 3 Hz), 7.81 (d, 1 H, J = 9 Hz), 7.61 (s, 1 H), 7.27-7.40 (m, 5H), 7.14 (d, 1H, J = 9 Hz), 6.81 ( d, 1 H, J = 4 Hz), 5.65 (s, 2 H), 5.10-5.15 (m, 1H), 4.45-4.55 (m, 1 H), 3.95-4.25 (m, 3H), 3.65-3.85 (m, 3H), 3.49-3.60 (m, 1H), 3.30 (s, 3H), 3.35-3.25 (m, 1H), 3.14 -3.25 (m, 1H);
ES-MS m/z 552.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.21.
実施例96:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−メチルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(65mg、0.12mmol)の溶液を、−40℃に冷却し、そしてDMF(1mL)および炭酸カリウム(33mg、0.24mmol)中の溶液としてのヨウ化メチル(20.5mg、0.145mmol)で処理した。この反応物を室温にゆっくり1時間にわたって暖めた。反応物をEtOAcで希釈し、そして洗浄水で3回洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この残渣をCHCl:MeOH:NHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、17.9mg(34%)の所望の生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H, J = 9 Hz), 7.65 - 7.73 (m, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.26 - 7.41 (m, 5H), 7.13 (d, 1 H, J = 9 Hz), 6.76 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.98 (dd, 1H, J = 11, 2 Hz), 4.08 (dd, 1H, J = 6, 2 Hz), 3.85 - 3.94 (m, 1H), 3.15 - 3.23 (m, 1H), 2.98 - 3.08 (m, 1H), 2.80 -2.96 (m, 2H), 2.11 (s, 3H);
ES-MS m/z 440.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.07.
実施例97:2−{2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]モルホリン−4−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
DMF(5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(247mg、0.521mmol)の溶液を、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(115mg、0.94mmol)、炭酸カリウム(658mg、4.8mmol)およびヨウ化カリウム(19mg、0.12mmol)で処理し、そしてこの混合物を60℃で18時間激しく撹拌した。塩基性、水溶性後処理、およびカラムクロマトグラフィー(CHCl:MeOH:NH)による精製によって、312mg(50%)の所望の化合物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1 H, J = 9, 1 Hz), 7.53 (s, 1H), 7.25 - 7.36 (m, 3H), 7.18-7.23 (m, 2H), 7.09 (d, 1 H, J = 9 Hz), 6.60 (s, 1H), 5.63 (s, 2H), 3.14 (s, 2H), 3.03 (s, 3H), 2.89-2.94 (m, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.12-2.24 (m, 2H), 1.93-2.03 (m, 2H), 1.63-1.79 (m, 2H);
ES-MS m/z 523.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.21.
実施例98:5−(2H−インダゾール−6−イル)−7−モルホリン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(701mg、1.81mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(350mg、0.30mmol)の撹拌、脱ガス混合物を、N下、80℃で30分間撹拌し、次いで2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(754mg、2.26mmol)、KPO(765mg、3.61mmol)およびHO(165mg、9mmol)で処理した。この反応物を1時間加熱し(100℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とMeOH(2.5mL)の間で分配し、そしてこの混合物を長細いシリカプラグを用いてろ過した。真空下で揮発性物質を除去した後、この残渣を、1%〜10%MeOH(CHCl中)のグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、401mg(43%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H, J = 9 Hz), 7.57 (s, 1 H), 7.21-7.38 (m, 5 H), 7.12 (d, 1 H, J = 9 Hz), 6.73 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 5.10 (dd, 1H, J = 10, 2Hz), 3.88 (d, 1H, J = 12 Hz), 3.69 (dd, 1H, J = 10, 9 Hz), 3.57 (d, 1H, J = 13 Hz), 3.51 (d, 1H, J = 13 Hz), 2.97 (d, 1H, J = 12 Hz), 2.17-2.28 (m, 1H), 2.67 (d, 1H, J = 11 Hz), 2.36 (t, 1H, J = 11 Hz);
ES-MS m/z 516.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.80.
工程2:最終化合物の製造
Figure 2009514882
酢酸(5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ベンジルモルホリン−2−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(200mg、0.388mmol)および25mg10%(重量)パラジウム・炭素の溶液を、水素雰囲気下で52時間撹拌した。この反応物をセライト(登録商標)ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣を分取RP−HPLCによって精製すると、35.1mg(27%)の所望の生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.10 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.83 (d, 1 H, J = 8 Hz), 7.52 (s, 1 H), 7.19 (d, 1 H, J = 8 Hz), 6.73 (s, 1 H), 4.98 (dd, 1 H, J = 10, 2 Hz) (m, 1 H), 3.81 (d, 1H, J = 11 Hz), 3.55-3.66 (m, 2H), 3.31 (bs, 3H), 3.05 (dd, 1H, J = 12, 3 Hz), 2.86 (dd, 1H, J = 12, 10 Hz), 2.71-2.78 (m, 2H);
ES-MS m/z 336.4 [M+H], HPLC RT (分) 1.10.
実施例99:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−6−メチル−7−(モルホリン−4−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(3.0mL)中の5−ブロモ−6−メチル−7−(モルホリン−4−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(150mg、0.46mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(159mg、0.14mmol)の撹拌溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(184mg、0.55mmol)、KCO(153mg、1.10mmol)およびHO(0.5mL)を加えた。この混合物を脱ガスし、そして17時間加熱(100℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と飽和NaCO水溶液(25mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣を10%〜70%アセトニトリルからのグラジエント溶出液を用いる分取HPLCを用いて精製すると、15mg(7%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (DMSO-d) δ 8.56 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.54 (s, 1H), 7.32-7.38 (m, 5H), 7.02 (d, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 2.53-2.50 (m, 4H), 2.43-2.40(m, 4H), 2.10 (s, 3H);
LC-MS [M+H] = 454, RT = 2.30 分.
実施例100:1−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−2−モルホリン−4−イルエタノンの製造
Figure 2009514882
脱ガス1,4−ジオキサン(1.0mL)およびDMF(2.0mL)中の1−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−モルホリン−4−イルエタノン(90mg、0.27mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(61mg、0.05mmol)の撹拌溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(97mg、0.29mmol)、KCO(80mg、0.58mmol)、およびHO(0.3mL)を加えた。この混合物を脱ガスし、そして17時間加熱(100℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)と飽和KCO水溶液(25mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣を10%〜70%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、20mg(16%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ8.57 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.39 (s, 1H), 7.36-7.28 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.93 (s, 2H), 3.58-3.56 (m, 4H), 2.56-2.53 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 468, RT = 2.27 分.
実施例101:tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガス1,4−ジオキサン(15mL)およびDMF(15mL)中のtert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシラート(1.50g、3.31mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(764mg、0.66mmol)の撹拌溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1.33g、3.97mmol)、KCO(1.10g、7.94mmol)、およびHO(3.9mL)を加えた。この混合物を脱ガスし、そして17時間加熱(100℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(250mL)と飽和KCO水溶液(200mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をアセトニトリルから再結晶して精製すると、750mg(39%)の所望の生成物を得た。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.11 (d, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.14-5.10 (m, 1 H), 3.88-3.71 (m, 3H), 3.33-3.26 (m, 2H), 3.03-2.99 (m, 1H), 2.89-2.69 (m, 2H), 2.42-2.38 (m, 1H), 2.12-2.08 (m, 2H), 1.38 (s, 9H);
LC-MS [M+H] = 581, RT = 2.57 分.
実施例102:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(5mL)中のtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシラート(75mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、トリフルオロ酢酸(1mL)を加えた。反応物を30分撹拌し、そして濃縮した。この混合物を酢酸エチル(30mL)とpH14飽和NaCl水溶液(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、50mg(80%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ8.53 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.11 (d, 1H), 6.70 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.11 (d, 1 H), 3.71 (dd, 1 H), 3.33-3.26 (m, 1H), 2.91 (d, 1H), 2.74-2.58 (m, 4H), 2.39 (t, 1H), 2.21-2.00 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 481, RT = 2.00 分.
実施例103:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(8−メチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
−78℃で、DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(85mg、0.18mmol)およびトリエチルアミン(49μL、0.35mmol)の撹拌溶液に、ヨードメタン(177μL、0.17mmoL、1.0M DMF中)を加えた。この反応物を室温に温めながら1時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(30mL)とpH14飽和NaCl水溶液(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、30mg(34%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.11 (d, 1H), 6.70 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.11 (dd, 1 H), 3.75 (dd, 1 H), 3.37-3.26 (m, 1H), 2.98 (dd, 1H), 2.70-2.65 (m, 2H), 2.56-2.50 (m, 1H), 2.47-2.30 (m, 1H), 2.26-2.18 (m, 2H), 2.14 (s, 3H), 2.11-2.01 (m, 1H), 1.61 (t, J = 10.5 Hz, 1H);
LC-MS [M+H] = 495, RT = 2.10 分.
実施例104:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル}エタノールの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.10mmol)およびトリエチルアミン(29μL、0.21mmol)の撹拌溶液に、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(25μL、0.11mmol)を室温で加えた。この反応物を65℃に加熱し、4時間撹拌した。この混合物を冷却し、そして酢酸エチル(50mL)と飽和KCO水溶液(30mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をテトラヒドロフラン(5mL)に溶解し、そしてテトラブチルアンモニウムフルオリド(104μL、0.10mmoL、1.0M THF中)で処理した。この混合物を15分間撹拌し、そして酢酸エチル(30mL)とpH14飽和NaCl水溶液(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、26mg(47%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d)δ8.59 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.42-7.35 (m, 5H), 7.18 (dd, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.70 (s, 2H), 7.14 (dd, 1H), 4.44 (br s, 1H), 3.83 (dd, 1H), 3.56-3.50 (m, 2H), 3.45-3.34 (m, 1H), 3.04 (dd, 1H), 2.86-2.82 (m, 1H), 2.77-2.73 (m, 2H), 2.49-2.40 (m, 2H), 2.31-2.20 (m, 3H), 1.77 (t, 1H), 0.98 (t, 1H);
LC-MS [M+H] = 525, RT = 2.08 分.
実施例105:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.10mmol)、KCO(28mg、0.21mmol)、およびヨウ化カリウム(19mg、0.11mmol)の撹拌溶液に、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(14mg、0.11mmol)を室温で加えた。この反応物を65℃に加熱し、そして2時間撹拌せしめた。この混合物を冷却し、そして酢酸エチル(50mL)と飽和KCO水溶液(30mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣を10%〜70%アセトニトリルのグラジエント溶出を用いる分取HPLCによって精製すると、5mg(9%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.12 (dd, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.09 (dd, 1H), 3.76 (dd, 1H), 3.36-3.27 (m, 1H), 3.11 (d, 2H), 2.99-2.93 (m, 4H), 2.78-2.63 (m, 6H), 2.48-2.36 (m, 1H), 2.24-2.21 (m, 3H), 1.80 (t, 1H);
LC-MS [M+H] = 566, RT = 2.07 分.
実施例106:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−イル}−2−オキソエタノールの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.10mmol)、トリエチルアミン(43μL、0.31mmol)、およびグリコール酸(8mg、0.10mmol)の撹拌溶液に、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(51mg、0.11mmol)を0℃で加えた。この反応物を室温に温めながら30分間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(30mL)と飽和KCO水溶液(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートし、20mg(36%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.27 (m, 5H), 7.11 (dd, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.35-3.96 (m, 3H), 3.88-3.85 (m, 1H), 3.67-3.55 (m, 1H), 3.36-3.27 (m, 1H), 3.12-3.01 (m, 1H), 2.79-2.64 (m, 2H), 2.55-2.41 (m, 3H), 2.19-2.10(m, 2H);
LC-MS [M+H] = 539, RT = 2.19 分.
実施例107:7−(8−アセチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.10mmol)、トリエチルアミン(29μL、0.21mmol)の撹拌溶液に、無水酢酸(11μL、0.11mmol)を0℃で加えた。この反応物を室温に温めながら20分間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(30mL)と飽和KCO水溶液(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、19mg(35%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.10 (dd, 1H), 6.71 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.14 (dd, 1 H), 4.33-4.21 (m, 1H), 3.91-3.84 (m, 1H), 3.79-3.68 (m, 1H), 3.39-3.27 (m, 2H), 3.06-3.00 (m, 1H), 2.76-2.64 (m, 2H), 2.41-2.37 (m, 1H), 2.23-2.11 (m, 1H), 2.07-1.95 (m, 1H), 1.99 (s, 3H);
LC-MS [M+H] = 523, RT = 2.24 分.
実施例108:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{8−[(ジメチルアミノ)アセチル]−オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例106の製造の場合に述べられている方法と同様に、グリコール酸の代わりにN,N−ジメチルグリシン・塩酸塩を用いて、14mg(24%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.35-7.30 (m, 5 H), 7.11 (dd, 1H), 6.71 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 5.13 (dd, 1H), 4.32-4.19 (m, 1H), 4.05-3.83 (m, 2H), 3.40-3.23 (m, 1H), 3.16-2.94 (m, 4H), 2.79-2.65 (m, 2H), 2.24-1.96 (m, 9H);
LC-MS [M+H] = 566, RT = 1.94 分.
実施例109:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例107の製造の場合に述べられている方法と同様に、無水酢酸の代わりにジメチルカルバミン酸クロリドを用いて、27mg(47%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.38-7.24 (m, 5 H), 7.2 (d, 1 H), 6.71 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 5.12 (d, 1H), 3.87-3.83 (m, 1H), 3.47-3.29 (m, 4H), 3.00 (d, 1H), 2.89-2.81 (m, 1H), 2.71 (s, 6H), 2.43-2.38 (m, 2H), 2.21-2.15 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 552, RT = 2.57 分.
実施例110:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[8−(メチルスルホニル)オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例107の製造の場合に述べられている方法と同様に、無水酢酸の代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、18mg(31%)の所望の生成物が単離された。
H-NMR (DMSO-d)δ 8.53 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35-7.28 (m, 5H), 7.12 (dd, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 5.12 (dd, 1H), 3.91 (dd, 1 H), 3.48-3.30 (m, 3H), 3.04 (dd, 1H), 2.90-2.84 (m, 5H), 2.52-2.42 (m, 2H), 2.30-2.24 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 559, RT = 2.47 分.
実施例111:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(8−シクロプロピルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
新しく活性化した粉末3Å分子篩を含むエタノール(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.16mmol)の撹拌溶液に、酢酸(0.16mL、1.56mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ](トリメチル)シラン(163mg、0.94mmol)およびナトリウムシアノボロヒドリド(27mg、0.62mmol)を室温で加えた。この反応物を加熱し(60℃)、2時間撹拌せしめた。この混合物を冷却し、そして酢酸エチル(30mL)と1N NaOH(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣を溶出剤として10%メタノール(ジクロロメタン中)を用いるカラムクロマトグラフィーによって精製すると、13mg(15%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.25 (s, 1 H), 7.63 (s, 1 H), 7.51 (d, 1H), 7.30 (s, 1 H), 7.08-7.01 (m, 5 H), 6.84 (dd, 1 H), 6.43 (s, 1 H), 5.36 (s, 2 H), 4.83 (dd, 1H), 3.51 (dd, 1H), 3.11-3.00 (m, 1H), 2.71 (dd, 1H), 2.52-2.39 (m, 3H), 2.14-2.05 (m, 2H), 1.90-1.82 (m, 2H), 1.67 (t, 1H), 1.33-1.30 (m, 1H), 0.12-0.09 (m, 2H), 0.09 -0.02 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 521, RT = 2.08 分.
実施例112:7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
パラジウム・炭素(60mg、10%(重量))を、不活性雰囲気の下に置き、そしてAcOH(5mL)中に懸濁した。AcOH(6mL)中の7−(8−ベンジルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(600mg、1.08mmol)の溶液を加えた。この反応混合物をH雰囲気(1気圧)の下に置き、そして一晩撹拌した。HPLCによって観察して反応が完結するまで、必要に応じて更なる量のパラジウム・炭素(10%(重量))を加えた。この結果生じた混合物をセライト(登録商標)パッドろ過し、そして溶媒を減圧下で濃縮した。EtOでトリチュレーションして、150mg(29%)の所望の生成物をオフホワイトの固形物として得た。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ9.16 (s, 1 H), 8.10 (d, 2 H), 7.94 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.58 (t, 2 H), 7.44 (t, 1 H), 7.21 (dd, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.14 (dd, 1H), 3.74 (dd, 1H), 3.49-3.28 (m, 1H), 2.94 (dd, 1H), 2.75-2.60 (m, 5H), 2.46-2.38 (m, 1H), 2.26-2.08 (m, 3H);
LC-MS [M+H] = 467, RT = 0.91 分.
実施例113:7−(8−メチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例103の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびヨードメタンを用いて、27mg(52%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.16 (s, 1 H), 8.10 (d, 2 H), 7.94 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.59 (t, 2 H), 7.44 (t, 1 H), 7.21 (dd, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.12 (dd, 1H), 3.78 (dd, 1H), 3.39-3.30 (m, 1H), 3.00 (dd, 1H), 2.71-2.67 (m, 2H), 2.61-2.54 (m, 1H), 2.48-2.38 (m, 1H), 2.27-2.19 (m, 2H), 2.15 (s, 3H), 2.10-2.02 (m, 1H), 1.63 (t, 1H);
LC-MS [M+H] = 481, RT = 1.08 分.
実施例114:5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
脱ガス1,4−ジオキサン(5mL)およびDMF(5mL)中のtert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ヘキサヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−8(1H)−カルボキシラート(300mg、0.66mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(114mg、0.099mmol)の撹拌溶液に、2−ベンジル−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(345mg、0.99mmol)、KCO(274mg、1.99mmol)、およびHO(1.0mL)を加えた。この反応物を脱ガスし、そして17時間加熱(100℃)し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(250mL)と飽和KCO水溶液(200mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣をジクロロメタン(20mL)に溶解し、そしてトリフルオロ酢酸(5mL)で処理した。この溶液を30分間撹拌し、そして濃縮した。この混合物を酢酸エチル(75mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を1N HCl(50mL)で洗浄した。集められた水相を酢酸エチルとpH14 塩水の撹拌混合物に移し、そして30分間撹拌した(必要に応じて、更なるNaOHペレットを加え、12以上のpHに保つ)。層分配後、水相を酢酸エチル(各75mL)で2回抽出した。集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この残渣をEtOでトリチュレートし、135mg(42%)の所望の生成物を得た。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.91 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.34-7.19 (m, 5 H), 7.21 (dd, 1H), 6.72 (s, 1H), 5.63 (s, 2H), 5.12 (dd, 1H), 3.73 (dd, 1H), 3.30-3.23 (m, 1H), 2.92 (dd, 1H), 2.75-2.64 (m, 4H), 2.61 (s, 3H), 2.41 (t, 1H), 2.25-2.06 (m, 4H);
LC-MS [M+H] = 495, RT = 2.17 分.
実施例115:5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(8−メチルオクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例103の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびヨードメタンを用いて、18mg(27%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.91 (s, 1 H), 7.75 (d, 1 H), 7.52 (s, 1 H), 7.34-7.19 (m, 5 H), 7.06 (dd, 1H), 6.72 (s, 1H), 5.63 (s, 2H), 5.14-5.10 (m, 1H), 3.73 (dd, 1H), 3.37-3.30 (m, 1H), 2.93 (dd, 1H), 2.75-2.63 (m, 4H), 2.61 (s, 3H), 2.41 (t, 1H), 2.25-2.06 (m, 3H), 1.57 (s, 3H);
LC-MS [M+H] = 509, RT = 0.28 分.
実施例116:5−(2−ベンジル−3−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−(オクタヒドロピラジノ[2,1−c][1,4]オキサジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例114の製造の場合に述べられている方法と同様に、2−ベンジル−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの代わりに2−ベンジル−3−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、140mg(22%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.91 (s, 1 H), 7.68 (d, 1H), 7.46-7.45 (m, 1H), 7.37-7.30 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.58 (s, 2H), 5.12 (dd, 1H), 3.72 (dd, 1H), 3.33-3.26 (m, 1H), 2.92 (dd, 1H), 2.75-2.59 (m, 5H), 2.39 (t, 1H), 2.21 (t, 1H), 2.14-2.06 (m, 2H);
LC-MS [M+H] = 499, RT = 1.33 分.
実施例117:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(6.7mL)中の中間体C(2.62gmg、7.85mmol)およびtert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピロリジン−1−カルボキシラート(2.50g、6.54mmol)の撹拌懸濁液に、固体のリン酸カリウム(4.16g、19.62mmol)を加え、引き続いて水(833uL、49mmol)を加えた。反応混合物を窒素および真空を用いる3回のパージ充填サイクルに通した。次いでこの反応物を1時間、加熱(100℃)し、そして室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(200mL)とHO(100mL)の間で分配した。層分離後、有機層を塩水で6回洗浄し、DMFを取り除き(各50mL)、乾燥し(NaSO)、そして濃縮・乾燥した。この粗残渣を50〜100%酢酸エチル(ジクロロメタン中)のグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.27g(38%)の所望の生成物がオフホワイト固形物として生成された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.93 ( s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.35-7.30 (m, 4H), 7.15 (d, 1 H), 6.66 (s, 1H), 5.64 (s, 2 H), 3.9-3.7 (m, 1 H), 3.50-3.30 (m, 4H), 2.42 (m,1H), 2.13 (m, 1H), 1.38 (s, 9H);
ES-MS m/z 510.3 [M+H], HPLC RT (分) 3.16.
工程2:(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
乾燥フラスコに、tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラート(420mg、0.824mmol)、引き続いてジクロロメタン(3mL)中の1:1 トリフルオロ酢酸溶液を加えた。この混合物をN雰囲気下で1.5時間撹拌した。次いでこの反応物をジクロロメタン(150mL)と10%炭酸カリウム水溶液の間で分配した。この水相をジクロロメタン(2×25mL)で逆抽出した。集められた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。この溶媒を減圧下で蒸発させると、320mg(95%)の所望の生成物が褐色固形物として生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.50-7.30 (m, 4H), 7.14 (d, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.98 (m, 1 H), 3.35-3.25 (m, 3 H), 2.10 (m, 1 H), 1.92 (m, 1 H);
ES-MS m/z 410.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.00.
実施例118:(−)5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:光学的に純粋なtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
Tert−ブチル−3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラート(200mg、0.392mmol)を、Daicel Chiralpak AD-H column(20×250mm)を用いてキラル分離にかけた。溶出剤は、4:1 イソプロパノール−メタノール(10mL/分)であった。このラセミ体を二つの光学的に純粋なフラクションに分離した。フラクションAは、カラムから最初に溶出した。ロータリーエバポレーションによって溶出剤を取り除くと、50mgのオフホワイト固体生成物が生じた(施光度:−0.46(メタノー中ル1mg/mL))。フラクションBは、カラムから二番目に溶出した。この溶出剤をロータリーエバポレーションによって除去すると、65mgのオフホワイトの白色固体生成物が生じた(施光度:+0.45)。
工程2:(−)(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
光学的に純粋なtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラート(工程1からのフラクションA、50mg)を、ラセミ体tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラートの脱保護の場合に述べられているのと同様な方法で処理して、20mg(50%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 7.96 (s, 1 H), 7.80 (s, 1 H), 7.70-7.64 (m, 2 H), 7.29-7.24 (m, 4 H), 7.10 (d, 1H), 6.59 (s, 1 H), 5.75 (br s, 1 H), 5.53 (s, 2 H), 4.00 (q, H) 3.75, (m, 1 H), 3.70-3.40 (m, 3H) 2.52 (m, 1H), 2.30 (m, 1H);
ES-MS m/z 410.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.00.
実施例119:(+)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
光学的に純粋なtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラート(工程1からのフラクションB、61mg)を、ラセミ体tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラートの脱保護の場合に述べられているのと同様な方法で処理して、23mg(47%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, メタノールd) δ 8.05 (s, 1 H), 7.99 (s, 1 H), 7.78-7.73 (m, 2 H), 7.38-7.37 (m, 4 H), 7.35 (d, 1H), 6.63 (s, 1 H), 5.62 (s, 2 H), 4.00 (q, H), 3.60 (m, 1 H), 3.47-3.20 (m, 3H), 2.25 (m, 1H), 2.10 (m, 1H);
ES-MS m/z 410.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.07.
実施例120:7−[1−(アゼチジン−3−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−({3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.244mmol)の溶液に、1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(50.6mg、0.252mmol)、トリエチルアミン(102μL、0.733mmol)、および(BOP)ベンゾールトリアゾイルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサトリフルオロホスフェート(140mg、0.317mmol)を加えた。この反応物を室温で一晩撹拌した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層をHO(20mL)で洗浄した。集められた水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した。集められた有機層で水(5×20mL)で洗浄して、DMFを除去し、乾燥し(NaSO)、そして蒸発させた。この粗物質をエーテルでのトリチュレーションによって精製すると、50mg(35%)の所望の生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, メタノール-d) δ 8.36 (s, 1 H), 7.85-7.81 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.40-7.20 (m, 4 H), 7.23 (d, 1 H), 6.67 (d, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.20-3.90 (m, 3 H), 3.80-3.40 (m, 2 H), 3.30-3.10 (m, 4 H), 2.60-2.10 (m, 2 H), 1.33 (d, 9H);
ES-MS m/z 579.0 [M+H], HPLC RT (分) 2.46.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
Tert−ブチル−3−({3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−イル}カルボニル)アゼチジン−1−カルボキシラート(33mg、0.056mmol)を、中間体SSの製造の工程6の方法と同様な方法で脱保護して、27mg(99%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, メタノール-d) δ 8.27 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.40-7.30 (m, 4 H), 6.62 (d, 1 H), 4.10-3.50 (m, 7 H), 3.40-3.25 (m, 1 H), 2.27-2.10;
ES-MS m/z 493.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.10.
実施例121:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−{[(ジメチルアミノ)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例120に述べられている方法に従って、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.183mmol)を、N,N−ジメチルグリシン・塩酸塩(hyrochloride)(33mg、0.238mmol)にカップリングさせた。次いでこの物質をSunfire Prep C18 OBD 5micron, 30×75mm columnを用いるHPLC精製にかけた。この化合物を、10−70%アセトニトリル/水(0.1%TFAを含む)のグラジエントを用いて20分間にわたって溶出すると、所望の生成物が得られた(14mg、15%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.50(s, 1 H), 7.36-7.34 (m, 4 H), 7.15 (d, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.10-3.30 (m, 5H), 3.04 (m, 2 H), 2.45-2.05 (m, 2H), 2.20 (d, 6 H);
ES-MS m/z 495.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.11.
実施例122:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この物質は、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−{[(ジメチルアミノ)オキシ]カルボニル}ピロリジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンのクロマトグラフィーの間に不純物として単離された。
H NMR (300 MHz, メタノールd) δ 8.48 (s, 1 H), 8.27 (s, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.73 (d, 1 H), 7.67 (d, 1 H), 7.34 (m, 4 H), 7.04 (m, 2H) 5.64 (s, 2 H);
ES-MS m/z 341.5 [M+H]+, HPLC RT (分) 2.51.
実施例123:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−イル}−2−オキソエタノールの製造
Figure 2009514882
(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.122mmol)を、ジクロロメタン(1mL)中に懸濁した。次いでグリコール酸(10mg、0.134mmol)を加え、引き続いてトリエチルアミン(37mg、37mmol)、ジメチルアミノピリジン(4mg、0.031mmol)、およびEDCI(26mg、0.134mmol)を加えた。この懸濁液を室温で一晩撹拌した。次いでこの物質をカラムクロマトグラフィーによって精製した。この化合物を、1−10%(メタノール中2N NH)/ジクロロメタンのグラジエントを用いて溶出すると、所望の生成物が生じた(15mg、26%)。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 8.05 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.78-7.73 (m, 3 H), 7.60-7.45 (m, 4 H), 7.33 (d, 2 H), 6.60 (s, 1 H), 5.33 (s, 2 H), 4.15-3.39 (m, 7H), 2.60-2.20 (m, 2H);
ES-MS m/z 468.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.36.
実施例124:トリフルオロメチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例123の方法を使用して、(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.122mmol)を、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(17mg、0.134mmol)とカップリングさせた。次いでこの物質をカラムクロマトグラフィーで精製した。この化合物を、グラジエント 0−6%(メタノール中2N NH)/ジクロロメタンを用いて溶出すると、所望の生成物が得られた(13mg、20%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.70-7.60 (m, 2 H), 7.55-7.34 (m, 4 H), 7.20 (d, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.05-3.60 (m, 7H), 2.65-2.00 (m, 2H);
ES-MS m/z 520.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.70.
実施例125:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(シクロプロピルカルボニル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例123に述べられている方法を使用して、(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.183mmol)を、シクロプロパンカルボン酸(16mg、0.183mmol)とカップリングさせた。次いでこの物質をカラムクロマトグラフィーにかけた。この化合物を、グラジエント 0−6%(メタノール中2N NH)/ジクロロメタンを用いて溶出すると、所望の生成物が得られた(69mg、79%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.92 (d, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.75-7.50 (m, 3 H), 7.35-7.30 (m, 4 H), 7.14 (d, 1 H), 6.70 (d, 1 H), 5.65 (d, 2H), 3.95-2.40 (m, 5H), 2.50-2.00 (m, 2H), 1.8-1.1 (m, 5 H);
ES-MS m/z 478.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.53.
実施例126:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(モルホリン−4−イルカルボニル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.183mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。モルホリン−4−カルボニルクロリド(27mg、0.183mmol)を、この反応混合物に加え、引き続いてトリエチルアミン(51uL、0.366mmol)を加えた。この懸濁液を室温で一晩撹拌した。この反応物を真空下で濃縮した。この化合物を1:1 エーテル−ヘキサンでトリチュレートすると、所望の生成物が生じた(70mg、73%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (m, 3 H), 7.35-7.32 (m, 4 H), 7.13 (d, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.90-2.50 (m, 13 H), 2.50-2.10 (m, 2 H);
ES-MS m/z 523.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.47.
実施例127:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピロリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例126の方法に従って、(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.183mmol)をジメチルカルバモイルクロリド(14uL、0.192mmol)と反応させた。この粗生成物を、1:1 エーテル−ヘキサンでトリチュレートすると、所望の生成物が生じた(30mg、34%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.59 (s, 1H), 7.45-7.32 (m, 6 H), 7.13 (d, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.76 (m, 2 H), 3.42 (m, 3 H), 3.29 (m,1 H), 2.73 (s, 6 H), 2.31-1.95 (m, 2 H);
ES-MS m/z 481.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.57.
実施例128:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピロリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.122mmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。ジメチルスルファモイルクロリド(18mg、0.122mmol)を、この反応混合物に加え、引き続いてトリエチルアミン(34uL、0.244mmol)を加えた。この懸濁液を室温で一晩撹拌した。この反応物を真空下で濃縮した。この化合物を1:1 エーテル−ヘキサンでトリチュレートすると、所望の生成物が生じた(22mg、35%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.92 (1s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.20 (m, 3H), 7.35-7.25 (m, 4 H), 7.12 (d, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.90-3.20 (m, 5H), 2.70-2.05 (m, 8H).
実施例129:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(40mg、0.098mmol)を、テトラヒドロフラン(2mL)に溶解した。メタンスルホニルクロリド(18mg、0.127mmol)を、この反応混合物に加え、引き続いてトリエチルアミン(136uL、0.977mmol)を加えた。この懸濁液を室温で一晩撹拌した。この化合物を1:1 エーテル−ヘキサンでトリチュレートすると、所望の生成物が得られた(14mg、29%)。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 7.95 (1d, 1 H), 7.80 (1s, 1 H), 7.69-7.97.64 (m, 3 H), 7.27-7.25 (m, 4 H), 7.13 (d, 1 H), 6.54 (s, 1 H) 5.61 (bs, 2 H), 5.61 (bs, 2 H), 5.52 (s, 2H), 4.05-3.90 (m, 2H), 3.60-3.35 (m, 3 H), 2.75 (s, 3 H), 2.45 (m, 1 H), 2.20 (m, 1 H);
ES-MS m/z 488.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.72.
実施例130:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピルピロリジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
(5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.244mmol)を、メタノール(3.5mL)に溶解した。酢酸(140uL、2.44mmol)を加え、引き続いて、極めて少量の活性化された分子篩を加えた。[(1−エキシシクロプロピル)オキシ](トリメチル)シラン(255mg、1.47mmol)を、シリンジを介してフラスコに加えた。固体のナトリウムシアノボロヒドリド(61mg、0.977mmol)をこの反応物に加え、次いでこれを窒素下で一晩加熱した。この混合物を酢酸エチル(100mL)と重炭酸ナトリウム(50mL)の間で分配した。この水層を酢酸エチル(20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。この生成物を、カラムクロマトグラフィー(溶出剤 2−3%(メタノール中7N NH)/ジクロロメタン)を用いて精製すると、32mg(29%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 8.04 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.78-7.73 (m, 3 H), 7.60-7.40 (m, 4 H), 7.25 (d, 1 H), 6.63 (s, 1H), 5.62 (s, 2 H), 5.52 (bs, 2 H), 3.90 (m, 1H), 3.40 (m, 1H), 2.80 (m, 3 H), 2.40 (m, 1 H), 1.95 (m, 1 H), 1.75 (m, 1 H), 1.40-0.90 (m, 3 H);
ES-MS m/z 450.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
実施例131:7−(1−アセチルピロリジン−3−イル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例107の方法に従って、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(40mg、0.098mmol)を、無水酢酸(13mg、0.127mmol)と反応させた。この生成物をイスコ(登録商標)器材(4gカラム)によるクロマトグラフ処理した。溶出剤として、0−6%(メタノール中2N NH)/ジクロロメタンを用いると、18mg(41%)の所望の生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.62 (s, 1 H), 8.00-7.75 (m, 4 H), 7.60-7.40 (m, 4H), 7.23 (d, 1 H), 6.77 (d, 1 H), 5.72 (s, 2 H), 4.10-3.20 (m, 5H), 2.52-2.15 (m, 2H), 2.05 (s, 3 H);
ES-MS m/z 452.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.36.
実施例132:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ピロリジン−1−イルオキシ)カルボニル]ピロリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(クロロアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(600mg、1.47mmol)を、THF(6mL)に溶解した。この溶液を窒素下で−78℃に冷却した。トリエチルアミン(613uL、4.39mmol)をシリンジを介して加え、引き続いてクロロアセチルクロリド(165mg、1.47mmol)を加えた。この反応物を−78℃で30分間撹拌し、次いで室温に暖めた。この溶液を無水DMFで12mLに希釈し、次いで次の工程での使用のため6−2mL部分に分割した。
工程2:表題化合物の製造
2mLの1:1 DMF−THF中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(クロロアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.206mmol)の溶液に、トリエチルアミン(86uL、0.617mmol)を加え、引き続いてピロリジン(34uL、0.412mmol)を加えた。スパーテルの先ほどのヨウ化カリウムを加え、そしてこの反応物を60℃で一晩加熱した。この反応物を冷却し、そしてEtOAc(50mL)と水(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層を水(5×15mL)で洗浄し、DMFを除去した。有機層をNaSOで乾燥し、そして濃縮し、オフホワイトの固形物を得た。この固形物を1:1エーテルヘキサンでトリチュレートすると、45mg(42%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.80 (d 1 H), 7.65 (m, 3 H), 7.40 (m, 4 H), 7.21 (d, 1 H), 6.63 (d, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.97-3.00 (m, 11H), 2.52-2.00 (m, 6H);
ES-MS m/z 521.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.15.
実施例133:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)アセチル]ピロリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例132の方法を用いて、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(クロロアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.206mmol)を3,3−ジフルオロピロリジン(44mg、0.412mmol)と反応させると、100mg(87%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.80 (d 1 H), 7.67 (m, 3 H), 7.38 (m, 4 H), 7.11 (d, 1 H), 6.63 (d, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 3.95-3.10 (m,11 H), 3.05-2.60 (m, 4 H), 2.50-2.05 (m, 2 H);
ES-MS m/z 557.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.56.
実施例134:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(モルホリン−4−イルアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例132の方法を用いて、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(クロロアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.206mmol)を3,3−モルホリン(36uL、0.412mmol)と反応させ、70mg(63%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.80 (d 1 H), 7.66 (m, 3 H), 7.40 (m, 4 H) 7.22 (d, 1 H), 6.65 (d, 1 H) 5.64 (s, 2 H), 4.10-3.30 (m, 7 H), 3.25-2.95 (m, 2 H), 2.50-2.05 (m, 6 H);
ES-MS m/z 537.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.03.
実施例135:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)アセチル]ピロリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例132の方法を用いて、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(クロロアセチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.206mmol)を4−メチルピペラジン(46uL、0.412mmol)と反応させ、52mg(46%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, メタノール-d) δ 8.04 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.78 (m, 3 H), 7.41 (m, 4 H), 7.22 (d, 1 H), 6.63 (d, 1 H), 5.46 (s, 2 H), 4.15-3.95 (m, 2 H), 3.90-3.40 (m, 4 H), 3.12 (m, 2 H), 2.60-2.10 (d, 13 H);
ES-MS m/z 550.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.10.
実施例136:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−メトキシエチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF2mL中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.122mmol)の溶液に、トリエチルアミン(34uL、0.244mmol)を加え、引き続いて1−ブロモ−2−メトキシエタン(36uL、0.256mmol)を加えた。スパーテルの先ほどのヨウ化カリウムを加え、そしてこの反応物を60℃で48時間加熱した。この反応物を冷却し、そしてEtOAc(50mL)と水(25mL)の間で分配した。有機層を水(5×15mL)で洗浄し、DMFを除去した。EtOAc層をNaSOで乾燥し、そして濃縮し、オフホワイトの固形物を得た。この固形物をEtOAc−ヘキサンから再結晶すると、11mg(19%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.80 (d 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.35 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.80 (m, 2H), 3.45 (t, 2H), 3.30-3.05 (m, 6 H), 2.70-2.50 (m, 2 H), 2.25 (m, 1 H), 1.97 (m, 1H); ES-MS m/z 468.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
実施例137:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−イル}エタノールの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)−シリル]オキシ}エチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例136の方法に従って、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(50mg、0.122mmol)を、(2−ブロモエトキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(60mg、0.254mmol)と反応させた。この生成物をエーテル−ヘキサンでトリチュレートすると、36mg(52%)の不純物のない生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d δ 8.52 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.79 (d 1 H), 7.56 (m, 2 H), 7.33 (m, 4 H) 7.15 (d, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H) 4.10-3.2 (m, 7 H), 3.00-1.75 (m, 4 H), 0.85 (m, 9 H), 0.05 (s, 6 H);
ES-MS m/z 568.3 [M+H], HPLC RT (分) 3.11.
工程2:表題化合物の製造
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)ピロリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(36mg、0.063mmol)を、THF(1mL)中の1N tert−ブチルアンモニウムフルオリド中に溶解した。この反応物を室温で15分撹拌した。次いで反応物をEtOAc(50mL)と10%炭酸カリウム水溶液(20mL)の間で分配した。この水相をEtOAc(20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、次いで硫酸ナトリウムで乾燥した。この残渣をエーテルでトリチュレートすると、13mg(45%)の表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 8.04 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.78-7.73 (m, 2 H), 7.39-7.36 (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 5.62 (s, 2 H), 5.43 (bs, 2 H), 4.00 (m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.43 (m, 1 H), 3.25 (m, 3 H), 2.80-2.60 (m, 2 H), 2.40 (m, 1 H), 2.15(m, 1H);
ES-MS m/z 454.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.06.
実施例138:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピロリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例136の方法に従って、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.244mmol)を、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(33mg、0.269mmol)と反応させた。次いでこの生成物を0−6%(2N NH(メタノール中))/ジクロロメタンを用いてクロマトグラフ処理すると、56mg(46%)の生成物を生じた。
H NMR (300 MHz, ジクロロメタン-d) δ 8.04 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.80 (d 1 H), 7.77-7.73 (m, 2 H), 7.36 (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.62 (s, 2 H), 5.43 (bs, 2 H), 4.00 (m, 1 H), 3.45 (m, 1 H), 3.35 (t, 1H), 3.18 (s, 2 H) 2.75-26.60 (m, 8 H), 2.45 (m, 1 H), 2.00 (m, 1 H);
ES-MS m/z 495.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.13.
実施例139:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピロリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:4−メチルピペラジン−1−カルボニルクロリドの製造
Figure 2009514882
無水ジクロロメタン(2mL)中のメチルピペラジン(166uL、1.50mmol)の溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(300uL、1.72mmol)を加えた。この反応物をN下、0℃に冷却した。トリホスゲン(240mg、0.809mmol)を加え、そしてこの反応物を室温に暖めた。このクロリドは、精製することなく直接使用した。
工程2:表題化合物の製造
CHCl(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(60mg、0.147mmol)の溶液に、工程1で作製された4−メチルピペラジン−1−カルボニルクロリド(62mg、0.163mmol)の溶液を加えた。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。次いでこの反応物を、EtOAc(50mL)と10%炭酸カリウム水溶液(20mL)の間で分配した。この水相EtOAc(20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空下で濃縮した。この残渣をエーテルでトリチュレートすると、16mg(20%)の生成物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.78 (d 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.33 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.90 (m, 1 H), 3.60-3.30 (m, 8 H), 2.50-2.00 (m, 9 H);
ES-MS m/z 536.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.13.
実施例140:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[3−(ジメチルアミノ)プロパノイル]ピロリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例120の工程1に述べられている方法に従って、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.183mmol)を、N,N−ジメチル−ベータ−アラニン・塩酸塩(29mg、0.189mmol)とカップリングした。この生成物をHPLC(Sunfire Prep C18 OBD 5micron, 30×75mm column)によって精製した。この化合物を、グラジエント 10−70%アセトニトリル/水(0.1%TFAを含む)を用いて20分にわたって溶出すると、表題化合物(17mg、18%)が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.36-7.32 (m, 4 H), 7.14 (d, 1 H), 6.68 (d, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.00-3.30 (m, 9 H), 2.45-2.05 (m, 2H), 2.07 (s, 6 H);
ES-MS m/z 509.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.11.
実施例141:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジルアミノ}−エタノールの製造
Figure 2009514882
実施例5および実施例104、工程2の方法と同様な方法を用い、出発物質として7−(4−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチルシランを用いて、23.4mg(11%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.50 (t, 1 H), 3.80 (s, 2 H), 3.50 (t, 2 H), 2.60 (t, 2H);
ES-MS m/z 490.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.68.
実施例142:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ジエチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(4−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびヨードエタンを用いて、実施例5の方法と同様な方法を用い、44.1mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60 (s, 2 H), 2.45 (q, 4 H), 1.00 (t, 6 H);
ES-MS m/z 502.01 [M+H], HPLC RT (分) 2.73.
実施例143:7−(4−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体III参照)を用い、実施例93の方法と同様な方法を用いて、900mg(85%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.75 (s, 2 H);
ES-MS m/z 446.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.37.
実施例144:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−シクロペンチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(4−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロペンタノンを用い、実施例111の方法と同様な方法を用いて、29.3mg(12%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.75 (s, 2 H) 3.00 (m, 1 H), 2.80-2.70 (m, 4 H), 2.50-2.40 (m, 4 H);
ES-MS m/z 514.16 [M+H], HPLC RT (分) 2.62.
実施例145:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−シクロヘキシルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(4−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロヘキサノンを用い、実施例111の方法と同様の方法を用いて、27mg(23%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.80 (s, 2 H) 2.4 (m, 1 H), 1.80 (m, 2 H), 1.60 (m, 2 H), 1.20-1.10 (m, 6 H);
ES-MS m/z 528.06 [M+H], HPLC RT (分) 2.72.
実施例146:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペリジン−1−イルメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびピペリジンを用い、実施例282(工程2)の方法と同様の方法を用いて、12mg(5%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.50 (s, 2 H) 2.30 (m, 4 H), 1.80 (m, 2 H), 1.55 (m, 4 H), 1.40 (m, 2 H); ES-MS m/z 514.04 [M+H], HPLC RT (分) 2.34.
実施例147:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−ピペリジン−4−オールの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび4−アミノ−シクロヘキサノールを用い、実施例282(工程2)の方法と同様の方法を用いて、11.5mg(5%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.50 (s, 1 H), 3.60 (s, 1 H), 3.40 (m, 2 H), 2.80 (m, 2 H), 2.0 (m, 2 H), 1.70 (m, 2 H), 1.40 (m, 2 H);
ES-MS m/z 530.03 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例148:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび3−アミノ−シクロペンタノールを用い、実施例282(工程2)の方法と同様の方法を用いて、8.7mg(4%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.65 (s, 1 H), 3.60 (m, 2 H), 2.85-2.20 (m, 6 H);
ES-MS m/z 515.99 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例149:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−シクロブチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロブタノンを用い、実施例111の方法と同様な方法を用いて、39mg(17%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.80 (m, 2 H), 2.10 (m, 1 H), 2.00 (m, 2 H), 1.70-1.40 (m, 4 H);
ES-MS m/z 500.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.46.
実施例150:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−シクロヘキシルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロヘキサノンを用い、実施例111の方法と同様な方法を用いて、40mg(11%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.80 (m, 2 H), 3.60 (t, 1 H), 1.90 (m, 4 H), 1.70 (m, 2 H), 1.10 (m, 4 H);
ES-MS m/z 528.18 [M+H], HPLC RT (分) 2.51.
実施例151:7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体III)を出発物質として用い、実施例93の方法と同様な方法を使用して、2g(81%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (s, 2 H);
ES-MS m/z 446.18 [M+H], HPLC RT (分) 2.32.
実施例152:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−シクロペンチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロペンタノンを出発物質として用いて、実施例111の方法と同様な方法を使用して、66mg(28%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.70 (s, 2 H), 3.00 (m, 1 H), 1.80-1.60 (m, 4 H), 1.30-1.20 (m, 4 H); ES-MS m/z 514.16 [M+H], HPLC RT (分) 2.45.
実施例153:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピロリジン−1−イルメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびピロリジンを出発物質として用いて、実施例282(工程2)の方法と同様な方法を使用して、17mg(8%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.70 (m, 2 H), 3.40 (s, 2 H), 2.60 (m, 2 H), 1.70 (m, 4 H);
ES-MS m/z 500.03 [M+H], HPLC RT (分) 2.30.
実施例154:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ジエチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびヨードエタンを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して42mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60 (m, 2 H), 2.40 (q, 4 H), 1.00 (t, 6H );
ES-MS m/z 502.16 [M+H], HPLC RT (分) 2.45.
実施例155:N−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−メタンスルホンアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびメタンスルホニルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、18mg(8%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.20 (s, 2 H), 2.90 (s, 2 H), 2.80 (s, 3 H);
ES-MS m/z 524.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.84.
実施例156:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび1−メチル−ピペラジンを用いて、実施例282(工程2)の方法と同様な方法を使用して、25mg(10%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.50 (s, 2 H), 2.50 (m, 4 H), 2.30 (s, 4 H), 2.10 (s, 3 H);
ES-MS m/z 529.05 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例157:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−シクロヘプチルアミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびシクロヘプタノンを用いて、実施例111の方法と同様な方法を使用して、136mg(56%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.70 (s, 2 H), 2.50 (m, 1 H), 1.80-1.30 (m, 12 H);
ES-MS m/z 5542.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.58.
実施例158:N−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびアセチルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、43.5mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.20 (s, 2 H), 1.90 (s, 3 H);
ES-MS m/z 488.35 [M+H], HPLC RT (分) 2.65.
実施例159:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−エチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび1−エチル−ピペラジンを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、3.4mg(1.2%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.00 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.50 (s, 2 H), 2.40-2.20 (m, 10 ), 1.0 (t, 3 H);
ES-MS m/z 543.01 [M+H], HPLC RT (分) 2.28.
実施例160:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−2−メトキシ−フェノールの製造
Figure 2009514882
出発物質として、4−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−2−メトキシ−フェノールおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、実施例4の方法と同様な方法を使用して、21.5mg(9%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.80 (s, 3 H);
ES-MS m/z 463.49 [M+H], HPLC RT (分) 2.99.
実施例161:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび3,3−ジフルオロ−ピロリジンを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、6.3mg(2.4%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.70 (s, 2 H), 3.2 (m, 2 H), 2.70 (m, 2 H), 2.20 (s, 2 H); ES-MS m/z 536.22 [M+H], HPLC RT (分) 2.52.
実施例162:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(1,1−ジオキソ−1ラムダ−6−チオモルホリン−4−イルメチル)−フェニル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびチオモルホリン1,1−ジオキシドを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、9mg(2.7%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.70 (s, 2 H), 3.1 (t, 4 H), 2.90 (t, 4 H);
ES-MS m/z 564.29 [M+H], HPLC RT (分) 2.57.
実施例163:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−テトラヒドロ−ピリミジン−4−オンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびテトラヒドロ−ピリミジン−4−オンを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、14mg(4.5%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60 (s, 2 H), 3.20 (t, 2 H), 2.95 (s, 2 H), 2.60 (t, 2 H);
ES-MS m/z 529.29 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例164:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−モルホリン−4−イルメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびモルホリンを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、55mg(28%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60 (t, 4 H), 3.50 (s 2 H), 2.405 (t, 4 H);
ES-MS m/z 516.25 [M+H], HPLC RT (分) 2.61.
実施例165:3−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−1,1−ジメチル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルカルバミルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、32mg(14%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.3 (d, 2 H), 2.8 (s, 6 H);
ES-MS m/z 517.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.75.
実施例166:3−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−1,1−ジメチル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルカルバミルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、26mg(9%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.0 (s, 6 H);
ES-MS m/z 503.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.66.
実施例167:3−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−1,1−ジメチルスルホニル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルスルファモイルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、97mg(32%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.4 (s, 6 H);
ES-MS m/z 539.22 [M+H], HPLC RT (分) 2.97.
実施例168:N−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(4−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびアセチルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、17mg(10%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 2.1 (s, 3 H);
ES-MS m/z 474.23 [M+H], HPLC RT (分) 3.01.
実施例169:N−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−メタンスルホンアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−ブロモ−7−(4−アミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびメチルスルホニルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、47mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (d, 2 H), 3.10 (s, 3 H);
ES-MS m/z 524.35 [M+H], HPLC RT (分) 2.80.
実施例170:N−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびアセチルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、13mg(6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (d, 2 H), 1.90 (s, 3 H);
ES-MS m/z 488.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.69.
実施例171:N−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびアセチルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、75mg(28%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 2.10 (s, 3 H);
ES-MS m/z 474.41 [M+H], HPLC RT (分) 3.04.
実施例172:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−クロロ−ピリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−ブロモ−7−(2−クロロ−ピリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサ−ボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、実施例4の方法と同様な方法を使用して、60mg(28%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.5 (d, 2 H), 8.0 (m, 2 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 3 H), 7.25 -7.15 (m, 4 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H);
ES-MS m/z 452.24 [M+H], HPLC RT (分) 3.33.
実施例173:3−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−1,1−ジメチルスルホニル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として5−ブロモ−7−(4−アミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルスルファモイルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、38mg(20%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (d, 2 H), 2.60 (s, 6 H);
ES-MS m/z 533.29 [M+H], HPLC RT (分) 2.96.
実施例174:エタンスルホン酸 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジルアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−ブロモ−7−(4−アミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびエタンスルホニルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、7.4mg(6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.10 (d, 2 H), 3.0 (t, 2 H), 1.2 (q, 3 H);
ES-MS m/z 538.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.87.
実施例175:7−(4−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体III)を用いて、実施例93の方法と同様な方法を使用して、300mg(74%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H);
ES-MS m/z 432.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.51.
実施例176:7−(3−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−カルバミン酸tert−ブチルエステル(中間体III)を用いて、実施例93の方法と同様な方法を使用して、700mg(86%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H);
ES-MS m/z 432.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.49.
実施例177:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−チオモルホリン−4−イルメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびチオモルホリンを用いて、実施例282の工程2の方法と同様な方法を使用して、19mg(6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.60 (d, 2 H), 2.6 (t, 8 H);
ES-MS m/z 532.07 [M+H], HPLC RT (分) 2.34.
実施例178:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−N,N−ジメチルベンズアミドおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、実施例4の方法と同様な方法を使用して、4.6mg(6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.05-3.00 (s, 6H);
ES-MS m/z 488.44 [M+H], HPLC RT (分) 2.80.
実施例179:N−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(4−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびメタンスルホニルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、30mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.80 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.10 (s, 3H);
ES-MS m/z 510.17 [M+H], HPLC RT (分) 3.07.
実施例180:N−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−フェニル}−メタンスルホンアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノ−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびメタンスルホニルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、19mg(1%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.90 (s, 1 H), 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.10 (s, 3H);
ES-MS m/z 510.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.85.
実施例181:3−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−1,1−ジメチル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として5−ブロモ−7−(4−アミノメチル−フェニル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルカルバミルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、72mg(42%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.25 (d, 2 H), 2.80 (s, 6H), 2.10 (s, 1 H);
ES-MS m/z 517.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.70.
実施例182:N−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ベンジル}−1,1−ジメチルスルホニル尿素の製造
Figure 2009514882
出発物質として7−(3−アミノメチル−フェニル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびジメチルスルファモイルクロリドを用いて、実施例5の方法と同様な方法を使用して、30mg(12%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.25 (d, 2 H), 2.80 (s, 6H), 1.95 (s, 1 H);
ES-MS m/z 553.3 [M+H], HPLC RT (分) 3.00.
実施例183:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[2−(ピロリジン−1−イルメチル)−シクロプロピル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(トランス)の製造
Figure 2009514882
工程1:2−[(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ヒドロキシ−メチル]−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(トランス)の製造
Figure 2009514882
無水THF(40mL)中の7−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(5.27g、24.7mmol)の撹拌溶液に、室温でクロロトリメチルシラン(5.9g、54.4mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間撹拌し、そして氷水浴中で冷却した。THF中の2−プロピルマグネシウムクロリドを(52mL、104mmoL、2.0M)滴下し、この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応液を氷浴で0℃に冷却し、2−ホルミル−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(4.6g、32mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間撹拌した。この混合物を氷水浴中、飽和塩化アンモニウム水溶液(20mL)でクエンチした。有機層を分離し、水層を酢酸エチル(100mL)で抽出した。集められた有機層を水、塩水で洗浄し、NaSOによって乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この粗生成物をカラム(30%EtOAc/70%ヘキサン)によって分離すると、2.0g(30%)の生成物が得られた。H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.75 (bs, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.60 (m, 1 H), 5.40 (s, 1 H), 5.0-4.8 (m, 1 H), 4.0 (m, 2 H), 1.9-1.8 (m, 2 H), 1.2 (t, 3 H), 1.0 (m, 2 H).; ES-MS m/z 277.34 [M+H], HPLC RT (分) 1.51.
工程2:2−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(トランス)の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(17.5mL)中の2−[(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ヒドロキシ−メチル]−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(1.75g、6.3mmol)の溶液を氷水浴中でトリエチルシラン(3g、25mmol)とTFA(17.5mL)の混合物中に滴下した。これを室温で一晩撹拌した。2N炭酸ナトリウム溶液(10mL)を加え、有機層を分離し、乾燥し、そして濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると、所望の生成物、0.43g(26)が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.75 (bs, 2 H), 6.80 (s, 1 H), 6.60 (m, 1 H), 4.0 (m, 2 H), 2.9 (d, 2 H), 1.5 (m, 2 H), 1.2 (t, 3 H), 1.0 (m, 2 H).; ES-MS m/z 261.07 [M+H], HPLC RT (分) 2.03.
工程3:2−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(トランス)の製造
Figure 2009514882
−20℃に冷却した、THF(73mL)中の2−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(4.5g、17.2mmol)の溶液に、2,5−ジブロモ−4,4−ジメチル−シクロペンタン−1,3−ジオン(2.4g、8.6mmol)を15分で4回に分けて加えた。この混合物を−20℃で2時間撹拌した。この混合物をチオ硫酸ナトリウム溶液(20mL)でクエンチした。有機層を分離し、そして水層を酢酸エチル(100mL)で抽出した。集められた有機層を水、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)で精製しすると、3.0g(51%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.80 (s, 1 H), 8.75 (bs, 2 H), 6.60 (s, 1 H), 4.0 (m, 2 H), 2.9 (d, 2 H), 1.5 (m, 2 H), 1.2 (t, 3 H), 1.0 (m, 2 H).;
ES-MS m/z 339.19 [M+H], HPLC RT (分) 2.58.
工程4:2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(トランス)の製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(6.6mL)中の2−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(1.33g、4mmol)の溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(2.1g、6.3mmol)、Pd(PPh、および2N NaCO溶液(5.3mL)を加えた。反応液をマイクロウェーブ反応器中、150℃で10分間照射した。冷却後、この混合物をEtOAcとHOの間で分配した。この有機相を分離し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で蒸発・濃縮させた。残渣をバイオタージ(登録商標)(50−100% EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、表題の生成物をオフホワイト固体として得た(1.0g(収率54%))。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.0 (m, 2 H), 3.0 (m, 2 H), 1.70 (m, 2 H), 1.2-1.0 (m, 5 H);
ES-MS m/z 5467.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.79.
工程5:{2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−シクロプロピル}−メタノール(トランス)の製造
Figure 2009514882
THF(106mL)中の2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−シクロプロパンカルボン酸エチルエステル(3.55g、7.6mmol)の溶液に、0℃でDIBAL(4.3g、30mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。TLC分析によって出発物質が示されたので、20mLのDIBALを加えた。この反応混合物を、TLC分析によって出発物質が検出されなくなるまで、室温で更に3時間撹拌した。反応液を飽和NHCl水溶液によってクエンチした。有機層を分離し、乾燥しそして真空下で濃縮した。この残渣をバイオタージ(登録商標)(グラジエント 50%−100%EtOAc/ヘキサン〜5%MeOH/EtOAc)によって精製すると、表題の生成物がオフホワイト固体として得られた(2.5g(収率77%))。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.6 (m, 2 H), 3.4 (m, 2 H), 2.90 (m, 2 H), 1.2-1.0 (m, 2 H);
ES-MS m/z 425.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.93.
工程6:(2−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}シクロプロピル)メチル メタンスルホナートの製造
Figure 2009514882
無水DCM(15mL)中の{2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−シクロプロピル}−メタノール(0.6g、1.4mmol)の溶液に、メタンスルホン酸・無水物(492mg、2.8mmol)とピリジン(223mg、2.8mmol)を加え、この反応混合物を50℃で2時間加熱した。LC−MSによって、反応変換が約50%であることが示され、この溶媒を蒸発・濃縮させ、そしてこの生成物を精製することなくそのまま次の工程で使用した。
工程7:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[2−(ピロリジン−1−イルメチル)シクロプロピル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(トランス)の製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の(2−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}シクロプロピル)メチルメタンスルホナート(0.2g、0.4mmol)の溶液に、ピロリジン(84mg、1.2mmol)とDIEA(102mg、0.8mmol)を加え、そしてこの混合物を80℃で3時間加熱した。この混合物を真空下で濃縮し、そしてこの残渣をメタノールに溶解し、分取HPLCによって精製すると、11mg(6%)の表題化合物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 2.9-2.8 (m, 2 H), 2.4-2.2 (m, 6 H), 1.7 (m, 4 H), 1.1-0.9 (m, 2 H), 0.5-0.4 (m, 2 H);
ES-MS m/z 478.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.29.
実施例184:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−モルホリン−4−イルメチル−シクロプロピルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(トランス)の製造
Figure 2009514882
出発物質としてモルホリンを用いて、実施例183の方法と同様な方法を使用して30mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.5 (m, 4 H), 3.0-2.8 (m, 2 H), 2.5-2.1 (m, 5 H), 1.6 (M, 1 H), 1.0 (m, 2 H), 0.6-0.5 (M, 2 H);
ES-MS m/z 494.35 [M+H], HPLC RT (分) 2.13.
実施例185:7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸ジメチルアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
メタノール(50mL)中の7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン(5.0g、23.5mmol)の溶液に、BOC無水物(6.1g、28mmol)および2N NaCO溶液(70mL)を加え、この反応混合液を室温で一晩撹拌した。溶媒を真空下で濃縮すると、所望の生成物が4g(80%)得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.4 (s, H), 7.35 (d, 1 H), 7.1 (d, 1 H), 4.5 (s, 2 H), 3.5 (t, 2 H), 2.8 (t, 2 H)1.4 (s, 9 H).
工程2:7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
ジオキサン(250mL)中の7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(5g、16mmol)の溶液に、ビス(ピナコラト)−ジボロン(4.5g、17.6mmol)およびKOAc(4.7g、48mmol)を加えた。この反応混合液をNで30分間脱ガスし、そしてPd(dppf)Cl(1.3g、1.6mmol)を加えた。これを80℃で2時間加熱した。この反応液を室温に冷却し、そしてセライト(登録商標)パッドろ過した。このろ液を真空下で濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィー(20−50%EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、4.0g(70%)の生成物がオフホワイト固体として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.4 (s, H), 7.35 (d, 1 H), 7.1 (d, 1 H), 4.5 (s, 2 H), 3.5 (t, 2 H), 2.8 (t, 2 H), 1.4 (s, 9 H), 1.2 (s, 12 H).
工程3:7−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
DME(133mL)および2N NaCO溶液(26mL)中の7−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(4g、11mmol)および7−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(1.3g、6.1mmol)の溶液に、Pd(dppf)Cl(452mg、0.6mmol)を加えた。この反応混合液をNで15分間脱ガスした。この混合物を80℃で23時間加熱した。この反応混合液セライト(登録商標)パッドに通してろ過し、このろ液を真空下で濃縮した。この粗残渣をバイオタージ(登録商標)によって精製すると、2.20g(55%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.9 (m, 2 H), 7.85 (d, 1 H), 7.2 (d, 1 H), 7.0 (d, 2 H), 4.5 (s, 2 H), 3.5 (t, 2 H), 2.8 (t, 2 H)1.4 (s, 9 H);
ES-MS m/z 366.05 [M+H], HPLC RT (分) 2.64.
工程4:7−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
−20℃で、THF(30mL)中の7−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.2g、6.1mmol)の溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチル−イミダゾリジン−2,4−ジオン(884mg、3mmol)を4回にわけて加えた。この反応混合液を−20℃で2時間撹拌した。溶媒を蒸発・濃縮し、そしてこの残渣をカラムクロマトグラフィー(10−50%EtOAc/ヘキサン)によって精製すると、2g(72%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.9 (s, 1 H), 7.85 (d, 2 H), 7.2 (d, 2 H), 4.5 (s, 2 H), 3.5 (t, 2 H), 2.8 (t, 2 H), 1.4 (s, 9 H);
ES-MS m/z 444.08 [M+H], HPLC RT (分) 3.24.
工程5:7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチル エステルの製造
Figure 2009514882
DMF(20mL)中の7−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.2g、2.7mmol)の溶液に、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1.4g、4.3mmol)、Pd(dppf)Cl(311mg、0.27mmol)および2N NaCO溶液(12mL)を加えた。この混合物をNで20分間脱ガスした。この反応液をマイクロウェーブ反応器中で、150℃で10分照射した。冷却後、この混合物をEtOAcとHOの間で分配した。有機層を分離し、NaSOで乾燥した。バイオタージ(登録商標)クロマトグラフィー(50−100%EtOAc/ヘキサン)によって、表題の生成物がオフホワイト固体として得られた(1.1g(71%))。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.6 (m, 2 H), 3.6 (m, 2 H), 2.80 (m, 2 H), 1.4 (m, 9 H);
ES-MS m/z 572.24 [M+H], HPLC RT (分) 3.44.
工程6:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
DCM(17mL)中の7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.7g、4.7mmol)の懸濁液に、TFA(8.6mL)を加え、次にこの反応混合液を室温で一晩撹拌した。この反応混合液を濃縮し、そして酢酸エチルを加えた。飽和NaHCO水溶液を、pHが塩基性になるまで加えた。黄色の粘性物質がガラス壁に形成されるが、これを、真空オーブン中で一晩乾燥すると、表題の生成物が、淡黄色の固形物として得られた(2.2g(98%))。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.1 (m, 2 H), 3.2 (m, 2 H), 2.80 (m, 2 H);
ES-MS m/z 472.29 [M+H], HPLC RT (分) 2.22.
工程7:7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸ジメチルアミドの製造
Figure 2009514882
THF(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(150mg、0.3mmol)の溶液に、ジメチルカルバミルクロリド(44mg、0.4mmol)およびトリエチルアミン(64mg)を加え、そしてこの混合物を40℃で4時間加熱した。この混合物を真空下で濃縮し、そしてこの残渣をメタノールに溶解し、そして分取HPLCによって精製すると、表題化合物が53mg(31%)得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.4 (m, 2 H), 3.5 (m, 2 H), 2.9 (m, 2 H), 2.8 (s, 6 H);
ES-MS m/z 543.47 [M+H], HPLC RT (分) 3.16.
実施例186:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−メタンスルホニル1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質としてメタンスルホニルクロリドを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して17mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.5 (m, 2 H), 3.5 (m, 2 H), 3.0 (m, 5 H);
ES-MS m/z 550.35 [M+H], HPLC RT (分) 3.13.
実施例187:1−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−プロパン−1−オンの製造
Figure 2009514882
出発物質としてプロピオニルクロリドを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して33mg(33%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.7 (d, 2 H), 3.7 (m, 2 H), 3.0 (m, 2 H), 2.9 (s, 2 H), 2.5 (M, 2 H), 1.05 (t, 3 H);
ES-MS m/z 528.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.92.
実施例188:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[2−(2−メトキシ−エチル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
出発物質として1−ブロモ−2−メトキシ−エタンを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して20mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.65 (s, 2 H), 3.5 (t, 2 H), 3.3 (s, 3 H), 2.8 (m, 2 H), 2.7 (m, 2 H), 2.7 (m, 2 H);
ES-MS m/z 529.97 [M+H], HPLC RT (分) 2.29.
実施例189:1−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−エタノンの製造
Figure 2009514882
出発物質としてアセチルクロリドを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して22mg(14%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.7 (d, 2 H), 3.7 (m, 2 H), 3.0-2.8 (m, 2 H), 2.1 (s, 2 H);
ES-MS m/z 514.46 [M+H], HPLC RT (分) 3.06.
実施例190:2−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
出発物質として2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して、32mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.4 (d, 2 H), 3.7 (s, 2 H), 3.5 (m, 2 H), 3.1 (s, 2 H), 2.9 (s, 6 H), 2.8 (m, 2 H);
ES-MS m/z 557.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.63.
実施例191:2−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−エタノール・塩酸塩の製造
Figure 2009514882
出発物質としてヒドロキシエチルブロミド、引き続いてエタノールと水中の1当量の濃HClを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して、600mg(57%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.6 (d, 2 H), 4.4 (M, 2 H), 3.9 (bs, 2 H)< 3.8 (m, 2 H), 3.6-3.4 (m, 4 H);
ES-MS m/z 516.28 [M+H], HPLC RT (分) 1.03.
実施例192:3−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
出発物質として(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン用いて、実施例185および104、工程2の方法と同様な方法を使用して、20mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.2 (m, 2 H), 3.6 (bs, 2 H), 3.5 (m, 2 H), 2.9 (m, 2 H), 2.7 (m, 2 H), 1.7 (m, 2 H);
ES-MS m/z 529.98 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例193:3−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−プロピオン酸の製造
Figure 2009514882
出発物質として3−ブロモ−プロピオン酸を用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して、44mg(27%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.5 (m, 2 H), 2.9 (m, 2 H), 2.7 (m, 4 H), 2.0 (m, 2 H);
ES-MS m/z 543.91 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例194:2−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−エタノールの製造
の製造
Figure 2009514882
出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびヒドロキシエチルブロミドを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して、41mg(4%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.6 (d, 2 H), 4.4 (M, 2 H), 3.9 (bs, 2 H), 3.8 (m, 2 H), 3.6-3.4 (m, 4 H); ES-MS m/z 516.28 [M+H], HPLC RT (分) 2.25.
実施例195:3−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−プロパン−1,2−ジオールの製造
Figure 2009514882
出発物質として3−ブロモ−プロパン−1,2−ジオールを用いて、実施例185の方法と同様な方法を使用して15mg(8%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1 H), 8.05 (d, 2 H), 8.0 (s, 1 H), 7.90 (d, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.60-7.40 (m, 7 H), 7.25 (d, 1 H), 7.20 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 4.6 (d, 2 H), 3.7 (m, 2 H), 3.3 (m, 1 H), 2.9-2.6 (m, 6 H);
ES-MS m/z 545.95 [M+H], HPLC RT (分) 2.24.
実施例196:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピロリジン−3−イル−メタノンの製造
Figure 2009514882
工程1:3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
THF(30mL)中の中間体B(1.30g、6.10mmol)の懸濁液に、トリメチルシリルクロリド(1.49g、13.4mmol)を加え、その結果生じる混合物を2.5時間撹拌した。イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2M)(12.81mL、25.63mmol)を滴下した。この混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷浴で冷却した。THF(10mL)中の3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(2.05g、7.93mmol)の冷溶液を加え、そしてこの混合物を1時間冷却して撹拌し、そして室温に暖めた。この混合物を冷飽和NHClでクエンチし、次に20分間撹拌すると、層分離した。この水層をTHFで抽出した。集められた抽出物をNaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この粗生成物を50−75%グラジエントEtOAc/ヘキサンで溶出するバイオタージ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.31g(収量65%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD-d) δ 8.00 (s, 1 H), 7.45 (d, 1 H), 6.94 (d, 1 H), 4.44-4.32 (m, 1 H), 3.63 (dd, 2 H), 3.47-3.38 (m, 2 H), 2.31-2.11 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H);
LC-MS [M+H] = 331.7, RT = 2.48 分.
工程2:3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(35mL)中の3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.19g、3.59mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.56g、1.97mmol)のTHF溶液を加えた。この混合物を2時間(−20℃)撹拌し、次いで室温に暖めた。この反応液を10%Na水溶液を添加してクエンチした。この混合物を酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、し、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中の50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるバイオタージ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.33g(90%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CD3OD-d) δ 8.00 (s, 1 H), 7.45 (d, 1 H), 6.94 (d, 1 H), 4.44-4.32 (m, 1 H), 3.65-3.59 (m, 2 H), 3.47-3.38 (m, 2 H), 2.31-2.11 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H);
LC-MS [M+H] = 411.7, RT = 2.98 分.
工程3:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(35mL)中の3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(1.33g、3.24mmol)、中間体C(1.63g、4.86mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.37g、0.32mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、5.34mL)を加えた。その結果生じる混合物を110℃で3時間加熱をし、次いで室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)パッドろ過した。有機層を分離し、そして真空下で濃縮した。この残渣をヘキサン中の50〜100%EtOAcのグラジエントを用いるシリカゲルカラムによって精製すると、1.16g(66%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (CDOD-d) δ 8.39 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.37 - 7.29, (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 5.67 (s, 1 H), 4.47-4.39 (m, 2 H), 3.71-3.59 (m, 2 H), 2.34-2.12 (m, 2 H), 1.45 (s, 1H);
LC-MS [M+H] = 537.9, RT = 3.36 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程3からの生成物(0.51g、0.94mmol)を、THF(15mL)に溶解し、次にジオキサン中のHCl(4N、2.34mL)を加えた。この混合物を12時間撹拌し、次いで濃縮した。この残渣をEtOAc中で懸濁し、10分間超音波処理し(sonicated)、そして白色固形物をろ過した。この固形物をNaHCO飽和溶液とi−PrOH/CHCl(1:2)混合物の間で分配した。この有機層を分離し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮すると、320mg(78%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.39 (m, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.71 - 7.69 (m, 1 H), 7.70 (s, 1H), 7.37 - 7.29, (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 5.67 (s, 1 H), 4.39-4.31 (m, 1 H), 3.28-3.21 (m, 2 H), 3.12-2.96 (m, 2 H), 2.25-2.07 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 438.4, RT = 2.52 分.
実施例197:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−イル}−エタノンの製造
Figure 2009514882
[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピロリジン−3−イル−メタノン・塩酸塩(80mg、0.17mmol)を、CHCN/MeOH(1:1、2mL)に溶解し、2N NaCO(0.84mL、1.68mmol)、引き続いてアセチルクロリド(0.013mL、0.19mmol)を加えた。その結果生じる混合物を室温で12時間撹拌した。この混合物を濃縮し、EtOAcで希釈すると、層分離した。有機層を塩水で洗浄し、そして濃縮した。この残渣をEtOAc、次いでEtOAc中の10%MeOHで溶出する短いシリカゲルカラムによって精製すると、39mg(48%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.81 (dt, 1H), 7.69 - 7.67 (m, 1 H), 7.47 (d, 1H), 7.37 - 7.27, (m, 5 H), 7.19 (dt, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.53-4.38 (m, 1 H), 3.92-3.72 (m, 2 H), 3.62 (t, 1H), 3.52 (t, 1 H), 2.38-2.07 (m, 2 H), 2.10 (d, 3 H);
LC-MS [M+H] = 480.1, RT = 2.64 分.
実施例198:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−イル}−3−メチル−ブタン−1−オンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、アセチルクロリドの代わりにイソバレリルクロリドを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.81 (dt, 1H), 7.71 - 7.67 (m, 1 H), 7.47 (d, 1H), 7.37 - 7.27, (m, 5 H), 7.19 (dt, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.53-4.38 (m, 1 H), 3.92-3.72 (m, 2 H), 3.62 (t, 1H), 3.52 (t, 1 H), 2.38-2.07 (m, 2 H), 0.99-0.92 (m, 6 H);
LC-MS [M+H] = 522.2, RT = 3.13 分.
実施例199:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−イル}−2−メトキシ−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、アセチルクロリドの代わりにメトキシアセチルクロリドを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.40-8.39 (m, 1H), 8.06 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.71 − 7.67 (m, 1 H), 7.47 (d, 1H), 7.37 - 7.27, (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.53-4.38 (m, 1 H), 4.11 (d, 2 H), 3.88-3.74 (m, 2H), 3.62-3.53 (m, 2 H), 3.40 (d, 3 H);
LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 2.74 分.
実施例200:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−イル}−プロパン−1−オンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、アセチルクロリドの代わりにプロピオニルクロリドを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.81 (dt, 1H), 7.69 - 7.67 (m, 1 H), 7.47 (d, 1H), 7.37 - 7.27, (m, 5 H), 7.27 (dd, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.53-4.38 (m, 1 H), 3.90-3.74 (m, 2 H), 3.62 (t, 1H), 3.52 (t, 1 H), 2.42-2.29 (m, 4 H), 1.15-1.09 (m, 3 H);
LC-MS [M+H] = 494.2, RT = 2.77 分.
実施例201:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1−シクロプロパンカルボニル−ピロリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、アセチルクロリドの代わりにシクロプロピルクロリドを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1H), 8.03 (d, 1H), 7.81 (dt, 1H), 7.69 - 7.67 (m, 1 H), 7.47 (d, 1H), 7.37 - 7.27, (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.53-4.38 (m, 1 H), 4.10-3.95 (m, 1 H), 3.85-3.74 (m, 2 H), 3.54 (t, 1 H), 2.42-2.13 (m, 2 H),1.85-1.77 (m, 1 H), 0.93-0.79 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 506.2, RT = 2.95 分.
実施例202:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−カルボン酸ジメチルアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、アセチルクロリドの代わりにN,N−ジメチルカルバモイルクロリドを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.39 (m, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.87 (dd, 1H), 7.71 - 7.69 (m, 1 H), 7.51 (s, 1H), 7.37 - 7.29, (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 5.67 (s, 1 H), 4.44-4.35 (m, 1 H), 3.77-3.69 (m, 2 H), 3.55-3.45 (m, 2 H), 2.87 (s, 6 H), 2.33-2.15 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 509.1, RT = 2.78 分.
実施例203:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1−メタンスルホニル−ピロリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピロリジン−3−イル−メタノン・塩酸塩(89mg、0.19mmol)を、ジクロロメタン(1mL)に溶解し、そしてトリエチルアミン(0.079mL、0.56mmol)引き続いてメタンスルホニルクロリド(0.022mL、0.28mmol)を加えた。この混合物を室温で18時間、次いで50℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、MeOHで希釈し、ろ過し、そしてこのろ液を、20−95%アセトニトリル/水 グラジエントで溶出するHPLCによって精製すると、24mg(25%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDCl-d) δ 8.13-8.06 (m, 2 H), 7.81 (dt, 1H), 7.77 - 7.76 (m, 1 H), 7.43 (s, 1H), 7.42 - 7.33, (m, 5 H), 7.19 (dd, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.61-4.53 (m, 1 H), 3.74-3.65 (m, 2 H), 3.54-3.44 (m, 1 H), 3.39-3.31 (m, 1H), 2.89 (s, 1H), 2.46-2.28 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 516.2, RT = 2.88 分.
実施例204:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−7−イル]−(1−シクロプロパンスルホニル−ピロリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物はメタンスルホニルクロリドの代わりにシクロプロパンスルホニルクロリドを用いて、実施例203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.42-8.30 (m, 1 H), 8.08 (s, 1 H), 7.87 (d, 1H), 7.74 - 7.70 (m, 1 H), 7.52 (s, 1H), 7.38 - 7.31, (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.58-4.49 (m, 1 H), 3.80-3.71 (m, 2 H), 3.54-3.44 (m, 2 H), 2.64-2.58 (m, 1H), 2.43-2.24 (m, 2H), 1.26-0.99 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 542.2, RT = 3.12 分.
実施例205:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−スルホン酸ジメチルアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物はメタンスルホニルクロリドの代わりにジメチルスルファモイルクロリドを用いて、実施例203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41 (s, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (d, 1H), 7.71 (s, 1 H), 7.50 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.54-4.45 (m, 1 H), 3.66 (d, 2 H), 3.44 (t, 2 H), 2.82 (s, 6H), 2.39-2.21 (m, 2 H); LC-MS [M+H] = 545.3, RT = 3.18 分
実施例206:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1−エタンスルホニル−ピロリジン−3−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物はメタンスルホニルクロリドの代わりにエタンスルホニルクロリドを用いて、実施例203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.40 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (dd, 1H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.51 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.57-4.50 (m, 1 H), 3.75-3.68 (m, 2 H), 3.51-3.41 (m, 2 H), 3.18-3.11 (m, 2 H), 2.43-2.21 (m, 2 H), 1.35 (t, 3 H);
LC-MS [M+H] = 530.2, RT = 3.08 分.
実施例207:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−[1−(プロパン−2−スルホニル)−ピロリジン−3−イル]−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物はメタンスルホニルクロリドの代わりにイソプロパンスルホニルクロリドを用いて、実施例203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.38 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (dd, 1H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.51 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.57-4.45 (m, 1 H), 3.79-3.68 (m, 2 H), 3.58-3.45 (m, 2 H), 3.41-3.32 (m, 1 H), 2.43-2.21 (m, 2 H), 1.34 (d, 3 H);
LC-MS [M+H] = 544.3, RT = 3.11 分.
実施例208:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−ピロリジン−1−イル}−N,N−ジメチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピロリジン−3−イル−メタノン・塩酸塩(66mg、0.14mmol)をメタノール(2mL)に溶解し、2−クロロ−N,N−ジメチル−アセトアミド(0.019mL、0.18mmol)を加え、引き続いてジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.55mmol)を加えた。この混合物を室温で18時間撹拌し、次いで60℃で3時間加熱した。この混合物を濃縮し、EtOAcで希釈すると、層分離した。有機層を塩水で洗浄し、濃縮した。この残渣をグラジエント 20−95%アセトニトリル/水を用いる分取HPLCによって精製すると、63mg(86%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.40 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (dd, 1H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.54 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.32-4.22 (m, 1 H), 3.54-3.32 (m, 2 H), 3.08-2.96 (m, 6 H), 2.92 (s, 2 H), 2.82-2.71 (m, 2 H), 2.29-2.13 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 523.2, RT = 2.20 分.
実施例209:1−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−2−[1−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペリジン−4−イル]−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに4[(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用い、次いで実施例218に述べられている方法を使用して、実施例196の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.39 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (dd, 1H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.45 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 3.68 (t, 2 H), 3.11 (d, 2 H), 3.08-2.96 (m, 2 H), 2.57 (t, 2 H)), 2.22-2.12 (m, 2 H), 2.09-1.98 (m, 2 H), 1.85-1.76 (m, 2 H), 1.50-1.35 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 510.2, RT = 2.33 分.
実施例210:2−(1−アセチル−ピペリジン−4−イル)−1−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに4[(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用い、実施例196と197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H NMR (CDOD-d) δ 8.41-8.39 (m, 1 H), 8.07 (s, 1 H), 7.86 (dd, 1H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.45 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.23 (d, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 4.54-4.46 (m, 1 H), 3.19-3.07 (m, 3 H), 2.72-2.59 (m, 1 H), 2.33-2.21 (m, 1 H), 2.08 (s, 3 H), 1.93-1.78 (m, 2 H), 1.38-1.16 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 508.2, RT = 2.85 分.
実施例211:1−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−2−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、3−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの代わりに4[(メトキシ−メチル−カルバモイル)−メチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用い、実施例196と203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 8.14 (s, 1 H), 8.05 (s, 2 H), 7.82 (dd, 1H), 7.65 (s, 1 H), 7.41 (s, 1H), 7.38 - 7.30, (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 3.51 (d, 2 H), 3.09 (d, 2 H), 2.82 (s, 3 H), 2.75-2.64 (m, 2 H), 2.06-1.94 (m, 1 H), 1.79 (d, 2 H), 1.35-1.21(m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 544.4, RT = 3.23 分.
実施例212:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルメチル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:3−[(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ヒドロキシ−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
実施例196の製造の工程1からの生成物(0.50mg、1.51mmol)をMeOH(10mL)に溶解し、NaBH(0.09mg、2.26mmol)を加えた。その結果生じる混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてDCM/水の間で分配した。有機層を塩水で洗浄し、乾燥し、そして濃縮すると、0.50g(99%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD-d) δ 7.77 (s, 1 H), 6.88-6.84 (m, 1 H), 6.68 (d, 1 H), 5.16 (d, 1 H), 3.60-3.35 (m, 2 H), 3.32-3.12 (m, 2 H), 3.06-2.80 (m, 2 H), 2.16-1.90 (m, 1 H), 1.75-1.55 (m, 1 H), 1.49-1.35 (m, 9 H);
LC-MS [M+H] = 333.9, RT = 2.08 分.
工程2:3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
トリエチルシラン(3.40mL、20.24mmol)を、TFA(4mL)と混和し、そして0℃に冷却した。DCM(4mL)中の3−[(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ヒドロキシ−メチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.85mg、2.53mmol)の溶液を滴下し、その結果生じる混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質を蒸発させ、そして高真空下で2時間乾燥した。この残渣をMeOHに溶解し、そしてジ−tert−ブチルジカルボネート(0.69mg、2.78mmol)を加え、引き続いてNaCO水溶液(2N、7.60mL)を加えた。この反応混合液を2時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、次に有機層を分離し、NaSOで乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をEtOAc中10%MeOHで溶出するバイオタージ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、0.61mg(75%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD-d) δ 7.77 (s, 1 H), 6.83 (d, 1 H), 6.49 (d, 1 H), 3.46-3.35 (m, 2 H), 3.29-3.20 (m, 2 H), 3.06-2.95 (m, 3 H), 2.73-2.61 (m, 1 H), 2.02-1.91 (m, 1 H), 1.44 (s, 9 H);
LC-MS [M+H-100] = 218.2, RT = 2.25 分.
工程3:3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−ピロリジン−1−カルボン酸 tert−ブチル エステルの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(10mL)中の3−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.60g、1.91mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.27g、0.95mmol)のTHF溶液を加えた。この混合物を2時間撹拌し(−20℃)、次いで室温に暖めた。この反応を10%Na水溶液を添加してクエンチした。この混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮・乾燥した。この粗物質をグラジエントとしてヘキサン中50%〜75%酢酸エチルを用いるバイオタージ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、0.51g(67%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD-d) δ 7.77 (s, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 3.46-3.35 (m, 2 H), 3.29-3.20 (m, 2 H), 3.06-2.95 (m, 3 H), 2.73-2.61 (m, 1 H), 2.02-1.91 (m, 1 H), 1.44 (s, 9 H);
LC-MS [M+H] = 395.9, RT = 2.80 分.
工程4:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(8mL)中の3−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.49g、1.24mmol)、中間体C(0.62g、1.86mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.37g、0.32mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、2.00mL)を加えた。その結果生じる混合物を110℃で3時間加熱し、次いで室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)パッドろ過した。この有機層を分離し、そして真空下で濃縮した、この残渣をヘキサン中の50%〜100%EtOAcのグラジエントを用いるシリカゲルカラムによって精製すると、0.30g(46%)の生成物が得られた。
LC-MS [M+H] = 524.1, RT = 3.19 分.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程4からの生成物(0.10g、0.19mmol)をジクロロメタン(3mL)に溶解し、TFA(0.14mL、1.95mmol)を加えた。この混合物を18時間撹拌し、そして濃縮した。この残渣を10−90%アセトニトリル/水のグラジエントを用いる分取HPLCによって精製すると、25mg(31%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.30-8.35 (m, 1H), 7.85-7.80 (m, 2 H), 7.67-7.64 (m, 1H), 7.40 - 7.22 (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 3.17-2.94 (m, 3 H), 2.77-2.68 (m, 2 H), 2.08-1.98 (m, 1 H), 1.70-1.59 (m, 1 H);
LC-MS [M+H] = 424.2, RT = 2.03 分.
実施例213:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−ピロリジン−1−イル}−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピロリジン−3−イルメチル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1 H), 7.85-7.80 (m, 2 H), 7.67-7.64 (m, 1 H), 7.40- 7.23 (m, 5 H), 6.64 (d, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.69-3.45 (m, 3 H), 3.28-3.25 (m, 1 H), 3.20-3.05 (m, 2 H), 2.88-2.68 (m, 1 H), 2.18-2.04 (m, 1 H),2.02 (d, 3 H), 1.87-1.67 (m, 1 H);
LC-MS [M+H] = 508.2, RT = 2.85 分.
実施例214:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペリジン−3−イル−プロピル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は出発物質として3−[2−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−エチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用いて、実施例212の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1 H), 7.85-7.80 (m, 2 H), 7.67-7.64 (m, 1 H), 7.40- 7.30 (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H),6.59 (s, 1 H), 5.65 (s, 1 H), 3.17-2.91 (m, 4H), 2.67-2.53 (m, 1 H), 2.37-2.23 (m, 1 H), 1.94-1.65 (m, 4 H), 1.62-1.48 (m, 2 H), 1.38-1.26 (m, 2 H), 1.16-1.09 (m, 1 H);
LC-MS [M+H] = 466.3, RT = 2.36 分.
実施例215:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は出発物質として7−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸tert−ブチルエステルを用いて、実施例196の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.39-8.35 (m, 1 H), 8.00 (s, 1 H), 7.85 (dd, 1 H), 7.73-7.71 (m, 1 H), 7.68 (dd, 1 H), 7.63- 7.60 (m, 1 H), 7.38-7.22 (m, 7 H), 7.13 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.04 (s, 2 H), 3.12 (t, 2 H), 2.93 (t, 2 H);
LC-MS [M+H] = 500.3, RT = 2.41 分.
実施例216:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イル)−メタノン(0.050g、0.01mmol)をジクロロメタン(1mL)に溶解し、メタンスルホン酸(0.104mL、1.61mmol)を加え、引き続いてEtSiH(0.128mL、0.80mmol)を加えた。その結果生じる混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をジクロロメタンで希釈し、そして飽和NaHCO水溶液、水および塩水で洗浄した。有機層を濃縮し、MeOH中に懸濁し、そしてろ過すると、所望の生成物が白色固形物として得られた(30mg、62%)。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.28-8.24 (m, 1 H), 7.78 (s, 1 H), 7.70 (dd, 1H), 7.59-7.56 (m, 1 H), 7.33 - 7.23 (m, 5 H), 7.11 (dd, 1 H), 7.07-6.89 (m, 3 H), 6.39 (s, 1 H), 5.57 (s, 2 H), 4.16 (s, 2 H), 3.82 (s, 2 H), 2.96 (t, 2 H), 2.71 (t, 2 H);
C-MS [M+H] = 486.3, RT = 2.30 分.
実施例217:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−シクロプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(0.100g、0.21mmol)をMeOH(1mL)に溶解し、(1−エトキシ−シクロプロポキシ)−トリメチル−シラン(0.22g、1.24mmol)を加え、引き続いて酢酸(0.118mL、2.05mmol)とシアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.058g、0.92mmol)を加えた。その結果生じる混合物を一晩還流し、次いで冷却した。この混合物をろ過し、濃縮し、そしてこの残渣を分取HPLCによって精製すると、55mg(50%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.36-8.23 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.78 (dd, 1H), 7.38-7.29 (m, 4 H), 7.19 (dd, 1 H), 7.10-6.99 (m, 2 H), 6.44 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 4.23 (s, 2 H), 3.72 (s, 2 H), 2.96-2.81 (m, 4 H), 1.86-1.79 (m, 1 H), 0.57-0.75 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 426.3, RT = 2.32 分.
実施例218:2−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−エタノールの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(200mg、0.41mmol)をDMF(4mL)に溶解し、(2−ブロモ−エトキシ)−tert−ブチル−ジメチル−シラン(0.15g、0.62mmol)を加え、引き続いてトリエチルアミン(0.17mL、1.26mmol)とヨウ化ナトリウム(0.006g、0.004mmol)を加えた。その結果生じる混合物を50℃で一晩撹拌した。この混合物を濃縮し、真空ポンプを用いて2時間乾燥した。この残渣を2mLのジクロロメタンに溶解し、そしてTFA(0.30mL)を加え、その結果生じる溶液を一晩撹拌し、濃縮し、そして分取HPLCによって精製すると、32mg(15%)の表題化合物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.36-8.33 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1H), 7.63-7.61 (m, 1 H), 7.38 - 7.29 (m, 5 H), 7.19 (dd, 1 H), 7.11-6.98 (m, 3 H), 6.46 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.24 (s, 2 H), 3.76 (t, 2 H), 3.67 (s, 2 H), 2.93-2.79 (m, 4 H), 2.69 (t, 2 H);
LC-MS [M+H] = 530.3, RT = 2.36 分.
実施例219:2−{7−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル}−N,N−ジメチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例208の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン−7−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.36-8.33 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1H), 7.63-7.61 (m, 1 H), 7.38 - 7.29 (m, 5 H), 7.19 (dd, 1 H), 7.09-6.93 (m, 3 H), 6.46 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 4.21 (s, 2 H), 3.65 (s, 2 H), 3.06 (s, 3 H), 3.92 (s, 3 H), 2.88-2.75 (m, 4 H), 2.69 (t, 2 H);
LC-MS [M+H] = 571.2, RT = 2.33 分.
実施例220:[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(4−ピペリジン−3−イル−フェニル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例196の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として3−[4−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−フェニル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.38-8.35 (m, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.84-7.68 (m, 4 H), 7.55-7.41 (m, 2 H), 7.35 - 7.29 (m, 4 H), 7.21 (dd, 1 H), 7.09 (s, 1 H), 3.21-3.13 (m, 2 H), 2.84-2.75 (m, 3 H), 1.93-1.81 (m, 2 H), 1.78-1.62 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 528.1, RT = 2.42 分.
実施例221:2−(3−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−カルボニル]−フェニル}−ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例208の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(4−ピペリジン−3−イル−フェニル)−メタノンを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.38-8.35 (m, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 7.84 (dd, 2 H), 7.79-7.69 (m, 3 H), 7.55-7.41 (m, 2 H), 7.35 - 7.29 (m, 5 H), 7.24 (dd, 1 H), 7.11 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.31-3.29 (m, 2 H), 3.10-3.03 (m, 4 H), 2.92 (s, 3 H), 2.70-2.58 (m, 1 H), 1.88-1.81 (m, 4 H), 1.78-1.62 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 613.4, RT = 2.46 分.
実施例222:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペリジン−3−イル−ベンジル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例216の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−(4−ピペリジン−3−イル−フェニル)−メタノンを用いた。
H NMR (CDOD-d) δ 8.38-8.35 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.84 (dd, 2 H), 7.64-7.60 (m, 1 H), 7.35 - 7.29 (m, 5 H), 7.24-7.18 (m, 3 H), 7.16-7.05 (m, 2 H), 6.47 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.28 (s, 2 H), 3.17-3.10 (m, 2 H), 2.78-2.59 (m, 3 H), 1.84-1.59 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 514.4, RT = 2.37 分.
実施例223:2−(3−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−フェニル}−ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例208の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペリジン−3−イル−ベンジル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.38-8.35 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.84 (dd, 2 H), 7.64-7.60 (m, 1 H), 7.35 - 7.29 (m, 5 H), 7.24-7.18 (m, 3 H), 7.16-7.05 (m, 2 H), 6.47 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.28 (s, 2 H), 3.23 (s, 2 H), 3.08 (s, 3 H), 3.01 (d, 2 H), 2.92 (s, 3 H), 2.51-2.42 (m, 1 H), 2.23-2.13 (m, 2 H), 1.81-1.71 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 599.3, RT = 2.48 分.
実施例224:1−(3−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イルメチル]−フェニル}−ピペリジン−1−イル)−エタノンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例197の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペリジン−3−イル−ベンジル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いた。
H NMR (CDOD-d) δ 8.33-8.31 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1 H), 7.64-7.60 (m, 1 H), 7.35 - 7.29 (m, 5 H), 7.24-7.02 (m, 5 H), 6.47 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.65-4.57 (m, 1 H), 4.25 (s, 2 H), 3.99-3.95 (m, 1 H), 3.19-3.10 (m, 1 H), 2.76-2.59 (m, 2 H), 2.08 (s, 3 H), 1.87-1.85 (m, 2 H), 1.67-1.45 (m, 2 H); LC-MS [M+H] = 556.1, RT = 2.92 分
実施例225:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(1−メタンスルホニルピペリジン−3−イル)−ベンジル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例203の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペリジン−3−イル−ベンジル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.33-8.31 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1 H), 7.64-7.60 (m, 1 H), 7.35 - 7.29 (m, 5 H), 7.24-7.02 (m, 5 H), 6.47 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.28 (s, 2 H), 3.82-3.77 (m, 2 H), 2.86-2.76 (m, 5 H), 2.67-2.57 (m, 1 H), 1.93-1.86 (m, 2 H), 1.81-1.69 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 592.4, RT = 3.12 分.
実施例226:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イル−ベンジル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例216の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として4−[4−(メトキシ−メチル−カルバモイル)−フェニル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.33-8.31 (m, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 7.76 (dd, 1 H), 7.64-7.60 (m, 1 H), 7.38 - 7.29 (m, 6 H), 7.21-7.15 (m, 3 H), 6.94-6.88 (m, 2 H), 6.47 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.20 (s, 2 H), 3.12-3.06 (m, 4 H), 3.00-2.92 (m, 4 H); LC-MS [M+H] = 515.2, RT = 2.37 分.
実施例227:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3,5−ジメチル−イソオキサゾール−4−イルメチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例196の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として3,5−ジメチル−イソオキサゾールイソオキサゾール−4−カルバキルデヒドを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.38 (s, 1 H), 7.87-7.27 (m, 2 H), 7.65-7.60 (m, 1 H), 7.38 - 7.28 (m, 5 H), 7.22-7.16 (m, 1 H), 6.50 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.02 (s, 2 H), 2.35 (s, 3 H), 2.18 (s, 3 H);
LC-MS [M+H] = 450.4, RT = 2.67 分.
実施例228:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペラジン−1−イル−ピリミジン−5−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン−7−ボロン酸の製造
Figure 2009514882
THF(100mL)中の中間体B(9.00g、42.25mmol)の懸濁液に、トリメチルシリルクロリド(trimethylsylychloride)(10.01g、92.93mmol)を加え、その結果生じる混合物を2.5時間撹拌した。イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中2M)(105mL、211.3mmol)を滴下した。この混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷浴で冷却した。トリメチルボレート(9.47mL、84.49mmol)を加え、この混合物を冷却して1時間撹拌し、そして室温に暖めた。この混合物を冷却した、飽和NHClで20分間撹拌してクエンチすると、層分離した。この水層をTHFで抽出した。集められた抽出物をNaSOで乾燥し、ろ過し、そして濃縮した。この粗生成物を酢酸エチル中の20%MeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製すると、褐色固形物が得られ、これを5mLメタノール中に懸濁し、そしてろ過すると、所望の生成物がオフホワイト固体として得られた(3.6g、46%)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d)δ8.31 (s, 2 H), 8.07-7.88 (m, 3 H), 7.05 (d, 1 H), 6.87 (d, 1 H);
LC-MS [M+H] = 179.1, RT = 1.04 分.
工程2:4−[5−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ピリミジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル エステルの製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(2.5mL)中の工程1からの生成物(0.20g、1.12mmol)、4−(5−ブロモ−ピリミジン−2−イル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(0.50g、1.46mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.13g、0.12mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、1.85mL)を加えた。その結果生じる混合物を160℃で11分間、マイクロウェーブ反応器中で加熱し、次いで室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)パッドろ過した。この有機層を分離し、そして真空下で濃縮した。この残渣をへキサン中50〜100%EtOAcのグラジエントを用いるバイオタージ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、0.093g(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.98 (s, 2 H), 7.88 (s, 1 H), 6.97(dd, 2 H), 3.80-3.72 (m, 4 H), 3.44-3.37 (m, 4 H), 1.41 (s, 9 H);
LC-MS [M+H] = 397.3, RT = 2.50 分.
工程3:4−[5−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−ピリミジン−2−イル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(3mL)中の工程1からの生成物(0.080g、0.21mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(0.030g、0.11mmol)のTHF溶液を加えた。この混合物を−20℃で2時間撹拌し、次いで室温に暖めた。この反応液を10%Na水溶液を添加してクエンチした。この混合物をジクロロメタン(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、そして濃縮・乾燥すると、91mgの所望の生成物が得られた。この粗物質は、精製することなく次の工程で使用された。
LC-MS [M+H] = 475.0, RT = 3.19 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
脱ガスDMF(1.5mL)中の工程3からの生成物(0.090g、0.19mmol)、中間体C(0.100g、0.29mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.020g、0.02mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、0.30mL)を加えた。その結果生じる混合物を160℃で11分間、マイクロウェーブ反応器中で加熱し、次いで室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcで希釈し、セライト(登録商標)パッドろ過した。この有機層を分離し、そして真空下で濃縮した。この残渣を、短いシリカゲルカラム、へキサン中50〜100%EtOAcのグラジエントを用いて、精製すると、0.090gの褐色の固形物が得られた。この固形物をジクロロメタン(3mL)に溶解し、TFA(0.30mL)を加えた。この反応混合液を一晩撹拌し、濃縮し、そして分取HPLCによって精製すると、60mgの所望の生成物が得られた。
H-NMR (CDOD-d) δ 9.01 (s, 2 H), 8.40-8.36 (m, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.84 (d, 1 H), 7.72-7.70 (m, 1 H), 7.38 - 7.29 (m, 5 H), 7.28 (dd, 1 H), 7.03 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.88-3.80 (m, 4 H), 2.92-2.84 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 503.2, RT = 2.27 分.
実施例229:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピロリジン−1−イル−ピリミジン−5−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例228の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として5−ブロモ−2−ピロリジン−1−イル−ピリミジンを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 9.01-8.98 (m, 2 H), 8.40-8.36 (m, 1 H), 7.90-7.82 (m, 2 H), 7.75-7.71 (m, 1 H), 7.38 - 7.29 (m, 6 H), 7.04-7.02 (m, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.64-3.58 (m, 4 H), 2.09-1.98 (m, 4 H);
LC-MS [M+H] = 488.2.2, RT = 2.86 分.
実施例230:2−{6−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−キナゾリン−4−イルアミノ}−エタノールの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、実施例228の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で製造され、出発物質として2−(6−ブロモ−キナゾリン−4−イルアミノ)−エタノールを用いた。
H-NMR (CDOD-d) δ 8.76 (d, 1 H), 8.62 (dd, 1 H), 8.43 (s, 1 H), 8.38 (d, 1 H), 7.95 (s, 1 H), 7.85 (dd, 1 H), 7.77 - 7.22 (m, 2 H), 7.38-7.28 (m, 6 H), 7.24 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 3.87-3.82 (m, 2 H), 3.80-3.82 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 528.3, RT = 2.66 分.
実施例231:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
THF(1.88mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(150mg、0.33mmol)の溶液に、アセチルクロリド(26μL、0.36mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(170μL、0.98mmol)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。この混合物をEtOAc(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、有機相をHO(20mL)、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして濃縮した。この粗物質をグラジエント0〜10%MeOH(EtOAc中)を用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製した。単離された化合物をEtOAc/ヘキサンから結晶化すると、64mg(42%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.28-7.38 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.48 (d, 1 H) 3.89 (s, 1 H), 3.32-3.41 (m, 3 H), 3.19 (s, 1 H), 2.67 (d, 1 H), 1.98-2.07 (m, 3 H), 1.66 (d, 1 H), 1.51 (s, 1 H);
ES-MS m/z 466.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.49.
実施例232:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−ピペリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(150mg、0.33mmol)、N,N−ジメチルグリシン(40mg、0.39mmol)、EDCI(69mg、0.36mmol)、HOBt(48mg、0.36mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(227μL、1.30mmol)の混合物を室温で6時間撹拌した。0.5当量のN,N−ジメチルグリシンを更に添加し、この混合物の撹拌を室温で16時間継続した。この粗反応混合物を15%〜40%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLCによって精製すると、39mg(24%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.15 (dd, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 4.32 (dd, 1 H) 3.33-3.46 (m, 1 H), 3.01-3.20 (m, 4 H), 2.66-2.78 (m, 1 H), 2.19 (s, 6 H), 2.05 (d, 2 H), 1.44-1.75 (m, 2 H);
ES-MS m/z 509.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.12.
実施例233:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含む、MeOH(2.25mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(85mg、0.20mmol)の溶液に、AcOH(114μL、2.00mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(241μL、1.20mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(57mg、0.90mmol)を加えた。この反応液を60℃で17時間撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(10mL)を添加してクエンチし、EtOAc(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、そして濃縮した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物を2M NH(MeOH中)で溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、47mg(51%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.25 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.50 (d, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.98-7.08 (m, 5 H), 6.84 (dd, 1 H), 6.27 (s, 1 H), 5.35 (s, 2 H), 3.04 (s, 2 H), 2.72 (s, 2 H), 1.99 (s, 2 H), 1.66 (s, 2 H), 1.27-1.38 (m, 2 H), 0.13 (s, 1 H), 0.11 (d, 1 H), -0.03-0.03 (m, 2 H);
ES-MS m/z 464.32 [M+H], HPLC RT (分) 1.24.
実施例234:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.17mmol)の懸濁液に、N,N−ジメチルカルバモイルクロリド(18μL、0.19mmol)およびトリエチルアミン(73μL、0.52mmol)を加えた。この反応液を40℃で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜50%アセトニトリル(水中)のグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物を2M NH(MeOH中)で溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、40mg(46%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (d, 1 H), 7.87-7.97 (m, 1 H), 7.79 (dd, 1 H), 7.59 (d, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 6.58-6.65 (m, 1 H), 5.65 (d, 2 H), 3.63 (s, 2 H), 3.32-3.40 (m, 1 H), 2.85 (s, 2 H), 2.74 (d, 6 H), 1.99 (s, 2 H), 1.66 (s, 2 H);
ES-MS m/z 495.20 [M+H][M+H], HPLC RT (分) 2.69.
実施例235:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.17mmol)の懸濁液に、メタンスルホニルクロリド(15μL、0.19mmol)およびトリエチルアミン(73μL、0.52mmol)を加えた。この反応液を40℃で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜50%アセトニトリル(水中)のグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物を2M NH(MeOH中)で溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、22mg(25%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.66 (d, 2 H), 3.19-3.30 (m, 1 H), 2.85 - 2.95 (m, 5 H), 2.11 (d, 2 H), 1.69 - 1.80 (m, 2 H);
ES-MS m/z 502.31 [M+H], HPLC RT (分) 2.73.
実施例236:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピペリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
トルエン(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.17mmol)の懸濁液に、N,N−ジメチルスルファモイルクロリド(27mg、0.19mmol)およびトリエチルアミン(73μL、0.52mmol)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。更にN,N−ジメチルスルファモイルクロリド(27mg、0.19mmol)およびトリエチルアミン(73μL、0.52mmol)を加え、この反応物を室温で6時間撹拌した。この混合物をEtOAc(20mL)とHO(20mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を飽和NaHCO水溶液(20mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。その結果生じる固形物をEtOでトリチュレートし、そして真空ろ過によって回収すると、92mg(99%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ ppm 8.55 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.28-7.37 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.67 (d, 2 H), 3.22-3.33 (m, 1 H), 3.01 (t, 2 H), 2.77 (s, 6 H), 2.07 (d, 2 H), 1.62-1.77 (m, 2 H);
ES-MS m/z 531.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.75.
実施例237:7−(1−{[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.8mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(120mg、0.28mmol)、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸(73mg、0.34mmol)、EDCI(60mg、0.31mmol)、HOBt(42mg、0.31mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(148μL、0.85mmol)の混合物を室温で64時間撹拌した。更に、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸(37mg)、EDCI(30mg)、HOBt(21mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(74μL)を加え、この混合物を室温で16時間撹拌を継続した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)のグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物を2M NH(MeOH中)で溶出し、そしてこのろ液を濃縮した。MeOH(1mL)中の残渣の溶液に、ジオキサン(500μL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で64時間撹拌した。この混合物を濃縮し、この残渣を3:1CHCl/イソプロパノール(15mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(15mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮し、乾燥すると、40mg(27%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H),7.81 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.23-7.34 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.37 (d, 2 H), 3.35-3.45 (m, 1 H), 2.84-3.03 (br s, 4 H), 2.72 (s, 2 H), 2.04 (d, 2 H), 1.48-1.72 (m, 2 H), 0.62-0.78 (m, 4 H);
ES-MS m/z 521.37 [M+H], HPLC RT (分) 2.06.
実施例238:7−{1−[(1−アミノシクロプロピル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸の代わりに、1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロパンカルボン酸を用いて、実施例237の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で11mg(7%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.24-7.38 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.43 (d, 2 H), 3.35-3.47 (m, 1 H), 2.74-3.13 (br s, 3 H), 2.29 (s, 2 H), 2.03 (d, 2 H), 1.53-1.71 (m, 1 H), 0.78-0.90 (m, 2 H), 0.57-0.69 (m, 2 H);
ES-MS m/z 507.18 [M+H], HPLC RT (分) 2.14.
実施例239:7−[1−(アゼチジン−3−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸の代わりに、1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸を用いて、実施例237の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で38mg(27%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.27-7.39 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.49 (d, 1 H), 3.03-3.92 (m, 9 H), 2.68-2.81 (m, 1 H), 2.03 (m, 2 H), 1.43-1.65 (m, 1 H); ES-MS m/z 507.40 [M+H], HPLC RT (分) 2.00.
実施例240:5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例1の製造の工程1−5に述べられている方法を用い、中間体Cの代わりに2−(2−フルオロベンジル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−アミンを使用して、表題化合物が製造された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.86 (s, 1 H), 7.72 (d, 1 H), 7.28-7.38 (m, 1 H), 7.17-7.27 (m, 1 H), 7.06-7.16 (m, 2 H), 6.83-6.90 (m, 1 H), 6.73-6.89 (m, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 6.42 (s, 2 H), 5.44 (s, 2 H), 3.13-3.25 (m, 1 H), 2.97-3.07 (m, 2 H), 2.56-2.70 (m, 2 H), 1.87-1.98 (m, 2 H), 1.48-1.64 (m, 2 H);
ES-MS m/z 457.18 [M+H], HPLC RT (分) 1.37.
実施例241:5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含む、MeOH(1.5mL)中の5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(75mg、0.16mmol)の溶液に、AcOH(94μL、2.00mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(1.14mL、0.99mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(46mg、0.74mmol)を加えた。反応液を60℃で17時間撹拌した。この混合物を、飽和NaHCO水溶液(10mL)を添加してクエンチし、そしてEtOAc(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)のグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、13mg(15%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.58 (s, 1 H), 7.42-7.51 (m, 1 H), 7.00-7.10 (m, 1 H), 6.88-6.98 (m, 1 H), 6.81- 6.87 (m, 2 H), 6.55-6.61 (m, 1 H), 6.46 (dd, 1 H), 6.23 (s, 1 H), 6.13 (s, 2 H), 5.15 (s, 2 H), 2.75-2.85 (m, 3 H), 1.95-2.04 (m, 2 H), 1.66 (d, 2 H), 1.27-1.38 (m, 3 H), 0.06-0.15 (m, 2 H), -0.02-0.06 (m, 2 H); ES-MS m/z 497.31 [M+H], HPLC RT (分) 0.27.
実施例242:5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例1の工程1−5に述べられている方法を用い、中間体Cの代わりに2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを使用して、表題化合物が製造された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.16 (s, 1 H), 8.11 (d, 2 H), 7.90 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.53-7.63 (m, 2 H), 7.40-7.49 (m, 1 H), 7.23 (dd, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 3.11-3.27 (m, 1 H), 2.96-3.06 (m, 2 H), 2.56-2.68 (m, 2 H), 1.88-1.99 (m, 2 H), 1.49-1.65 (m, 2 H);
ES-MS m/z 410.44 [M+H], HPLC RT (分) 1.96.
実施例243:7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.20mmol)、N,N−ジメチルグリシン(22mg、0.22mmol)、EDCI(41mg、0.22mmol)、HOBt(29mg、0.22mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(102μL、0.59mmol)の混合物を、室温で17時間撹拌した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、22mg(23%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 9.16 (s, 1 H), 8.11 (d, 2 H), 7.93 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.56-7.62 (m, 2 H), 7.45 (t, 1 H), 7.23 (dd, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 4.31 (dd, 1 H), 3.36-3.51 (m, 1 H), 3.08-3.24 (m, 2 H), 3.01-3.06 (m, 1 H), 2.63-2.80 (m, 1 H), 2.18 (s, 6 H), 1.99-2.12 (s, 2 H), 1.44-1.77 (m, 1 H); ES-MS m/z 495.18 [M+H], HPLC RT (分) 2.13.
実施例244:7−{1−[(1−アミノシクロプロピル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(120mg、0.29mmol)、1−(Boc−アミノ)−シクロプロピル−1−カルボン酸(65mg、0.32mmol)、EDCI(62mg、0.32mmol)、HOBt(44mg、0.32mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(115μL、0.85mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮した。MeOH(1mL)中のこの残渣の溶液に、ジオキサン(500μL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を3:1 CHCl/イソプロパノール(15mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(15mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、11mg(8%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 9.16 (s, 1 H), 8.10 (d, 2 H), 7.93 (s, 1 H), 7.84 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.54-7.64 (m, 2 H), 7.45 (t, 1 H), 7.22 (dd, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 3.36-3.51 (m, 1 H), 3.01-3.06 (m, 2 H), 2.21-2.37 (m, 2 H), 1.98-2.09 (m, 2 H), 1.51-1.72 (m, 2 H), 0.77-0.88 (m, 2 H), 0.59-0.74 (m, 2 H); ES-MS m/z 493.36 [M+H], HPLC RT (分) 2.07.
実施例245:7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.20mmol)の懸濁液に、メタンスルホニルクロリド(17μL、0.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(68μL、0.39mmol)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を、15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、28mg(29%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.16 (s, 1 H), 8.10 (d, 2 H), 7.93 (s, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.55-7.63 (m, 2 H), 7.41-7.48 (m, 1 H), 7.22 (dd, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 3.63-3.73 (m, 2 H), 3.21-3.32 (m, 1 H), 2.86-2.98 (m, 5 H), 2.10-2.21 (m, 2 H), 1.69-1.86 (m, 2 H);
ES-MS m/z 488.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.72.
実施例246:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(18mL)中の5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(500mg、2.35mmol)、中間体C(1.18g、3.52mmol)、NaCO(746mg、7.04mmol)およびHO(3.5mL)の撹拌、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(271mg、0.24mmol)を加えた。この反応液を110℃で17時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、この水層を更に酢酸エチル(1×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗物質を3:1酢酸エチル/ヘキサンを用いてイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、600mg(75%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 341.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.91.
工程2:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
THF(18mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(600mg、1.76mmol)の冷却溶液(−20℃)に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(252mg、0.88mmol)を10分間に3回に分けて加えた。この混合物を−20℃で2時間撹拌した。飽和NaSO水溶液(20mL)を加え、そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。集められた有機層を5%KCO水溶液(2×20mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発・濃縮させると、660mg(89%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 419.12 [M+H], HPLC RT (分) 3.00.
工程3:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(12mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(660mg、1.57mmol)、tert−ブチル4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(製造は、Eastwood, P. R. Tetrahedron Lett. 2000, 41, 3705参照)(730mg、2.36mmol)、および1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(115mg、0.16mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、2.4mL)を加えた。この反応液を17時間加熱し(75℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗残渣をヘキサン中50〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると564mg(69%)の所望の生成物が得られた(これは約50%純度であった)。
ES-MS m/z 522.12 [M+H] , HPLC RT (分) 3.20.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(4mL)中のtert−ブチル4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(564mg、1.08mmol)の溶液に、ジオキサン(2mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で41時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を3:1CHCl/イソプロパノール(25mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、510mg(96%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54-8.58 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 7.01-7.06 (m, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.40-3.48 (m, 2 H), 2.92 (t, 1 H), 2.42-2.49 (m, 2 H); ES-MS m/z 422.06 [M+H], HPLC RT (分) 1.03 分.
実施例247:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.24mmol)、N,N−ジメチルグリシン(27mg、0.26mmol)、EDCI(50mg、0.26mmol)、HOBt(35mg、0.26mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(124μL、0.71mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、24mg(20%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 7.03-7.10 (m, 1 H), 6.80-6.84 (m, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.25 (d, 2 H), 3.69 (dt, 2 H), 3.13 (d, 2 H), 2.63-2.70 (m, 1 H), 2.53-2.60 (m, 1 H), 2.17(m, 6 H);
ES-MS m/z 507.17 [M+H], HPLC RT (分) 1.36.
実施例248:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
粗製5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(120mg、0.26mmol)を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、29mg(26%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.37 (s, 1 H), 7.79-7.86 (m, 2 H), 7.64 (s, 1 H), 7.30-7.38 (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.41-3.57 (m, 2 H), 3.09-3.19 (m, 1 H), 2.68-2.80 (m, 2 H), 2.15-2.26 (m, 1 H), 1.70-1.92 (m, 3 H); ES-MS m/z 424.22 [M+H], HPLC RT (分) 2.12.
実施例249:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.22mmol)の溶液にメタンスルホニルクロリド(19μL、0.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(114μL、0.65mmol)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を20%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、25mg(23%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.70 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.82-3.88 (m, 1 H), 3.55 (d, 1 H), 3.34-3.46 (m, 1 H), 2.86 (s, 3 H), 2.74-2.85 (m, 2 H), 2.03-2.13 (m, 1 H), 1.78-1.89 (m, 1 H), 1.57-1.77 (m, 2 H); ES-MS m/z 502.47 [M+H], HPLC RT (分) 3.04.
実施例250:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.24mmol)、N,N−ジメチルグリシン(29mg、0.28mmol)、EDCI(50mg、0.26mmol)、HOBt(35mg、0.26mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(123μL、0.71mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物をを15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、24mg(20%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (d, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.26-7.41 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.64 (d, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.44 (dd, 1 H), 4.13 (dd, 1 H), 2.61-3.68 (m, 5 H), 2.22 (s, 3 H), 2.16 (s, 3 H), 1.68-1.94 (m, 1 H), 1.39-1.65 (m, 1 H);
ES-MS m/z 509.36 [M+H], HPLC RT (分) 2.54.
実施例251:7−(1−{[1−(アミノメチル)シクロプロピル]カルボニル}ピペリジン−3−イル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.24mmol)、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸(61mg、0.28mmol)、EDCI(50mg、0.26mmol)、HOBt(35mg、0.26mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(123μL、0.71mmol)の混合物を室温で17時間撹拌した。更に、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸(30mg)、EDCI(25mg)、HOBt(18mg)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(62μL)を加え、この混合物を室温で16時間撹拌を継続した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮した。MeOH(1mL)中のこの残渣の溶液に、ジオキサン(500μL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で64時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を3:1 CHCl/イソプロパノール(15mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(15mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、9mg(8%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.36 (s, 1 H), 7.78-7.88 (m, 2 H), 7.65 (s, 1 H), 7.29-7.37 (m, 5 H), 7.22 (dd, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.69-4.82 (m, 1 H), 4.44 (br s, 1 H), 3.37-3.51 (m, 1 H), 3.05 (dd, 1 H), 2.94 (br s, 2 H), 2.75 (d, 1 H), 2.21 (d, 1 H), 1.83-2.03 (m, 2 H), 1.60-1.75 (m, 1 H), 0.72-1.06 (m, 4H);
ES-MS m/z 521.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.30.
実施例252:7−{1−[(1−アミノシクロプロピル)カルボニル]ピペリジン−3−イル}−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例251の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸の代わりに1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロプロパンカルボン酸を用いて、24mg(20%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.28 - 7.39 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.62 (br s, 1 H), 4.34 (d, 1 H), 2.84-3.05 (m, 1 H), 2.01-2.21 (m, 1 H), 1.70-1.94 (m, 1 H), 1.43-1.64 (m, 1 H), 1.19-1.31 (m, 1 H), 0.53-0.92 (m, 4H);
ES-MS m/z 507.34 [M+H], HPLC RT (分) 2.29.
実施例253:7−[1−(アゼチジン−3−イルカルボニル)ピペリジン−3−イル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例251の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、1−(Boc−アミノメチル)−シクロプロピル−1−カルボン酸の代わりに1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸を用いて、18mg(15%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.85-7.95 (m, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.64 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.19-4.66 (m, 1 H), 2.93-3.96 (m, 8 H), 2.60-2.79 (m, 1 H), 1.98-2.19 (m, 1 H), 1.61-1.96 (m, 2 H), 1.33-1.61 (m, 1 H);
ES-MS m/z 507.36 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例254:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}エタノールの製造
Figure 2009514882
THF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.22mmol)の溶液に、(2−ブロモエトキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(51μL、0.24mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(114mL、0.65mmol)を加えた。この反応液を60℃で17時間加熱し、次いで室温に冷却した。更に、(2−ブロモエトキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(51μL)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(114μl)を加え、そしてこの混合物を60℃で64時間の加熱を継続した。この粗混合物を20%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮した。95:5EtOH/HO(4ml)中の1%HCl中のこの残渣の溶液を、室温で16時間撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液を添加して、塩基性化(pH 9)し、蒸発させて揮発性物質を取り除いた。この水性混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この化合物をEtOAc/ヘキサンから結晶化すると、24mg(23%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 5.64 (s, 1 H), 4.40 (br s, 1 H), 3.50 (d, 2 H), 3.37 (s, 1 H), 3.09 (s, 1 H), 2.86 (s, 1 H), 2.41 (s, 2 H), 1.89-2.05 (m, 2 H), 1.43-1.77 (m, 4H);
ES-MS m/z 468.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.19.
実施例255:2−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミド
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.24mmol)の溶液に、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(32mg、0.26mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(123μL、0.71mmol)を加えた。この反応液を60℃で17時間撹拌した。この粗混合物を9:1CHClを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、23mg(19%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.25-7.45 (m, 5 H), 7.09-7.19 (m, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.34-3.52 (m, 2 H), 2.97-3.16 (m, 6H), 2.72-2.91 (m, 4 H), 2.09-2.43 (m, 2 H), 1.85-2.06 (m, 1 H), 1.44-1.89 (m, 2 H);
ES-MS m/z 509.30 [M+H], HPLC RT (分) 2.42.
実施例256:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピルピペリジン−3−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含む、MeOH(2.3mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(85mg、0.20mmol)の溶液に、AcOH(114μL、2.00mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(241μL、1.20mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(57mg、0.90mmol)を加えた。この反応液を60℃で17時間撹拌した。NaOH水溶液(1N、15mL)を加え、そしてこの混合物をEtOAc(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLCによって、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、37mg(40%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.24 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.50 (d, 1 H), 7.29 (s, 1 H), 6.98-7.08 (m, 5 H), 6.84 (dd, 1 H),6.31 (s, 1 H), 5.35 (s, 2 H), 2.96-3.05 (m, 1 H), 2.88 (d, 1 H), 2.60 (d, 1 H), 2.01 (t, 1 H), 1.93 (t, 1 H), 1.62-1.71 (m, 1 H), 1.12-1.41 (m, 4 H), -0.04-0.16 (m, 4 H);
ES-MS m/z 463.31 [M+H], HPLC RT (分) 1.48.
実施例257:5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
中間体SSの工程1−6に述べられている方法を用い、中間体Cの代わりに4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−オール−2−ベンジル−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1:1)を使用して、5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩が製造された。この塩を3:1 CHCl/イソプロパノール(25mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、この表題化合物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1 H), 7.76 (d, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.24-7.38 (m, 3 H), 7.21 (d, 2 H), 7.08 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.14-3.30 (m, 3 H,) 2.93 (d, 1 H), 2.62 (s, 3 H), 2.50-2.59 (m, 1 H), 2.01-2.11 (m, 1 H), 1.43-1.70 (m, 3 H);
ES-MS m/z 438.39 [M+H], HPLC RT (分) 2.10.
実施例258:5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.23mmol)、N,N−ジメチルグリシン(28mg、0.27mmol)、EDCI(48mg、0.25mmol)、HOBt(34mg、0.25mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(119μL、0.69mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、19mg(16%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.92 (d, 1 H), 7.76 (d, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.25-7.38 (m, 3 H), 7.21 (d, 2 H), 7.08 (d, 1 H), 6.63-6.68 (m, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 3.96-4.95 (m, 2 H), 2.83-3.34 (m, 5 H), 2.57-2.77 (m, 4 H), 2.06-2.23 (m, 6 H), 1.69-1.92 (m, 2 H), 1.39-1.64 (m, 1 H);
ES-MS m/z 523.41 [M+H], HPLC RT (分) 2.20.
実施例259:5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
中間体SSの工程1−6に述べられている方法を用いて、中間体Cの代わりに2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを使用して、5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩が製造された。この塩を3:1 CHCl/イソプロパノール(25mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、この表題化合物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.19 (s, 1 H), 8.12 (d, 2 H), 7.80-8.02 (m, 2 H), 7.71 (s, 1 H), 7.54-7.79 (m, 2 H), 7.39-7.54 (m, 1 H), 7.25 (d, 1 H), 6.67 (s, 1 H), 3.19-3.48 (m, 3 H), 2.93-3.05 (m, 1 H), 2.48-2.73 (m, 2 H), 2.01-2.17 (m, 1 H), 1.46-1.82 (m, 2 H);
ES-MS m/z 410.36 [M+H], HPLC RT (分) 2.05.
実施例260:7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−3−イル}−5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(120mg、0.27mmol)、N,N−ジメチルグリシン(31mg、0.30mmol)、EDCI(62mg、0.32mmol)、HOBt(44mg、0.32mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(187μL、1.08mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、19mg(16%)の所望の生成物が得られた。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 9.16 (s, 1 H), 8.10 (d, 2 H), 7.94 (d, 1 H), 7.85 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.53-7.63 (m, 2 H), 7.39-7.48 (m, 1 H), 7.22 (s, 1 H), 6.67-6.73 (m, 1 H), 3.98-4.57 (m, 2 H), 2.84-3.38 (m, 5 H), 2.58-2.81 (m, 1 H), 2.08-2.29 (m, 6 H), 1.68-1.91 (m, 2 H), 1.39-1.66 (m, 1 H);
ES-MS m/z 495.15 [M+H], HPLC RT (分) 2.27.
実施例261:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:ベンジル 2−オキソピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M;12.11mL、30.26mmol)を、THF(100mL)中のピペリジン−2−オン(2.50g、25.22mmol)の冷却(−78℃)溶液に滴下した。この混合物を−78℃で2.5時間撹拌した。THF(30mL)中のベンジルクロロホルマート(7.20mL、50.44mmol)の溶液を滴下した。この混合物を−78℃で2時間撹拌し、次いで室温に暖めた。水(200mL)を加え、そしてこの混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮し・乾燥すると、4.13g(70%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 233.91 [M+H], HPLC RT (分) 2.76.
工程2:ベンジル6−[(ジフェノキシホスホリル)オキシ]−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M;2.23mL、5.57mmol)を、THF(3mL)中のジイソプロピルアミン(781μL、5.57mmol)の冷却(0℃)溶液に滴下した。この混合物を0℃で1時間撹拌した。次いでこの混合物を、THF(15mL)中のベンジル2−オキソピペリジン−1−カルボキシラート(1.00g、4.29mmol)および1,2−ビス(ジメチルアミノ)エタン(809μL、5.36mmol)の冷却(−78℃)溶液に滴下した。この混合物を−78℃で2時間撹拌した。THF(5mL)中のジフェニルクロロホスフェート(1.07mL、5.14mmol)の溶液をこの反応物に滴下した。この混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで室温に暖めた。NaOH水溶液(1N、50mL)を加え、そしてこの混合物をEtOAc(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮し・乾燥すると、1.61g(81%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 488.16 [M+Na], HPLC RT (分) 3.69.
工程3:(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ボロン酸の製造
Figure 2009514882
THF(15mL)中の中間体B(1.00g、4.69mmol)の撹拌懸濁液に、クロロトリメチルシラン(1.31mL、10.33mmol)を滴下した。この混合物を室温で90分間撹拌し、そして2−プロピルマグネシウムクロリド(THF中2M;10.56mL、21.12mmol)を滴下した。この懸濁液は速やかに溶液となった。この混合物を室温で2時間撹拌した。この混合物を氷浴中におき、そしてTHF(5mL)中のトリメチルボレート(1.05mL、9.39mmol)の溶液を滴下した。この氷浴を取り除き、この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合液を氷そして飽和塩化アンモニウム水溶液(200mL)に注いだ。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(3×75mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗残渣を酢酸エチル中0〜20%メタノールのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、462mg(55%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 179.14 [M+H], HPLC RT (分) 1.02.
工程4:ベンジル6−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例1の工程1に述べられている方法を用いて、tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの代わりにベンジル 6−(ジフェノキシホスホリル)オキシ]−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートを用い、そして4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ボロン酸を使用して、所望の化合物がカップリング反応から得られた。
ES-MS m/z 350.45 [M+H], HPLC RT (分) 2.46.
工程5:tert−ブチル2−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
をパージした乾燥フラスコに、酸化白金(IV)(32mg、0.14mmol)、引き続いて酢酸(15mL)中の溶液として、ベンジル6−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(480mg、1.37mmol)を加えた。この混合物をH雰囲気下で6時間撹拌した。更に、酸化白金(IV)(32mg)を加え、この混合物をH雰囲気下での撹拌を更に16時間継続した。この混合物をセライト(登録商標)パッドろ過し、酢酸で溶出した。溶媒を減圧下で蒸発させた。THF(6mL)中のこの残渣の溶液に、2N NaOH水溶液(6.9mL、13.7mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(di-tert-butyl carbnate)(314mg、1.44mmol)を加えた。溶媒を減圧下で蒸発させ、この水性混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出した。この有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、440mg(100%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 318.08 [M+H]+, HPLC RT (分) 2.45.
工程6:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例1の工程3−5(ブロム化、カップリング、脱保護)に述べられている方法に従って、この表題化合物は、tert−ブチル2−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび中間体Cを用いて製造された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.36 (s, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.64 (s, 1 H), 7.27-7.41 (m, 5 H), 7.22 (dd, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.27 (dd, 1 H), 3.08-3.18 (m, 1 H), 2.79-2.90 (m, 1 H), 1.51-2.14 (m, 6 H);
ES-MS m/z 424.42 [M+H], HPLC RT (分) 2.14.
実施例262:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−2−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−2−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.22mmol)、N,N−ジメチルグリシン(27mg、0.26mmol)、EDCI(46mg、0.24mmol)、HOBt(32mg、0.24mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(114μL、0.65mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、11mg(10%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.55-7.68 (m, 1 H), 7.25-7.42 (m, 5 H), 7.16 (s, 1 H), 6.08 (d, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.59-4.46 (m, 2 H), 2.99-3.26 (m, 1 H), 2.63-2.85 (m, 1 H), 2.25-2.42 (m, 1 H), 1.97 (s, 6 H), 1.54-1.82 (m, 3 H), 1.29-1.53 (m, 1 H), 1.22 (s, 2 H);
ES-MS m/z 509.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.16.
実施例263:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(16mL)中のtert−ブチル3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(1.00g、3.00mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(429mg、1.50mmol)を、10分にわたって3回にわけて加えた。この混合物を0℃に暖め、2時間撹拌した。次いでこの混合物を室温で64時間撹拌した。飽和NaSO水溶液(50mL)を加え、そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。この粗混合物を、ヘキサン中50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、892mg(72%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 412.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.62.
工程2:tert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(6mL)中のtert−ブチル3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(292mg、0.71mmol)、中間体C(355mg、1.06mmol)、NaCO(225mg、2.13mmol)およびHO(1mL)の撹拌、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(82mg、0.071mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱し(110℃)、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、水層を更に酢酸エチル(1×50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗物質を、ヘキサン中50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、270mg(71%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 540.30 [M+H], HPLC RT (分) 2.91.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
MeOH(2.5mL)中のtert−ブチル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシラート(270mg、0.500mmol)の溶液に、ジオキサン(1.25mL)中の4M HClを加えた。この混合物を室温で17時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を3:1 CHCl/イソプロパノール(25mL)に溶解した。この混合物を飽和NaHCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、211mg(96%)の所望の生成物が得られた(これは約50%純度であった)。
ES-MS m/z 440.19 [M+H]+, HPLC RT (分) 1.97.
50mgの物質を、15%〜40%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、28mgの所望の不純物のない生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1.36 Hz, 1 H), 6.69 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 5.19 (s, 1 H), 2.77-2.93 (m, 2 H), 2.43 - 2.54 (m, 3 H), 2.12 (br s, 1 H), 1.68-1.88 (m, 2 H), 1.33-1.46 (m, 1 H);
ES-MS m/z 439.92 [M+H], HPLC RT (分) 2.06.
実施例264:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]−1,4,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−1−(N,N−ジメチルグリシル)ピペリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
DMF(3.0mL)中の3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−3−オール(154mg、0.35mmol)、N,N−ジメチルグリシン(43mg、0.42mmol)、EDCI(74mg、0.39mmol)、HOBt(52mg、0.39mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(183μL、1.05mmol)の混合物を、室温で80時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、61mg(33%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 525.52 [M+H], HPLC RT (分) 2.04.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
CHCl(2mL)中の3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−1−(N,N−ジメチルグリシル)ピペリジン−3−オール(58mg、0.11mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(58μL、0.33mmol)の冷却(0℃)混合物に、トリフルオロ酢酸無水物(31μL、0.22mmol)を滴下した。この氷浴を取り除き、そしてこの混合物を室温で2時間撹拌した。この反応液を0℃に冷却し、そして更に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(58μL)およびトリフルオロ酢酸無水物(31μL)を加えた。この氷浴を取り除き、この反応物を室温で5時間撹拌した。水(5mL)を加えると層分離した。この水相をCHCl(2×5mL)で抽出し、そして集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。EtOH(3mL)中のこの残渣の溶液に、NaOH(66mg、1.66mmol)を加えた。この混合物を室温で17時間撹拌した。この混合物をEtOAc(10mL)とHO(10mL)の間で分配した。層分離後、この有機相をHO(10mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この物質をEtOAc/ヘキサンから結晶化すると、41mg(73%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.66-8.70 (m, 1 H,) 8.55 (s, 1 H), 7.94-7.98 (m, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.27-7.36 (m, 5 H), 7.15 (dd, 1 H), 6.76-6.80 (m, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.56-3.79 (m, 2 H), 3.22-3.28 (m, 2 H), 2.48-2.59 (m, 2 H), 2.17-2.25 (m, 6 H), 1.85-1.94 (m, 2 H);
ES-MS m/z 507.13 [M+H], HPLC RT (分) 2.31.
実施例265:7−アゼパン−4−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
7−アゼパン−4−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(50mg、0.11mmol)を、15%〜40%アセトニトリル(水中)のグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、11mg(24%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, メタノール-d) δ 8.35 (s, 1 H), 7.75-7.82 (m, 2 H), 7.64 (d, 1 H), 7.29-7.37 (m, 5 H), 7.22 (dd, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.64 (m, 2 H), 3.47-3.56 (m, 1 H), 2.93-3.18 (m, 4 H), 2.15-2.27 (m, 2 H), 1.77-2.03 (m, 4 H);
ES-MS m/z 438.26 [M+H], HPLC RT (分) 2.12.
実施例266:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)アゼパン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の7−アゼパン−4−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.20mmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(17μL、0.22mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(136μL、0.78mmol)を加えた。この反応物を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜40%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、21mg(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.78 (dd, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.28-7.38 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.19-3.56 (m, 4 H), 2.90 (s, 3 H), 1.66-2.20 (m, 7 H);
ES-MS m/z 516.30 [M+H], HPLC RT (分) 3.07.
実施例267:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピルアゼパン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含む、MeOH(2mL)中の7−アゼパン−4−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.20mmol)の溶液に、AcOH(112μL、2.00mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(236μL、1.18mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(55mg、0.88mmol)を加えた。この反応物を60℃で17時間撹拌した。NaOH水溶液(1N、15mL)を加え、そしてこの混合物をEtOAc(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜40%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、47mg(50%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.23 (s, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.48 (d, 1 H), 7.28 (s, 1 H), 6.97-7.07 (m, 5 H), 6.84 (dd, 1 H), 6.27 (s, 1 H), 5.34 (s, 2 H), 3.04-3.15 (m, 1 H), 2.56-2.64 (m, 1 H), 2.44-2.53 (m, 2 H), 1.27-1.77 (m, 6 H), 0.07 - 0.14 (m, 2 H), -0.03-0.05 (m, 2 H);
ES-MS m/z 478.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.10.
実施例268:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピペラジン−1−イルフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(25mL)中の7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(801mg、3.76mmol)、tert−ブチル 4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]テトラヒドロ−1(2H)−ピラジンカルボキシラート(2.19g、5.64mmol)、および[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)−ジクロロメタン錯体(275mg、0.38mmol)の撹拌懸濁液に、NaCO水溶液(2M、5.6mL)を加えた。この反応液を80℃で17時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルを用いてセライト(登録商標)パッドろ過した。このろ液を水(75mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質をヘキサン中50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、1.22g(74%)の所望の生成物が、オフホワイト固体として得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.94-7.88 (m, 2 H), 7.86 (s, 1 H), 7.65 (br s, 2 H), 7.03-6.97 (m, 1 H), 6.94 (d, 1 H), 6.89 (d, 1 H), 3.51-3.42 (m, 4 H), 3.19-3.11 (m, 4 H), 1.42 (s, 9 H);
ES-MS m/z 395.1 [M+H], HPLC RT (分) 2.52.
工程2:tert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(15mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート(1.20g、3.04mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(435mg、1.21mmol)を15分で4回に分けて加え、この混合物を−20℃で3時間撹拌した。飽和NaSO水溶液(20mL)を加えた。そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。集められた有機層を、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質をヘキサン中25%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製した。H−NMRによって、残存するヒダントイン・サイドプロダクトが存在することが示されたので、この物質を酢酸エチル(50mL)と5%KCO水溶液(50mL)の間で分配した。層分離後、有機層を更に5%KCO水溶液(2×25mL)で洗浄した。集められた水層を酢酸エチル(2×25mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮すると、340mg(23%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.91-7.83 (m, 3 H), 7.09 (s, 1 H), 7.00 (d, 2 H), 3.50-3.42 (m, 4 H), 3.20-3.14 (m, 4 H), 1.42 (s, 9 H);
ES-MS m/z 473.0 [M+H], HPLC RT (分) 3.25.
工程3:tert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
脱ガスDME(5.5mL)中のtert−ブチル 4−[4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)フェニル]ピペラジン−1−カルボキシラート(4mg、1.25mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(1.04g、1.87mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(144mg、0.13mmol)の撹拌溶液に、NaCO水溶液(2M、1.87mL)を加えた。この反応液を80℃で17時間に加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、この水相を酢酸エチルで抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中25%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、378mg(58%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.36-7.31 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.13-3.98 (m, 2 H), 3.35-3.25 (m, 1 H), 2.05-1.96 (m, 2 H), 1.63-1.50 (m, 2 H), 1.41 (s, 9 H);
ES-MS m/z 524.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.08.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(6mL)中のtert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]フェニル}ピペラジン−1−カルボキシラート(610mg、1.02mmol)の懸濁液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。この混合物を蒸発・乾燥し、そして飽和NaHCO水溶液をこの残渣に加えた。その結果生じる固形物をろ過によって回収し、そして真空下で乾燥すると、489mg(96%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.99-7.91 (m, 3 H), 7.81 (d, 1 H), 7.65 (s, 1 H), 7.41-7.25 (m, 5 H), 7.19 (d, 1 H), 7.06-6.96 (m, 3 H), 5.65 (s, 2 H), 3.14 (s, 4 H), 2.89 (s, 4 H);
ES-MS m/z 501.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.25.
実施例269:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−(4−モルホリン−4−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
実施例9の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにモルホリンを用いて、62mg(53%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.87 (s, 1 H), 7.25-7.48 (m, 6 H), 7.08-7.04 (m, 1 H), 7.03-6.96 (m, 2 H), 6.55 (s, 1 H), 5.14 (s, 2 H), 3.60-3.48 (m, 4 H), 2.88 (t, 2 H), 2.42-2.20 (m, 6 H), 1.76-1.63 (m, 2 H), 1.58-1.44 (m, 2 H);
ES-MS m/z 458.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.23.
実施例270:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(1,1−ジオキシドチオモルホリン−4−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにチオモルホリン 1,1,−ジオキシドを用いて、27mg(30%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.29-7.39 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.66 (s, 2 H), 3.01-3.07 (m, 5 H), 2.81-2.92 (m, 7 H), 1.65-1.79 (m, 2 H), 1.45-1.56 (m, 2 H);
ES-MS m/z 530.47 [M+H], HPLC RT (分) 2.72.
実施例271:7−[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ブチル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりに1−アセチルピペラジンを用いて、44mg(67%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.82 (d, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.30-7.42 (m, 5 H), 7.17 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.68 (s, 2 H), 3.37-3.45 (m, 4 H), 2.89-2.96 (m, 2 H), 2.25-2.39 (m, 6 H), 1.98 (s, 3H), 1.69-1.80 (m, 2 H), 1.49-1.60 (m, 2 H);
ES-MS m/z 523.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.16.
実施例272:4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペラジン−2−オンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりに2−オキソピペラジンを用いて、37mg(44%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.54 (d, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.79 (dd, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.28-7.38 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.59 (d, 1 H), 5.64 (d, 2 H), 3.33 (d, 2 H), 3.07-3.16 (m, 2 H), 2.83-2.92 (m, 4 H), 2.30 - 2.39 (m, 2 H), 1.65-1.76 (m, 2 H), 1.45-1.56 (m, 2 H);
ES-MS m/z 495.54 [M+H], HPLC RT (分) 2.00.
実施例273:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−4−オール
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりに4−ヒドロキシピペリジンを用いて、63mg(81%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (d, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.26-7.38 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.58 (d, 1 H), 5.64 (d, 2 H), 4.49 (d, 1 H), 3.31-3.41 (m, 1 H), 2.82-2.91 (m, 2 H), 2.60-2.68 (m, 2 H), 2.18-2.28 (m, 2 H), 1.84-1.96 (m, 2 H) ,1.60-1.74 (m, 4 H), 1.40-1.53 (m, 2 H), 1.25-1.38 (m, 2 H);
ES-MS m/z 496.27 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
実施例274:4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−N−メチルピペラジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにN−メチルピペラジン−1−カルボキサミドを用いて、32mg(38%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.26-7.39 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 6.37 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.15-3.26 (m, 4 H), 2.83-2.93(m, 2 H), 2.49-2.58 (m, 3 H), 2.17-2.35 (m, 6 H), 1.61-1.78 (m, 2 H), 1.43-1.58 (m, 2 H);
ES-MS m/z 538.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
実施例275:4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−N,N−ジメチルピペラジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにピペラジン−1−カルボン酸ジメチルアミドを用いて、48mg(52%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.27-7.36 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.01 - 3.09 (m, 4 H), 2.88 (t, 2 H), 2.68 (s, 6 H), 2.26-2.32 (m, 6 H), 1.64-1.76 (m, 2 H), 1.45 - 1.54 (m, 2 H);
ES-MS m/z 552.33 [M+H], HPLC RT (分) 2.20.
実施例276:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりに1−メタンスルホニルピペラジンを用いて、41mg(44%)の所望の生成物が単離された。H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (d, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.14 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 2.99-3.09 (m, 4 H), 2.88 (t, 2 H), 2.89 (t, 2 H), 2.83 (s, 3H), 2.31-2.44 (m, 4 H), 1.65 - 1.75 (m, 2 H), 1.46 - 1.55 (m, 2 H);
ES-MS m/z 559.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.28.
実施例277:4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−N,N−ジメチルピペラジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにピペラジン−1−スルホン酸ジメチルアミドを用いて、67mg(68%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.28-7.38 (m, 5 H), 7.10-7.17 (m, 1 H), 6.59 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.32 (s, 6 H), 2.88 (t, 2 H), 2.72 (s, 6 H), 2.29-2.39 (m, 6 H), 1.66 - 1.75 (m, 2 H), 1.45-1.54 (m, 2 H);
ES-MS m/z 588.23 [M+H], HPLC RT (分) 2.36.
実施例278:2−(4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペラジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにN,N−ジメチル2−ピペラジン−1−イル−アセトアミドを用いて、38mg(40%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.04 (s, 2 H), 2.97 (s, 3 H), 2.87 (t, 2 H), 2.77 (s, 3 H), 2.21-2.45 (m, 10 H), 1.64-1.74 (m, 2 H), 1.42-1.54 (m, 2 H);
ES-MS m/z 466.35 [M+H], HPLC RT (分) 2.12.
実施例279:tert−ブチル (1S,4S)−5−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、ピロリジンの代わりにN−BOC−2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンを用いて、100mg(67%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.51-8.57 (m, 1 H), 7.84-7.95 (m, 1 H), 7.76-7.84 (m, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.09-7.18 (m, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.65 (d, 2 H), 4.09 (d, 1 H), 3.25-3.34 (m, 4 H), 2.95-3.08 (m, 1 H), 2.81-2.92 (m, 2 H), 2.69-2.79 (m, 1 H), 2.29-2.45 (m, 1 H), 1.37-1.77 (m, 6 H), 1.37 (s, 9 H);
ES-MS m/z 593.13 [M+H], HPLC RT (分) 2.48.
実施例280:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
MeOH(1mL)中のtert−ブチル (1S,4S)−5−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−カルボキシラートの溶液に、ジオキサン中の4M HCl(0.5mL)を加えた。この混合物を室温で2時間撹拌した。更に、ジオキサン中の4M HCl(0.5mL)を加え、この混合物を室温で16時間撹拌を継続した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を飽和NaHCO水溶液(20mL)とEtOAc(20mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLCによって精製すると、36mg(62%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.51 (s, 1 H), 3.25-3.47 (m, 2 H), 2.97 (d, 1 H), 2.87 (t, 2 H), 2.73 (dd, 1 H), 2.66 (dd, 2 H), 2.37-2.45 (m, 1 H), 2.33 (d, 1 H), 1.59-1.77 (m, 3 H), 1.35-1.52 (m, 3 H);
ES-MS m/z 493.27 [M+H], HPLC RT (分) 1.89.
実施例281:5−(2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例22の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンジル]−2H−インダゾールの代わりに、2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、16mg(17%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 9.20 (s, 1 H), 8.28 (s, 1 H), 8.11 (d, 2 H), 7.92 (d, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 7.60 (t, 2 H), 7.46 (t, 1 H), 7.23 (dd, 1 H), 6.95 (s, 1 H), 3.47-3.57 (m, 2 H), 3.13-3.22 (m, 2 H), 2.93-3.03 (m, 4 H), 1.93-2.03 (m, 2 H), 1.65-1.91 (m, 6H);
ES-MS m/z 452.25 [M+H], HPLC RT (分) 2.31.
実施例282:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ベンジル}ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(ブロモメチル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(10mL)中の{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]フェニル}メタノール(575mg、1.29mmol)およびトリフェニルホスフィン(507mg、1.93mmol)の溶液に、四臭化炭素(512mg、1.55mmol)を加えた。この反応液を室温で17時間撹拌した。この混合物を水(50mL)とCHCl(50mL)の間で分配した。層分離後、この有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。この粗物質をヘキサン中50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、592mg(90%)の所望の生成物が得られた(これは、微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 509.41 [M+H], HPLC RT (分) 3.31 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[3−(ブロモメチル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(125mg、0.25mmol)の溶液に、3−ピロリジノール(26μL、0.27mmol)、トリエチルアミン(103μL、0.74mmol)、およびヨウ化ナトリウム(0.4mg、0.002mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱(55℃)し、次いで室温に冷却した。この粗反応混合物を、15%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、28mg(22%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 7.92-8.00 (m, 3 H), 7.83 (d, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.25-7.44 (m, 7 H), 7.22 (dd, 1 H), 7.14 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 4.68 (d, 1 H), 4.09-4.21 (m, 1 H), 3.60 (q, 2 H), 2.65-2.72 (m, 1 H), 2.58 (q, 1 H), 2.37-2.46 (m, 1 H), 2.32 (dd, 1 H), 1.93-2.03 (m, 1 H), 1.48-1.59 (m, 1 H); ES-MS m/z 516.20 [M+H], HPLC RT (分) 2.53.
実施例283:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{3−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]フェニル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例282の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、3−ピロリジノールの代わりに1−メチルピペラジンを用いて36mg(29%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 7.96-8.01 (m, 3 H), 7.83 (d, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.20-7.45 (m, 8 H), 7.14 (s, 1 H), 5.66 (s, 2 H), 3.50 (s, 2 H), 2.20-2.47 (m, 8 H), 2.12 (s, 3H);
ES-MS m/z 529.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.50.
実施例284:1−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ベンジル}ピペリジン−4−オールの製造
Figure 2009514882
実施例282および282の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、3−ピロリジノールの代わりに4−ピロリジノールを用いて、52mg(41%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 1 H), 7.95-8.02 (m, 3 H), 7.84 (d, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.19-7.45 (m, 8 H), 7.14 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 4.54 (d, 1 H), 3.48 (s, 2 H), 3.38-3.48 (m, 1 H), 2.63-2.73 (m, 2 H), 1.98-2.09 (m, 2 H), 1.63-1.74 (m, 2 H), 1.30-1.44 (m, 2 H);
ES-MS m/z 530.24 [M+H], HPLC RT (分) 2.54.
実施例285:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペリジン−4−イル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
MeOH(600μL)中のtert−ブチル 4−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート(81mg、0.13mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(300μL)を加えた。この混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を濃縮し、そしてこの残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、5mg(7%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.80 (s, 1 H), 8.64 (s, 1 H), 8.59 (s, 1 H), 8.07 (d, 1 H), 7.98 (s, 1 H), 7.46-7.61 (m, 6H), 7.40 (dd, 1 H), 5.86 (s, 2 H), 3.51-3.69 (m, 3 H), 3.25 (t, 2 H), 2.39-2.50 (m, 2 H), 2.12 (q, 2 H);
LC-MS [M+H] = 507.30, RT = 2.69 分.
実施例286:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{2−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−1,3−チアゾール−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペリジン−4−イル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.17mmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(15μL、0.19mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(120μL、0.69mmol)を加えた。この反応物を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリルからのグラジエント溶出液を用いる分取HPLCによって精製すると、28mg(28%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 8.38 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 7.83 (d, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.27-7.40 (m, 5H), 7.17-7.24 (m, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 3.59-3.69 (m, 2 H), 3.16-3.28 (m, 1 H), 2.85-2.95 (m, 5H), 2.20 (d, 2 H), 1.78 (q, 2 H); ES-MS m/z 585.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.97.
実施例287:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペリジン−4−イル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.17mmol)、N,N−ジメチルグリシン(19mg、0.18mmol)、EDCI(36mg、0.19mmol)、HOBt(26mg、0.19mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(90μL、0.52mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、20mg(20%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.56 (s, 1 H), 8.37 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.82 (d, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.26-7.39 (m, 5H), 7.16-7.23 (m, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 4.40 (d, 1 H), 4.10 (d, 1 H), 3.01-3.23 (m, 3 H), 2.75 (t, 1 H), 2.18 (s, 6H), 2.06-2.15 (m, 3 H), 1.70 (q, 1 H), 1.53 (q, 1 H);
ES-MS m/z 592.16 [M+H], HPLC RT (分) 2.39.
実施例288:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[2−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含んだ、MeOH(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ピペリジン−4−イル−1,3−チアゾール−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.17mmol)の溶液に、AcOH(99μL、1.73mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(180mg、1.04mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(49mg、0.78mmol)を加えた。この反応液を60℃で17時間撹拌した。NaOH水溶液(1N、5mL)を加えて、そしてこの混合物をEtOAc(2×10mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、19mg(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.57 (s, 1 H), 8.35 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 7.83 (d, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.28-7.41 (m, 5H), 7.18-7.23 (m, 2 H), 5.67 (s, 2 H), 2.95-3.09 (m, 3 H), 2.30 (t, 2 H), 2.05 (d, 2 H), 1.57-1.72 (m, 3 H),0.37-0.45 (m, 2 H), 0.25-0.34 (m, 2 H);
ES-MS m/z 547.21 [M+H], HPLC RT (分) 2.39.
実施例289:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]アゼチジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
工程1:1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]アゼチジン−3−カルボン酸の製造
Figure 2009514882
MeOH(12.5mL)中の1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸(3.00g、14.9mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン中の4M HCl(12.5mL)を加えた。この反応物を室温で16時間撹拌した。この混合物を蒸発・乾燥した。1,4−ジオキサン(15mL)および2N NaOH水溶液(75mL)中のこの残渣の冷却(0℃)溶液に、ベンジルクロロホルマート(2.67g、15.7mmol)を滴下した。この反応物を室温に暖め、そして4時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(75mL)で洗浄し、そして水層を濃HClを添加して酸性(pH5)にした。この混合物を酢酸エチル(3×75mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発・濃縮させると、2.10g(60%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 235.90 [M+H], HPLC RT (分) 2.53.
工程2:ベンジル 3−[メトキシ(メチル)カルバモイル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(45mL)中の1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]アゼチジン−3−カルボン酸(2.30g、9.78mmol)およびN,O−ジメチルヒドロキシルアミン・塩酸塩(1.14g、11.73mmol)の溶液に、EDCI(2.06g、10.76mmol)、HOBt(1.45g、10.76mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.11mL、29.33mmol)を加えた。この反応物を室温で16時間撹拌した。この混合物を酢酸エチル(75mL)とHO(75mL)の間で分配した。層分離後、この水相を酢酸エチル(2 50mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質をシリカゲルプラグろ過し、このろ液を濃縮後、3:1酢酸エチル/ヘキサンで溶出すると1.66g(61%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 279.03 [M+H], HPLC RT (分) 3.07.
工程3:ベンジル 3−(4,4−ジメトキシブタノイル)アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
50mLの3−Nフラスコ中に、削り屑状のマグネシウム(319mg、13.12mmol)を入れ、Nの流れを2.5時間削り屑状マグネシウムの上を通過させながら、激しく撹拌した。この削り屑状マグネシウムをTHF(3mL)中に懸濁し、そして3−ブロモプリオンアルデヒドジメチルアセタール(3-bromoprionaldehyde dimethylacetal)(300uL)(前もって活性アルミナのプラグを通してろ過した)を加えた。この反応は〜5分以内に開始した。THF(6mL)中の3−ブロモプリオンアルデヒドジメチルアセタール(1.5mL)を、20分間にわたって滴下した。反応は、添加の間穏やかに発熱し、フラスコは、ブロミドの添加の完了後15分間あったまっていた。この混合物を油浴中に置き、そして50℃で2時間加熱し、次いで室温に冷却した。事前に作製したグリニャール試薬を、THF(10mL)中のベンジル 3−(4,4−ジメトキシブタノイル)アゼチジン−1−カルボキシラート(1.66g、5.97mmol)の冷却溶液(0℃)に15分間にわたって滴下した。この混合物を0℃で3時間撹拌した。水(20mL)を加え、そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離した後、水相を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。集められた有機層を、塩水で洗浄し、乾燥し(NaSO)そして濃縮すると1.91g(99%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 275.99 [M+H], HPLC RT (分) 3.21.
工程4:ベンジル 3−[(1E)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−4,4−ジメトキシブタン−ヒドラゾノイル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
CHCl(30mL)中のベンジル 3−(4,4−ジメトキシブタノイル)アゼチジン−1−カルボキシラート(1.91g、5.94mmol)の溶液を、カルバジン酸tert−ブチル(824mg、6.24mmol)、引き続いてパラ−トルエンスルホン酸一水和物(170mg、0.89mmol)で処理した。この反応物を室温で16時間撹拌した。この混合物をHO(25mL)、飽和NaHCO水溶液(25mL)、そして塩水で洗浄した。この有機相を乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして濃縮すると、2.47(95%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 458.47 [M+Na], HPLC RT (分) 3.32.
工程5:ベンジル 3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1H−ピロール−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
ベンジル 3−[(1E)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−4,4−ジメトキシブタンヒドラゾノイル]アゼチジン−1−カルボキシラート(2.47g、5.67mmol)とAcOH(30mL)の溶液を18時間撹拌した(40℃)。この混合物を濃縮し、この残渣をEtOAc(75mL)に溶解し、そして飽和NaHCO水溶液(75mL)で洗浄した。この水層をEtOAc(2×50mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮すると、所望の生成物(2.1g)が得られた(これは、更に精製することなく使用した)。
ES-MS m/z 272.01 [M+H], HPLC RT (分) 3.50.
工程6:ベンジル 3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
アセトニトリル(5mL)中のクロロスルホニルイソシアネート(541μL、6.22mmol)の溶液を、アセトニトリル(15mL)中のベンジル 3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−1H−ピロール−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシラート(2.10g、5.65mmol)の冷却(0℃)溶液に滴下した。この混合物を0℃で30分間撹拌し、そして室温に暖めた。1時間後、この混合物を再び冷却し(0℃)そしてDMFを滴下した。この反応物を室温に暖めた。30分後、この混合物を破砕した氷(100g)の上に注ぎ、次に室温に暖めた。この水性混合物をEtOAc(3×75mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質をヘキサン中50%〜75%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、800mg(36%)の所望の生成物が得られた(これは、更にキャラクタリゼーションすることなく使用した)。
工程7:ベンジル 3−(1−アミノ−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
メタノール(2.5mL)中のベンジル 3−{1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル}アゼチジン−1−カルボキシラート(800mg、2.02mmol)の冷却(0℃)溶液に、ジオキサン中の4M HCl溶液(2.5mL)を加えた。この反応物を15分間撹拌し(0℃)、次いで室温に暖めた。4時間後、この反応物を再び冷却し(0℃)、そしてこの混合物を2M NaCO水溶液をゆっくり添加して塩基性にした(pH9)。この混合物を室温に暖め、そしてEtOAc(3×20mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させると、575mg(96%)の所望の生成物が得られた(これは、更にキャラクタリゼーションすることなく使用した)。
工程8: ベンジル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
1−ブタノール(8mL)中のベンジル 3−(1−アミノ−5−シアノ−1H−ピロール−2−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート(575mg、1.94mmoL)およびホルムアミジンアセテート(2.02g、19.4mmol)の溶液を、120℃で4時間撹拌した。次いでこの混合物を室温に冷却し、そしてEtOAc(25mL)とHO(25mL)の間で分配した。層分離後、水層を更にEtOAc(2×25mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質を3:1 酢酸エチル/ヘキサンを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、250mg(40%)の所望の生成物が得られた。
ES-MS m/z 324.34 [M+H], HPLC RT (分) 2.30.
工程9:ベンジル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
テトラヒドロフラン(4mL)およびDMF(1.5mL)中のベンジル 3−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート(250mg、0.84mmol)の冷却(−20℃)溶液に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(120mg、0.42mmol)を10分間で3回に分けて加えた。この混合物を−20℃で1時間撹拌した。飽和NaSO水溶液(10mL)を加え、そしてこの混合物を室温に暖めた。この混合物を酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。集められた有機層を5%KCO水溶液(25mL)、塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させると、371mg(100%)の所望の生成物が得られた(これは、微量の不純物を含んでいた)。
ES-MS m/z 402.01 [M+H], HPLC RT (分) 2.84.
工程10:ベンジル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]アゼチジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(7mL)中のベンジル 3−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)アゼチジン−1−カルボキシラート(371mg、0.92mmol)、中間体C(462mg、1.38mmol)、NaCO(293mg、2.77mmol)およびHO(1.4mL)の撹拌、脱ガス混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(144mg、0.13mmol)水溶液を加えた。この反応物を110℃で17時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物を酢酸エチル(50mL)とHO(50mL)の間で分配した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥した。この粗物質を3:1エチル/ヘキサンを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、304mg(62%)の所望の生成物が得られた(これは微量の不純物を含んでいた)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.87 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.26-7.38 (m, 10 H), 7.15 (d, 1 H), 6.88 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 5.05 (s, 2 H), 4.04 - 4.45 (m, 5 H);
ES-MS m/z 530.21 [M+H], HPLC RT (分) 3.26.
工程11:7−アゼチジン−3−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ベンジル 3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]アゼチジン−1−カルボキシラート(304mg、0.57mmol)と6N HCl水溶液(10mL)の混合物を100℃で1時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥した。この残渣を15%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、26mg(11%)の所望の生成物が得られた(これは約70%の純度であった)。
ES-MS m/z 396.42 [M+H], HPLC RT (分) 2.04.
工程12:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DMF(1mL)中の7−アゼチジン−3−イル−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(20mg、0.051mmol)、N,N−ジメチルグリシン(5.7mg、0.056mmol)、EDCI(11.6mg、0.061mmol)、HOBt(8.2mg、0.061mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(26μL、0.15mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗反応混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、5mg(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.37 (s, 1 H), 7.79-7.85 (m, 2 H), 7.67 (s, 1 H), 7.29 - 7.37 (m, 5 H), 7.25 (d, 1 H), 6.81 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.70 (t, 1 H), 4.25-4.54 (m, 4 H), 3.18 (s, 2 H), 2.38 (s, 6 H);
ES-MS m/z 481.10 [M+H], HPLC RT (分) 2.07.
実施例290:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{(3R)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2.3mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[(3R)−ピペリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(107mg、0.25mmol)、N,N−ジメチルグリシン(31mg、0.30mmol)、EDCI(53mg、0.28mmol)、HOBt(38mg、0.28mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(132μL、0.76mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗反応混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、35mg(27%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.92 (d, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.27-7.39 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.64 (d, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.95-4.97(m, 2 H), 2.62-3.32 (m, 5 H), 2.03-2.23 (m, 7 H), 1.68-1.91 (m, 2 H), 1.37-1.64 (m, 1 H);
ES-MS m/z 509.15 [M+H], HPLC RT (分) 2.22.
実施例291:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{(3S)−1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−3−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[(3S)−ピペリジン−3−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(95mg、0.22mmol)、N,N−ジメチルグリシン(28mg、0.27mmol)、EDCI(47mg、0.25mmol)、HOBt(33mg、0.25mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(117μL、0.67mmol)の混合物を室温で16時間撹拌した。この粗反応混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、35mg(27%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.92 (d, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.27-7.39 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.61-6.67 (m, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.95-4.94 (m, 2 H), 2.62-3.32 (m, 5 H), 2.05-2.23 (m, 7 H), 1.70-1.91 (m, 2 H), 1.40-1.64 (m, 1 H);
ES-MS m/z 509.18 [M+H], HPLC RT (分) 2.23.
実施例292:7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩の溶液を、3:1 CHCl/イソプロパノール(25mL)と飽和NaHCO水溶液(25mL)の間で分配した。層分離後、有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮・乾燥すると、7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンが得られた(これは精製することなく使用した)。不純物のない検体が、15%〜40%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって得られた。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、28mg(90mgから)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.26 - 7.36 (m, 5 H), 7.13 (d, 1 H), 6.53 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.09-3.62 (m, 7 H);
ES-MS m/z 46439.92 [M+H], HPLC RT (分) 2.06.
実施例293:2−(3−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}アゼチジン−1−イル)エタノールの製造
Figure 2009514882
THF(1.5mL)中の7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.22mmol)の溶液に、(2−ブロモエトキシ)−tert−ブチルジメチルシラン(53μL、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(117μL、0.67mmol)を加えた。この反応物を17時間加熱し(60℃)、次いで室温に冷却した。この粗混合物を20%〜50%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮した。95:5EtOH/HO(4ml)中の1%HCl中のこの残渣の溶液を、室温で16時間撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液を添加して、塩基性化(pH9)し、蒸発させて揮発性物質を取り除いた。この残存する水性混合物を酢酸エチル(3×15mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣をEtOでトリチュレートすると、6mg(6%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 1 H), 8.17 (s, 1 H), 7.83 (d, 1 H), 7.67 (s, 1 H), 7.26-7.39 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.77 (d, 1 H), 5.66 (s, 2 H), 4.11-4.27 (m, 2 H), 3.89-4.02 (m, 3 H), 3.53-3.63 (m, 2 H), 3.33-3.42 (m, 1 H), 3.10-3.30 (m, 4 H) ; ES-MS m/z 454.46 [M+H], HPLC RT (分) 1.96.
実施例294:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−({1−[(ジメチルアミノ)アセチル]アゼチジン−3−イル}メチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.8mL)中の7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.20mmol)、N,N−ジメチルグリシン(24mg、0.23mmol)、EDCI(41mg、0.22mmol)、HOBt(29mg、0.22mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(102μL、0.59mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜30%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、21mg(22%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.26-7.39 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.26 (t, 1 H), 4.00 (t, 1 H), 3.90 (dd, 1 H), 3.66 (dd, 1 H), 3.31-3.21 (m, 4 H), 2.99-3.11 (m, 1 H), 2.30 (s, 6 H);
ES-MS m/z 495.47 [M+H], HPLC RT (分) 2.03.
実施例295:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の7−(アゼチジン−3−イルメチル)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン・塩酸塩(100mg、0.22mmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(19μL、0.25mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(117μL、0.67mmol)を加えた。この反応物を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、19mg(17%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d)δ 8.54 (s, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H), 7.25-7.37 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.97 (t, 2 H), 3.69 (dd, 2 H), 3.14-3.19 (m, 2 H), 2.97-3.98 (m, 1 H), 2.96 (s, 3 H); ES-MS m/z 5488.38 [M+H], HPLC RT (分) 2.98.
実施例296:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−2−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
中間体VVの工程1−7に述べられている方法を使用して、1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸の代わりに4−Boc−2−モルホリンカルボン酸を用いて、この表題化合物はHCl塩として製造された。この塩は実施例301の方法に従って、遊離塩基となり、この表題化合物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.27-7.37 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.65-3.79 (m, 2 H), 3.25-3.45 (m, 1 H), 2.90-3.05 (m, 2 H), 2.72-2.79 (m, 1 H), 2.60-2.68 (m, 2 H), 2.40-2.47 (m, 1 H);
LC-MS [M+H] = 440.25, RT = 2.15 分.
実施例297:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[4−(メチルスルホニル)モルホリン−2−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−2−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0182mmol)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(15μL、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(95μL、0.55mmol)を加えた。この反応物を室温で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、20mg(21%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.26-7.41 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.68 (s, 1 H), 5.74 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.86-3.95 (m, 2 H), 3.51 (t, 1 H), 3.40 (d, 1 H), 3.04-3.17 (m, 2 H), 2.88 (s, 3H), 2.78-2.88 (m, 1 H), 2.62-2.71 (m, 1 H);
ES-MS m/z 518.40 [M+H], HPLC RT (分) 2.51.
実施例298:2−(2−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}モルホリン−4−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
MeOH(1.5mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−2−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(80mg、0.18mmol)の溶液に、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(24mg、0.20mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(95μL、0.55mmol)を加えた。この反応物を60℃で17時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、49mg(52%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.51-8.57 (m, 1 H), 7.86-7.93 (m, 1 H), 7.76-7.84 (m, 1 H), 7.55-7.62 (m, 1 H), 7.26-7.41 (m, 5 H), 7.09-7.18 (m, 1 H), 6.58-6.66 (m, 1 H), 5.71-5.77 (m, 1 H), 5.62-5.68 (m, 2 H), 3.79-3.91 (m, 1 H), 3.68-3.79 (m, 1 H), 3.39-3.53 (m, 1 H), 2.90-3.20 (m, 7H), 2.69-2.82 (m, 4 H), 2.62 (d, 1 H), 2.11-2.24 (m, 1 H), 1.96-2.09 (m, 1 H);
ES-MS m/z 525.38 [M+H], HPLC RT (分) 2.03.
実施例299:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−3−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
中間体VVの工程1−7に述べられている方法を使用して、1−(tert−ブトキシカルボニル)アゼチジン−3−カルボン酸の代わりに4−N−Boc−3−モルホリンカルボン酸を用いて、この表題化合物はHCl塩として製造された。この塩は実施例301の方法に従って、遊離塩基となり、この表題化合物が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.35 (s, 1 H), 7.83 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.66 (s, 1 H), 7.28-7.39 (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 3.70-3.81 (m, 2 H), 3.45-3.56 (m, 1 H), 3.19-3.36 (m, 2 H), 2.93-3.07 (m, 2 H), 2.79-2.89 (m, 2 H);
LC-MS [M+H] = 440.18, RT = 2.07 分.
実施例300:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−({4−[(ジメチルアミノ)アセチル]モルホリン−3−イル}メチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DMF(1.2mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−3−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.23mmol)、N,N−ジメチルグリシン(25mg、0.24mmol)、EDCI(48mg、0.25mmol)、HOBt(34mg、0.25mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(119μL、0.68mmol)の混合物を、室温で16時間撹拌した。この粗混合物を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、50mg(42%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.52-8.57 (m, 1 H), 7.88-7.96 (m, 1 H), 7.76-7.84 (m, 1 H), 7.48-7.55 (m, 1 H), 7.26-7.39 (m, 5 H), 7.04-7.11 (m, 1 H), 6.58-6.63 (m, 1 H), 5.64 (s, 2 H), 4.43-4.89 (m, 1 H), 3.69-4.12 (m, 3 H), 3.24-3.57 (m, 4 H), 3.09-3.23 (m, 1 H), 2.72-2.99 (m, 1 H), 2.15-2.27 (m, 1 H), 1.88-1.99 (m, 6H);
ES-MS m/z 525.15 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
実施例301:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[(4−シクロプロピルモルホリン−3−イル)メチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
3Å分子篩を含む、MeOH(2.0mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(モルホリン−3−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.23mmol)の溶液に、AcOH(130μL、2.28mmol)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(238mg、1.37mmol)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(64mg、1.02mmol)を加えた。この反応物を60℃で17時間撹拌した。NaOH水溶液(1N、15mL)を加え、そしてこの混合物をEtOAc(3×15mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。この残渣を15%〜45%アセトニトリル(水中)からのグラジエント溶出液を用いる分取HPLC、引き続いて酸性樹脂ろ過、MeOH洗浄によって精製した。この生成物をMeOH中の2M NHで溶出し、そしてこのろ液を濃縮すると、48mg(44%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 7.79 (d, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.26-7.41 (m, 5 H), 7.14 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.55-3.65 (m, 2 H), 3.44-3.52 (m, 1 H), 3.30-3.41 (m, 1 H), 3.19-3.28 (m, 1 H), 2.80-2.96 (m, 3 H), 2.34-2.44 (m, 1 H), 1.77-1.86 (m, 1 H), 0.23-0.64 (m, 4 H);
ES-MS m/z 480.13 [M+H], HPLC RT (分) 2.19.
実施例302:1−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−プロパン−1−オンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(75mg、0.16mmol)を、無水DMF(3.2mL)に溶解し、そしてEtN(iPr)(44μL、0.32mmol)で処理し、引き続いてプロピオニルクロリド(22μL、0.24mmol)を添加した。この混合物を50℃で18時間加熱し、室温に冷却し、水中に注いだ。水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物を分取HPLCで精製した。この生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを、酸性樹脂ろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−エーテルから結晶化すると、表題化合物(35.5mg、42%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.63 (s, 2H), 3.41-3.31 (m, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.38 - 2.24 (m, 8H), 1.90 1.84 (m, 2H), 0.93 (t, 3H);
ES-MS m/z 523.3 [M+H], RT (分) 2.15.
実施例303:1−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−オンの製造
Figure 2009514882
実施例302の製造の場合に述べられている方法を使用して、プロピオニルクロリドの代わりに3,3,3−トリフルオロプロピオニルクロリドを用いて、この表題化合物が製造された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.78 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.61 (q, 2H), 3.44-3.37 (m, 4H), 2.89 (t, 2H), 2.39 - 2.30 (m, 6H), 1.88 - 1.84 (m, 2H); ES-MS m/z 577.2 [M+H], RT (分) 2.25.
実施例304:1−(4−{3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−イル)−プロパン−2−オンの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(75mg、0.16mmol)を、無水DMF(3.2mL)に溶解し、そしてKCO(33mg、0.24mmol)で処理し、引き続いてクロロアセトン(15μL、0.19mmol)を添加した。この混合物を50℃で18時間加熱し、室温に冷却し、水に注いだ。この水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、そして集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物を分取HPLCによって精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂に通してろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いで、この生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、この残渣をDCM−エーテルから結晶化すると、表題化合物(10.8mg、13%)白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.27 - 3.24 (m, 1H), 3.09 (s, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.36 - 2.23 (m, 9H), 2.04 (s, 3H),1.88 1.79 (m, 2H);
ES-MS m/z 523.2 [M+H], RT (分) 2.08.
実施例305:4−{3−[5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−4−(3−メチル−ウレイド)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピル}−ピペラジン−1−カルボン酸メチルアミドの製造
Figure 2009514882
無水DCE(5.9mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ピペラジン−1−イル−プロピル)ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(138mg、0.30mmol)の不均質な混合物に、N−メチルイソシアネート(20.2mg、0.35mmol)を加えた。この混合物を50℃で18時間加熱し、室温に冷却し、水に注いだ。水層をEtOAc(3×25mL)で抽出し、集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCにより精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過により取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−エーテルから結晶化すると、表題化合物(98.7mg、58%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.14 (ブロード s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.19 (s, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.36 - 7.28 (m, 5H), 7.18 (d, 1H), 6.81 (s, 1H), 6.37 - 6.35 (m, 1H), 5.67 (s, 2H), 3.20 (t, 4H), 2.94 (t, 2H), 2.73 (d, 3H), 2.52 (d, 3H), 2.35 (t, 2H), 2.27 (t, 4H), 1.90 - 1.86 (m, 2H);
ES-MS m/z 581.3 [M+H], RT (分) 2.75.
実施例306:1−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
工程1:1−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
無水THF(60mL)中の中間体B(2.0g、9.39mmol)の撹拌懸濁液に、0℃でTHF中の2.0M イソプロピルマグネシウムクロリド(14.0mL、28mmoL、4.5当量)を加えた。この反応混合液を50℃で2時間撹拌した。TLC分析によって、〜75%変換が示された。反応物を室温に冷却し、そして更に、THF中の2.0M イソプロピルマグネシウムクロリド(7.0mL、14mmoL、1.5当量)を加えた。この反応混合液を50℃で2時間撹拌し、次いで室温に冷却した。プロピレンオキシド(3.0mL、42.3mmoL、4.5当量)を加え、そしてこの反応混合液を室温で16時間撹拌し、水に注いだ。水層をEtOAc(3×200mL)で抽出し、集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出液2-6%EtOH/DCM)によって精製し、そしてRが高いスポットを集めると、表題化合物(325.9mg、18%)がベージュ色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (s, 1H), 7.59 (ブロード s, 2H), 6.80 (d, 1H), 6.52 (d, 1H), 5.11 (d, 1H), 4.98 - 4.93 (m, 1H), 1,83 - 1.66 (m, 2H), 0.84 (t, 3H);
ES-MS m/z 192.9 [M+H], RT (分) 1.15.
工程2:1−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オールの製造
Figure 2009514882
この化合物は、出発物質として1−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オールを用いて、tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造の場合に述べられているブロム化方法と同様な方法で製造された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.78 (s, 1H), 7.59 (ブロード s, 2H), 6.80 (d, 1H), 6.52 (d, 1H), 5.11 (d, 1H), 4.98 - 4.93 (m, 1H), 1,83 - 1.66 (m, 2H), 0.84 (t, 3H);
ES-MS m/z 271.3/273.1 [M+H], RT (分) 1.86.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
1−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−プロパン−1−オール(355mg、1.31mmol)および2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(656.4mg、1.96mmoL、1.5当量)を、1:1 EtOH−トルエン(各11mL)に溶解し、そして窒素で脱ガスした。30分後、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・ジクロロメタン錯体(95.8mg、0.13mmoL、0.1当量)、引き続いて2M 炭酸ナトリウム溶液(1.31mL、2.62mmoL、2.0当量)を加えた。この反応混合液を80℃で17時間撹拌し、そして室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcと水の間で分配し、そしてセライト〔登録商標)パッドろ過し、過剰のパラジウム塩を取り除いた。有機層を水と塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物をイスコ(登録商標)器材(グラジエント1〜100%[20%MeOH/DCM+1%EtN]/DCM)を用いて精製し、そしてこの生成物を含んでいるフラクションを濃縮した。DCM−ヘキサンでトリチュレーションすると、295.3mg(57%)の表題化合物が、ベージュ色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.88 (s, 1 H), 7.80 (d, 1 H), 7.57 (s, 1 H), 7.34-7.28 (m, 5 H), 7.13 (dd, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 5.23 (d, 1H), 5.04 - 4.99 (m, 1H), 1.89 - 1.83 (m, 1H), 1.78 - 1.70 (m, 1H), 0.90 (t, 3H);
ES-MS m/z 399.3 [M+H], RT (分) 2.55.
実施例307:7−{3−[(アゼチジン−3−イルメチル)−アミノ]−プロピル}−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
無水DCM(2.8mL)中の3−({3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−プロピルアミノ}−メチル)−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(80mg、0.14mmol)の懸濁液に、トリフルオロ酢酸(1.4mL)を加えた。この混合物をN下、室温で3日間撹拌した。この反応混合液を濃縮し、そしてこの粗製物をEtOAcに溶解した。有機層を、飽和NaHCO水溶液、水および塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を、分取HPLC[グラジエント15〜90% ACN/HO+0.1%TFA]で精製した。この生成物を含んでいるフラクションを回収し、そしてTFAを酸性樹脂ろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−エーテルから結晶化すると、表題化合物(6mg、9%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, MeOD) δ 8.39 (s, 1H), 7.85 - 7.82 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.36 - 7.33 (m, 5H), 7.24 (d, 1H), 6.56 (s, 1H), 5.67 (s, 2H), 4.02 (t, 2H), 3.78 - 3.75 (m, 2H), 3.05 (t, 3H), 2.87 (d, 2H), 2.70 (t, 2H), 2.02 - 1.98 (m, 2H);
ES-MS m/z 467.3 [M+H], RT (分) 2.82.
実施例308:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ブチロニトリルの製造
Figure 2009514882
無水DMF(1.7mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(3−ブロモプロピル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(80mg、0.173mmol)、シアン化ナトリウム(17mg、0.35mmoL、2.0当量)、およびヨウ化ナトリウム(2.6mg、0.017mmoL、0.1当量)の溶液を、100℃で16時間撹拌した。この反応混合物を室温に冷却し、水に注いだ。この水層をEtOAc(3×25mL)で抽出し、そして集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCで精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過により取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−エーテルから結晶化すると、表題化合物(47.5mg、67%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.15 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.59 (t, 2H), 2.04 - 1.96 (m, 2H);
ES-MS m/z 408.3 [M+H], RT (分) 2.95.
実施例309:2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−エタノールの製造
Figure 2009514882
工程1:2−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−エタノールの製造
Figure 2009514882
−78℃で、無水THF(94mL)中の中間体B(2.00g、9.39mmol)の撹拌懸濁液に、ヘキサン中の2.5M n−ブチルリチウム(16.9mL、42.2mmoL、4.5当量)を加えた。−78℃で30分間撹拌し、エチレンオキシドをこの反応混合液に10分間吹き込んだ。この混合物を室温で17時間撹拌し、水に注いだ。この水層をEtOAc(3×100mL)で抽出し、そして集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をMPLC(バイオタージ(登録商標)、グラジエント溶出液 0−3%MeOH/EtOAc)で精製すると、表題化合物(204mg、12.2%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.79 (s, 1H), 7.57 (ブロード s, 2H), 6.78 (d, 1H), 6.44 (d, 1H), 4.71 (t, 1H), 3.68 - 3.63 (m, 2H), 2.98 (t, 2H);
ES-MS m/z 179.2 [M+H], RT (分) 0.25.
工程2:2−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−エタノールの製造
Figure 2009514882
この化合物は、出発物質として2−(4−アミノ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−エタノールを用いて、tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造の場合に述べられているブロム化方法と同様な方法で製造された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.83 (s, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.75 (t, 1H), 3.65 (q, 2H), 2.96 (t, 2H);
ES-MS m/z 257.3/259.2 [M+H], RT (分) 0.35.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
2−(4−アミノ−5−ブロモ−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−エタノール(425mg、1.65mmol)および2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(828.8mg、2.48mmoL、1.5当量)を、1:1 EtOH−トルエン(各33mL)に溶解し、窒素で脱ガスした。30分後、[1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)・ジクロロメタン錯体(121mg、0.17mmoL、0.1当量)、引き続いて2M 炭酸ナトリウム水溶液(1.65mL、3.31mmoL、2.0当量)を加えた。この反応混合液を80℃で17時間撹拌し、そして室温に冷却した。この反応混合液をEtOAcと水との間で分配し、そしてセライト(登録商標)パッドろ過して、過剰なパラジウム塩を取り除いた。有機層を水および塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物を、イスコ(登録商標)器材(グラジエント 1〜100%[20% MeOH/DCM+1% EtN]/DCM)を用いて精製し、そしてこの生成物を含んでいるフラクションを濃縮した。DCM−ヘキサンでトリチュレーションすると、232.3mg(36%)の表題化合物がベージュ色の固形物として得られた。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ 8.54 (s, 1H), 7.88 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.34-7.28 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 4.76 (t, 1H), 3.72 (q, 2H), 3.04 (t, 2H);
ES-MS m/z 385.2 [M+H], RT (分) 2.25.
実施例310:1−(4−{2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−エチル}−ピペラジン−1−イル)−エタノンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ブロモ−エチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
0℃で、無水THF(5.5mL)中の2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−エタノール(210mg、0.55mmol)の溶液に、四臭化炭素(235.5mg、0.71mmoL、1.3当量)およびトリフェニルホスフィン(157.6mg、0.60mmoL、1.1当量)を加え、そしてこの反応混合液を室温で16時間撹拌した。この反応物をEtOAc中に注いだ。この有機層を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物を15% アセトン/DCMで溶出するMPLC(バイオタージ(登録商標))によって精製すると、222.6mg(91%)の所望の生成物が白色固形物として得られた。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.36 - 7.15 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.73 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.82 (t, 2H), 3.46 (t, 2H);
ES-MS m/z 447.3/449.2 [M+H], RT (分) 2.91.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水DMF(1.6mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(2−ブロモ−エチル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]−トリアジン−4−イルアミン(70mg、0.156mmol)、1−アセチル−ピペラジン(40.1mg、0.313mmoL、2.0当量)、トリエチルアミン(20.6mg、0.20mmoL、1.3当量)、およびヨウ化ナトリウム(2.3mg、0.016mmoL、0.1当量)の溶液を、50℃で15時間撹拌した。この反応混合液をEtOAcと水の間で分配し、この有機層を、50%塩水(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCによって精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(50.3mg、65%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (dd, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.30 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.40 (q, 4H), 3.07 (t, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.45 (t, 2H), 2.38 (t, 2H), 1.97 (s, 3H);
ES-MS m/z 495.3 [M+H], RT (分) 2.02.
実施例311:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[2−(4−メタンスルホニルピペラジン−1−イル)−エチル]−ピロロ[2,1f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例310の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として4−メタンスルホニルピペラジンを用いて、47.6mg(57.3%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.35 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.12 - 3.05 (m, 6H), 2.85 (s, 3H), 2.73 (t, 2H), 2.57 - 5.53 (m, 4H).
ES-MS m/z 531.2 [M+H], RT (分) 2.16.
実施例312:4−{2−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−エチル}ピペラジン−2−オンの製造
Figure 2009514882
実施例310の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−オキソピペラジンを用いて、18.7mg(27.6%)の所望の生成物が単離された。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.72 (s, 1H), 7.57 (s, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 5H), 7.13 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.16 - 3.12 (m, 2H), 3.07 (t, 2H), 2.99 (s, 2H), 2.73 (t, 2H), 2.63 (t, 2H). ES-MS m/z 467.2 [M+H], RT (分) = 2.05.
実施例313:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
MeOH(2.3mL)中の5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.228mmol)の溶液に、酢酸(0.13mL、2.28mmoL、10.0当量)、3Å分子篩(50mg)、[1−(エトキシシクロプロピル)−オキシ]ジメチルシラン([1-(ethoxycyclopropyl)-oxy]timethylsilane)(0.28mL、1.37mmoL、6.0当量)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(64.5mg、1.03mmoL、4.5当量)を加えた。この反応混合液をN下、60℃で18時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、そして飽和NaHCO水溶液(1.0mL)を加え、反応をクエンチした。この混合物をEtOAcと水の間で分配した。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCで精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このMeOHを取り除き、そしてこの残渣をDCM−エーテル−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(35.5mg、32.5%)がピンク色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.87 (s, 1H), 7.70 (d, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 2H), 7.27 - 7.21 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 6.73 (dd, 1H), 6.52 (s, 1H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 3.12 - 3.00 (m, 3H), 2.28 (t, 2H), 1.96 (d, 2H), 1.67 - 1.56 (m, 3H), 0.43 - 0.39 (m, 2H), 0.31 0.27 (m, 2H);
ES-MS m/z 479.2 [M+H], RT (分) 1.80.
実施例314:N−{6−[4−アミノ−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル]−2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル}−プロピオンアミドの製造
Figure 2009514882
MeOH(2.3mL)中の5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(100mg、0.228mmol)の溶液に、酢酸(0.13mL、2.28mmoL、10.0当量)、3Å分子篩(50mg)、[1−(エトキシシクロプロピル)−オキシ]ジメチルシラン(0.28mL、1.37mmoL、6.0当量)、およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(64.5mg、1.03mmoL、4.5当量)を加えた。この反応混合液をN下で、60℃で18時間撹拌した。この混合物を室温に冷却し、そして飽和NaHCO水溶液(1.0mL)を加えて、反応をクエンチした。この混合物をEtOAcと水の間で分配した。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCで精製した。5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンと異なる第二のピークからのフラクションを回収し、そして、溶出液からのTFAを酸性樹脂ろ過によって取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NH3で溶出した。このMeOHを取り除き、そしてこの残渣をDCM−エーテル−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(2.1mg、1.7%)がピンク色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 10.27 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 5H), 7.10 (d, 1H), 6.07 (s, 1H), 5.48 (s, 2H), 3.11 (dt, 1H), 3.05 - 3.00 (m, 2H), 2.44 (q, 2H), 2.29 (t, 2H), 1.98 - 1.95 (m, 2H), 1.67 - 1.58 (m, 3H), 1.12 (t, 3H), 0.44 - 0.39 (m, 2H), 0.31 - 0.27 (m, 2H);
ES-MS m/z 535.7 [M+H], RT (分) 2.05.
実施例315:N−{6−[4−アミノ−7−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル]−2−ベンジル−2H−インダゾール−3−イル}−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
DCE(2.9mL)およびピリジン(0.29mL)中の5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(150mg、0.29mmol)の懸濁液に、アセチルクロリド(20μL、0.38mmoL、1.3mmol)を加え、そしてこの反応混合物をN下、室温で18時間撹拌した。この混合物をEtOAcと水の間で分配した。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCで精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過により取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このMeOHを取り除き、そしてこの残渣をDCM−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(14mg、9%)が固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 10.34 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (d, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.35 - 7.22 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.49 (s, 2H), 3.68 - 3.64 (m, 2H), 3.26 (dt, 1H), 2.92 - 2.86 (m, 5H), 2.16 - 2.07 (m, 5H), 1.77 - 1.73 (m, 2H);
ES-MS m/z 559.4 [M+H], RT (分) 2.39.
実施例316:1−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f]−[1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−メチルアミノ−エタノンの製造
Figure 2009514882
工程1:(2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
無水THF(1.9mL)およびDCE(1.0mL)中のN−t−BOC−サルコシン(44.0mg、0.233mmoL、1.2当量)、ByPOP(120mg、0.27mmoL、1.4当量)、およびジイソプロピルエチルアミン(0.10mL、0.58mmoL、3.0当量)の撹拌溶液に、5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(85mg、0.194mmol)を加えた。この反応混合物をN下、40℃で18時間撹拌し、そして室温に冷却した。この混合物を冷却し、EtOAc中に注いだ。この有機相を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣を無水THF(2.0mL)に溶解し、そしてMeOH(0.5mL)中の1.0M ナトリウムメトキシドを加えた。この反応混合液を室温で18時間撹拌し、EtOAc中に注いだ。この有機層を水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗生成物をイスコ(登録商標)器材(グラジエント 0〜25%MeOH/EtOAc)を用いて精製し、そしてこの生成物を含んでいるフラクションを濃縮した。DCM−ヘキサンでトリチュレーションすると、43.9mg(37.2%)の表題化合物が、ピンク色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 2H), 7.27 - 7.14 (m, 3H), 7.15 (t, 1H), 6.73 (t, 1H), 6.56 (s, 0.5H), 6.48 (s, 0.5H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.50 - 4.45 (m, 1H), 4.13 - 3.83 (m, 3H), 3.44 - 3.35 (m, 1H), 3.16 (t, 1H), 2.78 - 2.70 (m, 4H), 2.07 - 2.04 (m, 2H), 1.66 - 1.51 (m, 2H), 1.35 (d, 9H);
ES-MS m/z 610.0 [M+H], RT (分) 2.55.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
無水DCM(1.0mL)中の(2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−メチル−カルバミン酸tert−ブチルエステル(30mg、0.049mmol)の懸濁液に、トリフルオロ酢酸(1.0mL)を加え、そしてこの反応混合液を室温で撹拌した。1時間後、この混合物をEtOAc(75mL)中に注ぎ、この有機相を飽和NaHCO水溶液(3×25mL)、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。DCM−ヘキサンでトリチュレーションすると、表題化合物(24.7mg、98.5%)がピンク色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.88 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 2H), 7.27 - 7.21 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 6.73 (dd, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.37 (ブロード s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.50 (d, 1H), 3.90 (d, 1H), 3.42 - 3.27 (m, 3H), 3.13 (t, 1H), 2.76 - 2.66 (m, 1H), 2.26 (s, 3H), 2.05 - 1.99 (m, 3H), 1.68 - 1.49 (m, 2H);
ES-MS m/z 510.1 [M+H], RT (分) 1.56.
実施例317:1−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノンの製造
Figure 2009514882
実施例316の工程1の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてN,N−ジメチルグリシン・塩酸塩を用いて、59.1mg(58.2%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.88 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.33 - 7.29 (m, 2H), 7.27 - 7.21 (m, 3H), 7.15 (s, 1H), 6.74 (dd, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.46 (d, 1H), 4.13 (d, 1H), 3.42 - 3.34 (m, 1H), 3.18 - 3.05 (m, 3H), 2.70 (t, 1H), 2.20 (s, 6H), 2.03 (d, 2H), 1.70 - 1.63 (m, 1H), 1.54 - 1.47 (m, 1H);
ES-MS m/z 524.2 [M+H], RT (分) 1.91.
実施例318:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−エタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(100mg、0.228mmol)を、無水DMF(2.3mL)中に溶解し、次にEtN(iPr)(117μL、0.68mmoL、3.0当量)で処理し、引き続いてエタンスルホニルクロリド(31μL、0.33mmoL、1.4当量)を添加した。この混合物を室温で16時間撹拌し、次に水に注いだ。この水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、そして集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を0〜20% MeOH/EtOAcで溶出するイスコ(登録商標)で精製した。DCM−エーテル−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(52.8mg、43.6%)が、ピンク色の固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 10.34 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.58 (d, 1H), 7.51 (s, 1H), 7.35 - 7.22 (m, 5H), 7.14 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 5.49 (s, 2H), 3.68 - 3.64 (m, 2H), 3.26 (dt, 1H), 2.92 - 2.86 (m, 5H), 2.16 - 2.07 (m, 5H), 1.77 - 1.73 (m, 2H);
ES-MS m/z 531.7 [M+H], RT (分) 2.21.
実施例319:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロパンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例318の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてシクロプロピルスルホニルクロリドを用いて、35.2mg(28.4%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 2H), 7.27- 7.21 (m, 3H), 7.16 (s, 1H), 6.74 (dd, 1H), 6.60 (s, 1H), 6.38 (s, 2H), 5.39 (s, 2H), 3.71 (d, 2H), 3.31 - 3.23 (m, 1H), 3.01 (t, 2H), 2.66 - 2.58 (m, 1H), 2.11 (d, 2H), 1.79 - 1.69 (m, 2H), 1.02 - 0.97 (m, 2H), 0.96 - 0.91 (m, 2H);
ES-MS m/z 543.1 [M+H], RT (分) 2.36.
実施例320:4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−シクロプロピル−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例318の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてシクロプロパンカルボン酸クロリドを用いて、35.6mg(30.8%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.34 - 7.21 (m, 5H), 7.16 (s, 1H), 6.74 (dd, 1H), 6.57 (s, 1H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.49 (d, 1H), 4.37 (d, 1H), 3.45 - 3.37 (m, 1H), 3.29 - 3.21 (m, 1H), 2.72 (t, 1H), 2.10 - 1.96 (m, 3H), 1.70 - 1.48 (m, 2H), 0.86 - 0.67 (m, 4H);
ES-MS m/z 507.2 [M+H], RT (分) 2.25.
実施例321:2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−エタノールの製造
Figure 2009514882
実施例254の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、36.7mg(41.6%)の所望の生成物が単離された。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.86 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.35 - 7.20 (m, 5H), 7.16 (s, 1H), 6.74 (dd, 1H), 6.53 (s, 1H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.37 (t, 1H), 3.50 (q, 2H), 3.10 - 3.01 (m, 1H), 2.96 (d, 2H), 2.40 (t, 2H), 2.08 (t, 2H), 1.96 (d, 2H), 1.74 - 1.64 (m, 2H);
ES-MS m/z 483.2 [M+H], RT (分) 1.18.
実施例322:{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−(1−アミノ−シクロプロピル)−メタノンの製造
Figure 2009514882
実施例238の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、50.6mg(31.3%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.89 (s, 1H), 7.71 (d, 1H), 7.34 - 7.22 (m, 5H), 7.16 (s, 1H), 6.74 (dd, 1H), 6.56 (s, 1H), 6.37 (s, 2H), 5.38 (s, 2H), 4.43 (d, 2H), 3.43 - 3.36 (m, 1H), 2.95 (ブロード s, 2H), 2.25 (s, 2H), 2.03 (d, 2H), 1.60 (ブロード s, 2H), 0.85 - 0.80 (m, 2H), 0.65 - 0.61 (m, 2H);
ES-MS m/z 522.2 [M+H], RT (分) 1.83.
実施例323:5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
工程1:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
マイクロウェーブバイアルに、tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(250mg、0.63mmol)、2−ベンジル−5−フルオロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(300mg、0.85mmoL、1.35当量)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(46mg、0.063mmoL、0.1当量)を入れた。脱ガス、無水DMF(6.3mL)を、引き続いて2.0M 炭酸ナトリウム溶液(1.0mL)を加えた。このバイアルのふたをし、次にこの反応液をマイクロウェーブ反応器中で、180℃で25分間、照射した。この混合物を室温に冷却し、そしてEtOAcで希釈し、そしてセライト(登録商標)パッドろ過し、過剰のパラジウムを取り除いた。このろ液を50%塩水(3×)で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)(グラジエント溶出液0〜10% MeOH/DCM)で精製すると、生成物(309.7mg、68%)が油状物として得られた。
H-NMR(300 MHz, CDOD) δ 8.35 (s, 1H), 7.84 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.56 (d, 1H), 7.38 - 7.31 (m, 5H), 6.59 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 4.23 - 4.17 (m, 2H), 3.48 - 3.39 (m, 1H), 2.95 (ブロード s, 2H), 2.12 (d, 2H), 1.72 - 1.59 (m, 2H), 1.47 (s, 9H);
ES-MS m/z 542.3 [M+H], RT (分) 3.10.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
DCM(12mL)中の4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(370mg、0.68mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(3mL)を加えた。この反応物を、N下、室温で18時間撹拌し、そしてEtOAc中に注いだ。この有機相を飽和NaHCO水溶液、水および塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この粗製物を分取HPLCで精製した。生成物を含んでいるフラクションを回収し、そして溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過により取り除き、引き続いてアセトニトリルで洗浄した。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このろ液を濃縮し、そしてこの残渣をDCM−エーテル−ヘキサンから結晶化すると、表題化合物(166.4mg、55.1%)が白色固形物として得られた。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 8.36 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.63 (d, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.37 - 7.54 (m, 5H), 6.63 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 3.52 - 3.46 (m, 1H), 3.36 - 3.30 (m, 2H), 3.28 - 3.25 (m, 1H), 3.00 (dt, 2H), 2.25 (d, 2H), 1.92 - 1.80 (m, 2H);
ES-MS m/z 442.2 [M+H], RT (分) 2.08.
実施例324:5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例249の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、27.1mg(29%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.52 (s, 1H), 7.92 (s, 1H), 7.60 - 7.56 (m, 2H), 7.37 - 7.28 (m, 5H), 6.61 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 3.66 (d, 2H), 3.33 - 3.22 (m, 1H), 2.92 - 2.85 (m, 5H), 2.13 (d, 2H), 1.78 - 1.67 (m, 2H);
ES-MS m/z 520.3 [M+H], RT (分) 3.06.
実施例325:5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−シクロプロピル−ピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例313の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−5−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、30mg(34%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 8.30 (s, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.61 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.34 - 7.29 (m, 5H), 6.55 (s, 1H), 5.62 (s, 2H), 3.28 - 3.19 (m, 1H), 3.14 (d, 2H), 2.38 (dt, 2H), 2.10 (d, 2H), 1.79 - 1.68 (m, 4H), 1.66 - 1.60 (m, 1H), 1.57 - 1.50 (m, 1H), 1.10 - 1.63 (m, 1H) ;
ES-MS m/z 482.2 [M+H], RT (分) 2.17.
実施例326:5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
この化合物は、実施例1の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの代わりに、2−フェニル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−イルアミンを用いて、製造された。
H-NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.88 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.72 (d, 2H), 7.57 (t, 2H), 7.44 (t, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 6.55 (s, 1H), 6.39 (s, 2H), 3.22 - 3.15 (m, 1H), 3.01 (d, 2H), 2.61 (t, 2H), 1.92 (d, 2H), 1.58 - 1.50 (m, 2H);
ES-MS m/z 425.3 [M+H], RT (分) 0.24.
実施例327:5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−メタンスルホニルピペリジン−4−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
実施例249の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンを用いて、22mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ7.91 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.73 - 7.71 (m, 2H), 7.59 - 7.54 (m, 2H), 7.46 - 7.42 (m, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.81 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 6.40 (s, 2H), 3.67 (d, 2H), 3.29 - 3.22 (m, 1H), 2.93 - 2.87 (m, 5H), 2.14 (d, 2H), 1.82 - 1.72 (m, 2H);
ES-MS m/z 503.2 [M+H], RT (分) 2.16.
実施例328:1−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−ジメチルアミノ−エタノンの製造
Figure 2009514882
実施例316の工程1の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよびN,N'−ジメチルグリシン・塩酸塩を用いて、33.5mg(37%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 7.90 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.71 (d, 2H), 7.56 (t, 2H), 7.44 (t, 1H), 7.24 (s, 1H), 6.80 (dd, 1H), 6.59 (s, 1H), 6.38 (s, 2H), 4.47 (d, 1H), 4.16 (d, 1H), 3.43 - 3.35 (m, 1H), 3.18 - 3.01 (m, 3H), 2.68 (t, 1H), 2.18 (s, 6H), 2.05 (d, 2H), 1.71 - 1.63 (m, 1H), 1.56 - 1.45 (m, 1H);
ES-MS m/z 510.2 [M+H], RT (分) 0.24.
実施例329:2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−N−メチル−アセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例298の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−フェニル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンおよび2−クロロ−N−メチルアセトアミドを用いて、42.3mg(38%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (300 MHz, CDOD) δ 7.81 - 7.78 (m, 2H), 7.70 - 7.67 (m, 2H), 7.61 (t, 2H), 7.53 - 7.49 (m, 1H), 7.35 (s, 1H), 6.95 (dd, 1H), 6.61 (s, 1H), 3.26 - 3.19 (m, 1H), 3.07 (s, 2H), 2.99 (d, 2H), 2.79 (s, 3H), 2.36 (t, 2H), 2.11 (d, 2H), 1.97 - 1.87 (m, 2H);
ES-MS m/z 496.2 [M+H], RT (分) 1.25.
実施例330:4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリルの製造
Figure 2009514882
工程1:1−アミノ−1H−ピロール−2,4−ジカルボニトリルの製造
Figure 2009514882
DMF(300mL)中の2,4−ジシアノ−ピロール(3.00g、25.6mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%、1.54g、38.4mmol)を加えた。この混合物を15分間撹拌した。ジフェニルホスフィニルアミノエステル(8.96g、38.4mmol)を加えた。この混合物を80℃で2時間加熱しながら、激しく撹拌し、次いで室温に冷却した。この混合物をDCM洗浄液を用いてろ過した。このろ液を濃縮・乾燥すると、所望の生成物が得られた(2.00g、59%)。LTQ LC−MS: [M+H] 133.0、RT 0.96分。この生成物は、更に精製することなく、次の工程で使用した。
工程2:4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリルの製造
Figure 2009514882
1−アミノ−1H−ピロール−2,4−ジカルボニトリル(3.00g、22.71mmol)、酢酸ホルムアミジン(22.71g、272.47mmol)およびKCO(43.93g、317.88mmol)をEtOH(105mL)に希釈した。この混合物を80℃で2時間加熱し、次いで室温に冷却した。EtOAc(200mL)を加え、そして有機層を水(100mL)で洗浄し、MgSOで乾燥し、次いで濃縮・乾燥した。この粗物質をイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(2.58g、71%)。
H NMR (400 MHz, DMF-d) δ 7.91 (s, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.21 (s, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 159.9, RT 1.21 分.
工程3:4−アミノ−7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリルの製造
Figure 2009514882
4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリル(1.89g、11.88mmol)を、DMF(38mL)に溶解し、N−ブロモスクシンイミド(2.11g、11.88mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。EtOAc(100mL)、引き続いて10%Na水溶液および飽和NaCO水溶液を加えた。有機層をMgSOで乾燥し、次いで濃縮・乾燥した。アセトンでトリチュレーションすると、2.7g(95.4%)の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.61 (s, 2H), 8.28 (s, 1H), 7.79 (s, 1H);
LC-MS m/z [M+H] 238.3 & 240.2, RT 2.19 分.
工程4:tert−ブチル 4−(4−アミノ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(50mL)およびDME(6.9mL)中の、4−アミノ−7−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリル(1.00g、4.20mmol)およびtert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(1.95g、6.30mmol)の溶液に、水中の炭酸ナトリウム(2M、6.3mL)を加えた。この混合物を15分間脱ガスした。ジクロロ[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)・CHCl付加物(307mg、0.42mmol)を加えた。この混合物を窒素下、80℃で一晩撹拌し、次いで室温に冷却した。この混合物をセライト(登録商標)ろ過し、EtOAc(100mL)次いで20%MeOH/DCM(100mL)で洗浄した。ろ液を濃縮・乾燥した。イスコ(登録商標)によって精製する(20%EtOAc/ヘキサン次いでEtOAc)と、表題化合物(1.0g、69.4%)が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.20 s, 2H), 7.97 (s, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.38 (t, 1H), 4.02 (d, 2H), 3.58 (t, 2H), 2.62 (t, 2H), 1.41 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 341.2, RT 3.16 分.
工程5:tert−ブチル 4−(4−アミノ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2009514882
MeOH(32mL)およびEtOAc(16mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラート(160mg、0.47mmol)の溶液に、Pd(OH)(164mg、0.118mmol)、引き続いてギ酸アンモニウム(592mg、9.40mmol)を加えた。この混合物を65℃で1.5時間加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物をセライト(登録商標)ろ過し、ろ過ケーキをEtOAc(10mL)とMeOH(10mL)で洗浄した。このろ液を濃縮・乾燥した。イスコ(登録商標)によって精製(50%EtOAc/ヘキサン)すると、不純物のない生成物が得られた(56.6mg、35%)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d δ 8.08 (s, 2H), 7.98 (s, 1H), 7.23 (s, 1H), 4.12-4.04 (m, 4H), 3.59-3.50 (m, 1H), 1.98-1.78 (m, 4H), 1.41 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 343.1, RT 3.05 分.
工程6:tert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(2mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(54mg、0.158mmol)の溶液に、NBS(28.07mg、0.158mmol)を加えた。この混合物を0℃で2時間撹拌した。この混合物を濃縮・乾燥した。アセトンでトリチュレーションすると、生成物(60mg、90%)が得られた。
H NMR (400 MHz, DMF-d) δ 7.52 (s, 1H), 4.42-4.38 (m, 4H), 4.88-4.78 (m, 1H), 2.20-2.08 (m, 4H), 1.62 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 420.9 % 422.9, LC-MS RT 3.24 分.
工程7:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(4.25mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモ−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(85mg、0.182mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(92.89mg、0.272mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(20.98mg、0.018mmol)の撹拌、脱ガス溶液に、NaCO水溶液(2M、0.272mL)を加えた。この反応物を加熱し(マイクロウェーブ150℃、15分)、次いで室温に冷却した。この混合物をろ過した。このろ液を濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中25〜100%酢酸エチルのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(70.8mg、71%)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1H), 8.20 (d, 2H), 8.01 (s, 1H), 7.87 (d, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.40 - 7.30 (m, 5H), 7.11 (d, 1H), 5.67 (s, 2H), 4.16-4.04 (m, 2H), 3.64-3.58 (m, 1H), 2.98-2.80 (m, 2H), 2.02-1.82 (m, 4H), 1.40 (s, 9H); LC-MS m/z [M+H] 549.2, RT 3.64 分.
工程8:表題化合物の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(2mL)中のtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−6−シアノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート(90mg、0.148mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.3mL)を加えた。この反応物を室温で17時間撹拌した。この混合物を飽和NaHCO水溶液を添加して、塩基性(pH9)にし、層分離させた。この水相をジクロロメタン(2×10mL)で抽出し、集められた有機層を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、蒸発させた。この粗物質をMeOH/EtOAc中の2N NHを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、不純物を含まない生成物が得られた(60mg、91%)。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.43 (s, 1H), 7.93 (s, 1H), 7.91 (d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.37-7.34 (m, 5H), 7.20 (d, 1H), 5.69 (s, 2H), 4.22-4.20 (m, 2H), 3.76-3.64 (m, 1H), 2.85 (m, 2H), 2.38-2.22 (m, 2H), 2.02-1.98 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 449.2, RT 2.22 分.
実施例331:6−[7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル]−2−ベンジル−2H−インダゾール−3−カルボニトリルの製造
Figure 2009514882
THF(2mL)中の4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−6−カルボニトリル(50mg、0.11mmol)の溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(39μL、0.22mmol)、引き続いてアセチルクロリド(8.8μL、0.11mmol)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この混合物をジクロロメタン(25mL)で希釈し、そしてHO(20mL)、塩水で洗浄し、そして乾燥(NaSO)し、濃縮した。この粗物質をイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(20mg、37%)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.60 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.86 (d, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.40-7.24 (m, 5H), 7.11 (d, 1H), 5.66 (s, 2H), 4.60-4.56 (m, 1H), 3.00-3.96 (m, 1H), 3.71-3.62 (m, 1H), 3.22-3.18 (m, 1H), 2.66-2.61(m, 1H), 2.02 ( s, 3H), 2.04-1.88 (m, 4H);
LC-MS m/z [M+H] 491.3, RT 2.83 分.
実施例332:5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:6−ブロモ−2−(メチルチオ)−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
NaCl−氷水浴で、CHCl(85mL)中の2−(メチルチオ)−1,3−ベンゾチアゾール(5.00g、27.58mmol)の溶液に、臭素(4.24mL、82.8mmol)をゆっくり滴下し、引き続いて酢酸(30mL)を加えた。この混合物を室温で一晩撹拌した。白色固形物をろ過し、次いでEtOAc(200mL)に溶解した。飽和NaCO水溶液(200mL)を加え、そしてこの有機層を分離し、MgSOで乾燥し、そして濃縮・乾燥した。所望の生成物が得られた(5.0g、70%)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.30 (s, 1H), 7.76 (d, 1H), 7.59 (d, 1H), 2.79 (s, 3H); LC-MS m/z [M+H] 260.2 & 262.1, RT 3.65 分.
工程2:2−ベンジル−6−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
6−ブロモ−2−(メチルチオ)−1,3−ベンゾチアゾール(4.20g、16.14mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(186mg、0.161mmol)およびベンジル亜鉛ブロミド(THF中0.5M、61.34mL)の脱ガス混合物を、60℃で4時間加熱した。EtOAc(200mL)を加え、この有機層を飽和NaHCO水溶液(3×150mL)、次いで水(3×150mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、そして濃縮した。この粗物質をイスコ(登録商標)クロマトグラフィー(ヘキサン中4%EtOAc)によって精製すると、所望の生成物が得られた(1.50g、28%)。
H NMR (400 MHz, アセトン-d) δ 8.20 (s, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.44-7.30 (m, 5H), 4.44 (s, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 304.2 & 306.1, RT 4.02 分.
工程3:2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(34mL)中の2−ベンジル−6−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾール(1.40g、4.14mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.61g、6.21mmol)および酢酸カリウム(1.22g、12.43mmol)の脱ガス懸濁液に、1−1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド・ジクロロメタン付加物(303mg、0.37mmol)を加えた。この混合物を80℃で7時間、引き続いて90℃で1時間加熱した。この混合物をろ過し、そしてこのろ過ケーキをEtOAc、MeOHおよびDCMで洗浄した。このろ液を濃縮した。この粗物質をヘキサン中の3%EtOAcを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(0.92g、63%)。
H NMR (400 MHz, アセトン-d) δ 8.30 (s, 1H), 7.88 (d, 1H), 7.82 (d, 1H), 7.44-7.30 (m, 5H), 4.52 (s, 2H), 1.22 (s, 12H);
LC-MS m/z [M+H] 352.3, RT 3.88 分.
工程4:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾチアゾールを用いて、510mg(87%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.99 (s,1H), 7.97 (d, 1H), 7.81 (s, 1H), 7.51 (d, 1H), 7.38-7.32 (m, 5H), 7.56 (s, 1H), 4.41 (s, 2H), 4.12-4.04 (m, 2H),3.81 (s, 2H), 3.32-3.28 (m, 1H), 2.88-2.82 (m, 2H), 2.01-1.96 (m, 2H), 1.60-1.52 (m, 2H), 1.38 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 541.1, RT 3.40 分.
工程5:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)ピロロ[2,1−][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、80mg(72.7%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.05 (d, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.48-7.36 (m, 5H), 6.57 (s, 1H), 4.48 (s, 2H), 3.43-3.35 (m, 1H), 3.28-3.18 (m, 2H), 2.88-2.80 (m, 2H), 2.20-2.10 (m, 2H), 1.80-1.68 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H]+ 441.2, RT 2.28 分.
実施例333:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびアセチルクロリドを用いて、27mg(54.8%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.04 (d, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.41-7.29 (m, 5H), 7.56 (s, 1H), 4.76-4.68 (m, 1H), 4.44 (s, 2H), 3.96-3.90 (m, 1H), 3.56-3.44 (m, 1H), 3.30-3.24 (m, 1H), 2.70-2.80 (m, 1H), 2.22-2.12 (m, 2H), 2.10(s, 3H), 1.76-1.60(m, 2H)
LC-MS m/z [M+H] 483.3, RT 2.76 分.
実施例334:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
工程1:5−ブロモ−2−(メチルチオ)−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
5−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾール−2−チオール(3.0g、12.19mmol)、乾燥THF(44mL)、ヨードメタン(0.80mL、12.80mmol)、KOH(0.68g、12.19mmol)、およびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(0.39g、1.2mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合液をEtOAc(100mL)で希釈し、そして飽和NaCO水溶液(50mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥し、次いで濃縮した。この粗物質をヘキサン中1−2%EtOAcを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(2.4g、76%)。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.02 (s, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.51 (d, 1H), 2.79 (s, 3H);
LC-MS m/z [M+H] 260.3 & 262.2, RT 3.82 分.
工程2:2−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程2の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−ブロモ−2−(メチルチオ)−1,3−ベンゾチアゾールおよびベンジル亜鉛ブロミドを用いて、1.30g(48%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.18 (s, 1H), 7.99 (d, 1H), 7.56 (d, 1H), 7.40-7.18 (m, 5H), 4.44 (s, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 304.3 & 306.3, RT 5.16 分.
工程3:2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾチアゾールの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程3の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−ベンジル−5−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾールを用いて、0.48gmg(66%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.20 (s, 1H), 8.08 (d, 1H), 7.66 (d, 1H), 7.42-7.36 (m, 2H), 4.52 (s, 2H), 1.38 (s, 12H);
LC-MS m/z [M+H] 352.4, RT 4.25 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程8の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾチアゾールおよびtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート用いて、411mg(95.6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.06 (s, 1H), 8.94 (s, 1H), 8.92 (d, 1H), 7.49 (d, 1 H), 7.37 - 7.45 (m, 5 H), 6.59 (s, 1H), 4.49 (s, 2 H), 4.25 (m, 2 H), 3.42 (m, 1H), 2.94 (m, 2H), 2.11 (m, 2H), 1.76-1.64 (m, 2 H), 1.48 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 541.2, RT 3.37 分.
実施例335:5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、240mg(77%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.07 (s, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.90 (s, 1H), 7.50 (d, 1H), 7.43-7.36(m, 5H), 6.58 (s, 1H), 5.43 (s, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.41-3.33 (m, 1H), 3.21-3.18 (m, 2H), 2.78-2.87 (m, 2H), 2.11-2.08 (m, 2H), 1.73-1.62 (m, 2H); LC-MS m/z [M+H] 441.2, RT 2.25 分.
実施例336:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびアセチルクロリドを用いて、17.5mg(32%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.06 (s, 1H), 7.95 (2H), 7.92 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.43-7.36 (m, 5H), 6.56 (s, 1H), 5.60 (s, 2H), 4.75-4.69 (m, 1H), 4.47 (s, 2H), 3.98-3.92 (m, 1H), 3.54-3.46 (m, 1H), 3.31-3.28 (m, 1H), 2.80-2.72 (m, 1H), 2.24-2.20 (m, 2H), 2.10 (s, 3H), 1.75-1.64 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 483.2, RT 3.02 分.
実施例337:5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)−ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびメタンスルホニルクロリドを用いて、20mg(34%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.49 (s, 1H), 8.39 (d, 1H), 8.32 (s, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.84-7.78 (m, 5H), 7.04 (s, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.38-4.33 (m, 2H), 3.84-3.78 ( m, 1H), 3.38-3.30 (m, 2H), 3.23 (s, 3H), 2.74-2.69 (m, 2H), 2.38-2.30 (m, 2H); LC-MS m/z [M+H] 519.2, RT 3.13 分.
実施例338:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、21.6mg(36.2%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.06 (s, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.43-7.36 (m, 5H), 6.59 (s, 1H), 5.43 (s, 2H), 4.47 (s, 2H), 3.32-3.23 (m, 1H), 3.21 (s, 2H), 3.10 (s, 3H), 3.09-3.03 (m, 2H), 2.92 (s, 3H), 2.40-2.32 (m, 2H), 2.16-2.12 (m, 2H), 1.94-1.82 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 526.2, RT 2.30 分.
実施例339:4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N−エチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾチアゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびエチルイソシアネートを用いて、7mg(12%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.04 (s, 1H), 7.92 (d, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.42-7.32 (m, 5H), 6.58 (s, 1H), 5.38 (s, 2H), 4.50 (t, 1H), 4.44 (s, 2H), 4.08-4.04 (m, 2H), 3.48-3.40 (m, 1H), 3.28-3.22 (m, 2H), 3.00-2.96 (m, 2H), 2.19-2.16 (m, 2H), 1.78-1.66 (m, 2H), 1.18 (t, 3H);
LC-MS m/z [M+H] 512.1, RT 3.05 分.
実施例340:5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル](ヒドロキシメチル)ボロン酸を用いて、800mg(76%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.82 (s, 1H), 7.46 (m, 5H), 6.92 (s, 1H), 6.82 (s, 1H), 6.78 (s, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.17 (s, 2H), 4.22-4.18 (m, 2H), 3.46-3.36 (m, 1H), 3.02-2.92 (m, 2H), 2.14-2.08 (m, 2H), 1.72-1.64 (m, 2H), 1.48 (s, 9H);
LC-MS m/z [M+H] 518.2, RT 3.45 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、600mg(99%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.92 (s, 1H), 7.49-7.37 (m, 5H), 6.90 (s, 1H), 6.84 (d, 1H), 6.79 (d, 1H), 6.56 (s, 1H), 5.45 (s, 2H), 5.15 (s, 2H), 3.68 (s, 1H), 3.52-3.38 (m, 3H), 3.02-2.98 (m, 2H), 2.28-2.22 (m, 2H), 1.97-1.92 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 418.3, RT 2.28 分.
実施例341:2−(4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、20mg(17%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.89 (s, 1H), 7.47-7.36 (m, 5H), 6.89 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.74 (d, 1H), 6.52 (s, 1H), 5.56 (s, 2H), 5.13 (s, 2H), 3.25-3.20 (m, 1H), 3.18 (s, 2H), 3.10 (s, 3H), 3.02-2.98 (m, 2H), 2.92 (s, 3H), 2.26 (t, 2H), 2.11-2.08 (m, 2H), 1.82-1.78 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 503.9, RT 2.77 分.
実施例342:5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−7−{1−[(ジメチルアミノ)−アセチル]ピペリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
DCM(1mL)中のN,N−ジメチルグリシン(100mg、0.24mmol)の溶液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(83uL、0.48mmol)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド・塩酸塩(55mg、0.29mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(38.8mg、0.29mmol)、引き続いて5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.24mmol)で処理した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いでHPLCによって精製した。20mg(17%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.91 (s, 1H), 7.47-7.35 (m, 5H), 6.88 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.50 (s, 1H), 5.49 (s, 2H), 5.13 (s, 2H), 4.66 (d, 1H), 4.23 (d, 1H), 3.48 (m, 1H), 3.25-3.15 (m, 2H), 3.12-3.04 (m, 1H), 2.76 (td, 1H), 2.29 (s, 6H), 2.17 (s, 2H), 1.72-1.61 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 503.3, RT 2.34 分.
実施例343:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[3−(ベンジルオキシ)−5−フルオロフェニル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびアセチルクロリドを用いて、20mg(26%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.91 (s, 1H), 7.47-7.35 (m, 5H), 6.90 (s, 1H), 6.82 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.50 (s, 1H), 5.48 (s, 2H), 5.13 (s, 2H), 4.76-4.71 (m, 1H), 3.97-3.90 (m, 1H), 3.54-3.44 (m, 1H), 3.26 (td, 1H), 2.74 (td, 1H), 2.22-2.15 (m, 2H), 2.09 (s, 3H), 1.72-1.60 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 460.4, RT 3.10 分.
実施例344:5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルオキシ)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の工程7の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび(3−ベンジルオキシフェニル)ボロン酸を用いて、300mg(88%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS m/z [M+H] 500.2, RT 3.47 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例295の工程8の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−ベンジルオキシフェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、254mg(88%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz,CDOD) δ 7.80 (s, 1H), 7.45-7.33 (m, 6H), 7.13-7.03 (m, 3H), 6.58 (s, 1H), 5.12 (s, 2H), 3.50-3.41 (m, 3H),3.28-3.12 (m, 2H), 2.34-2.24 (m, 2H), 1.99-1.88 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 400.2, RT 2.21 分.
実施例345:5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−{1−[(ジメチルアミノ)
アセチル]ピペリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例342の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよびN,N−ジメチルグリシンを用いて、20mg(24%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.90(s, 1H), 7.45-7.30 (m, 6H), 7.10 (s, 1H), 7.05-6.97 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 5.13 (s, 2H), 4.48-4.42 (m, 1H), 4.18 - 4.12 (m, 1H), 3.41-3.32 (m, 3H), 3.20-3.10 (m, 2H), 3.05 -2.97 (m, 1H), 2.76-2.68 (m, 1H), 2.16 (s, 6H), 2.06-1.98 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 485.3, RT 2.32 分.
実施例346:2−(4−{4−アミノ−5−(3−ベンジルオキシフェニル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−ベンジルオキシフェニル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、20mg(23.6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.90 (s, 1H), 7.44-7.32 (m, 6H), 7.10 (s,1H), 7.02-6.98 (m, 2H), 6.59 (s, 1H), 5.16 (s, 2H), 3.16 (s, 2H), 3.15 - 3.04 (m, 1H), 3.03 (s, 3H), 2.97-2.90 (m, 2H), 2.80 (s, 3H), 2.22-2.14 (m, 2H), 1.98 - 1.92 (m, 2H), 1.74-1.64 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 485.2, RT 2.29 分.
実施例347:3−(4−アミノ−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル)−N−フェニルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(アニリノカルボニル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび(3−フェニルアミノカルボニルフェニル)ボロン酸を用いて、334mg(96%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS m/z [M+H] 513.2, RT 3.13 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の工程8の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(アニリノカルボニル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、102mg(43%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 8.06 (s, 1H), 7.98 (d, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.69-7.60 (m, 4H), 7.40-7.36 (m, 2H), 7.20-7.16 (t, 1H), 6.69 (s, 1H), 3.60-3.48 (m, 3H), 3.28-3.16 (m, 2H), 2.42 - 2.36 (m, 2H), 2.06-1.92 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 413.3, RT 1.86 分.
実施例348:3−{4−アミノ−7−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル}−N−フェニルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
実施例342の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として3−(4−アミノ−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル)−N−フェニルベンズアミドおよびN,N−ジメチルグリシンを用いて、10mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ10.24 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.96 (m, 2H), 7.80-7.76 (m, 2H), 7.64-7.58 (m, 2H), 7.38-7.36 (m, 2H), 7.11-7.09 (m, 1H), 6.64 (s, 1H), 4.52-4.44 (m, 1H), 4.10-4.00 (m, 1H), 3.50-3.38 (m, 1H), 3.37 (s, 2H), 3.22-3.16 (m, 1H), 2.80 - 2.70 (m, 1H), 2.36 (s, 6H), 2.10-2.04 (m, 2H), 1.78-1.61 (m, 1H), 1.59-1.30 (m, 1H);
LC-MS m/z [M+H],498.4, RT 2.11 分.
実施例349:3−[7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル]−N−ベンジルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルカルバモイル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、335mg(93.5%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS m/z [M+H],527.2, RT 3.05 分.
工程2:3−(4−アミノ−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル)−N−ベンジルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
実施例330の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−(ベンジルカルバモイル)フェニル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、198mg(82%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 8.00 (s, 1H, ), 8.90-8.88 (, m, 2H), 7.70-7.60 (m, 2H), 7.40 - 7.24 (m, 5H), 6.64 (s, 1H), 4.60 (s, 2H), 3.61-3.51 (m, 3H), 3.32-3.22 (m, 2H), 2.42-2.38 (m, 2H), 2.08-1.98 (m 2H);
LC-MS m/z [M+H] 427.2, RT 0.57 分.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例331の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として3−(4−アミノ−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル)−N−ベンジルベンズアミドおよびアセチルクロリドを用いて、20mg(26.0%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.98 (s, 1H), 7.88-7.82 (m 2H), 7.62 (d, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.36-7.28 (m, 4H), 7.25-7.20 (m, 1H), 6.58 (s, 1H), 4.67-4.59 (m, 3H), 4.06-3.98 (m,1H), 3.52-3.43 (m, 1H), 3.33-3.24 (m, 1H), 2.78 (td, 1H), 2.20-2.08 (m, 5H), 1.73-1.63 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 469.3, RT 2.34 分.
実施例350:3−{4−アミノ−7−[1−(N,N−ジメチルグリシル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル}−N−ベンジルベンズアミドの製造
Figure 2009514882
実施例342の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として3−(4−アミノ−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−5−イル)−N−ベンジルベンズアミドおよびN,N−ジメチルグリシンを用いて、10mg(18%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.98 (s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.62 (d, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.36-7.28 (m, 4H), 7.25-7.20 (m, 1H), 6.57 (s, 1H), 4.62-4.57 (m, 3H), 4.18-4.14 (m, 1H), 3.51-3.42 (m, 1H), 3.31-3.16 (m, 5H), 2.82-2.78 (m, 1H), 2.29 (s, 6H), 2.19-2.11 (m, 2H), 1.78-1.59 (m, 2H); 512.3,
LC-MS m/z [M+H] 512.3, RT 1.96 分.
実施例351:5−(2−ベンジル−3−クロロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:2−ベンジル−3−クロロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
THF(2mL)中の2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(200mg、0.598mmol)の溶液に、N−クロロスクシンイミド(95.9mg、0.718mmol)を加えた。この混合物を4時間40℃で加熱し、室温に冷却し、次いで濃縮・乾燥した。この粗物質をヘキサン中の1−7%EtOAcのグラジエントを用いるイスコ(登録商標)クロマトグラフィーによって精製すると、所望の生成物が得られた(180.1mg、82%)。
H NMR (400 MHz, DMF-d)δ 7.98 (s, 1H), 7.59 (d, 1H), 7.38-7.28 (m, 4H), 7.22-7.19 (m, 2H), 5.74 (s, 2H), 1.34 (s, 12H);
LC-MS m/z [M+H] 369.2, RT 3.94 分.
工程2:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−クロロ−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび2−ベンジル−3−クロロ−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、70mg(56%)の所望の生成物が単離された。
-MS m/z [M+H] 558.3, RT 3.38 分.
工程3:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−クロロ−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、70mg(95%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.85 (s, 1H), 7.74-7.71 (m, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.38-7.28 (m, 5H), 6.67 (s, 1H), 5.72 (s, 2H), 3.58-3.47 (m, 3H), 3.25-3.10 (m, 2H), 2.40-2.30 (m, 2H), 2.05-2.95 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 458.4, RT 2.22 分.
実施例352:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−クロロ−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−3−クロロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、20mg(24%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, アセトン-d)δ 7.84 (s, 1H), 7.72-7.66 (m, 2H), 7.40-7.30 (m, 6H), 6.60 (s, 1H), 5.78 (s, 2H), 3.28-3.20 (m, 1H), 3.20 (s, 2H), 3.17 (s, 3H), 3.06 - 3.02 (m, 2H), 2.88 (s, 3H), 2.32-2.22 (m, 2H), 2.18-2.08 (m, 2H), 1.90-1.80 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 543.1, RT 2.32 分.
実施例353:5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例330の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートおよび2−ベンジル−3−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、70mg(55%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS m/z [M+H] 538.3, RT 3.06 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例330の製造の工程8に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、90mg(93%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.84 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.60 (s, 1H), 7.36-7.25 (m, 3H), 7.20-7.14 (m, 3H), 6.65 (s, 1H), 5.66 (s, 2H), 3.60-3.47 (m, 3H), 3.19-3.11 (m, 2H), 2.64 (s, 3H), 2.37-2.34 (m, 2H), 2.05-1.95 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 438.2, RT 2.13 分.
実施例354:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−3−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドを用いて、20mg(23.6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD)δ 7.79 (s, 1H), 7.73 (d, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.34 - 7.25 (m, 3H), 7.19 -7.12 (m, 3H), 6.59 (s, 1H), 5.64 (s, 2H), 3.28 (s, 2H), 3.25-3.17 (m, 1H), 3.10 (s, 3H), 3.05 (m, 2H), 2.93 (s, 3H), 2.62 (s, 3H), 2.30-2.21m, 2H), 2.11-2.04 (m, 2H), 1.90-1.79 (m, 2H);
LC-MS m/z [M+H] 523.2, RT 2.19 分.
実施例355:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(500mg、1.81mmol)の懸濁液を、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(411uL、2.36mmol)、引き続いて2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(192uL、1.42mmol)で処理した。この混合物を60℃で3時間加熱し、次いで室温に冷却した。白色固形物をろ過し、次いでMeOH/EtOAc中0−10%2N NHを用いるイスコ(登録商標)によって精製すると、313mg(52.1%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl)δ 8.42 (s, 1H), 8.04 (s, 1H), 8.19 - 8.12 (m, 2H), 7.82-7.70 (m, 5H), 7.62-7.60 (d, 1H), 6.99 (s, 1H), 6.02 (s, 2H), 5.96 (s, 2H), 3.70-3.59 (m, 3H), 3.50 (s, 3H), 3.48-3.40 (m, 2H), 3.36 (s, 3H), 2.79-2.50 (m, 2H), 2.59-2.48 (m, 2H), 2.36-2.24 (m,2H);
LC-MS m/z [M+H] 509.2, RT 2.09 分.
実施例356:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7H−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(100mg、0.47mmol)、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール(188mg、0.56mmol)、炭酸ナトリウム(119mg、1.13mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)および水(0.3mL)の撹拌混合物を、窒素を用いて脱ガスした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(54mg、0.04mmol)を加え、そしてこの反応物をマイクロウェーブ反応器中で150℃で15分間照射した。この反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、このパッドをメタノールで洗浄し、そしてこのろ液を真空下で濃縮した。この残渣をジクロロメタンと1N塩酸水溶液の間で分配した。このジクロロメタン抽出物を5%重炭酸ナトリウム水溶液、次いで塩水で洗浄し、乾燥し(無水硫酸ナトリウム);ろ過し、そして真空下で濃縮すると、61mg(収率38%)の黄色の固形物が得られた。
H-NMR (CDCl): δ 8.04 (d, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.77 (dd, 1 H), 7.75 (d, 1 H), 7.65 (d, 1 H), 7.40 - 7.32 (m, 5 H), 7.21 (dd, 1 H), 6.77 (d, 1 H), 6.91 (br s, 2 H), 5,61 (s, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 341 [M+H]. RT = 2.44 分.
実施例357:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの代わりに5−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、実施例356の製造の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H NMR (CDCl):δ 8.04 (d, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.75 (dd, 1 H), 7.59 (d, 1 H), 7.40 - 7.32 (m, 5 H), 7.20 (dd, 1 H), 6.72 (d, 1 H), 6.0 (br s, 2 H), 5.80 (s, 2 H), 2.38 (s, 3 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 355 [M+H]. RT = 2.63 分.
実施例358:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(10mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(130mg、0.367mmol)の撹拌溶液を窒素雰囲気下で冷却(−30℃)し、ジクロロメタン(10mL)中の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(52.4mg、0.183mmol)の溶液を滴下した。35分後、この混合物を真空下で濃縮し、そしてMPLC(ヘキサン/酢酸エチル グラジエント)で精製すると、148mg(93%)のサンドカラーの固形物が得られた。
H-NMR (CDCl): δ 8.04 (d, 1 H), 7.77 (dd, 1 H), 7.73 (dd, 1 H), 7.40 - 7.31 (m, 5 H), 7.18 (dd, 1 H), 6.75 (s, 1 H), 5.61 (s, 2 H), 5.52 (br s, 2 H), 2.41 (s, 3 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 433 [M+H]. RT = 2.88 分.
実施例359:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H) −カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ブロモ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、実施例1の工程1の場合に述べられている方法と同様な方法で製造された。
H-NMR (CDOD): δ 8.36 (d, 1 H), 7.81 (dd, 1 H), 7.66 (dd, 1 H), 7.36 - 7.31 (m, 5 H), 7.23 (dd, 1 H), 7.08 (m, 1 H), 6.73 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 4.15 (m, 2 H), 3.66 (m, 2 H), 2.67 (m, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 1.49 (s, 9 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 536 [M+H]. RT = 3.22 分.
実施例360:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチル −7−(1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−3,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシラートを用いて、実施例1の工程5の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H NMR (DMSO-d):δ 8.57 (m, 1 H), 7.81 (m, 2 H), 7.62 (m, 1 H), 7.40 - 7.36 (m, 5 H), 7.17 (m, 1 H), 6.80 (s, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 3.72 (m, 2 H), 3.20 (m, 2 H), 2.69 (m, 2 H), 2.31 (s, 3 H)
MS:LC/MS (+esi), m/z = 436 [M+H]. RT = 2.07 分.
実施例361:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの代わりに2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾオキサゾールを用いて、実施例1の工程4の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (CDCl):δ 7.88 (s, 1 H), 7.73 (d, 1 H), 7.56 (d, 1 H), 7.42 - 7.20 (m, 6 H), 6.50 (s, 1 H), 5.40 (br s, 2 H), 4.30 (s, 2 H), 4.22 (m, 2 H), 3.39 (m, 1 H), 2.91 (m, 2 H), 2.08 (d, 2 H), 1.64 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H)
MS:LC/MS (+esi), m/z = 525 [M+H]. RT = 3.30 分.
実施例362:5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、実施例1の工程5の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (DMSO-d): δ 7.88 (s, 1 H), 7.72 (dd, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.40 (d, 1 H), 7.38 - 7.34 (m, 4 H), 7.26 (m, 1 H), 6.54 (s, 1 H), 4.36 (s, 2 H), 3.19 (m, 1 H), 3.01 (d, 2 H), 2.62 (dd, 2 H), 1.91 (d, 2 H), 1.60 - 1.50 (m, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 425 [M+H]. RT = 2.27 分.
実施例363:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール.の代わりに2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3−ベンゾオキサゾールを用いて、実施例1の工程4の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (CDCl): δ 7.88 (s, 1 H), 7.73 (d, 1 H), 7.58 (d, 1 H), 7.43 - 7.28 (m, 6 H), 6.51 (s, 1 H), 5.56 (br s, 2 H), 4.30 (s, 2 H), 4.21 (m, 2 H), 3.38 (m, 1 H), 2.89 (m, 2 H), 2.08 (dd, 2 H), 1.65 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 525 [M+H]. RT = 3.13 分.
実施例364:5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、実施例1の工程5の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (DMSO-d): δ 8.41 (br s, 2 H), 7.92 (s, 1 H), 7.75 (d, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.41 - 7.34 (m, 5 H), 7.28 (m, 1 H), 6.61 (s, 1 H), 4.37 (s, 2 H), 3.44 - 3.33 (m, 3 H), 3.08 (m, 2 H), 2.19 (m, 2 H), 1.82 (m, 2 H);
MS: LC/MS (+esi), m/z = 425 [M+H]. RT = 2.09 分.
実施例365:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−][1,2,4]トリアジン−4−アミンの代わりに5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、実施例355の製造の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (CDOD): δ 7.85 (s, 1 H), 7.74 (d, 1 H), 7.66 (d, 1 H), 7.47 (dd, 1 H), 7.41 - 7.33 (m, 4 H), 7.28 (m, 1 H), 6.65 (s, 1 H), 4.34 (s, 2 H), 4.27 (s, 2 H), 3.74 (m, 2 H), 3.56 (m, 2 H), 3.02 (s, 3 H),. 3.01 (s, 3 H),.2.43 (m, 2 H), 2.17 (m, 2 H);
MS: LC/MS (+esi), m/z = 510 [M+H]. RT = 2.15 分.
実施例366:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−][1,2,4]トリアジン−4−アミンの代わりに5−(2−ベンジル−1,3−ベンゾオキサゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、実施例の355の製造の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H NMR (DMSO-d) δ 7.89 (s, 1 H), 7.72 (d, 1 H), 7.69 (d, 1 H), 7.40 (d, 1 H), 7.39 - 7.34 (m, 4 H), 7.26 (m, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 4.36 (s, 2 H), 3.15 (m, 2 H), 3.09 (m, 1 H), 3.03 (s, 3 H),. 2.93 (m, 2 H), 2.81 (s, 3 H), 2.20 (m, 2 H), 1.99 (m, 2 H), 1.71 (m, 2 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 510 [M+H]. RT = 2.18 分.
実施例367:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 5−ブロモ−4−(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 5−ブロモ−4−(4−アミノ−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、実施例1の工程4の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (CDCl): δ 7.56 (d, 1 H), 7.49 (s, 1 H), 7.35 - 7.21 (m, 5 H), 6.99 (dd, 1 H), 6.49 (s, 1 H), 5.80 (br s, 2 H), 5.80 (s, 2 H), 4.20 (m, 2 H), 4.0 (s, 2 H), 3.31 (m, 1 H), 2.91 (m, 2 H), 2.36 (s, 3 H), 2.09 (m, 2 H), 1.64 (m, 2 H), 1.45 (s, 9 H).
MS: LC/MS (+esi), m/z = 525 [M+H]. RT = 3.30 分.
実施例368:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチル−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
この表題化合物は、tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの代わりにtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−2−メチルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、実施例1の工程5の場合に述べられている方法と同様にして製造された。
H-NMR (DMSO-d): δ 7.71 (m, 1 H), 7.34 - 7.15 (m, 6 H), 6.73 (m, 1 H), 6.35 (s, 1 H), 5.36 (m, 2 H), 3.27 (m, 2 H), 3.02 (m, 2 H), 2.64 (m, 2 H), 2.25 (s, 3H), 1.91 (m, 2 H), 1.56 (m, 2 H);
MS: LC/MS (+esi), m/z = 453 [M+H]. RT = 1.26 分.
実施例369:2−(4−{4−アミノ−5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 2−イソプロピリデンヒドラジンカルボキシラートの製造
Figure 2009514882
アセトン(185mL)中のtert−ブチル ヒドラジンカルボキシラート(25.1g、0.190mmol)の溶液に、硫酸マグネシウム(6g)および12滴の酢酸を加えた。この混合物を2.5時間加熱還流し、そして室温に冷却し、ろ過した。このろ液を濃縮すると、オフホワイト固体(32g、98%)が得られた(これは、更に精製することなく次の工程に使用した)。
LC-MS [M+H] = 172.9, RT = 2.11 分.
工程2:tert−ブチル 1−(2−フルオロベンジル)−2−イソプロピリデンヒドラジンカルボキシラートの製造
Figure 2009514882
粉末KOH(4.24g、75.48mmol)およびテトラブチルアンモニウム硫酸水素塩(1.97g、5.81mmol)を、トルエン(150mL)中のtert−ブチル 2−イソプロピリデンヒドラジンカルボキシラート(10g、58.05mmol)の溶液に加えた。この混合物を激しく撹拌し、そして50℃に加熱し、次に1−(ブロモメチル)−2−フルオロベンゼン(13.17g、69.68mmol)をゆっくり加えた。温度を80℃に上昇させ、3時間持続し、そして室温に冷却した。この混合物を、洗浄水溶液のpHが中性になるまで水で洗浄した。この有機層を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥し、そして濃縮すると、黄色の油状物(17.11g)が得られたが、これは更に精製することなく次の工程で使用した。
LC-MS [M+H] = 280.9, RT = 3.41 分.
工程3:(2−フルオロベンジル)ヒドラジン・二塩酸塩の製造
Figure 2009514882
塩酸(3M、60.64mL、181.92mmol)を、THF(100mL)中のtert−ブチル 1−(2−フルオロベンジル)−2−イソプロピリデンヒドラジンカルボキシラート(17g、60.64mmol)の溶液に加え、そしてこの混合物を3時間、加熱還流し、そして濃縮した。この残渣をトルエン中に加え、そして濃縮し、次いで残渣にエーテルを加え、この懸濁液を30分間撹拌し、そしてろ過した。このろ過ケーキ(12.2g、94%)をエーテルで洗浄し、高真空ポンプ上で乾燥した。
LC-MS [M-2HCl] = 141.0, RT = 0.25 分.
工程4:6−ブロモ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−アミンの製造
Figure 2009514882
n−ブタノール(70mL)中の4−ブロモ−2−フルオロベンゾニトリル(3.19g、15.64mmol)およびジイソプロピルアミン(13.16mL、93.86mmol)の溶液に、(2−フルオロベンジル)ヒドラジン・二塩酸塩(10g、46.93mmol)を加え、そしてこの濃厚なスラリーを125℃で18時間加熱した(この混合物は、90℃で濁った溶液となった)。この反応混合物を、水および酢酸エチル中に注いだ。この有機層を単離し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。その結果生じる淡い褐色の固形物をDCM(60mL)中に入れ、そしてこの懸濁液を15分間撹拌し、ろ過した。このろ過ケーキを極めて少量のDCMおよびヘキサンで洗浄し、そして高真空ポンプで乾燥すると、この生成物が淡褐色固形物(1.55g、31%)として得られた。
LC-MS [M+H] = 320.3, 322.3, RT = 2.33 分.
工程5:2−(2−フルオロベンジル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−アミンの製造
Figure 2009514882
DMSO(30mL)中の6−ブロモ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−3−アミン(1.5g、4.69mmol)、ビス(ピナコラト)−ジボロン(2.38g、9.37mmol)およびKOAc(2.76g、28.11mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.12g、0.141mmol)を加え、そしてこの混合物を更に5分間脱ガスし、そして85℃で2時間加熱し、そして室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてセライト(登録商標)ろ過し、次に濃縮して酢酸エチルを除去した。この残渣を水(200mL)に注ぎ、次に10分間撹拌した。この混合物をセライト(登録商標)ろ過し、これを水、引き続いて酢酸エチルですすいだ。このろ液を水および塩水で洗浄し、次いでNaSOで乾燥し、濃縮した。この残渣をヘキサン中20%酢酸エチル中に入れ、そしてこの混合物をで30分間撹拌し、ろ過した。褐色のろ過ケーキをヘキサンで洗浄し、そしてポンプを用いて乾燥した(1.17g、68%)。
LC-MS [M+H] = 368.3, RT = 2.62 分.
工程6:tert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
DMF(15mL)中のtert−ブチル 4−(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)ピペリジン−1−カルボキシラート(0.5g、1.26mmol)の溶液に、2−(2−フルオロベンジル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−アミン(0.695g、1.89mmol)、固体のNaCO(0.4g、3.79mmol)および水(1.9mL)を加えた。この溶液を10分間脱ガスし、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.146g、0.126mmol)を加え、そしてこの混合物を更に10分間脱ガスした。この混合物を110℃で1時間15分加熱し、次いで室温に冷却した。この混合物をセライト〔登録商標)プラグろ過し、そしてこのろ液を濃縮した。この粗製物をヘキサン中40−100%酢酸エチルを用いるイスコ(登録商標)器材によって精製した。
LC-MS [M+H] = 557.2, RT = 2.65 分.
工程7:5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
塩化水素(2.11mL、1,4−ジオキサン中4M)を、1,4−ジオキサン(20mL)中のtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート(0.47g、0.844mmol)の溶液に加え、そしてこの混合物を室温で18時間撹拌した。この懸濁液を酢酸エチルで希釈し、ろ過した。このろ過ケーキを酢酸エチル/メタノール(8:2)中に入れ、この懸濁液に飽和KCO水溶液を加えた。この混合物を固形物が観察されなくなるまで撹拌し、次いで有機層を単離し、NaSOで乾燥し、濃縮し、この残渣をHPLC(2〜80%アセトニトリル)で精製すると、生成物(0.4g.100%)が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.71 - 7.80 (m, 2 H) 7.26 - 7.34 (m, 2 H) 7.05 - 7.16 (m, 2 H) 6.84 - 6.93 (m, 2 H) 6.56 (s, 1 H) 5.50 (s, 2 H) 3.30 - 3.37 (m, 1 H) 3.15 (d, 2 H) 2.79 (dd, 2 H) 2.07 (d, 2 H) 1.65 - 1.77 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 457.3, RT = 0.26 分.
工程8:表題化合物の製造
Figure 2009514882
THF(2mL)中の5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.1g、0.22mmol)の懸濁液に、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(0.024g、0.2mmol)およびDIEA(0.11g、0.88mmol)を加えた。この混合物を室温で18時間撹拌し、メタノールで希釈し、そして濃縮した。この粗生成物をHPLC(10〜90%CHCN)によって精製した。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.87 (s, 1 H) 7.58 (d, 1 H) 7.11 - 7.35 (m, 5 H) 7.01 (d, 1 H) 6.55 (s, 1 H) 5.50 - 5.55 (m, 4 H) 4.25 (s, 2 H) 2.90 - 3.30 (m, 11 H) 2.30 (dt, 2 H) 2.10 (d, 2 H) 1.83 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 542.3, RT = 0.31 分.
下記に例示した更なる化合物が、容易に入手でき、および/またはその合成が本明細書中で教示されているしかるべき出発物質を用い、本明細書中に述べられている方法プロセス、または本技術分野で知られている他の標準的な化学的方法を使用して製造された。
実施例370:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程6に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾール−3−アミンを用いて、520mg(77%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.81 - 7.66 (m, 2.H) 7.24 - 7.32 (m, 5 H) 6.90 (d, 1 H) 6.58(s, 1 H) 5.42 (m, 4 H) 4.22 (d, 2 H) 4.19 (s, 1 H) 3.31 (m, 1 H) 2.10 (d, 2 H) 1.65 (m, 2 H) 1.47 (s, 9 H).
LC-MS [M+H] = 539.2, RT = 2.55 分.
実施例371:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−1−ベンジル−1H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程6に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として1−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール−3−アミンを用いて、120mg(44%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.88 (s, 1 H) 7.65 (d, 1 H) 7.24 - 7.32 (m, 5 H) 7.13 - 7.23 (m, 4 H) 6.54 (s, 1 H) 4.21 (s, 2 H) 3.35 - 3.44 (m, 1 H) 2.91 (s, 2 H) 2.08 (s, 2 H) 1.65 (dd, 2 H) 1.46 (s, 9 H).
LC-MS [M+H] = 539.0, RT = 2.86 分.
実施例372:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程6に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−(シクロヘキシルメチル)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、390mg(75%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 530.2, RT = 3.31 分.
実施例373:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、130mg(94%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.83 - 7.90 (m, 2 H) 7.12 - 7.39 (m, 7 H) 6.64 (s, 1 H) 5.40 - 5.45 (m, 2 H) 3.40 - 3.61 (m, 3 H) 3.12 - 3.23 (m, 2 H) 2.34 - 2.42 (m, 2 H) 1.85 - 2.03 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 439.3, RT = 0.25 分.
実施例374:5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、430mg(88%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.36 (s, 1 H) 7.78 - 7.83 (m, 2 H) 7.63 (d, 1 H) 7.15 - 7.38 (m, 5 H) 6.58 (s, 1 H) 5.72 (s, 2 H) 3.33 - 3.39 (m, .1 H) 3.09 - 3.19 (m, 2 H) 2.78 (td, 2 H) 2.08 (dd, 2 H) 1.64 - 1.76 (m, 2 H)
LC-MS [M+H] = 442.2, RT = 2.04 分.
実施例375:5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、10mg(21%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 442.2, RT = 1.05 分.
実施例376:5−(2−ベンジル−4−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−4−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、120mg(76%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.48 (s, 1 H) 7.81 (s, 1 H) 7.33 - 7.45 (m, 7 H) 6.89 (d, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 5.65 (s, 2 H) 3.33 - 3.36 (m, .1 H) 3.09 - 3.19 (m, 2 H) 2.80 (td, 2 H) 2.08 (dd, 2 H) 1.69 - 1.77 (m, 2 H)
LC-MS [M+H] = 442.3, RT = 1.14 分.
実施例377:7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、400mg(113%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.58 (d,1 H) 8.51 (dd, 1 H) 8.49 (d, 1 H) 7.81 - 7.87 (m, 3 H) 7.64 - 7.66 (m, 1 H) 7.44 (ddd, 1 H) 7.25 (dd, 1 H) 6.65 (s, 1 H) 5.75 (s, 2 H) 3.48 - 3.56 (m, 1 H) 3.13 - 3.23 (m, 2H) 2.39 (dd, 2 H) 2.34 (d, 2 H) 1.93 - 2.05 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 425.3, RT = 1.03 分.
実施例378:7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、370mg(99%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.53 (d, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 7.81 - 7.87 (m, 3 H) 7.65 (s, 1 H) 7.37 (ddd, 1 H) 7.25 (dd, 2 H) 6.60 (s, 1 H) 5.78 (s, 2 H) 3.47 - 3.52 (m, 1 H) 3.13 - 3.23 (m, 2 H) 2.78 - 2.84 (m, 2 H) 1.93 - 2.05 (m, 2 H) 1.75 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 425.3, RT = 1.18 分.
実施例379:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の工程7に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、100mg(65%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ8.31 (d, 1 H), 7.71 - 7.81 (m, 3 H), 7.25 - 7.45 (m, 6 H), 6.56 (s, 1 H), 5.65 (s, 2 H), 3.19 -3.45 (m, 3 H), 2.87 - 2.91 (m, 2 H), 2.13 (d, 2 H), 1.65 -1.79 (s, 2 H).
LC-MS [M+H] = 425.3, RT = 1.18 分.
実施例380:5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
TFAを、DCM(5mL)中のtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラート(0.25g、0.472mmol)の溶液に加え、そしてこの混合物を4.5時間撹拌し、そして濃縮した。この残渣をDCM中に入れ、数滴のトリエチルアミンを加え、そしてこの混合物をイスコ(登録商標)器材(DCM中、1%トリエチルアミンおよび10%メタノール)によって精製した。所望のフラクションを濃縮し、そしてこの油状の残渣をHPLC(5〜90%CHCN)によって精製すると、生成物(20mg、9%)が得られた。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.27 (d, 1 H) 7.86 (s, 1 H) 7.83 (dd, 1 H) 7.66 (d, 1 H) 7.22 (dd, 1 H) 6.67 (s, 1 H) 4.29 (d, 2 H) 3.50 - 3.62 (m, 3 H) 3.19 - 3.22 (m, 2 H) 2.41 (d, 2 H) 1.98 - 2.11 (m, 3 H) 145 - 1.97 (m, 5 H) 0.89 - 1.36 (m, 5 H).
LC-MS [M+H] = 430.4, RT = 0.99 分.
実施例381:5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、20mg(40%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.29 (d, 1 H) 7.86 (s, 1 H) 7.83 (dd, 1 H) 7.65 (d, 1 H) 7.22 (dd, 1 H) 6.66 (s, 1 H) 4.28 (d, 2 H) 3.50 - 3.62 (m, 3 H) 3.19 - 3.22 (m, 2 H) 2.89 - 3.05 (m, 1 H) 2.41 (d, 2 H) 1.98 - 2.11 (m, 8 H).
LC-MS [M+H] = 402.2, RT = 1.93 分.
実施例382:5−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様な方法で、出発物質としてtert−ブチル 4−{4−アミノ−5−[2−(シクロプロピルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、10mg(6%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.37 (s, 1H) 7.81 - 7.85 (m, 2 H) 7.65 (s, 1 H) 7.24 (d, 1 H) 6.67 (s, 1 H) 4.32 (d, 2 H) 3.41 - 3.55 (m, 3 H) 3.17 - 3.26 (m, 2 H) 2.36 (d, 2 H) 1.92 - 2.03 (m, 2 H) 1.41 - 1.47 (m, 1 H) 0.65 - 0.70 (m, 2 H) 0.51 (dt, 2 H)
LC-MS [M+H] = 388.3, RT = 0.42 分.
実施例383:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[3−アミノ−2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、40mg(41%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 7.87 (s, 1 H) 7.58 (d, 1 H) 7.47 (s, 1 H) 7.29 - 7.37 (m, 1 H) 7.10 - 7.22 (m, 3 H) 6.99 (d, 1 H) 6.52 (s, 1 H) 5.71 (br, 2 H) 5.52 (s, 2 H) 4.70 (d, 1 H) 4.32 (br, 2 H) 3.91 (s, 1 H) 3.43 - 3.53 (m, 1 H) 3.21 - 3.31 (m, 1 H) 2.74 (d, 1 H) 1.99 - 2.22 (m, 5 H) 1.62 - 1.73 (m, 2 H) LC-MS [M+H] = 499.3, RT = 2.29 分.
実施例384:2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、60mg(41%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 524.3, RT = 1.36 分.
実施例385:(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、20mg(38%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 481.3, RT = 2.10 分.
実施例386:5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメチルスルホニルクロリドを用いて、10mg(15%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.82 (s, 1 H) 7.73 (d, 1 H) 7.25 - 7.36 (m, 6 H) 6.93 (d, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 5.44 (s, 2 H) 3.87 (d, 2 H) 3.31 (dt, 1 H) 2.94 (d, 2 H) 2.87 (s, 3 H) 2.25 (d, 2 H) 1.87 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 517.3, RT = 2.21 分.
実施例387:4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、40mg(46%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ ppm 7.82 (s, 1 H) 7.71 (d, 1 H) 7.23 - 7.37 (m, 6 H) 6.96 (d, 1 H) 6.57 (s, 1 H) 5.44 (s, 2 H) 3.79 (d, 2 H) 3.41 (dt, 1 H) 3.01 (d, 2 H) 2.86 (s, 6 H) 2.16 (d, 2 H) 1.77 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 510.2, RT = 2.21 分.
実施例388:4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−N,N−ジメチルピペリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルスルファモイルクロリド(dimethysulfomoyl chloride)を用いて、50mg(52%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ ppm 7.85 (s, 1 H) 7.71 (d, 1 H) 7.23 - 7.37 (m, 6 H) 6.81 (d, 1 H) 6.57 (s, 1 H) 6.16 (s, 2 H, NH) 5.56 (s, 2 H, NH) 5.44 (s, 2 H) 3.74 (d, 2 H) 3.31 (dt, 1 H) 3.02 (d, 2 H) 2.82 (d, 6 H) 2.15 (d, 2 H) 1.78 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 546.3, RT = 2.29 分.
実施例389:2−{4−[4−アミノ−5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(3−アミノ−2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、30mg(31%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.79 (s, 1 H) 7.73 (d, 1 H) 7.20 - 7.33 (m, 6 H) 6.93 (d, 1 H) 6.58 (s, 1 H) 5.49 (s, 2 H) 3.12 - 3.31 (m, 3 H) 2.94 - 3.11 (m, 8 H) 2.31 (dt, 2 H) 2.10 (d, 2 H) 1.87 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 524.3, RT = 1.35 分.
実施例390:−(4−{4−アミノ−5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、30mg(31%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.25 (s, 1 H) 7.77 - 7.81 (m, 2 H) 7.62 (d, 1 H) 7.16 - 7.40 (m, 5 H) 6.59 (s, 1 H) 5.69 (s, 2 H) 2.93 - 3.30 (m, 11 H) 2.30 (td, 2 H) 2.09 (s, 2 H) 1.87 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 527.3, RT = 2.01 分.
実施例391:4−{4−アミノ−5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(2−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、30mg(31%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.35 (s, 1 H) 7.77 - 7.82 (m, 2 H) 7.63 (d, 1 H) 7.15 - 7.41 (m, 5 H) 6.59 (s, 1 H) 5.72 (s, 2 H) 3.79 (d, 1 H) 3.39 - 3.42 (m, 1 H) 2.99 (td, 2 H) 2.85 (s, 6 H) 2.12 (d, 2 H) 1.70 - 1.81 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 513.2, RT = 2.54 分.
実施例392:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、30mg(55%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.34 (s, 1 H) 7.81 (s, 1 H) 7.77 (d, 1 H) 7.62 (d, 1 H) 7.32 - 7.40 (m, 2 H) 7.19 (d, 1 H) 7.03 - 7.10 (m, 2 H) 6.55 (s, 1 H) 5.61 (s, 2 H) 4.63 (d, 1 H) 4.00 (d, 1 H) 3.45 (tt, 1 H) 3.25 (td, 1 H) 2.75 (td, 1 H) 2.07 - 2.18 (m, 5 H) 1.62 - 1.72 (m, 2 H).
実施例393:5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、3.2mg(7%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.62 (s, 1H) 8.18 (s, 1 H) 7.91 (d, 1 H) 7.35 - 7.44 (m, 3 H) 7.17 (dd, 2 H) 6.88 (s, 1 H) 5.75 (s, 2 H) 2.42 - 2.68 (m, 3 H) 3.00 (d, 1 H) 2.86 (d, 1 H) 2.71 (s, 3 H) 2.37 (d, 5 H) 2.02 - 2.19 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 520.3, RT = 2.62 分.
実施例394:4−{4−アミノ−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ−[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、20mg(49%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.05 (s, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.78 (d, 1 H) 7.74 (s, 1 H) 7.33 - 7.39 (m, 2 H) 7.24 (dd, 1 H) 7.10 (ddd, 2 H) 6.59 (s, 1 H) 5.61 (s, 2 H) 3.79 (d, 2 H) 3.38 - 3.47 (m, 1 H) 2.97 (td, 2 H) 2.84 (s, 6 H) 2.17 (d, 1 H) 2.14 (s, 1 H) 1.76 - 1.71 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 513.1, RT = 2.57 分.
実施例395:4−{4−アミノ−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルスルファモイルクロリドを用いて、20mg(46%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.06 (s, 1 H) 7.91 (s, 1 H) 7.78 (d, 1 H) 7.75 (s, 1 H) 7.33 - 7.38 (m, 2 H) 7.24 (dd, 1 H) 7.10 (ddd, 2 H) 6.62 (s, 1 H) 5.61 (s, 2 H) 3.81 (d, 2 H) 3.39 (m, 1 H) 3.05 (td, 2 H) 2.85 (s, 6 H) 2.18 (d, 1 H) 2.15 (s, 1 H) 1.87 - 1.79 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 549.3, RT = 2.74 分.
実施例396:7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、20mg(40%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.31 (s, 1 H) 7.82 (s, 1 H) 7.78 (d, 1 H) 7.63 (s, 1 H) 7.38 (dd, 2 H) 7.22 (d, 1 H) 7.08 (t, 2 H) 6.60 (s, 1 H) 5.63 (s, 2 H) 3.26 (s, 3 H) 3.12 (s, 3 H) 3.05 (d, 2 H) 2.97 (s, 3 H) 2.30 (dd, 2 H) 2.12 (d, 2 H) 1.87 - 1.77 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 527.2, RT = 2.14 分.
実施例397:7−{1−[(ジメチルアミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}−5−[2−(4−フルオロベンジル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−(2−ベンジル−4−フルオロ−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、40mg(43%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.44 (s, 1 H) 7.78 (d, 1 H) 7.43 (d, 1 H) 7.19 - 7.38 (m, 5 H) 6.87 (d, 1 H) 6.57 (s, 1 H) 5.62 (s, 2 H) 2.92 - 3.31 (m, 11 H) 2.21 (td, 2 H) 2.02 (dd, 2 H) 1.69 - 1.82 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 527.4, RT = 2.09 分.
実施例398:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、20mg(40%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.47 (s, 1 H) 7.47 - 7.87 (m, 2 H) 7.82 - 7.86 (m, 3 H) 7.67 (s, 1 H) 7.43 (dd, 1 H) 7.26 (d, 1 H) 6.61 (s, 1 H) 5.75 (s, 2 H) 4.76 (dd, 1 H) 4.02 (dd, 1 H) 3.21 - 3.50 (m, 2 H) 2.82 (dd, 1 H) 2.14 - 2.26 (m, 5 H) 1.88 (dt, 2H).
LC-MS [M+H] = 467.4, RT = 0.44 分.
実施例399:7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、50mg(60%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.57 (s, 1 H) 8.49 (d, 1 H) 8.35 (s, 1 H) 7.65 - 7.84 (m, 4 H) 7.41 (dd, 1 H) 7.24 (d, 1 H) 6.59 (s, 1 H) 5.70 (s, 2 H) 3.84 (d, 2 H) 3.34 (m, 1 H) 2.85 - 2.96 (m, 5 H) 2.24 (dd, 2 H) 1.87 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 503.3, RT = 0.75 分.
実施例400:4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、50mg(65%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.57 (s, 1 H) 8.49 (d, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 7.75 - 7.80 (m, 3 H) 7.63 (s, 1 H) 7.42 (dd, 1 H) 7.21 (d, 1 H) 6.56 (s, 1 H) 5.71 (s, 2 H) 3.76 (d, 2 H) 3.34 (m, 1 H) 2.94 (dd, 2 H) 2.84 (s, 6 H) 2.06 (dd, 2 H) 1.73 (dt, 2 H)
LC-MS [M+H] = 496.4, RT = 1.08 分.
実施例401:4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルスルファモイルクロリドを用いて、50mg(60%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.58 (s, 1 H) 8.32 (d, Hz, 1 H) 7.72 - 7.88 (m, 4 H) 7.42 (dd, 1 H) 7.26 (dd, 1 H) 6.64 (s, 1 H) 5.71 (s, 2 H) 3.82 (d, 1 H) 3.31 - 3.41 (m, 1 H) 3.05 (td, 2 H) 3.87 (s, 6 H) 3.19 (d, 2 H) 1.78 - 1.90 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 532.3, RT = 1.67 分.
実施例402:2−(4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−3−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、60mg(65%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.60 (s, 1 H) 8.48 (d, 1 H) 8.46 (s, 1 H) 7.78 - 7.81 (m, 3 H) 7.65 (s, 1 H) 7.44 (dd, 1 H) 7.25 (d, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 5.74 (s, 2 H) 3.09 - 3.35 (m, 8 H) 2.94 (s, 3 H) 2.28 (d, 2 H) 2.06 (dd, 2 H) 1.86 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 1.06 分.
実施例403:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7 7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、43mg(83%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.58 (d, 1 H) 8.41 (s, 1 H) 7.65 - 7.81 (m, 3 H) 7.39 (s, 1 H) 7.19 - 7.26 (m, 3 H) 6.57 (s, 1 H) 5.78 (s, 2 H) 4.68 (d, 1 H) 4.02 (d, 1 H) 3.21 - 3.41 (m, 2 H) 2.76 (dd, 1 H) 2.01 - 2.19 (m, 5 H) 1.87 (dt, 2 H)
LC-MS [M+H] = 467.4, RT = 2.07 分.
実施例404:7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7 7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、30mg(46%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.57 (d, 1 H) 8.21 (s, 1 H) 7.83 (s, 1 H) 7.65 - 7.76 (m, 3 H) 7.19 - 7.26 (m, 3 H) 6.57 (s, 1 H) 5.72 (s, 2 H) 3.85 (d, 2 H) 3.34 (m, 1 H) 2.85 - 2.96 (m, 5 H) 2.26 (dd, 2 H) 1.87 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 503.3, RT = 2.26 分.
実施例405:4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、50mg(69%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.57 (s, 1 H) 8.49 (d, 1 H) 8.43 (s, 1 H) 7.75 - 7.80 (m, 3 H) 7.63 (s, 1 H) 7.42 (dd, 1 H) 7.21 (d, 1 H) 6.56 (s, 1 H) 5.71 (s, 2 H) 3.76 (d, 2 H) 3.34 (m, 1 H) 2.94 (dd, 2 H) 2.84 (s, 6 H) 2.06 (dd, 2 H) 1.73 (dt, 2 H).
LC-MS [M+H] = 496.2, RT = 2.26 分.
実施例406:2−(4−{4−アミノ−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、7 7−ピペリジン−4−イル−5−[2−(ピリジン−2−イルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、30mg(36%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 1.56 分.
実施例407:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、13mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.25 (s, 1 H) 7.82 (s, 1 H) 7.80 (d, 1 H) 7.64 (d, 1 H) 7.21 (dd, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 4.65 (dd, 1 H) 4.26 - 4.31 (m, 2 H) 4.04 (dd, 1 H) 3.50 (dt, 1 H) 3.27 (dd, 1H) 2.80 (dd, 1 H) 2.12 - 2.22 (m, 6 H) 1.67 - 1.77 (m, 7 H) 1.06 - 1.29 (m, 5 H).
LC-MS [M+H] = 472.3, RT = 2.66 分.
実施例408:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメタンスルホニルクロリドを用いて、11mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.25 (s, 1 H) 7.79 - 7.84 (m, 2 H) 7.65 (s, 1 H) 7.23 (d, 1 H) 6.63 (s, 1 H) 4.29 (d, 2 H) 3.85 (d, 2 H) 3.35 - 3.40 (m, 1 H) 2.94 (td, 2 H) 2.88 (s, 3 H) 1.58 - 2.24 (m, 10 H) 1.07 - 1.30 (m, 5 H)
LC-MS [M+H] = 508.3, RT = 2.86 分.
実施例409:4−{4−アミノ−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、21mg(31%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.25 (s, 1 H) 7.79 - 7.83 (m, 2 H) 7.65 (s, 1 H) 7.21 (d, 1 H) 6.60 (s, 1 H) 4.28 (d, 2 H) 3.83 (d, 2 H) 3.36 - 3.41 (m, 1 H) 2.97 (td, 2 H) 2.87 (s, 6 H) 1.99 - 2.16 (m, 3 H) 1.58 - 1.85 (m, 7 H) 1.04 - 1.27 (m, 5 H).
LC-MS [M+H] = 501.6, RT = 3.04 分.
実施例410:4−{4−アミノ−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−スルホンアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルスルファモイルクロリドを用いて、10mg(16%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.11 (s, 1 H) 7.79 - 7.83 (m, 2 H) 7.62 (s, 1 H) 7.22 (d, 1 H) 6.61 (s, 1 H) 4.27 (d, 2 H) 3.81 (d, 2 H) 3.31 - 3.45 (m, 1 H) 3.05 (td, 2 H) 2.84 (s, 6 H) 1.99 - 2.16 (m, 3 H) 1.58 - 1.85 (m, 7 H) 1.04 - 1.31 (m, 5 H).
LC-MS [M+H] = 501.6, RT = 3.04 分. LC-MS [M+H] = 537.3, RT = 2.93 分.
実施例411:2−(4−{4−アミノ−5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}ピペリジン−1−イル)−N,N−ジメチルアセトアミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(シクロヘキシルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、10mg、(14%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ p8.26 (s, 1 H) 7.79 - 7.83 (m, 2 H) 7.65 (s, 1 H) 7.24 (d, 1 H) 6.62 (s, 1 H) 4.30 (d, 2 H) 2.94 - 3.31 (m, 10 H) 1.58 - 2.31 (m, 12 H) 1.04 - 1.31 (m, 6 H). LC-MS [M+H]+ = 501.6, RT = 3.04 分.
LC-MS [M+H] = 515.3, RT = 2.26 分.
実施例412:7−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにアセチルクロリドを用いて、48mg(62%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 444.3, RT = 2.37 分.
実施例413:5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−[1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例369の製造の場合に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにメタンスルホニルクロリドを用い、5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、61mg(73%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 480.3, RT = 2.59 分.
実施例414:4−{4−アミノ−5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用い、そして2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりにジメチルカルバミルクロリドを用いて、60mg、(85%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 473.3, RT = 2.55 分.
実施例415:4−{4−アミノ−5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル}−N,N−ジメチルピペリジン−1−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
実施例369に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−[2−(シクロブチルメチル)−2H−インダゾール−6−イル]−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、38mg、(55%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 487.3, RT = 1.96 分.
実施例416:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:5−ブロモ−1H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
n−ブタノール(6mL)中の5−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(3.0g、14.78mmol)の橙色の溶液に、ヒドラジン水和物(11.1g、10.78mL、221.66mmol)を加え、そしてこの濃厚な橙色のスラリーを油浴中、125℃で21時間加熱し(65℃で透明になった)、そして室温に冷却した。この混合物を水(100mL)および酢酸エチル(300mL)に注いだ。この水層を単離し、そして酢酸エチル(100mL)で抽出した。集められた有機層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。この生成物を、カラムクロマトグラフィー(33%酢酸エチル(ヘキサン中))によってクリーム色の固形物として単離した(0.86g、30%)。
LC-MS [M+H] = 197.1, RT = 2.64 分.
工程2:2−ベンジル−5−ブロモ−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(30mL)中の5−ブロモ−1H−インダゾール(5.0g、25.38mmol)およびベンジルブロミド(5.4g、30.45mmol)の混合物を、18時間還流加熱し、その後室温に冷却した。このスラリーを冷却した1,4−ジオキサンで希釈し、ろ過した。このろ過ケーキを冷却した1,4−ジオキサンで、引き続いて冷却したエーテルで洗浄した。このろ過ケーキをDCM/水 混合物に入れ、引き続いて固体NaHCOをゆっくり添加した。この混合物を水層が塩基性になるまで撹拌した。この有機層を単離し、塩水で洗浄し、そしてNaSOで乾燥し、濃縮した。この生成物(5.57g、76%)が、イスコ(登録商標)器材を用い、0−65%酢酸エチル(ヘキサン中)のグラジエントを用いて単離された。
LC-MS [M+H] = 288.0, RT = 3.46 分.
工程3:2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサン(10mL)中の2−ベンジル−5−ブロモ−2H−インダゾール(0.60g、2.09mmol)、ビス(ピナコラト)−ジボロン(0.64g、2.51mmol)およびKOAc(0.62g、6.27mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.05g、0.063mmol)を加え、そしてこの混合物を更に5分間脱ガスした。この混合物を85℃で3時間加熱し、そして室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、セライト(登録商標)ろ過し、そしてこのろ液を濃縮した。この残渣をシリカゲルパッドに通し、そして25%酢酸エチル(ヘキサン中)で溶出した。所望のフラクションを濃縮すると、生成物を白色ワックス状の固形物として得た(0.60g、86%)。
LC-MS [M+H] = 335.2, RT = 3.76 分.
工程4:1−(トリフルオロアセチル)ピペラジンの製造
Figure 2009514882
エチル トリフルオロアセタート(34.54mL、287.33mmol)を、THF(250mL)中のピペラジン(25.0g、287.33mmol)の懸濁液に、窒素下、室温で加え、次にこの反応混合物を30分間撹拌し、濃縮して溶媒を除去した。油状の残渣をエーテル中に入れ、そしてろ過し、次にろ過ケーキをエーテルで洗浄した。このろ液を濃縮すると、透明な油状物(24.37g、47%)が得られた。
LC-MS [M+H] = 183.1, RT = 1.07 分.
工程5;7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程1に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として1−(トリフルオロアセチル)ピペラジンを用いて、1.44g、(48%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 329.0, RT = 1.10 分.
工程6;5−ブロモ−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程2に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、1.24g、(65%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 408.0= 1.61 分.
工程7:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−ブロモ−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−ベンジル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、14mg、(11%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.05 (s, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.73 - 7.81 (m, 2 H) 7.33 - 7.44 (m, 6 H) 6.68 (s, 1 H) 5.63 (s, 4 H) 4.01 (s, 2 H) 3.59 - 3.71 (m, 4 H) 2.64 (td, 2.24 Hz, 4 H).
LC-MS [M+H] = 5.35.1, RT = 2.50 分.
実施例417:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様な方法で、出発物質として5−ブロモ−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、14mg、(11%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.05 (s, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.74 - 7.81 (m, 2 H) 7.32 - 7.42 (m, 5 H) 7.24 (dd, 1 H) 6.71 (s, 1 H) 5.80 (br, 2 H) 5.62 (s, 2 H), 4.00 (s, 2 H) 3.59 - 3.71 (m, 4 H) 2.59 - 2.69 (m, 4 H).
LC-MS [M+H] = 535.2, RT = 2.51 分
実施例418:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(ピペラジン−1−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
方法A
THF(1mL)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.045g、0.084mmol)の溶液に、メタノール(1mL)および6%KOH水溶液(0.5mL)の混合物を加え、そしてこの混合物を室温で18時間撹拌し、そして濃縮した。この残渣をメタノール溶液としてHPLC(10〜90%CHCN)を用いて精製した;33mg(89%)。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.04 (s, 1 H) 7.89 (s, 1 H) 7.74 - 7.80 (m, 2 H) 7.34 - 7.41 (m, 5 H) 7.19 - 7.28 (m, 1 H) 6.70 (s, 1 H) 5.79 (br, 2 H) 5.62 (s, 2 H) 3.88 - 3.94 (m, 2 H) 2.81 - 2.88 (m, 4 H) 2.51 (s, 4 H).
LC-MS [M+H] = 439.0, RT = 2.07 分
方法B
CHCN(14ml)中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.47g、0.88mmol)の撹拌溶液に加えた。ヨウ化ナトリウム(0.52g、3.47mmol)、次いでクロロトリメチルシラン(0.38g、3.47mmol)を加えた。この混合物を室温で12時間撹拌した。飽和KCO水溶液(5mL)を加え、そして撹拌を1時間継続した。この混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、層分離させた。有機層をKCOで乾燥し、そして濃縮すると、黄色の泡状固形物(0.3g、79%)が得られた。
LC-MS [M+H] = 439.0, RT = 2.07 分,
実施例419:tert−ブチル 4−{[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]メチル}ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
工程1:7−(ピペラジン−1−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
前記Aの方法の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として7−{[4−(トリフルオロアセチル)ピペラジン−1−イル]メチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、850mg、(100%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 233.1, RT = 1.04 分
工程2;tert−ブチル 4−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
THF(8.5mL)/DCM(8.5mL)中の7−(ピペラジン−1−イルメチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(0.85g、3.66mmol)およびトリエチルアミン(0.56mL、4.03mmol)の冷却溶液(0℃)に、二炭酸ジtert−ブチル(0.88g、4.03mmol)を加え、そしてこの混合物を室温に暖め、更に18時間撹拌し、そして濃縮した。この残渣を酢酸エチルに入れ、水で洗浄、NaSOで乾燥し、濃縮した(これは更に精製することなく次の工程に使用された)。
LC-MS [M+H] = 332.8, RT = 1.17 分
工程3:tert−ブチル 4−[(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例4の工程6の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[(4−アミノピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボキシラートを用いて、0.60g、(53%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+] = 410.7, RT = 1.90 分
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[(4−アミノ−5−ブロモピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル)メチル]ピペラジン−1−カルボキシラートおよび2−ベンジル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、520mg、(66%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ 8.06 (s, 1 H) 7.95 (s, 1 H) 7.74 - 7.81 (m, 2 H) 7.32 - 7.42 (m, 5 H) 7.24 (dd, 1 H) 6.71 (s, 1 H) 5.63 (s, 2 H) 3.91 - 3.96 (m, 2 H), 3.44 - 3.39 (m, 4 H) 2.46 - 2.54 (m, 4 H) 1.44 (s, 9 H).
LC-MS [M+H] = 438.7, RT = 2.42 分
実施例420:5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
DME(75mL)中の6−ブロモ−1H−インダゾール(3.0g、15.23mmol)、ビス(ピナコラト)−ジボロン(5.80g、22.84mmol)およびKOAc(8.97g、91.35mmol)の溶液を、5分間脱ガスし、次いで1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド−CHCl錯体(0.37g、0.457mmol)を加え、そしてこの混合物を更に5分間脱ガスした。この混合物を85℃で18時間加熱し、そして室温に冷却した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、そしてセライト(登録商標)ろ過した。このろ液を水および塩水で順に洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。この残渣を0−25%酢酸エチル(ヘキサン中)を用いるイスコ(登録商標)器材によって精製した。所望のフラクションを濃縮すると、生成物がオフホワイトワックス状固形物として得られた(2.89g、78%)。
LC-MS [M+H] = 245.2, RT = 3.18 分.
工程2:2−エチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールの製造
Figure 2009514882
酢酸エチル(7.5mL)中の6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−インダゾール(0.63g、2.56mmol)の溶液に、トリエチルオキソニウムテトラフルオロボレート(0.65g、3.33mmol)を加えた。この混合物を窒素下、室温で5時間撹拌した(約0.5時間後に、白色懸濁液となった)。この混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、そして飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄した。この水層を酢酸エチル(2×50mL)で抽出し、集められた有機層をMgSOで乾燥、ろ過し、そして濃縮した。この粗製物を0−40%酢酸エチル(ヘキサン中)を用いるイスコ(登録商標)器材を使用して精製した。
LC-MS [M+H] = 273.2, RT = 3.27 分.
工程3:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様に、出発物質として2−エチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2H−インダゾールを用いて、81mg、(72%)の所望の生成物が単離された。
LC-MS [M+H] = 462.2, RT = 2.84 分.
工程4:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−エチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、30mg(52%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.30 (m, 1 H) 7.80 - 7.83 (m, 2H) 7.23 -35 (m, 2 H) 6.61 (s, 1H) 4.53 (q, 2 H) 3.56 (m, 1 H) 3.25 (d, 2 H) 2.90 (m, 2 H) 2.15 (d, 2 H) 1.66 - 1.74 (m, 2 H) 1.62 (t, 3 H).
LC-MS [M+H] = 362.2, RT = 0.26 分
実施例421:5−(2−メチル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−メチル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、23mg(42%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 8.15 (s, 1 H) 7.81 (s, 1 H) 7.78 (dd, 1 H) 7.66 (q, 1 H) 7.22 (dd, 1 H) 6.58 (s, 1 H) 4.22 (s, 3 H) 3.33 - 3.42 (m, 1 H) 3.13 - 3.21 (m, 2 H) 2.82 (td, 2 H) 2.13 (d, 2 H) 1.66 - 1.77 (m, 2 H)
LC-MS [M+H] = 348.2, RT = 1.20 分
実施例422:5−(2−ベンジル−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラート
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様に、出発物質として2−ベンジル−1−メチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールを用いて、210mg、(32%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ ppm 7.85 (s, 1 H) 7.57 (s, 2 H) 7.27 - 7.37 (m, 6 H) 6.49 (s, 1 H) 5.48 (br, 2 H) 4.31 (s, 2 H) 4.22 (s, 2 H) 3.39 (m, 1 H) 2.91 (m, 2 H) 2.10 (d, 2 H) 1.66 (m, 2 H) 1.47 (s, 9 H).
LC-MS [M+H] = 524.2, RT = 2.54 分.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、90mg(53%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.78 (s, 1 H) 7.53 -7.62 (m, 2 H) 7.21 - 7.35 (m, 6 H) 6.45 (s, 1 H) 4.23 - 4.28 (m, 2 H) 3.38 (m, 1 H) 3.11 - 3.19 (m, 2 H) 2.79 (td, 2 H) ) 2.10 (s, 1 H) 1.98 - 2.06 (m, 1 H) 1.71 (qd, 2 H)
LC-MS [M+H] = 424.2, RT = 1.11 分
実施例423:tert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様に、出発物質として2−ベンジル−1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ベンゾイミダゾールを用いて、190mg、(34%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDCl) δ ppm 7.88 (s, 1 H) 7.76 (d, 1 H) 7.32 - 7.42 (m, 5 H) 7.25 - 7.30 (m, 2 H) 6.52 (s, 1 H) 5.42 (s, 2 H) 4.34 (s, 2 H) 4.23 (s, 2 H) 3.67 (s, 3 H) 3.40 (m, 1 H) 2.92 (s, 2 H) 2.11 (s, 2 H) 1.68 - 1.65 (m 2 H) 1.48 (s, 9 H).
LC-MS [M+H] = 537.9, RT = 2.47 分.
実施例424:5−(2−ベンジル−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例83の工程3に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、90mg(53%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.85 (s, 1 H) 7.75 (d, 1 H) 7.49 - 7.55 (m, 1 H) 7.24 - 7.40 (m, 6 H) 6.60 - 6.62 (m, 1 H) 4.39 (s, 2 H) 3.71 (s, 3 H) 3.49 - 3.60 (m, 3 H) 3.19 (td, 2 H) 2.38 (d, 2 H) 1.98 - 2.10 (m, 2 H)
LC-MS [M+H] = 438.2, RT = 1.22 分
実施例425:5−(2−ベンジル−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例380に述べられている方法と同様に、出発物質としてtert−ブチル 4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−1−メチル−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−カルボキシラートを用いて、90mg(53%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz, CDOD) δ 7.81 (s, 1 H) 7.53 -7.62 (m, 2 H) 7.21 - 7.35 (m, 6 H) 6.45 (s, 1 H) 4.23 - 4.28 (m, 2 H) 3.67 (s, 3 H) 3.38 (m, 1 H) 3.11 - 3.19 (m, 2 H) 2.79 (td, 2 H) ) 2.10 (s, 1 H) 1.98 - 2.06 (m, 1 H) 1.71 (qd, 2 H).
LC-MS [M+H] = 438.0, RT = 1.19 分.
実施例426:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−ピロリジン−1−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、43mg(44%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz,CDCl) δ 8.03 (d, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 7.71 - 7.79 (m, 2 H), 7.32 - 7.43 (m, 6 H), 6.55 (s, 1 H), 5.62 (s, 2 H), 2.95 - 3.02 (m, 2 H), 2.43 - 2.51 (m, 6 H), 1.72 - 1.83 (m, 6 H), 1.62 (qd, 2 H).
LC-MS [M+H] = 466.1, RT = 2.11 分
実施例427:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−モルホリン−4−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン
Figure 2009514882
実施例17の製造の場合に述べられている方法と同様に、出発物質として5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−5−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンを用いて、78mg(77%)の所望の生成物が単離された。
H NMR (400 MHz,CDCl) δ 8.03 (d, 1 H), 7.77 - 7.84 (m, 2 H), 7.66 - 7.73 (m, 1 H), 7.32 - 7.44 (m, 6 H), 6.54 (s, 1 H), 5.62 (s, 2 H), 3.61 - 3.68 (m, 4 H), 2.95 - 3.01 (m, 2 H,) 2.33 - 2.43 (m, 6 H), 1.76 - 1.85 (m, 2 H), 1.55 - 1.64 (m, 2 H).
LC-MS [M+H] = 482.1, RT = 2.04 分
実施例428:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−ブチル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(28.6mg、0.2mmoL、2.0当量)、トリエチルアミン(30.3mg、0.300mmoL、3.0当量)、およびヨウ化ナトリウム(0.150mg、0.001mmoL、0.01当量)を、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−ブロモブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(47.5mg、0.1mmoL、1当量)および1.5mLの無水DMFの溶液に加えた。この反応混合液を55℃で17時間振とうした。この反応物をろ過し、ろ液を塩基性HPLC (X-bridge 30×100 column;10%ACN〜90%HO)によって精製すると、23.20mg(43%)の所望の生成物が得られた。
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 2H), 7.88 (s, 4H), 7.58 (s, 3 H), 7.35 (s, 5 H), 7.15 (s, 2 H), 5.65 (s, 4 H), 3.83 (s, 3 H), 2.89 (s, 3 H), 2.33 (s, 1 H), 1.57 (s, 8 H);
MS LC-MS [M+H] = 538.3, RT = 2.68 分.
下記に例示されている更なる化合物は、容易に入手できる、および/またはその合成が本明細書中に教示されている、しかるべき出発物質を選択し、そして上記に述べられている方法プロセスあるいは本技術分野で知られている標準的な化学的プロセスを用いることによって、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカ−8−イル)−ブチル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造の場合に述べられているのと同様に製造された。いくつかの例では、溶媒サプレッションのために、フローNMRを用いているNMRシグナルでは、強度が弱いか、幅広いか、あるいはない場合がある。
実施例429:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ブチル}−ピペリジン−3−カルボン酸ジエチルアミドの製造
Figure 2009514882
H-NMR (DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.87 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 5 H) 7.14 (d, J=8.07 Hz, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 2.89 (s, 3 H) 2.77 (s, 2 H) 1.59 (s, 2 H) 1.49 (s, 5 H) 1.32 (s, 2 H) 1.06 (s, 5 H) 0.95 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 579.4, RT = 2.72 分.
実施例430:(1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−2−イル)メタノールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 5 H) 7.13 (s, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 3.11 (s, 1 H) 2.88 (s, 3 H) 2.74 (s, 2 H) 1.59 (s, 2 H) 1.48 (s, 4 H) 1.32 (s, 1 H) 1.22 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 2.63 分.
実施例431:(1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−3−イル)メタノールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 7.76 (s, 2 H) 7.47 (s, 1 H) 7.31 (s, 2 H) 5.53 (s, 1 H) 3.47 (s, 18 H) 3.26 - 3.29 (m, 2 H) 2.76 (s, 1 H) 2.67 (s, 3 H) 1.67 (s, 1 H) 1.43 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 2.61 分.
実施例432:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 7 H) 5.65 (s, 3 H) 4.52 (s, 1 H) 3.58 (s, 1 H) 2.89 (s, 4 H) 1.37 (s, 8 H);
MS LC-MS [M+H] = 496.3, RT = 2.60 分.
実施例433:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ブチル}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステルの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 9 H) 5.65 (s, 4 H) 3.67 (s, 1 H) 2.88 (s, 5 H) 1.49 (s, 9 H);
MS LC-MS [M+H] = 540.3, RT = 2.67 分.
実施例434:2−(1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−4−イル)エタノールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.19 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 5 H) 7.14 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 4.27 (s, 1 H) 2.88 (s, 3 H) 2.78 (s, 2 H) 1.78 (s, 1 H) 1.56 (s, 2 H) 1.49 (s, 3 H) 1.31 (s, 5 H) 1.08 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 524.3, RT = 2.61 分.
実施例435:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−4−オールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 7 H) 5.65 (s, 4 H) 4.46 (s, 1 H) 3.70 (s, 2 H) 2.85 (s, 3 H) 1.92 (s, 1 H) 1.41 (s, 7 H);
MS LC-MS [M+H] = 496.3, RT = 2.59 分.
実施例436:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−4−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 4 H) 7.15 (s, 3 H) 6.65 (s, 1 H) 5.65 (s, 3 H) 3.26 (s, 4 H) 2.89 (s, 4 H) 2.01 (s, 1 H) 1.81 (s, 2 H) 1.62 (s, 1 H) 1.51 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 523.3, RT = 2.61 分.
実施例437:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(3−メチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.79 (s, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 4 H) 7.15 (s, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 2.89 (s, 4 H) 1.49 (s, 9 H) 0.79 (d, J=5.26 Hz, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 494.3, RT = 2.69 分.
実施例438:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−メチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 12 H) 5.65 (s, 3 H) 3.59 (s, 2 H) 2.82 (s, 4 H) 1.29 (s, 10 H) 0.73 (s, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 494.3, RT = 2.68 分.
実施例439:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 3 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 6 H) 5.65 (s, 3 H) 2.89 (s, 4 H) 1.51 (s, 8 H) 0.77 (d, J=6.11 Hz, 9 H);
MS LC-MS [M+H] = 508.3, RT = 2.75 分.
実施例440:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(2−ピペリジン−1−イルエチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 8 H) 5.65 (s, 4 H) 3.63 (s, 1 H) 2.88 (s, 3 H) 2.26 (s, 1 H) 1.43 (s, 13 H);
MS LC-MS [M+H] = 523.3, RT = 2.51 分.
実施例441:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 7 H) 7.14 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 6.71 (s, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 2.89 (s, 3 H) 2.77 (s, 1 H) 1.94 (s, 1 H) 1.50 (s, 4 H) 1.39 (s, 1 H) 1.30 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 523.3, RT = 2.61 分.
実施例442:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−ピロリジン−1−イルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 1 H) 7.81 (s, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 6 H) 7.13 (s, 5 H) 5.65 (s, 4 H) 2.88 (s, 6 H) 1.63 (s, 5 H) 1.48 (s, 3 H) 1.33 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 549.3, RT = 2.50 分.
実施例443:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(3−メトキシピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 5 H) 7.14 (d, J=8.56 Hz, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 3.63 (s, 1 H) 2.88 (d, J=4.89 Hz, 4 H) 1.50 (s, 9 H);
MS LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 2.63 分.
実施例444:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−チオモルホリン−4−イルブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.79 (s, 2 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 6 H) 7.15 (s, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 3.62 (s, 1 H) 2.88 (s, 3 H) 2.31 (s, 1 H) 1.49 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 498.2, RT = 2.64 分.
実施例445:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−ピリミジン−2−イルピペラジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 8.32 (d, J=4.03 Hz, 4 H) 7.89 (s, 4 H) 7.59 (s, 2 H) 7.35 (s, 7 H) 6.61 (s, 1 H) 5.65 (s, 3 H) 3.66 (s, 4 H) 2.87 (s, 2 H) 2.32 (s, 1 H) 1.51 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 559.3, RT = 2.65 分.
実施例446:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4−エチルピペラジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 7 H) 7.15 (s, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 3.61 (s, 1 H) 2.89 (s, 3 H) 2.26 (s, 2 H) 1.49 (s, 3 H) 0.95 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 509.3, RT = 2.54 分.
実施例447:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(4−{4−[2−(メチルスルホニル)エチル]ピペラジン−1−イル}ブチル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 5 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 9 H) 5.65 (s, 4 H) 3.64 (s, 2 H) 3.00 (s, 4 H) 2.86 (s, 4 H) 2.30 (s, 1 H) 1.46 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 587.3, RT = 2.53 分.
実施例448:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(2R,6S)−2,6−ジメチルモルホリン−4−イル]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 5 H) 7.14 (d, J=8.31 Hz, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 3.50 (s, 1 H) 2.89 (s, 3 H) 2.69 (s, 1 H) 1.51 (s, 5 H) 1.00 (d, J=5.62 Hz, 8 H);
MS LC-MS [M+H] = 510.3, RT = 2.67 分.
実施例449:7−[4−(4−アセチルピペラジン−1−イル)ブチル]−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 2 H), 7.89 (s, 2 H), 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H), 7.58 (s, 2 H), 7.35 (s, 6 H), 7.14 (d, J=8.19 Hz, 3 H), 5.65 (s, 4 H), 2.90 (s, 3 H), 2.31 (s, 3 H), 1.95 (s, 3 H), 1.51 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 523.3, RT = 2.60 分.
実施例450:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(2−tert−ブチルピロリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.79 (s, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 6 H) 7.15 (s, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 2.89 (s, 4 H) 1.51 (s, 5 H) 0.79 (s, 11 H);
MS LC-MS [M+H] = 522.3, RT = 2.74 分.
実施例451:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 6 H) 7.14 (s, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 3.65 (s, 1 H) 2.89 (d, J=1.34 Hz, 3 H) 2.06 (s, 8 H) 1.50 (s, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 509.3, RT = 2.49 分.
実施例452:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[エチル(ピリジン−4−イルメチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 5 H) 7.35 (s, 16 H) 5.65 (s, 3 H) 3.61 (s, 2 H) 2.86 (s, 2 H) 1.46 (s, 3 H) 0.95 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 531.3, RT = 2.58 分.
実施例453:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)(メチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 6 H) 7.15 (s, 2 H) 5.65 (s, 4 H) 4.82 (s, 1 H) 3.83 (s, 1 H) 3.72 (s, 2 H) 2.88 (s, 3 H) 2.20 (s, 2 H) 1.47 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 512.3, RT = 2.64 分.
実施例454:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[[(1−イソプロピルピロリジン−3−イル)メチル](メチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 3 H) 7.35 (s, 8 H) 5.65 (s, 4 H) 3.66 (s, 2 H) 2.89 (s, 3 H) 2.09 (s, 5 H) 1.47 (s, 5 H) 0.95 (s, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 551.3, RT = 2.53 分.
実施例455:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[メチル(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 3 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 7 H) 6.74 (s, 1 H) 5.65 (s, 3 H) 3.63 (s, 2 H) 2.87 (s, 2 H) 2.73 (s, 2 H) 2.08 (s, 4 H) 1.74 (s, 1 H) 1.38 (s, 8 H);
MS LC-MS [M+H] = 523.3, RT = 2.48 分.
実施例456:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(5−エチル−2−メチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.44 (s, 1 H) 7.79 (s, 3 H) 7.49 (s, 3 H) 7.26 (s, 3 H) 7.06 (s, 1 H) 5.56 (s, 2 H) 3.64 (s, 3 H) 3.30 (s, 2 H) 3.28 (d, J=1.59 Hz, 1 H) 2.80 (s, 2 H) 2.57 (s, 4 H) 1.37 (s, 5 H) 1.04 (s, 4 H) 0.89 (s, 2 H) 0.71 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 522.3, RT = 2.77 分.
実施例457:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(2−エチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 1 H) 7.88 (s, 3 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 7 H) 5.65 (s, 3 H) 3.62 (s, 1 H) 2.89 (s, 3 H) 2.08 (s, 1 H) 1.46 (s, 9 H) 1.22 (s, 4 H) 0.77 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 508.3, RT = 2.62 分.
実施例458:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}−N,N−ジエチルピペリジン−4−カルボキサミドの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.81 (s, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 7 H) 7.15 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 2.89 (s, 5 H) 1.51 (s, 7 H) 1.08 (s, 5 H) 1.03 - 0.93 (m, 5 H );
MS LC-MS [M+H] = 579.3, RT = 2.69 分.
実施例459:エチル 1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−2−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.62 (s, 2 H) 7.35 (s, 13 H) 5.65 (s, 3 H) 3.58 (s, 1 H) 3.05 (s, 2 H) 2.85 (s, 3 H) 1.47 (s, 7 H) 1.13 (s, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 552.3, RT = 2.71 分.
実施例460:エチル 1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ブチル}ピペリジン−4−カルボキシラートの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.53 (s, 2 H) 7.88 (s, 2 H) 7.80 (d, J=8.44 Hz, 2 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 6 H) 7.14 (d, J=8.19 Hz, 2 H) 5.65 (s, 3 H) 4.02 (s, 2 H) 2.83 - 2.92 (m, 3 H) 2.75 (s, 2 H) 1.90 (s, 1 H) 1.49 (s, 6 H) 1.15 (t, J=6.91 Hz, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 552.3, RT = 2.70 分.
実施例461:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 2 H) 7.88 (s, 4 H) 7.58 (s, 2 H) 7.35 (s, 9 H) 5.65 (s, 3 H) 3.68 (s, 2 H) 2.88 (s, 2 H) 1.83 (s, 4 H) 1.45 (s, 3 H);
MS LC-MS [M+H] = 516.3, RT = 2.66 分.
実施例462:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[4−(2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)ブチル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 12.03 (s, 1 H) 8.57 (s, 2 H) 7.84 (s, 3 H) 7.59 (s, 2 H) 7.38 (s, 4 H) 7.16 (s, 2 H) 5.64 (s, 3 H) 3.64 (s, 6 H) 3.04 (s, 1 H) 2.86 (s, 2 H) 1.28 (s, 12 H);
MS LC-MS [M+H] = 508.3, RT = 2.70 分.
実施例463:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[メチル(1−ピリジン−4−イルエチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.51 (s, 4 H) 7.69 (s, 5 H) 7.26 (s, 8 H) 5.64 (s, 3 H) 3.61 (s, 4 H) 3.05 (s, 2 H) 2.85 (s, 2 H) 2.06 (s, 1 H) 1.50 (s, 2 H) 1.18 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 531.3, RT = 2.59 分.
実施例464:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[メチル(1−ピリジン−3−イルエチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.50 (s, 4 H) 7.73 (s, 6 H) 7.30 (s, 7 H) 5.62 (s, 3 H) 3.68 (s, 5 H) 3.05 (s, 1 H) 2.82 (s, 2 H) 2.06 (s, 1 H) 1.48 (s, 2 H) 1.25 (s, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 531.3, RT = 2.60 分.
実施例465:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{4−[メチル(ピリミジン−4−イルメチル)アミノ]ブチル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.70 (s, 1 H) 8.53 (s, 2 H) 7.83 (s, 3 H) 7.46 (s, 7 H) 7.15 (s, 2 H) 5.60 (s, 3 H) 4.29 (s, 1 H) 3.66 (s, 7 H) 3.04 (s, 1 H) 2.87 (s, 2 H) 2.17 (s, 1 H) 1.54 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H][M+H] = 518.3, RT = 2.62 分.
実施例466:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−L−プロリルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
工程1:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの製造
Figure 2009514882
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(35.0μL、0.200mmoL、2.0当量)を、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L−プロリン(23.7mg、0.110mmoL、1.1当量)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(19.2mg、0.100mmoL、1.0当量)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(13.5mg、0.100mmoL、1.0当量)および1mLの無水DMFに加えた。この反応液を0℃に冷却し、そして30分間振とうした。次いでこの混合物に、1mLの無水DMF中の5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−4−イルピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミン(42.3mg、0.1mmoL、1.0当量)を加えた。この反応物を、0℃で5分間振とうした。反応物を室温にゆっくり暖め、一晩振とうした。この生成物を、Sunfire カラムでの酸性HPLC(5%〜90%、12分)によって精製した。
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
ジクロロメタン(2mL)中の2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(73.5mg、0.1mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.2mL)を加えた。この反応物を室温で5時間撹拌した。このサンプルを濃縮し、そしてこの残渣を1.5mLのメタノール、0.5mLのアセトニトリルおよび0.5mLの水に加えた。次いでこのサンプルを、Phenomenex's Strata-X-C 陽イオン混合様式ポリマー SPE プレート(500mg/6mL/ウェル)を用いて遊離塩基とし、9.20mg(17%)の所望の生成物が得られた。
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.80 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H), 7.15 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 6.63 (d, J=11.49 Hz, 1 H), 4.52 (d, J=12.59 Hz, 1 H), 4.05 (d, J=11.62 Hz, 1 H), 2.78 (t, J=12.47 Hz, 1 H),2.56 - 2.66 (m, 1 H), 2.17 (s, 1 H), 1.99 - 2.10 (m, 5 H), 1.77 - 1.85 (m, 5 H), 1.63 - 1.69 (m, 2 H), 1.52 - 1.62 (m, 3 H), 1.17 - 1.27 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 521.5, RT = 2.96 分.
下記に例示されている更なる化合物は、容易に入手できる、および/またはその合成が本明細書中に教示されている、しかるべき出発物質を選択し、そして上記に述べられている方法プロセスあるいは本技術分野で知られている標準的な化学的プロセスを用いることによって、5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−L−プロリルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造の工程1および2の場合に述べられているのと同様に製造された。化合物がBOC基を有しなかった場合は、BOC基の除去の必要はない遊離塩基であった。いくつかの例では、いくつかの例では、溶媒サプレッションのために、フローNMRを用いているNMRシグナルでは、強度が弱いか、幅広いか、あるいはない場合がある。
実施例467:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−D−プロリルピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.81 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 7.55 - 7.63 (m, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H), 7.15 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 6.63 (d, J=11.49 Hz, 1 H), 4.52 (d, J=12.59 Hz, 1 H), 4.04 (s, 1 H), 2.78 (t, J=12.41 Hz, 1 H), 2.56 - 2.66 (m, 1 H), 2.17 (s, 1 H), 2.00 - 2.10 (m, 5 H), 1.75 - 1.86 (m, 5 H), 1.63 - 1.69 (m, 1 H), 1.52 - 1.62 (m, 3 H), 1.16 - 1.27 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 521.5, RT = 2.85 分.
実施例468:7−{1−[(ベンジルアミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.91 (s, 1H), 7.81 (d, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.37 - 7.36 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.59 (d, 1 H), 5.66 (s, 2 H) 4.46 - 4.56 (m, 1 H) 3.82 - 3.93 (m, 2 H) 3.77 (s, 1 H) 3.61 - 3.72 (m, 2 H) 3.51 (s, 2 H) 3.07 - 3.19 (m, 1 H) 2.98 - 3.07 (m, 3 H), 2.75 (t, 1 H), 2.12 - 2.18 (m, 2 H) 2.00 - 2.10 (m, 4 H) 1.75 - 1.86 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 571.6, RT = 2.97 分.
実施例469:(3R)−5−({4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.30 - 7.39 (m, 4 H), 7.16 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=6.97 Hz, 1 H), 5.66 (s, 1 H), 4.51 (s, 1 H), 4.14 (s, 1 H), 2.81 (s, 1 H), 2.55 - 2.63 (m, 1 H), 2.20 - 2.28 (m, 1 H), 2.17 (s, 3 H), 2.03 - 2.14 (m, 5 H), 1.76 - 1.88 (m, 5 H), 1.65 (s, 1 H), 1.59 (s, 1 H), 1.47 (s, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 537.5, RT = 2.79 分.
実施例470:(3S)−5−({4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン−3−オールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.30 - 7.39 (m, 4 H), 7.16 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 6.62 (d, J=6.85 Hz, 1 H), 5.66 (s, 1 H), 4.51 (s, 1 H), 4.14 (s, 1 H), 2.81 (s, 1 H), 2.60 (d, J=3.18 Hz, 1 H), 2.20 - 2.28 (m, 1 H), 2.17 (s, 3 H), 2.02 - 2.14 (m, 5 H), 1.76 - 1.88 (m, 5 H), 1.65 (s, 1 H),1.57 (d, J=10.27 Hz, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 537.5, RT = 2.81 分.
実施例471:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−(1−{ピペラジン−1−イル[4−(トリフルオロメチル)フェニル]アセチル}ピペリジン−4−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (d, J=2.32 Hz, 1 H), 7.76 - 7.83 (m, 1 H), 7.64 - 7.75 (m, 3 H), 7.29 - 7.38 (m, 5 H),7.07 - 7.18 (m, 1 H), 6.53 - 6.64 (m, 1 H), 5.66 (s, 3 H), 4.51 (s, 1 H), 4.41 (s, 1 H), 2.65 - 2.76 (m, 4 H), 2.37 (s, 4 H), 2.17 (s, 1 H), 2.02 - 2.12 (m, 3 H), 1.76 - 1.85 (m, 5 H), 1.66 (s, 1 H), 0.98 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 694.6, RT = 3.03 分.
実施例472:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(6−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H), 7.16 (d, 2 H), 6.90 - 7.01 (m, 4 H), 5.67 (s, 2 H), 4.95 (s, 1 H), 4.53 (s, 1 H), 4.32 - 4.44 (m, 1 H), 3.01 - 3.13 (m, 1 H), 2.77 - 2.89 (m, 2 H), 2.75 (s, 1 H), 2.68 (s, 1 H), 2.17 (s, 2 H), 2.04 - 2.14 (m, 4 H), 1.77 - 1.86 (m, 5 H), 1.58 (d, J=15.65 Hz, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 601.5, RT = 2.96 分.
実施例473:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−{1−[(6−メトキシ−2,3,4,9−テトラヒドロ−1H−ベータ−カルボリン(carbolin)−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.55 - 7.63 (m, 1 H), 7.30 - 7.39 (m, 6 H), 7.12 - 7.22 (m, 3 H), 6.80 - 6.90 (m, 2 H), 6.64 (td, 2 H), 5.67 (s, 2 H), 5.04 (s, 1 H), 3.69 - 3.80 (m, 2 H), 2.55 - 2.66 (m, 3 H), 2.15 - 2.18 (m, 3 H), 2.04 - 2.12 (m, 4 H), 1.92 - 2.01 (m, 1 H), 1.77 - 1.88 (m, 6 H), 1.60 (s, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 652.6, RT = 3.02 分.
実施例474:1−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−2−メチルアミノ−エタノンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.04 (s, 1 H), 7.87 (s 1H), 7.75 (dd, 1H), 7.73 - 7.72 (m, 1 H), 7.41 - 7.36 (m, 2 H), 7.34 - 7.32 (m, 2 H), 7.21 (dd, 1H), 6.53 (s, 1 H), 5.61 (s, 2 H), 4.71 (d, 1 H), 4.41 (t, 3H), 3.87 (d, 1 H), 3.52-3.46 (m, 1H), 3.20 (t, 1H), 2.79 (t, 1H), 2.42 (s, 3 H), 2.23 - 2.11 (m, 3 H), 1.91 (s, 1 H), 1.84 (s, 1 H), 1.73 - 1.63 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 495.5, RT = 2.20 分.
実施例475:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−モルホリン−4−イルブタノイル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.59 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H), 7.15 (dd, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.66 (s, 1 H), 4.52 (s, 1 H), 3.98 (s, 1 H), 3.50 - 3.59 (m, 1 H), 2.70 (s, 1 H), 2.25 - 2.37 (m, 10 H), 2.17 (s, 2 H), 2.01 - 2.12 (m, 4 H), 1.82 (t, 2 H), 1.60 - 1.71 (m, 3 H), 1.53 (d, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 579.3, RT = 2.85 分.
実施例476:2−[(2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル)(メチル)アミノ]エタノールの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 2 H), 7.81 (d, 2 H), 7.60 (s, 2 H), 7.29 - 7.39 (m, 8 H), 7.16 (dd, 2 H), 6.54 - 6.63 (m, 2 H), 3.02 (s, 1 H), 2.64 (t, 2 H), 2.00 - 2.11 (m, 1 H), 1.94 (d, 3 H), 1.75 - 1.86 (m, 4 H), 1.57 (qd, 3 H), 1.17 - 1.25 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 539.3, RT = 2.81 分.
実施例477:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−モルホリン−4−イルプロパノイル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 6 H), 7.16 (d, 2 H), 6.56 - 6.64 (m, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 4.55 (d, 2 H), 4.25 (d, 1 H), 3.56 (s, 2 H), 2.66 - 2.77 (m, 1 H), 2.45 (s, 4 H), 2.17 (s, 2 H), 2.02 - 2.14 (m, 5 H), 1.77 - 1.88 (m, 5 H), 1.48 - 1.60 (m, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 565.3, RT = 2.83 分.
実施例478:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(2−ピロリジン−1−イルプロパノイル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 6 H), 7.15 (dd, 2 H), 6.60 (d, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 4.52 (s, 1 H), 4.50 (d, 1 H), 4.42 (s, 1 H), 2.64 - 2.73 (m, 1 H), 2.17 (s, 1 H), 2.02 - 2.12 (m, 5 H), 1.76 - 1.86 (m, 4 H), 1.66 (s, 6 H), 1.58 - 1.64 (m, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 549.3, RT = 2.87 分.
実施例479:3−(2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル)−5−クロロ−1,3−ベンゾオキサゾール−2(3H)−オンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.49 (d, 1 H), 7.30 - 7.41 (m, 5 H), 7.12 - 7.22 (m, 2 H), 6.58 - 6.67 (m, 1 H), 5.67 (s, 1 H), 4.82 - 4.92 (m, 2 H), 4.45 (s, 1 H), 4.01 (s, 1 H), 2.85 (t, 1 H), 2.57 (s, 1 H), 2.17 (s, 2 H), 2.05 - 2.14 (m, 3 H), 1.88 - 1.98 (m, 1 H), 1.82 (t, 3 H), 1.57 - 1.68 (m, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 633.3, RT = 3.52 分.
実施例480:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(ピペリジン−1−イルアセチル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 6 H), 7.15 (dd, 2 H), 6.58 (s, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 4.48 (d, 1 H), 4.20 (s, 1 H), 2.72 (t, 1 H), 2.35 (s, 5 H), 2.17 (s, 2 H), 2.02 - 2.12 (m, 4 H), 1.75 - 1.86 (m, 3 H), 1.65 - 1.75 (m, 1 H), 1.45 - 1.56 (m, 4 H);
MS LC-MS [M+H] = 549.3, RT = 2.85 分.
実施例481:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(ピペリジン−2−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.31 (s, 1 H), 7.58 (d, J=8.56 Hz, 1 H), 7.06 - 7.16 (m, 4 H), 6.92 (dd, J=8.62, 1.16 Hz, 1 H), 6.39 (d, J=7.34 Hz, 1 H), 5.43 (s, 3 H), 4.27 (s, 1 H), 3.86 (s, 1 H), 2.27 (d, J=1.59 Hz, 3 H), 2.26 (s, 1 H), 1.94 (s, 1 H), 1.79 - 1.89 (m, 5 H), 1.52 - 1.64 (m, 6 H), 1.41 (d, 2 H), 1.21 - 1.32 (m, 2 H), 0.75 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 535.3, RT = 2.83 分.
実施例482:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(3−ピペリジン−1−イルプロパノイル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.81 (d, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.38 (m, 2 H), 7.15 (dd, 1 H), 5.66 (s, 3 H), 4.52 (d, 1 H), 2.08 (dd, 2 H), 1.78 - 1.87 (m, 1 H), 1.43 - 1.54 (m, 7 H), 1.31 - 1.41 (m, 4 H), 1.17 - 1.25 (m, 4 H), 1.05 - 1.15 (m, 7 H), 0.98 (s, 2 H);
MS LC-MS [M+H] = 563.3, RT = 2.88 分.
実施例483:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(3−ピロリジン−1−イルプロパノイル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.38 (m, 5 H), 7.15 (dd, 2 H), 6.60 (s, 1 H), 5.66 (s, 1 H), 4.51 (s, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 2.56 - 2.67 (m, 3 H), 2.44 (s, 4 H), 2.17 (s, 2 H), 2.01 - 2.12 (m, 4 H), 1.98 (s, 1 H), 1.77 - 1.88 (m, 2 H), 1.60 - 1.71 (m, 4 H), 1.46 - 1.55 (m, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 549.3, RT = 2.84 分.
実施例484:5−({4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]ピペリジン−1−イル}カルボニル)ピロリジン−2−オンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.55 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 5.66 (s, 1 H), 4.51 - 4.61 (m, 1 H), 4.48 (s, 1 H), 3.99 (s, 1 H), 2.29 - 2.40 (m, 1 H), 2.17 (s, 2 H), 2.03 - 2.14 (m, 7 H), 1.77 - 1.89 (m, 5 H), 1.63 (s, 1 H), 1.58 (d, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 535.3, RT = 2.98 分.
実施例485:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(モルホリン−4−イルアセチル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ8.56 (s, 1 H), 7.61 (s, 1 H), 7.30 - 7.40 (m, 6 H), 7.16 (dd, 1 H), 6.57 - 6.65 (m, 1 H), 5.67 (s, 2 H), 4.47 (s, 1 H), 4.17 (s, 1 H), 3.53 - 3.63 (m, 1 H), 2.69 - 2.79 (m, 1 H), 2.42 (s, 5 H), 2.18 (s, 2 H), 2.03 - 2.13 (m, 4 H), 1.82 - 1.87 (m, 2 H), 1.70 - 1.80 (m, 2 H), 1.47 - 1.58 (m, 1 H);
MS LC-MS [M+H] = 551.3, RT = 2.82 分.
実施例486:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(ピロリジン−1−イルアセチル)ピペリジン−4−イル]ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−アミンの製造
Figure 2009514882
H NMR (400 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H), 7.29 - 7.39 (m, 6 H), 7.15 (dd, 2 H), 6.55 - 6.65 (m, 2 H), 5.66 (s, 2 H), 4.47 (s, 1 H), 4.14 (s, 1 H), 2.72 (s, 1 H), 2.17 (s, 2 H), 2.00 - 2.11 (m, 5 H), 1.92 (d, 1 H), 1.76 - 1.87 (m, 3 H), 1.68 (s, 5 H);
MS LC-MS [M+H] = 535.3, RT = 2.84 分.
実施例487:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−N,N−ジメチルアセトアミド
Figure 2009514882
実施例1(150mg、0.33mmol)を、1.5mLのMeOHに溶解し、そしてEtN(iPr)(0.17mL、0.98mmol)で処理し、引き続いて2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミド(0.040mL、0.39mmol)を添加した。この混合物を室温で一晩撹拌した。HPLC分析によって、〜75%変換が示された。この混合物を60℃に6時間加熱し、これを室温に冷却、そして水に注いだ。この水層を3×10mLのEtOAcで抽出し、そして集められた有機相を塩水で洗浄し、乾燥(NaSO)し、ろ過し、そして真空下で濃縮した。この残渣をイスコ(登録商標)器材(グラジエント 5%−40%EtOH(+1%NHOH)/EtOAc)を用いて精製し、そしてこの生成物を含んでいるフラクションを濃縮すると、64mgの表題化合物がガラス状物として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.58 (s, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 7.78 (d, 1 H), 7.40-7.24 (m, 5 H), 7.15 (d, 1 H), 6.60 (s, 1 H), 5.63 (s, 2 H), 3.18-3.07 (m, 3 H), 3.05 (s, 3 H) 2.92 (bd, 2 H), 2.79 (s, 3 H), 2.07 (m, 2 H), 1.97 (m, 2 H), 1.71 (dd, 2 H);
ES-MS m/z 509.3 [M+H], HPLC RT (分) 2.11.
実施例488:2−{4−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−イル}−N,N−ジエチル−アセトアミド
Figure 2009514882
実施例487に説明されている方法を使用し、2−クロロ−N,N−ジメチルアセトアミドの代わりに2−クロロ−N,N−ジエチルアセトアミドを用いることによって、表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.59 (s, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 7.74 (d, 1 H), 7.40 (m, 4 H), 7.35 (m, 1H), 7.19 (d, 1 H), 6.63 (s, 1 H), 5.70 (s, 2 H), 3.42 (q, 2H), 3.28 (q, 2H), 3.18 (bs, 2H) 3.13 (m, 1H) 2.95 (bd, 2 H), 2.20 (m, 2H), 2.07 (m, 2H), 1.75 (m, 2H);
ES-MS m/z 537.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.351.
実施例489:(R)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
工程1:(R)−3−[4−アミノ−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−7−イル]−ピペリジン−1−カルボン酸ベンジルエステルの製造
Figure 2009514882
DMF(4mL)を真空パージ/Nフラッシュ処理によって脱ガスし、次いで中間体I(860mg、2.00mmol)および中間体C(902mg、2.70mmol)を加えた。この混合物に、1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)クロリド(44mg、0.06mmol)、引き続いて5mLの2M NaCO水溶液を加え、そしてこの混合物を110℃の油浴中に4時間置き、そして室温に冷却した。この混合物を水およびEtOAc(各25mL)の間で分配した。層分離後、水層を2×25mLのEtOAcで抽出し、そして集められた有機フラクションを水および塩水で洗浄し、乾燥し、0.5”×1”SiOパッド(事前にEtOAcで湿らせる)ろ過し、そしてこのパッドをEtOAcで十分洗浄し、そして真空下で濃縮すると、残渣を生じるが、この残渣を、イスコ(登録商標)器材(Redi−Sep40、80%−100%EtOAc(および2%EtOH)/ヘキサン)で溶出)によって精製すると、597mgの所望の生成物が得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.76 (s, 1H), 7.91 (bs, 1H), 7.81 (d, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.43-7.25 (m, 10H), 7.17 (d, 1H), 6.62 (s, 1H), 5.65 (s, 2H), 5.09 (bs, 2H), 4.28 (m, 1H), 3.98 (m, 1H), 3.33 (m, 1H), 3.20-2.88 (m, 2H), 2.08 (m, 1H), 1.77 (m, 2H), 1.53 (m, 1H).
ES-MS m/z 558.2 [M+H], HPLC RT (分) 3.15.
工程2:表題化合物の製造
Figure 2009514882
工程1からの生成物(256mg)を、6N HCl水溶液を混和し、30分間加熱還流し(HPLC分析によると、SMが完全に消費されていることが示された)、次いで室温に冷却した。この混合物を真空下で濃縮し、次いで水(1mL)に溶解し、そしてアセトニトリルを撹拌しながら滴下した(〜10mL)。この混合物を撹拌すると、析出物が形成され始めた。この混合物を1時間撹拌し、次にこの析出物をろ過によって回収し、アセトニトリルで洗浄し、そして真空オーブン中で一晩乾燥し、そしてこのフラクション(HCl塩が想定される)を取っておいた。このろ液を真空下で濃縮し、そしてこのプロセスを繰り返した(0.5mLの水および20mLのアセトニトリル)。この混合物を一晩撹拌し、次いで氷浴中で1時間冷却し、この析出物をろ過によって回収し、次に真空オーブン中で乾燥した(取っておく)。このプロセスからのろ液を酸性イオン交換樹脂を含んでいるカラムを通した。このカラムをアセトニトリルで洗浄し、そしてこの生成物を、MeOH中の2M NHでカラムを洗浄することによって溶出した。このろ液を濃縮すると、46mgの表題化合物が遊離塩基として得られた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.75 (s, 1H), 7.89 (s, 1H), 7.79 (d, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.39-7.23 (m, 5H), 7.14 (d, 1H), 6.58 (s, 1H), 5.63 (s, 2H), 3.30-3.12 (m, 2H), 2.92 (d, 1H), 2.58-2.30 (m, 3H), 2.06 (m, 1H), 1.69-1.43 (m, 2H).
ES-MS m/z 424.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.17.
HCl 塩のスペクトル特性: H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 9.22 (m, 1H), 9.06 (m, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.83 (d, 1H), 7.62 (s, 1H), 7.38-7.25 (m, 5H), 7.13 (d, 1H), 6.78 (s, 1H), 5.62 (s, 2H), 3.64 (m, 1H), 3.52 (d, 1H), 3.31 (d, 1H), 3.09 (dd, 1H), 2.90 (dd, 1H), 2.10 (d, 1H), 1.96-1.69 (m, 3H).
ES-MS m/z 424.4 [M+H], HPLC RT (分) 2.01.
実施例490:(S)−5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミンの製造
Figure 2009514882
上記の実施例中に述べられている方法を用いて(ただし、中間体DDDの代わりに中間体EEEを用いる)、表題化合物が製造された。このスペクトル特性は、R−異性体とすべての面で同一であった。
実施例491:5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−[1−(4,5−ジヒドロ−オキサゾール−2−イル)−ピペリジン−3−イル]−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン
Figure 2009514882
5−(2−ベンジル−2H−インダゾール−6−イル)−7−ピペリジン−3−イル−ピロロ[2,1−f][1,2,4]トリアジン−4−イルアミン(63mg、0.15mmol)を、1mLのアセトニトリルおよび0.5mLのDMFに溶解し、そして2−ブロモエチルイソシアネート(0.013mL、0.16mmol)で処理し、この混合物を3時間撹拌した。この反応を〜0.2mL水を添加することによってクエンチした。この混合物を、分取HPLCに直接注入した。この生成物を含んでいるフラクションを回収し、溶出液からTFAを酸性樹脂ろ過、引き続いてアセトニトリルでの洗浄によって取り除いた。次いでこの生成物をMeOH中の2M NHで溶出した。このMeOHを取り除き、そしてこの残渣を真空オーブン中(40℃)で一晩乾燥すると、表題化合物が生じた。
H NMR (300 MHz, DMSO-d) δ 8.54 (s, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.80 (d, 1H), 7.59 (s, 4H), 7.38-7.24 (m, 5H), 7.12 (d, 1H), 6.61 (s, 1H), 5.62 (s, 2H), 4.24 (m, 2H), 4.10 (dd, 1H), 3.83 (dd, 1H), 3.61 (m, 2H), 2.93 (m, 1H), 2.89 (m, 1H), 2.08 (m, 1H) 1.72 (m, 2H), 1.58 (m, 1H).
ES-MS m/z 493.2 [M+H], HPLC RT (分) 2.29.
B.生理学的活性
本発明による化合物のイン・ビトロの作用については、次のアッセイで示すことができる:
IGF−1R 生化学的アッセイ:SPAフォーマット(96ウェル):
2.0nMのN−末端His−タグGST−IGF−1R(アミノ酸954−1367)融合タンパク質(1.6nM 酵素終濃度)を含む80μlのキナーゼ反応バッファー(50mM HEPES pH7.5、10mM MnCl、1mM DTT、0.05%(v/v)ツイーン 20および0.2mg/mLBSA)を、96ウェルの白色/透明ボトムプレート(Matrix Cat# 4924)の各ウェルに加える。DMSOに溶解した本発明化合物を、ウェルに加え、阻害剤化合物の用量反応を生じる10μM、2μM、0.4μM、0.08μM、0.016μM、0.0032μM、0.00064μM、および0.000128μM(1%(v/v)DMSO終濃度)の終濃度を作製する。33P−ATP(Perkin-Elmer-NEN Cat.# NEG 602H,0.1μCi(ウェルあたり))およびATP(1.0μM 終濃度)を含んでいる、ビオチン標識poly−Glu−Tyr ペプチド基質 (Schering CIS bio International;Cat.#61GT0BLB, 終濃度28nM)20μLを添加することによって、キナーゼ反応を開始する。この反応物を室温で2時間インキュベートし、そして、50μLのストップ溶液(10mg/mL Streptavidin Scintillation Proximity (SPA) ビーズ (Amersham Cat. # RPNQ0007)(150mM EDTA中))をウェルあたり0.5mg SPAビーズおよび50mM EDTAの終濃度で添加することによって反応を停止させる。このプレートを室温で15分間インキュベートし、次いで2000rpmで10分間遠心分離する。放射性同位元素で標識された33Pのペプチド基質中への取り込みが、マイクロベータ(Microbeta)液体シンチレーションカウンターを用いて計量化される。スタウロスポリン (Sigma-Aldrich, Cat. # 4400) が終濃度450nM/ウェルで、ポジティブ・インヒビターコントロールとして使用される。結果は、次の計算式を用いる阻害パーセントとして表現される。IC50値およびグラフ表示は、Analyze 5 データ分析ソフトウェアを用いて作製される。
阻害%=1−(Tcpm−Bcpm)/(Pcpm−Bcpm)×100
cpm33P−cpm(試験化合物の存在下)
cpm33P−cpm(バックグランドコントロール(酵素なし))
IGF−1R−依存性 p−(S473)AKT サイトブロットアッセイ
サイトブロットアッセイは、IGF−1刺激によるセリン473残基[p−(S473)AKT]上のAKTリン酸化の阻害を測定することによってIGF−1Rシグナリング阻害を評価するためにヒト腫瘍細胞株で開発された。細胞株には、A549およびH460非小細胞肺癌、DU145前立腺癌、MCF−7乳がん、およびColo205大腸がんの細胞株が含まれる。加えて、このアッセイは、IGF−1およびインスリン反応性チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株におけるIGF−1およびインスリン誘導AKTリン酸化を測定するために、フォーマットされてきた。
手短かに言うと、対数増殖期の増殖細胞を、96−ウェル・ポリ−D−リジン−コーティングした、透明底、黒色 (black-sided) プレート中で、100μLの栄養飢餓培地 (starvation medium)(0.1%BSA(w/v)を含んでいるRPMI培地)中で50,000細胞/ウェルでプレーティングし、そして37℃で、5%COインキュベーター中で一晩インキュベートした。翌日、本発明化合物(10mMストック溶液(DMSO中))を加えて、この細胞を5%CO中、37℃で1時間インキュベートした。本発明の化合物を、終濃度0.01μM、0.03μM、0.1μM、0.3μM、1.0μM、3.0μMおよび10μMに希釈した。次いで化合物で処理された細胞を、5%COインキュベーター中、37℃で10分間、IGF−1(25ng/mL)で刺激した。CHO細胞の場合、50ng/mL IGF−1または50ng/mLインスリンが使用された。コントロール細胞は、基底および最大のシグナルを決定するため、化合物の非存在下で、述べられているようにIGF−1で刺激するか、あるいは刺激しないままにした。インキュベーション後、この培地を、真空マニホールドを用いて取り除き、そして、細胞をトリス緩衝生理食塩水(TBS)で一回洗浄した。次いで細胞を、TBS(200μL/ウェル)中の冷却した3.7%(v/v)ホルムアルデヒドを添加することによって4℃で15分間固定した。固定後、ホルムアルデヒドを吸引し、そして細胞を−20℃メタノール(50μL/ウェル)を添加して5分間透過化処理した。メタノールを吸引し、そして200μLのブロッキング緩衝液(0.05%(v/v)ツイーン20(TBS−T)を含むTBS中の1.0%(w/v)BSA)を各ウェルに加え、非特異的抗体結合部位をブロックした。次いでプレートを室温で30分間インキュベートした。ブロッキング緩衝液を取り除いた後、50μLのp−(S473)AKT一次抗体を、ブロッキング緩衝液中に1:250希釈して加え、そしてこのプレートを少なくとも1時間(室温で)、次に4℃で、最高18時間まで(抗体源および/または抗体種に依存する)インキュベートした。使用されるp−(S473)AKT抗体のすべては、購入でき、複数の供給業者からのウサギポリクローナル、ウサギモノクローナルおよびマウスモノクローナル抗体を含む(たとえば、Cell Signaling Technology Cat#9277, #9271, #4058, #3787, #4051; Upstate Biotechnology, Inc. Cat#07-310, #05-669)。一次抗体とのインキュベーションの後、このプレートを冷却したTBS−Tで3回洗浄した。次いでホースラディッシュペルオキシダーゼ(HRP)−コンジュゲート抗ウサギまたは抗マウス二次抗体を、各ウェルに加え(ブロッキング緩衝液中1:250希釈として100μL)、このプレートを室温で1時間インキュベートした。氷冷却TBS−Tで4回洗浄した後、増感化学発光試薬(ECL)を、100μL/ウェルで加え、そして、1分間混和した。このECLシグナルを、Perkin-Elmer Victor 5 Multilabel Counter を用いて検出した。結果は、次の計算式を用いて阻害パーセントとして表現されている。IC50値およびグラフ表示は、Analyze 5 データ分析ソフトウェアを用いて作製される。
阻害%=1−(S−S)/(Swo−S)×100
=シグナル(阻害剤存在)
=バックグランドシグナル(一次p−(S473)AKT抗体非存在下でのシグナル)
wo=シグナル(阻害剤非存在)(最大p−(S473)AKTシグナル)
代表的化合物が試験され、上記のアッセイの少なくともひとつでIC50≦10μMを示し、活性であるとみなされる。
本発明による化合物のイン・ビボの効果は、ヒト腫瘍異種移植モデル、たとえば、Colo205、H460などを用いて示すことができる。腫瘍モデルは、雌無胸腺マウスの後部わき腹部分に皮下的に腫瘍細胞を移植することによって確立された。移植すると、腫瘍細胞は増殖し、処置開始前にあらかじめ決定していたサイズ、通例100mmに達した。担癌マウスは、あらかじめ決定されているエンドポイント(通例、約9日〜約45日まで)に達するまで、好適な投与担体中で毎日約0.1mg/kg〜約500mg/kgの用量で経口または非経口的に本発明化合物を投与された。処置期間の間、それぞれの腫瘍の長さおよび幅を、2または3日毎、または毎日、電子カリパスを用いて測定し、腫瘍容積(mm)を、計算式、長さ×[(幅)/2]に基づいて各測定時点で計算した。腫瘍増殖阻害(TGI%)を使用し、本発明化合物の抗腫瘍効果を評価した。TGI%は、100%−(T/C×100)[ここで、T=処置群の最終腫瘍容積、そしてC=担体群の最終腫瘍容積]として計算された。両側スチューデント検定が統計分析のために使用され、p≦0.05で有意であるとみなされた。TGI≧50%がもたらされた用量が有効投与量とみなされた。
C.医薬組成物に関する適切例
本発明による化合物は、次のように薬剤製剤に変換することができる:
錠剤:
組成:
実施例1の化合物100mg、乳糖(一水和物)50mg、トウモロコシ澱粉(天然) 50mg、ポリビニルピロリドン(PVP25)(BASF, Ludwigshafen, Germany)10mgおよびステアリン酸マグネシウム 2mg。
錠剤重量212mg。直径8mm、曲率半径 12mm。
調製:
活性成分、乳糖および澱粉の混合物を、水中の5%PVP溶液(m/m)で顆粒化する。乾燥後、この顆粒を5分間ステアリン酸マグネシウムと混合する。この混合物を通常の錠剤圧縮機を用いて成型する(錠剤のフォーマット:上記参照)。適応成型強度は、通例15kNである。
経口用懸濁剤:
組成:
実施例1の化合物1000mg、エタノール(96%)1000mg、ロジゲル(Rhodigel)(キサンタンガム(FMC、Pennsylvania, USA))400mgおよび水99g。
本発明による化合物1回分の投与量100mgは、10mLの経口用懸濁剤10mLによって提供される。
調製:
ロジゲルをエタノール中で懸濁し、そして、活性成分をこの懸濁液に加える。水を撹拌しながら加える。撹拌は、ロジゲルが完全に膨潤するまで約6時間続ける。
静脈内投与用溶液1:
組成
実施例1の化合物 100−200mg、ポリエチレングリコール400 15gおよび水 250g、所望により、最高15%までのクレモファーEL(Cremophor EL)、そして所望により、最高10%までのエチルアルコール、そして所望により、最高2当量までの製薬学的に適切な酸(たとえば、クエン酸または塩酸)。
調製
実施例1の化合物とポリエチレングリコール400を撹拌しながら、水の中に溶解する。この溶液を、滅菌ろ過(ポアサイズ0.22μm)し、そして、無菌状態のもと、加熱滅菌注入ボトルに充填する。この注入ボトルを、ラバーシールを用いて封鎖する。
静脈内投与用溶液2:
組成
実施例1の化合物 100−200mg、食塩水、所望により、最高15%(重量)までのクレモファーEL(Cremophor EL)、そして所望により、最高15%(重量)までのエチルアルコール、そして所望により、最高2当量までの製薬学的に適切な酸(たとえば、クエン酸または塩酸)。
調製
実施例1の化合物を撹拌しながら、食塩水の中に溶解する。所望により、クレモファーEL、エチルアルコールまたは酸を加える。この溶液を、滅菌ろ過(ポアサイズ 0.22μm)し、そして、無菌状態のもと加熱滅菌注入ボトルに充填する。この注入ボトルを、ラバーシールを用いて封鎖する。

Claims (7)

  1. 式(I):
    Figure 2009514882
    《式中、
    環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意味し;
    環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
    括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、
    ・−C(O)−NR[ここで、Rは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、Rは、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
    ・−OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
    または、
    Figure 2009514882
    を表すか、
    または、
    とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
    Figure 2009514882
    {ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    12は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    ハロゲン;
    Figure 2009514882
    CN;
    または、
    NR12a12b
    [ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、R12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
    13は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    16は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    17は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
    から成る群より選択される部分構造を有する縮合複素環を形成することができ、
    Lは、
    ・結合;
    ・(C−C)アルカンジイル;
    ・(C−C)アルケンジイル;
    ・(C−C)アルキンジイル;
    ・カルボニル基;
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    ・−C(O)−CH−;
    ・−CH−C(O)−;
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    または、
    Figure 2009514882
    を表し、
    は、
    Figure 2009514882
    〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
    19は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−OR20
    [ここで、R20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
    C(O)−R21
    {ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは (C−C)アルキルを表す]を表す};
    Figure 2009514882
    [ここで、R24は、H、(C−C)アルキル、または−C(O)−O(C−C)アルキルを表す];
    SO25
    {ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、R26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    {ここで、
    下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
    下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
    28は、
    H;
    OR29で置換されていることもある(C−C)アルキル[ここで、R29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    OR30
    [ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    ハロゲン;
    −C(O)−R31
    [ここで、R31は、(C−C)アルキルを表す];
    −NR3233
    [ここで、R32とR33は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR32とR33は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となってピロリジンまたはピペリジン環を形成するすることができる];
    −C(O)−NR3435
    [ここで、R34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    または、
    −CO36
    [ここで、R36は、(C−C)アルキルを表す]
    を表す};
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    37は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (CH−OR38[ここで、
    下付き文字“d”は、2、3または4を表し;そして、
    38は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−C(O)−(CH−NR3940
    {ここで、下付き文字“e”は、0または1を表し;
    下付き文字“f”は、0、1、2または3を表す;そして、
    39とR40は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、または、
    39とR40は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、SまたはNR41[ここで、R41は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
    C(O)−OR42
    [ここで、R42は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、N含有環は、ハロゲンで置換されていることもある;そして、
    下付き文字“h”は、0または1を表し;
    下付き文字“i”は、0、1、2または3を表し;
    下付き文字“j”は、0または1を表す);
    (CH−C(O)−R43
    [ここで、下付き文字“k”は、0または1を表し;そして、R43は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル、またはハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
    (CH−SO44
    [ここで、下付き文字“m”は、1、2または3を表し;そして、R44は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR4546(ここで、R45およびR46は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す)を表す];
    (CH−CN
    (ここで、下付き文字“n”は、1、2または3を表す);
    Figure 2009514882
    [ここで、R47は、CNまたは(C−C)アルキルを表す];または、
    Figure 2009514882
    [ここで、R48は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
    この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
    49は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (CH−OR50
    [ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、R50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−C(O)−(CH−NR5152
    {ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、SまたはNR53[ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
    C(O)−(CH−OR54
    [ここで、下付き文字“t”は、0、1、2または3を表し;そして、
    54は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    [ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
    下付き文字“u”は、0または1を表し;
    下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
    下付き文字“w”は、0または1を表す);
    (CH−C(O)−R57
    [ここで、下付き文字“x”は、0または1を表し;そして、R57は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表すか、または、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
    Figure 2009514882
    [ここで、下付き文字“y”は、0または1を表し;そして、
    58は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    または、
    −SO59
    {ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    ・OR62[ここで、R62は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    ・ハロゲン;
    ・CN;
    Figure 2009514882
    [ここで、R63は、ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表し;そして、下付き文字“z”は、0、1または2を表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、下付き文字“aa”は、0、1または2を表す);
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    64は、
    H;
    ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル;
    −C(O)−(CHbb−NR6566[ここで、下付き文字“bb”は、0、1、2または3を表す;R65とR66は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルであるか、または、R65とR66は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、ピロリジン環を形成することができる];
    −C(O)−(C−C)アルキル;
    −C(O)−O(C−C)アルキル;
    −SO67[ここで、R67は、(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    [ここで、R68は、(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    ・−SO69[ここで、R69は、(C−C)アルキルを表す];
    ・−O−CH−フェニル;
    Figure 2009514882
    [ここで、R70は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    [ここで、R71は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    [ここで、R72は、H、(C−C)アルキル、または−C(O)O(t−ブチル)を表す];
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    [ここで、
    73は、
    H;
    (C−C)アルキル
    を表す];
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    78は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    −SO79[ここで、R79は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −C(O)−(C−C)アルキル;
    −C(O)−(置換されていることもあるフェニル);
    Figure 2009514882
    [ここで、R80は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −(CHee−C(O)−(CHff−NR8182[ここで、下付き文字“ee”は、0または1を表し;下付き文字“ff”は、0、1、2または3を表し;そして、
    81とR82は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    [ここで、R83は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    85は、
    H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    88は、
    H、(C−C)アルキル、または−(CHkk−C(O)−(CHmm−NR8990[ここで、下付き文字“kk”は、0または1を表し;
    下付き文字“mm”は、0、1、2または3を表し;そして、
    89とR90は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    (ここで、下付き文字“nn”は、0または1を表す);
    Figure 2009514882
    (ここで、下付き文字“oo”は、0、1または2を表し;そして、
    91は、(C−C)アルキルを表す);
    Figure 2009514882
    [ここで、
    92は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    93は、
    H;
    (CHpp−OR94
    [ここで、下付き文字“pp”は、2または3を表し;そして、
    94は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (CHqq−C(O)−(CHrr−NR9596
    [ここで、下付き文字“qq”は、0または1を表し;下付き文字“rr”は、0または1を表し;そして、R95およびR96は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    C(O)−R97
    [ここで、R97は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −SO98[ここで、R98は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CHss−CH(OR99)−(CHtt100
    [ここで、下付き文字“ss”は、0または1を表し;下付き文字“tt”は、1、2または3を表し;そして、R99とR100は、それぞれ、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    101は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CHuu−OR102
    [ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、
    102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    SO103
    [ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
    (CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
    [ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −C(O)O(t−ブチル);
    C(O)−R106
    {ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}
    を表す〉
    を表し;
    は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
    は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す》
    の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体。
  2. 請求項1に記載の式(I):
    Figure 2009514882
    《式中、
    環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意味し;
    環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
    括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、
    −OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
    または、
    とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
    Figure 2009514882
    {ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    12は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    ハロゲン;
    Figure 2009514882
    CN;または
    NR12a12b
    [ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
    12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
    14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    16は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    17は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
    から成る群より選択される部分構造を有する縮合複素環を形成することができ、
    Lは、
    ・結合;
    ・(C−C)アルカンジイル;
    ・カルボニル基;
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    Figure 2009514882
    または、
    Figure 2009514882
    を表し、
    は、
    Figure 2009514882
    〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
    19は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−OR20[ここで、
    20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして
    下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
    C(O)−R21
    {ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す};
    SO25
    {ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、
    26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    {ここで、
    下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
    下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
    28は、
    H;
    OR29で置換されていることもある(C−C)アルキル[ここで、
    29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    OR30[ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    ハロゲン;
    −C(O)−R31[ここで、R31は、(C−C)アルキルを表す];
    −C(O)−NR3435[ここで、R34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    または
    −CO36[ここで、R36は、(C−C)アルキルを表す]
    を表す};
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    37は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (CH−OR38[ここで、
    下付き文字“d”は、2、3または4を表し;そして、
    38は、
    Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−C(O)−(CH−NR3940
    {ここで、下付き文字“e”は、0または1を表し;
    下付き文字“f”は、0、1、2または3を表す;そして、
    39とR40は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、または、
    39とR40は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、SまたはNR41[ここで、R41は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
    Figure 2009514882
    (ここで、N含有環は、ハロゲンで置換されていることもある;そして、
    下付き文字“h”は、0または1を表し;
    下付き文字“i”は、0、1、2または3を表し;
    下付き文字“j”は、0または1を表す);または、
    (CH−SO44
    {ここで、下付き文字“m”は、1、2または3を表し;そして、R44は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR4546[ここで、R45およびR46は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
    この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシル、および(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
    49は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (CH−OR50
    [ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、
    50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−C(O)−(CH−NR5152
    {ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、それらが結合しているNと一体となって、更にO、SまたはNR53[ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
    C(O)−(CH−OR54
    [ここで、下付き文字“t”は、0、1、2または3を表し;そして、
    54は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    [ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
    下付き文字“u”は、0または1を表し;
    下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
    下付き文字“w”は、0または1を表す);
    (CH−C(O)−R57
    [ここで、下付き文字“x”は、0または1を表し;そして、
    57は、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表すか、または、ハロゲンで置換されていることもある(C−C)シクロアルキルを表す];
    Figure 2009514882
    または、
    −SO59
    {ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    ・OR62(ここで、R62は、Hまたは(C−C)アルキルを表す;
    ・ハロゲン;
    ・CN;
    Figure 2009514882
    [ここで、R63は、ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキルを表し;そして、下付き文字“z”は、0、1または2を表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、下付き文字“aa”は、0、1または2を表す);
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    64は、
    H;
    ヒドロキシルまたはハロゲンで置換されていることもある(C−C)アルキル;
    −C(O)−(CHbb−NR6566[ここで、下付き文字“bb”は、0、1、2または3を表し;R65とR66は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルであるか、または、R65とR66は、連結し、それらが結合しているNと一体となって、ピロリジン環を形成することができる];
    −C(O)−(C−C)アルキル;
    −C(O)−O(C−C)アルキル;
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    78は、

    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    −SO79[ここで、R79は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −C(O)−(C−C)アルキル;
    −(CHee−C(O)−(CHff−NR8182[ここで、下付き文字“ee”は、0または1を表し;下付き文字“ff”は、0、1、2または3を表し;そして、
    81とR82は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    85は、
    H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    93は、
    H;
    (CHpp−OR94
    [ここで、下付き文字“pp”は、2または3を表し;そして、
    94は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (CHqq−C(O)−(CHrr−NR9596
    [ここで、下付き文字“qq”は、0または1を表し;下付き文字“rr”は、0または1を表し;そして、R95およびR96は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    C(O)−R97
    [ここで、R97は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    −SO98
    [ここで、R98は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    101は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CHuu−OR102
    [ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、R102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    SO103
    [ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
    (CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
    [ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    C(O)−R106
    {ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}を表す〉
    を表し、
    は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
    は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す》
    の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体。
  3. 請求項1に記載の式(I):
    Figure 2009514882
    《式中、
    環Aと基RおよびRの最初の原子との間の点線は、それぞれ、RおよびRの構造によって必要に応じて、二重結合があり得ることを意味し;
    環A中の点線の円は、環Aが芳香族であることを意味し;
    括弧記号は、ピロロトリアジンが結合することができる環Aの炭素原子を意味し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、Hまたはハロゲンを表し;
    は、
    −OR10[ここで、R10は、H、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す];
    または、
    とRは、連結し、そして、それらが結合する炭素原子と一体となって、
    Figure 2009514882
    {ここで、R11は、H、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル(C−C)アルキル、ピリジル(C)アルキル、置換されていることもあるフェニル、または置換されていることもあるベンジルを表す;
    12は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    ハロゲン;
    Figure 2009514882
    CN;または
    NR12a12b
    [ここで、R12aは、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、R12bは、H、(C−C)アルキル、ベンジル、または−C(O)−(C−C)アルキルを表す]を表し、
    14は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表し;
    15は、H、(C−C)アルキル、または置換されていることもあるベンジルを表す}
    から成る群より選択される部分構造を有する縮合複素環を形成することができ、
    Lは、
    ・結合;または
    ・(C−C)アルカンジイル;
    を表し、
    は、
    Figure 2009514882
    〈ここで、R18は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;
    19は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−OR20
    [ここで、R20は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして下付き文字“a”は、2、3または4を表す];
    C(O)−R21
    {ここで、R21は、(C−C)アルキル、置換されていることもあるフェ
    ニル、またはNR2223[ここで、R22およびR23は、それぞれ、独立して、Hまたは (C−C)アルキルを表す]を表す};
    SO25
    {ここで、R25は、(C−C)アルキルまたは−NR2627[ここで、
    26およびR27は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    {ここで、
    下付き文字“b”は、0、1または2を表し;
    下付き文字“c”は、0、1または2を表し;そして、
    28は、
    H;
    OR29で置換されていることもある(C−C)アルキル(ここで、R29は、Hまたは(C−C)アルキルを表す);
    OR30[ここで、R30は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    ハロゲン;
    −C(O)−R31[ここで、R31は、(C−C)アルキルを表す];
    −C(O)−NR3435[ここで、R34およびR35は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];または、
    −CO36[ここで、R36は、(C−C)アルキルを表す]を表す};
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    下付き文字“p”は、0、1または2を表し;そして、
    この環は、炭素上で、ハロゲン、ヒドロキシルおよび(C−C)アルキルから独立して選択される2個までの置換基で置換されていることもあり;
    49は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (CH−OR50
    [ここで、下付き文字“q”は、2、3または4を表し;そして、R50は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    (C−C)シクロアルキル;
    (CH−C(O)−(CH−NR5152
    {ここで、下付き文字“r”は、0または1を表し;下付き文字“s”は、0、1、2または3を表し;そして、R51とR52は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表すか、またはR51とR52は、連結し、そしてそれらが結合しているNと一体となって、更にO、S、またはNR53(ここで、R53は、Hまたは(C−C)アルキルを表す)を含んでいる6員の複素環を形成することができる};
    Figure 2009514882
    [ここで、R55およびR56は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    Figure 2009514882
    (ここで、この環は、ハロゲンで置換されていることもある;
    下付き文字“u”は、0または1を表し;
    下付き文字“v”は、0、1、2または3を表し;そして、
    下付き文字“w”は、0または1を表す);または
    −SO59
    {ここで、R59は、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、または−NR6061[ここで、R60およびR61は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]を表す}
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、R85は、
    H、(C−C)アルキル、または−(CHii−C(O)−(CHjj−NR8687[ここで、下付き文字“ii”は、0または1を表し;下付き文字“jj”は、0、1、2または3を表し;そして、R86とR87は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す]
    を表す〉;
    Figure 2009514882
    〈ここで、
    101は、
    H;
    (C−C)アルキル;
    (C−C)シクロアルキル;
    (CHuu−OR102
    [ここで、下付き文字“uu”は、2または3を表し;そして、R102は、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    SO103
    [ここで、R103は、(C−C)アルキルを表す];
    (CHvv−C(O)−(CHww−NR104105
    [ここで、下付き文字“vv”は、0または1を表し;下付き文字“ww”は、0または1を表し;そして、R104とR105は、独立して、Hまたは(C−C)アルキルを表す];
    C(O)−R106
    {ここで、R106は、OR107[ここで、R107は、Hまたは(C−C)アルキルを表す]で置換されていることもある(C−C)アルキルを表す}
    を表す〉
    を表し;
    は、Hまたは(C−C)アルキルを表し;そして、
    は、H、CN、または(C−C)アルキルを表す》
    の化合物またはその医薬的に許容され得る塩または立体異性体。
  4. 請求項1に記載の式(I)の化合物と医薬的に許容され得る担体を含んでなる医薬組成物。
  5. 請求項2に記載の式(I)の化合物と医薬的に許容され得る担体を含んでなる医薬組成物。
  6. 請求項3に記載の式(I)の化合物と医薬的に許容され得る担体を含んでなる医薬組成物。
  7. 哺乳動物のがんの処置方法であって、前記哺乳動物に有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物を投与することを含んでなる方法。
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