JP2009513462A - 糸結合装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、2つの糸端部を互いに節の生じないように結合するための糸結合装置であって、結合すべき糸端部に対して機械的な負荷を与えるために互いに相対的に回転可能な少なくとも2つの摩擦ディスクを備えている形式のものに関する。本発明に基づき、摩擦ディスク(16,17)は、永久磁石片(26)によって糸結合装置(10)の受容リング(19)に容易に接近可能に取り付けられるようになっており、これによって摩擦ディスク(16,17)の交換は糸結合装置(10)の組み付け状態でも可能になっている。

Description

本発明は、2つの糸端部を節(こぶ若しくはノット)の生じないように互いに結合する、つまり撚り継ぎにより互いに結合するための糸結合装置であって、結合すべき前記糸端部に対して機械的な負荷(荷重若しくは摩擦力)を与えるために互いに相対的に回転可能な少なくとも2つの摩擦ディスクを備えている形式のものに関する。
2つの糸端部を例えば空気力によって撚り継ぎ(スプライシング)するために、特に綾巻きパッケージ自動巻成装置に用いられる糸結合装置、つまり空気力式(若しくはエア式)の糸撚り継ぎ装置は、種々の構造で形成されている。公知の糸結合装置においては、結合すべき糸端部は、有利には本来の撚り継ぎ過程の前に準備され、つまり糸端部の撚りを少なくとも部分的に解放されるようになっている。この場合に撚り継ぎ過程のための糸端部の準備は、空気力式にいわゆる糸端部ほぐし管片を用いて行われ、若しくは機械式に例えば、互いに逆向きに回転可能な2つの摩擦ディスクによって行われるようになっている。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4420979A1号明細書に記載の糸撚り継ぎ装置においては、撚り継ぎ機構(撚り継ぎ部材)内に配置された撚り継ぎ溝に対して距離を置いて糸端部ほぐし管片を配置してあり、該糸端部ほぐし管片内に糸端部を本来の撚り継ぎ過程の前に吸い込み、かつ糸端部のヤーン撚りと逆向きの空気流を、吸い込まれた糸端部に吹き付けることによって空気力式に糸端部のヤーン撚りを解放する、つまり撚り戻すようになっている。
糸端部の準備を互いに逆向きに駆動可能な2つの摩擦ディスク(摩擦円板)によって行うようになっている糸撚り継ぎ装置は、例えばドイツ連邦共和国特許出願公告第3029452C2号明細書により公知である。該糸撚り継ぎ装置においては、摩擦ディスク間に撚り継ぎ機構を配置してあり、撚り継ぎ機構は、摩擦ディスクによって機械的に準備(処理)された両方の端部を空気力式に結合(接合)するようになっている。
欧州特許出願公開第1302428A1号明細書にも類似の糸撚り継ぎ装置を記載してあり、該公知の糸撚り継ぎ装置においては、空気力式に負荷可能な撚り継ぎ機構は、撚り継ぎ溝の領域で通常の撚り継ぎ空気孔の横に付加的な孔を有しており、該付加的な孔は負圧で負荷され、つまり負圧を生ぜしめられるようになっていて、撚り継ぎ通路内での糸端部の固定のために用いられる。欧州特許出願公開第1302428A1号明細書に記載の糸撚り継ぎ装置においては、糸端部の準備は選択的に、糸端部ほぐし管片によって空気力式に行われるか、若しくは互いに逆向きに回転可能な2つの摩擦ディスクによって機械式に行われるようになっている。
ドイツ連邦共和国特許出願公告第3029452C2号明細書にも、欧州特許出願公開第1302428A1号明細書にも、摩擦ディスクを糸撚り継ぎ装置内に固着してあることは記載されている。つまり、摩耗部分である摩擦ディスクを、糸撚り継ぎ装置への取り付け式の構成部分として形成すること、若しくは摩擦ディスクを糸撚り継ぎ装置内に交換可能に組み込むようにすることは、開示も示唆もされていない。
さらに欧州特許出願公告第0140412B1号明細書に記載の糸結合装置においては、両方の糸端部は、互いに逆向きに駆動可能な2つの摩擦ディスクによって負荷されて、互いに撚られるようになっている。該公知の糸結合装置の摩擦ディスクは、糸結合装置の受容構成部分(受容エレメント)に回転可能に、かつ所定の限度内で傾倒運動可能に支承されている。つまり、各摩擦ディスクはそれぞれ複数のコイルばねを介して所属の回転部分に支えられており、回転部分自体はそれぞれ糸結合装置の支承ケーシング内に配置されている。操作員は、糸結合装置をワインダー、例えば綾巻きパッケージ自動巻成装置の作業部に組み付けてある状態では摩擦ディスクに接近できない、つまりアクセスできない、すなわち摩擦ディスクを直接には手でつかめるようになっていないので、摩擦ディスクの交換のためには、まず綾巻きパッケージ自動巻成装置から糸結合装置を取り外し、かつ部分的に分解しなくてはならない。このことは、公知の糸結合装置においては摩擦ディスクの交換に手間がかかり、交換作業が煩雑でかつ専門技術者を必要としていることを意味している。
本発明の課題は、前述の公知技術から出発して、摩擦ディスクを備えた糸結合装置を改善して、摩擦ディスクが必要に応じて問題なく、つまり容易に交換できるようにすることである。
前記課題を解決するために本発明に基づく構成では、糸結合装置の摩擦ディスクは、容易に接近可能でかつ工具を用いることなしに、糸結合装置の受容リングに装着され若しくは該受容リングから取り外されるようになっており、これによって、摩擦若しくは摩耗にさらされる摩擦ディスクの交換は、糸結合装置の組み付け状態でも、つまり糸結合装置を予め紡績機械若しくは繊維機械から取り外すことなしに可能にしてあり、特に利点として、摩擦ディスク、すなわち摩耗部品の装着若しくは取り外しのために専門知識も特別な工具も不要にしている。このことは、摩耗した摩擦ディスクが紡績機械のふつうの作業員(操作員)によって問題なく短時間に取り出されて、新たな摩擦ディスクと交換されることを意味している。
本発明の有利な実施態様では、摩擦ディスクは、永久磁石片によって受容リングに力伝達可能に固定(固着)されるようになっている(請求項2)。この場合に永久磁石片(永久磁石挿入体片)は、摩擦ディスクの強磁性材料、例えば鋼によって成形された支承リングと対向して、つまり該支承リングと合致するように配置されていて、該支承リングと協働するようになっている。
請求項3に記載の有利な実施態様では、各受容リングは、摩擦ディスクの支承リングに設けられた切欠き部内に係合する、つまり切欠き部内に嵌合する(入り込む)少なくとも1つの摩擦ディスク連行部材、並びに該受容リングに設けられた孔内に固定(固着)された少なくとも1つの永久磁石片を備えている。このように形成された受容リングは、該受容リング自体糸結合装置(糸撚り継ぎ装置)内に回転運動可能に支承されていて、摩擦ディスクを嵌合結合(形状結合)によりかつ磁力に基づき受容リングに固定することを可能にしている。この場合に前述の嵌合結合によって、受容リングから摩擦ディスクへのトルク(回転モーメント)の確実な伝達を保証しており、磁石結合(磁力結合)によって摩擦ディスクは運転中には確実に固定されているのに対して、必要に応じて摩擦ディスクの組み付け位置から、つまり受容リングから取り外されるようになっている。
請求項4に記載してある有利な実施態様では、各受容リングは、該受容リングの1つの直径線上に配置されていてかつ摩擦ディスクの支承リングに設けられた切欠き部内に係合(嵌合)する2つの摩擦ディスク連行部材(摩擦ディスク連行構成部分)、並びに該受容リングの直径線上に配置され、特に有利な実施例では別の直径線上に配置されていてかつ該受容リングに設けられた2つの孔内に受容され、つまりはめ込まれ若しくは埋め込まれた都合2つの永久磁石片(永久磁石挿入体片)を備えている。強磁性材料から成形(製造)された摩擦ディスクの支承リングの適切に配置された切欠き部内への連行部材の前述の結合によって、運転時のトルク伝達の際の力の均一な分配を達成しているだけではなく、受容リングに対する摩擦ディスクの均一な固定若しくはロックをも保証している。
請求項5に記載の実施態様では、摩擦ディスクは、強磁性の材料から成形された支承リング、並びに有利にはプラスチックから成形されていて支承リングに分離不能に固定若しくは固着された摩擦ライニングを有している。これによって、強磁性の材料、有利には鋼から成形された支承リングは、受容リングへの摩擦ディスクの必要に応じて容易に分離可能な固定を簡単な形式で可能にしているのに対して、摩擦ライニングのプラスチック材料は、糸端部のヤーン若しくは繊維の撚りが互いに逆向きに駆動される摩擦ディスクによって確実に解放されることを保証している。つまりこのことは、摩擦ライニングのプラスチック材料は、糸端部が摩擦ディスクの回転に際して摩擦ディスクによって連行されて、糸端部の長手方向軸線(縦軸線)を中心として回転させられることを意味している。このようにして、糸端部は摩擦ディスクの回転方向に応じて、撚り戻され(ほどかれ又はほぐされ)、若しくは新たに撚られるようになっている。
請求項6及び7に記載の実施態様では、摩擦ライニングは接着結合若しくは加硫結合(加硫による結合)によって支承リングに固着されている。このような両方の結合手段(固定手段)は、摩擦ライニングと支承リングとの間の寿命の長い確実な結合を保証している。
次に本発明を、図示の実施例の基づく説明する。図面において、
図1は、本発明に基づく糸結合装置を備えた綾巻きパッケージ自動巻成装置の1つの作業部位(作業箇所若しくは巻成部分)の側面図であり、
図2は、図1の糸結合装置の概略的な斜視図であり、
図3は、図2の糸結合装置の分解斜視図であり、
図4は、受容リング及び摩擦ディスクの分解斜視図であり、
図5は、受容リング及び摩擦ディスクの組み立てられた状態での斜視図である。
図1には、綾巻きパッケージの巻成のための紡績機械、実施例では綾巻きパッケージ自動巻成装置を装置の端面側から見て示してある。綾巻きパッケージ自動巻成装置は、図示省略の両方の端部フレーム間に複数の同一の作業部位2を有しており、該作業部位では、周知のように、例えばリング精紡機で生産された精紡コップ9を容積の大きな綾巻きパッケージ15に巻き取る(巻き上げる)ようになっている。綾巻きパッケージ15は、巻き取り終了(巻成終了)の後に、自動作動式の操作装置(サービス装置)、有利には図示省略の綾巻きパッケージ交換装置を用いて機械長手方向の綾巻きパッケージ搬送装置21に引き渡されて、機械端部側に配置されたパッケージ貯蔵部分若しくは類似の箇所に搬送されるようになっている。
綾巻きパッケージ自動巻成装置1は、一般的にコンピュータ制御式のコップ及び管用搬送装置3を有しており、該コップ及び管用搬送装置によって精紡コップ9若しくは空管を搬送皿8上に垂直に載せて循環させるようになっている。図1には、コップ及び管用搬送装置3のうちのコップ送り区分4、可逆式に駆動可能な蓄え区分5、作業部位2に向かって延びる横方向搬送区分6、並びに管戻し区分7を示してある。
綾巻きパッケージ自動巻成装置1はさらに一般的に中央制御ユニット(図示省略)を有しており、中央制御ユニットは機械側接続部(機械側バス)を介して個別の作業部位2の作業部作動コンピュータ29、並びに綾巻きパッケージ交換装置の制御装置に接続されている。
すでに前に述べてあるように、供給された精紡コップ(紡錘状巻糸)9は、横方向搬送区分(横方向搬送コンベヤ)6の領域で巻き取り部位2にある繰り出し箇所ASで大容積の綾巻きパッケージに巻き返されるようになっている。この目的のために、各巻き取り部位(作業部位)は周知のように種々の装置を備えており、これらの装置は作業部位の正常な作動を保証するようになっている。前記種々の装置は例えば、旋回軸13を中心として限定的に旋回可能であって上糸31の処理のための吸引ノズル12、旋回軸20を中心として回転可能であって下糸32の処理のためのつかみ管片25、並びに糸結合装置10である。
図1に示してあるように、空気力式の糸撚り継ぎ装置として形成された糸結合装置10は、有利には通常の糸経路からわずかに後退されていて、特に図3に示してあるように、2つの糸端部31,32の結合のための空気力式の撚り継ぎ機構11、並びに糸端部31,32の機械的な処理若しくは加工のための摩擦ディスク16,17を有しており、撚り継ぎ機構11は糸結合装置の中央に、それも軸線方向移動可能に支承されている。
作業部位2は一般的にさらに種々の装置(図示省略)、例えば糸緊張装置、糸クリーナー、パラフィン処理装置、糸切断装置、糸張力センサー、並びに下糸センサー等を有している。
綾巻きパッケージ15の巻成は、ワインダー24で行われる。ワインダー24はパッケージフレーム28を有しており、パッケージフレームは旋回軸22を中心として旋回可能に支承されていて、パッケージ管の回転可能な保持のための装置を備えている。巻成過程中には、パッケージフレーム28内に自由に回転可能に支承(保持)されている綾巻きパッケージ15は、該パッケージの表面でパッケージ駆動ドラム14上に当接していて、該パッケージ駆動ドラム14によって摩擦に基づき連行され、つまり回転させられるようになっている。
本発明に基づく糸結合装置(糸撚り継ぎ装置)10は、図2及び図3に詳細に示してある。図2は糸結合装置10を前側から見た斜視図であり、図3は糸結合装置10を分解して示す斜視図である。
図3に示してあるように、糸結合装置10のケーシング36内に、図示省略の駆動部によって回転駆動可能な複数の受容リング19を配置してあり、受容リング19は摩擦ディスク連行体23、並びに永久磁石片26の受容のための孔27を備えている。受容リング19には、図4及び図5に詳細に示してあるように、摩擦ディスク16,17を良好に接近可能(アクセス可能)でかつ容易に交換可能に配置してある。リング状に形成された摩擦ディスク16,17の中央領域には、空気力で負荷可能な、つまり空気力式の撚り継ぎ機構11を軸線方向移動可能に支承してあり、該撚り継ぎ機構は撚り継ぎ溝35を備えている。
図4及び図5に示してあるように、各受容リング19は、有利には該受容リングの1つの直径線上に配置された2つの摩擦ディスク連行体23A,23B、並びに同じく1つの直径線上に配置された2つの孔27を有している。孔27内には永久磁石片26Aを固定してあり、該永久磁石片(永久磁石挿入体)は摩擦ディスク16,17の支承リング30と合致していて、該支承リングと協働する、つまりがい支承リングを吸引するようになっている。このために摩擦ディスク16,17の支承リング30は、強磁性の材料、有利には鋼から成形されていて、切欠き部34A,34Bを有しており、該切欠き部(凹設部)は図5に示してあるように、組み立てられた状態では受容リング19の摩擦ディスク連行体23A,23Bを受容するようになっており、つまり受容リングの摩擦ディスク連行体(摩擦ディスク連行部材)は支承リング30の切欠き部34A,34B内に係合(嵌合)し、つまり入り込むようになっている。各支承リング30には、摩擦ライニング33を例えば加硫若しくは接着によって固着してあり、該摩擦ライニングは有利にはプラスチックから製造されている。この場合に摩擦ライニング33の材料は、糸端部31,32への摩擦ディスク16,17の当接に際して、摩擦ディスク16,17の回転方向に応じて、糸端部31,32を撚り戻し、若しくは糸端部31,32に新たな撚りを生ぜしめることができるように選ばれている。
紡績機械の操作員によって例えば作業部2の撚り継ぎ結合部(撚り継ぎ接合部)が、もはや所望の品質要求に適していないことを確認するようになる場合には、このことは糸端部の不十分な準備にあることになる。つまり、撚り継ぎ結合部の品質低下の生じている作業部位2の糸結合装置10の摩擦ディスク16,17は、摩耗し、或いは汚れるので、交換され若しくはクリーニングされねばならない。
摩擦ディスク16,17の交換のためには、アクセスの容易な支承リング30を摩擦ライニング33と一緒に、永久磁石片26A,26Bの磁力に抗して受容リング19から離し、次いで新たな摩擦ディスク16,17を、受容リング19に前側から容易に装着して交換するようになっている。この場合に摩擦ディスクの交換は、糸結合装置10の組み付けられた状態で、操作員にとって特殊な工具や特別な知識を必要とすることなしに問題なく迅速に行われる。
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。受容リング19の構成並びに摩擦ディスク16,17の構成を、本発明の枠の範囲内で変更することも可能である。摩擦ディスクは必ずしも例えば、支承リングと該支承リング内に固着されたプラスチック製の摩擦ライニングとから成るものでなくてもよく、摩擦ディスクを直接に1つ若しくは複数のプラスチックから成形することも可能であり、この場合にはプラスチック内に鋼製挿入体を埋め込むようにしてある。
糸結合装置10の受容リング19への摩擦ディスク16,17の固定も種々の手段で行われるものであり、つまり、摩擦ディスク16,17を糸結合装置10の受容リング19に磁気的に固定(固着)することは、必須ではない。磁気式結合部の代わりにスナップ結合部若しくはクリップ留め結合部を用いることも可能である。
摩擦ディスクをばねリングによって結合装置の受容リングに取り付けることも可能である。この場合にばねリングは、手で装着できるように形成されていなければならない。摩擦ディスクに容易に接近して、工具なしに該摩擦ディスクを糸結合装置の受容リングから取り外し、かつ新たな摩擦ディスクを取り付けるための別の手段は、いわゆるカービン錠を用いることにある。カービン錠は周知のように問題なく手動で開閉されるものである。
さらに、摩擦ライニングの支承リングの形状と受容リングの形状とを互いに相補的に形成し、支承リングを受容リングに嵌合させ、かつ相対的に回動させることによって、つまり支承リングを受容リングに嵌め合い結合(形状結合)に基づき固定(ロック)することも可能である。
本発明の技術思想は、摩擦ディスクが糸結合装置の組み付け状態でも、容易に接近可能(アクセス可能)でかつ工具を使用することなしに、受容リングに装着され若しくは該受容リングから取り外されるようになっており、これによって特別な専門知識のない作業員にとっても工具を用いることなしに摩擦ディスクを交換できるようにすることにある。
本発明に基づく糸結合装置を備えた綾巻きパッケージ自動巻成装置の作業部位の側面図 図1の糸結合装置の概略的な斜視図 図2の糸結合装置の分解斜視図 受容リング及び摩擦ディスクの分解斜視図 受容リング及び摩擦ディスクの組み立てられた状態での斜視図
符号の説明
1 綾巻きパッケージ自動巻成装置、 2 作業部、 3 コップ及び管用搬送装置、4 コップ送り区分、 5 蓄え区分、 6 横方向搬送区分、 7 管戻し区分、 8 搬送皿、 9 精紡コップ、 10 糸結合装置、 11 撚り継ぎプリズム、 12 吸引ノズル、 13 旋回軸、 14 パッケージ駆動ドラム、 15 綾巻きパッケージ、 16,17 摩擦ディスク、 19 受容リング、 20 旋回軸、 21 綾巻きパッケージ搬送装置、 22 旋回軸、 23 摩擦ディスク連行体(23A,23B)、 24 ワインダー、 25 つかみ管片、 26 永久磁石片、 27 孔、 28 パッケージフレーム、 29 作業部作動コンピュータ、 30 支承リング、 31 上糸、 32 下糸、 33 摩擦ライニング、 34A,34B 切欠き部、 35 撚り継ぎ溝、 36 ケーシング

Claims (7)

  1. 2つの糸端部を撚り継ぎにより互いに結合するための糸結合装置であって、結合すべき前記糸端部に対して機械的な負荷を与えるために互いに相対的に回転可能な少なくとも2つの摩擦ディスクを備えている形式のものにおいて、摩擦ディスク(16,17)は、糸結合装置(10)の組み付け状態でも該摩擦ディスク(16,17)の交換を可能にするために、前記糸結合装置(10)の受容リング(19)に容易に接近可能でかつ工具を使用することなしに、前記受容リングに装着され若しくは該受容リングから取り外されるようになっていることを特徴とする、糸結合装置。
  2. 摩擦ディスク(16,17)は、永久磁石片(26)によって受容リング(19)に力伝達可能に固定されている請求項1に記載の糸結合装置。
  3. 各受容リング(19)は、摩擦ディスク(16,17)の支承リング(30)に設けられた切欠き部(34)内に係合する少なくとも1つの摩擦ディスク連行部材(23)、並びに該受容リング(19)に設けられた孔(27)内に固定された少なくとも1つの永久磁石片(26)を備えている請求項2に記載の糸結合装置。
  4. 各受容リング(19)は、該受容リング(19)の直径線上に配置されていて、摩擦ディスク(16,17)の支承リング(30)に設けられた切欠き部(34)内に係合する2つの摩擦ディスク連行部材(23)、並びに該受容リング(19)の直径線上に配置されていて該受容リング(19)に設けられた2つの孔(27)内に埋め込まれた2つの永久磁石片(26)を備えている請求項2に記載の糸結合装置。
  5. 摩擦ディスク(16,17)は、強磁性の材料から成形された支承リング(30)、並びにプラスチックから成形された摩擦ライニング(33)を有しており、該摩擦ライニングは前記支承リング(30)に分離不能に固定されている請求項1から4のいずれか1項に記載の糸結合装置。
  6. 摩擦ライニング(33)は接着剤によって支承リング(30)に固着されている請求項5に記載の糸結合装置。
  7. 摩擦ライニング(33)は加硫成形によって支承リング(30)に固着されている請求項5に記載の糸結合装置。
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