JP5871518B2 - 自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法 - Google Patents

自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5871518B2
JP5871518B2 JP2011180573A JP2011180573A JP5871518B2 JP 5871518 B2 JP5871518 B2 JP 5871518B2 JP 2011180573 A JP2011180573 A JP 2011180573A JP 2011180573 A JP2011180573 A JP 2011180573A JP 5871518 B2 JP5871518 B2 JP 5871518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
splicing
yarn
head
holding
defibrating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011180573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012041191A (ja
Inventor
ノイビヒ オットマー
ノイビヒ オットマー
シャットン ズィークフリート
シャットン ズィークフリート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saurer Spinning Solutions GmbH and Co KG
Original Assignee
Saurer Germany GmbH and Co KG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44510648&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5871518(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Saurer Germany GmbH and Co KG filed Critical Saurer Germany GmbH and Co KG
Publication of JP2012041191A publication Critical patent/JP2012041191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5871518B2 publication Critical patent/JP5871518B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/06Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing
    • B65H69/061Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing using pneumatic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/30Facilitating or easing
    • B65H2601/32Facilitating or easing entities relating to handling machine
    • B65H2601/324Removability or inter-changeability of machine parts, e.g. for maintenance

Description

本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法、すなわち、自動綾巻きワインダが、スプライシングヘッドを備えた糸スプライシング装置を有していて、スプライシングヘッドが、圧力空気管路用の接続孔及び交換可能な保持兼解繊管用の受容孔を備えた分配体と、交換可能なスプライシング角柱体とを有しており、カバー金属薄板を用いて分配体に固定された保持兼解繊管と、圧力空気を供給可能なスプライシング通路を有するスプライシング角柱体とはそれぞれ、糸固有に配置構成されている、自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法に関する。本発明はまた、請求項2に記載された糸スプライシング装置、すなわち請求項1に記載された方法を実施する糸スプライシング装置に関する。
自動綾巻きワインダの作業箇所の運転に関連して、糸を空気力式に糸継ぎする糸スプライシング装置の使用は、以前から知られており、様々な特許明細書に詳しく開示されている。
このような糸スプライシング装置を用いて、例えば糸切れ又はコントロールされたクリアラ切断のような糸の巻返し中断後に生じる2つの糸端部を、空気力式に再び糸継ぎして、他の糸部分とほぼ同じ糸継ぎ箇所を得ることができる。
そのために、巻返し中断後に、作業箇所のパッケージフレームに保持された綾巻きパッケージの表面に巻き上げられている上糸は、作業箇所固有のサクションノズルを用いて受容されて、糸スプライシング装置のスプライシング角柱体のスプライシング通路内に挿入される。
上記の作業過程とほぼ同時に、グリッパ管によって、下糸が、繰出し箇所に位置決めされたコップから呼び出されて、同様にスプライシング角柱体のスプライシング通路内に挿入され、そしてこのスプライシング通路において上糸と下糸とは最終的に空気力によって糸継ぎされる。
この際に生じる糸継ぎ部が、他の糸部分とほぼ同じ外観を有し、かつほぼ等しい糸強度を有するようにするために、両方の糸端部は正確な長さに切断され、整然と準備され、かつきれいに空気力によってスプライシングされねばならない。すなわち、このような糸スプライシング装置は、糸クランプ及び糸切断装置を備えているのみならず、圧力空気を供給される保持兼解繊管と圧力空気を供給されるスプライシング角柱体とを備えたスプライシングヘッドをも有している必要がある。
自動綾巻きワインダの作業箇所においては種々様々な糸材料を処理することがあり、これらの糸材料はその準備やスプライシング過程に関してもしばしば極めて異なった要求を課すので、公知の糸スプライシング装置では、保持兼解繊管及び、スプライシング通路を有するスプライシング角柱体は、交換可能にスプライシングヘッドに取り付けられている。
すなわち、例えばDE10058211A1に開示されているように、保持兼解繊管は、カバー金属薄板によって固定されていて、分配体の受容孔内に交換可能に支承されており、そしてこれらの受容孔を介して圧力空気管路に接続されている。
実地において使用されている糸スプライシング装置では、糸ガイド湾曲部材によって取り囲まれている分配体は、その背側にねじ込み可能な2つのねじボルトを介して受容装置に固定されており、この受容装置もまた同様にねじボルトを介して、糸スプライシング装置のスプライシング装置ハウジングに接続されている。
このように形成された糸スプライシング装置は、実地において様々に有用であることが示されているが、しかしながら下記のような欠点を有している。すなわちこの公知の糸スプライシング装置では、ロット交換時に必要な手間、つまり糸スプライシング装置の要求に応じた適正な変更に関して必要な手間は、かなり面倒であり、ひいてはかなりの時間を要することになる。新たな糸ロットにおいても常に適正な糸継ぎを保証できるようにするためには、繊維機械の作業箇所の糸スプライシング装置を、その際の糸材料に合わせることが、しばしば必要である。そのために糸スプライシング装置は通常、新たな糸材料の要求に応じた新たな糸処理エレメント(保持兼解繊管及びスプライシング角柱体)を備えることが必要である。
特に保持兼解繊管はスプライシングヘッドが取り付けられた状態では交換不能であり、また、スプライシングヘッドを受容装置に固定している固定ねじは、背側からしか接近することができないので、従来では初めにスプライシング装置ハウジングが、ねじを弛めて巻返し箇所ハウジングから外され、次いで、スプライシングヘッドを保持する受容装置が、所属の圧力空気管路と一緒にスプライシング装置ハウジングから取り外される。そしてカバー金属薄板を外した後で、古い保持兼解繊管は分配体ハウジングから取り出されて、新たな糸材料に良好に適合した保持兼解繊管と交換される。
上記作業に関連して、多くの場合、スプライシング角柱体もまた、良好に適したスプライシング角柱体と交換され、圧力空気管路が新たに保持兼解繊管及びスプライシング角柱体に接続される。
上記組換え作業に続けて、新たな糸材料に合わせられたスプライシングヘッドが、受容装置を用いて再び、スプライシング装置ハウジングに取り付けられ、スプライシング装置ハウジングは再び巻返し箇所ハウジングに固定される。
上に述べた作業は、面倒で時間がかかるのみならず、組換え作業中に誤った部材が取り付けられたり、部材が適正に取り付けられなかったりといったおそれも有しており、両方の場合、つまり誤った部材の取付けや部材の不適切な取付けは、後続の糸継ぎに対して不都合な影響を及ぼすことになる。
さらに糸スプライシング装置の組換え中には常に、自動綾巻きワインダの作業箇所のうちの少なくとも一部が、運転中止状態になるので、これにより通常かなりの生産損失が生じる。
さらに、DE3239848A1に基づいて公知の糸スプライシング装置では、一体の、つまりブロック形の複合体に、X字形の配置形式で、糸スプライシング通路と所属の保持兼解繊溝が加工されている。吹込みノズルが開口している、中央に配置された横断面円形の糸スプライシング通路には、両側のそれぞれ1つの保持溝と解繊溝とが接続されており、解繊溝は同様に吹込みノズルを有していて、これらの吹込みノズルは、加工される糸の回転方向に関連して位置決めされている。すなわち、一体のブロック形の複合体は、それぞれS字撚りの糸を加工するためか、又はZ字撚りの糸を加工するために設計されている。
上に述べた公知の糸スプライシング装置における欠点としては、択一的に使用可能なブロック形の2つの複合体の準備時に、単にスプライシングされる糸の撚り方向だけしか考慮され得ない、ということが挙げられる。しかしながら、材料交換、糸番手の相違等は、特に異なったスプライシング通路や異なった解繊装置の使用をも必要とする。このことを考慮すると、実際には、それぞれ異なったブロック形の複合体、つまり製造にかなりの手間もコストもかかる、全体として多数のブロック形の複合体を、利用できるようにしておかなくてはならない。従ってDE3239848A1に開示された糸スプライシング装置は、良好であるとは認められず、実際には使用されなかった。
DE10058211A1 DE3239848A1
ゆえに本発明の課題は、上に述べた公知の糸スプライシング装置を改良して、ロット交換時に糸スプライシング装置において必要な組換え作業を著しく簡単化することができる、自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法並びにこの方法を実施する安価な糸スプライシング装置を提供することである。
この課題を解決するために、請求項1記載の方法では、ロット交換時に、作業箇所の受容装置に固定するために前側から接近可能な固定装置を備えていて前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッドを、全体として、スプライシング装置ハウジングに配置された受容装置及び圧力空気管路から取り外して、スプライシング角柱体及び保持兼解繊管のような糸処理エレメントがそれぞれ個々に新たな糸ロットに合わせられている、新たなスプライシングヘッドと交換するようにした。
また前記課題を解決するために、請求項2記載の糸スプライシング装置では、前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッドが、固定装置を備えていて、取り付けられたスプライシングヘッドが、不動に設置された圧力空気管路とスプライシング装置ハウジングに固定された受容装置とに合致するように形成されていて、これによりスプライシングヘッドの迅速かつ問題のない交換が可能であるようにした。
本発明の有利な構成は、従属請求項に記載されている。
自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する本発明による方法には、次のような利点がある。すなわち本発明の方法では、ロット交換時に、前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッドを、前側から接近可能な固定装置を用いて、全体として迅速かつ問題なく、スプライシング装置ハウジングに配置された受容装置から、かつそこに設置された圧力管路から取り外して、新たなスプライシングヘッド、つまり処理すべき糸ロットに合わせられた、スプライシング角柱体及び保持兼解繊管のような前組立てされた糸処理エレメントを有する新たなスプライシングヘッドと、交換することができる。そしてこれにより、必要な組換え作業を著しく簡単化することができ、この組換え作業は、あまり熟練していない作業員によって実施可能となり、しかも必要な作業時間は著しく短縮され、ひいては自動綾巻きワインダの作業停止時間が極めて短くなる。
さらに本発明による方法によって、糸スプライシング装置の組換え時に、うっかりと誤った糸処理エレメントを組み合わせてしまうことや、糸処理エレメントを誤って組み付けて、後で糸継ぎ部の形成時に極めて不都合な影響を及ぼすといった問題をも、確実に防止することができる。
既に述べたように、請求項2記載の本発明による糸スプライシング装置では、糸固有に配置構成されかつ前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッドが、固定装置を備えていて、取り付けられたスプライシングヘッドが、不動に設置された圧力空気管路とスプライシング装置ハウジングに固定された受容装置とに正確に合致するように形成されていて、これによりスプライシングヘッドの迅速かつ問題のない交換が可能であるようにした。
すなわち本発明による糸スプライシング装置では、作業員の手間、つまりロット交換後に、新たな糸ロットの要求にもはや対応していないスプライシングヘッドを、スプライシング角柱体及び保持兼解繊管のような糸処理エレメントが、処理すべき糸ロットに合わせられているスプライシングヘッドと交換する際の、作業員の手間が僅かになる。
その結果、本発明による糸スプライシング装置によって、ロット交換時に従来のように手間と時間のかかる組換え作業を要することなく、常に簡単に、最適な製品を保証することができる。
スプライシングヘッドを固定するための固定装置は、請求項3〜5に記載のように、様々な実施形態を有することができる。
固定装置は例えば、請求項3記載のようにかつ実地において有利に使用されているように、ねじボルトによって形成されることができる。すなわち、スプライシングヘッドはねじボルトによって固定され、これらのねじボルトはそれぞれ、カバー金属薄板及び分配体に配置された孔を貫通して、受容装置におけるねじ山付孔と螺合する。このようなねじ結合装置は、機械構造において有効性を認められた固定装置である。
別の有利な実施形態としては、しかしながらまた、請求項4記載のように、形状結合式(formschluessig)のクリップ結合装置を使用することも可能である。
このようなクリップ結合装置には、それを迅速に解除及び固定できるという利点があり、これにより、組換えのために必要な時間はさらに短縮される。また、請求項5記載のように磁気式の連結装置を使用することによっても、極めて短い組換え時間を実現することができる。
このような磁気式の連結装置では、プラスチックから製造されている、スプライシングヘッドの分配体内に、強磁性の受容装置と合致する永久磁石が埋め込まれている。磁気式の連結装置は、一方では受容装置におけるスプライシングヘッドの確実な固定を保証し、かつ他方では、必要な場合におけるスプライシングヘッドの取外しを簡単にすることができる。
請求項4,5に記載された固定装置には、さらに、工具なしに取扱いできるという利点もある。
本発明による方法を実施する、本発明のように形成された糸スプライシング装置を備えた、自動綾巻きワインダの1つの作業箇所を示す側面図である。 前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッドを取り外した状態の、本発明による糸スプライシング装置を示す斜視図である。 図2に示したスプライシングヘッドを示す分解図である。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1には、全体を符号1で示された、綾巻きパッケージを製造する繊維機械、図示の実施形態では自動綾巻きワインダ(Kreuzspulautomat)が、側面図で示されている。
公知のように、このような自動綾巻ワインダ1は、その両端部箇所(図示せず)の間に、同一形式の多数の作業箇所2、図示の場合では、糸巻返し箇所を有している。これらの作業箇所2においては、例えばリング精紡機(図示せず)において製造された紡績コップ9が、大容積の綾巻きパッケージ15に巻き返され、これらの綾巻きパッケージ15はその完成後に、自動作動式のサービスユニット(同様に図示せず)を用いて、機械長さにわたって延在する綾巻きパッケージ搬送装置21に引き渡される。
図示の実施形態では自動綾巻きワインダ1は、コップ・巻管搬送システム3として形成された機械固有の補給装置(Logistikeinrichtung)を有している。図1にはこのコップ・巻管搬送システム3のうち、コップ供給区間4、可逆式に駆動可能な貯え区間5、巻返し箇所2に通じる横方向搬送区間6及び巻管戻し区間7だけが示されている。
このコップ・巻管搬送システム3において、搬送皿8に鉛直方向に起立した状態で位置決めされて、紡績コップ9又は空管が循環する。
供給された紡績コップ9は、それぞれ横方向搬送区間6の領域において作業箇所2に位置している繰出し箇所ASで、大容積の綾巻きパッケージ15に巻き返される。
個々の作業箇所2はそのために、公知のように、ゆえにここでは詳しい説明は省くが、この作業箇所2の整然とした運転を保証する様々な装置を有している。
自体公知のこれらの装置は、例えば、巻返し箇所コンピュータ29、旋回軸線16を中心にして可動で負圧を供給可能なサクションノズル12、旋回軸線13を中心にして可動で負圧を供給可能なグリッパ管11及び空気力式の糸スプライシング装置10である。
空気力式の糸スプライシング装置10は、正規の糸走路に対して幾分後方にずらされて、スプライシング装置ハウジング31で巻返し箇所ハウジング33に固定されている。このような糸スプライシング装置10は、自体公知のように、かつ以下において図2及び図3を参照しながら詳しく述べるように、空気供給可能なスプライシング通路20を備えたスプライシングプリズムと呼ばれるスプライシング角柱体(Spleissprisma)19の他に、さらに上側及び下側の糸クランプ兼切断装置23A;23B、旋回可能に支承された糸供給体、及び同様に旋回可能に支承されていてスプライシング過程中にスプライシング通路20を閉鎖するカバーエレメントを有している。
スプライシング角柱体19は分配体17に配置されており、この分配体17には、空気供給可能な保持兼解繊管26A;26Bが挿入されている。
綾巻きパッケージ15は巻返し過程中、巻返し装置24のパッケージフレーム28に自由回転可能に保持されていて、例えば綾巻きパッケージ15の表面が溝付ドラム14に接触している。この溝付ドラム14は綾巻きパッケージ15を摩擦によって連行し、巻返し運転中に綾巻きパッケージ15に巻かれる糸を整然と綾巻きするためにも働く。
図2には、スプライシング装置ハウジング31が斜視図で示されており、このスプライシング装置ハウジング31には、ねじボルト43を用いて受容装置30が固定されており、受容装置30は、スプライシングヘッド18を固定するためにねじ山付孔38を有している。
受容装置30内には、圧力空気管路27が固定されており、これらの圧力空気管路27の端部部材は、組み立てられた状態においてスプライシングヘッド18の分配体17における対応する孔と合致している。すなわちスプライシングヘッド18の取り付けられた状態において圧力空気管路27は一方では、スプライシング角柱体19のスプライシング通路20に開口する吹込み開口と接続され、かつ他方では、保持兼解繊管26A,26Bのための受容孔42と接続されている。圧力空気管路27はさらに、例えば電磁弁が配置されている相応な管路を介して、圧力空気源に接続されている。
図2に示されているように、スプライシングヘッド18は予め組み立てられた構成ユニットとして形成されており、この構成ユニットは、ねじボルト36を用いてトータルユニットとして受容装置30に固定可能である。
組み立てられた状態において、ねじボルト36はそれぞれ対応する、カバー金属薄板22における孔45と分配体17における孔37とを貫通し、受容装置30のねじ山付孔38において螺合している。
図3に示されているように、スプライシングヘッド18は分配体17を有しており、この分配体17は、保持兼解繊管26A,26Bのための受容孔42と、スプライシング角柱体19に圧力空気を供給するための圧力空気孔46と、図示の実施形態ではねじボルト36として形成された固定装置44のための孔37とを有している。
分配体17にはさらに切断金属薄板34が固定されており、この切断金属薄板34は、糸スプライシング装置10への糸端部の挿入時に、糸の案内を助成する。
特定の糸材料に対して特に合わせられた保持兼解繊管26A,26Bは、受容孔42においてカバー金属薄板22によって固定されており、このカバー金属薄板22はさらに、保持兼解繊管26A,26Bに載置されるOリング41を固定する。
カバー金属薄板22自体は、ねじボルト39を用いて分配体17に接続されている。カバー金属薄板22には、さらにOリング40を介してスプライシング角柱体19が固定されており、このスプライシング角柱体19の圧力空気供給可能なスプライシング通路20もまた同様に、それぞれ糸固有に形成されており、つまり例えばスプライシング通路の形状及び/又は、スプライシング通路において開口するスプライシング空気ノズルの配置及び構成は、特定の糸材料に合わせられている。
スプライシング角柱体19にはさらに糸ガイド金属薄板35A,35Bが配置されており、これらの糸ガイド金属薄板35A,35Bは、糸継ぎされる糸端部が整然とスプライシング角柱体19のスプライシング通路20内に滑り込むようにするために働く。
本発明による糸スプライシング装置の作用は以下の通りである:
公知のように、巻返し運転中、走行する糸は、図1に略示された糸クリアラによって監視され、この糸クリアラはそれぞれの糸の不規則性つまりむらを検出して、巻返し箇所コンピュータ29に知らせる。従って巻返し箇所コンピュータ29は、直ちに、規定された糸切断を開始する。すなわち、糸切断装置によって、走行する糸は上糸と下糸とに切り離される。上糸は、制動モーメントを負荷される綾巻きパッケージ15の表面に巻き上げられ、これに対して下糸は通常、糸把持体(Fadenspanner)において保持される。
損傷のある糸部分を除去するため及び新たな糸継ぎ部を形成するために、次いで、綾巻きパッケージ15に巻き上げられた上糸は再び受容される。つまりサクションノズル12が上方に向かって旋回させられ、サクションノズル12の負圧供給可能な開口が、綾巻きパッケージ15の表面の領域において位置決めされる。同時に綾巻きパッケージ15はゆっくりと巻戻し方向に回転させられる。
サクションノズル12が上糸を受容するや否や、サクションノズル12の領域に配置された糸切断装置(図示せず)を用いて、損傷のある糸部分が切り離されて除去される。
次いで、今や欠陥のない上糸は、サクションノズル12によって、糸スプライシング装置10のスプライシング角柱体19のスプライシング通路20内に挿通され、この際に糸は切断金属薄板34及び糸ガイド金属薄板35A,35Bをも通して案内される。サクションノズル12は上糸をこの際に、上側の糸クランプ装置23Aにおいても、かつ下側の糸切断装置23Bの工具の間においても位置決めする。上糸の受容と同時に又はこれに対して時間的に幾分ずらされて、下糸も受容される。
すなわちグリッパ管11は、コントロールされた糸切断の後で通常は糸把持体において固定されている下糸を、糸把持体に取りに行き、受け取った下糸を同様に、糸スプライシング装置10のスプライシング角柱体19のスプライシング通路20内に挿入する。
上糸のように、下糸もまたこの際に、所属の下側の糸クランプ装置23Bと上側の糸切断装置23Aとに挿通される。そして両方の糸がスプライシング通路20に挿入されて、糸クランプ装置23A,23Bにおいて固定されるや否や、弁の相応な制御によって、保持兼解繊管26A,26Bに圧力空気が供給され、糸は糸切断装置23A,23Bによって切断されて短くされる。
上糸及び下糸の自由な糸端部は、保持兼解繊管26A,26B内に吸い込まれ、接線方向孔を介して保持兼解繊管26A,26B内に流入する圧力空気によって、規則通りに空気力によって準備される。すなわち保持兼解繊管26A,26Bに吸い込まれた、上糸及び下糸の糸端部は、糸の撚りと短繊維からほぼ完全に解放される。
このようにして準備された糸端部は、次いで、公知のように、ゆえにここでは詳しい説明も図示も省くが、いわゆるループ引込み装置(Schlaufenzieher)によって、糸スプライシング装置10のスプライシング角柱体19のスプライシング通路20内に引き込まれ、そこで空気力によって糸継ぎされる。すなわち、巻返し箇所コンピュータ29は、信号ラインを介して電磁石弁を制御して、圧力空気管路27のうちの1つを介してスプライシング空気がスプライシング通路20内に吹き込まれるようにし、このようにして吹き込まれたスプライシング空気は、両方の糸端部の、最初はほぼ完全に平行に配置された繊維を互いに絡み合わせ、そして、他の糸部分とほぼ変わらない糸継ぎ部を形成する。
1 自動綾巻きワインダ、 2 作業箇所(巻返し箇所)、 3 コップ・巻管搬送システム、 4 コップ供給区間、 5 貯え区間、 6 横方向搬送区間、 7 巻管戻し区間、 8 搬送皿、 9 紡績コップ、 10 糸スプライシング装置、 11 グリッパ管、 12 サクションノズル、 13 旋回軸線、 14 溝付ドラム、 15 綾巻きパッケージ、 16 旋回軸線、 17 分配体、 18 スプライシングヘッド、 18 スプライシングヘッド、 19 スプライシング角柱体、 20 スプライシング通路、 23A 糸クランプ兼切断装置、 23B 糸クランプ兼切断装置、 24 巻返し装置、 26A,26B 保持兼解繊管、 27 圧力空気管路、 28 パッケージフレーム、 29 巻返し箇所コンピュータ、 30 受容装置、 31 スプライシング装置ハウジング、 33 巻返し箇所ハウジング、 34 切断金属薄板、 35A,35B 糸ガイド金属薄板、 36 ねじボルト、 37 孔、 38 ねじ山付孔、 39 ねじボルト、 40 Oリング、 41 Oリング、 42 受容孔、 43 ねじボルト、 44 固定装置、 46 圧力空気孔

Claims (1)

  1. 自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法であって、自動綾巻きワインダは、スプライシングヘッドを備えた糸スプライシング装置を有していて、スプライシングヘッドは、圧力空気管路用の接続孔及び交換可能な保持兼解繊管用の受容孔を備えた分配体と、交換可能なスプライシング角柱体とを有しており、カバー金属薄板を用いて分配体に固定された保持兼解繊管と、圧力空気を供給可能なスプライシング通路を有するスプライシング角柱体とはそれぞれ、糸固有に配置構成されている、自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法において、
    ロット交換時に、作業箇所の受容装置(30)に固定するために前側から接近可能な固定装置(44)を備えていて前組立てされた構成ユニットとして形成されたスプライシングヘッド(18)を、全体として、スプライシング装置ハウジング(31)に配置された受容装置(30)及び圧力空気管路(27)から取り外して、スプライシング角柱体(19)及び保持兼解繊管(26A,26B)のような糸処理エレメントがそれぞれ個々に新たな糸ロットに合わせられている、新たなスプライシングヘッド(18)と交換することを特徴とする、自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法。
JP2011180573A 2010-08-21 2011-08-22 自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法 Active JP5871518B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010035067A DE102010035067A1 (de) 2010-08-21 2010-08-21 Verfahren zum Betreiben einer Arbeitsstelle eines Kreuzspulautomaten sowie Fadenspleißvorrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE102010035067.2 2010-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012041191A JP2012041191A (ja) 2012-03-01
JP5871518B2 true JP5871518B2 (ja) 2016-03-01

Family

ID=44510648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011180573A Active JP5871518B2 (ja) 2010-08-21 2011-08-22 自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2420466B1 (ja)
JP (1) JP5871518B2 (ja)
DE (1) DE102010035067A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015014384A1 (de) * 2015-11-09 2017-05-11 Saurer Germany Gmbh & Co. Kg Fadenleitblechelement für eine Fadenspleissvorrichtung einer Arbeitsstelle einer Spulmaschine, Fadenspleissvorrichtung und Verfahren zum Betreiben der Arbeitsstelle
DE102021108703A1 (de) * 2021-04-08 2022-10-13 Saurer Spinning Solutions Gmbh & Co. Kg Fadenspleißvorrichtung für eine Arbeitsstelle einer Kreuzspulen herstellenden Textilmaschine

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3040661C2 (de) * 1980-10-29 1990-05-10 W. Schlafhorst & Co, 4050 Mönchengladbach Fadenspleißvorrichtung
CH658444A5 (de) * 1981-10-27 1986-11-14 Murata Machinery Ltd Pneumatische garnspleissvorrichtung.
JPS61178761U (ja) * 1985-04-11 1986-11-07
DE3518315A1 (de) * 1985-05-22 1986-11-27 W. Schlafhorst & Co, 4050 Mönchengladbach Druckluft-fadenspleissvorrichtung
DE3528619A1 (de) * 1985-08-09 1987-02-19 Schlafhorst & Co W Vorrichtung zum herstellen einer fadenverbindung durch spleissen
JPS62218372A (ja) * 1986-03-20 1987-09-25 Murata Mach Ltd 糸継装置
JPH0382835A (ja) * 1989-08-28 1991-04-08 Murata Mach Ltd 双糸紡績における糸継ぎ装置
JPH02135576U (ja) * 1990-04-21 1990-11-09
DE4222662B4 (de) * 1992-07-10 2005-12-08 Saurer Gmbh & Co. Kg Vorrichtung zum Vorbereiten von Fadenenden
DE10058211A1 (de) 2000-11-23 2002-05-29 Schlafhorst & Co W Kreuzspulautomat mit Thermospleißern zum pneumatischen Verbinden von Fadenenden
DE102005051935A1 (de) * 2005-10-29 2007-05-03 Saurer Gmbh & Co. Kg Fadenverbindungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012041191A (ja) 2012-03-01
DE102010035067A1 (de) 2012-02-23
EP2420466A2 (de) 2012-02-22
CN102514983A (zh) 2012-06-27
EP2420466B1 (de) 2014-04-30
EP2420466A3 (de) 2013-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030167747A1 (en) Device for the pneumatic joining of yarns
JP5943700B2 (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業位置のための糸スプライシング装置
JP6895774B2 (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニット用の糸スプライシング装置
CN107777472B (zh) 用于制造交叉卷绕筒子的纺织机的工位的接纱装置
CZ303882B6 (cs) Rotorový doprádací stroj
CN109205395B (zh) 用于气流接合纱线头的接纱装置
JP2013193883A (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械用の糸継ぎ装置
CN107934682B (zh) 用于制造交叉卷绕筒子的纺织机的工位的接纱装置
CZ20022314A3 (cs) Způsob k opětovnému zapřadení a dopřádací stroj k jeho provádění
CZ20022312A3 (cs) Rotorový dopřádací stroj
CZ303928B6 (cs) Servisní zarízení k opetovnému zapredení pracovních míst doprádacího stroje
JP7179629B2 (ja) スプライシング装置に用いられるスプライシング角柱体
ITMI951657A1 (it) Dispositivo di servizio per una macchina tessile producente bobine incrociate
JP6793525B2 (ja) 巻取り機の作業ユニットの糸継ぎ装置のための糸ガイド金属薄板エレメント、糸継ぎ装置および作業ユニットを運転するための方法
JP5871518B2 (ja) 自動綾巻きワインダの作業箇所を運転する方法
JPH06313221A (ja) あや巻きボビンを製作するオープンエンド紡績機
JP7053294B2 (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットの糸スプライシング装置用のスプライシング角柱体およびスプライシング角柱体用の挿入部材
CZ299303B6 (cs) Servisní agregát pro textilní stroj vyrábející krížem vinuté cívky
EP1127831B1 (de) Vorrichtung zur Inbetriebnahme einer Arbeitsstelle einer Kreuzspule herstellenden Textilmaschine
CN109911710B (zh) 用于制造交叉卷绕筒子的纺织机的工位的旋转接纱器
JP6861502B2 (ja) 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業ユニットにおいて糸走行を修正するための方法
US20030070411A1 (en) Yarn splicing device
JP4169690B2 (ja) 繊維機械
CN108502638B (zh) 用于自动络筒机的工位的接纱装置
JP7222686B2 (ja) 繊維機械用の糸スプライシング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130819

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5871518

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157

RVTR Cancellation of determination of trial for invalidation