JP2009508287A - 記録媒体にデータを記録する装置及び方法、並びに記録媒体からデータを再生する装置及び方法 - Google Patents

記録媒体にデータを記録する装置及び方法、並びに記録媒体からデータを再生する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生する装置を提供する。本装置は、光が記録媒体に入射するようにする対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)を含むピックアップユニットと、記録媒体から反射された光を受光して、制御信号を出力する光電手段と、光電手段から出力された制御信号を用いることによって、ピックアップユニットを制御するコントローラとを備える。制御信号には、記録媒体のスキューによるチルトエラー信号が含まれる。

Description

本発明は、光を用いてデータを記録又は再生する装置及び方法に関する。
最近、高画質のビデオデータと高音質のオーディオデータとを長時間記録して格納できる高密度の再記録可能な光記録媒体が現れてきている。例えば、そのような記録媒体として、ブルーレイディスクがある。
ブルーレイディスクに対する規格化が急速に進められるにつれて、関連製品が、商用化に向けて、開発され、上市されようとしている。ブルーレイディスクは、約25GBのデータを格納することができる。デュアルレイヤでブルーレイディスクが製作される場合には、約50GBの大容量データを格納することができる。
一方、記録媒体の記録容量を増大させるために、レーザ光の波長を短くするか、対物レンズの開口率(NA:Numerical Aperture)を増加させる方法が使用されている。
図1は、従来技術にしたがう光記録/再生装置の光学系を示す図である。
図1を参照すると、レーザダイオード10から生成された光は、コリメータレンズ11により平行光に変換され、光スプリッタ12を透過した後に、対物レンズ13を介して記録媒体14に集光される。
そして、記録媒体14から反射された光は、対物レンズ13を透過して光スプリッタ12により反射された後に、レンズ15を介して光検出器16に集光されることによって、その光は、電気的信号として検出される。
しかしながら、図1の光学系で記録容量を増大させるために波長を短くする方法は、物理的にほぼ限界に達している。また、対物レンズの開口率を増加させる方法に関しては、従来技術の遠視野(far field)記録方式では、これ以上の大きな改善が難しくなっている。
これにより、固体浸レンズ(SIL:Solid Immersion Lens)を用いた近視野(near field)記録方式が盛んに研究されつつある。この方式は、図2に示されている。
図2を参照すると、近視野記録方式では、対物レンズ21の下部にSIL22が配置される。このSIL22は、屈折率nが1より大きな媒質からなる半球形状に形成されている。このようなSIL22を用いることにより、対物レンズ21の開口率を、1よりも大きなn*NAになるようにして、記録容量をさらに増大させる。
一方、近視野記録方式において、SIL22と記録媒体23との間の間隔は、数十ナノメートル程度であるので、記録媒体23にスキュー(skew)又はチルト(tilting)が発生した場合には、SIL22と記録媒体23との間隔は正確に維持できなくなり、SIL22と記録媒体23との間で衝突が発生するおそれがある。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、SILと記録媒体との間の間隔を適切に維持できるように記録媒体のチルトエラー信号を効率的に得ることができ、チルトエラー信号を用いてSILと記録媒体との間の間隔が適切に維持されるようにするサーボ動作を行うことができる、記録/再生装置及び記録/再生方法を提供することにある。
記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生する装置を提供する。本装置は、光が記録媒体に入射するようにする対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)を含むピックアップユニットと、前記記録媒体から反射された前記光を受光して、制御信号を出力する光電手段と、該光電手段から出力された前記制御信号を用いることによって、前記ピックアップユニットを制御するコントローラとを備え、前記制御信号には、前記記録媒体のスキューによるチルトエラー信号が含まれることを特徴とする。
本発明の別の態様では、記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生する装置をさらに提供する。本装置は、第1の光を用いて、記録媒体から反射された前記第1の光から電気的信号を検出するための第1の光学系と、第2の光を用いて、SILから反射された前記第2の光からサーボ信号を検出するための第2の光学系と、前記第1の光が前記記録媒体に入射するようにするための、対物レンズと前記SILとを含むピックアップユニットであって、前記第2の光のサーボ信号による制御信号に応答して駆動されるピックアップユニットとを備えることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様では、記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生する方法も提供する。本方法は、対物レンズ及びSILを含むピックアップユニットによって、記録媒体に入射する光を分離するステップと、前記ピックアップユニットのサーボ動作を制御するために、前記分離した光を制御信号に変換するステップとを備え、前記制御信号には、前記記録媒体のスキューによるチルトエラー信号が含まれることを特徴とする。
本発明の提示される実施形態によれば、SILと記録媒体との間の間隔を適切に維持できるようにして、SILの損傷を防止することができる。
さらに、記録媒体のスキューによるチルトエラーを迅速に検出することができるようにして、さらに安定したデータの記録又は再生を行うことができる。
添付図面に示される例を参照しながら、好ましい実施形態について以下で詳細に説明する。
本発明の一実施形態にしたがう記録/再生装置は、記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生することが可能な装置を含む。また、データの記録/再生動作を行うことが可能な装置も含む。
記録媒体に発生したスキューによるチルトと関連させて、スキュー及びチルトという用語を併用することに留意されたい。
図3は、近視野を用いた記録/再生装置に備えられたSIL及び記録媒体の側面図であり、図4は、戻り光量と間隔との関係を示す図である。
対物レンズを透過した光は、記録媒体51に入射する前に、SIL52に入射する。所定の臨界角以上で入射する光の一部は、SIL52の反射面で全反射して、この全反射光を観察するための光電手段(例えば、フォトディテクタ)に伝搬される。
ここで、SIL52の反射面上に形成される光のサイズ、及びSIL52と記録媒体51との間の間隔dに関して、SIL52に入射する光の波長λによりd≦λ/2として画定される領域が近視野である。
また、遠視野は、間隔dがd≧λ/2を満たし、かつ光がデータ記録層に侵入しない(not extravasate)状態として定義される。
しかしながら、遠視野状態である場合、SIL52の断面に臨界角以上の角度で入射する光は全て、全反射して戻り光になる。したがって、図4に示されるように、遠視野状態における全反射の戻り光量は、一定値として生じることになる。
これに対し、近視野状態である場合、SIL52の反射面に臨界角以上の角度で入射する光の一部は、前述したように、SIL52の反射面(すなわち、反射境界)にて、記録媒体51のデータ記録層に侵入するようになる。
したがって、図4に示されるように、全反射した光の戻り光量は、記録媒体51のデータ記録/再生層(正確には、記録媒体の表面)に近づくほど、指数関数的に減少するのが分かる。
したがって、SIL52の断面位置が近視野状態にあるときには、ギャップエラー信号を用いて、間隔dの大きさに応じて変化する線形部分に対してフィードバックサーボ動作を行うことによって、SIL52の断面と、記録媒体51のデータ記録/再生層との間の間隔を一定に制御することが可能になる。
コントローラは、ピックアップユニット及び光源のパワーを制御する。ピックアップユニットは、SIL及び対物レンズを含む。
コントローラは、制御信号を用いることにより、ピックアップユニットを制御する。制御信号には、チルトエラー信号が含まれる。
例えば、図4を参照すると、全反射の戻り光量が制御目標値Pになるように制御を行うと、間隔dは一定に維持される。
近視野状態においてデータを記録するか、又は記録されたデータを再生するための装置及び方法に対して、本発明により、様々な実施形態を通じて、データの記録中又はデータの再生中に、より効率的にサーボ動作を行うことができる。
記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための装置の構成に関して、本発明の諸実施形態には、光を生成してこの光を発射する光源が1つ形成されるものと、光源が2つ形成されるものとが含まれる。但し、本発明の範囲をこれらの構成に限定するものと解釈すべきではなく、これらの構成を用いて様々な実施形態を提供することができる。
図5は、本発明の一実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。
図5を参照すると、記録/再生装置は、記録媒体123にデータを記録し、記録媒体123からデータを再生するための無線周波数(RF)光学ブロック、記録媒体123とSIL122との間の間隔を制御するためのサーボ光学ブロック、及びSIL122と対物レンズ121とを含むピックアップユニット120を備えている。
RF光学ブロック及びサーボ光学ブロックの各々は、移動光の経路を変更するための偏光ビームスプリッタ(PBS)と、入射光を電気的信号に変換するための光電手段とを含む。
図5に示す記録/再生装置は、単一の光源110から発射された移動ビームの経路上に、RF光学ブロック及びサーボ光学ブロックの両方を備えている。
詳細には、記録/再生装置は、光を発射する第1の光源110と、当該光源110から発射された光を平行光に変換するコリメータレンズ111と、入射光の偏光成分に応じて当該入射光を透過又は反射させる第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)112及び第2の偏光ビームスプリッタ(PBS)132と、入射光の波長を変換する1/4波長板(QWP)116と、光を記録媒体に誘導する反射ミラー119とを備えている。
また、この記録/再生装置は、記録媒体123から反射されて第1のPBS112を介して入射した光を電気的信号に変換するための第1の光電手段(例えば、フォトディテクタ)113と、第2のPBS132を介して入射した光を電気的信号に変換するための第2の光電手段115とをさらに備えている。
ここで、第2のPBS132及び第2の光電手段115が、記録媒体123から反射された光から、RF信号を得るためのRF光学ブロックを構成している。第2の光電手段115によって得られる電気的信号は、RF信号を検出することを目的とするだけでなく、記録媒体のチルトエラー信号を得ることを目的としても使用できることに留意されたい。
また、第1のPBS112及び第1の光電手段113が、記録媒体123から反射された光のうち、第2の光電手段115から入射する光とは移動経路の差を有する、記録媒体123のチルトエラー信号を検出するための、サーボ光学ブロックを構成している。
光源110は、優れた直進性を有するレーザを発射するレーザダイオードとすることができる。光源110から発射された光の強度を観察するための光検出器127をさらに設けることができる。光検出器127からの信号をフィードバックすることにより、光源110から発射される光の強度を、記録/再生動作に必要な一定の強度に維持することができる。
また、ピックアップユニット120は、入射光を記録媒体123に集光するためのSIL122と対物レンズ121とを含む。
動作中において、光源110から発射された光は、コリメータレンズ111によって平行光に変換され、第1のPBS112及び第2のPBS132を経由して、QWP116に入射する。
そして、この光は、QWP116において、直線偏光から円偏光に変換され、反射ミラー119に入射する。
反射ミラー119から反射された光は、対物レンズ121及びSIL122を透過し、記録媒体123に入射する。ここで、コイル及び磁気回路を含むピックアップユニット120は、ギャップエラー及びチルトエラーに対するサーボ動作を行う。
ここで、SIL122に入射する光の速度は、SIL122の屈折率n分だけ遅くなり、この光の波長は、1/n倍となって短くなる。これにより、SIL122中での回折限界は、通常値の1/n倍より小さくなり、対物レンズ121の開口率(NA)をn倍に増加させるという効果が達成される。
これに対し、記録媒体123から反射された光の偏光成分は180度変化し、QWP116において直線偏光に変換される。ここで、元々の偏光方向と垂直な偏光方向に変わることになる。
そして、偏光方向が変化した反射光は、第2のPBS132を透過できずに反射されて、第2の光電手段115に入射する。
このとき、反射光の一部は、偏光が歪んで第2のPBS132を透過し、第1のPBS112から反射されて第1の光電手段113に入射する。
第1の光電手段113及び第2の光電手段115は、入射光を電気的信号に変換し、生成された電気的信号を用いて、記録媒体123のチルトに関するチルトエラー信号を検出することができる。
ここで、第2の光電手段115は、記録媒体123に記録されているデータが含まれたRF信号を受信し、当該RF信号を電気的信号に変換することによってデータの再生動作を行う。
そして、第1の光電手段113によって電気的信号に変換された信号は、記録媒体123のスキューを測定するために使用される。詳細には、第2の光電手段115によって変換された電気的信号も、記録媒体のチルトエラー信号を検出するために使用される。
次に、記録媒体123のスキュー又はチルトエラー信号を検出するための方法を以下で説明する。
図6は、記録媒体にスキューが発生しない場合に光電手段によって観察される光スポットを示す図であり、図7は、記録媒体にスキューが発生した場合を説明するための図であり、図8は、記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段によって観察される光スポットを示す図である。
SIL122と記録媒体123との間に所定の間隔を維持し、かつ記録媒体123にチルトが発生しない場合には、図6に示されるように、少し暗い部分が4箇所存在し明るさが一定な形態の光スポットが観察される。
一方、図7を参照すると、光141が記録媒体123に入射しているときに記録媒体123にチルト(又はスキュー)が発生すると、第1の光電手段113及び第2の光電手段115によって観察される光スポットの電気的信号を用いて、記録媒体123のチルト量を検出することができる。これにより、SIL122と記録媒体123との衝突によって生じるSIL122の損傷を防止できるギャップサーボ動作を行うことができる。
図7に示されるように、記録媒体123にスキューが発生した場合、光電手段によって観察される光スポットは、図8に示されるように、暗い部分と明るい部分とが不規則に形成される。本発明によれば、光電手段によって観察される光スポットを用いて、記録媒体のチルトエラー信号を検出することができる。
以下、記録媒体にスキューが発生する場合に、記録媒体から反射された光を電気的信号に変換する光電手段によって観察される光量の差について説明する。
図9は、記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段に入射する光量を示すグラフであり、図10は、記録媒体にスキューが発生しない場合に光電手段に入射する光量を示すグラフである。
図9及び図10のグラフにおいて、X軸は時間を変数として示している。図9及び図10では、時間の経過に応じてSILと記録媒体との間の間隔が徐々に小さくなることを意味している。
図9を参照すると、はじめは最大光量151が光電手段に入射する。SILが記録媒体に徐々に近づくにつれて、光電手段に入射する光量が徐々に減少し、SILが記録媒体に接触しても、所定の光量152が検出される。
このような場合は、記録媒体にスキューが発生した場合であり、記録媒体のチルトを補正するためのギャップサーボ動作を行うことができる。
これに対し、図10を参照すると、記録媒体にスキューが発生しない場合、最大光量161が光電手段に入射するが、SILと記録媒体との間の間隔が徐々に小さくなっていくときに、記録媒体から反射される光から記録媒体のスキュー量(又はチルト量)を検出することができる光が受光されない(162)。
すなわち、記録媒体にスキュー又はチルトが発生した場合には、記録媒体のデータ記録層から反射された光を用いて、RF信号を検出するとともに、SILの全反射面から反射された光を用いて、記録媒体のチルト量を検出することができる。
しかしながら、記録媒体にスキューが発生しない場合には、記録媒体のデータ記録層から反射された光だけしか検出されず、SILの全反射面から反射される光は現れない。この場合、図5に示される第1の光電手段113によって検出される光スポットの光量差は存在しなくなる。
以下では、光電手段によって観察される光スポットを用いて、記録媒体に発生したスキューをより正確に測定するための方法について説明する。
図11及び図12は、記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段によって検出される光スポットを示す図である。
まず、記録媒体123には、必ずしも特定の方向だけにスキューが発生するとは限らないので、記録媒体に発生したスキューは、図11及び図12に示されるように、2つのケースにより定量化することができる。
本発明の実施形態にしたがう光電手段の各々、すなわち、第1の光電手段113及び第2の光電手段115には、4分割されたフォトディテクタを含めることができるが、4分割だけに限定されるものではない。本発明の諸実施形態は、記録媒体のスキューによって生じる光量差を認識できる任意のフォトディテクタに適用することができる。
記録媒体に発生したスキューは、記録媒体の半径方向(radial direction)R及び接線方向(tangential direction)Tに分割することができる。ここで、これら半径方向R及び接線方向Tは、基準のために記録媒体の中心と光が照射される位置とを連結した線を用いて、定義される。
すなわち、記録媒体の中心と光が照射される位置とを連結する仮想の基準線の延長線方向を記録媒体の半径方向Rと定義し、この仮想の基準線と垂直な方向を接線方向Tと定義する。ここで、光電手段113及び115の各々によって検出される光量は、記録媒体のスキューに応じて差異を示す。
図11は、記録媒体の半径方向Rにスキューが発生した場合を示し、図12は、記録媒体の接線方向Tにスキューが発生した場合を示している。
上述したように、SILと記録媒体との間の間隔に応じて反射光の強度に差異が生じるので、記録媒体にスキューが発生した場合には、光電手段によって受光される光量には、実際に差異が生じることになる。
図11及び図12を参照すると、光信号の明るい部分は、SILと記録媒体との間の間隔が相対的に大きな場合を示し、暗い部分は、SILと記録媒体との間の間隔が相対的に小さな場合を示している。
したがって、光電手段によって観察される光スポットを用いて、記録媒体に発生したスキューの方向を知ることができる。発生したスキューに関するエラー信号を検出するための方法について以下で説明する。
図13は、光電手段から電気的信号を検出する方法を説明するための図であり、図14は、第1の光電手段及び第2の光電手段から電気的信号を検出する方法を説明するための図である。
まず、図13を参照すると、光電手段には、4分割されたフォトディテクタを含めることができる。ここでの光電手段は、図5に示した第1の光電手段とすることができる。
また、検出デバイスA、B、C、及びDの各々は、それぞれに受光された光量に対応する信号を出力する。ここで、出力される信号は、分かりやすくするために、A、B、C、及びDの各々として示されている。
このとき、それぞれの検出デバイスから出力されるA、B、C、及びDを用いて、半径方向及び接線方向におけるチルトエラー信号を生成することが可能である。半径方向Rにおけるチルトエラー信号TE1は、半径方向に分割された検出デバイスによって検出された信号(A+B/C+D)の差信号(difference signal)として生成することが可能である。
また、接線方向Tにおけるチルトエラー信号TE2は、接線方向に分割された検出デバイスによって検出された信号(A+D/B+C)の差信号として生成することが可能である。
ここで、TE1=k[(A+B)−(C+D)]であり、TE2=k[(A+D)−(B+C)]である。
すなわち、この差信号は、記録媒体に発生したスキューの方向に応じた光量の差を示すので、これが、チルトエラー信号として用いられる。ここで、反射光が形成する信号を、記録媒体の接線方向及び半径方向に分割して、チルトを制御することができる。このプロセスを通じて、記録媒体に発生したスキューを相殺するように、SILを制御するサーボ動作を行うことができる。
このような方法以外に、より正確にチルトエラー信号を検出するための方法が、図14に示されている。SILを透過した光は、記録媒体に発生したスキューだけでなく、記録媒体の偏心、又は他の原因によっても、記録媒体に対して正確に照射されない場合もある。
すなわち、記録媒体自体の中心が偏心であるように形成されているとき、又は記録媒体の回転中に光が移動するときに発生し得るトラックエラーが存在する。この場合に、図13において説明した方法によって検出される差信号内には、このようなトラックエラーが含まれ得る。
したがって、図13のように検出される差信号から、トラックエラーによって生じる影響を除去して、誤差を補償する必要がある。
そのために、トラックの移動によるトラックエラーの有無を判断して、トラックエラー信号を補償できるチルトエラー信号を生成することが必要となる。すなわち、光電手段113及び115の各々で演算される半径方向のチルト信号演算式は、トラックエラー信号を検出するための演算式と同一であるので、トラックエラー成分を相殺するための方法を用いて、2つの光電手段113及び115によって検出された信号の差を求め、トラックエラーの影響を除去する。
このとき、トラックエラーによるチルトエラー信号の誤差は、半径方向及び接線方向のチルトエラー信号に対して補償することができる。同じ方法を用いることにより、演算を実行することができるので、半径方向のチルトエラー信号を実施形態として、図14を参照しながら、本発明について詳細に説明する。
ピックアップユニット120に形成されたSILを介して記録媒体123に照射された光は、記録媒体123から反射され、第2のPBS132及び第1のPBS112から反射され、第2の光電手段115及び第1の光電手段113によって受光される。
第2の光電手段113によって受光された光は、第2の光電手段を構成するそれぞれの検出デバイスから出力される信号A、B、C、及びDを用いて、チルトエラー信号を生成する。すなわち、上述したように、基準として、記録媒体の半径方向が用いられる場合、チルトエラー信号は、半径方向に分離され、それぞれ合算された信号値の差(すなわち、[(A+B)−(C+D)])である。
また、記録媒体123から反射された光の一部は、第2の光電手段115に入射する光とは所定の経路差を有して、第1の光電手段113によって受光される。
第1の光電手段113によって受光された光は、第1の光電手段を構成するそれぞれの検出デバイスから出力される信号a、b、c、及びdを用いて、チルトエラー信号を生成する。
すなわち、上述したように、基準として、記録媒体の半径方向が用いられる場合、チルトエラー信号は、半径方向に分離され、それぞれ合算された信号値の差(すなわち、[(a+b)−(c+d)])である。
図14を参照すると、チルトエラー信号から、上記のようなトラックの移動によって生じる影響を除去するために、チルトエラー信号に比例定数を乗算することによって得られる値の差を求めて、誤差補償されたチルトエラー信号を形成することができる。
すなわち、記録媒体の半径方向におけるチルトエラー及び接線方向におけるチルトエラーは、以下の式を用いることにより、算出することができる。
[(A+B)−(C+D)]−k[(a+b)−(c+d)] 式1
[(A+D)−(B+C)]−k[(a+d)−(b+c)] 式2
式1は、半径方向におけるチルトエラー信号を表し、式2は、接線方向におけるチルトエラー信号を表している。
また、第1の光電手段113及び第2の光電手段115によって検出されるチルトエラー信号は、チルトに関するエラーデータとトラックの移動に関するエラーデータとの両方を含む。
第1の光電手段113及び第2の光電手段115は、記録媒体123から反射される同じ光を受光するが、当該受光される光は、それぞれ経路差を有するものである。そのため、記録媒体123のスキューによって生じる光の変化は同じであるが、光の移動経路差又は光量の差が存在するので、変化の程度には、差異が存在し得る。
この場合、所定の比例定数k、k、k、及びkを乗算することによって、トラックの移動による誤差を除去し、誤差補償されたチルトエラー信号を生成することができる。
上述したように、記録媒体123から反射された光が2つの光電手段113及び115によって受光され、これら光電手段113及び115は、半径方向R及び接線方向Tのチルトエラー信号を生成することができる。このとき、このチルトエラー信号は、上述したように、SILと記録媒体123との間の間隔の変化に応じて光が線形的に変化するという特性を用いる。
また、式1及び式2に示されるチルトエラー信号は、トラックの移動によって生じる誤差を除去するために、比例定数を乗算することによって得られた値の差を算出してトラックの移動により生じる誤差を相殺することによって、誤差補償されたチルトエラー信号を生成する。
すなわち、式1及び式2は、記録媒体の半径方向及び接線方向に関して、トラックの移動によって生じた誤差が相殺された記録媒体のチルトエラー信号となる。
上記のように生成される誤差補償されたチルトエラー信号を用いて、データの記録中又は再生中にピックアップユニット120によるSILの傾きが制御され、水平性が許容範囲内に維持されるので、安定したデータ処理を行うことができる。
ここで、第2の光電手段115は、記録/再生信号(RF信号)又はトラックエラー信号を生成し、第1の光電手段113は、ギャップエラー信号を生成する。
上述した本発明の実施形態は、光を発射させる光源が1個設けられた場合のサーボ動作を説明している。以下では、本発明の別の実施形態として、異なる波長を有する光を発射させる2個の光源が設けられた場合のサーボ動作について説明する。
図15は、本発明の別の実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。
図15を参照すると、記録/再生装置は、記録媒体223にデータを記録し、記録媒体223からデータを再生するためのRF光学ブロックと、記録媒体223とSIL222との間の間隔を制御するためのギャップサーボ光学ブロックと、記録媒体223に光が入射するようにし、かつ記録媒体223から反射された光が入射するようにするための、対物レンズ221及びSIL222を含むピックアップユニット220とを備えている。
以下で用いられるサーボ信号には、記録媒体223(323)のチルト量と、対物レンズ221(321)又はピックアップユニットの移動量とが含まれる。記録媒体223(323)のチルト量に対応するサーボ信号を第1のサーボ信号と呼び、対物レンズ221(321)又はピックアップユニットの移動量に対応するサーボ信号を第2サーボ信号と呼ぶ。
RF光学ブロックは、405nm波長帯域の青色光を発射するための第1の光源210と、当該第1の光源210から発射された光を平行光に変換するための第1のコリメータレンズ211と、入射光の偏光成分に応じて当該入射光を透過又は反射させるための第1のPBS212と、光の発散角又は収斂角を制御するための第1の光エクスパンダ215と、入射光の波長を変化させるための第1のQWP216と、光スプリッタ217とを含む。
また、RF光学ブロックは、記録媒体223から反射されて、第1のPBS212を介して入射するRF信号を検出するための第1の光電手段(例えば、フォトディテクタ113)も含む。
ギャップサーボ光学ブロックは、650nm波長帯域の赤色光を発射するための第2の光源230と、当該第2の光源230から発射された光を平行光に変換するための第2のコリメータレンズ231と、入射光の偏光成分に応じて当該入射光を透過又は反射させるための第2のPBSPBS232と、光の発散角又は収斂角を制御するための第2の光エクスパンダ235と、入射光の波長を変化させるための第2のQWP236とを含む。
また、ギャップサーボ光学ブロックは、SIL222から全反射されて、第2のPBS232を介して入射するギャップエラー信号を検出するための第2の光電手段も含む。
ピックアップユニット220は、入射したビームを記録媒体223に集光するための、SIL222及び対物レンズ221を含む。
動作中において、第1の光源210から発射された第1の光は、第1のコリメータレンズ211において平行光に変換され、第1のPBS212を透過する。この第1の光の発散角又は収斂角は、第1の光エクスパンダ215によって制御される。
また、第1の光は、第1のQWP216において、直線偏光から円偏光に変換されて、反射ミラー218に入射する。
反射ミラー218から反射された第1の光は、対物レンズ221及びSIL222を透過して、記録媒体223に入射する。ここで、コイル及び磁気回路を含むピックアップユニット220は、ギャップエラー及びトラックエラーに対するサーボ動作を行う。
これに対し、記録媒体223から反射されたRF信号の偏光成分は180度変化し、第1のQWP216において直線偏光に変換される。ここで、元々の偏光方向と垂直な偏光方向に変わることになる。
したがって、RF信号は、第1のPBS212から反射されて、第1の光電手段213に入射する。
第1の光電手段213は、RF信号を電気的信号に変換して、記録媒体223に格納されたデータを再生する。
一方で、本発明の一実施形態にしたがう光記録/再生装置は、SIL222と記録媒体223との間の間隔を制御するためのギャップサーボ光学ブロックを備えている。
第2のレーザダイオード(第2の光源)230から発射された第2の光は、第2のコリメータレンズ231において平行光に変換され、第2のPBS232を透過する。この第2の光の発散角又は収斂角は、第2の光エクスパンダ235によって制御される。
また、第2の光は、第2のQWP236において偏光が変換されて、反射ミラー218に入射する。
反射ミラー218から反射された第2の光は、対物レンズ221及びSIL222を透過して、記録媒体223に入射する。
ここで、第2の光の一部は、SIL222から全反射する。SIL222と記録媒体223との間の間隔が小さい場合、全反射される光の量は少ない。それに対し、SIL222と記録媒体223との間の間隔が大きい場合、全反射される光の量は多くなる。
これは、SIL222と、記録媒体223と、SIL222と記録媒体223との間における空気の屈折率と、光の波長との間の相互関係によるためである。SIL222と記録媒体223との間の間隔が100nm以下である場合、SIL222と記録媒体223との間の間隔、及びSIL222から全反射される光の量は、相関関係を有する。これは、上述の図5〜図14を参照して説明したものと同様である。
SIL222から反射された第2の光は、第2のPBS232から反射されて、第2の光電手段233に入射する。この第2の光電手段233は、SIL222から反射された第2の光から、ギャップサーボ信号を検出する。
上述したように、第1の光源210から発射される第1の光は、RF信号を検出するためのものであり、第2の光源230から発射される第2の光は、ギャップサーボ信号を検出するためのものである。
本発明によれば、SIL222と記録媒体223との間の間隔を示すギャップサーボ信号を用いて、記録媒体223のスキューによるチルト量を知ることができる。また、ギャップサーボ動作により、SIL222と記録媒体223とが衝突しないように、これらが制御される。
図16は、第1の光源及び第2の光源から発射されて、記録媒体に入射する光を示す図である。
図16を参照すると、第1の光源210から発射された第1の光240と、第2の光源230から発射された第2の光241は、SIL222において、それぞれ異なるサイズを有する。
第1の光240は、波長が短い青色光波長帯域の光とすることができ、第2の光241は、相対的に波長が長い赤色光波長帯域の光とすることができる。
第2の光241は、相対的に大きなサイズでSIL222に入射するので、第2の光241から、記録媒体223のスキューによるギャップエラー信号をより正確に検出することができる。
図17は、第1の光源から発射された光によるチルトマージンと、第2の光源から発射された光によるチルトマージンとの比較図である。
第1の光源210から発射された第1の光240は、SIL222において小さなビームサイズを有しており、その小さなビームサイズを用いて検出できる記録媒体223のチルトマージンは小さい。
すなわち、第1の光240を用いてギャップサーボを行う場合、記録媒体223が第1の位置223bにあるときに、記録媒体223のチルト状態を検出することができる。したがって、ピックアップユニット220は、記録媒体223がこの第1の位置223bにあるときに、SIL222と記録媒体223との衝突を防止するために、ギャップサーボによる制御動作を行う。
一方、第2の光源230から発射された第2の光241は、SIL222において大きなビームサイズを有しており、その大きなビームサイズを用いて検出できる記録媒体223のチルトマージンは、第1の光240を用いて検出できる記録媒体223のチルトマージンよりも大きい。
すなわち、第2の光241を用いてギャップサーボを行う場合、記録媒体223が第2の位置223aにあるときに、記録媒体223のチルト状態を検出することができる。
したがって、第2の光241を用いてギャップサーボを行う場合には、記録媒体223の動きをより敏感に検出することができ、ギャップサーボによる制御動作をより迅速に行うことができる。
また、第2の光241は、SIL222において相対的に大きなビームサイズを有するため、記録媒体223のスキューに対してより敏感な信号を得ることができる。
図18及び図19は、記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを示す説明図である。
図18及び図19を参照すると、第2の光241が記録媒体223に入射するときに、記録媒体223にスキューが発生すると、第2の光電手段233は、(A+B)−(C+D)という信号の値を用いて、記録媒体223のスキューを検出することができる。これにより、SIL222と記録媒体223との衝突によって生じるSIL122の損傷を防止するためのギャップサーボ動作を行うことができる。
すなわち、本発明の一実施形態にしたがう光記録/再生装置は、データを記録又は再生するための第1の光源210と、ギャップサーボ動作用の第2の光源230とを備えている。第2の光源230から発射される光の波長を第1の光源210から発射される光の波長よりも長くすることにより、記録媒体223のスキューを敏感に検出することができる。
図20は、本発明の一実施形態にしたがう記録/再生装置における光電手段の別の例を示す図である。
図20に示す第2の光電手段233は、図19に示した第2の光電手段233とは違って、16個のセルに分割されており、4個のセルに分割された光電手段(図19)に比べて、記録媒体223のスキューをより敏感に検出できるという長所を有する。
図示してはいないが、本発明では、4個以上のセルから構成されたフォトディテクタを設けることによって、より敏感に記録媒体223のスキューを検出することができる。
図21は、本発明の別の実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。
図21を参照すると、この記録/再生装置は、記録媒体323にデータを記録し、記録媒体323からデータを再生するための第1の光学系と、記録媒体323とSIL322との間のギャップエラー信号を検出するための第2の光学系と、記録媒体323に光が入射するようにし、かつ記録媒体323から反射された光が入射するようにするための、SIL322及び対物レンズ321を含むピックアップユニット320とを備えている。
詳細には、第1の光学系及び第2の光学系の一方は、記録媒体323のチルト量を測定するためのサーボ信号を検出する動作を行い、他方は、チルトサーボ動作中に、対物レンズ321の移動により発生するエラー信号を検出する動作を行う。
すなわち、第1の光学系及び第2の光学系に設けられた光電手段(例えば、フォトディテクタ)を用いることによって、記録媒体323のチルト量及び対物レンズ321の移動量を測定することができる。
第1の光学系は、405nm波長帯域の青色光を発射するための第1の光源310と、当該第1の光源310から発射された光を平行光に変換するための第1のコリメータレンズ311と、入射光の偏光成分に応じて当該入射光を透過又は反射させるための第1のPBS312及び第3のPBS314と、光の発散角又は収斂角を制御して光のサイズを調節するための第1のエクスパンダ316と、入射光の波長を変化させるための第1のQWP317と、光スプリッタ318とを含む。
また、第1の光学系は、記録媒体323から反射されて、第3のPBS314を介して入射するRF信号を検出するための第3の光電手段315と、記録媒体323から反射されて、第1のPBS312を介して入射するギャップエラー信号を検出するための第1の光電手段313とをさらに含む。
参考までに、光電手段としてフォトディテクタを用いて、本発明について説明している。
第2の光学系は、650nm波長帯域の赤色光を発射するための第2の光源330と、当該第2の光源330から発射された光を平行光に変換するための第2のコリメータレンズ331と、入射光の偏光成分に応じて当該入射光を透過又は反射させるための第2のPBS332と、光の発散角又は収斂角を制御して光のサイズを調節するための第2のエクスパンダ336と、入射光の波長を変化させるための第2のQWP337とを含む。
また、第2の光学系は、記録媒体323から反射されて、第2のPBS332を介して入射するギャップエラー信号を検出するための第2の光電手段333も含む。
ピックアップユニット320は、入射光を記録媒体323に集光するための、SIL322及び対物レンズ321を含む。
動作中において、第1の光源310から発射された第1の光は、第1コリメータレンズ311において平行光に変換され、第1のPBS312及び第3のPBS314を透過する。この第1の光の発散角又は収斂角が、第1のエクスパンダ316によって制御されて、その光のサイズが変更されることになる。
そして、第1の光は、第1のQWP317において直線偏光が円偏光に変換されて、反射ミラー319に入射する。
反射ミラー319から反射された第1の光は、対物レンズ321及びSIL322を透過して、記録媒体323に入射する。ここで、コイル及び磁気回路を含むピックアップユニット321は、ギャップエラー及びトラックエラーに対するサーボ動作を行う。
これに対し、記録媒体323から反射された光は、第1のQWP317において直線偏光に変換される。ここで、元々の偏光方向と垂直な偏光方向に変わることになる。
第1の光が、記録媒体323に記録されているデータを再生するために使用される場合、この第1の光は、記録媒体323のデータ記録/再生層から反射され、かつその第1の光の一部は、記録媒体323に入射する前にSIL322から全反射される。ここで、この第1の光が全反射する面はSIL322の反射面であり、当該反射面は記録媒体323に対向するSILの平面である。
近視野光記録/再生装置においては、SIL322と記録媒体323との間の間隔と、SIL322の屈折率と、記録媒体323の屈折率と、空気の屈折率との間の相関関係によりカップリングが発生して、SIL322に入射した光の一部は全反射され、残りの部分は、記録媒体323に入射する。
したがって、第3のPBS314を介して反射される偏光成分を有する、記録媒体323から反射された光の一部は、第3の光電手段315に入射する。第3の光電手段315に入射した信号はRF信号となる。第3の光電手段315は、RF信号を電気的信号に変換して、記録媒体323に格納されたデータを再生する。
そして、第3のPBS314を透過した、記録媒体323から反射された光の一部(より詳細には、SILから全反射された光)は、第1のPBS312から反射されて、第1の光電手段313に入射する。第1の光電手段313に入射した信号は、記録媒体323のチルト量を検出するための信号の役割を果たすか、若しくは、対物レンズ321又はピックアップユニット320の移動量を検出するための信号の役割を果たす。
後述する第2の光電手段もまた、記録媒体323のチルト量を検出するか、若しくは、対物レンズ321又はピックアップユニット320の移動量を検出する。
これに対し、第2の光源330から発射された第2の光は、第2のコリメータレンズ331において平行光に変換され、第2のPBS332を透過し、第2のQWP337において偏光が変換されて、反射ミラー319に入射する。
反射ミラー319から反射された第2の光は、対物レンズ321及びSIL322を透過して、記録媒体323に入射する。
この場合も、第2の光の一部は、SIL322から全反射される。SIL322と記録媒体323との間の間隔が小さな場合には、全反射される光量は少ない。それに対し、SIL322と記録媒体323との間の間隔が大きな場合には、全反射される光量は多くなる。
これは、SIL322と、記録媒体323と、SIL322と記録媒体323との間における空気の屈折率と、光の波長との間の相互関係によるためである。SIL322と記録媒体323との間の間隔が100nm以下である場合、SIL322と記録媒体323との間の間隔、及びSIL322から全反射される光の量は、相関関係を有する。これは、上述の説明と同様である。
SIL322から反射された第2の光は、第2のPBS332から反射されて、第2の光電手段333に入射する。第2の光電手段333は、SIL322から反射された第2の光から、ギャップサーボ信号を検出する。
そして、第2の光電手段333によって検出された信号は、記録媒体323のチルト量を検出するための信号の役割を果たすか、若しくは、対物レンズ321又はピックアップユニット320の移動量を検出するための信号の役割を果たす。
本発明では、チルトエラー信号を検出するために、第1の光及び第2の光の両方が使用され、特に、SIL322から全反射される、第1の光及び第2の光の一部分が使用される。
チルトエラー信号を検出するための第1の光及び第2の光の使用に関して、記録媒体323にカバーレイヤ(保護層)が設けられる場合と、記録媒体323にカバーレイヤ(保護層)が設けられない場合とについて、図21〜図27を参照しながらさらに詳細に説明する。
近視野記録媒体においては、SILと記録媒体の表面との間の間隔を維持させることが重要である。記録媒体上にカバーレイヤが形成されている場合、カバーレイヤの表面とSILとの間の間隔を維持させる必要がある。一方、記録媒体にカバーレイヤが形成されていない場合には、データ記録/再生層とSILとの間の間隔を維持させる必要がある。
図22は、カバーレイヤが形成されていない記録媒体に光が入射することを説明するための図であり、図23及び図24は、カバーレイヤが形成されていない記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを説明するための図である。
記録媒体323のデータ記録/再生層上にカバーレイヤが形成されていない場合を示している図22を参照する。ここで、第1の光340は、RF信号を検出するとともに、対物レンズ321の移動によるDCオフセットを検出するために使用され、第2の光341は、記録媒体のチルト量を測定するために使用される。
すなわち、記録媒体323上にカバーレイヤが形成されていない場合には、第1の光340の焦点が、データ記録/再生層に形成され、SIL322での第1の光340のサイズは、第2の光341のサイズより相対的に大きくなる。
光源310、330から生成される光の焦点は、対物レンズ321を移動させることによって調節される。対物レンズ321は、ピックアップユニット320によって、上下左右に移動させることができる。
SIL322上に形成される光のサイズが大きいほど、記録媒体323のチルト量(又はスキュー量)をより正確に検出することができるので、第2の光341は、記録媒体323のチルト量を検出するために使用される。
そして、SIL322上に形成される光のサイズが小さいほど、記録媒体323のチルト量を検出するのが難しくなるので、第1の光340は、RF信号を検出するとともに、第1の光電手段313を用いて対物レンズ321又はピックアップユニット320の移動量(又はDCオフセット)を検出するためにも使用される。
この場合に、第1の光電手段313及び第2の光電手段333によって観察される光電変換された信号は、図23及び図24に示されている。
第1の光電手段313は、2分割されたフォトディテクタとすることができ、第2の光電手段333は、4分割されたフォトディテクタとすることができる。すなわち、第1の光340は、RF信号を用いてデータの記録及び再生を行うとともに、対物レンズ321の移動によるDCオフセットを検出するためにも使用される。
これは、第1の光340のサイズが第2の光341のサイズより小さな場合があるため、上述したように、第1の光340を用いて記録媒体323のチルト量を検出するのが難しいからである。
第1の光電手段313によって光電変換された、SIL322から全反射された光スポットが、図23に示されており、対物レンズ321の移動によるDCオフセットは、k×(E−F)となる。
そして、第2の光電手段333によって光電変換された、SIL322から全反射された光スポットが、図24に示されており、第2の光電手段333によって検出された記録媒体323のチルト量は、[(A+D)−(B+C)]となる。すなわち、4分割された第2の光電手段333によって光電変換された信号のうち、左側と右側との差がチルト量となる。
したがって、本発明の一実施形態にしたがって測定される記録媒体のチルトエラー信号TEは、[(A+D)−(B+C)]−k×(E−F)となり、対物レンズ321は、チルトエラー信号TEを最小にするサーボ動作を行うことができる。
また、第1の光電手段313及び第2の光電手段333を用いて記録媒体のチルトエラー信号を検出するための検出手段をさらに設けることができる。
これに対し、記録媒体323上にカバーレイヤが形成されている場合について、図25〜図27を参照しながら説明する。
一般に、カバーレイヤの厚さの方が、SILと記録媒体の表面との間の距離よりも大きいため、カバーレイヤが形成された記録媒体のための記録/再生装置においては、記録媒体のチルトエラー信号を検出するための光の用途は変わる。
すなわち、青色光の第1の光を用いたデータ記録又はデータ再生動作は、記録媒体上にカバーレイヤが形成されている場合と、カバーレイヤが形成されていない場合との両方において同じであるが、データ記録/再生層とSILとの間の距離は、記録媒体上にカバーレイヤが形成されている場合の方が、カバーレイヤが形成されていない場合よりも相対的に大きいので、SIL上に形成される光のサイズが変わってくる。
このことを説明するために、図25〜図27が提示されている。図25は、カバーレイヤが形成されている記録媒体に光が入射することを説明するための図であり、図26及び図27は、カバーレイヤが形成されている記録媒体のチルトによる光電手段での光スポットを説明するための図である。
図25を参照すると、記録媒体323のデータ記録/再生層上にカバーレイヤが形成されている記録/再生装置の場合が示されている。ここで、第1の光340は、RF信号を検出するとともに、記録媒体のチルト量(又はスキュー)を検出するために使用される。また、第2の光341は、サーボ制御動作中に、対物レンズ321の移動によるDCオフセットを検出するために使用される。
すなわち、記録媒体323上にカバーレイヤが形成されている場合には、SIL322上に形成されるサイズは、第1の光340の方が、第2の光341よりも大きいので、第2の光341が、DCオフセットを検出するために使用される。
この場合に、第1の光電手段313及び第2の光電手段333によって観察される光電変換された信号が、図26及び図27に示されている。
第1の光電手段313は、4分割されたフォトディテクタとすることができ、第2の光電手段333は、2分割されたフォトディテクタとすることができる。
第1の光電手段313によって光電変換された、SIL322から全反射された光スポットが、図26に示されており、第1の光電手段313によって検出された記録媒体323のチルト量は、[(A+D)−(B+C)]となる。すなわち、4分割された第1の光電手段313によって光電変換された信号のうち、左側と右側との差が記録媒体のチルト量となる。
そして、第2の光電手段333によって光電変換された、SIL322から全反射された光スポットが、図27に示されており、第2の光電手段333によって検出される、対物レンズ321の移動によって生じるDCオフセットは、k×(E−F)となる。
したがって、本発明の一実施形態にしたがって測定される記録媒体のチルトエラー信号TEは、[(A+D)−(B+C)]−k×(E−F)となり、対物レンズ321は、検出手段を用いることにより、チルトエラー信号TEを最小にするサーボ動作を行うことができる。
上述したように、本発明にしたがう光記録/再生装置は、カバーレイヤが形成されている記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための場合、及び、カバーレイヤが形成されていない記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための場合の両方について具現化することができる。また、サーボ制御動作中に、対物レンズの移動によって生じるDCオフセット成分が除去されたチルトエラー信号を検出することができるので、より正確なサーボ動作を行うことができる。
本発明によって提示された様々な実施形態によれば、記録媒体のスキューによるチルト量をより正確に検出することができる。さらに、検出されたチルトエラー信号を用いて、効率的なデータの記録動作又は再生動作を行うことができる。
例示の目的のために、本発明の好ましい実施形態を開示したが、当業者であれば、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加、及び代替が可能であることが理解されよう。
記録媒体にデータを記録するか、または記録媒体からデータを再生する際に記録媒体のスキューによるチルト量を正確に検出することができるので、検出されたチルトエラー信号を用いることにより、記録媒体にデータを記録する動作、及び記録媒体からデータを再生する動作を効率的に行うことができる。
従来技術にしたがう光記録/再生装置の光学系を示す図である。 近視野記録方式の光学系を示す説明図である。 近視野を用いた記録/再生装置に備えられたSIL及び記録媒体を示す側面図である。 戻り光量と間隔との関係を示す図である。 本発明の一実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。 記録媒体にスキューが発生しない場合に光電手段によって観察される光スポットを示す図である。 記録媒体にスキューが発生した場合を示す説明図である。 記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段によって観察される光スポットを示す図である。 記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段に入射する光量を示すグラフである。 記録媒体にスキューが発生しない場合に光電手段に入射する光量を示すグラフである。 記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段によって検出される光スポットを示す図である。 記録媒体にスキューが発生した場合に光電手段によって検出される光スポットを示す図である。 光電手段から電気的信号を検出する方法を示す説明図である。 第1の光電手段及び第2の光電手段から電気的信号を検出する方法を示す説明図である。 本発明の別の実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。 第1の光源及び第2の光源から発射されて、記録媒体に入射する光を示す図である。 第1の光源から発射された光によるチルトマージンと、第2の光源から発射された光によるチルトマージンとの比較図である。 記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを示す説明図である。 記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを示す説明図である。 本発明の一実施形態にしたがう記録/再生装置における光電手段の別の例を示す図である。 本発明の別の実施形態にしたがう記録/再生装置を示す説明図である。 カバーレイヤが形成されていない記録媒体に光が入射することを説明するための図である。 カバーレイヤが形成されていない記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを示す説明図である。 カバーレイヤが形成されていない記録媒体のスキューによる光電手段での光スポットを示す説明図である。 カバーレイヤが形成されている記録媒体に光が入射することを説明するための図である。 カバーレイヤが形成されている記録媒体のチルトによる光電手段での光スポットを示す説明図である。 カバーレイヤが形成されている記録媒体のチルトによる光電手段での光スポットを示す説明図である。

Claims (25)

  1. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための装置であって、
    光が記録媒体に入射するようにするための、対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)を含むピックアップユニットと、
    前記記録媒体から反射された前記光を受光して、制御信号を出力するための光電手段と、
    前記光電手段から出力された前記制御信号を用いて、前記ピックアップユニットを制御するためのコントローラと
    を備え、
    前記制御信号には、前記記録媒体のスキューによるチルトエラー信号が含まれることを特徴とする装置。
  2. 前記チルトエラー信号は、前記光電手段から検出された信号群の差によって生成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記記録媒体のスキューによるチルトデータは、前記記録媒体の半径方向のエラー信号と、前記記録媒体の接線方向のエラー信号とを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記コントローラは、前記制御信号に応じてフィードバックサーボ動作を行うことにより、前記SILと前記記録媒体との間の間隔が一定であるように制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 光源をさらに備え、
    前記コントローラは、前記光電手段によって出力された前記制御信号を用いて、前記光源の光のパワーを制御することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記光源から生成された光の焦点は、前記対物レンズの移動によって調節されることを特徴とする請求項5に装置。
  7. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための装置であって、
    第1の光を用いて、記録媒体から反射された前記第1の光から電気的信号を検出するための第1の光学系と、
    第の2光を用いて、固体浸レンズ(SIL)から反射された前記第2の光からサーボ信号を検出するための第2の光学系と、
    前記第1の光が前記記録媒体に入射するようにするための、対物レンズ及び前記SILを含むピックアップユニットであって、前記第2の光のサーボ信号による制御信号に応答して駆動されるピックアップユニットと
    を備えたことを特徴とする装置。
  8. 前記サーボ信号は、前記記録媒体のスキューによるチルトデータを含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記SIL上に集光された前記第2の光のサイズは、前記第1の光のサイズより大きいことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 前記第1の光学系は、前記記録媒体から反射された前記第1の光を電気的信号に変換するための第1の光電手段を含み、
    前記第2の光学系は、前記SILの反射面から反射された前記第2の光を電気的信号に変換するための第2の光電手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  11. 前記第1の光電手段及び前記第2の光電手段は各々、4個以上のセルを含むフォトディテクタであることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための装置であって、
    第1の光が記録媒体及び固体浸レンズ(SIL)に入射するようにするための、対物レンズを含むピックアップユニットと、
    前記第1の光を用いて、前記SILから反射された前記第1の光から第1のサーボ信号を検出するための第1の光電手段と、前記記録媒体から反射された前記第1の光から無線周波数信号を検出するための第3の光電手段とを含む第1の光学系と、
    第2の光を用いて、前記SILから反射された前記第2の光から第2のサーボ信号を検出するための第2の光学系と
    を備えたことを特徴とする装置。
  13. 前記第1のサーボ信号は、前記記録媒体のチルトデータを含み、前記第2のサーボ信号は、前記ピックアップユニットの移動量に関するデータを含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1のサーボ信号は、前記ピックアップユニットの移動量に関するデータを含み、前記第2のサーボ信号は、前記記録媒体のチルトデータを含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記第1の光電手段及び前記第2の光電手段によって検出されたサーボ信号を用いることによって、前記記録媒体のチルトエラー信号を測定するための検出手段
    をさらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための装置であって、
    データを記録/再生するための第1の光を用いる第1の光学系内に設けられ、第1のサーボ信号を検出するための第1の光電手段と、
    第2の光を用いる第2の光学系内に設けられ、第2のサーボ信号を検出するための第2の光電手段と、
    前記第1のサーボ信号及び前記第2サーボ信号を用いて、記録媒体の制御信号を検出するための検出手段と、
    前記第1の光が前記記録媒体に入射するようにするための、対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)を含むピックアップユニットであって、前記制御信号のフィードバック動作に応答して駆動されるピックアップユニットと
    を備えたことを特徴とする装置。
  17. 前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号のうちの一方は、前記記録媒体のチルト量に関するデータを含み、前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号のうちの他方は、前記対物レンズの移動量に関するデータを含むことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための方法であって、
    対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)含むピックアップユニットによって、記録媒体に入射する光を分離するステップと、
    前記ピックアップユニットのサーボ動作を制御するために、前記分離した光を制御信号に変換するステップと
    を備え、
    前記制御信号には、前記記録媒体のスキューによるチルトエラー信号が含まれることを特徴とする方法。
  19. 前記光のパワーを制御するために、フィードバック信号を生成するステップ
    をさらに備え、
    前記光は、1つまたは複数の光源から生成されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記光源は、異なる波長帯域を有する複数の光から構成されることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記分離した光を制御信号に変換する前記ステップは、
    光電手段によって検出された信号群の差により生成された前記制御信号を検出するステップ
    を含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  22. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための方法であって、
    第1の光が対物レンズ及び固体浸レンズ(SIL)に入射するようにしてデータを記録または再生し、第1の光電手段を用いて前記SILから反射された前記第1の光から第1のサーボ信号を検出するステップと、
    第2の光電手段を用いて前記SILから反射された第2の光から第2のサーボ信号を検出するステップと、
    前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号を用いて、前記記録媒体のチルトエラー信号を検出するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  23. 前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号のうちの一方は、前記記録媒体のチルトに関するデータを含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号のうちの一方は、サーボ動作による前記対物レンズの移動量に関するデータを含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 記録媒体にデータを記録し、記録媒体からデータを再生するための方法であって、
    対物レンズの移動によるサーボ制御動作中において、記録媒体のチルト量を検出するための第1の光電手段を用いて第1のサーボ信号を検出するステップと、
    前記対物レンズの移動量を検出するための第2の光電手段を用いて第2のサーボ信号を検出するステップと、
    前記第1のサーボ信号及び前記第2のサーボ信号を用いて、検出された前記記録媒体の前記チルト量に含まれている前記対物レンズの移動量に関するデータを除去するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
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