JP2006012301A - 光記録再生方法、光ピックアップ装置、光記録再生装置、光記録媒体とその製造方法及び半導体レーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光記録媒体に近接場光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生方法であって、光記録媒体の案内トラック31に挟まれた記録再生領域30に、2以上の記録再生用のビームスポット32を配置して記録及び/又は再生を行う。
【選択図】図3
Description
例えば、半導体レーザに関しては、発振波長が従来の赤色レーザの635nmから400nm帯に短波長化されたGaN半導体レーザが実用化され、これにより光スポットの小径化が図られつつある。また、例えばそれ以上の短波長化については、ソニー株式会社製の266nmの単一波長の光を連続発振する遠紫外固体レーザUW−1010などが発売されており、更なる光スポットの小径化も図られつつある。また、これ以外にもNd:YAGレーザの2倍波レーザ(266nm帯)、ダイヤモンドレーザ(235nm帯)、GaNレーザの2倍波レーザ(202nm帯)などの研究、開発が進められている。
このニアフィールド光記録再生方式の高転送レート化では、光記録媒体と集光レンズとの距離を如何にして光学的なコンタクト状態に維持しながら高速にディスクを回転させるかが重要である。
これに対し、記録密度はそのままで、2本のトラックを同時に再生することによって信号転送レートを向上させる方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
しかしながら上記特許文献1に開示の技術では、具体的に近接場光を光記録媒体に照射するにあたって、近接場光照射手段としての例えばソリッドイマージョンレンズと光記録媒体との間隔(ギャップ)をどのように調整するかは考慮されていない。
本発明の課題は、上述したニアフィールド光記録再生方式に適用して好適で、且つより転送レートの向上が可能な光記録再生方法、光ピックアップ装置を提案し、これに用いて好適な光記録再生装置、また光記録媒体及びその製造方法、半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記ビームスポットのうち少なくとも1つ、又はこれとは別に設けるビームスポットを、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットとすることを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射することを特徴とする。
また、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置することを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出することを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記ビームスポットのうち少なくとも1つ、又はこれとは別に設けられるビームスポットが、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットとされることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射することを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記案内トラックの間の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置することを特徴とする。
また、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置することを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出されることを特徴とする。
また、本発明による光記録媒体は、近接場光が照射されて記録及び/又は再生がなされる光記録媒体であって、案内トラックに挟まれた領域に、同期して記録及び/又は再生がなされる2以上の記録トラックが設けられて成ることを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射することを特徴とする。
また、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置することを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光記録再生方法において、上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとが、少なくとも異なる波長の光を用いて照射されることを特徴とする。
更に、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットが配置されることを特徴とする。
また、本発明は、上述の光ピックアップ装置において、上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出されることを特徴とする。
また、本発明による半導体レーザ装置は、半導体レーザが2以上積層され、少なくともその1つの半導体レーザが2以上の発光端を有し、上記各半導体レーザの全発光端のうち少なくとも1つの発光端が、他の発光端の配列の両端を結ぶ線の略中央位置に配置されるか、もしくは2以上の発光端が、該中央位置から対称な位置に配置されて成ることを特徴とする。
更に、本発明は、上述の半導体レーザ装置において、上記略中央位置に配置される発光端、もしくは該中央位置から対称な位置に配置されて成る発光端を有する半導体レーザは、他の発光端を有する半導体レーザとは異なる波長のレーザ光を発振することを特徴とする。
また、本発明において、複数のビームスポットの少なくとも1つ、又はこれとは別に設けるビームスポットをギャップ検出用ビームスポットとすることによって、近接場光照射手段と光記録媒体の表面との間隔制御をより効率よく精度良く行うことができ、光記録媒体に対するニアフィールド記録再生の安定性を高めることができる。
更に、本発明において、記録再生用のビームスポットと、ギャップ検出用ビームスポットとを異なる波長の光を用いて照射することによって、信号再生特性を向上させ、より記録再生の安定性を高めることができる。
更に、本発明において、ギャップ検出用ビームスポットを案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくはこの中央位置から対称な位置に配置することによって、より記録再生用のビームスポット照射位置もしくは近傍の近接場光照射手段と光記録媒体の表面との間隔を確実に検出して精度良く制御することができる。
また、本発明において、光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、2以上の記録再生用のビームスポットの配置間隔を算出することによって、記録再生の安定性を高めることができる。
また、本発明の光記録再生方法及び光ピックアップ装置によれば、複数の記録再生用のビームスポットを用いて記録及び/又は再生を行うとともに、ギャップ検出用ビームスポットを案内トラック上に配置することによって、近接場光照射手段と光記録媒体の表面との間隔制御をより効率よく精度良く行うことができ、光記録媒体に対するニアフィールド記録再生の安定性を高めることができる。
更に、本発明の光記録媒体の製造方法によれば、案内トラック、ピット、ウォブルの少なくとも一部を、電子線描画装置による高速ブランキング描画を用いて形成することによって、複数の記録再生用のビームスポットを照射して再生する信号のうち、案内トラックの間に配置する内側のビームスポットにおいてもトラッキングを良好に行って信号の記録再生をより精度良く行い、記録再生の安定性を高めることができる。
また、本発明による半導体レーザ装置によれば、これをニアフィールド記録再生方式による光ピックアップ装置の光源として用いることによって、光記録媒体の回転速度を高めることなく、高転送レート化を図ることができる。
本発明は、図1に光ピックアップ装置の一例の要部の概略構成図を示すように、光記録媒体1の表面に光学的なコンタクト状態をもって近接して配置される例えばソリッドイマージョンレンズ(SIL)より成る近接場光照射手段2、光学レンズ3が順に配置されて集光レンズが構成される。この構成は、いわゆるニアフィールド光記録再生方式を採用する光記録媒体とこの光ピックアップ装置を具備する光記録再生装置に適用することができる。
光記録媒体1の記録面から反射された光は、近接場光照射手段2、光学レンズ3を介してミラー16により反射され、ビームエキスパンダー15、1/4波長板14を介して偏光ビームスプリッタ13により一部反射されてレンズ18により受光手段19に集光される。また、偏光ビームスプリッタ(PBS)13を通過した一部の光は、無偏光ビームスプリッタ(NPBS)12により反射されて、レンズ20により受光手段21に検出される。偏光ビームスプリッタ13から反射された光を受光する受光手段19により例えばトラッキング信号及びRF再生信号が、他の受光手段21により例えば近接場光照射手段と光記録媒体との間隔を制御するギャップ検出用信号を再生する構成とすることができる。記録再生用の受光手段19としては、ビーム本数に対応する2以上の受光部を有するフォトディテクタを用いる。ギャップ検出用ビームスポットを2以上とする場合も同様である。
なお、ギャップの検出方法としては、その他例えば静電容量の変化を検出する方法など、種々の方法を採ることができる。
このような構成とすることによって、1つの記録再生領域に2つの記録トラックを設けてその記録及び/又は再生を行うことができ、光記録媒体を従来に比して高速回転することなく、転送レートを2倍に向上させることができる。
またこの場合、これらビームスポット32の少なくともいずれか一方、または両方のビームスポットによって、ギャップ検出を記録再生と同時に行うことができ、これによりニアフィールド記録再生の安定性を高めることができる。
更に、このように、記録再生領域30の略中央位置にギャップ検出用ビームスポット33を配置することによって、スポットを照射している位置の一方の端部に偏ることなくギャップを精度良く検出することができる。図7及び図8において、図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
また、図9Bにおいては、偶数本、図示の例では4本のビームを出射する例で、それぞれ2つの発光端51S、52Sを有する半導体レーザ51及び52を各発光端が近接するように半導体レーザ51及び52を積層して半導体レーザ装置を構成した例である。
各例ともに、発光端51S、52Sの間隔を略等しい間隔に配置することが望ましく、ビームスポットの間隔を略等間隔に配置することによって、上述したようにクロストーク、符号間干渉を抑制することができる。例えば、図9Bに示す例において、各素子の発光端の間隔を略等しくし、その中央位置に他の半導体レーザ素子の一方の発光端が配置されるように調整することによって、各半導体レーザ素子の発光端間隔の2分の1の間隔のビームスポットを得ることができる。
図13は、記録再生用のビームスポット32を3本とし、そのうちの中央のビームスポットにギャップ検出用ビームスポット33を重ねた場合を示す。
また、図14は、記録再生用のビームスポット32を4本として、内側の2本のビームスポットにギャップ検出用ビームスポット33を一部重ねた場合を示す。
図15は、記録再生用のビームスポット32を5本として、中央のビームスポットにギャップ検出用ビームスポット33を重ねた場合を示す。
図12〜図15において、図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
このようなビームスポットを照射する光ピックアップ装置としては、前述の図11において説明した光ピックアップ装置において、光源40をマルチビーム出射光源として、受光素子20として複数の受光部を有するフォトディテクタを用いる構成とすることができる。
このように、記録再生領域の複数位置にギャップ検出用ビームスポットを照射する構成とすることによって、特に3本以上の多数の記録再生用のビームスポットを照射する場合に、各スポットの近傍のギャップ制御を確実に精度良く行うことができる。
また、複数のギャップ検出用ビームスポットの戻り光量を利用して、近接場光照射手段例えばSIL端面と光記録媒体の表面との傾きを検出することができ、これを利用してチルト制御を行うことによって、より安定した記録再生を行うことが可能となる。
図20に示す例においては、2つの記録再生用のビームスポット32を光記録媒体の案内トラック31を挟んだ両側に配置し、その略中央位置にギャップ検出用ビームスポット33を配置した場合を示す。
図21は、5つのビームスポットを用いる場合で、各ビームスポットを略等間隔に配置して、その中央位置にギャップ検出用ビームスポット33を配置した場合を示す。図20及び21において、図3と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この場合、記録トラックをシングルスパイラル状に形成した場合を示すが、ダブルスパイラル状に設けることもできることは、前述の各例と同様である。
例えば図22に光記録媒体の一例の要部の拡大断面図を示すように、例えば案内トラック31が溝状とされ、媒体表面60からの深さがhである場合、近接場光照射手段2の端面と媒体表面60、すなわち記録面61との間隔は、記録再生用のビームスポット32の照射位置においてはg1、案内トラック31上のギャップ検出用ビームスポット33の照射位置においてはg2となり、その差はhとなる。
一方、図24に示すように案内トラック31がランド状とされる場合は、記録再生用のビームスポット32の照射位置の方が、ギャップ検出用ビームスポット33の照射位置よりも近接場光照射手段2の端面から高さh離間する。したがって、この場合は図25にギャップに対する全反射戻り光量の関係を示すように、ギャップ検出用ビームスポット(A)で検出されるギャップg2に対し、記録再生用のビームスポット(B)の照射位置のギャップg1は、g2+hで与えられる。
なお、前述したように、案内トラックの間の記録再生領域に記録再生用のビームスポットとギャップ検出用ビームスポットとを配置する場合は、そのギャップが略同一であるため、案内トラックの高さ(又は深さ)のばらつきによるギャップ検出誤差を抑制することができ、より精度よくギャップを検出することができるという利点を有する。
図26〜図35において、図12と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。なお、以上の各図においては、記録再生用のビームスポット32を2つ配置し、その略中央位置にギャップ検出用ビームスポット33を設けた例を示したが、ビームスポットの配置はこの例に限定されるものではなく、その他前述の各ビーム本数、またギャップ検出用ビームスポットを記録再生領域内に配置する場合、案内トラック上に配置する場合においても同様であることはいうまでもない。
これら全ての場合において、上述したように、ピット、ウォブルが部分的或いは連続的に設けられる場合においても、ギャップ検出を精度良く行ってニアフィールド記録再生の安定性を高めることができる。
図35においては、案内トラック31の一部に高速ブランキング部を設ける場合で、光記録媒体を製造するにあたり、その原盤に電子線描画装置によって案内トラックに対応するパターンを電子線記録いわゆるカッティングを行う際に、部分的に例えばその内周側と外周側に振る高速ブランキングによって記録再生領域30の内側領域にピット状の案内トラックパターンを形成する。このような光学記録を行って作製した原盤から光記録媒体を作成すると、図35に示すように、案内トラック31の一部の断続的パターンとして内周側又は外周側にピット状トラックとして高速ブランキング部31Ai、31Aoが形成される。高速ブランキングの振幅を適切に選定することによって、図示の例のように、記録再生領域に照射されるビームスポット32の両側に高速ブランキング部31Ai又は31Aoが配置され、これにより良好にトラッキングを行うことができて、より安定した記録再生を行うことが可能となる。また、案内トラック中央部のビームスポットに対してもピットを形成することが可能となる。
また、図41A及びBに示すように、案内トラック31が凹形状又は凸形状とされ、且つ記録面が2層構成とされて第1及び第2の記録面61A及び61Bが設けられる場合、更に、図42A及びBに同様に示すように、これら2層構成とされる記録面のうち表面側の第2の記録面61Bの上に平坦化層66が設けられる場合も同様である。
また、図43及び44においては、基板65の表面及び裏面に案内トラック31と記録面61が設けられる場合を示し、それぞれ図43A及びBにおいては案内トラック31が凹形状又は凸形状とされる場合であり、図44A及びBにおいては、これら凹形状又は凸形状の案内トラック31の上に平坦化層66が設けられる場合を示す。これらの各種基板形状、記録面構成とする光記録媒体に本発明による光記録再生方法を適用することが可能である。
図46は、案内トラック31の間に第1及び第2のビームスポット32A及び32Bを配置した場合の概略構成を示し、これらビームの間隔をx12、光記録媒体に形成されたピットの開始間隔をy12とする。矢印Cはビーム進行方向を示す。
図46に示すように、ビーム間隔x12とピット開始間隔y12とが略同一である場合は、図47に各ビームのピット再生信号を模式的に示すように、第1及び第2のビームによるピット信号の開始時刻t1とt2とは略同時となって、時間差Δtは略0、ビーム配置間隔x12=ピット開始間隔y12となる。
つまり、この場合図52に示すように、記録信号34の記録及び/又は再生開始位置の直前の所定位置にピット31Aを案内トラック31に配置して、信号の再生状態を図53に示すように、第2のビームによるピット信号SPの再生後Δt時間後に第1のビームによる記録再生信号SRWの記録及び/又は再生が開始されるように制御する。
この場合も、図56に示すように、記録信号34の記録及び/又は再生開始位置の直前の所定位置にピット31Aを案内トラック31に配置して、信号の再生状態を図57に示すように、第1のビームによるピット信号SPの再生後Δt時間後に第2のビームによる記録再生信号SRWの記録及び/又は再生を開始するように制御する。
この場合、図59にピット及び記録マークの記録再生信号を模式的に示すように、第1と第3のビームスポットの間隔x13がピット開始間隔y12と略等しく、また第2のビームスポットが第1及び第3のビームスポットの略中央に位置する場合、第1及び第3のビームによるピットの再生信号SPは略同時に開始し、その後第1〜第3のビームによる記録再生信号SRWが略同時に開始する。すなわち、x12=x23となる。
なお、図60及び図61においては、第1及び第3のビーム間隔x13がピット開始間隔y12と略同位置とされる場合であるが、これらの大小関係がずれる場合においては、前述の図50〜図57において説明した方法によって、ビーム間隔を調整することができる。
同様に、図63に示すように、ビームスポットを5本配置する場合においても図63に示すように、それぞれビームスポットの記録再生開始時刻の差Δt12、Δt23、Δt34、Δt45からそれぞれずれ量を求め、これらからビーム配置間隔を算出することができることは同様である。
このように4本以上のビームを配置する場合においても、ピット開始位置から各スポットの配置位置を算出することができるものであるが、両端のビーム配置間隔とピット開始間隔が異なる場合についても、前述の図50〜57において説明した例と同様の方法をもって、各ビームスポットの配置位置を算出することができる。
このように、複数のビームスポットを案内トラックに沿う位置以外に設ける場合においても、そのビームスポット配置位置を精度良く算出することができて、記録再生信号の同期を容易にとることができて、高転送レートで安定したニアフィールド記録再生が可能となる。
図64は、本発明による光ピックアップ装置の一例の要部の概略構成図であり、この例においては、近接場光照射手段2としてソリッドイマージョンレンズ(SIL)を用いた場合を示す。光記録媒体1に対し、ソリッドイマージョンレンズより成る近接場光照射手段2、光学レンズ3をこの順に光軸を合致させて配置して集光レンズ70を構成する。ソリッドイマージョンレンズ2は、例えば半径rの超半球状とされ、その光軸に沿う厚さは、r(1+1/n)とされる。このような構成とすることによって、光学レンズ3の開口数NAを超える高開口数の集光レンズ70を提供することができる。
なお、実際にはソリッドイマージョンレンズより成る近接場光照射手段2と光記録媒体1とは互いに接触してはいないが、これら近接場光照射手段2及び光記録媒体1の間隔は近接場光照射手段2のソリッドイマージョンレンズの厚さと比較して十分に小さいため図64〜図66においてはその間隔を省略して示す。
そして、図示しない光源及びフォトディテクタと、これら集光レンズ70との間に、例えば第1及び第2のビームスプリッタ71及び72が配置される。光記録媒体1は、例えばディスク状であれば、図示を省略するスピンドルモータに装着され、所定の回転数で回転される。
これら集光レンズ13の制御駆動手段の形態を次に示す。
図65は、制御駆動手段として2軸アクチュエータを用いた光学ピックアップ装置の一例の概略構成図である。図65に示すように、集光レンズ70は、そのソリッドイマージョンレンズ等より成る近接場光照射手段2及び光学レンズ3の光軸を合致させて保持部73に固定され、この保持部73がフォーカシング方向及び/又はトラッキング方向に制御駆動される2軸ピックアップ76に固着されている。2軸ピックアップ76は、集光レンズ70をトラッキング方向に制御駆動させるトラッキング用コイル75と、フォーカシング方向に制御駆動させるフォーカシング用コイル74とより構成される。
また、この2軸ピックアップ76において、トラッキング方向に戻り光量をモニタし、その位置情報をフィードバックすることにより、集光スポットを所望の記録トラックに移動させることが可能である。
また、このソリッドイマージョンレンズと、光記録媒体のギャップ間隔は前述したように数十nm程度とされるので、レンズと光記録媒体の機械的な傾きマージンを確保するために、図66Aに概略側面図、図66Bに先端側の概略平面図を示すように、レンズのレーザ入射角度に対してこれを遮らない範囲で、円錐形状等に加工されていると好適である。図中一点鎖線eは光軸を示す。図66の例においては、球状部81とは反対側の先端側を円錐形状とし、その先端部82を平面状とした場合を示す。
また、図67A及びBに側面図及び平面図を示すように、先端部82を、一点鎖線fで示す半径r/nの球に略外接する形状としても良い。図67A及びBにおいて、図66A及びBと対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この場合、その先端部の拡大断面構成を図68に示すように、入射光の光軸が矢印Li1〜Li3で示すようにレンズの光軸からずれた場合においても、レンズ内を通過する光の光路長が略変わらないため、先端部82において光を略集光することができる。したがって、記録再生を安定して行うことができ、また光記録媒体1との間隔gを検出するにあたっても光軸調整のばらつきによる変動を抑えることができ、組立精度を緩和することができるという利点を有する。
なお、光磁気記録媒体に対するニアフィールド光記録再生方式においては、記録時もしくは/且つ再生時に磁界が必要になることから、ソリッドイマージョンレンズの対物面の一部に磁気コイル等を取り付けて構成してもよい。
また、これら光学レンズ材料は、アモルファス構造、もしくは単結晶の場合には立方晶構造であることが、望ましい。光学レンズ材料がアモルファス構造、もしくは立方晶構造である場合、従来のボール研磨方法や装置が利用可能である。更に、材料の方位を気にすることなく、光学レンズ作製のためのエッチングプロセスやポリッシングプロセスを容易に適用することができる。
(1)実施例1
実施例1として、図71に示すように、ビームスポット32を案内トラック31の間に2本配置してニアフィールド光記録再生を行った。光源として用いたレーザの波長を410nm、案内トラック31の延在する方向に沿うタンジェンシャル方向のビーム間隔を140nm、ラジアル方向のビーム間隔を3.5μmとし、案内トラックを溝状として、この記録案内溝の間隔を280nm、案内溝幅を49nm、記録面幅を231nmとした。また、この場合の光記録媒体1の拡大斜視図を図72に示す。
このような光ピックアップ装置によって、図73に示す相変化記録構成の光記録媒体1を用いて高転送レートで安定した記録再生を行うことができた。この例においては、ポリカーボネート基板90上に、Ag合金層91、SiN層92、ZnS−SiO2 層93、GeSbTe層94、ZnS−SiO2 層95、SiN層96を順次積層して光記録媒体を構成し、良好な記録再生特性を得ることができた。
次に、実施例2として、ビーム本数を3本とし、記録再生用、及びトラッキング用の2本のレーザの波長を410nm、タンジェンシャル方向のビーム間隔を140nm、ラジアル方向のビーム間隔を3.5μmとし、またギャップサーボ用の1本のレーザ波長を650nmとし、そのビームスポットを案内トラックの溝間の中央に配置してニアフィールド光記録再生を行った。この場合の光ピックアップ装置のビーム配置態様を図74に示す。この例においても、案内トラックの間隔を280nm、案内溝幅を49nm、記録面幅を231nmとして、図73に示す積層構成として光記録媒体を構成した。
この場合においても、その2つの記録再生用のビームスポットが、案内トラックの間隔に対して対称に配置され、且つ案内トラックに隣接して配置されているため、安定して記録トラックを追従でき、またピットやウォブルなどからの安定した信号も得ることができる。また、2つの記録再生信号を、ひとつのスパイラル状の記録面に記録できるので、ディスクを高速に回転させなくても、記録再生の高転送レート化が可能となる。また、実施例2では、記録再生用、及びトラッキング用の2本のレーザとは別に、ギャップサーボ用の1本のレーザを同じ記録再生領域の略中央位置に配置しているので、特に記録中でも安定してギャップサーボの制御が可能となる。すなわち、従来困難であった高転送の記録再生信号の安定した記録再生が可能となり、良好な記録再生特性を得ることができた。
また、近接場光照射手段としては、上述のソリッドイマージョンレンズの他、多角形状のミラーを利用したソリッドイマージョンミラー(SIM)を用いるなど、種々の手段を用いることが可能である。
また、複数のビームを出射する光源としてマルチビーム半導体レーザを用いる例について説明したが、その他回折格子等の光分離手段を用いて一つの光源から出射された光を分離して複数のビームスポットを配置することも可能である。
また、複数のビームスポットを、上述したように記録再生用とギャップ検出用とに分離することにより、ソリッドイマージョンレンズ等の近接場光照射手段と光記録媒体とのギャップ間隔制御が優れており、光記録媒体に対する記録再生の安定性を高めることが可能となる。すなわち、本発明によるニアフィールド光記録媒体、ニアフィールド光ピックアップ装置、ニアフィールド光記録再生装置を用いれば、開口数が大なる集光レンズを用いるニアフィールド記録再生において、高転送レート化を容易に得ることが可能となる。したがって、今後の光記録媒体の高密度化大容量化に対応し得る高転送レートが可能で且つ記録再生特性に優れた光記録再生方法、光ピックアップ装置、光記録再生装置、光記録媒体の提供が可能となる。
Claims (50)
- 光記録媒体に近接場光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生方法であって、
上記光記録媒体の案内トラックに挟まれた記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットを配置して記録及び/又は再生を行う
ことを特徴とする光記録再生方法。 - 上記ビームスポットのうち少なくとも1つ、又はこれとは別に設けるビームスポットを、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットとする
ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。 - 上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射する
ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項3記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項4記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項2記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項3記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項4記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項5記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項6記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項7記載の光記録再生方法。 - 光源からの光を少なくとも近接場光照射手段を用いて光記録媒体に照射する光ピックアップ装置であって、
上記光記録媒体の案内トラックに挟まれた記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットを配置する
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 上記ビームスポットのうち少なくとも1つ、又はこれとは別に設けられるビームスポットが、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットとされる
ことを特徴とする請求項15記載の光ピックアップ装置。 - 上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射する
ことを特徴とする請求項16記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項15記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項16記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項17記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックの間の記録再生領域の略中央位置、もしくは該中央位置から対称な位置に、上記ギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項18記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項15記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項16記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項17記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項18記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項19記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項20記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項21記載の光ピックアップ装置。 - 光源からの光を少なくとも近接場光照射手段を用いて光記録媒体に照射して記録及び/又は再生がなされる光記録再生装置において、
上記光記録媒体の案内トラックに挟まれた記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットが配置される
ことを特徴とする光記録再生装置。 - 近接場光が照射されて記録及び/又は再生がなされる光記録媒体であって、
案内トラックに挟まれた領域に、同期して記録及び/又は再生がなされる2以上の記録トラックが設けられて成る
ことを特徴とする光記録媒体。 - 光記録媒体に近接場光を照射して記録及び/又は再生を行う光記録再生方法であって、
上記光記録媒体の案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットを配置して記録及び/又は再生を行うとともに、
上記案内トラック上に、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットを配置する
ことを特徴とする光記録再生方法。 - 上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとを、少なくとも異なる波長の光を用いて照射する
ことを特徴とする請求項31記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項31記載の光記録再生方法。 - 上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットを配置する
ことを特徴とする請求項32記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項31記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項32記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項33記載の光記録再生方法。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項34記載の光記録再生方法。 - 光源からの光を少なくとも近接場光照射手段を用いて光記録媒体に照射する光ピックアップ装置であって、
上記光記録媒体の案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットを配置して記録及び/又は再生が行われるとともに、
上記案内トラック上に、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットが配置される
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 上記記録再生用のビームスポットと、上記ギャップ検出用ビームスポットとが、少なくとも異なる波長の光を用いて照射される
ことを特徴とする請求項39記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットが配置される
ことを特徴とする請求項39記載の光ピックアップ装置。 - 上記案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、略等間隔に少なくとも上記記録再生用のビームスポットが配置される
ことを特徴とする請求項40記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔が算出される
ことを特徴とする請求項39記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項40記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項41記載の光ピックアップ装置。 - 上記光記録媒体に配置された案内トラック、ピット、ウォブル、記録マークのいずれかの開始間隔距離を利用して、上記2以上の記録再生用のビームスポットのビーム配置間隔を算出する
ことを特徴とする請求項42記載の光ピックアップ装置。 - 光源からの光を少なくとも近接場光照射手段を用いて光記録媒体に照射して記録及び/又は再生がなされる光記録再生装置において、
上記光記録媒体の案内トラックを挟んだ両側の記録再生領域に、2以上の記録再生用のビームスポットを配置して記録及び/又は再生が行われるとともに、
上記案内トラック上に、近接場光照射手段と上記光記録媒体の表面との間隔を検出するギャップ検出用ビームスポットが配置される
ことを特徴とする光記録再生装置。 - 近接場光による記録及び/又は再生がなされる光記録媒体の製造方法であって、
上記光記録媒体の作製に用いる光記録媒体用原盤の案内トラック、ピット、ウォブルの少なくとも一部を、電子線描画装置による高速ブランキング描画を用いて形成する
ことを特徴とする光記録媒体の製造方法。 - 半導体レーザが2以上積層され、
少なくともその1つの半導体レーザが2以上の発光端を有し、
上記各半導体レーザの全発光端のうち少なくとも1つの発光端が、他の発光端の配列の両端を結ぶ線の略中央位置に配置されるか、もしくは2以上の発光端が、該中央位置から対称な位置に配置されて成る
ことを特徴とする半導体レーザ装置。 - 上記略中央位置に配置される発光端、もしくは該中央位置から対称な位置に配置されて成る発光端を有する半導体レーザは、他の発光端を有する半導体レーザとは異なる波長のレーザ光を発振する
ことを特徴とする請求項49記載の半導体レーザ装置。
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