JP2009506266A - 自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチの作動装置 - Google Patents
自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチの作動装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009506266A JP2009506266A JP2008527344A JP2008527344A JP2009506266A JP 2009506266 A JP2009506266 A JP 2009506266A JP 2008527344 A JP2008527344 A JP 2008527344A JP 2008527344 A JP2008527344 A JP 2008527344A JP 2009506266 A JP2009506266 A JP 2009506266A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- regulator
- valve
- actuator
- diaphragm spring
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 21
- 230000003321 amplification Effects 0.000 claims description 15
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 claims description 15
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/12—Details not specific to one of the before-mentioned types
- F16D25/14—Fluid pressure control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D48/00—External control of clutches
- F16D48/02—Control by fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/10—System to be controlled
- F16D2500/102—Actuator
- F16D2500/1028—Pneumatic
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/10—System to be controlled
- F16D2500/104—Clutch
- F16D2500/10443—Clutch type
- F16D2500/1045—Friction clutch
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/30—Signal inputs
- F16D2500/302—Signal inputs from the actuator
- F16D2500/3026—Stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/70—Details about the implementation of the control system
- F16D2500/702—Look-up tables
- F16D2500/70205—Clutch actuator
- F16D2500/70235—Displacement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/70—Details about the implementation of the control system
- F16D2500/704—Output parameters from the control unit; Target parameters to be controlled
- F16D2500/70402—Actuator parameters
- F16D2500/70404—Force
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2500/00—External control of clutches by electric or electronic means
- F16D2500/70—Details about the implementation of the control system
- F16D2500/704—Output parameters from the control unit; Target parameters to be controlled
- F16D2500/70402—Actuator parameters
- F16D2500/70406—Pressure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
本発明は、空気式、油圧式、または、電子式のアクチュエータ(24)によって自動車のダイヤフラムスプリングクラッチ(20)を作動するための装置に関している。当該装置は、アクチュエータ(24)の上流側に取り付けられたレギュレータを備えており、その出力制御変数がアクチュエータ(24)を起動させるようになっている。当該レギュレータは、ダイヤフラムスプリングに典型的な解放過程における解放力の大きな非線形性、を補償するために用いられる。前記レギュレータの特性曲線の経過は、対応して適用されるアクチュエータ(24)の制御によって(ダイヤフラムスプリングの)解放力の非線形な経過が少なくともほぼ補償され、解放力が解放過程の全体において略一定である、というように設計されている。
Description
本発明は、特許請求の範囲の請求項1の上位概念部分に対応する、自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチの作動装置に関している。
ダイヤフラムスプリングクラッチは、しばしば、自動車の自動変速機と組み合わさって、発進クラッチとして利用されている。そこでは、ダイヤフラムスプリングが、その押圧力を提供すべく利用され、圧力プレートと摩擦ライニングが設けられたクラッチディスクとが互いに摩擦係合にもたらされている。クラッチを解放するためには、圧力プレートが、それに付随のクラッチディスクから持ち上げられなければらない。従って、圧力プレートに荷重をかけているダイヤフラムスプリングが、そこから適用されている押圧力に対抗して、調整されなければならない。実際上は、アクチュエータによって移動されるクラッチ解放要素が、好適なレバーアームを介して、ダイヤフラムスプリングに作用する。これにより、解放要素から調達するべき解放力は、多分、ダイヤフラムスプリングから適用される押圧力よりも小さい。
アクチュエータは、前置されるレギュレータによって作動される。当該レギュレータは、アクチュエータのために制御量を供給する。シングルディスク−ドライクラッチ及びマルチディスク−ドライクラッチ並びに引っ張られて押されるクラッチとの相違については、ここでは取り上げない。なぜなら、これら全てのクラッチタイプにおいて、作動原理は同一であり、以下に説明する欠点を同様に伴うからである。自動車技術においては空気式または油圧式のアクチュエータが主に利用されているが、アクチュエータとしては、基本的に、空気式、油圧式、または、電子式の駆動装置が考慮に入れられる。
自動車クラッチとの組み合わせにおけるダイヤフラムスプリングの基本的な欠点は、その激しく非線形性な解放力特性、すなわち、解放過程に亘る解放力の経過である。この解放力特性は、大変に急勾配な経過が平坦な経過と入れ替わることによって特徴付けられている。急勾配な経過では、所定の解放過程において大変に大きく解放力が変わる。平坦な経過では、広範は解放過程に亘って、本質的に力の変動が生じない。
解放力は、この解放力特性に対応して、解放過程に依存して非線形である。この非線形な解放力は、行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)が解放過程ないし解放要素及びアクチュエータの解放位置に依存して変わる、ということを導く。用語「行程調整量(行程増幅)」によって、制御行程(Regelstrecke)の、アクチュエータの所定の制御量についての応答が表されている。制御行程は、例えば、ダイヤフラムスプリング、解放力ベアリング、解放力フォーク及びアクチュエータを含んでいる。制御行程の、所定の制御量についての応答は、従って、位置(状態)に依存して可変である。
これらの事実が、例えばレギュレータ設計において、考慮されない時、(適正量より)小さな行程調整量(行程増幅)のために、大変に緩慢な制御応答となってしまう、あるいは、(適正量より)大きな行程調整量(行程増幅)のために、レギュレータが制御に振動をもたらしてしまう。
このような背景の下で、本発明は、解放過程の全体に亘って行程調整量(行程増幅)が少なくともほぼ同一で、ある値をとり、それによって制御特性が緩慢になることも振動することもないような、自動車のダイヤフラムスプリングクラッチを作動させるための装置を提供することを課題としている。
この課題の解決は、主たる請求項の特徴部分によって達成される。本発明の有利な実施の形態ないし更なる実施の形態が、下位の請求項から理解できる。
本発明は、行程調整量(行程増幅)、すなわち、制御行程の制御量に対する応答は、一方では、解放過程の所定のポイントでそれぞれの解放力に依存するが、しかし他方では、当該ポイントで作用するアクチュエータの制御量にも依存するため、制御力の対応する修正によって行程調整量(行程増幅)を前述の課題の観点で影響させる、乃至、合目的的に継続させることが可能であるにちがいない、という認識に基づいている。
そして、本発明は、空気式、油圧式、または、電子式のアクチュエータによって自動車のダイヤフラムスプリングクラッチを作動するための装置から由来する。ここで、当該装置は、アクチュエータに前置されたレギュレータを備えており、当該レギュレータの出力制御量が、前記アクチュエータを駆動させるようになっている。
前記課題を解決するために、以下のような特徴を有するレギュレータが適用されること、が提案される。すなわち、レギュレータの特性曲線の経過(入力設定値についての出力制御量)は、ダイヤフラムスプリングに特有の非線形の解放力の経過(解放過程に亘る解放力)が、行程調整量(行程増幅)が少なくともほぼ同一であって制御特性が緩慢になることも振動することもない、というように補償される、というように設計される。
所望の特性曲線の経過を有するようにレギュレータを設計することは、技術的に可能である。従って、この態様には、ダイヤフラムスプリングの解放力特性とレギュレータの好適な特性線との重畳によって、解放力特性の非線形の経過を補償して、行程調整量(行程増幅)に所望の特性を与える、という可能性がある。
さらに前述のように、ダイヤフラムスプリングクラッチを作動させるための装置は、一般には、空気式または油圧式のアクチュエータが装備されており、当該アクチュエータは、制御される入力側の弁装置と制御される出力側の弁装置とを介して作動されるようになっている。このような装置において、本発明の好適な実施の形態によれば、レギュレータは、クラッチの解放位置にそれぞれ依存して、アクチュエータの弁装置に対して、所定の特性曲線に対応して制御量を出力する、というように設計される。
レギュレータの制御量とレギュレータによって作動されるアクチュエータの制御量(調整量)とは、従って、解放過程の各ポイントにおいて、結果的に得られる行程調整量(行程増幅)が全体の解放過程に亘って少なくともほぼ同一であって所望の値を有する、という状態にある(という状態が得られるような値である)。
制御される入力側の弁装置と制御される出力側の弁装置とを介して作動される空気式または油圧式のアクチュエータを有する装置において、流体流量のための可能な限り大きい領域を得るために、2以上の並列配置された独立制御可能な弁を有する弁装置を用いることは、既に知られている。そのような弁は、流体流量を高めるために、段階的に活性化される(動作状態とされる)。切換ポイントにおける流体流量の急激な変化とこれに伴う制御装置の制御量の急激な変化を回避するために、本発明の更なる実施の形態によれば、弁装置の個々の弁の動作状態への切換(Zuschalten)及び非動作状態への切換(Wegschalten)の際に、それぞれの(他の)活性(動作状態)の弁すなわちその流量が、対応して設計されたレギュレータの特性線によって、結果的に得られる行程調整量(行程増幅)が切換ポイントにおいて変わらない、というように制御される。
本発明の好適な実施の形態によれば、各弁装置は、より大きな絞り断面を有する第1弁と、より小さな絞り断面を有する第2弁と、を有しており、レギュレータの所定の制御量の上方では、両方の弁が活性であり、当該制御量の下方では、第2弁だけが活性である。弁制御が切換の際に変更されなければならない値というのは、物理的な弁のパラメータ(絞り直径等)から計算され得る。(レギュレータの所定の制御量の下方の)より小さい制御量の場合、より小さい絞り直径の弁のみが作動されることによって、レギュレータの調和(Reglerabstimmung)に悪影響を与えることなく、本質的に正確な位置決めが可能とされる。
本発明の好適な実施の形態によれば、弁装置の弁は、それぞれ、制御可能なパルス周波数を有する2−ポジション弁である。弁の流量は、従って、弁の通流断面を変更することではなくて、単位時間あたりの開閉サイクルの数によって、制御される。このような弁は、構造的に簡単な構成と制御技術的に簡単な操作とによって、高い機能安定性及び機能正確性を有する。
結果として得られるシステムの行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)は、入力側の弁装置の供給圧力を変えることによっても影響され得る。そのような場合、本発明の更なる実施の形態によれば、レギュレータの特性曲線の経過は、クラッチの解放過程(解放プロセス)に亘って変化する入力側の弁装置の供給圧力が、同様に行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)を同一に維持するように補償される、というように設計される。レギュレータの制御量もまた、当該供給圧力に依存して修正される。
ダイヤフラムスプリングの非線形性を補償するための特性線は、本発明の更なる実施の形態によれば、レギュレータのパラメータに直接的に作用して、クラッチの解放過程に亘って行程調整量(行程増幅)が同一に維持されるように、当該レギュレータのパラメータを変更する。
本発明は、実施の形態に基づいて、更に説明される。このために、図面の説明が添付される。
図1は、従来の、締結された状態の、自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチである。
図2は、解放された状態の、図1のダイヤフラムスプリングクラッチである。
図3は、図1及び図2のダイヤフラムスプリングクラッチの、解放力特性線の図(グラフ))である。
図4は、空圧式のアクチュエータを用いた、ダイヤフラムスプリングクラッチを作動するための装置の、概略構成図である。
図1は、従来の構造を有するダイヤフラムスプリングクラッチ2の縦断面図である。ダイヤフラムスプリングクラッチ2は、クランクシャフト3に結合されたフライホイール4を含んでいる。フライホイール4は、かご状の結合部材6を介して、ダイヤフラムスプリング8を支持している。ダイヤフラムスプリング8は、略環状に形成されている。ダイヤフラムスプリング8は、その外周において、結合部材6と結合されている。当該外周から径方向に内方(のある箇所)で、圧力リング10がダイヤフラムスプリング8に固定されている。圧力リング10は、図1に示されたクラッチの係合位置では、クラッチディスク12に当接していて、これをフライホイール4に押圧していて、フライホイール4に結合された圧力リング10とクラッチディスク12との間に摩擦係合を形成している。クラッチディスク12は、変速機入力軸14と固く結合されており、図1に示されたクラッチ2の係合位置では、変速機入力軸14はクランクシャフト3と回転結合している。
ダイヤフラムスプリング8は、中央開口16を有している。当該開口を、不図示のアクチュエータと結合された解放要素18が貫通して延びている。解放要素18は、図2に基づいて以下に説明されるように、クラッチを解放するために作用する。
図2は、解放状態のダイヤフラムスプリングクラッチ2を示している。解放要素18は、解放過程(解放プロセス)aの際に、右側に移動されて、ダイヤフラムスプリング8及びこれに結合された圧力リング10をピックアップ状態に維持する。これにより、圧力リング10とクラッチディスク12との間の摩擦係合がもはや存在しなくなり、すなわち、クラッチ2が解放される。
解放要素18を図1に示された位置から図2に示された位置にまで移動させるために、不図示のアクチュエータから、解放力Fが適用される。
図3は、解放過程aに亘っての解放力Fの経過を示している。それは、左から右に向かって、クラッチ2の係合の際の解放要素18の移動(量)に対応している。ポイントP1は、図1に示された状態、すなわち、係合状態に対応している。ここでは、解放要素18は、ダイヤフラムスプリング8に全く力を伝達しない。一方、経過曲線kのポイントP2は、図2の状態に対応している。ここでは、解放要素18は、ダイヤフラムスプリング8に強い解放力を提供している。
経過曲線kは、明らかに顕著に非線形である。このことは、ダイヤフラムスプリングにとっては典型的なことである。好適な補償が無ければ、この経過曲線kは、結果として、詳細に前述されたように、行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)、すなわち制御行程の同一の制御量に対する応答、が解放経過に亘って変化する、ということを伴う。
ここで、解放過程に亘って同一の行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)となるような補償が、アクチュエータに前置されたレギュレータによって行われる。
図4は、ダイヤフラムスプリング22を有するダイヤフラムスプリングクラッチ20を概略的に示している。ダイヤフラムスプリングクラッチ20は、図1及び図2を参照して説明されたのと同様に、空気圧式のアクチュエータ24によって作動され得る。空圧式のアクチュエータ24は、制御可能な入力側弁装置26と、制御可能な出力側弁装置28と、によって駆動される。
入力側弁装置26は、二つの2−ポジション弁30、32を有している。それらの開閉周波数は、制御可能である。弁30は、より小さい絞り断面を有しており、弁32は、より大きい絞り断面を有している。
同様に、出力側弁装置28は、二つの2−ポジション弁34、36を有している。弁34は、より小さい絞り断面を有しており、弁36は、より大きい絞り断面を有している。
入力側弁装置26は、圧縮空気源38に接続されており、圧縮空気源38は、空圧式のアクチュエータ24の制御のために必要な供給空気を、所定の供給圧力で供給する。
前述されたように、ダイヤフラムスプリングクラッチ20の解放のために、アクチュエータ24が、ダイヤフラムスプリング22の力に対抗して、制御される。すなわち、アクチュエータ24のシリンダが、入力側弁装置26によって、圧縮空気を供給される。レギュレータの制御量が所定値よりも大きい時、両方の弁30、32が作動される。レギュレータの制御量が所定値よりも小さくなれば、より小さい絞り断面を有する弁30だけが作動される。
この段階で、行程調整量(行程増幅)が急激に変わらないためには、弁制御量、この場合には弁30の弁周波数は、撤回される弁32の流量に対応して、修正される。これにより、流量は、それまで両方の弁で得られていた流量が連続的に継続される。弁制御が切換の際に変更されなければならない値というのは、物理的な弁のパラメータ(絞り直径等)から計算され得る。
より小さい制御量(所定のしきい値より下方の制御量)の場合、より小さい絞り直径の弁のみが作動されることによって、レギュレータの調和(Reglerabstimmung)に悪影響を与えることなく、本質的に(かなり)正確な位置決めが可能とされる。
ダイヤフラムスプリングクラッチ20の締結のためには、アクチュエータ24のシリンダに存在する圧力空気が、出口側弁装置28を介して、同様の態様で制御されながら排出される。
Claims (7)
- 空気式、油圧式、または、電子式のアクチュエータによって自動車のダイヤフラムスプリングクラッチ(2)を作動するための装置であって、
アクチュエータに前置されたレギュレータを備えており、
当該レギュレータの出力制御量が、前記アクチュエータを駆動させるようになっており、
前記レギュレータの特性曲線の経過(入力設定値についての出力制御量)は、ダイヤフラムスプリング(8)に特有の非線形の解放力(F)の経過(K)(解放過程に亘る解放力)が、対応して適用されるアクチュエータの制御を介して、少なくともほぼ補償される、というように設計されている
ことを特徴とする装置。 - 空気式、油圧式、または、電子式のアクチュエータは、空気式または油圧式のアクチュエータであり、制御される入力側の弁装置と制御される出力側の弁装置とを介して作動されるようになっており、
前記レギュレータは、クラッチ(2)の解放位置にそれぞれ依存して、アクチュエータ(24)の弁装置(26、28)に対して、所定の特性曲線に対応して制御量を出力する、というように設計されている
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。 - 前記弁装置は、それぞれ、2以上の並列配置された独立制御可能な弁を有しており、
弁装置(26;28)の個々の弁(30、32;34,36)の動作状態への切換及び非動作状態への切換の際に、それぞれの活性(動作状態)の弁は、そこから得られる行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)を切換ポイント(Umschaltpunkt)で変えない、というように制御される
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 各弁装置(26;28)は、より大きな絞り断面を有する第1弁(32;36)と、より小さな絞り断面を有する第2弁(30;34)と、を有しており、
レギュレータの所定の制御量の上方では、両方の弁(30、32;34,36)が活性であり、当該制御量の下方では、第2弁(30;34)だけが活性である
ことを特徴とする請求項3に記載の装置。 - 弁(30、32;34,36)は、それぞれ、開閉周波数を制御可能な2−ポジション弁である
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の装置。 - 前記レギュレータの特性曲線の経過は、クラッチ(20)の解放経過に亘って変化する入力側の弁装置(26)の供給圧力が、行程調整量(行程増幅)(Streckenverstaerkung)を同一に維持するように補償される、というように設計されている
ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の装置。 - 前記レギュレータの特性曲線は、レギュレータパラメータに直接的に作用する
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102005039922A DE102005039922A1 (de) | 2005-08-24 | 2005-08-24 | Einrichtung zum Betätigen einer Membranfederkupplung für Fahrzeuge |
PCT/EP2006/007984 WO2007022889A2 (de) | 2005-08-24 | 2006-08-11 | Einrichtung zum betätigen einer membranfederkupplung für fahrzeuge |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009506266A true JP2009506266A (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=37735347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008527344A Withdrawn JP2009506266A (ja) | 2005-08-24 | 2006-08-11 | 自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチの作動装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8002100B2 (ja) |
EP (1) | EP1917449B1 (ja) |
JP (1) | JP2009506266A (ja) |
KR (1) | KR20080037701A (ja) |
CN (1) | CN101248285B (ja) |
BR (1) | BRPI0615015A2 (ja) |
DE (1) | DE102005039922A1 (ja) |
RU (1) | RU2415316C2 (ja) |
WO (1) | WO2007022889A2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211935A (ja) | 2006-02-10 | 2007-08-23 | Toyota Motor Corp | 自動クラッチの制御装置 |
DE102008000882A1 (de) * | 2008-03-31 | 2009-10-01 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur Ansteuerung eines Betätigungsmittels |
DE102008001682A1 (de) | 2008-05-09 | 2009-11-12 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur Steuerung einer automatisierten Reibungskupplung |
DE102010041187A1 (de) | 2010-09-22 | 2012-03-22 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zum Betätigen einer Baugruppe eines Getriebes |
DE102012220496A1 (de) * | 2012-11-09 | 2014-05-15 | Zf Friedrichshafen Ag | Verfahren zur Steuerung einer automatisierten Reibungskupplung |
CN103573864A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-02-12 | 清华大学 | 航空活塞发动机膜片式离合器电控液力操纵系统 |
DE102014216578A1 (de) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | Zf Friedrichshafen Ag | Anordnung zum Sperren und Freigeben einer Schaltposition eines Schaltelementes |
US11592066B2 (en) | 2020-05-11 | 2023-02-28 | John Philip Thomasson | Clutch engagement booster system |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2640557B1 (fr) * | 1988-12-20 | 1993-12-10 | Renault Vehicules Indls | Dispositif de commande electro-pneumatique d'embrayage |
DE4439447C1 (de) * | 1994-11-04 | 1996-03-14 | Daimler Benz Ag | Notkuppeleinrichtung |
DE19540921A1 (de) * | 1995-11-03 | 1997-05-07 | Bosch Gmbh Robert | System zur Steuerung einer Servokupplung |
GB9617930D0 (en) * | 1996-08-28 | 1996-10-09 | Eaton Corp | Actuator system for vehicular automated clutches with electric motor actuator and pressurized override |
DE19945806A1 (de) | 1998-11-19 | 2000-05-25 | Mannesmann Sachs Ag | Betätigungseinrichtung |
DE19918164A1 (de) * | 1999-04-22 | 2000-10-26 | Mannesmann Sachs Ag | Verfahren zur Ermittlung von für einen Regelvorgang bei einer Reibungskupplung relevanten Größe |
DE19919328A1 (de) * | 1999-04-28 | 2000-11-02 | Mannesmann Sachs Ag | Verfahren zum Erhalten von einen Betriebszustand einer Reibungskupplung charakterisierenden Information |
DE19943334A1 (de) * | 1999-09-10 | 2001-06-07 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren zur Regelung einer Kupplung oder einer Bremse in einem Getriebe |
DE10018630A1 (de) | 2000-04-14 | 2001-10-25 | Mannesmann Sachs Ag | Betätigungseinrichtung für eine Kraftfahrzeug-Reibungskupplung |
WO2002025131A1 (de) * | 2000-09-18 | 2002-03-28 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum steuern einer automatischen kraftfahrzeugkupplung |
NO316468B1 (no) | 2001-08-23 | 2004-01-26 | Kongsberg Automotive Asa | Clutchanordning |
FR2830586B1 (fr) * | 2001-10-08 | 2004-07-09 | Valeo | Embrayage, en particulier pour vehicule automobile, a commande pneumatique |
DE10163438A1 (de) * | 2001-12-21 | 2003-07-03 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren zur Ermittlung des Kupplungsanlegepunktes |
AU2003233943A1 (en) * | 2002-04-10 | 2003-10-27 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Method for diagnosing a leakage of a hydraulic release system of a twin clutch of a parallel shift gearbox |
DE10320020A1 (de) * | 2003-05-06 | 2004-11-25 | Zf Sachs Ag | Verfahren zum Initialisieren eines automatisierten Betätigungssystems für eine Reibungskupplung und Verfahren zum Betreiben eines Betätigungssystems für eine Reibungskupplung |
JP4015589B2 (ja) * | 2003-06-02 | 2007-11-28 | 本田技研工業株式会社 | プラントの制御装置 |
US7101310B2 (en) * | 2004-04-19 | 2006-09-05 | Magna Powertrain Usa, Inc. | Model-based control for torque biasing system |
-
2005
- 2005-08-24 DE DE102005039922A patent/DE102005039922A1/de not_active Ceased
-
2006
- 2006-08-11 BR BRPI0615015-2A patent/BRPI0615015A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2006-08-11 KR KR1020087005521A patent/KR20080037701A/ko not_active Application Discontinuation
- 2006-08-11 CN CN2006800307600A patent/CN101248285B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-08-11 US US12/064,265 patent/US8002100B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2006-08-11 WO PCT/EP2006/007984 patent/WO2007022889A2/de active Application Filing
- 2006-08-11 RU RU2008110939/11A patent/RU2415316C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2006-08-11 JP JP2008527344A patent/JP2009506266A/ja not_active Withdrawn
- 2006-08-11 EP EP06776800.2A patent/EP1917449B1/de not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007022889A3 (de) | 2007-05-24 |
WO2007022889A8 (de) | 2008-03-20 |
US20080242507A1 (en) | 2008-10-02 |
EP1917449A2 (de) | 2008-05-07 |
KR20080037701A (ko) | 2008-04-30 |
CN101248285A (zh) | 2008-08-20 |
US8002100B2 (en) | 2011-08-23 |
WO2007022889A2 (de) | 2007-03-01 |
EP1917449B1 (de) | 2015-09-16 |
RU2008110939A (ru) | 2009-11-20 |
DE102005039922A1 (de) | 2007-03-08 |
CN101248285B (zh) | 2012-05-30 |
BRPI0615015A2 (pt) | 2011-05-03 |
RU2415316C2 (ru) | 2011-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009506266A (ja) | 自動車のためのダイヤフラムスプリングクラッチの作動装置 | |
WO2010032743A1 (ja) | アクチュエータのストローク制御装置 | |
US20090004027A1 (en) | Ventilation of an Operating Element | |
US6907975B2 (en) | Clutch, in particular for motor vehicle, with pneumatic control | |
JP2011052790A (ja) | クラッチ操作装置 | |
EP1975440A3 (en) | Vehicle with clutch controller, and method of controlling clutch | |
JP6798202B2 (ja) | クラッチシステム | |
JP2007533926A (ja) | クラッチ | |
JPS59134346A (ja) | 乗物のスロツトル調整機構 | |
US8634997B2 (en) | Direct clutch control for dual clutch transmissions | |
JP4892592B2 (ja) | クラッチ操作装置 | |
US8083044B2 (en) | Clutch actuator and method for actuating a clutch | |
JP6816464B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
EP1375950A3 (en) | Clutch control apparatus | |
WO2019181725A1 (ja) | クラッチシステムにおける制御装置及びそれを備えたクラッチ制御装置 | |
JP6753277B2 (ja) | クラッチ制御装置 | |
WO2019181712A1 (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP2009150546A (ja) | 自動車のクラッチの油圧制御装置 | |
JP2018040430A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP2018179055A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP7052449B2 (ja) | クラッチシステムにおける制御装置及びそれを備えたクラッチ制御装置 | |
KR101451122B1 (ko) | 클러치 제어 장치 | |
JP2018150995A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP2018080784A (ja) | クラッチ制御装置 | |
JP2007211935A (ja) | 自動クラッチの制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090615 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110705 |