JP6798202B2 - クラッチシステム - Google Patents

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本発明は、クラッチ装置の断接を調整可能なクラッチアクチュエータに対する作動流体の供給及び排出を制御することにより、クラッチ装置の断接を制御するクラッチシステムに関する。
従来、エンジンと変速機構との間にクラッチを配置し、クラッチの断接を制御することにより、エンジンと変速機構との間の駆動力の伝達を制御する技術が知られている。
また、空気、作動油等の流体(作動流体)を用いて、クラッチの断接を制御する技術も知られている。
例えば、作動流体によりクラッチの断接を制御するクラッチ制御装置において、流量の異なる複数の流量弁を並列に接続して、流体を排出する流量を調整することによりクラッチの接合スピードを調整する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−43033号公報
例えば、作動流体によりクラッチアクチュエータを駆動してクラッチの断接が行われるクラッチ装置においては、非線形なクラッチばね特性を有しているものがある。すなわち、作動流体の質量流量に対するクラッチアクチュエータのピストンの移動量の変化量が線形でないものがある。このような、クラッチ装置においては、応答性を確保しようとすると、オーバーシュートを発生させてしまう虞がある。
そこで、本発明は、クラッチの制御においてオーバーシュートの発生を防止しつつ、良好な応答性を確保することができる技術を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の一観点に係るクラッチシステムは、作動流体により断接作動するクラッチ装置と、移動することにより前記クラッチ装置の断接に作用するピストンと、前記ピストンを収容するシリンダとを有し、前記ピストンの一方側の面と前記シリンダとで囲まれた圧力室に対する前記作動流体の供給及び排出を行うことにより、前記ピストンを移動可能なクラッチアクチュエータと、前記作動流体により前記クラッチアクチュエータを駆動して前記クラッチ装置の断接を制御するクラッチ制御装置と、を備えるクラッチシステムであって、前記クラッチ制御装置は、前記圧力室と前記作動流体の供給側又は排出側との間の少なくとも一方に並列して配置された、複数の流量調整用バルブと、前記ピストンの位置が、前記圧力室における前記作動流体の総量の変化量に対する前記ピストンの移動量の変化の割合が低い第1範囲と、前記圧力室における前記作動流体の総量の変化量に対する前記ピストンの移動量の変化の割合が高い第2範囲とのいずれの範囲にあるかを判定するピストン位置判定手段と、
前記ピストン位置判定手段により前記ピストンの位置が第1範囲にあると判定された場合には、前記ピストンの位置が前記第2範囲にある場合よりも、多くの流量調整用バルブを動作させるバルブ制御手段と、を有することを特徴とする
上記クラッチ制御装置において、ピストン位置判定手段は、クラッチアクチュエータのピストンの所定の基準位置からの移動量が、基準位置から第1範囲と第2範囲の境界となる位置までの移動量を超えたか否かにより、いずれの範囲にあるかを判定するようにしてもよい。
また、上記クラッチ制御装置において、流量調整用バルブは、圧力室と作動流体の供給側との間に並列して配置された複数の供給用バルブと、圧力室と排出側との間に並列して配置された複数の排出用バルブとを含んでもよい。
また、上記クラッチ制御装置において、クラッチアクチュエータは、圧力室への作動流体の供給を受けて移動する場合に、クラッチ装置を断状態とするように作用するようにしてもよい。
また、上記クラッチ制御装置において、クラッチ装置は、クラッチプレートをフライホイールに圧接させるためのダイヤフラムスプリングを備え、ピストンは、ダイヤフラムスプリングの軸中心を中心とする位置に配置されて、軸方向に移動可能となっており、ピストンが軸方向に移動されると、ダイヤフラムスプリングの内周縁近傍が押圧されるようになっていてもよい。
また、上記クラッチ制御装置において、クラッチ装置は、クラッチプレートをフライホイールに圧接させるためのダイヤフラムスプリングを備え、ピストンは、ダイヤフラムスプリングの軸中心から離れた位置に配置されて、軸方向に移動可能となっており、ピストンが軸方向に移動されると、所定の支軸を中心に回動可能なレバーを介して、ダイヤフラムスプリングの内周縁近傍が押圧されるようになっていてもよい。
本発明によれば、オーバーシュートの発生を防止しつつ、良好な応答性を確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るクラッチ制御装置を備えるクラッチシステムの模式的な構成図である。 本発明の第1実施形態に係るECUの機能構成図である。 図3(A)は、本発明の第1実施形態に係るクラッチアクチュエータにおけるストロークと、レリーズ荷重との関係を示す図である。図3(B)は、本発明の第1実施形態に係るクラッチアクチュエータにおけるストロークと、空気供給量との関係を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るクラッチ断処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るクラッチ接処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るクラッチ制御装置を備えるクラッチシステムの模式的な構成図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るクラッチ制御装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の第1実施形態に係るクラッチ制御装置を備えるクラッチシステムの模式的な構成図である。
クラッチシステム1は、クラッチ装置10と、クラッチアクチュエータ20と、クラッチ制御装置2と、ストロークセンサ18と、を備える。
クラッチ装置10は、フライホイール12と、クラッチディスク13と、プレッシャープレート14と、クラッチカバー15と、ダイヤフラムスプリング16と、レリーズベアリング17とを備える。
フライホイール12は、図示しないエンジンの駆動力が伝達されるクランクシャフト11に一体回転可能に接続されている。フライホイール12の外周縁のクランクシャフト11と反対側には、クラッチカバー15が固定されている。
クラッチディスク13は、クランクシャフト11と同軸に配置された、図示しない変速機のインプットシャフト31に、軸方向移動可能且つ一体回転可能にスプライン嵌合された取付部13Aと、取付部13Aの外周部に固定された円環状のディスク本体部13Bと、ディスク本体部13Bの外縁部の両面に固定された摩擦板13Cとを有する。
プレッシャープレート14は、クラッチディスク13のフライホイール12と反対側に摩擦板13Cと接触可能に配置されている。プレッシャープレート14のフライホイール12と反対側の面には、ダイヤフラムスプリング16の外縁部が接触可能に配置されており、ダイヤフラムスプリング16により押圧されると、クラッチディスク13をフライホイール12に圧接可能となっている。なお、ダイヤフラムスプリング16により押圧されていない場合には、図示しないスプリングにより、フライホイール12と反対側に移動して、クラッチディスク13をフライホイール12に圧接しないようになっている。
ダイヤフラムスプリング16は、無負荷の状態においては略円錐状のばね部材であり、内縁部分と外縁部分との中間部分が、クラッチカバー15に取り付けられている。ダイヤフラムスプリング16の外縁部は、プレッシャープレート14のフライホイール12と反対側に接触するように配置され、ダイヤフラムスプリング16の内縁部は、レリーズベアリング17のフライホイール12側の面に接触するように配置されている。
本実施形態では、レリーズベアリング17がダイヤフラムスプリング16の内縁部をフライホイール12側に押圧していない場合には、ダイヤフラムスプリング16の外縁部がプレッシャープレート14をフライホイール12側に押圧し、クラッチディスク13をフライホイール12に圧接するように、すなわち、クラッチ装置10を接状態とするようになっている。一方、レリーズベアリング17がダイヤフラムスプリング16の内縁部をフライホイール12側に押圧している場合には、ダイヤフラムスプリング16の外縁部がフライホイール12と反対側に移動し、ダイヤフラムスプリング16の外縁部がプレッシャープレート14を押圧しないようになり、クラッチディスク13をフライホイール12に圧接しないように、すなわち、クラッチ装置10を断状態とするようになっている。
レリーズベアリング17は、内輪のフライホイール12側がダイヤフラムスプリング16の内縁部に接触するようになっているとともに、外輪のフライホイール12と反対側がクラッチアクチュエータ20の後述するピストン22に接続されており、ダイヤフラムスプリング16とピストン22とを相対回転可能とするとともに、ピストン22の軸方向の移動に伴ってインプットシャフト31の軸方向に移動可能となっている。
クラッチアクチュエータ20は、インプットシャフト31の周囲に相対回転可能に配置されたシリンダ21と、シリンダ21内に軸方向に移動可能なピストン22とを有する。ピストン22のフライホイール12と反対側の面と、シリンダ21の内壁とにより圧力室23が形成されるとともに、ピストン22の外周面と、フライホイール12側の面と、シリンダ21の内壁とにより開放室24が形成されている。
シリンダ21には、圧力室23内に空気(作動流体の一例)を供給するための給気用配管25と、圧力室23内から空気を排出するための排気用配管26とが設けられている。また、シリンダ21には、開放室24を外部(例えば、大気圧となっている外部)と連通させる開放穴21Aが形成されている。
クラッチアクチュエータ20によると、圧力室23内に空気を供給することにより、ピストン22をフライホイール12側に移動させて、クラッチ装置10を断状態にすることができ、圧力室23内から空気を排出することにより、ピストン22をフライホイール12と反対側に移動させて、クラッチ装置10を接状態にすることができる。
クラッチ制御装置2は、空気を供給する給気側と給気用配管25との間に並列に配置された複数のバルブ(流量調整用バルブ、供給用バルブ)41,42と、空気を排出する排気側と排気用配管26との間に並列に配置された複数のバルブ(流量調整バルブ、排出用バルブ)43,44と、バルブ41,42,43,44を制御する電子制御ユニット(ECU)50とを有する。
バルブ41,42は、給気側と圧力室23とを連通させて空気を供給する状態(供給状態)と、給気側と圧力室23とを遮断させて空気の供給を停止する状態(供給停止状態)とに切り替えることができる。本実施形態では、バルブ41,42とは、供給状態において供給可能な空気の供給量は同様となっている。本実施形態では、バルブ41,42は、ECU50の制御により、供給状態と供給停止状態とを切り替えることができるようになっており、1周期の全時間にしめる供給状態となっている時間の割合(Duty比)を変更することにより、空気の供給量を調整できるようになっている。
バルブ43,44は、排気側と圧力室23とを連通させて空気を排出する状態(排出状態)と、排気側と圧力室23とを遮断させて空気の排出を停止する状態(排出停止状態)とに切り替えることができる。本実施形態では、バルブ43,44とは、排出状態において排出可能な空気の排出量は同様となっている。本実施形態では、バルブ43,44は、ECU50の制御により、排出状態と排出停止状態とを切り替えることができるようになっており、1周期の全時間にしめる排出状態となっている時間の割合(Duty比)を変更することにより、空気の排出量を調整できるようになっている。
ストロークセンサ18は、クラッチアクチュエータ20のピストン22の所定の基準位置からの移動量(ストローク量)を検出する。ストロークセンサ18は、検出したストローク量をECU50に通知する。
次に、ECU50について詳細に説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るECUの機能構成図である。
ECU50は、クラッチ装置10の断接の制御等を行うものであり、公知のCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備える。
ECU50は、クラッチ動作判定部51と、ピストン位置判定手段及びバルブ制御手段の一例としての制御決定部52と、直接制御部53と、フィードバック制御部54とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウエアであるECU50に含まれるものとして説明するが、これらの何れか一部を別体のハードウエアに設けることもできる。
クラッチ動作判定部51は、図示しない車速センサからの車速、アクセル開度センサからのアクセル開度等に基づいて、クラッチ断動作を開始する必要があるか否かを判定し、クラッチ断動作の開始が必要である場合には、その旨を制御決定部52に通知する。また、クラッチ動作判定部51は、クラッチ接動作を開始する必要があるか否か(例えば、変速機の変速が完了したか否か)を判定し、クラッチ接動作の開始が必要である場合には、その旨を制御決定部52に通知する。
制御決定部52は、制御対象とするバルブと、制御対象のバルブの制御方法とを決定し、制御方法に応じて直接制御部53及び/又はフィードバック制御部54に、制御対象とするバルブを通知する。
本実施形態では、クラッチの断動作を行う際において、制御決定部52は、ピストン22のストローク量が所定の閾値より大きくない場合には、バルブ41及びバルブ42の2つのバルブを制御対象と決定し、バルブ41については、Duty比を一定に維持する直接制御を行い、バルブ42については、フィードバック制御を行うものと決定する。この場合には、制御決定部52は、直接制御部53に制御対象がバルブ41であることを通知し、フィードバック制御部54に制御対象がバルブ42であることを通知する。なお、閾値については、後述する。
また、クラッチの断動作を行う際において、制御決定部52は、ピストン22のストローク量が所定の閾値より大きい場合には、1つのバルブ(例えば、バルブ42)を制御対象のバルブと決定し、バルブ42について、フィードバック制御を行うものと決定する。この場合には、制御決定部52は、フィードバック制御部54に制御対象がバルブ42であることを通知する。
また、クラッチの接動作を行う際において、制御決定部52は、ピストン22のストローク量が所定の閾値より大きくない場合には、バルブ43及びバルブ44の2つのバルブを制御対象と決定し、バルブ43については、Duty比を一定に維持する直接制御を行い、バルブ44については、フィードバック制御を行うものと決定する。この場合には、制御決定部52は、直接制御部53に制御対象がバルブ43であることを通知し、フィードバック制御部54に制御対象がバルブ44であることを通知する。
また、クラッチの接動作を行う際において、制御決定部52は、ピストン22のストローク量が所定の閾値より大きい場合には、1つのバルブ(例えば、バルブ44)を制御対象のバルブと決定し、バルブ44について、フィードバック制御を行うものと決定する。この場合には、制御決定部52は、フィードバック制御部54に制御対象がバルブ44であることを通知する。
直接制御部53は、制御決定部52から通知された制御対象のバルブに対して、一定のDuty比で動作するように制御信号を出力する。
フィードバック制御部54は、制御決定部52から通知された制御対象のバルブに対して、フィードバック制御を実行する。フィードバック制御部54は、ピストン22のストロークの目標値Xtrgtを設定する目標値設定部61と、目標値Xtrgtと実際のストローク量Xとの差を算出する演算部62と、演算部62により算出された差を入力としてPID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)を実行して、Duty比を算出するPID制御部63と、算出されたDuty比で動作させる制御信号を制御対象のバルブに出力する出力部64とを備える。
次に、クラッチ装置10を動作させる際のクラッチアクチュエータ20の特性について詳細に説明する。
まず、クラッチアクチュエータ20のピストン22のストロークと、レリーズ荷重との関係について説明する。
図3(A)は、本発明の第1実施形態に係るクラッチアクチュエータにおけるストロークと、レリーズ荷重との関係を示す図である。図3(A)において、縦軸は、ピストン22に加えた荷重(レリーズ荷重)を示し、横軸は、ピストン22のストローク量を示している。なお、図3(A)のストローク量が0の位置は、ピストン22がシリンダ21のフライホイール12と反対側の端部(図1の右側)にある場合の位置である。
図3(A)に示すように、ピストン22のストローク量が小さい場合においては、ストローク量が大きい場合と比較して、荷重の変化に対するストローク量の変化の割合が低くなっている。また、ピストン22のストローク量は、荷重に対して非線形となっていることがわかる。
次に、クラッチアクチュエータ20のピストン22のストロークと、クラッチアクチュエータ20の圧力室23に対する空気の供給量との関係について説明する。
図3(B)は、本発明の第1実施形態に係るクラッチアクチュエータにおけるストロークと、空気供給量との関係を示す図である。図3(B)において、縦軸は、圧力室23に対して供給した空気供給量を示し、横軸は、ピストン22のストローク量を示している。なお、図3(B)のストローク量が0の位置は、ピストン22が、所定の初期位置(セット位置)にある場合の位置を示している。また、横軸の左側は、クラッチが接となる側、本実施形態では、圧力室23から排気した際にピストン22が移動する方向であり、右側は、クラッチが断となる側、本実施形態では、圧力室23に給気した際にピストンが移動する方向である。
図3(B)に示すように、ピストン22のストローク量が小さい範囲においては、ストローク量が大きい範囲と比較して、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が低くなっている。また、ピストン22のストローク量は、空気供給量に対して非線形となっていることがわかる。
本実施形態においては、ピストン22のストローク量が、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が低い範囲(第1範囲)にある場合においては、バルブ制御部52が使用するバルブの数を2つにするように制御することにより、供給可能な空気供給量を増加させて、応答性を向上するようにしている。また、ピストン22のストローク量が、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が高い範囲(第2範囲)にある場合においては、バルブ制御部52が使用するバルブの数を1つにするように制御することにより、空気供給量の制御を詳細に行うことができ、オーバーシュートの発生を防止するようにしている。
本実施形態では、制御決定部52は、ピストン22のストローク量と、第1範囲と第2範囲との境界におけるストローク量を示す閾値との比較を行うことにより、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が低い範囲と、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が高い範囲とのいずれにあるのかを判定するようにしている。ここで、閾値は、空気供給量の変化に対するストローク量の変化の割合が所定以下となる位置に対応するストローク量としてもよいし、クラッチ動作を実験的に行うことにより検出された、オーバーシュートを発生させることなく、且つ早期にクラッチ動作が完了するような位置に対応するストローク量としてもよい。
次に、第1実施形態に係るクラッチシステム1における処理動作について説明する。
図4は、本発明の第1実施形態に係るクラッチ断処理のフローチャートである。
クラッチ断処理は、例えば、車両の電源ON(イグニッションスイッチのキースイッチON)となった場合に開始される。
クラッチ動作判定部51は、図示しない車速センサからの車速、アクセル開度センサからのアクセル開度等に基づいて、変速機による変速を行うためにクラッチ断を開始する必要があるか否かを判定し(ステップS11)、クラッチ断を開始する必要がない場合(ステップS11:NO)には、処理をステップS11に進める。
一方、クラッチ断を開始する必要がある場合(ステップS11:YES)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ断が完了しているか否かを判定する(ステップS12)。
この結果、クラッチ断が完了していない場合(ステップS12:NO)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ断動作を実行させる旨の通知を制御決定部52に通知し、通知を受けた制御決定部52は、ストロークセンサ18からのピストン22のストローク量が所定の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS13)。
この結果、ピストン22のストローク量が所定の閾値を超えていない場合(ステップS13:NO)には、制御決定部52は、給気側の2つのバルブ41,42を使用するように決定し、直接制御部53及びフィードバック制御部54により、2つのバルブ41,42を制御して、圧力室23に空気を供給させ(ステップS14)、処理をステップS12に進める。
一方、ピストン22のストローク量が所定の閾値を超えている場合(ステップS13:YES)には、制御決定部52は、給気側の1つのバルブ42を使用するように決定し、フィードバック制御部54により、バルブ42を制御して、圧力室23に空気を供給させ(ステップS15)、処理をステップS12に進める。
一方、クラッチ断が完了している場合(ステップS12:YES)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ動作を停止させる旨の通知を制御決定部52に通知し、通知を受けた制御決定部52は、給気側の使用しているバルブ(ここでは、バルブ42)を停止させ(ステップS16)、処理をステップS11に進める。
図5は、本発明の第1実施形態に係るクラッチ接処理のフローチャートである。
クラッチ接処理は、例えば、車両の電源ON(イグニッションスイッチのキースイッチON)となった場合に開始される。
クラッチ動作判定部51は、変速機による変速が終了等して、クラッチ接を開始する必要があるか否かを判定し(ステップS21)、クラッチ接を開始する必要がない場合(ステップS21:NO)には、処理をステップS21に進める。
一方、クラッチ接を開始する必要がある場合(ステップS21:YES)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ接が完了しているか否かを判定する(ステップS22)。
この結果、クラッチ接が完了していない場合(ステップS22:NO)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ接動作を実行させる旨の通知を制御決定部52に通知し、通知を受けた制御決定部52は、ストロークセンサ18からのピストン22のストローク量が所定の閾値を超えるか否かを判定する(ステップS23)。
この結果、ピストン22のストローク量が所定の閾値を超えていない場合(ステップS23:NO)には、制御決定部52は、排気側の2つのバルブ43,44を使用するように決定し、直接制御部53及びフィードバック制御部54により、2つのバルブ43,44を制御して、圧力室23から空気を排出させ(ステップS24)、処理をステップS22に進める。
一方、ピストン22のストローク量が所定の閾値を超えている場合(ステップS23:YES)には、制御決定部52は、排気側の1つのバルブ44を使用するように決定し、フィードバック制御部54により、バルブ42を制御して、圧力室23から空気を排出させ(ステップS25)、処理をステップS22に進める。
一方、クラッチ接が完了している場合(ステップS22:YES)には、クラッチ動作判定部51は、クラッチ接動作を停止させる旨の通知を制御決定部52に通知し、通知を受けた制御決定部52は、排気側の使用しているバルブ(ここでは、バルブ43,44)を停止させ(ステップS26)、処理をステップS21に進める。
以上説明したように、本実施形態に係るクラッチ制御装置2によると、クラッチアクチュエータの圧力室23と空気の供給側及び排出側との間に並列に配置された、複数のバルブ41,42,43,44を備え、制御決定部52が、ピストン22の位置が所定の閾値を超えているか否かを判定することにより、ピストン22の位置が圧力室25における空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合が低い第1範囲と、圧力室25における空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合が高い第2範囲とのいずれの範囲にあるかを判定するようにし、所定の閾値を超えていない場合(ピストン22の位置が第1範囲にある場合)には、2つのバルブを動作させるようにし、閾値を超えている場合(ピストン22の位置が第2範囲にある場合)には、1つのバルブを動作させるようにしたので、空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合が低い範囲において、空気の変化量を大きくすることができ、クラッチ装置10の応答性を向上することができる。
次に、第2実施形態に係るクラッチシステムについて説明する。なお、第1実施形態に係るクラッチシステムと同様な部分には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同様である。
図6は、本発明の第2実施形態に係るクラッチ制御装置を備えるクラッチシステムの模式的な構成図である。
第2実施形態に係るクラッチシステムは、第1実施形態に係るクラッチシステムとは、主に、クラッチアクチュエータ70の配置及び構成が異なる。
クラッチアクチュエータ70は、インプットシャフト31を取り囲む位置ではなく、インプットシャフト31から離れた位置に配置されている。クラッチアクチュエータ70は、シリンダ71と、シリンダ71内に収容され、インプットシャフト31の軸方向に移動可能なピストン72と、ピストン72のフライホイール12と反対側の面に接続されたピストンロッド73と、インプットシャフト31の周囲にインプットシャフト31の軸方向に移動可能に配置され、レリーズベアリング12の外輪のフライホイール12と反対側に接続されたベアリング保持部32と、一端がピストンロッド73に連結され、他端がベアリング保持部32のフライホイール12と反対側の面に連結され、所定の支軸34を中心に回動可能なクラッチレバー33と、を備える。
クラッチアクチュエータ70では、ピストン72のフライホイール12側の面と、シリンダ71の内壁とにより圧力室74が形成されるとともに、ピストン72のフライホイール12と反対側の面と、シリンダ71の内壁とにより開放室75が形成されている。
シリンダ71には、圧力室74内に空気(作動流体の一例)を供給するための給気用配管25と、圧力室74内から空気を排出するための排気用配管26とが設けられている。また、シリンダ71には、開放室75を外部(例えば、大気圧となっている外部)と連通させる開放穴71Aが形成されている。
クラッチアクチュエータ70によると、圧力室74内に空気を供給することにより、ピストン72をフライホイール12と反対側に移動可能である。ピストン72がフライホイール12と反対側に移動すると、ピストンロッド73、クラッチレバー33、ベアリング保持部32を介して、レリーズベアリング17がフライホイール12側に移動し、ダイヤフラムスプリング16の内縁部を押圧することとなるので、ダイヤフラムスプリング16の外縁部がプレッシャープレート14を押圧しないようになり、クラッチ装置10が断状態となる。
一方、圧力室74内から空気を排出することにより、ピストン72をフライホイール12側に移動可能である。ピストン72がフライホイール12側に移動すると、ピストンロッド73、クラッチレバー33、ベアリング保持部32を介して、レリーズベアリング17がフライホイール12と反対側に移動し、ダイヤフラムスプリング16の内縁部を押圧しなくなるので、ダイヤフラムスプリング16の外縁部がプレッシャープレート14を押圧するようになり、クラッチ装置10が接状態となる。
この第2実施形態に係るクラッチシステムにおいても、クラッチ制御装置2による制御により、第1実施形態に係るクラッチシステムと同様な効果が得られる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、供給側のバルブ41とバルブ42として、供給状態において供給可能な空気の供給量が同流量のバルブを用いていたが、本発明はこれに限られず、バルブ41とバルブ42とを異なる流量のバルブとしてもよい。また、上記実施形態では、排気側のバルブ43とバルブ44として、排出状態において排出可能な空気の供給量が同流量のバルブを用いていたが、本発明はこれに限られず、バルブ43とバルブ44とを異なる流量のバルブとしてもよい。
また、上記実施形態では、供給側のバルブとして2つのバルブを備えるようにしていたが、3以上のバルブを備えるようにしてもよく、また、排出側のバルブとして2つのバルブを備えるようにしていたが、3以上のバルブを備えるようにしてもよく、いずれの場合にも、ピストンの位置が圧力室における空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合が低い第1範囲にある場合において、圧力室における空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合が高い第2範囲にある場合よりも多くのバルブを動作させるようにすればよい。また、3以上のバルブを備えるようにした場合には、空気の変化量に対するピストンの移動量の変化の割合に応じて3以上の範囲に区分して、各範囲毎に駆動するバルブの数をかえるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、クラッチアクチュエータ20(70)のシリンダ21(71)の圧力室23(74)に、給気することにより、クラッチ装置10を断状態とし、排気することにより、クラッチ装置10を接状態とするようにクラッチシステムを構成していたが、本発明はこれに限られず、クラッチアクチュエータのシリンダの圧力室に給気することにより、クラッチ装置を接状態とし、排気することによりクラッチ装置を断状態とするようにクラッチシステムを構成してもよい。
また、上記実施形態では、複数のバルブを使用する場合に、一部のバルブの流量を一定にするように制御し、残りのバルブの流量をフィードバック制御するようにしていたが、本発明はこれに限られず、すべてのバルブの流量をフィードバック制御するようにしてもよい。また、使用されるフィードバック制御則は、PID制御に限らない。
また、上記実施形態では、供給側及び排出側の両方に複数のバルブを並列に設けるようにしていたが、本発明はこれに限られず、供給側又は排出側の何れか一方側のみに複数のバルブを設けるようにし、供給側又は排出側の一方側を利用する場合に、動作させるバルブの数を変えるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ダイヤフラムスプリングを利用したクラッチ装置を例に説明していたが、本発明はこれに限られず、コイルスプリングを利用したクラッチ装置であってもよい。
また、上記実施形態では、作動流体として空気を用いた例を示していたが、本発明はこれに限られず、作動流体として作動油を用いるようにしてもよい。
1 クラッチシステム
2 クラッチ制御装置
10 クラッチ装置
11 クランクシャフト
12 フライホイール
13 クラッチディスク
14 プレッシャープレート
15 クラッチカバー
16 ダイヤフラムスプリング
17 レリーズベアリング
18 ストロークセンサ
20 クラッチアクチュエータ
21 シリンダ
22 ピストン
23 圧力室
24 開放室
25 給気用配管
26 排気用配管
31 インプットシャフト
41,42,43,44 バルブ
50 ECU
51 クラッチ動作判定部
52 制御決定部
53 直接制御部
54 フィードバック制御部

Claims (6)

  1. 作動流体により断接作動するクラッチ装置と、
    移動することにより前記クラッチ装置の断接に作用するピストンと、前記ピストンを収容するシリンダとを有し、前記ピストンの一方側の面と前記シリンダとで囲まれた圧力室に対する前記作動流体の供給及び排出を行うことにより、前記ピストンを移動可能なクラッチアクチュエータと、
    前記作動流体により前記クラッチアクチュエータを駆動して前記クラッチ装置の断接を制御するクラッチ制御装置と、
    を備えるクラッチシステムであって、
    前記クラッチ制御装置は、
    前記圧力室と前記作動流体の供給側又は排出側との間の少なくとも一方に並列して配置された、複数の流量調整用バルブと、
    前記ピストンの位置が、前記圧力室における前記作動流体の総量の変化量に対する前記ピストンの移動量の変化の割合が低い第1範囲と、前記圧力室における前記作動流体の総量の変化量に対する前記ピストンの移動量の変化の割合が高い第2範囲とのいずれの範囲にあるかを判定するピストン位置判定手段と、
    前記ピストン位置判定手段により前記ピストンの位置が第1範囲にあると判定された場合には、前記ピストンの位置が前記第2範囲にある場合よりも、多くの流量調整用バルブを動作させるバルブ制御手段と、を有することを特徴とするクラッチシステム
  2. 前記ピストン位置判定手段は、
    前記クラッチアクチュエータの前記ピストンの所定の基準位置からの移動量が、前記基準位置から前記第1範囲と前記第2範囲の境界となる位置までの移動量を超えたか否かにより、いずれの範囲にあるかを判定する
    請求項1に記載のクラッチシステム
  3. 前記流量調整用バルブは、前記圧力室と前記作動流体の供給側との間に並列して配置された複数の供給用バルブと、前記圧力室と前記排出側との間に並列して配置された複数の排出用バルブとを含む
    請求項1又は請求項2に記載のクラッチシステム
  4. 前記クラッチアクチュエータは、
    前記圧力室への前記作動流体の供給を受けて移動する場合に、前記クラッチ装置を断状態とするように作用する
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のクラッチシステム
  5. 前記クラッチ装置は、クラッチプレートをフライホイールに圧接させるためのダイヤフラムスプリングを備え、
    前記ピストンは、前記ダイヤフラムスプリングの軸中心を中心とする位置に配置されて、軸方向に移動可能となっており、
    前記ピストンが前記軸方向に移動されると、前記ダイヤフラムスプリングの内周縁近傍が押圧されるようになっている
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載のクラッチシステム
  6. 前記クラッチ装置は、クラッチプレートをフライホイールに圧接させるためのダイヤフラムスプリングを備え、
    前記ピストンは、前記ダイヤフラムスプリングの軸中心から離れた位置に配置されて、軸方向に移動可能となっており、
    前記ピストンが前記軸方向に移動されると、所定の支軸を中心に回動可能なレバーを介して、前記ダイヤフラムスプリングの内周縁近傍が押圧されるようになっている
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載のクラッチシステム
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