JP2009505350A - ナノ粒子を含む被覆を有する燃料電池部品 - Google Patents

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Abstract

基材及び基材の上に配置されている被覆を含み、被覆が2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む、燃料電池部品を含む製品。

Description

本発明は、その上にナノ粒子を含む被覆を有する燃料電池部品に関する。
水素は、清浄で、これを用いて燃料電池において電力を効率よく発生させることができるので、極めて魅力的な燃料である。自動車産業においては、自動車のための動力源としての水素燃料電池の開発に多額の資金が費やされている。このような自動車は、内燃機関を用いる現行の自動車よりも、より効率的で、より少ない排ガスを発生させるであろう。
水素燃料電池は、その間に電解質を有するアノード及びカソードを含む電気化学装置である。アノードは水素に富むガス又は純粋な水素を受容し、カソードは酸素又は空気を受容する。水素ガスは、アノードにおいて解離して、遊離プロトン及び電子を生成する。プロトンは、電解質を通ってカソードに移動する。プロトンは、カソードにおいて酸素及び電子と反応して、水を生成する。アノードからの電子は、電解質を通過することができず、したがって、カソードに送られる前に負荷を通して送られて、仕事を行う。この仕事を用いて、例えば自動車を動かすことができる。
固体高分子形燃料電池(PEMFC)は、自動車の用途に関して一般的である。PEMFCは、一般に、ペルフルオロスルホン酸膜のような固体ポリマー電解質プロトン伝導膜を含む。アノード及びカソードは、通常、炭素粒子上に担持され、イオノマーと混合されている微粉砕触媒粒子、通常は白金(Pt)を含む。触媒混合物は、膜の反対の側面上に堆積される。アノード触媒混合物、カソード触媒混合物、及び膜の組み合わせによって、膜電極接合体(MEA)が画定される。MEAは、製造するのが比較的高価であり、有効な運転のためには特定の条件が必要である。これらの条件としては、正確な水管理及び加湿、並びに一酸化炭素(CO)のような触媒被毒成分の制御が挙げられる。
通常、所望の電力を発生させるために、幾つかの燃料電池セルが燃料電池スタック内で組み合わされている。上記で言及した自動車用燃料電池スタックのためには、スタックは約200以上のバイポーラプレートを含む可能性がある。燃料電池スタックは、カソード反応ガス、通常はコンプレッサーによってスタックを通して強制流動されている空気流を受容する。酸素の全部がスタックによっては消費されず、空気の一部が、スタック副生成物として液体水を含む可能性があるカソード排ガスとして排出される。また、燃料電池スタックは、スタックのアノード側の中に流入するアノード水素反応ガスも受容する。
燃料電池スタックは、スタック内の幾つかのMEAの間に配置された一連の流場又はバイポーラプレートを含む。バイポーラプレートは、スタック内における隣接する燃料電池セルのためのアノード側及びカソード側を含む。バイポーラプレートのアノード側上に、アノードガスをMEAのアノード側に流すアノードガスフローチャネルが与えられている。バイポーラプレートのカソード側上に、カソードガスをMEAのカソード側に流すカソードガスフローチャネルが与えられている。バイポーラプレートは、また、冷却流体のためのフローチャネルも含むことができる。
バイポーラプレートは、通常、ステンレススチール、チタン、アルミニウム、高分子炭素複合体等のような導電性材料で構成され、燃料電池セルによって生成した電力を、一つのセルから次のセルへ、且つスタックの外側へ導く。金属バイポーラプレートは、通常、その外側表面上に自然酸化物を生成し、これによって腐蝕に対して抵抗性になる。しかしながら、この酸化物層は、導電性でなく、したがって燃料電池セルの内部抵抗が増加し、その電気特性が低下する。また、酸化物層は、プレートをより疎水性にすることが多い。
本出願の譲受人に譲渡された米国特許出願公開2003/0228512(その開示は参照として本明細書中に包含する)においては、流場プレートの上に、プレートが酸化されてそのオーミック接触が増加するのを防ぐ導電性の外側層を堆積させる方法が開示されている。同様に本出願の譲受人に譲渡された米国特許6,372,376においては、流場プレートの上に、導電性で、耐酸化性で、耐酸性の被覆を堆積させることが開示されている。同様に本出願の譲受人に譲渡された米国特許出願公開2004/0091768においては、流場プレートを、耐腐食性で、導電性で、熱伝導性にするために、流場プレート上にグラファイト及びカーボンブラックの被覆を堆積させることが開示されている。
当該技術においてよく理解されているように、燃料電池セル内の膜は一定の相対湿度を有していて、膜を横切るイオン抵抗がプロトンを有効に伝導するのに十分に低いことが必要である。燃料電池の運転中においては、MEAからの湿分及び外部の湿分がアノード及びカソードのフローチャネルに侵入する可能性がある。通常0.2A/cm以下の低い電池電力需要においては、反応ガスの流速が低すぎて水をフローチャネルの外に押しのけることができないので、水がフローチャネル内に蓄積する。水が蓄積すると、液滴が形成され、液滴はプレート材料の疎水性のために拡大し続ける。水滴の接触角は一般に約90°であり、この場合、液滴は反応ガスの流れの方向に対して実質的に垂直なフローチャネル内に形成される。液滴の寸法が増大すると、フローチャネルが閉塞され、チャネルは共通の入口及び出口マニホールドの間を平行に流れているので、反応ガスは他のフローチャネルに逸流する。反応ガスは水によって閉塞されたチャネルを通って流れることができないので、反応ガスは水をチャネルの外に押し出すことができない。チャネルが閉塞される結果として反応ガスを受容しない膜のこれらの領域は電力を発生させず、したがって不均一な電流分布、及び燃料電池の全体的効率の低下をもたらす。更に多くのフローチャネルが水によって閉塞されると、燃料電池セルによって生成する電力が低下し、200mV未満のセル電位はセルの不具合とみなされる。燃料電池セルは直列に電気接続されるので、一つの燃料電池セルが機能停止すると、燃料電池スタック全体が機能停止する可能性がある。
通常、周期的により高い流速でフローチャネルを通して反応ガスを強制流動させることによって、フローチャネル内の蓄積水を掃去することができる。しかしながら、カソード側においては、これによって空気コンプレッサーにかかる寄生動力が増大し、それにより全体的なシステム効率が低下する。更に、経済性の低下、システム効率の低下、及び排ガス流中の高い濃度の水素を処理するためのシステムの複雑さの増大をはじめとする、掃去ガスとして水素燃料を用いない多くの理由がある。
チャネル内の蓄積水を減少させることは、また、導入加湿を低下させることによっても達成することができる。しかしながら、アノード及びカソード反応ガス中には多少の相対湿度を与えて、燃料電池セル内の膜が水和した状態で保持されるようにすることが望ましい。乾燥した導入ガスは膜に対する乾燥効果を有し、それによってセルの耐イオン性が増大し、膜の長期間耐久性が制限される可能性がある。
本発明者らによって、燃料電池のためのバイポーラプレートを親水性にして、チャネルの水移送を向上させることが提案されている。親水性のプレートによって、チャネル内の水が、自然湿潤と呼ばれるプロセスで表面に沿って展開する。得られる薄膜は、共通の入口及び出口ヘッダーに接続されたチャネルの列に沿って流れの分布を変化させる傾向が小さい。プレート材料が十分に高い表面エネルギーを有していると、拡散媒体を通して移送される水は、チャネルの壁に接触し、次に、毛管力によってチャネルの底角部中にその長さに沿って移送される。フローチャネルの角部において自然湿潤を保持するための物理的要件は、コンカス・フィン条件:
Figure 2009505350
(式中、βは液体表面と固体表面との間に形成される静的接触角であり、αはチャネルの角部の角度である)
によって説明される。長方形のチャネルに関してはα/2=45°であり、これは静的接触角が45°未満である場合に自然湿潤が起こることを示している。複合バイポーラプレートを用いる現在の燃料電池スタックデザインにおいて用いられているほぼ長方形のチャネルに関しては、これはチャネルの水移送に対する親水性プレート表面の有益な効果及び低い負荷安定性を実現するために必要な接触角に対するおおよその上限を設定する。
発明の典型的な態様の概要
本発明の一態様は、基材及び基材の上に配置されている被覆を含み、被覆が2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む、燃料電池部品を含む製品を包含する。
本発明の他の態様は、以下に与える詳細な説明から明らかとなるであろう。詳細な説明及び特定の実施例は、本発明の態様を示すもので、例示のみの目的で与えるものであり、本発明の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。
本発明は、詳細な説明及び添付の図面からより完全に理解されるようになるであろう。
好ましい実施形態
好ましい態様の以下の説明は、事実上例示に過ぎず、本発明、その適用、又は使用を全く限定するものではない。
本発明の一態様は、ナノ粒子を含む被覆を有するバイポーラプレートのような(但しこれに限定されない)基材を有する燃料電池部品を包含する。ナノ粒子は、約2〜約100nm、好ましくは約2〜約20nm、最も好ましくは約2〜約5nmの範囲の寸法を有することができる。ナノ粒子は、無機及び/又は有機材料を含むことができる。被覆は、また、ヒドロキシル官能基、ハライド官能基、カルボキシル官能基、ケトン官能基、及び/又はアルデヒド官能基を含む化合物を含むことができる。被覆は、バイポーラプレートのような燃料電池部品を親水性にする。
本発明の一態様は、親水性の側鎖を有するナノ粒子を含む親水性被覆を有する燃料電池部品を包含する。
本発明の一態様は、10〜90wt%の無機構造体、5〜70wt%の親水性側鎖、及び0〜50wt%の官能基を有する有機側鎖を含むナノ粒子を含む親水性被覆を有する燃料電池部品を包含する。かかる材料の組み合わせによって、表面の親水化が与えられ、被覆は親水性の側鎖を有するナノスケールの粒子から構成され、これを焼結することができる。
本発明の一態様においては、親水性の側鎖は、アミノ基、スルホネート基、スルフェート基、スルファイト基、スルホンアミド基、スルホキシド基、カルボキシレート基、ポリオール基、ポリエーテル基、ホスフェート基、又はホスホネート基である。
本発明の一態様においては、被覆は有機側鎖を含むことができ、有機側鎖の官能基は、エポキシ基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、グリシジルオキシ基、アリル基、ビニル基、カルボキシル基、メルカプト基、ヒドロキシル基、アミド基又はアミノ基、イソシアノ基、ヒドロキシ基、又はシラノール基である。本発明の一態様においては、被覆は3〜10の範囲のpHを有する。
本発明の他の態様は、燃料電池部品上にスラリー溶液を堆積させることを包含する。スラリー溶液は、ナノ粒子及びビヒクルを含み、その後ビヒクルを除去する。ビヒクルは、水、アルコール、他の好適な溶媒、又はこれらの組み合わせを含むことができる。一態様においては、スラリーは、4〜5wt%のナノ粒子を含み、残りの部分はビヒクルである。一態様においては、ビヒクルは、約80〜約180℃の範囲の温度で除去することができる。硬化時間は、80℃における10分から、180℃における10秒の範囲であってよい。
ナノ粒子を施して表面を親水性にする他の手段はゾル−ゲル法であり、これは系をコロイド状態から固体ゲルに変化させることを含む。コロイドは、液相中に懸濁した固体のナノ粒子から形成されている。通常のゾル−ゲル法においては、まずコロイド懸濁液を配合し、コロイド懸濁液からナノ粒子を新しい相であるゲル中に凝縮させる。ゲル中では、固体のマクロ分子が溶媒中に浸漬している。引き続き、上記に示すものと同等の温度範囲による乾燥及び硬化を経て、最終的な材料は比較的連続的な親水性の被覆を構成する。
好適なスラリー材料は、Nano−X GmbHからHP 3408及びHP 4014の商品名で入手することができる。このスラリー材料によって、2500時間を超えて燃料電池運転条件に耐えることができる親水性の被覆が与えられる。被覆は、バイポーラプレートのような、アルミニウム及び高級ステンレススチールのような金属、高分子基材、及び導電性複合基材の上に形成することができる。
米国特許出願2004/0237833(その開示は参照として本明細書に包含する)においては、以下において繰り返す本発明において有用なスラリーを製造する多数の方法が記載されている。
221.29g(1モル)の3−アミノプロピルトリエトキシシランを、撹拌しながら444.57gのスルホコハク酸に加え、シリコーン浴中で120℃まで5時間加熱した。反応混合物を冷却した後、20gの粘稠な流体を、80g(0.38モル)のテトラエトキシシランと混合し、100gのエチルアルコール中に吸収させた。次に、溶液を13.68g(0.76モル)の0.1N−HCl溶液と混合し、水浴中、40℃において一晩調質した。これにより、約2nmの反応性末端基を有する親水性のナノ粒子が得られた。得られた溶液を、1/3の水及び2/3のN−メチルピロリドン(NMP)の混合物で希釈して5%の固体物質含量とし、噴霧によってガラスプレートに10〜20μmの湿潤膜厚で施した。続いて、基材を、循環空気乾燥キャビネット内、150℃において3時間圧縮した。
221.29g(1モル)の3−アミノプロピルトリエトキシシランを、撹拌しながら444.57gのスルホコハク酸に加えた。次に、溶液をシリコーン浴中で130℃まで加熱した。1時間の反応時間の後、Levasil 300/30%タイプ(pH=10)のアルカリ安定化シリカゲル水溶液332.93gを、撹拌しながら反応溶液に加えた。12時間の反応時間の後、混合物を水で希釈して5%の固体物質含量にした。これにより、約15nmの反応性末端基を有する親水性のナノ粒子が得られた。この系をイナンデーションによってプラズマ活性化ポリカーボネートシートに施し、次に循環空気乾燥キャビネット内にて130℃で5時間乾燥した。
123.68g(0.5モル)の3−イソシアナトプロピルトリエトキシシランを600g(1モル)のポリエチレングリコール600に加え、0.12gのジブチルスズラウレート(3−イソシアナトプロピルトリエトキシシランに対して0.1wt%)を加えた後に、シリコーン浴中で130℃まで加熱した。得られた溶液(溶液A)50gに、撹拌しながら、25g(0.12モル)のテトラエトキシシラン及び33.4g(0.12モル)の3−グリシジルオキシプロピルトリエトキシシランを加えた。15.12g(0.84モル)の0.1N−HCl溶液を加えた後、混合物を加水分解し、室温で24時間凝集させた。これにより、約5nmの反応性末端基を有する親水性のナノ粒子が得られた。
12.5g(0.05モル)の3−メタクリルオキシプロピルトリメチルオキシシラン、12.5gの20%CeO水溶液(Aldrichより入手)、及び50gのエチルアルコールを、混合物を均質化するために撹拌しながら、実施例3で記載した溶液Aの50gに加え、48時間親水化を行った。0.375gのCiba Spezialitaten ChemieからのIngacure 184(3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランに対して3wt%)を加えた後、混合物を、炎処理したポリカーボネートシートに噴霧によって最大で30μmの湿潤膜厚で施し、まず循環空気乾燥キャビネット内、130℃で10分間加熱乾燥した。次に、1〜2J/cmの放射線出力を有するHgエミッタを用いる光化学的乾燥を行った。
図1及び2に示すフーリエ変換赤外(FTIR)スペクトルは、本発明の一態様によるナノ粒子を含む二つの異なる被覆に関するものである。図1及び図2のいずれにおいても、Si−O−Siの主ピークの左側の上に、比較的低いSi−R含量(ここで、Rは、少なくとも一つの炭素原子を有する飽和又は不飽和の炭素鎖である)を示す小さな「肩」ピークが見られる。
好ましい被覆の走査電子顕微鏡写真を図3に示す。被覆は多孔質であり、ナノ粒子は小塊形状を有する。
本発明の範囲は、上記記載の材料及びそれを製造する方法に限定されるものではなく、燃料電池部品上に形成されたナノ粒子を含む他の被覆も包含する。以下は、被覆の更なる態様及びその製造方法の説明である。
例えば、好適なナノ粒子としては、SiO、他の金属酸化物、例えばHfO、ZrO、Al、SnO、Ta、Nb、MoO、IrO、RuO、準安定オキシナイトライド、不定比金属酸化物、オキシナイトライド、及び炭素鎖を含むか又は炭素を含むこれらの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
一態様においては、被覆は、親水性であり、少なくとも一つのSi−O基、少なくとも一つの極性基、及び飽和又は不飽和の炭素鎖を有する少なくとも一つの基を含む。本発明の一態様においては、極性基としては、ヒドロキシル官能基、ハライド官能基、カルボキシル官能基、ケトン官能基、又はアルデヒド官能基を挙げることができる。本発明の一態様においては、炭素鎖は、飽和であっても不飽和であってもよく、1〜4個の炭素原子を有していてよい。被覆は、例えば、Au、Ag、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Pt、希土類金属、これらの合金、高分子炭素又はグラファイトをはじめとする導電性を向上させる添加元素又は化合物を有していてもよい。
本発明の一態様においては、被覆は、Si−O基、及びSi−R基(ここで、Rは、飽和又は不飽和の炭素鎖を包含する)を含み、ここでSi−O基に対するSi−R基のモル比は1/8〜1/2、好ましくは1/4〜1/2の範囲である。本発明の他の態様においては、被覆は、被覆の親水性を向上させるヒドロキシル基を更に含む。
本発明の他の態様は、その上に被覆を有する部品を有し、被覆がシロキサンから誘導される燃料電池部品を包含する。シロキサンは、線状、分岐鎖、又は環式であってよい。一態様においては、シロキサンは、式:RSiO(式中、Rはアルキル基である)を有する。
本発明の他の態様は、その上に被覆を有する部品を有し、被覆が、式:
Figure 2009505350
(式中、R、R、R、R、R、及びRは、それぞれ、H、O、Cl、又は、1〜4個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の炭素鎖であってよく、R、R、R、R、R、及びRは、同一であっても異なっていてもよい)
を有する材料から誘導される燃料電池部品を包含する。
本発明の他の態様は、その上に被覆が形成されている燃料電池部品を含み、被覆が、式:
Figure 2009505350
(式中、R、R、R、R、R、及びRは、それぞれ、H、O、Cl、又は、1〜4個の炭素原子を有する飽和若しくは不飽和の炭素鎖であってよく、R、R、R、R、R、及びRは、同一であっても異なっていてもよい)
を有する材料を含む前駆体ガスから被覆をプラズマ化学気相成長させることを含み、更にプラズマ化学気相成長させた被覆を処理して極性基を与えることを含む方法によって形成される製品を包含する。本発明の他の態様においては、R、R、R、R、R、及びRの少なくとも一つは、少なくとも一つの炭素原子を有する炭素鎖である。
本発明の他の態様は、酸素を含むプラズマに被覆を曝露して、堆積被覆中に極性基を生成させることを含む、堆積被覆の後処理を包含する。
本発明の他の態様は、その上に被覆を有し、被覆が、1〜100nm、好ましくは1〜50nm、最も好ましくは1〜10nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含み、ナノ粒子が、ケイ素、飽和又は不飽和の炭素鎖、及び極性基を有する化合物を含む、燃料電池部品を包含する。
本発明の他の態様は、その上に親水性の被覆を有するバイポーラプレート、及びバイポーラプレートに隣接して配置された拡散媒体を有する燃料電池を包含する。親水性の被覆は、小塊形状のナノ粒子を含み、被覆は、バイポーラプレート上の被覆に隣接する拡散媒体の位置から、繊維が被覆を通して伸長して、被覆を通してバイポーラプレートから拡散媒体への電気通路が与えられるのに十分に多孔質である。
親水性の被覆は、また、バイポーラプレートのアノード側においても必要である可能性がある。これは、アノードの水蓄積は、幾つかの条件下での運転安定性に影響を与えることが知られており、水素欠乏によって電極及び膜の耐久性に影響を与えると考えられているからである。しかしながら、アノード側における被覆の溶解速度は、燃料電池の運転中に生成する水におけるより高いHF濃度の結果としてカソード側よりも速いであろうと考えられている。したがって、アノード被覆をカソード被覆よりも厚くして、燃料電池寿命の終期までの耐久性を達成しなければならない。本発明の一態様においては、アノード被覆の平均厚さは、カソード被覆の平均厚さよりも約15%大きい。
被覆は、寿命の終期までの燃料電池内での希HF環境における材料の溶解速度を調整するのに十分に厚くなければならない。逆に、被覆は、好ましい不連続形態で付加電気抵抗を最小にするのに十分に薄くなければならない。一態様においては、被覆は80〜100nmの平均厚さを有していてよい。
本発明の一態様においては、前駆体ガスは、好ましくはヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)であるが、シロキサン、シラノール、又はシランをベースとする化学物質からの無機又は有機誘導体、或いは他の炭素及び/又はケイ素含有ガス及び/又は液体の中から選択することができる。本発明の一態様においては、被覆プロセスは、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)前駆体、及びキャリアガスとして純粋酸素を用いてマイクロ波プラズマ化学気相成長(CVD)させることを含み、これによりシロキサン様(SiO)の被覆が得られる。マイクロ波の周波数は、2.45GHzに固定することができる。プロセス温度は、雰囲気温度〜45℃の範囲の比較的低いものであってよく、これにより、任意の実用のバイポーラプレート材料を、熱による損傷又は変形の心配なしに被覆することができる。親水性被覆材料の実際の適用、並びにその得られる化学的及び物理的構造は、被覆装置に関連する六つの調整可能なプロセスパラメーターによって制御される。PLASMAtech Model 110の場合には、110Lの容量を有するCVD反応器に関しては、0〜500Pa、好ましくは10〜100Pa、最も好ましくは30Paの範囲の圧力、50W〜10kW、好ましくは100W〜1kW、最も好ましくは200〜300Wの範囲のマイクロ波出力で運転する。前駆体ガスは、好ましくはヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)であるが、上記に記載の、シロキサン、シラノール、又はシランをベースとする化学物質からの無機又は有機誘導体、或いは他の炭素及び/又はケイ素含有ガス及び/又は液体の中から選択することができる。キャリアガスは、好ましくは酸素であるが、窒素、亜酸化窒素、アルゴン、アルゴン−酸素、又はこれらの混合物、或いは適当な比での他のガスとの混合物の少なくとも一つを含むことができる。
前駆体−キャリアガスの体積流量比は、被覆層の得られる化学構造及び形態に大きな影響を与える。一般に、特にシロキサン含有前駆体を用いると、小さな前駆体:キャリアの比によって、純粋なSiOの化学構造に近接するより密な被覆が得られる。この比を増加させると、被覆の有機含量が増大し、ほぼ確実に親水性が低下する(即ち静的接触角が増大する)ばかりでなく、被覆構造の多孔度も増大する。必要な接触角を得て、且つ付加電気抵抗を最小にするために、燃料電池において適用するのに重要な点は、これらの特性のバランスである。本発明の一態様においては、キャリアに対する前駆体の流量比は、2〜16%、好ましくは4〜12%、最も好ましくは8〜10%である。
ガスの絶対流速は、全反応器容量の関数である。本明細書において説明するバイポーラプレート被覆を製造するために用いるPLASMAtech Model 110に関しては、ガス流量範囲(上記で議論した8〜10%のガス流量比を仮定する)は、以下の通りである。適用範囲:前駆体=2〜50mL/分;キャリア=20〜625mL/分;好ましくは、前駆体=10〜30mL/分;キャリア=100〜375mL/分;最も好ましくは、前駆体=15〜20mL/分;キャリア=150〜250mL/分。
反応器時間は、被覆層の厚さを決定するが、同時に被覆の形態にも影響を与える。この時間は、寿命末期までの燃料電池内での希HF環境における材料の溶解速度を調整するのに十分に厚い被覆を製造するように選択することができる。逆に、被覆は、好ましい不連続形態で付加電気抵抗を最小にするのに十分に薄くなければならない。この被覆特性の組み合わせは、バイポーラプレートの側面あたり4分間の反応器時間を用いて80〜100nmの平均厚さを有する被覆を製造することによって最適化された。
SiO基材構造体上に極性官能基(主としてヒドロキシル基)を導入して、それによって材料の親水性を更に向上させるために、後処理プロセスが必要な場合がある。本発明の一態様においては、これは、SiO膜を、有機結合を開裂して、ヒドロキシル官能基、カルボキシル官能基、及びアルデヒド官能基を形成することによってSiO被覆を活性化する反応性酸素プラズマに曝露することによって行われる。後処理によるこの活性化によって、また、材料の多孔度も向上し、電気抵抗を更に低下させることができる。他の態様においては、被覆を、極性基を生成する化学物質と反応させる。他の態様においては、親水性被覆の薄層を施すことによって極性基を導入する。
本発明の一態様においては、後処理プロセスは、マイクロ波生成酸素プラズマ環境に、0〜5分間、好ましくは0.5〜3分間、最も好ましくは1.5分間曝露することを含む。
図4は、上記で議論したタイプの燃料電池スタックの一部である燃料電池セル10の横断面図である。燃料電池セル10は、電解質膜16によって分離されたカソード側12及びアノード側14を含む。カソード側12にカソード側拡散媒体層20が与えられ、膜16と拡散媒体層20との間にカソード側触媒層22が与えられている。同様に、アノード側14にアノード側拡散媒体層24が与えられ、膜16と拡散媒体層24との間にアノード側触媒層26が与えられている。触媒層22及び26、並びに膜16によって、MEAが画定される。拡散媒体層20及び24は多孔質層であり、これによってMEAへの導入ガスの移送及びMEAからの水の移送が与えられる。拡散媒体層20及び24のそれぞれの上、或いは膜16上へ触媒層22及び26を堆積させるための種々の方法が当該技術において公知である。
カソード側12にカソード側流場プレート又はバイポーラプレート18が与えられ、アノード側14にアノード側流場プレート又はバイポーラプレート30が与えられている。バイポーラプレート18及び30は、燃料電池スタック内の燃料電池セルの間に与えられている。バイポーラプレート30内のフローチャネル28からの水素反応ガス流は、触媒層26と反応して、水素イオン及び電子を解離する。バイポーラプレート18内のフローチャネル32からの空気流は、触媒層22と反応する。水素イオンは膜16を通して伝搬することができ、ここで空気流中の酸素及び触媒層22中の電子と電気化学的に反応して副生成物として水を生成する。
この非限定的な態様においては、バイポーラプレート18は、一緒に押圧され結合された二つのシート34及び36を含むことができる。シート36によってフローチャネル32が画定され、シート34によって、燃料電池セル10に隣接する燃料電池セルのアノード側のためのフローチャネル38が画定される。示されているように、シート34と36の間に冷却流体フローチャネル40が与えられている。同様に、バイポーラプレート30は、フローチャネル28を画定するシート42、隣接する燃料電池セルのカソード側のためのフローチャネル46及び冷却流体フローチャネル48を画定するシート44を含む。ここで議論している態様においては、シート34、36、42、及び44は、ステンレススチール、チタン、アルミニウム、高分子炭素複合体等のような導電性材料で形成される。
本発明の一態様によれば、バイポーラプレート18及び30は、プレート18及び30を親水性にする被覆50を含む。被覆50の親水性によって、フローチャネル28及び32内の水が、水滴ではなく膜を形成して、水がフローチャネルを大きく閉塞しないようになる。特に、被覆50の親水性によって、フローチャネル32、38、28、及び46内に蓄積される水の接触角を好ましくは40°以下に低下させて、反応ガスが低負荷においてもフローチャネル28及び32を通して流動できるようになる。一態様においては、被覆50は、例えば5〜50nmの範囲の薄膜であって、シート34、36、42、及び44の導電性により電力が燃料電池セル10から有効に導出される。
本発明の他の態様によれば、被覆50は、Au、Ag、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Pt、希土類金属、これらの合金、高分子炭素又はグラファイトのような被覆50の導電性を向上させる導電性材料と化合させる。バイポーラプレート18及び30をより導電性にすることによって、燃料電池セル10内における電気接触抵抗及びオーミック損失が減少し、それによって電池セルの効率が向上する。また、スタック内における圧縮力が低下し、スタック内でのある種の耐久性の問題点が解決される。
被覆50をバイポーラプレート18及び30の上に堆積させる前に、バイポーラプレート18及び30を、イオンビームスパッタリングのような好適な方法によって清浄化して、形成され得るプレート18及び30の外側上の抵抗性の酸化物膜を除去することができる。被覆は、物理気相成長法、化学気相成長(CVD)法、熱溶射法、ゾル−ゲル、噴霧、浸漬、ブラシ塗布、スピン塗布、又はスクリーン印刷をはじめとする(但しこれらに限定されない)任意の好適な方法によって、バイポーラプレート18及び30上に堆積させることができる。物理気相成長法の好適な例としては、電子ビーム蒸着、マグネトロンスパッタリング、及びパルスプラズマ法が挙げられる。好適な化学気相成長法としては、プラズマCVD及び原子層成長法が挙げられる。CVD堆積法は、被覆50の薄膜層のためにより好適である可能性がある。
図5は、本発明の他の態様による、その間に反応ガスフローチャネル62及びランド64を含むバイポーラプレート60の切り欠き横断面図である。バイポーラプレート60は、燃料電池セル10におけるバイポーラプレート18又は30に置き換えて適用することができる。この態様においては、被覆50はプレート60上にランダムな島部68として堆積されて、プレート60の導電性材料が、島部68の間の領域70において曝露されている。被覆島部68によってプレート60の所望の親水性が与えられ、曝露領域70によってプレート60の所望の導電性が与えられる。この態様においては、島部68は、最も良好には、電子ビーム蒸着、マグネトロンスパッタリング、及びパルスプラズマ法のような物理気相成長法によって堆積させることができる。一態様においては、島部68は、50〜100nmの厚さに堆積させる。
図6は、本発明の他の態様による、その間に反応ガスフローチャネル74及びランド76を含むバイポーラプレート72の切り欠き横断面図である。この態様においては、被覆78がバイポーラプレート72上に堆積されている。被覆78は、次に、研磨又は研削のような任意の好適な方法によってランド76の上が除去されて、ランド76においてプレート72の導電性材料が曝露される。したがって、フローチャネル74は親水性被覆を有し、ランド76は導電性であって、電力が燃料電池セルから導出される。この態様においては、プレート72はフローチャネル74において導電性がより低くてもよいので、被覆78は、100nm〜1μmのように、上記で議論した態様よりも厚く堆積させることができる。
図7は、本発明の他の態様による、反応ガスフローチャネル74及びランド76を有するバイポーラプレート82の切り欠き横断面図である。この態様においては、バイポーラプレート82は、その上に導電性の保護層52を有する。本発明による被覆78は、バイポーラプレート82のフローチャネル74の上のみに配置されている。
図8は、まずバイポーラプレート18のランド76の上にマスク200を選択的に形成し、その後、ケイ素を含んでいてもよい被覆50を、マスク200を含むバイポーラプレート18の上に堆積させることを含む、本発明方法の一態様を示す。マスク200は、硬質の物理的マスク、粘稠な液体又はゲル様材料、或いはフォトレジストのような除去可能な材料であってよい。図9に示すように、ランド76の上のマスク200は除去され、バイポーラプレート18のフローチャネル74の上に配置されている被覆50のみが残留する。
図10は、まずランド76及びチャネル74を含むバイポーラプレート18の上にケイ素を含む被覆50を堆積させ、次に、バイポーラプレートのチャネル74の上にフォトレジスト又は水溶性材料のようなマスク200を選択的に形成し、その後バイポーラプレートのランド76の上の被覆50をエッチバックすることを含む本発明方法の一態様を示す。エッチングは、エッチングがバイポーラプレート18に損傷を与えないならば、湿式又は乾式エッチング法を用いて行うことができる。一態様においては、ランド76の上の被覆50をアルゴンプラズマによって除去し、その後マスクの残留部分を除去することができる。
図11は、上記で議論したバイポーラプレート上に種々の層を堆積させるためのシステム100の平面図である。システム100は、吹き付け、物理気相成長法、化学気相成長法、熱溶射法、及びゾル−ゲル法をはじめとする(但しこれらに限定されない)上記記載の任意の方法を表すように意図している。システム100においては、電子銃102によって材料104を加熱し、これにより材料104を気化させて、バイポーラプレートを表す基材106上に堆積させて、その上に被覆108を形成する。他の方法においては、システム100は、イオンビームをスパッタリング表面112に当てて、金属酸化物のような材料を放出させて被覆108を堆積させるイオン銃110を含む。他の態様においては、被覆50は、噴霧、浸漬、ブラシ塗布、スピン塗布、又はスクリーン印刷によって施すことができる。
図12は、本発明の一態様による方法において有用なプラズマ化学気相成長反応器400の一態様を示す。反応器400は、複数の壁部402及び天井部404を有する。反応ガス及びキャリアガスを反応室412中に充填するために、壁部402又は天井部404を通して複数のガス充填口406、408、410を与えることができる。また、液体充填分配器414を与えることもできる。反応器は、反応室412内でプラズマを生成させるためのマイクロ波発生手段416及びRf発生手段418を含むことができる。バイポーラプレートのような燃料電池部品を支持するためにチャック420を与えることができる。
図13は、例えばバイポーラプレート18のヘッダー(図示せず)を通してスラリーを押出すことによって、バイポーラプレート18のチャネル74を通して本発明によるスラリーを流す製品及び方法を包含する本発明の一態様を示す。その後、80〜180℃の範囲の温度でビヒクルを除去して、チャネル74の一部の上に配置されている永久的な被覆50を残留させる。
図14Aは、バイポーラプレート18を成形し、これがランド76及びチャネル74を含む外側表面の上にポリマーに富む外皮500を含む本発明の一態様による方法を示す。
図14Bは、図14Aの外皮500の上に被覆を堆積させることを含み、被覆50がバイポーラプレートのランド76及びチャネル74の上にも配置されている本発明の一態様による方法を示す。
図14Cは、バイポーラプレート18のランド76の上の被覆50及び外皮500を除去することを含む本発明の一態様による方法を示す。
本発明の他の態様においては、Si−O及びSi−R(式中、Rは飽和又は不飽和の炭素鎖である)基を有する被覆を、ステンレススチールの箔のような平坦な基材上に選択的に堆積させ、その後、例えば押圧によって、複数のランド及びチャネルを含む気体流場を有し、被覆がチャネル内に堆積されているバイポーラプレートに成形する。
本発明の他の態様においては、Siを含む材料、及び炭素を含む材料をはじめとする種々の化学物質を用いて、Si−O及びSi−R(式中、Rは飽和又は不飽和の炭素鎖である)基を有する被覆を基材上に形成することができる。例えば、シラン(SiH)、酸素、及び炭素をベースとする気体又は液体を用いるプラズマCVDを用いて被覆を製造することができる。他の態様においては、テトラエチルオキシシレート又はテトラエトキシシラン(Si(CO))であるTEOS、又はメチルトリエトキシシランであるMTEOS、及び酸素又はオゾン、並びに場合によっては炭素をベースとする気体又は液体を用いるプラズマCVDを用いて被覆を製造することができる。
本明細書において層の互いの相対位置に関して「上に」、「上に配置されている」、「上に配置している」などという用語を用いる場合には、これは、層が互いに直接接触しているか、或いはこれらの層の間に他の一つ又は複数の層が介在していてもよいことを意味する。
本発明の説明は事実上単に例示のものであり、したがって、その変更は本発明の精神及び範囲から逸脱しないものであると考えられる。
図1は、本発明の一態様にしたがって製造された被覆のフーリエ変換赤外スペクトルの結果のグラフである。 図2は、本発明の他の態様に従って製造された被覆のフーリエ変換赤外スペクトルの結果のグラフである。 図3は、本発明の一態様による被覆の顕微鏡写真である。 図4は、本発明の一態様による、プレートを親水性にする被覆を有するバイポーラプレートを含む燃料電池スタックの一部の中の燃料電池セルの横断面図である。 図5は、本発明の他の態様による、空き領域によって分離された島部によって画定された被覆を含む燃料電池用のバイポーラプレートの切り欠き横断面図である。 図6は、本発明の他の態様による、プレート内のフローチャネルの間のランドにおいて被覆が除去された、被覆を含む燃料電池用のバイポーラプレートの切り欠き横断面図である。 図7は、本発明の一態様による、被覆がバイポーラプレート上の他の被覆の上に堆積されている、燃料電池用のバイポーラプレートの切り欠き横断面図である。 図8は、まずバイポーラプレートのランドの上にマスクを選択的に形成し、その後、マスクを含むバイポーラプレートの上に被覆を堆積させることを含む方法を包含する本発明の一態様を示す。 図9は、ランドの上のマスクを除去して、バイポーラプレートのチャネルの上に配置されている被覆のみを残留させる方法を含む本発明の一態様を示す。 図10は、まずバイポーラプレートの上にケイ素を含む被覆を堆積させ、次にバイポーラプレートのチャネルの上にマスクを選択的に形成し、その後、バイポーラプレートのランドの上の被覆をエッチバックすることを含む方法を包含する本発明の一態様を示す。 図11は、本発明の種々の態様にしたがってバイポーラプレート上に種々の層を堆積させるためのシステムの平面図である。 図12は、本方法において有用なプラズマ化学気相成長反応室を含む本発明の一態様を示す。 図13は、被覆剤をバイポーラプレートのチャネルを通して流す製品及び方法を包含する本発明の態様を示す。 図14Aは、バイポーラプレートを成形し、それがポリマーに富む外皮を含む本発明の一態様による方法を示す。 図14Bは、図14Aの外皮の上に被覆を堆積させることを含む本発明の一態様による方法を示す。 図14Cは、バイポーラプレートのランドの上の被覆及び外皮を除去することを含む本発明の一態様による方法を示す。

Claims (61)

  1. 基材及び基材の上に配置されている被覆を含み、被覆が2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む、燃料電池部品を含む製品。
  2. 被覆が親水性である、請求項1に記載の製品。
  3. バイポーラプレートの上に配置されている親水性の被覆を含み、被覆が約2〜約100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む、燃料電池バイポーラプレートを含む製品。
  4. ナノ粒子が約2〜約20nmの範囲の寸法を有する、請求項3に記載の製品。
  5. ナノ粒子が約2〜約5nmの範囲の寸法を有する、請求項3に記載の製品。
  6. ナノ粒子が、SiO、HfO、ZrO、Al、SnO、Ta、Nb、MoO、IrO、RuO、準安定オキシナイトライド、不定比金属酸化物、オキシナイトライド、又はこれらの誘導体の少なくとも一つを含む、請求項3に記載の製品。
  7. ナノ粒子が、ヒドロキシル官能基、ハライド官能基、カルボキシル官能基、ケトン官能基、又はアルデヒド官能基の少なくとも一つを含む、請求項3に記載の製品。
  8. 被覆が、10〜90%の無機構造体、及び5〜70%の親水性側鎖を含む、請求項3に記載の製品。
  9. 被覆がゾル−ゲル法によって製造される、請求項3に記載の製品。
  10. 官能基を有する有機側鎖を更に含む、請求項7に記載の製品。
  11. 無機構造体が二酸化ケイ素又は不定比酸化ケイ素を含む、請求項8に記載の製品。
  12. 無機構造体が酸化ジルコニウムを含む、請求項8に記載の製品。
  13. 親水性の側鎖が、アミノ基、スルホネート基、スルフェート基、スルファイト基、スルホンアミド基、スルホキシド基、カルボキシレート基、ポリオール基、ポリエーテル基、ホスフェート基、又はホスホネート基の少なくとも一つを含む、請求項8に記載の製品。
  14. 官能基が、エポキシ基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、グリシジルオキシ基、アリル基、ビニル基、カルボキシル基、メルカプト基、ヒドロキシル基、アミド基又はアミノ基、イソシアノ基、ヒドロキシ基、又はシラノール基の少なくとも一つを含む、請求項8に記載の製品。
  15. ナノ粒子が小塊形状を有する、請求項3に記載の製品。
  16. 基材、及び基材の上に配置されている第1の被覆を含み、被覆がそれぞれ約2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含み、ナノ粒子が、少なくとも一つのSi−O基、少なくとも一つの極性基、及び飽和又は不飽和の炭素鎖を含む少なくとも一つの基を含む燃料電池部品を含む製品。
  17. 極性基が、ヒドロキシル基、ハライド官能基、カルボキシル官能基、ケトン官能基、又はアルデヒド官能基を含む、請求項16に記載の製品。
  18. 炭素鎖が1〜4個の炭素原子を有する、請求項16に記載の製品。
  19. 被覆が導電性材料を更に含む、請求項16に記載の製品。
  20. 導電性材料が、Au、Ag、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Pt、希土類金属、これらの合金、高分子炭素又はグラファイトの少なくとも一つを含む、請求項19に記載の製品。
  21. 該部品がバイポーラプレートを含む、請求項16に記載の製品。
  22. 基材が金属を含む、請求項16に記載の製品。
  23. 基材が、増加した剛性及び/又は導電性のための繊維構造体を含むポリマー複合材料を含む、請求項22に記載の製品。
  24. 導電性材料を含む第2の被覆を更に含み、第2の被覆が基材上に配置されており、第1の被覆が第2の被覆上に配置されている、請求項22に記載の製品。
  25. 炭素鎖が、線状、分岐鎖、又は環式である、請求項16に記載の製品。
  26. 基材、及び基材の上に配置されている第1の被覆を含み、被覆が、それぞれ約2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含み、ナノ粒子が、少なくとも一つのSi−O基、及びSi−R基(ここで、Rは飽和又は不飽和の炭素鎖を包含する)を含む化合物を含み、Si−O基に対するSi−R基のモル比が1/8〜1/2の範囲である燃料電池部品を含む製品。
  27. 炭素鎖が1〜4個の炭素原子を有する、請求項26に記載の製品。
  28. 第1の被覆が、被覆の親水性を向上させる極性基を更に含む、請求項26に記載の製品。
  29. 極性基がヒドロキシル基を含む、請求項28に記載の製品。
  30. 被覆が導電性材料を更に含む、請求項26に記載の製品。
  31. 導電性材料が、Au、Ag、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Pt、希土類金属、これらの合金、高分子炭素又はグラファイトの少なくとも一つを含む、請求項30に記載の製品。
  32. 該部品がバイポーラプレートを含む、請求項26に記載の製品。
  33. 基材を含む燃料電池部品の少なくとも一部の上に、2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子、及びビヒクルを含むスラリーを堆積させ、そして
    ビヒクルを除去して、2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む被覆を残留させる、ことを含む方法。
  34. 被覆が親水性である、請求項33に記載の方法。
  35. 燃料電池バイポーラプレートの少なくとも一部の上に、2〜100nmの範囲の寸法を有する親水性のナノ粒子、及びビヒクルを含むスラリーを堆積させ、そして
    ビヒクルを除去して、2〜100nmの範囲の寸法を有するナノ粒子を含む親水性の被覆を残留させる、ことを含む方法。
  36. ナノ粒子が約2〜約20nmの範囲の寸法を有する、請求項35に記載の方法。
  37. ナノ粒子が約2〜約5nmの範囲の寸法を有する、請求項35に記載の方法。
  38. ナノ粒子が、SiO、HfO、ZrO、Al、SnO、Ta、Nb、MoO、IrO、RuO、準安定オキシナイトライド、不定比金属酸化物、オキシナイトライド、又はこれらの誘導体の少なくとも一つを含む、請求項35に記載の方法。
  39. ナノ粒子が、ヒドロキシル官能基、ハライド官能基、カルボキシル官能基、ケトン官能基、又はアルデヒド官能基の少なくとも一つを含む、請求項35に記載の方法。
  40. 被覆が、10〜90%の無機構造体、及び5〜70%の親水性側鎖を含む、請求項35に記載の方法。
  41. ナノ粒子が、官能基を有する有機側鎖を更に含む、請求項39に記載の方法。
  42. 無機構造体が二酸化ケイ素又は不定比酸化ケイ素である、請求項40に記載の方法。
  43. 無機構造体が酸化ジルコニウムを含む、請求項40に記載の方法。
  44. 親水性の側鎖が、アミノ基、スルホネート基、スルフェート基、スルファイト基、スルホンアミド基、スルホキシド基、カルボキシレート基、ポリオール基、ポリエーテル基、ホスフェート基、又はホスホネート基の少なくとも一つを含む、請求項39に記載の方法。
  45. 官能基が、エポキシ基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、グリシジルオキシ基、アリル基、ビニル基、カルボキシル基、メルカプト基、ヒドロキシル基、アミド基又はアミノ基、イソシアノ基、ヒドロキシ基、又はシラノール基の少なくとも一つを含む、請求項39に記載の方法。
  46. ナノ粒子が小塊形状を有する、請求項35に記載の方法。
  47. バイポーラプレートが、複数のランド及びチャネルを含む気体流場を含み、被覆が、ランド及びチャネルの上に配されている、請求項35に記載の方法。
  48. ランドから被覆を除去することを更に含む、請求項47に記載の方法。
  49. スラリーをチャネルの上のみに堆積させる、請求項47に記載の方法。
  50. スラリーをチャネルの一部のみの上に堆積させる、請求項47に記載の方法。
  51. 燃料電池バイポーラプレートの少なくとも一部の上にスラリーを堆積させることが、流場を通してスラリーを流すことを含む、請求項47に記載の方法。
  52. スラリーを堆積させる前にバイポーラプレートの一部の上にマスクを堆積させることを更に含み、マスクによってバイポーラプレートの一部を曝露した状態のまま残す、請求項47に記載の方法。
  53. スラリーを、マスク、及びバイポーラプレートの曝露された部分の上に堆積させる、請求項52に記載の方法。
  54. マスク、及びマスクの上の被覆を除去することを更に含む、請求項53に記載の方法。
  55. マスクが、ハードマスク、フォトレジストマスク、又は水洗浄可能なマスクの一つを含む、請求項52に記載の方法。
  56. マスクがランドの上に配されている、請求項55に記載の方法。
  57. チャネルの上の被覆の上にマスクを堆積させ、ランドの上の被覆を除去し、その後マスクの残りの部分を除去することを更に含む、請求項48に記載の方法。
  58. バイポーラプレートのチャネルのみを通して液体被覆剤を流し、その後液体被覆剤を硬化させることを含む、複数のランド及びチャネルを含む流場を含むバイポーラプレートの上に被覆を形成する工程を含む方法。
  59. 被覆がナノ粒子及びビヒクルを含む、請求項58に記載の方法。
  60. 液体被覆剤を硬化させることが、ビヒクルを除去して硬化被覆を与えることを含む、請求項59に記載の方法。
  61. 硬化被覆が親水性である、請求項60に記載の方法。
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