JP2009500171A - 触媒の改良 - Google Patents

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Abstract

水素と酸素の直接反応による過酸化水素の生成に有効な触媒は、酸洗浄された担体上に堆積された金、パラジウム又は、好ましくは、金とパラジウムの粒子を含む。過酸化水素への驚くほど高い選択性及び生産性が観察され、過酸化水素の分解も少ない。該触媒は長い寿命も有する。

Description

本発明は、特に過酸化水素製造用触媒の改良に関し、さらに特に水素と酸素の直接反応による過酸化水素の接触製造に関する。
過酸化水素の標準的な大規模製造法は、中間体としてアントラキノンを使用する。この方法はエネルギー集約型である。この10〜15年の間、酸素による水素の直接酸化のための代替法がかなり研究されてきたが、我々の知る限り商業的に成功していない。水素と酸素の爆発性混合物を用いる操作の危険性に対する無理からぬ懸念もある。この分野における最近の刊行物の例として、特に米国特許第5,135,731号を取り上げる。該特許では、水素と酸素を含有するガスを、水性反応媒体、酸、促進剤、多官能ホスホネート及び触媒の存在下で反応させる。触媒は、例えばPd及び/又はPtで、それらは、炭素、アルミナ、シリカ、イオン交換樹脂及びその他の従来担体のような担体上にあってよい。米国特許第4,832,938号は別の概念である。該特許は、有機物含量ゼロ又は2%未満、プロトン及び塩素又は臭素イオン源、及びPt/Pd組合せ触媒を含有する水性反応媒体中で水素を酸素と反応させることを含む。触媒は、炭素、シリカ又はアルミナ上に担持されていてよい。米国特許第4,009,252号も、白金族金属触媒を用いる水性媒体系について記載している。
より最近では、LandonらがPhys.Chem.Chem.Phys.5(2003)917に、様々なAu及びPd触媒を研究し、金合金触媒、具体的にはアルミナ上に担持された5wt%Au−Pd(1:1wt%)がH生成のための活性触媒であることを開示した論文を発表している。超臨界COを含む反応媒体を用いて試行されたが、総収率はH分解のために低かった。この学術研究は興味深いが、Hに対する80〜90%の高い選択性は1〜2℃程度の低温で達成できるが、総収率は低いようである。そのような低温はエネルギー集約的なプロセスをもたらす。
その他2つの特許文献は米国特許第5,449,655号及び欧州特許(EP)第0049810号である。米国特許第5,449,655号は、活性炭の触媒担体を酸洗浄すれば灰分を削減できること、及び白金族金属を担体上に堆積後、有機分子の水素化のための触媒性能を改良するために更なる処理が望ましいことを開示している。更なる処理とは、適切には過酸化水素のような酸化剤による処理を含む。この文献は、水素と酸素の直接反応による過酸化水素生成用触媒の形成には何の関連性もない。欧州特許(EP)第0049810号は、パラジウム又はパラジウム−金触媒の担持触媒を用い、過酸化水素分解の少ない触媒を選択することによる過酸化水素製造の改良に関する。改良触媒は、アルデヒド又はケトン及び/又は塩酸による触媒の前処理によって製造される。本発明は、過酸化水素プロセスに使用する前の触媒の前処理に関するものではなく、触媒形成前の担体の前処理に関するものである。
製造のための商業的に実現可能な触媒及び商業的に実現可能な直接反応法に対する需要は依然としてある。
従って、本発明は、金属の堆積前に酸洗浄された担体上に堆積された金、パラジウム又は好ましくは金とパラジウムの粒子を含むH生成用触媒を提供する。好ましくは、粒子は金及びパラジウムの粒子で、ある担体上に、金豊富なコアとパラジウム豊富な殻を有しうる。
担体は好ましくは無機担体材料、好ましくはSiO、TiO、Al又はFeであるか、又は活性炭でもよい。酸洗浄は適切には鉱酸、例えば塩酸又は硝酸を用いて実施する。好ましくは酸は希硝酸で、担体は例えば周囲温度で3時間処理される。実験手続として様々な濃度の酸で担体を洗浄した(以下の図1参照)。ゼオライト担体の使用も望ましいと思われ、ベータゼオライト又はZSM−5のような合成ゼオライトが示唆されるが、試験ではゼオライトYは崩壊傾向を示す。
本明細書中で使用している“コア”及び“殻”の記述は、特に、触媒粒子の物理的コアが酸洗浄された触媒担体で、その表面に金属ナノ粒子が堆積されているが、金はナノ粒子のコアの方へ、パラジウムはナノ粒子の表面の方に移動している状況を含む。従って、パラジウム豊富な殻が金豊富なコアを取り囲んでいる。都合よくはコアは50%以上の金を含有し、殻は50%以上のパラジウムを含有する。
最初の試験で、合金触媒は2.5Au−2.5Pdwt%を含有し、比較としてAu及びPdの単金属触媒は2.5wt%及び5wt%を含有していた。その他の金属の使用も、特に貴金属の“節約”を指向した触媒開発の際には考慮してもよい。
本発明はさらに、本発明によるそのような触媒の製造法も提供する。該方法は、触媒担体を酸洗浄し、金及び/又はパラジウム、都合よくは同時に金とパラジウムを洗浄担体上に堆積させて触媒前駆体を形成し、その後触媒前駆体を好ましくは400℃以上の温度で熱処理して、金、パラジウム又は金とパラジウムの粒子を含む触媒を形成させることを含む。
本発明はまた、Hの製造法も提供する。該方法は、反応媒体、好ましくは水性反応媒体の存在下、及び本発明による触媒の存在下で水素を酸素と反応させることを含む。
反応媒体は都合よくは水/有機溶媒の混合物で、有機溶媒は水混和性である。メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール及びアセトンのような溶媒が適切である。ある試験で、アセトン/水の混合物は二金属触媒の活性を増大することが見出されている(以下の表1参照)。しかしながら、異なる溶媒(イソプロピルアルコール、エタノール)を調べても触媒活性の促進は示されなかった。溶媒効果に関する調査は、有機ペルオキシ種生成の可能性があるので相当な注意を払って行われるべきであるが、アセトン及びメタノールの場合、H NMR及び13C NMRによる研究で、表1に記載のような条件下ではそのような種の生成はないことが明確に示されている。
Figure 2009500171
注 Mol/Kgcat/hr:触媒1kgあたり、1時間あたりのモル数; Nd:測定されず;。
硝酸洗浄TiO触媒の使用は、非酸洗浄触媒と比べて、大きな活性の喪失を被ることなく2℃〜40℃の温度で活性が得られている(表1)。
本発明のその他の側面は以下の実施例に開示されている。
実施例1(比較)
2.5wt%Au−2.5wt%Pd触媒を、適切な担体材料、すなわち炭素(市販されているG60)、シリカ及びTiO(主にアナターゼ)の含浸によって製造した。PdCl(Johnson Matthey)及びHAuCl・3HO(Johnson Matthey)の水溶液を用いるインシピエントウェットネス法(含浸法の一種、incipient wetness method)を使用した。形成されたペーストを粉砕し、80℃で16時間乾燥させ、静止空気中、典型的には400℃で3時間焼成した。
10mgの担持された2.5wt%Au−2.5wt%Pd触媒を、溶媒(5.6gのMeOH及び2.9gのHO)入りのオートクレーブに加え、次いでこれを5%H/COと25%O/COで満たして、総圧3.7MPa、20℃で水素対酸素比1:2とした。所望温度(2℃)に到達したら撹拌(1200rpm)を開始し、実験を30分間実施した。H及びOのガス分析はガスクロマトグラフィーにより熱伝導度検出器を用いて実施した。Hの変換は反応前後のガス分析によって計算した。Hの収率は、最終ろ過溶液の一部を酸性化Ce(SO(7×10−3mol/l)で滴定して求めた。Ce(SO溶液は、フェロインを指示薬として使用して(NHFe(SO・6HOに対して標準化されていた。以下の結果が得られた。
Figure 2009500171
実施例2
担体をAuとPdの含浸(実施例1に記載の通り)前に酸処理し(3時間、100ml)、過酸化水素合成を実施例1に記載のようにして測定した。純水中で3時間洗浄した参照サンプルも試験した。以下の結果が得られた。
Figure 2009500171
実施例3
溶媒及び溶媒/水の組成を変えて、G60酸処理及び水処理担体から形成された触媒について過酸化水素合成を測定した(実施例1のように)。全触媒とも静止空気中400℃で3時間焼成した。結果は次の通りであった。
Figure 2009500171
実施例4
担体と含浸触媒の各例を過酸化水素分解に関して試験した。全触媒とも静止空気中400℃で3時間焼成した。以下の結果が得られた。
Figure 2009500171
実施例5
実施例1で詳述した触媒担体をAu及びPdで含浸する前に、硝酸塩(ナトリウム、カリウム及びアンモニウム)で処理し、過酸化水素合成(実施例1に記載の通り)について試験した。全触媒とも静止空気中400℃で3時間焼成した。以下の結果が得られた。
Figure 2009500171
実施例6
過酸化水素合成を、G60の酸処理及び水処理された炭素上に担持され400℃で3時間空気中で焼成された2.5wt%Au−2.5wt%Pd触媒を用いて実施した。オートクレーブを30分おきにガス抜きし、過酸化水素濃度を測定し、ガス混合物を再充填して合成を続行させた。得られた結果を図4に示す。
実施例7
過酸化水素合成を、様々な反応温度で、TiO(酸処理及び水処理されている)上に担持された2.5wt%Au−2.5wt%Pd触媒(その後空気中400℃で3時間焼成)について実施例1のように測定した。以下の結果が得られた。
Figure 2009500171
触媒試験は、Parr Instrumentsのステンレススチール製オートクレーブ(名目容積50ml、最大作業圧14MPa)を用いて実施した。オートクレーブはオーバーヘッド撹拌機(0〜2000rpm)及び温度と圧力を測定するための設備を備えていた。典型的には、オートクレーブに触媒(別途記載のない限り0.01g)、溶媒(5.6gのMeOH/アセトン及び2.9gのHO)を入れ、CO(3MPa)で3回パージし、その後5%H/COと25%O/COで満たして、総圧3.7MPa、2℃で水素対酸素比1:2とした。所望温度に到達したら撹拌(別途記載のない限り1200rpm)を開始し、実験を別途記載のない限り30分間実施した。Hの収率は、最終ろ過溶液の一部を酸性化Ce(SO(7×10−3mol/l)で滴定して求めた。Ce(SO溶液は、フェロインを指示薬として使用して(NHFe(SO・6HOに対して標準化されていた。
反応媒体は、所望の結果に寄与する又は望まざる結果を回避するその他の成分を含んでいてもよい。例えば、臭化水素を加えて高温でのHOの生成傾向を削減すると、Hの分解減少(すなわち安定化)による収率の増加がもたらされる。HCl及びHNOの添加も同じ安定化を誘導するであろう。しかしながら、ハロゲン化物の存在、及びステンレススチール製反応容器に及ぼす酸の影響は業界では望ましくない。従って、これらの腐食性/毒性化合物を加えずに同じ安定化効果を誘導する触媒の前処理法は非常に望ましいであろうということが本発明者らによって評価されている。
最初の試行はオートクレーブ中で実施したが、連続又は半連続モードでも運転できることを意図している。本発明の方法は工業規模に最適化及びスケールアップできると想定される。
本発明による触媒は驚くほど長寿命及びリサイクル性を示す。酸洗浄された二金属TiO触媒を3回再使用したが、活性に何の低下も示さなかった(以下の表2参照、酸洗浄TiO担体をベースにした2.5−2.5%Au−Pd触媒使用)。
Figure 2009500171
さらに最初の試験は、酸洗浄された活性炭担体を、2.5wt%Auと2.5wt%Pdの堆積及び空気中400℃で3時間の熱処理後に用いて実施した。Hの生産性(mol/kgcat/hr)について、未処理の炭素担体を様々な濃度の硝酸で洗浄した同じ炭素と比較した。結果を図1に示す。
担体の種類、及びその上に堆積されている金属粒子の組成の影響を評価した。評価は、3種類の異なるシリカ担体について、酸洗浄しない場合及び2%硝酸で前処理した場合のAu単独触媒、Pd単独触媒及びAuPd触媒のHの生産性を測定することによって実施した。結果を図2に示す。酸洗浄の有益効果は全担体で明白で、活性の増大は、Au単独、Pd単独又はAuPdにかかわらず全触媒で観察された。
図3は、非酸洗浄アルミナ担持触媒のAu/Pdの最適wt%が4.2%Au:0.8%Pd、又はおよそ5.25:1であることを示す比較試験である。同じ割合が酸洗浄担体の場合にも適用されると予想される。
本発明による方法は、予備的試行で、Hへの高収率及び/又は高選択性を示した。本方法を室温又はその付近で実施した予備的結果は、90%を超える選択性と、好適な条件下で実施した場合およそ500mol/kgcat/hrの生産速度が達成できることを示している。
未処理及び様々な濃度の硝酸で処理した活性炭担体触媒のH生産性を比較した図である。 担体の種類、金属粒子の組成が異なる場合の、酸洗浄の有無によるH生産性を示す図である。 非酸洗浄アルミナ担持触媒のAu/Pdの最適wt%比を示す図である。 酸洗浄触媒の再使用性を示す図である。

Claims (10)

  1. 生成用触媒であって、金属の堆積前に酸洗浄された担体上に堆積された金、パラジウム又は金とパラジウムの粒子を含む触媒。
  2. 粒子が金とパラジウムの粒子である、請求項1に記載の触媒。
  3. 担体が、シリカ、チタニア、アルミナ、Fe、触媒形成条件下で安定なゼオライト、又は活性炭である、請求項1又は2に記載の触媒。
  4. 担体が希硝酸で洗浄されている、請求項1、2又は3に記載の触媒。
  5. 触媒中の金とパラジウムの重量比が約5.25:1である、請求項2又はそれに従属しているいずれかの請求項に記載の触媒。
  6. 前記請求項のいずれか1項に記載の触媒の製造法であって、触媒担体を酸洗浄し、金及び/又はパラジウム前駆体を洗浄担体上に堆積させて触媒前駆体を形成し、その後前記触媒前駆体を好ましくは少なくとも400℃の温度で焼成して、金、パラジウム又は金とパラジウムの粒子を含む触媒を形成させることを含む方法。
  7. 反応媒体の存在下で酸素と水素の直接反応によるHの生成法であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載の触媒の使用を含む方法。
  8. 反応媒体が水と水混和性有機溶媒の混合物である、請求項11に記載の方法。
  9. 反応媒体がメタノール水溶液である、請求項12に記載の方法。
  10. 2〜40℃の範囲の反応温度の使用を含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載の方法。
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