JP2009303080A - 棒状導光体および画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】棒状導光体の出射光量を高める。
【解決手段】棒状導光体26は、端面から入射した光を内面で反射させながら長手方向に沿って設けられた出射面32から外部に出射する。棒状導光体26は、出射面32と対向するように設けられ、端面から入射された光を散乱させる散乱パターン形成面35と、出射面32と散乱パターン形成面35との間に設けられた第1側面36、第2側面38と、第1側面36、第2側面38からそれぞれ突出するように設けられ、出射面32で反射された光を取り込んで出射面32に向けて反射させ、出射面32より外部に出射させる第1凸状部40、第2凸状部42とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】棒状導光体26は、端面から入射した光を内面で反射させながら長手方向に沿って設けられた出射面32から外部に出射する。棒状導光体26は、出射面32と対向するように設けられ、端面から入射された光を散乱させる散乱パターン形成面35と、出射面32と散乱パターン形成面35との間に設けられた第1側面36、第2側面38と、第1側面36、第2側面38からそれぞれ突出するように設けられ、出射面32で反射された光を取り込んで出射面32に向けて反射させ、出射面32より外部に出射させる第1凸状部40、第2凸状部42とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、端面から入射した光を所定の出射面から出射する棒状導光体、および該棒状導光体を組み込んだ画像読取装置に関する。
ファクシミリ、複写機、スキャナ装置には、原稿にライン状の光を照射する棒状導光体と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに集光するレンズアレイとを備えた画像読取装置が組み込まれている。
このような画像読取装置においては、棒状導光体から原稿に対して、原稿の読み取りに十分な光量の光を照射することが求められる。そのため、光の出射面が露出するようにして棒状導光体を白色の導光体ケースに装填する技術が開示されている(たとえば特許文献1参照)。このように棒状導光体を導光体ケースに装填することにより、出射面以外の面から外部に漏れた光は導光体ケースで反射され、棒状導光体の内部に戻されるので、光の損失が低減され、従って出射光量を高めることができる。
特開2006−148501号公報
しかしながら、このように棒状導光体から外部に漏れる光を有効に利用するために棒状導光体を導光体ケースに装填する構成とした場合、部品点数が増え、また棒状導光体を導光体ケースに装填する工程が必要となるため、コストが高くなる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、導光体ケースを用いることなく、出射光量を高めることのできる棒状導光体、および該棒状導光体を用いた画像読取装置を提供することにある。
を提供することにある。
を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の棒状導光体は、端面から入射した光を内面で反射させながら長手方向に沿って設けられた出射面から外部に出射する棒状導光体であって、出射面と対向するように設けられ、端面から入射された光を散乱させる散乱パターン形成面と、出射面と散乱パターン形成面との間に設けられた側面と、側面から突出するように設けられ、出射面で反射された光を取り込んで出射面に向けて反射させ、出射面より外部に出射させる凸状部とを備える。
この態様によると、出射面で反射された光を取り込んで出射面に向けて反射させ、出射面より外部に出射させる凸状部を側面に設けたことにより、導光体ケースを用いなくとも光を有効利用できるようになり、出射光量を高めることができる。また、部品点数および組立行程が削減されるので、安価な棒状導光体を提供できる。
凸状部は、当該棒状導光体の長手方向に直交する断面形状が、長手方向にわたって同一となるように形成されていてもよい。このように形成することにより、棒状導光体の長手方向全体に亘って出射光量を高めることができる。
凸状部は、出射面側から散乱パターン形成面側に向けて傾斜して突出するように設けられていてもよい。また、凸状部は、自身に入射したときの光の方向とは異なる方向に光を反射するよう形成されてもよい。また、凸状部は、反射した光が、出射面の臨界角よりも小さい入射角で出射面に入射するように形成されてもよい。さらに、凸状部は、当該棒状導光体の長手方向に直交する断面形状が矩形状に形成されていてもよい。これらの場合、凸状部は、好適に出射面で反射された光を取り込んで出射面に向けて反射させ、出射面より外部に出射させることができる。
側面に複数の凸状部が設けられていてもよい。この場合、凸状部が一つの場合よりも出射光量を増加することができる。また、複数の凸状部は、当該棒状導光体の長手方向の中心面に対して対称に設けられていてもよい。この場合、出射光の光量分布を中心面に対して対称とすることができる。
本発明の別の態様は、画像読取装置である。この装置は、原稿に光を照射する上述の棒状導光体と、棒状導光体からの出射光のうち原稿からの反射光を集光するレンズアレイと、レンズアレイにより集光された光を受光するラインイメージセンサとを備える。
この態様によると、棒状導光体から原稿に照射される出射光量を増加できるので、画像読取性能を向上させた画像読取装置を構成できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、導光体ケースを用いることなく、出射光量を高めることができる棒状導光体、および該棒状導光体を用いた画像読取装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置10の断面図である。図1に示すように、画像読取装置10は、フレーム(筐体)12と、原稿Gを載置するためのガラス板14と、原稿Gに光を照射するライン照明装置16と、原稿Gからの反射光を集光するロッドレンズアレイ18と、ロッドレンズアレイ18により集光された光を受けるラインイメージセンサ(光電変換素子)20とを備える。ライン照明装置16は、棒状導光体26を含んで構成される。
フレーム12の上方には凹部12aが形成され、下方には凹部12bが形成されている。上方の凹部12a内には、ライン照明装置16が斜めに固定されている。ライン照明装置16は、照射光の光軸Ax2が、ロッドレンズアレイ18の光軸Ax1とガラス板14の上面との交点を通るように固定される。また、凹部12aの上面は、ガラス板14で覆われている。下方の凹部12bには、ラインイメージセンサ20を備えた基板22が取り付けられている。さらに、フレーム12の凹部12aと凹部12bに間には、ロッドレンズアレイ18が保持されている。
画像読取装置10においては、ライン照明装置16からの出射光がガラス板14を通して原稿Gに当てられ、原稿Gからの反射光をロッドレンズアレイ18を介してラインイメージセンサ20にて検出することで原稿Gを読み取る。ガラス板14に対してフレーム12を副走査方向に走査することにより、原稿Gの所望の領域の読み取りを行うことができる。
図2は、ライン照明装置16の斜視図である。図2に示すように、ライン照明装置16は、棒状導光体26の一方の端部に発光ユニット24が設けられた構造となっている。発光ユニット24は、赤色発光、緑色発光、青色発光の3個の発光素子(図示せず)を備えている。発光素子は、LED等であってよい。
棒状導光体26は、アクリルなどの透明樹脂を押出成形して得られ、その断面形状は略円形状に形成されている。棒状導光体26の下端部には、断面台形状にされた散乱パターン形成部34が突設されている。散乱パターン形成部34の下面35には、棒状導光体26の端面から入射した光を散乱させるための光散乱パターン30が白色塗料をスクリーン印刷等することによって形成されている。下面35は、散乱パターン形成面35とも呼ばれる。
光散乱パターン30は、発光ユニット24から離れるにつれて面積が増加するように形成されている。図示の例では、光散乱パターン30は、発光ユニット24から離れるにつれて棒状導光体26の長手方向に幅が長くなるように形成されている。光散乱パターン30は、発光ユニット24から離れるにつれて短手方向に幅が長くなるように形成されてもよい。要は、入射面から遠くなるに従って光散乱パターン30の形成領域を広くすることで、出射面32から出射される光が長手方向(画像読取装置10に設けられた際には主走査方向)の全長に亘って均一になるようにすればよい。
棒状導光体26において、散乱パターン形成面35と対向する面は、光散乱パターン30により散乱された光を外部に出射するための出射面32とされている。出射面32は、長手方向に沿って設けられている。出射面32は、画像読取装置10において照射が必要な原稿Gの所定の領域(読取領域ともいう)に応じて定められる。本実施の形態では、棒状導光体26を断面略円形状としているため、出射面32の短手方向の境界(図2において破線で図示している)は厳密には規定されない。たとえば、出射面32の外側の領域からも光が外部に出射され得る。そこで、本実施の形態における出射面とは、原稿Gの所定の読取領域に照射され、読取に実質的に有効に作用している光を照射している領域を指すものとする。
本実施の形態において、出射面32は、所定の照射角θにより規定される。照射角θとは、棒状導光体26の光軸Ax2と散乱パターン形成面35との交点から出射面32の両端辺に引いた2つの直線のなす角である。図示の例では、照射角θを約60度に設定している。
出射面32と散乱パターン形成面35との間には、第1側面36および第2側面38が設けられている。第1側面36および第2側面38は、棒状導光体26の長手方向の中心面に対して対称に設けられている。棒状導光体26の長手方向の中心面とは、短手方向中心において散乱パターン形成部34と垂直に交わる面であり、光軸Ax2を含む面である。
本実施の形態においては、第1側面36、第2側面38にはそれぞれ、第1凸状部40、第2凸状部42が突設されている。第1凸状部40、第2凸状部42は、出射面32で反射された光を取り込んで出射面32に向けて反射させ、出射面32より外部に出射させる。
図1および図2に示すように、第1凸状部40、第2凸状部42はそれぞれ、棒状導光体26の長手方向に直交する断面形状が矩形状に形成されており、出射面32側から散乱パターン形成面35側に向けて傾斜して突出するように設けられている。第1凸状部40、第2凸状部42の先端部は、角部を面取りされており、断面三角形状に形成されている。第1凸状部40、第2凸状部42は、自身に入射したときの光の方向とは異なる方向に光を反射するよう形成される。また、第1凸状部40、第2凸状部42は、反射した光が、出射面32の臨界角よりも小さい入射角で出射面32に入射するように形成される。このような形状にすることにより、好適に出射面32で反射された光を取り込んで出射面32に向けて反射させ、出射面32より外部に出射させることが可能となる。
第1凸状部40、第2凸状部42は、棒状導光体26の長手方向の中心面に対して対称に設けられている。この場合、出射光の光量分布を中心面に対して対称とすることができる。本実施の形態では、第1凸状部40、第2凸状部42はそれぞれ、棒状導光体26の円形状部分の9時と3時の位置(12時の位置は、光軸Ax2と出射面32の交点)から、該9時と3時の位置の接線方向に向かって突出している。第1凸状部40、第2凸状部42は、図2に示すように、棒状導光体26の長手方向に直交する断面形状が、長手方向にわたって同一となるように形成されている。このように形成することにより、棒状導光体26の長手方向全体に亘って出射光量を高めることができる。
図3は、本実施の形態に係る棒状導光体26における光線の軌跡を説明するための図である。発光ユニット24から出力され、棒状導光体26の端面に入射した光は、棒状導光体26の内面で反射を繰り返しながら、長手方向に伝達されていく。そして、光が散乱パターン形成面35に形成された光散乱パターン30に当たると、光は様々な方向に散乱される。ここでは、散乱パターン形成面35から異なる方向に散乱された光の軌跡を4つの光線L1〜L4を用いて表している。なお、図3では、説明を簡単にするために第2凸状部42の図示を省略している。
図3に示すように、光線L1〜L3は、出射面32に対する入射角が臨界角よりも小さいため、出射面32より外部に出射されている。一方、光線L4は、一旦第2側面38ににより反射された後に出射面32に入射しているが、出射面32に対する入射角が臨界角よりも大きいため、全反射されている。この出射面32で全反射された光線L4は、第1凸状部40内に取り込まれる。第1凸状部40内に入射した光線L4は、第1凸状部40の側面や三角形状の先端部において反射が繰り返された後、40に入射したときの光の方向とは異なる方向に向けて第1凸状部40から出射される。第1凸状部40により反射された光線L4は、臨界角よりも小さい入射角で出射面32に入射するため、今度は反射されずに出射面32から外部に出射される。なお、図3において図示を省略した第2凸状部42に入射した光も同様に、第2凸状部42の内部において反射され、出射面32から外部に出射される。
第1凸状部40を設けずに第1側面36を単なる円弧状の側面とした場合、光線L4のような出射面32で全反射された光は、棒状導光体26内部で反射を繰り返した後第1側面36や散乱パターン形成部34から外部に漏れるなどするため、出射面32から出射することができない。つまり、発光ユニット24からの光が有効に利用されていない。また、第1側面36や散乱パターン形成部34から漏れた光を有効に利用するため、棒状導光体26を導光体ケースに収納した場合、部品点数が増え、また棒状導光体26を導光体ケースに装填する工程が必要となるため、コストが高くなる。
本実施の形態に係る棒状導光体26では、棒状導光体26の第1側面36、第2側面38にそれぞれ第1凸状部40、第2凸状部42を設けたことにより、出射面32で一旦全反射された光の少なくとも一部が出射面32から出射されるようになるので、導光体ケースを用いることなく発光ユニット24からの光を有効に利用することができ、出射面32からの出射光量を増加させることができる。
第1凸状部40、第2凸状部42は、押出成形により棒状導光体26本体と一体に形成できるため、部品点数および組立行程は増加せず、安価に棒状導光体26を製造できる。
また、導光体ケースを用いた場合、導光体ケースの寸法公差や棒状導光体を導光体ケースに装填する際の組立公差などにより、棒状導光体26の照射特性にばらつきがでる可能性がある。本実施の形態の場合、押し出し成形により棒状導光体26本体と一体に形成できるため、寸法公差は小さくなり、また組立公差は無くなる。従って、照射特性が安定した棒状導光体26を提供できる。
図4(a)〜(h)は、棒状導光体の変形例を説明するための図である。図4(a)〜(f)は、棒状導光体の変形例を示す。また、図4(g)は、比較例として側面に凸状部を設けていない棒状導光体56を示す。また図4(h)は、図4(g)の棒状導光体56を導光体ケース58に装填した状態を示す。
図4(a)は、両側面に6つの凸状部45を設けた棒状導光体44を示す。このように凸状部の数を増やすことにより、出射面で一旦全反射された光をより多く出射面から出射できるようになるので、出射光量をより高めることができる。
図4(b)、(c)は、凸状部の幅を広く形成した棒状導光体46、48を示す。棒状導光体46では4つの凸状部47を形成しており、棒状導光体48では2つの凸状部49を形成している。凸状部の幅を広くしたり、または狭くしたりすることにより、出射面の形状や照射角に応じて出射光量の調整することが可能となる。
図4(d)は、長手方向に直交する断面形状を茸形状としたことにより凸状部51を形成した棒状導光体50を示す。このような茸形状の場合も、凸状部51が形成されるため、出射面で一旦全反射された光を出射面から出射できるようになり、出射光量を高めることができる。また、このような茸形状は簡易な形状であるため、押出成形の作業性および歩留まりを高めることができる。
図4(e)は、凸状部53の先端部が断面円弧状に形成された棒状導光体52を示す。このように凸状部53の先端部を断面円弧状に形成した場合、曲率半径を適宜設定することにより、好適に出射面で反射された光を取り込んで出射面に向けて反射させ、出射面より外部に出射させることができる。また、凸状部53の先端部を断面円弧状に形成することにより、先端部の欠けを抑制でき、歩留まりを向上することができる。
図4(f)は、断面矩形状の棒状導光体54を示す。この棒状導光体54においては、短辺を含む長手方向の対向する側面のうち、一方の側面が散乱パターン形成面54aとされ、他方の側面が出射面54bとされている。そして、散乱パターン形成面54aと出射面54bとの間の2つの側面54c、54dにはそれぞれ、断面矩形状の凸状部55a、55bが突設されている。この凸状部55a、55bも、図1〜図3において説明した棒状導光体26の第1凸状部40、第2凸状部42と同様に、出射面54bで反射された光を取り込んで出射面54bに向けて反射させ、出射面54bより外部に出射させるように形成される。この場合も、導光体ケースを用いなくとも光を有効利用できるようになり、出射光量を高めることができる。また、部品点数および組立行程が削減されるので、安価な棒状導光体を提供できる。
本発明者は、図4(a)〜(e)に示す各変形例について出射光量を比較するシミュレーションを行った。図4(h)に示す棒状導光体56を導光体ケース58に装填した構成の場合の出射光量を100%とした場合、図4(g)に示す比較例としての棒状導光体56の場合の出射光量は、約60%となった。一方、図4(a)に示す棒状導光体44の出射光量は約90%、図4(b)に示す棒状導光体46の出射光量は約85%、図4(c)に示す棒状導光体48の出射光量は約77%、図4(d)に示す棒状導光体50の出射光量は約75%、図4(e)に示す棒状導光体52の出射光量は約80%となった。図4(a)〜(e)のいずれの棒状導光体も、比較例としての図4(g)の棒状導光体56よりも出射光量を増加できていることが分かる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、凸状部を棒状導光体の両側面に設けたが、片側の側面のみに設けてもよい。この場合も、出射光量を高めることができる。また、上述の実施の形態では、棒状導光体の長手方向の中心面に対して対称に凸状部を設けたが、原稿の読取領域、棒状導光体の配置などに応じて、非対称に凸状部を設け、光量分布が非対称となるようにしてもよい。
10 画像読取装置、 12 フレーム、 14 ガラス板、 16 ライン照明装置、 18 ロッドレンズアレイ、 20 ラインイメージセンサ、 24 発光ユニット、 26 棒状導光体、 30 光散乱パターン、 32 出射面、 35 散乱パターン形成面、 36 第1側面、 38 第2側面、 40 第1凸状部、 42 第2凸状部。
Claims (9)
- 端面から入射した光を内面で反射させながら長手方向に沿って設けられた出射面から外部に出射する棒状導光体であって、
前記出射面と対向するように設けられ、前記端面から入射された光を散乱させる散乱パターン形成面と、
前記出射面と前記散乱パターン形成面との間に設けられた側面と、
前記側面から突出するように設けられ、前記出射面で反射された光を取り込んで前記出射面に向けて反射させ、前記出射面より外部に出射させる凸状部と、
を備えることを特徴とする棒状導光体。 - 前記凸状部は、当該棒状導光体の長手方向に直交する断面形状が、長手方向にわたって同一となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の棒状導光体。
- 前記凸状部は、前記出射面側から前記散乱パターン形成面側に向けて傾斜して突出するように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の棒状導光体。
- 前記凸状部は、自身に入射したときの光の方向とは異なる方向に光を反射するよう形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の棒状導光体。
- 前記凸状部は、反射した光が前記出射面の臨界角よりも小さい入射角で前記出射面に入射するように形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の棒状導光体。
- 前記凸状部は、当該棒状導光体の長手方向に直交する断面形状が矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の棒状導光体。
- 前記側面に複数の前記凸状部が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の棒状導光体。
- 複数の前記凸状部は、当該棒状導光体の長手方向の中心面に対して対称に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の棒状導光体。
- 原稿に光を照射する請求項1から8のいずれかに記載の棒状導光体と、
前記棒状導光体からの出射光のうち前記原稿からの反射光を集光するレンズアレイと、
前記レンズアレイにより集光された光を受光するラインイメージセンサと、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
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