JP2006148501A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ライン照明装置の配置自由度が高い画像読取装置を提供する。
【解決手段】 棒状導光体3はアクリルなどの透明樹脂を成形してなり、一方の端面が前記発光ユニット9に対向しその底面31には前記端面から入射した光を乱反射せしめる散乱パターン32が白色塗料を塗布したり凹凸を形成することで設けられ、底面31と対向する箇所には偏向手段としての楔状プリズム33が接着され、この楔状プリズム33の上面を棒状導光体3の出射面34としている。このように楔状プリズム33を設けることで出射光の光軸がロッドレンズアレイ8の光軸方向に移動する。
【選択図】 図1
【解決手段】 棒状導光体3はアクリルなどの透明樹脂を成形してなり、一方の端面が前記発光ユニット9に対向しその底面31には前記端面から入射した光を乱反射せしめる散乱パターン32が白色塗料を塗布したり凹凸を形成することで設けられ、底面31と対向する箇所には偏向手段としての楔状プリズム33が接着され、この楔状プリズム33の上面を棒状導光体3の出射面34としている。このように楔状プリズム33を設けることで出射光の光軸がロッドレンズアレイ8の光軸方向に移動する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、端面から入射した光線を所定幅の出射面から出射する棒状導光体とレンズアレイを組み込んだ画像読取装置に関する。
ファクシミリ、複写機、スキャナ装置には、原稿にライン状の光を照射する棒状導光体と原稿からの反射光をラインイメージセンサに集光せしめるレンズアレイを備えた画像読取装置が組み込まれている。
特許文献1には、棒状導光体の端面から入射せしめた光線を棒状導光体の内面で全反射させながら棒状導光体の出射面から出射させ、この出射光で天板上に載置した原稿を照射し、その反射光をレンズアレイでライン状に配列したイメージセンサに入射せしめるようにした画像読取装置が開示されている。
特許文献2には、液晶表示装置のバックライト用面光源として、平板状導光体の一面側にレンチキュラーレンズを設け、側端面から入射した光線を均一にレンチキュラーレンズを設けた面から出射せしめるようにしている。
特開2004−56425号公報
特開平10−282496号公報
図8は特許文献1などに開示される従来の画像読取装置の構成図である。従来の画像読取装置は、フレーム(筺体)100に凹部100a、凹部100bを形成し、凹部100aの上面は原稿を載置する透明な天板101で塞ぎ、凹部100a内には棒状導光体をケースに収めたライン照明装置102を斜めに固定し、また下方の凹部100bにはラインイメージセンサ(光電変換素子)103を備えた基板104を取り付け、更にフレーム100内には等倍結像用のロッドレンズアレイ105を保持している。
図9は上記配置とした画像読取装置の副走査方向(ライン照明装置の移動方向)と光強度との関係をガラス天板に対する原稿の浮き量ごとに測定したグラフである。グラフの0mmの位置がロッドレンズアレイ105の光軸上に一致しており、この光軸上に最適光強度分布aがくるようにライン照明装置102の傾斜角や位置を設定している。
ここで、光強度分布bは原稿の浮き量に拘らず光強度が一定であるが、光強度自体が最大値の50%程度であり十分ではなく、最適光強度分布とは言えない。また光強度分布cは原稿の浮き量が大きくなるにつれて光強度が大きく低下するため、最適光強度分布とは言えない。最適光強度分布は原稿の浮き量にそれほど左右されず且つ光強度も十分得られる分布aということになる。
ところで、ラインイメージセンサ103の近くには、センサの駆動回路106を配置する必要がある。その結果、ロッドレンズアレイ105の光軸上に最適光強度分布がくるようにライン照明装置の傾斜角や位置を設定することができない場合が生じる。
例えば、図10は図8の状態からライン照明装置102を左側にそのままの傾斜角でずらせており、この構成における画像読取装置の副走査方向と光強度との関係を図11に示す。この図11から明らかなように、この場合には最適光強度分布aがロッドレンズアレイ105の光軸上からずれてしまい、最適強度分布となるようにライン照明装置の位置を是正することができない。
このため従来にあっては最適光強度分布がレンズアレイの光軸上からずれた状態で画像読取装置を組み付けていた。また特許文献2は面状のバックライトに関するものであるので副走査方向の光強度分布という概念がない。
上記課題を解決するため本発明は、端面から入射した光線を内面で反射させて長手方向に設けられた出射面から出射する棒状導光体と、この棒状導光体からの出射光のうち原稿からの反射光をラインイメージセンサに向けて集光せしめるレンズアレイ(正立等倍結像系)とを備えた画像読取装置において、前記棒状導光体の出射部には出射光の光強度分布を副走査方向にシフトしてレンズアレイの光軸上に最適光強度分布を近づける偏向手段を設けた。
前記偏向手段としては、棒状導光体の底面に対し出射面を非平行とする、棒状導光体の出射面に楔状プリズムを接着する、棒状導光体の出射面にフレネルタイプのレンズを形成するなどが考えられる。
本発明によれば、棒状導光体を光学的に最適な位置に設けることができなくても、光強度分布特性を副走査方向にシフトすることができる。したがって、筐体、レンズアレイ、ラインセンサなどをそのままにして、棒状導光体のみを交換することで棒状導光体の位置変更に対処することができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る画像読取装置の断面図、図2は同画像読取装置に組み込むライン照明装置の要部の斜視図、図3は同ライン照明装置の要部の分解斜視図である。
本発明の画像読取装置の基本的配置は従来と同様であり、フレーム(筺体)1に凹部1a、凹部1bを形成し、凹部1aの上面は原稿を載置する透明な天板2で塞ぎ、凹部1a内には棒状導光体3をケース4に収めたライン照明装置5を斜めに固定し、また下方の凹部1bにはラインイメージセンサ(光電変換素子)6備えた基板7を取り付け、更にフレーム1内には等倍結像用のロッドレンズアレイ8を保持している。ここで、ライン照明装置5の位置は図10に示した位置と同様で従来の位置よりもロッドレンズアレイ8を基準として左側にずらし、駆動回路10を基板7上に設けている。
前記ライン照明装置5のケース4は断面U字状をなし、その一端には発光ユニット9が取り付けられ、この発光ユニット9にはRGBの各色LED9a,9b,9cが棒状導光体3の底面の法線上に取り付けられている。
また、棒状導光体3はアクリルなどの透明樹脂を成形してなり、一方の端面が前記発光ユニット9に対向しその底面31には前記端面から入射した光を乱反射せしめる散乱パターン32が白色塗料を塗布したり凹凸を形成することで設けられている。
また、棒状導光体3の底面31と対向する箇所には偏向手段としての楔状プリズム33が接着され、この楔状プリズム33の上面を棒状導光体3の出射面34としている。このように楔状プリズム33を設けることで出射光の光軸がロッドレンズアレイ8の光軸方向に移動する。
図4は図1に示した画像読取装置の副走査方向と光強度との関係を原稿の浮き量ごとに示したグラフであり、このグラフからロッドレンズアレイ8の光軸上に最適光強度分布がほぼ一致している。
図5(a)〜(d)は棒状導光体の別実施例を示す図であり、このうち(a)に示す棒状導光体3は、底面31と対向する箇所に偏向手段としての楔状プリズム部35を一体的に設けている。このように楔状プリズム部35を棒状導光体3と一体的に設けることで最適光強度分布をロッドレンズアレイ8の光軸上にシフトできるだけでなく、接着面がないため反射ロスがなくなり光量も向上する。
尚、この実施例にあっては楔状プリズム部35の先端部にR面取り35aを施している。
尚、この実施例にあっては楔状プリズム部35の先端部にR面取り35aを施している。
図5(b)に示す棒状導光体3は、底面31と対向する箇所に偏向手段としてのフレネルタイプ或いはレンチキュラータイプのレンズ部36を形成し、出射光の向きを調整している。
図5(c)に示す棒状導光体3は、底面31と対向する面を底面と非平行とし、この対向する面に楔状プリズム33を接着し、楔状プリズム33の上面と棒状導光体の底面31とが平行になるようにしている。この場合、楔状プリズム33の屈折率と棒状導光体3の屈折率とが同一であると出射光を偏向することができないので、楔状プリズム33の屈折率と棒状導光体3の屈折率とを異ならせている。
尚、導光体とプリズムを接着する場合は、導光体とプリズムの屈折率を異ならせ、導光体とプリズムの間に空気層を介在せしめる場合には屈折率が同一でもよい。
尚、導光体とプリズムを接着する場合は、導光体とプリズムの屈折率を異ならせ、導光体とプリズムの間に空気層を介在せしめる場合には屈折率が同一でもよい。
図5(d)に示す棒状導光体3は、底面31に対向する面に楔状プリズム37を接着しているが、楔状プリズム33がケース4から突出している。ただし突出量を抑えるため、底面31と対向する面を底面31と非平行としている。
図6及び図7はライン照明装置の配置の別実施例を示す図であり、このうち図6に示す実施例は画像読取装置の上下方向の寸法を小さくするため、ライン照明装置の傾斜角を大きく(水平に近い状態)している。従来であれば、ライン照明装置からの出射光は天板2の下面で全反射してしまうが、楔状プリズム部35によって出射光の角度を偏向することで、最適光強度分布をロッドレンズアレイ8の光軸上に一致せしめた状態を維持できる。
図7に示す別実施例にあっては、画像読取装置の左右方向の寸法を小さくするため、ライン照明装置の傾斜角を小さく(垂直に近い状態)している。従来であれば、最適光強度分布がロッドレンズアレイ8の光軸上から外れてしまうが、楔状プリズム部35によって出射光の角度を偏向することで、最適光強度分布をロッドレンズアレイ8の光軸上に近づけることができる。
本発明に係る画像読取装置は、コピー機、ファクシミリ等に組み込まれて有効に利用される。
1…フレーム(筺体)、1a,1b…凹部、2…天板、3…棒状導光体、4…ケース、5…ライン照明装置、6…ラインイメージセンサ(光電変換素子)、7…基板、8…ロッドレンズアレイ、9…発光ユニット、9a,9b,9c…RGBの各色LED、10…駆動回路、31…棒状導光体の底面、32…散乱パターン、33…楔状プリズム、34…出射面、35…楔状プリズム部、35a…R面取り、36…フレネルタイプ或いはレンチキュラータイプのレンズ部。
Claims (4)
- 端面から入射した光線を内面で反射させて長手方向に設けられた出射面から出射する棒状導光体と、この棒状導光体からの出射光のうち原稿からの反射光をラインイメージセンサに向けて集光せしめるレンズアレイとを備えた画像読取装置において、前記棒状導光体の出射部には出射光の光強度分布を前記画像読取装置の副走査方向にシフトしてレンズアレイの光軸上に最適光強度分布を近づける偏向手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
- 請求項1に記載の画像読取装置において、前記偏向手段は棒状導光体の底面に対し出射面を非平行としたことを特徴とする画像読取装置。
- 請求項1に記載の画像読取装置において、前記偏向手段は棒状導光体の出射面に空気層を介して配置されるプリズムまたはフレネルタイプのレンズであることを特徴とする画像読取装置。
- 請求項1に記載の画像読取装置において、前記偏向手段は棒状導光体の出射面に接着される導光体とは異なる屈折率のプリズムまたはフレネルタイプのレンズであることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
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2004
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