JP5012790B2 - 照明装置及びそれを用いた画像読取装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ファクシミリ、コピー機、スキャナなどに使用される照明装置及びそれを用いた画像読取装置に関する。
一般に、画像読取装置などに使用される照明装置は、光源からの光で、読み取り対象を照明するために導光体が用いられている。従来の照明装置の導光体は、その導光体の一面を光束の光出射面とし、光出射面に対向する面に導光体端部から入射された光束を拡散・反射するための散乱領域を有する。導光体の端部に配される光源からの光を導光体の長手方向に導光し、散乱領域により光を散乱させ、光出射面から線状の光を出射して読み取り対象領域を照明する。例えば、特開平6−217084号公報図1(特許文献1参照)には、光源からの光を長手方向に導光するもので、導光体の長手方向に沿って拡散・反射する領域を設けたものが開示されている。
また、特開平2003−348299号公報段落[0023](特許文献2参照)には、角棒状導光体の側面のうち、出射面への反射光量が最も多くなる側面については、光源から離れた箇所にのみ光散乱パターンを形成し、光源の近傍となる箇所には光散乱パターンを形成せず、その代わり比較的光源に対する感度が鈍く且つ反射光が出射面から直接放出されにくい側面に光反射パターンを形成して光量不足を補うようにしたものが開示されている。
また、特開平10−241432号公報段落[0118](特許文献3参照)には、LED素子31a,31b,31cが拡散領域11の形成される平面Sから、発光素子の中心が出射面から遠い側に配されているものや、3個中1個以上が拡散領域11の形成される平面Sに配されているものが開示されている。
また、特開2006−287923号公報段落[0022](特許文献4参照)には、導光体100の導光部101と出光部102の境界部に一定の高さを有する矩形構造の突起103と、この突起103に対向する位置に楔形状の突起104を設けたものが開示されている。
特開平6−217084号公報(第1図) 特開2003−348299号公報(段落0023) 特開平10−241432号公報(段落0118) 特開2006−287923号公報(段落0022)
しかし、特許文献1に記載のものでは、LED光源の中心位置が領域5の短手幅の中心を通る法線からずらされて(オフセットされて)配されているので、透光性部材3とLED光源8とが分離して構成される場合には、組み込み時のずれ量に起因するカップリング量の変化が大きく、長手方向の照度分布が照明装置毎に異なるという課題があった。
特許文献2に記載のものでは、光源寄りの部分の反射光量を均一にすることができるものの角棒状導光体側壁に多数の光反射パターン18を必要とするので導光体の製造に手間がかかるという課題があった。
特許文献3に記載のものでは、導光体に入射した光が、導光体の光源に近い拡散領域に直接入射しないように一部拡散領域と光出射面との間の距離を短くするので、断面形状が変化するため一体成型加工には不向きであるという課題があった。
特許文献4に記載のものでは、突起103の断面形状を矩形とし、導光部101と出光部102との間での光の伝達を有効なものとし、導光体100の長手方向に沿った光源からの距離に応じて楔部104の高さを変えることにより、出光部102へ進入する光量を制御するので、長手方向に対する断面形状が変化するため一体成型加工には不向きであるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、読み取り領域の照明強度を増加すると共にコンパクトな照明装置及びそれを用いた画像読取装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る照明装置は、画像読取装置に用いられる照明装置であって、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に複数配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する複数の前記円柱のうち、少なくとも一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部とを備えたものである。
請求項2に係る照明装置は、前記複数の光源前記導光体を構成する複数の前記円柱ごとに、前記円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板にそれぞれ形成された請求項1に記載のものである。
請求項3に係る照明装置は、前記導光体が、端面の形状がくびれており、このくびれている部分における接合された前記円柱同士、端面の形状が平坦な平坦部を介して接合されている請求項1又は2に記載のものである。
請求項4に係る画像読取装置は、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に複数配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する複数の前記円柱のうち、少なくとも一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部と前記光散乱層が散乱反射させた光が前記光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備えたものである。
請求項5に係る画像読取装置は、第1光源と、第2光源と、前記第1光源と前記第2光源とからの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に二つ配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の二つの前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む二つの前記円柱の一方の端面及び他方の端面と対向する位置の壁面であって、前記一方の端面と対向する位置の壁面に前記第1光源を収納し、前記他方の端面と対向する位置の壁面に前記第2光源を収納するホルダーと、前記第1光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する一方の前記円柱の側面に、主走査方向に沿って、形成された第1光散乱層と、前記第2光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する他方の前記円柱の側面に、主走査方向に沿って、形成された第2光散乱層と、前記第1光散乱層が形成された一方の前記円柱における前記第1光散乱層と対向する位置であって、前記第1光散乱層が形成された一方の前記円柱の光が出射する領域である第1光出射部と、前記第2光散乱層が形成された他方の前記円柱における前記第2光散乱層と対向する位置から光が出射する領域である第2光出射部と、前記第1光散乱層及び前記第2光散乱層が散乱反射させた光が前記第1光出射部及び前記第2光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記第1光出射部及び前記第2光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備え、前記第1光出射部から出射され、前記被照射体に照射される光の照射角度と前記第2光出射部から出射され、前記被照射体に照射される光の照射角度とは異なるものである。
請求項に係る画像読取装置は、前記第1光源が、前記一方の円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板に形成され、前記第2光源が、前記他方の円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板に形成された請求項5に記載のものである。
請求項7に係る照明装置は、画像読取装置に用いられる照明装置であって、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に三つ配置され、三つの前記円柱のうち、真ん中の一つと他の二つの前記円柱との側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する三つの前記円柱のうち、真ん中の一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部とを備えたものである。
請求項8に係る画像読取装置は、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に三つ配置され、三つの前記円柱のうち、真ん中の一つと他の二つの前記円柱との側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する三つの前記円柱のうち、真ん中の一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部と前記光散乱層が散乱反射させた光が前記光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備えたものである。
請求項1〜3及び7に係る照明装置、又は、請求項4〜6及び8に係る画像読取装置によれば、照明光の散逸を軽減すると共に光源からの照射光を光散乱層に入射させ、その散乱光が光出射部から出射され、搬送される被照射体を照明することにより、照明効率を大幅に向上させることが可能である。
請求項5に係る画像読取装置によれば、照明光の散逸を軽減すると共に光源からの照射光を第1光散乱層に入射させ、その散乱光が第1光出射部から出射され、搬送される被照射体を照明することにより、照明効率を大幅に向上させることが可能である。さらに照射角度の異なる第1光散乱層及び第2光散乱層が散乱反射させた光が第1光出射部及び第2光出射部から出射され、被照射体に光を照射することにより、搬送原稿(被照射体)に浮き現象がある場合や原稿の搬送角度に傾斜が生じた場合でも他方の光散乱層から照射された副光を用いて照射部の照度を向上させ、照射領域を拡大するように光量を補填又は補間することにより安定した再生画像を得ることができるという利点がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1は、実施の形態1による画像読取装置(密着型イメージセンサ、CISとも呼ぶ)の断面構成図である。図1において、原稿1は、例えば、紙幣、有価証券、その他の一般文書のイメージ情報である被読取媒体(被照射体)である。照射部1aは、原稿1に対する光の照射領域を示し、物質的な意味での構成ではない。導光体2は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものである。ここでは、2個の円柱状の導光路を一部合体(接合)させたものを用いている。光出射部2aは、導光体2の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源からの光が照射され、物質的な意味での構成ではない。なお、導光体2は押し出し又は引き抜き工法で一体成形で形成され長さ方向に均一な形状を有する。
光散乱層(光散乱領域)2bは、導光体2の一方の円柱状導光路中心に対して光出射部2aに対向するように導光体2の表面部分に形成される。透過体3は、原稿1の搬送経路を形成し、また、装置の内部に混入する異物などの混入防止の役目を担い、アクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂、又は透明ガラス材などにより構成される。導光体2の光出射部2aから出射した光を原稿1に照射するとともに、原稿1により反射された光を透過してレンズ体に入射させるものである。ロッドレンズアレイ(レンズ体)4は、原稿1の照射部1aにおいて原稿1から反射された反射光が光軸方向から入射するように構成し、その反射光を収束するものである。
センサIC5は、ロッドレンズアレイ4で収束された光を受光し、光電変換して電気信号を出力するセンサであり、半導体チップなどで構成された光電変換部、その他の駆動回路等を搭載している。センサ基板6は、センサIC5やその他電子部品を載置する基板である。信号処理IC7は、センサIC5により受光した光電変換出力などを信号処理するものであり、CPUやRAMと連動して信号処理を行うASIC(Application Specic Integrated Circuit)で他の電子部品と共にセンサ基板6に載置される。外部コネクタ8は、センサIC5の光電変換出力やその信号処理出力を含む入出力信号インターフェース用として用いるものである。筐体9は、導光体2、ロッドレンズアレイ4及びセンサ基板6を収納又は保持する金属又はプラスチックで構成されたものである。
また、透過体3の原稿1の搬送側には、長手方向に沿って延在するプラテン10が設けられる。プラテン10は、原稿1を透過体3に押圧するとともに、回転することで原稿1を原稿の搬送方向へ紙送りする。プラテン10は、通常、画像読取装置の外部側に設置される。なお、光軸を示す補助線はロッドレンズアレイ4の光軸上にあり、ロッドレンズアレイ4の焦点面付近にある原稿1の光情報は、ロッドレンズアレイ4の集束領域の情報としてセンサIC5の受光面上に結像される。図中、同一符号は、同一又は相当部分を示すものとする。
図2は、実施の形態1による画像読取装置の組み立て展開図である。なお、図1は、図2に示すA―A´線で切断して組み立てた状態の断面図である。図2において、ホルダー(LEDホルダー)11は、導光体2の両端部に配置してLEDチップを収納したものであり、導光体2に光を入射するものである。LEDホルダー11は、導光体2の一方の端部にのみ配置する構成でもよい。また、実施の形態1では、導光体2、ロッドレンズアレイ4、センサIC5は、原稿1の有効読み取り幅(主走査方向の有効読み取り幅)と同等以上の長さを有している。なお、図2において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示すものとする。
図3は、導光体2端部周辺における要部断面図である。図3において、光源12はLEDチップ等により構成され、通常、可視光や赤外光などを発する。基板13は光源12を載置し、光源12を駆動する電極パターン13aなどを有する。コネクタ14は光源駆動用の電源端子であり、電源は外部から供給される。光源12から出射した光は、図3に示すように、導光体2に入射し、導光体2の内部を反射しながら主走査方向、すなわち原稿の搬送方向に対する直交方向に伝搬する。光源12の近傍における光は、直接外部に放射しないようにLEDホルダー11の内部壁面で反射され主走査方向に伝搬する。なお、図中、図1及び図2と同一符号は、同一又は相当部分を示すものとする。
光散乱層2bは、その形成領域に白色顔料等の光反射性の塗料を塗布したものや、粗面加工したもの、鋸歯状のプリズム形状加工、または、ピラミッド状のエンボス形状加工したものとして構成することができる。特にプリズム形状加工やエンボス形状加工を用いる場合においては、導光体2の成形時に同時に一体成形することも可能である。
なお、導光体2の長手方向の照射光強度分布を均一化させるためには、光散乱層2bに適切な分布を持たせることも可能である。例えば、プリズム形状加工の場合であれば、長手方向に、プリズム形状の鋸歯密度や幅を変更して、長手方向の照射光強度を調整することができる。また、プリズム形状の鋸歯の向きは必ずしも長手方向である必要はなく、短手幅方向やそれ以外の向きであっても光散乱層2bとして機能する。
次に導光体2を備えた照明装置及びそれを用いた画像読取装置の動作について説明する。光源12から導光体2に入射された光は導光体2に形成した光散乱層2bにより散乱されて伝搬し、導光体2の光出射部2aから出射する光は原稿1の搬送方向に対して直交方向に亘って均一な輝度ないし強度をもって出射される。その出射した光はそれぞれ原稿1の照射部1aに照射され、原稿1により反射された反射光はロッドレンズアレイ4を通してセンサIC5により受光される。センサIC5においては光電変換により光強度に応じて電気信号に変換され、その電気信号はセンサ基板6におけるASIC7等により種々の信号処理が施され、最終的には外部コネクタ8から外部に原稿1の画像信号として出力される。
図4は、画像読取装置の駆動回路のブロック図である。タイミングジェネレータのシステムクロック(SCLK)に同期して、CISのクロック信号(CLK)と同期したスタート信号(SI)のタイミングでもって受光部で光電変換されたアナログ出力(SO)を得る。SOはASIC7でアナログデジタル(A/D)変換され、信号処理回路では、サンプル・ホールドを含むシェーディング補正や全ビット補正などが行われる。信号データの補正には、信号データを記憶したRAM領域と基準データを記憶したRAM領域からデータを採取し、演算加工する。なお、ASIC7のCPU、RAM及び信号処理回路をまとめて信号処理部と呼ぶ。
図5は、前記したCISにおける光路模式説明図である。すなわち、図5は、導光体2の光出射部2aから出射した光が原稿1の照射部1aに照射され、その反射光がロッドレンズアレイ4を通過してセンサIC5に至る光路を示している。図5においては、略円柱状の2個の導光路を有する導光体2に入射された光は、光散乱層2bにより散乱反射し、その光の一部は光出射部2aから出射して透過体3により屈折され、原稿1の照射部1aに照射される。照射角度は、光散乱層2bと導光体2の光出射部2aとを結ぶ延長線とレンズ体4の光軸で決まる照射角度Cで光出射部2aから出射するようにする。
光散乱層2bは、円柱状の導光体2における外周の一部を平坦化し、この平坦化した領域に白色の反射塗料を塗布して構成しても良い。また、この平坦化した領域を表面粗化して光の散乱層として光散乱層2bを形成しても良い。
さらに、光軸に対して面対称とした光散乱層2bの一方の光出射部2aから出射する光量と他方の光出射部2aから出射する光量とのバランス調整を行うために、一方の光散乱層2bの散乱領域断面幅を0.3mmとしているのに対し、他方の光散乱層2bの断面幅は1.0mmとして幅広としている。この場合にはプラテン10の押圧による原稿1にしわなどの波うち現象やプラテン10中心とレンズ体4との光軸とをずらせて使用する場合、また、プラテン10を使用せず原稿1を直接搬送する場合の原稿1の斜行(傾斜)がある場合には光軸に対して面対称で構成する光散乱層2bの一方の幅を変更し、バランス調整することで安定した原稿1の読み取り性能を確保できる。
図6は、実施の形態1による照明装置の導光体2の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。導光体2端部の基板13に載置された光源12a、12bから放出された光は、導光体2内に取り込まれ、導光体2内を伝播する。導光体2内を伝播する光は、導光体2に設けられた光散乱層2bで散乱されて、一部の光が主走査方向に沿って徐々に導光体2の光出射部2aから出射される。導光体2の光出射部2aから出射された光は原稿1の照射部1aを照明する。
次に光源12bの導光路について説明する。光源12aの導光路には光散乱層2bと対向して光出射部2aが設置されているのに対して、光源12bが入射する導光路は主走査方向に光りを伝搬させる役目を担い、全反射を繰り返して進行する。一部の光は外部に放散されるものの多くの光は光源12aの導光路側に進入する。なお、光源12a、12bは共に導光体2の個々の導光路外周を形成する中心位置の基板13上に設置され、基板13は図7に示すように1個の基板13に2個の光源12a、12bを載置しても良い。
以上から実施の形態1による照明装置及びそれを用いた画像読取装置によれば、導光体2は略円柱形状の導光部分のつなぎ合わせにより、必要範囲外への照明光の散逸を最小限に留めるとともに、光源12からの照射光を光散乱層2bに入射させ、その散乱光で照射部1aを照明することにより、照明効率を向上させることができる。
さらに導光部分を複数設け、それぞれに光源12を配置することで高輝度の照明装置及びそれを用いた画像読取装置を実現することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図8において、導光体20は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものである。ここでは、2個の円柱状の導光路を一部合体(接合)させたものを用いている。光出射部20aは、導光体20の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。なお、導光体20は押し出し又は引き抜き工法で一体成形で形成され長さ方向に均一な形状を有する。
光散乱層20bは、導光体20の一方の円柱状導光路中心に対して光出射部20aに対向するように導光体20の表面部分に形成される。図中、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体20の断面形状以外の構成および動作については、実施の形態1と同一であるため、以下では説明を省略する。
図8において、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、導光体20は、断面形状が円形の2つの導光部分があるが、光出射部20aの断面形状が非球面形状になっている。そのため、光散乱層20bで散乱された光を照射部1aに向けて集光された光束で照射することが可能である。
従って、実施の形態2においては、照射部1aに照明の照度を集中させて照射させることができる。また、導光体20の断面形状を光源の大きさ程度まで小さくできるので、光出射部20aをレンズとして、光散乱層20bと読み取り位置が共役条件になるようなレンズ設計が可能になり、最大の集光条件で用いることができる。
すなわち、読み取り位置での照明光の副走査方向の照度分布は、読み取りの深さ(深度)、組み立て精度等を考慮し、光出射部20aは、適宜必要な非球面形状に設計される。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図9において、導光体21は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものである。ここでは、3個の円柱状の導光路を一部合体させたものを用いている。光出射部21aは、導光体21の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。
光散乱層21bは、導光体21の円柱状導光路31a中心に対して光出射部21aに対向するように導光体21の表面部分に形成される。図中、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体21の断面形状以外の構成および動作については、実施の形態1と同一であるため、以下では説明を省略する。
図9において、実施の形態3では、光源12は、3個の光源12a、12bおよび12cで構成され、対応する導光体21は、断面形状が略円形の3個の導光路31a、31b31cで構成している。実施の形態1、2に対し、第1の導光部分31aと第2の導光部分31bに加えて第3の導光部分31cを追加したもので、光源12cを追加している。
以上のように、断面形状が円形の導光部分31を接合することにより、光源の数を増やし、照明強度をさらに増加させることができる。
実施の形態4.
図10は実施の形態4による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図10において、導光体22は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものである。ここでは、2個の円柱状の導光路を一部合体させたものを用いている。光出射部22aは、導光体22の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。なお、導光体22は押し出し又は引き抜き工法で一体成形で形成され長さ方向に均一な形状を有する。
光散乱層22bは、導光体22の円柱状導光路中心に対して光出射部22aに対向するように導光体22の表面部分に形成される。図中、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体22の断面形状以外の構成および動作については、実施の形態1と同一であるため、以下では説明を省略する。
図10において、2つの導光部分32a、32bは、平坦部42a、平坦部42bを介して導光部分32a、32bとつながっている。このようにして、円柱の一部を直接接合するのに比べ、平坦部42を介して接合することで導光体の個々の導光路外周形状を安定した形状で製造できる効果がある。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、導光体のそれぞれの導光路中心は搬送方向に対して平行に設置したが、傾斜させて設置した場合について説明する。図11は実施の形態5によるCISにおける光路模式説明図であり、導光体2の光出射部2dから出射した光が原稿1の照射部1aに照射され、その反射光がロッドレンズアレイ4を通過してセンサIC5に至る光路を示している。図11においては、略円柱状の2個の導光路を有する導光体2に入射された光は、光散乱層2cにより散乱反射し、その光の一部は光出射部2dから出射して照射部1aに照射される。照射角度は、光散乱層2cと導光体2の光出射部2dとを結ぶ延長線とレンズ体4の光軸で決まる照射角度Dで光出射部2dから出射するようになる。図中、図5と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
以上から実施の形態5によれば、導光体2を傾斜させてレンズ体4に近接した導光路(導光部分)から光を出射させず、レンズ体4の遠方に設置した導光路側に光散乱層2cを設け、光出射部2dから光を照射するので、導光体2の光出射部2dと照射部1aとの照明光学距離(L)が短くなる。すなわち、導光体2のそれぞれの導光路を通過する光の搬送方向中心軸と照射部1aとの距離が最も短い導光路に沿って光散乱層を設置する。従って、導光体2のそれぞれの導光路を搬送方向に対して平行に設置した場合に比べて、原稿面照度は大幅に向上すると共に遠方側に設置した導光路から照射するので直接反射光を含まない画像情報を得る場合に必要な広角の照射角度Dを設定する場合に有効である。
これは、レンズ体4の近接側に設置する導光路より遠方側に設置する導光路の断面直径又は断面積を大きくすることにより、導光路に複数の光源12や波長の異なる複数の光源12を搭載可能になるのでさらに輝度の高い照明装置及びそれを用いた画像読取装置となる。
なお、上記各実施の形態1〜5は、お互いに組み合わせて利用することも可能であり、各実施の形態におけるそれぞれの効果と同様の効果を得ることができる。
次に導光部分が2個、3個、4個の場合の光線追跡シミュレーションによる計算例を示す。図12は導光部分を2個設置した場合の形状と光線図、図13は導光部分を2個設置した場合の主走査方向の照度分布を示す。図13において、縦軸が照明強度で、横軸が主走査方向の位置を表す。導光部分が2個の場合の照度を1として規格化している。
図14は導光部分を3個設置した場合の形状と光線図、図15は導光部分を3個設置した場合の主走査方向の照度分布を示す。
図16は導光部分を4個設置した場合の形状と光線図、図17は導光部分を4個設置した場合の主走査方向の照度分布を示す。図12〜図17に示すように、一体成形加工などで断面形状が概略円形の導光部分をつなぎ合わせることにより、主走査方向の強度分布をほぼ変化させず、照明強度を向上させることができる。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、導光体に複数の導光部分を設け、1個の導光部分に光散乱層を設けたが、実施の形態6では、導光部分毎に光散乱層を設けた場合について説明する。図18は、実施の形態6による画像読取装置の断面構成図である。図18において、導光体23は長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものであり2個の円柱状の導光路を一部合体させたものを用いている。第1光出射部23aは、導光体23の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源からの光が照射される領域なので物質的な意味での構成ではない。
光散乱層23bは、導光体23の一方の円柱状導光路中心に対して第1光出射部23aに対向するように導光体23の表面部分に形成される。また、他方の円柱状導光路中心に対向して表面突起部23cと第2光射出部23dが設けられている。なお、第2光出射部23dは、導光体23の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源からの光が照射される領域なので物質的な意味での構成ではない。これらは、ロッドレンズアレイ4などの結像光学系の光軸に対して両側に設置されている。図中、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図19は、実施の形態6による照明装置の導光体23の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図19において、導光体23の一方の導光路33aには第1光出射部23aが対応し、他方の導光路33bには第2光出射部23dが対応する。第1光出射部23a、第2光出射部23dはいずれも光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。
次に動作について説明する。図19において、導光体23端部の基板13に載置された光源12a、12bから放出された光は、導光体23内に取り込まれ、導光体23内を伝播する。導光体23内を伝播する光は、導光体23に設けられた光散乱層23bで散乱されて、一部の光が導光体23の第1光出射部23aから出射される。導光体23の第1光出射部23aから出射された光は原稿1の照射部1aを照明する。
次に光源12bの光が主体で通過する導光路33bについて説明する。光源12aの導光路33aには光散乱層23bと対向して第1光出射部23aが設置されているのに対して、光源12bが入射する導光路33bは主走査方向に光を伝搬させる役目を担い、全反射を繰り返して進行する。一部の光は外部に放散されるものの多くの光は光源12aの導光路33a側に進入する。また、一部の光は表面突起部(突起部)23cで散乱し、第2光出射部23dから出射される。
次に実施の形態6による照明装置及びそれを用いた画像読取装置の効果について説明する。図19において、導光路33aの第1光出射部23aから照射される光を主光と呼び、導光路33bの第2光出射部23dから照射される光を副光と呼んだ場合、主光は、結像光学系の光軸に対して比較的狭角で入射する。従って、主光はその照射方向半値幅や、搬送方向に平行に移動する原稿1の搬送角度の誤差や原稿1の浮き現象により、一部の光は原稿1面で反射されたあと直接光となってセンサ5側に入射し、解像度の低下を生じる原因になる場合がある。
対して副光は、結像光学系の光軸に対して比較的広角で入射する。従って、搬送角度の誤差や原稿1の浮きがあっても直接反射光がセンサ5側に入射することを防止できる。
また、副光は比較的広角で原稿1面を照射するので照射部1aの搬送面側照射領域が広がり、原稿1面に突起などの異物の混入があっても欠陥画素の出力レベルの低下を補うことができる効果を生じる。
なお、主光と副光との照射比率は、導光路33に設置した光散乱層23bのパターン幅や突起部23cの突起形状を適宜変更することにより、照射比率の変更が可能である。光源12a、12bは共に導光体23の個々の導光路外周を形成する中心位置の基板13上に設置され、基板13は図7に示したように1個の基板13に2個の光源12を載置しても良い。
以上から実施の形態6によれば、第1光散乱層23bから照射部1aに照射される照射角度と第2光散乱層23cから照射部に照射される照射角度とは異なるようにしたので、原稿1の浮きや原稿1の搬送角度に傾斜があっても主光と副光との照射比率を適宜変更することにより安定した画像を再現することが可能である。
実施の形態7.
図20は実施の形態7による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図20において、導光体24は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものであり、2個の円柱状の導光路を一部合体させたものを用いている。光出射部24aは、導光体24の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。
光散乱層24bは、導光体24の円柱状導光路中心に対して光出射部24aに対向するように導光体24の表面部分に形成される。図中、図19と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体24の断面形状以外の構成および動作については、実施の形態6と同一であるため、以下では説明を省略する。
図20において、2つの導光部分34a、34bは、平坦部43a、43bを介してつながっている。このように、円柱の一部を直接接合するのに比べ、平坦部43を介して接合することにより、実施の形態4で説明した効果のほかに平坦部43を用いて突起部24c及び導光部分34を照射部1aから遠ざけ、第2光出射部24dの照射角度をさらに広角とし、照射部1aの照射領域をさらに広げることが可能である。
実施の形態8.
実施の形態6〜7では、表面突起部23c、24cを用いたが、実施の形態8では、表面突起部近傍に光散乱層を設けた場合について説明する。図21は、実施の形態6における図19に示した光源12や導光体23を搭載した照明装置を画像読取装置に搭載した一例における光路模式図である。導光体23の第1光出射部23aから出射した光が原稿1の照射部1aに照射され、その反射光がロッドレンズアレイ4を通過してセンサIC5に至る光路を示している。図21においては、略円柱状の2個の導光路を有する導光体23に入射された光は、光散乱層23bにより散乱反射し、その光の一部は第1光出射部23aから出射して透過体3により屈折され、原稿1の照射部1aに照射される。照射角度は、光散乱層23bと導光体23の光出射部23aとを結ぶ延長線とレンズ体4の光軸で決まる角度Cで第1光出射部23aから出射するようにする。図中、図18と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
また、表面突起部23cの近傍の筐体90に主走査方向に延在させた溝状の切り欠き部91を設け、溝の表面に白色反射塗料を塗布又は印刷し、第2光散乱層とすることにより、光出射部23dから照射する光の光量を向上し、第1光散乱層23bから照射させる光量との調整量がさらに拡大する。また、必ずしも溝全体に白色反射材(反射塗料)を塗布する必要はなく、図22の導光体周辺の部分拡大断面図に示すように突起部23cの平坦領域(平坦部)を筐体90の切り欠き部91に密着(当接)させることにより、光散乱層としての相応の効果を奏する。
実施の形態9.
実施の形態6〜8では、導光体の一部に突起部を設けたが、実施の形態9では、突起部の代わりに導光体内部に向けて楔状の溝部を設けた場合について説明する。図23は、実施の形態9による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図23において、導光体25の一方の導光路35aには第1光出射部25aが対応し、他方の導光路35bには第2光出射部25dが対応する。第1光出射部25a、第2光出射部25dはいずれも光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。
次に動作について説明する。図23において、導光体25端部の基板13に載置された光源12a、12bから放出された光は、導光体25内に取り込まれ、導光体25内を伝播する。導光体25内を伝播する光は、導光体25に設けられた光散乱層25bで散乱されて、一部の光が導光体25の第1光出射部25aから出射される。導光体25の第1光出射部25aから出射された光は原稿1の照射部1aを照明する。
次に光源12bの光が通過する導光路35bについて説明する。光源12aの導光路35aには光散乱層25bと対向して第1光出射部25aが設置されているのに対して、光源12bが入射する導光路35bは主走査方向に光を伝搬させる役目を担い、全反射を繰り返して進行する。一部の光は外部に放散されるものの多くの光は光源12aの導光路35a側に進入する。また、一部の光は楔状の溝部25cで散乱し、第2光出射部25dから出射される。図23中、図19と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
図23においては、溝部25cは、反射板を兼ね、導光路35b内の周囲から入射した光を第2光出射部25dに主体的に照射されるように設計される。また、溝部25cで屈折した屈折光を再度反射させ、第2出射部25dに照射するため、導光体25の溝部25cの中空領域に白色の反射層(白色の光散乱層)を設けても良い。
以上から、導光体25の導光路35bの一部に溝部25cや白色反射層を設けることで突起部23c、24cの代替としての適用が可能である。
また、図24に示すように光散乱層はすべて導光体表面に形成した同一構成のものを使用しても良く、実施の形態5で説明したように導光体を傾斜させて使用しても良い。すなわち、光散乱層は、その形成領域に白色顔料等の光反射性の塗料を塗布したものや、粗面加工、プリズム形状加工、エンボス形状加工したもののいずれかを共通して使用する。
また、導光体のそれぞれの導光路は同一形状である必要は無く棒状断面が略円形であれば大きさの異なる直径又は断面積が異なるものであっても良い。
実施の形態10.
実施の形態1〜9では、導光路を伝搬する光は長手方向に全反射して進行し、光出射部から均一な照明光を照射するようにしたが、導光路の一部に導光路から屈折して放散する光を防止するために例えば、図25に示すように導光体の一部に白色のカバー100を設け、反射体とすることにより実施の形態1〜9で説明したものよりもさらに導光路内での光の放散を軽減して効率良く光を伝搬させ、原稿1の照射部1aに対して照射可能となる。
実施の形態11.
実施の形態9では、導光路が長手方向に平行配置した3個の導光路の端部側に光出射部を設けたものについて説明したが、実施の形態11では、中央の導光路に光出射部をもうけたものについて説明する。図26は、実施の形態11による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。図26において、導光体26は、長さ方向(紙面に垂直方向)に延長した棒状のものである。ここでは、3個の円柱状の導光路を一部合体させたものを用いている。光出射部26aは、導光体26の内部から光を外部に出射する領域であり、原稿1の照射部1aに向かって光源12からの光が照射される。
光散乱層26bは、導光体26の円柱状導光路36a中心に対して光出射部26aに対向するように導光体26の表面部分に形成される。図中、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示す。なお、導光体26の断面形状以外の構成および動作については、実施の形態1と同一であるため、以下では説明を省略する。
図26において、実施の形態11では、光源12は、3個の光源12a、12bおよび12cで構成され、対応する導光体26は、断面形状が略円形の3個の導光路36a、36b、36cで構成している。第1の導光部分36aと第2の導光部分36bは、平坦部44a、44bを介してつながっており、第1の導光部分36aと第3の導光部分36cは平坦部44c、44dを介してつながっている。
導光路36aの中心と導光路36bの中心を結ぶ直線と、導光路36aの中心と導光路36cの中心を結ぶ直線のなす角Tを適宜変更することにより、導光体26をCISの設置領域にあわせて設置することが可能となる。すなわち、断面形状が円形の導光部分36を接合することにより、光源の数を増やし、照明強度をさらに増加させることができ、またCISの設置領域に適合した形状とすることができる。
次に、図26において、3個の導光路36a、36b、36cの中心のなす角Tが60度、120度、180度の場合の光線追跡シミュレーションによる計算例を示す。
図27は導光路中心のなす角Tを60度とした場合の形状と光線図、図28は導光路中心のなす角Tを60度とした場合の主走査方向の照度分布を示す。図28において、縦軸が照明強度で、横軸が主走査方向の位置を示す。なお、導光部分が2個の場合の照度を1として規格化している。
図29は導光路中心のなす角Tを120度とした場合の形状と光線図、図30は導光路中心のなす角Tを120度とした場合の主走査方向の照度分布を示す。なお、導光部分が2個の場合の照度を1として規格化している。
図31は導光路中心のなす角Tを180度とした場合の形状と光線図、図32は導光路中心のなす角Tを180度とした場合の主走査方向の照度分布を示す。なお、導光部分が2個の場合の照度を1として規格化している。
図27〜図32に示すように、一体成型加工などで断面形状が概略円形の導光部分の中心のなす角を180度に近づけると、主走査方向の強度分布をほぼ変化せずに、照明強度は向上する。しかし、中央の導光路36aを突起させて、照射部1aに接近させることでも照明照度は向上すると共にロッドレンズアレイ4の設置位置や原稿1の搬送方向側筐体9の幅に制限がある場合には、それらの隙間に収納する形状とすることにより、コンパクトなCISを得ることができる。
実施の形態12.
実施の形態1〜11では、CIS内に照明装置を収納した場合について説明したが、実施の形態12では、実施の形態11を用いた照明装置を透過型光源とした場合について説明する。図33は、この発明の実施の形態12による透過型光源として用いられる照明装置の側面図である。図33において、110はポリイミド樹脂などで構成されたフレキシブルリード、120はフレキシブルリードを載置する基板、130は光源12に電力を供給するコネクタ、200はフレキシブルリード110と基板120を収納する透過光源用の筐体、300は原稿1の照射部1aに光源12からの光を通過させる透明なガラス板である。図中、図26と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
透過型光源(照明装置)は、CISと分離され、原稿1を介してCISと対向して設置される。光源12はフレキシブルリード110上又は基板120に設置され、フレキシブルリード110の柔軟性を利用して光源12a、12b、12cは導光体の両側端部に接近して配置される。光源12はコネクタ130から電力が供給され、ガラス板300を通過した光は原稿1の透過領域を読み取り、原稿1を通過した透過光はCISに搭載されたロッドレンズアレイ4で収束され、センサ5で光電変換される。光電変換された電気信号はSIGから出力される。この動作は実施の形態1で説明したものと同一であるので説明を省略する。
図34は、図33に示す透過型光源に用いられる照明装置のA−A断面図である。図34において、導光体26は実施の形態11で説明したものと同一である。図中、図26と同一符号は、同一又は相当部分を示す。
導光体26は、略円柱状であり、原稿1の搬送方向(副走査方向)に順次連続した3個の導光路36a、36b、36cを有し、中央に位置する導光路36aに光散乱層26bを形成することにより、導光路36aの対向する位置にある光出射部26aから出射した光を原稿1に照射する。図34では、中央部の導光路36aを原稿1側に突起させることで、照射部1aに接近させて照度を確保している。また、導光路36aを突起させない場合であっても導光体26を傾斜させて中央に位置する導光路36aの光出射部26aが他の導光路36b、36cより照射部1aに近接するようにしても良い。
以上から導光体を略円柱形状の3個の導光部分で接合し、導光部分に光源を配置することで、照明光の散逸を軽減すると共に光源からの照射光を光散乱層に入射させ、その散乱光で照射部を照明することにより、照明効率を大幅に向上させることができる。特に中央に位置する導光路を突起させることにより導光路を連続した直線状にするよりも導光体幅が短くなりコンパクトな照明装置となる。
この発明の実施の形態1による画像読取装置の断面構成図である。 この発明の実施の形態1による画像読取装置の構成展開図である。 この発明の実施の形態1による画像読取装置の照明装置部分の光照射方向を説明する部分断面図である。 この発明の実施の形態1による画像読取装置の回路ブロック図である。 この発明の実施の形態1による画像読取装置の光路説明図である。 この発明の実施の形態1による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態1による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態2による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態3による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態4による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態5による画像読取装置の光路説明図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を2個設置した場合のシュミレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を2個設置した場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置した場合のシュミレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置した場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を4個設置した場合のシュミレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を4個設置した場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の実施の形態6による画像読取装置の断面構成図である。 この発明の実施の形態6による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態7による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態8による画像読取装置の光路説明図である。 この発明の実施の形態8による画像読取装置の導光体周辺の拡大断面図である。 この発明の実施の形態9による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の他の実施形態による画像読取装置の光路説明図である。 この発明の実施の形態10による画像読取装置の光路説明図である。 この発明の実施の形態11による照明装置の導光体の導光路に照射する光の伝搬を説明する模式断面図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を60度とした場合のシミュレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を60度とした場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を120度とした場合のシミュレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を120度とした場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を180度とした場合のシミュレーションされた光線図である。 この発明の照明装置を構成する導光体の導光部分を3個設置し、導光部分の中心のなす角を180度とした場合の主走査方向の光強度と照度分布を説明する図である。 この発明の実施の形態12による透過型光源として用いられる照明装置の側面図である。 この発明の実施の形態12による透過型光源として用いられる照明装置の断面図である。
1・・被照射体(原稿) 1a・・照射部
2・・導光体 2a・・光出射部 2b・・光散乱層(光散乱領域)
3・・透過体 4・・ロッドレンズアレイ(レンズ体)
5・・センサ(センサIC) 6・・センサ基板 7・・信号処理IC(ASIC)
8・・コネクタ 9・・筐体 10・・プラテン(搬送手段)
11・・ホルダー 12・・光源
13・・基板 13a・・電極パターン 14・・コネクタ
20・・導光体 20a・・光出射部 20b・・光散乱層(光散乱領域)
21・・導光体 21a・・光出射部 21b・・光散乱層(光散乱領域)
22・・導光体 22a・・光出射部 22b・・光散乱層(光散乱領域)
23・・導光体 23a・・第1光出射部 23b・・光散乱層(光散乱領域)
23c・・表面突起部(突起部) 23d・・第2光出射部
24・・導光体 24a・・第1光出射部 24b・・光散乱層(光散乱領域)
24c・・表面突起部(突起部) 24d・・第2光出射部
25・・導光体 25a・・第1光出射部 25b・・光散乱層(光散乱領域)
25c・・溝部(光散乱層) 25d・・第2光出射部
26・・導光体 26a・・光出射部 26b・・光散乱層(光散乱領域)
31・・導光路(導光部分)
31a・・第1導光路 31b・・第2導光路 31c・・第3導光路
32・・導光路(導光部分)
32a・・第1導光路 32b・・第2導光路
33・・導光路(導光部分)
33a・・第1導光路 33b・・第2導光路
34・・導光路(導光部分)
34a・・第1導光路 34b・・第2導光路
35・・導光路(導光部分)
35a・・第1導光路 35b・・第2導光路
36・・導光路(導光部分)
36a・・第1導光路 36b・・第2導光路 36c・・第3導光路
42・・平坦部 42a・・第1平坦部 42b・・第2平坦部
43・・平坦部 43a・・第1平坦部 43b・・第2平坦部
44・・平坦部 44a・・第1平坦部 44b・・第2平坦部
44c・・第3平坦部 44d・・第4平坦部
90・・筐体 91・・切り欠き部(溝)
100・・カバー(反射体)
110・・フレキシブルリード 120・・基板 130・・コネクタ
200・・透過光源用の筐体 300・・ガラス板

Claims (8)

  1. 画像読取装置に用いられる照明装置であって、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に複数配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する複数の前記円柱のうち、少なくとも一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部とを備えた照明装置。
  2. 前記複数の光源は、前記導光体を構成する複数の前記円柱ごとに、前記円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板にそれぞれ形成された請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記導光体は、端面の形状がくびれており、このくびれている部分における接合された前記円柱同士、端面の形状が平坦な平坦部を介して接合されている請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に複数配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する複数の前記円柱のうち、少なくとも一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部と前記光散乱層が散乱反射させた光が前記光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備えた画像読取装置。
  5. 第1光源と、第2光源と、前記第1光源と前記第2光源とからの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に二つ配置され、隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の二つの前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む二つの前記円柱の一方の端面及び他方の端面と対向する位置の壁面であって、前記一方の端面と対向する位置の壁面に前記第1光源を収納し、前記他方の端面と対向する位置の壁面に前記第2光源を収納するホルダーと、前記第1光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する一方の前記円柱の側面に、主走査方向に沿って、形成された第1光散乱層と、前記第2光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する他方の前記円柱の側面に、主走査方向に沿って、形成された第2光散乱層と、前記第1光散乱層が形成された一方の前記円柱における前記第1光散乱層と対向する位置であって、前記第1光散乱層が形成された一方の前記円柱の光が出射する領域である第1光出射部と、前記第2光散乱層が形成された他方の前記円柱における前記第2光散乱層と対向する位置から光が出射する領域である第2光出射部と、前記第1光散乱層及び前記第2光散乱層が散乱反射させた光が前記第1光出射部及び前記第2光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記第1光出射部及び前記第2光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備え、前記第1光出射部から出射され、前記被照射体に照射される光の照射角度と前記第2光出射部から出射され、前記被照射体に照射される光の照射角度とは異なる画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置であって、前記第1光源が、前記一方の円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板に形成され、前記第2光源が、前記他方の円柱における円形の端面の中心位置に配置された基板に形成された画像読取装置。
  7. 画像読取装置に用いられる照明装置であって、複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に三つ配置され、三つの前記円柱のうち、真ん中の一つと他の二つの前記円柱との側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する三つの前記円柱のうち、真ん中の一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部とを備えた照明装置。
  8. 複数の光源と、前記光源からの光を主走査方向に導光するものであって、円形の端面を有する円柱が走査方向に三つ配置され、三つの前記円柱のうち、真ん中の一つと他の二つの前記円柱との側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の導光体と、この導光体の主走査方向における端部が挿入される中空部を有し、その挿入された前記導光体の隣り合う前記円柱の側面の一部が、主走査方向に沿って接合された形状の部分における前記導光体の端面を挟む隣り合う前記円柱の端面と対向する位置の壁面ごとに前記光源を収納するホルダーと、前記光源からの光を散乱反射させるものであって、前記導光体を構成する三つの前記円柱のうち、真ん中の一つの側面に、主走査方向に沿って、形成された光散乱層と、この光散乱層が形成された前記円柱における前記光散乱層と対向する位置であって、前記光散乱層が形成された前記円柱の光が出射する領域である光出射部と前記光散乱層が散乱反射させた光が前記光出射部から出射され、搬送される被照射体に照射され、前記光出射部から前記被照射体に照射された光が前記被照射体反射した光を収束するレンズ体と、このレンズ体で収束された光を受光し、光電変換信号を出力するセンサを載置したセンサ基板と、少なくとも前記導光体、前記レンズ体、前記センサ基板を収納又は保持する筐体とを備えた画像読取装置。
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