JP4877048B2 - 導光体および線状光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ、複写機、イメージスキャナ、バーコードリーダ等に使用する画像読取装置の照明用光源や液晶パネルの導光板を使用したバックライトのエッジ照明用光源等に用いられる導光体および線状光源装置に関する。
近年、パーソナルファクシミリ等の画像読取装置において、発光ダイオード(以下、LEDと言う)の出力向上と受光素子としてのCCD型センサの高感度化により、小型で低消費電力のLEDが読み取り光源装置の光源として使用されるようになってきている。このようなLEDを光源として備えた従来の線状光源装置は、光源の個数を低減させ、且つ均一な照明強度を得ることを目的として、光源から放射される光を導光体に入射させて所望の方向に光を導光させる構成のものが知られている。
図8は、従来の線状光源装置として特開平9−163080号公報に開示された線状光源装置の構成を示す図である。
線状光源装置は透明樹脂等よりなる導光体1、LEDよりなる光源2を備えて構成される。導光体1は、軸方向の一端に光取込部3が設けられ、他端に反射膜が形成された平滑面4が設けられている。光源2は、光取込部3に対峙するように配置される。また、導光体1の照射方向と反対側の外周面に、軸方向にのびるローレット溝5が設けられている。ローレット溝5は、切り込み方向が軸方向と直交し、軸方向に沿う断面が二等辺三角形形状となっている。
光源2の出射光は、光取込部3から導光体1の内部に入射し、導光体1内で反射を繰り返し、ローレット溝5の反射面6に反射され、所定の角度を持って導光体1から出射される。
光源2の出射光のうち、光取込部3に対する入射角が大きい光α1は、光取込部3に近いローレット溝5の反射面6で反射される(光α2)。光取込部3に対する入射角が大きい光α1は、ローレット溝5の反射面6に対する入射角が小さい(光α2)ので、垂直に近い(平滑面4方向に若干傾いた)出射角度で導光体1から出射される(光α3)。
一方、光源2の出射光のうち、光取込部3に対する入射角が小さい光β1は、導光体1の軸方向に沿って進み、光取込部3から遠く、平滑面4に近いローレット溝5の反射面6で反射される(光β2)。光取込部3に対する入射角が小さい光β1は、ローレット溝5の反射面6に対する入射角が大きい(光β2)ので、平滑面4方向に傾いた角度をもって導光体1から出射される(光β3)。
特開平9−163080号公報
しかしながら、図8に示す線状光源装置は、平滑面4方向に傾いた角度をもった光β3が出射するため、読取画像に黒い筋が生じる場合がある。図9は、影44を説明するために、読取対象42と光線を示した画像読取装置の一部断面図である。
画像読取装置には、線状光源装置の光出射面9に対向して、光透過性部材よりなる載置面41が設けられ、取り込みたい画像が記載された読取対象42を載置面41に載置して使用される。導光体1の光出射面9から出射した光が載置面41に対して照射され、読取対象42の投影像を検出して読取画像とする。
書籍等の厚みのあるものを読取対象42とするとき、読取対象42の光照射面と原稿カバー43との間に、厚みが生じる。読取対象42は光を透過しないので、読取対象42の端部を照射する光β3は原稿カバー43を照射しない。読取対象42の端部を照射する光β3から軸方向にわずかにずれて照射する光β3は、原稿カバー43を照射するが、角度を有するので、読取対象42の端から軸方向にずれて照射することになる。したがって、光β3と光β3の間は、光が照射されない影44となり、読取画像において黒い筋となって表れる。
また、同様のことが読取対象42に折れ線等の段差がある場合にも起こる。
本発明は、上記の問題点に鑑み、読取対象に厚みや段差がある場合にも、読取画像に黒い筋が現れないように光を放射する導光体および線状光源装置を提供することを目的とする。
本願第1の発明は、方向の一方の端部が光取込部となり、側面に軸方向に伸びるローレット溝が形成された画像読取装置の照明用光源に用いられる棒状の導光体において、前記ローレット溝は切り込み方向が当該導光体の軸方向と直交する溝部を複数有し、前記溝部の光取込部側の側面は反射面となり、前記溝部のうち少なくとも1の溝部の反射面は、1次反射面と2次反射面により構成され、前記1次反射面の軸方向端部に前記2次反射面が形成され、前記2次反射面の傾斜角度は、前記1次反射面の傾斜角度より大きく、1次反射面により軸方向に傾いた角度をもつ光として反射された光の少なくとも一部は、前記2次反射面で再度反射され、軸方向の反対方向に傾いた角度をもつ光として反射され、当該導光体から、軸方向に傾いた角度をもつ光と、軸方向の反対方向に傾いた角度をもつ光の両方を読取対象に向けて出射することを特徴とする。
また、本願第の発明は、第1の発明において、前記溝部は、前記反射面、平坦面および透光面とが、軸方向にこの順で構成され、前記1次反射面と前記2次反射面が構成された前記反射面を有する前記溝部の前記透光面は、1次透光面と2次透光面により構成され、前記2次透光面の軸方向端部に前記1次透光面が形成され、前記2次透光面の傾斜角度は、前記1次透光面の傾斜角度より大きいことを特徴とする。
また、本願第の発明は、第1の発明において、前記溝部は、前記反射面、平坦面および透光面とが、軸方向にこの順で構成され、前記平坦面は、軸方向から反時計回り方向に傾いていることを特徴とする。
また、本願第の発明は、第1〜3のいずれか1項に記載の導光体と、前記導光体の前記光取込部に対向して設けられた光源とを有することを特徴とする。

本発明に係る導光体および線状光源装置によれば、ローレット溝の溝部の反射面を1次反射面と2次反射面より構成することによって、線状光源装置から軸方向に異なる2つの角度成分を有する光を読取対象に向けて出射することができるので、読取対象に厚みや段差がある場合でも原稿カバーに影が発生せず、読取画像に黒い筋が現れることがない。
本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の線状光源装置の構成を示す斜視図である。
線状光源装置は透明樹脂等よりなる導光体1、LEDよりなる光源2を備えて構成される。導光体1は、円柱状の部品で、軸方向の一端に光取込部3が設けられ、他端は平滑面4となっている。導光体1の側面となる外周面には、軸方向にのびるローレット溝5が設けられており、ローレット溝5に対向する位置が光出射面9となっている。ローレット溝5は、切り込み方向が導光体1の軸方向と直交する溝部7が複数形成されている。
光源2は、例えば樹脂よりなるパッケージ内部に、1つ乃至複数の青色LED素子が配置され、モールド材により青色LEDを固定し外気から遮断して保護し、蛍光体層により青色LEDからの青色光を白色光に変換される。なお、一般に、LED素子は、光出力にバラツキがあるが、光源2に複数のLED素子を配置した場合は、光源2の光出力が、個々のLED素子の光出力に影響されず、一定の光出力を確保することができる。光源2は、光取込部3に対峙するように配置される。
光源2から出射する光は、ランバーシアン型の配光分布を有し、導光体1に向けて照射される。光源2からの出射光が高屈折質媒体に入射する場合、スネルの法則に従い、屈折して角度の小さな光線となる。例えば、光源2からの出射光が、空気を介して屈折率n=1.49の導光体1に入射する時、入射面が導光体1の中心軸に対して垂面であれば、入射角度が89°の光線であっても、導光体1の軸に対して42°傾いた光線、つまり、導光体1の側面(外周面)に対して入射角度が48°となり、臨界角を超える。従って、導光体の側面が鏡面で軸に対して平行であれば、導光体1に入射した光は、全てが全反射され損失なく導光される。
図2は、本発明の線状光源装置を軸方向Xに切断した拡大断面図である。
ローレット溝5は、導光体の軸方向Xに垂直で、ローレット溝5から光出射面9に進む径方向Yに切込みが入った溝部7が複数設けられ、各溝部7の頂部に平坦面8が形成されている。導光体1内を導光する光量は、光取込部3から遠ざかるにしたがって減少するので、平坦面8の軸方向Xの長さを光取込部3から遠ざかるにつれて短くして、軸方向全体にわたって、ローレット溝5で反射される光量を均一にしている。また、より光量を均一にするために、各溝部7の径方向Yの長さは光取込部3近傍から平滑面4近傍に近づくに従って深くなるように形成し、溝部7の幅を広げることもある。
光源2から入射した光は、導光体1内壁を反射しながら、ローレット溝5に到達し、反射面6に対する入射角が臨界角を越えた場合は全反射して光出射面9に進み、導光体1から外部に出射する。光取込部3に対する入射角が大きい光A1は、光取込部3に近いローレット溝5の反射面6で反射される。入射光A1は、ローレット溝5の反射面6に対する入射角が小さいので、光出射面9に対してほぼ垂直方向に全反射される。光取込部3に対する入射角が小さい光B1は、導光体1の軸方向Xに沿って進み、光取込部3から遠く、平滑面4に近いローレット溝5の反射面6で反射される。入射光B1は、ローレット溝5の反射面6に対する入射角が大きいので、光取込部3から平滑面4に進む軸方向Xに傾いた角度をもって反射される。
図3は、本発明の導光体1を、図2に示す線分A−A´に沿って径方向Yに切断した投影図である。実線は、線分A−A´における導光体1の形状を示し、破線は、ローレット溝5の溝部7を示す。
導光体1の径方向の断面は、完全な円形ではなく、一部に直線部が設けられている。導光体1全体で見ると、外周面に軸方向に伸びる水平面が設けられている。ローレット溝5は、この水平面に設けられている。水平面の方が、容易に精度の高い溝加工することができるためである。
ローレット溝5は、幅方向Zにわたって径方向Yに同一長さ切込みが入った溝部7を形成する。径方向Yと幅方向Zの平面の投影図において、溝部7は台形状になっている。
図4は、本発明の導光体のローレット溝5を軸方向Xに切断した各溝部7の拡大断面図である。
各溝部7の光取込部3側の側面が反射面6となり、平滑面4側の側面が透光面10となっている。反射面6は、1次反射面11と2次反射面12より構成され、1次反射面11の軸方向X端部に2次反射面12が形成される。溝部7は、光取込部3から平滑面4に進む軸方向Xにおいて、径方向Yに没入する1次反射面11が形成され、1次反射面11に続いて2次反射面12が形成され、2次反射面12に続いて平坦面8が形成され、平坦面8に続いて径方向Yの反対方向に突出する透光面10が形成されて構成される。すなわち、溝部7は、軸方向Xに向かって1次反射面11、2次反射面12、平坦面8、透光面10の順に形成される。
θは、軸方向Xから1次反射面11までの反時計回りに回転した時の角度を示し、θは、軸方向Xの180°反対方向から透光面10までの時計回りに回転した時の角度を示し、θは、軸方向Xから2次反射面12までの反時計回りに回転した時の角度を示す。
光源2からの光を少なくとも半分以上を導光体1で全反射させ同行させるには、光源2から45°で出射した光、つまり、導光体1内では、導光体1の軸に対して28°の傾きを持つ光を全反射させる必要がある。このためには、1次反射面11の傾斜角度θは、光取込部3近傍は20°で形成されている。また、透光面10の傾斜角度θは、28°の傾きを持つ光が当たらないように28°以上に形成されている。
2次反射面12の傾斜角度θは1次反射面11の傾斜角度θより大きくなっている。このため、1次反射面11で反射した光が2次反射面12に再び反射する場合が発生する。
2次反射面12から離れた位置の1次反射面11に入射した光A1は、軸方向Xに傾いた角度をもった光A2として反射される。一方、2次反射面12近傍の1次反射面11に入射した光B1は、2次反射面12で再度反射され、軸方向Xの反対方向に傾いた角度をもった光B2として反射される。傾斜角度θは75°〜90°とすると、出射光B2が好ましい方向に進むようになる。
反射面6を1次反射面11と2次反射面12より構成することによって、光源から導光体内部に1方向に進む光A1、B1が導光されても、反射面6で反射されて2方向に進む光A2、B2にすることができる。光A2と光B2の光量が適当な割合にするため、適宜、調整を行うが、15°〜20°の傾きを持つ光の半分程度が2次反射面12にぶつかるような2次反射面12の高さに構成することが好ましい。
図5は、光線A2、B2が読取対象42に照射された状態を示した画像読取装置の一部断面図である。
図4に示す反射面6で反射された光A2、B2は、光出射面9を透過して導光体1の外部に出射して、図5に示す読取対象42を照射する。画像読取装置には、線状光源装置の光出射面9に対向して、光透過性部材よりなる載置面41が設けられ、取り込みたい画像が記載された読取対象42を載置面41に載置して使用される。導光体1の光出射面9から出射した光が載置面41に対して照射される。画像読取装置は、取り込みたい画像が記載された読取対象42を載置面41に載置して使用され、載置面41に載置された読取対象42の投影像を、検出して読取画像とする。
書籍等の厚みのあるものを読取対象42とすると、読取対象42の光照射面と原稿カバー43との間に、厚みが生じる。読取対象42は光を透過しないので、軸方向Xに傾いた角度成分をもつ光A2は読取対象42の端部を照射すると原稿カバー43を照射しない。しかし、軸方向Xの反対方向に傾いた角度成分をもつ光B2が、原稿カバー43において光A2が照射できない箇所を、照射することができるので、光が照射されない影が発生しない。
同様のことが読取対象42に折れ線等の段差がある場合にもいえる。
したがって、ローレット溝5の溝部7の反射面6を1次反射面11と2次反射面12より構成することによって、線状光源装置から軸方向Xに異なる2つの角度成分を有する光を読取対象42に向けて出射することができるので、読取対象42に厚みや段差がある場合でも原稿カバー43に影が発生せず、読取画像に黒い筋が現れることがない。
本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本発明の導光体のローレット溝5の各溝部7の拡大断面図である。
第2の実施形態は、第1の実施形態の線状光源装置において、ローレット溝5の溝部7の形状を変更したものである。一面からなる反射面6が形成された溝部7aと、1次反射面11および2次反射面12からなる反射面6が形成された溝部7bが交互に形成される。溝部7bは、溝部7aの平坦面8から径方向Yに没入する矩形状の溝を設けたものである。溝部7bに形成される2次反射面12は、第1の実施形態の2次反射面12に比べて、径方向Yに没入する長さが大きく、その表面積も大きくなっている。また、溝部7bに形成される透光面10も1次透光面13と2次透光面14とから構成される。1次透光面13の傾斜角度θは、軸方向Xの反対方向から1次透光面13までの時計回りに回転した時の角度を示し、溝部7aの透光面10の傾斜角度θと略同一となっている。2次透光面14は、2次反射面12に対向して設けられる。2次透光面14の傾斜角度θは、軸方向Xの反対方向から2次透光面14までの時計回りに回転した時の角度を示し、1次透光面13の傾斜角度θより大きくなっている。
溝部7aは、軸方向Xにおいて、径方向Yに没入する反射面6が形成され、反射面6に続いて平坦面8が形成され、平坦面8に続いて径方向Yの反対方向に突出する透光面10が形成されて構成される。すなわち、溝部7aは、軸方向Xに向かって反射面6、平坦面8、透光面10の順に形成される。
一方、溝部7bは、軸方向Xにおいて、径方向Yに没入する1次反射面11が形成され、1次反射面11に続いて2次反射面12が形成され、2次反射面12に続いて平坦面8が形成され、平坦面8に続いて径方向Yの反対方向に突出する2次透光面14が形成され、2次透光面14に続いて1次透光面13が形成されて構成される。すなわち、溝部7bは、軸方向Xに向かって1次反射面11、2次反射面12、平坦面8、2次透光面14、1次透光面13の順に形成される。
溝部7aの反射面6に入射した光A1は、軸方向Xに傾いた角度をもった光A2として反射される。一方、溝部7bの1次反射面11に入射した光B1は、2次反射面12の径方向Yへの没入長さ(高さ)を長くすることで1次反射面11への入射角度や入射位置によらず、概ね再度反射され、軸方向Xの反対方向に傾いた角度をもった光B2として反射される。光A1が反射面6に入射する高さと、光B1が1次反射面11に入射する高さは略同一であるが、反射された光A2、B2は異なる方向に進む。
また、光A1、B1より高い位置から溝部7bに照射される光C1は、2次反射面12に入射する。2次反射面12の傾斜角度は大きいので、光C1の入射角度は臨界角より小さくなり、光C1は2次反射面12を透過する。光C1の透過光は2次透過面14から再び導光体内部に入射し、軸方向Xに導光される光C2となる。
このように、一面からなる反射面6が形成された溝部7aと、1次反射面11および2次反射面12からなる反射面6が形成された溝部7bとを交互に形成することによって、光源から導光体内部に1方向に進む光A1、B1が導光されても、溝部7aの反射面6で反射される光A2と、溝部7bの1次反射面11と2次反射面12で反射される光B2との、軸方向Xに異なる2方向の角度成分を有する光A2、B2を読取対象42に向けて出射することができる。また、2次反射面12を透過する光C1も再び導光体内部に入射し、軸方向Xに導光される光C2となるので、効率よく光を利用することができる。
なお、一面からなる反射面6が形成された溝部7aと、1次反射面11および2次反射面12からなる反射面6が形成された溝部7bとが形成される間隔は、必ずしも交互でなくても良く、一面からなる反射面6が形成された溝部7aが複数形成されているところに1次反射面11および2次反射面12からなる反射面6が形成された溝部7bを適当な数だけ挿入してローレット溝5を構成することもできる。また、その逆も可能である。
原稿カバーにおいて読取対象の端部に発生する影を防止するため、導光体の軸方向Xの平滑面側の一部のローレット溝5の溝部7に、1次反射面11および2次反射面12からなる反射面6が形成された溝部7bを形成することもできる。
本発明の第3の実施形態について説明する。図7は、本発明の導光体のローレット溝5の溝部7の一部拡大断面図である。図7(a)は、図6に示す溝部7aについて、平坦面8を軸方向Xから反時計回りに傾斜させて形成した場合を示し、図7(b)は、図6に示す溝部7bについて、2次反射面12と2次透過面14の傾斜角度を90°以下にした場合を示すものである。
図7(a)に示すように、第3の実施形態は、第2の実施形態の線状光源装置において、溝部7aの平坦面8を軸方向Xから反時計回りに傾斜させて形成したものである。平坦面8は、反射面6との接点を支点として軸方向Xから反時計回りにわずかに回転した状態になるように形成されている。光A1が平坦面8に入射するとき、平坦面8が軸方向Xに平行な場合に比べて、入射角度θが小さくなる。光A1は平坦面8で入射角度θに対応する角度で全反射して光A2となる。光A2の軸方向Xからの角度θは、平坦面8が軸方向Xに平行な場合に比べて大きくなり、光A2は径方向Yの角度成分を大きくすることができる。
図7(b)に示すように、第3の実施形態は、第2の実施形態の線状光源装置において、溝部7bの2次反射面12と2次透過面14の傾斜角度を90°以下にしたものである。2次反射面12の傾斜角度θを90°以下にすると、光B1が1次反射面11に反射して2次反射面12に入射するとき、2次反射面12に対する入射角度θが、2次反射面12の傾斜角度θが90°の場合に比べて大きくなる。2次反射面12の出射光B2は、出射角度も入射角度θに対応するので、径方向Yからの角度θが小さくなる。光B2は、傾斜角度θが90°の場合に比べて、軸方向Xの反対方向の角度成分が小さくなり、径方向Yの角度成分が大きくなるので、径方向Yに近い方向に進むようになる。
本発明の線状光源装置の構成を示す斜視図 本発明の線状光源装置の拡大断面図 本発明の導光体を径方向に切断した投影図 本発明の導光体のローレット溝の各溝部の拡大断面図 光線が読取対象に照射された状態を示した画像読取装置の一部断面図 本発明の導光体のローレット溝の各溝部の拡大断面図 本発明の導光体のローレット溝の溝部の一部拡大断面図 従来の線状光源装置の構成を示す断面図 光線が読取対象に照射された状態を示した画像読取装置の一部断面図
符号の説明
1 導光体
2 光源
3 光取込部
4 平滑面
5 ローレット溝
6 反射面
7 溝部
8 平坦面
9 光出射面
10 透光面
11 1次反射面
12 2次反射面
41 載置面
42 読取対象
43 原稿カバー

Claims (4)

  1. 軸方向の一方の端部が光取込部となり、側面に軸方向に伸びるローレット溝が形成された画像読取装置の照明用光源に用いられる棒状の導光体において、
    前記ローレット溝は切り込み方向が当該導光体の軸方向と直交する溝部を複数有し、前記溝部の光取込部側の側面は反射面となり、前記溝部のうち少なくとも1の溝部の反射面は、1次反射面と2次反射面により構成され、前記1次反射面の軸方向端部に前記2次反射面が形成され、前記2次反射面の傾斜角度は、前記1次反射面の傾斜角度より大きく、
    1次反射面により軸方向に傾いた角度をもつ光として反射された光の少なくとも一部は、前記2次反射面で再度反射され、軸方向の反対方向に傾いた角度をもつ光として反射され、
    当該導光体から、軸方向に傾いた角度をもつ光と、軸方向の反対方向に傾いた角度をもつ光の両方を読取対象に向けて出射することを特徴とする導光体。
  2. 前記溝部は、前記反射面、平坦面および透光面とが、軸方向にこの順で構成され、前記1次反射面と前記2次反射面が構成された前記反射面を有する前記溝部の前記透光面は、1次透光面と2次透光面により構成され、前記2次透光面の軸方向端部に前記1次透光面が形成され、前記2次透光面の傾斜角度は、前記1次透光面の傾斜角度より大きいことを特徴とする請求項に記載の導光体。
  3. 前記溝部は、前記反射面、平坦面および透光面とが、軸方向にこの順で構成され、前記平坦面は、軸方向から反時計回り方向に傾いていることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の導光体と、前記導光体の前記光取込部に対向して設けられた光源とを有することを特徴とする線状光源装置。
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