JP2009299517A - 乗物とその制御装置及び制御方法 - Google Patents

乗物とその制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009299517A
JP2009299517A JP2008152534A JP2008152534A JP2009299517A JP 2009299517 A JP2009299517 A JP 2009299517A JP 2008152534 A JP2008152534 A JP 2008152534A JP 2008152534 A JP2008152534 A JP 2008152534A JP 2009299517 A JP2009299517 A JP 2009299517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
speed
command
target opening
throttle valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008152534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5075021B2 (ja
Inventor
Takeru Oshima
健 大島
Takuya Sakamoto
卓也 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008152534A priority Critical patent/JP5075021B2/ja
Priority to US12/481,793 priority patent/US8221287B2/en
Publication of JP2009299517A publication Critical patent/JP2009299517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5075021B2 publication Critical patent/JP5075021B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2510/00Input parameters relating to a particular sub-units
    • B60W2510/06Combustion engines, Gas turbines
    • B60W2510/0638Engine speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2510/00Input parameters relating to a particular sub-units
    • B60W2510/10Change speed gearings
    • B60W2510/1005Transmission ratio engaged
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2540/00Input parameters relating to occupants
    • B60W2540/10Accelerator pedal position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2710/00Output or target parameters relating to a particular sub-units
    • B60W2710/06Combustion engines, Gas turbines
    • B60W2710/0605Throttle position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/10Road Vehicles
    • B60Y2200/12Motorcycles, Trikes; Quads; Scooters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S477/00Interrelated power delivery controls, including engine control
    • Y10S477/906Means detecting or ameliorating the effects of malfunction or potential malfunction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

【課題】異常発生時に運転者からの出力変化指令や運転状態等に応じた走行制御を行う。
【解決手段】運転者から与えられるエンジンEの出力変化指令を指令検出信号として出力する指令信号出力手段36、スロットル弁21の開度を開度検出信号として出力する開度信号出力手段37、スロットル弁21を駆動してスロットル弁21の開度を調整する弁駆動手段25、及び指令検出信号に基づいて目標開度を設定して開度検出信号が該目標開度に一致するように弁駆動手段25を制御する制御手段17を備えている。該制御手段17は、指令検出信号及び開度検出信号の少なくとも一方が異常であると判断すると、変速状態検出手段41により検出される変速状態に応じて、スロットル弁21の目標開度を正常判断時に比べて小さい値に設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの出力変化指令に応じた開度になるようスロットル弁を備える乗物とその制御装置及び制御方法に関する。
従来の自動二輪車において、スロットルグリップの操作量を検出し、この検出値に応じた目標開度となるようスロットル弁の駆動制御を行う制御装置を備えたものがある。この装置によれば、スロットルグリップを介して入力される運転者からの出力変化指令に応じてスロットル弁が駆動する。これによって、運転者の操作量に応じたエンジンへの吸気量が保たれる。
このような装置には、何らかの故障が発生した場合に運転者のグリップ操作量に関係なく目標開度がアイドリング開度に設定され、スロットル弁を閉じる機能を備えたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−65140号公報
しかし、特許文献1によれば、故障発生後にスロットル弁の開度がアイドル開度で固定されるため、運転者がグリップ操作をしてもエンジンの出力が変更されず、運転者に違和感を与える場合がある。
そこで本発明は、異常発生時にも運転者の要求に応じた走行制御を行うことを目的としている。
上記目的の達成のため、本発明に係る乗物は、変速装置の変速状態を検出する変速状態検出手段と、運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を指令検出信号として出力する指令信号出力手段と、スロットル弁の開度を開度検出信号として出力する開度信号出力手段と、前記スロットル弁を駆動して前記スロットル弁の開度を調整する弁駆動手段と、前記指令検出信号に基づいて目標開度を設定して前記開度検出信号が該目標開度に一致するように前記弁駆動手段を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記指令検出信号及び前記開度検出信号の少なくとも一方が異常であると判断すると、前記スロットル弁の目標開度を、前記変速状態検出手段により検出される変速状態に応じて、正常であると判断したときに比べて小さい値に設定することを特徴としている。
かかる構成によれば、制御手段は異常発生時に、スロットル弁の目標開度を正常時に比べて小さい開度に設定すると共に、その目標開度を変速状態に応じて設定する。このため、正常時に比べて異常発生時に走行速度が上昇するのを抑えることができる。また、変速状態ごとに異なるエンジンの出力規制を行うことができ、利便性が向上する。
前記指令信号出力手段又は前記開度信号出力手段が、前記制御手段に複数の信号を出力可能に構成され、前記制御手段は、複数の信号のうち1つの信号に異常があると判断すると、正常と判断した他の信号に基づいて前記弁駆動手段を制御してもよい。かかる構成によれば、指令信号出力部及び開度信号検出部が複数の信号を出力可能であるため、1つの信号に異常が発生しても他の正常な信号に基づく制御を実行可能となる。このため、異常発生時であっても、スロットル弁の目標開度を運転者から与えられるエンジンの出力変化指令に応じた走行制御を行うことができる。
前記制御手段は、異常判断時に検出指令信号に応じて設定される目標開度の上限値を変速状態に応じて設定し、第1の変速状態における前記上限値が、該第1の変速状態よりも減速比の大きい第2の変速状態における前記上限値に比べて小さくてもよい。かかる構成によれば、高速側の変速状態の設定時にはエンジンの出力規制の程度が大きくなり、この高速側の変速状態の設定時に出力を大きくするよう指令があっても、低速側の変速状態でのエンジン出力不足を防ぎつつ、走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。
前記制御手段は、正常判断時において検出指令信号に応じて設定されるべき目標開度を予め定められる減少率に従って減少させることによって異常判断時の目標開度を設定し、第1の変速状態における前記減少率が、該第1の変速状態よりも減速比の大きい第2の変速状態における前記減少率に比べて大きくてもよい。かかる構成によれば、上記同様高速の変速状態の設定時に出力を大きくするよう指令があっても、走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。
走行速度又は前記エンジンの回転数を検出する速度関連値検出手段を備え、前記制御手段は、異常判断時に前記速度関連値検出手段により検出される走行速度又は回転数が予め定められる開度規制閾値を超えると、該閾値を超える前に比べて目標開度を小さい値に設定してもよい。かかる構成によれば、下り坂の走行中などによりスロットル開度が一定でも走行速度が上昇するような場合であっても、その走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。このとき、前記制御手段は、前記開度規制閾値を変速状態に応じて設定してもよい。かかる構成によれば、変速状態に応じた走行速度の規制を行うことができる。
また、本発明に係る乗物の制御装置は、運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を示す複数の指令検出信号に基づきスロットル弁の目標開度を設定する開度設定部と、スロットル弁の開度を示す開度検出信号に基づき、スロットル弁の実開度が前記開度設定部により設定された目標開度に一致するようにスロットル弁を制御する弁駆動制御部と、複数のうち少なくとも1つの指令検出信号に異常があるか否かを判断する異常判断部とを備え、該異常判断部により少なくとも1つの信号に異常があると判断されると、前記開度設定部は前記スロットル弁の目標開度を正常であるときと比べて小さい値に設定し、指令検出信号を基にして目標開度を求めるための導出規則を走行状態及び変速状態の少なくともいずれか一方に応じて設定することを特徴としており、上記同様の作用を生じる。
また、本発明に係る乗物の制御方法は、運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を示す指令検出信号及びスロットル弁の開度を示す開度検出信号を入力する検出ステップと、入力した信号に異常があるか否かを判断する異常判断ステップと、少なくとも1つの信号に異常があると判断すると、スロットル弁の目標開度を正常であるときに比べて小さい値に設定する目標開度設定ステップとを有し、該目標開度設定ステップにおいて、異常であると判断されたときには、指令検出信号を基にして目標開度を導くための導出規則を走行状態に応じて設定することを特徴としており、上記同様の作用を生じる。
本発明によれば、スロットル弁の制御のために必要な信号に異常があっても、エンジンの出力を小さくした上で運転状態に応じた走行制御を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態について自動二輪車を例にして説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、自動二輪車に騎乗した運転者から見た方向を基準とする。
図1は、本発明に係る乗物の一例を示す自動二輪車1の左側面図である。図1に示すように、自動二輪車1は前輪2と後輪3とを備え、前輪2は略上下に延びるフロントフォーク4に回転可能に支持され、該フロントフォーク4は、その上端部に設けられたアッパーブラケット(図示せず)と該アッパーブラケットの下方に設けられたアンダーブラケット(図示せず)とを介してステアリングシャフト(図示せず)に支持され、該ステアリングシャフトはヘッドパイプ5によって回転自在に支持されている。該アッパーブラケットには左右へ延びるバー型のハンドル6が設けられており、運転者はハンドル6を回動操作することによりステアリングシャフトを回転軸として前輪2を所望の方向へ転向させることができる。
ハンドル6のうち運転者の右手により把持されるグリップは、手首の捻りにより回転させてエンジンEの出力を調節する入力部材7(図2参照)となるスロットルグリップとなっている。ハンドル6のうち運転者の左手により把持されるグリップの前方にはクラッチレバー8が設けられている。
ヘッドパイプ5からは左右一対のメインフレーム10が若干下方に傾斜しながら後方へ延びており、このメインフレーム10の後部に左右一対のピボットフレーム11が接続されている。このピボットフレーム11には略前後方向に延びるスイングアームの前端部が枢支されており、このスイングアーム12の後端部に駆動輪である後輪3が回転自在に軸支されている。ハンドル6の後方には燃料タンクが設けられており、この燃料タンク13の後方に運転者騎乗用のシート14が設けられている。シート14に跨った運転者の左足が載置される個所にはシフトチェンジ操作用のシフトペダル15が設けられている。
前輪2と後輪3との間には、エンジンEがメインフレーム10及びピボットフレーム11に支持された状態で搭載されている。エンジンEには変速装置Tが接続され、この変速装置Tから出力される駆動力がチェーンCHを介して後輪3に伝達される。
エンジンEの吸気ポート(図示せず)にはメインフレーム11の内側に配置されたスロットルボディ16が接続されている。また、シート14の下方の内部空間には、スロットルボディ16内のスロットル弁21(図2参照)を駆動制御する電子制御ユニット(以下、ECU)17が収容されている。スロットルボディ16の上流側には燃料タンク13の下方に配置されたエアクリーナボックス18が接続され、前方からの走行風圧を利用して外気を取り込む構成となっている。また、車体前部から車体両側にかけてエンジンE等を覆うようにカウリング19が設けられている。
図2は、図1に示す自動二輪車に搭載されたエンジンEの周辺構成、及び第1実施形態に係るECU17の周辺構成を示すブロック図である。図2に示すように、エンジンEに設けられたスロットルボディ16にはスロットル軸20が回転可能に支持され、このスロットル軸20にバタフライ式のスロットル弁21が固定されている。スロットル軸20の左端部には、スロットル軸20を回転方向に付勢する付勢機構22が設けられ、スロットル軸20に外部負荷が作用しない状態においてこの付勢機構22によりスロットル弁21の開度(回転角度)が所定開度に保持される。
スロットル軸20には第1ギヤ23が取り付けられている。スロットルボディ16はモータ25を有し、モータ25の駆動軸に取り付けられた第2ギヤ24が第1ギヤ23に噛合されている。これによりモータ25の回転駆動力が第1及び第2ギヤ23,24を介してスロットル軸20に伝達される。スロットル軸20が付勢機構22の付勢に抗して回転することにより、スロットル弁21が開度を変更するよう駆動され、エンジンEへの吸気量が調節される。
スロットル弁21を通過したエアは、燃料噴射装置26により噴射される燃料と混合されてエンジンEの燃焼室27内に取り入れられる。なお、燃料噴射装置26が燃料を噴射する箇所は特に限定されない。燃焼室27内の混合気は点火プラグ28により点火燃焼され、これにより図示しないピストンが駆動してエンジンEの出力軸29が回転される。エンジンEの出力はスロットル弁21の開度が大きく吸気量が大きいときほど大きくなる。
この出力軸29の回転出力は、減速機構30及びクラッチ31を介して変速装置Tのメイン軸32に伝達される。変速装置Tは、公知の常時歯車噛合式の変速機であり、互いに平行のメイン軸32及びカウンタ軸33間に複数のギヤ列(図示せず)が配設されてなる。本実施形態では、ギヤ列数が6つであり、シフトペダル15(図1参照)の操作に応じて、中立段と、ギヤ列数に対応する6つの前進走行用の変速段とを含む合計7つの変速段を選択的に設定可能になっている。これら前進変速段のうち、1速段に対応するギヤ列の減速比が最も大きく、6速段に対応するギヤ列の減速比が最も小さい。
中立段の設定時には、全てのギヤ列がメイン軸32又はカウンタ軸33に対して自由であり、両軸32,33間の動力伝達経路が遮断される。また、ギヤ列の1つが選択的に両軸32,33に固定されることによって前進変速段のいずれかが設定される。前進変速段の設定時には、メイン軸32の回転がその変速段に対応するギヤ列のギヤ比に応じて変速されてカウンタ軸33に伝達される。このカウンタ軸33の回転が前述したようにチェーンCH(図1参照)を介して後輪3(図1参照)に伝達され、後輪3が回転することにより自動二輪車1(図1参照)に前方への推進力が付与される。
図2に示すECU(制御装置)17は、CPU、ROM、RAM及び入出力インタフェース等を備えたマイクロコンピュータであり、その機能ブロックとして異常判断部51、開度記憶部52、開度設定部53及びモータ制御部54を有し、その出力インタフェースにはモータ駆動回路55が設けられている。入力インタフェースには車両の運転状態等の検出信号が入力される。
自動二輪車には、指令信号出力部36と開度信号出力部37とが設けられている。指令信号出力部36は、入力部材7の回転軸に取り付けられたグリップポジションセンサ36aと、2系統の伝送路36b,36cとを有している。このグリップポジションセンサ36aは入力部材7の回転位置、すなわち運転者からの出力変化指令を示す入力部材7の操作量を検出し、グリップポジションセンサ36aより出力される指令検出信号は各系統の伝送路36b,36cを介してECU17に入力される。開度信号出力部37は、スロットル軸20の端部に取り付けられたスロットルポジションセンサ37aと、2系統の伝送路37b,37cとを有している。このスロットルポジションセンサ37aはスロットル弁21の回転位置、すなわちスロットル弁21の実開度を検出し、スロットルポジションセンサ37aから出力される開度検出信号は各系統の伝送路37b,37cを介してECU17に入力される。
また、自動二輪車には、車両の走行状態、運転状態を検出するため、変速装置Tに設定されている変速段を検出するギヤポジションセンサ(変速状態検出手段)41、走行速度を検出する速度センサ(速度関連値検出手段)42、及びエンジン回転数を検出する回転数センサ(速度関連値検出手段)43などが設けられている。各センサ41〜43から出力される信号もECU17に入力される。
異常判断部51はECU17やセンサ類36a,37a,41〜43の異常の有無を判断する。例えば異常判断部51は、指令信号出力部36及び開度信号出力部37により出力される信号の電圧値が所定範囲内にあるか否か等に基づき、該信号が異常であるか正常であるかを判断する。この判断は、指令信号出力部36及び開度信号出力部37の各系統に対して個別に行われる。
この異常判断部51による判断結果に基づき、指令信号出力部36及び開度信号出力部37のステータスが、「正常」と「1系統異常」と「2系統異常」の3つに分類されうる(図3参照)。
「通常」は、指令信号出力部36及び開度信号出力部37が2系統とも正常の状態である(図3中「状態1」参照)。この状態では、正常な指令検出信号及び開度検出信号が2系統の伝送路を介してECU17に入力される。
「1系統異常」は、指令信号出力部36の1系統が異常で開度信号出力部37が2系統とも正常の状態(図3中「状態2」参照)、開度信号出力部37の1系統が異常で指令信号出力部36が2系統とも正常の状態(図3中「状態3」参照)、及び指令信号出力部36及び開度信号出力部37がそれぞれ、1系統が異常の状態(図3中「状態4」参照)のいずれかの状態である。この状態では、少なくとも1つの系統の伝送路を介し、正常な指令検出信号及び開度検出信号がECU17に入力される。
「2系統異常」は、指令信号出力部36及び開度信号出力部37の少なくともいずれか一方が2系統とも異常の状態である(図3中「状態5〜7」参照)。この状態では、ECU17は、正常な指令検出信号又は開度検出信号がECU17に入力されず、ECU17は運転者からの出力変化指令又はスロットル弁21の実開度を検知不能になる。
開度設定部53は、これら信号出力部36,37のステータスや、運転者から与えられる出力変化指令などに応じてスロットル弁21の目標開度を設定する。この目標開度の設定に際しては、後述するように開度記憶部52に記憶されたマップが参照される。モータ制御部54は、開度設定部53により設定された目標開度に基づいてモータ駆動回路55に制御信号を出力する。モータ駆動回路55は、モータ25を正逆回転させるための駆動回路であり、車体に搭載されたバッテリBを電源としてモータ制御部54からの制御信号に応じた駆動電圧をモータ(弁駆動手段)25に供給する。この駆動電圧の供給によってモータ25が駆動されると、スロットル弁21の実開度が目標開度となるようスロットル軸20が回転駆動される。このモータ25の駆動は、開度信号出力部37より入力した開度検出信号に基づいて行われており、スロットル弁21の実開度がステップS12で設定された目標開度となるようにスロットル弁21が駆動される。
ECU17は、センサ類により検出される運転状態等に基づき、燃料噴射装置26に信号を出力して燃料の噴射量及び燃料の噴射タイミングを制御するFI制御部57と、点火プラグ28に信号を出力して点火プラグ28の動作タイミングを制御する点火制御部58とを有している。各制御部57,58は、異常判断部51による異常の判断結果に応じた制御を実行可能に構成されている。
ハンドル6(図1参照)近傍には警告灯49が計器類と並んで設けられており、ECU17は、異常判断部51により異常があると判断されると警告灯49を点灯させる警告灯制御部59を有している。
以下、図2を参照しつつ図4に示すフローチャートに基づいてECU17により実行される走行制御について説明する。このフローに沿った処理は、自動二輪車の電源ON時に行われる初期処理の終了後、所定時間おきに繰り返し行われる。
まず、異常判断部51により指令信号出力部36及び開度信号出力部37の異常の有無が判断され(ステップS1)、この判断結果に基づき、指令信号出力部36及び開度信号出力部37のステータスが3つ(図3参照)のうちいずれであるのかが判断される(ステップS2)。この処理S2は、各ステータスに応じたモードS10,S20,S30に移行可能な手順を有していればよく、図示の手順(ステップS2a,S2b)に限定されない。
(通常モード)
ステップS2aで「通常」と判断されると通常モードS10に移行する。この通常モードS10では、まず、指令信号出力部36により出力される正常な指令検出信号に基づき入力部材7の操作量が検知され(ステップS11)、開度設定部53により、開度記憶部52に記憶されるマップが参照されて目標開度が設定される(ステップS12)。
図5(a)には、通常モードS10で参照される通常マップ61が示されている。この通常マップ61に示すとおり、入力部材7の操作量θが最小量θ0のときには目標開度がアイドル開度αI(約1度)に設定され、操作量θが最大量θMのときには目標開度が全開αM(約90度)に設定され、操作量θが大きいときほど目標開度が大きい値に設定される。ここで、アイドル開度αIとは、エンジン回転数が所定のアイドル回転数となるために設定されるスロットル弁の開度であり、全閉状態に近い開度となっている。本実施形態においては、入力部材7の操作量θの変化に応じて目標開度が線形に変化する。
図4に戻ると、このマップを参照して入力部材7の操作量に応じて設定された目標開度に基づきモータ制御部54により制御信号が出力され、この制御信号に基づきモータ駆動回路55からモータ25に駆動電圧が供給され、モータ25が駆動される(ステップS13)。このモータ25の駆動時には、開度信号出力部37より入力される正常な開度検出信号に基づき、スロットル弁21の実開度がステップS12で設定された目標開度となるようスロットル弁21が駆動される。
このように「通常」のステータスにおいては、2系統の伝送路36a,36bを介して出力される正常な指令検出信号に基づき、運転者からの出力変化指令に応じた走行制御が行われる。
(リンプホームモード)
ステップS2aにおいて「通常」でないと判断され、ステップS2bにおいて「2系統異常」と判断されると、リンプホームモードS20に移行する。このリンプホームモードS20においては、例えば入力部材7の操作量に関わらず目標開度が所定の小さい開度(アイドル開度や、付勢機構22により保持される所定開度)に設定される。これによりECU17が出力変化指令や実開度を検知不能となっても、自動二輪車1が微速で前進可能となる。また、リンプホームモードS20に移行する際には、警告灯49を点灯させることによって運転者が異常発生を認識可能になっている(ステップS21)。
(出力規制モード)
ステップS2bにおいて「1系統異常」と判断されると、出力規制モードS30に移行する。この出力規制モードS30においては、まず、警告灯制御部59が動作して警告灯49が点灯し(ステップS31)、入力部材7の操作量、変速段及び走行速度が検知される(ステップS32)。入力部材7の操作量は、指令信号出力部36のうち異常と検出されていない系統の伝送路を介してECU17に入力された正常な指令検出信号に基づいて検知される。また、変速段はギヤポジションセンサ41より出力される信号に基づいて検知され、走行速度は速度センサ42より出力される信号に基づいて検知される。
次いで開度設定部53は、入力部材7の操作量及び走行速度をパラメータとする複数の3次元マップ(本実施形態では3つ)のうち1つを変速段に応じて選択し、選択したマップを参照して目標開度を設定する(ステップS33)。
図5(a)に、走行速度Vを0に固定した場合の入力部材7の操作量θをパラメータとする3つの2次元操作量マップ71〜73を示し、図5(b)に、入力部材7の操作量θを最大量θMに固定した場合の走行速度Vをパラメータとする3つの2次元車速マップ74〜76を示している。そのうち、低速用操作量マップ71及び低速用車速マップ74は1速及び2速時に選択され、中速用操作量マップ72及び中速用車速マップ75は3速時に選択され、高速用操作量マップ73及び高速用車速マップ76は4〜6速時に選択される。中立段の設定時は特に限定されないが、例えば低速用操作量マップ71及び低速用車速マップ74が選択される。
図5(a)に示す各操作量マップ71〜73によれば、入力部材7の操作量θが最小量θ0のときには目標開度がアイドル開度αIに設定される。操作量θが増加するに連れ、目標開度は各マップにより規定される所定の上限開度β1,β2,β3に達するまで操作量θに比例して増加する(増減域71a,72a,73a参照)。本実施形態では、操作量θが最少量θ0と上限開度β1,β2,β3に対応する第1〜第3閾値θ1,θ2,θ3との間において、目標開度が操作量に応じて線形に変化する。また、操作量θがこの閾値θ1,θ2,θ3を超えると、目標開度がその操作量θに関わらず上限開度β1,β2,β3に設定される(水平域71b,72b,73b参照)。
各操作量マップ71〜73の増減域71a〜73aを通常マップ61と比較すると、出力規制モードでは操作量θの変化に対する目標開度の変化が小さくなっている(増減域71a〜73aの傾きが通常マップ61の傾きの例えば0.3〜0.5倍)。言い換えると、ある操作量θxに応じて設定される目標開度βxが、通常モードで設定される開度αxに対して所定の減少率A(Aは1未満であって、例えば0.3〜0.5)で積算された開度(すなわち、βx=A・αx)に規制されている。本実施形態では増減域71a〜73aがそれぞれ重なっており、各変速段に応じた減少率が互いに等しくなっている。
また、低速用操作量マップ71が規定する第1上限開度β1は全開開度αMよりも小さく(例えば全開αMの約40%)、中速用操作量マップ72が規定する第2上限開度β2は第1上限開度β1よりも小さく(例えば全開αMの約35%)、低速用操作量マップ73が第3上限開度β3は第2上限開度β2よりも小さい(例えば全開αMの約30%)。
図5(b)に示す各車速マップ74〜76によれば、走行速度Vが0のときには、目標開度が操作量(ここでは最大量θM)に応じた開度(ここでは各上限開度β1,β2,β3)に設定される。
低速用車速マップ74に着目すると、走行速度Vが第1の規制開始速度V1に達するまでの間は、その走行速度に関わらず目標開度がこの開度β1に設定される(水平域74a参照)。走行速度Vがこの第1の規制開始速度V1を超えて所定の規制速度V10に達するまでの間は、その走行速度が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制される(第1規制域74b参照)。この規制速度V10のときには、所定の規制開度β10に設定される。更に、走行速度Vがこの規制速度V10を超えて所定のアイドル規制速度V20に達するまでの間は、その走行速度が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制される(第2規制域74c参照)。このアイドル規制速度V20のときには目標開度がアイドル開度αIに設定され、走行速度Vがアイドル規制速度V20を超えると、その走行速度に関わらず目標開度がアイドル開度αIに設定される(第3規制域74d参照)。つまり、エンジン回転数がアイドル回転数となるような開度に設定される。本実施形態では、第1及び第2規制域74b,74cを参照すると、走行速度Vの増加に応じて目標開度が線形に減少し、第2規制域74cの傾きは第1規制域74bの傾きよりも大きくなっている。
他の車速マップ75,76も同様の傾向を示し、走行速度Vが0から対応する規制開始速度V2,V3に達するまでの間は、その走行速度に関わらず目標開度が操作量θMに応じて決まる開度β2,β3に設定される(水平域75a,76a参照)。これら規制開始速度V2,V3は低速用車速マップ74の第1規制域74b上にあり、走行速度Vがこの規制開始速度V2,V3を超えると、各マップ75,76が低速用車速マップ74と重なり、上記と同様にして走行速度に応じた目標開度が設定される。このように、目標開度は変速比に関わらず、走行速度Vが所定の規制開始速度V1,V2,V3を超えて高速になると、その超過速度に応じて小さくなるように設定される。図5(b)を参照するとわかるように、本実施形態では、変速状態が低速側であるときに対応する第1規制開始速度V1が、変速状態が高速側及び中間側であるときに対応する第2及び第3規制開始速度V2,V3よりも低速となっている。
図5(b)には、入力部材7の操作量θがある操作量θa(図5(a)参照)のときの低速用車速マップ74′を二点鎖線で示している。ここではこの操作量θaが、目標開度を規制開度β10に設定するための操作量θ10よりも小さいものとしている。この車速マップ74′によれば、走行速度Vが0から規制開始速度に達するまでの間は、この操作量θaに応じて決まる開度βaに設定される。この規制開始速度は上記第2規制域74c上にあり、走行速度Vが規制開始速度を超えると、実線で示す低速用車速マップ74と重なり、上記と同様にして走行速度に応じた目標開度が設定される。このように規制開始速度はそのときの操作量や変速段に応じて異なる値となっていてもよい。
図5(a)には、走行速度Vが規制速度V10であるときの低速用操作量マップ71′を示している。この操作量マップ71′に示されるように、操作量θが最少量θ0から上記操作量θ10まで増加する間は、実線で示す操作量マップ71の増減域71aに沿って目標開度が増加する。操作量θがこの操作量θ10を超えると、その操作量に関わらず目標開度が規制開度β10に設定される。
図4に戻ると、変速段に応じて選択されるマップを参照して操作量及び走行速度に応じて設定される目標開度に基づき、モータ制御部54により制御信号が出力され、この制御信号に基づきモータ駆動回路55からモータ25に駆動電圧が供給され、モータ25が駆動される(ステップS34)。このモータ25の駆動時には、開度信号出力部37のうち異常と判断されていない系統の伝送路を介してECU17に入力された正常な開度検出信号に基づき、実開度がステップS33で設定された目標開度となるようスロットル弁21が駆動される。
このように指令信号出力部36及び開度信号検出部37は、それぞれ2系統の伝送路を有し、そのうち1系統に異常があっても他方の系統の伝送路を介して正常な検出信号を出力可能となっている。このため、このような異常の発生時にもECU17は運転者の出力変化指令に応じてスロットル弁21の駆動を制御できる。
以下、図2及び図5を参照してこの出力規制モードでの走行に係る作用について説明する。入力部材7の操作量に応じて設定される目標開度は通常モード時の開度より小さい開度に規制されるため(通常マップ61及び増減域71a,72a,73a参照)、運転者からの指令に応じて走行速度を変更可能にしつつ、エンジンEの出力を規制してその走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。
更に、この目標開度は変速段に応じてその上限β1,β2,β3が異なり、変速段に応じたエンジンEの出力規制が行われる(水平域71b,72b,73b等参照)。高速の変速段であるときにその上限開度が小さくなっているため、高速の変速段の設定時にはエンジンEの出力の規制が大きくなり、この高速の変速段の設定時に入力部材7の操作量が大きくなっても走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。
但し、このような操作量に応じた目標開度の設定は、走行速度が規制開始速度V1,V2,V3以下のときに行われる(水平域74a,75a,76a参照)。このように、低速走行時に運転者の出力変化指令に応じて走行速度が変更可能になっており、例えば発進時には違和感のない加速走行を行うことができる。
走行速度が規制開始速度V1,V2,V3を超えると、目標開度がその超過速度に応じて更に規制される(第1〜第3規制域74b,74c,74d参照)。このため、例えば下り坂を走行している等のため走行速度が規制速度V10よりも上昇する場合に、その走行速度が過度に上昇するのを抑えることができる。
走行速度の上昇に伴い目標開度はアイドル開度αIまで規制されうるが、規制開始速度V1,V2,V3と規制速度V10との間の速度範囲と比べ、規制速度V10とアイドル設定速度V20との間の速度範囲においては単位速度の上昇に応じた目標開度の規制量が大きくなっている(第1及び第2規制域74b,74c参照)。このように規制速度V10を超えるとエンジンEの出力が大きく低下するため、走行速度が規制速度V10を超えて上昇するのを効果的に抑えることができる。言い換えると、走行速度の上限を予め定めた規制速度V10の周辺に設定可能となる。また、走行速度Vが規制速度V10より低速である規制開始速度V1,V2,V3を超えるとエンジンEの出力が緩やかに低下するため、走行速度の上限を規制速度V10の周辺に抑えるべくこの速度V10の超過時に大きな出力規制を行うようにしても、この速度V10周辺での減速ショックが小さくなる。
また、運転者は警告灯49の点灯によって異常の発生を認識可能である。運転者が「1系統異常」であるか「2系統異常」であるかを区別できるように、警告灯制御部59はリンプホームモード時と出力規制モード時とで警告灯49の点灯パターンを相違させるように動作してもよい。
この出力規制モードでは、エンジンEの出力規制をアシストすべく、FI制御部57により燃料供給装置26を制御して燃料の供給を制限したり、点火制御部58により点火プラグ28を制御して点火タイミングを遅角させたり失火を行う構成としてもよい。これらの制御は走行速度等の所定の運転状態に応じて実行されてもよい。例えば走行速度が規制速度V10を超えるとこれらの制御を実行するようにしてもよく、これにより走行速度が規制速度V10を超えて上昇するのを効果的に抑えることができる。また、図2は4気筒のエンジンEを模式的に示したが、これらの制御の対象となる気筒は特に限定されない。
ここで、乗物は、スロットル弁21の開度指令が同じであればエンジン回転数が一定となる。またエンジン回転数が同じであっても、変速状態の変化に伴って走行速度が変化することになる。すなわち運転者から与えられる開度指令が同じでも、減速比が低い場合には高い場合に比べて走行速度が大きくなる。比較例として、異常判断時において減速比が低い場合を基準として走行速度を十分に抑えるように、例えば正常時に比べて全開開度指令における目標開度を小さくする。この場合には、全開開度指令を与えたとしても、減速比が高い場合にはエンジン出力もまた低下することとなり、低速域での加速性能が低くなってしまう。
これに対して本実施形態では、異常判断時には、開度指令信号を基にして目標開度を求めるための導出規則を走行状態に応じて変更する。具体的には、速度が低い状態では開度指令を基にして導かれる正常状態の目標開度に対する減少率を小さくして異常判断時の目標開度を設定する。また速度が高い状態では、開度指令を基にして導かれる正常状態の目標開度に対する減少率を大きくして異常判断時の目標開度を設定する。ここで、速度が低い状態とは走行速度が低い状態のほか、変速装置における減速比が大きい状態、車両の加速度が所定値未満である状態も含む概念である。速度が高い状態とは、走行速度が高速のほか、変速装置における減速比が小さい状態、車両の加速度が所定値を超える状態も含む概念である。
これによって、異常判断時における低速状態では、エンジンの出力不足を防いで所定の走行速度まで短時間で到達させることができる。また、異常判断時における高速状態では、エンジンの出力過剰を防いで走行速度の過度の上昇を抑えることができる。
図6は第2実施形態の走行制御装置の開度記憶部に記憶されるマップの説明図である。本実施形態は、出力規制モードにおいて参照されるマップが第1実施形態と相違している。以下、この相違点について主に説明し、共通点については便宜的に図2の符号を付して重複する説明を省略する。
図6(a)に、エンジン回転数Nをアイドル回転数NIに固定した場合の入力部材7の操作量θをパラメータとする3つの操作量マップ81〜83を示し、図6(b)に、入力部材7の操作量θを最大量θMに固定した場合のエンジン回転数Nをパラメータとする3つの回転数マップ84〜86を示している。そのうち、低速用操作量マップ81及び低速用回転数マップ84は1速及び2速時に選択され、中速用操作量マップ82及び中速用回転数マップ85は3速時に選択され、高速用操作量マップ83及び高速用回転数マップ86は4〜6速時に選択される。
図6(a)に示す各操作量マップ81〜83によれば、入力部材7の操作量θが最小量θ0のときには目標開度がアイドル開度αIに設定され、操作量θが最大量θMのときには目標開度が第1実施形態と同様の上限開度β1,β2,β3に設定される(αM>β1>β2>β3)。操作量θが増加するに連れて目標開度が増加し、本実施形態では目標開度が操作量θの変化に伴い線形に変化する。このため、ある操作量に応じて通常モードで設定される開度に対する目標開度の減少率がマップごとに相違している。本実施形態では、高速用操作量マップ83の減少率が最も大きく、低速用操作量マップ81の減少率が最も小さくなっており、高速段設定時においても走行速度が過度に上昇しないようになっている。
図6(b)に示す各回転数マップ81〜83によれば、エンジン回転数Nが低回転域のときには、目標開度が操作量(ここでは最大量θM)に応じた開度(ここでは各上限開度β1,β2,β3)に設定される。
低速用回転数マップ74に着目すると、エンジン回転数Nが第1の規制開始回転数N1に達するまでの間は、その回転数に関わらず目標開度がこの開度β1に設定される(水平域84a参照)。エンジン回転数Nがこの第1の規制開始回転数N1を超えて所定の規制回転数N11に達するまでの間は、その回転数が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制される(第1規制域84b参照)。この規制回転数N11のときには、上記同様の規制開度β10に設定される。更に、エンジン回転数Nがこの規制回転数N11を超えて所定のアイドル規制回転数N21に達するまでの間は、その回転数が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制される(第2規制域84c参照)。このアイドル規制回転数N21のときには目標開度がアイドル開度αIに設定され、エンジン回転数Nがアイドル規制回転数N21を超えると、その回転数に関わらず目標開度がアイドル開度αIに設定される(第3規制域84d参照)。本実施形態では、第1及び第2規制域84b,84cを参照すると、エンジン回転数Nが高くなるに連れて目標開度が線形に減少するようになっており、第2規制域84cの傾きは第1規制域84bの傾きよりも大きくなっている。
他の車速マップ75,76も同様の傾向を示しており、エンジン回転数Nが所定の規制開始回転数N2,N3に達するまでは目標開度がその回転数に関わらず操作量に応じた開度に設定され(水平域85a,86a参照)、この規制開始回転数N2,N3を超えて所定の規制回転数N12,N13に達するまでの間は、その回転数が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制され(第1規制域85b,86b参照)、エンジン回転数Nがこの規制回転数N12,N13を超えて所定のアイドル規制回転数N22,N23に達するまでの間は、その回転数が高くなるに連れて目標開度が徐々に小さくなるよう規制され(第2規制域85c,86c参照)、エンジン回転数Nがアイドル規制回転数N22,N23を超えると、その回転数に関わらず目標開度がアイドル開度αIに設定される(第3規制域85d,86d参照)。規制回転数N12,N13のときには目標開度が規制開度β10に設定され、アイドル規制回転数N22,N23のときには目標開度がアイドル開度αIに設定される。
本実施形態では、規制回転数N11,N12,N13が各マップ84〜86に応じて相違しているが、この規制回転数N11,N12,N13は、その回転数での走行時に概ね走行速度が第1実施形態に記載した規制速度V10となるよう設定されている。
本実施形態においても、図4に示すステップS2において「1系統異常」であると判断されると、出力規制モードS30に移行する。
ステップS32では、入力部材7の操作量、変速段及びエンジン回転数が検知される。エンジン回転数は回転数センサ43から出力される信号に基づいて検知される。ステップS33では、開度設定部53により変速段に応じたマップが選択され、選択されたマップを参照して入力部材7の操作量及びエンジン回転数に応じたスロットル弁21の目標開度が設定される。ステップS34では、設定された目標開度に基づきモータ制御部54により制御信号が出力され、制御信号に基づきモータ駆動回路55によりモータ25に駆動電圧が供給され、モータ25が駆動される。これにより、実開度がステップS33で設定された目標開度となるようスロットル弁21が駆動される。
このように本実施形態においても、「1系統異常」になると、少なくとも1系統の伝送路36a,36bを介して出力される正常な指令検出信号に基づき、エンジンEの出力を規制しつつ運転者からの出力変化指令に応じた走行制御を行うことができる。さらには、エンジン回転数や変速段等の運転状態に応じて、走行速度が過度に上昇しないよう適切な走行制御を行うことができる。また、本実施形態においても所定の運転状態において燃料カット制御や失火制御や点火遅角制御を実行しても良い。
上記各実施形態は、本発明の範囲を逸脱しない限り適宜変更可能である。例えば、マップの傾向は一例を示すものであって本発明の範囲内で適宜変更可能である。また、減速比の大きい変速状態におけるエンジン出力が著しく大きく設定される場合には、減速比の高い変速状態での開度減少率を、減速比の小さい変速状態における減少率に比べて、小さくするようにしてもよい。これによって異常状態において低速状態での急加速を防ぐことができる。
また、変速段に応じて選択されるマップは少なくとも2つあればよく、変速段ごとにマップが設けられていてもよい。出力規制モードにおいて目標開度を設定するためのパラメータとして、走行速度とエンジン回転数を同時に利用してもよい。
また、異常発生時に設定される目標開度の、正常時に設定される目標開度に対する減少率Aの演算のため、目標開度と変速状態とスロットル開度とが関連して記載されるデータベースマップが用いられていてもよい。また、目標開度を求める計算式が、変速状態とスロットル開度とを変数とする関数となっていてもよい。本実施形態では、変速状態と走行速度との両方の走行状態、又は変速状態とエンジン回転数との両方の走行状態を用いて異常判断時の目標開度を決定したが、変速状態及び走行速度のいずれか一方、又は変速状態及びエンジン回転数のいずれか一方を用いることによって目標開度を決定してもよい。
なお、変速装置Tは常時歯車噛合式に限られず、他の形態の多段変速機にも本発明を適用可能であり、無段変速機(いわゆるCVT)にも適宜適用可能である。入力部材7は乗物の形態に応じてアクセルペダル等に適宜変更され得る。
本発明は、変速装置及び電子的に駆動制御されるスロットル弁を備えるあらゆる乗物に適用可能である。
本発明に係る乗物の一例を示す自動二輪車の左側面図である。 図1に示す自動二輪車に搭載されるエンジンの周辺構成及び第1実施形態に係る電子制御ユニットの周辺構成を示すブロック図である。 図2に示す指令信号出力部及び開度信号出力部のステータスの説明図である。 図2に示す電子制御ユニットにより実行される制御の内容を示すフローチャートである。 図2に示す開度記憶部に記憶されたマップの説明図であり、(a)が入力部材の操作量をパラメータとしたマップ、(b)が走行速度をパラメータとしたマップである。 第2実施形態に係る電子制御ユニットの開度記憶部に記憶されたマップの説明図であり、(a)が入力部材の操作量をパラメータとしたマップ、(b)がエンジン回転数をパラメータとしたマップである。
符号の説明
1 自動二輪車(乗物)
E エンジン
T 変速装置
17 電子制御ユニット(制御装置)
21 スロットル弁
25 モータ(弁駆動手段)
36 指令信号出力部(指令信号出力手段)
37 開度信号出力部(開度信号出力手段)
41 ギヤポジションセンサ(変速状態検出手段)
42 速度センサ(速度関連値検出手段)
43 回転数センサ(速度関連値検出手段)
51 異常判断部
53 開度設定部
54 モータ制御部(弁駆動制御部)

Claims (8)

  1. 変速装置の変速状態を検出する変速状態検出手段と、
    運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を指令検出信号として出力する指令信号出力手段と、
    スロットル弁の開度を開度検出信号として出力する開度信号出力手段と、
    前記スロットル弁を駆動して前記スロットル弁の開度を調整する弁駆動手段と、
    前記検出指令信号に基づいて目標開度を設定して前記開度検出信号が該目標開度に一致するように前記弁駆動手段を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記指令検出信号及び前記開度検出信号の少なくとも一方が異常であると判断すると、前記スロットル弁の目標開度を、前記変速状態検出手段により検出される変速状態に応じて、正常であると判断したときに比べて小さい値に設定することを特徴とする乗物。
  2. 前記指令信号出力手段又は前記開度信号出力手段が、前記制御手段に複数の信号を出力可能に構成され、
    前記制御手段は、複数の信号のうち1つの信号に異常があると判断すると、正常と判断した他の信号に基づいて前記弁駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗物。
  3. 前記制御手段は、異常判断時に検出指令信号に応じて設定される目標開度の上限値を変速状態に応じて設定し、
    第1の変速状態における前記上限値が、該第1の変速状態よりも減速比の大きい第2の変速状態における前記上限値に比べて小さいことを特徴とする請求項2に記載の乗物。
  4. 前記制御手段は、正常判断時において検出指令信号に応じて設定されるべき目標開度を予め定められる減少率に従って減少させることによって異常判断時の目標開度を設定し、
    第1の変速状態における前記減少率が、該第1の変速状態よりも減速比の大きい第2の変速状態における前記減少率に比べて小さいことを特徴とする請求項2又は3に記載の乗物。
  5. 走行速度又は前記エンジンの回転数を検出する速度関連値検出手段を備え、
    前記制御手段は、異常判断時に前記速度関連値検出手段により検出される走行速度又は回転数が予め定められる開度規制閾値を超えると、該閾値を超える前に比べて目標開度を小さい値に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗物。
  6. 前記制御手段は、前記開度規制閾値を変速状態に応じて設定することを特徴とする請求項5に記載の乗物。
  7. 運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を示す複数の指令検出信号に基づきスロットル弁の目標開度を設定する開度設定部と、
    スロットル弁の開度を示す開度検出信号に基づき、スロットル弁の実開度が前記開度設定部により設定された目標開度に一致するようにスロットル弁を制御する弁駆動制御部と、
    複数のうち少なくとも1つの指令検出信号に異常があるか否かを判断する異常判断部とを備え、
    該異常判断部により少なくとも1つの指令検出信号に異常があると判断されると、前記開度設定部は前記スロットル弁の目標開度を正常であるときと比べて小さい値に設定し、指令検出信号を基にして目標開度を求めるための導出規則を変速状態及び走行状態の少なくともいずれか一方に応じて設定することを特徴とする乗物の制御装置。
  8. 運転者から与えられるエンジンの出力変化指令を示す指令検出信号及びスロットル弁の開度を示す開度検出信号を入力する検出ステップと、
    入力した信号に異常があるか否かを判断する異常判断ステップと、
    少なくとも1つの信号に異常があると判断すると、スロットル弁の目標開度を正常であるときに比べて小さい値に設定する目標開度設定ステップとを有し、
    該目標開度設定ステップにおいて、異常であると判断されたときには、指令検出信号を基にして目標開度を導くための導出規則を走行状態に応じて設定することを特徴とする乗物の制御方法。
JP2008152534A 2008-06-11 2008-06-11 乗物 Expired - Fee Related JP5075021B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152534A JP5075021B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 乗物
US12/481,793 US8221287B2 (en) 2008-06-11 2009-06-10 Vehicle and controller thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152534A JP5075021B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 乗物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009299517A true JP2009299517A (ja) 2009-12-24
JP5075021B2 JP5075021B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=41415327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008152534A Expired - Fee Related JP5075021B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 乗物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8221287B2 (ja)
JP (1) JP5075021B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3150828B1 (en) 2010-06-03 2018-08-15 Polaris Industries Inc. Electronic throttle control
JP5440536B2 (ja) * 2011-03-31 2014-03-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速装置および変速機の変速段の異常判定方法
US8919483B2 (en) 2012-01-03 2014-12-30 Hero Motorcorp, Ltd. Ridden vehicle with integrated fuel tank
US8950539B2 (en) 2012-01-03 2015-02-10 Hero Motorcorp Ltd. Lightweight integrated rear suspension and drive enclosure for a ridden motorized vehicle
US9205717B2 (en) 2012-11-07 2015-12-08 Polaris Industries Inc. Vehicle having suspension with continuous damping control
CN107406094B (zh) 2014-10-31 2020-04-14 北极星工业有限公司 用于控制车辆的系统和方法
DE102015016816B4 (de) * 2015-12-23 2020-06-10 Alpha Technik GmbH & Co. KG Leistungssteuerungsvorrichtung eines Verbrennungsmotors
JP6649501B2 (ja) * 2016-09-27 2020-02-19 本田技研工業株式会社 車両
WO2018094212A2 (en) 2016-11-18 2018-05-24 Polaris Industries Inc. Vehicle having adjustable suspension
JP2018119644A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 アイシン精機株式会社 電動回動装置
US10406884B2 (en) 2017-06-09 2019-09-10 Polaris Industries Inc. Adjustable vehicle suspension system
US10987987B2 (en) 2018-11-21 2021-04-27 Polaris Industries Inc. Vehicle having adjustable compression and rebound damping
MX2022015902A (es) 2020-07-17 2023-01-24 Polaris Inc Suspensiones ajustables y operacion de vehiculo para vehiculos recreativos todoterreno.

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275539A (ja) * 1985-05-17 1986-12-05 Nissan Motor Co Ltd 車両用スロツトル弁制御装置
JPH10238372A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Aisan Ind Co Ltd スロットルバルブ制御装置
JP2003065140A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamaha Motor Co Ltd エンジン制御装置
JP2003083137A (ja) * 2002-09-05 2003-03-19 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の制御装置
JP2003286883A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Mitsubishi Electric Corp 電子スロットル制御システムのフェイルセーフ装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5078109A (en) * 1989-01-31 1992-01-07 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Engine output controlling method
JPH062581A (ja) * 1992-06-15 1994-01-11 Nippondenso Co Ltd スロットル制御装置
US6047679A (en) * 1997-04-25 2000-04-11 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Control apparatus for an internal combustion engine
JP3877835B2 (ja) * 1997-05-19 2007-02-07 三菱電機株式会社 自動車のスロットル制御装置
JP3539290B2 (ja) * 1999-07-22 2004-07-07 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のスロットル制御装置
JP3888225B2 (ja) * 2002-05-14 2007-02-28 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2004036434A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Honda Motor Co Ltd スロットル弁駆動装置の故障診断装置
US6932743B2 (en) * 2002-07-27 2005-08-23 Cummins Inc. Throttle control and failure accommodation
JP4228789B2 (ja) * 2003-06-18 2009-02-25 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2005188309A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Denso Corp スロットル系の異常判定装置
JP4470882B2 (ja) * 2005-12-27 2010-06-02 トヨタ自動車株式会社 空気量調整機構の制御装置
JP4179350B2 (ja) * 2006-06-26 2008-11-12 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275539A (ja) * 1985-05-17 1986-12-05 Nissan Motor Co Ltd 車両用スロツトル弁制御装置
JPH10238372A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Aisan Ind Co Ltd スロットルバルブ制御装置
JP2003065140A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamaha Motor Co Ltd エンジン制御装置
JP2003286883A (ja) * 2002-03-28 2003-10-10 Mitsubishi Electric Corp 電子スロットル制御システムのフェイルセーフ装置
JP2003083137A (ja) * 2002-09-05 2003-03-19 Mitsubishi Motors Corp 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090312147A1 (en) 2009-12-17
US8221287B2 (en) 2012-07-17
JP5075021B2 (ja) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075021B2 (ja) 乗物
US9482170B2 (en) Deceleration control system in a vehicle, vehicle including a deceleration control system, and deceleration control method
US9008938B2 (en) Control system in vehicle
JP5041974B2 (ja) 制御システムおよび車両
EP3800381B1 (en) Quickshifter-equipped vehicle control unit and quickshifter-equipped motorcycle
JP2008144756A (ja) 制御システムおよびそれを備えた車両
EP2299095B1 (en) Engine control system for a vehicle
WO2019013330A1 (ja) 車両
US8826885B2 (en) Fuel injection control system
US8260527B2 (en) Control system for a motorcycle
US20170276103A1 (en) Straddle-type vehicle
US7823560B2 (en) Straddle-type vehicle
JP6352790B2 (ja) 乗物およびスロットル弁の駆動方法
JP2009287480A (ja) 走行制御装置及び乗物
US8260528B2 (en) Control system for a motorcycle
JP6388078B2 (ja) 車両用内燃機関の制御装置
US10975781B2 (en) Rotation speed control device
JP5416558B2 (ja) エンジン制御装置
JP4642616B2 (ja) エンジンの燃料供給方法及び燃料供給量制御装置、並びに該制御装置を備える自動二輪車
JP5147514B2 (ja) 鞍乗型車両
JP2011058456A (ja) 鞍乗型車両
JP5364571B2 (ja) 乗り物及びエンジン制御方法
JP2018204514A (ja) 内燃機関制御装置
JP2009121302A (ja) アイドル空気量制御弁の制御方法及び制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120821

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5075021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees