JP2009298311A - シート操作レバー及びこれを備えたシート装置 - Google Patents

シート操作レバー及びこれを備えたシート装置 Download PDF

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圭太 岩崎
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Abstract

【課題】操作性を向上させることができるシート操作レバーを提供する。
【解決手段】シート操作レバー22は、シートクッション26の側部に設けられると共に、基端側がシート幅方向に延びる回動軸36を介してシートクッション26の側部に回動可能に支持され、回動軸36からシート前後方向前側に向けて延出されたレバー本体部30と、レバー本体部30にシート前後方向に延在するように形成された第一操作レバー部32と、レバー本体部30の先端側に形成され、少なくとも操作時にシート幅方向に延在される第二操作レバー部34と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート操作レバー及びこれを備えたシート装置に係り、特にシート本体に設けられた被調整部に操作力を入力するためのシート操作レバー及びこれを備えたシート装置に関する。
従来、この種のシート操作レバー及びこれを備えたシート装置としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、特許文献1には、シートクッションの前部に位置調整解除レバーが設けられた例が開示されている。
特開2000−108750号公報 特開2006−87765号公報 特開平8−103341号公報 実開平3−49125号公報
しかしながら、操作者は、シート本体に着座している状態でシート操作レバーを操作することに限らず、例えば、ドア開口の外に立っているときのようにシート本体の斜め前方に位置している状態でシート操作レバーを操作することもある。従って、複数の方向から操作される場合でも、操作性の良いシート操作レバーが望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、操作性を向上させることができるシート操作レバーを提供すると共に、使い勝手を向上させることができるシート装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のシート操作レバーは、シートクッションの側部に設けられると共に、基端側がシート幅方向に延びる回動軸を介して前記シートクッションの側部に回動可能に支持され、前記回動軸からシート前後方向前側に向けて延出されたレバー本体部と、前記レバー本体部にシート前後方向に延在するように形成された第一操作レバー部と、前記レバー本体部の先端側に形成され、少なくとも操作時にシート幅方向に延在される第二操作レバー部と、を備えている。
請求項1に記載のシート操作レバーでは、シートクッションの側部にレバー本体部が回動可能に設けられており、このレバー本体部には、シート前後方向に延在された第一操作レバー部と、少なくとも操作時にシート幅方向に延在される第二操作レバー部とが設けられている。従って、例えば、操作者がシート本体に着座している状態では、シート前後方向に延在された第一操作レバー部を使ってシート操作レバーを回動させることができる。一方、例えば、操作者がシート本体の斜め前方に位置している状態では、シート幅方向に延在された第二操作レバー部を使ってシート操作レバーを回動させることができる。
このように、請求項1に記載のシート操作レバーによれば、操作者がシート操作レバーに対する位置に応じて操作力を入力する部位を選択できる。これにより、シート操作レバーの操作性を向上させることができる。
請求項2に記載のシート操作レバーは、請求項1に記載のシート操作レバーにおいて、前記第二操作レバー部がシート高さ方向に延在された格納位置とシート幅方向に延在された操作位置とを取り得るように前記レバー本体部の先端側に回動可能に設けられている構成である。
請求項2に記載のシート操作レバーによれば、操作時には第二操作レバー部をシート幅方向に延在させた操作位置に位置させることができる一方で、非操作時には第二操作レバー部をシート高さ方向に延在させた格納位置に位置させることができる。従って、シート操作レバーの操作性の向上を図りつつ、第二操作レバー部をコンパクトに格納することができる。
請求項3に記載のシート操作レバーは、請求項2に記載のシート操作レバーにおいて、前記レバー本体部が操作力入力方向としてシート高さ方向上側に回動され、前記第二操作レバー部が前記レバー本体部の長手方向に延びる回動軸を介して前記レバー本体部の先端側に回動可能に設けられると共に前記レバー本体部に対するシート高さ方向下側でシート高さ方向に延在された前記格納位置からシート高さ方向上側に回動されて前記操作位置に変位される構成である。
請求項3に記載のシート操作レバーによれば、第二操作レバー部を格納位置から操作位置までシート高さ方向上側に回動させる動作から第二操作レバー部をシート高さ方向上側に持ち上げてシート操作レバーをシート高さ方向上側に回動させる動作までを連続的に行うことができる(つまり、ワンアクションでできる)。これにより、シート操作レバーの操作性をさらに向上させることができる。
請求項4に記載のシート操作レバーは、請求項1に記載のシート操作レバーにおいて、前記第二操作レバー部が前記レバー本体部の先端側からシート幅方向内側に向けて延出されると共に前記シートクッションの前部に対するシート前後方向前側に配置されている構成である。
請求項4に記載のシート操作レバーによれば、例えば、操作者がシート本体の斜め前方に位置している状態で第二操作レバー部を操作する場合でも、第二操作レバー部を持ちかえる必要が無く、第二操作レバー部に操作力を入力し易いので、シート本体の斜め前方に位置している操作者に対してのシート操作レバーの操作性をより一層向上させることができる。
請求項5に記載のシート操作レバーは、請求項1に記載のシート操作レバーにおいて、前記レバー本体部が操作力入力方向としてシート高さ方向上側に回動され、前記第一操作レバー部が前記レバー本体部からシート高さ方向下側に向けて突出されると共にシート前後方向に延在された指掛け部を有する構成である。
請求項5に記載のシート操作レバーによれば、例えば、シート本体に着座している操作者が指掛け部に指を掛けながらシート操作レバーをシート高さ方向上側に回動させることができる。これにより、シート本体に着座している操作者がシート操作レバーをシート高さ方向上側に回動させる際の操作性をより一層向上させることができる。
請求項6に記載のシート操作レバーは、請求項5に記載のシート操作レバーにおいて、前記レバー本体部にはシート高さ方向上側を向く手置き面が形成されている構成である。
請求項6に記載のシート操作レバーによれば、例えば、操作者が手置き面に手を置いてシート操作レバーに荷重を掛けながらシート本体に座ったりシート本体から立ち上がったりすることができる。これにより、シート装置の使い勝手も向上させることができる。
また、前記課題を解決するために、請求項7に記載のシート装置は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート操作レバーと、前記シート操作レバーが設けられたシート本体と、前記シート本体に設けられ、前記シート操作レバーの回動に伴う操作力によって調整可能な状態とされるか、又は、前記シート操作レバーの回動に伴う操作力によって調整される被調整部と、を備えている。
請求項7に記載のシート装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート操作レバーを備えているので、シート操作レバーの操作性を向上させることができる。これにより、シート装置の使い勝手を向上させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、シート操作レバーの操作性を向上させることができると共に、シート装置の使い勝手を向上させることができる。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1には、本発明の第一実施形態に係るシート装置10が示されており、図2には、このシート装置10に備えられたシート操作レバー22が示されている。また、図3〜図6には、このシート装置10の車両における使用状態が示されている。
なお、これらの図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、このシート装置10が車両に搭載されたときの車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。また、このシート装置10にとって車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側は、それぞれシート高さ方向上側、シート前後方向前側、シート幅方向外側に相当する。
これらの図に示されるシート装置10は、例えば、室内にシートが車両前後方向に三列並べられたミニバン等の車両における右側二列目シートとして好適に用いられるものであり、シート本体12と、被調整部としての前後スライド機構14と、ロック機構18と、シート操作レバー22とを備えている。
シート本体12は、シートバック24とシートクッション26を備えて構成されており、前後スライド機構14によってフロアに対して車両前後方向にスライド可能に支持されている。ロック機構18は、前後スライド機構14を調整可能とするロック解除状態と、前後スライド機構14を調整不能とするロック状態に切替可能な構成とされている。
シート操作レバー22は、上述のロック機構18をロック状態とロック解除状態に切り替えるためのものであり、このロック機構18とロック解除ケーブル28を介して操作力を伝達可能に接続されている。このシート操作レバー22は、図1,図2に示されるように、レバー本体部30、第一操作レバー部32、第二操作レバー部34を有して構成されている。
レバー本体部30は、シートクッション26の側部に設けられると共に、基端側が車両幅方向に延びる回動軸36を介してシートクッション26の側部に回動可能に支持されており、且つ、回動軸36から車両前後方向前側に向けて延出されている。また、このレバー本体部30は、操作力入力方向として車両高さ方向上側(矢印R1側)に回動されるようになっている。
第一操作レバー部32は、レバー本体部30における車両高さ方向下側に車両前後方向に延在するように形成されている。一方、第二操作レバー部34は、レバー本体部30の先端側から車両幅方向内側に向けて延出されると共に、シートクッション26の前部に対する車両前後方向前側に配置されている。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の第一実施形態では、シートクッション26の側部にシート操作レバー22が回動可能に設けられており、このシート操作レバー22には、車両前後方向に延在された第一操作レバー部32と、車両幅方向に延在された第二操作レバー部34とが形成されている。従って、例えば、図3,図4に示されるように、操作者がシート本体12に着座している状態では、車両前後方向に延在された第一操作レバー部32に指を掛けてシート操作レバー22を車両高さ方向上側に回動させることができる。
一方、例えば、図5,図6に示されるように、操作者がドア開口38の外に立っているときのようにシート本体12の斜め前方に位置している状態では、車両幅方向に延在された第二操作レバー部34を下から持ち上げるようにしてシート操作レバー22を車両高さ方向上側に回動させることができる。
このように、本発明の第一実施形態によれば、操作者がシート操作レバー22に対する位置に応じてシート操作レバー22に操作力を入力する部位を第一操作レバー部32と第二操作レバー部34から選択できるので、シート操作レバー22の操作性を向上させることができ、ひいては、シート装置10の使い勝手を向上させることができる。
つまり、図28に示される第一比較例のシート装置110のように、シートクッション126の側部に車両前後方向に延びる単なる棒状に設けられたレバータイプのシート操作レバー122では、操作者がシート本体112に着座している状態では、シート操作レバー122を操作しやすいものの、操作者がドア開口の外に立っている状態では、シート操作レバー122を操作しようとすると、手首を不自然に裏返す必要がある。
また、図29に示される第二比較例のシート装置210のように、シートクッション226の前部下方に設けられたループハンドルタイプのシート操作レバー222では、操作者がドア開口の外に立っている状態では、シート操作レバー222を操作するために手首を裏返す必要が無く、シート操作レバー222を操作しやすいものの、操作者がシート本体212に着座している状態では、操作者が腰を屈める必要がある。
これに対し、本発明の第一実施形態によれば、シート操作レバー22が車両前後方向に延びる第一操作レバー部32と、車両幅方向に延びる第二操作レバー部34を有しているので、操作者がドア開口38の外に立っている状態やシート本体12に着座している状態でも、手首を不自然に裏返したり腰を屈めたりする必要が無い。従って、シート操作レバー22の操作性に優れる。
特に、本発明の第一実施形態によれば、第二操作レバー部34が、レバー本体部30の先端側から車両幅方向内側に向けて延出されると共に、シートクッション26の前部に対する車両前後方向前側に配置されている。従って、例えば、図5に示されるように、操作者がドア開口38の外に立っている状態で第二操作レバー部34を操作する場合でも、第二操作レバー部34を持ちかえる必要が無く、第二操作レバー部34に操作力を入力し易いので、例えば、ドア開口38の外に立っている操作者に対してのシート操作レバー22の操作性をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の第一実施形態によれば、シート操作レバー22を車両高さ方向上側に回動させてロック機構18をロック解除状態とした状態で、図5に示されるように、第二操作レバー部34に指を掛けて第二操作レバー部34を車両前後方向前側(矢印L側)に引っ張ることにより、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせることができる。従って、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせる際の操作性も向上させることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図7には、本発明の第二実施形態に係るシート装置40が示されており、図8〜図10には、このシート装置40に備えられたシート操作レバー42が示されている。また、図11〜図14には、このシート装置40の車両における使用状態が示されている。
なお、これらの図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、このシート装置40が車両に搭載されたときの車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。また、このシート装置40にとって車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側は、それぞれシート高さ方向上側、シート前後方向前側、シート幅方向外側に相当する。
本発明の第二実施形態に係るシート装置40は、上述の本発明の第一実施形態に係るシート装置10に対し、シート操作レバー22の代わりにシート操作レバー42が用いられたものである。
なお、本発明の第二実施形態に係るシート装置40において、シート操作レバー42以外の構成は、上述の本発明の第一実施形態と同一であるので、これらについては本発明の第一実施形態と同一符合を用いることとしてその説明を省略する。
シート操作レバー42は、ロック機構18をロック状態とロック解除状態に切り替えるためのものであり、図7に示されるように、ロック機構18とロック解除ケーブル28を介して操作力を伝達可能に接続されている。このシート操作レバー42は、図7,図8に示されるように、レバー本体部50、第一操作レバー部52、第二操作レバー部54を有して構成されている。
レバー本体部50は、シートクッション26の側部に設けられると共に、基端側が車両幅方向に延びる回動軸56を介してシートクッション26の側部に回動可能に支持されており、且つ、回動軸56から車両前後方向前側に向けて延出されている。そして、このレバー本体部50は、操作力入力方向として車両高さ方向上側(矢印R1側)に回動されるようになっている。
また、図8,図10に示されるように、このレバー本体部50の先端側には、車両高さ方向下側及び車両幅方向両側に開口された切欠部58が形成されると共に、この切欠部58の中心と同軸状に支持穴60が形成されている。支持穴60は、レバー本体部50の長手方向に沿って形成されてレバー本体部50の先端側に開口されており、この支持穴60の開口は、レバー本体部50の先端に装着されるキャップ62により閉止されている。
第一操作レバー部52は、レバー本体部50における車両高さ方向下側に車両前後方向に延在するように形成されている。一方、第二操作レバー部54は、レバー本体部50及び第一操作レバー部52と別体に構成されており、円柱部64と、この円柱部64から突出された連結部66とを有して構成されている。連結部66には、上述の支持穴60と整合する位置に挿入穴68が形成されている。
そして、この第二操作レバー部54は、連結部66が切欠部58に挿入されると共に挿入穴68が支持穴60と整合された状態で、この挿入穴68及び支持穴60に支持ピン70が挿入されることにより、レバー本体部50の先端側に回動可能に設けられている。また、この第二操作レバー部54は、図8に示されるように、レバー本体部50に対する車両高さ方向下側で車両高さ方向に延在された格納位置と、図9に示されるように、この格納位置から車両高さ方向上側に回動されて車両幅方向に延在された操作位置とを取り得るようになっている。
次に、本発明の第二実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の第二実施形態では、シートクッション26の側部にシート操作レバー42が回動可能に設けられており、このシート操作レバー42には、車両前後方向に延在された第一操作レバー部52と、操作時に車両幅方向に延在可能な第二操作レバー部54とが設けられている。従って、例えば、図11,図12に示されるように、操作者がシート本体12に着座している状態では、車両前後方向に延在された第一操作レバー部52に指を掛けてシート操作レバー42を車両高さ方向上側に回動させることができる。
一方、例えば、図13,図14に示されるように、操作者がドア開口38の外に立っているときのようにシート本体12の斜め前方に位置している状態では、第二操作レバー部54を車両高さ方向に延在された格納位置から車両幅方向に延在された操作位置に回動させ、この状態で第二操作レバー部54を下から持ち上げるようにしてシート操作レバー42を車両高さ方向上側に回動させることができる。
このように、本発明の第二実施形態によれば、操作者がシート操作レバー42に対する位置に応じてシート操作レバー42に操作力を入力する部位を第一操作レバー部52と第二操作レバー部54から選択できるので、シート操作レバー42の操作性を向上させることができ、ひいては、シート装置40の使い勝手を向上させることができる。
特に、本発明の第二実施形態によれば、第二操作レバー部54は、操作位置に回動された状態では、レバー本体部50の先端側から車両幅方向外側に向けて延出される。従って、例えば、操作者がドア開口の外に立っている状態で第二操作レバー部54を操作する場合でも、第二操作レバー部54を持ちかえる必要が無く、第二操作レバー部54に操作力を入力し易いので、例えば、ドア開口38の外に立っている操作者に対してのシート操作レバー42の操作性をより一層向上させることができる。
さらに、本発明の第二実施形態によれば、第二操作レバー部54を格納位置から操作位置まで車両高さ方向上側に回動させる動作から第二操作レバー部54を車両高さ方向上側に持ち上げてシート操作レバー42を車両高さ方向上側に回動させる動作までを連続的に行うことができる(つまり、ワンアクションでできる)。これにより、シート操作レバー42の操作性をさらに向上させることができる。
しかも、本発明の第一実施形態によれば、操作時には第二操作レバー部54を車両幅方向に延在させた操作位置に位置させることができる一方で、非操作時には第二操作レバー部54を車両高さ方向に延在させた格納位置に位置させることができる。従って、シート操作レバー42の操作性の向上を図りつつ、第二操作レバー部54をコンパクトに格納することができる。
また、本発明の第二実施形態によれば、シート操作レバー42を車両高さ方向上側に回動させてロック機構18をロック解除状態とした状態で、図13に示されるように、第二操作レバー部54に指を掛けて第二操作レバー部54を車両前後方向前側(矢印L側)に引っ張ることにより、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせることができる。従って、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせる際の操作性も向上させることができる。
なお、上記実施形態において、第二操作レバー部54は、レバー本体部50の先端側に回動可能に設けられていたが、例えば、図15,図16に示されるように、車両幅方向内側に位置された格納位置と、車両幅方向外側に位置された使用位置とを取り得るようにレバー本体部50の先端側にスライド可能に設けられていても良い。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図17には、本発明の第三実施形態に係るシート装置80が示されており、図18〜図22には、このシート装置80に備えられたシート操作レバー82が示されている。また、図23〜図27には、このシート操作レバー82の使用状態が示されている。
なお、これらの図において示される矢印UP、矢印FR、矢印OUTは、このシート装置80が車両に搭載されたときの車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側をそれぞれ示している。また、このシート装置80にとって車両高さ方向上側、車両前後方向前側、車両幅方向外側は、それぞれシート高さ方向上側、シート前後方向前側、シート幅方向外側に相当する。
本発明の第三実施形態に係るシート装置80は、上述の本発明の第一実施形態に係るシート装置10に対し、シート操作レバー22の代わりにシート操作レバー82が用いられると共に、横スライド機構15、回動機構16を追加で備えたものである。
なお、本発明の第三実施形態に係るシート装置80において、シート操作レバー82、横スライド機構15、回動機構16以外の構成は、上述の本発明の第一実施形態と同一であるので、これらについては本発明の第一実施形態と同一符合を用いることとしてその説明を省略する。
シート本体12は、被調整部としての前後スライド機構14、横スライド機構15、回動機構16によってフロアに対して車両前後方向及び車両幅方向にスライド可能に支持されると共に水平方向に回動可能に支持されている。また、ロック機構18は、前後スライド機構14、横スライド機構15、回動機構16を調整可能とするロック解除状態と、前後スライド機構14、横スライド機構15、回動機構16を調整不能とするロック状態に切替可能な構成とされている。
シート操作レバー82は、ロック機構18をロック状態とロック解除状態に切り替えるためのものであり、図17に示されるように、ロック機構18とロック解除ケーブル28を介して操作力を伝達可能に接続されている。このシート操作レバー82は、レバー本体部90、第一操作レバー部92、第二操作レバー部94を有して構成されている。
レバー本体部90は、シートクッション26の側部に設けられると共に、基端側が車両幅方向に延びる回動軸96を介してシートクッション26の側部に回動可能に支持されており、且つ、回動軸96から車両前後方向前側に向けて延出されている。また、このレバー本体部90は、操作力入力方向として車両高さ方向上側(矢印R1側)に回動されるようになっている。さらに、図18〜図22に示されるように、このレバー本体部90には、車両上下方向上側を向く手置き面98が形成されると共に、車両幅方向内側に車両前後方向に延在する指規制部99が形成されている。
第一操作レバー部92は、レバー本体部90における車両幅方向外側にシート前後方向に延在するように形成されており、この第一操作レバー部92には、レバー本体部90から車両高さ方向下側に向けて突出されると共に車両前後方向に延在された指掛け部100が形成されている。一方、第二操作レバー部94は、レバー本体部90の先端側から車両高さ方向下側に向けて突出されると共に車両幅方向に延在されている。
次に、本発明の第三実施形態の作用及び効果について説明する。
本発明の第三実施形態では、シートクッション26の側部にシート操作レバー82が回動可能に設けられており、このシート操作レバー82には、車両前後方向に延在された第一操作レバー部92と、車両幅方向に延在された第二操作レバー部94とが形成されている。従って、例えば、操作者がシート本体12に着座している状態では、図23に示されるように、第一操作レバー部92の指掛け部100に指を掛けてシート操作レバー82を車両高さ方向上側に回動させることができる。
一方、例えば、操作者がドア開口の外に立っているときのようにシート本体12の斜め前方に位置している状態では、図24,図25に示されるように、車両幅方向に延在された第二操作レバー部94に指を掛けてこの第二操作レバー部94を下から持ち上げるようにしてシート操作レバー82を車両高さ方向上側に回動させることができる。
このように、本発明の第三実施形態によれば、操作者がシート操作レバー82に対する位置に応じてシート操作レバー82に操作力を入力する部位を第一操作レバー部92と第二操作レバー部94から選択できるので、シート操作レバー82の操作性を向上させることができ、ひいては、シート装置80の使い勝手を向上させることができる。
特に、本発明の第三実施形態によれば、第二操作レバー部94が、レバー本体部90の先端に車両幅方向に延在するように形成されている。従って、例えば、操作者がドア開口の外に立っている状態で第二操作レバー部94を操作する場合でも、第二操作レバー部94を持ちかえる必要が無く、第二操作レバー部94に操作力を入力し易いので、例えば、ドア開口の外に立っている操作者に対してのシート操作レバー82の操作性をより一層向上させることができる。
しかも、本発明の第三実施形態によれば、シート操作レバー82を車両高さ方向上側に回動させてロック機構18をロック解除状態とした状態で、図24,図25に示されるように、第二操作レバー部94に指を掛けて第二操作レバー部94を車両前後方向前側(矢印L側)に引っ張ることにより、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせることができる。従って、シート本体12を車両前後方向前側にスライドさせる際の操作性も向上させることができる。
また、本発明の第三実施形態によれば、図26に示されるように、指掛け部100に指を掛けてシート操作レバー82に車両幅方向外側(矢印W側)に操作力を加えることで、シート本体12を水平方向に回動又は車両幅方向にスライドさせることができる。これにより、操作者がドア開口の外に立っている状態でシート本体12を水平方向に回動又は車両幅方向にスライドさせる際の操作性も向上させることができる。
また、本発明の第三実施形態によれば、レバー本体部90における車両幅方向内側には、車両前後方向に延在する指規制部99が形成されているので、図23〜図26に示されるように、操作者がシート操作レバー82を操作するときでも指先がシートクッション26とシート操作レバー82との間に挟まれることを抑制することができる。
さらに、本発明の第三実施形態によれば、図27に示されるように、例えば、操作者が手置き面98に手を置いてシート操作レバー82に荷重を掛けながらシート本体12に座ったりシート本体12から立ち上がったりすることができる。これにより、シート装置80の使い勝手及び車両の乗降性も向上させることができる。
なお、上述の各実施形態において、シート装置10,40,80は、ミニバン等の車両における二列目シートとして好適に用いられていたが、一列目シートや三列目シートとして用いられても良い。
また、シート装置10,40,80は、ミニバン以外の車種の車両に用いられていても良く、また、車両以外の鉄道、船舶、航空機等の乗物に用いられても良い。
また、シート装置10,40,80は、シート操作レバー22,42,82の回動に伴う操作力によって高さ位置が調整される被調整部としての高さ位置調整機構(リフト機構)等を備える構成とされていても良い。
本発明の第一実施形態に係るシート装置の構成を示す図である。 図1に示されるシート装置に備えられたシート操作レバーの斜視図である。 図1に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図1に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図1に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図1に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るシート装置の構成を示す図である。 図7に示されるシート装置に備えられたシート操作レバーの斜視図である。 図8に示されるシート操作レバーの動作状態を示す図である。 図8に示されるシート操作レバーの分解斜視図である。 図7に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図7に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図7に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 図7に示されるシート装置の使用状態を示す図である。 本発明の第二実施形態におけるシート操作レバーの変形例を示す図である。 図15に示されるシート操作レバーの動作状態を示す図である。 本発明の第三実施形態に係るシート装置の構成を示す図である。 図17に示されるシート装置に備えられたシート操作レバーの斜視図である。 図18に示されるシート操作レバーの他の角度から見た斜視図である。 図18に示されるシート操作レバーの側面図である。 図18に示されるシート操作レバーの平面図である。 図18に示されるシート操作レバーの背面断面図である。 図18に示されるシート操作レバーの使用状態を示す図である。 図18に示されるシート操作レバーの使用状態を示す図である。 図18に示されるシート操作レバーの使用状態を示す図である。 図18に示されるシート操作レバーの使用状態を示す図である。 図18に示されるシート操作レバーの使用状態を示す図である。 本発明の第一比較例にに係るシート装置の構成を示す図である。 本発明の第二比較例にに係るシート装置の構成を示す図である。
符号の説明
22,42,82 シート操作レバー
30,50,90 レバー本体部
32,52,92 第一操作レバー部
34,54,94 第二操作レバー部
36,56,96 回動軸
98 手置き面
100 指掛け部

Claims (7)

  1. シートクッションの側部に設けられると共に、基端側がシート幅方向に延びる回動軸を介して前記シートクッションの側部に回動可能に支持され、前記回動軸からシート前後方向前側に向けて延出されたレバー本体部と、
    前記レバー本体部にシート前後方向に延在するように形成された第一操作レバー部と、
    前記レバー本体部の先端側に形成され、少なくとも操作時にシート幅方向に延在される第二操作レバー部と、
    を備えたシート操作レバー。
  2. 前記第二操作レバー部は、シート高さ方向に延在された格納位置と、シート幅方向に延在された操作位置とを取り得るように、前記レバー本体部の先端側に回動可能に設けられている、
    請求項1に記載のシート操作レバー。
  3. 前記レバー本体部は、操作力入力方向としてシート高さ方向上側に回動され、
    前記第二操作レバー部は、前記レバー本体部の長手方向に延びる回動軸を介して前記レバー本体部の先端側に回動可能に設けられると共に、前記レバー本体部に対するシート高さ方向下側でシート高さ方向に延在された前記格納位置からシート高さ方向上側に回動されて前記操作位置に変位される、
    請求項2に記載のシート操作レバー。
  4. 前記第二操作レバー部は、前記レバー本体部の先端側からシート幅方向内側に向けて延出されると共に、前記シートクッションの前部に対するシート前後方向前側に配置されている、
    請求項1に記載のシート操作レバー。
  5. 前記レバー本体部は、操作力入力方向としてシート高さ方向上側に回動され、
    前記第一操作レバー部は、前記レバー本体部からシート高さ方向下側に向けて突出されると共にシート前後方向に延在された指掛け部を有する、
    請求項1に記載のシート操作レバー。
  6. 前記レバー本体部には、シート高さ方向上側を向く手置き面が形成されている、
    請求項5に記載のシート操作レバー。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のシート操作レバーと、
    前記シート操作レバーが設けられたシート本体と、
    前記シート本体に設けられ、前記シート操作レバーの回動に伴う操作力によって調整可能な状態とされるか、又は、前記シート操作レバーの回動に伴う操作力によって調整される被調整部と、
    を備えたシート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012081824A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

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