JP2009295950A - スキャン露光装置およびスキャン露光方法 - Google Patents

スキャン露光装置およびスキャン露光方法 Download PDF

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昌明 松坂
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Abstract

【課題】マスク保持部、および照射部の数量を削減してコストダウンを図ることができるとともに、スループットを向上することができるスキャン露光装置およびスキャン露光方法を提供する。
【解決手段】スキャン露光装置1では、基板搬送機構14の第1の基板駆動ユニット16は、露光領域A,第1及び第2の基板保持領域B1,B2、及び第1の基板交換領域C1間で基板WをX方向に沿って往復移動可能であり、第2の基板駆動ユニット17は、露光領域A、第1及び第2の基板保持領域B1,B2、及び第2の基板交換領域C2間で基板WをX方向に沿って往復移動可能である。第1及び第2の基板駆動ユニット16,17は、基板WがY方向に所定の距離移動するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、スキャン露光装置およびスキャン露光方法に関し、より詳細には、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを露光転写するのに好適なスキャン露光装置およびスキャン露光方法 に関する。
大型の薄形テレビ等に用いられる液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイは、基板上にマスクのパターンを分割逐次露光方式で近接露光転写することで製造されている。この種の分割逐次露光方法としては、例えば、パネルと同寸のマスクを用い、該マスクをマスクステージで保持すると共に基板をワークステージで保持して両者を近接して対向配置する。そして、ワークステージをマスクに対してステップ移動させる毎にマスク側から基板にパターン露光用の光を照射して、複数のマスクパターンを基板上に露光転写する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の露光装置では、露光位置に対して左右両側にチャックに対してガラス基板のロード/アンロードを行うロード/アンロード位置が配置され、一方のチャック上のガラス基板で露光が行われている間に、他方のガラス基板でロード/アンロードを行ってスループットを向上させることが提案されている。
また、他の露光方法として、マスクを細分化して、これらマスクを保持する複数のマスク保持部を千鳥状に配置し、基板を一方向に移動させながら露光を行うスキャン露光方式が知られている(例えば、特許文献2参照。)。この露光方式では、基板に形成されるパターンに、ある程度繰り返される部位があることを前提として、これをつなぎ合わせることで大きなパターンを形成できることを利用したものである。この場合、マスクは、パネルに合わせて大きくする必要がなく、比較的安価なマスクを用いることができる。
特開2005−140935号公報 特開2007−165821号公報
ところで、特許文献1に記載の露光装置では、スループットの向上は図られているものの、パネルの大型化に伴ってマスクが大型化し、製造コストが嵩むという問題がある。
また、特許文献2に記載の露光装置は、全露光領域を隙間なくカバーできるように、基板の搬送方向と直交する方向に沿って千鳥状にマスク保持部、および照射部を配置しなければならず、従って多数のマスク保持部、および照射部が必要となる。近年のフラットパネルディスプレイの大型化に伴い、全露光領域を隙間なくカバーするためのマスク保持部、および照射部の数量はますます多くなり、露光装置の製造コスト上昇の一因となっていた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、マスク保持部、および照射部の数量を削減してコストダウンを図ることができるとともに、スループットを向上することができるスキャン露光装置およびスキャン露光方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、
前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、
前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、
を備え、前記搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射し、前記基板に前記各マスクのパターンを露光する露光領域と、該露光領域に対して前記所定の方向の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、前記直交方向に移動される際に前記基板を保持可能な第1及び第2の基板保持領域と、前記第1及び第2の基板保持領域に対して前記露光領域と反対側にそれぞれ設けられ、前記基板を搬入及び搬出可能な第1及び第2の基板交換領域と、が設けられたスキャン露光装置であって、
前記基板搬送機構は、前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域、及び前記第1の基板交換領域間で前記基板を前記所定の方向に沿って往復移動可能な第1の基板駆動ユニットと、前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域、及び前記第2の基板交換領域間で前記基板を前記所定の方向に沿って往復移動可能な第2の基板駆動ユニットと、を備え、
前記第1及び第2の基板駆動ユニットは、前記基板が前記直交方向に所定の距離移動するように構成されることを特徴とするスキャン露光装置。
(2) 前記第1及び第2の基板交換領域では、前記基板のプリアライメントが行われることを特徴とする(1)に記載のスキャン露光装置。
(3) 前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域は、これらの領域における前記基板を浮上搬送するための第1の浮上ユニットと、前記複数のマスク保持部と、前記複数の照射部と、が配置されるメインベッド上に位置し、
前記第1及び前記第2の基板交換領域は、これらの各領域における前記基板を浮上搬送するための第2の浮上ユニットがそれぞれ配置される一対のサブベッド上に位置することを特徴とする(1)又は(2)に記載のスキャン露光装置。
(4) 前記所定の距離とは、前記隣接するマスクのパターンの前記直交方向における中心間距離の略1/2であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載のスキャン露光装置。
(5) 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、を備えるスキャン露光装置のスキャン露光方法であって、
前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記直交方向に所定の間隔ずつ離れた第1の転写パターンを形成する工程と、
前記複数のマスクに対して前記基板を前記直交方向に所定の距離移動する工程と、
前記所定の方向と反対方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記第1の転写パターン間に第2の転写パターンを形成する工程と、
前記露光装置で露光された露光済みの基板を搬出する工程と、
前記露光装置で露光される未露光基板を搬入する工程と、
を備え、前記第1の転写パターンの形成工程、前記移動工程、及び第2の転写パターンの形成工程を行うタイミングは、前記搬出及び搬入工程を行うタイミングと少なくともオーバーラップすることを特徴とするスキャン露光方法。
(6) 前記未露光基板をプリアライメントする工程を、さらに備え、
前記第1の転写パターンの形成工程、前記移動工程、及び第2の転写パターンの形成工程を行うタイミングは、前記搬出工程、前記搬入工程、及び前記プリアライメント工程を行うタイミングと略一致することを特徴とする(5)に記載のスキャン露光方法。
(7) 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、を備えるスキャン露光装置のスキャン露光方法であって、
前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記直交方向に所定の間隔ずつ離れた第1の転写パターンを形成する工程と、
前記複数のマスクに対して前記基板を前記所定の方向と反対方向に搬送すると共に、前記直交方向に所定の距離移動する工程と、
前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記第1の転写パターン間に第2の転写パターンを形成する工程と、
前記露光装置で露光された露光済みの基板を搬出する工程と、
前記露光装置で露光される未露光基板を搬入する工程と、
を備え、前記移動工程において、前記所定の方向と反対方向への搬送と前記直交方向への移動は、同時に行なわれることを特徴とするスキャン露光方法。
本発明のスキャン露光装置及びスキャン露光方法によれば、基板を露光領域に対して往復して搬送することで、必要となるマスク保持部および照射部の数量を削減することができ、スキャン露光装置の製造コストを大幅に低減することができる。また、2つの基板交換領域を2つの基板保持領域の露光領域と反対側にそれぞれ設けて、基板の露光動作と、基板の搬出・搬入動作とを行うタイミングを少なくともオーバーラップするようにしたので、スループットを向上することができる。
また、本発明のスキャン露光方法によれば、第1の転写パターン形成後に第2の転写パターンを形成する前の移動工程において、所定の方向と反対方向(即ち、露光時の搬送方向と反対方向)への搬送と、直交方向への移動は同時に行なわれるので、スループットを向上することができる。
以下、本発明に係るスキャン露光装置及びスキャン露光方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本実施形態のスキャン露光装置1の構成について概略説明する。図1に示すように、本実施形態のスキャン露光装置1は、基板Wを浮上搬送させながら基板Wに露光を行う露光機本体2と、露光機本体2の搬送方向両側に位置し、基板Wの搬入・搬出及びプリアライメントが行われる一対のプリアライメント台3,4と、各プリアライメント台3,4と図示しない基板ストッカとの間で基板Wの搬入・搬出を行う一対の基板搬送ロボット5,6と、基板搬送ロボット5,6との間に位置する配電盤7と、露光機本体2に対して配電盤7と反対側に位置し、スキャン露光装置1の各作動部分の動きを操作する操作パネル8と、マスク搬送ロボット9と、マスクストッカ10と、を備える。
図2及び図3に示すように、露光機本体2は、基板Wを浮上させて支持すると共に、所定の方向であるX方向および該所定の方向と直交する方向であるY方向に搬送する基板搬送機構14と、Y方向に沿って並んでそれぞれ配置され、複数のマスクMをそれぞれ保持する複数(図1に示す実施形態において6個)のマスク保持部11と、マスク保持部11をそれぞれ駆動する複数のマスク駆動部12と、複数のマスク保持部11の上部にそれぞれ配置されて露光用光を照射する複数の照射部13と、を主に備える。
基板搬送機構14は、浮上ユニット15a,15bと、基板WのY方向一側(図1において上辺)を保持してX方向に搬送可能、且つY方向に移動可能な第1及び第2の基板駆動ユニット16,17とを備える。浮上ユニット15a,15bは、複数のフレーム18,19上にそれぞれ設けられた複数の排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21を備え、ポンプ(図示せず)やソレノイドバルブ(図示せず)を介して排気エアパッド20や吸排気エアパッド21からエアを排気或いは、吸排気する。これにより、基板Wは、浮上ユニット15a,15b上に空気流によって浮上した状態で保持され、基板Wを抵抗なく搬送可能とする。
第1及び第2の基板駆動ユニット16,17は、図2に示すように、X方向搬送機構50,51と、これらX方向搬送機構50,51によってX方向に沿って往復搬送される移動基台52,53と、各移動基台52,53上に配設されるY方向搬送機構54,55と、これらY方向搬送機構54,55によってY方向に沿って往復搬送される吸着パッド56,57をそれぞれ備える。X方向搬送機構50,51は、移動基台52,53の裏面に設けられた図示しないリニアモータが、図示しないドライバによって、ガイドレール58に沿ってX方向に移動することで、移動基台52,53をX方向に沿って往復搬送する。また、Y方向搬送機構54,55は、吸着パッド56,57の裏面に設けられた図示しないリニアモータが、図示しないドライバによって、ガイドレール59,60に沿ってY方向に移動することで、吸着パッド56,57を移動基台52,53に対してY方向に沿って往復搬送する。なお、本実施形態では、ガイドレール58は、露光機本体2と、一対のプリアライメント台3,4の側方に亘ってX方向に延びるように形成されている。また、第1及び第2の基板駆動ユニット16,17は、後述の光学アライメントピンの代わりに、θ補正軸を具備しても良い。
また、図3に示すように、第1の浮上ユニット15aが設けられる複数のフレーム18は、地面にレベルブロック22を介して設置されたメインベッド23上に他のレベルブロック24を介して配置されている。また、第2の浮上ユニット15bが設けられる他のフレーム19は、地面にレベルブロック25を介して設置されたサブベッド26a,26b上に他のレベルブロック27を介して配置されている。
従って、メインベッド23上には、後述する露光領域A、及び露光領域Aの上流側及び下流側にそれぞれ設けられる第1及び第2の基板保持領域B1,B2における基板Wを浮上搬送するための第1の浮上ユニット15aと、複数のマスク保持部11と、複数の照射部13と、が配置される。また、プリアライメント台3,4を構成する各サブベッド26a,26b上には、第1及び第2の基板保持領域B1,B2に対して露光領域Aと反対側にそれぞれ設けられる各第1及び第2の基板交換領域C1、C2における基板Wを浮上搬送するための各第2の浮上ユニット15bがそれぞれ配置される。
マスク駆動部12は、フレーム(図示せず)に取り付けられ、マスク保持部11をX方向に沿って駆動するX方向駆動部31と、X方向駆動部31の先端に取り付けられ、マスク保持部11をY方向に沿って駆動するY方向駆動部32と、Y方向駆動部32の先端に取り付けられ、マスク保持部11をθ方向(X,Y方向からなる水平面の法線回り)に回転駆動するθ方向駆動部33と、θ方向駆動部33の先端に取り付けられ、マスク保持部11をZ方向(X,Y方向からなる水平面の鉛直方向)に駆動するZ方向駆動部34と、を有する。これにより、Z方向駆動部34の先端に取り付けられたマスク保持部11は、マスク駆動部12によってX,Y,Z,θ方向に駆動可能である。なお、X,Y,θ,Z方向駆動部31,32,33,34の配置の順序は、適宜変更可能である。
また、図2に示すように、Y方向に沿って配置された複数のマスク保持部11には、各マスク保持部11のマスクMを同時に交換可能なマスクチェンジャ37が配設されている。マスクチェンジャ37により搬送される使用済み或いは未使用のマスクMは、マスクストッカ10との間でマスクローダー9により受け渡しが行われる。なお、マスクストッカ9とマスクチェンジャ37とで受け渡しが行われる間にマスクプリアライメント機構(図示せず)によってマスクMのプリアライメントが行われる。
図3に示すように、各マスク保持部11の上部に配置される複数の照射部13は、YAGレーザーや、エキシマレーザーなどの光源41と、この光源41から照射された光を集光する凹面鏡42と、この凹面鏡42の焦点近傍に光路方向に移動可能な機構を有するオプチカルインテグレータ43と、光路の向きを変えるための平面ミラー45及び球面ミラー46と、この平面ミラー45とオプチカルインテグレータ43との間に配置されて照射光路を開閉制御する露光制御用シャッター44と、を備える。
マスク保持部11に保持されるマスクMは、露光用光ELの照射によりマスクパターンを基板W上のフォトレジストに露光転写させるものであり、本実施形態のマスクMは、2種類のマスクパターン61、62を備える(図6参照)。2種類のマスクパターン61、62は、マスク駆動部12によってマスク保持部11を移動させることにより、いずれか一方のマスクパターン61、62が、照射部13からの露光用光ELの照射領域内に配置されることで切り替えられる。即ち、露光に際しては、2種類のマスクパターン61、62が切り替えられて、いずれか一方のマスクパターン61、62が有効となって基板Wに露光転写される。
また、Y方向に並べて配置される複数のマスク保持部11では、後述する往路で使用される隣接するマスクパターン61の間隔Gが、復路で使用されるマスクパターン62のY方向の幅と、往復動作によって重ね合わせて露光される両側の幅とを考慮して設定されている。ただし、マスクパターン61の間隔Gやマスクパターン62のY方向の幅は、後述する基板WのY方向への移動量をできるだけ小さくするように設定されている。
マスク保持部11の下方に配置されたフレーム18には、基板WとマスクMの相対位置を検知する検知部である複数の撮像手段35が、複数のマスク保持部11ごとに配置されている。撮像手段35は、X方向に沿って配置された移動案内軸36に案内されてX方向に移動可能であり、図示しない制御部からの指令に基づいて作動する駆動装置(図示せず)によって駆動されて、マスクMに対して基板Wの搬送方向上流側である第1検知位置SP1と、基板Wの搬送方向下流側である第2検知位置SP2との間を移動する。
このようなスキャン露光装置1は、浮上ユニット15a,15bの排気エアパッド20及び吸排気エアパッド21の空気流によって基板Wを浮上させ、基板Wの一端を第1或いは第2の基板駆動ユニット16,17で吸着・保持して、第1或いは第2の基板保持領域B1,B2から露光領域AへとX方向に搬送する。そして、露光領域Aにおいては、マスク保持部11の下方に位置する基板Wに対して、照射部13からの露光用光ELがマスクMを介して照射され、マスクMのパターンを基板Wに塗布されたフォトレジストに転写する。このとき、基板WとマスクMとの位置誤差は、複数のマスク保持部11ごとに設けられた撮像手段35が検出する基板W及びマスクMの位置データに基づいて制御部から出力される指令信号によって、θ方向駆動部33、及びY方向駆動部32が作動してマスクMの位置を微調整することで補正(位置合わせ)される。
また、図4に模式的に示すように、基板Wの搬入・搬出及びプリアライメントが行われる一対のプリアライメント台3,4(図4は、プリアライメント台3のみ示す。)では、Z方向に進退可能な複数の基板リフトピン70と、Z方向に進退して基板Wの側面に当接しながら、X方向或いはY方向に移動することで、機械的に基板Wのアライメントを調整する複数の機械式アライメントピン71と、Z方向に進退して基板Wを吸着可能であるとともにY方向に移動可能な一対の光学アライメントピン72と、基板Wの位置を下方から検出する光学アライメント用カメラ73と、が配置されている。基板リフトピン70、機械式アライメントピン71、光学アライメントピン72、光学アライメント用カメラ73は、それぞれ排気エアパッド20と干渉しない位置で、他のフレーム19上に配置されている。
従って、各プリアライメント台3,4に露光済みの基板Wが搬送されてきた際には、まず、排気エアパッド20から排気されるエアによって基板Wは浮上支持される。この状態で、基板リフトピン70を所定の吸着高さまで上昇させて、基板リフトピン70によって基板Wを吸着し、その後、第1の基板駆動ユニット16の吸着パッド56による吸着を解除する。そして、図4(b)に示すように、基板リフトピン70を基板受け渡し位置までさらに上昇させ、基板搬送ロボット5によって露光済みの基板Wが搬出され、未露光の基板Wが搬入される。基板搬送ロボット5は、2本のアームを有するハンドリングロボットで、これら2本のアームを同時に使用して、一方のアームで基板Wをプリアライメント台3から搬出した後、すぐに、他方のアームが基板Wをプリアライメント台3に搬入する。
その後、排気エアパッド20によるエアの排気を停止した状態で、搬入された基板Wが載置された基板リフトピン70を所定の吸着高さまで下降させた後、基板リフトピン70の吸着を解除し、さらに、基板Wが載置された状態で基板リフトピン70を下降させる。この状態で、基板Wは、その側面が機械式アライメントピン71と当接可能な高さとなり、これらピン71によってアライメント調整される。
そして、機械的なアライメント調整を完了した後に、これらアライメントピン71を基板Wから退避させ、光学アライメントピン72を上昇させるとともに、これら光学アライメントピン72によって基板Wを吸着する。また、排気エアパッド20によるエアの排気を開始して基板Wを浮上させ、光学アライメント用カメラ73で基板Wを見ながら2つの光学アライメントピン72をY方向に駆動して、θ方向の補正を行う。その後、第1の基板駆動ユニット16の吸着パッド56によって基板Wを吸着して、光学アライメントピン72を下降させるとともに、光学アライメントピン72による吸着を解除する。
次に、このように構成されたスキャン露光装置1の動作について、図5のフローチャート及び図6の動作説明図を用いて説明する。なお、図5のフローチャートにおいて、左のフローは、第1の基板交換領域C1から搬入・搬出される基板Wの一連の露光動作を示し、右のフローは、第2の基板交換領域C2から搬入・搬出される基板W´の一連の露光動作を示しており、二点鎖線で仕切られた左右の各工程は、同じ時間内で動作していることを示している。
まず、第1の基板駆動ユニット16が第1の基板交換領域C1に移動した状態で(ステップS1a)、基板搬送ロボット5によって第1の基板交換領域C1に基板Wの搬入が行われる(ステップS2a)。そして、上述したように、搬入された基板Wのプリアライメントが行われた後(ステップS3a)、基板Wが第1の基板駆動ユニット16の吸着バッド56によって吸着・保持される(ステップS4a)。
その後、第1の基板駆動ユニット16を駆動して、浮上ユニット15a,15bからの空気流によって浮上支持された状態で一定の速度でX方向に搬送され、基板Wは、図6(a)に示すように、第1の基板保持領域B1へ移動する(ステップS5a)。このとき、第2の基板駆動ユニット17は、第2の基板交換領域C2へ移動する(ステップS1b)。
さらに、基板Wは、一定の速度でX方向に搬送され、マスクパターン61,62を形成した面を下にしてマスク保持部11に保持されるマスクMと近接対向する露光領域A内に進入する。ここで、2種類のマスクパターン61,62のうち、マスクパターン61が照射部13からの露光用光ELの照射領域内に配置されており、マスクパターン61が有効となっている。また、撮像手段35は、マスク保持部11に対して基板Wの搬送方向上流側である第1検知位置SP1に位置する。
図6(b)に示すように、第1の基板駆動ユニット16によってX方向に搬送される基板Wが、第1検知位置SP1に達すると、撮像手段35が基板WとマスクMの相対位置を検知し、この位置データに基づいて制御部から出力される指令信号によってマスク駆動部12が作動してマスク保持部11を移動させることにより、基板Wへのマスクパターン61の露光転写に先立って、基板WとマスクMとの位置誤差が修正される。
位置誤差が修正されて搬送される基板Wには、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン61が露光転写される。これにより、露光領域Aを通過して第2の基板保持領域B2に位置する基板Wには、Y方向に所定の間隔Gずつ離れた複数(図3に示す実施例では6本)の第1の転写パターン83が形成される(ステップS6a)。なお、隣接する第1の転写パターン83間の部分は未露光部である。
次に、第1の転写パターン83形成後、露光領域Aを越えた基板Wを保持する第2の基板保持領域B2では、図6(c)に示すように、第1の基板駆動ユニット16のY方向搬送機構54によって、基板Wを保持する吸着パッド56をマスク保持部11に対してY方向に所定の距離Lだけ移動させる(ステップS7a)。具体的に、各マスクパターン61,62のY方向における中心位置が一致している本実施形態においては、所定の距離Lは、隣接するマスクMのマスクパターン61,62のY方向における中心間距離Dの略1/2である。
また、同時に、図示しない駆動装置を作動させて、撮像手段35を第1検知位置SP1から第2検知位置SP2に移動させる。これにより、基板Wの往路搬送および復路搬送のいずれの搬送時にも、基板WがマスクMの下方に位置する前に、即ち、マスクパターンの露光転写に先立って、基板WとマスクMとの相対位置を検知して位置誤差を修正することができる。
更に、マスクパターン62が照射部13からの露光用光の照射領域内に位置するように、マスク駆動部12によってマスク保持部11を移動させ、有効なマスクパターンをマスクパターン61からマスクパターン62に切り替える。
そして、第1の基板駆動ユニット16は、X方向搬送機構50は基板Wの搬送方向をX方向と逆方向に切り替えて、第2の基板保持領域B2に保持されていた基板Wを、X方向と逆方向に搬送する。そして、基板Wが第2検知位置SP2に達すると、撮像手段35が基板WとマスクMの相対位置を検知し、マスク駆動部12がマスク保持部11を移動させて基板WとマスクMとの位置誤差を修正する。そして、照射部13からの露光用光ELを、それぞれのマスクMを介して照射して、第1の転写パターン83間の未露光部にマスクパターン62を露光転写して第2の転写パターン84を形成する(ステップS8a)。このとき、第2の転写パターン84の幅は、未露光部の幅より僅かに大きいので、第1の転写パターン83と第2の転写パターン84には、重ね合わせ部が形成されて、基板Wの全面にマスクパターン61,62が露光転写される。
この一連のステップS6a〜S8aの露光動作中に、第2の基板交換領域C2では、基板W´の搬入(ステップS2b)、基板W´のプリアライメント(ステップS3b)、第2の基板駆動ユニット17の吸着バッド57による吸着・保持が行われる(ステップS4b)。
そして、図6(e)に示すように、第1の基板駆動ユニット16によって保持された露光済みの基板Wが、第1の基板保持領域B1から第1の基板交換領域C1へ移動する(ステップS1a)際に、同時に、第2の基板駆動ユニット17によって保持された未露光の基板W´が第2の基板保持領域B2へ露光動作時の速度より速い速度で移動される(ステップS5b)。 同時に、マスクパターン61が照射部13からの露光用光の照射領域内に位置するように、マスク駆動部12によってマスク保持部11を移動させ、有効なマスクパターンをマスクパターン62からマスクパターン61に切り替える。
なお、第1の交換領域C1から搬入・搬出される基板Wが、第1の転写パターン83を露光後に第2の転写パターン84を露光する一方、第2の交換領域C2から搬入・搬出される基板W´が、第2の転写パターン84を露光した後に第1の転写パターン83を露光する場合には、上記マスクパターンの切換え動作を行う必要がない。
そして、第1の基板交換領域C1では、露光済み基板Wの搬出と、未露光基板Wの搬入(ステップS2a)、未露光基板Wのプリアライメント(ステップS3a)、未露光基板Wの吸着保持が行われる。一方、この間に、第2の駆動ユニット51によって保持された基板W´も上述した同様の露光動作によって、往路によるスキャン露光(ステップS6b)によって第1の転写パターン83が露光され、次に、第1の基板保持領域B1に保持された基板W´に対してY方向への基板Wの移動(ステップS7b)を行い、復路によるスキャン露光(ステップS8b)によって第2の転写パターン84が露光される。その後、上記と同様の動作が繰り返される。
以上説明したように、本実施形態のスキャン露光装置1は、基板搬送機構14の第1及び第2の基板駆動ユニット16,17は、複数のマスクMと基板WとがY方向に所定の距離L、即ち、隣接するマスクMのマスクパターン61,62のY方向における中心間距離Dの略1/2だけ移動するように構成されている。そして、基板Wの往路搬送時に、所定の間隔Gずつ離れた第1の転写パターン83を露光させ、基板搬送機構14により基板Wを所定の間隔Lだけ移動させた後、基板Wを復路搬送して、往路搬送時に露光した第1の転写パターン83間に形成された未露光部に第2の転写パターン84を隙間なく露光させることができる。
これにより、必要となるマスク保持部11および照射部13の数量が削減され、スキャン露光装置1の製造費用が大幅に低減する。また、スキャン露光装置1に対する基板Wの搬入、搬出を、1台の搬送装置で行うことができ、搬送装置の設置費用を削減すると共に、設置スペースの省スペース化が可能となる。
また、スキャン露光装置1は、露光領域Aと、第1及び第2の基板保持領域B1,B2と、第1及び第2の基板交換領域C1、C2と、を設けて、基板搬送機構14は、露光領域A、第1及び第2の基板保持領域B1,B2、及び第1の基板交換領域C1間で基板WをX方向に沿って往復移動可能な第1の基板駆動ユニット16と、露光領域A、第1及び第2の基板保持領域B1,B2、及び第2の基板交換領域C2間で基板WをX方向に沿って往復移動可能な第2の基板駆動ユニット17と、を備えるようにしている。これにより、基板Wの露光動作、すなわち、第1の転写パターン83の形成工程、Y方向への基板Wの移動工程、及び第2の転写パターン84の形成工程と、基板Wの搬出工程及び搬入工程とを行うタイミングを少なくともオーバーラップさせて行うことができ、スループットを向上することができる。
また、第1及び第2の基板交換領域B1,B2では、基板のプリアライメントが行われるので、第1の転写パターン83の形成工程、Y方向への基板Wの移動工程、及び第2の転写パターン84の形成工程と、搬出工程、搬入工程、及びプリアライメント工程とを行うタイミングを略一致して行なうことができ、スループットをさらに向上することができる。
さらに、露光領域A、第1及び第2の基板保持領域B1,B2は、これらの領域における基板Wを浮上搬送するための第1の浮上ユニット15aと、複数のマスク保持部11と、複数の照射部13と、が配置されるメインベッド25上に位置し、第1及び第2の基板交換領域C1,C2は、これらの各領域における基板Wを浮上搬送するための第2の浮上ユニット15bがそれぞれ配置される一対のサブベッド26a,26b上に位置するので、搬出工程、搬入工程や、プリアライメント工程における振動等が、露光動作に影響を及ぼすことを防止することができる。
また、本発明のスキャン露光装置1によれば、撮像手段35は、マスク保持部11に対して上流側及び下流側において基板WとマスクMの相対位置を検知可能としたので、基板Wの往路搬送および復路搬送のいずれにおいても、基板Wの露光に先立って基板WとマスクMとの相対位置を検知することができる。これによって、基板WとマスクMとのアライメント調整を行って高精度でマスクパターン61,62を露光転写することができる。
さらに、撮像手段35を移動案内軸36によってX方向に移動可能としたので、上流側及び下流側の両側に撮像手段35を設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態の撮像手段35は、1台の撮像手段35を第1検知位置SP1と第2検知位置SP2との間で移動させるようにしたが、撮像手段35を2台準備してそれぞれ第1検知位置SP1および第2検知位置SP2に固定設置してもよい。或いは、1台の撮像手段35を第1検知位置SP1に固定設置すると共に、第1検知位置SP1および第2検知位置SP2にそれぞれ可動ミラーおよび固定ミラーを配置して、第1検知位置SP1においては直接、撮像手段35で基板WとマスクMの相対位置を検知し、第2検知位置SP2においてはミラーを介して基板WとマスクMの相対位置を検知するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るスキャン露光装置及び露光方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態では、複数のマスク保持部11ごとに設けられる撮像手段35は、第1及び第2検出位置SP1,SP2に2台設けたり、上記実施形態の駆動手段やミラーを設けたりせずに、第1検出位置SP1のみで基板WとマスクMの相対位置を検知する。
以下、本実施形態の露光動作について、図7のフローチャート及び図8の動作説明図を用いて説明する。なお、図8において、各基板保持領域B1,B2と各基板交換領域C1,C2において、吸着パッド56,57の初期位置に対応する基板W,W´の位置をB1a,B2a,C1a,C2aとし、吸着パッド56,57がY方向に所定の距離L(D/2)移動後の基板Wの位置をB1b,B2b,C1b,C2bとする。また、本実施形態では、第1及び第2の基板交換領域C1,C2は露光動作中の基板Wを保持する基板保持領域として使用される。
まず、図8(a)に示すように、第1の基板駆動ユニット16が第1の基板交換領域C1に移動した状態で、基板搬送ロボット5によって第1の基板交換領域C1に基板Wの搬入が行われる(ステップS11a)。そして、搬入された基板Wのプリアライメントが行われた後(ステップS12a)、基板Wが第1の基板駆動ユニット16の吸着バッド56によって吸着・保持される(ステップS13a)。
この間、吸着パッド57によって基板W´を吸着・保持した第2の基板駆動ユニット17は、第2の基板交換領域C2aから第1の基板保持領域B1aへ移動する(ステップS11b)。
次に、図8(b)に示すように、第1の基板保持領域B1aに位置する基板W´が、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。ここで、露光領域Aでは、2種類のマスクパターン61,62のうち、マスクパターン61が有効となっている。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板W´とマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン61が露光転写される。
また、第1の基板交換領域C1aに位置する基板Wも、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板WとマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン61が露光転写される。
これにより、露光領域Aを通過して第2の基板交換領域C2aに位置する基板W´と第2の基板保持領域B2aに位置する基板Wには、Y方向に所定の間隔Gずつ離れた複数の第1の転写パターン83が形成される(ステップS14a、ステップS12b)。
次に、図8(c)に示すように、第1の転写パターン83が形成された基板Wは、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50とY方向搬送機構54の両方の駆動により、第1の基板駆動ユニット16の基板Wを保持する吸着パッド56をマスク保持部11に対してY方向に所定の距離Lだけ移動させつつ、X方向に移動させ、第1の基板交換領域C1bに位置させる(ステップS15a)。
同様に、第1の転写パターン83が形成された基板W´も、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51とY方向搬送機構55の両方の駆動により、第2の基板駆動ユニット17の基板Wを保持する吸着パッド57をマスク保持部11に対してY方向に所定の距離Lだけ移動させつつ、X方向に移動させ、第1の基板保持領域B1bに位置させる(ステップS13b)。
そして、図8(d)に示すように、第1の基板保持領域B1bに位置する基板W´が、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。ここで、露光領域Aでは、2種類のマスクパターン61,62のうち、マスクパターン62が有効となっている。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板W´とマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン62が露光転写して第2の転写パターン84を形成する。
また、第1の基板交換領域C1bに位置する基板Wも、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板WとマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン62が露光転写して第2の転写パターン84を形成する。
これにより、露光領域Aを通過して第2の基板交換領域C2bに位置する基板W´と第2の基板保持領域B2bに位置する基板Wには、全面にマスクパターン61,62が露光転写される。
その後、図8(e)に示すように、第2の基板保持領域B2bに位置する基板Wは、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、第1の基板交換領域C1bに戻され(ステップS17a)、第2の基板交換領域C2bに位置する基板W´は、そのまま搬出される(ステップS15b)。
次に、第1の基板交換領域C1bでは基板Wが搬出され(ステップS18a)、この間に、第2の基板交換領域C2aでは、基板W´の搬入(ステップS16b)、基板W´のプリアライメント(ステップS17b)、第2の基板駆動ユニット17の吸着バッド57による吸着・保持が行われる(ステップS18b)。その後、上記と同様の動作が繰り返される。
従って、本実施形態に係るスキャン露光装置及び露光方法では、撮像手段35の構成がより簡潔となり、スキャン露光装置1の製造費用をさらに低減することができる。
また、この露光方法では、第1の転写パターン83の形成後、各基板W,W´をX方向と反対方向への搬送及びY方向への移動が同時に行なわれ、第2の転写パターン84を形成する際の待機位置へ移動させることができるので、スループットを向上することができる。
なお、各基板W,W´をX方向及びY方向に同時に移動させる場合に基板W、W´のアライメントが行なわれてもよい。
なお、本実施形態のスキャン露光装置では、図9のフローチャート及び図10の動作説明図に示すような他の露光方法が適用されてもよい。
この方法では、まず、図10(a)に示すように、第1の基板交換領域C1aに位置する基板Wが、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板WとマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン61が露光転写される。これにより、露光領域Aを通過して第2の基板保持領域B2aに位置する基板Wには、Y方向に所定の間隔Gずつ離れた複数の第1の転写パターン83が形成される(ステップS21a)。
この間、第2の基板駆動ユニット17が第2の基板交換領域C2に移動した状態で、基板搬送ロボット6によって第2の基板交換領域C2に基板Wの搬入が行われる(ステップS21b)。そして、搬入された基板Wのプリアライメントが行われた後(ステップS22b)、基板Wが第2の基板駆動ユニット17の吸着バッド57によって吸着・保持される(ステップS23b)。
次に、図10(b)に示すように、第1の転写パターン83が形成された基板Wは、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50とY方向搬送機構54の両方の駆動により、第1の基板駆動ユニット16の基板Wを保持する吸着パッド56をマスク保持部11に対してY方向に所定の距離Lだけ移動させつつ、X方向に移動させ、第1の基板交換領域C1bに位置させる(ステップS22a)。
また、第2の基板交換領域C2aに位置する基板W´は、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51の駆動により、第1の基板保持領域B1aに移動させる(ステップS24b)。
次に、図10(c)に示すように、第1の基板保持領域B1aに位置する基板W´が、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。ここで、露光領域Aでは、2種類のマスクパターン61,62のうち、マスクパターン61が有効となっている。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板W´とマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン61が露光転写される(ステップS25b)。
この間、第1の基板交換領域C1bに位置する基板Wは待機しているが、基板W´の露光転写が完了した後、有効なマスクパターンがマスクパターン61からマスクパターン62に切り替えられる(ステップS23a)。
その後、図10(d)に示すように、基板W´を待機させた状態で(ステップS26b)、第1の基板交換領域C1bに位置する基板Wは、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板WとマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン62が露光転写される。これにより、第2の転写パターン84が形成され、第2の基板保持領域B2bに位置する基板Wには、全面にマスクパターン61,62が露光転写される(ステップS24a)。
次に、図10(e)に示すように、第2の基板保持領域B2bに位置する基板Wは、第1の基板駆動ユニット16のX方向搬送機構50の駆動により、第1の基板交換領域C1bに戻される(ステップS25a)。
また、第1の転写パターン83が形成された基板W´は、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51とY方向搬送機構55の両方の駆動により、第2の基板駆動ユニット17の基板Wを保持する吸着パッド57をマスク保持部11に対してY方向に所定の距離Lだけ移動させつつ、X方向に移動させ、第1の基板保持領域B1bに位置させる(ステップS27b)。
そして、第1の基板交換領域C1bでは基板Wが搬出され(ステップS26a)、一方、第1の基板保持領域B1bに位置する基板W´が、第2の基板駆動ユニット17のX方向搬送機構51の駆動により、一定の速度でX方向に搬送されて露光領域Aに進入する。そして、第1検知位置SP1に設けられた撮像手段35によって基板W´とマスクMとの位置誤差が修正された後、それぞれのマスクMを介して照射部13から露光用光ELが照射されてマスクパターン62が露光転写される。これにより、第2の転写パターン84が形成され、第2の基板交換領域C2bに位置する基板W´には、全面にマスクパターン61,62が露光転写される(ステップS28b)。
次に、第1の基板交換領域C1bでは、基板Wの搬入(ステップS27a)、基板W´のプリアライメント(ステップS28a)、第1の基板駆動ユニット17の吸着バッド57による吸着・保持が行われる(ステップS29a)。また、第2の基板交換領域C2aでは、基板Wが搬出される(ステップS29b)。その後、上記と同様の動作が繰り返される。
従って、この露光方法においても、撮像手段35の構成がより簡潔となり、スキャン露光装置1の製造費用をさらに低減することができる。
また、この露光方法では、第1の転写パターン83の形成後、各基板W,W´をX方向と反対方向への搬送及びY方向への移動が同時に行なわれ、第2の転写パターン84を形成する際の待機位置へ移動させることができるので、スループットを向上することができる。
さらに、基板Wの露光動作、すなわち、基板Wの第1の転写パターン83の形成工程と、基板W´の搬入工程を行なうタイミングとがオーバーラップしており、基板W´の第2の転写パターン84の形成工程と、基板Wの搬出工程を行なうタイミングとがオーバーラップしており、スループットを向上することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
本実施形態では、基板Wの露光動作時間に、基板の搬出・搬入、基板のプリアライメント、基板駆動ユニットへの基板の吸着・保持の動作を行っているが、これらの累計時間が露光動作時間に対して短い場合には、異物検査や基板温度調整が合わせて行われても良い。
本実施形態では、サブベッド26a,26b上の第1及び第2の基板交換領域C1,C2の一方からメインベッド23上の第1及び第2の基板保持領域B1,B2の一方へ基板W´を移動させる際に発生する振動などが、露光動作中の基板Wの露光精度に影響するのを防止するため、基板Wが露光領域Aを越えて第1及び第2の基板保持領域B1,B2の他方に移動した際に、基板W´を速やかに第1及び第2の基板保持領域B1,B2の一方に移動させるようにしている。一方、振動などが露光動作に影響しない場合には、基板Wが露光領域Aを通過する露光動作中に基板W´を同期させて、第1及び第2の基板保持領域B1,B2の一方へ移動させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、基板交換領域C1,C2にプリアライメント台3,4を配置して、基板Wの搬入・搬出とプリアライメントとを同じ位置で行っているが、図11に示すように、基板交換部80,81をプリアライメント台3,4とを別々に設けて、基板の搬入・搬出とプリアライメントとを別な位置で行っても良い。
或いは、第1及び第2の基板保持領域にそれぞれプリアライメント機構を設けて、プリアライメント及び露光動作を行っている間に、基板の搬入・搬出を行うように構成してもよい。
また、本実施形態では、基板搬送ロボットとして、2本のアームを有するハンドリングロボットを使用したが、コンベアやエア浮上させて駆動する機構等、他の搬送方法であってもよい。
さらに、本実施形態では、往路搬送から復路搬送に切り替える際の、複数のマスクMと基板Wとが直交方向に移動する所定の距離Lは、隣接するマスクMのマスクパターン61,62のY方向における中心間距離Dの略1/2としたが、コストとタクトとの関係が供される範囲で、中心間距離Dの略1/3あるいは略1/4であってもよい。
また、撮像手段35は、1台の撮像手段35を第1検知位置SP1と第2検知位置SP2との間で移動させるようにしたが、撮像手段35を2台準備してそれぞれ第1検知位置SP1および第2検知位置SP2に固定設置してもよい。或いは、1台の撮像手段35を第1検知位置SP1に固定設置すると共に、第1検知位置SP1および第2検知位置SP2にそれぞれ可動ミラーおよび固定ミラーを配置して、第1検知位置SP1においては直接、撮像手段35で基板WとマスクMの相対位置を検知し、第2検知位置SP2においてはミラーを介して基板WとマスクMの相対位置を検知するようにしてもよい。
さらに、本実施形態においては、基板搬送機構14は、浮上ユニット15a,15bと第1及び第2基板駆動ユニット16,17によって基板Wを浮上して保持しながら搬送する場合について述べたが、これに限らず、基板Wを上面に載置しながら保持及び搬送するものであってもよい。
本発明の一実施形態であるスキャン露光装置の平面図である。 図1におけるスキャン露光装置の拡大平面図である。 図2におけるスキャン露光装置の拡大正面図である。 (a)は、基板搬入・搬出時における第1のプリアライメント台を模式的に示す上面図であり、(b)は、基板搬入・搬出時におけるプリアライメント台の側面図であり、(c)は、基板が吸着保持された状態におけるプリアライメント台の側面図である。 第1の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作と、第2の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作を示すフローチャートである。 第1の交換領域から搬入される基板と、第2の交換領域から搬入される基板の動作説明図である。 本発明の第2実施形態の露光方法において、第1の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作と、第2の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作を示すフローチャートである。 図7に対応する、第1の交換領域から搬入される基板と、第2の交換領域から搬入される基板の動作説明図である。 本発明の第2実施形態の他の露光方法において、第1の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作と、第2の交換領域から搬入・搬出される基板の露光動作を示すフローチャートである。 図9に対応する、第1の交換領域から搬入される基板と、第2の交換領域から搬入される基板の動作説明図である。 本発明の他の実施形態に係るスキャン露光装置の平面図である。
符号の説明
1 スキャン露光装置
3,4 プリアライメント台
10 基板搬送機構
11 マスク保持部
13 照射部
16 第1の基板駆動ユニット
17 第2の基板駆動ユニット
35 撮像手段
61 マスクパターン
62 マスクパターン
83 第1の転写パターン
84 第2の転写パターン
A 露光領域
B1 第1の基板保持領域
B2 第2の基板保持領域
C1 第1の基板交換領域
C2 第2の基板交換領域
L 所定の距離
M マスク
W 基板

Claims (7)

  1. 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、
    前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、
    前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、
    を備え、前記搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射し、前記基板に前記各マスクのパターンを露光する露光領域と、該露光領域に対して前記所定の方向の上流側及び下流側にそれぞれ設けられ、前記直交方向に移動される際に前記基板を保持可能な第1及び第2の基板保持領域と、前記第1及び第2の基板保持領域に対して前記露光領域と反対側にそれぞれ設けられ、前記基板を搬入及び搬出可能な第1及び第2の基板交換領域と、が設けられたスキャン露光装置であって、
    前記基板搬送機構は、前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域、及び前記第1の基板交換領域間で前記基板を前記所定の方向に沿って往復移動可能な第1の基板駆動ユニットと、前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域、及び前記第2の基板交換領域間で前記基板を前記所定の方向に沿って往復移動可能な第2の基板駆動ユニットと、を備え、
    前記第1及び第2の基板駆動ユニットは、前記基板が前記直交方向に所定の距離移動するように構成されることを特徴とするスキャン露光装置。
  2. 前記第1及び第2の基板交換領域では、前記基板のプリアライメントが行われることを特徴とする請求項1に記載のスキャン露光装置。
  3. 前記露光領域、前記第1及び第2の基板保持領域は、これらの領域における前記基板を浮上搬送するための第1の浮上ユニットと、前記複数のマスク保持部と、前記複数の照射部と、が配置されるメインベッド上に位置し、
    前記第1及び前記第2の基板交換領域は、これらの各領域における前記基板を浮上搬送するための第2の浮上ユニットがそれぞれ配置される一対のサブベッド上に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のスキャン露光装置。
  4. 前記所定の距離とは、前記隣接するマスクのパターンの前記直交方向における中心間距離の略1/2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスキャン露光装置。
  5. 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、を備えるスキャン露光装置のスキャン露光方法であって、
    前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記直交方向に所定の間隔ずつ離れた第1の転写パターンを形成する工程と、
    前記複数のマスクに対して前記基板を前記直交方向に所定の距離移動する工程と、
    前記所定の方向と反対方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記第1の転写パターン間に第2の転写パターンを形成する工程と、
    前記露光装置で露光された露光済みの基板を搬出する工程と、
    前記露光装置で露光される未露光基板を搬入する工程と、
    を備え、前記第1の転写パターンの形成工程、前記移動工程、及び第2の転写パターンの形成工程を行うタイミングは、前記搬出及び搬入工程を行うタイミングと少なくともオーバーラップすることを特徴とするスキャン露光方法。
  6. 前記未露光基板をプリアライメントする工程を、さらに備え、
    前記第1の転写パターンの形成工程、前記移動工程、及び第2の転写パターンの形成工程を行うタイミングは、前記搬出工程、前記搬入工程、及び前記プリアライメント工程を行うタイミングと略一致することを特徴とする請求項5に記載のスキャン露光方法。
  7. 所定の方向に沿って往復自在に基板を搬送可能であるとともに、前記所定の方向と直交する方向に前記基板を移動可能な基板搬送機構と、前記直交方向に並んで配置され、複数のマスクをそれぞれ保持する複数のマスク保持部と、前記複数のマスク保持部の上方にそれぞれ配置され、露光用光を照射する複数の照射部と、を備えるスキャン露光装置のスキャン露光方法であって、
    前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記直交方向に所定の間隔ずつ離れた第1の転写パターンを形成する工程と、
    前記複数のマスクに対して前記基板を前記所定の方向と反対方向に搬送すると共に、前記直交方向に所定の距離移動する工程と、
    前記所定の方向に搬送される基板に対して前記複数のマスクを介して前記露光用光を照射して、前記基板に前記各マスクのパターンを露光することで、前記第1の転写パターン間に第2の転写パターンを形成する工程と、
    前記露光装置で露光された露光済みの基板を搬出する工程と、
    前記露光装置で露光される未露光基板を搬入する工程と、
    を備え、前記移動工程において、前記所定の方向と反対方向への搬送と前記直交方向への移動は、同時に行なわれることを特徴とするスキャン露光方法。
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