JPH10321691A - 基板搬送方法及び該方法を使用する露光装置 - Google Patents

基板搬送方法及び該方法を使用する露光装置

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JPH10321691A
JPH10321691A JP9125203A JP12520397A JPH10321691A JP H10321691 A JPH10321691 A JP H10321691A JP 9125203 A JP9125203 A JP 9125203A JP 12520397 A JP12520397 A JP 12520397A JP H10321691 A JPH10321691 A JP H10321691A
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wafer
substrate
positioning
slider
exposure apparatus
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JP9125203A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Taniguchi
哲夫 谷口
Naohiko Iwata
直彦 岩田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハローダ系から露光装置にウエハ等の基
板を搬送する際に、その露光装置とそのウエハローダ系
の位置決め部とが相対変位する場合でも、その露光装置
側にその基板を所定の位置関係で受け渡す。 【解決手段】 ウエハローダ系2の位置決めステージ2
5上でウエハW1の位置及び回転角を所定の状態に設定
した後、固定部材26A〜26Cによって位置決めした
スライダアーム24上にウエハW1を受け渡す。ウエハ
ローダ系2のベース21上に回転自在にスライダレール
23を取り付け、スライダアーム24をスライダレール
23に沿って投影露光装置1まで搬送した後、固定部材
10A〜10Cによって位置決めしたスライダアーム2
4からウエハW1をウエハ上下ピン9上に受け渡し、更
にウエハW1をウエハホルダ8上に載置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、液晶表示素子、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのリソグラフィ工程中のマスク上のパターンの像を感
光基板上に露光する工程で、マスク又は感光基板等の基
板を搬送する際に使用して好適な基板搬送方法、及びこ
の方法を使用する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子等を製造する際に使用される
ステッパー等の投影露光装置、又はプロキシミティ方式
の露光装置等において、ウエハ(又はガラスプレート
等)上の各ショット領域に対してマスクとしてのレチク
ルのパターン像の重ね合わせ露光を行う際には、ウエハ
上に形成されている所定のアライメントマークの位置を
アライメントセンサを介して検出し、この検出結果に基
づいて高精度にウエハの位置決めを行う必要がある。現
在要求されている重ね合わせ精度は、露光するパターン
像の最小線幅の1/3〜1/4以下程度であり、一例と
して総合精度では100nm程度以下、アライメントセ
ンサ単体での測定精度では10nm程度以下が要求され
ている。
【0003】このため、アライメントセンサとして例え
ばアライメント顕微鏡を用いる場合には、このアライメ
ント顕微鏡は高倍率にする必要があり、その検出可能範
囲(観察視野)は非常に限られた狭い範囲となってい
る。そこで、そのアライメント顕微鏡を用いてウエハ上
のアライメントマークの位置を検出する前に、そのアラ
イメント顕微鏡の検出可能範囲にそのアライメントマー
クを確実に設定するためのプリアライメント工程が必要
となる。このプリアライメント工程で必要となるウエハ
の位置決め精度は数10μm程度である。
【0004】また、露光装置にはウエハの交換を行うた
めのウエハローダ系が備えられ、このウエハローダ系に
よって露光済みのウエハが露光装置のウエハステージか
らアンロード(搬出)されると共に、ウエハカセット
内、又はラインを流れてくる未露光のウエハがそのウエ
ハステージ上にロードされる。この際に従来の一つの方
法では、予めウエハローダ系内の所定位置で光学式セン
サ、又は撮像装置等を用いてウエハの外形を検出し、こ
の検出結果に基づいてその所定位置でウエハを数10μ
m程度の精度で位置決め(位置出し)した後、搬送用の
アームを介してそのウエハを露光装置のウエハステージ
上まで搬送していた。
【0005】また、ウエハステージ上で位置決めピンに
ウエハを押し当ててウエハの位置決めを行う方法も使用
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の露
光装置では、ウエハローダ系内で予め位置決め(位置出
し)した状態でウエハを搬送するか、又はウエハステー
ジ側で位置決めピンを用いるかして、ウエハステージに
対するウエハのプリアライメントを行っていた。しかし
ながら、露光装置ではレチクルやウエハの位置決めを高
精度に行う必要があるため、外部からの振動が露光装置
側に伝わるのをできるだけ防止する必要がある。また、
最近では露光装置として、投影光学系をそれ程大型化す
ることなく大面積のパターンを転写するために、投影光
学系に対して相対的にレチクル及びウエハを同期走査す
ることによってレチクルのパターン像を逐次ウエハの各
ショット領域に転写するステップ・アンド・スキャン方
式の投影露光装置も使用されつつある。このステップ・
アンド・スキャン方式のような走査露光方式では同期走
査を高精度に行うために、特に外部からの振動の影響を
極力排除したいという要求がある。
【0007】そこで、従来よりウエハローダ系で発生す
る振動が露光装置側に伝わらないように、通常ウエハロ
ーダ系は露光装置とは分離して配置され、露光装置のみ
を空気ばね等を使用した防振台上に載置する構成が採用
されている。この構成では、ウエハローダ系と露光装置
とは相対的に変位することになる。従って、ウエハロー
ダ系内で予め位置出しが行われたウエハを露光装置側に
搬送する方法では、露光装置側でアライメント顕微鏡の
検出可能範囲内にウエハ上のアライメントマークを設定
できない、即ち必要なプリアライメント精度が得られな
い場合があった。このような場合に従来は、ウエハステ
ージ上に載置されたウエハを再びウエハローダ系に受け
渡した後、ウエハステージの位置を変えてウエハを再設
定するような動作が行われていたが、これでは露光工程
のスループット(単位時間当たりの処理枚数)が低下す
るという不都合がある。
【0008】一方、ウエハステージ側でウエハを位置決
めピンに押し当ててプリアライメントを行う方法では、
位置決めピンがウエハの側面に触れる際にレジスト残滓
等の異物が発生して、ウエハの位置決め精度や平面度等
を悪化させる恐れがある。従って、特に高い位置決め精
度が必要とされる露光装置には適さないという不都合が
ある。
【0009】これらの問題点より、直接露光装置のウエ
ハステージ上でウエハの外形検出を行い、この検出結果
を用いてプリアライメントを行う方法も提案されている
が、このためにはウエハステージ上にウエハを回転する
ための機構が必要になり、ウエハステージの構成が複雑
化する恐れがある。また、そのためにはウエハステージ
上にウエハの外形検出のためのセンサを配置する必要が
あるが、露光装置には既に種々のセンサ類が備えられて
いるため、新たなセンサを配置するスペースを確保する
必要がある。更に、ウエハステージ側でウエハの外形を
検出して位置決めを行うプリアライメント動作は、実際
の露光動作と並列に行うことができないため、そのプリ
アライメントに要する時間だけ露光工程の時間が長くな
って、スループットが低下するという不都合がある。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、ウエハローダ系
のような基板搬送装置を用いて、露光装置のような基板
処理装置にウエハ等の基板を搬送する際に、その基板処
理装置とその基板搬送装置の位置決め部とが相対的に変
位しても、その基板処理装置側ではその基板の外形検出
等を行うことなく、その基板処理装置側にその基板を所
定の位置関係で受け渡すことができる基板搬送方法を提
供することを目的とする。更に本発明は、そのような基
板搬送方法を実施できる露光装置を提供することをも目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による基板搬送方
法は、例えば図1〜図3に示すように、処理対象の基板
(W1)に対して所定の処理を施す基板処理装置(1)
と、その基板の位置決めを行う位置決め装置(25,2
7)との間でその基板を搬送する基板搬送方法におい
て、その基板を保持して、基板処理装置(1)と位置決
め装置(25,27)との間で移動する基板保持部材
(24)を使用し、その位置決め装置において、基板保
持部材(24)にその基板を載置する際に基板保持部材
(24)を所定の位置(26A,26C)に位置決めし
ておき、基板保持部材(24)から基板処理装置(1)
にその基板を受け渡す際に、基板処理装置(1)の所定
の位置(10A,10C)に基板保持部材(24)を位
置決めしておくものである。
【0012】斯かる本発明によれば、例えば基板搬送装
置の位置決め部よりなる位置決め装置(25,27)側
で、基板保持部材(24)を機械的に位置決めした状態
で、基板保持部材(24)に対して所定の位置関係でそ
の基板が受け渡される。その後、基板保持部材(24)
が基板処理装置(1)側に移動し、基板処理装置(1)
側ではその基板を直接位置決めするのではなく、基板保
持部材(24)を位置決めした状態で、基板保持部材
(24)からその基板を受け取る。このため、基板保持
部材(24)が移動する途中でその基板と基板保持部材
(24)との位置関係が不変になるようにしておけば、
基板処理装置(1)と位置決め装置(25,27)との
相対位置が変化しても、基板処理装置(1)への受け渡
し精度が悪化することはない。
【0013】また、基板処理装置(1)側で例えば基板
保持部材(24)を直接ピン等に押し当てて機械的に位
置決めする方法を採ったとしても、その基板は非接触状
態で位置決めされるため、その基板からの感光材料等の
発塵が抑制される。従って、安価な装置構成で異物を発
生することなく、高精度に機械的な位置決めを行うこと
も可能である。
【0014】この場合、基板処理装置(1)と位置決め
装置(25,27)とは別々に設置されることが望まし
く、このときにその基板処理装置とその位置決め装置と
の間で生じた相対変位を吸収する搬送機構(23)に沿
って基板保持部材(24)が移動することが望ましい。
これによって位置決め装置側で発生する振動が基板処理
装置側に伝わりにくくなると共に、その相対変位があっ
ても基板保持部材(24)を円滑に移動させることがで
きる。
【0015】次に、本発明による露光装置は、例えば図
1〜図3に示すように、マスク及び感光基板をそれぞれ
位置決めするステージ系(7,12)を備え、そのマス
ク上のパターンの像をその感光基板に露光する露光装置
において、その露光に先立ってそのマスク又はその感光
基板よりなる処理対象の基板(W1)に所定の処理を施
す前処理装置(25,27)と、その処理対象の基板を
保持して、前処理装置(25,27)とステージ系
(7,12)との間で移動する基板保持装置(22〜2
4)と、この基板保持装置にその基板を載置する際に基
板保持装置(22〜24)の少なくとも一部を所定の位
置に位置決めする第1の位置決め部材(26A,26
C)と、基板保持装置(22〜24)からそのステージ
系にその処理対象の基板を受け渡す際に、そのステージ
系の所定の位置に基板保持装置(22〜24)の少なく
とも一部を位置決めする第2の位置決め部材(10A,
10C)と、を有するものである。
【0016】斯かる本発明の露光装置によれば、第1及
び第2の位置決め部材に順次基板保持装置(22〜2
4)の一部を位置決めしてそれぞれ基板の載置及び取り
出しを行うことによって、本発明の基板搬送方法が実施
できる。この場合にも、そのステージ系とその前処理装
置とは別々に設置されることが望ましく、この際に、そ
の基板保持装置は、そのステージ系とその前処理装置と
の間で生じた相対変位を吸収する搬送機構(23)を有
していることが望ましい。これによって、その前処理装
置側で発生する振動がそのステージ系側に伝わりにくく
なると共に、その基板を円滑に搬送できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
につき図1〜図4を参照して説明する。本例は、本発明
を投影露光装置のウエハローダ系に適用したものであ
る。図1は、本例の投影露光装置1、及びこの投影露光
装置1に対してウエハのロードを行うウエハローダ系2
を示し、この図1において、投影露光装置1の動作はコ
ンピュータよりなる主制御系3によって制御され、ウエ
ハローダ系2の動作はコンピュータよりなるウエハロー
ダ制御系2によって制御されている。主制御系3とウエ
ハローダ制御系2との間では、ウエハの受け渡しのタイ
ミング情報等が交換される。
【0018】先ず、投影露光装置1において、床上に4
個の防振用の空気ばね(エアーダンパ)5A〜5D(図
2参照)を介して定盤6が設置され、この定盤6上にウ
エハステージ7が固定され、ウエハステージ7上にウエ
ハを真空吸着して保持するためのウエハホルダ8が固定
されている。ウエハホルダ8上には同心円状、又は平行
に所定幅の凸部が形成され、これら凸部の中に多数の真
空吸着孔が形成され、ウエハホルダ8の中央部にはウエ
ハの上昇及び降下を行うためのウエハ上下ピン9が備え
られている。ウエハ上下ピン9の動作は主制御系3によ
って制御される。また、定盤6上にウエハステージ7を
囲むようにコラム11が植設され、コラム11の下部の
仕切板の中央部に投影光学系PLが固定され、コラム1
1の中間の仕切板上にレチクルステージ12が固定さ
れ、レチクルステージ12上に転写用パターンの形成さ
れたレチクルRが真空吸着によって保持されている。ま
た、コラム11の上板に露光光でレチクルRを照明する
ための照明光学系13が固定されている。
【0019】以下、投影光学系PLの光軸に平行にZ軸
を取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行にX軸
を取り、図1の紙面に垂直にY軸を取って説明する。こ
のとき、レチクルステージ12は、X方向、Y方向、回
転方向にレチクルRの位置決めを行う。また、ウエハホ
ルダ8上にフォトレジストが塗布されたウエハが吸着保
持されている状態で、ウエハステージ7は、X方向、Y
方向にウエハのステッピングを行うと共に、ウエハの表
面を投影光学系PLの像面に合わせ込むためにウエハの
Z方向の位置(フォーカス位置)及び傾斜角の調整を行
う。レチクルステージ12及びウエハステージ7の2次
元的な位置は不図示のレーザ干渉計によって計測され、
計測結果が主制御系3に供給され、主制御系3は供給さ
れた位置情報に基づいてレチクルステージ12、及びウ
エハステージ7の動作を制御する。露光時には、ウエハ
上の1つのショット領域へのレチクルRのパターン像の
露光が終わると、ウエハステージ7をステッピングさせ
て次のショット領域を投影光学系PLの露光フィールド
内に移動して露光を行うという動作がステップ・アンド
・リピート方式で繰り返される。
【0020】そして、通常1分から40秒程度に1枚の
割合で各ウエハへの露光が行われ、露光済みのウエハが
ウエハローダ系2によってアンロードされた後、新しい
未露光のウエハがウエハローダ系2によってロードされ
て、例えば1ロットのウエハへの露光が順次行われる。
なお、投影露光装置1として、投影光学系PLに対して
レチクル及びウエハを同期走査するステップ・アンド・
スキャン方式の投影露光装置が使用されている場合にも
本発明が適用できる。
【0021】その露光が重ね合わせ露光であるときに
は、予めウエハ上のアライメントマークの位置を検出し
ておくことによって、ウエハの各ショット領域とレチク
ルRのパターン像とのアライメントを高精度に行う必要
がある。そのため、一例として投影光学系PLの側面に
オフ・アクシス方式で、且つ画像処理方式のアライメン
トセンサとして、アライメント顕微鏡60が備えられて
いる。また、不図示であるが、レチクルRの上方にはウ
エハステージ7に対するレチクルRの位置関係を検出す
るためのレチクルアライメント顕微鏡も備えられてい
る。この場合、露光対象のウエハ上にはウエハ上の各シ
ョット領域の大まかな位置を検出するための複数個のサ
ーチアライメントマークが形成され、各ショット領域に
はそれぞれ高精度な位置合わせを行うためのファインア
ライメントマーク(ウエハマーク)が形成されている。
露光対象のウエハがウエハホルダ8上にロードされたと
きには、先ずアライメント顕微鏡60によってサーチア
ライメントマークの位置を検出する必要がある。そのた
めに本例では、ウエハローダ系2を介してそのウエハが
ウエハホルダ8上にロードされた状態で、ウエハステー
ジ7(ウエハホルダ8)に対するそのウエハ上の各サー
チアライメントマークの位置関係が所定の状態に設定さ
れるようになっている。
【0022】次に、図1のウエハローダ系2において、
床上にベース21が設置され、ベース21上に位置決め
ステージ25が配置されている。図2は、図1の投影露
光装置1のウエハステージ7、及びウエハローダ系2の
位置決めステージ25等を示す平面図であり、この図2
において、位置決めステージ25の中央部に回転台(タ
ーンテーブル)27が回転自在でZ方向に変位できるよ
うに、且つX方向、Y方向に微動できるように配置され
ている。回転台27の上端にはウエハを真空吸着するた
めの吸着孔が形成されている。また、ベース21上で位
置決めステージ25の側方にウエハカセット31が設置
され、ウエハカセット31と位置決めステージ25との
間に、ウエハカセット31と回転台27との間でウエハ
の受け渡しを行うロボットアーム32が配置されてい
る。ロボットアーム32は、所定の軸の周りで回転する
と共に上下方向(Z方向)に摺動できる回転アーム32
aと、この回転アーム32aの先端部で半径方向に伸縮
する伸縮アーム32bとから構成され、伸縮アーム32
bの先端部にウエハを真空吸着するための吸着孔が形成
されている。回転台27及びロボットアーム32の動作
はウエハローダ制御系4によって制御されている。
【0023】この場合、不図示の感光材料塗布装置(レ
ジストコータ)に対して通常一体的に現像装置が組み込
まれている。そして、その感光材料塗布装置でフォトレ
ジストが塗布されたウエハは一度ウエハカセット31内
に収納された後、ロボットアーム32によって回転台2
7上に搬送される。その後、露光が行われたウエハが回
転台27に戻され、更に回転台27からロボットアーム
32を介してウエハカセット31に戻される。更に、露
光済みのウエハは現像装置に運ばれて現像が行われる。
なお、ウエハカセット31を配置することなく、感光材
料塗布装置及び現像装置に通じるラインと、回転台27
との間で直接ウエハの受け渡しを行う方式を採用しても
よい。
【0024】図2では、ウエハカセット31内の位置3
3Aから回転台27上に搬送された状態の未露光のウエ
ハW1が図示されている。ウエハW1には、Y軸用の2
個のサーチアライメントマーク61Y1,61Y2及び
X軸用のサーチアライメントマーク61X(図3参照)
が形成され、これらのサーチアライメントマークの位置
は、例えばウエハW1の中心を原点とする試料座標系上
で予め規定されている。
【0025】図1に示すように、ウエハW1の周縁の3
箇所のエッジの上方にそれぞれ撮像装置29A〜29C
が配置されている。撮像装置29A〜29Cは、ベース
21上に固定されたL字型の支持部材28に取り付けら
れている。そして、撮像装置29A〜29Cはそれぞれ
照明光学系、対物光学系、及びこの対物光学系によって
形成される像を撮像する撮像素子から構成され、これら
の撮像素子からの撮像信号がウエハローダ制御系4に供
給されている。
【0026】図2のウエハW1のエッジ上にはそれら3
個の撮像装置29A〜29Cの観察視野30A〜30C
が示され、観察視野30Aの中心は他の観察視野30
B,30Cの中心の中点に対して−X方向に位置してい
る。本例のウエハW1は、周縁のエッジに沿って1つの
V字型のノッチが形成されたウエハであり、そのノッチ
が1つの観察視野30A内に収まり、他の2箇所のエッ
ジが他の観察視野30B,30C内に収まっている。図
1のウエハローダ制御系4では、3個の撮像装置29A
〜29Cの撮像信号を処理することによって、ウエハW
1の中心位置、及び回転角を求め、これらの中心位置及
び回転角に基づいて回転台27を介してウエハW1の位
置、及び回転角を制御する。一例として、観察視野30
A内の中心にウエハW1のノッチの中心が最も近付くよ
うに、ウエハW1の回転角が設定される。これが本例の
ウエハの外形基準による第1のプリアライメント工程で
ある。なお、ウエハによっては、周縁のエッジ上にノッ
チの代わりに平坦な切り欠き(オリエンテーションフラ
ット)が形成されたものもあるが、この場合には、例え
ば3個の観察視野30A〜30C内の2つの観察視野の
中心がそのオリエンテーションフラット上に位置するよ
うに回転角を制御すればよい。
【0027】また、図2に示すように、ウエハローダ系
2の位置決めステージ25及び投影露光装置1のウエハ
ステージ7はほぼX軸に沿って配置されており、位置決
めステージ25及びウエハステージ7の−Y方向の側面
に沿ってスライダレール23が設置されている。この場
合、スライダレール23の一端に設けられた貫通孔が、
ウエハローダ系2のベース21上に設置された支持部材
22の回転軸22aに回転自在に装着されている。そし
て、図1に示すように、スライダレール23はウエハロ
ーダ系2側から片持ちで投影露光装置1側に突き出るよ
うに支持され、支持部材22は或る程度Z方向にも変位
できるように構成されている。図2に示すように、スラ
イダレール23は回転軸22aの周り(θ方向)に自由
に回転できると共に、支持部材22に設けられた回転駆
動部によってθ方向に或る程度のトルクを発生できるよ
うに構成されている。
【0028】更に、スライダレール23に沿って長手方
向(ほぼX方向)に摺動自在にスライダアーム24が取
り付けられている。スライダアーム24のU字型の先端
部にウエハを真空吸着するための吸着孔が形成されてい
る。また、スライダレール23は、金属板や合成樹脂の
ように弾力性又は可撓性の有る材料より形成され、曲げ
やねじれ等の弾性変形ができるようになっている。
【0029】図4は、スライダレール23を長手方向に
見た断面図であり、この図4において、スライダレール
23の上部にT字型の溝23aが形成され、この溝23
aにスライダアーム24の右端の底部に形成されたT字
型の取り付け部24aが収納されている。例えば溝23
a内を通るワイヤ(不図示)によってスライダアーム2
4が溝23aに沿って駆動される。この際に溝23aの
幅に対して取り付け部24aの幅は所定のマージンを持
って狭く形成されており、スライダアーム24はスライ
ダレール23に対してY方向、及び回転方向に或る程度
変位できるように支持されている。なお、実際にはスラ
イダレール23に沿ってもう一つのスライダアーム(不
図示)が摺動自在に配置され、例えばスライダアーム2
4がウエハのロード用に使用されるものとすると、他方
のスライダアームはウエハのアンロード用に使用され
る。
【0030】さて、本例では、スライダレール23はウ
エハローダ系2側の支持部材22に対して回転自在に支
持されているため、そのままでは投影露光装置1、及び
ウエハローダ系2においてスライダアーム24の位置を
規定することができず、ひいてはウエハのプリアライメ
ントを行うことができない。そこで、本例ではウエハロ
ーダ系2及び投影露光装置1側にそれぞれスライダアー
ム24の位置を規定するための固定部材が設けられてい
る。
【0031】即ち、図2において、位置決めステージ2
5上で回転台27の右側に1対の固定部材26A及び2
6Bが設けられ、ベース21上でスライダレール23の
右側にも固定部材26Cが設けられている。1対の固定
部材26A,26BのX方向の間隔はスライダアーム2
4の幅より僅かに狭くできるように設定され、且つ+X
方向側の固定部材26BはX方向に傾斜しながら退避で
きるように支持されている。スライダアーム24の−X
方向の側面が固定部材26Aに接触している状態で固定
部材26Bを−X方向に付勢することによって、スライ
ダアーム24の位置決めステージ25に対するX方向の
位置が規定される。また、スライダアーム24の−Y方
向の端部が固定部材26Cに接触している状態で、スラ
イダレール23に対して回転軸22aを中心として時計
周りのトルクを発生することによって、ベース21ひい
ては位置決めステージ25に対するスライダアーム24
のY方向の位置が規定される。固定部材26Bによる付
勢力、及びスライダレール23に対するトルクの値はウ
エハローダ制御系4によって設定される。なお、本例の
固定部材26A,26Bは一方が可動式であるが、固定
部材26A,26Bを両方とも可動として両側からスラ
イダアーム24を挟むようにしてもよい。
【0032】同様に、ウエハステージ7上でウエハ上下
ピン9の右側に1対の固定部材10A及び10Bが設け
られ、定盤6上でスライダレール23の右側にも固定部
材10Cが設けられている。1対の固定部材10A,1
0BのX方向の間隔はスライダアーム24の幅より僅か
に狭くできるように設定され、且つ−X方向側の固定部
材10BはX方向に傾斜しながら退避できるように支持
されている。スライダアーム24の+X方向の側面が固
定部材10Aに接触している状態で固定部材10Bを+
X方向に付勢することによって、スライダアーム24の
ウエハステージ7に対するX方向の位置が規定される。
また、スライダアーム24の−Y方向の端部が固定部材
10Cに接触している状態で、スライダレール23に対
して回転軸22aを中心として時計周りのトルクを発生
することによって、定盤6ひいてはウエハステージ7に
対するスライダアーム24のY方向の位置が規定され
る。固定部材10Bによる付勢力は主制御系3によって
設定される。
【0033】この場合、ウエハローダ系2側における3
個の観察視野30A〜30Cの中心に対する固定部材2
6A,26B,26Cの位置関係(スライダアーム24
を挟んだ状態での位置関係、以下同様)は、投影露光装
置1側におけるウエハ上下ピン9の中心に対する固定部
材10A,10B,10Cの位置関係と等しくなるよう
に設定されている。
【0034】次に、本例の投影露光装置1に対してウエ
ハのロードを行う場合の動作の一例につき図2及び図3
を参照して説明する。先ず、図2に示すように、予めウ
エハステージ7上のウエハホルダ8上の位置33Bにあ
った露光済みのウエハが不図示のアンロード用のスライ
ダアームを介してアンロード(搬出)された後、ウエハ
カセット31内の位置33AにあったウエハW1がロボ
ットアーム32を介して回転台27上に搬送される。こ
の状態では、スライダアーム24は回転台27の−X方
向側に位置している。そして、図1の撮像装置29A〜
29Cの撮像信号がウエハローダ制御系4に供給され、
ウエハローダ制御系4ではそれらの撮像信号を処理して
図2の観察視野30A〜30C内でのウエハW1のエッ
ジの形状及び位置を検出する。ウエハローダ制御系4
は、観察視野30A内にウエハW1のエッジ上のノッチ
が収まるように回転台27を回転した後、観察視野30
A〜30Cの中心にウエハW1の中心が合致するように
回転台27の位置を微調整する。その後、最終的に観察
視野30Aの中心にウエハW1のノッチの中心が最も近
付くように回転台27が回転されて、第1のプリアライ
メント工程が完了する。
【0035】このように観察視野30A〜30Cに対し
てウエハW1の位置及び回転角が設定された後、ウエハ
ローダ制御系4は、固定部材26A及び26Cに対して
スライダアーム24を付勢してスライダアーム24を位
置決めした状態で、回転台27を降下させてスライダア
ーム24上にウエハW1を受け渡し、スライダアーム2
4の先端部でウエハW1を吸着保持する。次に、一方の
固定部材26Bを+X方向に傾斜させて退避させ、スラ
イダレール23に対する時計周りのトルクも0にして、
スライダアーム24をスライダレール23に沿って投影
露光装置1側に移動させる。
【0036】図3は、スライダアーム24が投影露光装
置1側に移動した状態を示し、この図3において、スラ
イダアーム24が一方の固定部材10Aに接触した状態
で、図1の主制御系3は他方の固定部材10Bを起こし
ながら+X方向に付勢し、ウエハローダ制御系4はスラ
イダレール23に時計周りのトルクを発生させる。これ
によって、スライダアーム24は固定部材10A及び1
0C側に付勢されて第2のプリアライメント工程が完了
する。この状態で、スライダアーム24の真空吸着を解
除してウエハ上下ピン9を上昇させて、スライダアーム
24からウエハ上下ピン9の先端にウエハW1を受け渡
した後、固定部材10Bを−X方向に傾斜させて退避さ
せ、スライダレール23に対する時計周りのトルクも0
にして、スライダアーム24を引く抜く。その後、ウエ
ハ上下ピン9を降下させてウエハW1をウエハホルダ8
上に受け渡して、ウエハホルダ8の真空吸着を開始す
る。
【0037】この際に、本例ではウエハローダ系2側に
おける3個の観察視野30A〜30Cの中心に対する固
定部材26A,26B,26Cの位置関係は、投影露光
装置1側におけるウエハ上下ピン9の中心に対する固定
部材10A,10B,10Cの位置関係と等しくなるよ
うに設定されているため、ウエハW1はその中心がウエ
ハ上下ピン9の中心(即ち、ウエハホルダ8の中心)に
ほぼ合致し、且つノッチがほぼ−X方向を向く状態でウ
エハホルダ8上に受け渡される。この際に、ウエハW1
上のサーチアライメントマーク61X,61Y1,61
Y2の位置は、ウエハW1の中心を原点とする試料座標
系上で設定されているため、ウエハホルダ8に対するサ
ーチアライメントマーク61X,61Y1,61Y2の
位置がほぼ正確に特定できる。従って、図1のアライメ
ント顕微鏡60の検出可能範囲内に順次それらのサーチ
アライメントマーク61X,61Y1,61Y2を正確
に追い込むことができ、その結果として迅速にサーチア
ライメントを行うことができる。
【0038】それ程高い重ね合わせ精度が要求されない
レイヤでは、そのサーチアライメントの結果のみに基づ
いてウエハW1上の各ショット領域とレチクルRのパタ
ーン像とのアライメントを行うようにしてもよい。ま
た、更に高い重ね合わせ精度が必要なレイヤでは、その
サーチアライメントの結果を用いて各ショット領域に付
設されているウエハマークの設計上の位置を求め、この
位置に基づいてアライメント顕微鏡60を用いて所定の
ウエハマークの位置を検出することによって、例えばエ
ンハンスト・グローバル・アライメント(EGA)方式
でファインアライメントを行うようにすればよい。
【0039】上述のように本例では、図2のように第1
のプリアライメント工程でスライダアーム24をウエハ
ローダ系2に対して位置決めした後、図3のように第2
のプリアライメント工程でスライダアーム24を投影露
光装置1に対して位置決めしているため、ウエハローダ
系2の位置決めステージ25上で設定したウエハW1の
位置及び回転角をほぼそのまま投影露光装置1のウエハ
ホルダ8上で再現できる。従って、投影露光装置1側で
はウエハの外形検出用の撮像装置等を設けることなく、
正確に且つ迅速にプリアライメントを行うことができ
る。この際に、本例ではスライダアーム24は機械的に
位置決めされるが、スライダアーム24にはレジスト残
滓等は付着していないため、異物が発生することはな
い。
【0040】また、図3において、スライダアーム24
を固定部材10A,10B,10Cで位置決めしてか
ら、スライダアーム24上のウエハW1をウエハ上下ピ
ン9上に受け渡すまでの間に投影露光装置1とウエハロ
ーダ系2との間に相対変位が生じても、スライダレール
23は或る程度の可撓性を備えて回転軸22aの周りに
回転できると共に、スライダアーム24はスライダレー
ル23に沿ってX方向に摺動できるため、その相対変位
によってウエハW1の位置ずれが生ずることはない。こ
の場合の相対変位には、3自由度の相対位置ずれ及び3
自由度の相対回転があるが、これらの6自由度の相対変
位は回転等ができるスライダレール23を介して全て吸
収される。即ち、スライダレール23とスライダアーム
24とによって、投影露光装置1とウエハローダ系2と
が相対変位する場合でも、所定の関係を維持してウエハ
を搬送できる。
【0041】なお、上記の実施の形態ではウエハステー
ジ7上に固定部材10A,10Bが配置されているが、
この方式ではスライダアーム24の位置決め時に、投影
露光装置1とウエハローダ系2との間の相対変位に応じ
てスライダレール23の回転角や曲がりが変化するとき
の応力がウエハステージ7に作用することになる。高い
位置決め精度が要求されるウエハステージ7にそのよう
な応力が作用するのを避けるために、固定部材10A,
10Bを定盤6上に設けた固定装置(不図示)に取り付
けてもよい。定盤6は一体として変位するため、このよ
うにしてもウエハをウエハステージ7に対して高精度に
プリアライメントできる。
【0042】また、本例の固定部材10A,10B,1
0Cはスライダアーム24を一方向から付勢して位置決
めしているが、その他に両側からつかむ方式、真空吸着
する方式、電磁吸着する方式、スライダアーム24に設
けた孔に位置決め用のスピンドルを押し込む方式等を用
いてもよい。また、そのように機械的に基準面等にスラ
イダアーム24を接触させて固定する方式の他に、非接
触の近接スイッチ等を用いて投影露光装置1に対して一
定の位置関係となるようにスライダアーム24の位置を
制御する方式も考えられる。同様に、ウエハローダ系2
側でも固定部材26A,26B,26Cを用いてスライ
ダアーム24の位置決めを行う方式の代わりに、上記の
ような様々な位置固定方式を使用できる。
【0043】次に、本発明の第2の実施の形態につき図
5を参照して説明する。本例は、第1の実施の形態に対
して主にスライダレール23の構造を変えたものであ
り、図5において図2に対応する部分には同一符号を付
してその詳細説明を省略する。図5は、本例の投影露光
装置1のウエハステージ7、及びウエハローダ系2の位
置決めステージ25等を示す平面図であり、この図5に
おいて、位置決めステージ25及びウエハステージ7の
側面に沿ってスライダレールが設置されている。本例の
スライダレールは、ウエハローダ系2のベース21上に
動かないように固定された第1スライダレール41A
と、投影露光装置1の定盤6上に動かないように固定さ
れた第2スライダレール41Bと、それらのスライダレ
ール41A,41Bを連結する特に大きな可撓性を有す
る連結用レール42とから構成されている。連結用レー
ル42は、前後の固定されたスライダレール41A,4
1B間の相対変位を吸収できるように、薄い金属板、ゴ
ム、合成樹脂等のように大きく弾性変形できる材料から
構成され、スライダレール41A,41B及び連結用レ
ール42の上面には、図4に示したスライダレール23
と同様にT字型の溝43が連続して形成されている。そ
して、この溝43に沿ってワイヤ45によって駆動され
るようにスライダアーム44が取り付けられている。本
例のスライダアーム44は全体として矩形であり、その
先端部にはウエハを真空吸着するための吸着孔が設けら
れている。
【0044】また、第1スライダレール41A内の溝4
3の底部に第1近接スイッチ46Aが固定され、第2ス
ライダレール41B内の溝43の底部に第2近接スイッ
チ46Bが固定され、これらの近接スイッチ46A,4
6Bはそれぞれスライダアーム44との距離が所定範囲
内になるとハイレベル”1”となり、それ以外の場合に
はローレベル”0”となる検出信号を生成する。本例で
も図1の撮像装置29A〜29Cが用いられており、図
5において、それらの観察視野30A〜30Cの中心に
対するスライダレール41A内の近接スイッチ46Aの
位置関係と、投影露光装置1内のウエハ上下ピン9に対
するスライダレール41B内の近接スイッチ46Bの位
置関係とは等しく設定されている。これ以外の構成は第
1の実施の形態と同様である。
【0045】本例でウエハローダ系2から投影露光装置
1にウエハをロードする際の動作の一例につき説明す
る。先ず、回転台27上に露光対象のウエハW2を保持
した状態で、回転台27の位置及び回転角を調整するこ
とによって、観察視野30A〜30Cの中心にウエハW
2の中心を合わせ、観察視野30Aの中心付近にウエハ
W2のノッチの中心を合わせる。そして、近接スイッチ
46Aの検出信号がハイレベル”1”となるようにスラ
イダアーム44の位置決めを行って、回転台27からス
ライダアーム44にウエハW2を受け渡した後、スライ
ダアーム44をスライダレール41A及び連結用レール
42の溝43に沿って駆動してスライダレール41B上
に移動する。そして、近接スイッチ46Bの検出信号が
ハイレベル”1”となるように、2点鎖線で示す位置4
4Aにスライダアーム44の位置決めを行って、スライ
ダアーム44からウエハ上下ピン9上の位置47にウエ
ハW2を受け渡した後、スライダアーム44を引き抜き
ウエハ上下ピン9を降下させてウエハW2をウエハホル
ダ8上にロードする。
【0046】この際に、本例では、スライダレール41
A及び41Bはそれぞれウエハローダ系2及び投影露光
装置1に対して位置ずれしないように固定されているた
め、観察視野30A〜30Cに対するウエハW2の位置
関係が、そのままウエハ上下ピン9(ウエハホルダ8)
に対するウエハW2の位置関係として再現される。従っ
て、図1のアライメント顕微鏡60の検出可能範囲にウ
エハW2上のサーチアライメントマークを正確に追い込
むことができるため、サーチアライメントを高速に行う
ことができる。
【0047】また、スライダアーム44でウエハW2を
搬送する過程で投影露光装置1とウエハローダ系2との
間に相対変位が生じても、その相対変位は大きな可撓性
を有する連結用レール42によって吸収されるため、ス
ライダアーム44とウエハW2との位置関係が変化する
ことはなく、プリアライメント精度は高く維持される。
即ち、本例においても、スライダレール41A,41B
及び連結用レール42よりなるスライダレールと、スラ
イダアーム44とによって、投影露光装置1とウエハロ
ーダ系2とが相対変位する場合でも、所定の関係を維持
してウエハを搬送できる。
【0048】なお、連結用レール42を大きな可撓性の
ある材料より形成する他に、蛇腹状の連結部材、複数の
管を次第に内部に摺動自在に収納した連結部材、又は連
結部はワイヤのみでスライダアーム44を移動する機
構、更にはこれらの組み合わせ等を用いることができ
る。また、スライダアーム44の駆動力としては、リニ
アモータ方式や送りねじ方式等を用いてもよい。
【0049】次に、本発明の第3の実施の形態につき図
6を参照して説明する。第1の実施の形態がスライダレ
ール23をウエハローダ系2側に回転自在に固定してい
るのに対して、本例はスライダレールを投影露光装置1
側に固定しているものであり、図6において図2に対応
する部分には同一符号を付してその詳細説明を省略す
る。
【0050】図6は、本例の投影露光装置1のウエハス
テージ7、及びウエハローダ系2の位置決めステージ2
5等を示す平面図であり、この図6において、位置決め
ステージ25及びウエハステージ7の側面に沿ってスラ
イダレール49が設置されている。本例のスライダレー
ル49は、投影露光装置1の定盤6上に固定された支持
部材48に片持ちで支持されており、スライダレール4
9の上面に形成されたT字型の溝49aに収納された凸
部を有し、その溝49aに沿って駆動されるようにスラ
イダアーム44が配置されている。
【0051】また、スライダレール49内の溝49aの
底部に第1近接スイッチ46A及び第2近接スイッチ4
6Bが固定され、これらの近接スイッチ46A,46B
はそれぞれスライダアーム44との距離が所定範囲内か
どうかを検出する。また、本例の位置決めステージ25
上にも、観察視野30A〜30Cを有する3個の撮像装
置が配置され、更に回転台27とスライダアーム49内
の近接スイッチ46Aとのほぼ中間の位置で観察視野5
1を有する第4の撮像装置(不図示)が配置されてい
る。そして、スライダアーム44が近接スイッチ46A
上に有る状態で、観察視野51内に収まるスライダアー
ム44上の領域に、例えば十字型の2次元の位置検出マ
ーク50が形成されている。その第4の撮像装置ではそ
のスライダアーム44上の位置検出マーク50の、観察
視野30A〜30Cに対する位置関係を検出する。
【0052】この場合、スライダレール49は投影露光
装置1側に固定されているため、スライダレール49及
びスライダアーム44とウエハ上下ピン9(ウエハホル
ダ8)との関係は変化しない。一方、投影露光装置1と
ウエハローダ系2とが相対変位すると、スライダレール
49及びスライダアーム44と位置決めステージ25
(観察視野30A〜30C)との関係は変化する。そこ
で、本例では、スライダレール44が近接スイッチ46
B上の位置44Aにある状態における位置検出マーク5
0とウエハ上下ピン9との関係と、観察視野30A〜3
0Cの中心と観察視野51の中心との関係が等しくなる
ように設定されている。これ以外の構成は第1の実施の
形態と同様である。
【0053】本例でウエハローダ系2から投影露光装置
1にウエハをロードする際の動作の一例につき説明す
る。先ず、スライダレール49に沿って近接スイッチ4
6A上にスライダアーム44の位置決めを行って、第4
の撮像装置を用いてスライダアーム44上の位置検出マ
ーク50の観察視野51の中心に対する位置ずれ量を、
所定のサンプリングレートで検出する。この位置ずれ量
は、投影露光装置1とウエハローダ系2との相対変位に
応じて変動するが、その変動の周期は電気系の応答速度
に比べればかなり低いものである。そのサンプリングレ
ートは、検出周期内でその相対変位量が所定幅を超えな
いように設定される。
【0054】次に、回転台27上に露光対象のウエハW
3を保持し、観察視野30A〜30Cでもそれぞれウエ
ハW3のエッジ位置を検出し、これらの検出結果に基づ
いて回転台27の位置及び回転角を調整することによっ
て、スライダアーム44上の位置検出マーク50の中心
とウエハW3の中心との間隔が、観察視野30A〜30
Cの中心と観察視野51の中心との間隔に等しくなり、
且つ観察視野30Aの中心付近にウエハW3のノッチの
中心が近付くようにする。この状態で回転台27からス
ライダアーム44にウエハW3を受け渡した後、スライ
ダアーム44をスライダレール49に沿って駆動して投
影露光装置1側に移動する。そして、スライダアーム4
4を近接スイッチ46B上の位置44Aに位置決めし、
スライダアーム44からウエハ上下ピン9上の位置47
にウエハW3を受け渡した後、スライダアーム44を引
き抜きウエハ上下ピン9を降下させてウエハW3をウエ
ハホルダ8上にロードする。
【0055】この際に、本例では、スライダレール49
は投影露光装置1に対して位置ずれしないように固定さ
れているため、ウエハローダ系2側で設定された位置検
出マーク50に対するウエハW3の位置関係が投影露光
装置1側で再現されて、ウエハ上下ピン9(ウエハホル
ダ8)に対するウエハW3の位置関係は所望の関係に設
定される。従って、図1のアライメント顕微鏡60の検
出可能範囲にウエハW3上のサーチアライメントマーク
を正確に追い込むことができるため、サーチアライメン
トを高速に行うことができる。
【0056】また、近接スイッチ46A上にスライダア
ーム44を位置決めしている際に投影露光装置1とウエ
ハローダ系2との間に相対変位が生じても、その相対変
位に応じて位置検出マーク50を基準として回転台27
によってウエハW3の位置が微調整されるため、スライ
ダアーム44とウエハW3との位置関係が変化すること
はなく、プリアライメント精度は高く維持される。即
ち、本例においても、スライダレール49と、スライダ
アーム44とによって、投影露光装置1とウエハローダ
系2とが相対変位する場合でも、所定の関係を維持して
ウエハを搬送できる。
【0057】なお、図6において、位置検出マーク50
を基準として回転台27の位置を制御する際には、投影
露光装置1とウエハローダ系2とが相対変位を起こして
も追従できるだけの応答性が必要である。但し、装置間
の相対振動は比較的緩やかであるため、それほど高い応
答速度は必要ない。また、相対変位は位置だけではなく
傾斜成分も変化するので、回転台27は傾斜もできるこ
とが望ましい。
【0058】なお、この第3の実施の形態の変形例とし
て、観察視野30A〜30Cを有する撮像装置を、投影
露光装置1の定盤6に固定された支持部材に取り付け、
それらの撮像装置で検出したウエハの位置が変化しない
ように回転台27を制御する方法も考えられる。この方
法では、観察視野51に対応する撮像装置が必要なくな
るが、投影露光装置1の定盤6で支持する重量は増加す
る。
【0059】また、この第3の実施の形態では回転台2
7が相対変位に追従しているが、その第2の変形例とし
て、図6の投影露光装置1側に固定されたスライダレー
ル49に対してスライダアーム44を横方向に相対変位
できるようにしてもよい。そして、この変形例では観察
視野51に対応する撮像装置で検出されるスライダアー
ム44の位置検出マーク50の位置が変化しないよう
に、スライダアーム44の横方向へのスライド量を制御
すればよい。そして、スライダアーム44の位置が決定
された後はそのスライダアーム44の位置をクランプ
(固定)してもよい。このときは、ウエハホルダ8側で
もスライダアーム44の位置を検出するセンサ又はクラ
ンプ装置が必要となる。
【0060】以上の3つの実施の形態においては、全て
スライダアーム24又は44を介してウエハがウエハロ
ーダ系2から投影露光装置1側に搬送されている。そし
て、第1の実施の形態ではスライダレール23と投影露
光装置1との間が分離され、第2の実施の形態ではスラ
イダレール41A,41Bの間が分離され、第3の実施
の形態ではスライダアーム44と位置決めステージ25
との間が分離されている。また、位置決めステージ25
上の撮像装置まで投影露光装置1側に備える構成例が第
3の実施の形態の変形例に含まれている。投影露光装置
1に対して余分な重量をかけずに振動を除去したい場合
は、できるだけ投影露光装置1に近い所で相対変位の吸
収部材を分離する第1の実施の形態が望ましい。
【0061】次に、本発明の第4の実施の形態につき図
7を参照して説明する。上記の実施の形態がスライダア
ーム方式でウエハを搬送しているのに対して、本例は回
転アーム方式でウエハを搬送するものであり、図7にお
いて図2に対応する部分には同一符号を付してその詳細
説明を省略する。図7は、本例の投影露光装置1のウエ
ハステージ7、及びウエハローダ系2の位置決めステー
ジ25等を示す平面図であり、この図7において、ウエ
ハローダ系2のベース21に固定された位置決めステー
ジ25上の回転台27にウエハW4が保持され、位置決
めステージ25上に観察視野30A〜30Cを有する撮
像装置が配置されている。また、ベース21上で観察視
野30A〜30Cの中心及び投影露光装置1側のウエハ
上下ピン9の中心からほぼ等距離の位置に回転軸52が
植設され、回転軸52に対してφ方向に回転自在に回転
アーム53が連結され、回転アーム53に対して所定範
囲内で伸縮自在に伸縮アーム54が連結され、伸縮アー
ム54の先端にウエハを真空吸着するための吸着孔が形
成されている。
【0062】また、伸縮アーム54には伸縮方向の位置
決めを行うための段差が形成され、位置決めステージ2
5上には伸縮アーム54を挟んで位置決めするための1
対の固定部材55A及び55Bが取り付けられている。
同様に、投影露光装置1側のウエハステージ7上にも伸
縮アーム54を挟んで位置決めするための1対の固定部
材56A及び56Bが取り付けられている。この場合、
内側の固定部材55B及び56Bは、伸縮アーム54が
φ方向に回転できるようにそれぞれ傾斜して退避できる
ように構成されている。また、観察視野30A〜30C
の中心に対する固定部材55A,55Bの位置関係と、
ウエハ上下ピン9の中心に対する固定部材56A,56
Bの位置関係とは、ウエハ上下ピン9の中心及びそれら
の観察視野の中心を通る線分の垂直2等分線(相対変位
によって変動する)に関してほぼ線対称の関係に設定さ
れている。そして、本例でも観察視野30A内にウエハ
W4のノッチが収まるように回転台27の回転角が制御
される。但し、本例ではウエハW4は回転しながら投影
露光装置1側に搬送されるため、その観察視野30Aの
位置は、回転アーム53を回転台27からウエハ上下ピ
ン9側に回転した際に、ウエハのノッチの位置がウエハ
ホルダ8に対して所定の位置関係(例えば回転台27に
対向するように)となるように設定されている。これ以
外の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0063】本例でウエハローダ系2から投影露光装置
1に対してウエハのロードを行う場合には、先ず観察視
野30A〜30Cの中心にウエハW4の中心が合致し、
観察視野30Aの中心にウエハW4のノッチが最も近付
くように回転台27の位置及び回転角が制御された後、
位置決めステージ25側の固定部材55A,55Bで伸
縮アーム54の先端部を挟んだ状態で、伸縮アーム54
の段差が固定部材55A,55Bに接触するまで伸縮ア
ーム54を伸ばしてから、回転台27から伸縮アーム5
4にウエハW4を受け渡す。その後、固定部材55Bを
退避させて回転アーム53の回転を開始し、2点鎖線で
示すように伸縮アーム54がウエハステージ7上の固定
部材56Aに接触した時点で固定部材56Bを閉じて、
更に伸縮アーム54の段差が固定部材56A,56Bに
接触するまで伸縮アーム54を伸ばしてから、伸縮アー
ム54からウエハ上下ピン9上の位置47にウエハW4
を受け渡す。その後、固定部材56Bを退避させて伸縮
アーム54を引き抜きウエハ上下ピン9を降下させて、
ウエハホルダ8上にウエハW4をロードする。
【0064】本例においても、固定部材55A,55B
によって規定される伸縮アーム54とウエハW4との関
係が保持されて、ウエハW4がウエハ上下ピン9上に受
け渡されるため、投影露光装置1側にウエハの外形検出
用の撮像装置等を配置することなく、高いプリアライメ
ント精度でウエハをウエハホルダ8上にロードできる。
従って、サーチアライメントマークの位置検出を迅速に
行うことができ、露光工程のスループットを高めること
ができる。
【0065】なお、上記の実施の形態はウエハローダ系
に本発明を適用したものであるが、本発明は投影露光装
置に対してレチクルの交換を行うレチクルローダ系に対
しても同様に適用できることは言うまでもない。このよ
うに本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0066】
【発明の効果】本発明の基板搬送方法によれば、基板搬
送装置等の位置決め装置及び露光装置等の基板処理装置
でそれぞれ基板保持部材の位置決めを行うようにしてい
るため、その基板処理装置とその位置決め装置とが相対
的に変位しても、その基板処理装置側ではその基板の外
形検出等を行うことなく、その基板処理装置側にその基
板を所定の位置関係で受け渡すことができる利点があ
る。
【0067】また、その基板処理装置とその位置決め装
置とは別々に設置されており、その基板処理装置とその
位置決め装置との間で生じた相対変位を吸収するスライ
ダに沿ってその基板保持部材が移動する場合には、その
位置決め装置で発生する振動がその基板処理装置側に伝
わりにくいため、その基板処理装置での基板の位置決め
精度が向上する。更に、その基板処理装置とその位置決
め装置との間で生じた相対変位はスライダによって吸収
されるため、そのような相対変位があっても基板を円滑
に搬送できる。
【0068】次に、本発明の露光装置によれば、本発明
の基板搬送方法を実施できると共に、ステージ系に対し
て感光基板等を正確な位置関係で搬送できるため、その
次のアライメント等を迅速に行うことができ、結果とし
て露光工程のスループットが向上する。この場合にも、
ステージ系と前処理装置とは別々に設置され、基板保持
装置は、そのステージ系とその前処理装置との間で生じ
た相対変位を吸収するスライダ部材を有しているときに
は、前処理装置で発生した振動がステージ系に伝わりに
くいため、ステージ系での位置決め精度が向上すると共
に、マスク又は感光基板が円滑に搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の投影露光装置1及
びウエハローダ系2を示す正面図である。
【図2】その第1の実施の形態の投影露光装置1のウエ
ハステージ7、及びウエハローダ系2の位置決めステー
ジ25等を示す平面図である。
【図3】その第1の実施の形態においてウエハをウエハ
ステージ7側に搬送した状態を示す平面図である。
【図4】図2のスライダレール23及びスライダアーム
24の係合関係を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の投影露光装置1の
ウエハステージ7及びウエハローダ系2の位置決めステ
ージ25等を示す平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の投影露光装置1の
ウエハステージ7及びウエハローダ系2の位置決めステ
ージ25等を示す平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の投影露光装置1の
ウエハステージ7及びウエハローダ系2の位置決めステ
ージ25等を示す平面図である。
【符号の説明】
1 投影露光装置 2 ウエハローダ系 3 主制御系 5A〜5D 空気ばね 6 定盤 7 ウエハステージ 9 ウエハ上下ピン R レチクル PL 投影光学系 W1,W2,W3,W4 ウエハ 10A,10B,10C 固定部材 22 支持部材 23,49 スライダレール 24,44 スライダアーム 25 位置決めステージ 26A,26B,26C 固定部材 27 回転台 30A〜30C 観察視野 31 ウエハカセット 41A,41B スライダレール 42 連結用レール 46A,46B 近接スイッチ 50 位置検出マーク 53 回転アーム 54 伸縮アーム 55A,55B,56A,56B 固定部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象の基板に対して所定の処理を施
    す基板処理装置と、前記基板の位置決めを行う位置決め
    装置との間で前記基板を搬送する基板搬送方法におい
    て、 前記基板を保持して、前記基板処理装置と前記位置決め
    装置との間で移動する基板保持部材を使用し、 前記位置決め装置において、前記基板保持部材に前記基
    板を載置する際に前記基板保持部材を所定の位置に位置
    決めしておき、 前記基板保持部材から前記基板処理装置に前記基板を受
    け渡す際に、前記基板処理装置の所定の位置に前記基板
    保持部材を位置決めしておくことを特徴とする基板搬送
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板搬送方法であって、 前記基板処理装置と前記位置決め装置とは別々に設置さ
    れており、 前記基板処理装置と前記位置決め装置との間で生じた相
    対変位を吸収する搬送機構に沿って前記基板保持部材が
    移動することを特徴とする基板搬送方法。
  3. 【請求項3】 マスク及び感光基板をそれぞれ位置決め
    するステージ系を備え、前記マスク上のパターンの像を
    前記感光基板に露光する露光装置において、 前記露光に先立って前記マスク又は前記感光基板よりな
    る処理対象の基板に所定の処理を施す前処理装置と、 前記処理対象の基板を保持して、前記前処理装置と前記
    ステージ系との間で移動する基板保持装置と、 前記基板保持装置に前記基板を載置する際に前記基板保
    持装置の少なくとも一部を所定の位置に位置決めする第
    1の位置決め部材と、 前記基板保持装置から前記ステージ系に前記処理対象の
    基板を受け渡す際に、前記ステージ系の所定の位置に前
    記基板保持装置の少なくとも一部を位置決めする第2の
    位置決め部材と、を有することを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の露光装置であって、 前記ステージ系と前記前処理装置とは別々に設置されて
    おり、 前記基板保持装置は、前記ステージ系と前記前処理装置
    との間で生じた相対変位を吸収する搬送機構を有してい
    ることを特徴とする露光装置。
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