JP2009295670A - 薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄膜トランジスタの構成部材の位置ずれを抑制し、さらに寄生容量の低減を図った薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置の提供。
【解決手段】絶縁基板上に、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置に係り、特に、塗布技術あるいは印刷技術を用いて形成した薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置に関する。
情報化の進展に伴い、紙に代わる薄くて軽い電子ペーパーディスプレイや、商品1つ1つを瞬時に識別することが可能なICタグ等の開発が注目されている。現行では、これらのデバイスにアモルファスシリコン(a−Si)や多結晶シリコン(p−Si)を半導体に用いた薄膜トランジスタをスイッチング素子として使用している。しかし、これらのシリコン系半導体を用いた薄膜トランジスタを作製するには、高価なプラズマ化学気相成長(CVD)装置やスパッタリング装置等が必要なために製造コストがかかるうえに、真空プロセス、フォトリソグラフィー、加工等の各プロセスを経るため、スループットが低いという不都合がある。
このため、塗布法・印刷法で形成でき、これにより、安価に製品を提供することが可能な、有機物や金属酸化物を半導体層に用いた有機薄膜トランジスタや酸化物薄膜トランジスタが注目されている。
このような薄膜トランジスタや、それを複数個接続して組込まれた回路の動作速度を高めるには、薄膜トランジスタの電界効果移動度を向上させるだけではなく、ソース・ドレイン電極とゲート電極との重畳部に生じる寄生容量を減少させる必要がある。
このため、フォトリソグラフィー法を用い、基板上に形成された凸部にソース・ドレイン電極を形成し、その凸部間の凹部領域にチャネルとゲートを形成することにより、ソース・ドレイン電極とゲート電極を自己整合的に形成し、ソース・ドレイン電極とゲート電極との重畳部に生じる寄生容量を低減させた薄膜トランジスタの形成技術が知られている(下記特許文献1参照)。
また、エンボス加工を利用することにより、ソース・ドレイン電極とゲート電極とを印刷法を用いて自己整合的に形成し、ソース・ドレイン電極とゲート電極との重畳部に生じる寄生容量を低減させた薄膜トランジスタの形成技術が知られている(下記特許文献2参照)。
特開2004−241397号公報 特表2006−510210号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術は、プラスチック基板を用いた場合に、各部材を形成する際の熱履歴で基板が不可逆的に膨張・伸縮を繰り返すため、各部材間に合せずれが発生するという問題がある。また、プラスチック基板に比べて熱膨張係数の小さなガラスを基板に用いた場合であっても、半導体層、ゲート絶縁膜およびゲート電極を印刷で形成する際には、装置起因により、各部材間に数μmから数十μmの合せずれが発生してしまう。この場合の合せずれは、例えば、インクジェット法を用いた場合には、ヘッド部から噴出された材料が基板に付着するまでの飛翔中に発生することが知られており、転写印刷法を用いた場合には、転写ロールから基板に材料のパターンが転写される際に発生することが知られている。
また、基板上の凸部にソース・ドレイン電極が形成される構成では、該ソース・ドレイン電極の形成後に、ゲート絶縁膜、半導体層、ゲート電極の各部材を順次印刷で積層した場合には、ソース・ドレイン電極とゲート電極とが接触し、トランジスタとして機能しないという不都合もある。
また、上記特許文献2に開示された技術は、半導体層とゲート絶縁膜の位置の合せずれの問題については解決するに至っていない。また、印刷した膜を積層していくにつれて、エンボス部の幅が小さくなってしまうため、結果的にソース・ドレイン電極とゲート電極との重畳部ができ、その部分で寄生容量が発生する可能性を有する。
本発明の目的は、薄膜トランジスタの構成部材の位置ずれを抑制し、さらに寄生容量の低減を図った薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置を提供することにある。
なお、上記した課題以外のその他の課題は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)本発明の薄膜トランジスタは、たとえば、絶縁基板上に、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする。
(2)本発明の薄膜トランジスタは、たとえば、(1)の構成を前提に、前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする。
(3)本発明の薄膜トランジスタは、たとえば、(1)、(2)のいずれかの構成を前提とし、半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする。
(4)本発明の薄膜トランジスタは、たとえば、(1)、(2)のいずれかの構成を前提とし、前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする。
(5)本発明の薄膜トランジスタは、たとえば、(1)、(2)のいずれかの構成を前提とし、前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする。
(6)本発明の薄膜トランジスタ基板は、たとえば、絶縁基板上に、マトリックス状に配置された複数の薄膜トランジスタを備え、
前記薄膜トランジスタは、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする。
(7)本発明の薄膜トランジスタ基板は、たとえば、(6)の構成を前提とし、前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする。
(8)本発明の薄膜トランジスタ基板は、たとえば、(6)、(7)にいずれかの構成を前提とし、半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする。
(9)本発明の薄膜トランジスタ基板は、たとえば、(6)、(7)にいずれかの構成を前提とし、前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする。
(10)本発明の薄膜トランジスタ基板は、たとえば、(6)、(7)にいずれかの構成を前提とし、前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする。
(11)本発明の表示装置は、たとえば、絶縁基板上に、マトリックス状に配置された複数の薄膜トランジスタを備え、
前記薄膜トランジスタは、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする。
(12)本発明の表示装置は、たとえば、(11)の構成を前提とし、前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする。
(13)本発明の表示装置は、たとえば、(11)、(12)のいずれかの構成を前提とし、半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする。
(14)本発明の表示装置は、たとえば、(11)、(12)のいずれかの構成を前提とし、前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする。
(15)本発明の表示装置は、たとえば、(11)、(12)のいずれかの構成を前提とし、前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする。
(16)本発明のICタグ装置は、(6)、(9)のいずれかの構成からなる薄膜トランジスタ基板が組み込まれていることを特徴とする。
(17)本発明のセンサ装置は、(1)、(2)のいずれかの構成からなる薄膜トランジスタが組み込まれていることを特徴とする。
なお、上記した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、上記した構成以外の本発明の構成の例は、本願明細書全体の記載または図面から明らかにされる。
このように構成した薄膜トランジスタおよびそれを用いた装置は、薄膜トランジスタの構成部材の位置ずれを抑制し、さらに寄生容量の低減を図ることができる。本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明をする。
〈実施例1〉
図1は、本発明の薄膜トランジスタの実施例1の構成を示す断面図である。
図1において、透明基板101があり、この透明基板101の表面に、ソース電極102、ドレイン電極103が互いに離間されて配置されている。また、前記ソース電極102の上面には該ソース電極102とほぼ同パターンからなるバンク絶縁膜105が重ねられて配置されている。同様に、前記ドレイン電極103の上面にも該ドレイン電極103とほぼ同パターンからなるバンク絶縁膜105'が重ねられて配置されている。
前記バンク絶縁膜105と前記バンク絶縁膜105'の間の前記透明基板101の表面には半導体層106が形成されている。この半導体層106は、たとえば、前記バンク絶縁膜105の下層のソース電極102、および前記バンク絶縁膜105'の下層のドレイン電極103よりも若干膜厚が厚く形成され、これらソース電極102、ドレイン電極103と電気的に接続されるようになっている。
また、前記バンク絶縁膜105と前記バンク絶縁膜105'の間であって、前記半導体層106の上面にはゲート絶縁膜107が形成され、さらに該ゲート絶縁膜107の上面にはゲート電極108が形成されている。この場合、ゲート電極108は、その表面が前記バンク絶縁膜105、105'の表面よりも低く形成され、前記バンク絶縁膜105、105'を乗り上げることなく形成されている。これにより、平面的に観た場合、前記ゲート電極108は、ソース電極102あるいはドレイン電極103と重なりがなく形成でき、これらの間の寄生容量の発生を回避できる構成となっている。
図2(a)ないし(e)は、図1に示した薄膜トランジスタの製造方法を示した工程図である。図2において、左側には断面図を、右側には平面図を描画している。前記断面図は、平面図に示した(A)−(A)線の個所における断面を示している。以下、工程順に説明する。
まず、図2(a)に示すように、透明基板101を用意する。この透明基板101としては、たとえば厚さ100μmのポリカーボネート基板を使用した。透明基板101は、ポリカーボネート以外にも、透明な絶縁性の材料であれば広い範囲から選択することが可能である。具体的には、石英、サファイア等の無機基板、アクリル、エポキシ、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリノルボルネン、ポリフェニレンオキシド、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリケトン、ポリフェニレンスルフィド等の有機プラスチック基板を用いることができる。また、これらの基板の表面に、酸化シリコン、窒化シリコン等の膜を設けたものを用いてもよい。
そして、前記透明基板101の上面に、たとえば反転印刷法を用い、Auのナノインクで厚さ300nmのソース電極102・ドレイン電極103を描画し、150℃で焼成した。ソース電極102・ドレイン電極103の材料は、導電体であれば特に限定されるものではなく、例えばAg、Cu、Pt、Pb等のナノインクやポリアニリンやポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォネートのような有機導電体等で描画してもよい。ソース電極102・ドレイン電極103描画に用いる手法は、反転印刷法の他に、スクリーン印刷法、インクジェット法、ホットスタンピング法、マイクロプリンティング法等がある。また、Al、Cu、Ti、Cr、Au、Ag、Ni、Pd、Pt、Taのような金属を用い、プラズマCVD法、熱蒸着法、スパッタ法、電解重合法、無電解メッキ法、電気メッキ法、等の公知の方法によって形成することもできる。上記ソース電極102・ドレイン電極103は単層構造としてだけでなく、複数層を重ね合わせた構造でも使用できる。また、上記ソース電極102・ドレイン電極103は、フォトリソグラフィー法、シャドーマスク法、レーザーアブレーション法等を用いて、所望の形状に加工できる。
次に、前記透明基板101を0.1mMのオクタデカンチオール溶液に1分間浸後、クロロホルムでリンスして、ソース電極102、及びドレイン電極103上に単分子層(図示せず)を形成した。ソース電極102、ドレイン電極103は硫黄原子と共有結合するものであれば、銀、銅、白金、パラジウム、スズ等の金属、或いはこれらの金属を含む合金または混合物を用いても良い。前記単分子層には、オクタデカンチオール以外のデカンチオール、オクタンチオール、ペンタンチオール等のアルカンチオールや、ニトロチオール、フルオロチオール、アミノチオール、分子長の短いチオフェノール、ニトロチオフェノール、フルオロチオフェノール、アミノチオフェノール等、チオール基(-SH)を有するものであれば、全て用いることができる。ここで、前記単分子層の役割は、ソース電極102から後述の半導体層へのキャリアの注入効率を高めることにより、薄膜トランジスタの電界効果移動度を向上させることである。前記単分子層を形成しない場合にも、薄膜トランジスタは動作することから、この単分子層を形成しない場合もある。
次に、図2(b)に示すように、ポジ型の感光性を有するポリイミド膜を1.5μmの厚さにスピンコートした後に、ソース電極102、及びドレイン電極103をフォトマスクとして利用し、基板の裏面から露光し、さらに現像することにより、ソース電極102、及びドレイン電極103上に、それらと平面パターンの形状が概略一致したバンク絶縁膜105を形成する。その後、バンク絶縁膜105の表面をフッ素プラズマに曝すことにより、バンク絶縁膜105の表面を撥液性に変質させる。バンク絶縁膜105の材質はポリイミドに限らず、広い範囲の感光性絶縁膜を使用することができる。また、あらかじめ、バンク絶縁膜105の材料にフッ素を添加しておくことにより、前記フッ素プラズマ処理を省略することができる。さらに、バンク絶縁膜105にポリビニルフェノールや酸化シリコンを用いる場合には、バンク絶縁膜105上をオクタデシルトリクロロシランの単分子膜で修飾することにより、バンク絶縁膜105の表面を撥液性に変質させることもできる。単分子膜には、ヘプタフロロイソプロポキシプロピルメチルジクロロシラン、トルフロロプロピルメチルジクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ―アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ヘプタデカフロロ−1,1,2,2−テトラハイドロデシル−1−トリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、デシルトリクロロシラン、デシルトリエトキシシラン、フェニルトリクロロシランのようなシラン系化合物や、1−ホスホノオクタン、1−ホスホノヘキサン、1−ホスホノヘキサデカン、1−ホスホノ−3,7,11,15−テトラメチルヘキサデカン、1−ホスホノ―2−エチルヘキサン、1−ホスホノ−2,4,4−トリメチルペンタン、1−ホスホノ−3,5,5−トリメチルヘキサンのようなホスホン酸系化合物等を用いてもよい。上記修飾はバンク絶縁膜105の表面を前記化合物の溶液や蒸気に接触させることにより前記化合物をゲート絶縁膜表面に吸着させることにより達成される。また、バンク絶縁膜105はオーバー露光することにより、基板101に対して逆テーパ状に形成したり(図3参照)、オーバー現像することにより、バンク絶縁膜105の平面パターンをソース電極102、及びドレイン電極103の平面パターンよりも細らしたり(図4参照)することもできる。
次に、図2(c)に示すように、一対のバンク絶縁膜105の間隙に、塗布法を用いて半導体層106を形成する。すなわち、ペンタセン誘導体溶液をインクジェットで塗布し、100℃で焼成して厚さ350nmの半導体層106を形成した。半導体層106はペンタセン誘導体以外にも、銅フタロシアニン、ルテチウムビスフタロシアニン、アルミニウム塩化フタロシアンニンのようなフタロシアニン系化合物、テトラセン、クリセン、ペンタセン、ピレン、ペリレン、コロネンのような縮合多環芳香族系化合物、ポリアニリン、ポリチエニレンビニレン、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)、ポリ(3−ブチルチオフェン)、ポリ(3−デシルチオフェン)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−コ−ベンゾチアジアゾール)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−コ−ジチオフェン)のような共役系ポリマー等の有機半導体材料や、溶液化が可能な酸化物半導体材料を用いることができる。また、塗布法はインクジェット法の他に、スプレー法やスピンコート法を用いることができる。
次に、図2(d)に示すように、前記半導体層106を覆うように、ポリビニルフェノール溶液をインクジェットで塗布し、100℃で焼成して厚さ500nmのゲート絶縁膜107を形成した。ゲート絶縁膜107は、ポリビニルフェノール以外にも、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリアミド、パリレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ(パーフロロエチレン−コ−ブテニルビニルエーテル)、ポリイソブチレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリ(プロピレン−コ−(1−ブテン))、ベンゾシクロブテン樹脂等の有機膜や酸化シリコン、窒化シリコン等の無機膜、さらにはそれらの積層膜等を用いることができる。また、塗布法はインクジェット法の他に、スプレー法やスピンコート法を用いることができる。
次に、図2(e)に示すように、ゲート絶縁膜107の上に、Agのナノインクで厚さ300nmのゲート電極108をインクジェット法で描画し、150℃で焼成する。ゲート電極108の材料は、導電体であれば特に限定されるものではなく、例えばAu、Cu、Pt、Pb等のナノインクやポリアニリンやポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォネートのような有機導電体等で描画してもよい。ゲート電極108の描画に用いる手法は、また、塗布法はインクジェット法の他に、スプレー法やスピンコート法を用いることができる。
最後に、図示していないが、基板の全面を覆うようにポリイミドを300nmの厚さにスピンコートし、120℃で焼成して保護膜を形成する。保護膜は酸化シリコンに限らず、酸化シリコン、窒化シリコン等の無機膜、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリアミド、パリレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ(パーフロロエチレン−コ−ブテニルビニルエーテル)、ポリイソブチレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリ(プロピレン−コ−(1−ブテン))、ベンゾシクロブテン樹脂等の有機膜またはそれらの積層膜を用い、プラズマCVD法、熱蒸着法、スパッタ法、陽極酸化法、スプレー法、スピンコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ドクターロール法、スクリーン印刷法、インクジェット法等によって形成することができる。
図3は、図1に示した薄膜トランジスタの変形例を示す図で、図1の場合と比較して異なる構成は、バンク絶縁膜105とバンク絶縁膜105'にある。すなわち、図3に示すように、透明基板101の裏面からの露光において、バンク絶縁膜105、105'をオーバー露光することにより、前記バンク絶縁膜105、105'は、基板101に対して逆テーパ状に形成されている。このため、ソース電極102およびドレイン電極103の表面の周辺は、それぞれ、バンク絶縁膜105、バンク絶縁膜105'から露出されるようになる。これにより、半導体層106は、ソース電極102、及びドレイン電極103の側面だけではなく、半導体層106の一部はソース電極102、及びドレイン電極103の上面とも接するように構成される。したがって、ソース電極102、及びドレイン電極103から半導体層106へのキャリアの注入効率を増大させる効果を奏する。また、この場合においても、ゲート電極108は、ソース電極102及びドレイン電極103と自己整合的に形成されるので、ソース電極102及びドレイン電極103とゲート電極108との重畳部に生じる寄生容量を大幅に減少させることができる。
図4も、図1に示した薄膜トランジスタの変形例を示す図で、図1の場合と比較して異なる構成は、バンク絶縁膜105とバンク絶縁膜105'にある。図4に示すように、バンク絶縁膜105、105'をオーバー現像することによって、バンク絶縁膜105、105'の平面パターンをソース電極102、及びドレイン電極103の平面パターンよりも内側に小さくするようにしている。このようにした場合でも、半導体層106は、ソース電極102、及びドレイン電極103の側面だけではなく、ソース電極102、及びドレイン電極103の上面とも接する部分を有し、ソース電極102、及びドレイン電極103から半導体層106へのキャリアの注入効率を増大させる効果を奏する。この場合、ゲート電極109と、ソース電極102、及びドレイン電極103とに重畳部を有するが、バンク絶縁膜105、105'のオーバー現像量の最適化により、前記重畳部の幅を0.5μmから5μmの間に制御でき、寄生容量の発生を最小限に抑えることができる。
〈実施例2〉
図5は、本発明の薄膜トランジスタの実施例1の構成を示す断面図であり、図1と対応する図となっている。
図5において、図1の場合と異なる構成は、まず、絶縁基板201にある。この絶縁基板201は、厚さ約100μmのたとえばステンレス基板から構成されている。この絶縁基板201としては、ステンレス以外にも、ニッケル、アルミニウム、銅、紙など広い範囲から選択することが可能である。そして、前記絶縁基板201の両面には、該絶縁基板201の薬液耐性を向上させる機能を有する絶縁性のバリア膜201が形成されている。その他の構成は、図1に示したと同様である。
図6(a)ないし(f)は、図5に示した薄膜トランジスタの製造方法を示した工程図である。図6において、左側には断面図を、右側には平面図を描画している。前記断面図は、平面図に示した(A)−(A)線の個所における断面を示している。以下、工程順に説明する。
工程1.(図6(a))
まず、たとえばステンレスからなる絶縁基板201を用意する。そして、前記絶縁基板201の両面に、低温硬化のための触媒を添加した、厚さ1μmのポリシラザン膜を形成し、150℃で焼成して酸化シリコン膜に変成させることにより、絶縁性のバリア膜202を形成する。バリア膜202は、基板の薬液耐性を向上させる役割を果たす。
次に、前記絶縁基板201の一方の面側の前記バリア膜202上に、たとえばAgのナノインクをスピンコート後、150℃で焼成することにより、厚さ300nmの導電性薄膜203を形成する。さらに、前記導電性薄膜203上に、厚さ1.5μmのたとえばポリイミド膜205を積層する。
工程2.(図6(b))
前記ポリイミド膜205上にレジスト膜を形成し、露光・現像を経ることにより、前記レジスト膜をパターン化し、後述のソース電極102、ドレイン電極103の形成領域に重なるようにしてレジスト膜210を残存させる。
工程3.(図6(c))
前記レジスト膜210をマスクとし、酸素プラズマ中で酸溶液を用いることによって、前記ポリイミド膜205、導電性薄膜202の順に一括エッチングする。これにより、ソース電極102とこのソース電極102に積層され平面パターンが概略一致したバンク絶縁膜105、ドレイン電極103とこのドレイン電極103に積層され平面パターンが概略一致したバンク絶縁膜105'を形成する。
なお、図6(c)には図示していないが、酸素プラズマによる等方性エッチングによって、実施例1の場合と同様に、バンク絶縁膜105、105'の平面パターンを、それぞれ、ソース電極103、及びドレイン電極104の平面パターンよりも細らせることができる。
そして、前記レジスト210を除去した後、前記バンク絶縁膜105、105'のそれぞれの表面を、フッ素プラズマに曝すことによって、撥液性の材料に変質させる。
その後は、実施例1と同様に、バンク絶縁膜105、105'の間の絶縁基板201上に半導体層106を形成し(図6(d))、該半導体層106の上面にゲート絶縁膜107を形成し(図6(e))、該ゲート絶縁膜107の上面にゲート電極108を形成する(図6(f))ことにより薄膜トランジスタを完成させる。そして、図示していないが、前記絶縁基板201上に前記薄膜トランジスタを被うようにして保護膜を形成する。
〈実施例3〉
図7(a)ないし(f)は、実施例1および実施例2に示した薄膜トランジスタを表示装置の画素内に形成される薄膜トランジスタに適用させた場合の、該表示装置の製造方法の一実施例を示す工程図である。
ここで、表示装置は、絶縁基板面において、そのx方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線と、y方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線を有する。隣接する一対のゲート信号線と隣接する一対のドレイン信号線で囲まれる領域を画素領域とし、この画素領域には、ゲート信号線からの信号(走査信号)によってオンされる薄膜トランジスタと、このオンされた薄膜トランジスタを通してドレイン信号線からの信号(映像信号)が供給される画素電極を少なくも備えて構成される。
以下、工程順に従って、このような構成からなる表示装置の製造方法を説明する。
工程1.(図7(a))
まず、絶縁基板301を用意する。この絶縁基板301としてはたとえば厚さ100μmのポリカーボネート基板を用いた。しかし、前記絶縁基板301は、絶縁性の材料であれば実施例1、実施例2に示した基板を用いることができる。
次に、前記絶縁基板301の表面に、反転印刷法を用い、Auのナノインクによって、たとえば厚さ300nmで、図7(a)に示すパターンを描画し、その後に前記ナノインクをたとえば150℃で焼成した。
これにより、図7(a)に示すように、マトリックス状に配置される複数の画素電極の外輪郭を囲んで形成される外枠302と、これら外枠302を間にして図中y方向に延在しx方向に並設されるドレイン信号線303とが形成される。前記外枠302は、次の工程で画素電極を形成する場合において該電極材料の流動を阻止する土手の機能を有するようになっている。また、前記外枠302は、その図中左側のドレイン信号線303と近接する側において、前記ドレイン信号線303から離間する部分を有するパターンとして形成されている。ドレイン信号線303と前記外枠302との間に後述の薄膜トランジスタの形成領域を確保するためである。
なお、これら外枠302、ドレイン信号線303は、このような形成方法に限定されず、実施例1において説明したように、ソース電極102の形成と同様の手法を採用できる。
工程2.(図7(b))
前記外枠302の内部に、インクジェットでAgナノインクを塗布し、150℃で焼成する。これにより、前記外枠302の内部に厚さ300nmの画素電極306が形成される。この場合、画素電極306の材料は、Agに限定されるものではなく、例えばCu、Au、Ag、Pd、Ptのような金属インク、ITO、IZOのような透明導電材料インク、あるいはポリアニリンやポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォネートのような有機導電体等を用い、インクジェット以外の方法によっても形成できる。また、画素電極306は単層構造に限らず、複数層を重ね合わせた構造であってもよい。
工程3.(図7(c))
前記絶縁基板301の表面に、前記外枠302、画素電極306、およびドレイン信号線303を被って、たとえばポジ型の感光性を有するポリイミド膜を1.5μmの厚さにスピンコートする。
前記外枠302、画素電極306、およびドレイン信号線303をフォトマスクとして利用し、前記絶縁基板301の裏面側から露光することによって前記ポリイミド膜を感光させ、現像する。これにより、前記外枠302、画素電極306、およびドレイン信号線303上に、それらと平面パターンの形状が概略一致したバンク絶縁膜305が形成される。
その後、実施例1に示したと同様の方法によって、バンク絶縁膜305表面の撥液性処理を実施した。また、バンク絶縁膜305は、ポリイミド膜のみならず、実施例1に示したと同様に広い範囲から選択することが可能である。
工程4.(図7(d))
たとえば塗布法を用いて、薄膜トランジスタの形成領域に半導体層307を形成する。これにより、前記半導体層307は、その周辺の一部の側壁面において前記ドレイン信号線303に電気的に接続され、他の部分の側壁面において前記外枠302と電気的に接続されるようになる。
なお、前記ドレイン信号線303において前記半導体層307との接続部は、たとえば実施例1にて示したドレイン電極103に相当し、前記外枠302において前記半導体層307との接続部は、たとえば実施例1にて示したソース電極102に相当する。
前記半導体層307の材料は実施例1に示した半導体層107の場合と同様である。
工程5.(図7(e))
たとえば塗布法を用いて、前記半導体層307を被い、かつ、前記バンク絶縁膜305が形成されていない領域にわたって、ゲート絶縁膜308を形成する。前記ゲート絶縁膜308の材料は実施例1に示したゲート絶縁膜108の場合と同様である。
ここで、前記ゲート絶縁膜308は、前記ドレイン信号線303よりも大きな膜厚で形成することが好ましい。前記ゲート絶縁膜308は、前記ドレイン信号線303と後述するゲート信号線309の層間絶縁膜の機能を有するようになり、交差部における前記ドレイン信号線303とゲート信号線309のショートを防止するためである。
工程6.(図7(f))
たとえば塗布法を用いて、マトリックス状に配置された前記画素電極306を間にして図中x方向に延在しy方向に並設されるゲート信号線309を形成する。この場合、前記ゲート信号線309は、図中上側に配置される各画素の前記半導体層307に重畳して配置されるゲート電極が一体化されたパターンをなして形成される。前記ゲート信号線309の材料は実施例1に示したゲート電極109の場合と同様である。
この後、前記絶縁基板301の全域に、たとえば厚さ1μmのポリイミド膜をスクリーン印刷法で成膜し、保護膜(図示しない)を形成する。この場合、前記絶縁基板301の周辺に配置されているドライバ(表示駆動回路)と前記ドレイン信号線303、ゲート信号線309の接続に要するスルーホールを前記保護膜において必要とする場合は、そのスクリーン印刷時に形成することができる。
以上の工程により、印刷技術を用いた際にも、各部材の位置ずれを防止でき、さらに、寄生容量を低減した薄膜トランジスタを備えることができる。
〈実施例4〉
図8(a)ないし(c)は、実施例1および実施例2に示した薄膜トランジスタを表示装置の周辺回路に形成される薄膜トランジスタに適用させた場合の、該表示装置の製造方法の一実施例を示す工程図である。
ここで、表示装置の周辺回路は、たとえば前記ゲート信号線(図7参照)に走査信号を供給する走査信号駆動回路あるいは前記ドレイン信号線(図7参照)に映像信号を供給する映像信号駆動回路等からなり、これら回路はたとえばシフトレジスタ等が組み込まれて構成されている。
図8は、図中y方向に延在しx方向に並設される一対の信号配線との間に、直列接続された2個の薄膜トランジスタが2段に形成された回路を例に示している。以下、工程順に従って、このような回路の製造方法の一実施例を説明する。
工程1.(図8(a))
まず、絶縁基板401として、厚さ100μmのポリカーボネート基板を用意する。絶縁基板401は、絶縁性の材料であれば実施例1と同様に広い範囲から選択することが可能である。
次に、前記絶縁基板401の表面に、反転印刷法を用い、Auのナノインクによって、たとえば厚さ300nmで、図8(a)に示すパターンを描画し、その後に前記ナノインクをたとえば150℃で焼成した。
これにより、図8(a)に示すように、図中y方向に延在しx方向に並設される第1信号配線402、第2信号配線403、一段目の直列接続される2個の薄膜トランジスタであって、その一端側の電極404aと他端側の電極404b、前記2個の薄膜トランジスタの接続点における電極404c、二段目の直列接続される2個の薄膜トランジスタであって、その一端側の電極405aと他端側の電極405b、前記2個の薄膜トランジスタの接続点における電極405cが形成される。
なお、これら第1信号配線402、第2信号配線403等は、このような形成方法に限定されず、実施例1において説明したように、ソース電極102の形成と同様の手法を採用できる。
工程2.(図8(b))
次に、ポジ型の感光性を有するポリイミド膜を1.5μmの厚さにスピンコートした後に、前記第1信号配線402、第2信号配線403等をフォトマスクとして利用し、絶縁基板401の裏面から露光し、さらに現像することにより、前記第1信号配線402、第2信号配線403等に、それらと平面パターンの形状が概略一致したバンク絶縁膜406を形成する。その後、実施例1と同様の方法を用いて、バンク絶縁膜406の表面の撥液性処理を行う。なお、前記バンク絶縁膜406は、ポリイミド膜のみならず、実施例1と同様に広い範囲から選択することが可能である。
次に、塗布法を用いて、前記電極404aと電極404cの間、電極404bと電極404cの間、電極405aと電極405cの間、電極405bと電極405cの間に、それぞれ、半導体層406を形成する。
そして、図8(b)では、図示していないが、塗布法を用いて、少なくとも前記半導体層6を被うようにしてゲート絶縁膜、さらに、前記半導体層6と重畳するようにしてゲート電極を形成する。この場合、前記ゲート絶縁膜、ゲート電極は、いずれも、前記バンク絶縁膜406の表面を被うことなく、該バンク絶縁膜406が形成されていない領域に形成される。
前記半導体層407、ゲート電極の材料及び形成方法は実施例1に示したと同様であるが、ゲート絶縁膜は、ポリビニルフェノールを500nmの厚さでスピンコートし、150℃で焼成することによって、バンク絶縁膜407を除く全平面上に形成した。ゲート絶縁膜も実施例1にシメしたと同様に様々な材料と塗布法を使用することができる。
工程3.(図8(c))
次に、このように形成された絶縁基板401の表面の全域に、膜厚約3μmのポリイミド膜をスクリーン印刷法で成膜することによって層間絶縁膜(図示せず)を形成する。ここで、前記層間絶縁膜には後述する個所にスルーホールが形成され、これらスルーホールは前記スクリーン印刷時に同時に形成するようにする。前記層間絶縁膜は、ポリイミド以外にも、ポリビニルフェノール、ポリビニルアルコール、ポリアミド、パリレン、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリ(パーフロロエチレン−コ−ブテニルビニルエーテル)、ポリイソブチレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、ポリ(プロピレン−コ−(1−ブテン))、ベンゾシクロブテン樹脂等の有機膜や酸化シリコン、窒化シリコン等の無機膜、さらにはそれらの積層膜等を用いることができる。また、塗布法はスクリーン印刷法の他に、スプレー法やインクジェット法を用いることができる。
そして、前記層間絶縁膜上に、Agのナノインクをたとえば厚さ300nmで、図8(c)に示すパターンを描画し、その後に前記ナノインクをたとえば150℃で焼成した。
これにより、図8(c)に示すように、複数の薄膜トランジスタのゲート電極を前記層間絶縁膜に形成されたスルーホールを通して共通に接続させる第3信号配線409、一段目の各薄膜トランジスタの接続点における電極(たとえば404c)と二段目の各薄膜トランジスタのうち一方の薄膜トランジスタのゲート電極を前記層間絶縁膜に形成されたスルーホールを通して共通に接続させる配線410等が形成される。
ここで、前記第3信号配線409、および配線410の材料は、導電体であれば特に限定されるものではなく、例えばAu、Cu、Pt、Pb等のナノインクやポリアニリンやポリ3,4-エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォネートのような有機導電体等で描画してもよい。前記第3信号配線409および配線410の描画に用いる手法は、インクジェット法の他に、スクリーン印刷法、反転印刷法、ホットスタンピング法、マイクロプリンティング法等がある。また、Al、Cu、Ti、Cr、Au、Ag、Ni、Pd、Pt、Taのような金属を用い、プラズマCVD法、熱蒸着法、スパッタ法、電解重合法、無電解メッキ法、電気メッキ法、等の公知の方法によって形成することもできる。上記各薄膜トランジスタの電極は単層構造としてだけでなく、複数層を重ね合わせた構造でも使用できる。また、上記各薄膜トランジスタの電極は、フォトリソグラフィー法、シャドーマスク法、レーザーアブレーション法等を用いて、所望の形状に加工される。前記各薄膜トランジスタの配線の描画には、バンク絶縁膜を使用しないので合せずれのマージンを考慮して、他の配線よりも幅太になるが、前記層間絶縁膜が3μmと厚いので、前記第3信号配線409および配線410と他の電極及び配線との間に生じる寄生容量は小さく抑えることができた。
その後、厚さ1μmのポリイミド膜をスクリーン印刷法で成膜するこによって保護膜(図示せず)を形成した。各端子接続部のスルーホールは、スクリーン印刷時に形成することができる。
以上の工程により、印刷技術を用いた際にも、各部材の位置ずれを防止し、さらに、寄生容量を低減した回路を作成することができる。この回路は、たとえばIDタグ装置等にも使用される。
また、実施例1に示した薄膜トランジスタは、たとえばセンサ装置における薄膜トランジスタにも適用させることができる。
なお、本実施例では、透明な基板を使用した例を示したが、実施例2と同様のプロセスを用いることで、不透明な基板を使用することもできる。
本発明の薄膜トランジスタの実施例1を示す断面構成図である。 本発明の薄膜トランジスタの製造方法の実施例1を示す工程図である。 図1に示した薄膜トランジスタの一変形例を示した断面構成図である。 図1に示した薄膜トランジスタの他の変形例を示した断面構成図である。 本発明の薄膜トランジスタの実施例2を示す断面構成図である。 本発明の薄膜トランジスタの製造方法の実施例2を示す工程図である。 本発明の薄膜トランジスタを表示装置に備えられる薄膜トランジスタ(画素内の)に適用させた場合の製造の工程を示す図である。 本発明の薄膜トランジスタを表示装置に備えられる薄膜トランジスタ(周辺回路内の)に適用させた場合の製造の工程を示す図である。
符号の説明
101、301、401…絶縁基板、102…ソース電極、103…ドレイン電極、105、105'、305…バンク絶縁膜、106、307…半導体層、107、308…ゲート絶縁膜、108…ゲート電極、201…絶縁基板、202……バリア膜、302……外枠、303……ドレイン信号線、306……画素電極、309……ゲート信号線、402……第1信号配線、403……第2信号配線、404a、404b、404c、405a、405b、405c……電極、407……半導体層、409……第3信号配線、410……配線。

Claims (17)

  1. 絶縁基板上に、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
    前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
    前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
    前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の薄膜トランジスタ。
  5. 前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の薄膜トランジスタ。
  6. 絶縁基板上に、マトリックス状に配置された複数の薄膜トランジスタを備え、
    前記薄膜トランジスタは、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
    前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
    前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする薄膜トランジスタ基板。
  7. 前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
    前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする請求項6に記載の薄膜トランジスタ基板。
  8. 半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする請求項6、7のいずれかに記載の薄膜トランジスタ基板。
  9. 前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする請求項6、7のいずれかに記載の薄膜トランジスタ基板。
  10. 前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする請求項6、7のいずれかに記載の薄膜トランジスタ基板。
  11. 絶縁基板上に、マトリックス状に配置された複数の薄膜トランジスタを備え、
    前記薄膜トランジスタは、ソース電極、ドレイン電極、前記ソース電極と前記ドレイン電極に電気的に接続される半導体層と、少なくとも前記半導体層上に形成されるゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に前記半導体層と重畳して配置されるゲート電極を備えるものであって、
    前記ソース電極上に重ねられて第1バンク絶縁膜、前記ドレイン電極上に重ねられて第2バンク絶縁膜が形成され、
    前記半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は、前記第1バンク絶縁膜と前記第2バンク絶縁膜の間の領域に埋設されていることを特徴とする表示装置。
  12. 前記第1バンク絶縁膜は、その側壁面が前記絶縁基板に対して逆テーパ状となっており、
    前記半導体層は、その側壁面が前記ソース電極およびドレイン電極の側壁面に当接するともに、前記ソース電極およびドレイン電極を乗り上げて形成されていることを特徴とする請求項11に記載の表示装置。
  13. 半導体層、ゲート絶縁膜、およびゲート電極は塗布により形成されていることを特徴とする請求項11、12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 前記バンク絶縁膜は撥液性を有することを特徴とする請求項11、12のいずれかに記載の表示装置。
  15. 前記絶縁基板に対して、前記ゲート電極の表面は前記バンク絶縁膜の表面よりも低く形成されていることを特徴とする請求項11、12のいずれかに記載の表示装置。
  16. 請求項6ないし9のいずれか記載の薄膜トランジスタ基板が組み込まれていることを特徴とするICタグ装置。
  17. 請求項1ないし5のいずれか記載の薄膜トランジスタが組み込まれていることを特徴とするセンサ装置。
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