JP2009295225A - ディレイパルス発生回路、および半導体記憶装置 - Google Patents

ディレイパルス発生回路、および半導体記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】入力信号を基にディレイパルスを発生させる場合に、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減できるディレイパルス発生回路を提供する。
【解決手段】入力信号Aから所定のパルス幅のディレイパルスを生成するため使用されるディレイ回路を、ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路41〜44と、ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路31〜34と、で構成する。そして、通常ディレイ回路41〜44におけるディレイ量と、逆温度特性ディレイ回路31〜34におけるディレイ量とを合わせて、温度依存性を低減させたディレイ量を得るようにし、このディレイ量を基にディレイパルスを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号からディレイパルスを発生させる場合に、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減できるディレイパルス発生回路、および該ディレイパルス発生回路を備える半導体記憶装置に関する。
図10は、一般的な半導体記憶装置の構成例を示す図であり、フラッシュメモリ(flash memory)の例を示したものである。また、メモリセルからデータを読み出す回路部分を示したものである。図10に示すフラッシュメモリにおいて、メモリセルアレイ13にはワード線とビット線の交点にメモリセルMCが配置されており、このメモリセルMCは、MOSトランジスタ内部に設けた電極に荷電粒子(電子またはホール)を蓄積させることにより情報を記憶するフラシュ型のメモリセルである。
このメモリセルアレイ13内のメモリセルMCの選択は、アドレスデコーダ12により行なわれる。アドレスデコーダ12では、アドレス信号ADRを基に、メモリセルアレイ13に対するロウアドレスXとカラムアドレスYを生成する。このロウアドレスXとカラムアドレスYによりメモリセルアレイ13内のワード線およびビット線が活性化されメモリセルMCが選択される。
このフラッシュメモリにおいて、ランダムリードアクセスを行なう場合は、アドレスデコーダ12よりメモリセルアレイ13に対するロウアドレスXとカラムアドレスYを生成するとともに、アドレス信号ADRの遷移をアドレス遷移検出回路11により検出する。アドレス遷移検出回路11においてアドレス信号ADRの遷移が検出されると、アドレス遷移検出回路11はアドレス遷移検出信号Aを生成してディレイ(Delay)パルス発生回路14に送る。ディレイパルス発生回路14では、アドレス遷移検出回路11から受け取ったアドレス遷移検出信号Aを基に、この信号に同期し、かつ所定の時間幅を持つディレイパルスBを発生する。データ読出回路15では、ディレイパルス発生回路14から送られるディレイパルスBを基にして、ビット線充電回路16によるビット線の充電や、センスアンプ17の活性化を行い、メモリセルMCに記憶されたデータを読み出す。
このように、フラッシュメモリのランダムリードアクセスにおいては、アドレス信号ADRの遷移を検知するアドレス遷移検出信号Aを基に基準となるディレイパルスを発生してメモリセルのデータを読み出している。そのため、基準となるディレイパルスのパルス幅の設定により、アクセス時間が制限されることになる。
図11は、従来技術のディレイパルス発生回路の構成例と動作を説明するための図である。図11(A)に示すディレイパルス発生回路は、PMOSトランジスタ(PchMOSトランジスタ)QpとNMOSトランジスタ(NchMOSトランジスタ)Qnとで構成されるインバータの出力ノードに積分回路(抵抗Rとキャパシタ素子C)を接続したディレイ回路51および52を、2段に接続して構成されている。入力信号Aは各ディレイ回路51および52によりディレイ(遅延)される。そして、NOT回路Inv1、Inv2と、NAND回路N1の論理動作により、図11(B)に示すように、入力信号Aから出力信号Bをディレイパルスとして生成する。この場合、入力信号Aから生成されるディレイパルス(出力信号B)のパルス幅は、図11(A)に示す初段のディレイ回路51によるディレイ時間Δt1と、後段のディレイ回路52によるディレイ時間Δt2とを総合したディレイ時間(Δt1+Δt2)に応じたパルス幅となる。
ところで、図11(A)に示す回路では、ディレイパルス発生回路の動作温度により、ディレイパルスのパルス幅が変化してしまうという問題がある。これは、RC積分回路の抵抗Rの温度変化(温度が上昇すると抵抗値が増加)や、トランジスタの閾値電圧の変化等により生じるものである。図11(C)は、ディレイパルスのパルス幅の温度変化を説明するための図である。図11(C)に示すように、ディレイパルス幅は、低温、室温、高温の順にパルス幅が増加する。例えば、−40℃〜200℃の範囲で、低温時のパルス幅(ΔTL)に対し高温時のパルス幅(ΔTH)が2〜3倍になることがある。
ランダムアクセスの高速化を行う場合は、メモリセルの電流特性と、基準となるディレイパルスのパルス幅により制限されるが、ディレイパルスのパルス幅が低温、高温時で大きく異なってしまう。このため、従来のディレイパルス発生回路でデータ読み出し可能なパルス幅設定を行った場合に、アクセス高速化が非常に困難となるという問題があった。すなわち、高速化を図るために高温におけるディレイパルス幅が短くなるように設定すると、低温でディレイパルス幅が足りなくなり、データの読み取りが行なえなくなるという問題があった。一方、低温でディレイパルス幅を設定すると高温でのデータ読み取り速度が遅くなるという問題があった。従来は、−40℃から105℃程度の温度範囲を考慮すれば足りたが、今後は、車載機器などに使用するために−40℃から200℃の動作温度範囲が要求されており、上記ディレイパルス幅の温度変化の問題が解決されることが望まれていた。
なお、このような従来技術として、特許文献1が知られている。
特開2004−326951号公報
上述したように、従来技術のディレイパルス発生回路では、ディレイパルスのパルス幅に温度依存性があり、低温でパルス幅が短く、高温でパルス幅が長くなる。このため、高温においてデータ読出し可能な最短パルス幅設定をした場合に、低温でデータ読み出しが出来なくなるという問題があった。従って、低温においてデータ読み出し可能な最短パルス幅の設定を行う必要がある。しかし、低温で読み出し可能なパルス幅を設定した場合は、高温でディレイパルス幅が長くなり、ランダムリードアクセスの高速化が困難になるという問題があった。
本発明はかかる実情に鑑みなされたものであり、本発明の第1の目的は、ディレイパルスのパスル幅の温度依存性を低減できるディレイパルス発生回路を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、本発明のディレイパルス発生回路を使用することにより、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減し、ランダムリードアクセスの高速化を図ることができる半導体記憶装置を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のディレイパルス発生回路は、入力信号を遅延させるディレイ回路を有し、前記ディレイ回路のディレイ量を基に前記入力信号から所定のパルス幅のディレイパルスを生成するディレイパルス発生回路であって、前記ディレイ回路は、ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路と、ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路と、で構成され、前記通常ディレイ回路におけるディレイ量と、前記逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量とを基に、パルス幅の温度による変化を低減させたディレイパルスを生成することを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、ディレイ回路を使用してディレイパルスを発生させる場合に、ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路と、ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路と組み合わせ、ディレイ量の温度依存を低減させる。
これにより、ディレイパルスのパスル幅の温度依存性を低減できるディレイパルス発生回路を提供することができる。また、本発明のディレイパルス発生回路を使用することにより、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減し、半導体記憶装置におけるランダムリードアクセスの高速化を図ることができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記通常ディレイ回路が、個々に所定のディレイ量を有する複数段の通常ディレイ回路で構成されるとともに、前記逆温度特性ディレイ回路が、個々に所定のディレイ量を有する複数段の逆温度特性ディレイ回路で構成されることを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、複数段の通常ディレイ回路と、複数段の逆温度特性ディレイ回路とでディレイ回路を構成する。
これにより、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減できると共に、ディレイ回路の段数を調整することにより所望のパルス幅のディレイパルスを生成することができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記逆温度特性ディレイ回路は、第1のPMOSトランジスタQ11のドレインと第1のNMOSトランジスタQ12のドレインとが共通ノードNrにより接続されると共に、前記第1のPMOSトランジスタQ11のゲートと前記第1のNMOSトランジスタQ12のゲートとが共通接続されてなるインバータと、前記第1のPMOSトランジスタQ11のソースにドレインが接続され、ソースが高レベルの電源VDDに接続される第2のPMOSトランジスタQ13と、前記第1のNMOSトランジスタQ12のソースにドレインが接続され、ソースが低レベルの電源VSSに接続される第2のNMOSトランジスタQ14と、前記共通ノードNrに接続されるキャパシタ素子と、を備え、前記第2のPMOSトランジスタQ13のゲートには、該PMOSトランジスタQ13に流れる電流を制御するための第1のバイアス信号PBIASであって、温度の上昇に応じて電位が減少するバイアス信号PBIASが印加され、前記第2のNMOSトランジスタQ14のゲートには、該NMOSトランジスタQ14に流れる電流を制御するためのバイアス信号NBIASであって、温度の上昇に応じて電位が増加するバイアス信号NBIASが印加され、前記インバータに入力された信号をディレイさせた信号を前記共通ノードNrから出力するように構成されたことを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、逆温度特性ディレイ回路を、クロックトインバータ形式のインバータの出力側にキャパシタ素子を接続して構成する。この場合に、電源VDDにソースが接続されるPMOSトランジスタQ13のゲートに、温度の上昇に応じて電位が減少するバイアス信号PBIASを印加し、ソースが電源VSSに接続される第2のNMOSトランジスタQ14のゲートに、温度の上昇に応じて電位が増加するバイアス信号NBIASを印加する。
これにより、ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路を容易に実現することができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記逆温度特性ディレイ回路において、前記第2のPMOSトランジスタQ13および第2のNMOSトランジスタQ14のW/L比の設定、または前記キャパシタ素子の容量の設定により、前記ディレイ量を調整することを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、逆温度特性ディレイ回路において、第2のPMOSトランジスタQ13および第2のNMOSトランジスタQ14のW/L比の設定、またはキャパシタ素子の容量の設定により、ディレイ量を調整する。
これにより、逆温度特性ディレイ回路のディレイ量を容易に設定することができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記通常ディレイ回路は、第3のPMOSトランジスタQ21のドレインと第3のNMOSトランジスタQ22のドレインとが共通ノードNoにより接続されると共に、前記第3のPMOSトランジスタQ21のゲートと前記第3のNMOSトランジスタQ22のゲートとが共通接続されてなるインバータと、前記第3のPMOSトランジスタQ21のソースにドレインが接続され、ソースが高レベルの電源VDDに接続される第4のPMOSトランジスタQ23と、前記第3のNMOSトランジスタQ22のソースにドレインが接続され、ソースが低レベルの電源VSSに接続される第4のNMOSトランジスタQ24と、前記共通ノードNoに接続されるキャパシタ素子と、を備え、前記第4のPMOSトランジスタQ23のゲートには、前記電源VSSの電圧が印加され、前記第4のNMOSトランジスタQ24のゲートには、前記電源VDDの電圧が印加され、前記インバータに入力された信号をディレイさせた信号を前記共通ノードNoから出力するように構成されたことを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、通常ディレイ回路を、クロックトインバータ形式のインバータの出力側にキャパシタ素子を接続して構成する。この場合に、電源VDDにソースが接続されるPMOSトランジスタQ23のゲートに電源VSSの電圧を印加し、ソースが電源VSSに接続されるNMOSトランジスタQ24のゲートに電源VDDの電圧を印加する。すなわち、PMOSトランジスタQ23とNMOSトランジスタQ24を常時オンにする。
これにより、ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路を容易に実現することができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記ディレイパルス発生回路は、前記第1のバイアス信号PBIASおよび前記第2のバイアス信号NBIASを生成するためのバイアス発生回路を備え、前記バイアス発生回路は、ソースが電源VDDに接続されて負荷として作用する第5のPMOSトランジスタQ1および第6のPMOSトランジスタQ2と、ソースが電源VSSに接続されてスイッチとして作用する第5のNMOSトランジスタQ7および第6のNMOSトランジスタQ8と、を有し、前記第5のPMOSトランジスタQ1のドレインにソースが接続される第7のPMOSトランジスタQ3と、前記第7のPMOSトランジスタQ3のゲートに接続されて第1の共通ノードNpを形成するゲートおよびドレインと、前記第6のPMOSトランジスタQ2のドレンイに接続されたソースとを有する第8のPMOSトランジスタQ4と、前記第7のPMOSトランジスタQ3のドレインに接続されて第2の共通ノードNnを形成するゲートおよびドレインと、前記第5のNMOSトランジスタQ7のドレインに接続されたソースとを有する第7のNMOSトランジスタQ5と、前記第8のPMOSトランジスタQ4のドレインに接続されたドレインと、前記第7のNMOSトランジスタQ5のゲートに接続されたゲートとを有する第8のNMOSトランジスタQ6と、前記第8のNMOSトランジスタQ6のソースと前記第6のNMOSトランジスタQ8のドレインとの間に接続されたポリ抵抗Rpと、を備え、前記第1の共通ノードNpから前記バイアス信号PBIAS出力され、前記第2の共通ノードNnから前記バイアス信号NBIAS出力されること、を特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、バイアス発生回路を有し、このバイアス発生回路はウィルソンカレントミラー(Wilson current mirror)回路を基本に構成されており、第7のPMOSトランジスタQ3と第8のPMOSトランジスタQ4とで構成されるカレントミラー回路と、第7のNMOSトランジスタQ5と第8のNMOSトランジスタQ6とで構成されるカレントミラー回路と、がカスケードに接続されたカレントミラー回路を備えている。また、第8のNMOSトランジスタQ6のソース側と電源VSS側との間にポリ抵抗Rpが挿入される。そして、第8のPMOSトランジスタQ4のドレイン側(共通ノードNp)からバイアス信号PBIASを出力し、第7のNMOSトランジスタQ5のドレイン側(共通ノードNn)からバイアス信号NBIASを出力する。
これにより、ウィルソンカレントミラーを使用して、容易にバイアス信号PBIASおよびNBIASを生成することができる。
また、本発明のディレイパルス発生回路は、前記バイアス発生回路において、前記ポリ抵抗Rpの抵抗値により前記バイアス信号PBIASおよびNBIASの信号レベルを設定することを特徴とする。
上記構成からなる本発明のディレイパルス発生回路では、バイアス発生回路から出力されるバイアス信号PBIASおよびNBIASの信号レベルを、ポリ抵抗Rpの抵抗値により設定できるようにしたので、これにより、ポリ抵抗Rpの抵抗値により、ディレイパルス発生回路におけるディレイ量の設定が行なえる。
また、本発明の半導体記憶装置は、ワード線とビット線の交点にメモリセルが配置されるメモリセルアレイと、アドレス信号を基に前記メモリセルアレイからメモリセルを選択するアドレスデコーダと、前記アドレス信号の遷移を検出しアドレス遷移検出信号を生成するアドレス遷移検出回路と、前記アドレス遷移検出回路により生成されたアドレス遷移検出信号を基に、所定のパルス幅を持つディレイパルスを生成するディレイパルス発生回路と、前記ディレイパルスを基にして、メモリセルに記憶された情報を読み出すデータ読出回路とを備える半導体記憶装置において、前記ディレイパルス発生回路は、ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路と、ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路と、を備え、前記通常ディレイ回路におけるディレイ量と、前記逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量とを基に、パルス幅の温度による変化を低減させたディレイパルスを生成することを特徴とする。
上記構成からなる本発明の半導体記憶装置では、ディレイパルス幅の温度依存性を低減したディレイパルス発生回路を備える。
これにより、半導体記憶装置におけるランダムリードアクセスの高速化を図ることができる。
また、本発明の半導体記憶装置は、前記メモリセルがフラッシュメモリで構成されることを特徴とする。
これにより、フラッシュメモリにおけるランダムリードアクセスの高速化を図ることができる。
本発明のディレイパルス発生回路においては、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減できる。また、本発明の半導体記憶装置においては、本発明のディレイパルス発生回路を使用することにより、ディレイパルスのパルス幅の温度依存性を低減し、ランダムリードアクセスの高速化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるディレイパルス発生回路の構成を示す図である。
図1に示すように、本発明のディレイパルス発生回路は、バイアス(BIAS)発生回路21と、複数段が直列に接続されて構成される逆温度特性ディレイ回路31〜34と、複数段が直列に接続されて構成される通常ディレイ回路41〜44とで構成されている。なお、図1に示す例では、4段構成の逆温度特性ディレイ回路31〜34と、同じく4段構成の通常ディレイ回路41〜44とを縦続接続して構成した例を示しているが、逆温度特性ディレイ回路の段数、および通常ディレイ回路の段数は4段に限らず、何段であってもよい。この段数は、個々のディレイ回路における信号のディレイ量(遅延量)と、必要とするディレイパルスのパルス幅とに応じて決められる。
通常ディレイ回路41〜44は、図11に示す従来技術のディレイパルス発生回路と同様な温度特性を持つディレイ回路であり、温度が上昇するに従いディレイ量(ディレイ時間)が増大する回路である。一方、逆温度特性ディレイ回路31〜34は、通常ディレイ回路とは逆の温度特性、すなわち、温度が上昇するに従いディレイ量が減少する回路である。この逆温度特性ディレイ回路31〜34におけるディレイ量は、バイアス発生回路21により生成されるバイアス信号PBIASおよびNBIASにより制御される(バイアス信号PBIASおよびNBIASについては後述する)。
上記構成により、入力信号Aは、逆温度特性を持ったディレイ量と通常の温度特性を持ったディレイ量が加算されたディレイ量「逆温度特性のディレイ量+通常温度特性のディレイ量」を持つ出力信号Gが生成される。このように、本発明のディレイパルス発生回路では、全体の構成として、逆温度特性ディレイ回路の段数と、通常ディレイ回路の段数の組み合わせにより、ディレイ量を調整できるともに、ディレイ量の温度依存性を低減するように構成されている。
図2は、図1に示すディレイパルス発生回路内のバイアス発生回路21の構成例を示す図である。また、図2は、バイアス発生回路21の動作を説明するための図である。
図2に示すバイアス発生回路21は、周知のウィルソンカレントミラー(Wilson current mirror)を基本に構成されたバイアス発生回路であり、逆温度特性ディレイ回路31〜34で使用されるバイアス信号PBIASおよびNBIASを生成するための回路である。
図1に示すバイアス発生回路21は、PMOSトランジスタQ1およびQ2を負荷とし、1段目のカレントミラーを構成するPMOSトランジスタQ3およびQ4と、2段目のカレントミラーを構成するNMOSトランジスタQ5およびQ6と、ポリ抵抗Rp(抵抗値1.8KΩ)とからなるウィルソンカレントミラー回路で構成される。
この構成において、負荷となるPMOSトランジスタQ1およびQ2は、それぞれ異なるW/L比(W/L ratio)のトランジスタであり、また、カレントミラーを構成するPMOSトランジスタQ3およびQ4、NMOSトランジスタQ5およびQ6もそれぞれ異なるW/L比のトランジスタである。(なお、各トランジスタのW/L比の例が、図2中の各トランジスタの記号に添えて示されている。)
このバイアス発生回路21では、ポリ抵抗Rpの抵抗値と、各トランジスタのW/L比により、回路内に所望の電流を流し、バイアス信号PBIASおよびNBIASを生成するように構成されている。
NMOSトランジスタQ7、Q8、およびPMOSトランジスタQ9は、このバイアス発生回路21を活性化するイネーブル信号ENABLEに応じて、回路を動作させるか、回路動作を停止させるかを制御するためのトランジスタである。また、NMOSトランジスタQ10は、このバイアス発生回路21を活性化するイネーブル信号ENABLEが非活性の場合に、出力されるバイアス信号PBIASおよびNBIASを固定電位(PBIASを‘VSS’、NBIASを‘VDD’)に設定するためのスイッチ用のトランジスタである。
このイネーブル信号ENABLEにより、バイアス発生回路21の起動と停止を制御できる共に、逆温度特性ディレイ回路31〜34におけるディレイ動作を逆温度特性のディレイ動作にするか、または通常温度特性のディレイ動作にするかを制御できる。
図2(B)は、上記構成のバイアス発生回路21により生成されるバイアス信号PBIASおよびNBIASの例を示している。
図2(B)に示すように、イネーブル信号ENABLEが初期状態(‘VSS=0’)にある場合は、バイアス信号PBIASは、‘0’レベルであり、バイアス信号NBIASは、電源レベル(‘VDD’)である。
そして、イネーブル信号ENABLEが有効(‘VDD’レベル)になると、温度により制御されたバイアス信号PBIASおよびNBIASが出力される。
図3は、バイアス発生回路21の温度特性データを示す図であり、図3(A)は、動作温度が、−40℃、25℃、200℃に変化した場合のポリ抵抗Rpの抵抗値の変化と、バイアス信号PBIASおよびNBIASの出力電圧の変化を表で示したものある。また、図3(B)は、動作温度が、−40℃、25℃、200℃に変化した場合のポリ抵抗Rpの抵抗値の変化をグラフで示したものである。
このように、動作温度が変化するとポリ抵抗Rpの抵抗値が変化し、温度変化に応じたバイアス信号PBIASおよびNBIASを生成することができる。
すなわち、温度が低いときは、バイアス信号NBIASの電位が低く、バイアス信号PBIAS電位が高くなり、逆温度特性ディレイ回路31〜34のディレイ時間が大きくなる方向に動作する。一方、温度が高いときは、バイアス信号NBIASの電位が高く、バイアス信号PBIAS電位が低くなり、逆温度特性ディレイ回路31〜34のディレイ時間が小さくなる方向に動作する。
このバイアス発生回路21により生成されたバイアス信号PBIASおよびNBIASを、逆温度特性ディレイ回路31〜34のそれぞれに供給することにより、逆温度特性ディレイ回路31〜34において、温度が上昇するにつれてディレイ量が減少する逆温度特性を実現することができる。
なお、前述の第5のPMOSトランジスタQ1は、PMOSトランジスタQ1が相当し、前述の第6のPMOSトランジスタQ2は、PMOSトランジスタQ2が相当し、前述の第5のNMOSトランジスタQ7は、NMOSトランジスタQ7が相当し、前述の第6のNMOSトランジスタQ8は、NMOSトランジスタQ8が相当する。また、前述の第7のPMOSトランジスタQ3は、PMOSトランジスタQ3が相当し、前述の第8のPMOSトランジスタQ4は、PMOSトランジスタQ4が相当する。また、前述の第7のNMOSトランジスタQ5は、NMOSトランジスタQ5が相当し、前述の第8のNMOSトランジスタQ6は、NMOSトランジスタQ6が相当する。また、前述の第1のバイアス信号PBIASは、バイアス信号PBIASが相当し、前述の2のバイアス信号NBIASは、バイアス信号NBIASが相当する。
図4は、図1に示す逆温度特性ディレイ回路31〜34の構成例を示す図である。図4に示す逆温度特性ディレイ回路は、PMOSトランジスタQ11およびQ13と、NMOSトランジスタQ12およびQ14と、からなるクロックトインバータの形式で構成される。また、その出力ノードNrと電源VDD側との間にキャパシタ素子C11が接続され、出力ノードNrと電源VSS側との間にキャパシタ素子C12が接続されて構成されている。
そして、PMOSトランジスタQ13のゲート端子にはバイアス信号PBIASが入力され、NMOSトランジスタQ14のゲート端子にはバイアス信号NBIASが入力される。このバイアス信号PBIASおよびNBIASは、バイアス発生回路21から供給される信号である。
上記構成において、逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量は、バイアス信号PBIASおよびNBIASにより制御される。また、ディレイ量は、PMOSトランジスタQ13、NMOSトランジスタQ14のサイズ(W/L比)と、キャパシタ素子C11およびC12の容量により調整される。(なお、各トランジスタのW/L比の例が、図4中の各トランジスタの記号に添えて示されている。)
例えば、温度が上昇すると、バイアス信号PBIASの電位が低くなり、バイアス信号NBIASの電位が高くなる。これにより、PMOSトランジスタQ13に流れる電流が増加し、その結果、キャパシタ素子C11およびC12に流れる電流が増加し、キャパシタ素子C11およびC12は早く充電されるようになり、ディレイ量が減少する。
逆に温度が低下すると、バイアス信号PBIASの電位が高くなり、バイアス信号NBIASの電位が低くなる。これにより、PMOSトランジスタQ13に流れる電流が減少し、その結果、キャパシタ素子C11およびC12に流れる電流が減少し、キャパシタ素子C11およびC12は遅く充電されることになり、ディレイ量が増加する。
これにより、温度が上昇するとディレイ量が減少し、温度が低下するとディレイ量が増加する、逆温度特性のディレイ回路を構成できると共に、ディレイ量を、PMOSトランジスタQ13、NMOSトランジスタQ14のサイズ(W/L比)と、キャパシタ素子C11およびC12の容量により調整できる逆温度特性ディレイ回路を構成することができる。(なお、各トランジスタのW/L比の例が、図4中の各トランジスタに添えて示されている。)
なお、前述の第1のPMOSトランジスタQ11は、PMOSトランジスタQ11が相当し、前述の第1のNMOSトランジスタQ12は、NMOSトランジスタQ12が相当し、前述の第2のPMOSトランジスタQ13は、PMOSトランジスタQ13が相当し、前述の第2のNMOSトランジスタQ14は、NMOSトランジスタQ14が相当する。
図5は、図1に示す通常ディレイ回路41〜44の構成例を示す図である。図5に示す通常ディレイ回路は、PMOSトランジスタQ21およびQ23と、NMOSトランジスタQ22およびQ24と、からなるクロックトインバータの形式で構成される。また、その出力ノードNoと電源VDD側との間にキャパシタ素子C21が接続され、出力ノードNoと電源VSS側との間にキャパシタ素子C22が接続されて構成されている。
そして、PMOSトランジスタQ23のゲート端子には固定電位として電源VSSの電圧が印加され、NMOSトランジスタQ24のゲート端子には固定電位として電源VDDの電圧が印加される。すなわち、PMOSトランジスタQ23とNMOSトランジスタQ24は常時オンになる。
上記構成において、PMOSトランジスタQ23およびNMOSトランジスタQ24に流れる電流は制御されず、PMOSトランジスタQ23は単なる負荷として作用する。
これにより、温度が上昇するとディレイ量が増加し、温度が低下するとディレイ量が減少する通常ディレイ回路を構成できると共に、ディレイ量を、PMOSトランジスタQ23のサイズ(W/L比)と、キャパシタ素子C21およびC22の容量により調整できる通常ディレイ回路を構成することができる。(なお、各トランジスタのW/L比の例が、図5中の各トランジスタの記号に添えて示されている。)
なお、前述の第3のPMOSトランジスタQ21は、PMOSトランジスタQ21が相当し、前述の第3のNMOSトランジスタQ22は、NMOSトランジスタQ22が相当し、前述の第4のPMOSトランジスタQ23は、PMOSトランジスタQ23が相当し、前述の第4のNMOSトランジスタQ24は、NMOSトランジスタQ24が相当する。
図6は、通常ディレイ回路における波形例を示す図であり、図5に示す逆温度特性ディレイ回路のシミュレーション結果を示す図であり、通常ディレイ回路を7段構成とした場合の例である。
図6において縦軸は電圧(V)を、横軸は時間(ns)を示している。また、時刻t1をディレイの開始点としている。また、波形Lは、低温(−40℃)時のディレイ量(ΔTL)を示し、波形Mは、室温(25℃)時のディレイ量(ΔTM)を示し、波形Hは、高温(200℃)時のディレイ量(ΔTH)を示している。
図6に示すように、通常ディレイ回路においては、低温(−40℃)、室温(25℃)、高温(200℃)と温度が上昇するに従い、ディレイ量が増加していることが分かる。
図7は、逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量と、この逆温度特性ディレイ回路に入力されるバイアス信号PBIAS、およびバイアス信号NBIASの波形例を示す図であり、図4に示す逆温度特性ディレイ回路を7段構成とした場合のシミュレーション結果を示す図である。
図7において縦軸は電圧(V)を、横軸は時間(ns)を示し、時刻t1はディレイの開始点を示している。波形Lは、低温(−40℃)時のディレイ量を示し、波形Mは、室温(25℃)時のディレイ量を示し、波形Hは、高温(200℃)時のディレイ量を示している。
また、波形P−40は、低温(−40℃)におけるバイアス信号PBIASを示し、波形P25は、室温(25℃)におけるバイアス信号PBIASを示し、波形P200は、高温(200℃)におけるバイアス信号PBIASを示している。波形N−40は、低温(−40℃)におけるバイアス信号NBIASを示し、波形N25は、室温(25℃)におけるバイアス信号NBIASを示し、波形N200は、高温(200℃)におけるバイアス信号NBIASを示している。
図7に示すように、バイアス信号PBIASは、低温(−40℃)時のP−40と、室温(25℃)時のP25と、高温(200℃)時のP200と、温度が上昇するに従い、電位が低下していることが分かる。一方、バイアス信号NBIASは、低温(−40℃)時のN−40と、室温(25℃)時のN25と、高温(200℃)時のN200と、温度が上昇するに従い、電位が上昇していることが分かる。
なお、図8は、図7に示すディレイ量の波形H、M、Lの時刻の単位を変更し、時刻の軸方向に引き伸ばした波形H、M、Lを示したものである。
図8においては、図7と同様に時刻t1をディレイの開始点としている。また、波形Lは、低温(−40℃)時のディレイ量(ΔTL)を示し、波形Mは、室温(25℃)時のディレイ量(ΔTM)を示し、波形Hは、高温(200℃)時のディレイ量(ΔTH)を示している。
図8に示すように、逆温度特性ディレイ回路においては、低温(−40℃)、室温(25℃)、高温(200℃)と温度が上昇するに従い、ディレイ量が減少していることが分かる。
このように、逆温度特性ディレイ回路においては、温度が上昇するに従い、ディレイ量が減少するため、通常ディレイ回路と組み合わせることにより、全体として温度依存性を低減したディレイ量が得られる。ディレイパルス発生回路では、この温度依存性を低減したディレイ量を基にディレイパルスを生成することにより、パルス幅が一定になるように制御できる。
また、図9は、本発明のディレイパルス発生回路を使用した半導体記憶装置の構成例を示す図であり、フラッシュメモリ(flash memory)の例を示したものである。また、メモリセルからデータを読み出す回路部分を示したものである。
図9に示す半導体記憶装置が、図10に示す従来技術の半導体記憶装置と構成上異なるのは、図9に示すディレイパルス発生回路14Aが本発明のディレイパルス発生回路である点だけが異なり、他の構成は図10に示す半導体記憶装置と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このように、本発明のディレイパルス発生回路14Aを、図9に示すフラッシュメモリ等の半導体記憶装置に使用することにより、メモリセルのデータ読み取りに使用されるディレイパルスのパルス幅の温度による変化を低減できるので、半導体記憶装置におけるランダムリードアクセスの高速化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明のディレイパルス発生回路、および該ディレイパルス発生回路を使用した半導体記憶装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のディレイパルス発生回路の全体構成を示すブロック図である。 バイアス発生回路の回路構成例を示す図である。 バイアス発生回路の動作を説明するための図である。 逆温度特性ディレイ回路の回路構成例を示す図である。 通常ディレイ回路路の回路構成例を示す図である。 通常ディレイ回路における波形例を示す図である。 逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量とバイアス信号の波形例を示す図である。 図7に示すディレイ量の時間軸を拡大して示した図である。 本発明のディレイパルス発生回路を備える半導体記憶装置の構成例を示す図である。 半導体記憶装置におけるディレイパルス発生回路について説明するための図である。 従来技術のディレイパルス発生回路の構成例と動作を説明するための図である。
符号の説明
11・・・アドレス遷移検出回路、12・・・アドレスデコーダ、13・・・メモリセルアレイ、14、14A・・・ディレイパルス発生回路、15・・・データ読出回路、16・・・ビット線充電回路、17・・・センスアンプ、21・・・バイアス発生回路、31〜34・・・逆温度特性ディレイ回路、41〜42・・・通常ディレイ回路

Claims (9)

  1. 入力信号を遅延させるディレイ回路を有し、前記ディレイ回路のディレイ量を基に前記入力信号から所定のパルス幅のディレイパルスを生成するディレイパルス発生回路であって、
    前記ディレイ回路は、
    ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路と、
    ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路と、
    で構成され、
    前記通常ディレイ回路におけるディレイ量と、前記逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量とを基に、パルス幅の温度による変化を低減させたディレイパルスを生成すること
    を特徴とするディレイパルス発生回路。
  2. 前記通常ディレイ回路が、個々に所定のディレイ量を有する複数段の通常ディレイ回路で構成されるとともに、
    前記逆温度特性ディレイ回路が、個々に所定のディレイ量を有する複数段の逆温度特性ディレイ回路で構成されること
    を特徴とする請求項1に記載のディレイパルス発生回路。
  3. 前記逆温度特性ディレイ回路は、
    第1のPMOSトランジスタQ11のドレインと第1のNMOSトランジスタQ12のドレインとが共通ノードNrにより接続されると共に、前記第1のPMOSトランジスタQ11のゲートと前記第1のNMOSトランジスタQ12のゲートとが共通接続されてなるインバータと、
    前記第1のPMOSトランジスタQ11のソースにドレインが接続され、ソースが高レベルの電源VDDに接続される第2のPMOSトランジスタQ13と、
    前記第1のNMOSトランジスタQ12のソースにドレインが接続され、ソースが低レベルの電源VSSに接続される第2のNMOSトランジスタQ14と、
    前記共通ノードNrに接続されるキャパシタ素子と、
    を備え、
    前記第2のPMOSトランジスタQ13のゲートには、該PMOSトランジスタQ13に流れる電流を制御するための第1のバイアス信号PBIASであって、温度の上昇に応じて電位が減少するバイアス信号PBIASが印加され、
    前記第2のNMOSトランジスタQ14のゲートには、該NMOSトランジスタQ14に流れる電流を制御するためのバイアス信号NBIASであって、温度の上昇に応じて電位が増加するバイアス信号NBIASが印加され、
    前記インバータに入力された信号をディレイさせた信号を前記共通ノードNrから出力するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のディレイパルス発生回路。
  4. 前記逆温度特性ディレイ回路において、
    前記第2のPMOSトランジスタQ13および第2のNMOSトランジスタQ14のW/L比の設定、または前記キャパシタ素子の容量の設定により、前記ディレイ量を調整すること
    を特徴とする請求項3に記載のディレイパルス発生回路。
  5. 前記通常ディレイ回路は、
    第3のPMOSトランジスタQ21のドレインと第3のNMOSトランジスタQ22のドレインとが共通ノードNoにより接続されると共に、前記第3のPMOSトランジスタQ21のゲートと前記第3のNMOSトランジスタQ22のゲートとが共通接続されてなるインバータと、
    前記第3のPMOSトランジスタQ21のソースにドレインが接続され、ソースが高レベルの電源VDDに接続される第4のPMOSトランジスタQ23と、
    前記第3のNMOSトランジスタQ22のソースにドレインが接続され、ソースが低レベルの電源VSSに接続される第4のNMOSトランジスタQ24と、
    前記共通ノードNoに接続されるキャパシタ素子と、
    を備え、
    前記第4のPMOSトランジスタQ23のゲートには、前記電源VSSの電圧が印加され、
    前記第4のNMOSトランジスタQ24のゲートには、前記電源VDDの電圧が印加され、
    前記インバータに入力された信号をディレイさせた信号を前記共通ノードNoから出力するように構成されたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のディレイパルス発生回路。
  6. 前記ディレイパルス発生回路は、
    前記第1のバイアス信号PBIASおよび前記第2のバイアス信号NBIASを生成するためのバイアス発生回路を備え、
    前記バイアス発生回路は、
    ソースが電源VDDに接続されて負荷として作用する第5のPMOSトランジスタQ1および第6のPMOSトランジスタQ2と、
    ソースが電源VSSに接続されてスイッチとして作用する第5のNMOSトランジスタQ7および第6のNMOSトランジスタQ8と、
    を有し、
    前記第5のPMOSトランジスタQ1のドレインにソースが接続される第7のPMOSトランジスタQ3と、
    前記第7のPMOSトランジスタQ3のゲートに接続されて第1の共通ノードNpを形成するゲートおよびドレインと、前記第6のPMOSトランジスタQ2のドレンイに接続されたソースとを有する第8のPMOSトランジスタQ4と、
    前記第7のPMOSトランジスタQ3のドレインに接続されて第2の共通ノードNnを形成するゲートおよびドレインと、前記第5のNMOSトランジスタQ7のドレインに接続されたソースとを有する第7のNMOSトランジスタQ5と、
    前記第8のPMOSトランジスタQ4のドレインに接続されたドレインと、前記第7のNMOSトランジスタQ5のゲートに接続されたゲートとを有する第8のNMOSトランジスタQ6と、
    前記第8のNMOSトランジスタQ6のソースと前記第6のNMOSトランジスタQ8のドレインとの間に接続されたポリ抵抗Rpと、
    を備え、
    前記第1の共通ノードNpから前記バイアス信号PBIAS出力され、前記第2の共通ノードNnから前記バイアス信号NBIAS出力されること、
    を特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のディレイパルス発生回路。
  7. 前記バイアス発生回路において、
    前記ポリ抵抗Rpの抵抗値により前記バイアス信号PBIASおよびNBIASの信号レベルを設定すること
    を特徴とする請求項6に記載のディレイパルス発生回路。
  8. ワード線とビット線の交点にメモリセルが配置されるメモリセルアレイと、アドレス信号を基に前記メモリセルアレイからメモリセルを選択するアドレスデコーダと、前記アドレス信号の遷移を検出しアドレス遷移検出信号を生成するアドレス遷移検出回路と、前記アドレス遷移検出回路により生成されたアドレス遷移検出信号を基に、所定のパルス幅を持つディレイパルスを生成するディレイパルス発生回路と、前記ディレイパルスを基にして、メモリセルに記憶された情報を読み出すデータ読出回路とを備える半導体記憶装置において、
    前記ディレイパルス発生回路は、
    ディレイ量が温度の上昇に伴い増加する通常ディレイ回路と、
    ディレイ量が温度の上昇に伴い減少する逆温度特性ディレイ回路と、
    を備え、
    前記通常ディレイ回路におけるディレイ量と、前記逆温度特性ディレイ回路におけるディレイ量とを基に、パルス幅の温度による変化を低減させたディレイパルスを生成すること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  9. 前記メモリセルがフラッシュメモリで構成されること
    を特徴とする請求項8に記載の半導体記憶装置。
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