JP2009292642A - 段積み搬出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器を、簡単な動作で効率良く搬出用の台車上に段積みする段積み搬出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】
搬送されてくる容器を受け入れる受入台と;受入台に対して垂直方向に昇降し、容器を受入台上方に設定された支持位置まで持ち上げる持上装置と;容器の支持・解放が自在な支持手段を備えた支持搬送装置であって、支持位置にある容器を支持可能な状態になることができる第1位置とそれよりも上方の第2位置との間の昇降と、第2位置と第3位置との間の往復移動と、第3位置とそれよりも下方に設定された段積み位置との間の昇降を行う支持搬送装置と;段積み位置に対して垂直方向に昇降し、搬出台車を段積み位置まで上昇させ、また、搬出位置まで下降させる搬出台車昇降装置と;持上装置、支持搬送装置、搬出台車昇降装置の動作を制御する制御装置とを備えている段積み搬出装置を提供することによって、上記の課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器を自動的に段積みし、搬出することを可能にする段積み搬出装置に関するものであり、より詳細には、炊き上がった米飯などを収容した容器を搬出用の台車上に自動的に多段に段積みすることを可能にする段積み搬出装置に関するものである。
業務用の炊飯設備においては、炊飯ラインで炊き上げられた米飯は専用の容器に収容され、搬送ラインを次々と搬送された後、人力によって台車上に段積みされ、出荷用のトラックまで運搬されるということが行われている。
しかし、米飯は水分を含んで重いので、これを収容した容器を人力で台車上に段積みすることはかなりの重労働であり、しかも、非常に効率が悪い。このような欠点を解決すべく、例えば、特許文献1においては、米飯を収容した容器を、チャック機構を備えたチャックヘッドによって吊り上げ、水平に移動して、台車上に載置する容器移載装置が提案されている。しかし、この装置は、容器を多段に段積みするに際し、チャックヘッドが昇降動作と水平移動とを多数回繰り返さなければならず、効率が悪いという点で問題がある。
特許文献2には、米飯を収容する容器ではないが、順次搬送されてくるトレイやパレットなどの容器を、一定位置において、係止部材によって上方に持ち上げ、次に搬送されてくる容器上に積み重ねる動作を繰り返すことによって、搬送ライン上の一定位置で容器を自動的に多段に段積みする装置が提案されている。しかしながら、この装置は、順次搬送されてくる容器を搬送ライン上で多段に段積みするだけで、段積みした容器を搬送に容易なように台車等の上に載置することに関しては何らの配慮も為されていない。
実開平7−19244号公報 特開2004−168440号公報
本発明は、従来技術における上述した不都合を解消するために為されたもので、容器を、簡単な動作で効率良く搬出用の台車上に段積みし、搬出することを可能にする段積み搬出装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記の課題を、搬送されてくる容器を受け入れる受入台と;受入台に対して垂直方向に昇降し、受入台上にある容器を、受入台上方に設定された支持位置まで持ち上げる持上装置と;容器の支持・解放が自在な支持手段を備えた支持搬送装置であって、支持位置にある容器を支持可能な状態になることができる第1位置とそれよりも上方の第2位置との間の昇降と、第2位置とそれとは水平方向に離れた第3位置との間の往復移動と、第3位置とそれよりも下方に設定された段積み位置にある搬出台車または容器上に容器を載置する第4位置との間の昇降を行う支持搬送装置と;段積み位置に対して垂直方向に昇降し、搬出台車を段積み位置よりも下方にある搬出位置から段積み位置まで上昇させ、また、搬出位置まで下降させる搬出台車昇降装置と;少なくとも、持上装置の昇降動作と、支持搬送装置の昇降動作および往復移動動作と、搬出台車昇降装置の昇降動作を制御する制御装置であって、
(a)支持搬送装置が、第3位置から第4位置まで下降し、支持していた容器を段積み位置にある搬出台車または容器上に載置する度に、段積みされる容器の1段の段積み高さに相当する距離だけ搬出台車を下降させるように搬出台車昇降装置の動作を制御し、かつ、
(b)持上装置の昇降動作および/または搬出台車昇降装置の昇降動作の少なくとも一部分が、支持搬送装置の昇降および/または往復移動動作と同時併行して行われるように、持上装置、搬出台車昇降装置、および支持搬送装置の動作を制御する、
制御装置とを備えている、段積み搬出装置を提供することによって解決するものである。
本発明の段積み搬出装置においては、上記のとおり、外部から搬送されてきた容器は、受入台上に受け入れられ、次いで、持上装置によって支持位置まで持ち上げられる。支持位置まで持ち上げられた容器は、容器を支持搬送する支持搬送装置によって支持され、水平方向に離れた段積み位置まで搬送されて、そこに待機している搬出台車上に載置される。搬出台車は、搬出台車昇降装置によって段積み位置に保持されており、その上に容器が1段載置されると、搬出台車昇降装置は、容器の1段分の段積み高さに相当する距離だけ搬出台車を段積み位置から下方に下降させる。持上装置と支持搬送装置とが上記と同様の動作を繰り返して、搬出台車上に載置されている1段目の容器の上に2段目の容器を載置すると、搬出台車昇降装置は、再び、容器の1段分の段積み高さに相当する分だけ搬出台車を下降させる。このような動作を繰り返して、搬出台車上に容器が所定の段数に段積みされると、搬出台車昇降装置は、搬出台車を搬出位置まで下降させ、搬出台車上に段積みされた容器は、そのまま搬出されることになる。
本発明の段積み搬出装置において、受入台は、受入台上で容器を搬送する搬送手段と、容器が受入台上の所定位置に到達したことを検知する検知手段とを備えているのが望ましく、この搬送手段の動作も、制御装置によって制御されるのが望ましい。これによって、受入台は、外部から搬送されてきた容器を受け入れ、受入台上の所定の位置に停止させることができる。
また、本発明の段積み搬出装置においては、制御装置が、支持搬送装置に備えられた支持手段による容器の支持・解放動作も制御する制御装置であることが望ましい。
本発明の段積み搬出装置が対象とする容器は、段積みすることができる形状であり、かつ、本発明の段積み搬出装置における支持搬送装置に備えられている支持手段によって支持し、持ち上げることができる容器であれば、どんな容器であっても良い。炊き上げた米飯を収容する容器は、通常、段積みを想定して設計された形状を有しており、かつ、鍔部を備えており、この鍔部を下から支持する支持手段によって容易に支持、搬送することができるので、本発明の段積み搬出装置が対象とする容器としては典型的な容器である。
本発明の段積み搬出装置によれば、複数の容器が、搬出台車上に直接段積みされるので、段積みした容器を搬出台車に移し換える手間がない。また、容器を支持・搬送する支持搬送装置とは別に、容器を受入台から支持位置まで持ち上げる持上装置と、搬出台車を段積み位置まで上昇させ、また、搬出位置まで下降させる搬出台車昇降装置とを備えているので、支持搬送装置の昇降行程を短くすることができる上に、支持搬出装置の昇降動作および/または往復移動動作と、持上装置および/または搬出台車昇降装置の昇降動作とを同時併行して行わせることができるので、極めて効率良く、かつスピーディーに容器を段積みし、搬出台車上に載置して外部へと搬出することができるという利点が得られる。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明するが、本発明が図示のものに限られないことは勿論である。
図1は、本発明の段積み搬出装置の一例を示す側面図である。図1において、1は本発明の段積み搬出装置であり、2はそのフレーム、3は受入台、4は持上装置、5は支持搬送装置、6は搬出台車昇降装置、7は搬出台車、8は制御装置、Pは段積みする容器、tはその鍔部、Zは床面である。以下、段積み搬送装置1を構成する各要素について、順次説明する。
〈受入台3〉
受入台3は、図1においては、右下方に示され、複数の回転ローラー31、31、31・・・と、リミットスイッチ32とを備えている。回転ローラー31、31、31・・・は、図示しない駆動源からの動力によって回転し、外部から搬送されてきた容器Pを、図中矢印で示す方向に搬送する搬送手段として機能する。容器Pが、回転ローラー31、31、31・・・によって、図中右から左へと矢印方向に搬送され、所定の位置まで到達すると、リミットスイッチ32が作動する。リミットスイッチ32からの信号は、図中左上部に示す制御装置8に送られ、制御装置8は、その信号に基づいて、回転ローラー31、31、31・・・の動作を停止させ、容器Pを受入台3上の所定位置に停止させる。なお、容器Pが所定の位置に到達したことを検知する手段は、リミットスイッチ32に限られない。容器Pが所定の位置に到達したことを検知することができる限り、接触式或いは非接触式の如何なる位置検知手段を用いても良い。
〈持上装置4〉
持上装置4は、二本の当接腕41a、41bを備え、図1に示す待機位置では、当接腕41a、41bの上面は、回転ローラー31、31、31・・・の搬送面よりも下にあり、容器Pの搬送を妨げないようになっている。
持上装置4の全貌は、図1の段積み搬出装置1をX−X’の位置で切断してみた平面図である図2をみるとより明らかである。すなわち、持上装置4を構成する2本の当接腕41a、41bは根元部で連結されており、その根元部には、2つの昇降ローラー42、42が取り付けられている。43、43はガイドレールであり、44は持上装置4を昇降させるシリンダである。
図3は、図2のY−Y’位置からみた側面図であり、説明の便宜上、持上装置4と回転ローラー31だけを取り出して示してある。すなわち、図3(a)は持上装置4が待機位置にある状態を示し、この状態では、上述したとおり、持上装置4の当接腕41a、41bは、回転ローラー31の搬送面よりも下方に位置している。この状態で、制御装置8からの信号により、シリンダ44が作動し、図3(b)に示すように、そのピストンロッド45を上方に伸ばすと、それに伴い、持上装置4は上昇する。このとき、回転ローラー31、31、31・・・上に容器Pが存在すれば、持上装置4は、その上昇途中で、当接腕41a、41bの上面を容器Pの下面に当接させることによって容器Pを持ち上げ、容器Pを、例えば、図1において破線で示す支持位置A(容器Pの底面が、支持位置Aの高さとなる位置)まで持ち上げる。シリンダ44を逆方向に作動させ、ピストンロッド45を下降させると、それに伴い、持上装置4は下降し、待機位置へと戻る。このように、持上装置4は、待機位置と、容器Pを支持位置Aまで持ち上げる上昇位置との間を昇降する。この昇降動作も、制御装置8によって制御される。
なお、持上装置4は、図示した機構のものに限られない。昇降して、受入台3上にある容器Pを、支持位置Aまで持ち上げることができることができるものであれば、どのような機構で容器Pを支承しても良く、どのような機構で昇降しても良い。例えば、受入台3上での容器Pの搬送方向の左右に一対の支持部材を配置し、その左右一対の支持部材を上昇させることによって、容器Pの鍔部tを下面から支承して容器Pを持ち上げるものであっても良い。また、シリンダ44に代えて、チェーンまたはワイヤーを持上装置4に取り付け、そのチェーンまたはワイヤーを何らかの駆動機構で巻き上げ、巻き下ろすようにしても良い。
〈支持搬送装置5〉
支持搬送装置5には、容器Pの支持・解放が可能な支持手段51が設けられている。図4(a)(b)は、便宜上、支持手段51だけを取り出して示した図である。図4(a)(b)に示すとおり、支持手段51は、容器Pの鍔部tの下面と当接する当接爪52a、52bと、伝達部材53a、53bとを備え、当接爪52aは伝達部材53aと連結され、当接爪52bは伝達部材53bと連結されている。54a、54bは、当接爪52aと伝達部材53aおよび当接爪52bと伝達部材53bとを、それぞれ回転自在に軸支する回転軸であり、55はシリンダ、56a、56bはピストンロッドである。
図4(a)は、支持手段51が容器Pを支持している状態を示している。この状態では、ピストンロッド56a、56bがシリンダ55から左右方向に突出しており、伝達部材53a、53bの上端は、それぞれ左右に押され、その結果、当接爪52a、52bは、回転軸54a、54bを中心に、それぞれ内側に回転して、容器Pの鍔部tの下面と当接し、容器Pを支持できる状態にある。図4(b)は、支持手段51が容器Pを解放した状態を示しており、ピストンロッド56a、56bが、図4(a)に示す状態よりもシリンダ55内に引き込まれることによって、当接爪52a、52bは、それぞれ、回転軸54a、54bを中心に外側方向に回転し、当接爪52a、52bは、容器Pの鍔部tの下面と当接しない位置に待避する。このように、シリンダ55からのピストンロッド56a、56bの突出と引き込みによって、当接爪52a、52bは、容器Pの鍔部tの下面と当接できる支持可能位置と、当接しない待避位置との間を回動し、これによって、支持手段51は、容器Pの支持と解放とを行うことができる。支持手段51による容器Pの支持、解放動作も、制御装置8によって制御される。
なお、支持手段51の構造は上述したものに限られない。容器Pを支持して搬送し、搬送後、容器Pの支持を解放することができる限り、どのような構造或いは機構によるものであっても良い。例えば、当接爪52a、52bは、何らかの駆動手段によって、鍔部tに対して、水平方向に進退して鍔部tの下面との当接できる位置と、当接しない待避位置との間を移動するものであっても良い。また、容器Pが鍔部tを備えておらず、例えば、容器Pの底面と容器Pが載置されている面との間に空間部が形成される形状である場合には、当接爪52a、52bを、この空間部に対して進退させれば良い。当接爪52a、52bが空間部に対して進出し空間部内に位置すると、支持手段51は容器Pを支持することができる状態となり、逆に、後退して空間部外に位置すると、容器Pは解放されることになる。さらには、支持手段51は、容器Pの側部に対して進退し、容器Pの側部を把持するチャック機構であっても良い。
図1に戻って、57はシリンダ・ピストン機構からなるアクチュエーターであり、支持搬送装置5を上下方向に昇降させる。58もシリンダ・ピストン機構からなるアクチュエーターであり、支持搬送装置5を水平方向に往復移動させるものである。59、59は、支持搬送装置5に取り付けられている車輪であり、9はフレーム2に取り付けられているレールである。支持搬送装置5は、アクチュエーター58によって駆動され、車輪59、59によってレール9上を走行し、例えば、図中、実線で示される位置と破線で示される位置との間を往復移動する。アクチュエーター57、58による支持搬送装置5の昇降動作および往復移動動作は、制御装置8によって制御される。なお、支持搬送装置5を昇降或いは往復移動させる機構が、上述のものに限られないことは勿論である。
〈搬出台車昇降装置6〉
図1および図2に示すとおり、搬出台車昇降装置6は、台車受台61、支持体62、チェーン63、チェーン63を巻き上げる電動機64、および昇降ローラー65、65、バランス錘66を備えており、台車受台61は、支持体62に片持ち状態で支持されている。10、10は、フレーム2に取り付けられたガイドレールであり、搬出台車昇降装置6は、昇降ローラー65、65をガイドレール10、10に当接、回転させながら、昇降する。この例において、搬出台車7は、容器Pを段積みした後、図2中矢印で示す方向に搬出される。
図5は、図2のY''−Y'''位置からみた側面図であり、説明の便宜上、搬出台車昇降装置6に関連する部材だけを取り出して示してある。図5(a)では、搬出台車昇降装置6は最も下降した位置にあり、搬出台車7の底面と台車受台61の上面との係合は解かれており、搬出台車7は、自身の車輪71、71・・・で床面Zと接し、外部へと搬出されることができる搬出位置にある。
この状態から、電動機64を動作させ、チェーン63を巻き上げると、図5(b)に示すように、支持体62は、台車受台61と共に、昇降ローラー65、65をガイドレール10、10に当接、回転させながら上昇する。上昇の途中で、台車受台61の上面が搬出台車7の下面と当接すると、台車受台61は、そのまま搬出台車7を支持し、持ち上げて、例えば、図1において、Bで示す段積み位置(搬出台車7の上面が、段積み位置Bの高さになる位置)まで上昇させる。電動機64を逆転させてチェーン63を下ろすと、台車受台61は下降し、台車受台61に支持されている搬出台車7も下降する。このような搬出台車昇降装置6の昇降動作も、制御装置8によって制御される。
以下、図6〜図21を用いて、制御装置8によって制御される本発明の段積み搬出装置1の動作を説明する。なお、便宜上、以下の図においては、説明に必要な部分のみが取り出して示されている。
図6は、本発明の段積み搬出装置1の動作スタート時の状態を示している。動作スタート時において、持上装置4の当接腕41a、41bは、その上面が回転ローラー31、31、31・・・の搬送面よりも下方にある待機位置にあり、支持搬送装置5は第2位置にある。第2位置とは、支持位置Aにある容器Pを支持可能な状態になることができる第1位置よりも上方に設定されている位置である。支持搬送装置5の支持手段51は、当接爪52a、52bが外側に開いた待避位置にある解放状態になっている。また、搬出台車昇降装置6は搬出台車7の受け入れ、送り出しが可能な搬出位置にあり、この搬出位置において、台車受台61の上面は、床面Zを走行して外部から搬入されてくる搬出台車7の下面よりも下にあり、搬出台車7は、その車輪71、71・・・で台車受台61を跨いで、台車受台61上に位置することが可能であり、また、台車受台61上から外部へと送り出されることが可能である。
この状態で、外部から段積みする1番目の容器P1が搬送されてくると、制御装置8は、受入台3の回転ローラー31、31、31・・・を回転駆動させ、容器P1を受入台上で矢印方向に搬送する。容器P1が、受入台3上の所定位置に到達すると、リミットスイッチ32が作動して信号を制御装置8に送り、制御装置8は、その信号を受けて、回転ローラー31、31、31・・・の回転を停止させ、容器P1を所定位置に停止させる。所定位置とは、持上装置4の当接腕41a、41bが待機位置から上昇したときに、容器P1を支持し、持ち上げることができる位置である。一方、搬出台車昇降装置6には、搬出台車7が、人力若しくは適宜の機械力によって床面Z上を走行して外部から搬入され、台車受台61上の昇降可能位置にセットされる。
容器P1が受入台3上の所定位置に停止すると、図7に示すとおり、制御装置8は、図示しない駆動源を作動させ、持上装置4を上昇させ、当接腕41a、41bによって、容器P1を持ち上げる。容器P1が予め受入台3の上方に設定されている支持位置Aに到達すると、制御装置8は、持上装置4の上昇を停止させる。容器P1が支持位置Aに到達したことは、リミットスイッチ等の適宜の位置検知手段によって検知することができ、制御装置8は、位置検知手段からの信号に基づいて、容器P1が支持位置Aに到達したときに、持上装置4の上昇を停止させることができる。
制御装置8は、併行して電動機64を作動させ、搬出台車昇降装置6を上昇させる。上昇する台車受台61によって搬出台車7を持ち上げられ、搬出台車7が予め設定されている段積み位置Bに到達すると、制御装置8は、搬出台車昇降装置6の上昇を停止させる。容器P1と同様に、搬出台車7が段積み位置Bに到達したことは、リミットスイッチ等の適宜の位置検知手段によって検知することができ、制御装置8は、位置検知手段からの信号に基づいて、搬出台車7が段積み位置Bに到達したときに、電動機64の動作を制御して、搬出台車昇降装置6の上昇を停止させることができる。
次に、図8に示すとおり、制御装置8は、アクチュエーター57を作動させ、支持搬送装置5を、第2位置から、支持位置Aにある容器P1を支持可能な状態になることができる第1位置に下降させる。支持位置Aにある容器P1を支持可能な状態になることができる第1位置とは、図8に示すとおり、その位置において、支持手段51のシリンダ55を作動させて、当接爪52a、52bを内側に向かって回動させたときに、当接爪52a、52bが容器P1の鍔部tと当接できる状態、すなわち、支持搬送装置5の支持手段51が容器P1を支持可能な状態になることができる位置のことである。この第1位置は、当接爪52a、52bが内側に回動し支持可能な状態となったときに、当接爪52a、52bの上面が容器P1の鍔部tの下面よりも、若干の余裕をもって下方にある位置に設定される。支持搬送装置5が第1位置にまで下降したことは、適宜の検知手段によって検知するようにしても良いし、予め、アクチュエーター57による下降距離を設定しておいても良い。いずれにせよ、支持搬送装置5が第1位置まで下降すると、制御装置8は、支持搬送装置5をその位置に停止させ、続いて、シリンダ55を作動させて、当接爪52a、52bを内側に回動させ、容器P1を支持可能な状態とする。
当接爪52a、52bが回動し、容器P1を支持可能な状態となると、図9に示すとおり、制御装置8は、アクチュエーター57を作動させて、支持搬送装置5を第1位置から第2位置に向かって上昇させる。支持搬送装置5が上昇すると、その行程の途中で、当接爪52a、52bの上面が容器P1の鍔部tの下面に当接し、容器P1は、支持位置Aから上方に持ち上げられる。
続いて、制御装置8は、容器P1の負荷がなくなった持上装置4の当接腕41a、41bを、当初の待機位置に向かって下降させる。持上装置4の下降動作は、支持搬送装置5が第1位置から上昇して、容器P1を支持位置Aよりも上方に持ち上げた時点以降であれば、持上装置4には容器P1の負荷がないので、いつ開始しても良い。例えば、支持搬送装置5が第2位置に到達した後に持上装置4の下降を開始するようにしても良いが、本発明の段積み搬出装置1の動作効率の観点からは、容器P1が支持搬送装置5の支持手段51によって支持され、支持位置Aよりも上方に持ち上げられた以降であって、支持搬送装置5が第2位置に到達する以前に開始するのが好ましい。これは、持上装置4が最初の容器P1を支持位置Aまで持ち上げて、その後、下降する場合だけでなく、持上装置4が後続する容器P2、P3、P4・・・を支持位置Aまで持ち上げて、その後、下降する場合においても同様である。支持搬送装置5が第2位置に到達すると、制御装置8は、アクチュエーター57の動作を停止させ、支持搬送装置5を第2位置に停止させる。
支持搬送装置5が第2位置に停止すると、図10に示すとおり、制御装置8は、アクチュエーター58を作動させ、容器P1を支持した状態の支持搬送装置5を、図中矢印で示す方向に移動させる。支持搬送装置5が、段積み位置Bにある搬出台車7の上方の第3位置に到達すると、制御装置8は、アクチュエーター58の作動を停止させ、支持搬送装置5の移動を停止させる。支持搬送装置5が第3位置に到達したことは、リミットスイッチ等の適宜の位置検知手段によって検知することができる。また、アクチュエーター58による移動距離を予め設定しておいても良い。
支持搬送装置5が第2位置から第3位置へと移動している間にも、持上装置4の下降は続けられ、図10に示すとおり、支持搬送装置5が第3位置に到達した時点で、持上装置4は既に当初の待機位置にまで下降しており、受入台3は、次の容器P2を受け入れ可能な状態になっている。この状態で、制御装置8は、受入台3の回転ローラー31、31、31・・・を回転させ、次の容器P2の搬送を開始する。持上装置4が支持位置Aから待機位置まで下降するのに要する時間の長さにも依るが、支持搬送装置5が第2位置から第3位置への移動動作を完了するまでに、持上装置5は支持位置Aから当初の待機位置にまで下降を完了しているのが望ましい。このことは、支持搬送装置5が容器P1を支持して第2位置から第3位置へと移動する場合のみならず、支持搬送装置5が、後続する容器P2、P3、P4・・・を支持して第2位置から第3位置へと移動する場合においても同様である。
支持搬送装置5が第3位置に到達し停止すると、図11に示すように、制御装置8は、アクチュエーター57を作動させて、支持搬送装置5を第3位置から、段積み位置Bにある搬出台車7上に容器P1を載置する第4位置まで下降させる。支持搬送装置5が第4位置まで下降すると、制御装置8は、当接爪52a、52bを外側に回動させて、容器P1を解放させる。
段積み位置Bにある搬出台車7上に容器P1を載置する第4位置とは、容器P1を支持した支持搬送装置5が下降して、容器P1の底面が搬出台車7の上面と接し、容器P1の荷重が、支持手段51の当接爪52a、52bから搬出台車7に移る位置のことである。支持搬送装置5が、この第4位置に到達し、当接爪52a、52bに容器P1の荷重が掛からない状態となれば、当接爪52a、52bを外側に向かって回動させ、上昇させても容器P1の鍔部tとは当接しない待避位置に移動させることが可能である。実際には、第4位置は、当接爪52a、52bによって支持されていた容器P1の底部が搬出台車7に接し、その荷重が搬出台車7に移る位置よりも余裕をもって若干下方に設定されるのが好ましい。
上述したとおり、支持搬送装置5が第4位置に到達すると、制御装置8は、アクチュエーター57の動作を停止させるとともに、シリンダ55を作動させて、当接爪52a、52bを外側に回動させ、支持搬送装置5を上昇させても当接爪52a、52bが容器P1の鍔部tとは当接しない待避位置に移動させる。これによって、支持搬送装置5による容器P1の支持は解放されたことになる。
図11に示すように、支持搬送装置5の第3位置から第4位置への下降動作と併行して、受入台3に設けられている回転ローラー31、31、31・・・よる容器P2の搬送動作は行われており、制御装置8は、容器P2が受入台3上の所定位置に到達すると、回転ローラー31、31、31・・・の回転を停止させ、容器P2を所定位置に停止させる。
続いて、図12に示すように、制御装置8は、アクチュエーター57を作動ささて、支持搬送装置5を第4位置から第3位置へと上昇させるとともに、併行して、持上装置4を上昇させ、容器P2は、当接腕41a、41bによって、支持位置Aに向けて持ち上げられることになる。
支持搬送装置5の第4位置から第3位置への上昇が完了すると、制御装置8は、図13に示すように、アクチュエーター58を作動させて、支持搬送装置5を第3位置から第2位置へと移動させる。支持搬送装置5の第3位置から第2位置への移動動作の間にも、容器P2を持ち上げる持上装置4の上昇動作は同時併行して行われており、支持搬送装置5が第2位置に戻った時点では、容器P2は、既に支持位置Aにまで持ち上げられた状態にある。このように、本発明の段積み搬出装置1においては、支持搬送装置5の第4位置から第3位置への上昇動作および第3位置から第2位置への移動動作の間にも、持上装置4の上昇動作は併行して行われるので、段積みを極めて効率良く、スピーディーに行うことができるという利点が得られる。
なお、支持搬送装置5が第2位置に戻った時点で、次の容器P2は既に支持位置Aにあるのが望ましいが、受入台3から支持位置Aまでの上昇距離が比較的長い場合には、制御装置8は、支持搬送装置5が第2位置に戻った後、若干の遅れをもって、容器P2が支持位置Aに到達するように、持上装置4の動作を制御するようにしても良い。或いは、受入台3から支持位置Aまでの上昇距離が比較的短い場合には、支持搬送装置5が第4位置から第3位置へと上昇動作を行っている間に、容器P2が支持位置Aに到達するように、持上装置4の上昇動作を制御しても良い。これは、容器P2を支持位置Aにまで持ち上げる場合だけでなく、後続する容器P3、P4、P5・・・についても同様である。
一方、制御装置8は、図13に示すとおり、支持搬送装置5が第3位置から第2位置へと移動している間に、電動機64を作動させて、搬出台車昇降装置6を、段積み位置Bから、段積みする容器Pの1段分の段積み高さに相当する距離だけ下方にある第1下降位置Bへと下降させる。段積みする容器Pの1段分の段積み高さとは、1段目の容器Pの底面と、その上に段積みされた2段目の容器Pの底面との間の高さ方向の距離を意味し、例えば、容器Pの上面の中央部が縁部よりも凹んでおり、その凹んだ中央部で次の容器Pの底面を受ける場合には、容器Pの底面と上面の凹んだ中央部までの高さ方向の距離が、容器Pの1段分の段積み高さとなる。したがって、容器P1を載置した搬出台車7を支持している搬出台車昇降装置6が第1下降位置Bにまで下降したときには、容器P1の段積みされる上面が、先に搬出台車7の上面が位置していた段積み位置Bに位置することになる。
なお、制御装置8は、支持搬送装置5が第4位置から第3位置へと上昇している間に、搬出台車昇降装置6を、段積み位置Bから第1下降位置Bへと下降させても良く、また、支持搬送装置5が第4位置から第3位置へと上昇し、次に、第3位置から第2位置へと移動している間に、搬出台車昇降装置6を、段積み位置Bから第1下降位置Bへと下降させても良い。或いは、支持搬送装置5が、次の容器P2を支持して、第2位置から第3位置へと移動して来る間に搬出台車昇降装置6を、段積み位置Bから第1下降位置Bへと下降させても良い。いずれにしても、搬出台車昇降装置6の段積み位置Bから第1下降位置Bへの下降動作は、支持搬送装置5の第3位置から第2位置への移動動作および第2位置から第3位置への移動動作に比べて、比較的短時間で完了するので、支持搬送装置5が次の容器P2を支持して第3位置へと移動してくる前には、搬出台車昇降装置6の段積み位置Bから第1下降位置Bへの下降動作は完了しておくのが望ましい。このことは、段積み位置Bから第1下降位置Bへの下降の場合だけでなく、第1下降位置Bからさらに容器Pの1段分の段積み高さに相当する距離だけ搬出台車昇降装置6が順次下降を重ねる場合においても同様である。
次に、制御装置8は、図8におけると同様に、アクチュエーター57を作動させて、支持搬送装置5を第2位置から第1位置へと下降させ、さらに、シリンダ55を作動させて、当接爪52a、52bを支持位置へと内側に回動させ、容器P2を支持可能な状態とする。その後、制御装置8は、図14に示すように、支持搬送装置5を、容器P2を支持した状態で、第2位置へと上昇させる。支持搬送装置5が、容器P2を支持して上昇すると、制御装置8は、持上装置4の当接腕41a、41bを、当初の待機位置に向かって下降させる。持上装置4の下降動作は、先に述べたとおり、支持搬送装置5が第1位置から上昇して、容器P2を支持位置Aよりも上方に持ち上げた時点以降であれば、いつ開始しても良い。
次に図15に示すとおり、制御装置8は、アクチュエーター58を作動させ、容器P2を支持した支持搬送装置5を第2位置から第3位置へと移動させる。先に図10に基づいて説明したとおり、支持搬送装置5が第2位置から第3位置へと移動している間にも、持上装置4の下降は続けられ、支持搬送装置5が容器P2を支持して第3位置に到達した時点で、持上装置4は既に当初の待機位置にまで下降している。先に述べたと同様に、支持搬送装置5が第2位置から第3位置への移動動作を完了するまでに、持上装置5は支持位置Aから当初の待機位置にまで下降を完了しているのが望ましい。この状態で受入台3は、次の容器P3を受け入れ可能な状態になっている。持上装置4が当初の待機位置まで下降し、受入台3が次の容器P3を受け入れ可能な状態になると、制御装置8は、受入台3の回転ローラー31、31、31・・・を回転させ、容器P3の搬送を開始する。
容器P2を支持した支持搬送装置5が第3位置に到達し停止すると、図16に示すように、制御装置8は、アクチュエーター57を作動させ、支持搬送装置5を、第3位置から、搬出台車7上に載置されている容器P1上に容器P2を載置する第4位置まで下降させる。このとき、搬出台車7は第1下降位置Bにあるが、先に図13に基づいて説明したとおり、搬出台車7上に載置されている容器P1の段積みされる上面は、段積み位置Bにあり、容器P2は容器P1上に段積みされる。
支持搬送装置5が第4位置に到達し、容器P2を容器P1の段積み面上に載置すると、制御装置8は、先に容器P1を搬出台車7上に載置したときと同様に、シリンダ55を作動させて、当接爪52a、52bを外側に回動させ、支持搬送装置5を上昇させても当接爪52a、52bが容器P2の鍔部tとは当接しない待避位置に移動させる。これによって、支持搬送装置5による容器P2の支持は解放されたことになる。
図16に示すように、容器P2を支持した支持搬送装置5が第3位置から第4位置へと下降するのと併行して、受入台3に設けられている回転ローラー31、31、31・・・よる容器P3の搬送動作は行われており、制御装置8は、容器P3が受入台3上の所定位置に到達すると、回転ローラー31、31、31・・・の回転を停止させ、容器P3を所定位置に停止させる。
続いて、図17に示すように、制御装置8は、アクチュエーター57を作動ささて、支持搬送装置5を第4位置から第3位置へと上昇させるとともに、併行して、持上装置4を上昇させ、容器P3は、当接腕41a、41bによって、支持位置Aに向けて持ち上げられることになる。
続いて、先に図13に基づいて説明したのと同様に、支持搬送装置5の第4位置から第3位置への上昇が完了すると、制御装置8は、図18に示すように、アクチュエーター58を作動させて、支持搬送装置5を第3位置から第2位置へと移動させる。併行して、容器P3を持ち上げる持上装置4の上昇動作が行われており、図18に示すように、支持搬送装置5が第2位置に戻った時点では、容器P3は、既に支持位置Aにまで持ち上げられた状態にある。
一方、制御装置8は、図18に示すように、電動機64を作動させて、搬出台車昇降装置6を、第1下降位置Bから、さらに、段積みする容器Pの1段分の段積み高さに相当する距離だけ下方にある第2下降位置Bへと下降させる。容器P1およびP2を段積みした搬出台車7を支持している搬出台車昇降装置6が第2下降位置Bにまで下降したときには、容器P2の段積みされる上面が、先に搬出台車7の上面が位置していた段積み位置Bに位置することになる。搬出台車昇降装置6のこの下降動作は、前述したとおり、当接爪52a、52bが外側に回動し、支持搬送装置5を上昇させても当接爪52a、52bが容器P2の鍔部tとは当接しない待避位置に移動した後であれば、いつ開始しても良い。
以降、同様の動作を繰り返すことによって、所望の段数だけ容器Pを段積みすることができる。図19は、容器P1〜P8が搬出台車7上に順次段積みされ、支持搬送装置5の支持手段51が、当接爪52a、52bを外側に向かって回動させ、容器P8の支持を解放した状態を示している。B、B、B・・・は、それぞれ、第2下降位置、第3下降位置、第4下降位置等を表しており、各下降位置は、容器Pの1段分の段積み高さに相当する距離だけ離れている。
段積みの段数の制御は、持上装置4の昇降回数、支持搬送装置5の昇降ないしは往復移動回数、または、搬出台車昇降装置6の下降回数をカウントして、その回数が所定の段積み段数と同じになったときに段積み終了と判断すれば良い。或いは、搬出台車昇降装置6の高さ方向位置を検知して、段積み位置Bからの下降距離が所定の長さに達したときに所定段数の段積みが終了したと判断するようにしても良い。
上述のようにして、搬出台車7上に所定段数の容器Pが段積みされると、図20に示すように、制御装置8は、アクチュエーター57を作動させて、支持搬送装置5を第4位置から第3位置へと上昇させるとともに、電動機64の動作を制御して、搬出台車昇降装置6を第7下降位置Bから、搬出台車7が床面Z上を走行して、段積みした容器P1〜P8を外部に搬出することができる搬出位置まで下降させる。搬出台車昇降装置6が搬出位置まで下降したとき、台車受台61の上面は、搬出台車7の下面よりも下にあるので、図21に示すとおり、容器P1〜P8を段積みした搬出台車7を、床面Z上を走行させて自由に外部に搬出することができる。搬出台車7の外部への搬出は、人力によって行っても良いし、適宜の送り出し装置によって自動的に行うようにしても良い。一方、制御装置8は、アクチュエーター58を作動させて、支持搬送装置5を第2位置へと移動させ、本発明の段積み搬出装置1を初期状態へと復帰させる。
なお、以上の例においては、搬出台車7の搬出方向は、受入台3上での容器P1〜P8の搬送方向と同じ方向であるが、例えば、図22に示すように、搬出台車昇降装置6における台車受台61の向きを90度変えて、受入台3上での容器Pの搬送方向に対して直交させることによって、搬出台車7の搬出方向を、受入台3上での容器Pの搬送方向に対して直交する方向(図22に矢印で示す方向)に変えることが可能である。このようにすれば、図22において、右側から搬送されてくる容器P1、P2、P3・・・を、順次、搬送台車7上に段積みし、段積みが終了後、容器P1、P2、P3・・・を段積みした搬送台車7を、搬送方向とは直交する図中下側に向かって搬出させることが可能である。また、搬出台車昇降装置6の取り付け位置を、図22における位置から180度回転させると、搬送台車7の搬出方向を、図中上側に向かう方向とすることも可能である。このように、搬出台車7の搬出方向を、受入台3上での容器P1、P2、P3・・・の搬送方向と直交させることによって、例えば、スペースが限られている場所にも本発明の段積み搬出装置1を設置することができ、好都合である。
以上述べたとおり、本発明の段積み搬出装置1によれば、段積みされる容器P1、P2、P3・・・は搬出台車7上に直接載置され、段積みされるので、段積みした容器を搬出台車7上に移し換える手間が不要である。また、本発明の段積み搬出装置1においては、容器Pを支持搬送する支持搬送装置5とは別に、容器Pを受入台3からその上方に設定された支持位置Aまで持ち上げる持上装置4と、搬出台車7を搬出位置からその上方に設定された段積み位置Bまで上昇させ、また下降させる搬出台車昇降装置6とが設けられているので、例えば、容器Pを支持した支持搬送装置5の昇降動作または往復移動動作、或いはその双方の動作と同時に併行して、持上装置4による容器Pの持ち上げ動作、または、搬出台車昇降装置6による搬出台車7の昇降動作、或いは、その双方の動作を行うことができ、容器Pの段積み作業を極めて効率的に、かつ、短時間で行うことができる。
容器Pを支持した支持搬送装置5の昇降動作または往復移動動作、或いはその双方の動作と同時併行して行わせる持上装置4の昇降動作としては、少なくとも、段積みする第1の容器P1が支持位置Aにおいて支持搬送装置5によって支持された後の下降動作、後続する容器P2、P3、P4・・・を支持位置Aまで持ち上げる各上昇動作、およびその後の各下降動作が挙げられる。なお、持上装置4が、段積みする第1の容器P1を支持位置Aまで持ち上げる時に、支持搬送装置5が未だ第2位置にないときには、支持搬送装置5の昇降動作および/または往復移動動作と併行して、第1の容器P1を持ち上げる持上装置4の上昇動作を行わせても良い。
また、容器Pを支持した支持搬送装置5の昇降動作または往復移動動作、或いはその双方の動作と同時併行して行わせる搬出台車昇降装置6の昇降動作としては、少なくとも、段積み位置Bから順に第1下降位置B、第2下降位置B・・・と順次下降していく動作と、段積み完了後に、搬出位置まで下降する動作が挙げられる。なお、搬出台車昇降装置6が、空の搬出台車を搬出位置から段積み位置Bへと上昇させる時に、支持搬送装置5が未だ第2位置にないときには、支持搬送装置5の昇降動作および/または往復移動動作と併行して、搬出台車昇降装置6の段積み位置Bへの上昇動作を行わせても良い。
さらに、本発明の段積み搬出装置1においては、上記のとおり、支持搬送装置5とは別に持上装置4および搬出台車昇降装置6が設けられているので、支持搬送装置5が支持位置Aにある容器Pを支持可能な状態となることができる第1位置とその上方の第2位置との距離、および、支持搬送装置5が支持している容器Pを段積み位置Bにある搬出台車7または容器P上に載置する第4の位置とその上方の第3の位置との距離は、可及的に短くすることが可能であり、その結果、支持搬送装置5の昇降に要する時間を短くすることができるという利点が得られる。第1位置と第2位置との垂直方向の距離は、支持位置Aにある容器Pを支持搬送装置5の支持手段51によって支持し、持上装置4の当接腕41a、41bから若干でも上方に持ち上げることができる距離であれば良く、例えば、段積みする容器Pの高さよりも短く設定することができる。
同様に、第3位置と第4位置との垂直方向の距離も可及的に短くすることができ、支持搬送装置5の支持手段51によって支持されている容器Pを、段積み位置Bにある搬出台車7または別の容器P上に載置することができる距離であれば良く、例えば、段積みする容器Pの高さよりも短く設定することができる。このように、第3位置と第4位置との距離を短くすることによって、支持搬送装置5の昇降に要する時間を短くすることが可能である。
なお、以上の例においては、支持搬送装置5が往復移動する第2位置と第3位置とは、同じ水平面上にあり、支持搬送装置5の往復移動は水平方向に行われるものであるが、場合によっては、第2位置と第3位置とは同一水平面上になくても良く、第3位置が第2位置よりも高い位置にあっても、また低い位置にあっても良い。
以上説明したように、本発明の段積み搬出装置によれば、搬出台車上への容器の段積みを、効率良く、スピーディーに行うことができるので、本発明は、例えば、大量の米飯を炊飯して出荷する大規模な炊飯設備において、労力の削減に寄与するばかりでなく、作業の効率を高めることを可能にし、多大なる産業上の利用可能性を備えるものである。
本発明の段積み搬出装置の一例を示す側面図である。 図1のX−X’位置での平面図である。 持上装置の動作を説明する側面図である。 支持手段の動作を説明する図である。 搬出台車昇降装置の動作を説明する側面図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の動作を説明する図である。 本発明の段積み搬出装置の他の一例を示す側面図である。
符号の説明
1 段積み搬出装置
2 フレーム
3 受入台
4 持上装置
5 支持搬送装置
6 搬出台車昇降装置
7 搬出台車
8 制御装置
9 レール
10、43 ガイドレール
31 回転ローラー
32 リミットスイッチ
41a、41b 当接腕
42、65 昇降ローラー
44、55 シリンダ
51 支持手段
52a、52b 当接爪
61 台車受台
62 支持体
64 電動機
A 支持位置
B 段積み位置
第1下降位置
P 容器
t 鍔部
Z 床面

Claims (3)

  1. 搬送されてくる容器を受け入れる受入台と;受入台に対して垂直方向に昇降し、受入台上にある容器を、受入台上方に設定された支持位置まで持ち上げる持上装置と;容器の支持・解放が自在な支持手段を備えた支持搬送装置であって、支持位置にある容器を支持可能な状態になることができる第1位置とそれよりも上方の第2位置との間の昇降と、第2位置とそれとは水平方向に離れた第3位置との間の往復移動と、第3位置とそれよりも下方に設定された段積み位置にある搬出台車または容器上に容器を載置する第4位置との間の昇降を行う支持搬送装置と;段積み位置に対して垂直方向に昇降し、搬出台車を段積み位置よりも下方にある搬出位置から段積み位置まで上昇させ、また、搬出位置まで下降させる搬出台車昇降装置と;少なくとも、持上装置の昇降動作と、支持搬送装置の昇降動作および往復移動動作と、搬出台車昇降装置の昇降動作を制御する制御装置であって、
    (a)支持搬送装置が、第3位置から第4位置まで下降し、支持していた容器を段積み位置にある搬出台車または容器上に載置する度に、段積みされる容器の1段の段積み高さに相当する距離だけ搬出台車を下降させるように搬出台車昇降装置の動作を制御し、かつ、
    (b)持上装置の昇降動作および/または搬出台車昇降装置の昇降動作の少なくとも一部分が、支持搬送装置の昇降および/または往復移動動作と同時併行して行われるように、持上装置、搬出台車昇降装置、および支持搬送装置の動作を制御する、
    制御装置とを備えている、段積み搬出装置。
  2. 受入台が、受入台上で容器を搬送する搬送手段と、容器が受入台上の所定位置に到達したことを検知する検知手段とを備えており、制御装置が、受入台に備えられた搬送手段の動作も制御する制御装置である、請求項1記載の段積み搬出装置。
  3. 制御装置が、支持搬送装置に備えられた支持手段による容器の支持・解放動作も制御する制御装置である請求項1または2記載の段積み搬出装置。
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