JP2009290574A - 通信装置および通信装置制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を制限できる通信装置および通信装置制御プログラムを提供すること。
【解決手段】通話相手装置(外部装置200)が、メーカのコールセンタであった場合、コールセンタからの許可信号に応じて、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可される。これにより、コールセンタとの間で通話が行われる場合に限り、簡易保守モードへの移行が許可されるので、その他の場合は簡易保守モードへの移行が許可されず、簡易保守モードにおいて可能なMFP1内部の設定変更を行えないようにすることができる。よって、ユーザに対して、MFP1内部の設定を変更できる機会を制限できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信装置および通信装置制御プログラムに関するものである。
近年、通信装置の多機能化が進む一方、装置内部が複雑化することによって、装置の使用中に異常の発生が多発するようになってきた。その異常の中には、メーカのサービスマンによらなければ回復できない重大な異常がある一方、簡単な操作で容易に回復できる軽微な異常も多く含まれる。
そこで、操作パネルに設けられた操作キーを特定の組み合わせに従って押下操作することにより「簡易保守モード」を設定可能な通信装置が知られている(例えば、特許文献1)。「簡易保守モード」とは、通常の動作モードでは変更できない装置内部の設定をユーザの操作に従って変更可能にする通信装置の動作モードの一種である。ユーザは、装置に異常が発生した場合に簡易保守モードを設定することにより、メーカのコールセンタからの指示などに従って装置内部の設定を変更することができる。これにより、通信装置に軽微な異常が発生した場合、ユーザが簡単な操作で容易にその異常から回復させることができる。また、メーカ側においても、サービスマンが軽微な異常に対して対応する頻度を抑制することができ、サービスマンの業務軽減を図ることができる。
特開平11−203121号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された通信装置では、操作キーを特定の組み合わせに従って押下操作すればいつでも簡易保守モードを設定することができるので、装置が正常に動作している場合に、ユーザが簡易保守モードを設定して不用意に内部の設定を変更してしまうと、かえって異常発生の原因となってしまうという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を制限できる通信装置および通信装置制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1に記載の通信装置は、外部装置との間で通信が可能な通信手段を備え、動作モードとして、通常モードと、その通常モードでは変更不可な装置内部の設定をユーザの操作に応じて変更可能とする特殊モードとを有するものであって、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させる移行手段と、前記通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われることを判別する通信判別手段と、その通信判別手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別されることを条件として、前記移行手段による前記特殊モードへの移行を許可する許可手段とを備える。
請求項2に記載の通信装置は、請求項1に記載の通信装置において、前記通信手段による前記外部装置との通信において、前記外部装置より送信される前記特殊モードへの移行を許可する許可信号を検出する信号検出手段を備え、前記許可手段は、前記通信判別手段により、前記所定の外部装置との間で通信が行なわれると判別され、且つ、前記信号検出手段により前記許可信号が検出された場合に、前記移行手段による前記特殊モードへの移行を許可する。
請求項3に記載の通信装置は、請求項1又は2に記載の通信装置において、前記通常モードから前記特殊モードへの移行の指示を受け付ける指示受付手段と、前記許可手段により前記移行手段による前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記指示受付手段により受け付けられる前記指示を検出する指示検出手段とを備え、前記移行手段は、前記指示検出手段により前記指示が検出される場合に、前記通常モードから前記特殊モードへ移行する。
請求項4に記載の通信装置は、請求項3に記載の通信装置において、前記許可手段は、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作を許可するものであり、前記指示受付手段は、ユーザが行う前記移行指示操作を受け付けるものであり、前記指示検出手段は、前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付手段により受け付けられる前記移行指示操作の検出を開始し、前記移行手段は、前記指示検出手段により前記移行指示操作が検出される場合に、前記通常モードから前記特殊モードへ移行する。
請求項5に記載の通信装置は、請求項4に記載の通信装置において、前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付手段を、ユーザによる前記移行指示操作を受け付け可能な状態に設定する設定手段を備える。
請求項6に記載の通信装置は、請求項5に記載の通信装置において、タッチパネル機能を備えた表示装置の表示画面上に画像を表示する表示手段と、ユーザ操作に基づいて指定された前記表示装置の表示画面上の位置を検出する位置検出手段とを備え、前記設定手段は、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるための受付ボタンが前記表示画面上の所定の領域に表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御手段として機能し、前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記表示制御手段による制御により前記受付ボタンの表示された前記表示画面上の所定の領域が、ユーザ操作により指定されたか否かを判別するボタン操作判別手段をさらに備え、前記指示受付手段は、前記ボタン操作判別手段により前記所定の領域がユーザ操作により指定されたと判別された場合に、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるものである。
請求項7に記載の通信装置は、請求項6に記載の通信装置において、前記表示制御手段は、前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものである。
請求項8に記載の通信装置は、請求項6又は7に記載の通信装置において、自装置の状態を監視する状態監視手段と、その状態監視手段により監視される前記自装置の状態に基づいて、前記特殊モードへの移行の必要性を判断する判断手段と、その判断手段により判断される前記特殊モードへの移行の必要性に基づいて、前記表示手段に表示させる前記受付ボタンの表示態様を決定する表示態様決定手段とを備え、前記表示制御手段は、前記表示態様決定手段により決定された表示態様で前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものである。
請求項9に記載の通信装置は、請求項8に記載の通信装置において、前記表示態様決定手段は、前記判断手段により前記特殊モードへの移行の必要性が高いと判断された場合の前記受付ボタンの表示サイズが、前記特殊モードへの移行の必要性が低いと判断された場合の前記受付ボタンの表示サイズよりも大きくなるように、その表示態様を決定するものである。
請求項10に記載の通信装置は、請求項1から9のいずれかに記載の通信装置において、各外部装置を特定するために外部装置毎に割り当てられる識別情報のうち、前記所定の外部装置の識別情報を記憶する記憶手段と、前記通信手段により通信が行われる外部装置の識別情報を特定する識別情報特定手段と、その識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であるかを判別する識別情報判別手段とを備え、前記通信判別手段は、前記識別情報判別手段によって、前記識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であると判別された場合に、前記通信手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別する。
請求項11に記載の通信装置は、請求項10に記載の通信装置において、前記通信手段により前記外部装置との間の通信が確立されたことを検出する通信確立検出手段を備え、前記通信判別手段は、前記識別情報判別手段によって、前記識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であると判別され、且つ、前記通信確立手段により前記通信の確立が検出された場合に、前記通信手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別する。
請求項12に記載の通信装置制御プログラムは、外部装置との間で通信が可能な通信手段を備え、動作モードとして、通常モードと、その通常モードでは変更不可な装置内部の設定をユーザの操作に応じて変更可能とする特殊モードとを有する通信装置によって実行されるものであって、前記通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われることを判別する通信判別ステップと、その通信判別ステップにより前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別されることを条件として、前記動作モードとして前記通常モードから前記特殊モードへの移行を許可する許可ステップと、その許可ステップにより、前記通常モードから前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させる移行ステップとを備える。
請求項13に記載の通信装置制御プログラムは、請求項12に記載の通信装置制御プログラムにおいて、前記通信手段による前記外部装置との通信において、前記外部装置より送信される前記特殊モードへの移行を許可する許可信号を検出する信号検出ステップを備え、前記許可ステップは、前記通信判別ステップにより、前記所定の外部装置との間で通信が行なわれると判別され、且つ、前記信号検出ステップにより前記許可信号が検出された場合に、前記通常モードから前記特殊モードへの移行を許可する。
請求項14に記載の通信装置制御プログラムは、請求項12又は13に記載の通信装置制御プログラムにおいて、前記通常モードから前記特殊モードへの移行の指示を受け付ける指示受付ステップと、前記許可ステップにより前記移行ステップによる前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記指示受付ステップにより受け付けられる前記指示を検出する指示検出ステップとを備え、前記移行ステップは、前記指示検出ステップにより前記指示が検出される場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させることを特徴とする。
請求項15に記載の通信装置制御プログラムは、請求項14に記載の通信装置制御プログラムにおいて、前記許可ステップは、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作を許可するものであり、前記指示受付ステップは、ユーザが行う前記移行指示操作を受け付けるものであり、前記指示検出ステップは、前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付ステップにより受け付けられる前記移行指示操作の検出を開始し、前記移行ステップは、前記指示検出ステップにより前記移行指示操作が検出される場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させることを特徴とする。
請求項16に記載の通信装置制御プログラムは、請求項15に記載の通信装置制御プログラムにおいて、前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付ステップを、ユーザによる前記移行指示操作を受け付け可能な状態に設定する設定ステップを備える。
請求項17に記載の通信装置制御プログラムは、請求項16に記載の通信装置制御プログラムにおいて、タッチパネル機能を備えた表示装置の表示画面上に画像を表示する表示手段と、ユーザ操作に基づいて指定された前記表示装置の表示画面上の位置を検出する位置検出手段とを備え、前記設定ステップは、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるための受付ボタンが前記表示画面上の所定の領域に表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御ステップとして機能し、前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記表示制御ステップによる制御により前記受付ボタンの表示された前記表示画面上の所定の領域が、ユーザ操作により指定されたか否かを判別するボタン操作判別ステップを備え、前記指示受付ステップは、前記ボタン操作判別手段により前記所定の領域がユーザ操作により指定されたと判別された場合に、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるものである。
請求項18に記載の通信装置制御プログラムは、請求項17に記載の通信装置制御プログラムにおいて、前記表示制御ステップは、前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものである。
請求項19に記載の通信装置制御プログラムは、請求項17又は18に記載の通信装置制御プログラムにおいて、自装置の状態を監視する状態監視ステップと、その状態監視ステップにより監視される前記自装置の状態に基づいて、前記特殊モードへの移行の必要性を判断する判断ステップと、その判断ステップにより判断される前記特殊モードへの移行の必要性に基づいて、前記表示手段に表示させる前記受付ボタンの表示態様を決定する表示態様決定ステップとを備え、前記表示制御ステップは、前記表示態様決定ステップにより決定された表示態様で前記受付ボタンを表示するように前記表示装置を制御する。
請求項1に記載の通信装置によれば、通信手段により行われる外部装置との間の通信が、所定の外部装置との間の通信であった場合に、そのことが通信判別手段によって判別され、移動手段による特殊モードへの移行が許可される。換言すれば、所定の外部装置との間で通信が行われる場合に限り、移動手段による特殊モードへの移行が許可されるので、その他の場合には特殊モードへの移行が許可されず、特殊モードにおいて可能な装置内部の設定の変更を行えないようにすることができる。よって、ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を制限できるという効果がある。
また、所定の外部装置がメーカのコールセンタに設けられた通信装置であれば、通信手段によりコールセンタとの間で通信が行われる場合、特殊モードへの移行が許可手段により許可されるので、ユーザはそのコールセンタの指示に従って装置内部の設定を変更することができるのに対し、コールセンタとの間で通信が行われていない場合は、特殊モードへの移行が許可されないので、装置内部の設定を変更不可にすることができる。このように、コールセンタとの間で通信が行われる場合に限り、ユーザに対して装置内部の設定の変更を行わせることができるので、ユーザに対して、装置内部の設定変更できる機会を、コールセンタと通信することによって異常からの回復を図りたいときといった必要時だけに限定することができるという効果がある。
請求項2に記載の通信装置によれば、請求項1に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、所定の外部装置との間で通信が行われている場合に、その所定の外部装置から特殊モードへの移行を許可する許可信号が送信されると、信号検出手段によって、その許可信号が検出される。そして、通信判別手段により所定の外部装置との間で通信が行なわれると判別され、且つ、信号検出手段により許可信号が検出された場合に、移行手段による特殊モードへの移行が許可手段によって許可される。これにより、通信装置における特殊モードへの移行を、外部装置(例えば、コールセンタの通信装置)から制御できるので、ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を、外部装置から確実に制限できるという効果がある。
請求項3に記載の通信装置によれば、請求項1又は2に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、通常モードから特殊モードへの移行の指示を受け付ける指示受付手段が設けられており、許可手段により移行手段による特殊モードへの移行が許可された場合に、通常モードから特殊モードへの移行の指示が指示受付手段によって受け付けられると、その指示が指示検出手段により検出され、移行手段によって、通常モードから特殊モードへ移行される。このように、許可手段により、移行手段による特殊モードへの移行が許可された場合であって、検出手段により特殊モードへの移行の指示が検出された場合に特殊モードへ移行するので、特殊モードへの移行を必要なタイミングで行うことができるという効果がある。
請求項4に記載の通信装置によれば、請求項3に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、ユーザが行う移行指示操作が許可手段により許可された場合に、ユーザによる移行指示操作が指示受付手段によって受け付けられると、その移行指示操作が指示検出手段により検出され、移行手段によって、通常モードから特殊モードへ移行される。このように、許可手段により、ユーザが行う特殊モードへの移行指示操作が許可された場合であって、その移行指示操作がユーザによって行われた場合に、特殊モードへ移行するので、特殊モードへの移行をユーザが必要なタイミングで行うことができるという効果がある。また、ユーザの操作が介在することによって、ユーザに対して特殊モードへの移行を認識させることができるという効果がある。
請求項5に記載の通信装置によれば、請求項4に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、許可手段によりユーザが行う特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、設定手段によって、指示受付手段がユーザによる移行指示操作を受け付け可能な状態に設定される。これにより、特殊モードへの移行指示操作が許可されない場合には、ユーザによる移行指示操作を受け付けないようにすることができるので、ユーザによる誤った操作によって特殊モードへの移行が行われないにすることができる効果がある。また、指示受付手段によるユーザの移行指示操作を受け付けないようにすることで、ユーザに対して、特殊モードへの移行が許可されていないことを認識させることができるという効果がある。
請求項6に記載の通信装置によれば、請求項5に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、タッチパネル機能を備えた表示装置の表示画面上に画像を表示する表示手段が備えられており、表示制御手段(設定手段)による表示手段の制御によって、ユーザによる通常モードから特殊モードへの移行指示操作を受け付けるための受付ボタンが、表示装置の表示画面上の所定の領域に表示される。また、ユーザの操作に基づいて表示装置の表示画面上の位置が指定されると、位置検出手段によってその位置が検出される。ここで、表示画面上に受付ボタンが表示されている場合に、その受付ボタンの表示されている所定の領域がユーザの操作によって指定されると、そのことがボタン操作判別手段により判別され、指示受付手段によって、ユーザによる通常モードから特殊モードへの移行指示操作が受け付けられる。このように、タッチパネル機能を備えた表示装置に受付ボタンを表示させるように構成されているので、指示受付手段をハードキーによって構成する場合と比較して、ハードキーの数を削減することができる。よって、装置のコストダウンを図ることができるという効果がある。また、特殊モードへの移行を指示する操作は、通常の動作状態では行われない操作であるところ、タッチパネル機能を備えた表示装置に受付ボタンを表示させることによって、必要な場合にのみ、受付ボタンを表示させることができる。これにより、ユーザによって不要な操作が行われることを防止することができる。
請求項7に記載の通信装置によれば、請求項6に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、表示制御手段による表示手段の制御によって、ユーザが行う特殊モードへの移動指示操作が許可手段により許可された場合に、受付ボタンが表示装置の表示画面上に表示される。これにより、特殊モードへの移行が許可されない場合には、受付ボタンが表示されないため、ユーザに対して、通常モードから特殊モードへの移行の指示を受け付けられないようにすることができるという効果がある。また、受付ボタンの表示・非表示を、許可手段による特殊モードへの移行の許可の有無に応じて設定されるので、受付ボタンが非表示の場合には、ユーザに対して、特殊モードへの移行が許可されていないことを認識させることができるという効果がある。
請求項8に記載の通信装置によれば、請求項6又は7に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、状態監視手段により監視される自装置の状態に基づいて、特殊モードへの移行の必要性が判断手段によって判断され、その判断手段により判断される特殊モードへの移行の必要性に基づいて、表示手段に表示させる受付ボタンの表示態様が表示態様決定手段により決定される。そして、表示制御手段による表示手段の制御によって、表示態様決定手段により決定された表示態様で受付ボタンが表示装置の表示画面上に表示される。これにより、受付ボタンの表示態様によって、ユーザに対して特殊モードへの必要性の程度を認識させることができるという効果がある。
請求項9に記載の通信装置によれば、請求項8に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、表示態様決定手段は、判断手段により特殊モードへの移行の必要性が高いと判断された場合の受付ボタンの表示サイズが、特殊モードへの移行の必要性が低いと判断された場合の受付ボタンの表示サイズよりも大きくなるように、その表示態様が表示態様決定手段により決定される。これにより、特殊モードへの移行の必要性が高いほど、表示サイズの大きな受付ボタンが表示装置の表示画面上に表示されるので、ユーザに対して、特殊モードへの移行の必要性の高さを容易に認識させることができるという効果がある。また、特殊モードへの移行の必要性が高い場合には、受付ボタンが大きく表示されることで、ユーザによる移行操作が行いやすくなるという効果がある。
請求項10に記載の通信装置によれば、請求項1から9のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、識別情報特定手段により特定される外部装置の識別情報が、記憶手段に記憶された所定の外部装置の識別情報であると識別情報判別手段によって判別された場合に、通信判別手段によって、通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われると判別される。これにより、通信手段により通信が行われる場合に、特殊モードへの移行が許可されるべき通信相手装置の情報として、所定の外部装置の識別情報を記憶手段に記憶させておけば、容易に、通信手段により通信が行われている外部装置が所定の外部装置であるか否かを判別することができるという効果がある。
請求項11に記載の通信装置によれば、請求項10に記載の通信装置の奏する効果に加え、次の効果を奏する。即ち、識別情報判別手段によって、識別情報特定手段により特定される外部装置の識別情報が記憶手段に記憶された所定の外部装置の識別情報であると判別され、且つ、通信確立手段により外部装置との間の通信の確立が検出された場合に、通信判別手段によって、通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われると判別される。これにより、通信が確率していない間は、特殊モードへの移行が許可されないので、その間にユーザによって不要な操作が行われることを防止することができるという効果がある。
請求項12に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項1に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項13に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項2に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項14に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項3に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項15に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項4に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項16に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項5に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項17に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項6に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項18に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項7に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
請求項19に記載の通信装置制御プログラムによれば、その通信装置制御プログラムが通信装置によって実行されることにより、請求項8に記載の通信装置と同様の効果を奏することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態における多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1の外観構成を示した斜視図である。
このMFP1は、電話機能、ファクシミリ機能、PC(Personal Computer)プリント機能、メディアプリント機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能を有する多機能周辺装置である。
また、このMFP1は、動作モードとして、装置各部を通常に使用可能な「通常モード」とは別に、その通常モードでは変更不可な装置内部の設定をユーザの操作に応じて変更可能とする「簡易保守モード」を有している。ユーザは、MFP1において異常が発生した場合に、MFP1の動作モードを簡易保守モードに設定することにより、メーカのコールセンタの指示に従って、その装置内部の設定を変更して、異常の回復を図ることができる。「通常モード」においては、電話機能による通話や、ファクシミリ機能によるファクシミリデータの送受信等、多機能周辺装置が備える各種機能が動作する。
一方、ユーザに対して「簡易保守モード」への移行を常に許可してしまうと、ユーザが不用意に「簡易保守モード」を設定し、装置内部の設定を変更してしまう恐れがある。これに対し、本実施形態のMFP1では、必要時以外にユーザによる簡易保守モードへの移行を制限し、装置内部の設定を変更できる機会を制限できるように構成されている。尚、この「簡易保守モード」が、請求項に記載の「特殊モード」の一例である。
MFP1の上部には、図1に示すように、ファクシミリ機能、スキャナ機能、又は、コピー機能の実行時に原稿を読み取るためのスキャナ20が配置されている。原稿カバー体8の下側には、原稿を載置するための載置用ガラス板(図示せず)が設けられている。また、筐体内部には記録用紙に画像を印刷する装置として、所謂インクジェットプリンタで構成されたプリンタ21が内蔵されている。
原稿カバー体8の前方には、横長形状の操作パネル6が設けられており、操作キー15および液晶ディスプレイ(以下、「LCD(Liquid Crystal Display)」と称す)16が具備されている。操作キー15には、電話機能やファクシミリ機能を利用する場合に電話番号を入力するための数字ボタン15aや、MFP1の電源のオン/オフを行うための電源ボタン15bなどの各種ボタンが設けられている。
LCD16は、LCDパネル(図示せず)及びLCDパネルを制御してLCDパネル上に画像を表示するLCD制御回路(図師せず)を有し、そのLCDパネルによって、操作手順や実行中の処理の状態が表示されると共に、操作キー15や後述するタッチパネル17の押下に対応する情報が表示される。また、詳細については図3および図4を参照して後述するが、電話機能によってコールセンタ(の電話機)との間で通話が行われている場合に、コールセンタから送信される「簡易保守モード」への移行を許可する許可信号を受信すると、LCD16に、簡易保守ボタン161,162が表示される(図3参照)。
そして、LCD16が有するLCDパネル(図示せず)の表示面には、入力装置の一種であるタッチパネル17が設けられており、LCD16に表示された簡易保守ボタン161,162がユーザの指で触れられると、MFP1の動作モードが簡易保守モードに設定される。MFP1は、簡易保守モードに設定されると、LCD16に「簡易保守メニュー」を表示し(図4参照)、ユーザは、タッチパネル17を介してこの簡易保守メニューを操作することにより、装置を「簡易保守モード」に移行させ、装置内部の設定を変更することができるようになる。
MFP1の前面には、メモリカード19a(図2参照)を挿入するためのメモリカードスロット19が設けられており、メモリカード19a内に記憶された画像データに対応する画像をLCD16に表示すると共に、タッチパネル16の操作によりユーザから選択された画像を、プリンタ21によって印刷する。
MFP1の側部には、送受話器22が設けられている。この送受話器22は、ユーザが電話機能を使用して、電話回線網100(図2参照)を介して接続される外部装置200との間で通話を行う場合に使用される。
また、MFP1は、送受話器22とは別に、充電機能を有する持ち運びが可能なデジタルコードレス方式の子機61が設けられると共に、MFP1の筐体内部には、その子機61との間でデジタルコードレス方式による無線通信600(図2参照)を行うためのデジタルコードレス通信制御回路(以下、「DCL(Digital Cordless)通信制御回路」と称す)27を搭載した回路基板(図示せず)が設けられている。子機61は、DCL通信制御回路27を介してMFP1の本体と無線通信600を行うことにより、送受話器22との間、または、電話回線網100を介して外部装置200(図示せず)との間で通話を行う電話機能を実現している。
その他、MFP1の側部には、電話回線端子、LAN(Local Area Network)端子、及び、USB(Universal Serial Bus)端子(いずれも図示せず)が設けられている。そして、電話回線端子に電話線を接続することにより、MFP1のNCU(Network Control Unit)23(図2参照)を電話回線網100(図2参照)に接続することができ、電話回線網100を介して、MFP1と外部装置200との間で通話を行うことができる。
また、LAN端子にLANケーブルを接続することにより、MFP1のインターネットインターフェイス25(図2参照)をインターネット300(図2参照)に接続することができ、インターネット300を介して、MFP1と外部装置300との間で通信を行うことができる。
また、一端がPC500に接続されたUSBケーブルの他端をMFP1のUSB端子に接続することにより、MFP1のUSBインターフェイス26(図2参照)にPC500(図2参照)を接続することができる。そして、PC500によって、MFP1に対してプリント機能(PCプリント機能、メディアプリント機能)やスキャナ機能等の実行命令あるいは各種設定が行えるように構成されている。
次に、図2を参照して、MFP1の電気的構成について説明する。図2は、MFP1の電気的構成を示すブロック図である。MFP1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)14、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、計時回路18、メモリカードスロット19、スキャナ20、プリンタ21、送受話器22、NCU23、モデム24、インターネットインターフェイス25、USBインターフェイス26、DCL通信制御回路27を主に有している。
CPU11、ROM12、RAM13、EEPROM14は、バスライン28を介して互いに接続されている。また、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、計時回路18、メモリカードスロット19、スキャナ20、プリンタ21、送受話器22、NCU23、モデム24、インターネットインターフェイス25、USBインターフェイス26、DCL通信制御回路27、バスライン28は、入出力ポート29を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13、EEPROM14に記憶される各種固定値やプログラム、或いは、NCU23、インターネットインターフェイス25、USBインターフェイス26、DCL通信制御回路27を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート29と接続された各部を制御する演算処理装置である。
ROM12は、CPU11で実行される制御プログラム12aや、その制御プログラム12aで参照される固定値などを格納した書換不能な不揮発性のメモリである。図5のフローチャートに示す簡易保守処理を行うプログラムは、この制御プログラム12aに含まれる。この簡易保守処理がCPU11によって実行されることにより、簡易保守モードへの移行の許可に伴う簡易保守ボタン161,162の表示や、簡易保守モードへの移行および簡易保守メニューの表示、装置内部の設定変更などが制御される。この簡易保守処理の詳細については、図5を参照して後述する。
また、ROM12には、MFP1の状態に応じてLCD16に表示される図柄を格納する表示図柄メモリ12bが設けられている。この表示図柄メモリ12bには、簡易保守ボタン161,162(図3参照)や終了ボタン163(図4参照)、簡易保守コード入力用のコード入力ボタン164といった各種ボタンの図柄が、LCD16の背景図柄や時間表示図柄などと一緒に格納されている。
CPU11は、MFP1の状態からLCD16に表示すべき図柄を判断し、表示図柄メモリ12bから必要な図柄を全て読み出し、それらがLCD16に設けられたLCDパネルの所定の領域に表示されるように1つのフレーム画像を生成した上で、そのフレーム画像をLCD16のLCDパネルに表示する。
RAM13は、MFP1の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶する書換可能な揮発性のメモリであり、簡易保守フラグ13aが設けられている。簡易保守フラグ13aは、その内容がオンであれば、ユーザに対して簡易保守モードへの移行操作が許可されていることを示し、オフであれば、ユーザに対して簡易保守モードへの移行操作が不許可であることを示すフラグである。
CPU11によって実行される簡易保守処理(図5参照)において、電話機能によりMFP1とコールセンタ(の電話機)との間で通話が行われている場合に、コールセンタから送信される簡易保守モードへの移行を許可する許可信号の受信が確認されると、簡易保守フラグ13aがオンされる(図5のS15参照)。そして、簡易保守フラグ13aがオンされている間(図5のS13:Yes参照)、簡易保守ボタン161,162の表示(図5のS18,S19参照)や、簡易保守モードへの移行および簡易保守メニューの表示(図5のS24参照)、装置内部の設定変更(図5のS26参照)が制御される。
一方、簡易保守フラグ13aのオン中に、コールセンタから送信される簡易保守モードへの移行許可の終了(即ち、簡易保守モードへの移行の不許可)を指示する許可終了信号の受信が確認されると、CPU11によって実行される簡易保守処理において、簡易保守モードに係る画面の表示を終了してLCD16に通常の画面が表示される(図5のS21参照)と共に、簡易保守フラグ13aがオフされる(図5のS22参照)。また、コールセンタ(の電話機)との間で閉結されていた電話回線が開放されたことが確認された場合にも、LCD16に通常の画面が表示され(図5のS21参照)、簡易保守フラグ13aがオフ(図5のS22参照)される。
これにより、MFP1は通常モードで動作すると共に、このとき、LCD16には簡易保守ボタン161,162が表示されず、簡易保守モードへの移行がユーザに対して不許可とされる。
EEPROM14は、書換可能であると共に電源遮断後も内容を保持可能な不揮発性のメモリであり、MFP1によって実行される各機能の設定などを格納している。これにより、MFP1の電源が遮断されても、これらの設定が保持されるので、電源を再び投入した場合に、一つ前の電源遮断時の設定内容でMFP1を動作させることができる。
また、EEPROM14には、コールセンタ番号メモリ14aが設けられている。コールセンタ番号メモリ14aは、メーカのコールセンタの電話番号を格納する領域で、MFP1の製造出荷時に、コールセンタの電話番号がメーカによって予め格納される。
また、コールセンタ番号メモリ14aは、コールセンタの電話番号の変更に対応するため、後からコールセンタ番号メモリ14aの内容を書き換え可能に構成されている。コールセンタ番号メモリ14aの書き換えは、ユーザがLCD16に表示されるボタンや操作キー15を操作することによって行えるようにしてもよいし、コールセンタに備えられた外部装置400からインターネット300を介してコールセンタ電話番号の更新プログラムを受信し、CPU11によってその更新プログラムを実行することにより行えるようにしてもよい。
このコールセンタ番号メモリ14aは、CPU11によって実行される簡易保守処理の中で、電話回線網100を介して電話回線の閉結された相手装置(外部装置200)が、コールセンタ(の電話機)であるか否かを判断する場合に使用される。これにより、容易に、電話機能によって通話が行われている外部装置がコールセンタ(の電話機)であるか否かを判別することができる。
尚、コールセンタ番号メモリ14aには、複数のコールセンタの電話番号を格納することができる。この場合、電話回線の閉結された相手装置(外部装置200)の電話番号が、コールセンタ番号メモリ14aに格納された複数の電話番号のうちいずれか1つと一致すれば、電話機能によって通話が行われている外部装置がコールセンタ(の電話機)であると判別する。
また、RAM13やEEPROM14に格納されるMFP1内部の設定のうち一部の設定(以下、「特殊設定」と称す)は、MFP1が通常モードで動作している場合、その内容をユーザによって変更できず、簡易保守モードで動作している場合に限り、その内容をユーザが変更できるように構成されている。ユーザは、MFP1を簡易保守モードに設定することで、特殊設定の内容を変更し、MFP1に生じた異常からの回復を図ることができる。
計時回路18は、現在の日時を刻む時計機能を有する既知の回路である。NCU23は、電話回線網100と接続されており、電話回線網100へのダイヤル信号の送出や、電話回線網100からの呼出信号の応答などの制御を行うものである。
MFP1の電話機能を動作させる場合、電話回線網100から入力された音声信号はNCU23を介して送受話器22、若しくは、NCU23およびDCL通信制御回路22を介して子機61に送信され、それぞれに設けられたスピーカ(図示せず)から、その音声信号に対応する音声が出力される。また、送受話器22もしくは子機61に設けられたマイクロフォン(図示せず)に入力された音声は、デジタル信号に変換され、NCU23(子機61の場合はDCL通信制御装置27およびNCU23)を介して電話回線網100に出力される。
また、NCU23は、外部装置200によって送信された所定の制御信号(許可信号、許可終了信号など)を受信すると、割り込み信号をCPU11に対して送信すると共に、受信した制御信号の内容をRAM13に格納する。
モデム24は、ファクシミリ機能により送信が指示された画像データを、電話回線網100に伝送可能な信号に変調してNCU23を介して送信したり、電話回線網100からNCU23を介して入力された信号を受信し、LCD16に表示したり、プリンタ21で記録可能な画像データに復調するものである。
インターネットインターフェイス25は、MFP1をインターネット300に接続するためのインターフェイスで、インターネットプロトコルに従って、インターネット300に接続された外部装置400との間で、データの送受信を行うものである。このインターネットインターフェイス25に、上述したLAN端子(図示せず)がMFP1の筐体外側に向けて設けられており、LAN端子に接続されたLANケーブルを介してインターネット300に接続される。
USBインターフェイス26は、USB規格に従って、データ伝送を行うためのインターフェイスである。このUSBインターフェイス26に、上述したUSB端子(図示せず)がMFP1の筐体外側に向けて設けられており、USB端子にUSBケーブルを接続することによって、PC500に接続される。
DCL通信制御回路17は、DCL用アンテナ(図示せず)を有しており、同じくDCL用アンテナ(図示せず)を有する子機61との間でデジタルコードレス方式による無線通信600を行いながら、通話による音声データを構成するデジタル信号の送受信を行う回路である。
次いで、図3を参照して、コールセンタから送信される許可信号(簡易保守モードへの移行を許可する信号)を受信した場合に、LCD16のLCDパネル上に表示される簡易保守ボタンの表示態様について説明する。図3(a)は、第1表示態様でLCD16のLCDパネル上に表示される簡易保守ボタンのイメージ図であり、図3(b)は、第2表示態様でLCD16のLCDパネル上に表示される簡易保守ボタンのイメージ図である。
本実施形態のMFP1では、簡易保守ボタンの表示態様として、2つの表示態様が用意されている。この2つの表示態様のうち、第1表示態様は、図3(a)に示すように、ボタンの表示サイズが大きくなるように、簡易保守ボタン161を表示する。一方、第1表示態様とは別の第2表示態様は、ボタンの表示サイズが第1表示態様における簡易保守ボタン161の表示サイズよりも小さくなるように、簡易保守ボタン162を表示する。
簡易保守ボタンの表示態様は、CPU11によって実行される簡易保守処理(図5参照)の中で設定される。即ち、電話機能によってコールセンタ(の電話機)との間で通話が行われている場合にコールセンタから許可信号を受信すると(図5のS14:Yes参照)、簡易保守処理によってMFP1内部の状態が抽出される(図5のS16参照)。
MFP1内部の状態の抽出は、RAM13やEEPROM14に格納されている各種データ(変数、設定値など)や、入出力ポートに接続されている各部(カードスロット19、スキャナ20、プリンタ21、送受話器22、NCU23、モデム24、インターネットインターフェイス25、USBインターフェイス16、DCL通信制御回路27など)より通知される各種信号を抽出することによって行われ、CPU11によってこれらの値を解析することによって、MFP1内部の状態が判断される。
そして、MFP1内部の状態に基づき、その状態が簡易保守の必要な状態であると判断される場合には、ボタンの表示サイズの大きい第1表示態様で簡易保守ボタン161が表示されるように設定され、簡易保守の必要な状態にないと判断される場合には、ボタンの表示サイズが小さい第2表示態様で簡易保守ボタン162が表示されるように設定される。
このように、MFP1内部の状態に基づいて簡易保守の必要性の度合いを判断し、その度合いに応じて受付ボタンの表示態様を決定するので、ユーザに対して簡易保守モードへの必要性の程度を認識させることができる。また、簡易保守モードへの移行の必要性が高い場合に、表示サイズの大きな簡易保守ボタンがLCD16の表示画面上に表示されるので、ユーザに対して簡易保守ボタンに注目させることができ、よって、ユーザに対して、簡易保守モードへの移行の必要性の高さを容易に認識させることができる。
尚、本実施形態におけるMFP1では、例えば、MFP1の状態が次の状態にある場合に、簡易保守が必要な状態であると判断する。即ち、モデム24からファクシミリの受信通知があり、RAM13に受信した画像データが格納された場合に、MFP1のプリンタ21から印刷不能である通知があれば、簡易保守が必要な状態であると判断する。この場合、簡易保守モードにおいて、RAM13もしくはEEPROM14に格納される特殊設定のうち、ファクシミリ転送機能を動作させる設定をオンすることにより、RAM13に格納された画像データが指定された外部装置に転送される。
また、プリンタ21から紙詰まり発生の通知があれば、簡易保守が必要な状態であると判断する。この場合、簡易保守モードにおいて、RAM13もしくはEEPROM14に格納される紙詰まり解消の設定をオンすることにより、インクジェットヘッドを主走査方向へ往復移動させるキャリッジを、所定の位置(例えば、主走査方向にキャリッジが移動可能な範囲の略中央部)に移動させる。これにより、ユーザは、キャリッジに邪魔されることなく、詰まっている小さな紙片を取り除くことができる。
また、モデム24からファクシミリ受信においてエラーが多数発生している通知があったり、インターネットインターフェイス25、USBインターフェイス26、或いは、DCL通信制御回路27から、それぞれ外部装置400、PC500、子機61との間の通信においてエラーが多数発生している通知があった場合に、簡易保守が必要な状態であると判断する。この場合、簡易保守モードにおいて、RAM13もしくはEEPROM14に格納されている各通信方式の設定を変更することにより、それぞれに生じた通信エラーの回避を図ることができる。
その他、RAM13に格納されているプリンタ21において印刷中の印刷枚数が所定枚数以上である場合や、MFP1内部の状態から内容を特定できない異常が発生している場合にも、簡易保守が必要な状態であると判断する。この場合、簡易保守モードにおいて、印刷枚数や装置内部に設定されている各種設定情報をLCD16に表示させることができる。
次いで、図4を参照して、ユーザによってMFP1の動作モードとして簡易保守モードが設定された場合(簡易保守ボタン161,162が操作された場合)にLCD16のLCDパネル上に表示される簡易保守メニューの表示態様について説明する。図4は、LCD16のLCDパネル上に表示される簡易保守メニューのイメージ図である。
簡易保守メニューでは、図4に示すように、終了ボタン163やコード入力ボタン164が、LCD16のLCDパネル上に表示される。終了ボタン163は、MFP1の動作モードとして、簡易保守モードを抜けて、通常モードに移行させるためのボタンである。
この終了ボタン163がユーザによって押下されると、MFP1の動作モードが通常モードに設定されると共に、LCD16の表示が簡易保守メニューから、第1表示態様または第2表示態様で簡易保守ボタンの表示された画面(図3参照)に切り替わる。そして、コールセンタから許可終了信号(簡易保守モードへの移行許可の終了が指示された信号)を受信するか、もしくは、コールセンタとの間の電話回線が開放されるまで、簡易保守ボタン161,162の表示された画面がLCD16に表示される。
即ち、終了ボタン163が押下されても、許可終了信号を受信するか、コールセンタとの電話回線が開放されるまでは、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可された状態は維持される。従って、その間は、ユーザが簡易保守ボタン161,162を押下すれば、再び簡易保守モードに移行し、簡易保守メニューをLCD16のLCDパネル上に表示させることができる。
コード入力ボタン164は、簡易保守コードを入力するためのボタンで、ユーザは、通話相手であるコールセンタのオペレータから指示された簡易保守コードを、コード入力ボタン164を操作することによって入力することができる。
MFP1は、CPU11によって実行される簡易保守処理(図5参照)の中で、入力された簡易保守コードを解析し、その簡易保守コードに対応付けられた特殊設定の内容と、その特殊設定の変更を受け付ける画面をLCD16に表示させる。そして、その画面によってユーザから特殊設定の変更を受け付けた場合、RAM13またはEEPROM14を書き換えて、対応する特殊設定の内容を変更する(図5のS26参照)。
次いで、図5を参照して、MFP1のCPU11によって実行される簡易保守処理について説明する。図5は、簡易保守処理の処理フローを示すフローチャートである。この簡易保守処理は、上述したように、簡易保守モードへの移行の許可に伴う簡易保守ボタン161,162の表示や、簡易保守モードへの移行および簡易保守メニューの表示、MFP1内部の特殊設定の変更などを行う処理である。簡易保守処理は、MFP1の電源が投入されている間、CPU11によって実行されるメイン処理の中で繰り返し実行される。
この簡易保守処理では、まず、NCU23の動作状態から、電話回線網100を介して、外部装置200との間で電話回線が閉結状態にあるか否かを判断する(S11)。ここで、電話回線が閉結状態にあると判定された場合(S11:Yes)、次いで、通話相手装置(外部装置200)がコールセンター(の電話機)であるか否かを判定する(S12)。
この判断は、NCU23によってRAM13に格納された通話相手装置(外部装置200)の電話番号と、コールセンタ番号メモリ14aに格納されたコールセンタの電話番号とが一致するか否かを判定し、一致する場合には、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)であると判断して、一致しない場合には、コールセンタ(の電話機)でないと判断することによって行われる。
尚、NCU23は、MFP1から外部装置200に対して発呼する場合、ユーザによって操作された数字ボタン15aの入力パターンから外部装置200の電話番号を抽出して、RAM13にその電話番号を格納する。また、外部装置200から着呼があった場合に、その着呼信号とともに電話番号通知がなされているか否かを判断し、電話番号通知がなされていれば、その電話番号通知から外部装置200の電話番号を抽出して、RAM13にその電話番号を格納する。
S12の処理の結果、通話相手装置(外部装置200)がコールセンター(の電話機)であると判断されると(S12:Yes)、次いで、簡易保守フラグ13aはオンであるか否かを判断する(S13)。そして、簡易保守フラグ13aがオンではない(即ち、オフである)と判断される場合には(S13:No)、現時点で、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が不許可であるので、続いて、通話相手装置(外部装置200)より、簡易保守モードへの移行を許可する許可信号を受信したか否かを判断する(S14)。
このS14の処理における判断は、外部装置200より制御信号を受信した場合にNCU23より送信される割り込み信号の有無を確認し、割り込み信号が存在すればRAM13に格納された制御信号を読み出して、その制御信号が許可信号であるか否かを判断することによって行われる。そして、RAM13に格納された制御信号が許可信号でない場合、若しくは、NCU23からの割り込み信号が存在しない場合は、許可信号を受信していないと判断し(S14:No)、この簡易保守処理を終了する。これにより、ユーザに対する簡易保守モードへの移行の不許可の状態が維持される。
一方、S14の処理において、RAM13に格納された制御信号が許可信号である場合は、許可信号を受信したと判断し(S14:Yes)、簡易保守フラグ13aをオンする(S15)。これにより、MFP1はユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可された状態に移行する。
このように、本実施形態におけるMFP1では、S12の処理で通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)であると判断され(S12:Yes)、且つ、S14の処理により、許可信号を受信したと判断される場合に(S14:Yes)、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可された状態に移行する。これにより、簡易保守モードへの移行の許可を、コールセンタから制御することができる。よって、ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を、コールセンタから確実に制限することができる。
また、繰り返して実行される簡易保守処理のうち、簡易保守フラグ13aがオンされた以降にCPU11によって実行される簡易保守処理において、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可されていること(簡易保守モードへの移行操作が可能であること)を判断することができ、その状態に応じた処理(後述するS20〜S27の処理)を実行させることができる。
S15の処理の後、次いで、MFP1内部の状態として、RAM13やEEPROM14に格納されている各種データ(変数、設定値など)や、入出力ポートに接続されている各部より通知される各種信号を抽出し(S16)、抽出されたMFP1内部の状態から、図3の説明の中で上述したように、MFP1が簡易保守の必要な状態であるか否かを判断する(S17)。
そして、簡易保守が必要な状態であると判断される場合(S17:Yes)、表示図柄メモリ12bから簡易保守ボタン161の図柄を読み出し、LCD16のLCDパネル上に第1表示態様(図3(a)参照)で簡易保守ボタン161が表示されるようにLCD16を制御して(S18)、この簡易保守処理を終了する。一方、簡易保守が必要な状態ではないと判断される場合(S17:No)、表示図柄メモリ12bから簡易保守ボタン162の図柄を読み出し、LCD16のLCDパネル上に第2表示態様(図3(b)参照)で簡易保守ボタン162が表示されるようにLCD16を制御して(S19)、この簡易保守処理を終了する。
このように、タッチパネル17を備えたLCD16のLCDパネル上に簡易保守ボタン161,162が表示されるので、簡易保守ボタンをハードキーによって構成する場合と比較して、ハードキーの数を削減することができる。よって、装置のコストダウンを図ることができる。また、簡易保守モードへの移行を指示する操作は、MFP1の通常の使用において行われない操作であるところ、タッチパネル17を備えたLCD16に簡易保守ボタン161,162を表示させることによって、所定の場合にのみ、簡易保守ボタンを表示させるといった制御を行うことができる。これにより、ユーザによって不要な操作が行われることを防止することができる。
特に、本実施形体のMFP1では、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可された場合に(S14:Yes)、簡易保守ボタン161,162がLCD16のLCDパネル上に表示されるように制御される。これにより、簡易保守モードへの移行が許可されない場合には、簡易保守ボタン161,162が表示されないため、ユーザに対して、通常モードから簡易保守モードへの移行の指示を受け付けられないようにすることができる。これにより、簡易保守モードへの移行が許可されない状態で、ユーザによる誤った操作によって簡易保守モードへの移行が行われないにすることができる。
また、簡易保守ボタン161,162の表示・非表示を、S14の処理の結果である簡易保守モードへの移行の許可の有無に応じて設定されるので、簡易保守ボタン161,162が非表示の場合には、ユーザに対して、簡易保守モードへの移行が許可されていないことを認識させることができる。
また、簡易保守ボタン161,162を表示する場合に、MFP1内部の状態に基づいて簡易保守の必要性の度合いを判断し、その度合いに応じて受付ボタンの表示態様を決定するので、ユーザに対して簡易保守モードへの必要性の程度を認識させることができる。加えて、簡易保守モードへの移行の必要性が高い場合に、表示サイズの大きな簡易保守ボタンがLCD16のLCDパネル上に表示されるので、ユーザに対して、簡易保守モードへの移行の必要性の高さを容易に認識させることができる。
これに対し、S13の処理の結果、簡易保守フラグ13aがオンであると判断される場合(S13:Yes)、現時点で、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可されている状態であるので、S20の処理へ移行し、S20〜S27の処理によって、簡易保守モードへの移行や簡易保守メニューの表示、特殊設定の設定内容の変更、通常モードへの移行などを実行する。
まず、S20の処理では、通話相手装置(外部装置200)より、簡易保守モードへの移行許可の終了(即ち、簡易保守モードへの移行の不許可)を指示する許可終了信号を受信したか否かを判断する。この判断は、外部装置200より制御信号を受信した場合にNCU23より送信される割り込み信号の有無を確認し、割り込み信号が存在すればRAM13に格納された制御信号を読み出して、その制御信号が許可終了信号であるか否かを判断することによって行われる。
そして、RAM13に格納された制御信号が許可終了信号である場合、許可終了信号を受信したと判断し(S20:Yes)、簡易保守ボタンを非表示とした通常の待ち受け画面をLCDパネル上に表示するように、LCD16を制御する(S21)。次いで、簡易保守フラグ13aをオフして(S22)、この簡易保守処理を終了する。このように、簡易保守ボタンを非表示とすることによって、ユーザが簡易保守モードへ移行できなくなるので、これにより、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が不許可な状態に移行することができる。
そして、S12の処理で通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)であると判断され(S12:Yes)、且つ、S20の処理により、許可終了信号を受信したと判断される場合に(S20:Yes)、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が不許可な状態に移行するので、ユーザに対する簡易保守モードへの移行の不許可もコールセンタから制御することができる。よって、ユーザに対して、装置内部の設定を変更できる機会を、コールセンタから確実に制限することができる。
また、簡易補修フラグ13aがオフされることによって、次回以降にCPU11によって実行される簡易保守処理において、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可されていないことを判断することができ、その状態に応じた処理(後述するS20〜S27の処理)を実行させることができる。
一方、S20の処理の結果、RAM13に格納された制御信号が許可終了信号でない場合、若しくは、NCU23からの割り込み信号が存在しない場合は、許可終了信号を受信していないと判断し(S20:No)、次いで、LCD16のLCDパネル上に表示された簡易保守ボタン161,162が、タッチパネル17を介して、ユーザにより押下されたか否かを判断する(S23)。尚、S23の処理において、LCD16のLCDパネル上に簡易保守ボタン161,162が表示されていなければ、そのまま、簡易保守ボタン161,162が押下されていない(S23:No)と判断する。
S23の処理の結果、簡易保守ボタン161,162が押下されたと判断される場合(S23:Yes)、MFP1の動作モードとして簡易保守モードに移行すると共に、表示図柄メモリ12bから終了ボタン163やコード入力ボタン164の表示図柄を読み出し、LCD16のLCDパネル上に簡易保守メニュー(図4参照)を表示するように、LCD16を制御して(S24)、この簡易保守処理を終了する。これにより、ユーザによって簡易保守メニューが操作されると、次回以降にCPU11によって実行される簡易保守処理の中で、その操作内容に応じた簡易保守が実行される。
このように、簡易保守ボタン161,162の押下により、簡易保守モードへの移行を指示する操作がユーザによって行われることによって、MFP1の動作モードが簡易保守モードへ移行するので、簡易保守モードへの移行を、ユーザが必要と感じるタイミングで(例えば、コールセンタのオペレータから簡易保守ボタン161,162の押下を指示されたタイミングで)行うことができる。また、ユーザの操作を介在させることによって、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を認識させることができる。
一方、S23の処理の結果、簡易保守ボタン161,162が押下されていないと判断される場合(S23)、LCD16のLCDパネル上に表示された簡易保守メニューのコード入力ボタン164が、タッチパネル17を介してユーザによって押下されたか否かを判断する(S25)。尚、S25の処理において、LCD16のLCDパネル上に簡易保守メニューが表示されていなければ、そのまま、コード入力ボタン164が押下されていない(S25:No)と判断する。
S25の処理の結果、コード入力ボタン164が押下されたと判断される場合(S25:Yes)、その操作内容に応じた簡易保守を実行する(S26)。即ち、コード入力ボタン164より入力された簡易保守コードを解析し、その簡易保守コードに対応付けられた特殊設定の内容と、その特殊設定の変更を受け付ける画面をLCD16のLCDパネル上に表示するようにLCD16を制御すると共に、その画面により、タッチパネル17を介してユーザから特殊設定の変更を受け付けた場合、RAM13およびEEPROM14を書き換えて、対応する特殊設定の内容を変更する。MFP1は、この変更された特殊設定の内容に従って、MFP1に生じた異常の回復を図ることができる。
一方、S25の処理の結果、コード入力ボタン163が押下されていないと判断される場合(S25:No)、次いで、LCD16のLCDパネル上に表示された簡易保守メニューの終了ボタン163が、タッチパネル17を介してユーザによって押下されたか否かを判断する(S27)。尚、S27の処理において、LCD16のLCDパネル上に簡易保守メニューが表示されていなければ、そのまま、終了ボタン163が押下されていない(S27:No)と判断する。
S27の処理の結果、終了ボタン163が押下されたと判断される場合(S27:Yes)、S16の処理へ移行する。これにより、S16〜S19の処理が実行され、再び、簡易保守ボタン161,162がLCD16のLCDパネル上に表示される。即ち、MFP1の動作モードが通常モードに設定されると共に、LCD16の表示が簡易保守メニューから、第1表示態様または第2表示態様で簡易保守ボタンの表示された画面(図3参照)に切り替わる。そして、コールセンタから許可終了信号(簡易保守モードへの移行許可の終了が指示された信号)を受信するか、もしくは、コールセンタとの間の電話回線が開放されるまで、簡易保守ボタン161,162の表示された画面がLCD16に表示されることができる。
尚、S27:Noの分岐からS16の処理へ移行し、再びMFP1内部の状態を抽出するのは、簡易保守モードで異常の回復が図られた場合に、MFP1内部の状態が変化している可能性があるためである。即ち、再度MFP1内部の状態を抽出し、S17の処理によって、抽出されたMFP1内部の状態に応じて簡易保守が必要な状態であるか否かを判断することにより、最新の状態を考慮させた上で簡易保守ボタンの表示態様を決定することができる。
一方、S27の処理の結果、終了ボタンが押下されていないと判断される場合(S27:No)、そのまま簡易保守処理を終了する。これにより、再びCPU11によって簡易保守処理が実行されるまでの間、簡易保守フラグ13aの値がオンに維持されると共に、LCD16の表示内容が維持される。
また、S12の処理の結果、通話相手装置(外部装置200)がコールセンター(の電話機)でないと判断される場合(S12:No)、そのまま、簡易保守処理を終了する。これにより、MFP1において、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を不許可にする状態が維持される。
また、S11の処理の結果、外部装置200との間で電話回線が閉結状態にないと判断される場合(S11:No)、簡易保守ボタンを非表示とした画面をLCDパネル上に表示するように、LCD16を制御し(S28)、更に、簡易保守フラグ13aをオフして(S29)、この簡易保守処理を終了する。これにより、コールセンタの許可終了信号を受信しなくても、コールセンタとの間で閉結された電話回線が開放された場合に、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を不許可とする状態に移行することができる。
以上、本実施形態におけるMFP1によれば、電話機能によって行われる通話の通話相手装置(外部装置200)が、メーカのコールセンタ(の電話機)であった場合、コールセンタからの許可信号に応じて、ユーザに対して簡易保守モードへの移行が許可される。換言すれば、コールセンタ(の電話機)との間で通話が行われる場合に限り、簡易保守モードへの移行が許可されるので、その他の場合は簡易保守モードへの移行が許可されず、簡易保守モードにおいて可能なMFP1内部の特殊設定の変更を行えないようにすることができる。よって、ユーザに対して、MFP1内部の特殊設定を変更できる機会を制限できる。特に、本実施形態におけるMFP1によれば、MFP1内部の特殊設定の変更できる機会を、ユーザがコールセンタと通話することによって異常からの回復を図りたいときに限定することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、簡易保守処理(図5参照)のS11の処理で、電話回線が閉結状態か否かを判断したが、必ずしもこれに限られるものではなく、この処理を省略してもよい。この場合、S12の処理では、電話回線が閉結状態にあるか否かに関わらず、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)か否かが判断され、MFP1(NCU23)が着呼待ち状態にある場合は、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)ではない(S12:No)と判断すればよい。また、S12の処理において、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)ではないと判断された場合(S12:No),S28およびS29の処理を実行して、簡易保守処理を終了するようにすればよい。
上記実施形態では、簡易保守処理(図5参照)のS14の処理で、コールセンタから許可信号(簡易保守モードへの移行を許可する信号)を受信したか否かを判断したが、必ずしもこれに限られるものではなく、この処理を省略してもよい。この場合、S12の処理によって、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)であると判断され(S12:Yes)、且つ、S13の処理によって、簡易保守フラグ13aがオンではない(即ち、オフである)と判断される場合に(S13:No)、S15の処理へ移行すればよい。これにより、コールセンタ(の電話機)との間で通話が行われれば、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を許可する状態にMFP1を移行させることができる。
上記実施形態では、簡易保守処理(図5参照)のS20の処理で、コールセンタから許可終了信号(簡易保守モードへの移行許可の終了が指示された信号)を受信したか否かを判断したが、必ずしもこれに限られるものではなく、この処理を省略してもよい。この場合、S12の処理によって、通話相手装置(外部装置200)がコールセンタ(の電話機)であると判断され(S12:Yes)、且つ、S13の処理によって、簡易保守フラグ13aがオンであると判断される場合に(S13:Yes)、S20の処理へ移行すればよい。これにより、コールセンタ(の電話機)との間で通話が行われる間は、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を許可する状態にMFP1が維持され、コールセンタ(の電話機)との間で閉結されていた電話回線が開放された場合に(S11:No)、ユーザに対して簡易保守モードへの移行を不許可とすることができる(S28,S29)。
上記実施形態では、MFP1において簡易保守モードへの移行が許可された状態になると、簡易保守ボタン161,162を表示する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、MFP1において簡易保守モードへの移行が許可された状態になると、そのまま自動で、MFP1の動作モードを簡易保守モードに移行させてもよい。この場合、動作モードが簡易保守モードに移行したことをLCD16に表示してから、簡易保守メニューを表示するようにしてもよい。これにより、ユーザに対して簡易保守モードへ移行されたことを認識させることができる。さらに、MFP1において簡易保守モードへの移行が許可された状態で、かつコールセンタからMFP1を簡易保守モードに移行させるための所定の信号が送出され、MFP1においてその信号が検出された場合に、MFP1の動作モードを簡易保守モードに移行させてもよい。
上記実施形態では、電話回線網100を介してコールセンタ(の電話機)との間で通話を行っている場合に、簡易保守モードへの移行が許可される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、何らかの通信手段によってコールセンタに設けられた通信装置との間で通信が行われる場合に、簡易保守モードへの移行が許可されてもよい。例えば、MFP1がIP(Internet Protocol)電話に対応していれば、インターネット300を介してコールセンタの通信装置との間でIP電話による通信が行われる場合に、簡易保守モードへの移行を許可するように構成されてもよい。この場合、コールセンタ番号メモリ14aには、予めコールセンタのIP電話におけるユーザIDを格納しておき、IP電話による通信が行われる場合に抽出される通信相手装置(外部装置300)のユーザIDとコールセンタ番号メモリ14aに格納されたコールセンタのユーザIDとを比較することによって、コールセンタの通信装置との間で通信が行われているか否かを判断してもよい。
上記実施形態では、コールセンタメモリ14aに格納されたコールセンタの電話番号と、通話相手装置(外部装置200)の電話番号とを比較することによって、コールセンタ(の電話機)との間で通話が行われているか否かを判断したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、外部装置200との通話中に、通話相手装置(外部装置200)から、コールセンタである旨を通知する識別信号を受信した場合に、コールセンタ(の電話機)との間で通話が行われていると判断してもよい。
上記実施形態では、簡易保守処理(図5参照)によって、簡易保守が必要な状態であるか否かに応じて、簡易保守ボタン161,162の表示サイズを変更する場合について説明したが(図5のS17〜S18参照)、必ずしもこれに限られるものではなく、簡易保守が必要な状態であるか否かに応じて、簡易保守ボタン161,162の表示色を変えてもよいし、その形状や表示位置を変更するものであってもよい。また、表示サイズ、表示色、形状、表示位置のうち、2以上を組み合わせて簡易保守ボタンの表示態様を変更してもよい。更に、簡易保守が必要な状態でないと判断される場合、簡易保守ボタンを非表示にすることを1つの表示態様として設定されるようにしてもよい。簡易保守ボタンの表示態様を表示色で変更する場合、簡易保守が必要な状態の場合に、例えば、簡易保守ボタン161の表示色を目立つ色(例えば、赤色)にすれば、ユーザに対して、簡易保守が必要な状態であることを認識させることができる。また、簡易保守ボタンの表示態様を表示位置で変更する場合、簡易保守が必要な状態の場合に、例えば、簡易保守ボタン161の表示位置をLCDパネル上の略中央部に設定すれば、ユーザに対して、簡易保守が必要な状態であることを認識させることができる。
上記実施形態では、簡易保守ボタンをLCD16のLCDパネル上に表示させる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、ハードキーによって簡易保守ボタンを構成してもよい。また、複数のハードキーを1つの簡易保守ボタンと見なし、その複数のハードキーが所定の順番で押下された場合に、簡易保守モードへ移行されるものであってもよい。この場合、簡易保守モードへの移行が許可されている状態にMFP1がある場合に限り、ハードキーによって構成された簡易保守ボタンからの指示を受け付ける、即ち簡易保守ボタンが操作されたか否かの検出を開始するようにしてもよい。これにより、簡易保守モードへの移行が許可されていない状態では、簡易保守ボタンを操作しても、その指示が受け付けられないので、ユーザに対して、簡易保守モードへの移行が許可されていないことを認識させることができる。
上記実施形態において、簡易保守ボタン161,162の操作や、簡易保守メニューの操作手順を、LCDパネル上に表示するように、LCD16を制御する制御手段を設けてもよい。これにより、コールセンタのオペレータからの指示に従ってユーザが行っていた操作が、LCD16のLCDパネル上に表示されるため、ユーザの操作性を向上させることができる。また、LCDパネル上に表示される操作手順を必要なタイミングで表示させるように制御すれば、ユーザの操作性を更に向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるMFPの外観構成を示した斜視図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、第1表示態様でLCDに表示される簡易保守ボタンのイメージ図であり、(b)は、第2表示態様でLCDに表示される簡易保守ボタンのイメージ図である。 LCDに表示される簡易保守メニューのイメージ図である。 MFPで実行される簡易保守処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 MFP(通信装置の一例)
12a 制御プログラム(通信装置制御プログラムの一例)
14a コールセンタ番号メモリ(記憶手段の一例)
16 LCD(表示装置の一例、表示手段の一例)
17 タッチパネル(位置検出手段の一例)
23 NCU(通信手段の一例、識別情報特定手段の一例)
161,162 簡易保守ボタン(受付ボタンの一例)
200 外部装置
S11 (通信確立検出手段の一例)
S12 (通信判別手段の一例、通信判別ステップの一例、識別情報判別手段の一例)
S14 (信号検出手段の一例、信号検出ステップの一例)
S15 (許可手段の一例、許可ステップの一例)
S16 (状態監視手段の一例、状態監視ステップの一例)
S17 (判断手段の一例、判断ステップの一例)
S18,S19 (設定手段の一例、設定ステップの一例、表示制御手段の一例、表示制御ステップの一例、表示態様決定手段の一例、表示態様決定ステップの一例)
S23 (指示受付手段の一例、指示受付ステップの一例、指示検出手段の一例、指示検出ステップの一例、ボタン操作判別手段の一例、ボタン操作判別ステップの一例)
S24 (移行手段の一例、移行ステップの一例)

Claims (19)

  1. 外部装置との間で通信が可能な通信手段を備え、動作モードとして、通常モードと、その通常モードでは変更不可な装置内部の設定をユーザの操作に応じて変更可能とする特殊モードとを有する通信装置であって、
    前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させる移行手段と、
    前記通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われることを判別する通信判別手段と、
    その通信判別手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別されることを条件として、前記移行手段による前記特殊モードへの移行を許可する許可手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信手段による前記外部装置との通信において、前記外部装置より送信される前記特殊モードへの移行を許可する許可信号を検出する信号検出手段を備え、
    前記許可手段は、前記通信判別手段により、前記所定の外部装置との間で通信が行なわれると判別され、且つ、前記信号検出手段により前記許可信号が検出された場合に、前記移行手段による前記特殊モードへの移行を許可することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通常モードから前記特殊モードへの移行の指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記許可手段により前記移行手段による前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記指示受付手段により受け付けられる前記指示を検出する指示検出手段とを備え、
    前記移行手段は、前記指示検出手段により前記指示が検出される場合に、前記通常モードから前記特殊モードへ移行することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記許可手段は、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作を許可するものであり、
    前記指示受付手段は、ユーザが行う前記移行指示操作を受け付けるものであり、
    前記指示検出手段は、前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付手段により受け付けられる前記移行指示操作の検出を開始し、
    前記移行手段は、前記指示検出手段により前記移行指示操作が検出される場合に、前記通常モードから前記特殊モードへ移行することを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付手段を、ユーザによる前記移行指示操作を受け付け可能な状態に設定する設定手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. タッチパネル機能を備えた表示装置の表示画面上に画像を表示する表示手段と、
    ユーザ操作に基づいて指定された前記表示装置の表示画面上の位置を検出する位置検出手段とを備え、
    前記設定手段は、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるための受付ボタンが前記表示画面上の所定の領域に表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御手段として機能し、
    前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記表示制御手段による制御により前記受付ボタンの表示された前記表示画面上の所定の領域が、ユーザ操作により指定されたか否かを判別するボタン操作判別手段をさらに備え、
    前記指示受付手段は、前記ボタン操作判別手段により前記所定の領域がユーザ操作により指定されたと判別された場合に、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるものであることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記許可手段により、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものであることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 自装置の状態を監視する状態監視手段と、
    その状態監視手段により監視される前記自装置の状態に基づいて、前記特殊モードへの移行の必要性を判断する判断手段と、
    その判断手段により判断される前記特殊モードへの移行の必要性に基づいて、前記表示手段に表示させる前記受付ボタンの表示態様を決定する表示態様決定手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記表示態様決定手段により決定された表示態様で前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものであることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信装置。
  9. 前記表示態様決定手段は、前記判断手段により前記特殊モードへの移行の必要性が高いと判断された場合の前記受付ボタンの表示サイズが、前記特殊モードへの移行の必要性が低いと判断された場合の前記受付ボタンの表示サイズよりも大きくなるように、その表示態様を決定するものであることを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 各外部装置を特定するために外部装置毎に割り当てられる識別情報のうち、前記所定の外部装置の識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記通信手段により通信が行われる外部装置の識別情報を特定する識別情報特定手段と、
    その識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であるかを判別する識別情報判別手段とを備え、
    前記通信判別手段は、前記識別情報判別手段によって、前記識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であると判別された場合に、前記通信手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の通信装置。
  11. 前記通信手段により前記外部装置との間の通信が確立されたことを検出する通信確立検出手段を備え、
    前記通信判別手段は、前記識別情報判別手段によって、前記識別情報特定手段により特定される前記外部装置の識別情報が前記記憶手段に記憶された前記所定の外部装置の識別情報であると判別され、且つ、前記通信確立手段により前記通信の確立が検出された場合に、前記通信手段により前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別することを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 外部装置との間で通信が可能な通信手段を備え、動作モードとして、通常モードと、その通常モードでは変更不可な装置内部の設定をユーザの操作に応じて変更可能とする特殊モードとを有する通信装置によって実行される通信装置制御プログラムであって、
    前記通信手段により所定の外部装置との間で通信が行われることを判別する通信判別ステップと、
    その通信判別ステップにより前記所定の外部装置との間で通信が行われると判別されることを条件として、前記動作モードとして前記通常モードから前記特殊モードへの移行を許可する許可ステップと、
    その許可ステップにより、前記通常モードから前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させる移行ステップとを備えることを特徴とする通信装置制御プログラム。
  13. 前記通信手段による前記外部装置との通信において、前記外部装置より送信される前記特殊モードへの移行を許可する許可信号を検出する信号検出ステップを備え、
    前記許可ステップは、前記通信判別ステップにより、前記所定の外部装置との間で通信が行なわれると判別され、且つ、前記信号検出ステップにより前記許可信号が検出された場合に、前記通常モードから前記特殊モードへの移行を許可することを特徴とする請求項12に記載の通信装置制御プログラム。
  14. 前記通常モードから前記特殊モードへの移行の指示を受け付ける指示受付ステップと、
    前記許可ステップにより前記移行ステップによる前記特殊モードへの移行が許可された場合に、前記指示受付ステップにより受け付けられる前記指示を検出する指示検出ステップとを備え、
    前記移行ステップは、前記指示検出ステップにより前記指示が検出される場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させることを特徴とする請求項12又は13に記載の通信装置制御プログラム。
  15. 前記許可ステップは、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作を許可するものであり、
    前記指示受付ステップは、ユーザが行う前記移行指示操作を受け付けるものであり、
    前記指示検出ステップは、前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付ステップにより受け付けられる前記移行指示操作の検出を開始し、
    前記移行ステップは、前記指示検出ステップにより前記移行指示操作が検出される場合に、前記動作モードを前記通常モードから前記特殊モードへ移行させることを特徴とする請求項14に記載の通信装置制御プログラム。
  16. 前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記指示受付ステップを、ユーザによる前記移行指示操作を受け付け可能な状態に設定する設定ステップを備えることを特徴とする請求項15に記載の通信装置制御プログラム。
  17. タッチパネル機能を備えた表示装置の表示画面上に画像を表示する表示手段と、
    ユーザ操作に基づいて指定された前記表示装置の表示画面上の位置を検出する位置検出手段とを備え、
    前記設定ステップは、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるための受付ボタンが前記表示画面上の所定の領域に表示されるように、前記表示手段を制御する表示制御ステップとして機能し、
    前記位置検出手段により検出された位置に基づいて、前記表示制御ステップによる制御により前記受付ボタンの表示された前記表示画面上の所定の領域が、ユーザ操作により指定されたか否かを判別するボタン操作判別ステップを備え、
    前記指示受付ステップは、前記ボタン操作判別手段により前記所定の領域がユーザ操作により指定されたと判別された場合に、ユーザによる前記通常モードから前記特殊モードへの移行指示操作を受け付けるものであることを特徴とする請求項16に記載の通信装置制御プログラム。
  18. 前記表示制御ステップは、前記許可ステップにより、ユーザが行う前記特殊モードへの移行指示操作が許可された場合に、前記受付ボタンを表示するように前記表示手段を制御するものであることを特徴とする請求項17に記載の通信装置制御プログラム。
  19. 自装置の状態を監視する状態監視ステップと、
    その状態監視ステップにより監視される前記自装置の状態に基づいて、前記特殊モードへの移行の必要性を判断する判断ステップと、
    その判断ステップにより判断される前記特殊モードへの移行の必要性に基づいて、前記表示手段に表示させる前記受付ボタンの表示態様を決定する表示態様決定ステップとを備え、
    前記表示制御ステップは、前記表示態様決定ステップにより決定された表示態様で前記受付ボタンを表示するように前記表示装置を制御することを特徴とする請求項17又は18に記載の通信装置制御プログラム。
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