JP5516128B2 - 入力装置および入力制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入力装置および入力制御プログラムに関するものである。
画面上に表示されたスイッチを押下することにより、指示を入力可能な各種装置が知られている。例えば、特許文献1には、コピー機能や電話機能など複数の機能を有する複合機であって、画面上のスイッチを押下することで指示を入力可能なものが開示されている。特許文献1に開示された構成によれば、ある機能の表示を行っている際に、他の機能のジョブの割り込みがあった場合、画面を分割し、一方の画面には元から表示されていたスイッチを表示し、他方の画面には、後から発生したジョブの機能に関するスイッチを表示する。
特開2006−135780号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、画面上のスイッチを操作者が押下しようとする直前に何らかのイベントが発生し、急に画面が分割される場合、操作者は画面の変化に気づかず、または、勢い余って、画面を押下してしまうことがある。そして、押下した位置に、操作者が押下しようとしたスイッチとは異なるスイッチが新たに表示されている場合、操作者の意図しない処理が実行されてしまう虞があった。例えば、操作者が画面上のスイッチを押下しようとしているとき、突然外部から電話があり、操作者が押下しようとしていた位置に、「電話切断スイッチ」が突然現れて、操作者がその「電話切断スイッチ」を押下してしまった場合には、操作者の意思に反して電話が切断されることになる。
なお、このような問題は複合機以外の各種装置でも生じ得る。例えば、パーソナルコンピュータにおいて、ウェブページ閲覧中、ポップアップ広告が突然出現する場合、或いは、パーソナルコンピュータにおける作業中、ダイアログボックスが突然出現する場合、突然出現するポップアップ広告やダイアログボックスを操作者が誤って指定してしまい、操作者にとって意図しない処理が実行される虞があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、画面の表示が更新されたために操作者が誤った項目を操作してしまった場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができ、且つ、操作性の良い入力装置および入力制御プログラムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の入力装置は、予め処理が割り当てられた項目を画面に表示するものであって、所定の条件が成立した場合、前記画面における表示を更新するものであって、前記所定の条件の成立前に前記画面に表示されていなかった項目が配置される割込領域を、前記画面に表示する更新手段と、前記更新手段による更新前に、前記項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理を実行する通常実行手段と、前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が指定される操作態様を特定する操作態様特定手段と、前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作によって指定されることが特定された場合、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行する第1操作実行手段と、前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作とは異なる第2操作によって指定されることが特定された場合、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第2操作実行手段とを備える。
上記の入力装置において、前記更新手段は、前記所定の条件の成立前に前記画面に表示されていなかった項目が配置される割込領域を、前記画面に表示するものであって、前記第1操作実行手段は、前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が前記第1操作によって指定される場合、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行するものであり、前記第2操作実行手段は、前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が前記第2操作によって指定される場合、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行するものであっても良い。
なお、本発明は、入力装置、該入力装置を制御する制御装置、入力方法、入力装置を制御する入力制御プログラム、該入力制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の入力装置によれば、更新手段による更新前に、項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理が実行される。一方、更新手段による表示更新後、第1操作が行われた場合は、表示更新前に表示されていた項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理が実行される。よって、例えば、操作者が表示更新前に表示されていた項目のうち、ある項目を指定しようとしているときに表示が更新されて、指定しようとしていた位置に、割込領域内の別の項目が表示されたために、操作者が当該別の項目を誤って操作してしまった場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができるという効果がある。また、表示更新後、操作者は、第1操作とは異なる第2操作を行うことで、割込領域内の所望の項目を指定し、その項目に割り当てられた処理を実行させることができるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項記載の入力装置によれば、請求項の奏する効果に加え、割込領域内に表示される項目と、継続表示領域内に表示される項目とが異なる表示態様で表示されるので、操作者は、割込領域内の項目を第2操作により指定すべきであることを直感的に認識でき、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項記載の入力装置によれば、請求項1または2の奏する効果に加え、操作方法復帰条件が成立したと判断された後は、操作者は第1操作により表示中の項目を指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項4記載の入力装置によれば、請求項の奏する効果に加え、操作者が、所定の条件の成立前から継続して第1操作を連続的に行っている場合、表示更新後、当該連続的な第1操作が終了するまでの間は、第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理が実行される。よって、操作者が、第1操作を連続的に行っているときに、表示が更新され、操作者が表示の更新に気づかずに第1操作を継続した場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができるという効果がある。
請求項5記載の入力装置によれば、請求項の奏する効果に加え、表示更新後、第2操作を行った後は、操作者は表示中の項目を第1操作により指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項6記載の入力装置によれば、請求項の奏する効果に加え、表示更新後、所定時間以上を経過した後は、操作者は表示中の項目を第1操作により指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項7記載の入力装置によれば、請求項2から6のいずれかの奏する効果に加え、更新手段による表示更新後、操作された領域が継続表示領域であることが特定された場合には、当該操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理が実行されるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
請求項8記載の入力制御プログラムによれば、入力装置において実行されることにより、請求項1記載の入力装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の実施形態であるMFPの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、コピー機能選択中における画面の一例を示す図であり、(b)は、誤操作防止期間内における分割画面の一例を示す図であり、(c)は、誤操作防止期間終了後における分割画面の一例を示す図である。 MFPが実行する更新処理を示すフローチャートである。 MFPが実行する通常処理を示すフローチャートである。 変形例であるPCに接続される表示装置の画面の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の入力装置の一実施形態である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1の電気的構成を示したブロック図である。
MFP1は、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャン機能、プリンタ機能、電話機能などの各種機能を有している。MFP1のLCD16には、選択中の機能に関する画面が表示される。詳細は図2を参照して後述するが、MFP1は、選択中の機能とは別の機能の割込要求が発生した場合、LCD16における表示を分割画面に更新する。特に、本実施形態のMFP1は、画面の表示が更新されたために操作者が誤った項目を操作してしまった場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができ、且つ、操作性が良いように構成されている。以下、詳細を説明する。
MFP1には、CPU10、ROM11、RAM12、フラッシュメモリ14、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、スキャナ20、プリンタ21、NCU23、モデム24、送受話器25、計時回路26が主に設けられている。CPU10、ROM11、RAM12、フラッシュメモリ14は、バスライン27を介して互いに接続されている。また、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、スキャナ20、プリンタ21、NCU23、モデム24、送受話器25、計時回路26、バスライン27は、入出力ポート28を介して互いに接続されている。
CPU10は、ROM11やフラッシュメモリ14に記憶される固定値やプログラム、RAM12に記憶されているデータ、或いは、NCU23を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート28と接続された各部を制御する。
ROM11は、入力制御プログラム11a、項目管理テーブル11bなどが設けられた書換不能なメモリである。CPU10は、入力制御プログラム11aに従い、後述する更新処理(図3)を実行する。項目管理テーブル11bは、後述する項目32(図2参照)と、各項目32に予め割り当てられた処理との対応関係を記憶する。
RAM12は、書換可能な揮発性のメモリであり、選択機能メモリ12aと、表示更新時刻メモリ12bと、前回操作時刻メモリ12cと、前回操作項目メモリ12dとが設けられている。選択機能メモリ12aは、MFP1が有する機能のうち、操作者によって選択された機能を記憶する。表示更新時刻メモリ12bは、LCD16の画面16a(図2)の表示が分割画面へ更新された時刻を記憶する。前回操作時刻メモリ12cは、画面16aに対するタッチが検出された時刻を記憶する。前回操作項目メモリ12dは、前回操作時刻メモリ12cに記憶された時刻に操作された項目32を記憶する。
フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、項目領域テーブル14aが設けられる。項目領域テーブル14aは、後述する項目32(図2)について予め設定されている表示領域を記憶する。操作者は、各項目32の表示領域を任意に設定し、この項目領域テーブル14aに記憶させることができる。操作キー15は、MFP1に指示を入力するためのハードキーである。LCD16は液晶表示装置であって、項目32などの各種の画像を表示する。
LCD16の画面16a(図2)には、タッチパネル17が設けられる。タッチパネル17の全域は格子状に細かく区分けされ、区分けされた単位領域毎に静電センサが配設されている。そして、各単位領域には、タッチパネル17の左上の頂点を原点とし、右方向をX方向、下方向をY方向とする座標系に基づいて、座標情報(X座標,Y座標)が対応づけられている。よって、操作者が指などの入力媒体33(図2)を、画面16aにタッチさせると、タッチパネル17は、入力媒体33のタッチが検出された単位領域の座標情報を、操作位置として出力する。
なお、このタッチパネル17は、LCD16に密着して重ねられていても良いし、LCD16との間に隙間を空け、または透明フィルムなどを挟む状態で重ねられていても良い。
スキャナ20は、ファクシミリ機能、スキャン機能、又は、コピー機能の実行時に、原稿を読み取って電子データに変換する読取動作を行う。プリンタ21は、ファクシミリ機能、プリンタ機能の実行時に、記録用紙に画像を印刷する印刷動作を行う。NCU23は、電話回線の制御を行うものである。モデム24は、ファクシミリ送信時には送信信号を電話回線での伝送に適した形態に変調し、一方、ファクシミリ受信時には電話回線から送られてきた変調信号を復調する。送受話器25は、外部機器との間で通話を行うためのものである。計時回路26は、現在時刻(日付けを含む)を計時する回路である。
図2(a)は、コピー機能の選択中における画面16aの一例を示す図であり、図2(b),図2(c)は、コピー機能の選択中、電話機能の割込要求があった場合における画面16aの一例を示す図である。なお、図2(a)に示すように、画面16aの全域を1つの機能に割り当てた画面を、本実施形態では「単一画面」と称する。また、図2(b),図2(c)に示すように、画面16a内を二分割し、各領域にそれぞれ別の機能を割り当てた画面を、本実施形態では「分割画面」と称する。
また、本実施形態において、入力媒体33により画面16a内の同一位置を1秒未満タッチする操作を「短押し」と称する。また、入力媒体33により画面16a内の同一位置を1秒以上継続してタッチする操作を「長押し」と称する。
図2(a)に示すように、単一画面には、選択中の機能を示す機能表示情報30と、設定値を示す設定値情報31と、操作を受け付けるための項目32とが表示される。この単一画面の表示中、いずれかの項目32が短押しされると、MFP1は、短押しにより指定された項目32に予め割り当てられた処理を実行する。
上述したように、各項目32は、項目領域テーブル14a(図1)に予め設定された表示領域に表示される。よって、MFP1は、タッチパネル17により検出される短押しされた位置と、各項目32の表示領域とに基づいて、短押しによって指定された項目32を特定し、特定した項目32に予め割り当てられた処理を実行する。例えば、コピー部数の設定値を1減算する処理が割り当てられた項目32(図2(a)においてマイナスの符号が付された項目32)が、短押しにより指定された場合、MFP1は、コピー部数の設定値を1減算する処理を実行する。
図2(a)に示す単一画面の表示中、別の機能の割込要求が発生すると、MFP1は、画面16aの表示を単一画面から分割画面へ切り替える。分割画面中、後から割り込んだ機能が割り当てられる領域(すなわち、割込要求の発生前には表示されていなかった項目32が配置される領域)を、本実施形態では「割込領域34」と称する。また、選択中の機能が割り当てられる領域(すなわち、割込要求の発生前から表示されていた項目32が配置される領域)を、本実施形態では「継続表示領域36」と称する。すなわち、図2(b)に示すように、表示更新後の画面16aには、割込領域34と継続表示領域36とが同時に表示される。
MFP1は、単一画面から分割画面へ更新したとき、所定時間内を誤操作防止期間として、図2(b)に示すように、割込領域34に半透明処理を施す。この誤操作防止期間中は、割込領域34内の項目32が誤って操作されたとしても、操作者の意図しない処理が実行されることを防止する期間である。
具体的には、MFP1は、誤操作防止期間中、割込領域34内の項目32が短押しされたとしても、その項目32に割り当てられた処理を実行しない。したがって、分割画面へ更新されたことに気づかずに、操作者が割込領域34内の項目32を誤って短押ししたとしても、操作者の意図しない処理が実行されることを抑制できる。
また、誤操作防止期間中、割込領域34内において長押しが行われた場合、MFP1は、長押しにより指定された表示中の項目32に割り当てられた処理を実行する。操作者が長押しを行ったということは、操作者は、分割画面への更新を認識した上で、割込領域34内の項目32を指定したと判断できるので、操作者の指示通りに、指定された項目32に割り当てられた処理を実行するのである。
上述したように、MFP1は、複数種類の機能を有するので、ある機能の選択中に別の機能の割込が発生した場合、選択中の機能を利用している操作者と、後から割り込んだ別の機能を利用しようとする者とが別の人間である場合がある。そのような場合においても、本実施形態のMFP1によれば、操作者は、割込領域34内の項目32を短押しにより指定できないので、他人が利用する機能の項目32を操作者が誤って操作してしまうことがなく、他の利用者に迷惑をかけることが避けられる。
また、MFP1によれば、誤操作防止期間中、割込領域34には半透明処理が施されるので、操作者は、割込領域34内の項目32を長押しにより指定すべきであることを直感的に認識でき、操作性が良い。すなわち、本実施形態のMFP1によれば、割込領域34内の項目32が、継続表示領域36内の項目32よりも淡く表示されるので、操作者は、割込領域34内の項目32が、継続表示領域36内の項目32よりも操作し難いことを直感的に認識できるのである。
なお、分割画面への更新後、所定の操作方法復帰条件が成立すると、MFP1は、誤操作防止期間を終了し、各項目32を短押しにより指定可能とする。すなわち、いずれかの項目32が短押しされると、MFP1は、短押しにより指定された表示中の項目32に割り当てられた処理を実行する。また、図2(c)に示すように、誤操作防止期間を終了すると、MFP1は、割込領域34の半透明処理を解除し、割込領域34を完全な不透明とする。よって、操作者は、表示中の各項目32が短押しにより指定可能となったことを直感的に認識できる。
図3は、MFP1のCPU10が実行する更新処理を示すフローチャートである。この更新処理は、割込要求が発生した場合に、画面16aにおける表示を単一画面から分割画面に更新して誤操作防止期間に移行すると共に、操作方法復帰条件が成立すると、誤操作防止期間を終了する処理である。なお、この更新処理の開始時には、選択機能メモリ12aに記憶された機能の単一画面が、画面16aに表示されているものとする。
まず、CPU10は、選択機能メモリ12aに記憶された機能とは別の機能の割込要求が発生したか否かを判断する(S302)。S302の判断が否定される場合(S302:No)、CPU10は通常処理(S304)を実行し、S302の判断に戻る。
図4は、通常処理を示すフローチャートである。通常処理は、項目32が操作された場合に、当該操作が短押しであるか長押しであるかに拘わらず、操作により指定された項目32に割り当てられた処理を実行するものである。この通常処理において、CPU10は、まず、項目32が操作されたか否かを判断する(S402)。S402の判断が否定される場合(S402:No)、処理を終了する。
一方、項目32が操作(短押しでも長押しでもいずれでも良い)された場合(S402:Yes)、次に、CPU10は、この操作により指定された項目32に割り当てられた処理を実行する(S404)。そして、CPU10は、計時回路26の現在時刻を、前回操作時刻メモリ12c(図1)に記憶し(S406)、指定された項目32を、前回操作項目メモリ12d(図1)に記憶する(S408)。
図3に戻り説明する。例えば、例えば、コピー機能の選択中において、外部装置から電話の着信を受けた場合、パーソナルコンピュータなどから印刷要求を受けた場合、外部装置からファクシミリデータを受信した場合、外部装置からスキャナ20による画像取り込みの指示を受信した場合など、操作キー15およびタッチパネル17以外から、選択中の機能とは別の機能の利用要求を受けた場合、CPU10は、割込要求が発生したと判断する(S302:Yes)。そして、CPU10は、発生した割込要求に応じた処理を実行し(S304)、画面16aにおける表示を分割画面(図2(b))へ更新する(S306)。なお、上述したように、MFP1は、割込領域34に半透明処理を施す。
次に、CPU10は、計時回路26の現在時刻を、表示更新時刻メモリ12bに記憶する(S308)。表示更新時刻メモリ12bに記憶された時刻を、以下、表示更新時刻と称する。
次に、CPU10は、表示更新時刻から所定時間(例えば、2秒)以上を経過したか否かを判断する(S310)。S310の判断が否定された場合(S310:No)、次にCPU10は、割込領域34内が操作されたか否かを判断する(S312)。S312の判断が否定される場合(S312:No)、次に、CPU10は、継続表示領域36内が操作されたか否かを判断する(S313)。S313の判断が否定される場合(S313:No)、CPU10は、S310から処理を繰り返す。
一方、継続表示領域36内が操作された場合(S313:Yes)、CPU10は、当該操作が短押しであるか長押しであるかに拘わらず、当該操作により指定された項目32に予め割り当てられた処理を実行する(S314)。
また、割込領域34内が操作された場合(S312:Yes)、CPU10は、その操作が長押しであったか否かを判断する(S316)。
操作が長押しであったと判断される場合(S316:Yes)、CPU10は、長押しにより指定された割込領域34内の項目32に割り当てられた処理を実行する(S318)。そして、本実施形態のMFP1は、分割画面への更新後、長押しが行われることを条件として、操作方法復帰条件が成立したと判断し、誤操作防止期間を終了する。具体的には、CPU10は、割込領域34の半透明処理を解除し(S332)、処理を終了する。図示及び詳細な説明は省略するが、本処理の終了後、MFP1は、画面16a内の項目32が短押しまたは長押しにより操作される毎に、操作により指定された項目32に割り当てられた処理を実行する。
本実施形態のMFP1によれば、操作者は、一度でも長押しを行った後は、短押しにより各項目32を指定できるので、操作性が良い。
一方、S316の判断が否定される場合(S316:No)、すなわち、割込領域34内が短押しされた場合、CPU10は、前回操作時刻メモリ12c(図1)に記憶された時刻(前回操作時刻)から0.5秒以内に今回の操作が行われたか否かを判断する(S320)。
S320の判断が否定される場合(S320:No)、CPU10はS310に戻る。すなわち、割込領域34内の項目32を操作者が短押ししたとしても、その短押しに反応せず、操作された項目32に割り当てられた処理を実行しない。よって、操作者が割込領域34内の項目32を誤って短押しした場合であっても、操作者の意図しない処理が実行されてしまうことを抑制できる。
一方、S320の判断が肯定される場合(S320:Yes)、CPU10は、次に、前回操作項目の表示領域が操作されたか否かを判断する(S324)。ここで、前回操作項目とは、前回操作項目メモリ12dに記憶されている項目32を意味している。すなわち、分割画面への更新前に指定された項目32のうち、最新の項目32が、前回操作項目に該当する。
前回操作項目の表示領域が操作された場合(S324:Yes)、CPU10は、前回操作項目に割り当てられた処理を実行する(S328)。すなわち、表示更新前の単一画面に表示されていた項目32のうち、今回の短押しによって指定された位置に表示されていた項目32に割り当てられた処理を実行する。
例えば、図2(a)に示す項目32のうち、コピー部数から「1」を減算する処理が割り当てられた項目32(図2(a)においてマイナスの符号が付された項目32)を、操作者が連続的に操作している場合、操作者は画面を注視せずに、短押しを連続的に繰り返していることがある。したがって、連続操作中に、画面16aの表示が突然更新されると、操作者が表示更新に気づかずに、短押しを継続し、新たに表示された項目32を誤って短押ししてしまう場合がある。そのような場合であっても、本実施形態のMFP1によれば、表示更新前に表示されていた項目32に割り当てられた処理が実行されるので、操作者の意図した処理を実行させることができる。
次に、CPU10は、計時回路26の現在時刻を、前回操作時刻メモリ12cに記憶し(S330)、S312の処理に戻る。そして、操作者が、前回操作項目の表示領域において、連続的な短押しを繰り返す場合(すなわち、前回操作項目の表示領域内を所定の判断時間(例えば0.5秒)以内に短押しする操作を繰り返す場合)は、S320,S324の判断が肯定されるので(S320,S324:Yes)、CPU10は、短押しが行われる毎に、前回操作項目に割り当てられた処理を繰り返し実行する(S328)。
このようにして処理を繰り返すうちに、連続的な短押しが終了すると、S320が否定される(S320:No)。また、連続的な短押しは繰り返されるものの、連続操作されていた位置とは別の位置が短押しされると、S324の判断が否定される(S324:No)。S320,S324のいずれかが否定される場合、CPU10は、当該短押しに反応せず、S310の判断に戻る。このようにして処理を繰り返すうちに、表示更新時刻から所定時間以上を経過すると(S310:Yes)、CPU10は、割込領域34の半透明処理を解除し(S332)、処理を終了する。
すなわち、本実施形態のMFP1は、表示更新後、所定時間以上を経過することを条件として、操作方法復帰条件が成立したと判断し、誤操作防止期間を終了する。よって、操作者にとっては、表示更新後、所定時間以上を経過した後は、短押しにより表示中の項目32を指定できるので、操作性が良い。
また、本実施形態のMFP1は、連続操作中は、誤操作防止期間を継続する。換言すれば、割込要求の発生前から継続して、短押しが連続的に行われている場合は、表示更新後、連続的な短押しが終了することを条件として、操作方法復帰条件が成立したと判断し、誤操作防止期間を終了する。よって、操作者が、短押しを連続的に行っているときに、表示が更新され、操作者が表示の更新に気づかずに短押しを継続した場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができる。
上記実施形態において、割込要求の発生が所定の条件の一例に相当する。画面16aの短押しが第1操作の一例に相当し、画面16aの長押しが第2操作の一例に相当する。S304を実行するCPU10が通常実行手段の一例に相当する。S306の処理を実行するCPU10が更新手段の一例に相当する。S310,S316,S320,S324の処理を実行するCPU10が、復帰条件判断手段の一例に相当する。S318の処理を実行するCPU10が第2操作実行手段の一例に相当する。S328の処理を実行するCPU10が第1操作実行手段の一例に相当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態において、MFP1は、インターネットを介してメールを送受信するメール機能や、無線により他の装置との間で通信する無線通信機能を有していても良い。その場合、他の装置からの要求に応じて、メール機能や無線通信機能の割込要求が発生したときにも、本発明を適用して良い。
また、画面16aに対する操作が一定時間以上行われていない状態において、割込要求が発生した場合には、分割画面内の全ての項目32を、短押しで指定できるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、短押しが第1操作の一例であり、長押しが第2操作の一例であった。どのような操作を、第1操作、第2操作とするかは、適宜変更可能であるが、第2操作が第1操作よりも手間のかかる操作であることが望ましい。例えば、第1操作に比較して、操作回数が多い、操作時間が長い、操作の圧力が大きい、または、操作面積が大きい操作を第2操作とすると良い。
また、上記実施形態では、MFP1が入力装置の一例であったが、例えば携帯電話機、電子ゲーム機、デジタルカメラなど各種装置が入力装置の一例となり得る。また、本発明は、タッチパネルを有さない装置、例えば、マウスやキーボードなどにより操作されるパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)が、入力装置の一例である場合にも、本発明は適用可能である。この場合、PCに接続された表示装置の画面に表示されるアイコンや操作ボタンなどの画要素が、項目の一例に相当する。また、項目上にポインタを合わせてクリックする操作を、第1操作の一例として挙げることができ、項目上にポインタを合わせてダブルクリックする操作を、第2操作の一例として挙げることができる。
また、上記実施形態において、「表示を更新する」とは、表示面16aの単一画面を分割画面へ遷移させることであったが、これに限られるものではなく、「表示を更新する」とは、操作者が視覚的に認識できる程度に、表示の少なくとも一部を変化させる場合を含む。例えば、ポップアップウインドウやダイアログボックスを表示することも、「表示を更新する」ことの一例に相当する。
例えば、上記実施形態では、表示更新の際、画面16a内を二分割して、単一画面の各要素を継続表示領域36内に配置した。これに代えて、単一画面の表示はそのままとし、半透明処理された割込領域34を単一画面に重ねて表示する場合にも、本発明を適用できる。
図5は、入力装置の変形例であるPCに接続される表示装置の画面50の一例を示す図である。この変形例においては、画面50に表示されるアイコンや操作ボタンなどが、操作を受け付けるための項目52に相当する。また、項目52上にカーソル54を合わせ、クリックする操作や、項目52を選択してキーボードのエンターキーを押下する操作が、第1操作の一例に相当する。
そして、この変形例のPCにおいては、例えば、所定のイベントが発生し(所定の条件が成立した場合の一例に相当)、図5(b)に示すように、ダイアログボックス56が前面に表示される場合において、ダイアログボックス56内がクリックされたとき、PCは、当該クリックされた位置に、ダイアログボックス56の表示前から表示されていた項目52に割り当てられた処理を実行する。このようにすれば、操作者が表示更新に気づかず、クリックを行ったとしても、ダイアログボックス56内の項目52(すなわち、新たに表示された項目52)に割り当てられた処理が、操作者の意に反して実行されてしまうことを抑制できる。
また、この変形例において、ダイアログボックス56内の項目52(すなわち、ダイアログボックス56と共に新たに表示された項目52)がダブルクリックされた場合、PCは、ダブルクリックされた項目52に割り当てられた処理を実行する。
また、この変形例においては、図5(b)に示すように、ダイアログボックス56を半透明で表示するようにしても良い。このようにすれば、操作者は、ダイアログボックス56内の項目52をダブルクリックにより指定すべきであることを直感的に認識でき、操作性が良い。
また、あるアプリケーションの操作画面を閲覧中、所定の条件が成立し、別のアプリケーションの操作画面が突然前面に表示される場合や、Webページの閲覧中、ポップアップウインドウが突然前面に表示される場合も、本発明を適用できる。
また、上記実施形態では、割込領域34内の構成要素全てを半透明で表示していた。これに代えて、割込領域内の項目のみを半透明で表示するように構成しても良い。また、割込領域内の項目の指定に第2操作が必要であることを操作者に認識させるためには、割込領域に表示される項目と、継続表示領域に表示される項目とが異なる表示態様で表示されれば良い。よって、割込領域に半透明処理を施すことに代えて、例えば、割込領域内の項目の表示色を、継続表示領域内の項目の表示色と異ならせるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、画面16aに向かって右側を割込領域34とし、画面16aに向かって左側を継続表示領域36としていた。これに代えて、分割画面へ更新した直後に操作されることが予測される位置(操作予測位置)を取得し、操作予測位置を含む一方に継続表示領域を配置し、他方に割込領域を配置するように構成しても良い。このようにすれば、操作される可能性がある位置には、継続表示領域が配置されるので、後から割り込んだ機能に関する項目を、操作者が誤って操作してしまうことを、より確実に防止できる。ここで、操作予測位置としては、分割画面への更新前に連続的に操作されている位置、または、分割画面への更新時において、タッチパネル17により入力媒体33の接近が検出されている位置を例示することができる。
また、上記実施形態では、表示更新後の分割画面中の割込領域34内が短押し(第1操作)された場合であって、当該短押しが同一位置における連続的な操作ではないと判断される場合(S320,S324:No)、MFP1は、当該第1操作には反応しないものとして説明した。しかしながら、例えば当該第1操作を受け付けないことを操作者に知らせるためのマークを画面16aに表示するなど、当該第1操作に応じて何らかの反応を示すように構成される場合も本発明の範囲に含まれる。
<その他>
<手段>
技術的思想1記載の入力装置は、予め処理が割り当てられた項目を画面に表示するものであって、所定の条件が成立した場合、前記画面における表示を更新する更新手段と、前記更新手段による更新前に、前記項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理を実行する通常実行手段と、前記更新手段による表示更新後、前記第1操作が行われた場合は、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行する第1操作実行手段と、前記更新手段による表示更新後、前記第1操作とは異なる第2操作が行われた場合は、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第2操作実行手段とを備える。
技術的思想2記載の入力装置は、技術的思想1記載の入力装置において、前記更新手段は、前記所定の条件の成立前に前記画面に表示されていなかった項目が配置される割込領域を、前記画面に表示するものであって、前記第1操作実行手段は、前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が前記第1操作によって指定される場合、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行するものであり、前記第2操作実行手段は、前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が前記第2操作によって指定される場合、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行するものである。
技術的思想3記載の入力装置は、技術的思想2記載の入力装置において、前記更新手段は、前記割込領域と、前記所定の条件の成立前から表示されていた項目が配置される継続表示領域とを、前記画面に同時に表示するものであって、前記割込領域内に表示される前記項目と、前記継続表示領域内に表示される前記項目とを異なる表示態様で表示するものである。
技術的思想4記載の入力装置は、技術的思想1から3のいずれかに記載の入力装置において、前記更新手段による表示更新後、所定の操作方法復帰条件が成立したかを判断する復帰条件判断手段を備え、前記第1操作実行手段は、前記復帰条件判断手段により前記操作方法復帰条件が成立したと判断された後、前記第1操作が行われた場合、当該第1操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行するものである。
技術的思想5記載の入力装置は、技術的思想4記載の入力装置において、前記復帰条件判断手段は、前記所定の条件の成立前から継続して、前記第1操作が連続的に行われている場合において、前記更新手段による表示更新後、当該連続的な第1操作が終了することを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである請求項4記載の入力装置。
技術的思想6記載の入力装置は、技術的思想4記載の入力装置において、前記復帰条件判断手段は、前記更新手段による表示更新後、前記第2操作が行われることを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである。
技術的思想7記載の入力装置は、技術的思想4記載の入力装置において、前記復帰条件判断手段は、前記更新手段による表示更新後、所定時間以上を経過することを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである。
技術的思想8記載の入力制御プログラムは、予め処理が割り当てられた項目を画面に表示する入力装置において実行されるものであって、前記入力装置を、所定の条件が成立した場合、前記画面における表示を更新する更新手段と、前記更新手段による更新前に、前記項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理を実行する通常実行手段と、前記更新手段による表示更新後、前記第1操作が行われた場合は、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行する第1操作実行手段と、前記更新手段による表示更新後、前記第1操作とは異なる第2操作が行われた場合は、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第2操作実行手段として機能させる。
<効果>
技術的思想1記載の入力装置によれば、更新手段による更新前に、項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理が実行される。一方、更新手段による表示更新後、第1操作が行われた場合は、表示更新前に表示されていた項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理が実行される。よって、例えば、操作者がある項目を指定しようとしているときに表示が更新されて、指定しようとしていた位置に別の項目が表示されたために、操作者が当該別の項目を誤って操作してしまった場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができるという効果がある。また、表示更新後、操作者は、第1操作とは異なる第2操作を行うことで、所望の項目を指定し、その項目に割り当てられた処理を実行させることができるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想2記載の入力装置によれば、技術的思想1の奏する効果に加え、割込領域内が第1操作によって指定される場合、表示更新前に表示されていた項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理が実行されるので、操作者が割込領域内の項目を誤って操作してしまった場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができるという効果がある。また、操作者は、第2操作を行うことで、割込領域内の項目を指定し、その項目に割り当てられた処理を実行させることができるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想3記載の入力装置によれば、技術的思想2の奏する効果に加え、割込領域内に表示される項目と、継続表示領域内に表示される項目とが異なる表示態様で表示されるので、操作者は、割込領域内の項目を第2操作により指定すべきであることを直感的に認識でき、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想4記載の入力装置によれば、技術的思想1から3のいずれかの奏する効果に加え、操作方法復帰条件が成立したと判断された後は、操作者は第1操作により表示中の項目を指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想5記載の入力装置によれば、技術的思想4の奏する効果に加え、操作者が、所定の条件の成立前から継続して第1操作を連続的に行っている場合、表示更新後、当該連続的な第1操作が終了するまでの間は、第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理が実行される。よって、操作者が、第1操作を連続的に行っているときに、表示が更新され、操作者が表示の更新に気づかずに第1操作を継続した場合であっても、操作者の意図した処理を実行させることができるという効果がある。
技術的思想6記載の入力装置によれば、技術的思想4の奏する効果に加え、表示更新後、第2操作を行った後は、操作者は表示中の項目を第1操作により指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想7記載の入力装置によれば、技術的思想4の奏する効果に加え、表示更新後、所定時間以上を経過した後は、操作者は表示中の項目を第1操作により指定できるので、操作者にとって操作性が良いという効果がある。
技術的思想8記載の入力制御プログラムによれば、入力装置において実行されることにより、技術的思想1記載の入力装置と同様の作用効果を奏する。
1 MFP(入力装置の一例)
11a 入力制御プログラム
16a 画面
32,52 項目
34 割込領域
36 継続表示領域

Claims (8)

  1. 予め処理が割り当てられた項目を画面に表示する入力装置であって、
    所定の条件が成立した場合、前記画面における表示を更新するものであって、前記所定の条件の成立前に前記画面に表示されていなかった項目が配置される割込領域を、前記画面に表示する更新手段と、
    前記更新手段による更新前に、前記項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理を実行する通常実行手段と、
    前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が指定される操作態様を特定する操作態様特定手段と、
    前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作によって指定されることが特定された場合、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行する第1操作実行手段と、
    前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作とは異なる第2操作によって指定されることが特定された場合、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第2操作実行手段とを備える入力装置。
  2. 前記更新手段は、前記割込領域と、前記所定の条件の成立前から表示されていた項目が配置される継続表示領域とを、前記画面に同時に表示するものであって、前記割込領域内に表示される前記項目と、前記継続表示領域内に表示される前記項目とを異なる表示態様で表示するものである請求項記載の入力装置。
  3. 前記更新手段による表示更新後、所定の操作方法復帰条件が成立したかを判断する復帰条件判断手段を備え、
    前記第1操作実行手段は、前記復帰条件判断手段により前記操作方法復帰条件が成立したと判断された後、前記第1操作が行われた場合、当該第1操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行するものである請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記復帰条件判断手段は、前記所定の条件の成立前から継続して、前記第1操作が連続的に行われている場合において、前記更新手段による表示更新後、当該連続的な第1操作が終了することを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである請求項記載の入力装置。
  5. 前記復帰条件判断手段は、前記更新手段による表示更新後、前記第2操作が行われることを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである請求項記載の入力装置。
  6. 前記復帰条件判断手段は、前記更新手段による表示更新後、所定時間以上を経過することを条件として、前記操作方法復帰条件が成立したと判断するものである請求項記載の入力装置。
  7. 前記更新手段による表示更新後、操作された領域を特定する領域特定手段と、
    その領域特定手段により操作された領域が前記継続表示領域であることが特定された場合に、当該操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第3操作実行手段とを備え、
    前記操作態様特定手段は、前記領域特定手段により操作された領域が前記割込領域であることが特定された場合に、特定された割込領域内が指定される操作態様を特定することを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の入力装置。
  8. 予め処理が割り当てられた項目を画面に表示する入力装置において実行される入力制御プログラムであって、
    前記入力装置を、
    所定の条件が成立した場合、前記画面における表示を更新するものであって、前記所定の条件の成立前に前記画面に表示されていなかった項目が配置される割込領域を、前記画面に表示する更新手段と、
    前記更新手段による更新前に、前記項目が第1操作により指定された場合、当該項目に割り当てられた処理を実行する通常実行手段と、
    前記更新手段による表示更新後、前記割込領域内が指定される操作態様を特定する操作態様特定手段と、
    前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作によって指定されることが特定された場合、前記更新手段による表示更新前に表示されていた前記項目のうち、当該第1操作によって指定された位置に表示されていた項目に割り当てられた処理を実行する第1操作実行手段と、
    前記操作態様特定手段により、前記割込領域内が前記第1操作とは異なる第2操作によって指定されることが特定された場合、前記更新手段による表示更新後、前記第1操作とは異なる第2操作が行われた場合は、当該第2操作により指定された表示中の項目に割り当てられた処理を実行する第2操作実行手段として機能させる入力制御プログラム。
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