JP2009290379A - 発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、出力要求信号が与えられたタイミングから、発振周波数が安定状態に遷移するまでに要する時間を短縮しながら、消費電流を低減することができる発振器を提供することを目的とする。
【解決手段】 第1のインバータINV100の電源端子に接続され、出力要求信号が与えられたタイミングで、第1のインバータINV100に供給する電流を増加させ、出力停止信号が与えられたタイミングで、第1のインバータINV100に供給する電流を減少させる可変電流源VIと、温度補償部300に接続され、出力要求信号が与えられたタイミングで、オン状態に切り換え、出力停止信号が与えられたタイミングで、オフ状態に切り換える第2のスイッチSW20とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発振器に関する。
従来、発振器としては、種々のものが開発されており、例えば温度補償水晶発振器がある。この温度補償水晶発振器は、圧電素子として水晶振動子を使用する水晶発振回路と、当該水晶発振回路の周波数温度特性を補償するための温度補償回路とを有し、例えば携帯電話機に搭載され使用される。
ここで図4に、かかる温度補償水晶発振器の一例として発振器10の構成を示す。この発振器10を形成する水晶発振回路20は、圧電素子として水晶振動子X10を有し、所望の発振周波数を有する出力信号を生成する。
水晶振動子X10の一端は、帰還抵抗としての抵抗R10の一端に接続されると共に、インバータINV10の入力端子に接続されている。また、水晶振動子X10の一端と、グランドGNDとの間には、可変コンデンサC10が接続されている。
一方、水晶振動子X10の他端は、抵抗R10の他端に接続されると共に、インバータINV10の出力端子に接続されている。また、水晶振動子X10の他端と、グランドGNDとの間には、可変コンデンサC20が接続されている。
インバータINV10の出力端子には、バッファとしてのインバータINV20の入力端子が接続され、当該インバータINV20の出力端子から、所望の発振周波数を有する出力信号Foutが出力される。
温度補償回路30は、温度の変化にかかわらず、一定の発振周波数を有する出力信号Foutを発振器10から出力させるため、水晶発振回路20の周波数温度特性を補償するための回路である。
具体的には、温度補償回路30は、水晶発振回路20の周囲の温度を測定するための温度センサを有し、当該温度センサによって得られた温度に基づいて、所望の補償電圧を生成する。
そして温度補償回路30は、この補償電圧を可変コンデンサC10及びC20に印加し、これら可変コンデンサC10及びC20の容量を変化させることにより、出力信号Foutの発振周波数を調整して温度補償を行う。
また、発振器10は、当該発振器10が搭載される携帯電話機内の他の信号処理回路から、制御電圧入力端子Vcを介して入力される制御電圧を、可変コンデンサC10及びC20に印加することにより、可変コンデンサC10及びC20の容量を変化させ、出力信号Foutの発振周波数を調整する。
これにより、水晶振動子X10の特性の経年変化や、温度補償回路30による温度補償のずれなどを調整し、出力信号Foutの発振周波数を微調整する。
このようにして、温度補償回路30から供給される補償電圧と、制御電圧入力端子Vcから入力される制御電圧とを加算した電圧が、可変コンデンサC10及びC20に印加される。
一方、電源電圧Vddは、参照電圧生成回路50に供給され、参照電圧生成回路50は、この電源電圧Vddを基に参照電圧を生成し、当該生成した参照電圧を、インバータINV10及びINV20の電源端子並びに温度補償回路30に印加する。
これにより、インバータINV10及びINV20並びに温度補償回路30は、いずれも動作状態になることにより、インバータINV20は、所望の発振周波数を有する出力信号Foutを出力する。
ここで図5に、電源電圧Vddが発振器10に供給された後における、出力信号Foutの発振周波数が変化する様子を示す。
この図5に示すように、発振器10から出力される出力信号Foutは、電源電圧Vddが発振器10に供給されたタイミングt10では、一定の電圧値であるが、時間が経過することに応じて振幅が徐々に大きくなり、所定の時間が経過すると、振幅が一定になって、発振周波数が安定状態に遷移する。その後、発振器10は、発振周波数が安定状態に遷移された出力信号Foutを出力し続ける。
かかる発振器10の場合、電源電圧Vddが常に参照電圧生成回路50に供給されているため、消費電流が大きくなる。
ところで、一般に、発振器10が搭載される携帯電話機は、一定の時間間隔毎に基地局と通信するようになされており、間欠的に動作する。従って、携帯電話機が間欠的に動作することに対応して、発振器10の動作状態を切り換えるようにすれば消費電流を低減することができる。
具体的には、消費電流を低減する方法として、携帯電話機が基地局と通信している場合には、発振器10に電源電圧Vddを供給することにより、発振器10をオン状態にし、携帯電話機が基地局と通信していない場合には、発振器10に電源電圧Vddを供給することを停止することにより、発振器10をオフ状態にする方法がある。
ここで図6に、携帯電話機が基地局と通信している場合には、発振器10をオン状態にし、携帯電話機が基地局と通信していない場合には、発振器10をオフ状態にする場合において、発振器10内を流れる電流Iddが変化する様子を示す。
この場合、発振器10がオフ状態にあるときには、電流Iddはほぼ“0”であり、発振器10がオン状態に切り換えられたタイミングt40で、所定の値を有する電流Iddが流れる。このオン状態において、発振器10がオフ状態に切り換えられたタイミングt50で、電流Iddはほぼ“0”になる。これ以降、上述の動作を交互に繰り返す。
以下、温度補償水晶発振器に関する文献名を記載する。
特開2003−163542号公報
ところで、図5に示すように、かかる発振器10の場合、電源電圧Vddが発振器10に供給され、当該発振器10がオン状態に切り換えられたタイミングt10から、出力信号Foutの発振周波数が安定状態に遷移するタイミングt20まで、一定の時間を要するという問題があった。
本発明は、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを要求する出力要求信号が与えられたタイミングから、当該出力信号の発振周波数が安定状態に遷移するまでに要する時間を短縮しながら、消費電流を低減することができる発振器を提供することを目的とする。
本発明の一態様による発振器は、圧電素子と、少なくとも一端が前記圧電素子の一端に接続された抵抗と、少なくとも入力端子が前記圧電素子の一端に接続された第1のインバータと、前記圧電素子とグランドとの間に接続された可変容量素子と、前記第1のインバータの出力端子に接続された第2のインバータと、前記第1のインバータの電源端子に接続され、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを要求する出力要求信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を増加させ、前記出力信号を出力することを停止する出力停止信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を減少させる可変電流源と、前記第2のインバータの電源端子に接続され、前記出力要求信号が与えられたタイミングで、オン状態に切り換えることにより、所定の電圧を前記第2のインバータの電源端子に印加し、前記出力停止信号が与えられたタイミングで、オフ状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記第2のインバータの電源端子に印加することを制限する第1のスイッチとを備える。
また、本発明の一態様による発振器における前記可変電流源は、前記出力停止信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を、前記第1のインバータから出力される出力信号の発振周波数が安定状態を維持する程度の電流に減少させる。
また、本発明の一態様による発振器は、前記可変容量素子の容量を変化させるための補償電圧を生成し、前記補償電圧を前記可変容量素子に印加する温度補償部と、前記温度補償部に接続され、前記出力要求信号が与えられたタイミングで、オン状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記温度補償部に印加し、前記出力停止信号が与えられたタイミングで、オフ状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記温度補償部に印加することを制限する第2のスイッチとをさらに備える。
本発明の発振器によれば、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを要求する出力要求信号が与えられたタイミングから、当該出力信号の発振周波数が安定状態に遷移するまでに要する時間を短縮しながら、消費電流を低減することができる。
また、本発明の発振器によれば、出力停止信号が与えられたタイミングで、第1のインバータに供給する電流を、当該第1のインバータから出力される出力信号の発振周波数が安定状態を維持する程度の電流に減少させることにより、さらに消費電流を低減することができる。
また、本発明の発振器によれば、出力停止信号が与えられたタイミングで、第2のスイッチをオフ状態に切り換え、所定の電圧を温度補償部に印加することを制限することにより、消費電流を低減することができる。
図1に、本発明の実施の形態による発振器100の構成を示す。この発振器100は、例えば携帯電話機などの電子機器に搭載され、当該携帯電話機において要求される発振周波数を有する出力信号Foutを生成し出力する。かかる携帯電話機は、発振器100から出力される出力信号Foutを基準信号として使用することにより、内蔵する各種回路の動作を制御する。
発振器100を形成する水晶発振回路200は、圧電素子として水晶振動子X100を有し、所望の発振周波数を有する出力信号を生成する。なお、本実施の形態の場合、圧電素子として水晶振動子X100を使用したが、例えば圧電セラミックなど、他の種々の圧電素子を使用することができる。
水晶振動子X100の一端は、帰還抵抗としての抵抗R100の一端に接続されると共に、第1のインバータに対応するインバータINV100の入力端子に接続されている。また、水晶振動子X100の一端と、グランドGNDとの間には、可変コンデンサC100が接続されている。
一方、水晶振動子X100の他端は、抵抗R100の他端に接続されると共に、インバータINV100の出力端子に接続されている。また、水晶振動子X100の他端と、グランドGNDとの間には、可変コンデンサC200が接続されている。
可変コンデンサC100及びC200は、印加される電圧に応じて、出力信号Foutの発振周波数を調整するための可変容量素子として動作する。なお、この場合、可変コンデンサC100及びC200ではなく、可変容量ダイオードを使用しても良い。
インバータINV100の出力端子には、第2のインバータに対応する、バッファとしてのインバータINV200の入力端子が接続され、当該インバータINV200の出力端子から、所望の発振周波数を有する出力信号Foutが出力される。
温度補償回路300は、温度補償部に対応し、温度の変化にかかわらず、一定の発振周波数を有する出力信号Foutを発振器100から出力させるため、水晶発振回路200の周波数温度特性を補償するための回路である。
具体的には、温度補償回路300は、水晶発振回路200の周囲の温度を測定するための温度センサを有し、当該温度センサによって得られた温度に基づいて、所望の補償電圧を生成する。
そして温度補償回路300は、この補償電圧を可変コンデンサC100及びC200に印加し、これら可変コンデンサC100及びC200の容量を変化させることにより、出力信号Foutの発振周波数を調整して温度補償を行う。
また、発振器100は、当該発振器100が搭載される携帯電話機内の他の信号処理回路から、制御電圧入力端子Vcを介して入力される制御電圧を、可変コンデンサC100及びC200に印加することにより、可変コンデンサC100及びC200の容量を変化させ、出力信号Foutの発振周波数を調整する。なお、この制御電圧は、常に、制御電圧入力端子Vcから入力され、可変コンデンサC100及びC200に印加される。
これにより、水晶振動子X100の特性の経年変化や、温度補償回路300による温度補償のずれなどを調整し、出力信号Foutの発振周波数を微調整する。
このようにして、温度補償回路300から供給される補償電圧と、制御電圧入力端子Vcから入力される制御電圧とを加算した電圧が、可変コンデンサC100及びC200に印加される。
なお、この場合、水晶振動子X100の他端とグランドGNDとの間に、さらに別の可変コンデンサを接続し、可変コンデンサC100及びC200には、温度補償回路300から供給される補償電圧を印加し、新たに接続された可変コンデンサには、制御電圧入力端子Vcから入力される制御電圧を印加するようにしても良い。
一方、電源電圧Vddは、参照電圧生成回路500に供給され、参照電圧生成回路500は、この電源電圧Vddを基に参照電圧を生成し、これを制御回路400に出力する。制御回路400は、外部(携帯電話機に搭載される他の信号処理回路)から供給される制御信号に基づいて、水晶発振回路200、インバータINV200及び温度補償回路300の動作状態を制御するための回路であり、スイッチSW10及びSW20、可変電流源VIを有する。
具体的には、第1のスイッチに対応するスイッチSW10は、参照電圧生成回路500と、インバータINV200の電源端子との間に接続され、第2のスイッチに対応するスイッチSW20は、参照電圧生成回路500と、温度補償回路300との間に接続され、可変電流源VIは、参照電圧生成回路500と、インバータINV100の電源端子との間に接続されている。
可変電流源VIは、与えられた制御信号に基づいて、インバータINV100に供給する電流、すなわちインバータINV100を動作させる動作電流を変化させる。すなわち、可変電流源VIは、制御信号として、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを要求する出力要求信号が与えられた場合には、インバータINV100を動作させる動作電流を増加させる。
これに対して、可変電流源VIは、制御信号として、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを停止する出力停止信号が与えられた場合には、インバータINV100を動作させる動作電流を減少させる。これにより、水晶発振回路200から出力される出力信号の発振周波数が安定状態を維持する程度の必要最低限の動作電流に減少させる。
スイッチSW10は、与えられた制御信号に基づいて、その接続状態を切り換える。すなわち、スイッチSW10は、制御信号として出力要求信号が与えられた場合には、オン状態になり、インバータINV200の電源端子に参照電圧を印加する。この場合、インバータINV200は、動作状態になって、所望の発振周波数を有する出力信号Foutを出力する。
これに対して、スイッチSW10は、制御信号として出力停止信号が与えられた場合には、オフ状態になり、インバータINV200の電源端子に参照電圧を印加することを制限する。この場合、インバータINV200は、非動作状態になって、所望の発振周波数を有する出力信号Foutを出力することを停止する。
同様に、スイッチSW20は、与えられた制御信号に基づいて、その接続状態を切り換える。すなわち、スイッチSW20は、制御信号として出力要求信号が与えられた場合には、オン状態になり、温度補償回路300に参照電圧を印加する。この場合、温度補償回路300は、動作状態になって温度補償を行う。
これに対して、スイッチSW20は、制御信号として出力停止信号が与えられた場合には、オフ状態になり、温度補償回路300に参照電圧を印加することを制限する。この場合、温度補償回路300は、非動作状態になって温度補償は行わない。
ところで、一般に、携帯電話機は、一定の時間間隔毎に基地局と通信するようになされており、間欠的に動作する。これにより、携帯電話機が基地局と通信していない場合には、制御信号として出力停止信号が与えられ、可変電流源VIは、インバータINV100を動作させる動作電流を、必要最低限の電流に減少させる共に、スイッチSW10及びSW20はオフ状態にされ、インバータINV200及び温度補償回路300は非動作状態になる。以下、この状態を発振器100における待機状態と呼ぶ。
この場合、水晶発振回路200は、発振周波数が安定状態に維持された出力信号を生成するが、インバータINV200は非動作状態にあるため、発振器100は、携帯電話機によって必要とされる所望の発振周波数を有する出力信号Foutを出力することを停止する。
この待機状態において、携帯電話機が基地局と通信を開始しようとして、制御信号として出力要求信号が与えられると、可変電流源VIは、インバータINV100を動作させる動作電流を増加させると共に、スイッチSW10及びSW20はオン状態にされ、インバータINV200及び温度補償回路300は動作状態になる。以下、この状態を発振器100における動作状態と呼ぶ。
これにより、発振器100は、かかる出力要求信号が与えられたタイミングで、発振周波数が既に安定状態に維持された出力信号Foutを直ちに外部に出力し、出力要求信号が与えられている間、当該出力信号Foutを出力し続ける。
この動作状態において、携帯電話機が基地局との通信を終了し、制御信号として出力停止信号が与えられると、発振器100は、再び待機状態に遷移する。この待機状態において、水晶発振回路200は、所定のタイミングで出力要求信号が与えられることに備えて、発振周波数が安定状態に維持された出力信号を生成し続ける。
このように本実施の形態によれば、発振器100が待機状態にある場合には、水晶発振回路200から出力される出力信号の発振周波数が安定状態を維持する程度の必要最低限の動作電流で、水晶発振回路200のみを選択的に動作させておき、出力要求信号が与えられたタイミングで、発振周波数が安定状態に維持されている出力信号Foutを直ちに出力する。
これにより、出力要求信号が与えられたタイミングから、発振器100から出力される出力信号Foutの発振周波数が安定状態に遷移するまでに要する時間を短縮しながら、消費電流を低減することができる。
ここで図2に、本実施の形態の発振器100が待機状態から動作状態に遷移する場合において、出力信号Foutの発振周波数が変化する様子を示す。
この図2に示すように、本実施の形態によれば、出力要求信号が与えられたタイミングt30で、発振周波数が既に安定状態に維持されている出力信号Foutを直ちに出力することができる。従って、出力要求信号が与えられたタイミングから、発振周波数が安定状態に遷移するタイミングまでに要する時間を短縮することができる。
また図3に、本実施の形態の発振器100が待機状態又は動作状態を交互に繰り返す場合において、発振器100内を流れる電流Iddが変化する様子を示す。なお、図6に示した要素と同一のものには同一の符号を付して示す。
この図3に示すように、本実施の形態によれば、発振器100が待機状態にあるときには、発振周波数が安定状態を維持する程度の必要最低限の電流Iddが、流れるものの(時点0〜t80、t50〜t90)、発振器10内を流れる電流Iddが変化する様子を示した図6と比較して、出力要求信号が与えられたタイミングt40から、発振周波数が安定状態に遷移するタイミングt80までの間に流れる電流Iddを大幅に低減することができ、その結果、全体として消費電流を低減することができる。
なお上述の実施の形態は一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、水晶振動子X100及び可変コンデンサC200の接続点と、水晶振動子X100の他端との間に、抵抗を接続しても良い。また、水晶振動子X100の他端、可変コンデンサC200の一端、抵抗R100の他端、インバータINV100の出力端子を接続するための接続線のうち、当該接続線及び水晶振動子X100の接続点と、当該接続線及び抵抗R100の接続点との間に、抵抗を接続しても良い。
また上述の実施の形態においては、携帯電話機に発振器100を搭載する場合について述べたが、例えばGPS機能を有するナビゲーション装置など、他の種々の電子機器に発振器100を搭載するようにしても良い。
また、温度補償回路300を設けることなく、制御電圧入力端子Vcを介して入力される制御電圧のみを可変コンデンサC100及びC200に印加して、出力信号Foutの発振周波数を調整するようにしても良い。
本発明の実施の形態による発振器の構成を示す回路図である。 本実施の形態の場合において、出力信号の発振周波数が変化する様子を示すグラフである。 本実施の形態の場合において、発振器内を流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。 従来の発振器の構成を示す回路図である。 電源電圧が発振器に供給された後における、出力信号の発振周波数が変化する様子を示すグラフである。 発振器の動作状態を切り換える場合において、当該発振器内を流れる電流が変化する様子を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10、100 発振器
20、200 水晶発振回路
30、300 温度補償回路
400 制御回路
50、500 参照電圧生成回路
X10、X100 水晶振動子
R10、R100 抵抗
C10、C20、C100、C200 可変コンデンサ
INV10、INV20、INV100、INV200 インバータ
SW10、SW20 スイッチ
VI 可変電流源

Claims (3)

  1. 圧電素子と、
    少なくとも一端が前記圧電素子の一端に接続された抵抗と、
    少なくとも入力端子が前記圧電素子の一端に接続された第1のインバータと、
    前記圧電素子とグランドとの間に接続された可変容量素子と、
    前記第1のインバータの出力端子に接続された第2のインバータと、
    前記第1のインバータの電源端子に接続され、所望の発振周波数を有する出力信号を出力することを要求する出力要求信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を増加させ、前記出力信号を出力することを停止する出力停止信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を減少させる可変電流源と、
    前記第2のインバータの電源端子に接続され、前記出力要求信号が与えられたタイミングで、オン状態に切り換えることにより、所定の電圧を前記第2のインバータの電源端子に印加し、前記出力停止信号が与えられたタイミングで、オフ状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記第2のインバータの電源端子に印加することを制限する第1のスイッチと
    を備えることを特徴とする発振器。
  2. 前記可変電流源は、
    前記出力停止信号が与えられたタイミングで、前記第1のインバータに供給する電流を、前記第1のインバータから出力される出力信号の発振周波数が安定状態を維持する程度の電流に減少させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の発振器。
  3. 前記可変容量素子の容量を変化させるための補償電圧を生成し、前記補償電圧を前記可変容量素子に印加する温度補償部と、
    前記温度補償部に接続され、前記出力要求信号が与えられたタイミングで、オン状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記温度補償部に印加し、前記出力停止信号が与えられたタイミングで、オフ状態に切り換えることにより、前記所定の電圧を前記温度補償部に印加することを制限する第2のスイッチと
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の発振器。

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