JP2001148612A - 圧電発振器及び電子機器 - Google Patents

圧電発振器及び電子機器

Info

Publication number
JP2001148612A
JP2001148612A JP32879299A JP32879299A JP2001148612A JP 2001148612 A JP2001148612 A JP 2001148612A JP 32879299 A JP32879299 A JP 32879299A JP 32879299 A JP32879299 A JP 32879299A JP 2001148612 A JP2001148612 A JP 2001148612A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric oscillator
delay
delay time
oscillation
output stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32879299A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Endo
高志 遠藤
Yoichi Fujii
陽一 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP32879299A priority Critical patent/JP2001148612A/ja
Priority to US09/699,421 priority patent/US6480071B1/en
Priority to EP00123957A priority patent/EP1102391B1/en
Priority to DE60003138T priority patent/DE60003138T2/de
Publication of JP2001148612A publication Critical patent/JP2001148612A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/02Details
    • H03B5/06Modifications of generator to ensure starting of oscillations
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • H03B5/323Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator the resonator having more than two terminals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • H03B5/36Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/01Details
    • H03K3/014Modifications of generator to ensure starting of oscillations
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/027Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use of logic circuits, with internal or external positive feedback
    • H03K3/03Astable circuits
    • H03K3/0307Stabilisation of output, e.g. using crystal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L3/00Starting of generators

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時の電源ノイズを低減して起動特性
を安定させることができ、発振安定性を高くすることが
できる圧電発振器及び電子機器を提供する。 【解決手段】 圧電振動子を励振して発振パルスPを生
成する発振段2と、発振パルスPを増幅して出力する出
力段13と、複数の遅延時間の中から選択された遅延時
間だけ出力段13を発振段2より遅れて起動させる起動
遅延回路14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電発振器及び電
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、電子機器に使用される従来の
圧電発振器のブロック図である。従来の圧電発振器1
は、図13に示すように、圧電振動子X、発振用のイン
バータINV1、帰還抵抗Rf、ゲート側の容量Cg、
ドレイン側の容量Cdから構成されるコルピッツ発振回
路である発振段2と、出力用のインバータINV2であ
る出力段3とから構成される。すなわち、圧電発振器1
は、この圧電発振器1に接続される外部負荷に対し、発
振段2で生成される発振パルスPを出力段3を介して出
力することにより、外部負荷の影響による発振パルスP
の周波数偏差を回避して発振安定性を維持するととも
に、外部負荷を駆動可能な程度まで発振パルスPを出力
段3で増幅できるようになっている。
【0003】また、一般的に発振パルスPのスプリアス
を低減するためには、発振が持続可能な範囲で圧電振動
子Xを小さな駆動能力で励振することが好ましい。この
ことから、圧電発振器1の発振段2において、発振段2
のインバータINV1は、駆動能力を小さく抑えてい
る。一方、圧電発振器1の出力段3においては、外部負
荷を駆動可能な程度まで発振パルスPを増幅する必要が
あるため、出力段3のインバータINV2は、発振段2
のインバータINV1に比して駆動能力を大きくしてい
る。ここで、図14は、発振段2のインバータINV1
及び出力段3のインバータINV2の回路図の一例であ
る。図14に示すように、このインバータは、PMOS
トランジスタとNMOSトランジスタを直列接続し、P
MOSトランジスタとNMOSトランジスタの共通ゲー
トを入力G、接続点を出力Dとし、PMOSトランジス
タの他端とNMOSトランジスタの他端をそれぞれ電源
VDDとグランドGNDに接続して構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
圧電発振器1の電源投入時においては、発振段2のイン
バータINV1及び出力段3のインバータINV2に各
インバータの駆動能力に比例する貫通電流が瞬時的に流
れる。ここで、上述したように、出力段3のインバータ
INV2は駆動能力が大きいため、この出力段3のイン
バータINV2に流れる貫通電流は大きく、電源投入時
の電源ノイズの主要な原因になっている。このため、出
力段3のインバータINV2による電源ノイズは、発振
パルスPのスプリアス低減の観点から駆動能力が小さい
発振段2のインバータINV1の安定起動を妨げる原因
になっており、この結果、発振段2の異常発振や不発振
が生じる問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、電源投入時の電源
ノイズを低減して起動特性を安定させることができ、発
振安定性を高くすることができる圧電発振器及びこの圧
電発振器を具備する電子機器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の圧電発振器において、請求項1記載の構成は、
圧電振動子を励振して発振パルスを生成する発振段と、
前記発振パルスを増幅して出力する出力段と、複数の遅
延時間の候補を有し、前記複数の遅延時間の中から選択
された遅延時間だけ前記出力段を前記発振段より遅れて
起動させる起動遅延手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の構成は、請求項1記載の圧
電発振器において、前記起動遅延手段は、予め設定され
た設定情報に基づいて前記複数の遅延時間の中から所定
の遅延時間を選択する選択手段と、前記選択された遅延
時間に応じて起動信号を徐々に立ち上げて出力する遅延
手段と、前記起動信号の値に応じて前記出力段を起動さ
せる起動手段とを有することを特徴としている。
【0008】請求項3記載の構成は、請求項1記載の圧
電発振器において、前記起動遅延手段は、予め設定され
た設定情報に基づいて前記複数の遅延時間の候補の中か
ら対応する遅延時間を選択する選択手段と、前記選択さ
れた遅延時間に応じて起動信号を徐々に立ち上げて出力
する遅延手段とを有し、前記出力段は、前記起動信号の
値に応じて起動することを特徴としている。
【0009】請求項4記載の構成は、請求項2または請
求項3に記載の圧電発振器において、前記遅延手段は、
抵抗素子と、複数の容量素子と、前記複数の容量素子に
それぞれ接続された複数のスイッチ手段とを有し、前記
選択手段は、前記設定情報に基づいて前記複数のスイッ
チ手段を制御することにより、前記遅延手段の時定数を
前記選択された遅延時間に対応する値に設定することを
特徴としている。
【0010】請求項5記載の構成は、請求項2または請
求項3に記載の圧電発振器において、前記遅延手段は、
容量素子と、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子に
それぞれ接続された複数のスイッチ手段とを有し、前記
選択手段は、前記設定情報に基づいて前記複数のスイッ
チ手段を制御することにより、前記遅延手段の時定数を
前記選択された遅延時間に対応する値に設定することを
特徴としている。
【0011】請求項6記載の構成は、請求項5記載の圧
電発振器において、前記スイッチ手段は、トランジスタ
であり、前記抵抗素子は、前記トランジスタのオン抵抗
であることを特徴としている。
【0012】請求項7記載の構成は、請求項1記載の圧
電発振器において、前記起動遅延手段は、予め設定され
た設定情報に基づいて前記複数の遅延時間の中から所定
の遅延時間を選択する選択手段と、前記発振段が起動し
てから前記選択された遅延時間経過後に起動信号を出力
する遅延手段と、前記起動信号の値に応じて前記出力段
を起動させる起動手段とを有することを特徴としてい
る。
【0013】請求項8記載の構成は、請求項1記載の圧
電発振器において、前記起動遅延手段は、予め設定され
た設定情報に基づいて前記複数の遅延時間の中から所定
の遅延時間を選択する選択手段と、前記発振段が起動し
てから前記選択された遅延時間経過後に起動信号を出力
する遅延手段とを有し、前記出力段は、前記起動信号の
値に応じて起動することを特徴としている。
【0014】請求項9記載の構成は、請求項7または請
求項8に記載の圧電発振器において、前記遅延手段は、
遅延時間設定用の発振パルスを生成する発振回路と、前
記遅延時間設定用の発振パルスをカウントし、カウント
数が予め定められた設定値に達すると、前記起動信号の
信号レベルを切り換えるカウンタとを有し、前記選択手
段は、前記設定情報に基づいて前記カウンタの設定値を
前記選択された遅延時間に対応する値に設定することを
特徴としている。
【0015】請求項10記載の構成は、請求項9記載の
圧電発振器において、前記発振回路は前記発振段である
ことを特徴としている。
【0016】請求項11記載の構成は、請求項2または
請求項7に記載の圧電発振器において、前記出力段は、
複数のクロックド・ゲートが並列接続されて構成され、
前記起動手段は、前記起動信号の値に応じて、予め設定
された設定情報に基づいて前記複数のクロックド・ゲー
トの中から所定のクロックド・ゲートを動作させること
により、前記出力段を起動させることを特徴としてい
る。
【0017】請求項12記載の構成は、請求項2乃至請
求項11のいずれかに記載の圧電発振器において、前記
選択手段は、設定情報入力用の入力端子を有し、前記設
定情報入力用の入力端子を介して新たな設定情報を入力
した場合は、前記予め設定された設定情報を前記新たな
設定情報に更新することを特徴としている。
【0018】請求項13記載の構成は、請求項2、請求
項7または請求項11のいずれかに記載の圧電発振器に
おいて、前記起動手段は、出力停止用の入力端子を有
し、前記出力段を起動させた後に、前記出力停止用の入
力端子を介して出力停止信号を入力した場合は、前記出
力段の動作を停止させることを特徴としている。
【0019】請求項14記載の構成は、請求項1乃至請
求項13のいずれかに記載の圧電発振器において、前記
圧電振動子を除く回路部を集積化したことを特徴として
いる。
【0020】請求項15記載の構成は、請求項14記載
の圧電発振器において、前記圧電発振器を一のパッケー
ジに収納したことを特徴としている。
【0021】請求項16記載の構成は、請求項1乃至請
求項15のいずれかに記載の圧電発振器を内蔵するとと
もに、前記圧電発振器より出力される発振パルスに基づ
いて動作する電子機器であることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施形態について説明する。
【0023】(1) 実施形態 (1−1) 実施形態の構成 図1は、本発明の実施形態に係る圧電発振器のブロック
図である。この圧電発振器10は、出力段13の構成が
異なる点と、この出力段13の起動を遅延させる出力段
起動遅延回路(起動遅延手段)14が配置される点を除
いて、従来の圧電発振器1と同様であるため、同様の部
分は同一の符号を付して示し重複した説明は省略する。
【0024】(1−1−1) 出力段 図2は、この圧電発振器10において、出力段13と出
力段起動遅延回路14の回路構成を示すブロック図であ
る。図2に示すように、出力段13は、3個のクロック
ド・ゲートCG1、CG2、CG3を並列接続して構成
される。ここで、図3にクロックド・ゲートの回路図を
示すように、クロックド・ゲートは、2つのPMOSト
ランジスタと2つのNMOSトランジスタを直列接続
し、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタの共
通ゲートを入力G、接続点を出力Dとし、電源VDD側
のPMOSトランジスタのゲートに配置されたゲートI
NV3の入力側とグランドGND側のNMOSトランジ
スタのゲートの接続点を入力CNTとして構成されるゲ
ートである。
【0025】このため、図4に、クロックド・ゲートの
真理値表を示すように、クロックド・ゲートは、入力C
NTがハイレベル(H)の場合は、入力Gの信号レベル
と出力Dの信号レベルが反転する動作を行うのに対し、
入力CNTがローレベル(L)の場合は、入力Gに関係
なく、出力Dがいわゆるハイ・インピーダンス状態にな
る。すなわち、クロックド・ゲートは、入力CNTの信
号レベルに応じて通常のインバータとして動作する動作
状態と、出力が実質的にオープン状態になる非動作状態
とに切り換わる。従って、図2に示すように、出力段1
3は、クロックド・ゲートCG1〜CG3のうち入力C
NTがハイレベルのクロックド・ゲートのみから出力さ
れる発振パルスPを加算して出力する。これにより、出
力段13は、入力CNTがハイレベルのクロックド・ゲ
ートの数に応じて発振パルスPの増幅率、つまり、出力
段13を1つのインバータINと見た場合に、このイン
バータINの駆動能力が変化する。なお、ここでは、ク
ロックド・ゲートをMOS型トランジスタで構成する場
合について述べたが、バイポーラ型トランジスタで構成
してもよい。
【0026】(1−1−2) 出力段起動遅延回路 出力段起動遅延回路14は、起動信号φENを出力する
遅延回路15と、一端が出力段13のクロックド・ゲー
トCG1〜CG3の各入力CNTに接続され、他端が電
源VDDに共通接続された3個のスイッチS1、S2、
S3と、遅延回路15とスイッチS1〜S3を制御する
制御回路(選択手段、起動手段)16とを備えて構成さ
れる。
【0027】遅延回路15は、一端が電源VDDに接続
されたプルアップ抵抗Rpuと、プルアップ抵抗Rpu
の他端に並列接続された3個のコンデンサC1、C2、
C3と、一端が各コンデンサC1〜C3に接続されると
共に、他端がグランドGNDに接続された3個のスイッ
チSw1、Sw2、Sw3とを備えて構成される。ま
た、プルアップ抵抗RpuとコンデンサC1〜C3の接
続点は、制御回路16に接続され、この遅延回路15に
よって発生させた起動信号φENを制御回路16に入力
する。このため、遅延回路15は、電力が供給される
と、スイッチSw1〜Sw3のうちオン状態にあるスイ
ッチに接続するコンデンサC1〜C3の容量値とプルア
ップ抵抗Rpuの抵抗値によって決まる時定数によって
起動信号φENを徐々に立ち上げる。これにより、遅延
回路15は、電力供給開始のタイミングに対して起動信
号φENがハイレベルになるタイミングを遅延させるこ
とができる。この場合、電力が供給されてから起動信号
φENがハイレベルになるまでの遅延時間は、スイッチ
Sw1〜Sw3の接続状態に応じて切り換わる。
【0028】従って、例えば、コンデンサC1〜C3の
容量値が同一の容量値の場合は、スイッチSw1〜Sw
3のうちオン状態のスイッチの数に応じて3種類の時定
数、すなわち、3種類の遅延時間を設定することができ
る。また、例えば、コンデンサC1〜C3の容量値をそ
れぞれ異なる値にした場合は、スイッチSw1〜Sw3
のうちオン状態にするスイッチを選択することによっ
て、遅延時間を変更することができ、さらに、スイッチ
Sw1〜Sw3のうちオン状態にするスイッチの組み合
わせを選択することによって、遅延時間を様々な値に設
定することも可能になる。
【0029】スイッチS1〜S3は、上述したように他
端が電源VDDに接続されているため、電力供給後にス
イッチS1〜S3のうち所定のスイッチがオン状態にな
ると、オン状態のスイッチを介して電力が所定のクロッ
クド・ゲートCG1〜CG3の入力CNTに供給され
る。これにより、電力供給後にスイッチS1〜S3のう
ち所定のスイッチがオン状態になると、出力段13が起
動してオン状態のスイッチの数に対応する駆動能力で発
振パルスPを増幅して出力する。
【0030】制御回路16は、遅延回路15のスイッチ
Sw1〜Sw3及びスイッチS1〜S3をそれぞれ制御
することにより、遅延回路15及び出力段13の動作制
御を行う。すなわち、制御回路16は、電源VDDより
電力が供給されると、メモリ17に予め記録された設定
データに基づいて制御信号φS1、φS2、φS3をス
イッチSw1〜Sw3にそれぞれ出力することにより、
各スイッチSw1〜Sw3の接続状態を制御する。これ
により、制御回路16は、遅延回路15より供給される
起動信号φENが電力供給開始時からハイレベルに立ち
上がるまでの遅延時間を予め定められた時間に設定する
ことができる。
【0031】次に、制御回路16は、遅延回路15より
供給される起動信号φENがハイレベルに立ち上がる
と、メモリ17に予め保存された設定データに基づいて
制御信号φCt1、φCt2、φCt3をスイッチS1
〜S3にそれぞれ出力し、所定の数のスイッチをオン状
態に制御する。これにより、制御回路16は、出力段1
3の駆動能力を設定すると同時に出力段13を起動させ
る。これらにより、制御回路16は、電力の供給が開始
されると、予め定められた設定データに基づき起動信号
φENがハイレベルに立ち上がるまでの遅延時間を設定
し、この遅延時間が経過したタイミングで出力段13を
所定の駆動能力で起動させる。すなわち、この圧電発振
器10においては、電力供給開始後すぐに起動する発振
段2に対して、出力段13が制御回路16により予め定
められた遅延時間だけ遅れて起動する。
【0032】また、制御回路16は、入力端子として、
設定データ入力用の入力端子(設定情報入力用の入力端
子)CNT1、CNT2、CNT3と、出力停止信号入
力用の入力端子(出力停止用の入力端子)OEを備えて
いる。すなわち、制御回路16は、設定データ入力用の
入力端子CNT1〜CNT3を介して設定データを入力
すると、メモリ17に保持された設定データを新たに供
給された設定データに更新する。これにより、この圧電
発振器10は、電力が供給されてから出力段13が起動
を開始するまでの遅延時間や、出力段13の駆動能力を
変更することが可能になっている。なお、ここでは、ス
イッチSw1〜Sw3及びスイッチS1〜S3に対応し
て3つの設定用入力端子CNT1〜CNT3を配置し
て、設定データをパラレルデータにより入力する場合に
ついて述べたが、設定データ入力用の入力端子を1つに
して、設定データをシリアルデータで入力してもよい。
また、制御回路16は、出力段13の起動後に出力停止
信号入力用の入力端子OEを介して外部より出力停止信
号φOEを入力すると、出力段13のスイッチS1〜S
3を強制的にオフ状態に制御して出力段13の動作を停
止させる。これにより、この圧電発振器10は、この圧
電発振器10を使用するユーザが希望するタイミングで
圧電発振器10からの発振パルスの出力を停止させるこ
とが可能になっている。
【0033】(1−2) 遅延時間の設定動作 次に、この圧電発振器10の出力段13の遅延時間を最
適値に設定する際の設定動作について図5を参照しなが
ら説明する。先ず、外部の調整回路20を操作すること
により、スイッチS1〜S3及びスイッチSw1〜Sw
3の接続状態を設定する設定データを調整回路20に設
定する。ここで、スイッチS1〜S3の設定は、出力段
13に必要とされる駆動能力に基づいて一義的に設定さ
れる。これに対して、スイッチSw1〜Sw3の設定、
すなわち、出力段13の起動を遅延させる遅延時間は、
出力段13に生じる電源ノイズが発振段2の起動に影響
を与えなくなった後に出力段13が起動するように設定
する必要があるため、この時間は発振段2のインバータ
INV1の起動特性や出力段3の駆動能力等に応じて設
定する必要がある。このため、スイッチSw1〜Sw3
のうちオンにするスイッチの設定については、圧電発振
器10の出力信号をモニタしながら、異常発振や不発振
が生じないか否かを確認しながら最適な設定を求める方
法をとる。
【0034】次に、圧電発振器10の電源投入と同時
に、調整回路20に保持されている設定データを設定用
端子CNT1〜CNT3を介して圧電発振器10の制御
回路16に供給し、制御回路16を介してメモリ17に
保持された設定データを新たな設定データに更新する。
このように、圧電発振器10の電源投入と同時に新たな
設定データを制御回路16に供給することにより、発振
段2の発振開始前にメモリ17に保持された設定データ
を新たな設定データに更新することができる。これによ
り、新たな設定データに基づく圧電発振器10の起動特
性をすぐにモニタすることができる。また、この場合、
メモリ17に未だ設定データが記録されていない場合で
あっても、発振段2の発振開始前にメモリ17に設定デ
ータを記録できるため、設定データが記録されていない
ことによる圧電発振器10の誤動作を回避することがで
きる。
【0035】次に、調整回路20によるモニタ結果に基
づいて、発振開始時の出力信号の発振周波数を測定し、
異常発振または不発振等が生じていた場合は、スイッチ
Sw1〜Sw3の設定を変更する設定データを調整回路
20に再設定し、上述の動作を繰り返す。この結果、圧
電発振器10の出力信号の異常発振または不発振等が生
じなくなり、かつ、圧電発振器10の安定した起動特性
が得られたことを確認し、遅延時間の設定を終了する。
このようにして、複数の遅延時間の候補の中から所望の
遅延時間を簡易に選択でき、最適な遅延時間を設定する
ことができる。なお、制御回路16のメモリ17は、不
揮発性タイプの一回のみ書き込み可能なタイプであって
もよく、この場合は、遅延時間の設定時は、制御回路1
6がメモリ17に保持された設定データに代えて、調整
回路20に保持された設定データに基づき各スイッチS
w1〜Sw3を制御するようにする。そして、最適な遅
延時間が得られた後、対応する設定データをメモリ17
に記録することにより、最適な遅延時間を設定すること
ができる。
【0036】(1−3) 実施形態の効果 本実施形態に係る圧電発振器10は、予め定めた遅延時
間だけ出力段13を発振段2より遅れて起動させること
により、電源投入時に出力段13に生じる電源ノイズを
回避して発振段2の起動特性を安定させることができ、
発振パルスの発振安定性を高くすることができる。ま
た、出力段13を複数のクロックド・ゲートを並列接続
して構成したことにより、出力段13の駆動能力をユー
ザーが要望する様々な駆動能力に変更することができ
る。このため、従来のようにユーザ毎に圧電発振器を作
成する必要がなく、この圧電発振器10で様々なユーザ
に対応することができる。
【0037】(2) 変形例 (2−1) 第1変形例 上述の実施形態においては、遅延回路15の時定数を変
更するために、コンデンサ及びスイッチの組み合わせを
3組配置する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、必要とされる遅延時間の候補の数に応じてコンデ
ンサ及びスイッチの組み合わせの数を増減してもよい。
また、出力段13を構成するクロックド・ゲートの数を
増減してもよい。この場合、クロックド・ゲートを制御
するスイッチについても増減することになる。
【0038】(2−2) 第2変形例 上述の実施形態においては、遅延回路15を1個のプル
アップ抵抗と、複数のコンデンサと、各コンデンサの接
続/非接続を制御するスイッチにより構成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、遅延回路15と
して、各スイッチの接続状態に応じて時定数が変化する
回路を広く適用することができる。この場合、例えば、
図6に示すように、遅延回路15として、1個のコンデ
ンサCと、並列接続されたm個のプルアップ抵抗Rpu
j(j=1、2、……、m)と、各プルアップ抵抗Rp
ujの接続/非接続を制御するm個のスイッチSwj
(j=1、2、……、m)により構成する回路でもよ
い。さらにこの場合、図7に示すように、スイッチSw
jをPMOSトランジスタTrj(j=1、2、……、
m)に置き換えて、このPMOSトランジスタTrjの
オン抵抗をプルアップ抵抗Rpujとして使用してもよ
い。これにより、遅延回路15の素子数を低減すること
ができ、回路構成を簡易にすることができる。
【0039】(2−3) 第3変形例 上述の実施形態においては、制御回路16が出力段13
を起動させる場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば、図8及び図9に示すように、起動信号φ
ENを出力段13の各クロックド・ゲートの入力CNT
に供給し、起動信号φENにより出力段13を直接起動
させるようにしてもよい。ここで、図9に示す圧電発振
器40は、遅延回路15を、第2変形例で述べたように
1個のコンデンサCと、m個のプルアップ抵抗Rpuj
と、m個のスイッチSwjにより構成した場合に、起動
信号φEN及び出力停止信号φOEにより出力段13を
直接制御する場合の圧電発振器の回路図である。また、
起動信号φENにより出力段13を直接起動させる場
合、制御回路は、出力段13に必要とされる駆動能力に
対応する数のクロックド・ゲートの入力CNTに接続さ
れるスイッチを出力段13の起動前にオン状態にしてお
くことが必要になる。このため、例えば、遅延回路15
のスイッチと出力段13のクロックド・ゲートの入力C
NTに接続されるスイッチをそれぞれ対応させておき、
遅延回路15のあるスイッチがオン状態になると、対応
するクロックド・ゲートの入力CNTに接続されるスイ
ッチがオン状態になるという構成にする方法などが考え
られる。
【0040】特に、図8及び図9に示すように、出力段
13の駆動能力が単一の圧電発振器の場合、すなわち、
出力段13を構成する単数または複数のクロックド・ゲ
ートを全て駆動させる圧電発振器の場合は、起動信号φ
EN及び出力停止信号φOEを直接クロックド・ゲート
に供給する構成にしてもよい。この場合、制御回路(選
択回路)16Aは、遅延回路15のスイッチを制御する
だけでよいため、制御回路16Aの構成を簡略化するこ
とができる。なお、図8に示す圧電発振器30におい
て、出力停止信号φOEにより出力段13の駆動を直接
停止させる場合は、出力停止信号φOEに対する応答性
を確保するため、圧電発振器30の起動完了後は遅延回
路15のスイッチを全てオフ状態にすることが望まし
い。
【0041】また、このように出力停止信号φOEを出
力停止信号入力用の入力端子OEを介して出力段13に
直接供給する構成の場合は、この入力端子OEが開放状
態の時に端子電圧が不確定になるのを避けるため端子電
位設定用の抵抗が必要になる。このため、図8ではプル
アップ抵抗Rpuを端子電位設定用の抵抗としても使用
している。また、図9では出力停止信号入力用の入力端
子OEに常時接続されているプルアップ抵抗Rpu0を
設けることにより、スイッチSwj(j=1、2、…
…、m)を全てオフ状態にした際に端子電圧が不確定に
なるのを回避している。なお、図9に示す圧電発振器4
0において、オン状態のスイッチSwjに接続されるプ
ルアップ抵抗Rpujの合成抵抗値が小さいとプルアッ
プ能力、すなわち、端子電圧の安定度は向上する。しか
し、出力停止信号入力用の入力端子OEにディジタル信
号としてローレベルの信号を印加した際にこのプルアッ
プ抵抗を介して電源VDDからグランドGNDへの電流
経路が形成されてしまい、消費電力削減の観点から好ま
しくない。従って、消費電力削減の観点からも、圧電発
振器40の起動完了後は遅延回路15のスイッチSwj
を全てオフ状態にしてプルアップ抵抗Rpu1〜Rpu
mを切り離すことが望ましい。
【0042】(2−4) 第4変形例 上述の実施形態においては、遅延回路15において、ス
イッチにより接続/非接続が制御される複数のコンデン
サまたはプルアップ抵抗が並列接続されている場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、スイッチにより
接続/非接続が制御される複数のコンデンサまたはプル
アップ抵抗が直列接続されていてもよい。ここで、図1
0は、スイッチSwj(j=1、2、……、m)により
接続/非接続が制御されるコンデンサCj(j=1、
2、……、m)を直列接続して遅延回路15を構成した
場合の圧電発振器50のブロック図である。この場合、
起動信号φENの遅延時間を長く設定する場合は、直列
接続するコンデンサの数を減らすことになる。
【0043】(2−5) 第5変形例 上述の実施形態においては、複数のスイッチの接続状態
に応じて時定数が変化する遅延回路15を用いることに
より、起動信号φENの遅延時間を所望の値に設定する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図11
に示すように、遅延回路15をRC発振回路15aとカ
ウンタ15bで構成してもよい。すなわち、遅延回路1
5においては、この圧電発振器60に電源が投入される
と、RC発振回路15aが発振パルスを生成し、この発
振パルスをカウンタ15bがカウントする。そして、カ
ウンタ15bのカウント値が事前に設定された設定値に
なると、ハイレベルの起動信号φENを出力する。ま
た、起動信号φENは、RC発振回路15aの動作を停
止する機能を有している。これにより、制御回路16に
よりカウンタ15bの設定値を変更することにより、出
力段13の起動遅延時間を所望の時間に変更することが
できる。また、この場合、RC発振回路15aを発振段
2で代用して、発振段2の発振パルスPをカウンタ15
bでカウントする構成にしてもよい。なお、RC発振回
路15aを発振段2で代用する場合は、カウンタ15b
のカウント機能を起動信号φENを出力した以降は停止
する。
【0044】(2−6) 第6変形例 また、上述の実施形態においては、圧電発振器を構成す
る構成部品の実装状態については言及していなかった
が、この圧電発振器は、電源投入時の電源ノイズを低減
して発振パルスを確実に発振することができるので、圧
電発振器を構成する素子などを集積化でき、例えば、圧
電振動子を除く回路部を集積化(IC化)した圧電発振
器をセラミックパッケージやプラスチックパッケージに
よりワンパッケージ化することができる。これにより、
圧電発振器を小型化することができ、かつ、部品点数を
削減して組立工数及び製造コストを削減することができ
る。
【0045】(2−7) 第7変形例 上述の実施形態においては、本発明に係る圧電発振器を
使用する機器については言及していなかったが、この圧
電発振器は、無線通信装置や電子機器に内蔵される圧電
発振器に広く適用することができる。特に、携帯無線通
信装置に搭載される圧電発振器は、バッテリセーブの観
点から間欠受信時は間欠発振を行うため、異常発振や不
発振が問題となる。このため、本発明に係る圧電発振器
を携帯無線通信装置の圧電発振器として使用することは
好適である。
【0046】
【発明の効果】上述したように本発明の圧電発振器は、
電源投入時の電源ノイズを低減して起動特性を安定させ
ることができ、発振安定性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る圧電発振器のブロッ
ク図である。
【図2】 前記圧電発振器の出力段と出力段起動遅延回
路の回路構成を示すブロック図である。
【図3】 クロックド・ゲートの回路図である。
【図4】 前記クロックド・ゲートの真理値表である。
【図5】 遅延時間の設定動作に供する前記圧電発振器
のブロック図である。
【図6】 第2変形例に係る圧電発振器のブロック図で
ある。
【図7】 第2変形例に係る圧電発振器のブロック図で
ある。
【図8】 第3変形例に係る圧電発振器のブロック図で
ある。
【図9】 第3変形例に係る圧電発振器のブロック図で
ある。
【図10】 第4変形例に係る圧電発振器のブロック図
である。
【図11】 第5変形例に係る圧電発振器のブロック図
である。
【図12】 電子機器に使用される従来の圧電発振器の
ブロック図である。
【図13】 前記圧電発振器の回路図である。
【図14】 前記圧電発振器の発振段及び出力段のイン
バータの回路図である。
【符号の説明】
1、10、30、40、50、60……圧電発振器、 2……発振段、 3、13……出力段、 14……出力段起動遅延回路(起動遅延手段)、 15……遅延回路、 15a……RC発振回路、 15b……カウンタ、 16……制御回路(選択手段、起動手段)、 16A……制御回路(選択手段)、 17……メモリ、 20……調整回路、 C、C1〜Cm……コンデンサ(容量素子)、 P……発振パルス、 X……圧電振動子、 OE……出力停止信号入力用の入力端子(出力停止用の
入力端子) S1〜Sn、Sw1〜Swm……スイッチ(スイッチ手
段)、 CG1〜CGn……クロックド・ゲート、 Rpu、Rpu0〜Rpum……プルアップ抵抗(抵抗
素子)、 Tr1〜Trm……PMOSトランジスタ(トランジス
タ)、 CNT1〜CNTm……設定データ入力用の入力端子
(設定情報入力用の入力端子)、 φEN……起動信号、 φOE……出力停止信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J043 AA06 AA12 AA26 EE01 LL04 5J079 AA04 BA21 EA02 EA05 FA14 FA21 FB03 FB04 FB23 FB37 FB39 FB48 GA04 GA09 KA00

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子を励振して発振パルスを生成
    する発振段と、 前記発振パルスを増幅して出力する出力段と、 複数の遅延時間の候補を有し、前記複数の遅延時間の中
    から選択された遅延時間だけ前記出力段を前記発振段よ
    り遅れて起動させる起動遅延手段とを備えることを特徴
    とする圧電発振器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電発振器において、 前記起動遅延手段は、 予め設定された設定情報に基づいて前記複数の遅延時間
    の中から所定の遅延時間を選択する選択手段と、 前記選択された遅延時間に応じて起動信号を徐々に立ち
    上げて出力する遅延手段と、 前記起動信号の値に応じて前記出力段を起動させる起動
    手段とを有することを特徴とする圧電発振器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の圧電発振器において、 前記起動遅延手段は、 予め設定された設定情報に基づいて前記複数の遅延時間
    の候補の中から対応する遅延時間を選択する選択手段
    と、 前記選択された遅延時間に応じて起動信号を徐々に立ち
    上げて出力する遅延手段とを有し、 前記出力段は、前記起動信号の値に応じて起動すること
    を特徴とする圧電発振器。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の圧電発
    振器において、 前記遅延手段は、 抵抗素子と、 複数の容量素子と、 前記複数の容量素子にそれぞれ接続された複数のスイッ
    チ手段とを有し、 前記選択手段は、前記設定情報に基づいて前記複数のス
    イッチ手段を制御することにより、前記遅延手段の時定
    数を前記選択された遅延時間に対応する値に設定するこ
    とを特徴とする圧電発振器。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の圧電発
    振器において、 前記遅延手段は、 容量素子と、 複数の抵抗素子と、 前記複数の抵抗素子にそれぞれ接続された複数のスイッ
    チ手段とを有し、 前記選択手段は、前記設定情報に基づいて前記複数のス
    イッチ手段を制御することにより、前記遅延手段の時定
    数を前記選択された遅延時間に対応する値に設定するこ
    とを特徴とする圧電発振器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の圧電発振器において、 前記スイッチ手段は、トランジスタであり、 前記抵抗素子は、前記トランジスタのオン抵抗であるこ
    とを特徴とする圧電発振器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の圧電発振器において、 前記起動遅延手段は、 予め設定された設定情報に基づいて前記複数の遅延時間
    の中から所定の遅延時間を選択する選択手段と、 前記発振段が起動してから前記選択された遅延時間経過
    後に起動信号を出力する遅延手段と、 前記起動信号の値に応じて前記出力段を起動させる起動
    手段とを有することを特徴とする圧電発振器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の圧電発振器において、 前記起動遅延手段は、 予め設定された設定情報に基づいて前記複数の遅延時間
    の中から所定の遅延時間を選択する選択手段と、 前記発振段が起動してから前記選択された遅延時間経過
    後に起動信号を出力する遅延手段とを有し、 前記出力段は、前記起動信号の値に応じて起動すること
    を特徴とする圧電発振器。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の圧電発
    振器において、 前記遅延手段は、 遅延時間設定用の発振パルスを生成する発振回路と、 前記遅延時間設定用の発振パルスをカウントし、カウン
    ト数が予め定められた設定値に達すると、前記起動信号
    の信号レベルを切り換えるカウンタとを有し、 前記選択手段は、前記設定情報に基づいて前記カウンタ
    の設定値を前記選択された遅延時間に対応する値に設定
    することを特徴とする圧電発振器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の圧電発振器において、 前記発振回路は前記発振段であることを特徴とする圧電
    発振器。
  11. 【請求項11】 請求項2または請求項7に記載の圧電
    発振器において、 前記出力段は、複数のクロックド・ゲートが並列接続さ
    れて構成され、 前記起動手段は、 前記起動信号の値に応じて、予め設定された設定情報に
    基づいて前記複数のクロックド・ゲートの中から所定の
    クロックド・ゲートを動作させることにより、前記出力
    段を起動させることを特徴とする圧電発振器。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至請求項11のいずれかに
    記載の圧電発振器において、 前記選択手段は、 設定情報入力用の入力端子を有し、 前記設定情報入力用の入力端子を介して新たな設定情報
    を入力した場合は、前記予め設定された設定情報を前記
    新たな設定情報に更新することを特徴とする圧電発振
    器。
  13. 【請求項13】 請求項2、請求項7または請求項11
    のいずれかに記載の圧電発振器において、 前記起動手段は、 出力停止用の入力端子を有し、 前記出力段を起動させた後に、前記出力停止用の入力端
    子を介して出力停止信号を入力した場合は、前記出力段
    の動作を停止させることを特徴とする圧電発振器。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項13のいずれかに
    記載の圧電発振器において、 前記圧電振動子を除く回路部を集積化したことを特徴と
    する圧電発振器。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の圧電発振器におい
    て、 前記圧電発振器を一のパッケージに収納したことを特徴
    とする圧電発振器。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至請求項15のいずれかに
    記載の圧電発振器を内蔵するとともに、前記圧電発振器
    より出力される発振パルスに基づいて動作することを特
    徴とする電子機器。
JP32879299A 1999-11-18 1999-11-18 圧電発振器及び電子機器 Withdrawn JP2001148612A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32879299A JP2001148612A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 圧電発振器及び電子機器
US09/699,421 US6480071B1 (en) 1999-11-18 2000-10-31 Piezoelectric oscillator and electronic device
EP00123957A EP1102391B1 (en) 1999-11-18 2000-11-03 Piezoelectric oscillator and electronic device using it
DE60003138T DE60003138T2 (de) 1999-11-18 2000-11-03 Piezoelektrischer Oszillator und Vorrichtung mit einem derartigen Oszillator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32879299A JP2001148612A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 圧電発振器及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001148612A true JP2001148612A (ja) 2001-05-29

Family

ID=18214170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32879299A Withdrawn JP2001148612A (ja) 1999-11-18 1999-11-18 圧電発振器及び電子機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6480071B1 (ja)
EP (1) EP1102391B1 (ja)
JP (1) JP2001148612A (ja)
DE (1) DE60003138T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290379A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Kyocera Kinseki Corp 発振器
JP2009290380A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Kyocera Kinseki Corp 発振器
JP2011217349A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Panasonic Corp 水晶発振回路

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001148612A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Seiko Epson Corp 圧電発振器及び電子機器
DE10126608A1 (de) * 2001-05-31 2002-12-12 Infineon Technologies Ag Kompensierte Oszillatorschaltung
DE10154812B4 (de) * 2001-11-08 2010-04-15 Qimonda Ag Schaltung zum Einstellen einer Signallaufzeit eines Signals auf einer Signalleitung
US6809605B2 (en) 2002-01-10 2004-10-26 Fujitsu Limited Oscillator circuit, semiconductor device and semiconductor memory device provided with the oscillator circuit, and control method of the oscillator circuit
JP2006157767A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Renesas Technology Corp 発振回路を内蔵した通信用半導体集積回路および通信システム並びに半導体集積回路の製造方法
US7558086B2 (en) * 2006-06-28 2009-07-07 Zippy Technology Corp. Inverter control circuit with a resonant frequency modulation function
US7420432B2 (en) * 2006-07-11 2008-09-02 Mediatek Inc. Noise removal circuit
US8164392B2 (en) * 2010-04-26 2012-04-24 Juniper Networks, Inc. Error-free startup of low phase noise oscillators
US9515604B2 (en) 2014-05-19 2016-12-06 Texas Instruments Incorporated Driving crystal oscillator startup at above, below and operating frequency
CN105739660A (zh) * 2014-12-10 2016-07-06 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 电子设备电压调节装置
RU2627716C2 (ru) * 2015-12-03 2017-08-10 Лев Антонович Симонов Радиационно-стойкая схема перестройки частоты кварцевого генератора с энергонезависимой памятью

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57103408A (en) 1980-12-19 1982-06-28 Hitachi Ltd Quartz oscillator circuit
JPS5860806A (ja) 1981-10-06 1983-04-11 Toshiba Corp 半導体装置
JPS59169301A (ja) 1983-03-16 1984-09-25 Hitachi Ltd 電気車用電動送風機制御装置
US5126695A (en) 1989-06-14 1992-06-30 Seiko Epson Corporation Semiconductor integrated circuit device operated with an applied voltage lower than required by its clock oscillator
JPH0481009A (ja) 1990-07-20 1992-03-13 Seiko Epson Corp 圧電発振回路
JPH0548440A (ja) 1991-08-09 1993-02-26 Seiko Epson Corp 半導体集積回路
US5568100A (en) 1995-09-22 1996-10-22 Lucent Technologies Inc. Synchronous power down clock oscillator device
JP2001148612A (ja) * 1999-11-18 2001-05-29 Seiko Epson Corp 圧電発振器及び電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290379A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Kyocera Kinseki Corp 発振器
JP2009290380A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Kyocera Kinseki Corp 発振器
JP2011217349A (ja) * 2010-03-19 2011-10-27 Panasonic Corp 水晶発振回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP1102391B1 (en) 2003-06-04
EP1102391A3 (en) 2002-02-06
EP1102391A2 (en) 2001-05-23
US6480071B1 (en) 2002-11-12
DE60003138D1 (de) 2003-07-10
DE60003138T2 (de) 2004-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001148612A (ja) 圧電発振器及び電子機器
US7042299B2 (en) Crystal oscillation circuit
JP4167255B2 (ja) 発振器起動制御回路
EP1720246A2 (en) Piezoelectric oscillation circuit
JP5384959B2 (ja) 電子回路
US6774735B2 (en) Low power self-biasing oscillator circuit
EP3393038B1 (en) Crystal oscillator circuit and method for starting up a crystal oscillator
JP2002344242A (ja) 電圧制御発振器
JP2007053746A (ja) 集積回路
JP3201339B2 (ja) 発振回路
JP2010171810A (ja) 発振回路
JPH06105850B2 (ja) Cmos水晶発振回路
JP2006287765A (ja) 水晶発振回路
JP4150095B2 (ja) 発振回路
JP4274520B2 (ja) 発振振幅検出回路、発振回路及び発振用集積回路
JP3109676B2 (ja) 発振装置
JP3255581B2 (ja) 発振回路
JPH11284438A (ja) 圧電発振器
JP3934189B2 (ja) 水晶発振回路
JP2004040487A (ja) クロック発振回路
JP2004140817A (ja) 発振回路
JP2001345644A (ja) 発振回路
US7496331B2 (en) Oscillation device and oscillation method
JP4573306B2 (ja) 発振回路
JPH0936709A (ja) 発振回路と半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060904