JP2009286318A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料遮断弁10は他の燃料遮断弁に外部へ通気を確保する管体を有するとともに、管体から流入した液体燃料や燃料飛沫が外部に流出しにくい。
【解決手段】燃料遮断弁10は、弁室30Sを形成するケーシング20と、弁室30Sに昇降可能に収納されたフロート機構50とを備えている。ケーシング20は、弁室30Sの上方のスペースであって接続通路32bに対向して配置された遮蔽板35を備えている。遮蔽板35は、接続通路32bから第2管路43aへの通路を迂回させるように形成された通気孔35dと、第1管路42aに対向して配置され第1管路42aから第2管路43aへの通路を迂回させるように形成された防壁35eとを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断するとともに他の弁機構に接続される燃料遮断弁に関する。
燃料タンクの上部には、キャニスタに接続した満タン規制弁やカット弁などの燃料遮断弁を備えた蒸発燃料処理装置が設けられており、各々の弁は所定の燃料液位で開閉することで、燃料タンクの外部への通気を確保するとともに、液体燃料の外部への流出を防止している。カット弁は、車両の傾斜時や車両のスラローム走行時などに燃料洩れを防止するために満タン液位より上の燃料液位で外部への燃料を遮断するものである。
また、満タン規制弁は、キャニスタへの配管に接続される管体の他に、カット弁に接続される管体を設け、キャニスタへの配管を共通にして配管を簡単にする構成が知られている(特許文献1)。しかし、従来の満タン規制弁は、カット弁から流出した液体燃料や燃料飛沫がキャニスタ側へそのまま流出しやすいという問題があった。
特開2005−138677号公報
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決することを踏まえ、他の弁機構への通気を確保する管体を有するとともに、管体から流入した液体燃料や燃料飛沫が外部に流出しにくい燃料遮断弁を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
適用例1は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで上記燃料タンクと外部とを連通遮断するとともに他の弁機構に接続される燃料遮断弁において、
上記燃料タンクと上記接続通路とを接続する弁室と、上記弁機構に接続され上記接続通路より上方に配置された第1管路と、上記外部通路に接続され上記接続通路より上方に配置された第2管路とを有するケーシングと、
上記弁室に昇降可能に収納され、燃料タンクの液面に応じて昇降することで上記接続通路を開閉するフロート機構と、
を備え、
上記ケーシングは、上記弁室の上方のスペースであって上記接続通路に対向して配置された遮蔽板を備え、
上記遮蔽板は、上記接続通路から上記第2管路への通路を迂回させるように形成された通気孔と、上記第1管路に対向して配置され該第1管路から上記第2管路への通路を迂回させるように形成された防壁とを備えたこと、
を特徴とする。
適用例1にかかる燃料遮断弁を用いた燃料タンクに燃料が供給されると、燃料タンクの上部の燃料蒸気は、弁室、接続通路から遮蔽板に当たって迂回し、遮蔽板の通気孔、第2管路を通じて外部へ逃がされる。そして、燃料タンクの燃料液位が所定液位に達すると、弁室内に流入した燃料により、フロート機構が浮力により上昇する。フロート機構の上昇により、フロート機構の上部で接続通路を閉じることで、燃料タンクを外部に対して遮断し、燃料タンクから外部へ燃料が流出するのを防止する。
また、車両の旋回時や制動時に、燃料遮断弁の付近の燃料液位が上昇して、液体燃料や燃料飛沫が接続通路から流出しても、流出した燃料は接続通路に対向して配置された遮蔽板に当たって戻される。しかも、遮蔽板の通気孔は、接続通路に対向しない位置に形成されているので、つまり接続通路から第2管路へ迂回するように形成されているので、第2管路から液体燃料や燃料飛沫が流出するのを防止する。
また、ケーシングに形成された第1管路は、他の弁機構に接続されており、第2管路を通じて外部への通気を確保している。他の弁機構からの液体燃料や燃料飛沫が第1管路から流出すると、遮蔽板に形成されている防壁が第2管路へ流入するのを遮り、そして第2管路に通じる通路を迂回させる。よって、第1管路から流出した液体燃料などが直接第2管路に向かうことがない。
[適用例2]
適用例2は、上記通気孔が、上記防壁に臨み、かつ上記第1管路から流出した液体燃料または燃料飛沫を上記弁室側に向かうように配置されている構成である。この構成により、防壁は、第1管路から流出した燃料が当たると、通気孔を通じて弁室側へ向かわせるから、流出する燃料量をより低減することができる。
[適用例3]
適用例3は、上記防壁が上記通気孔に向かって傾斜するように上記遮蔽板から立設された構成であり、この構成により第1管路を通気孔に向かわせる作用が増すことができる。
[適用例4]
適用例4は、上記遮蔽板が上記接続通路に対向した位置に、上方に向けて突設した円形突部が形成されている構成である。この構成により、接続通路から流出した燃料は、円形突部に当たって戻され、外部への流出が防止される。
[適用例5]
適用例5は、上記遮蔽板が該遮蔽板の外周から通気孔に向けて傾斜する斜面を有する構成をとったものである。この構成により、外部連通室内で結露した液体燃料が滞留することなく、通気孔を通じて燃料タンクへ速やかに戻される。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) 燃料タンクの通気装置の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかる燃料遮断弁を搭載した燃料タンクの通気装置を説明する説明図である。燃料タンクの通気装置は、扁平の燃料タンクFT内の上壁に取り付けられた、いわゆるアウトタンク式の燃料遮断弁10(満タン規制弁)およびカット弁COV(弁機構)と、キャニスタCNと、これらを接続する接続配管とを備えている。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンクFT内の燃料液位が第1の液位FL1に達したときに閉じる弁である。カット弁COVは、車両が傾斜した場合であっても、外部への通気を確保するように配置されており、燃料液位が第1の液位FL1より高い第2の液位FL2に達したときに閉じる弁である。これらの弁は、燃料タンクFTの外部に対する通気を確保するとともに燃料の流出を防止している。
図2は燃料遮断弁10を示す平面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図である。図3において、燃料タンクFTは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられている。
(2) 燃料遮断弁10の各部の構成
燃料遮断弁10は、ケーシング20と、フロート機構50と、スプリング58とを主要な構成として備えている。ケーシング20は、ケース本体30と、遮蔽板35と、蓋体40と、底板45とを備え、ケース本体30の下部と底板45とにより囲まれたスペースが弁室30Sになっており、この弁室30Sにスプリング58に支持されたフロート機構50が収納されている。また、弁室30Sの上方には、外部連通室40Sが設けられ、その外部連通室40Sに、遮蔽板35が配置されている。
図4は燃料遮断弁10を分解した断面図である。ケース本体30は、側壁部31と、側壁部31のほぼ中央に形成された仕切壁32とにより形成され、仕切壁32の下方のスペースを弁室30Sに、蓋体40とともに構成する上部のスペースを外部連通室40Sとしている。側壁部31の上部には、径方向にフランジ33が突設され、さらにフランジ33の外周部から上方に向けて接合部34が形成されている。フランジ33の上面は、遮蔽板35の外周部を溶着する部分であり、接合部34は、蓋体40に溶着される部分である。また、側壁部31の下部には、係合穴31aが形成されている。係合穴31aは、後述するように底板45を取り付けるためのものである。また、側壁部31の内周部には、フロート機構50をガイドするためのガイド突条31bが上下方向に形成されている。
仕切壁32の中央部には、下方に向けて突設された通路形成突部32aが形成されており、この通路形成突部32aに弁室30Sに接続する接続通路32bが貫通形成されている。接続通路32bの弁室30S側は、環状のシール部32cになっている。
底板45の側部には、ケース本体30の係合穴31aに係合する係合爪45aが形成されている。係合爪45aが係合穴31aに係合することにより、底板45は、ケース本体30の下開口を閉じるように装着される。また、底板45の中央部には、円柱状の突部45bが形成され、その外周部にスプリング支持部45cが形成されている。スプリング支持部45cは、スプリング58を載置するとともにフロート機構50の内側下面との間でスプリング58を支持している。また、底板45には、突部45bを囲むように、4箇所、連通孔45d(図示では1箇所)が形成されている。連通孔45dは、燃料タンクFT内と弁室30Sとを連通している。
図5は遮蔽板35を示す斜視図である。遮蔽板35は、円板状であり中央部に向けて傾斜した遮蔽板本体35aを備えており、その外周部がフランジ33に溶着される保持端35bになっており、その中央部が円形突部35cになっている。円形突部35cは、燃料遮断弁10を組付する際の摘みであるとともに、接続通路32bを通じて吹き出した燃料の飛沫を戻す作用を兼ねている。また、円形突部35cの外周側には、通気孔35dが形成されている。通気孔35dは、所定幅の円弧形状であり、つまり保持端35bおよび円形突部35cを除く箇所にほぼ半周にわたって形成されている。また、遮蔽板本体35aには、通気孔35dの径方向の端部に沿って防壁35eが立設されている。防壁35eは、上方に向かうにつれて通気孔35dの側へ傾斜して形成されており、後述するように、液体燃料や燃料飛沫を通気孔35dへ向かわせるように作用する。
図4において、蓋体40は、蓋本体41と、蓋本体41の中央から側方へ突出した第1管体部42と、第1管体部42に対して直角に配置された第2管体部43(図2参照)と、蓋本体41の外周に形成されたフランジ44とを備え、これらを一体に形成している。第1管体部42内には、第1管路42aが形成されており、第1管路42aの一端は外部連通室40Sに接続され、他端は管路を通じてカット弁COV(図1)に接続されている。また、第2管体部43内には、第1管路42aより通路面積の大きい第2管路43aが直角方向に形成されており(図2参照)、第2管路43aの一端は、外部連通室40Sに接続され、他端は管路を通じてキャニスタ(図1)に接続されている。ここで、接続通路32bから第2管路43aに向かう通路は、図5のP1に示すように遮蔽板35に遮られて、通気孔35dに迂回し、円形突部35cを回ってキャニスタに接続される第2管路43aに接続されている。また、第1管路42aから第2管路43aに向かう通路は、P2に示すように防壁35eで遮られて迂回し、円形突部35cの回りを回って第2管路43aに接続されている。
また、フランジ44の下端部には、燃料タンクFTのタンク上壁FTaに溶着される外側溶着部44aが形成されている。
フロート機構50は、フロート51と、フロート51の上部に装着されたゴム製のシール部材55とを備えている。フロート51は、下方に開放されかつ複数に分割された浮力室51Sを有するフロート本体52と、フロート本体52の上部中央から突設された弁支持部53とを備えている。弁支持部53は、フロート51の中央部から円柱状に突設された支持基部53aと、支持基部53aの上部から拡張された抜止部53bとを備えている。
シール部材55は、取付穴56aを有する取付部56と、取付部56の外周部に円板状に形成されたシール部57とを備え、これらをゴム材料で一体成形している。この構成により、取付部56の取付穴56aが支持基部53aに挿入されて抜止部53bに抜止されることで、シール部材55は、弁支持部53に支持されている。
フロート51は、フロート51の浮力室51Sの上面と底板45のスプリング支持部45cとの間で掛け渡されたスプリング58により支持されている。
(3) 燃料遮断弁10の動作
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図3に示すように、給油により燃料タンクFTに燃料が供給されると、燃料タンクFTの上部の燃料蒸気は、弁室30S、接続通路32b、遮蔽板35に当たってから迂回して通気孔35d、外部連通室40S、第2管路43aを通じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクの燃料液位が所定液位FL1に達すると、燃料は連通孔45dを塞ぐことにより、燃料タンクFT内のタンク内圧が上昇する。このタンク内圧の上昇により、給油ガンの給油を停止するオートストップを働かせる。この状態では、タンク内圧と弁室30S内の圧力との差圧が大きくなり、燃料液位が弁室30S内を上昇する。弁室30S内の燃料液位が所定の高さに達すると、フロート機構50の浮力およびスプリング58の荷重による上方への力と、フロート機構50の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート機構50が上昇して、シール部材55のシール部57がシール部32cに着座して接続通路32bを閉じる。これにより、燃料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。
(4) 実施例の作用・効果
上記実施例の構成により、以下の作用・効果を奏する。
(4)−1 給油により燃料タンクFT内の燃料液位が連通孔45dを塞ぐ所定液位FL1を越えると、燃料タンクFTのタンク内圧が上昇するので、オートストップを働かせることができる。
(4)−2 また、車両の旋回時や制動時に、燃料遮断弁10の付近の燃料液位が上昇して、液体燃料や燃料飛沫が接続通路32bから流出しても、流出した燃料は接続通路32bに対向して配置された遮蔽板35に当たって戻される。しかも、遮蔽板35の通気孔35dは、接続通路32bに対向しない位置に形成されているので、つまり接続通路32bから第2管路43aへ迂回するように形成されているので、第2管路43aから液体燃料や燃料飛沫が流出するのを防止する。
(4)−3 図6に示すように、第1管路42aは、他のカット弁COV(図1)に接続されており、外部連通室40S、第2管路43aを通じてキャニスタへの通気を確保している。カット弁COVからの液体燃料や燃料飛沫が第1管路42aから流出すると、遮蔽板35に形成されている防壁35eが第2管路43aへ流入するのを遮り、そして第2管路43aに通じる通路を迂回させる。よって、第1管路42aから流出した液体燃料などが直接、第2管路43aに向かうことがない。
(4)−4 防壁35eは、第1管路42aから流出した液体燃料または燃料飛沫が通気孔35dを通じて弁室30Sに向かうように傾斜して配置されているので、第1管路42aから流出した燃料が当たると、通気孔35dに向かわせ、流出する燃料量をより低減することができる。
(4)−5 遮蔽板35の円形突部35cは、接続通路32bに対向した位置に配置されているので、接続通路32bから流出した液体燃料や燃料飛沫を弁室30Sに戻し、外部への流出を防止する。
(4)−6 図5および図6に示すように、遮蔽板35の遮蔽板本体35aは、その外周から通気孔35dに向けて傾斜する斜面を有しているので、外部連通室40S内で結露した液体燃料が滞留することなく、通気孔35dを通じて速やかに燃料タンクFTへ戻される。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例の燃料遮断弁10は、該燃料遮断弁10の下端に燃料液位が達したときに弁室内にサイフォン現象により導入した燃料でフロート機構を上昇させる構成について説明したが、これに限らず、燃料タンクの液位に応じて弁室内の液位に応じてフロートを昇降させる構成であってもよい。
本発明の一実施例にかかる燃料遮断弁を搭載した燃料タンクの通気装置を説明する説明図である。 本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンクの上部に取り付けられる燃料遮断弁10を示す平面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 燃料遮断弁10を分解した断面図である。 遮蔽板35を示す斜視図である。 燃料遮断弁10の作用を説明する説明図である。
符号の説明
10…燃料遮断弁
20…ケーシング
30…ケース本体
30S…弁室
31…側壁部
31a…係合穴
31b…ガイド突条
32…仕切壁
32a…通路形成突部
32b…接続通路
32c…シール部
33…フランジ
34…接合部
35…遮蔽板
35a…遮蔽板本体
35b…保持端
35c…円形突部
35d…通気孔
35e…防壁
40…蓋体
40S…外部連通室
41…蓋本体
42…第1管体部
42a…第1管路
43…第2管体部
43a…第2管路
44…フランジ
44a…外側溶着部
45…底板
45a…係合爪
45b…突部
45c…スプリング支持部
45d…連通孔
50…フロート機構
51…フロート
51S…浮力室
52…フロート本体
53…弁支持部
53a…支持基部
53b…抜止部
55…シール部材
56…取付部
56a…取付穴
57…シール部
58…スプリング
CN…キャニスタ
FT…燃料タンク
COV…カット弁
FTa…タンク上壁
FTb…取付穴

Claims (5)

  1. 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(32b)を開閉することで上記燃料タンク(FT)と外部とを連通遮断するとともに他の弁機構に接続される燃料遮断弁において、
    上記燃料タンク(FT)と上記接続通路(32b)とを接続する弁室(30S)と、上記弁機構に接続され上記接続通路(32b)より上方に配置された第1管路(42a)と、上記外部通路に接続され上記接続通路(32b)より上方に配置された第2管路(43a)とを有するケーシング(20)と、
    上記弁室(30S)に昇降可能に収納され、燃料タンクの液面に応じて昇降することで上記接続通路(32b)を開閉するフロート機構(50)と、
    を備え、
    上記ケーシング(20)は、上記弁室(30S)の上方のスペースであって上記接続通路(32b)に対向して配置された遮蔽板(35)を備え、
    上記遮蔽板(35)は、上記接続通路(32b)から上記第2管路(43a)への通路を迂回させるように形成された通気孔(35d)と、上記第1管路(42a)に対向して配置され該第1管路(42a)から上記第2管路(43a)への通路を迂回させるように形成された防壁(35e)とを備えたこと、
    を特徴とする燃料遮断弁。
  2. 請求項1に記載の燃料遮断弁において、
    上記通気孔(35d)は、上記防壁(35e)に臨み、かつ上記第1管路(42a)から流出した液体燃料または燃料飛沫を上記弁室(30S)側に向かうように配置されている燃料遮断弁。
  3. 請求項2に記載の燃料遮断弁において、
    上記防壁(35e)は、上記通気孔(35d)に向かって傾斜するように上記遮蔽板(35)から立設された燃料遮断弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記遮蔽板(35)は、上記接続通路(32b)に対向した位置に、上方に向けて突設した円形突部(35c)が形成されている燃料遮断弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の燃料遮断弁において、
    上記遮蔽板(35)は、該遮蔽板(35)の外周から上記通気孔(35d)に向けて傾斜する斜面を有する燃料遮断弁。
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