JP2009286018A - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 軸筒に交換が可能な複数のリフィルが挿着され、そのリフィルの後方にスライダーが配置された筆記具であって、そのスライダーとリフィルとの間に継ぎ手部材を介在させた筆記具。
【選択図】 図1
Description
そこで、スライダーに隆起部を別部材として設け、その隆起部を着脱自在にすることでリフィルのインキ色と同色の隆起部を容易に取り替えることができる多芯筆記具が発明された。
即ち、軸筒内に複数の筆記体を弾発部材により軸筒後端方向に付勢して配設し、各筆記体の後部に摺動体を該摺動体に設けた隆起部を軸筒の外方に突出させて連接し、隆起部を介して一つの摺動体を軸筒先端開口部方向にスライドすることにより、一つの摺動体の後端部に形成した係止部を軸筒に形成した止め部に係止して、一つの摺動体に連接した一つの筆記体の筆記先端部を軸筒先端開口部から突出した状態を維持し、隆起部を介して他の摺動体を軸筒先端開口部方向にスライドせしめることで、他の摺動体に形成した解除突起で、一つの摺動体に当接して止め部に係止していた一つの摺動体の係止部を係脱させ、一つの筆記先端部を軸筒先端開口部より没入させるとともに、他方の摺動体をさらに軸筒先端開口部方向にスライドすることにより他の係止部が止め部に係止して他の筆記体の筆記先端部の突出状態を維持する、筆記先端部を選択して出没可能なスライド式の複合筆記具において、前記隆起部を摺動体に着脱自在に装着したスライド式の複合筆記具である。
また、請求項2によれば、リフィルに収納されるインキの色を容易に識別でき、さらに、請求項3によればスライダーにレンズ効果が発生するため、継ぎ手部材の色を容易に識別できるようになる。
第1例を図1〜図5に示し説明する。黒色と赤色の2色からなるボールペンが摺動自在に配置されている多芯筆記具である。ボールペンばかりではなく、シャープペンシルを適宜組み合わせても良い。参照符号1は、軸本体であり、その軸本体1は、前軸2と後軸3とより構成されている。また、本例において、前軸2は、先部材4と中軸5の螺合構造により構成されているが、一体的に形成されていても良い。しかし、後述する筆記体の交換や成形の容易性を考慮すると2部材とし、着脱自在に固定した方が良い。また、前記先部材4の内径部には、先端側へ向かって徐々に径が小さくなる円錐部4aが形成されている。そして、その先部材4の先端には、筆記体が出没する突出孔4bが形成されている。
前記後軸3の前方には断面の形状が外側に円弧部を有する半月形をした脚部8が形成されている。この脚部8は、スリット6が形成されることにより形成される。よって、筆記体の数によって脚部8の数は変わる。その脚部8の外接円径は、後軸3の最大外径よりも小さく形成されている。
符号9は、後軸3に一体的に形成されたクリップ部であるが、別部材で構成し後軸3に固定などしても良い。
そして、スライダー11の孔11aには、後述する筆記体に収納されるインキの色とほぼ同色な色を有した継ぎ手部材15の一端部(後方部15a)が着脱自在に挿着されており、その継ぎ手部材15の他端部(前方部15b)には、ボールペンやシャープペンシルなどの筆記体16が接続されている。ここで、前記スライダー11は、透明、或いは、着色された半透明な材質で形成されているため、その内部に位置する前記継ぎ手部材15の色を容易に識別することができる。これに加え、スライダー11には平面部11bと曲面部11cが形成されているため、それによって得られるレンズ効果によって、前記継ぎ手部材15の色をさらに容易に識別することができるようになる。
尚、前記スライダー11の前端部には、弾撥部材17の外径部を保持する延出部11dが形成されている。延出部11d間の長さは、弾撥部材17外径よりも若干短く形成されており、これによって弾撥部材17は延出部11dに圧入された状態となっている。即ち、筆記体16を交換する際にも弾撥部材17がスライダー11の前端部から外れないようになっている。また、前記スライダー11の継ぎ手部材15(後方部15a)に対する挿着力(嵌合力)は、筆記体16の継ぎ手部材15(前方部15b)に対する挿着力(嵌合力)よりも弱く設定されている。即ち、筆記体16をスライダー11に対して離脱させようとすると、筆記体16と継ぎ手部材15が連結された状態でスライダー11から離脱する。
参照符号17は、筆記体16並びに筆記体16に接続するスライダー11を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。尚、本例における筆記体16は、ボールペンとなっており、そのボールペン16のリフィルが前記継ぎ手部材15に接続されている。具体的には、黒、赤のインキが収納されたリフィルが接続されている。
尚、本例においては、長方形状の貫通孔としているが、円形や楕円形状の貫通孔を複数形成しても良く、或いは、文字状の貫通孔など興趣性に富んだ形状としても良い。
2 前軸
3 後軸
4 先部材
5 中軸
6 スリット
7 摺動溝
8 脚部
9 クリップ部
11 スライダー
12 摺動突起
13 解除突起
14 解除突起
15 継ぎ手部材
16 筆記体
17 弾撥部材
18 規制部
19 貫通孔
20 溝部
21 スライダー
22 孔
23 貫通孔
Claims (3)
- 軸筒に交換が可能な複数のリフィルが挿着され、そのリフィルの後方にスライダーが配置された筆記具であって、そのスライダーとリフィルとの間に継ぎ手部材を介在させたことを特徴とする筆記具。
- 前記スライダーを透明、或いは、着色半透明な材質から構成すると共に、前記継ぎ手部材をリフィルに収納されるインキの色と同色としたことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
- 前記スライダーに継ぎ手部材が挿着される孔を形成し、その孔の内面に平面部を形成すると共に、外面部に曲面部を形成したことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の筆記具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008141882A JP5433983B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008141882A JP5433983B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP5433983B2 JP5433983B2 (ja) | 2014-03-05 |
Family
ID=41455705
Family Applications (1)
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JP2008141882A Active JP5433983B2 (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 筆記具 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016101703A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具レフィル及びそれを収容した筆記具 |
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2008
- 2008-05-30 JP JP2008141882A patent/JP5433983B2/ja active Active
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JP5433983B2 (ja) | 2014-03-05 |
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