JP2009273546A - 電気圧力鍋 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力容器内に圧力を加えて調理する電気圧力鍋において、調理容量が少ない場合でも、蒸気漏れがなく、温度むらも少なく、良好な調理性能を得る。
【解決手段】外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成した圧力容器を加熱手段10により加熱して加圧し、圧力容器の温度を温度検出手段9により検出し、制御手段18により加熱手段10による圧力容器の加熱を制御する。制御手段18は、圧力容器に投入された調理物の量を検知する容量判定手段30からの入力により加熱手段10の加熱量を変更するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力容器内に圧力を加えて調理する電気圧力鍋に関するものである。
従来、この種の電気圧力鍋は、つぎのような加熱制御をしている。つまり、電気圧力鍋の制御装置は、圧力容器を加熱する電気発熱体と、タイムスイッチと調理圧力選択手段と温度センサとを設け、設定された調理圧力に相当する制御温度までは電気発熱体を連続通電し、制御温度に達すると電気発熱体をオンオフさせることにより温度制御を行い、同時に調理時間を設定したタイムスイッチを動作させ、設定された調理時間後に通電を停止するという自動調理を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開昭52−24769号公報
このような従来の電気圧力鍋では、設定された調理圧力に相当する制御温度までは電気発熱体を連続通電するため、電気発熱体の余熱により圧力容器内部の温度が制御温度より高くなる、いわゆるオーバーシュート現象を発生する。圧力容器に投入された調理物の量、すなわち調理容量が少ない場合は、オーバーシュートによる温度上昇が大きくなり、圧力容器内の圧力が高くなったときに動作する錘の動作圧力を超えて、蒸気が吹き出る場合があった。蒸気が漏れると、やけど等危険であるばかりか、圧力容器内の温度むらも大きくなるため、均一な調理性能を得ることが難しいという問題を有していた。
この解決策として、発熱体の容量を低く設定してオーバーシュートを少なくすることは可能であるが、昇温時間が長くなる等で使い勝手が悪くなるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、調理容量が少ない場合でも、蒸気漏れがなく、温度むらも少なく、良好な調理性能を得ることを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成した圧力容器を加熱手段により加熱して加圧し、圧力容器の温度を温度検出手段により検出し、制御手段により加熱手段による圧力容器の加熱を制御するよう構成し、制御手段は、圧力容器に投入された調理物の量を検知する容量判定手段からの入力により加熱手段の加熱量を変更するよう構成したものである。
これにより、圧力容器に投入された調理物の量、すなわち調理容量が少ない場合でも、蒸気漏れがなく、温度むらも少なく、良好な調理性能を得ることができる。
本発明の電気圧力鍋は、調理容量が少ない場合でも、蒸気漏れがなく、温度むらも少なく、良好な調理性能を得ることができる。
第1の発明は、外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成した圧力容器と、前記圧力容器を加熱して加圧する加熱手段と、前記圧力容器の温度を検出する温度検出手段と、前記圧力容器に投入された調理物の量を検知する容量判定手段と、前記加熱手段による前記圧力容器の加熱を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記容量判
定手段からの入力により前記加熱手段の加熱量を変更するよう構成したものであり、容量判定手段により圧力容器に投入された調理物の量を検知することで、調理容量に応じた適切な発熱量にて調理することができるため、調理容量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、圧力容器を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段を連続通電し、第1制御温度に達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第n制御温度(nは2以上の自然数)に順次達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率より順次低い第n通電率とし、容量判定手段からの入力により前記加熱手段の通電率を変更するよう構成したものであり、調理容量に応じて、温度が上昇する場合の段階ごとにきめ細かく発熱量を調整することができ、調理容量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートを低く抑えることができ、オーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができて、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、制御手段は、圧力容器を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段を連続通電し、第1制御温度に達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第n制御温度(nは2以上の自然数)に順次達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率より順次低い第n通電率とし、容量判定手段からの入力により前記第1制御温度および第n制御温度を変更するよう構成したものであり、調理容量に応じて、温度が上昇する場合の段階ごとにきめ細かく発熱量を調整するとき、調理容量が少ない場合でも、最初の連続通電などによる温度上昇が急な部分での温度上昇のオーバーシュートを低く抑えることができ、オーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができて、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、容量判定手段は、第1判定温度と第2判定温度に要した判定時間を測定し、判定時間が短いとき圧力容器に投入された調理物の量を少ないと判定するようにしたものであり、特別な容量判定手段を追加することなく、温度検出手段により調理物の量を判定することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお。この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における電気圧力鍋の要部ブロック図、図2は同電気圧力鍋の断面図、図3は同電気圧力鍋の操作表示部の拡大正面図をそれぞれ示すものである。
図2に示すように、圧力鍋本体1は、上面を開口し、この圧力鍋本体1の内部に圧力容器2を収納している。圧力容器2は、有底の容器3とこの容器3の上面開口部を開閉自在に覆う蓋4とで構成し、外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成している。蓋4は、加圧時は蓋4と容器3に環状のパッキング5が密着し、この蓋4の上面には重錘式の調圧弁6を設けている。調圧弁6は外部と貫通する圧力調整孔7と、これを上方より閉塞する重錘8で圧力を保持する構成としている。
温度検出手段9は、圧力容器2の底部の温度を検知するもので、圧力容器2に圧接するようにしている。加熱手段10は、圧力容器2を加熱して圧力容器2内を加圧するもので、加熱体により構成している。
制御装置11は、加熱手段10による圧力容器2の加熱を制御するもので、圧力鍋本体1の側面に設けており、図1に示すように構成している。すなわち、図1に示すように、入力手段12は、使用者が入力設定するもので、圧力容器2内の圧力を選択する圧力選択手段13と、調理時間を設定する時間設定手段14と、所定の圧力と時間を設定した複数の調理メニューより選択するメニュー選択手段15と、調理をスタートさせる調理スタート手段16と、保温をオフする保温オフ手段17とを有し、マイクロコンピュータにより構成した制御手段18に入力している。
制御手段18は、駆動手段19を介して加熱手段10を制御し、圧力容器2の加熱を制御する。表示手段20は、図3に示すように、LCD21により構成し、制御装置11の表面に設けた操作表示部22に、時間を表わす数字と、圧力容器2内の圧力を指示する矢印と、メニュー選択手段15により選択した調理メニューを指示する矢印とを表示するようにしている。報知手段23は、入力手段12を操作したとき操作したことを報知したり、調理終了時に終了音を報知するものである。記憶手段24は、電源をオフしても記憶内容を保持する不揮発性メモリなどで構成し、メニュー選択手段15にて選択される調理メニューを記憶している。
操作表示部22には、図3に示すように、圧力選択手段13を構成する圧力選択キー25と、時間設定手段14を構成する時間設定キー26と、メニュー選択手段15を構成するメニュー選択キー27と、調理スタート手段16を構成する調理スタートキー28と、保温オフ手段17を構成する保温オフキー29とを設けている。なお、図3は、電源スイッチを入れ、調理を開始するまでの初期待機状態を示し、圧力を低圧に設定し、調理時間を0分としている。
容量判定手段30は、圧力容器2に投入された調理物の量を検知するもので、圧力容器2を加熱手段10により加熱する際、第1判定温度Ths(たとえば、60℃)と第2判定温度Tle(たとえば、80℃)との間に要した判定時間Δtを測定し、判定時間Δtが長いときは圧力容器2に投入された調理物の量、すなわち調理容量が多いと判定し、判定時間Δtが短いときは調理容量が少ないと判定するようにしている。
ここで、制御手段18は、容量判定手段30からの入力により加熱手段9の加熱量を変更するよう構成している。すなわち、(表1)に示すように、圧力容器2を設定された調理圧力に加熱する制御温度Ts(例えば、119℃)より低い第1制御温度T1(例えば、90℃)までは加熱手段10を連続通電し、第1制御温度T1に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1(調理容量が多い場合、例えば、25/32)としている。
Figure 2009273546
つぎに、第1制御温度T1より高い第2制御温度T2(例えば、100℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1より低い第2通電率θ2(例えば、13/32)とし、また、第2制御温度T2より高い第3制御温度T3(例えば、110℃)に達すると加熱手段10の通電率を第2通電率θ2より低い第3通電率θ3(例えば、10/32)としている。
さらに、(表1)に示すように、容量判定手段30からの入力、いいかえれば、調理容量により加熱手段10の通電率を変更するよう構成している。すなわち、調理容量が中と判定された場合は、第1通電率θ1を20/32とし、第2通電率θ2を11/32とし、第3通電率θ3を8/32とし、調理容量が少ないと判定された場合は、第1通電率θ1を15/32とし、第2通電率θ2を9/32とし、第3通電率θ3を6/32としている。
上記構成において図4を参照しながら動作を説明する。図4は本実施の形態における電気圧力鍋の圧力容器に投入された調理物の量が少ないときの調理工程でのタイムチャートを示すものである。
圧力容器2内に調理物を入れて圧力鍋本体1内に収納し、電源を入れて動作を開始すると、図3に示すように、LCD21に圧力が低圧で、調理時間が0分と表示する。つぎに、メニュー選択キー27をオンすると、記憶手段24に記憶している調理メニューを読み出す。つぎに、圧力容器2内の圧力と調理時間を設定した後、調理スタートキー28をオンすると調理がスタートし、加熱手段10により圧力容器2の加熱を開始する。このとき、加熱手段10には、(表1)に示すように、通電率32/32にて通電する。
圧力容器2の温度が上昇し、第1判定温度Ths(60℃)に達してから第2判定温度Tle(80℃)に達するまでの判定時間Δtを測定し、この判定時間Δtにより圧力容器2に投入された調理物の量、すなわち調理容量を判定する。調理容量が多いと判定された場合、圧力容器2の温度がさらに上昇して第1制御温度T1(90℃)に達すると、(表1)に示すように、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1(25/32)とし、第2制御温度T2(100℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1より低い第2通電率θ2(13/32)とし、さらに、第2制御温度T2より高い第3制御温度T3(110℃)に達すると加熱手段10の通電率を第2通電率θ2より低い第3通電率θ3(10/32)とする。これにより、圧力容器2の温度は、制御温度(119℃)まで加熱することができ、それ以後の通電率を6/32とすることで圧力容器2を設定された調理圧力にて加熱することができる。
つぎに、第1判定温度Ths(60℃)に達してから第2判定温度Tle(80℃)に達するまでの判定時間Δtにより調理容量が少ないと判定された場合、調理容量が多いと判定された場合と同様に、圧力容器2の温度が第1制御温度T1(90℃)に達したときの加熱手段10の通電率を25/32とし、第2制御温度T2(100℃)に達したときの加熱手段10の通電率を13/32とし、さらに、第3制御温度T3(110℃)に達したときの加熱手段10の通電率を10/32とすると、圧力容器2の温度は、図4の点線で示すように、制御温度Tsより高くなる、いわゆるオーバーシュート現象を発生し、圧力容器2内の圧力が高くなったときに動作する錘の動作温度Tx(140℃)を超えてしまう。このため、錘の動作圧力を超えて、蒸気が吹き出し、やけどなどの危険であるばかりか、圧力容器2内の温度むらも大きくなるため、均一な調理性能を得ることができない。
このため、本実施の形態では、調理容量が少ないと判定された場合、図4に示すように、圧力容器2の温度が第1制御温度T1(90℃)に達すると、加熱手段10の第1の通
電率θ1を15/32とし、第2制御温度T2(100℃)に達すると、加熱手段10の第2の通電率θ2を9/32とし、さらに、第3制御温度T3(110℃)に達すると加熱手段10の第3の通電率θ3を6/32とする。これにより、圧力容器2の温度は、制御温度Ts(119℃)まで加熱することができて、圧力容器2を設定された調理圧力にて加熱することができるとともに、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
また、調理容量が中と判定された場合は、図示していないが、圧力容器2の温度が第1制御温度(90℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率(20/32)とし、第2制御温度(100℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第2通電率(11/32)とし、さらに、第3制御温度(110℃)に達すると加熱手段10の通電率を第3通電率(8/32)とする。これにより、圧力容器2の温度は、制御温度Ts(119℃)まで加熱することができ、それ以後の通電率を4/32とすることで圧力容器2を設定された調理圧力にて加熱することができるとともに、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成した圧力容器2を加熱手段10により加熱して加圧し、圧力容器2の温度を温度検出手段9により検出し、制御手段18により加熱手段10による圧力容器2の加熱を制御するよう構成し、制御手段18は、圧力容器2に投入された調理物の量を検知する容量判定手段30からの入力により加熱手段10の加熱量を変更するよう構成したから、容量判定手段30により圧力容器2に投入された調理物の量を検知することで、調理物の量に応じた適切な発熱量にて調理することができるため、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
また、制御手段18は、圧力容器2を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段10を連続通電し、第1制御温度に達すると加熱手段10の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第2制御温度に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率より低い第2通電率とし、また、第2制御温度より高い第3制御温度に達すると加熱手段10の通電率を第2通電率より低い第3通電率とし、容量判定手段30からの入力により加熱手段10の通電率を変更するよう構成したから、調理物の量に応じて、温度が上昇する場合の段階ごとにきめ細かく発熱量を調整することができ、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートを低く抑えることができ、オーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができて、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
また、容量判定手段30は、第1判定温度と第2判定温度に要した判定時間を測定し、判定時間が短いとき圧力容器に投入された調理物の量を少ないと判定するようにしたから、特別な容量判定手段を追加することなく、温度検出手段9により調理物の量を判定することができる。
なお、本実施の形態では、加熱手段10の通電率を変更する制御温度を第1制御温度から第3制御温度までの3段階としているが、3段階に限るものではないことはいうまでもない。
また、本実施の形態では、容量判定手段30により判定される調理物の量を3段階としているが、3段階に限るものではないことはいうまでもない。
(実施の形態2)
図1に示す制御手段18は、(表2)に示すように、圧力容器2に投入された調理物の量、すなわち調理容量が多い場合、圧力容器2を設定された調理圧力に加熱する制御温度Ts(例えば、119℃)より低い第1制御温度T1(例えば、90℃)までは加熱手段10を連続通電し、第1制御温度T1に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1(例えば、25/32)としている。
Figure 2009273546
つぎに、第1制御温度T1より高い第2制御温度T2(例えば、100℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1より低い第2通電率θ2(例えば、13/32)とし、また、第2制御温度T2より高い第3制御温度T3(例えば、110℃)に達すると加熱手段10の通電率を第2通電率θ2より低い第3通電率θ3(例えば、10/32)としている。
さらに、(表2)に示すように、容量判定手段30からの入力、いいかえれば、調理容量により第1制御温度T1から第3制御温度T3の温度を変更するよう構成している。すなわち、調理容量が中と判定された場合は、第1制御温度T1を85℃とし、第2制御温度T2を95℃とし、第3制御温度T3を105℃とし、調理容量が少ないと判定された場合は、第1制御温度T1を80℃とし、第2制御温度T2を90℃とし、第3制御温度T3を100℃としている。他の構成は上記実施の形態1と同じであるので説明を省略する。
上記構成において図5を参照しながら動作を説明する。図5は本実施の形態における電気圧力鍋の圧力容器に投入された調理物の量が少ないときの調理工程でのタイムチャートを示すものである。なお、圧力容器2内に入れた調理物の量を判定し、判定した調理ぶつのが多い場合の動作は、上記実施の形態1の動作と同じであるので説明を省略する。
調理容量が少ないと判定された場合、図5に示すように、圧力容器2の温度が第1制御温度T1(80℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1(25/32)とし、第2制御温度T2(90℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第2通電率θ2(13/32)とし、さらに、第3制御温度T3(100℃)に達すると加熱手段10の通電率を第3通電率θ3(10/32)とする。これにより、圧力容器2の温度は、制御温度Ts(119℃)まで加熱することができ、それ以後の通電率を6/32とすることで圧力容器2を設定された調理圧力にて加熱することができるとともに、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
また、圧力容器2に投入された調理物の量が中と判定された場合は、図示していないが
、圧力容器2の温度が第1制御温度T1(85℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率θ1(25/32)とし、第2制御温度T2(95℃)に達すると、加熱手段10の通電率を第2通電率θ2(13/32)とし、さらに、第3制御温度T3(105℃)に達すると加熱手段10の通電率を第3通電率θ3(10/32)とする。これにより、圧力容器2の温度は、制御温度Ts(119℃)まで加熱することができて、圧力容器2を設定された調理圧力にて加熱することができるとともに、調理物の量が少ない場合の温度上昇のオーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができ、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段18は、圧力容器2を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段10を連続通電し、第1制御温度に達すると加熱手段の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第2制御温度に達すると、加熱手段10の通電率を第1通電率より低い第2通電率とし、また、第2制御温度より高い第3制御温度に達すると加熱手段10の通電率を第2通電率より低い第3通電率とし、容量判定手段30からの入力により第1制御温度から第3制御温度を変更するよう構成したから、調理物の量に応じて、温度が上昇する場合の段階ごとにきめ細かく発熱量を調整するとき、調理物の量が少ない場合でも、最初の連続通電などによる温度上昇が急な部分での温度上昇のオーバーシュートを低く抑えることができ、オーバーシュートによる蒸気漏れをなくすることができて、温度むらが少ない安定した調理をすることができる。
なお、本実施の形態では、加熱手段10の通電率を変更する制御温度を第1制御温度から第3制御温度までの3段階としているが、3段階に限るものではないことはいうまでもない。
また、本実施の形態では、容量判定手段30により判定される調理物の量を3段階としているが、3段階に限るものではないことはいうまでもない。
以上のように、本発明にかかる電気圧力鍋は、圧力容器に投入された調理物の量、すなわち調理容量が少ない場合でも、蒸気漏れがなく、温度むらも少なく、良好な調理性能を得ることができるので、圧力容器内に圧力を加えて調理する電気圧力鍋として有用である。
本発明の実施の形態1における電気圧力鍋の要部ブロック図 同電気圧力鍋の断面図 同電気圧力鍋の操作表示部の拡大正面図 同電気圧力鍋の調理容量が少ないときの調理工程でのタイムチャート 本発明の実施の形態2における電気圧力鍋の調理容量が少ないときの調理工程でのタイムチャート
符号の説明
2 圧力容器
9 温度検出手段
10 加熱手段
18 制御手段
30 容量判定手段

Claims (4)

  1. 外部より加熱されることで内部の圧力が上昇するよう構成した圧力容器と、前記圧力容器を加熱して加圧する加熱手段と、前記圧力容器の温度を検出する温度検出手段と、前記圧力容器に投入された調理物の量を検知する容量判定手段と、前記加熱手段による前記圧力容器の加熱を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記容量判定手段からの入力により前記加熱手段の加熱量を変更するよう構成した電気圧力鍋。
  2. 制御手段は、圧力容器を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段を連続通電し、第1制御温度に達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第n制御温度(nは2以上の自然数)に順次達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率より順次低い第n通電率とし、容量判定手段からの入力により前記加熱手段の通電率を変更するよう構成した請求項1記載の電気圧力鍋。
  3. 制御手段は、圧力容器を設定された調理圧力に加熱する制御温度より低い第1制御温度までは加熱手段を連続通電し、第1制御温度に達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率とし、第1制御温度より高い第n制御温度(nは2以上の自然数)に順次達すると前記加熱手段の通電率を第1通電率より順次低い第n通電率とし、容量判定手段からの入力により前記第1制御温度および第n制御温度を変更するよう構成した請求項1記載の電気圧力鍋。
  4. 容量判定手段は、第1判定温度と第2判定温度に要した判定時間を測定し、判定時間が短いとき圧力容器に投入された調理物の量を少ないと判定するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気圧力鍋。
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