JP2009270003A - サイド補強ライナー用ゴム組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】再生ゴムを配合しながら押出加工性、破断強度及び低発熱性を従来の性能レベル又はそれ以上に維持するようにしたサイド補強ライナー用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを10〜30重量%と天然ゴムを10〜30重量%とを含むジエン系ゴム100重量部に対し、窒素吸着比表面積が100m/g以下のカーボンブラックを20〜60重量部、硫黄を3〜8重量部、再生ゴムを2〜20重量部配合してなり、前記再生ゴムがムーニー粘度35〜65、該再生ゴム中のゴム成分の天然ゴム含有比率が60重量%以上、かつ該再生ゴム中のゾルのゲル透過クロマトグラフによる重量平均分子量が60000以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サイド補強ライナー用ゴム組成物に関し、さらに詳しくは、環境負荷の低減を図るため再生ゴムを配合しながら、押出加工性、破断強度及び低発熱性を従来の性能レベル又はそれ以上に維持するようにしたランフラットタイヤのサイド補強ライナー用ゴム組成物に関する。
タイヤパンク時に一定距離を安全走行できるようにしたランフラットタイヤには、タイヤの内側にトレッド支持用の中子を挿入する方式とタイヤ自体のサイド部を補強するようにしたサイド補強方式とがある。後者のサイド補強方式は、サイドウォール部にモジュラスが高い断面三日月状の厚肉のサイド補強ライナーを内挿したものが一般的である。このサイド補強ライナーには、車重を支えるため弾性率が高く、かつランフラット走行時の耐久性を確保するため低発熱性であるゴム組成物を使用することが求められている。また、サイド補強ライナーのゴム組成物は弾性率や低発熱性の物性確保のため、ブタジエンゴムを多量に配合する特徴がある。しかし、ブタジエンゴムを多量に配合すると押出し成形時にシュリンクしやすく、サイド部への挿入が難しくなるという問題があった。
このシュリンク対策として、特許文献1は、ランフラットタイヤのサイド補強ライナー用ゴム組成物にシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを配合することにより押出し加工性に優れたものにすることを提案している。
一方、地球環境を保護する観点から、空気入りタイヤのリサイクル率を高くすることが要求されるようになり、使用済みのタイヤやチューブから回収された再生粉末ゴムを新しいゴム原料中に配合することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、このような再生ゴムをサイド補強ライナー用ゴム組成物に配合すると押出加工性が低下し、tanδの増大を招き発熱性が悪化する。また、ゴム組成物の破断強度が低下するため、発熱性の悪化と共にランフラット走行時の耐久性が低下するという問題があった。
したがって、ランフラットタイヤのサイド補強ライナーを構成するゴム組成物に再生ゴムを配合してリサイクル率を高くしながら、押出加工性、破断強度及び低発熱性を従来の性能レベル又はそれ以上に維持可能にするサイド補強ライナー用ゴム組成物の実現が望まれている。
特開2006−199864号公報 特平11−335488号公報
本発明の目的は、再生ゴムを配合しながら押出加工性、破断強度及び低発熱性を従来の性能レベル又はそれ以上に維持するようにしたサイド補強ライナー用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物は、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを10〜30重量%と天然ゴムを10〜30重量%とを含むジエン系ゴム100重量部に対し、窒素吸着比表面積が100m/g以下のカーボンブラックを20〜60重量部、硫黄を3〜8重量部、再生ゴムを2〜20重量部配合してなり、前記再生ゴムがムーニー粘度35〜65、該再生ゴム中のゴム成分の天然ゴム含有比率が60重量%以上、かつ該再生ゴム中のゾルのゲル透過クロマトグラフによる重量平均分子量が60000以下であることを特徴とする。
このサイド補強ライナー用ゴム組成物は、ランフラットタイヤのサイド補強ライナーを構成するのに好適である。
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物によれば、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを10〜30重量%と天然ゴムを10〜30重量%とを含むジエン系ゴム100重量部に対し、窒素吸着比表面積が100m/g以下のカーボンブラックを20〜60重量部、硫黄を3〜8重量部、再生ゴムを2〜20重量部配合するようにしたので、再生ゴムのリサイクル率を高くしながら、押出加工性、破断強度及び低発熱性を従来の性能レベル又はそれ以上にするのことができる。特に、再生ゴムの性状を、ムーニー粘度を35〜65にし、再生ゴム中のゴム成分の天然ゴム含有比率を60重量%以上にすると共に、再生ゴム中のゾルのゲル透過クロマトグラフによる重量平均分子量を60000以下にしたので、再生ゴムの配合に伴う押出加工性及び破断強度を低下させず、かつtanδを大きくすることなく低発熱性を維持することができる。
図1は、本発明のゴム組成物からなるサイド補強ライナーを有する空気入りランフラットタイヤを例示するタイヤ子午線方向の半断面図である。
図1において、空気入りランフラットタイヤは、トレッド部1、サイドウォール部2及びビード部3を有し、その内側に2プライのカーカス5が左右一対のビードコア4間に装架され、トレッド部1のカーカス5の外周側に、複数プライ(図では2プライ)からなるベルト層6がタイヤ1周にわたって配置され、その外側にベルトカバー層7が配置されている。また、タイヤ最内側には空気透過防止層としてインナーライナー層8が配置され、左右のサイドウォール部2には、それぞれカーカス5の内側に断面三日月状のゴム補強ライナー9が内挿されている。なお、断面三日月状のゴム補強ライナー9を内挿する位置は図示の例に限定されるものではなく、2枚のカーカス5の間に内挿するものであってもよい。
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物は、上述のように断面三日月状のゴム補強用ライナーとして使用される。このゴム組成物のゴム成分はジエン系ゴムとし、そのジエン系ゴムは、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを10〜30重量%と天然ゴムを10〜30重量%とを含むようにする。ジエン系ゴム中の天然ゴムは10〜30重量%、好ましくは15〜25重量%にする。天然ゴムの配合量が10重量%未満の場合には、破断強度が低下する。また、天然ゴムの配合量が30重量%を超える場合には、tanδが増大し発熱性が悪化する。なお、マトリックスのゴム成分中の天然ゴム10〜30重量%には、再生ゴムを除くものとする。
シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムはジエン系ゴム中の10〜30重量%、好ましくは15〜25重量%にする。シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムが10重量%未満であると、破断強度や押出加工性を従来の性能レベル又はそれ以上にすることができない。シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムが30重量%を超えると、サイド補強ライナー用ゴム組成物の発熱性が悪化する。
シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンは結晶性が高い樹脂であり、これがブタジエンゴム中に微分散している。ブタジエンゴム中のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの含有量は、好ましくは1〜20重量%、より好ましくは3〜15重量%にするとよい。1重量%未満の場合、破断強度や押出加工性を向上する効果が得られず、20重量%を超えると、ゴム組成物の発熱性が悪化する。上記のシンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムとしては、市販のものを使用することができ、例えば、宇部興産社製UBEPOL−VCR412、VCR617、VCR450、VCR800等を例示することができる。
天然ゴム、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴム以外のジエン系ゴムとしては、特に制限されるものではなく、サイド補強ライナー用ゴム組成物に通常用いられるイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム等が挙げられる。好ましくはブタジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴムがよい。これらジエン系ゴムは、単独又は任意のブレンドとして使用することができる。
サイド補強ライナー用ゴム組成物は、天然ゴム、シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴム以外のジエン系ゴムを、好ましくは40〜80重量%、より好ましくは50〜70重量%配合するとよい。例えば、ブタジエンゴムを配合する場合、ブタジエンゴムがジエン系ゴム中40重量%未満では、tanδが大きくなり発熱性が悪化する。また、ブタジエンゴムが80重量%を超えると、押出成形時にシュリンクが大きくなると共にシート肌が粗くなり、押出し加工性が悪化する。また、破断強度が低下する。
上記ゴム成分に配合する混合物のうち、再生ゴムの配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し2〜20重量部、好ましくは5〜15重量部にする。再生ゴムの配合量が2重量部未満では、リサイクル率を高くすることができない。また、再生ゴムの配合量が20重量部を超える場合には、tanδが増大し発熱が大きくなると共に、破断強度及び押出加工性が悪化する。
本発明で使用する再生ゴムは、JIS K6313に規定された自動車用タイヤ、チューブ及びその他のゴム製品の使用済みのゴムなどを再生したもの並びにこれと同等の性状を有するものとする。再生ゴムの種類は、チューブ再生ゴム、タイヤ再生ゴム、その他の再生ゴムから選ばれるいずれでもよく、複数の種類を組合わせることもできる。なかでも、タイヤ再生ゴムが好ましい。なお、本発明では、再生ゴムは、JIS K6313の規定に従い、所謂粉末ゴム以外の脱硫処理が施された再生ゴムとする。
再生ゴムの特性としては、ムーニー粘度(ML1+4)が35〜65、好ましくは40〜60のものを使用する。ムーニー粘度が35未満であると、混合時の分散性が悪化する。また、ムーニー粘度が65を超えると、押出加工性が悪化する。ここで、ムーニー粘度(ML1+4)とは、JIS K6300に準拠し、100℃で測定した値をいう。
また、再生ゴム中のゴム成分は、天然ゴム含有比率が60重量%以上、好ましくは60〜85重量%である。天然ゴム含有比率が60重量%未満であると、破断強度及び押出加工性が悪化する。なお、再生ゴム中の天然ゴム含有比率は、熱分解ガスクロマトグラフィー(PyGC)の測定により求められる値をいう。
本発明で使用する再生ゴムは、ゾルの分子量がゲル透過クロマトグラフによる重量平均分子量で60000以下、好ましくは30000〜60000にする。ゾルの重量分子量が60000を超える場合には、tanδが大きくなり発熱が大きくなる。ここで、再生ゴム中のゾルは、常温でトルエンに溶解する成分とする。ゾルの分子量は再生ゴムをフィルムにしたものを切断し小片化し、約200倍量のトルエンに浸漬し24時間静置する。次いで、200メッシュの金網で再生ゴムを浸漬したトルエン溶液を濾過し、その濾液に含まれるゾルの分子量をゲル透過クロマトグラフ(Gel permeation chromatography(GPC))により重量平均分子量(ポリスチレン換算)で測定したものをいう。
ゴム成分に配合する混合物のうち、カーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し20〜60重量部、好ましくは25〜55重量部にする。カーボンブラックの配合量が20重量部未満の場合には破断強度を高くすることができない。また、カーボンブラックの配合量が60重量部を超えると発熱性が悪化する。
本発明において使用するカーボンブラックは、窒素吸着比表面積(NSA)が100m/g以下、好ましくは20〜95m/gのものを使用する。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が100m/gを超える場合には、発熱性が悪化する。カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、JIS K6217−2に準拠して求められるものとする。
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物には、カーボンブラック以外の無機充填剤を配合してもよい。無機充填剤としては、例えば、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、マイカ、タルク等を例示することができる。なかでも、シリカ、クレーが好ましい。
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物には、硫黄の配合量をジエン系ゴム100重量部に対し3〜8重量部、好ましくは4〜8重量部にする。硫黄の配合量が3重量部未満の場合、破断強度が低下すると共に、発熱が大きくなる。また、硫黄の配合量が8重量部を超えると、低発熱性は得られるが、破断強度が低下する。
また、サイド補強ライナー用ゴム組成物には、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤などのゴム組成物に一般的に使用される各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
サイド補強ライナー用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物は、再生ゴムを使用してリサイクル率を高くしながら、押出し加工性を良好にし破断強度を従来の性能レベル又はそれ以上の高いレベルで維持すると共に、tanδを小さくし低発熱性にすることができる。このサイド補強ライナー用ゴム組成物は、ランフラットタイヤのサイド補強ライナー部に適用することが好ましく、このゴム組成物から構成されたサイド補強ライナー部を有する空気入りランフラットタイヤは、ランフラット走行時の耐久性に優れる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示す配合からなる16種類のゴム組成物(実施例1〜4、比較例1〜12)を、それぞれ硫黄及び加硫促進剤を除く配合成分を秤量し、1.7Lのバンバリーミキサーで4分間混練し、温度160℃でマスターバッチを放出し室温冷却した。このマスターバッチを1.7Lのバンバリーミキサーに供し、硫黄及び加硫促進剤を加え混合し、サイド補強ライナー用ゴム組成物を調製した。
得られた16種類のゴム組成物(実施例1〜4、比較例1〜12)を、それぞれ所定形状の金型中で、150℃、30分間加硫して試験片を作製し、破断強度、発熱性(tanδ)を下記に示す方法により測定した。また、これらのゴム組成物の押出し加工性を下記に示す方法により測定した。
破断強度
JIS K6251に準拠し、3号型ダンベル試験片、20℃、引張り速度500mm/分の条件で測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数で表わし表1,2に示した。この指数が大きいほど破断強度が高いことを意味する。
発熱性(tanδ)
東洋精機製作所社製粘弾性スペクトロメーターを用いて、温度60℃におけるtanδを、静的歪み10%、動的歪み±2%、周波数20Hzの条件で測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数で表わし表1,2に示した。tanδの指数が小さいほどヒステリシスロスが小さく低発熱性に優れることを意味する。
押出加工性
単軸押出機(ブラベンダー社製プラスティコーダー、スクリュー回転数40rpm、シリンダ温度100℃)を用いて、断面形状が三日月形のダイス形状を有するダイから、各ゴム組成物を20秒押出したときの、押出成形体のシュリンク及び表面の肌状態の度合いをパネラー5人が4点満点で評価し、その平均値を求め、得られた結果を表1,2に示した。評点が大きいほど押出加工性が優れ、評点3を基準(実用的に問題のないレベル)とする。
なお、表1,2において使用した原材料の種類を下記に示す。
NR:天然ゴム、STR−20
VCR:シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴム、宇部興産社製UBEPOL VCR412(シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンの含有量が12重量%)
BR:ブタジエンゴム、日本ゼオン社製Nipol BR−1220
再生ゴム1:Gujarat社製GR555、(ムーニー粘度(ML1+4@100℃)=45、ゴム成分中の天然ゴム比率=80%、ゾルの重量平均分子量=30000)
再生ゴム2:村岡ゴム工業社製TBR100%タイヤリク、(ムーニー粘度(ML1+4@100℃)=60、ゴム成分中の天然ゴム比率=80%、ゾルの重量平均分子量=60000)
再生ゴム3:アセトン抽出量4.5重量%、クロロホルム抽出量2.2重量%の加硫ゴム(NR/BRの重量比が80/20のもの)を180℃に温調したラボプラストミル(容積60cc)で4分間せん断をかけて脱硫し作製したもの、(ムーニー粘度(ML1+4@100℃)=70、ゴム成分中の天然ゴム比率=80%、ゾルの重量平均分子量=100000)
再生ゴム4:アセトン抽出量4.5重量%、クロロホルム抽出量2.2重量%の加硫ゴム(NR/BRの重量比が20/80のもの)を180℃に温調したラボプラストミル(容積60cc)で8分間せん断をかけて脱硫し作製したもの、(ムーニー粘度(ML1+4@100℃)=40、ゴム成分中の天然ゴム比率=20%、ゾルの重量平均分子量=30000)
カーボンブラック1:東海カーボン社製シーストFM(窒素吸着比表面積42m/g)
カーボンブラック2:東海カーボン社製シースト7HM(窒素吸着比表面積126m/g)
亜鉛華:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
ステアリン酸:日本油脂社製ビーズステアリン酸
オイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
硫黄:アクゾノーベル社製クリステックスHS OT 20
加硫促進剤:大内新興化学工業社製ノクセラーCZ−G
本発明のサイド補強ライナー用ゴム組成物を使用したランフラットタイヤの一例を示すタイヤ子午線方向の半断面図である。
符号の説明
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
9 サイド補強ライナー

Claims (2)

  1. シンジオタクチック−1,2−ポリブタジエンを含むブタジエンゴムを10〜30重量%と天然ゴムを10〜30重量%とを含むジエン系ゴム100重量部に対し、窒素吸着比表面積が100m/g以下のカーボンブラックを20〜60重量部、硫黄を3〜8重量部、再生ゴムを2〜20重量部配合してなり、前記再生ゴムがムーニー粘度35〜65、該再生ゴム中のゴム成分の天然ゴム含有比率が60重量%以上、かつ該再生ゴム中のゾルのゲル透過クロマトグラフによる重量平均分子量が60000以下であるサイド補強ライナー用ゴム組成物。
  2. 請求項1に記載のサイド補強ライナー用ゴム組成物により構成したサイド補強ライナーを有するランフラットタイヤ。
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