JP5073271B2 - チェーファー用ゴム組成物およびそれを用いたチェーファーを有するタイヤ - Google Patents

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本発明は、チェーファー用ゴム組成物およびそれを用いたチェーファーを有するタイヤに関する。
トラック・バスなどに使用される重荷重用ラジアルタイヤ(TBR)についてのニーズは、耐摩耗性については、従来から重要視され、耐摩耗性に優れたTBRは多数提案されているが、近年、低燃費性も重要視されてきている。これをうけて、タイヤを構成する各部材について、低燃費性を向上させるために、ゴムの発熱性を下げる工夫が種々行なわれている。とくに、低燃費性に関して寄与度が大きい部材は、トレッド、サイドウォール、ベルト、ベルトクッション、ビードパッキン、チェーファーなどの占有体積の大きな部材である。それぞれの部材で低燃費性を向上させるために、たとえば、カーボンブラックを減量する手法、加硫剤を増量する手法、シリカを使用する手法などが用いられているが、チェーファー部は、ビード耐久性を維持する必要があり、これらの手法を適用しにくい部材である。
現時点では、チェーファー部において、ビード耐久性を維持しながら低燃費性を向上させるためには、粒子径が小さく、粒子のつながりが発達しているカーボンブラックを充填する(たとえば、特許文献1参照)ことが効果的ではあるが、このようなカーボンブラックを、ブタジエンゴムを多量に配合するチェーファー用ゴム組成物に多量に充填すると、加硫前の生ゴムの弾性が強くなりすぎて、押出し工程でロールに巻きつかず、加工できないといった問題点が生じる。
特開2001−226526号公報
本発明は、硬度を維持させつつ、加工性、ロール巻きつき性、低発熱性、耐リム擦れ摩耗性および耐ゴム欠け性すべてに優れたチェーファー用ゴム組成物ならびにそれを用いたチェーファーを有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、25℃におけるトルエン溶液粘度が50〜155cpsおよび分子量分布が2.9〜4.0であるブタジエンゴムを40〜70重量%含有するゴム成分を含有し、130℃における硬化前のムーニー粘度が70以下、23℃における硬化後のJIS−A硬度が65〜80、70℃および動歪2%の条件で測定される硬化後の損失正接(Tanδ)が0.13以下であるチェーファー用ゴム組成物に関する。
前記ゴム成分は、さらに、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴムを30重量%以上含有することが好ましい。
また、本発明は、前記チェーファー用ゴム組成物を用いたチェーファーを有するタイヤに関する。
本発明によれば、所定のブタジエンゴムを所定量含有するゴム成分を含み、ムーニー粘度、JIS−A硬度および損失正接を所定の範囲に設定することで、加工性、ロール巻きつき性、低発熱性、耐リム擦れ摩耗性および耐ゴム欠け性すべてに優れたチェーファー用ゴム組成物ならびにそれを用いたチェーファーを有するタイヤを提供することができる。
本発明のチェーファー用ゴム組成物は、ゴム成分を含有する。
前記ゴム成分は、ブタジエンゴム(BR)を含有する。
一般に、BRの特性を表す特性については、分子構造の分岐度を表すトルエン溶液粘度と分子量分布があるが、一般的に、耐摩耗性を向上させるためには、トルエン溶液粘度を大きく、分子量分布を小さくすることが効果的であり、ロール加工性を向上させるためには、その逆が好ましい。
よって、一般に、市販されているBRは、トルエン溶液粘度が小さく、分子量分布が大きい(加工性に優れる)タイプと、トルエン溶液粘度が大きく、分子量分布が小さい(耐摩耗性に優れる)タイプに2分される。
本発明に私用するBRは、従来のどのタイプとも異なり、トルエン溶液粘度が大きく、分子量分布も大きいものである。
具体的には、BRの25℃における5%トルエン溶液粘度(T−CP)は50cps以上、好ましくは70cps以上である。BRのT−CPが50cps未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する。また、BRのT−CPは155cps以下、好ましくは135cps以下である。BRのT−CPが155cpsをこえると、ムーニー粘度が大きくなりすぎて、ロール加工性が低下する。
BRの分子量分布(Mw/Mn)は2.9以上、好ましくは3.1以上である。Mw/Mnが2.9未満では、ロール巻きつき性が低下する。また、BRのMw/Mnは4.0以下、好ましくは3.8以下である。BRのMw/Mnが4.0をこえると、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する。
これらの特性を満たしたBRを使用したチェーファー用ゴム組成物は、たとえ、使用するカーボンブラックのグレードを、耐摩耗性と耐ゴム欠け性のバランスをとるために低グレードに変えた場合であっても、良好なロール巻きつき性を有することになり、耐摩耗性、耐ゴム欠け性およびロール巻きつき性に優れたチェーファー用ゴム組成物を得ることが可能となる。
ゴム成分中のBRの含有率は40重量%以上、好ましくは45重量%以上である。BRの含有率が40重量%未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する。また、BRの含有率は70重量%以下、好ましくは65重量%以下である。BRの含有率が70重量%をこえると、ムーニー粘度が大きくなりすぎて、ロール加工性が低下する。
ゴム成分としては、BR以外にも、低過酷度耐摩耗性および耐ゴム欠け性を向上させるという理由から、天然ゴム(NR)および/またはイソプレンゴム(IR)を含有することが好ましい。
NRとしては、ゴム工業で通常使用されるTSR20、RSS♯3などのグレードのものを使用することができる。
また、IRとしても、ゴム工業で通常使用されるものを使用することができる。
ゴム成分中のNRおよび/またはIRの含有率は30重量%以上が好ましく、40重量%以上がより好ましい。NRおよび/またはIRの含有率が30重量%未満では、たとえ硬度を所定の範囲内にしたとしても、リム組みの際に、チェーファー先端が欠ける傾向がある。また、NRおよび/またはIRの含有率は60重量%以下が好ましく、55重量%以下がより好ましい。NRおよび/またはIRの含有率が60重量%をこえると、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する傾向がある。
ゴム成分としては、BR、NRおよびIR以外にも、たとえば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、イソモノオレフィンとパラアルキルスチレンとの共重合体のハロゲン化物などがあげられ、これらを単独で、または2種類以上を組み合わせて、BR、NR、IRなどと併用してもよい。なかでも、低過酷度耐摩耗性および耐ゴム欠け性が向上するという理由から、SBRが好ましい。
SBRを使用する場合、ゴム成分中のSBRの含有率は5重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましい。SBRの含有率が5重量%未満では、耐ゴム欠け性の向上が認められない傾向がある。また、SBRの含有率は30重量%以下が好ましく、20重量%以下がより好ましい。SBRの含有率が30重量%をこえると、ゴムが発熱しやすくなる傾向がある。
本発明のゴム組成物には、前記ゴム成分とともに、カーボンブラックを配合することができる。
カーボンブラックは、通常のカーボンブラック製造法により得られ、耐摩耗性と耐ゴム欠け性とのバランスをとるためにISAF級以下のハード系カーボンブラックが好ましい。
カーボンブラックのヨウ素吸着量(IA)は60g/kg以上が好ましく、70g/kg以上がより好ましい。カーボンブラックのIAが60g/kg未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する傾向がある。また、カーボンブラックのIAは135g/kg以下が好ましく、125g/kg以下がより好ましい。カーボンブラックのIAが135g/kgをこえると、ゴムが発熱しやすくなったり、ロール加工性が低下したりする傾向がある。
カーボンブラックを使用する場合、カーボンブラックの配合量は、ゴム成分100重量部に対して45重量部以上が好ましく、50重量部以上がより好ましい。カーボンブラックの配合量が45重量部未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する傾向がある。カーボンブラックの配合量は75重量部以下が好ましく、65重量部以下がより好ましい。カーボンブラックの配合量が75重量部をこえると、ゴムが発熱しやすくなったり、ロール加工性が低下したりする傾向がある。
本発明のチェーファー用ゴム組成物には、前記ゴム成分およびカーボンブラック以外にも、通常ゴム工業で使用される配合剤、たとえば、酸化亜鉛、ステアリン酸、各種老化防止剤、ワックス、硫黄などの加硫剤、各種加硫促進剤などを適宜配合することができる。
本発明のチェーファー用ゴム組成物は、一般的な方法で製造される。すなわち、バンバリーミキサーやニーダー、オープンロールなどで前記配合剤、必要であれば添加剤を混練したのち、加硫することにより本発明のチェーファー用ゴム組成物を製造することができる。
130℃における硬化前(未加硫状態)のチェーファー用ゴム組成物のムーニー粘度(ML1+4/130℃)は70以下、好ましくは65以下である。ML1+4/130℃が70をこえると、ムーニー粘度が大きすぎて、ロール加工性が低下する。また、ML1+4/130℃は45以上が好ましく、50以上がより好ましい。ML1+4/130℃が45未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)が低下する傾向がある。
23℃における本発明のチェーファー用ゴム組成物の硬化後のJIS−A硬度は65以上、好ましくは68以上である。JIS−A硬度が65未満では、チェーファー用ゴム組成物としての耐摩耗性(耐リム擦れ摩耗性)およびビード耐久性が低下する。また、JIS−A硬度は80以下、好ましくは77以下である。JIS−A硬度が80をこえると、リム組みの際に、チェーファー部が硬すぎて、チェーファー先端が欠ける。ここで、ビード耐久性とは、プライやスチールコード、有機繊維の巻き上げ末端を起点に、亀裂が発生・成長し、内部のインナーライナー部の破壊や、外部のチェーファー部やサイドウォール部まで進行する破壊に対する耐久性のことを示す。
70℃および動歪2%の条件で測定される本発明のチェーファー用ゴム組成物の硬化後の損失正接(Tanδ)は0.13以下、好ましくは0.12以下である。Tanδが0.13をこえると、低発熱性が低下するだけでなく、低燃費性の改善効果も見られない。また、Tanδは0.07以上が好ましく、0.08以上がより好ましい。Tanδが0.07未満では、チェーファー用ゴム組成物としての充分な硬さが得られず、耐摩耗性やビード耐久性を確保できなくなる傾向がある。
本発明のチェーファー用ゴム組成物は、チェーファーに適用されるものであり、そうすることで、製造時におけるロール加工性を維持しながら、低燃費性を向上しうるタイヤが得られる。
本発明のタイヤは、本発明のチェーファー用ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、必要に応じて各種配合剤を配合した本発明のチェーファー用ゴム組成物を、未加硫の段階でチェーファーの形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成したのち、加硫機中で加熱加圧して本発明のタイヤを製造することができる。
本発明のタイヤは、とくに、ビード耐久性や耐リム擦れ摩耗性を必要とされるトラック・バスなどの重荷重用タイヤとすることで、ビード耐久性、耐リム擦れ摩耗性を維持しながら低燃費化できるという効果が得られる。
実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらのみに限定されるものではない。
次に、実施例および比較例で使用した薬品について説明する。
天然ゴム(NR):TSR20
ブタジエンゴム1(BR1):宇部興産(株)製のBR150B
ブタジエンゴム2(BR2):宇部興産(株)製のBR150
ブタジエンゴム3(BR3):宇部興産(株)製のBR A
ブタジエンゴム4(BR4):JSR(株)製のBR01
ブタジエンゴム5(BR5):宇部興産(株)製のBR B
スチレンブタジエンゴム(SBR):JSR(株)製のSBR1502
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN220
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛
ステアリン酸:日本油脂(株)製の「椿」
老化防止剤:フレキシス社製の老化防止剤6C(N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン)
ワックス:日本精蝋(株)製のオゾエースワックス
硫黄:鶴見化学工業(株)製の硫黄
加硫促進剤:精工化学(株)製の促進剤TBBS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
(トルエン溶液粘度測定)
BRをトルエンに溶解させ、5%トルエン溶液を調製し、キャノンフェンスク型動粘度計(#400)を用いて、動粘度計流下時間より、トルエン溶液粘度(T−CP)を算出し、測定温度25℃の条件下におけるT−CPを推定した。
(分子量測定)
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により、ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を測定し、ブタジエンゴム1〜5の分子量分布(Mw/Mn)を算出した。
BRについての前記測定の結果を表1に示す。
Figure 0005073271
実施例1〜4および比較例1〜7
<ゴム組成物の作製>
表2記載の硫黄以外の薬品をそれぞれ表2に示す配合量、ならびに酸化亜鉛3重量部、ステアリン酸2重量部、老化防止剤3重量部、ワックス1.5重量部を、密閉式バンバリーミキサーを用いて温度150℃になるまで4分間混練りした。得られた混練り物にさらに硫黄を表2に示す配合量、および加硫促進剤を1.5重量部添加して、2軸オープンロールを用いて40℃の条件下で4分間混練りすることで未加硫ゴム組成物をそれぞれ作製した。さらに、前記未加硫ゴム組成物を150℃の条件下で30分間プレス加硫することで実施例1〜4および比較例1〜7の加硫ゴム組成物を作製した。
(ムーニー粘度)
前記未加硫ゴム組成物から幅4cm、長さ4cm、厚さ7〜9mmの試験片を作製し、JIS K 6300「未加硫ゴムの試験方法」に準じて、(株)島津製作所製のムーニー粘度試験機「ムーニービスコメーターSMV−202」を用いて、1分間の予熱によって熱せられた130℃の温度条件にて、小ローターを回転させ、4分間経過した時点での未加硫ゴム組成物(ML1+4/130℃)の粘度を測定した。なお、ムーニー粘度が小さいほど、加工性に優れることを示す。
(ロール巻きつき性)
直径20インチのロールを用いて、ロール温度60℃および回転速度15回転/分の条件下で混練り物を20kgフィードし、混練り物の温度が80℃になるまでに混練り物が巻きついた場合を「可」、巻きつかなかった場合を「不可」とし、ロール巻きつき性を評価した。
(低発熱性)
前記加硫ゴム組成物から幅4mm、長さ30mm、厚さ1.8〜2.2mmの試験片を切り出し、(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪10%、動歪2%、周波数10Hzの条件下で、70℃における損失正接(Tanδ)の測定を行った。なお、Tanδが小さいほど、ゴム組成物の発熱が抑制されており、優れることを示す。
<タイヤの製造>
前記未加硫ゴム組成物をチェーファーの形状に成形し、タイヤ成型機上で他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成し、151℃の条件下で40分間プレス加硫し、実施例1〜5および比較例1〜7のトラック・バス用タイヤ(TBR、タイヤサイズ:11R22.5)を製造した。
(ゴム硬度)
JIS K 6253「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴムの硬さ試験方法」の試験方法に準じて、製造したTBRのチェーファー部の表面の23℃におけるJIS−A硬度を、デュロメータタイプAにて測定した。
(耐リム擦れ摩耗性)
製造したTBRについて、路面と接触するトレッド部位を、タイヤの溝が4mmになるまでバフ除去した後、8.25サイズのリムに組み込み、測定温度25℃において、内圧800kPa、速度20km/h、荷重58kNの条件下で96時間走行させ、次に、内圧950kPa、速度20km/h、荷重68kNの条件下で96時間走行させた。その後、さらに、内圧1000kPa、速度20km/h、荷重77kNの条件下で500時間走行させ、TBRのチェーファー部にリム擦れ摩耗が発生しているかどうかで、対リム擦れ摩耗性を判定した。なお、「無」はリム擦れが発生しておらず、好ましいことを示し、「有」はリム擦れが発生しており、好ましくないことを示す。
(ビード耐久性)
走行させる際に、ドラム上で走行させたこと以外は耐リム擦れ摩耗性と同様に、ビード耐久性を判定した。なお、「○」はリム擦れが発生しておらず、好ましいことを示し、「×」はリム擦れが発生しており、好ましくないことを示す。
(耐ゴム欠け性)
製造したTBRを、7.50インチのリムに3回脱着させ、チェーファー部先端における欠けの有無を確認した。なお、「無」は欠けがなく、好ましいことを示し、「有」は欠けがあり、好ましくないことを示す。
前記評価結果を表2に示す。
Figure 0005073271

Claims (3)

  1. 25℃におけるトルエン溶液粘度が50〜155cpsおよび分子量分布が2.9〜4.0であるブタジエンゴムを40〜70重量%含有するゴム成分100重量部に対して、ISAF級以下のハード系カーボンブラックを45〜75重量部含有し、
    130℃における硬化前のムーニー粘度が70以下、
    23℃における硬化後のJIS−A硬度が65〜80、
    70℃および動歪2%の条件で測定される硬化後の損失正接(Tanδ)が0.13以下であるチェーファー用ゴム組成物。
  2. ゴム成分が、さらに、天然ゴムおよび/またはイソプレンゴムを30重量%以上含有する請求項1記載のチェーファー用ゴム組成物。
  3. 請求項1または2記載のチェーファー用ゴム組成物を用いたチェーファーを有するタイヤ。
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