JP6497132B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤ耐久性および低転がり抵抗性を改良するようにした空気入りタイヤに関する。
トラック、バスやオフロード用車両に装着される重荷重用空気入りタイヤは、スチールコードをコートゴムで被覆したカーカス層およびベルト層で構成されている。これらのスチールコードと被覆ゴムとの接着性が低下すると故障が起きやすくなりタイヤ耐久性が低くなる虞があった。また転がり抵抗を低減させ、タイヤの燃費性能を高くするため、発熱性を小さくすることも強く求められている。このためスチールコード被覆用のゴム組成物として種々の提案がなされている(例えば特許文献1〜3参照)。
一方、スチールコードからなるカーカス層やベルト層を備えた重荷重用空気入りタイヤにおけるショルダー部の発熱を低減し、耐亀裂成長性およびタイヤ耐久性を改良するため、ベルト層のタイヤ幅方向端部とカーカス層との間に、ベルトクッションゴムが配置される。ベルトクッションを構成するゴム組成物についても上述した要求性能を向上させるため種々の提案がなされている(例えば特許文献4,5参照)。
しかし、近年の重荷重用空気入りタイヤにおけるタイヤ耐久性および低転がり抵抗性に対する要求性能はより高いものとなり、これら要求性能を一層向上することが求められている。
特開2014‐088535号公報 特開2013‐124309号公報 特開2012‐219120号公報 特開2011‐148891号公報 特開2008‐179718号公報
本発明の目的は、タイヤ耐久性および低転がり抵抗性を改良するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、スチールコードからなるカーカス層のタイヤ径方向外側に、スチールコードからなる複数のベルト層が配置され、該ベルト層のタイヤ幅方向外側端部と前記カーカス層との間およびそのタイヤ幅方向外側にベルトクッションを有する空気入りタイヤであって、前記ベルトクッションが、ブタジエンゴム5〜50重量%を含むジエン系ゴム100重量部に、脂肪酸を0.8〜1.6重量部、加硫促進剤を0.3〜1.2重量部配合したベルトクッション用ゴム組成物により構成され、かつそのゴム硬度が50〜65であることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによれば、ベルトクッションを、ブタジエンゴム5〜50重量%を含むジエン系ゴム100重量部に対し、加硫促進剤を0.3〜1.2重量部配合したベルトクッション用ゴム組成物で構成し、かつそのゴム硬度を50〜65にしたので、カーカス層およびベルト層におけるスチールコードと被覆ゴムとの接着性を向上させるとともに、タイヤ耐久性および低転がり抵抗性を改良することができる。
本発明において、前記ベルトクッション用ゴム組成物が、前記ジエン系ゴム100重量部に対し、亜鉛華を2.0〜5.0重量部配合するとよい。また前記ベルトクッション用ゴム組成物が、窒素吸着比表面積が40〜100m/gであるカーボンブラックを、前記ジエン系ゴム100重量部に対し20〜45重量部配合するとよい。さらに前記ベルトクッション用ゴム組成物が、硫黄を前記ジエン系ゴム100重量部に対し2.0〜6.0重量部配合するとよい。
本発明の空気入りタイヤの実施形態におけるショルダー部を例示するタイヤ子午線方向断面図である。
以下、本発明の空気入りタイヤについて、図面などを参照してさらに詳しく説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの実施形態のショルダー部を例示する断面図である。
図1において、空気入りタイヤTは、トレッド部1、サイドウォール部2およびビード部(図示せず)からなり、トレッド部1のタイヤ幅方向外側からサイドウォール部2のタイヤ径方向外側にかけての領域をショルダー部3という。空気入りタイヤTの内部には、タイヤの骨格たるカーカス層4が、タイヤ幅方向に左右のビード(図示せず)間に跨るように設けられている。カーカス層4のタイヤ径方向外側には、複数のベルト層5が設けられている(図示の例では4層のベルト層)。またカーカス層4の内側には、インナーライナー層6が配置される。
本発明の空気入りタイヤは、カーカス層4およびベルト層5が被覆ゴムで引揃えられたスチールコードで構成される。またベルト層5のタイヤ幅方向外側端部とカーカス層4との間およびそのタイヤ幅方向外側のショルダー部3にベルトクッション7を有する。
ベルトクッション7は、ベルトクッション用ゴム組成物により構成される。ベルトクッション用ゴム組成物は、ブタジエンゴム5〜50重量%を含むジエン系ゴム100重量部に、加硫促進剤を0.3〜1.2重量部配合したゴム組成物である。
ベルトクッション用ゴム組成物がブタジエンゴムを含むことにより、カーカス層およびベルト層におけるスチールコードと被覆ゴムとの接着を従来レベル以上に向上することができる。ブタジエンゴムの含有量は、ジエン系ゴム100重量%中5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%、より好ましくは10〜20重量%である。ブタジエンゴムの含有量が5重量%未満であると、スチールコードと被覆ゴムとの接着を改良する効果が十分に得られない。またブタジエンゴムの含有量が50重量%を超えると、カーカス層とベルトクッション間の剥離力が低下するとともに、耐亀裂成長性が悪化するため、タイヤ耐久性が低下する。
またベルトクッション用ゴム組成物に配合する加硫促進剤の量を限定することにより、スチールコードと被覆ゴムとの接着をさらに改良することができる。加硫促進剤の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し0.3〜1.2重量部、好ましくは0.6〜1.0重量部である。加硫促進剤の配合量が0.3重量部未満であると、発熱性が悪化し、転がり抵抗性、タイヤ耐久性が低下する。また加硫促進剤の配合量が1.2重量部を超えると、スチールコードと被覆ゴムとの接着性が低下する。
本発明において、ベルトクッション用ゴム組成物のゴム硬度は50〜65、好ましくは
53〜63である。ベルトクッション用ゴム組成物のゴム硬度が50未満であると、ショルダー部の歪量増加によりタイヤ耐久性が低下する。またゴム硬度が65を超えるとクッション性の低下によりタイヤ耐久性が低下する。本明細書において、ベルトクッション用ゴム組成物のゴム硬度は、JIS K6253に準拠しデュロメータのタイプAにより温度20℃で測定するゴムの硬さをいう。
ベルトクッション用ゴム組成物は、好ましくは亜鉛華をジエン系ゴム100重量部に対し2.0〜5.0重量部、より好ましくは2.0〜4.0重量部配合するとよい。亜鉛華の配合量が2.0重量部未満であると、発熱性が大きくなり、かつスチールコードと被覆ゴムとの接着性およびカーカス層とベルトクッション間の剥離力が低下し、タイヤ耐久性が悪化する。また亜鉛華の配合量が5.0重量部を超えると、耐亀裂成長性が悪化してタイヤ耐久性が低下する。
またベルトクッション用ゴム組成物は、好ましくは脂肪酸をジエン系ゴム100重量部に対し0.5〜2.0重量部、より好ましくは0.8〜1.6重量部配合するとよい。脂肪酸の配合量が0.5重量部未満であると、発熱性が大きくなりタイヤ耐久性が悪化する。また脂肪酸の配合量が2.0重量部を超えると、スチールコードと被覆ゴムとの接着性およびカーカス層とベルトクッション間の剥離力が低下し、タイヤ耐久性が悪化する。ここで脂肪酸とは、タイヤ用ゴム組成物に使用される一般的な脂肪酸であればよく、例えばステアリン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パルチミン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、ラウリル酸等を例示することができる。なかでもステアリン酸、オレイン酸、ラウリル酸が好ましい。
本発明で使用するベルトクッション用ゴム組成物は、好ましくは窒素吸着比表面積が40〜100m2/g、より好ましくは50〜90m2/gであるカーボンブラックを配合するとよい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が40m2/g未満であると、剛性が低下し、タイヤ耐久性が低下する。また、窒素吸着比表面積が100m2/gを超えると、ベルトクッション用ゴム組成物のゴム硬度を50〜65にするときカーボンブラックの必要量が少なくなり、加工性が悪化する。なおカーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K6217−2に準拠して、測定するものとする。
またカーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し好ましくは20〜45重量部、より好ましくは30〜45重量部であるとよい。さらにカーボンブラックの配合量が20重量部未満であると、加工性が悪化する。カーボンブラックの配合量が45重量部を超えると、発熱性が悪化し、転がり抵抗性、タイヤ耐久性が低下する。
ベルトクッション用ゴム組成には、カーボンブラックを除く他の補強性充填剤を配合することができる。他の補強性充填剤としては、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等を例示することができる。なかでもシリカが好ましい。
ベルトクッション用ゴム組成物は、好ましくは硫黄をジエン系ゴム100重量部に対し2.0〜6.0重量部、より好ましくは3.0〜5.0重量部配合するとよい。硫黄の配合量が2.0重量部未満であると、ショルダー部の歪量増加によりタイヤ耐久性が低下し、かつスチールコードと被覆ゴムとの接着性およびカーカス層とベルトクッション間の剥離力が低下し、タイヤ耐久性が悪化する。また硫黄の配合量が6.0重量部を超えると、クッション性の低下によりタイヤ耐久性が低下する。
ベルトクッション用ゴム組成物には、上述した配合剤以外に、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤ用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量にすることができる。ベルトクッション用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混練、混合することによって製造することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1,2に示す13種類のベルトクッション用ゴム組成物(実施例1〜参考例1〜2、比較例1〜5)を調製した。調製方法は、1.7Lの密閉式バンバリーミキサーに硫黄及び加硫促進剤を除く残りの成分を投入し5分間混練し、マスターバッチとして放出し室温冷却させた。このマスターバッチを1.7Lの密閉式バンバリーミキサーに戻し硫黄及び加硫促進剤を加えて混合することにより、ベルトクッション用ゴム組成物を調製した。
得られた13種類のゴム組成物を所定の金型中で、148℃で30分間プレス加硫してベルトクッション用ゴム組成物からなる試験片を作製した。得られた試験片のゴム硬度、tanδ(60℃)および耐亀裂成長性を、以下の方法で評価した。
ゴム硬度
得られた試験片のゴム硬度を、JIS K6253に準拠しデュロメータのタイプAにより温度20℃で測定した。得られた結果は、表1,2の「ゴム硬度」の欄に示した。
tanδ(60℃)
得られた試験片の動的粘弾性を、レオメトリックス社製RDA−IIを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hzで測定し、雰囲気温度60℃におけるtanδを測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表1,2の「tanδ(60℃)」の欄に示した。この値が小さいほどtanδ(60℃)が小さく、タイヤにしたとき転がり抵抗が小さく燃費性能が優れることを意味する。
耐亀裂成長性
得られた試験片の耐亀裂成長性をJIS K6260に準拠しデマッチャ屈曲試験機により温度20℃で測定した。ストローク57mm、速度300±10rpmの条件で、屈曲回数10万回後の亀裂成長[単位mm]を測定した。得られた結果は、比較例1の逆数を100とする指数にして表1,2の「耐亀裂成長性」の欄に示した。この指数が大きいほど亀裂成長が小さく、耐クラック性が優れることを意味する。
得られた13種類のゴム組成物でベルトクッションを構成したタイヤサイズ11R22.5の空気入りタイヤを加硫した。得られた空気入りタイヤのタイヤ耐久性を後述する方法で評価した。また得られた空気入りタイヤのベルトクッションおよび隣接するカーカス層をタイヤカットサンプルとして切り出した。このタイヤカットサンプルを温度80℃、湿度96%の条件で8週間の湿熱試験を行い、湿熱試験後のベルトクッション/カーカス層間の耐剥離性およびスチールコードのゴム付きを以下の方法で評価した。
ベルトクッションおよびカーカス層の耐剥離性
湿熱試験後のタイヤカットサンプルについて、ベルトクッションとカーカス層とを引き剥がすときの剥離力を測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表1,2の「耐剥離性」の欄に示した。この指数が大きいほど、ベルトクッションおよびカーカス層の接着性が高く優れることを意味する。
スチールコードのゴム付き
湿熱試験後のタイヤカットサンプルについて、カーカス層の被覆ゴムを引き剥がし、スチールコードに付着するゴム量を評価した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表1,2の「ゴム付き」の欄に示した。この指数が大きいほど、スチールコードへのゴム付きが多く優れることを意味する。
タイヤ耐久性
得られた空気入りタイヤをJATMA標準リムに取り付け、酸素67.5%、空気22.5%をタイヤ内圧で850kPaに充填した。このタイヤをJIS D4230に準拠する室内ドラム試験機(ドラム径1707mm)にかけて、荷重を標準荷重の170%、速度40km/h、温度30℃で、故障が起きるまで走行させ、走行距離を求めた。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表1,2の「タイヤ耐久性」の欄に示した。この指数が大きいほど、故障が起きるまでの走行距離が長く、タイヤ耐久性が優れることを意味する。
Figure 0006497132
Figure 0006497132
なお、表1、2において使用した原材料の種類を下記に示す。
・NR:天然ゴム、TSR20
・BR:ブタジエンゴム、日本合成ゴム社製Nipol BR1220
・カーボンブラック:キャボットジャパン社製ショウブラックN330T、窒素吸着比表面積が79m2/g
・プロセスオイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
・酸化亜鉛:正同化学社製酸化亜鉛3種
・ステアリン酸:NOFコーポレーション社製ステアリン酸YR
・老化防止剤:Solutia Europe社製Santoflex 6PPD
・硫黄:軽井沢製錬所製印処理イオウ
・加硫促進剤:大内新興化学社製ノクセラーNS
表1,2から明らかなように実施例1〜のベルトクッション用ゴム組成物は、低転がり抵抗性(60℃のtanδ)、耐亀裂成長性、カーカス/ベルトクッションの耐剥離性、カーカスのスチールコードのゴム付き、およびタイヤ耐久性に優れることが確認された。
表2から明らかなように、比較例2の空気入りタイヤは、ベルトクッション用ゴム組成物のブタジエンゴムの含有量がジエン系ゴム中50重量%を超えるので、ベルトクッションゴムのゴム硬度、耐剥離性および耐亀裂成長性が悪化し、カーカス/ベルトクッションの耐剥離性が低く、タイヤ耐久性が不足する。
比較例3の空気入りタイヤは、ベルトクッション用ゴム組成物のブタジエンゴムの含有量がジエン系ゴム中5重量%未満であるので、タイヤ耐久性および低転がり抵抗性を改良する効果を奏しない。
比較例4の空気入りタイヤは、ベルトクッション用ゴム組成物の加硫促進剤の配合量が0.3重量部未満であるので、ゴム硬度が低下しタイヤ耐久性が悪化する。また転がり抵抗が大きくなる。
比較例5の空気入りタイヤは、ベルトクッション用ゴム組成物の加硫促進剤の配合量が1.2重量部を超えるので、ゴム付き、耐剥離性および耐亀裂成長性が悪化し、タイヤ耐久性が悪化する。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ショルダー部
4 カーカス層
5 ベルト層
6 インナーライナー層
7 ベルトクッション
T 空気入りタイヤ

Claims (4)

  1. スチールコードからなるカーカス層のタイヤ径方向外側に、スチールコードからなる複数のベルト層が配置され、該ベルト層のタイヤ幅方向外側端部と前記カーカス層との間およびそのタイヤ幅方向外側にベルトクッションを有する空気入りタイヤであって、前記ベルトクッションが、ブタジエンゴム5〜50重量%を含むジエン系ゴム100重量部に、脂肪酸を0.8〜1.6重量部、加硫促進剤を0.3〜1.2重量部配合したベルトクッション用ゴム組成物により構成され、かつそのゴム硬度が50〜65であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ベルトクッション用ゴム組成物が、前記ジエン系ゴム100重量部に対し、亜鉛華を2.0〜5.0重量部配合したことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ベルトクッション用ゴム組成物が、窒素吸着比表面積が40〜100m2/gであるカーボンブラックを、前記ジエン系ゴム100重量部に対し20〜45重量部配合したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルトクッション用ゴム組成物が、硫黄を前記ジエン系ゴム100重量部に対し2.0〜6.0重量部配合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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