JP6828298B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ耐久性を改良するようにした空気入りタイヤに関する。
トラック、バスやオフロード用車両に装着される重荷重用空気入りタイヤは、スチールコードをコートゴムで被覆したカーカス層およびベルト層を含むように構成される。このスチールコードと被覆ゴムとの接着性が低下すると故障が起きやすくなりタイヤ耐久性が低くなる虞がある。また転がり抵抗を低減させ、タイヤの燃費性能を高くするため、発熱性を小さくすることも強く求められている。このためスチールコード被覆用のゴム組成物として種々の提案がなされている(例えば特許文献1〜3参照)。
一方、カーカス層をタイヤ幅方向に左右のビード間に跨るように折り返されたターンナップエッジにはビードフィラーが隣接して配置される。このビードフィラーを構成するゴム組成物には、カーカスのターンナップエッジから繰り返し歪を受けることから、低発熱性および耐亀裂成長性が求められる。ビードフィラー用ゴム組成物についても上述した要求性能を向上させるため種々の提案がなされている(例えば特許文献4,5参照)。
しかし、近年の重荷重用空気入りタイヤには、リトレッド等の観点から従来レベル以上に、タイヤ耐久性、特にカーカス層におけるスチールコードおよび被覆ゴムの接着性が長期に渡り優れることが求められ、この要求性能を一層向上させる必要がある。
特開2014‐088535号公報 特開2013‐124309号公報 特開2012‐219120号公報 特開2015−205968号公報 特開2015−218256号公報
本発明の目的は、タイヤ耐久性を改良するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、ビードフィラーおよび該ビードフィラーに隣接するカーカス層を有する空気入りタイヤであって、前記ビードフィラーが、ブタジエンゴム5質量部以上50質量部未満を含むジエン系ゴム100質量部に、亜鉛華を2.0〜5.0質量部配合したビードフィラー用ゴム組成物により構成され、前記カーカス層が、スチールコードからなるカーカスコードおよびカーカスコード被覆用ゴム組成物からなり、該カーカスコード被覆用ゴム組成物がそのゴム成分100質量部に対し亜鉛華をMZC質量部配合し、前記ビードフィラー用ゴム組成物が前記ジエン系ゴム100質量部に対する前記亜鉛華の配合量をMZB質量部とするとき、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)および前記ビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)が3.0質量部以上7.0質量部以下であり、前記ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物が、それぞれ架橋剤由来の硫黄を含有し、前記ビードフィラー用ゴム組成物中、前記ジエン系ゴム100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をM SB 質量部、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をM SC 質量部とするとき、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(M SC )および前記ビードフィラー用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(M SB )の差(M SC −M SB )が1.0質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによれば、ビードフィラーを、ブタジエンゴム5質量部以上50質量部未満を含むジエン系ゴム100質量部に対する亜鉛華の配合量(MZB)を2.0〜5.0質量部にしたビードフィラー用ゴム組成物で構成し、かつカーカス層をスチールコードからなるカーカスコードおよびカーカスコード被覆用ゴム組成物で構成し、このカーカスコード被覆用ゴム組成物中、そのゴム成分100質量部に対する亜鉛華の配合量をMZC質量部とするとき、カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)およびビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)を3.0質量部以上7.0質量部以下にしたので、カーカス層におけるスチールコードと被覆ゴムとの接着性を維持・向上させ、長期に渡り優れたレベルにするとともに、タイヤ耐久性を改良することができる。
本発明において、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)が、そのゴム成分100質量部に対し7.0〜11.0質量部であるとよい。またビードフィラー用ゴム組成物が、前記ジエン系ゴム100質量部に対し、脂肪酸を0.5〜2.0質量部配合するとよい。更に前記ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物が、それぞれ架橋剤由来の硫黄を含有し、前記ビードフィラー用ゴム組成物中、前記ジエン系ゴム100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をMSB質量部、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をMSC質量部とするとき、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(MSC)および前記ビードフィラー用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(MSB)の差(MSC−MSB)が1.0質量部以上5.0質量部以下であるとよい。前記ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物が、それぞれカーボンブラックを含有し、該カーボンブラックの窒素吸着比表面積が30〜100m2/gであるとよい。
本発明の空気入りタイヤの実施形態におけるビード部を例示するタイヤ子午線方向断面図である。
以下、本発明の空気入りタイヤについて、図面などを参照してさらに詳しく説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの実施形態のビード部を例示する断面図である。
空気入りタイヤは、トレッド部、サイドウォール部およびビード部1からなり、図1は、ビード部1の実施形態を例示するタイヤ子午線方向の部分断面図である。図1において、空気入りタイヤの内部には、タイヤの骨格たるカーカス層6が、タイヤ幅方向に左右のビードコア2,2の周りにタイヤ内側から外側に巻き上げられ、そのカーカス層6の巻き上げ端部(ターンナップエッジ)6eがビードフィラー3に隣接している。カーカス層6は、カーカスコードおよびカーカスコード被覆用ゴム組成物からなり、カーカスコードはスチールコードからなる。またビードフィラー3は、ロウアービードフィラー5およびアッパービードフィラー4からなり、このアッパービードフィラー4がカーカス層6のターンナップエッジ6eと隣接して配置される。
本発明の空気入りタイヤは、アッパービードフィラー4がビードフィラー用ゴム組成物で構成され、カーカス層6はカーカスコード被覆用ゴム組成物およびこれに埋設されたカーカスコードにより構成される。ロウアービードフィラー5は、ビードフィラー用ゴム組成物で構成してもよいが、アッパービードフィラー4よりも硬質になるように組成することが好ましい。
アッパービードフィラー4を構成するビードフィラー用ゴム組成物は、ブタジエンゴムを5質量部以上50質量部未満含むジエン系ゴム100質量部に、亜鉛華を2.0〜5.0質量部配合したゴム組成物である。
ビードフィラー用ゴム組成物がブタジエンゴムを含むことにより、アッパービードビードフィラーの発熱性を小さくすることができる。またカーカス層のターンナップエッジと隣接する空気入りタイヤにしたとき、カーカスコードと被覆ゴムとの接着性を良好にし、かつタイヤ耐久性を向上することができる。ブタジエンゴムの含有量は、ジエン系ゴム100質量部中、5質量部以上50質量部未満、好ましくは7〜40質量部、より好ましくは10〜35質量部である。ブタジエンゴムの含有量が5質量部未満であると、ビードビードフィラーの発熱性を小さくする効果が十分でなく、またカーカスコードと被覆ゴムとの接着性を良好にし、かつタイヤ耐久性を向上する効果が十分に得られない。ブタジエンゴムの含有量が50質量部以上であると、アッパービードビードフィラーの耐亀裂成長性が悪化し、タイヤにしたときタイヤ耐久性が悪化する。
ビードフィラー用ゴム組成物を構成するブタジエンゴムは、特に制限されるものではないは、例えば低シスブタジエンゴム、高シスブタジエンゴム、高トランスブタジエンゴム(ブタジエン部のトランス結合含有量70〜95%)等を例示することができる。なかでも高シスブタジエンゴムが好ましい。
ビードフィラー用ゴム組成物は、ブタジエンゴム以外のその他のジエン系ゴムを含有することができる。その他のジエン系ゴムとして例えば天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、溶液重合スチレン−ブタジエン共重合ゴム、乳化重合スチレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−イソプレン共重合ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、溶液重合ランダムスチレン−ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、乳化重合ランダムスチレン−ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、乳化重合スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、高ビニルSBR−低ビニルSBRブロック共重合ゴム、ポリイソプレン−SBRブロック共重合ゴム、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体等を挙げることができる。なかでも天然ゴム、ポリイソプレンゴム(IR)等が好ましい。
ビードフィラー用ゴム組成物は、亜鉛華をジエン系ゴム100質量部に対し2.0〜5.0質量部、より好ましくは3.0〜5.0質量部配合する。亜鉛華の配合量が2.0質量部未満であると、ビードフィラーの発熱性が大きくなり、タイヤ耐久性が悪化する。またカーカス層に隣接させると、カーカスコードと被覆ゴムとの接着性が低下する。亜鉛華の配合量が5.0質量部を超えると、耐亀裂成長性が悪化してタイヤ耐久性が低下する。
またビードフィラー用ゴム組成物は、好ましくは脂肪酸をジエン系ゴム100質量部に対し0.5〜2.0質量部、より好ましくは0.8〜1.6質量部配合するとよい。脂肪酸の配合量が0.5質量部以上にすることにより、発熱性を小さくしてタイヤ耐久性を向上することができる。また脂肪酸の配合量を2.0質量部以下にすることにより、カーカスコードと被覆ゴムとの接着性を確保しタイヤ耐久性を維持することができる。ここで脂肪酸とは、タイヤ用ゴム組成物に使用される一般的な脂肪酸であればよく、例えばステアリン酸、ラウリン酸、リシノール酸、パルチミン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、ラウリル酸等を例示することができる。なかでもステアリン酸、オレイン酸、ラウリル酸が好ましい。
ビードフィラー用ゴム組成物において、ジエン系ゴム100質量部に対する架橋剤由来の硫黄の正味の含有量をMSB質量部とするとき、硫黄の正味の含有量MSBは、好ましくはジエン系ゴム100質量部に対し1.0〜4.0質量部、より好ましくは1.5〜3.0であるとよい。硫黄の正味の含有量MSBが1.0質量部未満であると、硬度が低下し、タイヤ耐久性が低下する。また硫黄の配合量MSBが4.0質量部を超えると、耐熱老化性が低下し、タイヤ耐久性が低下する。本明細書において、ゴム組成物中の架橋剤由来の硫黄の正味の含有量とは、硫黄を主成分とする架橋剤の配合により含有される硫黄の正味の量であり、架橋剤中のオイル成分や分散剤は含まない。また加硫促進剤やシランカップリング剤のなかには硫黄を含むものもあるが、硫黄の正味の含有量MSBおよびMSCは、架橋剤以外の配合剤中の硫黄を含まないようにする。
本発明で使用するビードフィラー用ゴム組成物は、好ましくは窒素吸着比表面積が30〜100m2/g、より好ましくは40〜90m2/gであるカーボンブラックを配合するとよい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が30m2/g未満であると、剛性が低下し、タイヤ耐久性が低下する。また、窒素吸着比表面積が100m2/gを超えると、加工性が悪化する。なおカーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K6217−2に準拠して、測定するものとする。
またカーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対し好ましくは35〜55質量部、より好ましくは40〜50質量部であるとよい。さらにカーボンブラックの配合量が35質量部未満であると、加工性が悪化する。カーボンブラックの配合量が55質量部を超えると、発熱性が悪化し、転がり抵抗性、タイヤ耐久性が低下する。
ビードフィラー用ゴム組成には、カーボンブラックを除く他の補強性充填剤を配合することができる。他の補強性充填剤としては、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等を例示することができる。なかでもシリカが好ましい。
ビードフィラー用ゴム組成物には、上述した配合剤以外に、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤ用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量にすることができる。ビードフィラー用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混練、混合することによって製造することができる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、カーカス層は、スチールコードからなるカーカスコードおよびこのカーカスコードを被覆するカーカスコード被覆用ゴム組成物からなる。カーカスコード被覆用ゴム組成物を構成するゴム組成物は、例えば天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、各種スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレンゴム、ブタジエン−イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン−イソプレンゴム、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体等を挙げることができる。なかでも天然ゴム、ポリイソプレンゴム(IR)等が好ましい。
カーカスコード被覆用ゴム組成物は、上述したゴム成分100質量部に対し、亜鉛華をMZC質量部配合する。亜鉛華の配合量MZCは、好ましくは7〜11質量部、より好ましくは7.5〜10.5質量部であるとよい。亜鉛華の配合量MZCが7質量部未満であると、カーカスコードおよび被覆ゴムの接着性が低下する虞、またカーカス層の発熱性が大きくなる虞がある。また亜鉛華の配合量MZCが11質量部を超えると、カーカス層の耐亀裂成長性が悪化する虞がある。
本発明において、上述したビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量を、ジエン系ゴム100質量部に対しMZB質量部とするとき、カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)およびビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)が3.0質量部以上7.0質量部以下にする。カーカスコード被覆用ゴムおよびビードフィラーの亜鉛華の配合量の差(MZC−MZB)は、好ましくは3.5〜6.5質量部であるとよい。カーカスコード被覆用ゴムおよびビードフィラーの亜鉛華の配合量の差(MZC−MZB)が3.0質量部未満であると、カーカスコードおよび被覆ゴムの接着性が低下し、タイヤ耐久性が低下する。また亜鉛華の配合量の差(MZC−MZB)が7.0質量部を超えると、カーカス層の耐亀裂成長性が悪化し、タイヤ耐久性が低下する。
カーカスコード被覆用ゴム組成物において、ゴム成分100質量部に対する架橋剤由来の硫黄の正味の含有量をMSC質量部とするとき、硫黄の正味の含有量MSCは、好ましくはゴム成分100質量部に対し4.0〜8.0質量部、より好ましくは4.5〜7.5であるとよい。硫黄の正味の含有量MSCが4.0質量部未満であると、スチールコードとの接着性が低下する。また硫黄の配合量MSCが8.0質量部を超えると、耐熱老化性が低下する。またカーカスコード被覆用ゴム組成物中の架橋剤由来の硫黄の正味の含有量MSCは、ビードフィラー用ゴム組成物中の架橋剤由来の硫黄の正味の含有量MSBと同して定義される。
本発明の空気入りタイヤにおいて、カーカスコード被覆用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(MSC)およびビードフィラー用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(MSB)の差(MSC−MSB)は、好ましくは1.0質量部以上5.0質量部以下、よりで好ましくは2.5質量部以上4.5質量部以下あるとよい。カーカスコード被覆用ゴムおよびビードフィラーの硫黄の正味の含有量の差(MSC−MSB)が1.0質量部未満であると、ビードフィラー用ゴム組成物の耐熱老化性の低下、および/またはカーカスコード被覆用ゴム組成物のスチールコードとの接着性の低下を招く虞がある。また硫黄の正味の含有量の差(MSC−MSB)が5.0質量を超えると、硫黄の移行によりビードフィラー用ゴム組成物の耐熱老化性の低下、および/またはカーカスコード被覆用ゴム組成物のスチールコードとの接着性の低下を招く虞がある。
本発明で使用するカーカスコード被覆用ゴム組成物は、好ましくは窒素吸着比表面積が30〜100m2/g、より好ましくは40〜90m2/gであるカーボンブラックを配合するとよい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積が30m2/g未満であると、剛性が低下し、タイヤ耐久性が低下する。また、窒素吸着比表面積が100m2/gを超えると、加工性が悪化する。
またカーボンブラックの配合量は、ゴム成分100質量部に対し好ましくは30〜
60質量部、より好ましくは40〜60質量部であるとよい。さらにカーボンブラックの配合量が40質量部未満であると、硬度が低下しゴムが動き易くなることで転がり抵抗性が大きくなり、タイヤ耐久性が低下する。カーボンブラックの配合量が60質量部を超えると、発熱性が悪化し、転がり抵抗性、タイヤ耐久性が低下する。
カーカスコード被覆用ゴム組成には、カーボンブラックを除く他の補強性充填剤を配合することができる。他の補強性充填剤としては、例えばシリカ、クレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等を例示することができる。なかでもシリカが好ましい。
カーカスコード被覆用ゴム組成物には、上述した配合剤以外に、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤ用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量にすることができる。カーカスコード被覆用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混練、混合することによって製造することができる。
本発明の空気入りタイヤは、ビードフィラー用ゴム組成物がブタジエンゴム5〜50質量部を含有し、ビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)を2.0〜5.0質量部、かつカーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)との差(MZC−MZB)を3.0質量部以上7.0質量部以下にしたので、カーカス層におけるスチールコードと被覆ゴムとの接着性を維持・向上させ、長期に渡り優れたレベルにするとともに、タイヤ耐久性を改良することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示す8種類のビードフィラー用ゴム組成物(実施例B1〜B4、比較例B1〜B4)および表2に示す3種類のカーカスコード被覆用ゴム組成物(配合例C1〜C3)を調製した。調製方法は、1.7Lの密閉式バンバリーミキサーに架橋剤および加硫促進剤を除く残りの成分を投入し5分間混練し、マスターバッチとして放出し室温冷却させた。このマスターバッチを1.7Lの密閉式バンバリーミキサーに戻し架橋剤および加硫促進剤を加えて混合することにより、ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物を調製した。
得られた11種類のゴム組成物を所定の金型中で、148℃で45分間プレス加硫することにより各ゴム組成物からなる試験片を作製した。得られた試験片のtanδ(60℃)および耐亀裂成長性を、以下の方法で評価した。またカーカスコード被覆用ゴム組成物について、ワイヤ引抜き力を以下の方法で評価した。
tanδ(60℃)
得られた試験片の動的粘弾性を、レオメトリックス社製RDA−IIを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hzで測定し、雰囲気温度60℃におけるtanδを測定した。得られた結果は、表1では比較例B1の値を100とする指数、表2では配合例C1の値を100とする指数にして、表1,2の「tanδ(60℃)」の欄に示した。この値が小さいほどtanδ(60℃)が小さく、タイヤにしたとき発熱性が小さく燃費性能が優れることを意味する。
耐亀裂成長性
得られた試験片の耐亀裂成長性をJIS K6260に準拠しデマッチャ屈曲試験機により温度20℃で測定した。ストローク57mm、速度300±10rpmの条件で、屈曲回数10万回後の亀裂成長[単位mm]を測定した。得られた結果は、表1では比較例B1の逆数を100とする指数、表2では配合例C1の逆数を100とする指数にして、表1,2の「耐亀裂成長性」の欄に示した。この指数が大きいほど亀裂成長が小さく、耐亀裂成長性が優れることを意味する。
ワイヤ引抜き力
複数本のスチールコードを13mm間隔で互いに平行に並べ、これを未加硫のカーカスコード被覆用ゴム組成物に埋め込み、170℃で15分間加硫して、埋込試験片を作成した。埋込試験片を使用してJIS L1017に準拠して引抜き試験を行い、スチールコードを引抜くときの力を測定した。得られた結果は、配合例C1の値を100とする指数として表2の「ワイヤ引抜き力」の欄に示した。この指数が大きいほどスチールコードに対する接着力が大きいことを意味する。
得られたビードフィラー用ゴム組成物でアッパービードフィラー、カーカスコード被覆用ゴム組成物でカーカス層の被覆ゴムを構成し、10種類(実施例1〜4、比較例1〜6)の空気入りタイヤ(タイヤサイズ11R22.5)を加硫した。得られた空気入りタイヤのタイヤ耐久性を後述する方法で評価した。また得られた空気入りタイヤのアッパービードフィラーおよび隣接するカーカス層をタイヤカットサンプルとして切り出した。このタイヤカットサンプルを温度80℃、湿度96%の条件で8週間の湿熱試験を行い、湿熱試験後のビードフィラー/カーカス層間の耐剥離性を以下の方法で評価した。
ビードフィラーおよびカーカス層の耐剥離性
湿熱試験後のタイヤカットサンプルについて、ビードフィラーとカーカス層とを引き剥がすときの剥離力を測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表3の「耐剥離性」の欄に示した。この指数が大きいほど、ビードフィラーおよびカーカス層の接着性が高く優れることを意味する。
タイヤ耐久性
得られた空気入りタイヤをJATMA標準リムに取り付け、酸素67.5%、空気22.5%をタイヤ内圧で850kPaに充填した。このタイヤをJIS D4230に準拠する室内ドラム試験機(ドラム径1707mm)にかけて、荷重を標準荷重の170%、速度40km/h、温度30℃で、故障が起きるまで走行させ、走行距離を求めた。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数にして表3の「タイヤ耐久性」の欄に示した。この指数が大きいほど、故障が起きるまでの走行距離が長く、タイヤ耐久性が優れることを意味する。
Figure 0006828298
Figure 0006828298
なお、表1、2において使用した原材料の種類を下記に示す。
・NR:天然ゴム、TSR20
・BR:ブタジエンゴム、日本合成ゴム社製Nipol BR1220
・カーボンブラック1:キャボットジャパン社製ショウブラックN330T、窒素吸着比表面積が79m2/g
・カーボンブラック2:東海カーボン社製シースト300、窒素吸着比表面積が78m2/g
・プロセスオイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
・亜鉛華:正同化学社製酸化亜鉛3種
・ステアリン酸:NOFコーポレーション社製ステアリン酸YR
・老化防止剤:Solutia Europe社製Santoflex 6PPD
・架橋剤1:軽井沢製錬所製「油処理イオウ」、硫黄含有量が95質量%
・架橋剤2:四国化成工業製「ミュークロン OT−20」、硫黄含有量が80質量%
・加硫促進剤1:大内新興化学社製ノクセラーNS
・加硫促進剤2:大内新興化学社製ノクセラーDZ
・コバルト塩:DIC CORPORATION社製DICNATE NBC−2
表1から明らかなように実施例B1〜B4のビードフィラー用ゴム組成物は、低発熱性(60℃のtanδ)および耐亀裂成長性を維持、向上することが確認された。
表1から明らかなように、比較例B2のビードフィラー用ゴム組成物は、亜鉛華の配合量(MZB)が5質量部を超えるので、耐亀裂成長性が低下する。
比較例B3のビードフィラー用ゴム組成物は、亜鉛華の配合量(MZB)が2質量部未満であるので、発熱性(60℃のtanδ)が大きくなる。
比較例B4のビードフィラー用ゴム組成物は、ブタジエンゴムの含有量が50質量部を超えるので、耐亀裂成長性が低下する。
表2から明らかなように、カーカスコード被覆用ゴム組成物の亜鉛華の配合量(MZC)の増減は、低発熱性(60℃のtanδ)、ワイヤ引抜き力および耐亀裂成長性に影響を及ぼす。
Figure 0006828298
表3から明らかなように実施例1〜4の空気入りタイヤは、ビードフィラー/カーカス層の耐剥離性およびタイヤ耐久性に優れることが確認された。
比較例2の空気入りタイヤは、ビードフィラー用ゴム組成物の亜鉛華の配合量が5質量部を超えるので、ビードフィラーの耐亀裂成長性が悪化し、タイヤ耐久性が悪化する。
比較例3の空気入りタイヤは、ビードフィラー用ゴム組成物の亜鉛華の配合量が2質量部未満であるので、ビードフィラーの発熱性が大きくなり、ビードフィラー/カーカス層の耐剥離性およびタイヤ耐久性が悪化する。
比較例4の空気入りタイヤは、ビードフィラー用ゴム組成物のブタジエンゴムの含有量が50質量部を超えるので、ビードフィラーの耐亀裂成長性が悪化し、タイヤ耐久性が悪化する。
比較例5の空気入りタイヤは、カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)およびビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)が7.0質量部を超えるので、タイヤ耐久性が悪化する。
比較例6の空気入りタイヤは、カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)およびビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)が3.0質量部未満であるので、ビードフィラー/カーカス層の耐剥離性およびタイヤ耐久性が悪化する。
1 ビード部
2 ビードコア
3 ビードフィラー
4 アッパービードフィラー
5 ロウアービードフィラー
6 カーカス層
6e ターンナップエッジ

Claims (4)

  1. ビードフィラーおよび該ビードフィラーに隣接するカーカス層を有する空気入りタイヤであって、前記ビードフィラーが、ブタジエンゴムを5質量部以上50質量部未満含むジエン系ゴム100質量部に、亜鉛華を2.0〜5.0質量部配合したビードフィラー用ゴム組成物により構成され、前記カーカス層が、スチールコードからなるカーカスコードおよびカーカスコード被覆用ゴム組成物からなり、該カーカスコード被覆用ゴム組成物がそのゴム成分100質量部に対し亜鉛華をMZC質量部配合し、前記ビードフィラー用ゴム組成物が前記ジエン系ゴム100質量部に対する前記亜鉛華の配合量をMZB質量部とするとき、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)および前記ビードフィラー用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZB)の差(MZC−MZB)が3.0質量部以上7.0質量部以下であり、前記ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物が、それぞれ架橋剤由来の硫黄を含有し、前記ビードフィラー用ゴム組成物中、前記ジエン系ゴム100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をM SB 質量部、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中、前記ゴム成分100質量部に対する前記硫黄の正味の含有量をM SC 質量部とするとき、前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(M SC )および前記ビードフィラー用ゴム組成物中の硫黄の正味の含有量(M SB )の差(M SC −M SB )が1.0質量部以上5.0質量部以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記カーカスコード被覆用ゴム組成物中の亜鉛華の配合量(MZC)が、そのゴム成分100質量部に対し7.0〜11.0質量部であることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ビードフィラー用ゴム組成物が、前記ジエン系ゴム100質量部に対し、脂肪酸を0.5〜2.0質量部配合したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ビードフィラー用ゴム組成物およびカーカスコード被覆用ゴム組成物が、それぞれカーボンブラックを含有し、該カーボンブラックの窒素吸着比表面積が30〜100m2/gであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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