JP2009269287A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、払拭部材に付着した高粘度インク等の汚染物質を安定して払拭することができる液滴吐出装置を得る。
【解決手段】インクジェット記録ヘッド20にカム面74を設け、インクジェット記録ヘッド20の水平移動により、カム面74を介してアクチュエータ50を押圧し、傾倒させてブラケット54を下方へ移動させる。また、カム面74を通過させアクチュエータ50の押圧状態を解除しアクチュエータ50を起立させて、ブラケット54を上方へ移動させる。つまり、ワイパユニット40は自己の駆動源を有しておらず、インクジェット記録ヘッド20の水平移動する力を利用してスクレーパ48を移動させる。そして、インクジェット記録ヘッド20の1回の通過に対して、スクレーパ48が複数回往復移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)のノズルからインク滴を吐出して記録用紙に画像を記録するインクジェット記録装置(液滴吐出装置)は、従来から知られている。このようなインクジェット記録装置には、インクジェット記録ヘッドのノズルからのインク吐出状態を良好に保つために、ノズル面に付着した残留(増粘)インクや異物(紙粉)等の汚染物質をワイパブレード(払拭部材)で払拭するクリーニング方法が多く用いられている。
しかし、更なる高画質化を行うために高粘度のインクを用いた場合、ノズル面をワイパブレードで払拭した後、該ワイパブレードに付着したインクが固着することがある。このようなワイパブレードでクリーニングを実行すると、ノズル面に悪影響を及ぼし、画質劣化等の問題が発生する。このため、従来では、ワイパブレードを硬質部材に接触させて該ワイパブレードに付着したインクを掻き取ったり、ワイパブレードを吸収部材に接触させて該インクを除去させたりすることが一般的であった。
例えば、特許文献1は、インクジェット記録ヘッドのメンテナンスを行うためのキャップに清掃部材であるブレードクリーナを設け、ワイパブレードを上下移動させて、ブレードクリーナに接触させ、ワイパブレードのクリーニングを行うというものである。
また、特許文献2は、ブレードクリーナの先端に、回転可能な金属製又は剛質製のコロを設け、ワイパブレードのクリーニング時に該コロをワイパブレードに接触させ、この状態でワイパブレードを上下移動させて、ワイパブレードのクリーニングを行うというものである。
さらに、特許文献3は、ワイパブレードを上下移動させ、ブレードクリーナに接触させて、ワイパブレードのクリーニングを行うというものである。
特許第3603305号公報 特開2005−144912号公報 特開2006−218715号公報
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成で、払拭部材に付着した高粘度インク等の汚染物質を安定して払拭することができる液滴吐出装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、液滴吐出装置において、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭部材と、前記払拭部材の払拭面に接触して、前記払拭面に付着した汚染物質を除去する清掃部材と、前記液滴吐出ヘッドと前記清掃部材が水平方向へ相対移動する力を利用して、前記清掃部材を前記払拭部材の払拭面に沿って移動させる移動手段と、を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記移動手段が、前記液滴吐出ヘッドと相対移動する保持体に設けられ、前記清掃部材を上下移動可能に支持する駆動部材と、前記駆動部材を上方へ向かって付勢する付勢手段と、前記液滴吐出ヘッドに設けられ、該液滴吐出ヘッドと前記清掃部材が水平方向へ相対移動したとき前記駆動部材を押圧可能なカム部材と、を含んで構成された。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の液滴吐出装置において、前記駆動部材が、前記清掃部材が取付けられ、前記付勢手段の付勢力によって上方へ移動する取付部と、前記保持体に回動可能に支持され、前記カム部材によって押圧されると傾倒して取付部を押圧する被押圧片と、を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の液滴吐出装置において、前記被押圧片に設けられ、被押圧片が押圧されると係止され、係止された状態で被押圧片が押圧されると係止された状態が解除される被係止部を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項5に記載の液滴吐出装置において、前記カム部材が、前記液滴吐出ヘッドのノズル面よりも上方にある突出部である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の液滴吐出装置において、前記突出部が、前記液滴吐出ヘッドの側壁に液滴吐出ヘッドと前記清掃部材の相対移動方向に沿って設けられ、前記被押圧片を押圧する押圧部と、前記被押圧片の押圧状態を解除する押圧解除部と、を含んで構成された。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の液滴吐出装置において、前記押圧解除部によって前記被押圧片の押圧状態が解除された後に、該被押圧片を再押圧する少なくとも1つの再押圧部を有する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドと前記清掃部材の相対移動速度は、前記押圧解除部によって前記被押圧片の押圧状態が解除された後に該被押圧片を再押圧するまでの区間の方が、前記押圧部で前記被押圧片が押圧されている区間よりも遅くしている。
請求項1に記載の発明によれば、清掃部材を移動させるための専用の駆動手段を設ける必要がない。
請求項2に記載の発明によれば、カム部材によって清掃部材を下方へ移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、駆動部材の傾倒によって、清掃部材が下方へ移動する。
請求項4に記載の発明によれば、押圧によって被押圧片が傾倒した状態が維持され、この状態で押圧すると被押圧片が傾倒した状態が解除される。
請求項5に記載の発明によれば、液滴が吐出される記録媒体の搬送時に突出部が邪魔にならない。
請求項6に記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの1回の移動に対して、清掃部材を払拭部材の払拭面に沿って上下移動(往復移動)させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの1回の移動に対して、清掃部材を複数回上下移動させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、液滴吐出ヘッドの移動速度を一定にした場合と比較して、液滴吐出装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1には、本発明に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置10の概略構成が示されている。したがって、以下において、液滴吐出装置を構成する液滴吐出ヘッドをインクジェット記録ヘッド20として説明をする。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録ヘッド20によって画像が記録される記録用紙Pが収容される給紙トレイ12と、この給紙トレイ12から供給された記録用紙Pに画像を記録する画像記録部14と、画像記録部14と対面し記録用紙Pを搬送する搬送装置16と、画像記録部14によって画像が記録された記録用紙Pを収容する排紙トレイ18と、を有している。
給紙トレイ12中の記録用紙Pは、ピックアップローラ24によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラ対25によって画像記録部14へ搬送される構成となっている。
画像記録部14は、インクジェット記録ヘッド20を有しており、このインクジェット記録ヘッド20は、記録用紙Pの搬送方向に対して、その上流側からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に並設されている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、サーマル方式や圧電方式等の公知の手段によって、インク滴が吐出されるように構成されている。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクが使用可能であり、インクジェット記録装置10には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにインクを供給するインクタンク22Y、22M、22C、22Kが配設されている。
また、インクジェット記録ヘッド20は、複数のノズルが形成されたノズル面21(図2(A)参照)を有している。このノズル面21は、インクジェット記録装置10での画像記録が想定される記録用紙Pの最大幅と同程度か、又はそれ以上の記録可能領域を有している。つまり、このインクジェット記録ヘッド20は、シングルパス印字が可能な所謂Full Width Array(FWA)となっている。
一方、搬送装置16は、記録用紙Pの印刷面をインクジェット記録ヘッド20に対面させるための搬送ベルト30を有している。この搬送ベルト30は、用紙搬送方向下流側に配置された駆動ローラ26と、用紙搬送方向上流側に配置された従動ローラ28とに張架されて、図示の矢印A方向(反時計方向)に循環駆動(回転)するように構成されている。
また、従動ローラ28の上部には、搬送ベルト30の表面側から、その搬送ベルト30に従動する帯電ローラ32が配設されている。この帯電ローラ32によって搬送ベルト30が帯電される(電荷が与えられる)ことにより、記録用紙Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される。
なお、搬送ベルト30は、記録用紙Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録用紙Pとの摩擦により、或いは記録用紙Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下方には、反転部34が設けられており、両面印刷するときには、複数の搬送ローラ対36により、記録用紙Pが搬送されて、再度インクジェット記録ヘッド20へ供給されるようになっている。さらに、搬送ベルト30の用紙搬送方向下流側には、複数の搬送ローラ対38が配設されており、片面印刷又は両面印刷された記録用紙Pを排紙トレイ18へ案内する。
なお、図示しないが、このインクジェット記録装置10には、画像信号に応じてインク滴の吐出タイミングと使用するノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加するインクジェット記録ヘッド20の制御手段と、インクジェット記録装置10全体の動作を制御するシステム制御手段が備えられている。
ここで、本実施形態に係るインクジェット記録装置10の要旨について説明する。
(第1実施形態)
図2(A)に示すように、インクジェット記録ヘッド20は、メンテナンス時などにおいて、記録用紙Pの搬送方向と直交する幅方向(矢印A方向)へ移動可能となっている。インクジェット記録ヘッド20の移動軌跡上には、各色のインクジェット記録ヘッド20に対応して、ワイパユニット40が設けられており、該ワイパユニット40にはワイパブレード(払拭部材)42が配設されている(後述する)。
インクジェット記録装置には、インクジェット記録ヘッド20のノズルからのインク吐出状態を良好に保つため、ノズル面21に付着した残留(増粘)インク78や異物(紙粉)等の汚染物質を除去する必要がある。このため、図2(A)〜(D)に示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21がワイパブレード42に接触することでノズル面21が摺擦され、ノズル面21の汚染物質が払拭される。
ここで、ワイパユニット40について説明する。
図2(A)及び図3に示すように、ワイパユニット40は略正方形状の箱形のホルダー(保持体)44を備えており、該ホルダー44は、インクジェット記録装置10内に設けられた図示しない支持部材に固定される。
また、ワイパユニット40は、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21を払拭するワイパブレード42と、該ワイパブレード42の払拭面42Aを払拭するスクレーパ(清掃部材)48と、該スクレーパ48を上下移動させるアクチュエータ(被押圧片)50と、をホルダー44内に備えている。
ワイパブレード42、スクレーパ48及びアクチュエータ50は、インクジェット記録ヘッド20の移動方向に沿って、ホルダー44の上流側(前壁44A側)から中央部に掛けて配置されており、ホルダー44の中央部から下流側(後壁44B側)には空間部46が設けられている。
ホルダー44の中央部には、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21の幅寸法よりも若干大きく、側面視にて略U字状に形成された湾曲片52が固定されている。この湾曲片52はホルダー44の上下方向に沿って延出しており、湾曲片52の一端部(ホルダー44の中央部側)はホルダー44の周壁よりも高くなっている。この湾曲片52の一端部の内面側に、湾曲片52と略同一の幅を有するワイパブレード42が保持されている。
ワイパブレード42は、ゴム等の板状弾性部材で構成されており、ワイパブレード42の長さは、図2(B)に示すように、側面視にてインクジェット記録ヘッド20のノズル面21の高さよりも若干高くなるようにしている。
したがって、払拭動作(いわゆるワイピング動作)の際には、インクジェット記録ヘッド20が、記録用紙Pの幅方向(矢印A方向)へ移動することによって、ワイパブレード42で、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21が所定の圧力(ノズル面21の撥水処理膜にダメージを与えない程度の圧力)で摺接(払拭)される構成となっており、これによって、ノズル面21を良好に払拭できるようにしている(図2(C)参照)。
一方、湾曲片52の他端部側には、略直方体状のブラケット(取付部)54が設けられており、湾曲片52の他端部の延出方向(ホルダー44の上下方向)に沿って移動可能となるようにしている。
このブラケット54の長手方向の両端部に位置する側壁54Aからはガイドピン56が突出しており、ホルダー44の側壁44Cに形成されたガイド溝58内を移動可能としている。このガイドピン56及びガイド溝58を介してブラケット54がホルダー44の上下方向に沿って移動する(図4(A)〜(C)参照)。
また、ブラケット54の湾曲片52側の角部からは、ワイパブレード42側へ向かって取付片60が延出している。この取付片60に、ワイパブレード42と略同一の板状弾性部材(必ずしも同一の材料である必要はない)で構成されたスクレーパ48を取付けており、スクレーパ48の角部をワイパブレード42の払拭面42Aに接触させている。
ここで、スクレーパ48によるインク78の掻き取り効果を得るため、スクレーパ48とワイパブレード42によって構成される角度θを、0<θ<90°とするが、0<θ<45°とした方がより好ましい。また、スクレーパ48はワイパブレード42の幅寸法よりも若干幅広となるようにしており、ワイパブレード42の払拭面42Aの全面にスクレーパ48を確実に接触させるようにする。
また、ブラケット54の下面中央には、スプリング(付勢手段)62の一端部が装着されており、スプリング62の他端部は、ホルダー44の底面に設けられた台座64に装着され、ブラケット54を上方へ向かって付勢している。このブラケット54を押圧していくと、所定位置において取付片60が湾曲片52の他端部に当たり(図4(B)参照)、ブラケット54は下方への移動が規制される。
また、図4(A)に示すスプリング62の自然状態では、スクレーパ48の角部は、ワイパブレード42の先端角部よりも若干高くなるようにしている。つまり、該スクレーパ48によってワイパブレード42の払拭面42Aの先端部まで確実に払拭され、ワイパブレード42の先端角部において、インクの清掃(払拭)残しがないようにしている。
一方、図3及び図4(A)に示すように、ホルダー44には、ブラケット54を間に置いて、湾曲片52の反対側に、アクチュエータ50が配置されている。このアクチュエータ50は、ブラケット54の外壁を覆う板状の周壁47と該周壁47の両端部に設けられた側壁(被押圧片)49とで構成されており、該側壁49はホルダー44の前壁44A側に設けられた軸部66に回転可能に支持され、アクチュエータ50を回転可能としている((図4(A)、(B)参照)。
また、アクチュエータ50の側壁49は、周壁47よりも高くなっており、側壁49の上部は側面視にて略三角形状を成し、その頂部49Aはワイパブレード42よりも高くなっている。さらに、アクチュエータ50の側壁49には、ブラケット54に設けられたガイドピン56に接触する接触部49Bが設けられている。
図2(A)及び図4(A)に示すように、スプリング62の自然状態において、スプリング62の付勢力の作用線Pとアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aの位置がずれているため、アクチュエータ50が軸部66を中心に回転(傾倒)することで、図4(A)、(B)に示すように、アクチュエータ50の接触部49B及びガイドピン56を介して、ブラケット54がホルダー44のガイド溝58に沿ってスプリング62の付勢力の抗する方向(下方向)へ移動する。
これにより、ブラケット54と一体に設けられたスクレーパ48が下方へ移動する。スクレーパ48はワイパブレード42の払拭面42Aに接触しているため、該スクレーパ48が下方へ移動すると、ワイパブレード42の払拭面42Aはスクレーパ48によって払拭される。
また、図4(C)に示すように、アクチュエータ50を回転させる力を解除すると、スプリング62の付勢力によってアクチュエータ50は軸部66を中心に回転(起立)して元の状態に戻るが、このとき、ブラケット54は上方へ移動する。これにより、スクレーパ48は、ワイパブレード42の払拭面42Aに沿って上方へ移動し、ワイパブレード42の払拭面42Aはスクレーパ48によって再度払拭される。
一方、ホルダー44の底面は、略四角錐状を成しており、底面の中央側が低くなるようにしている。図3に示すように、ホルダー44には廃液管70が設けられており、ホルダー44底部中央(廃液管70の上部)には図示していないが廃液口が設けられている。この廃液管70の先端部に、図示しない吸引ポンプが連結される。
ホルダー44(前壁44A、後壁44B側共)に設けられた空間部46内には、ノズル面21を払拭した際にワイパブレード42に付着したインクや、ワイパブレード42を払拭した際にスクレーパ48に付着したインクが落下して貯留される。このため、吸引ポンプによって廃液管70及び廃液口を介してホルダー44(前壁44A、後壁44B側共)の空間部46内のインクを吸引する。
ところで、図2(A)及び図5に示すように、本実施形態では、固定ネジ73によって、インクジェット記録ヘッド20の両側壁に長方形状のカム板(カム手段)72を固定している。なお、ここでは、固定ネジ73によってカム板72をインクジェット記録ヘッド20の側壁に固定させたが、接着剤などによってカム板72をインクジェット記録ヘッド20の側壁に固定しても良い。
このカム板72はインクジェット記録ヘッド20の長さよりも長く形成されており、メンテナンス時においてインクジェット記録ヘッド20が移動する移動方向の後端面20Bからカム板72の一部が張り出した状態となっている。
また、カム板72の下端部には、インクジェット記録ヘッド20の外側へ向かって略水平に折曲げられた平板状のカム面(突出部)74が設けられている。このカム面74の、インクジェット記録ヘッド20の移動方向の先端面20A側の端部には、上方へ向かって延びる緩やかな曲面部76が形成されている。
なお、ここでは、カム板72の下端部を折曲げてカム面74を形成したが、インクジェット記録ヘッド20の側壁にカム面74を直接固定しても良いし、該カム面74をインクジェット記録ヘッド20の側壁と一体に形成しても良い。
一方、記録用紙Pの幅方向へ移動するインクジェット記録ヘッド20の移動軌跡上には、前述したように、ワイパユニット40が設けられているが、このワイパユニット40のアクチュエータ50の側壁49が、インクジェット記録ヘッド20に固定されたカム板72のカム面74と対面可能となるようにワイパユニット40は配置される。
また、図2(A)に示すように、カム面74の高さはアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aよりも低くなっており、カム面74が通過すると、図2(B)に示すように、アクチュエータ50はカム面74によって押圧され、軸部66を中心に回転(傾倒)する。
以上のような構成のインクジェット記録装置において、次にその作用について説明する。
図1に示すように、給紙トレイ12に収容された記録用紙Pは、ピックアップローラ24によって、搬送ローラ対25へ給紙され、搬送ベルト30上へ供給される。そして、搬送ベルト30に吸着保持された記録用紙Pは、インクジェット記録ヘッド20の記録位置へ供給され、画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録用紙Pは搬送ベルト30から剥離され、搬送ローラ対38によって排紙トレイ18へ搬送される。
一方、インクジェット記録ヘッド20のメンテナンスの際には、記録用紙Pの搬送方向と直交する方向(幅方向)へインクジェット記録ヘッド20が移動する。
インクジェット記録ヘッド20の移動軌跡上には、図2(A)に示すように、ワイパユニット40が配置されているが、スプリング62の自然状態では、スクレーパ48はワイパブレード42の先端部に当たっている。
そして、インクジェット記録ヘッド20の側壁に固定されたカム板72のカム面74の移動軌跡上には、アクチュエータ50の側壁49が配置されているため、インクジェット記録ヘッド20の移動によってアクチュエータ50が押圧される。
具体的には、カム面74の曲面部76が、まずアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aに当たる。これにより、アクチュエータ50は押圧され、ホルダー44の軸部66を中心に矢印B方向へ回転して徐々に傾倒する。
図2(B)及び図4(B)に示すように、アクチュエータ50が傾倒すると、アクチュエータ50の接触部49Bがガイドピン56を介して、ブラケット54を押圧することになるが、アクチュエータ50に作用する押圧力はスプリング62の作用線P上に作用することとなる。
このとき、ガイドピン56を介してブラケット54がスプリング62の付勢力に抗して下方へ移動し、ブラケット54の取付片60に取付けられたスクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って下方へ移動する。これにより、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aを払拭すると共に、ワイパブレード42の払拭面42Aの上部が露出する。
この状態で、図2(C)に示すように、インクジェット記録ヘッド20のノズル面21がワイパブレード42の先端部を摺擦(払拭)することで、該ノズル面21が払拭される。つまり、ワイパブレード42の払拭面42Aにはインク78が付着する。
そして、図2(D)に示すように、インクジェット記録ヘッド20のカム面74がアクチュエータ50の頂部49Aを通過すると、アクチュエータ50は、スプリング62の付勢力によって、ブラケット54のガイドピン56を介して軸部66を中心に矢印B方向の反対方向へ回転し起立する。
このとき、ブラケット54が上方へ移動し、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って上方へ移動する。このため、ワイパブレード42の払拭面42Aに付着したインク78が払拭される。つまり、ワイパブレード42の払拭面42Aからスクレーパ48の表面へインク78が移動する。このように、ワイパブレード42又はスクレーパ48によって払拭されたインク78は下方へ移動し、ホルダー44の底面へ落下する。
ここで、ワイパブレード42はインクジェット記録ヘッド20のノズル面21が通過している間は、スクレーパ48が下方へ配置された状態となるようにする。このため、インクジェット記録ヘッド20の後端面20Bから張り出すカム板72の張り出し量は、少なくともアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aとワイパブレード42の離間距離分必要となる。
以上のように、インクジェット記録ヘッド20にカム面74を設け、インクジェット記録ヘッド20の水平移動により、カム面74を介してアクチュエータ50を押圧し、傾倒させてブラケット54を下方へ移動させる。また、カム面74を通過させアクチュエータ50の押圧状態を解除しアクチュエータ50を起立させて、ブラケット54を上方へ移動させる。
つまり、ブラケット54に取付られたスクレーパ48は、インクジェット記録ヘッド20の水平移動によって、ワイパブレード42の払拭面42Aに接触した状態で払拭面42Aに沿って下方及び上方へ移動する。
このように、本発明のワイパユニット40は自己の駆動源を有しておらず、インクジェット記録ヘッド20が水平移動する力を利用してスクレーパ48を移動させる。そして、ここでは、インクジェット記録ヘッド20の1回の通過に対して、スクレーパ48が1回往復移動する。
また、ここでは、ワイパブレード42の払拭面42Aに接触させた状態でスクレーパ48を上下移動させるだけなので、ワイパブレード42に対してスクレーパ48を接離させる場合と比較して、スクレーパ48がワイパブレード42を押圧する押圧力のバラツキが小さく、ワイパブレード42に付着した高粘度インク等の汚染物質を安定して払拭できる。
さらに、ワイパブレード42に対してスクレーパ48を移動させるだけであるため、ワイパブレード42とスクレーパ48を独立させそれぞれ移動させる場合と比較して、ワイパブレード42とスクレーパ48の相対位置のズレが少ない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るインクジェット記録ヘッドについて説明を行う。なお、第1実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
図6に示すように、インクジェット記録ヘッド20の両側壁に固定されたカム板80の長さを、図5に示すカム板72よりも長くして、インクジェット記録ヘッド20の後端面20Bからの張り出し量を大きくする。
インクジェット記録ヘッド20の後端面20Bから張り出す張出し部82には、カム面74とは別にカム面(再押圧カム部)84を設けており、カム面74とカム面84の間には、互いを分断する押圧解除部88を設ける。
ここで、カム面84のカム面74側の端部には、カム面74と同様、上方へ向かって延びる緩やかな曲面部90を形成する。
図7(A)に示すように、インクジェット記録ヘッド20の移動(矢印A方向)によって、カム面74がアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aに当たると、アクチュエータ50が押圧され、ホルダー44の軸部66を中心に矢印B方向へ回転して傾倒する(図7(B)参照)。
これにより、アクチュエータ50の接触部49Bがガイドピン56を介して、ブラケット54を下方へ移動させ、スクレーパ48をワイパブレード42の払拭面42Aに沿って下方へ移動させて、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aを払拭すると共に、ワイパブレード42の払拭面42Aの上部が露出する。
図7(C)、(D)に示すように、アクチュエータ50の側壁49の頂部49Aをカム面74が通過すると、押圧解除部88となるが、この押圧解除部88では、アクチュエータ50の頂部49Aを押圧する押圧力が解除される。
このため、アクチュエータ50は、スプリング62の付勢力によって、ブラケット54のガイドピン56を介して軸部66を中心に矢印B方向と反対方向へ回転し起立する。このとき、ブラケット54が上方へ移動し、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って上方へ移動して、ワイパブレード42の払拭面42Aに付着したインク78が払拭される。
次に、図7(E)に示すように、インクジェット記録ヘッド20のカム板80のカム面84がアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aに当たることで、アクチュエータ50は押圧され、軸部66を中心に傾倒し、アクチュエータ50の接触部49Bがガイドピン56を介して、ブラケット54が下方へ移動する。
これにより、ブラケット54の取付片60に取付けられたスクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って下方へ移動し、ワイパブレード42の払拭面42Aが再払拭される。
そして、図7(F)に示すように、インクジェット記録ヘッド20のカム面84がアクチュエータ50の頂部49Aを通過すると、アクチュエータ50は軸部66を中心に起立し、ブラケット54が上方へ移動して、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って上方へ移動し、ワイパブレード42の払拭面42Aが払拭される。
このように、カム面74以外にカム面84を設け、カム面74とカム面84の間に押圧解除部88を設けることで、インクジェット記録ヘッド20の1回の移動(通過)によって、スクレーパ48がワイパブレード42の払拭面42Aに沿って2往復する。このスクレーパ48の上下移動(往復移動)をn回実施するには、カム板80の張出し部82において、n−1の押圧解除部88を設ければよい。
ここで、インクジェット記録ヘッド20の押圧解除部88がアクチュエータ50を通過してカム面84が到達するまでのインクジェット記録ヘッド20の移動速度を、カム面74、84がアクチュエータ50を通過しているときの移動速度よりも遅くしている。
図8(A)に示すように、押圧解除部88がアクチュエータ50を通過することで、スクレーパ48側へ傾倒し下方へ移動したアクチュエータ50が上方へ移動し元の位置(スプリング62の自然状態)に戻るが、カム面84がアクチュエータ50に到達すると、アクチュエータ50は再度スクレーパ48側へ傾倒し下方へ移動する。
つまり、押圧解除部88がアクチュエータ50を通過してからカム面84がアクチュエータ50に到達するまでの間に、アクチュエータ50を元の位置に戻さなければならず、アクチュエータ50を元の位置に戻すためには所定の時間を要することになる。この所定時間が押圧解除部88の移動時間ということになるため、この押圧解除部88が長くなると、その分、張出し部82も長くなり、インクジェット記録ヘッド20が大型化してしまう。
このため、押圧解除部88がアクチュエータ50を通過してカム面84が到達するまでのインクジェット記録ヘッド20の移動速度を、カム面84がアクチュエータ50を通過しているときの移動速度よりも遅くすることで、図8(B)に示すように、押圧解除部88の長さが短くなり(L1→L3)、インクジェット記録ヘッド20の移動速度を一定にした場合と比較して、インクジェット記録ヘッド20が小型化される(L2→L4)。
なお、ここでは、カム面74とカム面84の間を分断する押圧解除部88を設けたが、この押圧解除部88はアクチュエータ50への押圧力を解除することができれば良いため、これに限るものではない。
例えば、スプリング62の自然状態でアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aが当たらない高さに退避する退避部92(図9参照)を設け、下部を開口とする略コ字状に形成して、カム面74とカム面84を該退避部92で繋げるようにしても良い。但し、退避部92のカム面74側の角部は、略直角に形成するが、カム面84側の角部には曲面部90を設けた方がよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るインクジェット記録ヘッドについて説明を行う。なお、第1実施形態と略同一の内容については説明を省略する。
図10(A)に示すように、本実施形態では、ブラケット54に設けられたガイドピン56と一体に上下移動する長板状の係止片94を設け、該係止片94のスクレーパ48側の先端部には、円弧状に切り欠かれた係止部94Aを設ける。
一方、アクチュエータ50には、該係止部94Aに係止可能な凸部(被係止部)96を設ける。図10(B)に示すように、アクチュエータ50の側壁49の頂部49Aが押圧されると、接触部49B及びガイドピン56を介して、ブラケット54を下方へ移動させると共に、アクチュエータ50は軸部66を中心に傾倒するが、このとき、ブラケット54と一緒に係止片94も下方へ移動する。
この係止片94の係止部94Aが下方へ移動した状態で、該係止部94Aはアクチュエータ50の凸部96の移動軌跡上に配置され、係止部94Aに係止されるようにする。これにより、アクチュエータ50は傾倒した状態が維持される。つまり、ブラケット54が下方へ移動し、スクレーパ48が下方へ移動した状態が維持される。
次に、この状態からさらに、アクチュエータ50の側壁49の頂部49Aを押圧すると、ブラケット54が下方へ移動すると共に、アクチュエータ50がさらに傾倒する。これにより、図10(C)に示すように、凸部96が係止部94Aに係止された状態から係止解除され、スプリング62の付勢力によって、ガイドピン56及び接触部49Bを介してアクチュエータ50が元の状態に戻り、ブラケット54が上方へ移動すると共に、スクレーパ48が上方へ移動し、ワイパブレード42の払拭面42Aが払拭される。
ここで、図11に示すように、インクジェット記録ヘッド20の側壁からは、アクチュエータ50の側壁49の頂部49Aに当たる押圧ピン98及び押圧解除ピン100が張り出している。押圧ピン98(突出部)及び押圧解除ピン(突出部)100はインクジェット記録ヘッド20の移動方向に沿って配置され、押圧解除ピン100は押圧ピン98よりも下方に設けられている。
図12(A)、(B)に示すように、インクジェット記録ヘッド20の移動によって、押圧ピン98がアクチュエータ50に当たり、アクチュエータ50が押圧されることで、アクチュエータ50の凸部96が係止片94の係止部94Aに係止され、アクチュエータ50が下方位置で維持される(図12(C)参照)。
そして、図12(D)に示すように、アクチュエータ50が下方に配置された状態で、押圧解除ピン100がアクチュエータ50に当たり該アクチュエータ50を押圧する。これにより、凸部96が係止部94Aに係止された状態が解除され、アクチュエータ50は元の状態に戻る(図12(E)参照)。
このように、インクジェット記録ヘッド20の側壁に、アクチュエータ50を下方へ移動させたい箇所に押圧ピン98を設け、アクチュエータ50を元の位置に戻したい箇所に押圧解除ピン100を設けるだけで、図12(A)〜(H)に示すように、スクレーパ48を上下移動させることができる。
ここでは、インクジェット記録ヘッド20の移動方向に沿ってカム面74を設け、アクチュエータ50を押圧し続けるという必要が無い。
なお、ここでは、ブラケット54に係止片94を設けたが、ホルダー44に係止片94を設けても良い。また、アクチュエータ50の押圧によってアクチュエータ50が傾倒した状態が維持され、アクチュエータ50の再押圧によってこの傾倒した状態が解除されれば良いため、このような構成に限るものではない。例えば、ハート状のカムを用い、該カムをトレースするトレース部材を設けたラッチ機構を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、スプリング62の付勢力の作用線Pとアクチュエータ50の側壁49の頂部49Aの位置をずらし該アクチュエータ50を傾倒させるようにしたが、スプリング62の付勢力の作用線Pの延長線上に該頂部49Aを設けるようにしてアクチュエータを上下移動させるようにしても良い。この場合、アクチュエータ50の形状は本実施形態で説明した形状とは異なるが、適宜変更可能である。
また、ここでは、ワイパユニット40を固定し、インクジェット記録ヘッド20を水平移動させるようにしたが、インクジェット記録ヘッド20に対してワイパユニット40を水平動させる構成であっても良い。
一方、本発明に係るインクジェット記録装置10は、複写機、プリンター複合機、ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置等、記録用紙P上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されるものではなく、例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製等にも適用可能である。
すなわち、「記録媒体」は、記録用紙Pに限定されるものではなく、例えば、OHPシートや配線パターン等が形成される基板なども含まれる。そして、「画像」は、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、インク滴が記録媒体上に着弾されることで得られるドットのパターン(配線パターン)なども含まれる。
また、吐出する液体もインクに限定されるわけではない。例えば、溶融状態の半田を基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴吐出装置全般に対して、本発明に係るインクジェット記録装置10を適用することが可能である。
本実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 (A)〜(D)は、第1実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のワイパユニットを示す斜視図である。 (A)〜(C)は、第1実施形態に係る画像形成装置のワイパユニットの動作を説明する動作図である。 第1実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドを説明する概略斜視図である。 第2実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドを説明する概略斜視図である。 (A)〜(C)は、第2実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。 (D)〜(F)は、第2実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。 (B)は第2実施形態に係る画像形成装置のワイパユニットの作用を説明する説明図であり、(A)は(B)の比較例である。 第2実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドの変形例を説明する概略斜視図である。 (A)〜(C)は、第3実施形態に係る画像形成装置のワイパユニットの動作を説明する動作図である。 第3実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドの変形例を説明する概略斜視図である。 (A)〜(C)は、第3実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。 (D)〜(F)は、第3実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。 (G)〜(H)は、第3実施形態に係る画像形成装置のインクジェット記録ヘッドとワイパユニットの動作を説明する動作図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
40 ワイパユニット
42 ワイパブレード(払拭部材)
44 ホルダー(保持体)
48 スクレーパ(清掃部材)
50 アクチュエータ(被押圧片、駆動部材、移動手段)
54 ブラケット(取付部、駆動部材、移動手段)
62 スプリング(付勢手段、移動手段)
72 カム板(カム部材、移動手段)
74 カム面(押圧部、突出部、カム部材)
80 カム板(カム部材、移動手段)
84 カム面(押圧部、突出部、カム部材)
88 押圧解除部(突出部、カム部材)
92 退避部(押圧解除部、突出部、カム部材)
96 凸部(被係止部)
98 押圧ピン(押圧部、突出部、カム部材)
100 押圧解除ピン(押圧解除部、突出部、カム部材)

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭部材と、
    前記払拭部材の払拭面に接触して、前記払拭面に付着した汚染物質を除去する清掃部材と、
    前記液滴吐出ヘッドと前記清掃部材が水平方向へ相対移動する力を利用して、前記清掃部材を前記払拭部材の払拭面に沿って移動させる移動手段と、
    を有する液滴吐出装置。
  2. 前記移動手段が、
    前記液滴吐出ヘッドと相対移動する保持体に設けられ、前記清掃部材を上下移動可能に支持する駆動部材と、
    前記駆動部材を上方へ向かって付勢する付勢手段と、
    前記液滴吐出ヘッドに設けられ、該液滴吐出ヘッドと前記清掃部材が水平方向へ相対移動したとき前記駆動部材を押圧可能なカム部材と、
    を含んで構成された請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記駆動部材が、
    前記清掃部材が取付けられ、前記付勢手段の付勢力によって上方へ移動する取付部と、
    前記保持体に回動可能に支持され、前記カム部材によって押圧されると傾倒して取付部を押圧する被押圧片と、
    を有する請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記被押圧片に設けられ、被押圧片が押圧されると係止され、係止された状態で被押圧片が押圧されると係止された状態が解除される被係止部を有する請求項3に記載の液滴吐出装置。
  5. 前記カム部材が、前記液滴吐出ヘッドのノズル面よりも上方にある突出部である請求項2〜4の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記突出部が、
    前記液滴吐出ヘッドの側壁に液滴吐出ヘッドと前記清掃部材の相対移動方向に沿って設けられ、前記被押圧片を押圧する押圧部と、
    前記被押圧片の押圧状態を解除する押圧解除部と、
    を含んで構成された請求項5に記載の液滴吐出装置。
  7. 前記押圧解除部によって前記被押圧片の押圧状態が解除された後に、該被押圧片を再押圧する少なくとも1つの再押圧部を有する請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記液滴吐出ヘッドと前記清掃部材の相対移動速度は、前記押圧解除部によって前記被押圧片の押圧状態が解除された後に該被押圧片を再押圧するまでの区間の方が、前記押圧部で前記被押圧片が押圧されている区間よりも遅い請求項7に記載の液滴吐出装置。
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