JP2009268285A - 電動機の制御装置,制御方法およびエレベータ装置 - Google Patents

電動機の制御装置,制御方法およびエレベータ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電流検出器から出力される検出電流値のオフセット値を補償する際に、ヒステリシス特性による影響を補償して、誤差が生じないようにオフセット値を算出し、真の検出電流に基づく、精度の高い電動機制御装置を提供する。
【解決手段】オフセット補償部17は、インバータ3運転時に検出され得る補償検出電流値Iu´,Iw´の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段を備える。前記インバータ3の運転が停止する毎に、インバータ3停止前の最大振幅値の大きさおよび極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択すると共に、その選択された分割範囲に係る記憶領域にインバータ3停止後の検出電流値Iu,Iwを記憶し、その記憶された全記憶領域における検出電流値Iu,Iwの平均値をオフセット値として算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電動機を制御する電動機の制御装置,制御方法およびエレベータ装置に関し、特に電流検出器のオフセット補償に関する。
エレベータの駆動源を電動機とする場合、エレベータかごの着床精度や乗り心地を改善したり、広範囲の回転速度域(起動から停止まで)での円滑な速度制御ができるように、電動機は一般的にベクトル制御方式のインバータで運転されている。
図5は従来の一般的なエレベータ装置の例を示すブロック図である。図5に示したようにエレベータ装置は、電源(例えば、三相交流電源)1から出力された交流電力を直流電力に変換するコンバータ2と、その変換された直流電力を所望の電圧および所望の周波数の交流電力に変換するインバータ3と、その変換された交流電力により動力を発生する電動機4と、該電動機4に流れる三相の電流のうち少なくとも二相の電流を検出する各電流検出器5a,5bと、前記電動機4の駆動により各階にわたって走行(または停止)する乗りかご6と、前記電動機4の回転速度を検出するエンコーダ7と、乗降場や乗りかご6の呼び出し等により該当の階に走行(または停止)させるための運転指令および前記電動機4への速度指令等を出力する運転制御部8と、電動機4の電流および速度を制御するインバータ制御部9と、を主として構成されていた。また、符号Aは、前記のインバータ3と、電流検出器5a,5bと、インバータ制御部9と、を備えた電動機制御装置を示す。
前記インバータ制御部9には、運転制御部8から出力された速度指令と、エンコーダ7から出力された速度検出信号と、各電流検出器5a,5bから出力された検出電流値Iu,Iwと、が入力され、速度指令と速度検出信号との偏差および電流指令と検出電流値Iu,Iwとの偏差をなくすように、フィードバック制御が行われる。すなわちインバータ制御部9では、前記速度指令と速度検出信号との偏差を演算して電流指令に変換し、該電流指令と検出電流値Iu,Iwとの偏差を演算して電動機4の電流制御を行う。
上記のように構成された電動機制御装置Aにおける制御精度は、電流検出器5a,5bの検出精度に大きく依存することで知られている。しかし、一般的に電流検出器5a,5bにより検出された検出電流値には、例えば、温度変化および経年劣化等の影響により(インバータ3の出力が実際には零の時でも)微小なオフセットが存在する。このオフセットは電動機4に出力される電流に直流成分として重畳するため、電動機4にトルクリップルが発生することとなる。この電動機4におけるトルクリップルは、乗りかご6における振動や乗り心地悪化および電動機4における異音発生や異常発熱等の原因となる。
また、上記のような電動機制御装置Aにおいては、直流から交流200Hz程度までの電流を検出する必要があるなどの理由により、ホール素子と磁性体とを組み合わせた構成の電流検出器(ホールCT)が用いられていたが、このように磁性体(磁性材料)が使用されていると残留磁気の影響を受けてしまう。
前記のように残留磁気による影響を受けた場合、例えば図6(縦軸は検出電流,横軸は実電流)のような実電流に対する検出電流値のヒステリシス特性が現れ、実電流が大きい(後述するbより大きい)場合は特性aが、実電流が小さい(前記aより小さい)場合は特性bが生じる。すなわち、図6に示すように実電流が大きい場合、ヒステリシス誤差Δd,−Δdも大きくなり、実電流が小さい場合は、ヒステリシス誤差Δd´,−Δd´も小さい値となる(ただし、実電流とヒステリシスは必ずしも比例関係にあるわけではない)。
一般的な電動機制御装置Aには、電動機を高精度でフィードバック制御するために、例えば図7に示すように回路10と減算部11とを備えたオフセット補償部(後述の符号17a,17b)が用いられている。この回路(以下、サンプル・ホールド回路と称する)10は、インバータ3停止中に検出される検出電流値Iu,Iwをオフセット値としてサンプリング(標本化)し、インバータ3動作時の間は、前記のサンプリングによるオフセット値をホールド(記憶)できるものである。また、減算部11は、インバータ動作時に検出される検出電流値Iu,Iwから、前記のオフセット値(サンプル・ホールド回路10に記憶されているオフセット値)を減算するものである。
すなわち、次回(停止してから再度運転する際)のインバータ3動作時における検出電流値Iu,Iwから、インバータ3停止時(再度運転する前の停止時)にサンプリングしたオフセット値を減算する方法である。
しかしながら、インバータ3停止時にサンプリングしたオフセット値は、前記のヒステリシス誤差が考慮されていないものであるため、本来のオフセット値とは異なる値となる。したがって、上記の方法(次回インバータ3動作時における検出電流値Iu,Iwから、インバータ3停止時にサンプリングしたオフセット値を減算する方法)でオフセットを補償する場合、所望の補償(本来のオフセット値を補償)が実効されず、この結果、電動機に出力される電流に直流成分が重畳し、電動機4にトルクリップルが発生することとなる。
また、一般的な電流検出器(ホールCTを用いた電流検出器)を介してサンプリングされたオフセット値は、前記のヒステリシス特性の影響を受けたものであるため、インバータ3停止前の実電流値や極性によって大きさや極性が異なる。すなわち、例えばエレベータ装置のように、運転方向および乗りかご6内の荷重状況によって負荷の状況が毎回異なるような装置の場合には、残留磁気の影響によるヒステリシス誤差も毎回異なった値となるため、サンプリングされたオフセット値も毎回異なる値となる。
近年、上記のような問題を解決するために、このオフセット値の算出方法として幾つかの提案がなされている。例えば、一定速運転中における電動機の検出電流値(交流信号)を、周期に対して整数倍の期間平均化し、オフセット値(直流成分)を算出する方法がある(例えば、特許文献1)。また、インバータが停止する度に検出電流値を内部メモリに記憶し、過去に記憶した複数回分の検出電流値における平均値をオフセット値とする方法がある(例えば、特許文献2)。
特開平07−170799号公報(段落[0012]〜[0040]、図1) 特開平10−164885号公報(段落[0011]〜[0020]、図1)
しかしながら、特許文献1においては、一定速運転中の検出電流値を平均化処理してオフセット値(直流成分)を算出しているが、例えばエレベータ装置における電動機の一定速期間は通常長くて1分程度であり、十分な平均化処理ができず、算出されるオフセット値が精度の低いものになり誤差が生じる可能性があった。
また、特許文献2においては、インバータ停止期間が長い場合、残留磁気の影響が小さくなることから、運転開始直前のオフセット値を利用する等の工夫がなされている。しかしながら、インバータ停止時にサンプリングした過去複数回分のオフセット値(直流成分)を平均化する際に、どのような運転状態の後に記憶されたオフセット値かは何ら想定されていないものであった。すなわち、過去の運転状態に偏りがあった場合(例えば、最大振幅値が大きい状態での検出電流値の記憶が連続した場合)、ヒステリシス誤差の影響により、本来のオフセット値とは異なる(例えば、大きい)オフセット値が記憶されてしまい、誤差が生じる可能性があった。
以上示したようなことから本発明の目的は、ヒステリシス特性による影響を補償して、上記の誤差が生じないように精度の高いオフセット値を算出すると共に、真の検出電流値に基づく精度の高い電動機制御装置を提供することにある。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、請求項1記載の発明は、電動機を駆動させる三相交流電流を出力するためのインバータと、前記三相交流電流のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器と、前記各電流検出器により検出された検出電流値に含まれるオフセット値を補償し補償検出電流値を出力するオフセット補償部と、を備え、電流フィードバック制御を行うようにした電動機の制御装置であって、前記オフセット補償部は、インバータ運転時に検出され得る補償検出電流値の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段を備え、インバータの運転が停止する毎に、インバータ停止前の最大振幅値の大きさおよび極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択すると共に、その選択された分割範囲に係る記憶領域にインバータ停止後の検出電流値を記憶し、その記憶された全記憶領域における検出電流値の平均値をオフセット値として算出することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記の全記憶領域に記憶された検出電流値におけるデータのうち各記憶領域に記憶されたデータの数が同数になるようにデータを抽出すると共に、抽出されたデータを合計し、その合計された値を前記の抽出したデータの総数で除算することにより、全記憶領域における検出電流値の平均値を算出することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、各記憶領域別に最新の複数回分の検出電流値における平均値をそれぞれ算出し、それら各記憶領域における平均値から全範囲における平均値を算出することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記記憶領域における平均値から全記憶領域における平均値を算出する際に、前記各記憶領域における平均値に対して異なる重み付けをする加重移動平均処理を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載の発明において、前記記憶手段は、各記憶領域ごとに別々のメモリで構成されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5記載の発明において、前記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の電動機の制御装置を備えたエレベータ装置であって、前記電動機は乗りかごを走行させる巻上機を駆動させるものであることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、インバータから電動機に対して出力される三相交流電流のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器と、前記各電流検出器により検出された検出電流値に含まれるオフセット値を補償するオフセット補償部と、を用いて電流フィードバック制御を行う電動機の制御方法であって、前記オフセット補償部は、インバータ運転時に検出され得る補償検出電流値の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段を備え、インバータの運転が停止する毎に、インバータ停止前の最大振幅値の大きさおよび極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択する選択工程と、その選択された分割範囲に係る記憶領域にインバータ停止後の検出電流値を記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された全記憶領域における検出電流値の平均値をオフセット値として算出するオフセット値算出工程と、を行うことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記選択工程は、インバータ運転時における補償検出電流値の極性を判定する極性判定工程と、補償検出電流値における振幅値の最大値を更新する最大値更新処理工程と、前記補償検出電流値における極性と最大振幅値に基づいて分割範囲を判定する分割範囲判定工程と、を行うことを特徴とする。
請求項1〜9記載の発明のような構成によれば、過去の運転状態に偏りがあった場合でも、ヒステリシス特性による影響を補償し、オフセット値の誤差を抑制することが可能となる。
また請求項6記載の発明のような構成によれば、制御電源をオフ状態にしてもメモリに記憶されたデータが消滅しない。
請求項4記載の発明のような構成によれば、インバータ運転時における補償検出電流値の絶対値が大きい場合でも、ヒステリシス特性の影響を補償し、オフセット値の誤差を抑制することが可能となる。
以上の説明で明らかなように、請求項1〜9記載の発明によれば、インバータの検出電流値に含まれるオフセットの補償を精度よく行えるようになり、電動機にトルクリップルが発生することを抑制することが可能となる。また電流検出器の経年劣化や温度変化にも対応できるため、長期に渡り電動機にトルクリップルが発生することを抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、電動機にトルクリップルが発生することを抑制し、エレベータの乗り心地の悪化を抑制できる。
以下本発明の実施形態に係る電動機制御装置およびエレベータ装置を実施例に基づいて詳細に説明する。なお、図5,図6と同様なものについては同一符号等を用い、その詳細な説明を適宜省略する。
本実施形態は、インバータから電動機に対して出力される三相交流電流のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器と、前記各電流検出器により検出された検出電流値に含まれるオフセット値を補償するオフセット補償部と、を備えることにより電流フィードバック制御を行うようにしたものである。
オフセット補償部においては、インバータ運転時に検出され得る補償検出電流値の最大振幅値の全範囲を複数の範囲(後述の実施例では分割範囲r1〜r6)に分割して定義でき、この分割された各範囲(以下、それぞれを分割範囲と称する)別に複数のデータ(インバータ停止後の検出電流値)を分類して記憶(例えば、各分割範囲に対応した記憶領域に記憶)できるものが適用できる。例えば、インバータ停止後の検出電流値の記憶は、まず、そのインバータ停止前の補償検出電流値の最大振幅値の大きさ,極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択し、その選択された分割範囲に係るものとして記憶する。そして、前記のように記憶された検出電流値の平均値をオフセット値として算出(例えば、各分割範囲別に最新の複数回分の検出電流値の平均値をそれぞれ算出し、それら各分割範囲の平均値から全範囲における平均値を算出)する。
[実施例1]
図1は、本実施例に係るエレベータ装置のブロック図である。なお、図中において、各演算,変換ブロックは図面では分けて記載しているが、実際にはハードウェア構成または制御用コンピュータとそのソフトウェア等で構成される。
図1において電動機4の速度制御は、運転制御部8から出力され乗りかご6の呼び階や着床階に応じた速度指令,昇降開始時等の加速度指令,および乗員数(重量計測)に応じた荷重指令と、エンコーダ7から速度検出部12を介して出力された速度検出信号ωrと、に基づいて速度制御部13によって行われる。すなわち、速度制御部13は、運転制御部8からの速度指令と加速度指令および荷重指令から、速度設定値をディジタル演算で求め、この速度設定値と速度検出信号ωrとの偏差において演算(例えば、比例積分(PI)演算)した結果をトルク指令T*として出力する。トルク制御部14は、トルク指令T*を、トルク電流指令Id*と励磁電流指令Iq*とに分離する。
角速度検出部16は、速度検出信号ωrと滑り角周波数(図示せず)とを加算して1次角周波数ωを求め、後述する電流制御部15に出力する。また、電流検出器5a,5bで検出された検出電流値Iu,Iwは、オフセット補償部17にけるu相オフセット補償部17aおよびw相オフセット補償部17bにより、オフセット値が減算されて補償検出電流Iu´,Iw´に変換される。この補償検出電流値Iu´,Iw´は、位置検出部18で検出された電動機4の回転位相θを基に、三相/二相変換部19によりd,q軸のフィードバック電流値Id,Iqに変換され、電流制御部15に入力される。
前記トルク電流指令Id*と励磁電流指令Iq*は、電流制御部15にてフィードバック電流値Id,Iqと1次角周波数ωとを基に、電圧指令Vd*,Vq*に変換され、二相/三相変換部20に出力される。前記電圧指令Vd*,Vq*は、二相/三相変換部20において、位置検出部18により検出された電動機4の回転位相θの値を基に、三相の電圧制御信号Vu*,Vv*,Vw*に変換される。PWM制御部21では、電圧制御信号Vu*,Vv*,Vw*が入力され、該電圧制御信号Vu*,Vv*,Vw*の値を基にインバータ3をPWM制御する。
本実施例1の電動機制御装置Aにおけるオフセット補償部17のオフセット補償部17aは、インバータ3運転時に検出され得る補償検出電流値Iu´の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段(図示省略)を備えたものであり、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最大振幅値,極性を該極性が変わる毎に記憶する。また、インバータ3停止時は、そのインバータ3停止前の補償検出電流値Iu´の最大振幅値の大きさ,極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択し、インバータ3停止時における検出電流値Iuを前記の選択された分割範囲に係る記憶領域に記憶する。さらに、前記の各記憶領域に記憶された検出電流値Iuの平均値(例えば、最新の複数回分の検出電流値Iuを移動平均処理して算出される平均値)をそれぞれ算出し、それら各平均値から、検出され得る検出電流値Iu´の全範囲における平均値を算出する。
前記のように算出した平均値は、インバータ3運転中の検出電流値Iuから減算するオフセット値のデータとして利用される。また、各記憶領域に記憶された検出電流値からオフセット値を算出する方法においては、全記憶領域からそれぞれ同数のデータを抽出して合計し、その合計された値を抽出したデータの数で除算する方法でもよい。
なお、オフセット補償部17bは、オフセット補償部17aと同様な構成のためここでの詳細な説明は省略する。
本実施例1におけるオフセット補償部17は、例えば、図2に示すような6つの分割範囲(第一分割範囲r1:正極における電流検出器定格電流値(定格速度運転時における電流)以下の範囲、第二分割範囲r2:正極における電流検出器定各電流値150%以下かつ電流検出器定格電流値を超える範囲、第三分割範囲r3:正極における電流検出器定格電流値150%を超える範囲、第四分割範囲r4:負極における電流検出器定格電流値以上の範囲、第五分割範囲r5:負極における電流検出器定格電流値未満かつ電流検出器定格電流値150%以上の範囲、第6分割範囲r6:負極における電流検出器定格電流150%未満の範囲)に、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´,Iw´を分割して定義するものとする。
また、本実施例1における記憶手段の各記憶領域には、例えばそれぞれ4つのデータ(インバータ停止時の検出電流値Iu,Iw)が記憶され、その状態で更に新しいデータが記憶されると一番古いデータが消去されるものとする。なお、制御電源をオフ状態にしても、各記憶領域に記憶されたデータが消滅されないようにするため、記憶手段は不揮発性メモリとする。また、実電流をオフ状態にしても、磁性体の残留磁気の影響がなくなるわけではないので、電流投入後における初めての運転でも上記の動作を行うものとする。
次に、図3のフローチャートを参照にしながら、本実施例1のオフセット補償部17における具体的な動作について説明する。なお、図3(a)(工程S1〜S9)はインバータ3の運転中に行われる動作を示し、図3(b)(工程S11〜S17)はインバータ3停止中に行われる動作を示す。また、ここでの動作はオフセット補償部17が備えられた各相においてそれぞれ同様の動作が行われるため、オフセット補償部17a(u相)についてのみ説明する。
図3(a)に示すように、まず、インバータ3運転中において、電流読込処理工程S1により検出電流値Iuを読み込んだ後、補償検出電流値算出処理工程S2により下記(1)式に基づいた(制御で使用する)補償検出電流値Iu´を算出し、三相/二相変換部19へ出力する。
(検出電流値Iu)−(インバータ3停止中に算出したオフセット値)=(補償検出電流値Iu´)……(1)
次に、第1極性判定工程S3により、前記(1)式で算出された補償検出電流値Iu´の極性が判定される。補償検出電流値Iu´が正極と判定された場合には、最小値0クリア処理工程S4に移行し、インバータ3運転開始時から前回の読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最小値がゼロクリアされる。その後、最大値判定工程S5において、最小値0クリア処理工程S4により0クリアされた補償検出電流値Iu´の最大値と、インバータ3運転開始時から前回の読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最大値と、が比較される。この最大値判定工程S5において、最小値0クリア処理工程S4により0クリアされた補償検出電流値Iu´の最大値のほうが大きいと判定された場合、最大値更新処理工程S6に移行し、その0クリアされた補償検出電流値Iu´の最大値が記憶(インバータ3運転開始時から前回の読込までの補償検出電流値Iu´の最大値が更新)される。
なお、最大値判定工程S5において、インバータ3運転開始時から前回の読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最大値のほうが大きいと判定された場合、その補償検出電流値Iu´の最大値は更新されない。
一方、第1極性判定工程S3により、補償検出電流値Iu´が負極と判定された場合、最大値0クリア処理工程S7に移行し、インバータ3運転開始時から前回の読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最大値がゼロクリアされる。その後、最小値判定工程S8において、最大値0クリア処理工程S7により0クリアされた補償検出電流値Iu´の最小値と、インバータ3運転開始時から前回の読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最小値と、が比較される。この最小値判定工程S8において、最大値0クリア処理工程S7により0クリアされた補償検出電流値Iu´の最小値のほうが小さいと判定された場合、最小値更新処理工程S9に移行し、その0クリアされた補償検出電流値Iu´の最小値が記憶(インバータ3運転開始時から前回の読込までの補償検出電流値Iu´の最小値が更新)される。
なお、最小値判定工程S8において、インバータ3運転開始時から前回も読込までに記憶された補償検出電流値Iu´の最小値のほうが小さいと判定された場合、その補償検出電流値Iu´の最小値は更新されない。また、工程S1〜S9までの動作は所定の間隔(例えば、電流制御間隔)で繰り返されるものとする。
次に、図3(b)に示すように、インバータ3停止中の動作において、まず第2極性判定工程S11により、インバータ3停止直前における補償検出電流値Iu´の電流極性が正極と判断された場合、第三分割範囲r3判定工程S12に移行し、インバータ3運転時の補償検出電流値Iu´の最大値について第三分割範囲r3に該当するか否かが判定される。ここで、前記最大値が第三分割範囲r3と判定されなかった場合には、第二分割範囲r2判定工程S13に移行し、インバータ3運転時の補償検出電流値Iu´の最大値について第二分割範囲r2に該当するか否かが判定される。
次に、移動平均処理工程S14により、第二分割範囲r2判定工程S13において、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最大値が第二分割範囲r2と判定されなかった場合は第一分割範囲r1と判定し、第一分割範囲r1に係る記憶領域m1にインバータ3停止後の検出電流値Iuが記憶される。逆に、第二分割範囲r2判定工程S13において、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最大値が第二分割範囲r2と判定された場合は、第二分割範囲r2に係る記憶領域m2にインバータ3停止後の検出電流値Iuが記憶される。また、第三分割範囲r3判定工程S12においてインバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最大値が第三分割範囲r3と判定された場合は、第三分割範囲r3に係る記憶領域m3にインバータ3停止後の検出電流値Iuが記憶される。そして、前記のように各記憶領域に記憶された最新の複数回分の検出電流値Iuは移動平均処理され、各記憶領域における平均値が算出される。
同様に、第2極性判定工程S11により、インバータ3停止直前における補償検出電流値Iu´の電流極性が負極と判定された場合、第六分割範囲r6判定工程S15に移行し、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最小値が第六分割範囲r6か否か判定される。第六分割範囲r6判定工程S15でインバータ3運転時における補償検出電流Iu´の最小値が第六分割範囲r6と判定されなかった場合には、第五分割範囲r5判定工程S16に移行し、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最小値が第五分割範囲r5か否か判定される。
次に、移動平均処理工程S14により、第五分割範囲r5判定工程S16において、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´に最小値が第五分割範囲r5と判定されなかった場合は第四分割範囲r4と判定し、第四分割範囲r4に係る記憶領域m4にインバータ3停止後の検出電流値Iuが記憶される。逆に、第五分割範囲r5判定工程S16において、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最小値が第五分割範囲r5と判定された場合は、第五分割範囲r5に係る記憶領域m5にインバータ3停止時における検出電流値Iuが記憶される。また、第六分割範囲r6判定工程S15において、インバータ3運転時における補償検出電流値Iu´の最小値が第六分割範囲r6と判定された場合は、第六分割範囲r6に係る記憶領域m6にインバータ3停止後の検出電流値Iuが記憶される。そして、前記のように各記憶領域に記憶された最新の複数回分の検出電流値Iuは移動平均処理され、各記憶領域における平均値が算出される。
最後に、オフセット値算出工程S17により、移動平均処理工程S14において求められた各記憶領域における平均値を合計し、6で除算することにより、オフセット値が算出される。
本実施例1のように構成することにより、過去の運転状態に偏りがあった場合でも、ヒステリシス特性による影響を補償し、オフセット値の誤差を抑制することが可能となる。そのため、検出電流値Iu,Iwに含まれるオフセット値の補償を精度よく行えるようになり、電動機4にトルクリップルが発生することを抑制することができる。また、電流検出器5a,5bにおける経年劣化や温度変化等にも対応でき、長期に渡り電動機1にトルクリップルが発生することを抑制することができる。
[実施例2]
次に本実施の形態における電動機制御装置の他例を説明する。本実施例2は、オフセット補償部17の動作以外は実施例1と同様な構成ため、ここでの詳細な説明は省略する。
本実施例2の電動機制御装置Aにおけるオフセット補償部17は、インバータ3運転中における補償検出電流値Iu´,Iw´が、電流検出器定格電流値を超える分割範囲(例えば、本実施例2の場合は、第二分割範囲r2,第三分割範囲r3,第五分割範囲r5,第六分割範囲r6)にかかる記憶領域の平均値は、オフセット値を算出する前に重み付けを減少させる(すなわち、加重移動平均処理でオフセット値を算出する)。例えば、本実施例2では、記憶領域m1,m4では100%、記憶領域m2,m5では50%、記憶領域m3,m6では25%の重み付けとする。なお実際の演算では、記憶領域m1,m4の平均値を4倍,記憶領域m2,m5の平均値を2倍,記憶領域m3,m6の平均値を1倍してから14で除算してもよい。
次に、図5のフローチャートを参照にしながら、本実施例2のオフセット補償部17における具体的な動作について説明する。なお、図4(a)における工程S1〜工程S9および、図4(b)における工程S11〜S16は、実施例1と同様な動作のためここでの詳細な説明は省略する。また、ここでの動作は、オフセット補償部17が備えられた各相においてそれぞれ同様の動作が行われるため、オフセット補償部17a(u相)についてのみ説明する。
本実施例2は実施例1と同様に、工程S1〜S9および、工程S11〜S16により、各記憶領域における平均値が算出される。その後、第一重み付け処理工程S18により記憶領域m1,m4における平均値が4倍され、第二重み付け処理工程S19により記憶領域m2,m5における平均値が2倍される。
最後にオフセット値算出工程S20において、第一重み付け処理工程S18により算出された記憶領域m1,m4におけるデータ,第二重み付け処理工程S19により算出された記憶領域m2,m5におけるデータ,移動平均処理工程S14により算出された記憶領域m3,m6のデータが合計され、14で除算されてオフセット値が算出される。
本実施例2のように構成することにより、インバータ3運転時における補償検出電流値の絶対値が大きい場合は、ヒステリシス特性の影響が強くなってしまうものの、加重移動平均処理を採用しているため、実施例1と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、実施例1および実施例2では、記憶手段を6つの記憶領域に区別した構成を説明したが、記憶領域の数はこの数に限られるものではなく、電動機の運転状況等により適宜増減は可能である。また、記憶領域に記憶されるデータも4つずつに限られるものではなく、適宜増減は可能である。
また、実施例2では、加重移動平均処理として、記憶領域m1,m4を100%,記憶領域m2,m5を50%,記憶領域m3,m6を25%の重み付けをした構成を説明したが、電動機の動作状況等により、重み付けの内訳は適宜変更可能である。
さらに、実施例1および実施例2では、三相のインバータ出力のうち二相に電流検出器とオフセット補償部を備えた構成を説明したが、三相のインバータ出力のうち三相に電流検出器とオフセット補償部を備えた構成でも適用できる。
本実施例における電動機制御装置のブロック図。 インバータ3運転中における補正検出電流の分割範囲を示す図。 実施例1のオフセット補償部におけるフローチャート。 実施例2のオフセット補償部におけるフローチャート。 一般的な電動機制御装置のブロック図。 一般的なサンプルホールド回路。 一般的な電流検出器のオフセット特性図。
符号の説明
3…インバータ
4…電動機
5a,5b…電流検出器
9…インバータ制御部
17a,17b…オフセット補償部
Iu,Iw…検出電流値
Iu´,Iw´…補正検出電流値

Claims (9)

  1. 電動機を駆動させる三相交流電流を出力するためのインバータと、
    前記三相交流電流のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器と、
    前記各電流検出器により検出された検出電流値に含まれるオフセット値を補償し補償検出電流値を出力するオフセット補償部と、を備え、電流フィードバック制御を行うようにした電動機の制御装置であって、
    前記オフセット補償部は、インバータ運転時に検出され得る補償検出電流値の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段を備え、
    インバータの運転が停止する毎に、インバータ停止前の最大振幅値の大きさおよび極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択すると共に、その選択された分割範囲に係る記憶領域にインバータ停止後の検出電流値を記憶し、その記憶された全記憶領域における検出電流値の平均値をオフセット値として算出することを特徴とする電動機の制御装置。
  2. 前記の全記憶領域に記憶された検出電流値におけるデータのうち各記憶領域に記憶されたデータの数が同数になるようにデータを抽出すると共に、抽出されたデータを合計し、その合計された値を前記の抽出したデータの総数で除算することにより、全記憶領域における検出電流値の平均値を算出することを特徴とする請求項1記載の電動機の制御装置。
  3. 各記憶領域別に最新の複数回分の検出電流値における平均値をそれぞれ算出し、それら各記憶領域における平均値から全範囲における平均値を算出することを特徴とする請求項1記載の電動機の制御装置。
  4. 前記記憶領域における平均値から全記憶領域における平均値を算出する際に、前記各記憶領域における平均値に対して異なる重み付けをする加重移動平均処理を行うことを特徴とする請求項3記載の電動機の制御装置。
  5. 前記記憶手段は、各記憶領域ごとに別々のメモリで構成されたことを特徴とする請求項1〜4記載の電動機の制御装置。
  6. 前記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1〜5記載の電動機の制御装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の電動機の制御装置を備えたエレベータ装置であって、前記電動機は乗りかごを走行させる巻上機を駆動させるものであることを特徴とするエレベータ装置。
  8. インバータから電動機に対して出力される三相交流電流のうち少なくとも二相の電流を検出する電流検出器と、
    前記各電流検出器により検出された検出電流値に含まれるオフセット値を補償するオフセット補償部と、を用いて電流フィードバック制御を行う電動機の制御方法であって、
    前記オフセット補償部は、インバータ運転時に検出され得る補償検出電流値の全範囲を複数に分割して定義でき、その各分割範囲に対応した記憶領域を有する記憶手段を備え、
    インバータの運転が停止する毎に、インバータ停止前の最大振幅値の大きさおよび極性に基づいて前記各分割範囲のうち何れかを選択する選択工程と、
    その選択された分割範囲に係る記憶領域にインバータ停止後の検出電流値を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された全記憶領域における検出電流値の平均値をオフセット値として算出するオフセット値算出工程と、を行うことを特徴とする電動機の制御方法。
  9. 前記選択工程は、
    インバータ運転時における補償検出電流値の極性を判定する極性判定工程と、
    補償検出電流値における振幅値の最大値を更新する最大値更新処理工程と、
    前記補償検出電流値における極性と最大振幅値に基づいて分割範囲を判定する分割範囲判定工程と、を行うことを特徴とする請求項8記載の電動機の制御方法。
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