JP2009267735A - スピーカ装置 - Google Patents

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芳裕 加藤
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Abstract

【課題】優れた外観を有し、輸送・搬入作業および設置作業が容易であり、かつ設置後の強度が充分であると共に、組立・接合時間の短縮化を図ることが可能な大型スピーカ装置を提供すること。
【解決手段】振動板22と、振動板22を表裏方向に振動させるための駆動体と、振動板22を支持するために、振動板22の裏側に配置される支持体24と、を備えるスクリーンスピーカ20を1つのユニットとし、複数のスクリーンスピーカ20を保持することが可能な複数の開口領域16を有する外フレーム12の開口領域16に当該スクリーンスピーカ20をそれぞれ配置し、かつスクリーンスピーカの少なくとも2辺を外フレーム12に接合することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
近年、劇場や家庭に設置されるホームシアターシステムは、より迫力ある映像を提供するために、スクリーンの大型化が要求されている。特許文献1には、複数のスクリーンスピーカの端面同士を直接接合して、スクリーンの大型化を図っている大型スクリーンスピーカシステムが開示されている。
特表2001−515333(特許請求の範囲)
しかしながら、特許文献1に開示されている大型スクリーンスピーカシステムでは、スクリーンスピーカ同士の端面同士を直接接合しているが、2個もしくは4個のスクリーンスピーカであれば、寸法精度等の誤差がなく接合可能である。しかしながら、9個もしくは16個等の数多くのスクリーンスピーカを接続して大型化を図る場合には、それぞれのスクリーンスピーカの寸法精度誤差が集積して接合部分にずれが生じるおそれがある。
また、数多くのスクリーンスピーカを接続する場合、全体の自重が大きくなるため、その自重を支持するために各スクリーンスピーカの強度を上げる必要がある。しかしながら、スクリーンスピーカの強度を上げようとすると、より強度の大きなスクリーンフレーム材を用いる必要があり、スクリーンフレーム材の重量が大きくなってしまう。その結果、スクリーンスピーカの輸送や組立作業が困難なものとなると共に、組立作業や接合作業に時間を要するといった問題が生じる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、優れた外観を有し、輸送・搬入作業および設置作業が容易であり、かつ設置後の強度が充分であると共に、組立および接合時間の短縮化を図ることが可能な大型スピーカ装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、振動板と、振動板を表裏方向に振動させるための駆動体と、振動板を支持するために、振動板の裏側に配置される支持体と、を備えるスクリーンスピーカを1つのユニットとし、複数のスクリーンスピーカを保持することが可能な複数の開口領域を有する外フレームの開口領域に当該スクリーンスピーカをそれぞれ配置し、かつスクリーンスピーカの少なくとも2辺を外フレームに接合するものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、支持体は、その外側部分に配置される枠形状を有する枠体を備えているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームは、その外側部分に配置される枠形状を有する枠フレームと、該枠フレームによって囲まれた内側領域を格子状に区分する仕切フレームとを有するものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、振動板は、支持体の外形寸法と同一、もしくは縦方向および横方向のそれぞれの寸法が支持体の寸法よりも2mmの範囲内で小さく形成されているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、スクリーンスピーカを外フレームの開口領域に配置した状態では、開口領域を囲む面とスクリーンスピーカの外周面との間に、縦方向および横方向のそれぞれにおいて1mm以内の隙間を形成したものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、振動板は、支持体の外形寸法より大きく形成され、支持体が振動板を支持した状態では、該振動板は支持体の外周面より外側にはみ出しており、そのはみ出し量を、枠フレームおよび仕切フレームにおける短手方向の幅寸法の半分以上としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームにおける表側の面は平面形状を呈しており、表側の面と、該外フレームと隣接して配置されるスクリーンスピーカの振動板との間には奥行方向の段差が形成され、当該段差の大きさを1mm以内としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、支持体における縦方向および横方向の各辺の長さ寸法は、外フレームにおける開口領域の縦方向および横方向の各辺の長さ寸法よりも、それぞれ2mmの範囲内で小さく形成され、開口領域に支持体を配置させて支持体と外フレームとの間に形成される隙間に充填部材を配置したものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、枠体のうちの少なくとも対向する2つの端面と、それらの外側に隣接して配置される外フレームとを、枠体が外フレームの側に向かって引っ張られるようにネジ止めし、もしくはネジと締結用金具を用いて締結するものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームの断面形状は、内部に中空部を有する四角形の筒形状を呈しているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームの断面形状は、凹状の溝部が形成された凹状部の両開口端が内側に向かって所定の長さだけ折れ曲がった形態を有しているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームの断面形状は、凹状の溝部が形成された凹形状を呈しているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームの背面側には略矩形状の形態を有する背側部が設けられ、該背面部には、表裏方向に向かって貫通する抜け穴が設けられているものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、中空部もしくは溝部を有する外フレームの肉厚を2mm以上8mm以下としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、正面視した場合の枠フレームおよび仕切フレームの短手方向の幅寸法を20mm以上150mm以下としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、枠体のうちの少なくとも対向する2つの端面に設けられる枠用ボルト穴と、それらの外側に隣接して配置される外フレームに設けられる外用ボルト穴とが合わさるように、スクリーンスピーカを開口領域内に配置して、外フレームの中空部もしくは溝部から、枠用ボルト穴および外用ボルト穴にボルトを螺入することによって、スクリーンスピーカを外フレームに固定するものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームは、開項領域に配置されるスクリーンスピーカの外周縁近傍をその裏側において受け止める受止部を有し、該受止部は少なくともスクリーンスピーカの対向する2辺の裏側を受け止めるように設けられており、受止部とスクリーンスピーカをネジ止めすることにより、スクリーンスピーカを外フレームに固定するものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームにおける裏側の面と、該外フレームと隣接して配置されるスクリーンスピーカの外周部近傍における裏側の面との奥行方向における互いの位置を位置決めすることが可能な位置決め部材をスクリーンスピーカにおける少なくとも対向する2箇所に設けたものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームにおける裏側の面と、該外フレームと隣接して配置されるスクリーンスピーカの外周部近傍における裏側の面との奥行方向における互いの位置を位置調節することが可能な調節部材をスクリーンスピーカにおける少なくとも対向する2箇所に設けたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、位置決め部材もしくは調節部材により、段差が0.5mm以内に矯正されるものである。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、位置決め部材および調節部材は、外フレームおよびスクリーンスピーカに対して着脱可能に設けられているものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームを構成する材料と、支持体および振動板を構成する材料との熱膨張率の差を50%以内としたものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームを構成する材料と、支持体および振動板を構成する材料との湿度による膨張率の差を50%以内としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームを構成する材料は、支持体および振動板を構成する材料と主成分を同一とするものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレーム、支持体および振動板を構成する材料をアルミニウム合金としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、外フレームの中空部もしくは溝部に駆動部に接続される配線を収容したものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、枠フレームを構成する4辺のうちの少なくとも1辺の裏面側に、略直方体形状の補強体を配設したものである。
本発明によると、優れた外観を有し、輸送・搬入作業および設置作業が容易であり、かつ設置後の強度が充分であると共に、組立および接合時間の短縮化を図ることが可能な大型スピーカ装置を提供できる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ装置10について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明(各実施の形態に共通)において、図1〜図16に示す矢示X1方向を表、矢示X2方向を裏、矢示Y1方向を左、矢示Y2方向を右、矢示Z1方向を上および矢示Z2方向を下とそれぞれ規定する。
図1は、スピーカ装置10の斜視図である。図2は、スクリーンスピーカ20の分解斜視図である。
スピーカ装置10は、図1に示すように、上下左右に配置される4台のスクリーンスピーカ20と、その4台のスクリーンスピーカを保持する外フレーム12とから主に構成されている。まず、スクリーンスピーカ20の構成について説明する。
スピーカスピーカ20は、直接駆動型のスピーカ装置であり、図2に示すように、外部からの影像を映し出す面を構成する振動板となるスクリーン22と、スクリーン22を支持する支持体となるフレーム24と、スクリーン22を振動させる駆動体と、から主に構成されている。なお、本実施の形態では、スクリーンスピーカ20の寸法例として、縦幅895mm、横幅1682mmおよび厚さ35mmを外形とするものが挙げられる。
フレーム24は、図2に示すように、長方形の形状を有する枠部材となる枠体30と、その枠体30の内側に長方形の短手方向に沿って配置される仕切り32とから構成されている。このように枠体30は長方形の枠形状を有しているため、枠体30の内側には前から見て略矩形状に開口する開口部31が形成される。なお、枠体30の縦幅および横幅は、スクリーンスピーカ20の縦幅および横幅と略同一となっている。また、枠体30および仕切り32の材料として、アルミニウム合金A6063が採用されている。しかしながら、枠体30および仕切り32の材料は、かかるアルミニウム合金に限定されるものではない。
枠体30は、図2に示すように、当該枠体30の長手方向を構成する2つの長手側枠30a,30aと、枠体30の短手方向を構成する2つの短手側枠30b,30bとから構成されている。長手側枠30aおよび短手側枠30bの断面形状は、中央に凹状の溝部を有する略凹形状を呈している(図7等参照)。仕切り32は、上述したように、枠体30の内側に短手方向に向かって2本配置され、開口部31を長手方向に沿って等間隔に3分割している。これにより、フレーム24内には、左右および中央のそれぞれに3つに分割された分割領域34a,34b,34cが形成される。また、仕切り32の両端の端面は共に、長手側枠30aにネジ止め等の方法により接合されており、フレーム24の強度を向上させる役割を果たしている。
また、各分割領域34a,34b,34c内には、フレーム24の長手方向に沿って支柱36が配置されている。支柱36は、各分割領域34a,34b,34cを上下に2分割するように配置されている。支柱36は、上下方向に幅広な角柱形状(すなわち、薄板に近い柱形状)を有している。また、支柱36の両端の端面は、短手側枠30bおよび仕切り32にネジ止め等の方法により接合されている。また、本実施の形態では、支柱36の材料として、アルミニウム合金が採用されている。しかしながら、支柱36の材料はアルミニウム合金に限定されるものではない。
図2に示すように、各支柱36のうちそれぞれの分割領域34a,34b,34cの左右方向略中央であって各支柱36の表側には、駆動体の一部を構成する磁気回路38が配設されている。磁気回路38は、ホルダ(不図示)と、マグネット(不図示)から構成されている。
スクリーン22は、略矩形状の形態を有しており、その外周面が、枠体30の外周面に沿うように、フレーム24の表側に取り付けられる。スクリーン22の外周面は、枠体30からはみ出すことなく、フレーム24の上に取り付けられる。このスクリーン22は、枠体30および仕切り32との間に接着剤を介在させて固定される。なお、スクリーン22の上下方向および左右方向のそれぞれの寸法は枠体30のそれぞれの寸法よりも2mmの範囲内で小さく形成するのが好ましい。なお、本実施の形態では、スクリーン22の寸法例として、縦幅894.5mm、横幅1681.5mmおよび厚さ2mmのものを挙げることができる。すなわち、枠体30の上下方向および左右方向の寸法よりもそれぞれ0.5mmだけ小さなものとなっている。また、スクリーン22の材料としては、アルミニウム合金A5052を採用することができる。しかしながら、スクリーン22の材料はアルミニウム合金に限定されるものではなく、種々の振動特性・反射特性を考慮して、それらに最適な材料を選択可能である。
また、スクリーン22の裏面における磁気回路38と対応する位置には、駆動体の一部を構成する不図示のボイスコイルが配置されている。当該ボイスコイル(不図示)は、所定の寸法のコイルボビンに、コイル線を巻きつけることにより形成されている。このボイスコイル(不図示)は磁気回路38と協働してスクリーン22を振動させる。また、駆動体として、磁気回路38およびボイスコイル(不図示)ではなく、圧電素子等を採用しても良い。
図3は、スピーカ装置10の筐体となる外フレーム12の斜視図である。図4は、外フレーム12を部分的に示す背面図である。図5は、スピーカ装置10を組み立てる工程の概略を示す図であり、スピーカ装置10を外フレーム12に配置する工程を示す図である。図6は、スピーカ装置10の平面図であり、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との間に段差Bが生じた場合を示す図である。図7は、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との間に生じた隙間Aに充填部材39を配置したスピーカ装置10を部分的に示す平面断面図である。
上述したように、スピーカ装置10は、基本的には、1つのユニットとなるスクリーンスピーカ20を、後述する外フレーム12の開口領域16a,16b,16c,16dに4台配置することによって構成される。スピーカ装置10の外形寸法は、例えば、縦幅1900mm、横幅3350mm、厚さ50mmに設けることができる。しかしながら、スピーカ装置10の外形寸法は、当該値に限られるものではない。
図3に示すように、外フレーム12は、長方形の枠形状を有する枠フレーム14と、その内側の空間を略十字状に区分けして4つの矩形状の開口領域16a,6b,16c,16dを形成する仕切フレーム15とから構成されている。
枠フレーム14は、図3に示すように、当該枠フレーム14の長手方向を構成する2つの長手枠部14a,14aと、枠フレーム14の短手方向を構成する2つの短手枠部14b,14bとから構成されている。仕切フレーム15は、上述したように、略十字状の形状を有している。該仕切フレーム15は、枠フレーム14の内側に長手方向に向かって配置される長手仕切部15aと、短手方向に向かって配置される2本の短手仕切部15b,15bとから構成されている。長手仕切部15aは、枠フレーム14の内側の領域を短手方向に沿って等間隔に2分割している。短手仕切部15bは、長手仕切部15aによって分割された領域を長手方向に沿って、さらに等間隔に2分割している。これにより、外フレーム12内には、上下左右それぞれに4分割された開口領域16a,16b,16c,16dが形成される(以下、開口領域16a,16b,16c,16dをまとめて指す場合には、単に開口領域16という。)。
また、長手仕切部15aの両端の端面は、短手枠部14bの内側の側面にネジ止め等の方法により接合されている。短手仕切部15b,15bは、その一端側の端面は長手枠部14aの内側の側面にネジ止め等の方法により接合されると共に、その他端側の端面は長手仕切部15aのうち長手枠部14aと対向する側面にネジ止め等の方法により接合されている。長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bの材料として、内部に中空部12b(図6等参照)を有する断面が略正方形のアルミニウム合金A6063からなる角パイプが採用されている。しかしながら、長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bの材料はアルミニウム合金製の角パイプに限定されるものではない。また、角パイプの肉厚は2mm以上8mm以下であるのが好ましい。さらに、図3に示す長手枠部14aおよび長手仕切部15aの上下方向の幅寸法の大きさ、並びに、短手枠部14bおよび短手仕切部15bの左右方向の幅寸法の大きさは20以上150mm以下であるのが好ましい。
また、図4に示すように、外フレーム12は、その背面側(裏面側)に平板状の形体を有する背面部12cを有する。この背面部12cには、略小判形状を呈した抜け穴17が複数設けられている。該抜け穴17は、長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bの長手方向に沿って所定の間隔を隔てて複数設けられている。本実施の形態では、抜け穴17の長径の寸法を60mmとし、短径の寸法を30mmとしているが、長径および短径の大きさは、当該寸法に限定されるものではない。
なお、外フレーム12の材料と、スクリーンスピーカ20の主要部であるスクリーン22およびフレーム24の材料との熱膨張率の差を50%以内としている。また、外フレーム12の材料と、スクリーンスピーカ20の主要部であるスクリーン22およびフレーム24の材料との湿度による膨張率の差を50%以内としている。
図5示すように、開口領域16a,16b,16c,16dの各領域内には、それぞれ1台づつのスクリーンスピーカ20が配置される(なお、図5において、開口領域16dに配置されるスクリーンスピーカ20の図示は省略する。)。また、スクリーンスピーカ20の上下および左右の外形寸法は、各開口領域16a,16b,16c,16dの上下および左右の寸法よりも若干小さく形成されている。これら上下および左右の寸法差は、2mm以内の範囲であるのが好ましい。このため、スクリーンスピーカ20を開口領域16a,16b,16c,16d内に配置した状態では、開項領域16a,16b,16c,16dを囲む面となる内側面16eとスクリーンスピーカ20の外周面との間に、上下および左右のそれぞれの方向において隙間A(図7参照)が形成される。本実施の形態では、この隙間Aの寸法を0.5mmとしているが、当該寸法は0.5mmに限定されるものではなく、1mm以内の範囲であれば良い。
また、図6に示すように、スピーカ装置10では、外フレーム12(枠フレーム14および仕切フレーム15)の表面12aと、該外フレーム12と隣接して配置されるスクリーンスピーカ20におけるスクリーン22の外周部近傍との間に奥行方向に向かう段差Bが生じる場合がある。この段差Bは存在しないのがより好ましいが、存在する場合、この段差Bは1mm以内であるのが好ましい。
上述したように、スクリーンスピーカ20は、その外周面が各開口領域16a,16b,16c,16dの内側面16eと上下左右において隙間Aを有するように各開口領域16a,16b,16c,16d内に配置される。この状態で、スクリーンスピーカ20を外フレーム12に対して固定するために、各隙間Aの内部に充填部材39が配置される(図7参照)。本実施の形態では、充填部材39としては、弾力性を有する厚さ約1mmの発泡材が採用され、隙間Aの内部に配置された後は、外フレーム12とスクリーンスピーカ20とに圧縮されて、厚さが約0.5mmになる。なお、充填部材39は、発泡材に限定されるものではなく、パテもしくはシリコン樹脂等の材料を好適に用いることができる。また、段差Bの部分に充填材を配置することで、スクリーン22と外フレーム12の表面12aとを略同一平面とし、段差Bを消滅させるようにしても良い。なお、段差Bの部分に充填材を配置する場合、配置後に研磨材等によって充填部分を研磨するのが好ましい。
次に、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との接合方法について説明する。図8は、スクリーンスピーカ20と外フレーム12とをネジ23を用いて接合した状態を示す図であり、(A)は、その部分的な背面図であり、(B)は、(A)におけるC−C線で切断した断面図である。
図8(B)に示すように、スクリーンスピーカ20の枠体30と外フレーム12との対応する位置には、円形の枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bがそれぞれ設けられている。これら枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bは上下もしくは左右に対向するように設けられている。また、これら枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bは、長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bのそれぞれの長手方向に所定間隔を隔てて複数設けられている(図8(A)参照)。そして、外フレーム12の中空部12bからネジ23を枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bに螺入させてネジ止めすることによって、スクリーンスピーカ20が外フレーム12に固定される。このネジ止め作業は、抜き穴17を介してネジ23を中空部12b内に入れることによって行われる。なお、枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bに螺入されたネジ23の先端にナット等の締結用金具を取り付けるようにしても良い。
ここで、スクリーンスピーカ20の外周面と外フレーム12の開口領域16a,16b,16c,16dの内側面16eとの間には0.5mmの隙間Aが形成されている。このため、枠体30と外フレーム12とをネジ23によってネジ止めすると、枠体30は隙間Aがなくなるように外フレーム12側に向かって引っ張られる。この引っ張りにより、充填部材39は厚さ方向に圧縮され、スクリーンスピーカ20と外フレーム12とが気密な状態で接合される。
また、本実施の形態では、外フレーム12とスクリーンスピーカ20との間に段差Bが生じないように、外フレーム12とスクリーンスピーカ20の奥行方向における位置調整を行いながら該外フレーム12とスクリーンスピーカ20との接合作業を行うことが可能である。この際、位置決め部材40を用いて外フレーム12とスクリーンスピーカ20の位置調整を行うことができる。
以下、位置決め部材40による位置調整の詳細について説明する。図9は、位置決め部材40による外フレーム12とスクリーンスピーカ20との位置調整を説明するためのスピーカ装置10を上から見た部分的な平面透視図である。
図9に示すように、位置決め部材40は略中央部に凹形状の段差部40aを備えた板状部材である。段差部40aの左右方向の幅は外フレーム12の左右方向の幅と略同一とされている。また、段差部40aは、図9における紙面手前奥方向に向かって切り欠かれるように形成されている。段差部40aの深さDは、外フレーム12とスクリーンスピーカ20の奥行方向の幅寸方差Eと略同一に形成されている。また、位置決め部材40における段差部40a以外の部分にはネジ穴40bが形成されている。また、枠体30にもネジ穴40bと略同一の直径を有するネジ穴30cが形成されている。なお、枠フレーム14の裏側に配置される位置決め部材40には、一端側にのみネジ穴40bが形成されており、仕切フレーム15の裏側に配置される位置決め部材40には、左右両端にネジ穴40bが形成されている。
外フレーム12とスクリーンスピーカ20との位置調整を行うためには、対向する外フレーム12の背面部12cに位置決め部材40を対向配置させる。この際、段差部40aに外フレーム12の背面部12cが嵌まり込むと共に、ネジ穴40bとネジ穴30cとが同一軸線上となるように位置決め部材40を外フレーム12の裏側に配置させる。この状態では、位置決め部材40の上端面40cが枠体30の裏面30eと当接する。ここで、段差部40aの深さDと幅寸方差Eは略同一に形成されているため、位置決め部材40を外フレーム12の裏側に配置させるとスクリーン22と外フレーム12の表面12aには段差が形成されず略面一となる。また、不図示のネジで位置決め部材40と外フレーム12とをネジ止めし、かつネジ42を位置決め部材40の裏側からネジ穴40bおよびネジ穴30cに螺入することにより位置決め部材40が外フレーム12の裏側に固定され、スクリーン22と外フレーム12の表面12aとの略面一状態が維持される。そして、この状態で隙間Aに充填部材39を配置することで、外フレーム12とスクリーンスピーカ20とを段差を有しない状態で固定することが可能となる。固定後には、位置決め部材40から不図示のネジおよびネジ42を抜くことで、該位置決め部材40を外フレーム12から取り外すことができる。なお、位置決め部材40を用いることにより、段差Bの大きさを0.5mm以内にすることが可能である。
以上のように構成されたスピーカ装置10では、外フレーム12を組み立てた後、該外フレーム12に形成される開口領域16にスクリーンスピーカ20を配置させることでスピーカ装置10を得ることができる。このため、スピーカ装置10の輸送・搬入作業が容易となると共に、設置作業も容易となる。また、外フレーム12を室内に設けられる壁面等の構造物に予め取り付け、該取り付けた状態でスピーカ装置10を組み立てることが可能となるため、組立後に重量の大きなスピーカ装置10を設置場所まで運ぶ必要がなくなる。また、外フレーム12を組み立てた後、開口領域16a,16b,16c,16dに、別々、スクリーンスピーカ20を取り付けることが可能である。このため、例えば、数名で同時にスクリーンスピーカ20を取り付けることが可能であり、取付時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、スピーカ装置10では、スクリーンスピーカ20のフレーム24は自重のみを支持すれば充分であるため、フレーム24にはあまり大きな負荷がかかることがない。したがって、フレーム24の断面形状を小さくすることができ、その結果、スクリーンスピーカ20の薄型化および軽量化を図ることができると共に、製造コストの削減を図ることが可能となる。さらに、外フレーム12は分解可能な構成となっている。したがって、梱包・輸送・設置を容易に行えるスピーカ装置を提供できる。また、スクリーンスピーカ20の薄型化および軽量化を図ることが可能であるため、スクリーンスピーカ20の製造作業が容易となり、コストの削減を図ることが可能となる。
また、スピーカ装置10では、スクリーン22をフレーム24の外形寸法よりも若干小さく形成している。このため、スクリーン22およびフレーム24のそれぞれの直角度等の加工精度が完全でない場合でも、スクリーン22がフレーム24からはみ出るのを防止できる。また、スクリーン22がフレーム24よりはみ出さないことで、厚みの小さいスクリーン22であっても、製造工程や輸送・組立作業中にスクリーン22の外周部が凹んだり曲がったりすること等のスクリーン22の破損を防止することができる。このため、スクリーンスピーカ20を外フレーム12に取り付けた際の外フレーム12の表面12aとスクリーン22の表面との間に段差Bが生じるのを防止できる。
また、スピーカ装置10では、段差Bの大きさが1mm以内となるように構成されているため、例えば、スピーカ装置10を対角150インチサイズのスクリーンスピーカとし、視聴距離約4mで視聴しても段差Bが目立つことがない。このため、スピーカ装置10を一般的に視聴した場合、スクリーンに暗線等が現れるのを防止できる。
また、スピーカ装置10では、隙間Aの大きさが1mm以内となるように構成されている。このため、例えば、隙間Aに充填材を配置すると共に、その表面を処理して組み立てた対角150インチサイズのスピーカ装置10を視聴距離約4mで視聴しても、隙間Aの部分が目立つことがなくなる。したがって、スピーカ装置10を一般的に視聴した場合、スクリーンの隙間Aの部分に処理跡等が残るのを防止できる。
また、スピーカ装置10では、隙間Aに充填部材39を配置することで、当該隙間Aを塞いでいるため、隙間Aが目立つのを防止できる。また、幅0.5mmの隙間Aに対して充填部材39を弾力性のある厚さ約1mmの発泡材としているため、組立前に予め外フレーム12またはスクリーンスピーカ20に充填部材39を固定しておくことができ、組立後に充填部材39を挿入する場合と比較して、容易に意匠性の向上を図ることが可能となる。
また、スピーカ装置10では、外フレーム12を構成する長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bの材料として、角パイプが用いられている。このように、既製品である角パイプを用いることにより、材料の入手が容易となる。また、角パイプは既製品の中では種類が豊富であるため必要に応じて選択の余地が広くなり、その結果、製造コストを削減できる。また、軽量で、かつ曲げ剛性およびねじり剛性が高いため、軽量化を図ると共に、強度および寸法精度の向上を図ることが可能となる。
また、スピーカ装置10では、外フレーム12の肉厚を2mm以上8mm以下の範囲としているため、タップ等の工具を用いたネジ加工を行うことが可能となる。また、この範囲の肉厚の場合、既製品の種類が豊富であると共に、比較的軽量でかつある程度の強度を有するため、軽量化を図りつつ、強度の向上を図ることが可能である。また、作業性の向上を図ると共に、製造コストの削減を図ることが可能である。
また、スピーカ装置10では、外フレーム12の見付巾の寸法を20mm以上150mm以下としている。ここで、20mmの見付巾は、外フレーム12の内側よりスクリーンスピーカ20を取り付けるための略最小の寸法であり、150mmの見付巾は既製の各種材料が使用できる最大の寸法である。したがって、作業性の向上を図ることができると共に、製造コストを削減できる。
また、スピーカ装置10では、枠体30および外フレーム12には、枠用ネジ穴21aおよび外用ネジ穴21bがそれぞれ設けられている。このため、外フレーム12の中空部12bからネジ23を螺入して、スクリーンスピーカ20を外フレーム12に対してネジ止め固定することが可能となる。したがって、製造コストを削減できると共に、作業性が向上する。また、スクリーン22の張力の調整をネジの止めの具合を調節することにより容易に行うことが可能となる。
また、スピーカ装置10では、外フレーム12の背面部12cに、抜け穴17が複数設けられている。このため、抜け穴17を介して外フレーム12とスクリーンスピーカ20の固定作業を行うことができ、作業性の向上を図ることが可能である。
また、スピーカ装置10では、位置決め部材40によって、段差Bの大きさを0.5mm以内にすることが可能である。このため、スピーカ装置10を一般的な視聴距離で視聴しても段差Bが目立つことがなくなり、スピーカ装置10の大型スクリーンに暗線等が現れるのを防止できる。
また、スピーカ装置10では、外フレーム12およびフレーム24の材料として、アルミニウム合金A6063が採用され、スクリーン22の材料としてアルミニウム合金アルミニウム合金A5052が採用されている。また、締結用のネジ23の材料としては、ステンレス鋼SUS304が採用されている。ここで、アルミニウム合金A6063およびA5052の熱膨張率は23×10−6であり、ステンレス鋼SUS304の熱膨張率は16×10−6である。したがって、外フレーム12の材料と、スクリーンスピーカ20の主要部であるフレーム24およびスクリーン22の材料との熱膨張率の差は50%以内となっている。また、外フレーム12の材料とスクリーンスピーカ20の主要部の材料は、それぞれアルミニウム合金とされている。金属部材は湿度の変化により形状が変形することがないことから、外フレーム12の材料と、スクリーンスピーカ20の主要部の材料との湿度による膨張率の差は50%以内となっている。したがって、外フレーム12およびスクリーンスピーカ20が熱や湿度によって膨張もしくは収縮するのを防止できる。このため、スピーカ装置10を組み立てる際に外フレーム12もしくはスクリーンスピーカ20が膨張もしくは収縮して、組立が不可能となるのを防止できる。また、スクリーンスピーカ20が膨張もしくは収縮することにより音響特性に悪影響がでるのを防止できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るスピーカ装置50について、図面を参照しながら説明する。なお、第2の実施の形態に係るスピーカ装置50において、第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。また、本実施の形態では、スクリーンスピーカ52の構成が相違するため当該部分について主に説明する。
図10は、スクリーンスピーカ52を背面側から見た斜視図である。図11は、スピーカ装置50を組み立てる工程を示す図であり、スクリーンスピーカ52を外フレーム12に配置する工程を示す図である。なお、図10においては、支柱36およびボイスコイルの図示を省略する。
スピーカ装置50は、4台のスクリーンスピーカ52を外フレーム12の開口領域16内に配置することにより構成される。スクリーンスピーカ52は、スクリーン54と、フレーム24と、支柱36と駆動体を有する。図10に示すように、スクリーン54は、その外周面が、枠体30からはみ出すように、フレーム24の表側に取り付けられる。このはみ出した部分となるはみ出し部56の幅は、外フレーム12の見付巾の半分とするのが好ましい(図11参照)。具体的には、長手枠部14aおよび長手仕切部15aの上下方向の幅寸法の大きさ、並びに、短手枠部14bおよび短手仕切部15bの左右方向の幅寸法の大きさの半分の大きさとするのが好ましい。しかしながら、このはみ出し部56の幅は、外フレーム12の見付巾より小さい範囲で調節することが可能である。
スクリーンスピーカ52は、外フレーム12の上下左右に設けられた開口領域16にそれぞれ配置される。はみ出し部56の大きさは、外フレーム12の見付巾の半分とされているため、はみ出し部56が外フレーム12の表面12aにおいて重なることはなく、その端面56aが表面12a上で隙間なく接触した状態となる。
以上のように構成されたスピーカ装置50では、スクリーン54により外フレーム12の表面12aが覆われる。このため、外フレーム12の表面12aに凹みや傷があったとしても外観に支障をきたすことがなくなる。このため、外フレーム12の材料をスクリーン54と類似したものを用いる必要がなくなる。また、はみ出し部56によって、外フレーム12と枠体30との境界部分が隠れるため、段差等を有することのない表面が略平坦なスクリーンを容易に作製することができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係るスピーカ装置60について、図面を参照しながら説明する。なお、第3の実施の形態に係るスピーカ装置60において、第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。また、本実施の形態では、スクリーンスピーカ52と外フレーム12との接合方法が相違するため当該部分について主に説明する。
図12は、スクリーンスピーカ20と外フレーム12とを補強部材62を用いて接合した状態を部分的に示す平面断面図である。
図12に示すように、スピーカ装置60は、スクリーンスピーカ20を外フレーム12の開口領域16内に配置することにより構成される。スクリーンスピーカ20と外フレーム12との接合は、受止部となる補強部材62をスクリーンスピーカ20および外フレーム12の裏側に配置させてネジ止めすることによって行われる。補強部材62は平板状の形態を有している。補強部材62は、長手枠部14aおよび短手枠部14bのそれぞれとスクリーンスピーカ20との接合を行うための枠用補強部材62aと、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bのそれぞれとスクリーンスピーカ20との接合を行うための仕切用補強部材62bの2種類を有する。枠用補強部材62aには、左右方向のいずれか一端側にのみにネジ穴65aが形成されている。仕切用補強部材62bには、左右両側にネジ穴65bが形成されている。これらネジ穴65a,65bは、例えば、枠用補強部材62aおよび仕切用補強部材62bのそれぞれに紙面手前奥方向に向かって2つ並んで設けることが可能である。
また、枠体30の背面部30dには、補強部材62が配置される位置と対応するようにネジ穴66が形成されている。枠用補強部材62aは、長手枠部14aおよび短手枠部14bのそれぞれの裏側に不図示のネジを用いて取り付けられる。仕切用補強部材62bは、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bのそれぞれの裏側に不図示のネジを用いて取り付けられる。図12に示すように、枠用補強部材62aは、その一端が開口領域16側に向かって突出するように取り付けられる。また、仕切用補強部材62bは、その一端および他端がそれぞれ対向する開口領域16側に向かって突出するように取り付けられる。なお、補強部材62を外フレーム12と別部材とすることなく、外フレーム12と一体的に設けるようにしても良い。
外フレーム12とスクリーンスピーカ20の接合は、枠用補強部材62aおよび仕切用補強部材62bを外フレーム12の裏側に取り付けた状態で、スクリーンスピーカ20を各開口領域16に配置させた後、枠用補強部材62aおよび仕切用補強部材62bをネジ67によってスクリーンスピーカ20にネジ止めすることにより行われる。具体的には、スクリーンスピーカ20の枠体30の裏面30eが補強部材62に当接する形で各開口領域16に配置させた後、枠用補強部材62a裏側からネジ67をネジ穴65aおよびネジ穴66に螺入させると共に、仕切用補強部材62bの裏側からネジ67をネジ穴65bおよびネジ穴66に螺入させることによって行われる。
以上のように構成されたスピーカ装置60では、補強部材62に螺入されたネジ67による張力によって、スクリーンスピーカ20が補強部材62に密着した状態で固定される。一般的に、スクリーンスピーカ20は、スクリーン22の前方の空気を振動させて音を放射するため、スクリーンスピーカ20自身にもその反力として前後方向の振動が発生する。したがって、スクリーンスピーカ20は外フレーム12に対して前後方向に向かって強固に固定するのが望ましい。上述したように、スクリーンスピーカ20は補強部材62によって前後方向に強固に固定されるため、音響特性の向上を図ることが可能となる。また、ネジ止めといった簡単な方法により、スクリーンスピーカ20を外フレーム12に固定できるため作業性の向上を図ることが可能となる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態に係るスピーカ装置70について、図面を参照しながら説明する。なお、第4の実施の形態に係るスピーカ装置70において、第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を付すと共にその説明を省略または簡略化する。また、本実施の形態では、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との位置調整の方法が相違するため当該部分について主に説明する。
図13は、スクリーンスピーカ20と外フレーム12とを調節部材72を用いて位置調節をした状態を部分的に示す平面断面図である。
図13に示すように、スピーカ装置70は、スクリーンスピーカ20を外フレーム12の開口領域16内に配置することにより構成される。図13に示すように、調節部材72は、略矩形状の形態を有する板状部73と、取付ボルト74と、ボルト頭を有しない調節ボルト75とを有する。板状部73における右端部近傍には左右に並ぶように2つのボルト穴75a,75bが並設されている。なお、ボルト穴75a,75bのそれぞれを紙面手前奥方向に向かって2つずつ等複数設けることが可能である。板状部73は、不図示のネジにより外フレーム12の背面側にネジ止め固定される。板状部73は、その右端が外フレーム12から右方に向かって突出するように外フレーム12の背面側に取り付けられる。また、ボルト穴75aには取付ボルト74が螺入されると共に、ボルト穴75bには調節ボルト75が螺入される。さらに、枠体30の背面部30dには、調節部材72が配設される位置と対応するようにボルト穴76が形成されている。このボルト穴76は枠体30において対向するように形成されている。
外フレーム12とスクリーンスピーカ20との位置調整を行うためには、対向する外フレーム12の裏側に板状部73を対向配置させる。具体的には、板状部73を外フレーム12の裏側に不図示のネジによりネジ止め固定する。次に、調節ボルト75をボルト穴75bに螺入させて、板状部73からの突出量を調節する。この調節は、開口領域16にスクリーンスピーカ20を配置した状態で、スクリーン22と外フレーム12の表面12aとの間に段差Bが発生せず両者が略面一となるように行う。そして、段差Bが発生しないように、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との位置調整がなされたら、取付ボルト74を板状部73の背面側からボルト穴75b、ボルト穴76に順次螺入していく。すると、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との奥行方向の位置調整が行われた状態が維持される。次に、図8に示したように、中空部12bの内部から外フレーム12と枠体30をネジ止め固定して、スクリーンスピーカ20と外フレーム12とを接合する。その後、取付ボルト74をボルト穴76から抜いて、取付ボルト74と背面部30dとの係合状態を解除すると共に、不図示のネジを板状部73から抜いて、調節部材72をスピーカ装置70から取り外す。すると、スピーカ装置70のスクリーンに段差Bがない状態となる。なお、調節部材72を用いることにより、段差Bの大きさを0.5mm以内にすることが可能である。
以上のように構成されたスピーカ装置70では、調節部材72は調節ボルト75の突出量を調節することができるため、各部品の厚さ方向の寸法精度が低い場合であっても、容易にスクリーンスピーカ20と外フレーム12との奥行方向の位置調整を行うことが可能となる。また、突出量は微調整できるため、スクリーンスピーカ20と外フレーム12との奥行方向の位置調整を高い精度で行うことが可能となる。その結果、段差Bが発生するのをより確実に防止することが可能である。このため、スピーカ装置70を一般的な視聴距離で視聴しても段差Bが目立つことがなくなり、スクリーンに暗線等が現れるのを防止できる。また、調節部材72は、外フレーム12に対して着脱可能であるため、スピーカ装置70を組み立てる際、1つのスクリーンスピーカ20の位置調整に必要な部数のみを用意すれば良くなる。また、調節部材72を別のスピーカ装置を組み立てる際に、再利用することが可能となる。その結果、コストの削減を図ることが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。
上述の各実施の形態では、長手枠部14a、短手枠部14b、長手仕切部15aおよび短手仕切部15bの材料として、断面が略正方形の角パイプを採用したが、これらの材料は断面が略正方形の角パイプに限定されるものではなく、断面が略長方形の角パイプとしても良い。また、図14に示すように、凹状の溝部80が形成された凹状部81の両開口端82が内側に向かって所定の長さだけ折り曲がった断面形状のパイプを用いても良い。また、図15に示すように、凹状の溝部80を有する断面凹形状のパイプを用いても良い。凹状の溝部80を有する一端が開口したタイプのパイプを用い、その開口側を背面側に位置させることにより、背面側からスピーカ装置10,50,60,70の組立作業を行うことができるようになる。その結果、作業性が向上する。
また、上述の各実施の形態では、外フレーム12の裏側には、強度を補強するための補強部材が設けられていないが、図16に示すように、外フレーム12の上部に長手方向全体に渡って略直方体形状の補強体84を取り付けるようにしても良い。なお、補強体84は外フレーム12の上部に配置するのに限定されるものではなく、外フレーム12の左右もしくは下部に取り付けるようにしても良い。また、外フレーム12の上下左右全体に取り付けるようにしても良い。また、補強体84は外フレーム12の長手方向全体に渡って取り付けることに限定されず、分割して、複数箇所に取り付けるようにしても良い。このような構成により、スピーカ装置10,50,60,70が撓むのを効果的に防止できると共に、比較的薄型や小型なものであっても剛性を向上させることが可能となる。
また、図16に示すように、不図示のアンプから伸びて駆動体に接続される駆動信号を送信するための配線85を、抜き穴17から外フレーム12の中空部12bに導き、該中空部12b内を這わせて駆動体に接続するような構成としても良い。このような構成により、各配線85をそのまま直接アンプ等に接続したり、束ねてスピーカ装置の裏面に固定する場合と比較して、美観に優れ、作業中に配線が絡むことがなくなる。その結果、作業性が向上し、配線85の接続ミスが起きにくくなると共に、配線85が傷つくのを防止できる。また、配線85を固定するための固定部材を必要とせず、薄型化を図ることが可能となると共に、製造コストを削減できる。また、配線85の接触により異常音の発生を防止できる。また、空中の電磁波等によるノイズを受けにくくなる。
また、上述の各実施の形態では、4台のスクリーンスピーカ20,52を外フレーム12に配置することによりスピーカ装置10,50,60,70が構成されているが、配置されるスクリーンスピーカ20,52は4台に限られることなく、スクリーンスピーカ20,52の数を5つ以上としても良いし、3つ以下としても良い。また、異なる大きさのスクリーンスピーカ20,52を複数組み合わせてスピーカ装置10、50,60,70を構成するようにしても良い。この場合、配置されるスクリーンスピーカ20,52に適合させて、外フレーム12の構成を適宜変更する必要がある。
また、上述の各実施の形態では、分割領域34a,34b,34cは、フレーム24の内部に3つ設けられているが、3つに限らず、2つあるいは、4つ以上としても良い。さらには分割しなくても良い。また、仕切り32を枠体30の短手方向および長手方向に複数配置させ、仕切り32のみによって囲まれた部分を分割領域とするようにしても良い。
また、上述の各実施の形態では、スピーカ装置10,50,60,70の表面に、1枚または複数枚の表面シートが貼り付けられていない。しかしながら、光拡散反射性および平坦性を向上させるために、これら表面シートをスピーカ装置10,50,60,70の表面に貼り付けるようにしても良い。
また、上述の各実施の形態では、枠体30の内の対向する2辺をスクリーンスピーカ20に接合しているが、接合する辺は対向する辺に限定されるのもではない。
本発明のスクリーンスピーカは、スクリーンの全面より音を放出するスピーカ等の音響変換装置において利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ装置の斜視図である。 図1中のスクリーンスピーカの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ装置の筐体となる外フレームの斜視図である。 図3に示す外フレームを部分的に示す背面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ装置を組み立てる工程の概略を示す図であり、スピーカ装置を外フレームに配置する工程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ装置の平面図であり、スクリーンスピーカと外フレームとの間に段差が生じた場合を示す図である。 図1中のスクリーンスピーカと外フレームとの間に生じた隙間Aに充填部材を配置したスピーカ装置の部分的な平面断面図である。 図1中のスクリーンスピーカと外フレームとをネジを用いて接合した状態を部分的に示す図であり、(A)は、その部分的な背面図であり、(B)は(A)におけるC−C線で切断した断面図である。 位置決め部材による図1中の外フレームとスクリーンスピーカとの位置調整を説明するための部分的な平面透視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスクリーンスピーカを背面側から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスピーカ装置を組み立てる工程を示す図であり、スクリーンスピーカを外フレームに配置する工程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスピーカ装置において、スクリーンスピーカと外フレームとを補強部材を用いて接合した状態を部分的に示す平面断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスピーカ装置において、スクリーンスピーカと外フレームとを調節部材を用いて位置調節をした状態を部分的に示す平面断面図である。 本発明のスピーカ装置に用いられる外フレームの変形例を示す図である。 本発明のスピーカ装置に用いられる外フレームの変形例を示す図である。 本発明の変形例を示す図であり、補強体を配置すると共に、配線を中空部内に収容した場合を示す図である。
符号の説明
10,50,60,70…スピーカ装置
12…外フレーム
12a…表面(表側の面)
12b…中空部
12c…背面部
14…枠フレーム
15…仕切フレーム
16a,16b,16c,16d…開口領域
17…抜け穴
20,52…スクリーンスピーカ
21a…枠用ネジ穴
21b…外用ネジ穴
22…スクリーン(振動板)
23…ネジ
24…支持体(フレーム)
30…枠体
31…開口部
38…磁気回路(駆動体の一部)
39…充填部材
40…位置決め部材
62…補強部材(受止部)
72…調節部材
80…溝部
81…凹状部
82…開口端
84…補強体
85…配線
A…隙間
B…段差

Claims (27)

  1. 振動板と、
    上記振動板を表裏方向に振動させるための駆動体と、
    上記振動板を支持するために、上記振動板の裏側に配置される支持体と、
    を備えるスクリーンスピーカを1つのユニットとし、複数の上記スクリーンスピーカを保持することが可能な複数の開口領域を有する外フレームの上記開口領域に当該スクリーンスピーカをそれぞれ配置し、かつ上記スクリーンスピーカの少なくとも2辺を上記外フレームに接合することを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記支持体は、その外側部分に配置される枠形状を有する枠体を備えていることを特徴とする請求項1記載のスピーカ装置。
  3. 前記外フレームは、
    その外側部分に配置される枠形状を有する枠フレームと、
    該枠フレームによって囲まれた内側領域を格子状に区分する仕切フレームと、
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のスピーカ装置。
  4. 前記振動板は、前記支持体の外形寸法と同一、もしくは縦方向および横方向のそれぞれの寸法が前記支持体の寸法よりも2mmの範囲内で小さく形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  5. 前記スクリーンスピーカを前記外フレームの前記開口領域に配置した状態では、前記開口領域を囲む面と前記スクリーンスピーカの外周面との間に、縦方向および横方向のそれぞれにおいて1mm以内の隙間が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  6. 前記振動板は、前記支持体の外形寸法より大きく形成され、前記支持体が前記振動板を支持した状態では、該振動板は前記支持体の外周面より外側にはみ出しており、そのはみ出し量は、前記枠フレームおよび前記仕切フレームにおける短手方向の幅寸法の半分以上であることを特徴とする請求項3または5記載のスピーカ装置。
  7. 前記外フレームにおける表側の面は平面形状を呈しており、当該表側の面と、該外フレームと隣接して配置される前記スクリーンスピーカの前記振動板との間には、奥行方向の段差が形成され、当該段差の大きさは1mm以内であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  8. 前記支持体における縦方向および横方向の各辺の長さ寸法は、前記外フレームにおける前記開口領域の縦方向および横方向の各辺の長さ寸法よりも、それぞれ2mmの範囲内で小さく形成され、前記開口領域に前記支持体を配置させて前記支持体と前記外フレームとの間に形成される隙間に充填部材を配置したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  9. 前記枠体のうちの少なくとも対向する2つの端面と、それらの外側に隣接して配置される前記外フレームとを、前記枠体が前記外フレームの側に向かって引っ張られるようにネジ止めし、もしくはネジと締結用金具を用いて締結することを特徴とする請求項2から8のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  10. 前記外フレームの断面形状は、内部に中空部を有する四角形の筒形状を呈していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  11. 前記外フレームの断面形状は、凹状の溝部が形成された凹状部の両開口端が内側に向かって所定の長さだけ折れ曲がった形態を有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  12. 前記外フレームの断面形状は、凹状の溝部が形成された凹形状を呈していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  13. 前記外フレームの背面側には略矩形状の形態を有する背面部が設けられ、該背面部には、表裏方向に向かって貫通する抜け穴が設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  14. 前記中空部もしくは前記溝部を有する前記外フレームの肉厚を2mm以上8mm以下としたことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  15. 正面視した場合の前記枠フレームおよび仕切フレームの短手方向の幅寸法は20mm以上150mm以下であることを特徴とする請求項10から14のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  16. 前記枠体のうちの少なくとも対向する2つの端面に設けられる枠用ネジ穴と、それらの外側に隣接して配置される前記外フレームに設けられる外用ネジ穴とが合わさるように、前記スクリーンスピーカを前記開口領域内に配置して、前記外フレームの中空部もしくは溝部から、上記枠用ネジ穴および外用ネジ穴にネジを螺入することによって、前記スクリーンスピーカを前記外フレームに固定することを特徴とする請求項10から15のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  17. 前記外フレームは、前記開項領域に配置される前記スクリーンスピーカの外周縁近傍をその裏側において受け止める受止部を有し、該受止部は少なくとも前記スクリーンスピーカの対向する2辺の裏側を受け止めるように設けられており、上記受止部と前記スクリーンスピーカをネジ止めすることにより、前記スクリーンスピーカが前記外フレームに固定されることを特徴とする請求項10から16のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  18. 前記外フレームにおける裏側の面と、該外フレームと隣接して配置される前記スクリーンスピーカの外周部近傍における裏側の面との奥行方向における互いの位置を位置決めすることが可能な位置決め部材を前記スクリーンスピーカにおける少なくとも対向する2箇所に設けたことを特徴とする請求項7記載のスピーカ装置。
  19. 前記外フレームにおける裏側の面と、該外フレームと隣接して配置される前記スクリーンスピーカの外周部近傍における裏側の面との奥行方向における互いの位置を位置調節することが可能な調節部材を前記スクリーンスピーカにおける少なくとも対向する2箇所に設けたことを特徴とする請求項7記載のスピーカ装置。
  20. 前記位置決め部材もしくは前記調節部材により、前記段差が0.5mm以内に矯正されることを特徴とする請求項18または19記載のスピーカ装置。
  21. 前記位置決め部材および前記調節部材は、前記外フレームおよび前記スクリーンスピーカに対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項18または19記載のスピーカ装置。
  22. 前記外フレームを構成する材料と、前記支持体および前記振動板を構成する材料との熱膨張率の差が50%以内であることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  23. 前記外フレームを構成する材料と、前記支持体および前記振動板を構成する材料との湿度による膨張率の差が50%以内であることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  24. 前記外フレームを構成する材料は、前記支持体および前記振動板を構成する材料と主成分を同一とすることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  25. 前記外フレーム、前記支持体および前記振動板を構成する材料はアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1から21のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  26. 前記外フレームの前記中空部もしくは溝部に前記駆動部に接続される配線を収容したことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項記載のスピーカ装置。
  27. 前記枠フレームを構成する4辺のうちの少なくとも1辺の裏面側に、略直方体形状の補強体を配設したことを特徴とする請求項3から23のいずれか1項記載のスピーカ装置。
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